JP5393619B2 - バッテリの充電率推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリの充電率推定装置に関する。
たとえば、電気自動車やハイブリッド電気自動車などでは、これらの車両を駆動するのに用いられる電気モータへ電力を供給(放電)したり、制動時のエネルギを発電機として機能させる電気モータから、あるいは地上に設置した電源から充電して電気エネルギを蓄積したりするため、リチャージャブル・バッテリ(二次電池)が用いられる。
この場合、長期にわたってバッテリを最適な状態に保つためには、バッテリの状態、とりわけ充電率(SOC: State of Charge)を常にモニタしてバッテリ・マネージメントを行う必要がある。ところが、バッテリを用いる場合、その充放電・蓄電が化学的作用によるので、間接的にバッテリの状態を推定せざるを得ない。この場合、温度変化の影響等も大きく、バッテリの状態は使用環境や使用履歴で絶えず変化するので、SOCの推定は大変である。
これに対し、バッテリと同様の作用を得る別の手段としてキャパシタが知られているが、キャパシタでは物理的作用により充放電・蓄電を行うため、充放電電流や端子電圧等を測定していればバッテリの状態をほぼ確実に検出できる。しかしながら、キャパシタでは、その容量がバッテリに比べて小さいことから、一部のキャパシタ・トロリー・バス等を除き、圧倒的にバッテリが主電源として用いられている。
そこで、従来から種々のバッテリの充電率を推定する方法が提案されてきている。
従来のバッテリの充電率検出方法としては、バッテリの電圧や電流などの出入りを時系列データですべて記録し、これらのデータを用いて電流を時間積分して現時点での電荷を求め、バッテリに充電された電荷の初期値と満充電容量を用いてSOCを求める、逐次状態記録(ブックキーピング)法(電流積分法あるいはクーロン・カウント法ともいう)が知られている。
しかしながら、この方法では、バッテリの状態を常時モニタする必要があること、一度SOCの推定がずれると、以後、誤差が集積して行くので元へ戻るのが難しいこと、また事前に多数の実験データを取得しておく必要があること、などから、別の方法が提案されている。
別の方法としては、バッテリ・モデルを作成しカルマン・フィルタを用いてモデルのパラメータ(状態量としての開放電圧等)を逐次更新することその都度開放電圧を推定し、これからSOCを推定することで、バッテリの状態を常時モニタすることを不要とし、一端SOCの推定がずれてもその後のSOCの推定精度に悪影響が及ばないようにしてバッテリの状態を推測できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特公表2004−514249号公報
しかしながら、上記従来のバッテリの充電率推定方法には以下に説明するような問題がある。
すなわち、上記従来技術では、カルマン・フィルタを、カルマン・ゲインによるフィードバックを行うモデルをバッテリ・モデルのみで構成している。
一方、上記バッテリ・モデルと実バッテリに対する入力信号としてのバッテリの電流を検出するには、電流センサを用いるが、電流センサを用いると、電流検出誤差(オフセット誤差やゲイン誤差など)の発生を避けることができない場合が多々あり、この場合、せっかくカルマン・フィルタを利用しても、カルマン・フィルタに入力される検出電流に電流センサでのオフセット誤差があると、カルマン・フィルタによるバッテリの充電率の推定精度が低下してしまい、この結果、バッテリ・マネージメントに悪影響を与えてしまうことになる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、電流センサに電流検出誤差がある場合でも、その検出誤差に起因してバッテリの充電率の推定精度が低下するのを抑制することができるバッテリの充電率推定装置を提供することにある。
この目的のため本発明によるバッテリの充電率推定装置は、
バッテリの充放電電流を検出する充放電電流検出手段と、
バッテリの端子電圧を検出する端子電圧検出手段と、
