JP5396981B2 - エレベータの非常用電源装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータの非常用電源装置に関するものである。
従来におけるエレベータの非常用電源装置においては、非常用バッテリを集約して機器の設置や保守等にかかる費用を低減するものとして、非常時に巻上機のブレーキを解放するための非常用バッテリと停電灯やインターホン等の停電時に動作する必要のある複数のバックアップ機器(負荷)とをそれぞれ接続し、この非常バッテリと前記複数のバックアップ機器との間に、停電検出後それぞれに時限動作する複数のタイマの出力に基づいて前記非常用バッテリからそれぞれの前記複数のバックアップ機器への給電をオン/オフする複数のスイッチング回路を、前記複数のバックアップ機器の各々に対応して設け、さらに、これら複数のスイッチング回路と前記非常用バッテリとの間に、前記非常用バッテリから供給される電圧を前記複数のバックアップ機器の動作に適した電圧に変換する複数のDC/DCコンバータを、前記複数のバックアップ機器の各々に対応して設けることにより、停電時に前記非常用バッテリから前記複数のバックアップ機器にも電力を供給するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−123352号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来におけるエレベータの非常用電源装置においては、タイマの時限動作によりスイッチがオフとなりバックアップ機器への電力供給が遮断された後であっても、非常用バッテリとDC/DCコンバータとの間の接続は保たれておりDC/DCコンバータが待機電力を消費してしまうため、長期間に亘って主電源からの電力供給が遮断された停電状態が継続した場合には、非常用バッテリが放電を継続して過放電の状態になり、ついにはバッテリが劣化に至る可能性があるという課題や、バッテリ劣化にまでは至らないまでも、非常用バッテリの放電継続により再充電(充電器での電圧回復)に多大な時間を要してしまうという課題がある。
なお、長期間に亘って主電源からの電力供給が遮断された停電状態が長期間に亘って継続してしまう場合とは、地震や火事等の災害時の他、エレベータの据付時において据付現場によっては事情により長期間主電源が遮断される場合があり、この場合、特に機械室が設けられないエレベータにおいては、非常用バッテリからバックアップ機器への電力供給を遮断するバッテリ遮断スイッチが昇降路内のピット等に設けられることが多いため、バッテリ遮断スイッチに容易にアクセスできずにバッテリの放電が進行してしまう可能性があり、前述の課題が顕著であるといえる。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、長期間に亘って主電源からの電力供給が遮断された停電状態が継続した場合における不必要な非常用バッテリの放電の進行を未然に防止することができるエレベータの非常用電源装置を得るものである。
この発明に係るエレベータの非常用電源装置においては、停電時に動作する必要のある複数のバックアップ機器と、全ての前記複数のバックアップ機器と電気的に接続され、停電時に全ての前記複数のバックアップ機器に給電するバッテリと、停電検出後所定時間の経過を計測する時限タイマと、前記バッテリと全ての前記複数のバックアップ機器との間に設けられ、前記時限タイマが停電検出後所定時間の経過を計測すると前記バッテリと全ての前記複数のバックアップ機器との接続を完全に切り離す遮断回路と、を備え、前記バッテリと前記遮断回路との間には、停電時に動作すべき前記バックアップ機器が存在しない構成とする。
この発明に係るエレベータの非常用電源装置においては、長期間に亘って主電源からの電力供給が遮断された停電状態が継続した場合における不必要な非常用バッテリの放電の進行を未然に防止することができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの非常電源装置の全体構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る遮断回路の内部構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの非常電源装置の各部分における電圧の時系列変化を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの非常電源装置の全体構成を示すブロック図である。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1から図3は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベータの非常電源装置の全体構成を示すブロック図、図2は遮断回路の内部構成を示す回路図、図3はエレベータの非常電源装置の各部分における電圧の時系列変化を示す図である。
