JP5394649B2 - 半導体キャリア用フィルムおよびそれを用いた半導体装置、液晶モジュール - Google Patents

半導体キャリア用フィルムおよびそれを用いた半導体装置、液晶モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP5394649B2
JP5394649B2 JP2008084311A JP2008084311A JP5394649B2 JP 5394649 B2 JP5394649 B2 JP 5394649B2 JP 2008084311 A JP2008084311 A JP 2008084311A JP 2008084311 A JP2008084311 A JP 2008084311A JP 5394649 B2 JP5394649 B2 JP 5394649B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrier layer
film
semiconductor
wiring
semiconductor carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2008084311A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008166850A (ja
Inventor
泰久 山地
健司 豊沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2008084311A priority Critical patent/JP5394649B2/ja
Publication of JP2008166850A publication Critical patent/JP2008166850A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5394649B2 publication Critical patent/JP5394649B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

Description

本発明は、例えば液晶表示装置を駆動させる半導体チップや受動部品などを搭載するための半導体キャリア用フィルムおよびそれを用いた半導体装置に関するものである。
近年、液晶ドライバを搭載するキャリアテープは多機能及び高性能化が進む液晶ドライバの多出力に伴い、ファインピッチ化が急速に進んでいる。現在、キャリアテープとしては、液晶ドライバを実装するTCP(Tape Carrier Package)よりファインピッチ化が可能な半導体キャリア用フィルムであるCOF(Chip On Film)が主流を占めつつある。
このCOFを用いた半導体装置の一般的な組立方法(製造方法)は次の通りである。ポリイミドからなるベースフィルム上に銅からなる配線をエッチングにてパターニングし、その配線の上にスズメッキを施すことによって形成された半導体キャリア用フィルムに、突起電極を形成した半導体チップを熱圧着により接合する。この接合する工程をインナーリードボンディング(ILB)という。ILB後に保護材としてのアンダーフィル樹脂を半導体チップと半導体キャリア用フィルムの間に充填した後、アンダーフィル樹脂を硬化させる。その後、ファイナルテストを行って、COFを用いた半導体装置の組み立てが完了する。
このとき、ベースフィルムとなる半導体キャリア用フィルムは主に下記のフィルム基材から作製される。1つは、12〜18μmの厚みをもつ銅箔の上にポリイミドのワニスを塗布した後、キュアを行ってベースフィルム基材を作成するキャスティング法である。もう一つは、ポリイミド基材の上にスパッタ法で金属バリア層を形成し、銅メッキにて配線となる銅の膜(層)を形成するメタライジング法がある。ファインピッチ化に対しては、配線となる銅の膜厚を薄くすることが必要であり、薄い銅箔を制御することが困難なキャスティング法よりも、メッキ厚の制御のみで薄膜を形成する事が可能なメタライジング法が適している。メタライジング法は、例えば、特許文献1に開示されている。
メタライジング法によって形成された一般的な半導体キャリア用フィルムの断面構造図を図8に示す。メタライジング法では、ベースとなるポリイミド基材110の上にスパッタにてクロム7重量%、ニッケル93重量%の組成比を持つニッケル−クロム合金のバリア層が50〜100Å(5〜10nm)程度の厚みにて形成される。その後、1000〜2000Åのスパッタ銅をつけた後、電解もしくは無電解の銅メッキを行い配線パターンとなる銅の配線層が厚さ8μm程度にて形成されるのが一般的である。次に、フィルム基材に所望の配線パターンを形成するため、フォトレジストを銅の配線層の上に塗布して硬化させ、所定のパターンにてマスクした後、露光・現像・銅エッチング・フォトレジスト剥離を行う。これにより、図8に示されるように、所定の幅を有するバリア層102および銅の配線層103が形成される。フォトレジスト剥離後に、図示しないスズメッキ、もしくはスズメッキおよび金メッキが形成される。また、必要な部分の配線上にソルダーレジスト111が被覆されることによって、フィルム半導体キャリア用フィルムが作製される。
