JP5394567B2 - パンタグラフを有する車両及びそのパンタグラフの操作方法 - Google Patents

パンタグラフを有する車両及びそのパンタグラフの操作方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5394567B2
JP5394567B2 JP2012512682A JP2012512682A JP5394567B2 JP 5394567 B2 JP5394567 B2 JP 5394567B2 JP 2012512682 A JP2012512682 A JP 2012512682A JP 2012512682 A JP2012512682 A JP 2012512682A JP 5394567 B2 JP5394567 B2 JP 5394567B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pantograph
vehicle
power supply
supply line
sliding plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012512682A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011135870A1 (ja
Inventor
研三 仙波
義孝 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Power Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Power Solutions Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Power Solutions Co Ltd filed Critical Hitachi Power Solutions Co Ltd
Priority to JP2012512682A priority Critical patent/JP5394567B2/ja
Priority claimed from PCT/JP2011/050239 external-priority patent/WO2011135870A1/ja
Publication of JPWO2011135870A1 publication Critical patent/JPWO2011135870A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5394567B2 publication Critical patent/JP5394567B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • Y02T10/7077

Landscapes

  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Description

本発明は、例えば水平路においてはディーゼルエンジンによる動力により走行し傾斜路登坂時においては外部電力を動力として走行するデイーゼルカーや、傾斜路を登坂時に外部電力によって駆動される自動車などの車両に係り、特に、パンタグラフを経由して給電線から得られる外部電力によって駆動されるパンタグラフを有する車両に関する。
一般に、露天掘り鉱山においては、鉱脈の関係で、地底深く掘り下げられ、掘り下げた地底から地上に大型ダンプトラックによって鉱石をピストン輸送している。しかしながら、広大な露天掘り鉱山においては、地底から地上までの大型ダンプトラックの走行距離が2kmを超える長距離となっている。そして、地底から地上までは道路勾配8〜10%の傾斜路が形成されている。
近年、このような露天掘り鉱山においては、大型ダンプトラックの運搬能力の向上や排気ガスによる環境への影響を最小限に留めるために、比較的平坦な走行路においては大型ダンプトラックをエンジン駆動し、長距離となる傾斜路登坂時においては外部電力を給電して車輪を駆動するようにしている。
そのために、大型ダンプトラックにパンタグラフを取り付けて傾斜路に張架された電力用の給電線から電力を給電して車輪を駆動するようにしている。
尚、車両に外部電源を給電するためにパンタグラフを取り付けることは、例えば特許文献1,2に開示のように、鉄道車両の分野においては、すでに既存の技術である。
