JP5394969B2 - 基板処理装置、基板処理システム、および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置、基板処理システム、および基板処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板を搬送しつつ処理する基板処理装置、基板処理システム、および基板処理方法に関する。
液晶表示装置用ガラス基板、半導体ウエハ、フィルム液晶用フレキシブル基板、フォトマスク用基板、カラーフィルタ用基板、記録ディスク用基板、太陽電池用基板、電子ペーパー用基板などの精密電子装置用基板の製造工程では、複数の基板処理装置を組み合わせて、基板に対して一連の処理を行う基板処理システムが、使用されている。基板処理システムは、処理対象となる基板を各基板処理装置へ搬送し、基板に対して複数の処理を順次に施す。
このような基板処理システムには、一部の装置において処理の遅延や調整作業が発生したときに、後続の基板を一時的に収納して待機させるバッファを有するものがある。基板を一時的に収納するバッファの例として、特許文献1には、基板を多段に収納保管する基板収納容器と、基板収納容器を昇降する昇降手段とからなる基板用バッファ装置が記載されている。
特開昭63−106271号公報
特許文献1の基板用バッファ装置は、基板収納容器へ先に収納した基板から順に排出する、いわゆるFIFO(First In First Out:先入れ先出し)方式の収納・排出動作を行うものとなっている。このようなFIFO方式を採用すれば、複数の基板の搬送順序を入れ替えることなく、後工程の装置へ基板を搬送できる。
しかしながら、特許文献1のように、FIFO方式のバッファを構成しようとすると、基板収納容器の各段を収納・排出位置に自在に昇降させる機構が必要となる。また、FIFO方式のバッファは、コンベア等の搬送機構と平面視において重なる位置に配置することは困難である。このため、搬送機構とは別に、基板収納容器を配置するための装置床面積を確保する必要がある。また、基板収納容器に対して、基板を搬入および搬出させるための機構も必要となる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、後続の装置における基板の処理順序を入れ替えることなく、かつ、簡易な構造で、基板を一時的に収納できる基板処理装置、基板処理システム、および基板処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、基板を搬送しつつ処理する基板処理装置であって、所定の搬送経路に沿って基板を搬送する搬送部と、前記搬送経路上に設けられた処理位置において、基板を処理する処理部と、前記処理位置より前記搬送経路の上流側において、LIFO方式で基板を一時的に収納する第1バッファと、前記処理位置より前記搬送経路の下流側において、LIFO方式で基板を一時的に収納する第2バッファと、
を備え、バッファ対象となる基板を登録する登録手段と、前記登録手段に登録された基板を、前記第1バッファおよび前記第2バッファの双方に収納させる制御手段と、をさらに備える
本願の第発明は、第1発明の基板処理装置であって、前記搬送部は、搬送方向に間欠的に配置された複数の基板支持部材を有し、前記第1バッファおよび前記第2バッファは、基板を載置する櫛状の載置部が多段に配置された昇降棚を有し、前記載置部が、前記複数の基板支持部材の間隙を通って昇降する。
本願の第発明は、基板に対して複数の処理を行う基板処理システムであって、所定の搬送経路に沿って基板を搬送する搬送部と、前記搬送経路上に設けられた処理位置において、基板を処理する第1基板処理装置と、前記第1基板処理装置より前記搬送経路の上流側において、LIFO方式で基板を一時的に収納する第1バッファと、前記第1基板処理装置より前記搬送経路の下流側において、LIFO方式で基板を一時的に収納する第2バッファと、前記第2バッファより前記搬送経路の下流側に配置された第2基板処理装置と、を備える。
本願の第発明は、第発明の基板処理システムであって、前記第1バッファと前記第2バッファとの間に、複数の前記第1基板処理装置が配置されている。
本願の第発明は、第発明または第発明の基板処理システムであって、前記搬送部は、搬送方向に間欠的に配置された複数の基板支持部材を有し、前記第1バッファおよび前記第2バッファは、基板を載置する櫛状の載置部が多段に配置された昇降棚を有し、前記載置部が、前記複数の基板支持部材の間隙を通って昇降する。
本願の第発明は、第発明から第発明までのいずれかの基板処理システムであって、前記第1基板処理装置は、複数の基板に対して同一の処理を行い、前記第2基板処理装置は、基板ごとに固有の処理を行う。
本願の第発明は、基板の搬送経路上に設けられた処理位置において、基板を処理する基板処理方法であって、a)前記処理位置より前記搬送経路の上流側において、LIFO方式で基板を一時的に収納する工程と、b)前記工程a)において収納された基板を登録する登録工程と、c)前記工程b)において登録された基板を、前記処理位置より前記搬送経路の下流側において、LIFO方式で一時的に収納する工程と、を備える。
本願の第1発明または発明によれば、基板処理装置または後続の装置において基板の搬送が停滞したときに、第1バッファおよび第2バッファに、基板を一時的に収納できる。第1バッファおよび第2バッファは、LIFO方式のバッファであるため、FIFO方式のバッファより簡易な構造で実現できる。また、第1バッファおよび第2バッファの双方に収納することにより、搬入時の基板の順序と同じ順序で、基板を搬出できる。