特開2002−252257号公報(2002年9月6日公開) 歯科材料・機械学会誌 Vol.4 No.5,p.455-480, 1985
しかしながら、上述のような従来のメタライジング法で形成された半導体キャリア用フィルムでは、電位差の生じる配線(端子)間の距離を小さくした場合や、高出力によって端子間に生じる電位差が大きくなった場合に、高温高湿環境下で電位差の生じた隣り合う端子間にマイグレーションが発生して、該端子間の絶縁抵抗が劣化しやすかった。特に、配線に金メッキを施している場合には、メッキ液としてシアン系の溶剤を使用しているため、微量に残る該溶剤のため、より顕著にマイグレーションが発生していた。これにより、更なるファインピッチ化や高出力化を図ることができないという問題があった。
ここで、マイグレーションの発生の機構(メカニズム)について検討したところ、以下のような知見を得たので、図9を用いて説明する。
図9は、従来例の半導体キャリア用フィルムの断面図である。ポリイミドからなるベースフィルム110の上にバリア層102および銅の配線層103a、103bが形成されている。バリア層102および配線層103a、103bの表面には、スズメッキ104が形成され、さらに、その上層には金メッキ105が形成されている。ここで、バリア層102は、クロム含有率が7重量%であり、ニッケル含有率が93重量%であるニッケル−クロム合金からなり、その厚みは7nmである。また、配線層103aと配線層103bとの間には電位差が生じており、配線層103aは正電位、配線層103bは負電位もしくはGND電位を帯びている。
このような従来の半導体キャリア用フィルムが高温高湿のような環境下におかれると、水分106が半導体キャリア用フィルム上に付着する。水分106は塩素等の不純物を含んでおり、正電位を帯びた配線層103a側のバリア層102に存在するポーラス部分から該水分106が浸入する。これによりバリア層102の一部が水分中にイオンとして溶出し、負電位もしくはGND電位を帯びている配線層103bに向けて移動する。該バリア層溶出部分107を通じて配線となる銅が腐食し、腐食部109が発生する。さらに、配線層103aを形成している銅も、負電位もしくはGND電位を帯びた配線層103bに向けて溶出する。特に、金メッキ105が施されるときに、通常シアン系の溶剤が使用されるが、洗浄しきれずに残存している該シアン系の溶剤により銅の腐食や、配線層103aの成分である銅およびバリア層102の成分の溶出が発生しやすくなっている。このようにして、上記銅溶出部分108やバリア層溶出部分107によって、マイグレーションが発生し、端子間の絶縁抵抗が劣化する。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ファインピッチ化や高出力化に適用できるように、高温高湿環境下であっても、従来よりも端子間の絶縁抵抗が劣化しにくい半導体キャリア用フィルムおよびそれを用いた半導体装置、液晶モジュールを提供することにある。
本発明の半導体キャリア用フィルムは、上記の課題を解決するために、絶縁性を有するベースフィルムと、前記ベースフィルムの上に形成されたクロム合金からなるバリア層と、前記バリア層の上に形成された銅を含んだ導電物からなる配線層とを有する半導体キャリア用フィルムであって、前記バリア層と前記配線層とを所定パターンに形成した複数の半導体素子接合用配線間における前記バリア層のマイグレーションの発生を抑制するため、前記バリア層はニッケル−クロム合金で、クロム含有率を15〜50重量%とし、前記バリア層の表面抵抗率を30Ω/□以上とし、前記バリア層はノンポーラス膜であることを特徴としている。
あるいは、本発明の半導体キャリア用フィルムは、上記の課題を解決するために、絶縁性を有するベースフィルムと、前記ベースフィルム上に形成されたクロム合金からなるバリア層と、前記バリア層の上に形成された銅を含んだ導電物からなる配線層とを有する半導体キャリア用フィルムであって、前記バリア層と前記配線層とを所定パターンに形成した複数の半導体素子接合用配線間における前記バリア層のマイグレーションの発生を抑制するため、前記バリア層はニッケル−クロム合金で、クロム含有率を15〜50重量%とし、前記バリア層の体積抵抗率を0.9×1E−4Ω・cm以上とし、前記バリア層はノンポーラス膜であることを特徴としている。
上記の構成によれば、バリア層の表面抵抗率・体積抵抗率が向上するため、バリア層を流れる電流が小さくなり、配線層を形成する銅の腐食を抑制することができる。また、バリア層の表面電位が標準電位に近くなるため、バリア層を形成している成分の水分中への溶出を抑制することができる。これにより、端子間のマイグレーションの発生が抑制できる。
以上により、ファインピッチ化や高出力化に適用でき、高温高湿環境下であっても、従来よりも端子間の絶縁抵抗が劣化しにくい半導体キャリア用フィルムを提供することができる。
本発明に係る半導体キャリア用フィルムは、上記の課題を達成するために、上記の構成に加えて、前記配線の配線間距離が50μm以下となる箇所を有するものであることを特徴としている。あるいは、本発明に係る半導体キャリア用フィルムは、前記配線の端子間ピッチが100μm以下となる箇所を有するものであることを特徴としている。
本発明に係る半導体キャリア用フィルムは、上記の課題を達成するために、上記の構成に加えて、前記バリア層のクロム含有率が15〜30重量%であることを特徴としている。