特開平11−69502号公報 特開平6−113403号公報
上記特許文献1,2に示す鉄道車両によるパンタグラフは、図10の(a)に示すように、車体2側に支持されて屈伸するアーム7の先端に、連結軸9を介して摺り板8A,8Bを支持する支持座8Sを軸支している。このように構成されたパンタグラフは、水平路(完全に水平な走行路ばかりではなく、多少緩やかに傾斜している走行路を含む略水平路であり、この略水平路を含む水平路を、本発明において略称して水平路と称する)を走行する車体2に設置されているので、摺り板8A,8Bが車体進行方向の全幅に亘って給電線18に接触摺動するように、常に水平を維持するように支持されている。特に、進行方向に対して、摺り板8A,8Bが前後2枚設置されるパンタグラフにおいては、自動バランス機構により2枚の摺り板8A,8Bが自動的に給電線18と平行を維持するように支持されている。勿論、給電線の僅かな勾配変化に対しては摺り板8A,8Bが追従して傾斜できるように、特許文献2に示すように、摺り板8A,8Bが給電線18に対して首振りできるように構成されている。
しかしながら、このような鉄道車両用のパンタグラフを露天掘り鉱山の傾斜路を登坂する大型ダンプトラックに取り付けた場合、図10の(b)に示すように、摺り板8A,8Bは自動バランス機構により常に水平に維持されているために、パンタグラフを上昇させて摺り板8A,8Bを傾斜して張架された給電線18に接触しようとした際に、傾斜路の下り側に位置する摺り板8Bの端部が最初に給電線18に接触することになる。そのため、給電線18への接触時の圧力が摺り板8Bの端部に集中し、摺り板8Bを欠損させる恐れがある。その後、摺り板8A,8Bは給電線18への接触圧力によって連結軸9を中心に回動し、両摺り板8A,8Bは共に給電線18に接触する。
また、給電線18に摺り板8A,8Bが接触した後でも、摺り板8A,8Bには自動バランス機構により常に水平を維持する力が作用しているので、傾斜路の下り側となる摺り板8Bの端部側と給電線18との接触圧力が大きくなり、傾斜路の上り側となる摺り板8Aの端部側よりも摩耗が速くなる問題がある。
本発明の目的は、傾斜路に張架された給電線に対し、摺り板の進行方向に沿う全面が均一に接触し、接触後も摺り板の進行方向に対し接触圧力が均一になるようなパンタグラフを有する車両を提供することである。
上述の目的を達成するために、本発明では、摺り板を傾斜路に張架された給電線の傾斜に合わせて固定する摺り板固定手段をパンタグラフに設けたのである。
このように、摺り板固定手段をパンタグラフに設けたことで、走行路が傾斜している場合には、摺り板は水平を維持せずに傾斜路に張架した給電線と同じ傾斜に傾くので、給電線に対して摺り板の進行方向の全面を接触させることができる。
その結果、摺り板は、傾斜路においてパンタグラフ上昇時に給電線に片当たりすることなく進行方向が全面接触し、接触後においても接触圧力が進行方向に対し均一となるので、摺り板の進行方向の摩耗に偏りが生じることはなくなる。
以上説明したように本発明によれば、傾斜路に張架された給電線に対し、摺り板の進行方向の全面が均一に接触し、接触後も摺り板の進行方向に対し接触圧力が均一になるようなパンタグラフを有する車両を得ることができる。
水平路を走行する車両に取り付けた本発明によるパンタグラフの第1の実施の形態を示す概略側面図。 図1のパンタグラフを取り付けた車両が傾斜路を走行した場合の摺り板の状態を示す概略側面図。 図2に示す摺り板の近傍の拡大図。 第1の実施の形態によるパンタグラフを取り付けた大型ダンプトラックの走行状態を示す概略図。 図4の大型ダンプトラックの拡大正面図。 図5の平面図。 大型ダンプトラックのエンジン動力による駆動回路図。 大型ダンプトラックの外部電力による駆動回路図。 本発明によるパンタグラフの第2の実施の形態を示す概略側面図。 (a)は従来のパンタグラフを取り付けた車両が水平路を走行している場合の摺り板の状態を示す概略側面図で、(b)は従来のパンタグラフを取り付けた車両が傾斜路の給電線に摺り板を接触させようとする状態を示す概略側面図。
以下本発明によるパンタグラフを有する車両の第1の実施の形態を、図1〜図8に示す大型ダンプトラックに基づいて説明する。
大型ダンプトラック1は、図5及び図6に示すように、車体2と車体2の後部に軸支され油圧装置等で傾斜される荷台3とを有し、車体2の前方には運転席4が設けられている。