また、第1バッファおよび第2バッファに収納する基板と、第1バッファおよび第2バッファに収納することなく搬送する基板とを、区別して搬送制御できる。
特に、本願の第発明によれば、第1バッファおよび第2バッファは、搬送部の上方位置に基板を収納できる。このため、第1バッファおよび第2バッファによる装置床面積の増大を抑制できる。
また、本願の第発明〜第発明によれば、第1基板処理装置以降の装置において基板の搬送が停滞したときに、第1バッファおよび第2バッファに、基板を一時的に収納できる。第1バッファおよび第2バッファは、LIFO方式のバッファであるため、FIFO方式のバッファより簡易な構造で実現できる。また、第1バッファおよび第2バッファの双方に収納することにより、搬入時の基板の順序と同じ順序で、第2基板処理装置へ基板を搬送できる。
特に、本願の第発明によれば、第1バッファおよび第2バッファに基板を収納するときにも、複数の第1基板処理装置における基板の処理を、連続して行うことができる。
特に、本願の第発明によれば、第1バッファおよび第2バッファは、搬送部の上方位置に基板を収納できる。このため、第1バッファおよび第2バッファによる装置床面積の増大を抑制できる。
特に、本願の第発明によれば、搬入時の基板の順序と同じ順序で、第2基板処理装置へ基板を搬送できる。このため、第2基板処理装置において、予定された処理の順序を変更することなく、各基板に適合した処理を行うことができる。
また、本願の第発明によれば、処理位置または後続の装置において基板の搬送が停滞したときに、工程a)および工程)において、基板を一時的に収納できる。工程a)および工程)では、LIFO方式で基板を収納するため、FIFO方式で基板を収納する場合より、バッファの構造を簡易化できる。また、工程a)および工程)の双方を経ることにより、工程a)より前の基板の搬送順序と同じ順序で、工程)より後の処理を行うことができる。
また、工程b)を経ることにより、工程a)および工程c)で収納される基板と、工程a)および工程c)で収納されることなく搬送する基板とを、区別して搬送制御できる。
第1実施形態に係る基板処理システムの平面図である。 洗浄装置および脱水ベーク装置の縦断面図である。 基板の収納・排出動作の流れを示したフローチャートである。 洗浄装置および脱水ベーク装置の縦断面図である。 洗浄装置および脱水ベーク装置の縦断面図である。 洗浄装置および脱水ベーク装置の縦断面図である。 第2実施形態に係る基板処理システムの平面図である。 第1バッファ、塗布装置、プリベーク装置、および第2バッファの縦断面図である。 基板の収納・排出動作の流れを示したフローチャートである。 第1バッファ、塗布装置、プリベーク装置、および第2バッファの縦断面図である。 第1バッファ、塗布装置、プリベーク装置、および第2バッファの縦断面図である。 第1バッファ、塗布装置、プリベーク装置、および第2バッファの縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.基板処理システムの構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る基板処理システム1の平面図である。この基板処理システム1は、液晶表示装置用の矩形のガラス基板9(以下、単に「基板9」という)に対して、レジスト液の塗布、露光、現像等の処理を行うことにより、基板9の上面にパターンを形成するためのシステムである。図1に示すように、基板処理システム1は、インデクサ10、露光前処理装置群20、移載ロボット30、露光装置40、タイトラー50、および露光後処理装置群60を備えている。
インデクサ10は、基板9の搬入および搬出を行うための部位である。インデクサ10には、処理前の基板9を載置する搬入台11と、処理後の基板9を載置する搬出台12と、が設けられている。また、インデクサ10は、搬入台11から後述する洗浄装置21へ基板9を移載する搬入ロボット13と、後述する検査装置63から搬出台12へ基板9を移載する搬出ロボット14と、を有している。
露光前処理装置群20は、洗浄装置21、脱水ベーク装置22、塗布装置23、およびプリベーク装置24を、直列的に配置した装置群である。露光前処理装置群20には、洗浄装置21からプリベーク装置24まで基板9を搬送する搬送部25が、設けられている。搬送部25は、搬送方向に間欠的に配置された複数のコンベアローラ(基板支持部材)25aを、有している。コンベアローラ25aを回転させると、コンベアローラ25a上に支持された基板9は、水平姿勢を維持しつつ、搬送経路に沿って搬送される。
図2は、洗浄装置21および脱水ベーク装置22の縦断面図である。以下の洗浄装置21および脱水ベーク装置22の説明においては、図1とともに図2も参照する。
洗浄装置21は、レジスト液が塗布される前の基板9を、洗浄する装置である。洗浄装置21は、洗浄液吐出部21aと、エアナイフ21bとを有している。洗浄液吐出部21aは、コンベアローラ25aにより搬送される基板9の上面および下面に向けて、洗浄液を吐出する。これにより、基板9の表面から異物を除去する。エアナイフ21bは、洗浄液吐出部21aより搬送方向の下流側において、基板9の上面および下面に向けて、圧縮空気を吹き付ける。これにより、基板9の表面に付着した液滴を、除去する。
