JP5398035B2 - 携帯電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電子機器に関し、特に、筐体構造の薄型化に関する。
本発明の対象となる携帯電子機器は、使用者自身が機器を携帯し使用するものである。機器の携帯方法は、衣服のポケットやバッグへの収納、機器専用ホルダーの腰、胸などへの装着、ストラップで首から吊るす方法などがある。いずれの携帯方法にしろ、収納性及び利便性の向上から、携帯電子機器の薄型化、小型化の要求は、常に内包するものである。
機器全体の薄型化を可能とする手段として、内蔵部品厚さの薄型化ともに筐体を構成する面の薄肉化が挙げられる。これら機器を構成する部品の幾何学的な厚さ減少の結果、機器全体が薄型化する。だが、従来技術の筐体構成、材料、製造方法のままで、単純に総厚の減少、筐体構成面の薄肉化を適用すれば、筐体に要求される重要機能の剛性は必然的に損失する。
さらに、ここで留意する点として、薄型機器におけるアセンブリ筐体全体剛性は、各筐体構成面の剛性のみにより決定されるものではないことである。これは、フロント筐体とリア筐体とは、締結ねじ、嵌合フック、リブ等による相互拘束により、完全ではないが両者は、ほぼ一体化したものと見なすことができ、この一体化した状態のアセンブリ筐体の全体剛性は、筐体総厚の約3乗に比例するためである。
さらに、アセンブリ筐体の全体剛性の値は、筐体総厚に関係なく、内装電子部品の強度から要求されるものである。これから携帯機器の薄型化では、アセンブリ筐体を構成する各筐体単品の剛性及び各筐体構成面の剛性のみでなく、アセンブリ筐体の全体剛性の確保が重要となる。
剛性の課題ともに、筐体構成面の肉厚には、筐体製造上の課題が存在する。従来の携帯電子機器筐体の材料としては、樹脂、アルミ、マグネシウム、ステンレスなどが挙げられる。各材料から作製される部品の薄肉形状の肉厚寸法限度は、部品製造に成型を用いる樹脂(高分子)、マグネシウムは、その成型性から0.5mm程度が限界となり、アルミ、ステンレスでは、圧延板材を素材としプレス成型加工を用いるのならば0.1mm程度まで可能となる。
これら、筐体使用材料からくる製造限界厚さの問題は純粋な幾何の問題であり、解決は不可能なものである。
以上が、普遍的に存在する機器筐体総厚の薄型化を推し進める際の基本課題であり、当然であるが、剛性、幾何構成と共に前記した筐体に要求される機能も両立しなくてはならない。
では、これら携帯機器薄型化の課題に対する既存技術の対処方法を見てみる。
従来筐体構成では、加飾、デザインを含む外観面の形成及び複雑形状の製造が容易となる理由から樹脂(高分子)、マグネシウムなど型成型で製造していた。これは、機器総厚の仕様が樹脂性の筐体でも、筐体構成面及び筐体全体の剛性を確保できるものであったからである。
この従来筐体構成から、筐体構成面の肉厚を減少させる方法として、筐体構成に金属製板金を追加する方法がある。例えば、特許文献1記載の技術では、樹脂性の筐体へ金属性の補強板金を一体に形成することにより、薄型化及び小型化が可能であるとしている(特許文献1の図2等参照)。
樹脂とステンレス等の金属板金とのヤング率(材料物性値の弾性係数)の差分から、樹脂筐体の肉厚を減少させても、筐体剛性を確保することは可能であり、構成面の肉厚減少及び電気部品実装空間の拡大が可能となる。しかし、特許文献1に記載の手段では、以下の理由から薄型化の限界へ容易に達してしまう。
特許文献1の図2に示された補強板4は、図から判断すれば平板形状であり、平板形状の断面二次モーメントは、板金加工品における同一面積の断面形状内で最小のものとなる。断面二次モーメントは、断面形状に依存する曲げ難さを表す値であり、曲げ変形時に断面直交方向へ引張も圧縮しない中立軸からの距離の2乗と断面積との積の総和で求まる。この断面二次モーメントの値を増加させるのは、中立軸からの距離を取ることと中立軸から離れた箇所の面積を増加させることである。これから単なる平板形状では、断面二次モーメントの値は小さいものとなる。
また、同じく特許文献1の図2に示された補強板電磁波シールド12は、箱状になっており、平板形状より剛性は高まるが、筐体下2と一体成型されている筐体構成面の肉厚は、シールド板金肉厚と樹脂筐体肉厚とを合わせたものになり、樹脂筐体成型時の限界肉厚から、筐体構成面の薄肉化がネックとなる。ゆえに、特許文献1記載の技術は、従来の樹脂筐体構成へ金属補強板金を追加するが、金属板金の剛性を有効に使わなく、金属板金と樹脂との重層構成は、筐体構成面のさらなる薄肉化の観点からすると中途半端であることは否めない。