そして車体2の上部には、プラス側とマイナス側のパンタグラフ6A,6Bが設置されている。これらパンタグラフ6A,6Bは、図1〜図3に示すように、夫々一端を天井部5に軸支された屈伸可能なアーム7と、このアーム7の上端部に支持された摺り板8と、この摺り板8と前記アーム7の上端部とを連結する連結軸9とを有する。
そして、前記摺り板8は、大型ダンプトラック1の進行方向の前後方向に前側摺り板8Aと後側摺り板8Bとの2枚を有し、これら前側摺り板8Aと後側摺り板8Bとは支持座8Sによって支持されており、この支持座8Sは前記連結軸9を介してアーム7の上端部において、水平を維持するように、支持座8Sと連結軸9とで自動バランス機構を構成している。即ち、前記支持座8Sは、前側摺り板8Aと後側摺り板8Bを支持した状態で、前記連結軸9を支点として常に水平を維持するようにバランス調整されている。
また、大型ダンプトラック1は、図7及び図8に示すように、エンジン9を搭載しており、このエンジン9によって駆動される発電機10、発電機10によって発電された電力を整流する整流器11、整流された電力を変換する電力変換機12A,12B、変換された電力によって駆動される電動機13A,13Bも搭載している。そして、前記電動機13A,13Bによって、大型ダンプトラック1の車輪14A,14Bを駆動している。また、前記電力変換機12A,12Bには、開閉器Bを介してパンタグラフ6A,6Bの摺り板8A,8Bに電気的に接続されている。
上記構成の大型ダンプトラック1は、図4に示すように、露天掘りされた鉱山の地底や地上の水平路15A,15Bにおいては、エンジン9を駆動して得られる電力によって車輪14A,14Bを駆動して走行しているが、長距離となる傾斜路16A,16Bの登坂時においては、大型ダンプトラック1の運搬能力の向上や排気ガスによる環境への影響を最小限に留めるために、外部電力を給電して車輪を駆動するようにしている。
そのために、傾斜路16A,16Bに沿って複数の支柱17を立設し、これら支柱17に給電線18を張架させ、この給電線18にパンタグラフ6を接触させて車輪駆動用の電力を得ている。勿論、給電線18は、プラス側給電線18Aとマイナス側給電線18Bとを有し、これらには、プラス側パンタグラフ6Aとマイナス側パンタグラフ6Bの各摺り板8A,8Bが接触するように、構成されている。
したがって、大型ダンプトラック1が水平路15A,15Bを走行中は、図7に示すように、開閉器Bを開放すると共に、パンタグラフ6A,6Bは給電線18A,18Bに非接触状態であり、切り替えスイッチSW1〜SW3により、エンジン9による電力で車輪14A,14Bが駆動されるようにしている。一方、大型ダンプトラック1が傾斜路16A,16Bを登坂する際は、図8に示すように、開閉器Bを閉じると共にパンタグラフ6A,6Bを上昇させて給電線18A,18Bに接触させ、さらに、切り替えスイッチSW1〜SW3を切り替えて車輪14A,14Bを給電線18A,18Bからの外部電力で駆動するようにしている。
尚、以上の説明は、エンジン9によって駆動される発電機10の電力を利用して車輪14A,14Bを駆動したものであるが、エンジン9の動力で直接車輪14A,14Bを駆動するようにしてもよい。さらに、大型ダンプトラック1が傾斜路16A,16Bを登坂する際、エンジン9による動力と給電線18(18A,18B)からの動力を併用するようにしてもよい。
上述のように、水平路15Aを走行している大型ダンプトラック1が傾斜路16A,16Bに浸入して登坂しようと、パンタグラフ6(6A,6B)を上昇させて、摺り板8(8A,8B)を給電線18(18A,18B)に接触させようとするが、摺り板8(8A,8B)は自動バランス機構によって常に水平を維持しているので、傾斜路16A,16Bにおいても水平を維持し、そのため、給電線18(18A,18B)との接触は、図10の(b)に示すように、傾斜路下方向に位置する後側摺り板8Bの下側端が最初に接触する。その結果、既述のように後側摺り板8Bの下側端に接触圧力が集中し、後側摺り板8Bの下側端が欠損する問題がある。
そのために、本実施の形態においては、パンタグラフ6(6A,6B)に、摺り板8(8A,8B)を傾斜路16A,16Bに張架された給電線18(18A,18B)の傾斜に合うように固定する摺り板固定手段を設けたのである。この摺り板固定手段は、支持座8Sと連結軸9とで構成した自動バランス機構を固定すると共に、支持座8Sの給電線張架方向の傾斜角を調整するために、支持座8Sとアーム7との間に連結した角度調整機構19である。