脱水ベーク装置22は、基板9の表面に残存する水分を除去する装置(基板処理装置)である。脱水ベーク装置22は、搬送経路上に設けられた処理位置22aの上方および下方に、一対のヒータ22bを有している。一対のヒータ22bは、処理位置22aを通過する基板9を加熱し、基板9の表面に残存する水分を、気化させる。
また、脱水ベーク装置22は、処理位置22aより搬送経路の上流側に配置された第1バッファ70と、処理位置22aより搬送経路の下流側に配置された第2バッファ80と、を有している。第1バッファ70および第2バッファ80は、脱水ベーク装置22または後続の装置において、基板9の搬送が停滞したときに、基板9を一時的に収納する機能を有する。第1バッファ70および第2バッファ80は、いずれも、先頭の基板9から順に収納し、最後に収納された基板9から順に排出する、LIFO(Last In First Out:後入れ先出し)方式の収納・排出動作を行う。
第1バッファ70および第2バッファ80には、それぞれ、コンベアローラ25aの上方位置と下方位置との間で昇降する昇降棚71,81が、設けられている。昇降棚71,81には、基板9を載置するための載置部71a,81aが、上下に多段に形成されている。各載置部71a,81aは、コンベアローラ25aの間隙に沿って水平に延びる櫛状の部材で、構成されている。このため、載置部71a,81aは、コンベアローラ25aの間隙を通って昇降移動できる。
第1バッファ70および第2バッファ80における基板9の収納・排出動作の詳細については、後述する。
塗布装置23は、基板9の上面にレジスト液(フォトレジスト)を塗布する装置である。塗布装置23には、スリット状の吐出口を有するスリットノズルが、設けられている。スリットノズルは、コンベアローラ25aにより搬送される基板9の上面に向けて、レジスト液を吐出する。これにより、基板9の上面に、レジスト液が塗布される。
プリベーク装置24は、基板9の上面に塗布されたレジスト液から溶媒を除去する装置である。プリベーク装置24は、搬送経路の上方位置に配置されたヒータを、有している。ヒータは、コンベアローラ25aにより搬送される基板9の上面において、レジスト液を加熱する。これにより、レジスト液中の溶媒が気化し、基板9の上面に、レジスト膜が定着する。
移載ロボット30は、プリベーク装置24およびタイトラー50と露光装置40との間で、基板9を移載するための機構である。移載ロボット30は、基板9を下面側から支持するハンド部31と、ハンド部31を移動させるアーム部32とを、有している。プリベーク装置24において加熱処理が完了した基板9は、移載ロボット30により露光装置40へ移載される。また、露光装置40において露光処理が完了した基板9は、移載ロボット30によりタイトラー50へ移載される。
露光装置40は、基板ごとに指定されたパターンに従って、基板9上のレジスト膜を露光する装置である。露光装置40は、基板9を載置するステージと、基板9の上面にレーザ光を照射する光学系と、を有する。露光装置40の光学系には、露光すべきパターンに応じた透光部と遮光部とを有するマスクが、組み込まれる。露光装置40は、マスクを介して基板9の上面にレーザ光を照射することにより、基板9上のレジスト膜を露光する。
タイトラー50は、基板9の表面に、上記のパターン以外の情報を付与するための装置である。タイトラー50は、個々の基板9を識別するための識別記号(例えば、ロットナンバー、バーコード等)や、基板9を取り扱う際に参照される種々の記号を、基板9の表面に付与する。具体的には、基板9の上面にレーザ光を照射して、レジスト膜を露光させることにより、これらの情報を付与する。
露光後処理装置群60は、現像装置61、ポスト洗浄乾燥装置62、および検査装置63を、直列的に配置した装置群である。露光後処理装置群60には、現像装置61から検査装置63まで基板9を搬送する搬送部64が、設けられている。搬送部64は、搬送方向に間欠的に配置された複数のコンベアローラ(基板支持部材)64aを、有している。コンベアローラ64aを回転させると、コンベアローラ64a上に支持された基板9は、水平姿勢を維持しつつ、搬送経路に沿って搬送される。
現像装置61は、露光処理後のレジスト膜をエッチングして、基板9の上面にパターンを現出させる装置である。現像装置61は、基板9の上面に現像液を吐出するノズルを有している。ノズルから基板9の上面に現像液が吐出されると、露光されたパターンに応じてレジスト膜が部分的に溶解される。その結果、基板9の上面に、パターンが形成される。
ポスト洗浄乾燥装置62は、現像処理後の基板を、洗浄および乾燥するための装置である。ポスト洗浄乾燥装置62は、コンベアローラ64aにより搬送される基板9に対して、洗浄液の供給、エアナイフによる液切り、およびヒータによる加熱などの処理を行う。これにより、基板9の表面から現像液が除去され、基板9が乾燥される。
検査装置63は、基板9の上面に形成されたパターンを検査する装置である。検査装置63は、例えば、基板9の上面に形成されたパターンの画像と、パターンデータとを照合させることにより、パターンの欠陥の有無を検査する。検査装置63は、パターンの欠陥検査とともに、基板9の表面に付着した異物の検出を行うものであってもよい。
また、基板処理システム1は、システムを構成する各部の動作を制御するための制御システム90を有している。図1に示すように、制御システム90は、各部の動作を分担して制御する複数のユニット制御部91a〜91kと、複数のユニット制御部91a〜91kを統括制御する主制御部92と、を有している。