これに対して、特許文献2に記載の技術では、金属板金のみで筐体を構成している。特許文献2では、特許文献2の図7を参照すると、薄肉の金属材により形成された外装用のアウターハーフ20と内装用のインナーハーフ21とを相対する内側面と外側面とを接着材22により接合し筐体ハーフ4を構成している。アウターハーフ20及びインナーハーフ21とも、その断面形状は、天面と側面からなる概略L字形状をしており、平板形状より断面二次モーメントが大きく、金属筐体の剛性を高めている。
しかし、L字断面形状を踏襲し、機器の薄型化を進めるのは難しい。これは、断面二次モーメントの性質(定義)からL字形状を見ると、L字形状の中立軸は天面近くに位置し、天面は面積大であるが中立軸との距離が小さく、側面先端は中立軸との距離は大きいものの面積小となり、薄い筐体総厚の中で剛性を確保する筐体断面形状としては効率の良いものではないからである。これから、特許文献2に記載の技術は、単に従来筐体構成を金属板金に置き換えたものであり、さらなる薄型化、かつ剛性の確保を求めるならば、不十分な形状、構成と言える。
また、金属板金筐体のみで携帯機器筐体を構成することは、以下の問題を有する。
前記した筐体に要求される機能には、デザイン外観面、内装側形状及び他の機器モジュールとの連結形状などの複雑形状の形成があり、これら形状のすべてを金属板金のプレス加工で形成することは不可能である。さらに、嵌合フックが、金属製フックと金属製フックとの組み合わせでは、嵌合作業及び解除作業での可撓性不足、嵌合面の寸法調整難などの問題が懸念される。また、携帯電子機器が無線機能を有する場合、アンテナと金属板金筐体とを重複させるとアンテナ特性は劣化するので、アンテナ範囲及びその近傍は、樹脂性の筐体とする必要がある。
これから、金属板金製筐体と樹脂製筐体とを一体成型などにより結合させ、互いに筐体要求機能を補完しあう筐体構成を、特許文献3が示している(例えば、特許文献3の図5等参照)。さらに、特許文献3においては、金属板金製筐体の剛性向上を狙う断面形状を成している。特許文献3の図5に示される表示部側フロントケース板金部2a及び操作部側フロントケース板金部3aの断面形状は、概略、「クランク形状」になっている(操作部側フロントケース板金2a部は、フランジ端に最外側面をも追加している。)。
「クランク形状」は、中立軸が側面中央付近に位置し、両端の段差を有する面は中立軸からの距離が大きいと共に面積も大であることから、L字形状と比較し、断面二次モーメントを効率よく増加、又は維持することが可能である。
以上から、特許文献3記載の筐体構成は、クランク形状の金属板金筐体により、剛性の確保及び筐体構成面の薄肉化を可能とし、樹脂筐体により複雑形状の形成及びアンテナ特性の妨害を回避している。
しかし、特許文献3からの、さらなる携帯機器の薄型化を求める場合、表示部側リアカバー1は、従来筐体技術と同様、樹脂製筐体であり、その構成面厚さは、樹脂成型厚の限界を有してしまう。特許文献2及び特許文献3の操作部側リアカバー4は、金属板製金筐体で構成するが、特許文献2の図7、特許文献3の図5が示すよう、その断面形状は、L字形状である。L字形状は、金属板金をデザイン曲面として形成したものであるため外観面への使用は可能であるが、クランク形状の場合、クランク形状をした金属板金を直接、露出させデザイン外観面とすることは、機器の仕様上、許容できるものではない。
特許文献3記載の表示部側フロントケース板金部2aは、表示デバイス保護を目的とするスクリーン7が、操作部側フロントケース板金部3Aは、キー操作部10が、クランク形状の金属板金筐体を隠蔽するため、クランク形状板金筐体の使用を可能としている。したがって、スクリーンなどの隠蔽物が存在しない側において、L字形状と比較し薄型化と剛性確保が可能となるクランク形状の金属板金筐体と、デザイン外観面との両立が課題となる。
この課題に対して、例えば、クランク形状の天面と同一面となるよう樹脂筐体と一体成型するならば、天面以外のクランク形状の範囲は、樹脂筐体に埋め込まれ隠蔽させることができるが、金属板金筐体のプレス成型の寸法精度及び樹脂型内での金属板金筐体の位置精度の問題から、露出板金と樹脂との境界は不安定なものとなり、これも外観面とすることはできない。
これらから、従来と比較し、さらなる薄型化を携帯機器に望む場合、従来既存技術及び先願広報での材料、構成、製造方法では、携帯使用を可能とする筐体必要剛性の確保、デザイン外観面及び複雑形状の形成、及び量産性のすべてを同時に満足させることができない。
以上が、従来技術からなる筐体構造における携帯機器薄型化の問題である。
特開2000−151132号公報 特開2003−133752号公報 特開2007−060249号公報