図において1は昇降路(図示せず)内に昇降自在に配置されたエレベータかご2の運行を含め当該エレベータの運転全般を制御するエレベータ制御盤である。
当該エレベータは通常時において商用三相交流電源3から三相交流電圧の供給を受けて運転動作するものであり、この商用三相交流電源3からの三相交流電圧は、エレベータ制御盤1内に設けられたインバータ4により、所望の三相交流電圧へと変換された上で、当該エレベータの運転すなわちエレベータかご2の昇降を駆動する駆動モータ5へと出力される。商用三相交流電源3とインバータ4との間には、過電流が流れると自動的に電路を遮断するいわゆるノーヒューズブレーカなどの配線用遮断器等からなる主電源遮断スイッチ6が設けられている。
エレベータ制御盤1内には、商用三相交流電源3の遮断・停電時において後述するバックアップ機器(停電時に動作する必要のある機器・負荷)に電力を供給する非常用電源であるバッテリ7が備えられている。
このバッテリ7は、通常時すなわち商用三相交流電源3が遮断・停電されていない時において、エレベータ制御盤1内に設けられた充電器9により商用三相交流電源3から供給される電力を用いて充電される。そして、バッテリ7と充電器9との間には主電源遮断スイッチ6と同じく配線用遮断器等からなるバッテリ電源遮断スイッチ8が設けられている。なお、バッテリ7と充電器9の間には第1の逆阻止ダイオード10aが設けられており、バッテリ7から充電器9への逆電流はこれにより阻止されている。
エレベータかご2内には、停電してかご内照明が消灯した際に最低限の照明を提供するための停電灯11や、エレベータかご2内の利用者が外部と通話するためのインターホン12が設置されている。
エレベータかご2には、バッテリ7により供給された電力から所望の電圧を生成するとともに給電のオン/オフ制御を行う給電処理回路13が設けられており、これらの停電灯11及びインターホン12の動作に必要な電力は、この給電処理回路13から供給される。
また、当該エレベータの昇降路内には、所定以上の加速度の地震を感知した場合に当該エレベータを地震時管制運転に移行させるための地震感知器14が設けられており、この地震感知器14は、バッテリ7により供給される電力により動作する。
これらの停電灯11、インターホン12、給電処理回路13及び地震感知器14は停電時において動作する必要のある負荷であるバックアップ機器である。
これら全てのバックアップ機器とバッテリ7との間には、エレベータ制御盤1内に配置された遮断回路15が設けられている。これは、換言すれば、バッテリ7と遮断回路15との間には、停電時に動作すべきバックアップ機器が存在しない、ということである。
また、エレベータ制御盤1内には、商用三相交流電源3からの電力供給消失を検知して停電発生を検出する停電検出回路16、及び、停電検出回路16の検出結果に基づいて、停電発生時からの経過時間を計測して所定時間が経過するとバッテリ遮断信号を出力する時限タイマ17が設けられており、遮断回路15は、この時限タイマ17により停電発生から所定時間の経過が計測されて出力されるバッテリ遮断信号を受けると、バッテリ7と全てのバックアップ機器とを結ぶ電路を完全に切り離して、バッテリ7から全てのバックアップ機器への電力供給を遮断するものである。
この遮断回路15の内部回路は、例えば、図2に示すようにして構成されている。
すなわち、図において、10b、10c、10dは逆電流を防止するための第2、第3、第4の逆阻止ダイオードであり、18a、18b、18cは例えばMOSFET等のゲートに電圧が印加されるとオンとなりソース・ドレイン間で電流が流れる電界効果型トランジスタからなる第1、第2、第3の半導体スイッチである。また、19a、19b、19c、19d、19eは、それぞれ第1、第2、第3、第4、第5の抵抗である。