複数のユニット制御部91a〜91kは、上記のインデクサ10、洗浄装置21、脱水ベーク装置22、塗布装置23、プリベーク装置24、移載ロボット30、露光装置40、タイトラー50、現像装置61、ポスト洗浄乾燥装置62、および検査装置63の動作を、それぞれ制御する。また、主制御部92は、これらのユニット制御部91a〜91kに、個々の基板9に関する情報や統括的な指令を与え、基板処理システム1全体の動作を円滑に進行させる。
<1−2.基板処理システムの基本動作>
上記の基板処理システム1において、基板9の処理を行うときには、まず、インデクサ10の搬入台11に、基板9が載置される。次に、搬入ロボット13が、搬入台11から露光前処理装置群20のコンベアローラ25a上へ、基板9を移載する。基板9は、コンベアローラ25aにより搬送されつつ、洗浄装置21、脱水ベーク装置22、塗布装置23、およびプリベーク装置24において、それぞれの処理を受ける。
続いて、移載ロボット30が、プリベーク装置24から露光装置40へ、基板9を移載する。基板9は、露光装置40において、指定されたパターンに従って、露光処理を受ける。露光処理後の基板9は、移載ロボット30により、さらにタイトラー50へ移載される。タイトラー50では、基板9上に所定の情報が付与される。
その後、基板9は、露光後処理装置群60のコンベアローラ64aにより搬送されつつ、現像装置61、ポスト洗浄乾燥装置62、および検査装置63において、それぞれの処理を受ける。そして、基板9の検査が完了すると、搬出ロボット14が、コンベアローラ64aから搬出台12へ、基板9を移載する。
この基板処理システム1には、複数枚の基板9が、予め設定された間隔で搬入される。そして、基板処理システム1内の複数の装置において、異なる基板9に対する処理が、同時に進行する。通常は、ある基板9とその次に搬入される基板9との間に、十分な間隔がとられ、基板処理システム1内において基板9の停滞がなるべく生じないように、処理スケジュールが設定される。
<1−3.第1・第2バッファにおける基板の収納・排出動作>
しかしながら、一部の装置に不具合が生じたり、調整作業が発生したりすると、当該装置への基板9の投入が不能となり、後続の基板9が停滞する。この基板処理システム1では、そのような場合、第1バッファ70および第2バッファ80を利用して、基板9を一時的に待機させる。
以下では、脱水ベーク装置22または脱水ベーク装置22より下流側の装置において、基板9の搬送が停滞したときに、第1バッファ70および第2バッファ80を利用して、基板9を一時的に待機させる動作について、説明する。図3は、第1バッファ70および第2バッファ80における基板9の収納・排出動作の流れを示したフローチャートである。また、図4〜図6は、基板9の収納・排出動作時における、洗浄装置21および脱水ベーク装置22の縦断面図である。
脱水ベーク装置22または脱水ベーク装置22より下流側の装置において、基板9の搬送が停滞したときには、まず、後続の基板9を、順次に第1バッファ70へ収納する(ステップS1)。なお、以下では、一例として、バッファ対象となる5枚の基板9に着目し、洗浄装置21において先に処理された基板9から順に、基板9a,9b,9c,9d,9eと称する。ステップS1では、洗浄処理後の基板9a,9b,9c,9d,9eを、先頭の基板9aから順に、第1バッファ70へ収納する。
第1バッファ70への基板9の収納動作を詳細に説明すると、まず、基板9aが、第1バッファ70内のコンベアローラ25a上で停止する。次に、コンベアローラ25aの下方位置に配置されていた昇降棚71が上昇し、昇降棚71の最上段の載置部71aに、基板9aが載置される。このとき、載置部71aは、コンベアローラ25aの間隙を通過し、コンベアローラ25aと接触することなく上昇する。
第1バッファ70は、上から2段目の載置部71aがコンベアローラ25aより上方に現れる直前で、一旦停止する。そして、次の基板9bが洗浄装置21から搬出され、第1バッファ70内のコンベアローラ25a上で停止すると、昇降棚71がさらに1段分上昇する。これにより、昇降棚71の上から2段目の載置部71aに、基板9bが載置される。以後、同様の動作が繰り返され、昇降棚71の上から3段目、4段目、および5段目の載置部71aに、基板9c,9d,9eが、それぞれ載置される。その結果、図4のように、第1バッファ70内のコンベアローラ25aの上方位置に、上から順に、基板9a,9b,9c,9d,9eが、収納される。
次に、基板9e,9d,9c,9b,9aの順で、第1バッファ70から基板9が排出される。排出された基板9は、順次に、処理位置22aにおいて加熱処理を受け、その後、第2バッファ80に収納される(ステップS2)。
ステップS2の動作を詳細に説明すると、まず、昇降棚71が下降して、最下段の載置部71aに収納された基板9eが、コンベアローラ25a上に載置される。昇降棚71は、基板9eがコンベアローラ25a上に載置された後、一旦停止する。コンベアローラ25a上に載置された基板9eは、コンベアローラ25aにより処理位置22aへ搬送され、一対のヒータ22bにより加熱される。
加熱処理後の基板9eは、さらにコンベアローラ25aにより搬送され、第2バッファ80内のコンベアローラ25a上で停止する。そして、コンベアローラ25aの下方位置に配置されていた昇降棚81が上昇し、昇降棚81の最上段の載置部81aに、基板9aが載置される。このとき、載置部81aは、コンベアローラ25aの間隙を通過し、コンベアローラ25aと接触することなく上昇する。第2バッファ80は、2段目の載置部81aがコンベアローラ25aより上方に現れる直前で、一旦停止する。