本発明は、上記実情に鑑みて、携帯電子機器に要求される筐体要求機能を確保するとともに、携帯電子機器の薄型化を可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、枠形状に形成された樹脂構造体と、前記筐体に設けられる第1の金属板金と、を有する携帯電子機器であって、前記第1の金属板金は凹みを有し、当該凹み形状の周りに平坦部を設け、当該平坦部の少なくとも1端辺にフック形状が設けられており、前記樹脂構造体の内側に突起を設け、当該樹脂構造体の突起と、前記第1の金属板金のフック形状とが互いに嵌合していることを特徴とする携帯電子機器である。
また、上記目的を達成するための本発明の第2の態様は、枠形状に形成された樹脂構造体と、前記筐体に設けられる第1の金属板金と、を有する携帯電子機器であって、前記第1の金属板金は凹みを有し、当該凹み形状の周りに平坦部を設け、当該平坦部の少なくとも1端辺にフック形状が設けられており、前記樹脂構造体に第2の金属板金が設けられるとともに、前記樹脂構造体の表面には表示部が設けられ、前記第2の金属板金は、前記第1の金属板金よりも前記樹脂構造体の表面とは反対側の当該樹脂構造体の裏面に近い側に配置され、前記第2の金属板金は、凹み形状を有し、当該凹み形状の周り平坦部を設け、当該平坦部の少なくとも1端辺にフック形状が設けられていることを特徴とする携帯電子機器である。
本発明によれば、携帯電子機器に要求される筐体要求機能を確保するとともに、携帯電子機器の薄型化が可能となる。
本発明の実施例に係る携帯電子機器の全体を示す全体図である。 本発明の実施例に係る携帯電子機器のフロント方向から見た筐体モジュールを示す分解図である。 本発明の実施例に係る携帯電子機器のリア方向から見た筐体モジュールを示す分解図である。 本発明の実施例に係る携帯電子機器の断面図(A−A断面)である。 本発明の実施例に係る携帯電子機器の断面図(B−B断面)である。 本発明の実施例に係る携帯電子機器のフロント板金筐体形状を示す図である。
以下に実施例を用いて本発明の特徴を述べる。
薄型化、小型化が要求される携帯電子機器においては、筐体に内蔵される電気部品の小型化と共に、機器筐体の総厚及び筐体を構成する各面の肉厚の薄型化も必要となる。しかし、筐体を薄型化することにより、筐体に求められる機能を損なうことは許容されるものではない。本発明は、携帯電子機器の薄型化を可能とするとともに筐体として要求される機能も具備する筐体構造に関するものである。
筐体に求められる機能には、落下衝撃、曲げ、ねじり等の外力から内蔵部品の破壊を防止する剛性とともに、加飾性を含むデザイン外観面及び内蔵部品と相互作用(接触による拘束、非接触による荷重の非伝播、組み立てでの非干渉、等)をする形状、機器全体を構成する他モジュールとの連結形状などの形状の形成がある。
さらに、これらの機能を有する筐体の製造は、量産可能な方法でなくてはならない。
この筐体へ要求される機能を具備し、かつ薄型とするには、従来筐体の構成を踏襲し、厚さ寸法を単純に縮小したのみでは不可能である。
本実施例は、これらの筐体要求機能を確保するとともに、薄型化を可能にするものであり、その特徴は、筐体を単一の材料、単一品で構成するのではなく、複数の材料、複数品から構成することであり、異なる材料の物性値、製造上の特性及び外観面と非外観面に要求かつ許容される機能の差分を利用することである。
以下、図1ないし6を参照して本実施例の構成について説明する。図1は本実施例に係る携帯電子機器の全体図、図2,3は、フロント方向及びリア方向から見た対象筐体モジュールの分解図、図4,5は断面図、図6はフロント板金筐体形状を示す。
実施例の説明に用いる携帯電子機器は、表示部側モジュール1及び操作部側モジュール2の2個のモジュールからなり、中央で自由回動するヒンジ機構3で連結され、各モジュールの機器筐体は、嵌合、分解可能な複数の部品から成り、筐体内部に電気部品が実装されたFPC(フレキシブルプリント基板)、PWB(プリント基板)及び各種デバイスが内蔵される。
分割構成される各筐体をそれぞれフロント筐体4、リア筐体5と記述し、フロント筐体4とリア筐体5が嵌合した状態をアセンブリ筐体6とする。
フロント筐体4は、板金製のフロント板金筐体7と、樹脂製のフロント樹脂筐体8から構成され、フロント板金筐体7外周の1辺端部がフロント樹脂筐体8に埋め込まれ両者は結合し、一体化する。
フロント板金筐体7には、通信内容、情報、操作案内等を表示する表示デバイス(LCDなど)を収納する矩形状の窪みが形成されおり、表示デバイス収納部9の周囲は、表示デバイスを保護するスクリーン10の貼付面11になる。したがって、フロント板金筐体7は、中央部がへこみ形状となっている。
