JP2010230779A - プロジェクター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】収納ダクト61の一端に開口するとともに各ダクト部6A,6Bの末端に位置する排出口603から、光源装置21および回路基板5をそれぞれ冷却した高温の空気が排気ファン7に吸入される。従って、1つの排気ファン7で各部材5,21を冷却できるので、部品点数を低減できる。また、各ダクト部6A,6Bの末端に排出口603が位置するので、各部材5,21を冷却した空気を各ダクト部6A,6Bの内部に滞留させることなく排気ファン7により吸入することができ、各部材5,21を良好に冷却できる。
【選択図】図4
Description
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の構成を模式的に示す図である。
プロジェクター1は、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、当該画像光をスクリーンや壁面に拡大投射するものである。このプロジェクター1は、図1に示すように、光学ユニット2と、冷却ファン3と、ダクトユニット4と、各構成部材2〜4に電力を供給する電源装置10と、各構成部材2〜4,10を制御する図示しない制御装置と、これら各構成部材2〜4,10を内部に収納する図示しない外装筐体とを備えている。
光学ユニット2は、前記制御装置による制御の下、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調し拡大投射する。この光学ユニット2は、光源装置21と、照明光学装置22と、色分離光学装置23と、リレー光学装置24と、光学装置25と、投射光学装置としての投射レンズ26と、光学部品用筐体27とを備えている。これら各光学部品21〜27は、種々の一般的なプロジェクターの光学系として利用されているため、以下では簡略に説明する。
冷却ファン3は、シロッコファンであり、ダクト31を介してダクトユニット4に接続されており、冷却風をダクト31を介してダクトユニット4に送る。
図2は、ダクトユニット4を示す斜視図、図3は、ダクトユニット4を示す分解斜視図である。
ダクトユニット4は、図2および図3に示すように、光源装置21と、光源装置21を駆動する回路基板であるバラスト基板5と、所定の方向に沿って延出し、光源装置21およびバラスト基板5を内部に収納する排気ダクト6と、排気ダクト6の一端に取り付けられた排気ファン7と、排気ファン7を覆うファン用ダクト8とを備えている。
バラスト基板5は、光源装置21に安定した電力を供給するための変換回路を備え、電源装置10から入力された直流電流を交流矩形波電流に変換して光源装置21に供給し、光源装置21を駆動する。
第1ダクト部6Aにおいて、プロジェクター1の外装筐体の天面(または底面)に対向する面606には、光源装置21を第1ダクト部6Aの内外に挿抜するための挿抜口607が形成されている。また、第1ダクト部6Aにおいて、光源装置21の射出面201が配置されることとなる面608には、ランプハウジング20の射出面201側と光学部品用筐体27とを接続可能とする接続口609が形成されている。この接続口609と光源装置21との間に形成される隙間において、後述する整流板612と対向する位置側に形成される隙間(排気ファン7から離隔する側の排気ダクト6の側端面601と光源装置21との間の隙間)は、ダクト用導入口S(図2)とされる。前述したダクト31の一端は、このダクト用導入口Sおよび光源装置21の導入口202を覆うように配置されており、これらダクト用導入口Sおよび光源装置21の導入口202を介して、冷却ファン3からの冷却風が排気ダクト6内に導入される。
ファン用ダクト8は、樹脂製であり、プロジェクター1外部に露出するルーバ部81を備えている。ルーバ部81は、排気ファン7から吐出された空気をプロジェクター1外部へ排出する。
図4は、冷却ファン3から吐出された冷却空気の流れを示す模式図である。
冷却ファン3から吐出された冷却空気は、ダクト31を介して光源装置21の導入口202およびダクト用導入口Sに送られる。そして、導入口202から光源装置21内に導入された冷却風は、光源ランプ211およびランプハウジング20の前面側を冷却して高温空気となった後、排出口206から第1ダクト部6A内に排出される。
収納ダクト61の一端に開口するとともに各ダクト部6A,6Bの末端に位置する排出口603から、光源装置21および回路基板5を冷却した高温の空気がそれぞれ排気ファン7に吸入される。従って、1つの排気ファン7で各部材5,21を冷却できるので、部品点数を低減できる。また、各ダクト部6A,6Bの末端に排出口603が位置するので、各部材5,21を冷却した空気を各ダクト部6A,6Bの内部に滞留させることなく排気ファン7により吸入することができ、各部材5,21を良好に冷却できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、収納ダクト61は、両端がそれぞれ開口して導入口61A、排出口603とされた箱状(筒状)に形成され、各ダクト部6A,6Bは、共に導入口61Aを介して内部に冷却空気を導入していたが、収納ダクト61は、一端のみが開口して排出口603とされた箱状に形成されていてもよい。そして、各ダクト部6A,6Bの適宜の位置に、各ダクト部6A,6B内部に冷却空気を導入するための導入口が形成されていてもよい。また、前記実施形態では、冷却ファンが1つのみ設けられていたが、前記のように各ダクト部6A,6Bそれぞれに導入口を設ける場合には、各ダクト部毎に、各ダクト部6A,6Bに冷却空気を送る冷却ファンが設けられていてもよい。
前記実施形態では、光変調装置は、液晶パネル251から構成されていたが、光変調装置は、DMD(Digital Micromirror Device:米国テキサスインスツルメント社の商標)で構成されていてもよい。
Claims (3)
- 光源装置と、
前記光源装置を駆動する回路基板と、
一方の側端面が開口して排出口とされた長手状の箱状に形成され、内部が長手方向に沿って仕切部により第1ダクト部および第2ダクト部に仕切られているとともに、前記第1ダクト部内に前記光源装置を収納し、前記第2ダクト部内に前記回路基板を収納する収納ダクトと、
前記排出口に対向配置され、前記光源装置を冷却して高温となった空気および前記回路基板を冷却して高温となった空気を、前記収納ダクトを介して吸入して吐出する排気ファンとを備える
ことを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
前記収納ダクトの他方の側端面は開口して前記収納ダクト内に空気を導入する導入口とされ、
前記プロジェクターは、
冷却空気を吐出する冷却ファンと、
一端が前記導入口に接続されて前記冷却ファンから吐出された冷却空気を前記収納ダクト内に導く接続ダクトとを備え、
前記接続ダクトの内部には、前記冷却ファンから吐出された冷却空気を前記各ダクト部内に案内する整流板が設けられている
ことを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
前記第1ダクト部において、前記光源装置と前記排出口との間に位置する部分には、前記収納ダクト外部の冷却空気を前記第1ダクト部内に引き込む引込口が形成されている
ことを特徴とするプロジェクター。
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