上記の構成によれば、バリア層および配線層を所定の配線パターンに形成するとき、通常の感光性レジストを用いたエッチング処理を行っても、配線パターン形成での良品率を80%以上と高い値を維持することができ、生産性を向上させることができる。
本発明に係る半導体キャリア用フィルムは、上記の課題を達成するために、上記の構成に加えて、前記バリア層の厚みが10〜35nmであることを特徴としている。
上記の構成によれば、バリア層の厚みが10nm以上と厚いため、バリア層における空孔部分(ポーラス部分)をなくすことができ、高温高湿の環境下においても、水分の侵入を防止することができる。これにより、端子間のマイグレーションの発生をより一層抑制することができる。また、バリア層の厚みが35nm以下であるため、バリア層および配線層を所定の配線パターンに形成するとき、通常の感光性レジストを用いたエッチング処理を行っても、配線パターン形成での良品率を80%以上と高い値を維持することができ、生産性を向上させることができる。
本発明に係る半導体キャリア用フィルムは、上記の課題を達成するために、上記の構成に加えて、前記ベースフィルムの厚みが25〜50μmであることを特徴としている。
上記の構成によれば、取り扱いにおいて便利であり、かつ、他の部材に固定する際、折り曲げ等が容易となる。
本発明に係る半導体装置は、上記の課題を解決するために、上記の半導体キャリア用フィルムが有する配線層に半導体素子が接合されたことを特徴としている。
上記の構成によれば、ファインピッチ化や高出力化に適用でき、高温高湿環境下であっても、従来よりも端子間の絶縁抵抗が劣化しにくい半導体装置を提供することができる。
本発明に係る液晶モジュールは、上記の課題を解決するために、上記の半導体装置を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、高温高湿の環境下においても、動作を安定することができ、信頼性を向上させた液晶モジュールを提供することができる。
本発明の半導体キャリア用フィルムは、以上のように、絶縁性を有するベースフィルムと、ベースフィルムの上に形成されたクロム合金からなるバリア層と、バリア層の上に形成された銅を含んだ導電物からなる配線層とを有する半導体キャリア用フィルムであって、マイグレーションの発生を抑制するため、前記バリア層におけるクロム含有率が15〜50重量%であり、前記バリア層の表面抵抗率が30Ω/□以上である構成である。
あるいは、本発明の半導体キャリア用フィルムは、以上のように、絶縁性を有するベースフィルムと、ベースフィルム上に形成されたクロム合金からなるバリア層と、バリア層の上に形成された銅を含んだ導電物からなる配線層とを有する半導体キャリア用フィルムであって、マイグレーションの発生を抑制するため、前記バリア層におけるクロム含有率が15〜50重量%であり、前記バリア層の体積抵抗率が0.9×1E−4Ω・cm以上である構成である。
それゆえ、バリア層の表面抵抗率・体積抵抗率が向上するため、バリア層を流れる電流が小さくなり、配線層を形成する銅の腐食を抑制することができる。また、バリア層の表面電位が標準電位に近くなるため、バリア層を形成している成分の水分中への溶出を抑制することができる。これにより、端子間のマイグレーションの発生を抑制できる。
以上により、ファインピッチ化や高出力化に適用でき、高温高湿環境下であっても、従来よりも端子間の絶縁抵抗が劣化しにくい半導体キャリア用フィルムを提供することができるといった効果を奏する。
本発明の半導体装置に関する実施の一形態について図1〜図4に基づいて説明すれば以下のとおりである。
図1は、本実施の形態にかかる半導体キャリア用フィルム1の断面図である。半導体キャリア用フィルム1は、絶縁性を有するベースフィルム10の片面上にクロム合金からなるバリア層2が所定の厚みにて形成されており、該バリア層2の上に配線層3が例えば約8μm形成されている。なお、クロム合金とは、クロムおよび他の金属元素を含む合金であり、例えば、クロムおよびニッケルを含むニッケル−クロム合金がある。本実施の形態では、該ニッケル−クロム合金を使用している。配線層3は、銅を含む導電物により形成されている。バリア層2および銅の配線層3は、所定の配線パターンをもつライン状に形成されている。図1には、隣り合う2本のラインが形成されている箇所の断面図が示されている。なお、図示されていないが、バリア層2および銅の配線層3の表面にはスズ(Sn)メッキが施されている。さらに、半導体素子(半導体チップ)との接合性を一層向上させるために、スズメッキの代りに金(Au)メッキが施されてもよい。また、配線の必要な部分には、例えばソルダーレジスト等の絶縁材料によって被覆されている。これにより、配線間の短絡等を防止している。
なお、上記ベースフィルム10の基体は、例えば、可塑性を有する耐熱性の樹脂材からなり、ポリイミド系樹脂が好ましい。また、ベースフィルム10の厚みとしては、薄すぎると取り扱いに不便をきたし、反対に厚すぎると他部材に固定する際の折り曲げが困難となるため、25〜50μmが好ましい。
また、本実施の形態に係る半導体装置20は、上記半導体キャリア用フィルム1において、ソルダーレジスト等の絶縁材料によって被覆されていない配線パターンの所定箇所の上に、半導体チップや受動部品が接合された構造を有する。