充放電電流検出手段で検出した充放電電流に基づきクーロン・カウント法で算出して得た電流積算値を満充電容量で除算して充電率を算出する充電率算出手段と、
充放電電流を制御入力信号、端子電圧を観測信号として開放電圧を推定するカルマン・フィルタと、
カルマン・フィルタで推定した開放電圧から補正用充電率を推定する補正用充電率推定手段と、
充電率算出手段で得た充電率の傾きと補正用充電率推定手段で推定した補正用充電率の傾きとの差が小さくなるように充放電電流検出手段で検出した充放電電流を補正する充放電電流補正手段と、
を備え、
充電率算出手段は、クーロン・カウント法を計算するための充放電電流として充放電電流補正手段で補正した充放電電流を用いる、
ことを特徴とする。
本発明のバッテリの充電率推定装置にあっては、充電率算出手段で積算する電流を、カルマン・フィルタを用いて推定した補正用充電率に基づき補正し、この補正した充放電電流を積算して満充電容量で除算することで充電率を推定するようにして、積算演算で得る充電率の傾きを傾きがより正確に推定できる補正用充電率の傾きに近づけるようにした。したがって、本発明のバッテリの充電率推定装置は、充放電電流検出手段に電流検出誤差があっても、その検出誤差に起因してバッテリの充電率の推定精度が低下するのを抑えることができる。
本発明の実施例1のバッテリの充電率推定装置とこの装置が接続されるバッテリを示すブロック図である。 図1のバッテリの充電率推定装置で用いられるカルマン・フィルタ、電流センサ、電圧センサ間の信号の流れを示すブロック線図である。 図1のバッテリの充電率推定装置で用いられるカルマン・フィルタで用いるバッテリ・モデルを状態方程式で表わした場合のバッテリ等価回路モデルを示す回路図である。 図1のバッテリの充電率推定装置で用いられるカルマン・フィルタの状態推定部を構成する状態量算出部やカルマン・ゲイン算出部の関係を示すブロック線図である。 図1のバッテリの充電率推定装置で用いられるカルマン・ゲイン算出部の構成を示すブロック線図である。 図1のバッテリの充電率推定装置で用いられる状態量算出部の構成を示すブロック線図である。 実施例1のバッテリの充電率推定装置を用いた場合の効果の比較を示す図で、(a)は充放電電流真値と充電電流検出値との比較結果を、(b)は充電率真値に対する実施例1のカルマン・フィルタによる充電率推定値とクーロン・カウントによる充電率推定値との比較結果を、また(c)は実施例1のカルマン・フィルタによる充電率の推定誤差とクーロン・カウント法による充電率の推定誤差の比較結果を、それぞれ示す。なお、図中、左側は検出電流が電流真値+0.2A[アンペア]の場合、中央は電流真値の1.5倍の場合、右側は(電流真値+0.2A)の1.5倍の場合につきそれぞれ示す。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
以下、本発明の実施例1を、添付図面に基づき詳細に説明する。
図1、2に、実施例1のバッテリ1の充電率推定装置およびこの装置が接続されるバッテリ1の構成関係およびそれらの信号の流れを示す。
実施例1のバッテリ1の充電率推定装置は、電気自動車やハイブリッド電気自動車などの車両に用いられる。このような車両には、車両を駆動する図示しない電気モータ、バッテリ1、これらのコントローラ(図示せず)が搭載され、車両駆動時にはバッテリ1から電気モータへ電力を供給(放電)したり、制動時には電気モータを発電機として機能させそのとき得た制動エネルギを電気エネルギとしてバッテリ1へ回収(充電)したり、あるいは地上に設置した電源からバッテリ1に充電したりする。このような充放電電流のバッテリ1への出入りをバッテリ1の充電率推定装置をモニタし、バッテリ1の状態の一つである充電率を推定するものである。
まず、バッテリ1の充電率推定装置の全体構成につき説明する。
実施例1のバッテリ1の充電率推定装置は、図1、2に示すように、電圧センサ2、電流センサ3、カルマン・フィルタ4、補正用充電率算出部5、充放電電流補正部6、積分器11および充電率算出部12を有し、電圧センサ2および電流センサ3を介してバッテリ1に接続される。なお、カルマン・フィルタ4、補正用充電率算出部5、充放電電流補正部6、積分器11および充電率算出部12は充電率推定部を構成する。