この角度調整機構19は、図3に示すように、ねじを回転させることで、長さを調節できるものである。この角度調整機構19は、ねじを回転することで、アーム7と支持座8Sとの角度を調整することができ、その結果、アーム7に対し連結軸9を介して自由に回動し得る支持座8Sをある角度に固定することができるのである。
本来、大型ダンプトラック1が傾斜路16A,16Bに入って車体2自体が傾斜路16A,16Bに沿って傾斜した場合でも、摺り板8(8A,8B)は水平を維持しようとするが、上述のような角度調整機構19を設けることにより、摺り板8(8A,8B)を支持する支持座8Sの水平を維持しようとする機能は規制されて図3に示すように、登坂時において2枚の摺り板8A,8Bは傾斜路16A,16B、云い代えれば、傾斜して張架された給電線18(18A,18B)に沿った傾斜に維持される。
このため、パンタグラフ6(6A,6B)を上昇させて2枚の摺り板8A,8Bを給電線18(18A,18B)に接触させようとすると、2枚の摺り板8A,8Bは片当たりすることなく同時に給電線18(18A,18B)に接触することになる。
尚、角度調整機構19による摺り板8(8A,8B)を支持した支持座8Sの固定は、大型ダンプトラック1が傾斜路16A,16Bに進行する前の水平路15A,15Bにおいて行い、傾斜路16A,16B内に進行してからは、パンタグラフ6(6A,6B)を上昇させて2枚の摺り板8A,8Bを給電線18(18A,18B)に接触させる操作を行えば、大型ダンプトラック1は円滑に水平路15A,15から傾斜路16A,16Bに進行することができる。
一方、大型ダンプトラック1の運行時間が長くなるが、大型ダンプトラック1を傾斜路16A,16Bに進行させてから停止させ、その後、水平になっている2枚の摺り板8A,8Bを角度調整機構19によって傾斜した給電線18(18A,18B)に沿って傾斜させて固定する。その後、パンタグラフ6(6A,6B)を上昇させて2枚の摺り板8A,8Bを給電線18(18A,18B)に接触させる操作を行ってもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、傾斜路16A,16Bに張架された給電線18(18A,18B)に対し、摺り板8(8A,8B)の進行方向の全面が均一に接触し、接触後もその接触を維持することができるので、摺り板8(8A,8B)の欠損や摩耗の偏りを防止できるパンタグラフ6(6A,6B)を得ることができる。
ところで、上記実施の形態においては、角度調整機構19を、アーム7と摺り板8(8A,8B)を支持する支持座8Sとの間に連結させることで、アーム7に対し支持座8Sを傾斜路16A,16Bの平均角度に一致させるように固定したものである。しかしながら、鉱山等の傾斜路16A,16Bは一定の傾斜ではあり得ず、したがって、支持座8Sを傾斜路16A,16Bの平均角度に合わせて固定した場合、傾斜路16A,16Bの途中において摺り板8(8A,8B)が給電線18(18A,18B)に対して非平行になって片当たりすることが懸念される。
そのような場合には、ばねを介して摺り板8(8A,8B)を支持座8Sに支持させて追従機構を構成することで、摺り板8(8A,8B)が給電線18(18A,18B)の傾斜に追従して接触摺動するので片当たりを解消することができる。
さらに、図9に示す本発明による第2の実施の形態のように、摺り板8(8A,8B)を傾斜路に張架された給電線18の傾斜に合わせて常に傾斜させるようにした傾斜調整手段をパンタグラフ6(6A,6B)に設けるようにしてもよい。
本実施の形態において、摺り板8(8A,8B)の傾斜調整手段は、摺り板8(8A,8B)を支持する支持座8Sの進行方向後側にバランスウェイト機構20を設けたのである。即ち、バランスウェイト機構20は、支持座8Sの進行方向後側に突出させて取り付けたねじ棒21と、このねじ棒21にねじ込まれた錘22とを有する。そして、錘22は、例えば2つのナット22A,22Bをねじ込んで構成され、傾斜路に沿って張架された給電線18の傾斜角に対して支持座8Sが同角度になるように錘22の位置を調整し、ナット22A,22Bの一方を他方に押し付けて調整位置を固定する。尚、本実施の形態では、バランスウェイト機構20を支持座8Sの進行方向後側に設けたものであるが、図9の2点鎖線で示すように、支持座8Sの進行方向前側に設けてもよく、持座8Sの進行方向両側に設けてもよい。
