JP5396792B2 - 画像処理装置及び障害情報管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び障害情報管理システムに関する。
画像処理装置で起る障害に対する処置として、以下に示す特許文献1〜特許文献4等が提案されている。
特許文献1には、電子機器に使用されている部品及びレビジョンを装置を開かなくても把握し、故障部品の指摘がし易くなることが記載されている。
特許文献2には、通常発生した障害の修復作業において、修復後、一定時間可動させて動作確認するために、サービスマンが長時間装置の前で拘束されないように、確認作業の必要有無を判別し、必要あれば、タイマによって動作確認して結果を管理センターを通知することが記載されている。
特許文献3には、エラーコード等が発生した場合に、そのコードに対応するカテゴリ番号を故障候補として管理テーブルに登録し、当該エラーの1回当りの印刷枚数がしきい値以下となった場合に、そのカテゴリ番号を特定し、警告を発することが記載されている。
特許文献4には、情報記憶領域に障害種別の障害情報、障害の組み合わせ、規定発生回数、発生有効時間、判定情報を予め登録しておき、かつ、被管理装置に障害が発生したとき受信時刻を記憶し、条件一致のときは判定情報を読み出し、この判定情報に対応して別の情報記憶領域に予め登録されている対処方法を読出して表示手段に出力することが記載されている。
特開2005−182619公報 特開2006−093825公報 特開2006−201928公報 実開平09−288594号公報
本発明は、本構成を有しない場合に比べて、画像処理装置に起き得る最終障害に対する処置を特定する処置情報の選別を容易に行なうことができる画像処理装置および障害情報管理システムを得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、画像形成処理の実行を妨げる障害である最終障害を特定する最終障害情報と前記最終障害には至らないが前記最終障害の要因となる事象を特定する未障害事象情報とを組み合わせて構成された障害情報群と、前記最終障害に応じて実行した処置を特定する処置情報とが関連付けられたデータテーブルに基づいて、少なくとも発生した前記最終障害と関連付けられた前記処置情報を報知する報知手段と、前記最終障害に対する処置が実行されてから所定量の画像形成処理が実行される間の前記処置が対応する最終障害と同一の最終障害の発生回数を計測し、計測した前記発生回数を元にした効果レベルを、前記最終障害の発生回数及び前記最終障害に対して予め定めた条件に基づいて重み付けして設定した重み付け係数から演算し、演算した効果レベルが所定以下の場合に、前記処置が対応する最終障害に対して効果有と判断する処置後効果判断手段と、前記処置後効果判断手段の判断結果に基づいた前記処置に対する効果情報を前記障害情報群に関連付けた前記データテーブルを作成する作成手段と、を有している。
請求項2に記載の発明は、画像形成処理の実行を妨げる障害である最終障害を特定する最終障害情報と前記最終障害には至らないが前記最終障害の要因となる事象を特定する未障害事象情報とを組み合わせて構成された障害情報群と、前記最終障害に応じて実行した処置を特定する処置情報とを、互いに関連付けて記憶する障害情報記憶手段と、前記最終障害が発生したときに、当該最終障害を特定する最終障害情報と関連付けられた前記処置情報を、前記障害情報記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段で読み出された前記処置情報を報知する報知手段と、前記最終障害に対する処置が実行されてから所定量の画像形成処理が実行される間の前記処置が対応する最終障害と同一の最終障害の発生回数を計測し、計測した前記発生回数を元にした効果レベルを、前記最終障害の発生回数及び前記最終障害に対して予め定めた条件に基づいて重み付けして設定した重み付け係数から演算し、演算した効果レベルが所定以下の場合に、前記処置が対応する最終障害に対して効果有と判断する処置後効果判断手段と、前記処置後効果判断手段の判断結果に基づいた前記処置に対する効果情報を前記障害情報群に関連付けて前記障害情報記憶手段に格納する格納手段と、を有している。
請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、前記障害情報記憶手段には、新たな前記最終障害が発生する度に、当該最終障害に関連して新たに生成される障害情報群とその処置を特定する処置情報とが関連付けられた状態で蓄積されて記憶される。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の発明において、前記障害情報群には、前記最終障害に至るまでの画像処理履歴情報が付加される。
発明において、前記処置情報は、単一の前記最終障害情報に対して単一又は複数あり、複数の処置情報がある場合、それぞれの処置情報による処置後の再発頻度に基づく優先順位が付与されることを含むこれにより、処置(処置情報)の選択が容易となる。
発明において、前記優先順位は、それぞれの処置情報による処置の効果があった方が高く、かつ効果があった処置の内、当該処置の実行回数が多い順に決定されることを含むこれにより、処置情報の実行頻度が反映されるため、処置情報を選択するときの適合性や確実性がます。