バッテリ1は、本実施例にあっては、リチウム・イオン・バッテリを用いるが、これに限られることはなく、ニッケル・水素バッテリ等、他の種類のバッテリを用いてもよいことは言うまでもない。
電圧センサ2は、バッテリ1の端子間の電圧を検出するもので、検出した端子電圧値Vはカルマン・フィルタ4へ入力される。
電流センサ3はバッテリ1から電気モータ等へ電力を供給する場合の放電電流の大きさ、および制動時に電気モータを発電機として機能させて制動エネルギの一部を回収したり地上の電源設備から充電したりする場合の充電電流の大きさを検出するもので、そこで検出した充放電電流値Iは入力信号としてカルマン・フィルタ4へ入力される。
なお、電圧センサ2、電流センサ3は、種々の構造・形式を有するものを適宜採用でき、それぞれ本発明の端子電圧検出手段、充放電電流検出手段に相当する。
観察器としてのカルマン・フィルタ4は、本実施例では、車載のマイクロコンピュータにて構成する。すなわち、電圧センサ2で検出した端子電圧値Vを観測信号とし、また電流センサ3で検出した充放電電流値ISを制御入力信号としてそれぞれ入力し、バッテリ1の開放電圧値OCV^を状態量の一つとして推定算出して補正用充電率算出部5へ出力する。このため、カルマン・フィルタ4は、バッテリ・モデルMBが設定されるとともに、カルマン・ゲイン算出部4Bで算出したカルマン・ゲインLによるフィードバックを受けながら、バッテリ・モデルに基づき、検出された充放電電流検出値ISと端子電圧値Vとから開放電圧値OCV^を推定する状態量算出部4Aと、を有する。なお、カルマン・フィルタ4の詳細については後で説明する。また、充放電電流検出値ISは、バッテリ1の充放電電流真値Iに電流センサ3の検出誤差が加わったものである。
補正用充電率算出部5は、カルマン・フィルタ4と同様に車載のマイクロコンピュータで構成され、開放電圧値(OCV)と充電率(SOC)との関係が温度や電池の劣化に影響されにくいことから、これらの関係を予め実験等で求めて得た結果を、たとえばテーブル表として記憶している。そして、このテーブル表に基づき、カルマン・フィルタ4から入力された開放電圧推定値OCV^から補正用充電率SOCBを推定する。
ここで、クーロン・カウント法とカルマン・フィルタを用いた方法で充電率を推定した場合の本発明者らによる考察・シミュレーションによれば、以下のことが判明した。
すなわち、上記のようにカルマン・フィルタ4で開放電圧を推定し、この推定開放電圧から充電率を求める方法にあっても、クーロン・カウント法と同様、電流検出誤差が大きいほど充電率推定誤差が増加する傾向がある。
しかしながら、発明者らが行ったシミュレーション結果からは、上記のように充電率を求める方法にあっては、電流検出誤差が加法的な誤差(たとえばオフセット誤差)、乗法的な誤差(たとえばゲイン誤差)、またこれらの組み合わされた誤差のいずれの場合にあっても、クーロン・カウント法とカルマン・フィルタを用いた方法を比較した場合、後者では充電率の推定誤差が時間の経過にかかわらずほぼ一定になることが分かった。このことは、カルマン・フィルタを用いて充電率を求める方法では、充電率の推定誤差の存在は免れないものの、充電率の変化(速さ)がクーロン・カウント法に比べてより正確に推定できていることを示すものである。
そこで、上記考察結果に基づき、カルマン・フィルタ4で推定した補正用充電率SOCBは、真の充電率と同じ速さ(充電率の時間微分)で変化するとみなして、クーロン・カウント法で推定した充電率SOCの傾き(時間微分)が補正用充電率SOCBの傾きに近づくように電流検出値Iを補正すれば、充電率がよくなると考えた。
一方、クーロン・カウント法による充電率SOCの推定は、上記で挙げた不具合はあるものの、充電率の変化に対する開放電圧値OCVの変動が小さいため、短時間での充電率の変動量の推定にあっては、カルマン・フィルタを用いた方法に比べ、原理的に優れている。
そこで、本実施例ではクーロン・カウント法による充電率SOCの推定を行うものの、クーロン・カウント法とカルマン・フィルタを用いる方法との両方の長所を取り入れて充電率を推測することで、推測精度を向上させるようにした。
