JP5396956B2 - プロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、該画像光を拡大投射するプロジェクターが利用されている。このようなプロジェクターにおいて、光源装置、および光源装置を駆動する回路基板を1つの排気ファンで冷却するものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のプロジェクターでは、回路基板は長手状の箱状部材内に収納されている。この長手状の箱状部材は、光源装置の背面側(光射出方向とは反対側)に配置され、光源装置と平面視L字形状に配置されている。このL字形状の内側部分に排気ファンが配置されている。そして、光源装置の筐体においてL字形状の内側部分に向かう面に排出口が形成され、この排出口から光源装置内部の高温空気が排気ファンに吸入されることにより、光源装置内部の発光管等が冷却されるようになっている。
一方、箱状部材は、光源装置側の一端に導入口が形成されるとともに、長手方向途中位置においてL字形状の内側部分に向かう面に排出口が形成されている。そして、排気ファンによる負圧により、箱状部材の一端に形成された導入口から箱状部材内に導入された冷却空気は、箱状部材内を回路基板を冷却しながら他端側に向かって進み高温空気となった後、排出口からL字形状の内側に向かって排出され、排気ファンに吸入される。このような構成により、特許文献1に記載のプロジェクターでは、光源装置および回路基板が1つの排気ファンで冷却される。
特開2007−57996号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクターでは、箱状部材の長手方向途中位置に排出口が形成されているので、箱状部材内に導入された空気は、箱状部材内を進行した後、進行方向を90度排出口側に変えて外部へ排出されることとなり、排気効率の低下、ひいては回路基板の冷却効率の低下を招いてしまうという問題があった。また、箱状部材の長手方向途中位置に排出口が形成されているので、排出口の先の部分に高温の空気が滞留してしまい、これによっても排気効率の低下、ひいては回路基板の冷却効率の低下を招いてしまうという問題があった。
本発明の目的は、1つの排気ファンで光源装置および光源装置駆動用の回路基板を冷却でき、かつ、両部材を良好に冷却できるプロジェクターを提供することにある。
本発明のプロジェクターは、光を射出する光源装置と、前記光源装置を駆動する回路基板と、所定の方向に沿って延出し、一方の側端面排出口を有し、前記光源装置および前記回路基板を収納する収納ダクトと、前記排出口に対向配置され、前記光源装置を冷却し空気および前記回路基板を冷却し空気を排出する排気ファンとを備え、前記収納ダクトは、前記光源装置を収納する第1ダクト部と、前記回路基板を収納する第2ダクト部と、前記第1ダクト部および前記第2ダクト部を前記所定の延出方向に沿って仕切る第1仕切部と、前記排気ファンに対して上流側に配置され、前記収納ダクト外部の空気を前記収納ダクト内部に引き込む引込口と、を有することを特徴とする。
本発明では、収納ダクトの一端に開口するとともに各ダクト部の末端に位置する排出口から、光源装置および回路基板を冷却した空気がそれぞれ排気ファンに吸入される。従って、1つの排気ファンで各部材を冷却できるので、部品点数を低減できる。また、各ダクト部の末端に排出口が位置するので、各部材を冷却した空気を各ダクト部の内部に滞留させることなく排気ファンにより吸入することができ、各部材を良好に冷却できる。
本発明のプロジェクターでは、前記引込口は、前記光源装置が収納される前記第1ダクト部に配置されることが好ましい。
本発明では、第1ダクト部において、引込口が形成されているので、この引込口を介して収納ダクト外部の空気を第1ダクト部内を流れる高温空気の流れに引き込ませることができる。これにより、光源装置を冷却したことにより非常に高温となって第1ダクト部内を流れる高温空気を冷却することができるので、該高温空気を吸入する排気ファンの劣化を抑えることができる。また、排気ファンの後段に設けられるファン用のダクトなど、排気ファンから吐出される高温空気に接する部材の劣化を抑えることができる。
本発明のプロジェクターでは、前記引込口は、前記第1ダクト部を流通して前記光源装置を冷却した空気および前記第2ダクト部を流通して前記回路基板を冷却した空気が前記排気ファンにより合流される位置に対して上流側に配置されることが好ましい。