上記半導体キャリア用フィルム1およびそれを用いた半導体装置20の製造方法は以下の通りである。
例えばポリイミドからなるベースフィルム10のうえに、所定の混合比で配合されたニッケル−クロム合金をスパッタ法により所定の厚さになるまで付着させて、金属バリア層2を形成し、更に所定の厚さまでスパッタにて銅を付ける。その後、電解メッキにより銅を堆積させて、銅の配線層3を形成する。なお、銅の堆積方法は部分的に無電解メッキであってもよい。
次に、バリア層2および銅の配線層3が所定の配線パターンになるように、バリア層および銅の配線層の不要部分を除去する。除去方法(パターニング方法)としては、例えば、感光性レジストによるエッチング処理のような方法が一般的に知られており、該方法によれば、比較的簡易に配線パターンを形成することができる。すなわち、堆積された銅の上にフォトレジストを塗布して乾燥・硬化させる。その後、所定のパターンにてマスクを行い、露光工程、現像工程、エッチング工程、フォトレジスト剥離工程を経て、銅配線(インナーリード)が形成される。
所望の配線パターンが形成された後に、バリア層2および配線層3の表面にスズメッキ層が例えば0.1〜0.5μmの厚みで形成される。さらに、スズメッキ層の上層に金メッキが施される場合には、例えば0.1〜0.5μmの厚みで形成される。なお、金メッキが施される場合には、通常シアン系の溶剤が使用される。その後、必要な部分の配線上に例えばソルダーレジスト等の絶縁材料が被覆されることによって半導体キャリア用フィルム1が形成される。
上記半導体キャリア用フィルム1に、半導体チップや受動部品が接続される。本実施の形態では、例えば、その接続方法として、インナーリードボンディング(ILB)方式を採用している。ILB方式とは、一般に、金で形成された突起電極(バンプ)を半導体チップが有しており、該突起電極と半導体キャリア用フィルムのスズメッキが施された配線層とが熱圧着されることで、両者の接合界面に金−スズ合金が溶出し、半導体チップとフィルム半導体キャリア用フィルムとが電気的に接続される方式である。図2は、本実施の形態に係る半導体装置20の断面図を示している。半導体チップ21が突起電極22を備えており、突起電極22と図示しないスズメッキ層を備えた配線層3とが熱圧着により接続される。さらに、接続後に例えばアンダーフィル樹脂等の保護材23が半導体チップ21とベースフィルム10との間に充填される。その後、ファイナルテストを行うことで、半導体装置20の製造が完成する。
さらに、本発明に係る液晶モジュールは、上記半導体装置20と例えば2枚のガラス基板の間に液晶層が配置された表示パネルとを有しており、該液晶層に接続されている外部接続端子と上記半導体装置20の配線層3とが接続されている。このとき、上記半導体装置20は表示パネルを駆動するための液晶ドライバとして働いている。これにより、液晶モジュールを高温高湿の環境下においても、その動作を安定することができ、液晶モジュールの信頼性を向上させることができる。
ここで、本実施の形態に特徴的な部分は、バリア層2を形成しているニッケル−クロム合金のクロム含有率を従来の7重量%から15〜50重量%に増加させたことである。これにより、従来のクロム含有率が7重量%であるバリア層と比較して、バリア層2の表面抵抗率および体積抵抗率を増大させ、半導体キャリア用フィルム1における配線(端子)間のマイグレーションの発生を抑制し、端子間の絶縁劣化を防止している。
図3は、異なるクロム含有率におけるニッケル−クロム合金で形成されたバリア層の表面抵抗率および体積抵抗率を示したグラフである。なお、図3で示しているバリア層の厚みは30nm(300Å)である。図3で示されるように、バリア層の表面抵抗率および体積抵抗率は、クロム含有率が30重量%において極大値を示す。ここで、クロム含有率は15〜55重量%が望ましい。これにより、表面抵抗率が30Ω/□以上となり、従来の7重量%のときに比べ、1.3倍以上となる。このように、表面抵抗率および体積抵抗率が増大すると、バリア層2に流れる電流が小さくなるので、配線層3の銅と侵入した水分中の不純物との化学反応が抑制される。これにより、銅の腐食や銅イオンの溶出を抑制することができるため、マイグレーションの発生を抑制することができる。
さらに、クロム含有率は20〜45重量%が好ましい。これにより、表面抵抗率が35Ω/□以上となり、従来の7重量%に比べ1.5倍以上とすることができ、より一層マイグレーションの発生を防止することができる。
また、図4は、異なるクロム含有率を有する各バリア層におけるシアン水溶液中での表面電位を示したグラフである。なお、縦軸は飽和カロメル電極(SCE)の電極電位を0Vとしたときの電位である。図4で示されるように、クロム含有率が従来の7重量%のときは約−0.4V vs.SCEであるが、クロム含有率を増やすことで約−0.2V vs.SCE付近に近づく。標準水素電極の電極電位は、約−0.2V vs.SCEであるため、クロム含有率を増やすことで、バリア層の表面電位を標準水素電極の電位とほぼ同じにすることができる。これにより、水分中へのバリア層の金属イオンの溶出量を抑制することができ、つまりは、マイグレーションの発生をより一層抑制することができる。図4で示したように、クロム含有率の増大による表面電位の絶対値の低下はシアン水溶液で確認されており、上記クロム含有率が15〜55重量%のバリア層を有する半導体キャリアフィルムは、通常のシアン系溶剤を用いた金メッキを配線に施す場合にも適していることがわかる。