そこで、本実施例では、電流センサ3での検出誤差を積分制御にて補正するため、以下のように充放電電流補正部6を設ける。
充放電電流補正部6は、二つの微分器7および13と、減算器8と、積分器9と、加算器10を有し、積分制御を用いて充放電電流検出値ISを補正する。
すなわち、充放電電流補正部6は、電流センサ3で検出された充放電電流検出値ISと、補正用充電率算出部5で推定された補正用充電率SOCBの情報信号と、充電率算出部12から出力された充電率SOCの情報信号とが入力され、充電率算出部12で算出された充電率SOCが入力される。補正用充電率SOCBの情報信号は、微分器7で微分(差分)され減算器8へ出力される。充電率SOCは微分器13で微分(差分)され減算器8へ出力される。減算器8では、補正用充電率SOCBの微分値(すなわち傾き)から充電率SOCの微分値(すなわち傾き)を減算して、カルマン・フィルタによる方法とクーロン・カウント法による充電率の傾きの差を得る。
この充電率の傾きの差は積分器9にて積分され(KI/sを掛ける、ここでKIは積分定数、sはラプラス演算子である)、補正分iを算出する。
加算器10では、電流センサ3で検出した充放電電流検出値ISに補正分iを加算して充放電電流補正部6からの出力である補正充放電電流値ICOMとする。
この補正充放電電流値ICOMは、積分器11へ入力されて逐次積算されて、この電流積算値が充電率算出部12の入力となる。
充電率算出部12では、この入力、すなわち積分器11で得た電流積算値を、あらかじめ測定してある満充電容量で割算することで、バッテリ1の充放電率SOCとして出力する。
ここで、カルマン・フィルタ4の構成の詳細につき、以下に説明する。
一般に、カルマン・フィルタでは、対象となるシステムのモデルを設計し、このモデルと実システムに同一の入力信号を入力し、その場合の両者の出力を比較してそれらに差があれば、この差にカルマン・ゲインLをかけてモデルへフィードバックすることで、両者の誤差が最小になるようにモデルを修正する。これを繰り返すことで、真の内部状態量を推定する。
なお、カルマン・フィルタにあっては、観測雑音が正規性白色雑音であるとの仮定を置く。したがって、この場合、システム・パラメータが確率変数となるため、真のシステムは確率システムとなる。そこで、観測値が線形回帰モデルで記述され、逐次パラメータ推定問題は状態空間表現を用いて定式化でき、逐次状態を記録せずとも、時変パラメータを推定することができる。このようにして、対象とする動的システムの入出力データの測定値から、所定の目的のもとで、対象と同一であるということを説明できるような数学モデルが作成可能、すなわち、システム同定が可能となる。
そして、カルマン・フィルタの設計にあたっては、推定対象となるシステムを以下の状態方程式で表現しなければならない。
dx/dt = Ax + Bu (式1)
y = Cx + Du (式2)
ここで、xはシステムの状態ベクトル(パラメータである状態量を表わす)、uはシステムへの入力ベクトル、yは出力ベクトル、A、B,C,Dはシステムのダイナミックスを記述する行列であり、それぞれシステム行列、入力行列、出力行列、伝達行列であり、d/dtは時間微分である。
バッテリ・モデルMBは、バッテリ等価回路モデルで表わすことができる。この等価回路モデルとしては、本実施例では図3に示すフォスタ型RC梯子回路(ただし1段のみ)を用いる。すなわち、この回路は、バッテリ1の電解液抵抗と結線によるオーム抵抗等の直流成分を設定するバスク抵抗Rに、抵抗R(ファラデー・インピーダンスでありバッテリ1中の電荷移動過程における動的振る舞いを表す反応抵抗として設定)とコンデンサC(非ファラデー・インピーダンスであり電気二重層を表わすものとして設定)の並列回路を接続したものである。また、同図中には、開放電圧を表わすコンデンサCOCVの開放電圧値をOCV、端子電圧値をV、上記並列回路で発生する過電圧値をVでそれぞれ表示してある。端子電圧値Vは、開放電圧値OCVと過電圧値Vとの合計に等しくなる。