表示デバイス収納部9の天面12とスクリーン貼付面11は段差となる。そして、フロント板金筐体7の断面形状は、図4,5に示すように、「クランク形状」(クランク道路からの類推であり、本明細書では、直角の狭いカーブが二つ接近して繋がっている形及び類似形状を指すものとする。また、クランク形状の外周側面をフランジ13と記す。)となる。したがって、フロント板金筐体7は、全体としてバスタブ形状となっている。フロント板金筐体7をこのような形状とすることによって、他の部材(本実施例ではLCDや有機ELディスプレイ等の表示デバイス)の収納を効率的に行うとともに、高い剛性も確保することができる。
表示面とは逆側のリア筐体5は、金属板金製のリア外装板金筐体14、リア内装板金筐体15及び樹脂製のリア樹脂筐体16から構成され、リア内装板金筐体15には、締結雌ねじのナット17が接合されており、3個の構成筐体は、熱圧着材18により結合され、一体のリア筐体5となる。
リア外装板金筐体14は、外観面となる天面と3辺の側面からなり、リア筐体の背面を覆い、その断面形状は、図3,4に示すよう、概略L字形状になっている。
リア樹脂筐体16は、概略ロ字状の形状をしており、3辺はリア筐体の側面になり、1辺は外観面となる天面及び側面になる形状をしている。
リア内装板金筐体15は、4辺がクランク形状になっており、天面には、内蔵部品との干渉防止から開口部19が設けられている。
リア樹脂筐体16の3辺の側面及び天面の端部が、リア方向からリア外装板金筐体14に、フロント方向からリア内装板金筐体15のクランク部に挟まれるように3個の構成筐体は組み立てられ、熱圧着材18で結合される。
以上が、フロント筐体4、リア筐体5の個々の構成及び形状の特徴であるが、これらのフロント筐体4及びリア筐体5が、締結、嵌合された本実施例でのアセンブリ筐体6は、筐体要求機能から見ると、以下の特徴を持つ。
アセンブリ筐体6は、3枚の板金筐体を構成内に持ち、各板金筐体の断面形状は、単純な平板形状ではなく、クランク形状、L字形状になっており、各板金筐体は、アセンブリ筐体6内でフロント側の端部とリア側の端部に間隔を取って配置され、締結ねじ20により結合され一体の箱状の構造体となる。これがアセンブリ筐体剛性の基本となる。
さらに、アセンブリ筐体6は、金属板金のみで構成されることはなく樹脂筐体を構成内に持ち、金属板金からの製造では困難となるデザイン外界面、内装形状及び他モジュールとの連結形状などの形状を形成している。
また、アセンブリ筐体状態において、リア筐体5の側面内周にフロント筐体4が収まり、フロント板金筐体フランジに設けられたフック形状21とリア樹脂筐体側面内側に設けられたフック形状22が、嵌合フックを形成するのも本実施例での特徴である。
以上に本実施例の特徴を説明したが、以下、さらに図面を参照しながら本実施例の細部について説明する。
図1を参照すると、本実施例に係る携帯電子機器の全体が示されている。本実施例に係る携帯電子機器(以下、単に「携帯電子機器」と呼ぶこともある)は、大まかに分けて、表示部側モジュール1と操作部側モジュール2と、これらを繋ぐヒンジ機構3とからなる。なお、図1に示す携帯電子機器は、本発明を折り畳み式の携帯機器に適用したものであるが、本発明はこれに限定されない。
図2を参照すると、表示部側モジュール1を分解してフロント方向から見た分解図が示されており、また、図3を参照すると、同じく表示部側モジュール1を分解してリア方向から見た分解図が示されている。また、図4を参照すると、図1のA−A断面が示されており、図5を参照すると、図1のB−B断面が示されている。以下、主に図2と図3を参照しながら、本実施例に係る携帯電子機器について説明する。
携帯電子機器のアセンブリ筐体6は、フロント筐体4、リア筐体5の2筐体に分割され、アセンブリ筐体6及びスクリーン10により構成される空間へ電気部品を実装したFPC(フレキシブルプリント基板)及び各種デバイス(内蔵部品23)が内蔵される。
フロント(リア)方向から見た場合、フロント筐体4は、フロント板金筐体7範囲とフロント樹脂筐体8範囲に区分できる。すなわち、フロント筐体4は、板金製のフロント板金筐体7と樹脂性のフロント樹脂筐体8から構成され、フロント板金筐体7外周の1辺端部がフロント樹脂筐体8に埋め込まれ両者は結合、一体化する。
実施例のフロント板金筐体7は、厚さ0.3mmのステンレス製板金をプレス成型で製造し、これを樹脂筐体金型内へ設置、溶融樹脂を射出、成型し、フロント樹脂筐体8と一体成型(インサート成型)する。
フロント板金筐体7には、通信内容、情報、操作案内等を表示する表示デバイスを収納、保持する矩形状の窪みが形成されており(表示デバイス収納部9)、矩形窪みの周囲の面は、表示デバイスの表示面を保護するスクリーン10の貼付面となる。したがって、フロント板金筐体7は、中央部がへこみ形状となっている。