また、クロム含有率は30重量%以下であることが好ましい。これにより、配線パターン形成時において、通常の感光性レジストを用いたエッチング処理を適用した場合であっても、配線パターン形成時の良品率(エッチング性)を80%以上に維持することができる。つまり、半導体キャリア用フィルムの生産性を向上させることができる。
また、バリア層の厚みは、10nm以上であることが望ましい。これにより、バリア層にポーラスな部分が形成されにくくなり、水分の浸入を防止することができる。すなわち、配線層を形成している銅と水分中の不純物との化学反応を防ぐことができ、端子間のマイグレーションの発生をより一層抑制することができる。
さらに、バリア層の厚みは、35nm以下であることが好ましい。これにより、配線パターン形成時において、通常のエッチング処理を適用することができ、配線パターニング時の良品率を80%以上に維持することができる。つまり、半導体キャリア用フィルムの生産性を向上させることができる。
また、クロム合金のバリア層の中には、副成分として、バリア層の全重量に対して0.1〜5重量%の亜鉛が含まれていることが好ましい。つまり、バリア層が、15〜50重量%のクロム、0.1〜5重量%の亜鉛、および残部が他の金属、例えばニッケルであるクロム−亜鉛合金であることが好ましい。これにより、上記マイグレーションの発生を防止できるとともに、銅の防錆効果が向上する。
また、クロム合金のバリア層の中には、副成分として、バリア層の全重量に対して1〜10重量%のモリブデンが含まれていることが好ましい。つまり、バリア層が、15〜50重量%のクロム、1〜10重量%のモリブデン、および残部が他の金属、例えばニッケルであるクロム−モリブデン合金であることが好ましい。これにより、上記マイグレーションの発生を防止できるとともに、バリア層のニッケル成分の溶出を防ぐことができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
以下、本発明に係る半導体装置の実施例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
〔実施例1〜11および比較例1〜2〕
厚み38μmのポリイミドのベースフィルム(住友金属鉱山製、品名:エスパーフレックス)上に、下表1に示すクロム含有率および厚みを有するニッケル−クロム合金を主成分とするバリア層をスパッタ法により形成した。なお、表1には、後述する他の実施例および比較例についても合わせて記載している。
Figure 0005394649
次に、該バリア層の上に銅からなる配線層を厚み8μmになるように電解銅メッキにより形成した。次に、100μmの端子間ピッチ(配線幅50μm、配線間距離50μm)を有する配線パターンになるように、フォトレジストを用いて、銅の配線層の上に塗布して乾燥・硬化させた。次に、ガラスフォトマスクで露光を行った後、現像した。さらに、銅の配線層およびバリア層の不要部分のエッチング除去を行った。バリア層および配線層の表面には、スズメッキ0.2μmおよび金メッキ0.2μmを施し、該半導体キャリア用フィルムの配線パターンの上に、半導体チップをILB方式により接合させた信頼性評価用の半導体装置を作製した。
この半導体装置を、85℃、85%RHの環境条件に設定された恒温恒湿槽(ETAC製、品名FH13)の中に置き、隣り合う配線(端子)間に15Vの直流電圧を印加させ、所定時間経過後におけるマイグレーションの発生の有無を確認した。なお、マイグレーションの発生の有無は、顕微鏡による評価である。
下表2に実施例1〜4および比較例1〜2の100h、500h経過後の評価結果を、下表3に実施例2および実施例5〜11の100h、500h経過後の評価結果を示した。なお、図中、○印はマイグレーションの発生無、×印はマイグレーションの発生有、△印は配線パターニングにおいてエッチング処理が不十分であったため、バリア層および配線層の不要部分が残存していたことを表している。
Figure 0005394649
Figure 0005394649
表2より、クロム含有率が15〜50重量%の実施例1〜4では、100h経過後においてもマイグレーションの発生が無く、クロム含有率が7重量%および10重量%の比較例1,2に比べて信頼性が向上していることがわかる。これは、上述したように、バリア層の表面抵抗率が比較例1に比べて1.3倍以上になったことと関係している。さらに、クロム含有率が20〜30重量%の実施例2および実施例3では、500h経過後においてもマイグレーションの発生が無く、より一層端子間の絶縁抵抗の劣化を抑制できることがわかる。
また、表3より、クロム含有率20重量%の実施例2および実施例5〜10において、バリア層の厚みに関係せず、マイグレーションの発生が見られなかった。なお、バリア層の厚みが50nmの実施例11では、後述するように、層の厚みが厚すぎたために、配線パターニングにおいて、エッチング除去すべきバリア層および配線層が除去しきれずに残存していたためマイグレーション評価ができなかった。
また、下表4に、実施例2および比較例1における経過時間ごとのマイグレーションの発生率を示した。
Figure 0005394649