このバッテリ・モデルMBでは、上記(式1)、(式2)における行列A,B,C,Dの値は次のようになる。
Figure 0005393619
ただし、状態ベクトルx=[過電圧値 開放電圧値]、入力は充放電電流検出値IS(充電をプラス、放電をマイナスにとる)、出力は端子電圧値Vである。なお、上記式中、行列の右上の添え字Tは、その行列の転置を意味する。
バッテリ・モデルMBでは、電流センサ3で検出された充放電電流検出値ISに行列Bが掛けられて、加算器41に入力される。
これとは別に、電流センサ・モデルMSの減算器から出力された電流値Iには、行列Dが掛けられて加算器42に入力される。
この加算器42からの出力yは、電流センサ・バッテリ・モデルMSBで推定した推定端子電圧値V^であり、減算器42に入力され、ここで、電圧センサ2で検出した端子電圧値Vから推定端子電圧値V^が減算される。これにより、バッテリ1の端子電圧値Vとモデルでの推測端子電圧値V^との差εが得られ、この差εにカルマン・ゲインLが掛け算されて加算器41に入力される。
加算器41には、さらに後述する第3の信号が入力されて、これら3つの入力が加算されて出力される。この出力は積分されて状態量x(=推定開放電圧値OCV^)となり、この値にはさらに行列Aが掛けられて第3の信号となる。これとは別に、状態量xには行列Cが掛けられて得た値に、電流検出値Iに行列Dを掛けた値が、加算器42にて加算され、出力yを得るようにしてある。
したがって、本実施例では、電流検出値Iをバッテリ・モデルMBに入力した場合、バッテリの状態方程式は、A,B,Cの各行列が(式1)、(式2)から変わって(行列Dは同一)以下のように表わせる。
Figure 0005393619
これにより、本実施例では、以下の式では、A,B,C,Dは、下記に示す、(式7)中の新しい行列のA,B,C,Dを用いてカルマン・フィルタKFを設計することになる。
すなわち、
Figure 0005393619
を用いることになる。
以上で説明したカルマン・フィルタKFの上記状態方程式を説明してきたが、(式1)、(式2)は連続系で記述してあるので、これらを、以下のように、サンプリング時間をTとして0次ホールドで離散化する。
なお、下記式において、添え字kはサンプリングの順番の番号、uはk番目における入力データ(本実施例では検出電流値I)、yはk番目における出力データ(本実施例では推測端子電圧V^)、Σ^x,kはk番目における推定誤差共分散値、Lはk番目におけるカルマン・ゲイン、Σはプロセス・ノイズ、Σは観測ノイズ、^は推定値、_は時前推定、+は時後推定、εはk番目における検出出力と推定出力の差(すなわち、本実施例では端子電圧検出値と端子電圧予測値の差)を、それぞれ表す。ただし、カルマン・フィルタKFを用いるにあたって、εは平均値0、正規性白色雑音であり、またプロセス・ノイズと観測ノイズは互いに独立であると仮定してある。なお、上記記号中、^、 、 _、 + の各記号については、記載上、明細書では図中での使用とは異なり、右側へずらした位置に記載する。
離散化したカルマン・フィルタKFの状態方程式は、以下のように表わすことができる。
Figure 0005393619
上記(式8)、(式9)中のA,B,C,Dは、それぞれ以下のようになる。
Figure 0005393619
なお、上記(式10)、(式11)中におけるeATは、状態遷移マトリクスである。ここで、eは自然数、Tは入出力信号のサンプリング周期(行列やベクトルの転置を表す上付き添え字Tとは異なる)となる番号である。
したがって、カルマン・フィルタKFの状態方程式は、以下のように表される。
Figure 0005393619
これらの式(式14)〜(式17)は状態量を推定するための式である。
これらの式により、カルマン・フィルタ4は、図4のブロック線図にて表わすことができる。また、状態推定部4の状態量算出部4Aは、図6のブロック線図にて表すことができる。これらのブロック線図については後で説明する。
また、このときk番目の事前推定、事後推定での推定誤差共分散値およびカルマン・ゲインは以下の式で表わされる。
Figure 0005393619