表示デバイス収納部9の天面と周囲のスクリーン貼付面とは段差となる。そして、フロント板金筐体7の断面形状は、図4,5に示すように、「クランク形状」(クランク道路からの類推であり、本明細書では、直角の狭いカーブが二つ接近して繋がっている形及び類似形状を指すものとする。また、クランク形状の外周側の面とフランジ13と記す。)となる。したがって、フロント板金筐体7は、全体としてバスタブ形状となっている。フロント板金筐体7をこのような形状とすることによって、他の部材(本実施例ではLCDや有機ELディスプレイ等の表示デバイス)の収納を効率的に行うとともに、高い剛性も確保することができる。
フロント樹脂筐体8に埋め込まれるフロント板金筐体7の1辺端部形状を図6に示す。埋め込まれる箇所には、コ字形状24、L字形状25及び貫通孔26が存在し、樹脂との結合を強固なものにする。
フロント板金筐体7の外周でフロント樹脂筐体8に埋め込まれない辺は、板金肉厚端面が露出した状態となる。
フロント板金筐体7のフランジには、締結雄ねじの貫通孔とねじ頭を収納する凹部が存在する。
本実施例は、図1に示す様、折り畳み式の携帯機器を想定しており、フロント樹脂筐体は、折り畳みヒンジを構成する形状27を有している。
表示面とは逆側のリア筐体5は、金属板金製のリア外装板金筐体14、リア内装板金筐体15及び樹脂製のリア樹脂筐体16から構成され、リア内装板金筐体15は、締結雌ねじのナット17が接合されており、3個の構成筐体は、熱圧着材18により結合、一体化されリア筐体5となる。
リア外装板金筐体14は、外観面となる天面と3辺の側面からなり、リア筐体5の背面を覆い、その断面形状は、図4,5に示すよう、概略L字形状になっている。
リア樹脂筐体16は、一部外観面となる側面の3辺及び外界面となる天面と側面の1辺からなり、側面と天面端部に囲まれる範囲に天面は存在しなく開口部となっている。
リア樹脂筐体16の天面と側面とからなる箇所は、フロント樹脂筐体の折り畳みヒンジ形状28と共にヒンジを形成するヒンジ形状29を有している。
リア内装板金筐体15は、4辺がクランク形状になっており、天面は、内蔵部品との干渉防止から開口部19が設けられている。
リア内装板金筐体15の天面には、フロント筐体との締結雌ねじのナット17が4本、溶接により接合されている。
本実施例のリア外装板金筐体14及びリア内装板金筐体15は、厚さ0.3mmのステンレス製板金のプレス成型品を想定している。
リア筐体作成の熱圧着作業は、リア外装板金筐体14の天面と同程度の外周形状とリア内装板金筐体天面の開口部19に対応する開口形状を有する熱圧着材18を、リア板金筐体14天面の内面に置き、リア樹脂筐体16の3辺の側面及び天面の端部が、リア方向からリア外装板金筐体14に、フロント方向からリア内装板金筐体15のクランク部に挟まれるよう3個の構成筐体を組み立て、リア外装板金筐体14の内天面へリア樹脂筐体16の側面とリア内装板金筐体15の天面とを接着させるものである。
熱圧着後のリア筐体5をフロント(リア)方向から見た場合、リア外装板金筐体14とリア内装板金筐体15は重なり、その外周は、ほぼ一致し、板金筐体範囲とリア樹脂筐体16の天面範囲とは重ならず、リア外装板金筐体14天面とリア樹脂筐体16天面とがリア筐体5の外観天面を形成している。
リア外装板金筐体14の肉厚端面は、リア樹脂筐体16により隠蔽され、リア内装板金筐体15は完全にリア筐体5の内側に収まる。
また、リア樹脂筐体16には、リア内装板金筐体15のクランク形状段差と対応する形状30が有り、リア内装板金筐体15のクランク形状フランジ面と相対するリア樹脂筐体16の面との間には、クリアランス31が存在する。
以上が、フロント筐体4、リア筐体5の実施例であるが、フロント筐体4及びリア筐体5が締結、嵌合したアセンブリ筐体6の実施例を記す。
アセンブリ筐体6状態における、フロント筐体4とリア筐体5との形状関係は、フロント筐体4は、リア樹脂筐体16の側面の内周に収まり、リア樹脂筐体16側面の頂面(フロント面)がフロント板金筐体7のフランジ面よりフロント側へ突出し、スクリーン10表面と同面になる。
これから、フロント板金筐体7の樹脂に埋め込まれないフランジ外周肉厚端面は、リア樹脂筐体16の側面により隠蔽される。
リア内装板金筐体15に結合されているナット17と、フロント板金筐体のねじ貫通孔を通過する締結ねじ20により、フロント筐体4とリア筐体5は締結され、フロント板金筐体7及びリア外装板金筐体14、リア内装板金筐体15は一体の箱状の構造体となる。
また、フロント板金筐体7のフランジ外端はフック形状21を有し、リア樹脂筐体16側面内側のフック形状22と嵌合する。
次にアセンブリ筐体6と内蔵部品23との関係を記す。
内蔵部品23の主なものは、フロント板金筐体7の内面と、リア内装板金筐体15又はリア外装板金筐体14の内面との間に実装される。