このように、比較例1では、240h経過後において、すでにマイグレーションの発生確率が20%であるが、実施例2では、1000h経過後においても、マイグレーションの発生確率が0%であることがわかる。
〔エッチング性評価結果〕
上記実施例1〜11と同様の方法で、クロム含有率が0〜100重量%のニッケル−クロム合金を用いて厚み10nmのバリア層を形成し、配線パターニングを行った。ここで、バリア層および配線層の除去すべき不要部分が確実にエッチング除去されているか否かを確認するために、エッチングした部分のAOI(automatic optical inspection)による外観検査および端子間のオープン/ショートテストによる電気検査を行った。すなわち、外観検査によりエッチング除去すべき不要部分が残存しているサンプルを抽出し、該サンプルに対して電気検査を行い端子間がショートしている(端子間抵抗値10Ω以下)と確認されたものを不良サンプルであるとして良品率(エッチング性)を測定した。
図5に測定結果を示した。図5において、縦軸がエッチング性を表している。図5で示されるように、クロム含有率が30重量%以下において、エッチング性が80%以上と高い値を示すことがわかる。エッチング性が80%以上であれば、生産性をより向上させることができる。これにより、バリア層および銅の配線層の不要部分を除去するために、比較的簡易な方法である感光性レジストを用いたエッチング処理方法を採用するには、クロム含有率を30重量%以下にすることが好ましいことがわかる。
また、実施例1〜11と同様の方法で、クロム含有率が7重量%および20重量%のニッケル−クロム合金を厚みが7〜50nm(70〜500Å)になるようにバリア層を形成し、配線パターニングを行った。このときのエッチング性の評価結果は、図6のようになった。図6で示されるように、バリア層の厚みが35nm(350Å)以下にすることでエッチング性が100%となることがわかる。これにより、バリア層および銅の配線層の不要部分を除去するために、比較的簡易な方法である感光性レジストを用いたエッチング処理方法を採用するには、バリア層の厚みを35nm以下にすることが好ましいことがわかる。
次に、本発明に係る半導体キャリア用フィルムの実施例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
〔実施例12,13および比較例3,4〕
実施例1〜11と同様の方法で、ベースフィルム上に、上表1に示すクロム含有率および厚みを有するニッケル−クロム合金からなるバリア層を形成した後、該バリア層の上に銅からなる配線層を形成した。次に、40μmの端子間ピッチ(配線幅20μm、配線間距離20μm)を有する櫛型配線パターンになるように、実施例2と同様の方法で、エッチング処理を施し、半導体キャリア用フィルムである実施例12,13および比較例3,4を作製した。なお、櫛型部にはその一部のみを露出させた状態でソルダーレジストを塗布した。
該半導体キャリアフィルムを、まず常温常湿(20℃、25%RH)において端子間に40Vの直流電圧を印加し、端子間のリーク電流値を電流計により測定した。次に、各サンプルを85℃の恒温槽(ETAC製、品名KEYLESS)の中に置き、かつ、隣り合う端子間に40Vの電圧を印加させた状態で約1h保持した後、湿度を常湿(25%RH)から段階的に上げて、端子間に流れるリーク電流値を測定した。
測定結果を図7に示す。図7において、横軸は測定時における温度、湿度の環境条件であり、縦軸は端子間に流れるリーク電流値である。図7に示されるように、クロム含有率7重量%の比較例3および100重量%の比較例4では、湿度60%RHを超えると、リーク電流値が上昇している。これに対し、クロム含有率が20重量%である実施例12,13では、湿度が95%RHまで上昇してもリーク電流値に変化はなく、湿度上昇による端子間の絶縁抵抗の劣化はみられなかった。これは、上述したように、バリア層の表面抵抗率が比較例よりも高いためである。
〔実施例14および比較例5,6〕
実施例12と同様の方法で、上表1に示したクロム含有率およびバリア層の厚みを有し、櫛型電極配線パターンの端子間ピッチが30μm(配線幅15μm、配線間距離15μm)になるように、半導体キャリア用フィルムである実施例14および比較例5,6を各々3個づつ作製した。該半導体キャリア用フィルムを85℃、85%RHに設定された恒温恒湿槽の中に置き、端子間に40Vの直流電圧を印加させた状態で、100h、240h、500h、1000h経過後における配線銅の腐食発生の有無を顕微鏡によりベースフィルムの裏面側より確認した。測定結果を下表5に示す。なお、表5において、分母はサンプル全数を表しており、分子は腐食の発生が確認されたサンプル数を表している。
Figure 0005394649
上表5に示されるように、クロム含有率が7重量%の比較例5および100重量%の比較例6においては、100h経過後で全サンプルに腐食が確認されたが、クロム含有率20重量%の実施例14では1000h経過後においても全サンプルで腐食が見られなかった。