これらの式(式18)〜(式20)により、カルマン・ゲイン算出部4Bのブロック線5は、図5のように表すことができる。このブロック線図については後で説明する。
以上のように、カルマン・フィルタKFを用いた状態量の推定は、(式14)〜(式20)と図3のバッテリ等価モデルの状態方程式(式7)により、状態推定部4(状態量算出部4Aとカルマン・ゲイン算出部4Bを有する)にて行うが、このブロック線図を図5に示す。
図4に示すように、カルマン・フィルタ4では、後述するカルマン・ゲイン算出部4Bからカルマン・ゲインLが算出されて乗算器108へ出力される。
乗算器108には、電圧センサ2で検出された端子電圧検出値Vから状態量算出部4Aで推定した端子電圧推定値V^が減算器109にて減算されて得た差εが入力され、カルマン・ゲインLとかけ合わされ、このLεが、状態量算出部4Aに入力される。
このカルマン・ゲイン算出部4Bについては、後で図5を用いて説明する。
一方、状態量算出部4Aには、電流センサ3で検出した充放電電流検出値Iと、乗算器108で得た端子電圧検出値と端子電圧推定値との差εにカルマン・ゲインLを掛けた積算値と、が入力され、後で図6を用いて説明する算出方法で開放電圧推定値OCV^と端子電圧推定値V^を推定する。
次に、カルマン・ゲイン算出部4Bにおけるカルマン・ゲインLの推定は、(式18)〜(式20)により行なわれ、そのブロック線図を図5に示す。
同図に示すように、加算器110には、プロセス・ノイズΣに、積分器112の出力であるk番目の一つ前(k-1番目)の推定誤差共分散値Σ ,k−1 に係数倍器113、114にてA、A を掛けた値が加算され、k番目の時前推定としての推定誤差共分散値Σx ,k として出力される(式18)。
乗算器111では、減算器115で充放電電流検出値ISからカルマン・ゲインLに行列Cを掛けた積算値が減算されて得た減算値に、加算器110から出力された推定誤差共分散値Σx ,k が、掛け合わされ、k番目の時後推定としての推定誤差共分散値Σx ,k が得られる(式19)。この推定誤差共分散値Σx ,k は、Z変換による遅延器12(Z−1を掛ける)でk番目の一つ前(k-1番目)の推定誤差共分散値Σx ,k−1 を得る。この推定誤差共分散値Σx ,k−1 は、上記のように係数倍器113、114で、それぞれ行列Aおよびこの転置行列A が掛けられた後、この乗算値が加算器110に入力される。
一方、加算器110の出力であるk番目の時前推定としての推定誤差共分散値Σx ,k は、係数倍器116にて転置行列C が掛けられて除算器117に入力されるとともに、係数倍器118にて行列Cが掛けられて得た積算値が加算器119に入力される。この積算値は、加算器119で観測ノイズΣと加算された後、この加算値が除算器117に入力される。除算器117では、係数倍器116からの出力を加算器119からの出力で割算してカルマン・ゲインLとして出力する(式20)。なお、このカルマン・ゲインLは、上述したように、係数倍器120にて行列Cが掛けられて減算器115に入力される。
次に、状態量算出部4Aにおける状態量算出は、状態量(式14)〜(式17)により行なわれ、そのブロック図を図6に示す。
同図において、入力u(=充放電電流検出値I)は、Z変換による遅延器122にてZ−1を掛けることでk番目の一つ前の(k−1)番目の入力uk−1が得られる。この入力uk−1は乗算器123に入力され、ここで、入力uk−1に行列Bが掛けられてBk−1が得られる。このBk−1は加算器124に入力される。
加算器124では、さらに、係数倍器126からの出力である推定値Ak−1^が入力されて加算され、k番目の時前推定の状態量x^が得られる(式14)。 なお、上記推定値Ak−1^は、加算器127から出力されたk番目の時後推定の状態量x^(=開放電圧推定値OCV^)に遅延器125でz−1が掛けられることで得られた一つ前の状態量xk−1^に、上記のように係数倍器126で、行列Aが掛けることで得られる。
加算器124での推定状態量x^は、加算器127で、カルマン・ゲイン算出部4Bと乗算器108とで得られた積算値L・εが加算されて、推定状態量x^(=開放電圧推定値OCV^)が得られる(式15)。この開放電圧推定値OCV^は補正用充電率算出部5に入力されて、ここで補正用充電率SOCBが得られる。