本発明のプロジェクターでは、冷却空気を吐出する冷却ファンと、前記冷却ファンから吐出された冷却空気を前記収納ダクト内に導く接続ダクトと、を備え、前記収納ダクトは、他方の側端面に前記冷却ファンからの冷却空気を導入する導入口を有し、前記接続ダクトは、一端が前記収納ダクトの前記導入口に接続され、前記接続ダクトおよび前記収納ダクトは、前記冷却ファンからの冷却空気の一部を、前記光源装置の光射出側へ導き前記第1ダクト部に流通させる第1流路と、前記冷却ファンからの冷却空気の残りのうち一部を、前記光源装置の光射出側と反対側へ導き前記第1ダクト部に流通させる第2流路と、前記冷却ファンからの冷却空気の残りのうち他方を、前記回路基板へ導き前記第2ダクト部に流通させる第3流路と、を有することが好ましい。
本発明のプロジェクターでは、前記接続ダクトは、前記冷却ファンからの冷却空気を、前記第1流路を流れる冷却空気と、前記第2流路を流れる冷却空気および前記第3流路を流れる冷却空気とに分岐させる第2仕切部と、前記第2仕切部により分岐された前記第2流路を流れる冷却空気および前記第3流路を流れる冷却空気を、前記第2流路を流れる冷却空気と、前記第3流路を流れる冷却空気とに分岐させて前記収納ダクトに案内する整流板と、を有することが好ましい。
本発明では、冷却ファンから吐出されて接続ダクト内に導入された冷却空気は、整流板により各ダクト部に案内される。従って、各ダクト部ごとに冷却ファンを設ける場合に比べ、冷却ファンを1つ設けるだけで済むので、部品点数をより低減できる。また、整流板により冷却ファンからの冷却空気を効率良く各ダクト部に案内できるので、冷却効率を良好にできる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクターの構成を模式的に示す図。 前記実施形態におけるダクトユニットを示す斜視図。 前記実施形態におけるダクトユニットを示す分解斜視図。 前記実施形態における冷却ファンから吐出された冷却空気の流れを示す模式図。
〔全体構成〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の構成を模式的に示す図である。
プロジェクター1は、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、当該画像光をスクリーンや壁面に拡大投射するものである。このプロジェクター1は、図1に示すように、光学ユニット2と、冷却ファン3と、ダクトユニット4と、各構成部材2〜4に電力を供給する電源装置10と、各構成部材2〜4,10を制御する図示しない制御装置と、これら各構成部材2〜4,10を内部に収納する図示しない外装筐体とを備えている。
〔光学ユニットおよび冷却ファンの構成〕
光学ユニット2は、前記制御装置による制御の下、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調し拡大投射する。この光学ユニット2は、光源装置21と、照明光学装置22と、色分離光学装置23と、リレー光学装置24と、光学装置25と、投射光学装置としての投射レンズ26と、光学部品用筐体27とを備えている。これら各光学部品21〜27は、種々の一般的なプロジェクターの光学系として利用されているため、以下では簡略に説明する。
光源装置21は、ダクトユニット4の構成部材でもある。この光源装置21は、放電型の光源ランプ211と、光源ランプ211から射出された放射光を反射するリフレクタ212と、リフレクタ212により反射された光束を平行光とする凹レンズ213と、これら各部材211〜213を保持し、内部に収納するランプハウジング20とを備えている。ランプハウジング20については後述する。
照明光学装置22は、レンズアレイ221,222、偏光変換素子223、および重畳レンズ224を備える。色分離光学装置23は、ダイクロイックミラー231,232、および反射ミラー233を備える。リレー光学装置24は、入射側レンズ241、リレーレンズ242、および反射ミラー243,244を備える。光学装置25は、前記制御装置による制御の下、光源装置21から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置としての3つの液晶パネル251(赤色光側を液晶パネル251R、緑色光側を液晶パネル251G、青色光側を液晶パネル251Bとする)、3つの入射側偏光板252、3つの射出側偏光板253、および3つの液晶パネル251にて変調された光束を合成して画像光(カラー画像)を形成する色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム254を備える。投射レンズ26は、前記画像光を拡大投射する。光学部品用筐体27は、これら各光学部品22〜26を内部に設定された照明光軸Aに対する所定位置に支持固定する。