この内蔵部品実装空間での最大厚さとなる範囲は、フロント板金筐体7のフランジとリア内装板金天面開口部19とが重複する範囲であり、その厚さは、フロント板金筐体7フランジ内面とリア外装板金筐体14天面内面との距離となる。
フロント樹脂筐体8とリア樹脂筐体16との間には、操作部側モジュール2へ接続するFPCが通過する空間が設けられている。
以上が、本発明の実施例の構成である。
以下に実施例での筐体モジュール組み立てを記す。
フロント板金筐体7の内面に電気部品が実装された主FPC(フレキシブルプリント基板)23を両面接着テープ等で貼付固定し、フロント板金筐体7の外面の矩形状窪み9へ表示デバイスを収納、保持する。
次に、表示デバイスからのFPCをフロント板金筐体の開口部から通し、内面の主FPCと接続する。リア筐体5にも、主FPCとばね端子により導通する電気部品が両面テープ等で保持固定されている。
次に、リア筐体5の側面内周に収まるようフロント筐体4を相対させ組み込み、フロント板金筐体フランジ外端のフック形状21とリア樹脂筐体側面内側のフック形状22とを嵌合させる。フロント筐体4、リア筐体5及び内蔵部品23を組み立てたら、フロント方向より、ねじ20を締結する。その後、フロント板金筐体7のフランジ面へスクリーン10を貼付する。
以下に上記実施例の特徴、構成に起因する効果を説明する。
上記実施例のアセンブリ筐体6においては、その構成内に3枚の金属板金製筐体を持ち、各板金筐体の断面形状は、単純な平板形状ではなく、クランク形状、L字形状になっている。
クランク形状は、前記した様、薄型化と断面二次モーメントの両立に対して有効な形状であり、金属板金筐体の単体剛性及び各筐体構成面の剛性の確保を可能にする。
アセンブリ筐体6では、クランク形状のフロント板金筐体7をフロント側の端部に、クランク形状のリア内装板金筐体15及びそれと熱圧着結合しているL字形状のリア板金筐体14をリア側の端部へ間隔を取って配置し、これら金属板金製筐体を、リア内装板金15のナット17により、直接、ねじ締結させ、一体の箱状の構造体としている。
間隔を取った配置と、ねじ締結による一体の構造体となることから、アセンブリ筐体6の全体剛性は、構成筐体の単体剛性の重ね合わせ以上の強固なものになる。これにより、アセンブリ筐体6総厚を従来機器以上に薄型化してもアセンブリ筐体6に要求される必要剛性の確保を可能にする。
次に、フロント筐体7、リア筐体8とも金属板金筐体の構成を有することによる幾何構成からの効果を記す。
筐体製造に成型を用いる樹脂(高分子)、マグネシウム材料は、成型性から0.5mm程度が限界であり、本実施例の0.3mmステンレス材からなる金属板金筐体は、樹脂製筐体と比べ優に薄肉筐体構成面が製造可能であり、機器筐体の総厚を薄型化する。
また、上記実施例のアセンブリ筐体の特徴である、リア筐体の側面内周にフロント筐体が収まり形状構成による薄型化の効果を記す。
従来技術の筐体構成では、その図7,8,9に示すよう、フロント筐体とリア筐体とが接する境界面は側面にあり、この境界面に嵌合を補強するフックを設けている。フックは互いに係合し合う形状でなくてはならないので、リア筐体フック基部、フロント筐体係合部、リア筐体係合部、フロント筐体フック基部の構成になり、この各層の肉厚合計がアセンブリ筐体総厚の減少を阻むものになっていた。
しかし、上記実施例では、リア樹脂筐体16側面をフロントへ延伸し、フロント筐体4、リア筐体5の境界面を側面でなくフロント面へ設けている。これにより、リア筐体係合部とフロント筐体フック基部とを概略並列に位置させ、係合フック構成の総厚の減少を可能としている。また、フロント側フックをフロント板金筐体7に設けることにより、成型筐体どうしのフックでは不可能なフック構成厚さが可能となる。
次に各筐体における上記実施例の効果を記す。
クランク形状の金属板金製筐体を外観面にすることは、携帯機器の仕様上、許容できないと前記したが、上記実施例でのリア筐体5は、外観面となる板金筐体と非外観面となる板金筐体の2枚構成にすることにより、単一部品では共存できない剛性及び外観面の要求機能を分離させ問題を解決している。
つまり、アセンブリ筐体6の内面側に位置し外観面機能を要求されないリア内装板金筐体15は、高剛性のクランク形状とし、リア外装板金筐体14は外観デザイン曲面となる形状にさせることにより、剛性の確保と機器仕様から要求される外観面機能を具備するものとなる。
なお、リア外装板金筐体14は、加飾機能である外観面用の構成部品であるが、断面形状はL字形状となる金属板金製部品であり、筐体へさらなる剛性を付加する効果もある。
このリア内装板金筐体15とリア外装板金14とによる複数構成は、リア筐体5の剛性向上のみでなく、以下の効果も有する。