一方、加算器124からの出力x^は、係数倍器128にも入力されて行列Cが掛けられてC^が得られる。このC^は加算器130に入力される。この加算器130には、さらに、係数倍器129で入力u(=充放電電流検出値I)に行列Dが掛けられて得たDが入力されて加算され、状態量C^+D、すなわちy^(=端子電圧推定値V^)が得られる(式17)。この端子電圧推定値V^は図4の減算器109に入力され、ここで端子電圧検出値Vから端子電圧推定値V^が減算されて端子電圧差εが得られる。
上記のように構成した本実施例のバッテリの充電率推定装置のシミュレーション結果を図7に示す。なお、図7中、左側は検出電流が電流真値+0.2A[アンペア]の場合、中央は検出電流が電流真値×1.5の場合、右側は(電流真値+0.2A)×1.5の場合をそれぞれ示す。
また、同図(a)は充放電電流真値(点線で表す)と充放電電流検出値(実線で表す)との上記それぞれの場合の比較を示し、同図(b)は充電率真値(実線で表す)と、カルマン・フィルタによる充電率推定値(一点鎖線で表す)と、クーロン・カウント法による充電率推定値(二点鎖線で表す)の上記それぞれの場合の比較を示し、同図(c)はカルマン・フィルタによる充電率推定誤差(一点鎖線で表す)と、クーロン・カウント法による充電率推定誤差(二点鎖線で表す)の上記それぞれの場合の比較を示す。
本実施例では、図7(b)の右側に示すように、クーロン・カウント法で求めた充電率の傾きを、たとえば600秒時点からカルマン・フィルタ4を用いて推定した補正用充電率の傾きに合わせるように補正部6にて電流を補正すると、図中点線で示すように、クーロン・カウント法による充電率はそれ以降、傾きが小さくなってより真値に近づくようになる。したがって、電流センサ3に検出誤差があった場合にも、充電率を精度よく推定できる。
なお、補正手段を積分制御とし、次回起動時(イグニッション・オン時)における積分器9の初期値をこの直前である前回終了時(イグニッション・オフ時)の積分器9の出力(電流補正量)とする。このようにすることで、次回起動時には最初から真値に一致する値を推定することができる。ただし、厳密に一致するには、以下の条件を満たすことが必要である。現実には以下の条件が完全に成立することはなくその影響が現れるものの、その乖離は小さく本実施例の効果は十分期待できる。
上記条件とは、
(1) カルマン・フィルタの推定誤差は完全に一定値である。
(2) 電流検出誤差がオフセットのみで表される。
(3) 前回終了時までにオフセット誤差を完全に補正できている。
(4) クーロン・カウントの積分器11が充電率真値に満充電容量を掛けた値になっている。
この条件(4)については、前回終了から今回起動までの期間が十分長ければ、今回起動時のバッテリ1の端子電圧Vを開放電圧OCVとみなすことが可能となるので、充電率を精度よく求めることができる。したがって、この場合には、この値に満充電容量を掛けた値を初期値にすればよい。
一方、期間が短く十分ない場合には、前回終了時の、電流積算積分器11の値を初期値とする。
以上のように、実施例1のバッテリの充電率推定装置にあっては、以下の効果を得ることができる。
(1)実施例1の充電率推定装置では、カルマン・フィルタ4で推定したバッテリ1の推定開放電圧OCV^から算出した補正用充電率と、クーロン・カウント法を用いて充電率算出部12で算出した充電率とから、これらの傾きの差を算出して積分制御することで充放電電流検出値Iの補正分iを得て、充放電電流検出値Iを補正し、この補正電流値ICOMを電流積算して充電率算出部12で用いるようにした。このため、クーロン・カウント法により算出した充電率の傾きを、充電率の変化が少ないカルマン・フィルタ4により算出した充電率の傾きに近づくようになる。したがって、電流センサ3に検出誤差があった場合でも、クーロン・カウント法の良さ(短時間での充電率変動量の推定精度が高い)を残しながら、クーロン・カウント法のみによる場合に比べて充電率の推定を向上させることができる。