発明において、前記優先順位は、それぞれの処置情報毎に予め定めた条件の基づく重み付けを行なった上で、最も処置の実行回数が多い順に決定されることを含むこれにより、処置情報の重要度が反映されるため、処置情報を選択するときの適合性や確実性がます。
発明においては、前記処置情報が、ソフトウェア、パラメータ設定を含む電子情報である場合に、当該電子情報のダウンロード元を特定する情報が含まれるこれにより、障害情報記憶手段の記憶容量を軽減することができる。
また、本発明において、前記処置情報の内、部品の交換、部品の調整に関する処置情報が、各部品に付与され固有の識別情報によって管理される記憶媒体に記憶される。これにより、部品管理が容易であり、かつ、障害情報記憶手段の記憶容量を軽減することができる。
さらに、本発明において、前記記憶媒体が、無線通信によって前記処置情報の送受信を可能とするRFID(Radio Frequency Identification)機能を適用したICタグであることを含むこれにより、情報の送受信の煩雑さを解消することができる。
請求項5に記載の発明は、画像処理装置における画像形成処理の実行を妨げる障害である最終障害を特定する最終障害情報と前記最終障害には至らないが前記最終障害の要因となる事象を特定する未障害事象情報とを組み合わせて構成された障害情報群と、前記最終障害に応じて実行した処置を特定する処置情報と、を互いに関連付けて記憶する障害情報記憶手段と、前記画像処理装置で前記最終障害が発生したときに、当該最終障害を特定する最終障害情報と関連付けられた前記処置情報を、前記障害情報記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段で読み出された前記処置情報を報知する報知手段と、前記最終障害に対する処置が実行されてから所定量の画像形成処理が実行される間の前記処置が対応する最終障害と同一の最終障害の発生回数を計測し、計測した前記発生回数を元にした効果レベルを、前記最終障害の発生回数及び前記最終障害に対して予め定めた条件に基づいて重み付けして設定した重み付け係数から演算し、演算した効果レベルが所定以下の場合に、前記処置が対応する最終障害に対して効果有と判断する処置後効果判断手段と、前記処置後効果判断手段の判断結果に基づいた前記処置に対する効果情報を前記障害情報群に関連付けて前記障害情報記憶手段に格納する格納手段と、を有している。
発明において、複数の画像処理装置が通信回線網で通信可能に接続されており、前記障害情報を取得する場合に、相互に接続された前記通信回線網を通じてそれぞれの画像処理装置と送受信することを含むこれにより、複数の画像処理装置間で、障害情報記憶手段に記憶された情報を共有化することができる。
請求項6に記載の発明は、前記請求項5に記載の発明において、複数の前記画像処理装置と、少なくとも前記障害情報記憶手段を備えた情報処理端末とが、通信回線網で通信可能に接続される
請求項7に記載の発明は、前記請求項6又は請求項6記載の発明において、前記障害情報記憶手段には、新たな最終障害が発生する度に、当該最終障害に関連した障害情報群とその処置を特定する処置情報とが関連付けられた状態で蓄積されて記憶される。
請求項8に記載の発明は、前記請求項5請求項7の何れか1項記載の発明において、前記障害情報記憶手段に記憶される前記障害情報群には、前記最終障害に至るまでの画像処理履歴情報が付加される。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、画像処理装置に起き得る最終障害に対する処置を特定する処置情報の選別を容易に行なうことができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、画像処理装置に起き得る最終障害に対する処置を特定する処置情報の選別を容易に行なうことができる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、障害情報群と処置情報とが関連付けられたパターンが徐々に増加するため、複数の処置現場(画像処理装置)での処置情報の共有化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、さらに処置情報の特定が容易となる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、画像処理装置に起き得る最終障害に対する処置を特定する処置情報の選別を容易に行なうことができる。
請求項6に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、障害情報記憶手段に記憶された情報を一括管理することができる。
請求項7に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、障害情報群と処置情報とが関連付けられたパターンが徐々に増加するため、複数の処置現場での処置情報の共有化を図ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、さらに処置情報の特定が容易となる。
図1には、本実施の形態に係る画像処理装置10が示されている。画像処理装置10は、大きく分類して、図1の左側から画像形成部12、用紙収容部14、後処理部16としている。