リア内装板金筐体15に締結ねじのナット17を結合させるが、溶接、カシメのいずれの方法もリア内装板金筐体15天面の外面に結合の跡が残ってしまう。この結合跡をリア外装板金筐体14が隠蔽する。
また、リア筐体5の熱圧着においては、リア内装板金筐体15のクランク形状は、リア樹脂筐体16に内側から掛かる形状となり、熱圧着の引き剥がしに対しての抵抗となる。
さらに、リア樹脂筐体16の側面は薄肉のため成型時に内側に反る傾向を有する。この内反りとリア内装板金筐体15のクランク形状部とが干渉し、リア内装板金筐体15の剛性から、反りが矯正される。
なお、リア内装板金筐体15天面とリア外装板金筐体14の天面との重複範囲の肉厚は0.3mm以上となるが、リア内装板金筐体15の天面に開口部19を設けることによりリア外装板金筐体14の天面のみの範囲を形成するので、幾何構成における筐体構成面薄肉化の効果を減じることはない。
以上が、上記実施例における金属板金製筐体による構成の効果であるが、上記実施例の筐体構成は、樹脂性筐体を含むものであり、以下に、この樹脂性筐体の存在及び金属板金製筐体との構成による効果を記す。
フロント樹脂筐体8は、成型による製造から複雑形状の形成が可能であり、機器の他モジュールと連結するヒンジ構造の形状機能を具備することができる。
また、フロント樹脂筐体8は、結合箇所を除きフロント板金筐体7と重層することはなく、フロント板金筐体7の薄肉構成面を阻害することは無い。
フロント樹脂筐体8と共にリア樹脂筐体16の存在により、連結FPCとヒンジユニットを実装させるため中空構造となるヒンジ構造3を形成することが可能となる。
リア樹脂筐体16は、リア筐体側の嵌合フック形状22を具備することにより、嵌合フックは金属性フックと樹脂製フックの組み合わせになる。
これから、フックの嵌合及び解除で必要となる可撓性を樹脂製フック側に持たせることができ、樹脂型の改造から嵌合面の寸法調整は容易になる。
そして、リア樹脂筐体16天面範囲において、リア外装板金筐体14及びリア内装板金筐体15と重層することはなく、板金筐体の薄肉構成面を阻害することはない。
さらに、フロント樹脂筐体8とリア樹脂筐体16とが重複する範囲は、金属製板金筐体が存在しなく、連結する他モジュールの対応する位置へアンテナを設置すれば、アンテナ特性を妨害しない構成が可能となる。
また、金属板金製筐体の外周端エッジには、プレス成型の製造時に生じる鋭利なバリが存在し、また、板金肉厚が0.3mmと非常に薄いので、金属板製金筐体の外周端エッジが露出している状態は、危険なものとなる。が、この危険性に対しても樹脂性筐体を含む構成により対処できる。
断面図4,5に示すように、フロント板金筐体7のフロント樹脂筐体8に埋め込まれていない外周端エッジは、リア樹脂筐体16の側面により隠蔽され、リア外装板金筐体14の外周端エッジは、リア樹脂筐体16の段差に収まり、端エッジのバリをリア樹脂筐体16側にくるようプレス成型すれば、リア外装板金筐体14の外周端エッジも危険性の無いものとなる。
以上が、本発明における携帯電子機器筐体構造の効果である。
なお、上記実施例で示した構成は、あくまで本発明の説明を目的とする一例であり、上記実施例と異なる構成でも本発明を実施可能である。例えば、外装板金筐体、内装板金筐体及び樹脂筐体からなる筐体構成のフロント筐体への適用が考えられる。表示機能が大面積でない(例えば、複数の点光源)場合、フロント筐体にも実施例でのリア筐体構成を適用するならば、アセンブリ筐体合成はより強固なものになる。
上記の実施形態及びその変形例の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
外装用の第1の金属板金と、内装用の第2の金属板金と、枠形状の樹脂構造体と、を具備する筐体を有する携帯電子機器であって、
前記第1の金属板金と前記第2の金属板金とが、前記樹脂構造体を挟んで接合されており、前記第2の金属板金は、端部がクランク形状であり、
前記第2の金属板金のクランク形状が、前記樹脂構造体の枠形状の内側に設けられている、
ことを特徴とする携帯電子機器。
(付記2)
前記筐体の表面には表示部が設けられており、
前記第1の金属板金は、端部がL字形状であり、かつ、
前記筐体の表面とは反対側の当該筐体の裏面に設けられている、
ことを特徴とする付記1に記載の携帯電子機器。
(付記3)
前記筐体に機械的に締結される第3の金属板金を更に有し、
前記筐体及び前記第3の金属板金がなす構造は、箱形であることを特徴とする付記1又は2に記載の携帯電子機器。
(付記4)
前記第3の金属板金は、スペーサを挟んで前記筐体にネジ締結されることを特徴とする付記3に記載の携帯電子機器。
(付記5)
前記スペーサは、ナットであることを特徴とする付記4に記載の携帯電子機器。
(付記6)