そして、20はバッテリ7電圧を入力として直流電圧を生成する電源回路であり、この電源回路20により生成された直流電源は、停電検出回路16及び時限タイマ17を動作させるための制御電源21となる。22は、この制御電源21の出力を平滑するための平滑コンデンサである。
この遮断回路15において、充電器9の出力は、第1の抵抗19a、第2の逆阻止ダイオード10b及び第2の抵抗19bを経て、バッテリ7の−極へと接続されている。
そして、第2の逆阻止ダイオード10bと第2の抵抗19bとの間には第1の半導体スイッチ18aのゲートが接続され、この第1の半導体スイッチ18aのソースはバッテリ7の−極に、ドレインは第3の抵抗19cを介して第2の半導体スイッチ18bのゲートにそれぞれ接続されている。
この第2の半導体スイッチ18bのソースはバッテリ7の+極へと接続され、ドレインは第3の逆阻止ダイオード10cを経由して遮断回路15の+極の出力となる。また、第2の半導体スイッチ18bのゲートとソース(バッテリ7の+極)とは第4の抵抗19dにより接続されている。
そして、第2の半導体スイッチ18bのドレインは、第5の抵抗19eと第4の逆阻止ダイオード10dとを経て第1の半導体スイッチ18aのゲートへと接続されて、自己保持回路が形成されている。
第1の半導体スイッチ18aのゲートには、時限タイマ17から出力されるバッテリ遮断信号をゲート入力とする第3の半導体スイッチ18cのドレインが接続されており、この第3の半導体スイッチ18cのソースはバッテリ7の−極に接続されている。
そして、遮断回路15の出力の+−極間には、バッテリ7電圧から制御電源21を生成する電源回路20が接続されており、この制御電源21と遮断回路15出力の−極(バッテリ7の−極)との間には平滑コンデンサ22が挿設されている。
なお、第1の半導体スイッチ18a及び第3の半導体スイッチ18cはNチャネルFETであり、第2の半導体スイッチ18bはPチャネルFETである。
図3は、この実施の形態における非常用電源装置の各部分A〜Eにおける電圧の時系列変化を示す図である。この図3において、商用三相交流電源電圧A、充電器出力B、バッテリ電圧C、タイマ出力D、遮断回路出力Eは、それぞれ図1中の同符号の示す箇所における電圧波形である。
通常時、すなわち、主電源遮断スイッチ6及びバッテリ電源遮断スイッチ8の双方とも投入されており、商用三相交流電源3から三相交流電圧が供給されている(通常時における商用三相交流電源電圧A)。
従って、この商用三相交流電源電圧Aにより、充電器9は出力電圧を発生し(通常時における充電器出力B)、遮断回路15においては、第1の抵抗19a、第2の逆阻止ダイオード10b及び第2の抵抗19bを介して、第1の半導体スイッチ18aのゲートに電圧が印加されて第1の半導体スイッチ18aがオンとなる。
第1の半導体スイッチ18aがオンとなると、バッテリ7+極から第4の抵抗19d、第3の抵抗19cと経由してバッテリ7−極へと繋がる回路が閉じ、第2の半導体スイッチ18bのゲートに電圧が印加されて第2の半導体スイッチ18bがオンとなって、遮断回路15は出力電圧を発生する。
そして、一旦、第2の半導体スイッチ18bがオンとなると、バッテリ7+極、第5の抵抗19e、第4の逆阻止ダイオード10d、第2の抵抗19b、バッテリ7−極の回路が閉じて、第1の半導体スイッチ18aのゲートに電圧が印加され続けるため、第1の半導体スイッチ18a及び第2の半導体スイッチ18bのオン状態は自己保持され、遮断回路15が出力電圧を発生する状態が継続され(通常時における遮断回路出力E)、停電灯11等のバックアップ機器に給電される。
この状態において、商用三相交流電源3の停電が発生し、又は、主電源遮断スイッチ6のみを遮断すると、商用三相交流電源電圧Aが消失し、続いて充電器出力Bも消失する。
充電器出力Bが消失しても、第2の半導体スイッチ18bは自己保持されてオン状態が継続するため、遮断回路出力Eは消失せずに電圧を継続出力しバックアップ機器に給電可能な状態は維持される。このため、バッテリ電圧Cはバックアップ機器に電力を消費されて徐々にゆっくりと低下していく。この状態が長時間継続すると図3のバッテリ電圧Cの破線で示すごとく電圧が低下し続け、ある時点を越えるとバッテリ7は過放電となって電圧が急激に低下して放電終止電圧に達し、バッテリ7が劣化する可能性がある。