画像形成部12は、その筐体18の上面に当該画像処理装置10の全体を制御する主制御部20が設けられている。主制御部20は、制御部本体22と、キーボード24と、ディスプレイ26を備えている。また、主制御部20の図1の右側(画像形成部12の上面)には、矩形の開口部が設けられている。この開口部には、開閉蓋32が取り付けられている。
画像形成部12は筐体18によって覆われており、前記主制御部20からの画像データに応じて発光する光ビームを走査する光走査部と、光走査部によって走査された光ビームを受けて所謂静電潜像が形成される感光体ドラムと、感光体ドラム上の静電潜像へトナー等の現像剤を供給することで現像する現像部と、この現像によって顕像化された画像を記録用紙へ転写する転写部と、転写した記録用紙上の画像を定着させる定着部とを備えている。以下、上記一連の工程を、「画像形成処理全般」という。
上記画像形成部12が収容された筐体18の図1の前面は、ほぼ全域に亘って開口されており、所謂観音開き型の一対の開閉扉34が取り付けられている。
このため、画像形成部12のメンテナンス時には、この一対の開閉扉34を開放することで、筐体18の前面とほぼ同一の面積のメンテナンス作業空間が設けられることになる。
この画像形成部12の転写部へ送られる記録用紙は、前記開閉蓋32の下部に設けられたトレイ36、或いは用紙収容部14に設けられた複数のトレイ38から選択的に持ち出されるようになっている。すなわち、複数のトレイ36,38には、それぞれサイズの異なる記録用紙を収容可能(同一サイズの場合もある)となっており、主制御部20からの指示に基づく、画像形成部12からの指示で何れかのトレイ36、38が選択され、例えば、最上層の記録用紙から順番に持ち出すようになっている。
用紙収容部14の上部は、画像形成された記録用紙の搬送部40となっている。すなわち、画像形成部12で画像形成された記録用紙は、後処理が必要な場合に、この搬送部40を経て、後処理部16へ搬送されるようになっている。なお、後処理が不要な記録用紙は、前記開閉蓋32の下部に配置された排出トレイユニット42へ排出されるようになっている。
後処理部16は、例えば、フィニッシャー部とも称され、製本、綴じ、穴あけ、折り等の加工、並びにジョブ単位、部数単位での仕分け処理を実行する。
図1に示される如く、画像形成部12を構成する一部の部品には、無線タグ44が取り付けられている。無線タグ44は、周知のようにRFID機能により、非接触、かつ非電力で情報の送受信が可能である。前記主制御部20には、この無線タグ44と送受信するための無線送受信部92(図3参照)が搭載されており、この主制御部20には、図示しない配線を介して、前記一対の開閉扉34の一方の裏面側に設けられたアンテナ46が電気的に接続されている。
このアンテナ46は、主制御部20の無線送受信部92(図3参照)による情報の送受信が実行されると、アンテナ46と無線タグ44との間で非接触通信が実行されることになる。
図2に示される如く、本実施の形態では、通信回線網48を介して、前述した構造の複数の画像形成装置10が互いに情報を送受信可能に接続されている。なお、図示は省略したが、前記通信回線網48には、上記と異なる構造の画像形成装置が接続されていてもよい。また、通信回線網48は、所謂LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やWAN(ワイド・エリア・ネットワーク)等の限られた範囲でのネットワーク以外に、インターネットであってもよい。
前記通信回線網48には、サーバー50が接続されている。このサーバー50には、通信回線網48に接続された複数の画像形成装置10における共有の情報が蓄積(記憶)されるようになっている。
この共有の情報としては、画像処理装置10が障害を起こした場合のその障害コード(最終障害コード)、並びに、その障害を起こすまでの処理の履歴(ログ)、ログに書き込まれる障害までは至らなかった画像処理中の不具合を示すコード(未障害事象コード)、最終障害が発生したときの処置を特定する処置情報がある。
本実施の形態では、上記障害に関する情報を関連付けて、サーバー50で一括管理している。
図3は、サーバー50で一括管理される障害に関する情報と、その情報を用いて処置される画像処理装置10との間での通信を含む、障害情報管理に関する制御を機能的に示したブロック図である。なお、このブロック図は、制御を機能的に分類したものであり、ハード構成を限定するものではない。
サーバー50には、障害情報テーブルメモリ52が設けられている。この障害情報テーブルメモリ52は、障害情報読出部54とテーブル格納部56に接続されている。この障害情報読出部54とテーブル格納部56は、それぞれ信号解析部58に接続されている。信号解析部58は、サーバー側I/F(インターフェイス)60を介して通信回線網48に接続されている。
また、障害情報テーブルメモリ52には、テーブル編集部61が接続されており、必要に応じて、格納されるテーブルの編集(追加、入替、消去、変更等)が実行されるようになっている。
通信回線網48には、前述のように複数の画像処理装置10が接続されているが、図3では、1つの画像処理装置10の主制御部20のみを図示する。