本発明に係る半導体キャリア用フィルムの断面図である。 本発明に係る半導体装置の断面図である。 バリア層の表面抵抗値および体積抵抗値のクロム含有率依存性を示すグラフである。 各バリア仕様におけるシアン溶液中での表面電位を示すグラフである。 バリア層のクロム含有率に対するエッチング性を示すグラフである。 バリア層の厚みに対するエッチング性を示すグラフである。 各バリア層の仕様に対する端子間のリーク電流値の湿度依存性を示すグラフである。 従来のメタライジング法により形成された半導体キャリア用フィルムの断面図である。 マイグレーションの発生機構を説明する従来の半導体キャリア用フィルムの断面図である。
符号の説明
1 半導体キャリア用フィルム
2 バリア層
3 配線層
10 ベースフィルム
20 半導体装置
21 半導体チップ(半導体素子)

Claims (9)

  1. 絶縁性を有するベースフィルムと、
    前記ベースフィルム上に形成されたクロム合金からなるバリア層と、
    前記バリア層の上に形成された銅を含んだ導電物からなる配線層とを有する半導体キャリア用フィルムであって、
    前記バリア層と前記配線層とを所定パターンに形成した複数の半導体素子接合用配線間における前記バリア層のマイグレーションの発生を抑制するため、
    前記バリア層はニッケル−クロム合金で、クロム含有率を15〜50重量%とし、
    前記バリア層の表面抵抗率を30Ω/□以上とし
    前記バリア層はノンポーラス膜であることを特徴とする半導体キャリア用フィルム。
  2. 絶縁性を有するベースフィルムと、
    前記ベースフィルム上に形成されたクロム合金からなるバリア層と、
    前記バリア層の上に形成された銅を含んだ導電物からなる配線層とを有する半導体キャリア用フィルムであって、
    前記バリア層と前記配線層とを所定パターンに形成した複数の半導体素子接合用配線間における前記バリア層のマイグレーションの発生を抑制するため、
    前記バリア層はニッケル−クロム合金で、クロム含有率を15〜50重量%とし、
    前記バリア層の体積抵抗率を0.9×1E−4Ω・cm以上とし
    前記バリア層はノンポーラス膜であることを特徴とする半導体キャリア用フィルム。
  3. 前記配線の配線間距離が50μm以下となる箇所を有するものであることを特徴とする請求項1もしくは2の何れか一項に記載の半導体キャリア用フィルム。
  4. 前記配線の端子間ピッチが100μm以下となる箇所を有するものであることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の半導体キャリア用フィルム。
  5. 前記バリア層のクロム含有率が15〜30重量%であることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の半導体キャリア用フィルム。
  6. 前記バリア層の厚みが10〜35nmであることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の半導体キャリア用フィルム。
  7. 前記ベースフィルムの厚みが25〜50μmであることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の半導体キャリア用フィルム。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載の半導体キャリア用フィルムが有する配線層に半導体素子が接合されたことを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項8に記載の半導体装置を備えたことを特徴とする液晶モジュール。
JP2008084311A 2008-03-27 2008-03-27 半導体キャリア用フィルムおよびそれを用いた半導体装置、液晶モジュール Expired - Lifetime JP5394649B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008084311A JP5394649B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 半導体キャリア用フィルムおよびそれを用いた半導体装置、液晶モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008084311A JP5394649B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 半導体キャリア用フィルムおよびそれを用いた半導体装置、液晶モジュール

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007079881A Division JP4550080B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 半導体装置および液晶モジュール

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012025554A Division JP5788342B2 (ja) 2012-02-08 2012-02-08 半導体キャリア用フィルムおよびそれを用いた半導体装置、液晶モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008166850A JP2008166850A (ja) 2008-07-17