以後、同様の動作が繰り返される。すなわち、基板9d,9c,9b,9aが、順次に昇降棚71から排出され、図5のように、脱水ベーク装置22の処理位置22aにおいて加熱処理を受ける。そして、昇降棚81の上から2段目、3段目、4段目、および5段目の載置部81aに、基板9d,9c,9b,9aが、それぞれ載置される。その結果、図6のように、第2バッファ80内のコンベアローラ25aの上方位置に、上から順に、基板9e,9d,9c,9b,9aが、収納される。
その後、第2バッファ80に収納された基板9a,9b,9c,9d,9eが、下から順に排出される(ステップS3)。すなわち、まず、昇降棚81が下降して、最下段の載置部81aに収納された基板9aが、コンベアローラ25a上に載置される。昇降棚81は、基板9aがコンベアローラ25a上に載置された後、一旦停止する。続いて、コンベアローラ25a上に載置された基板9が、コンベアローラ25aの回転により、第2バッファ80から塗布装置23へ、搬出される。以後、同様の動作が繰り返され、基板9b,9c,9d,9eが、順次に第2バッファ80から排出される。
なお、脱水ベーク装置22の処理位置22aに、基板9の搬送を停滞させる要因があった場合には、上記のステップS1の後、当該要因が解消するのを待って、上記のステップS2の動作が実行される。また、塗布装置23以降の装置に、基板9の搬送を停滞させる要因があった場合には、上記のステップS1〜S2が連続して実行された後、当該要因が解消するのを待って、ステップS3の動作が実行される。
以上のように、本実施形態の脱水ベーク装置22では、処理位置22aより搬送方向上流側に配置された第1バッファ70に、基板9a,9b,9c,9d,9eを一時的に収納する。その後、それらの基板9a,9b,9c,9d,9eを、処理位置22aより搬送方向の下流側に配置された第2バッファ80に、一時的に収納する。第1バッファ70および第2バッファ80は、LIFO方式のバッファであるため、FIFO方式のバッファより簡易な構造で、実現できる。
また、基板9a,9b,9c,9d,9eを、第1バッファ70および第2バッファ80の双方へ収納することにより、搬入時の基板9a,9b,9c,9d,9eの順序と同じ順序で、第2バッファ80から基板9a,9b,9c,9d,9eを搬出できる。したがって、塗布装置23以降の装置における基板9a,9b,9c,9d,9eの搬送順序が入れ替わることはない。
特に、本実施形態の第1バッファ70および第2バッファ80は、コンベアローラ25aによる基板9の搬送経路の上方位置に、基板9を収納する。すなわち、第1バッファ70および第2バッファ80は、平面視においてコンベアローラ25aと重なる位置に、配置されている。このため、第1バッファ70および第2バッファ80による装置床面積の増大を、抑制できる。
また、本実施形態の第1バッファ70および第2バッファ80では、昇降棚71,81の昇降動作のみによって、コンベアローラ25aに対する基板9の受け渡し動作が実現されている。したがって、昇降棚71,81の昇降機構とは別個に、基板9の収納・排出動作を実現するための機構を、設ける必要はない。また、昇降棚71,81の各載置部71a,81aに側方から進入する機構が不要であるため、昇降棚71,81の各段の高さ寸法を、抑制できる。
また、本実施形態では、脱水ベーク装置22を担当するユニット制御部91cが、処理位置22aにおける加熱処理と、第1バッファ70および第2バッファ80に対する基板9の収納・排出動作とを制御する。このため、処理位置22aにおいて基板9a,9b,9c,9d,9eの搬送順序が入れ替わった場合にも、ユニット制御部91c自身が、搬送順序の変更を認識し、各基板9a,9b,9c,9d,9eに対して、適切な加熱処理を実行できる。基板処理システム1内の他の装置を担当するユニット制御部91a,91b,91d〜91kは、基板9a,9b,9c,9d,9eの処理順序の変更を、特に認識する必要はない。
また、ユニット制御部91cは、第1バッファ70および第2バッファ80へ収納される基板9a,9b,9c,9d,9eを、他の基板9から区別して認識する。例えば、ユニット制御部91c内の記憶部93に、第1バッファ70へ収納した基板9a,9b,9c,9d,9eを示す識別情報を、記憶させる。そして、当該識別情報に基づいて、各基板9a,9b,9c,9d,9eを、第2バッファ80へ収納する。このため、第1バッファ70および第2バッファ80に収納する基板9a,9b,9c,9d,9eと、第1バッファ70および第2バッファ80に収納することなく搬送する基板9とを、区別して搬送制御できる。
<2.第2実施形態>
続いて、本発明の第2実施形態について、説明する。なお、以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。第1実施形態と同等の部位については、図面中に第1実施形態と同一の符号を付して、重複説明を省略する。
図7は、本発明の第2実施形態に係る基板処理システム101の平面図である。上記の第1実施形態では、脱水ベーク装置22の一部として、第1バッファ70および第2バッファ80が、設けられていた。これに対し、第2実施形態では、第1バッファ170と第2バッファ180との間に、塗布装置23およびプリベーク装置24が、配置されている。