通信回線網48は、画像処理装置側I/F62を介して、障害情報要求部64、情報送出部66、情報受取部68のそれぞれに接続されている。
(障害情報の受け取り)
情報受取部68は、自動処置実行指示部69及び表示制御部70に接続されている。
自動処置実行指示部69では、情報受取部68で受け取った障害情報に関するデータに基づき、自動処置(バージョンアップのダウンロード、パラメータ設定や調整等)ができる場合にその指示を各部に指示する。
また、表示制御部70では、情報受取部68で受け取った障害情報に関するデータに基づき、ディスプレイ26の表示に適合させるためのデータ変換機能や、ディスプレイ26を駆動するためのドライバとしての役目を有している。
情報受取部68による障害情報の受け取りは、前記障害情報要求部64からサーバー50へ送出される障害情報要求信号に基づいて実行される。すなわち、障害要求部64から障害要求信号が送出されると、この障害要求信号は、画像処理装置側I/F62、通信回線網48、サーバー側I/F60を介して信号解析部58で受信する。信号解析部58では、障害要求信号であることを認識して、障害情報読出部54を起動して、障害情報テーブルメモリ52から障害情報を読み出し、障害情報送出部72を介して、要求のあった画像処理部10の主制御部20へ返信する。
(障害情報テーブルの格納)
図3に示される如く、主制御部20は、前述した「画像形成処理全般」を制御する画像形成制御部74を備えている。
画像形成制御部74には、障害発生状況監視部76が接続されている。この障害発生状況監視部76では、画像形成制御部74による画像形成処理を監視し、障害発生の有無を判断する。
障害発生状況監視部76は、最終障害コード生成部78に接続されている。最終障害コード生成部78では、障害発生状況監視部76で障害発生を認識すると、障害発生信号を受け、この障害を特定する最終障害コードを生成する。
最終障害コード生成部78は、テーブル生成部80に対して、生成した最終障害コードを送出する役目を有している。
また、障害発生状況監視部76において、障害発生を認識すると、前記障害情報要求部64に障害発生信号を送出する。この結果、障害情報要求部64では、サーバー50に対して障害情報を要求することになる。これは、前記「障害の受け取り」に関する事項の1つである。
さらに、障害発生状況監視部76において、障害発生を認識すると、ログ取込部82に障害発生信号を送出する。このログ取込部82は、前記画像形成制御部74に接続されており、障害発生信号の入力をきっかけとして、画像形成制御部74から画像形成処理の履歴情報(ログ)を取り込む。
ログ取込部82は、未障害事象コード抽出部84及び前記テーブル生成部80に接続されている。これにより、テーブル生成部80では、前記最終障害コードの入力と同期して、ログ取込部82からログ情報を受け取る。
一方、前記ログ取込部82から履歴情報を受け取った未障害事象コード抽出部84では、履歴情報に含まれる未障害事象、すなわち、障害には至らなかったが、例えば、許容される時間内に処理されたり、一時的に障害が起きたがすぐに復帰したといった事象を抽出し、その事象を未障害事象コードとして特定する。
より具体的には、記録用紙の搬送系において、相対的に上流側のセンサから下流側のセンサへ到達する搬送時間が通常よりも長いが許容範囲であった場合、トナーの使用量が通常平均値よりも所定量多い、稼働時間が平均稼働時間よりも所定時間長い、といった事象が挙げられる。
未障害事象コード抽出部84は、前記テーブル生成部80に接続され、生成された未障害事象コードをテーブル生成部80へ送出する。この結果、テーブル生成部80には、最終障害コードの入力に同期して、前記未障害事象コード及びログ情報が入力されることになる。テーブル生成部80では、この最終障害コード、未障害事象コード及びログ情報の組み合わせである障害情報群と、後述する処置情報と関連付けてテーブル化するようになっている。
テーブル生成部80には、処置情報書込部86が接続されている。処置情報書込部86では、入力される処置情報を、テーブル生成部80に入力されている障害情報群基に作成されたテーブルに、当該障害情報群と関連付けながら書き込んでいく役目を有している。
処置情報書込部86は、処置情報生成部88に接続されている。処置情報生成部88では、基本的に3の入力系(データ1)〜(データ3)から入力される処置情報に関するデータを解析し、処置情報を生成するようになっている。
(データ1)処置内容
処理情報生成部88には、キーボード24が接続されている。このキーボード24からは、例えば、サービスマン等が最終障害に応じて行なった処置に関する情報がキー入力されるようになっている。
このキー入力は、予め処置内容が符号化された入力フォーマットを作成しておき、符号を入力したり、選択したりすることで処置の内容を入力するようにしてもよいし、サービスマンが自由に書き込むことができるテキスト情報であってもよい。
(データ2)部品交換、修理による処置
処置情報生成部88には、受信情報解析部90が接続されている。この受信情報解析部90は、無線送受信部92が接続されている。
無線送受信部92はアンテナ46を介して、無線タグ44との送受信を実行する。無線タグ44は、画像形成部12(図1参照)の各部に装着された部品のそれぞれに設けられている。なお、図1では、4箇所の無線タグ44を図示しているが、この数は限定されるものではない。