JP5394649B2 true JP5394649B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=39695761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008084311A Expired - Lifetime JP5394649B2 (ja) 2008-03-27 2008-03-27 半導体キャリア用フィルムおよびそれを用いた半導体装置、液晶モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5394649B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3220211B2 (ja) * 1992-03-18 2001-10-22 株式会社日立製作所 液晶表示装置
JPH06120630A (ja) * 1992-10-07 1994-04-28 Ulvac Japan Ltd プリント配線基板用の銅箔
JPH0983134A (ja) * 1995-09-07 1997-03-28 Gunze Ltd フレキシブルプリント回路用基板
JPH11121539A (ja) * 1997-10-21 1999-04-30 Hitachi Cable Ltd 両面配線tab用テープ
JP2002100655A (ja) * 2000-09-20 2002-04-05 Hitachi Cable Ltd テープキャリア及びこれを用いた半導体装置
JP2002252257A (ja) * 2000-12-18 2002-09-06 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 半導体キャリア用フィルム及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008166850A (ja) 2008-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4008388B2 (ja) 半導体キャリア用フィルムおよびそれを用いた半導体装置、液晶モジュール
KR100874743B1 (ko) 프린트 배선 기판, 그 제조 방법 및 반도체 장치
EP2234466B1 (en) Mounting board and method of producing the same
CN1329979C (zh) 电子部件封装用薄膜载带及其制造方法
JP4924843B2 (ja) 2層フレキシブル基板及びその製造方法、並びに、該2層フレキシブル基板を用いたプリント配線基板及びその製造方法
JP5034206B2 (ja) 導電性接着剤
JP4550080B2 (ja) 半導体装置および液晶モジュール
JPH077243A (ja) プリント配線板のボンディングパッド及び導体パターンの無電解金メッキ方法
JP5394649B2 (ja) 半導体キャリア用フィルムおよびそれを用いた半導体装置、液晶モジュール
JP5788342B2 (ja) 半導体キャリア用フィルムおよびそれを用いた半導体装置、液晶モジュール
JP4850887B2 (ja) 半導体装置の使用方法
JP5863866B2 (ja) 半導体キャリア用フィルムのマイグレーション抑制方法
JP2009117721A (ja) 配線基板、回路基板、これらの製造方法
JP4345742B2 (ja) 配線基板及びその製造方法
JP3743517B2 (ja) 電子部品実装用フィルムキャリアテープおよびその製造方法
JPH0137876B2 (ja)
KR100374075B1 (ko) 전자부품 실장용 필름캐리어 테이프 및 그 제조방법
JP2002289652A (ja) 半導体装置用テープキャリアおよびその製造方法
JP2004103706A (ja) 半導体装置用テープキャリアおよびその製造方法
KR100511965B1 (ko) 테이프기판의 주석도금방법
JP3642034B2 (ja) 半導体装置用テープキャリア及びその製造方法
Dreezen et al. Solder Alternative Electrically Conductive Adhesives with Stable Contact Resistance in Combination with Non-Noble Metallisations for Automotive Electronic Assembly
JP2003234379A (ja) 半導体装置用テープキャリアおよびその製造方法
JP5013183B2 (ja) 半導体装置用テープキャリアの製造方法
JP2003234380A (ja) 半導体装置用テープキャリアおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120208

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120220

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5394649

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term