基板処理システム101の露光前処理装置群120には、洗浄装置21、脱水ベーク装置122、第1バッファ170、塗布装置23、プリベーク装置24、および第2バッファ180が、直列的に配置されている。また、露光前処理装置群120には、洗浄装置21から第2バッファ180まで基板9を搬送する搬送部125が、設けられている。搬送部125は、搬送方向に間欠的に配置された複数のコンベアローラ(基板支持部材)125aを、有している。コンベアローラ125aを回転させると、コンベアローラ125a上に支持された基板9は、水平姿勢を維持しつつ、搬送経路に沿って搬送される。
脱水ベーク装置122は、第1実施形態の脱水ベーク装置22から第1バッファ70および第2バッファ80を排除した構造を有している。脱水ベーク装置122は、上記の脱水ベーク装置22と同じように、一対のヒータにより基板9を加熱し、基板9の表面に残存する水分を、除去する。また、脱水ベーク装置122には、脱水ベーク装置122の動作を制御するためのユニット制御部191cが、接続されている。
図8は、第1バッファ170、塗布装置23、プリベーク装置24、および第2バッファ180の縦断面図である。第1バッファ170および第2バッファ180は、塗布装置23、プリベーク装置24、または第2バッファ180より搬送方向下流側の装置において、基板9の搬送が停滞したときに、基板9を一時的に収納する機能を有する。第1バッファ170および第2バッファ180は、いずれも、先頭の基板9から順に収納し、最後に収納された基板9から順に排出する、LIFO(Last In First Out:後入れ先出し)方式の収納・排出動作を行う。
第1バッファ170と第2バッファ180との間に配置された塗布装置23およびプリベーク装置24は、本発明における「第1基板処理装置」の一例となっている。また、第2バッファ180より搬送経路の下流側に配置された各装置は、本発明における「第2基板処理装置」の一例となっている。
第1バッファ170および第2バッファ180には、それぞれ、コンベアローラ125aの上方位置と下方位置との間で昇降する昇降棚171,181が、設けられている。昇降棚171,181には、基板9を載置するための載置部171a,181aが、上下に多段に形成されている。各載置部171a,181aは、コンベアローラ125aの間隙に沿って水平に延びる櫛状の部材で、構成されている。このため、載置部171a,181aは、コンベアローラ125aの間隙を通って昇降移動できる。
また、基板処理システム101は、システムを構成する各部の動作を制御するための制御システム190を有している。図1に示すように、制御システム190は、各部の動作を分担して制御する複数のユニット制御部191a〜191k,191p,191qと、複数のユニット制御部191a〜191k,191p,191qを統括制御する主制御部192と、を有している。
ユニット制御部191a〜191kは、インデクサ10、洗浄装置21、脱水ベーク装置122、塗布装置23、プリベーク装置24、移載ロボット30、露光装置40、タイトラー50、現像装置61、ポスト洗浄乾燥装置62、および検査装置63の動作を、それぞれ制御する。また、ユニット制御部191p,191qは、第1バッファ170および第2バッファ180の動作を、それぞれ制御する。また、主制御部192は、これらのユニット制御部191a〜191k,191p,191qに、個々の基板9に関する情報や統括的な指令を与え、基板処理システム101全体の動作を円滑に進行させる。
以下では、塗布装置23、プリベーク装置24、または第2バッファ180より搬送方向下流側の装置において、基板9の搬送が停滞したときに、第1バッファ170および第2バッファ180を利用して、基板9を一時的に待機させる動作について、説明する。図9は、第1バッファ170および第2バッファ180における基板9の収納・排出動作の流れを示したフローチャートである。また、図10〜図12は、基板9の収納・排出動作時における、第1バッファ170、塗布装置23、プリベーク装置24、および第2バッファ180の縦断面図である。
塗布装置23、プリベーク装置24、または第2バッファ180より搬送方向下流側の装置において、基板9の搬送が停滞したときには、まず、後続の基板9a,9b,9c,9d,9eを、先頭の基板9aから順次に第1バッファ170へ収納する(ステップS101)。その結果、図10のように、第1バッファ170内のコンベアローラ125aの上方位置に、上から順に、基板9a,9b,9c,9d,9eが、収納される。
次に、基板9e,9d,9c,9b,9aの順で、第1バッファ170から基板9が排出される。排出された基板9は、順次に、塗布装置23およびプリベーク装置24において、それぞれ、レジスト液の塗布処理および加熱処理を受け、その後、第2バッファ180に収納される(ステップS102)。図11は、ステップS102における動作の様子を示している。
ステップS102の動作が完了すると、図12のように、第2バッファ180内のコンベアローラ125aの上方位置に、上から順に、基板9e,9d,9c,9b,9aが、収納される。その後、第2バッファ180に収納された基板9a,9b,9c,9d,9eが、下から順に排出される(ステップS103)。
なお、第1バッファ170および第2バッファ180に対する基板9の収納・排出動作の詳細については、第1実施形態の第1バッファ70および第2バッファ80に対する基板9の収納・排出動作と同様であるため、重複説明を省略する。