無線送受信部92では、定期的或いは不定期に無線タグ44との送受信を実行する。定期的とは、例えば、タイマ等による一定の時間間隔で行なうことを言い、不定期とは開閉扉34が開放されたとき等を言う。
無線送受信部92では、アンテナ46と無線タグ44との間で非接触通信を実行するように制御し、当該部品が交換されたか否か、交換された場合の交換時期、或いは、調整がされたか否か、調整された場合の調整内容を無線タグ44に対して要求し、無線タグ44は、この要求に応答するように起動する。なお、一般的に無線タグ44は電力を持たないが、無線送受信部92からのアンテナ46を介した電磁波による電磁誘導作用により情報の送受信が可能となっている。
無線送受信部92が、無線タグ44から受けた情報は、受信情報解析部90で解析された後、処理情報生成部88へ送出されるようになっている。
(データ3)処置に応じた評価
処置情報生成部88には、処置評価判定部94が接続されている。処置評価判定部94は、例えばサービスマンが行なった処置が、その後良好であったのか、再発したのか等を評価する役目を有している。評価は、自動評価と手入力評価とがある。
(自動評価)
処置評価判定部94には、処理量カウンタ96が接続されている。処理量カウンタ96は、前記画像形成制御部74から、PV(プリントボリューム)データを受け取るようになっている。PVとは、例えば、JIS規格のA4サイズ換算での処理枚数(A3サイズの処理であれば、2カウント)を表す。
処理量カウンタ96では、このPVが所定量に達した時点で、前記障害発生状況監視部76からの情報に基づいて、評価対象の最終障害が発生したか否かを確認し、その効果情報を処置情報生成部88へ送出するようになっている。
(手入力評価)
処置評価判定部94には、キーボード24が接続されている。このキーボード24から、例えばサービスマンが処置を実行した後、評価対象の最終障害の発生の有無等を自身で判断して、その評価を入力する。
以下に本実施の形態の作用を図4のフローチャートに従い説明する。なお、このフローチャートは、画像処理装置10の主制御部20で実行される画像形成制御の1つのルーチンとして実行される制御である。
ステップ100では、障害が発生したか否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ102へ移行して、以前に発生した障害を対象とした処置後の判断時期か否かが判断される。このステップ102で否定判定された場合には、このルーチンは終了する。
前記ステップ100で肯定判定されると、ステップ104へ移行して障害情報要求部64(図3参照)からサーバー50へ障害情報に基づくテーブルを要求して、ステップ106へ移行し、サーバー50からの情報の受け取りを確認する。
ステップ106でサーバー50からの情報の受け取りを確認(肯定判定)すると、ステップ108へ移行して受け取った情報に基づいて、テーブルの有無を判断する。
ステップ108で肯定判定(障害情報に基づくテーブル有)されると、ステップ110へ移行して受け取った処置の効果があったか否かが判断される。この判断は、後述するステップ122で判断し、サーバー50に格納される効果判断情報に基づいて実行される。
すなわち、N(PV)及び/又はt(時間)中に同一障害発生がM回以下の場合、「効果有り」と判断し、それ以外を「効果無し」と判断する。但し、N値,t値,M値はそれぞれ任意であり、PVはJIS規格A4サイズ換算での処理枚数を示す。
なお、処置の効果の有無の判断は、例えば、今までの同一障害における効果有取得回数の度合い(パーセンテージ)で示すことが挙げられ、この場合、例えば、70%以上を効果有りとすればよい。
効果判断基準の例としては、以下のような条件がある。
(効果判断基準例1)
10000PV中に同一障害発生無し(N=10000枚/A4、M=0、t→設定なし)
(効果判断基準例2)
10000PV中に同一障害発生件数が10以下(N=10000枚/A4、M=10、t→設定なし)
(効果判断基準例3)
24時間中に同一障害発生無し(t=24hour、M=0、N→設定なし)
前記ステップ110で肯定判定、すなわち、処置の効果が有りと判定されると、ステップ112へ移行して、当該処置が自動で実施可能か否かを判断する。
このステップ112で肯定判定されると、ステップ114へ移行して自動処理制御を実行し、このルーチンは終了する。この自動処置には、インストールされているプログラムソフトのバージョンアップを、該当サーバーへ通信回線網48及び図示しないインターネット等を介してアクセスし、自動的にダウンロードする、或いは、設定されている調整値(パラメータ)を変更、調整すること等を言う。
前記ステップ112で否定判定された場合は、ステップ116へ移行して、ディスプレイ26(図3参照)等を用いて処置情報を報知する。すなわち、処置に関するガイダンスを行うことで、例えば、サービスマン置し易いように報知する。これにより、サービスマンは、必要な部品交換等を実行する。
次に、ステップ108で受け取った情報に基づいて、「障害情報無し」と判断される、或いは、ステップ110で受け取ったテーブルによる処置に効果が無いと判断されると、ステップ118へ移行して、今回新たに実行する処置を、発生した障害コード群(障害コード、未障害事象コード、ログ情報)に関連つけたテーブルを作成する(表1参照)。