しかし、ここで、停電検出回路16により商用三相交流電源3の電圧消失を検知して停電発生が検出されてから、所定時間(タイマカウント)が経過すると、図3のタイマ出力Dに示すごとく時限タイマ17からバッテリ遮断信号がパルス電圧として出力される。
そして、タイマ出力Dによって第3の半導体スイッチ18cのゲートに電圧が印加されて第3の半導体スイッチ18cがオンとなり、よって、第1の半導体スイッチ18aがオフとなって、続いて第2の半導体スイッチ18bもオフとなる。
従って、遮断回路出力Eの電圧は消失し、遮断回路15から全てのバックアップ機器への給電が停止される。すなわち、バッテリ7と全てのバックアップ機器との接続は完全に切り離され、バッテリ7は電力を消費しなくなって、その電圧は図3中バッテリ電圧Cの実線で示すごとく低下せずに過放電となることが抑制される。
この状態において、商用三相交流電源3が停電から復帰して復電し、又は、主電源遮断スイッチ6を投入すると、商用三相交流電源電圧Aが復活し、続いて充電器出力Bも復活して、第1の半導体スイッチ18a及び第2の半導体スイッチ18bがオンとなるので、遮断回路出力Eも復活し、再び遮断回路15すなわちバッテリ7からバックアップ機器へと給電可能な状態となる。
なお、ここで、時限タイマ17において予め設定される停電発生時からバッテリ遮断信号を出力するまでの所定時間(タイマカウント)は、バックアップ機器のバックアップ動作に必要な時間以上で、かつ、バッテリ7の過放電を抑制可能な時間以下となるように設定される。
以上のように構成されたエレベータの非常用電源装置においては、停電時に動作する必要のある複数のバックアップ機器と電気的に接続されたバッテリにより、停電時に全てのバックアップ機器に給電を行い、バッテリとこれら全てのバックアップ機器との間に、時限タイマが停電検出後所定時間の経過を計測するとバッテリと全てのバックアップ機器との接続を完全に切り離す遮断回路を設けることにより、長期間に亘って主電源である商用三相交流電源からの電力供給が遮断された停電状態が継続した場合における不必要なバッテリの放電の進行を未然に防止することができる。
従って、バッテリの長寿命化を図るとともに、省電力・省エネルギーであって、環境に対する負荷を軽減することが可能である。
また、時限タイマ及び遮断回路をエレベータ制御盤内に設けることにより、非常用電源装置を、構成が簡潔であって保守点検作業等を容易なものとすることが可能である。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係るもので、エレベータの非常電源装置の全体構成を示すブロック図である。
前述した実施の形態1の構成においては、遮断回路並びに停電検出回路及び時限タイマをエレベータ制御盤内に設け、全てのバックアップ機器に対する給電を一括して制御するようにしたが、ここで説明する実施の形態2は、これらの回路やタイマを個々のバックアップ機器側に設け、それぞれのバックアップ機器毎に個別に給電制御するようにしたものである。
ここでは、バックアップ機器として地震感知器の場合を採り上げて説明する。
すなわち、14は所定以上の地震動を感知した場合に当該エレベータを地震時管制運転に移行させるために当該エレベータの昇降路内に設けられた地震感知器であり、所定以上の地震動を感知する地震感知機能14aを備えている。
この地震感知機能14aは停電時において動作する必要のあるバックアップ機器であって、エレベータ制御盤1内に設けられた非常用電源であるバッテリ7と接続されている。
そして、このバッテリ7と地震感知機能14aとの間、より正確には通常時においてバッテリ7に充電する充電器9と地震感知機能14aとの間には、実施の形態1と同様の構成の遮断回路15が接続されている。
また、商用三相交流電源3から生成される充電器9からの出力は、遮断回路15へと入力されるとともに、地震感知器14内に設けられた停電検出回路16へも入力されている。
この停電検出回路16は、充電器9からの出力電圧消失を検知することにより、充電器出力の元となる商用三相交流電源電圧の消失を判断し停電発生の検出を行い、停電発生を検出すると、地震感知器14内に設けられた時限タイマ17へとその旨を出力する。
そして、時限タイマ17は、停電発生時からの経過時間を計測して所定時間が経過するとバッテリ遮断信号を遮断回路15へと出力し、このバッテリ遮断信号を受けた遮断回路15は、バッテリ7と地震感知機能14aとを結ぶ電路を完全に切り離して、バッテリ7からの電力供給を遮断する。