冷却ファン3は、シロッコファンであり、ダクト31を介してダクトユニット4に接続されており、冷却風をダクト31を介してダクトユニット4に送る。
〔ダクトユニットの構成〕
図2は、ダクトユニット4を示す斜視図、図3は、ダクトユニット4を示す分解斜視図である。
ダクトユニット4は、図2および図3に示すように、光源装置21と、光源装置21を駆動する回路基板であるバラスト基板5と、所定の方向に沿って延出し、光源装置21およびバラスト基板5を内部に収納する排気ダクト6と、排気ダクト6の一端に取り付けられた排気ファン7と、排気ファン7を覆うファン用ダクト8とを備えている。
光源装置21のランプハウジング20は、略立方体状に形成されている。このランプハウジング20において、光源ランプ211からの光が射出される射出面201には、内部に冷却空気を導入するための導入口202が形成されている。ランプハウジング20の射出面201側は光学部品用筐体27に接続される。また、ランプハウジング20の側面203,204のうち、排気ファン7から離隔する側の側面203にも導入口205(図2)が形成されている。一方、排気ファン7に近接する側の側面204には、光源ランプ211を冷却した空気およびリフレクタ212の前面側を冷却した空気を外部へ排出するための排出口206と、リフレクタ212の背面側を冷却した空気を外部へ排出するための排出口207とが形成されている。
バラスト基板5は、光源装置21に安定した電力を供給するための変換回路を備え、電源装置10から入力された直流電流を交流矩形波電流に変換して光源装置21に供給し、光源装置21を駆動する。
排気ダクト6は、樹脂製であり、一方の側端面が開口して排出口603とされた長手状の箱状に形成され、長手方向に沿って二つ割とされている。排出口603の各四隅には、図示しないネジ穴が形成された隅部604が形成されており、排気ファン7は、このネジ穴を利用して排気ダクト6の一端に取り付けられ、排出口603に対向配置される。またこのネジ穴を利用して、排気ファン7を覆うファン用ダクト8が排気ダクト6の一端に取り付けられる。
このような排気ダクト6は、内部が長手方向に沿って仕切部605により第1ダクト部6Aおよび第2ダクト部6Bに仕切られており、第1ダクト部6A内において排気ファン7から離隔する側に光源装置21を収納し、第2ダクト部6B内にバラスト基板5を収納する。
第1ダクト部6Aにおいて、プロジェクター1の外装筐体の天面(または底面)に対向する面606には、光源装置21を第1ダクト部6Aの内外に挿抜するための挿抜口607が形成されている。また、第1ダクト部6Aにおいて、光源装置21の射出面201が配置されることとなる面608には、ランプハウジング20の射出面201側と光学部品用筐体27とを接続可能とする接続口609が形成されている。この接続口609と光源装置21との間に形成される隙間において、後述する整流板612と対向する位置側に形成される隙間(排気ファン7から離隔する側の排気ダクト6の側端面601と光源装置21との間の隙間)は、ダクト用導入口S(図2)とされる。前述したダクト31の一端は、このダクト用導入口Sおよび光源装置21の導入口202を覆うように配置されており、これらダクト用導入口Sおよび光源装置21の導入口202を介して、冷却ファン3からの冷却風が排気ダクト6内に導入される。
第1ダクト部6Aの面606およびこの面606に対向する面610において、光源装置21と排出口603との間に位置する部分にはスリット状の引込口611が形成されている。プロジェクター1の外装筐体の底面および天面において、この引込口611に対向する位置にはそれぞれ吸気口が形成されており、引込口611は、第1ダクト部6A内の空気の流れにより、前記吸気口を介してプロジェクター1外部の冷却空気を第1ダクト部6A内に引き込む。なお、引込口611からは、単に排気ダクト6周りの冷却空気が第1ダクト部6A内に引き込まれるようになっていてもよい。