Figure 0005396792
この表1に示される如く、障害情報群には、障害コードの他、未障害事象コードが必須情報として含まれ、さらに、ログ情報が任意に登録される。未障害事象コードは、最終的に発生した障害にいきつくまでに発生した障害にまでは至らなかった事象であり、最終障害処置情報を検討するにあたり、重要な要素となり得る。また、この未障害事象コードに加え、ログ情報が登録されていることで、さらに処置情報の検討精度が上がる。
処置情報は、大きく分けて、主としてサービスマンが実行する手作業の処理と、自動処理とがある。
サービスマンによる手作業としては、部品交換等が挙げられる。一方、自動処理としては、ソフトのバージョンアップ、設定パラメータの変更、調整が挙げられる。
次のステップ120では、情報送出部66(図3参照)から、テーブル生成部80で生成したテーブルをサーバー50へ送出し、このルーチンは終了する。
次に、前述したステップ102で処置後の効果判断時期であると判定(肯定判定)されると、ステップ122へ移行し、前述した処置後効果判断制御を実行し、次いで、ステップ24へ移行して、この処置後の効果情報を、情報送出部66からサーバー50へ送出する。サーバー50では、この効果情報を、既にサーバー50に登録されている障害情報群−処置情報テーブルに関連付けて格納する。
(変形例)
以下に本実施の形態における変形例について説明する。この変形例は、サーバー50において管理される障害情報群、処置情報、効果情報等で生成されるテーブル管理に関するものである。
すなわち、前述実施の形態では、障害情報群と処置情報とを関連付けてテーブル化し、処置後の効果を付加することで、同一の障害コードに基づいて、的確な処置情報を選択するようにした。これに対して、変形例では、テーブルをさらに細分化すると共に処置後の効果に重み付けを行なうようにした。
図5は、サーバー50に格納される障害と被疑箇所/処置テーブル200を示し、図6は、障害発生履歴データテーブル202の一例を示したものである。
図5に示す被疑箇所/処置テーブル200は、項目として、「障害コード」欄204、「障害の重み付け」欄206、「被疑箇所/処置」欄208が設けられている。「被疑箇所/処置」欄208には、過去に実行した処置(3項目構成)が列挙されている。処置の項目には、「処置No.」欄210、「処置情報」欄212、「効果レベル」欄214が設けられている。なお、「障害コード」欄204には、前述の表1に示した未障害事象コードやログ情報が含まれるものとする。
なお、この被疑箇所/処置テーブル200の各項目に記載された内容は、所謂現場用語的な記号でテーブル化された様子を示したものであるので、特徴的箇所を必要に応じて説明し、その他については省略する。
この被疑箇所/処置テーブル200では、「効果レベル」欄214が障害が起きる毎に1ずつ加算(+1)されるようになっており、例えば、障害コード01−20xにおけるLVPS(低電圧電源部)では、効果レベルが「3」になっている。これはLVPSの障害(未障害事象)が3回あったが顧客側の処理で回復したことを示している。
このとき、効果レベルを予め定めた所定の条件に基づいて、重み付けを行なっている。
重み付けの条件は、以下の事項である。
(重み付け条件1) 障害の重要度による重み付け
これは、顧客がメンテンナンスできるものは低く、システムダウンしなければならないようなものを高くする。
(重み付け条件2) 被疑箇所の影響度合いによる重み付け
これは、他の部位に間接的に影響を与える可能性が高いものほど高くする。一例として、相対的にLVPSは高く、トレイセンサは低い。
(重み付け条件3) 製造(出荷)日からの経過日数(累積プリント処理枚数)に基づく重み付け
これは、同じ障害コードを持つ障害でも、初期不良は高く、経時変化による不良は低い。
すなわち、ある程度長く使っていれば劣化もあり初期に比べて障害が発生することも予測されるが、初期不良は経時劣化がない分重要度を高くする必要がある。
(重み付け条件4) 重み付けの解除
関連部品として登録されても正常を維持していれば重み付けして要素を撤回する。
以上を踏まえ、効果レベルを設定するためには、
効果レベル=(現在の累計効果レベル+新たな効果レベル)×重み付け係数・・(1)
となる。なお、重み付け係数は、障害の重み付け係数と、発生回数に重み付け係数とに分類してもよい。
図6に示す障害発生履歴データテーブル202は、項目として、「発生日」欄216、「発生時刻」欄218、「障害コード」欄220、「発生回数」欄222、「印刷数」欄224、「前回の同一障害からの印刷数」欄226、「前回の障害からの印刷数」欄228、「復旧効果の高い被疑箇所」欄230が設けられている。「復旧効果の高い被疑箇所」欄230には、過去に実行した処置(3項目構成)が効果レベルが高い順に列挙されている(1st、2nd、3rd、4th・・・)。処置の項目には、「処置No.」欄210、「処置情報」欄212、「効果レベル」欄214(図5の「被疑箇所/処置」欄208の各項目と同一)が設けられている。
なお、この障害発生履歴データテーブル202の各項目に記載された内容は、所謂現場用語的な記号でテーブル化された様子を示したものであるので、特徴的箇所を必要に応じて説明し、その他については省略する。