なお、塗布装置23またはプリベーク装置24に、基板9の搬送を停滞させる要因があった場合には、上記のステップS101の後、当該要因が解消するのを待って、上記のステップS102の動作が実行される。また、第2バッファ180より搬送方向下流側の装置に、基板9の搬送を停滞させる要因があった場合には、上記のステップS101〜S102が連続して実行された後、当該要因が解消するのを待って、ステップS103の動作が実行される。
以上のように、本実施形態の基板処理システム101では、塗布装置23およびプリベーク装置24より搬送方向上流側に配置された第1バッファ170に、基板9a,9b,9c,9d,9eを一時的に収納する。その後、それらの基板9a,9b,9c,9d,9eを、塗布装置23およびプリベーク装置24より搬送方向の下流側に配置された第2バッファ180に、一時的に収納する。第1バッファ170および第2バッファ180は、LIFO方式のバッファであるため、FIFO方式のバッファより簡易な構造で、実現できる。
また、基板9a,9b,9c,9d,9eを、第1バッファ170および第2バッファ180の双方へ収納することにより、搬入時の基板9a,9b,9c,9d,9eの順序と同じ順序で、第2バッファ180から基板9a,9b,9c,9d,9eを搬出できる。したがって、第2バッファ180より搬送方向下流側の装置における基板9a,9b,9c,9d,9eの搬送順序が入れ替わることはない。
特に、本実施形態では、塗布装置23およびプリベーク装置24における基板9の処理を、連続して行うことができる。すなわち、塗布装置23による処理と、プリベーク装置24による処理との間に、バッファへの収納による待機時間が発生することはない。したがって、レジスト液の硬化時間の相違による品質のばらつきを、抑制できる。
また、本実施形態の第1バッファ170および第2バッファ180は、コンベアローラ125aによる基板9の搬送経路の上方位置に、基板9を収納する。すなわち、第1バッファ170および第2バッファ180は、平面視においてコンベアローラ125aと重なる位置に、配置されている。このため、第1バッファ170および第2バッファ180による装置床面積の増大を、抑制することができる。
また、本実施形態の第1バッファ170および第2バッファ180では、昇降棚171,181の昇降動作のみによって、コンベアローラ125aに対する基板9の受け渡し動作が実現されている。したがって、昇降棚171,181の昇降機構とは別個に、基板9の収納・排出動作を実現するための機構を、設ける必要はない。また、昇降棚171,181の各載置部171a,181aに側方から進入する機構が不要であるため、昇降棚171,181の各段の高さ寸法も、抑制できる。
また、本実施形態では、第1バッファ170、塗布装置23、プリベーク装置24、および第2バッファ180の動作を、それぞれ固有のユニット制御部191p,191d,191e,191qが担当する。そして、主制御部192が、これらのユニット制御部191p,191d,191e,191qを、統括制御する。第1バッファ170に対する収納・排出により、基板9a,9b,9c,9d,9eの搬送順序が入れ替わると、主制御部192は、ユニット制御部191pから当該情報を受け、搬送順序の変更を認識する。そして、塗布装置23およびプリベーク装置24において、予定された処理順序を変更するように、ユニット制御部191d,191eに指令を与える。
なお、塗布装置23およびプリベーク装置24が、各基板9に対して同一の処理を行う場合には、第1バッファ170と第2バッファ180との間で基板9a,9b,9c,9d,9eの搬送順序が入れ替わっていても、それを意識する必要はない。その場合には、上記のように、主制御部192からユニット制御部191d,191eへ、付加的な指令を与える必要はない。
この点を考慮すると、基板処理システム101の中に、複数の基板9に対して同一の処理を行う基板処理装置(例えば、塗布装置23やプリベーク装置24)と、基板9ごとに固有の処理を行う基板処理装置(例えば、露光装置40やタイトラー50)とが含まれている場合には、複数の基板9に対して同一の処理を行う基板処理装置の前後に、第1バッファ170および第2バッファ180を配置することが、好ましい。
また、主制御部192は、第1バッファ170および第2バッファ180へ収納される基板9a,9b,9c,9d,9eを、他の基板9から区別して認識する。例えば、主制御部192内の記憶部193に、第1バッファ170へ収納した基板9a,9b,9c,9d,9eを示す識別情報を、記憶させる。そして、当該識別情報に基づいて、各基板9a,9b,9c,9d,9eを、第2バッファ180へ収納するよう、ユニット制御部191qに指令を与える。このため、第1バッファ170および第2バッファ180に収納する基板9a,9b,9c,9d,9eと、第1バッファ170および第2バッファ180に収納することなく搬送する基板9とを、区別して搬送制御できる。
<3.変形例>
以上、本発明の主たる実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の第2実施形態では、第1バッファ170と第2バッファ180との間に、2つの第1基板処理装置(塗布装置23およびプリベーク装置24)が配置されていた。しかしながら、第1バッファ170と第2バッファ180との間に配置される第1基板処理装置は、1台であってもよく、3台以上であってもよい。
