JP5398035B2 - 携帯電子機器 - Google Patents
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Description
以上が、普遍的に存在する機器筐体総厚の薄型化を推し進める際の基本課題であり、当然であるが、剛性、幾何構成と共に前記した筐体に要求される機能も両立しなくてはならない。
従来筐体構成では、加飾、デザインを含む外観面の形成及び複雑形状の製造が容易となる理由から樹脂(高分子)、マグネシウムなど型成型で製造していた。これは、機器総厚の仕様が樹脂性の筐体でも、筐体構成面及び筐体全体の剛性を確保できるものであったからである。
前記した筐体に要求される機能には、デザイン外観面、内装側形状及び他の機器モジュールとの連結形状などの複雑形状の形成があり、これら形状のすべてを金属板金のプレス加工で形成することは不可能である。さらに、嵌合フックが、金属製フックと金属製フックとの組み合わせでは、嵌合作業及び解除作業での可撓性不足、嵌合面の寸法調整難などの問題が懸念される。また、携帯電子機器が無線機能を有する場合、アンテナと金属板金筐体とを重複させるとアンテナ特性は劣化するので、アンテナ範囲及びその近傍は、樹脂性の筐体とする必要がある。
以上から、特許文献3記載の筐体構成は、クランク形状の金属板金筐体により、剛性の確保及び筐体構成面の薄肉化を可能とし、樹脂筐体により複雑形状の形成及びアンテナ特性の妨害を回避している。
以上が、従来技術からなる筐体構造における携帯機器薄型化の問題である。
また、上記目的を達成するための本発明の第2の態様は、枠形状に形成された樹脂構造体と、前記筐体に設けられる第1の金属板金と、を有する携帯電子機器であって、前記第1の金属板金は凹みを有し、当該凹み形状の周りに平坦部を設け、当該平坦部の少なくとも1端辺にフック形状が設けられており、前記樹脂構造体に第2の金属板金が設けられるとともに、前記樹脂構造体の表面には表示部が設けられ、前記第2の金属板金は、前記第1の金属板金よりも前記樹脂構造体の表面とは反対側の当該樹脂構造体の裏面に近い側に配置され、前記第2の金属板金は、凹み形状を有し、当該凹み形状の周り平坦部を設け、当該平坦部の少なくとも1端辺にフック形状が設けられていることを特徴とする携帯電子機器である。
薄型化、小型化が要求される携帯電子機器においては、筐体に内蔵される電気部品の小型化と共に、機器筐体の総厚及び筐体を構成する各面の肉厚の薄型化も必要となる。しかし、筐体を薄型化することにより、筐体に求められる機能を損なうことは許容されるものではない。本発明は、携帯電子機器の薄型化を可能とするとともに筐体として要求される機能も具備する筐体構造に関するものである。
この筐体へ要求される機能を具備し、かつ薄型とするには、従来筐体の構成を踏襲し、厚さ寸法を単純に縮小したのみでは不可能である。
図1を参照すると、本実施例に係る携帯電子機器の全体が示されている。本実施例に係る携帯電子機器(以下、単に「携帯電子機器」と呼ぶこともある)は、大まかに分けて、表示部側モジュール1と操作部側モジュール2と、これらを繋ぐヒンジ機構3とからなる。なお、図1に示す携帯電子機器は、本発明を折り畳み式の携帯機器に適用したものであるが、本発明はこれに限定されない。
内蔵部品23の主なものは、フロント板金筐体7の内面と、リア内装板金筐体15又はリア外装板金筐体14の内面との間に実装される。
以上が、本発明の実施例の構成である。
フロント板金筐体7の内面に電気部品が実装された主FPC(フレキシブルプリント基板)23を両面接着テープ等で貼付固定し、フロント板金筐体7の外面の矩形状窪み9へ表示デバイスを収納、保持する。
上記実施例のアセンブリ筐体6においては、その構成内に3枚の金属板金製筐体を持ち、各板金筐体の断面形状は、単純な平板形状ではなく、クランク形状、L字形状になっている。
筐体製造に成型を用いる樹脂(高分子)、マグネシウム材料は、成型性から0.5mm程度が限界であり、本実施例の0.3mmステンレス材からなる金属板金筐体は、樹脂製筐体と比べ優に薄肉筐体構成面が製造可能であり、機器筐体の総厚を薄型化する。
従来技術の筐体構成では、その図7,8,9に示すよう、フロント筐体とリア筐体とが接する境界面は側面にあり、この境界面に嵌合を補強するフックを設けている。フックは互いに係合し合う形状でなくてはならないので、リア筐体フック基部、フロント筐体係合部、リア筐体係合部、フロント筐体フック基部の構成になり、この各層の肉厚合計がアセンブリ筐体総厚の減少を阻むものになっていた。
クランク形状の金属板金製筐体を外観面にすることは、携帯機器の仕様上、許容できないと前記したが、上記実施例でのリア筐体5は、外観面となる板金筐体と非外観面となる板金筐体の2枚構成にすることにより、単一部品では共存できない剛性及び外観面の要求機能を分離させ問題を解決している。
以上が、本発明における携帯電子機器筐体構造の効果である。
外装用の第1の金属板金と、内装用の第2の金属板金と、枠形状の樹脂構造体と、を具備する筐体を有する携帯電子機器であって、
前記第1の金属板金と前記第2の金属板金とが、前記樹脂構造体を挟んで接合されており、前記第2の金属板金は、端部がクランク形状であり、