この障害発生履歴データテーブル202は、障害が発生する毎に「発生日時」欄216をソート対象とした横に羅列した各項目群(横帯)が増加する。
一方、サービスマンによるメンテナンス処理(部品交換、調整等)が完了すると、実行した処置に関する被疑箇所(「処置No.」欄210、「処置情報」欄212、「効果レベル」欄214)が消去されていくようになっている。
図7及び図8は、図5及び図6に示した2種類のテーブル、すなわち、障害と被疑箇所/処置テーブル200と、障害発生履歴データテーブル202とを適用したテーブル管理制御ルーチンである。
図7は、障害発生時の処理を示しており、ステップ250では、障害が発生したときに、障害と被疑箇所/処置テーブル200に、障害情報群(障害コード、未障害事象コード、ログ情報)に基づく抽出データがあるか否かが判断され、ない場合(否定判定)は新たな障害であるため、このルーチンは終了する。なお、新たな障害の場合には、新たな障害に対する処置制御(図示省略)が実行される。
ステップ250で肯定判定、すなわち、発生した障害に基づく抽出データが、障害と被疑箇所/処置テーブル200にあると判断された場合は、ステップ252へ移行して図6の障害発生履歴データテーブル202に登録し、ステップ254へ移行する。
ステップ254では、図6に登録したデータから、過去の履歴に同一の「被疑箇所/処置」情報があるか否かが判断され、あると判断された場合には(肯定判定)、ステップ256へ移行して、効果レベルを更新する。なお、この「あり」の判定は複数項目に亘る場合も含むものとする。
この効果レベルの更新の際、
効果レベル=(現在の累計効果レベル+新たな効果レベル)×重み付け係数・・(1)
を用いる。
この効果レベルの更新が終了すると、ステップ258へ移行する。また、ステップ254で、なしと判断された場合は(否定判定)、ステップ258へ移行する。
ステップ258では、最も高い効果レベルとなった処置情報をディスプレイ26へ表示し、このルーチンは終了する。
次に、図8は、障害に対する処置を実施した時の処理を示しており、ステップ260では実行した処置情報が、図6の障害発生履歴データテーブル202に登録されているか否かが判断され、肯定判定されると、今回の処置により履歴として残しておく必要がないので、ステップ262へ移行して図6の障害発生履歴データテーブル202における被疑箇所情報(「処置No.」欄210、「処置情報」欄212、「効果レベル」欄214)を削除してこのルーチンは終了する。なお、ステップ260で否定判定された場合は、このルーチンは終了する。
なお、本実施の形態(変形例を含む)では、通信回線網48に複数の画像処理装置10とサーバー50とを接続し、相互に通信可能とすると共に、サーバー50に障害情報群と処置情報とを関連付けたテーブルを格納して、それぞれの画像処理装置10が共有できるような構成としたが、サーバー50を設けずに、互いの画像処理装置10が相互に通信して、個々に発生した障害を共有しあう構成としてもよい。
また、例えば、サービスマンが情報(障害情報群と処置情報とを関連付けたテーブル)を携帯可能な記録媒体を所持していてもよいし、メーカーのサーバーへアクセスする構成であってもよい。
すなわち、本実施の形態(変形例を含む)は、障害情報群と処置情報とを関連付けたテーブルを共有し、特定機器、特定場所で発生した障害とその処置を、別の機器、別の場所でも有効に利用できること、並びに、障害に関して、最終障害のみならず最終障害に至るまでに発生した不具合(障害には至らない事象)を加味することが重要であり、情報(障害情報群と処置情報とを関連付けたテーブル)格納先、取得手段は限定されるものではない。
本実施の形態に係る画像処理装置の概略構成図である。 画像処理装置が通信回線網に接続された状態を示すシステム構成図である。 画像処理装置の主制御部とサーバーとにおける情報授受を示す制御の機能ブロック図である。 画像処理装置の主制御部での障害に関する制御の流れを示すフローチャートである。 サーバーに格納される障害と被疑箇所/処置テーブルを模式化した図表である。 サーバーに格納される障害発生履歴データテーブルを模式かした図表である。 障害発生時の処理制御を示すフローチャートである。 障害処置実施時の処理制御を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像処理装置
12 画像形成部
14 用紙収容部
16 後処理部
18 筐体
20 主制御部
22 制御部本体
24 キーボード
26 ディスプレイ(報知手段)
32 開閉蓋
34 開閉扉
36 トレイ
38 トレイ
40 搬送部
42 排出トレイユニット
44 無線タグ
46 アンテナ
48 通信回線網
50 サーバー
52 障害情報テーブルメモリ(障害情報記憶手段)
54 障害情報読出部
56 テーブル格納部
58 信号解析部
60 サーバー側I/F
61 テーブル編集部
62 画像処理装置側I/F
64 障害情報要求部
66 情報送出部
68 情報受取部(障害情報読出手段)
70 表示制御部(報知手段)
72 障害情報送出部
74 画像形成制御部
76 障害発生状況監視部
78 最終障害コード生成部
80 テーブル生成部
82 ログ取込部
84 未障害事象コード抽出部