仕切部605の排気ファン7から離隔する側の端部には、第1ダクト部6A側に屈曲した整流板612が形成されている。本実施形態では、排気ダクト6において、この整流板612の基端部から排気ファン7側が、仕切部605により仕切られた各ダクト部6A,6B内に光源装置21およびバラスト基板5を収納する収納ダクト61とされ、この整流板612の基端部を通る開口が、収納ダクト61内に空気を導入する導入口61Aとされる。また、排気ダクト6の残りの部分と、該部分および冷却ファン3を接続するダクト31とが、一端が導入口61Aに接続されて冷却ファン3から吐出された冷却空気を収納ダクト61内に導く接続ダクト62とされる。整流板612は、ダクト用導入口Sから排気ダクト6内に導入された冷却空気の一部を光源装置21側に案内するとともに、残りを第2ダクト部6B側に案内する。
排気ファン7は、光源装置21を冷却して高温となった空気およびバラスト基板5を冷却して高温となった高温空気を、各ダクト部6A,6Bおよび排出口603を介して吸入してファン用ダクト8側に吐出する。
ファン用ダクト8は、樹脂製であり、プロジェクター1外部に露出するルーバ部81を備えている。ルーバ部81は、排気ファン7から吐出された空気をプロジェクター1外部へ排出する。
〔冷却空気の流れ〕
図4は、冷却ファン3から吐出された冷却空気の流れを示す模式図である。
冷却ファン3から吐出された冷却空気は、ダクト31を介して光源装置21の導入口202およびダクト用導入口Sに送られる。そして、導入口202から光源装置21内に導入された冷却風は、光源ランプ211およびランプハウジング20の前面側を冷却して高温空気となった後、排出口206から第1ダクト部6A内に排出される。
一方、ダクト用導入口Sから光源装置21と排気ダクト6の側端面601との間の空間Vに導入された冷却空気は、整流板612により一部は光源装置21側(第1ダクト部6A内)に案内され、残りは第2ダクト部6B側に案内される。光源装置21側に案内された冷却空気は、導入口205を介して光源装置21内に導入される。この際、排気ファン7による負圧により、導入口205には、排気ダクト6周りの冷却空気も挿抜口607(図2)を介して引き込まれることとなる。導入口205から光源装置21内に導入された冷却空気は、リフレクタ212の背面側を冷却して高温空気となった後、排出口207から第1ダクト部6A内に排出される。
各排出口206,207から第1ダクト部6A内に排出された高温空気は、直線状に排気ファン7に向かって進む。この際、光源ランプ211等を冷却し非常に高温となって第1ダクト部6A内を流れる高温空気の流れは、引込口611から収納ダクト61外部の冷却空気を第1ダクト部6A内に引き込むことにより冷却される。冷却空気により冷却された高温空気は、排気ファン7に吸入され、ファン用ダクト8側に吐出された後、ルーバ部81からプロジェクター1外部へ排出される。
一方、第2ダクト部6B側に案内された冷却空気は、第2ダクト部6B内を直線状に進みながらバラスト基板5を冷却し高温空気となった後、排気ファン7に吸入される。そして、排気ファン7に吸入された高温空気は、ファン用ダクト8側に吐出された後、第1ダクト部6A側からの高温空気と共にルーバ部81からプロジェクター1外部へ排出される。
〔実施形態の効果〕
収納ダクト61の一端に開口するとともに各ダクト部6A,6Bの末端に位置する排出口603から、光源装置21および回路基板5を冷却した高温の空気がそれぞれ排気ファン7に吸入される。従って、1つの排気ファン7で各部材5,21を冷却できるので、部品点数を低減できる。また、各ダクト部6A,6Bの末端に排出口603が位置するので、各部材5,21を冷却した空気を各ダクト部6A,6Bの内部に滞留させることなく排気ファン7により吸入することができ、各部材5,21を良好に冷却できる。
冷却ファン3から吐出され接続ダクト62内に導入された冷却空気は、整流板612により各ダクト部6A,6Bに案内される。従って、各ダクト部6A,6Bごとに冷却ファンを設ける場合に比べ、冷却ファン3を1つ設けるだけで済むので、部品点数をより低減できる。また、整流板612により冷却ファン3からの冷却空気を効率良く各ダクト部6A,6Bに案内できるので、冷却効率を良好にできる。