前記第2の金属板金のクランク形状が、前記樹脂構造体の枠形状の内側に設けられている、
ことを特徴とする携帯電子機器。
前記筐体の表面には表示部が設けられており、
前記第1の金属板金は、端部がL字形状であり、かつ、
前記筐体の表面とは反対側の当該筐体の裏面に設けられている、
ことを特徴とする付記1に記載の携帯電子機器。
前記筐体に機械的に締結される第3の金属板金を更に有し、
前記筐体及び前記第3の金属板金がなす構造は、箱形であることを特徴とする付記1又は2に記載の携帯電子機器。
前記第3の金属板金は、スペーサを挟んで前記筐体にネジ締結されることを特徴とする付記3に記載の携帯電子機器。
前記スペーサは、ナットであることを特徴とする付記4に記載の携帯電子機器。
前記第3の金属板金は、前記第2の金属板金を挟んで前記第1の金属板金と反対側の位置に、前記第2の金属板金に固定されることによって、前記筐体に機械的に締結されることを特徴とする付記3から5のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
前記第3の金属板金は、端部がクランク形状であり、中央部が凹み形状であり、全体としてバスタブ形状であることを特徴とする付記3から6のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
前記第3の金属板金は、一端部がアンカー形状であることを特徴とする付記3から7のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
前記第1の金属板金と前記第2の金属板金との接合は、熱圧着材により結合したものであることを特徴とする付記1から8のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
前記第2の金属板金のクランク形状が、前記樹脂構造体の枠形状に当該樹脂構造体の内側から掛けられることを特徴とする付記1から9のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
前記第2の金属板金のクランク形状の基端部が、当該クランク形状の末端部よりも前記第1の金属板金に近接していることを特徴とする付記1から10のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
2 操作部側モジュール
3 ヒンジ機構
4 フロント筐体
5 リア筐体
6 アセンブリ筐体
7 フロント板金筐体
8 フロント樹脂筐体
9 表示デバイス収納部
10 スクリーン
11 スクリーン貼付面
12 表示デバイス収納部天面
13 フランジ
14 リア外装板金筐体
15 リア内装板金筐体
16 リア樹脂筐体
17 ナット
18 熱圧着材
19 (リア内装板金筐体)開口部
20 締結ねじ
21 (フロント板金筐体)フック形状
22 (リア樹脂筐体)フック形状
23 内蔵部品
24 (フロント板金筐体)コ字形状
25 (フロント板金筐体)L字形状
26 (フロント板金筐体)貫通孔
28 (フロント樹脂筐体)ヒンジ形状
29 (リア樹脂筐体)ヒンジ形状
30 (リア樹脂筐体クランク形状)対応形状
31 (リア内装板金筐体とリア樹脂筐体間)クリアランス
Claims (6)
- 枠形状に形成された樹脂構造体と、前記筐体に設けられる第1の金属板金と、を有する携帯電子機器であって、
前記第1の金属板金は凹みを有し、当該凹み形状の周りに平坦部を設け、当該平坦部の少なくとも1端辺にフック形状が設けられており、
前記樹脂構造体の内側に突起を設け、当該樹脂構造体の突起と、前記第1の金属板金のフック形状とが互いに嵌合していることを特徴とする携帯電子機器。 - 前記第1の金属板金において、前記フック形状が形成されている1端辺と対向する前記平坦部の端辺には、フランジが形成されていることを特徴とする請求項1記載の携帯電子機器。
- 前記第1の金属板金の凹みが、表示部を収容するように矩形状とされていることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯電子機器。
- 枠形状に形成された樹脂構造体と、前記筐体に設けられる第1の金属板金と、を有する携帯電子機器であって、
前記第1の金属板金は凹みを有し、当該凹み形状の周りに平坦部を設け、当該平坦部の少なくとも1端辺にフック形状が設けられており、
前記樹脂構造体に第2の金属板金が設けられるとともに、前記樹脂構造体の表面には表示部が設けられ、
前記第2の金属板金は、前記第1の金属板金よりも前記樹脂構造体の表面とは反対側の当該樹脂構造体の裏面に近い側に配置され、
前記第2の金属板金は、凹み形状を有し、当該凹み形状の周り平坦部を設け、当該平坦部の少なくとも1端辺にフック形状が設けられていることを特徴とする携帯電子機器。 - 前記第2の金属板金において、前記フック形状が形成されている1端辺と対向する前記平坦部の端辺には、フランジが形成されていることを特徴とする請求項4記載の携帯電子機器。
- 前記第1の金属板金の凹み形状と、前記第2の金属板金の凹み形状とは、同一の方向に凹んでいることを特徴とする請求項4又は5記載の携帯電子機器。
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