以上のように構成することで、大型ダンプトラックが平坦地を走行しているときにも支持座8Sは給電線18の傾斜と同じ角度で傾斜しており、傾斜路に大型ダンプトラックが浸入したときは、摺り板8(8A,8B)は給電線18の傾斜と進行方向に対し平行となる。そのため、パンタグラフ6(6A,6B)を上昇させて2枚の摺り板8A,8Bを給電線18に接触させようとすると、2枚の摺り板8A,8Bは片当たりすることなく同時に給電線18に接触することになる。
さらに、本実施の形態によれば、一定の傾斜ではない傾斜路を大型ダンプトラックが走行する場合、摺り板8(8A,8B)と給電線18の傾斜とが進行方向に対し不平行となる場合があるが、その場合には、アーム7に対する支持座8Sが連結軸9によって搖動自在に支持されているので、支持座8Sの傾きによって前記不平行を解消することができる。
このように、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同等の効果を奏することができる。
ところで、上記第1及び第2の実施の形態においては、2枚の摺り板8(8A,8B)を用いたが、1枚の摺り板としてもよく、さらに、摺り板の進行方向端部に給電線との接触時に接触圧力が集中しないように、摺り板の傾斜路下側となる端部に、凸曲面を形成することが望ましい。さらに、摺り板の給電線への接触時の衝撃力を緩和するために、カーボン粉末に銅粉末を混入して固めた摺り板を形成し、この摺り板をそのまま利用したり、利用形態に合わせて面取り部の形成と一緒に利用したりしてもよい。
このほか、上記摺り板の構成に加え、摺り板を給電線に接触させる際、一気に上昇させて接触させるのではなく、給電線の近くまで急速に上昇させた後、低速度で給電線に摺り板を接触させることで、給電線への接触圧力を低減させて摺り板の接触圧力による損傷を低減させることができる。
上記各実施の形態は、露天掘り鉱山で鉱石を運搬する大型ダンプトラック(自動車)について説明したが、傾斜路に車両の待機所がある電気鉄道車両のパンタグラフや、水平路の走行はディーゼルエンジンの動力で走行し傾斜路の登坂時に給電線からの電力を利用して走行するデイーゼルカーにもパンタグラフを取り付けて本発明を適用することができる。
1…大型ダンプトラック、2…車体、3…荷台、4…運転席、5…天井部、6(6A,6B)…パンタグラフ、7…アーム、8(8A,8B)…摺り板、8S…支持座、9…連結軸、10…発電機、11…整流器、12A,12B…電力変換機、13A,13B…電動機、14A,14B…車輪、15A,15B…水平路、16A,16B…傾斜路、18(18A,18B)…給電線、19…角度調整機構、20…バランスウェイト、21…ねじ棒、22A,22B…ナット。

Claims (11)

  1. 車体にパンタグラフを設け、このパンタグラフの上部に摺り板を支持した支持座を水平を維持するように設置し、傾斜路に沿って張架された給電線に対しパンタグラフを上昇させて前記摺り板を給電線に接触させ、給電線からの電力を動力として利用するパンタグラフを有する車両において、前記傾斜路に張架された前記給電線の傾斜に合わせて前記支持座を固定する摺り板固定手段を設けたことを特徴とするパンタグラフを有する車両。
  2. 車体にパンタグラフを設け、このパンタグラフの上部に摺り板を支持した支持座を設け、前記支持座が、前記支持座を含む自動バランス機構により水平に維持されるように設けられており、傾斜路に沿って張架された給電線に対しパンタグラフを上昇させて前記摺り板を給電線に接触させ、給電線からの電力を動力として利用するパンタグラフを有する車両において、前記自動バランス機構による水平を維持しようとする機能を規制し、前記傾斜路に張架された前記給電線の傾斜に合わせて前記支持座の傾斜角を調整する傾斜調整手段を設けたことを特徴とするパンタグラフを有する車両。
  3. 前記傾斜調整手段は、前記摺り板を支持する前記支持座を固定すると共に前記傾斜角を調整する角度調整機構であることを特徴とする請求項2記載のパンタグラフを有する車両。
  4. 前記傾斜調整手段は、前記摺り板を支持する前記支持座の進行方向の傾斜を維持させるバランスウェイト機構であることを特徴とする請求項2記載のパンタグラフを有する車両。
  5. 前記摺り板は、進行方向端部に凸曲面が形成されていることを特徴とする請求項2記載のパンタグラフを有する車両。
  6. 前記摺り板は、カーボン粉末に銅粉末を混入して固められていることを特徴とする請求項2記載のパンタグラフを有する車両。
  7. 前記摺り板は、給電線の張架方向に2枚並設されていることを特徴とする請求項2記載のパンタグラフを有する車両。