前記第3の金属板金は、前記第2の金属板金を挟んで前記第1の金属板金と反対側の位置に、前記第2の金属板金に固定されることによって、前記筐体に機械的に締結されることを特徴とする付記3から5のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
(付記7)
前記第3の金属板金は、端部がクランク形状であり、中央部が凹み形状であり、全体としてバスタブ形状であることを特徴とする付記3から6のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
(付記8)
前記第3の金属板金は、一端部がアンカー形状であることを特徴とする付記3から7のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
(付記9)
前記第1の金属板金と前記第2の金属板金との接合は、熱圧着材により結合したものであることを特徴とする付記1から8のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
(付記10)
前記第2の金属板金のクランク形状が、前記樹脂構造体の枠形状に当該樹脂構造体の内側から掛けられることを特徴とする付記1から9のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
(付記11)
前記第2の金属板金のクランク形状の基端部が、当該クランク形状の末端部よりも前記第1の金属板金に近接していることを特徴とする付記1から10のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
1 表示部側モジュール
2 操作部側モジュール
3 ヒンジ機構
4 フロント筐体
5 リア筐体
6 アセンブリ筐体
7 フロント板金筐体
8 フロント樹脂筐体
9 表示デバイス収納部
10 スクリーン
11 スクリーン貼付面
12 表示デバイス収納部天面
13 フランジ
14 リア外装板金筐体
15 リア内装板金筐体
16 リア樹脂筐体
17 ナット
18 熱圧着材
19 (リア内装板金筐体)開口部
20 締結ねじ
21 (フロント板金筐体)フック形状
22 (リア樹脂筐体)フック形状
23 内蔵部品
24 (フロント板金筐体)コ字形状
25 (フロント板金筐体)L字形状
26 (フロント板金筐体)貫通孔
28 (フロント樹脂筐体)ヒンジ形状
29 (リア樹脂筐体)ヒンジ形状
30 (リア樹脂筐体クランク形状)対応形状
31 (リア内装板金筐体とリア樹脂筐体間)クリアランス

Claims (6)

  1. 枠形状に形成された樹脂構造体と、前記筐体に設けられる第1の金属板金と、を有する携帯電子機器であって、
    前記第1の金属板金は凹みを有し、当該凹み形状の周りに平坦部を設け、当該平坦部の少なくとも1端辺にフック形状が設けられており、
    前記樹脂構造体の内側に突起を設け、当該樹脂構造体の突起と、前記第1の金属板金のフック形状とが互いに嵌合していることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記第1の金属板金において、前記フック形状が形成されている1端辺と対向する前記平坦部の端辺には、フランジが形成されていることを特徴とする請求項1記載の携帯電子機器。
  3. 前記第1の金属板金の凹みが、表示部を収容するように矩形状とされていることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯電子機器。
  4. 枠形状に形成された樹脂構造体と、前記筐体に設けられる第1の金属板金と、を有する携帯電子機器であって、
    前記第1の金属板金は凹みを有し、当該凹み形状の周りに平坦部を設け、当該平坦部の少なくとも1端辺にフック形状が設けられており、
    前記樹脂構造体に第2の金属板金が設けられるとともに、前記樹脂構造体の表面には表示部が設けられ、
    前記第2の金属板金は、前記第1の金属板金よりも前記樹脂構造体の表面とは反対側の当該樹脂構造体の裏面に近い側に配置され、
    前記第2の金属板金は、凹み形状を有し、当該凹み形状の周り平坦部を設け、当該平坦部の少なくとも1端辺にフック形状が設けられていることを特徴とする携帯電子機器。
  5. 前記第2の金属板金において、前記フック形状が形成されている1端辺と対向する前記平坦部の端辺には、フランジが形成されていることを特徴とする請求項記載の携帯電子機器。
  6. 前記第1の金属板金の凹み形状と、前記第2の金属板金の凹み形状とは、同一の方向に凹んでいることを特徴とする請求項又は記載の携帯電子機器。
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