86 処置情報書込部
88 処置情報生成部
90 受信情報解析部
92 無線送受信部
94 処置評価判定部
96 処理量カウンタ

Claims (8)

  1. 画像形成処理の実行を妨げる障害である最終障害を特定する最終障害情報と前記最終障害には至らないが前記最終障害の要因となる事象を特定する未障害事象情報とを組み合わせて構成された障害情報群と、前記最終障害に応じて実行した処置を特定する処置情報とが関連付けられたデータテーブルに基づいて、少なくとも発生した前記最終障害と関連付けられた前記処置情報を報知する報知手段と、
    前記最終障害に対する処置が実行されてから所定量の画像形成処理が実行される間の前記処置が対応する最終障害と同一の最終障害の発生回数を計測し、計測した前記発生回数を元にした効果レベルを、前記最終障害の発生回数及び前記最終障害に対して予め定めた条件に基づいて重み付けして設定した重み付け係数から演算し、演算した効果レベルが所定以下の場合に、前記処置が対応する最終障害に対して効果有と判断する処置後効果判断手段と、
    前記処置後効果判断手段の判断結果に基づいた前記処置に対する効果情報を前記障害情報群に関連付けた前記データテーブルを作成する作成手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 画像形成処理の実行を妨げる障害である最終障害を特定する最終障害情報と前記最終障害には至らないが前記最終障害の要因となる事象を特定する未障害事象情報とを組み合わせて構成された障害情報群と、前記最終障害に応じて実行した処置を特定する処置情報とを、互いに関連付けて記憶する障害情報記憶手段と、
    前記最終障害が発生したときに、当該最終障害を特定する最終障害情報と関連付けられた前記処置情報を、前記障害情報記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読出手段で読み出された前記処置情報を報知する報知手段と、
    前記最終障害に対する処置が実行されてから所定量の画像形成処理が実行される間の前記処置が対応する最終障害と同一の最終障害の発生回数を計測し、計測した前記発生回数を元にした効果レベルを、前記最終障害の発生回数及び前記最終障害に対して予め定めた条件に基づいて重み付けして設定した重み付け係数から演算し、演算した効果レベルが所定以下の場合に、前記処置が対応する最終障害に対して効果有と判断する処置後効果判断手段と、
    前記処置後効果判断手段の判断結果に基づいた前記処置に対する効果情報を前記障害情報群に関連付けて前記障害情報記憶手段に格納する格納手段と、
    を有する画像処理装置。
  3. 前記障害情報記憶手段には、新たな前記最終障害が発生する度に、当該最終障害に関連して新たに生成される障害情報群とその処置を特定する処置情報とが関連付けられた状態で蓄積されて記憶される請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記障害情報群には、前記最終障害に至るまでの画像処理履歴情報が付加される請求項1〜請求項3の何れか1項記載の画像処理装置。
  5. 画像処理装置における画像形成処理の実行を妨げる障害である最終障害を特定する最終障害情報と前記最終障害には至らないが前記最終障害の要因となる事象を特定する未障害事象情報とを組み合わせて構成された障害情報群と、前記最終障害に応じて実行した処置を特定する処置情報と、を互いに関連付けて記憶する障害情報記憶手段と、
    前記画像処理装置で前記最終障害が発生したときに、当該最終障害を特定する最終障害情報と関連付けられた前記処置情報を、前記障害情報記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読出手段で読み出された前記処置情報を報知する報知手段と、
    前記最終障害に対する処置が実行されてから所定量の画像形成処理が実行される間の前記処置が対応する最終障害と同一の最終障害の発生回数を計測し、計測した前記発生回数を元にした効果レベルを、前記最終障害の発生回数及び前記最終障害に対して予め定めた条件に基づいて重み付けして設定した重み付け係数から演算し、演算した効果レベルが所定以下の場合に、前記処置が対応する最終障害に対して効果有と判断する処置後効果判断手段と、
    前記処置後効果判断手段の判断結果に基づいた前記処置に対する効果情報を前記障害情報群に関連付けて前記障害情報記憶手段に格納する格納手段と、
    を有する障害情報管理システム。
  6. 複数の画像処理装置と、少なくとも前記障害情報記憶手段を備えた情報処理端末とが、通信回線網で通信可能に接続された請求項5記載の障害情報管理システム。
  7. 前記障害情報記憶手段には、新たな前記最終障害が発生する度に、当該最終障害に関連して新たに生成される障害情報群とその処置を特定する処置情報とが関連付けられた状態で蓄積されて記憶される請求項5又は請求項6記載の障害情報管理システム。
  8. 前記障害情報群には、前記最終障害に至るまでの画像処理履歴情報が付加される請求項5〜請求項7の何れか1項記載の障害情報管理システム。
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