  8. 前記車両は、水平路ではエンジンによって発生する動力によって走行し、傾斜路登坂時には給電線からの電力を動力として走行することを特徴とする請求項2記載のパンタグラフを有する車両。
  9. エンジンによって発生する動力によって走行する車体にパンタグラフを設け、このパンタグラフの上部に摺り板を支持した支持座を設け、この支持座を水平を維持するように設置し、傾斜路においては傾斜路に沿って張架された給電線に対しパンタグラフを上昇させて前記摺り板を給電線に接触させ、給電線からの電力を動力として利用するパンタグラフを有する車両において、水平路において前記支持板を前記傾斜路に張架された前記給電線の傾斜に合わせて固定し、その後、車両を傾斜路に進行させてからパングラフを給電線に対し上昇させるようにしたことを特徴とするパンタグラフを有する車両のパンタグラフの操作方法。
  10. エンジンによって発生する動力によって走行する車体にパンタグラフを設け、このパンタグラフの上部に摺り板を支持した支持座を設け、前記支持座が、前記支持座を含むバランス機構により水平に維持されるように設けられており、傾斜路においては傾斜路に沿って張架された給電線に対しパンタグラフを上昇させて前記摺り板を給電線に接触させ、給電線からの電力を動力として走行する利用するパンタグラフを有する車両において、車両が水平路から傾斜路に進行した後、パンタグラフの前記バランス機構による水平を維持しようとする機能を規制すると共に前記傾斜路に張架された前記給電線の傾斜に合わせて前記支持座の傾斜角を調整し、その後、パングラフを給電線に対し上昇させるようにしたことを特徴とするパンタグラフを有する車両のパンタグラフの操作方法。
  11. 前記パンタグラフは、摺り板が一旦給電線に接近する位置まで上昇し、その後低速で摺り板が給電線に接触するように構成されていることを特徴とする請求項9又は10記載のパンタグラフを有する車両のパンタグラフの操作方法
JP2012512682A 2010-04-28 2011-01-11 パンタグラフを有する車両及びそのパンタグラフの操作方法 Active JP5394567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012512682A JP5394567B2 (ja) 2010-04-28 2011-01-11 パンタグラフを有する車両及びそのパンタグラフの操作方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010003034 2010-04-28
JPPCT/JP2010/003034 2010-04-28
JP2012512682A JP5394567B2 (ja) 2010-04-28 2011-01-11 パンタグラフを有する車両及びそのパンタグラフの操作方法
PCT/JP2011/050239 WO2011135870A1 (ja) 2010-04-28 2011-01-11 パンタグラフを有する車両及びそのパンタグラフの操作方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011135870A1 JPWO2011135870A1 (ja) 2013-07-18
JP5394567B2 true JP5394567B2 (ja) 2014-01-22

Family

ID=50112448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012512682A Active JP5394567B2 (ja) 2010-04-28 2011-01-11 パンタグラフを有する車両及びそのパンタグラフの操作方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5394567B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5995702U (ja) * 1982-12-16 1984-06-29 東洋電機製造株式会社 パンタグラフの折りたたみ用かぎ装置
JPS622302U (ja) * 1985-06-17 1987-01-08
JPH07107609A (ja) * 1993-09-30 1995-04-21 Hitachi Ltd 姿勢制御付集電装置