(2)実施例1の充電率推定装置では、カルマン・フィルタ4を用いたため、安価かつ容易に開放電圧の推定精度を上げ、この結果、充電率の推定精度をも良くすることができる。
以上、本発明を上記各実施例に基づき説明してきたが、本発明はこれらの実施例に限られず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更等があった場合でも、本発明に含まれる。
たとえば、バッテリ・モデルとしては、実施例のモデルに限られず、フォスタ型RC梯子回路で拡散過程における動的振る舞いを表すものとして、抵抗とコンデンサの並列回路をさらに複数段直列接続したものを用いてもよい。あるいは、フォスタ型RC梯子回路とは異なるバッテリ・モデル、たとえばカウエル型梯子回路を用いてもよい。
また、本発明では、離散系を対象にしているので、上記充放電電流補正部6の微分器7,13は差分器であってもよくこれらは同義として捉えるべきである。
さらに、上記実施例の充放電検電流補正部6にあっては、微分器7で得たカルマン・フィルタ4による充電率の傾きと微分器13で得たクーロン・カウント法による充電率算出部12での充電率の傾きとの差を積分制御し、この積分値を電流センサ3で検出した充放電電流値に加算して補正電流値を得るようにしたが、積分制御に代えて比例+積分制御として補正分を得るようにしてもよく、また補正分を電流センサ3で検出した充放電電流値に減算あるいは乗除算することで補正電流値を得るようにしてもよい。
本発明のバッテリの充電率推定装置は、リチウム・イオン・バッテリに限らず他の種類のバッテリを対象とすることもでき、また、バッテリも電気自動車やハイブリッド電気自動車などの者慮のみならず、地上や構造物に使用するバッテリの充電率推定にも利用できる。
1 バッテリ
2 電圧センサ(充放電電流検出手段)
3 電流検出手段(端子電圧検出手段)
4 カルマン・フィルタ
4A 状態量算出部
4B カルマン・ゲイン算出部
5 補正用充電率算出部(補正用充電率算出手段)
6 充放電電流補正部(充放電電流補正手段)
7 微分器
8 減算器
9 積分器
10 加算器
11 積分器
12 充電率算出部(充電率算出手段)
13 微分器
108,111,123 乗算器
109,115 減算器
110,119,124,127,130 加算器
112,122,125 遅延器
117 除算器
113,114,116,118,120,126,128,129 係数倍器

Claims (2)

  1. バッテリの充放電電流を検出する充放電電流検出手段と、
    前記バッテリの端子電圧を検出する端子電圧検出手段と、
    前記充放電電流検出手段で検出した充放電電流に基づきクーロン・カウント法で算出して得た電流積算値を満充電容量で除算して充電率を算出する充電率算出手段と、
    前記充放電電流を制御入力信号、前記端子電圧を観測信号として開放電圧を推定するカルマン・フィルタと、
    該カルマン・フィルタで推定した開放電圧から補正用充電率を推定する補正用充電率推定手段と、
    前記充電率算出手段で得た充電率の傾きと前記補正用充電率推定手段で推定した補正用充電率の傾きとの差が小さくなるように前記充放電電流検出手段で検出した充放電電流を補正する充放電電流補正手段と、
    を備え、
    前記充電率算出手段は、前記クーロン・カウント法を計算するための充放電電流として前記充放電電流補正手段で補正した充放電電流を用いる、
    ことを特徴とするバッテリの充電率推定装置。
  2. 請求項1に記載のバッテリの充電率推定装置において、
    前記充放電電流補正手段は、前記補正用充電率推定手段で推定した補正用充電率の傾きと前記充電率算出手段で算出した充電率の傾きとを算出し、これらの傾きを用いた積分制御、または比例および積分制御にて充放電電流の補正分を算出し、この補正分を用いた加減法あるいは剰除法にて前記充放電電流検出手段で検出した充放電電流を補正する、
    ことを特徴とするバッテリの充電率推定装置。
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