なお、他の構成及び動作については、実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
また、ここでは、停電検出回路は充電器出力をモニタすることにより停電検出を行ったが、商用三相交流電源電圧を直接モニタする方法を含め、商用三相交流電源電圧と連動する出力をモニタする他の方法を用いて停電検出を行ってもよい。
さらにまた、ここでは地震感知器について説明をしたが、他のバックアップ機器であっても同様であって、エレベータかご内の停電灯やインターホンについては、遮断回路をこれらの機器への給電処理を行う給電処理回路とバッテリとの間に、エレベータかご側に配置して設けるようにすればよい。
この場合において、バックアップ機器が複数ある場合には、それぞれのバックアップ機器に応じて複数の遮断回路及び時限タイマを設け、これらの時限タイマにおいて予め設定される停電発生時からバッテリ遮断信号を出力するまでの所定時間(タイマカウント)は、それぞれの時限タイマが設置されるバックアップ機器の性能や機能等に応じて、それぞれ個別に設定するようにしてもよい。
以上のように構成されたエレベータの非常用電源装置においては、実施の形態1と同様の効果を奏することができるのに加えて、時限タイマ及び遮断回路をバックアップ機器側に設けることにより、バックアップ機器側に予めマイコン等の制御回路が内蔵されている場合には、少ない追加部品により容易かつ安価に非常用電源装置を構成することが可能である。
また、時限タイマ及び遮断回路を複数のバックアップ機器に応じて複数設け、複数の時限タイマの所定時間を、当該時限タイマが設けられるバックアップ機器に応じてそれぞれ個別に設定することにより各バックアップ機器毎に時間設定を最適化することができ、より効果的に不必要なバッテリ放電の進行を未然に防止することが可能である。
1 エレベータ制御盤
2 エレベータかご
3 商用三相交流電源
4 インバータ
5 駆動モータ
6 主電源遮断スイッチ
7 バッテリ
8 バッテリ電源遮断スイッチ
9 充電器
10a 第1の逆阻止ダイオード
10b 第2の逆阻止ダイオード
10c 第3の逆阻止ダイオード
10d 第4の逆阻止ダイオード
11 停電灯
12 インターホン
13 給電処理回路
14 地震感知器
14a 地震感知機能
15 遮断回路
16 停電検出回路
17 時限タイマ
18a 第1の半導体スイッチ
18b 第2の半導体スイッチ
18c 第3の半導体スイッチ
19a 第1の抵抗
19b 第2の抵抗
19c 第3の抵抗
19d 第4の抵抗
19e 第5の抵抗
20 電源回路
21 制御電源
22 平滑コンデンサ

Claims (4)

  1. 停電時に動作する必要のある複数のバックアップ機器と、
    全ての前記複数のバックアップ機器と電気的に接続され、停電時全ての前記複数のバックアップ機器に給電するバッテリと、
    停電検出後所定時間の経過を計測する時限タイマと、
    前記バッテリと全ての前記複数のバックアップ機器との間に設けられ、前記時限タイマが停電検出後所定時間の経過を計測すると前記バッテリと全ての前記複数のバックアップ機器との接続を完全に切り離す遮断回路と、を備え
    前記バッテリと前記遮断回路との間には、停電時に動作すべき前記バックアップ機器が存在しないことを特徴とするエレベータの非常用電源装置。
  2. 前記バックアップ機器には、前記バッテリにより供給された電力から所望の電圧を生成する給電処理回路が含まれ、
    前記給電処理回路は、当該給電処理回路以外の前記バックアップ機器の少なくとも一部と前記バッテリとの間に設けられることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの非常用電源装置。
  3. 前記時限タイマ及び前記遮断回路は、前記複数のバックアップ機器側に設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの非常用電源装置。
  4. 前記時限タイマ及び前記遮断回路は、前記複数のバックアップ機器に応じて複数設けられ、
    複数の前記時限タイマの前記所定時間は、前記時限タイマが設けられる前記バックアップ機器に応じてそれぞれ個別に設定されることを特徴とする請求項3に記載のエレベータの非常用電源装置。
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