また、上記の第1実施形態および第2実施形態では、基板9の搬送に、コンベアローラ25a,125aが使用されていた。しかしながら、本発明における基板9の搬送は、他の機構を利用したものであってもよい。ただし、搬送方向に間欠的に配置された複数の基板支持部材によって基板9を支持しつつ搬送する機構を採用すれば、基板支持部材の間隙を介して、昇降棚を昇降移動させることができる点で、好ましい。例えば、搬送方向に間欠的に配置された複数の浮上プレート上に基板9を浮上支持しつつ、基板9を搬送方向下流側へ移動させるものであってもよい。
また、露光前処理装置群20,120や露光後処理装置群60の搬送経路の途中に、基板9を保持しつつ、複数方向に移動する搬送ロボットが、配置されていてもよい。また、上記の露光前処理装置群20,120や露光後処理装置群60の中に、基板9を収納して処理する処理部を上下に多段に配置した基板処理装置が、含まれていてもよい。
また、上記の第1実施形態および第2実施形態では、液晶表示装置用のガラス基板9を処理対象としていたが、本発明は、半導体ウエハ、フィルム液晶用フレキシブル基板、フォトマスク用基板、カラーフィルタ用基板、記録ディスク用基板、太陽電池用基板、電子ペーパー用基板などの他の基板を処理対象とするものであってもよい。
1,101 基板処理システム
9,9a,9b,9c,9d,9e 基板
10 インデクサ
20 露光前処理装置群
21 洗浄装置
22 脱水ベーク装置
22a 処理位置
23 塗布装置
24 プリベーク装置
25 搬送部
25a コンベアローラ
30 移載ロボット
40 露光装置
50 タイトラー
60 露光後処理装置群
61 現像装置
62 ポスト洗浄乾燥装置
63 検査装置
64 搬送部
70 第1バッファ
71 昇降棚
71a 載置部
80 第2バッファ
81 昇降棚
81a 載置部
90 制御システム
91a〜91k ユニット制御部
92 主制御部
93 記憶部
120 露光前処理装置群
122 脱水ベーク装置
125 搬送部
125a コンベアローラ
170 第1バッファ
171 昇降棚
171a 載置部
180 第2バッファ
181 昇降棚
181a 載置部
190 制御システム
191a〜191k,191p,191q ユニット制御部
192 主制御部
193 記憶部

Claims (7)

  1. 基板を搬送しつつ処理する基板処理装置であって、
    所定の搬送経路に沿って基板を搬送する搬送部と、
    前記搬送経路上に設けられた処理位置において、基板を処理する処理部と、
    前記処理位置より前記搬送経路の上流側において、LIFO方式で基板を一時的に収納する第1バッファと、
    前記処理位置より前記搬送経路の下流側において、LIFO方式で基板を一時的に収納する第2バッファと、
    を備え
    バッファ対象となる基板を登録する登録手段と、
    前記登録手段に登録された基板を、前記第1バッファおよび前記第2バッファの双方に収納させる制御手段と、
    をさらに備えた基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    前記搬送部は、搬送方向に間欠的に配置された複数の基板支持部材を有し、
    前記第1バッファおよび前記第2バッファは、基板を載置する櫛状の載置部が多段に配置された昇降棚を有し、
    前記載置部が、前記複数の基板支持部材の間隙を通って昇降する基板処理装置。
  3. 基板に対して複数の処理を行う基板処理システムであって、
    所定の搬送経路に沿って基板を搬送する搬送部と、
    前記搬送経路上に設けられた処理位置において、基板を処理する第1基板処理装置と、
    前記第1基板処理装置より前記搬送経路の上流側において、LIFO方式で基板を一時的に収納する第1バッファと、
    前記第1基板処理装置より前記搬送経路の下流側において、LIFO方式で基板を一時的に収納する第2バッファと、
    前記第2バッファより前記搬送経路の下流側に配置された第2基板処理装置と、
    を備えた基板処理システム。
  4. 請求項3に記載の基板処理システムであって、
    前記第1バッファと前記第2バッファとの間に、複数の前記第1基板処理装置が配置されている基板処理システム。
  5. 請求項3または請求項4に記載の基板処理システムであって、
    前記搬送部は、搬送方向に間欠的に配置された複数の基板支持部材を有し、
    前記第1バッファおよび前記第2バッファは、基板を載置する櫛状の載置部が多段に配置された昇降棚を有し、
    前記載置部が、前記複数の基板支持部材の間隙を通って昇降する基板処理システム。
  6. 請求項3から請求項5までのいずれかに記載の基板処理システムであって、
    前記第1基板処理装置は、複数の基板に対して同一の処理を行い、
    前記第2基板処理装置は、基板ごとに固有の処理を行う基板処理システム。
  7. 基板の搬送経路上に設けられた処理位置において、基板を処理する基板処理方法であって、
    a)前記処理位置より前記搬送経路の上流側において、LIFO方式で基板を一時的に収納する工程と、
    b)前記工程a)において収納された基板を登録する登録工程と、
    c)前記工程b)において登録された基板を、前記処理位置より前記搬送経路の下流側において、LIFO方式で一時的に収納する工程と、
    を備えた基板処理方法。
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