第1ダクト部6Aにおいて、光源装置21と排出口603との間に位置する部分に引込口611が形成されているので、この引込口611から収納ダクト61外部の冷却空気を第1ダクト部6A内に引き込むことができる。従って、この冷却空気により、光源装置21を冷却して非常に高温となった第1ダクト部6A内を流れる高温空気を冷却することができる。そのため、高温空気を吸入する排気ファン7の劣化を抑えることができるとともに、排気ファン7から高温空気が吐出されるファン用ダクト8の劣化も抑えることができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、収納ダクト61は、両端がそれぞれ開口して導入口61A、排出口603とされた箱状(筒状)に形成され、各ダクト部6A,6Bは、共に導入口61Aを介して内部に冷却空気を導入していたが、収納ダクト61は、一端のみが開口して排出口603とされた箱状に形成されていてもよい。そして、各ダクト部6A,6Bの適宜の位置に、各ダクト部6A,6B内部に冷却空気を導入するための導入口が形成されていてもよい。また、前記実施形態では、冷却ファンが1つのみ設けられていたが、前記のように各ダクト部6A,6Bそれぞれに導入口を設ける場合には、各ダクト部毎に、各ダクト部6A,6Bに冷却空気を送る冷却ファンが設けられていてもよい。
前記実施形態では、光変調装置は、液晶パネル251から構成されていたが、光変調装置は、DMD(Digital Micromirror Device:米国テキサスインスツルメント社の商標)で構成されていてもよい。
本発明は、1つの排気ファンで光源装置および光源装置駆動用の回路基板を冷却でき、かつ、両部材を良好に冷却できるので、プレゼンテーションやホームシアターに用いられるプロジェクターに利用できる。
1…プロジェクター、3…冷却ファン、5…バラスト基板(回路基板)、6A…第1ダクト部、6B…第2ダクト部、7…排気ファン、21…光源装置、61…収納ダクト、61A…導入口、62…接続ダクト、603…排出口、605…仕切部、611…引込口、612…整流板。

Claims (5)

  1. 光を射出する光源装置と、
    前記光源装置を駆動する回路基板と、
    所定の方向に沿って延出し、一方の側端面に排出口を有し、前記光源装置および前記回路基板を収納する収納ダクトと、
    前記排出口に対向配置され、前記光源装置を冷却し空気および前記回路基板を冷却し空気を排出する排気ファンとを備え
    前記収納ダクトは、
    前記光源装置を収納する第1ダクト部と、
    前記回路基板を収納する第2ダクト部と、
    前記第1ダクト部および前記第2ダクト部を前記所定の方向に沿って仕切る第1仕切部と、
    前記排気ファンに対して上流側に配置され、前記収納ダクト外部の空気を前記収納ダクト内部に引き込む引込口と、
    を有することを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記引込口は、前記光源装置が収納される前記第1ダクト部に配置されることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記引込口は、前記第1ダクト部を流通して前記光源装置を冷却した空気および前記第2ダクト部を流通して前記回路基板を冷却した空気が前記排気ファンにより合流される位置に対して上流側に配置されることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    冷却空気を吐出する冷却ファンと、
    前記冷却ファンから吐出された冷却空気を前記収納ダクト内に導く接続ダクトと、を備え、
    前記収納ダクトは、他方の側端面に前記冷却ファンからの冷却空気を導入する導入口を有し、
    前記接続ダクトは、一端が前記収納ダクトの前記導入口に接続され、
    前記接続ダクトおよび前記収納ダクトは、
    前記冷却ファンからの冷却空気の一部を、前記光源装置の光射出側へ導き前記第1ダクト部に流通させる第1流路と、
    前記冷却ファンからの冷却空気の残りのうち一部を、前記光源装置の光射出側と反対側へ導き前記第1ダクト部に流通させる第2流路と、
    前記冷却ファンからの冷却空気の残りのうち他方を、前記回路基板へ導き前記第2ダクト部に流通させる第3流路と、を有することを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項4に記載のプロジェクターにおいて、
    前記接続ダクトは、
    前記冷却ファンからの冷却空気を、前記第1流路を流れる冷却空気と、前記第2流路を流れる冷却空気および前記第3流路を流れる冷却空気とに分岐させる第2仕切部と、
    前記第2仕切部により分岐された前記第2流路を流れる冷却空気および前記第3流路を流れる冷却空気を、前記第2流路を流れる冷却空気と、前記第3流路を流れる冷却空気とに分岐させて前記収納ダクトに案内する整流板と、を有することを特徴とするプロジェクター。
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