JP2007028814A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Railway Technical Res Inst 交流電気車パンタグラフ上昇制御装置、及び交流電気車のパンタグラフ上昇制御方法
JP2007282436A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Toyo Tanso Kk すり板及びパンタグラフ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5995702U (ja) * 1982-12-16 1984-06-29 東洋電機製造株式会社 パンタグラフの折りたたみ用かぎ装置
JPS622302U (ja) * 1985-06-17 1987-01-08
JPH07107609A (ja) * 1993-09-30 1995-04-21 Hitachi Ltd 姿勢制御付集電装置
JP2007028814A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Railway Technical Res Inst 交流電気車パンタグラフ上昇制御装置、及び交流電気車のパンタグラフ上昇制御方法
JP2007282436A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Toyo Tanso Kk すり板及びパンタグラフ

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2011135870A1 (ja) 2013-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011135870A1 (ja) パンタグラフを有する車両及びそのパンタグラフの操作方法
US9643495B2 (en) Pantograph device of trolley truck
US20130105264A1 (en) Pantograph assembly
JP5336491B2 (ja) 車両用の案内及び地上での電気エネルギー取り込み装置、ならびにそのような装置を備える都市交通車両
US5845583A (en) Dual-mode transporation system and power unit
EP3512723A1 (en) Railway traction vehicle with variable traction
CN1802279A (zh) 运输系统
CN107265373A (zh) 一种风电维修起重机抱臂结构专用工装
US20120120674A1 (en) Mobile Lighting Apparatus
US10252620B2 (en) Range extending charging system for an electric vehicle
CN1630595A (zh) 用于半拖车或两机动车的铁路/公路联运的带有可绕轴转动承载结构的铁路装置
JP3265421B2 (ja) 車両積み下ろし方法および同装置
JP5394567B2 (ja) パンタグラフを有する車両及びそのパンタグラフの操作方法
CN106218341B (zh) 驱动机构及搬运车
JP2019043488A (ja) 車両の空気抵抗低減システム及び車両の空気抵抗低減方法
CN114555416A (zh) 运输件货和散装货物的工程机械的架空线路系统和工程机械
KR101891757B1 (ko) 2단 에어스프링 타입의 저상 트레일러
EP3305562A1 (fr) Vehicule a nacelle pour intervention sur voie ferree
CN213085227U (zh) 一种多功能门式起重机集成移动平台
CN100486835C (zh) 高速跨座式轨道车辆
CN1537767A (zh) 高速超高速轨道车辆
CN110258215A (zh) 一种锂电仿形打磨机
JP2022088776A (ja) 軌陸車
JP3142599U (ja) 補助駆動装置付き車両
CN111152663A (zh) 一种重卡受电弓横向偏移补偿系统

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5394567

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150