JP5393618B2 - インクジェットヘッドおよびそのメンテナンス方法、インクジェットヘッドアッセンブリ、画像形成装置 - Google Patents

インクジェットヘッドおよびそのメンテナンス方法、インクジェットヘッドアッセンブリ、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明はインクジェットヘッドおよびそのメンテナンス方法、インクジェットヘッドアッセンブリ、画像形成装置に係り、特に、ヘッド内の圧力を安定させることができるインクジェットヘッドおよびそのメンテナンス方法、インクジェットヘッドアッセンブリ、画像形成装置に関する。
近年、インクジェットヘッドにおいて、ノズル面の乾燥による増粘や気泡混入による不吐出を防ぐため、循環を行なうインクジェット装置が開発されている。装置の簡便さのため、ヘッドの精密流路部分よりも手前に循環機構を備える構成を採用している。これにより、初期充填で発生する大量の気泡を逃がし、脱気・温調されたインクを充分な流量で供給することが可能となる。
例えば、下記の特許文献1には、記録ヘッドとリザーバタンクとを連結する循環往路と循環復路が、バイパス路によって連結され、バイパス路にはリリーフ弁が設けられており、このリリーフ弁により圧力を制御することが記載されている。
特開2007−331281号公報
インクジェットヘッドは、高密度描画のため高精細な構造となっており、過度の加圧により破壊されやすい構造となっている。そのため、特許文献1に記載されているように、インクジェットヘッドではなく、インクジェットヘッドにインクを供給する、あるいは回収する流路に圧力調整機構を備えていた。しかしながら、このようにインクジェットヘッドから離れて圧力調整機構を備えている場合、ヘッド近傍に高い圧力をかけることができていなかった。特許文献1に記載されている方法も比較的低圧状態を考慮しており、ヘッド近傍の流量を確保することが困難であり、ヘッド近傍に残存した気泡を除去することが困難であった。
本発明はこの様な事情に鑑みてなされたものであり、圧力調整機構をハウジング部に備えることで、インクジェットヘッドの精密部分(ヘッドダイ部)に高圧力をかけることなく、インクジェットヘッドまでの流量を確保し、流路内の気泡を除去することができるインクジェットヘッドおよびそのメンテナンス方法、インクジェットヘッドアッセンブリ、画像形成装置を提供する。
本発明の請求項1は前記目的を達成するために、流体を受け入れるための入口管と、流体を吐出するための一つまたは複数のノズルを備えるプリントヘッド本体と、流体を送り出すための出口管と、前記入口管から前記プリントヘッド本体まで流体を送液するヘッド内供給流路と、前記プリントヘッド本体から前記出口管まで流体を送液するヘッド内回収流路と、を備え、前記ヘッド内供給流路と前記ヘッド内回収流路は、隔離壁により隔てられており、前記隔離壁に前記ヘッド内供給流路の圧力を調節する圧力調整機構を備えることを特徴とするインクジェットヘッドを提供する。
請求項1によれば、インクジェットヘッド内に圧力調整機構を設けているので、インクジェットヘッド内に高い圧力がかかっても圧力調整機構により圧力の調整を行なうことができるので、インクジェットヘッド内の精密部分(プリントヘッド本体)に高い圧力をかけることがない。また、圧力調整機構をインクジェットヘッド内に設けることで、タンクからインクジェットヘッドまでの供給流路、および、インクジェットヘッドからタンクまでの回収流路の気泡、異物などの除去を行なうことができる。
請求項2は請求項1において、流体が循環する循環流路を備え、前記循環流路は、前記プリントヘッド本体と前記隔離壁の間に設けられていることを特徴とする。
請求項2によれば、循環流路をインクジェットヘッド内の隔離壁とプリントヘッド本体の間に設けることで、循環流路を広くすることができ、多くの流量を流すことができる。したがって、大きな気泡を除去することができるとともに、流体の温度を一定としてノズルから吐出することができる。
請求項3は請求項1または2において、前記圧力調整機構は、前記隔離壁の前記入口管側に設けられており、前記圧力調整機構が循環流路となることを特徴とする。
請求項3によれば、圧力調整機構を隔離壁の入口管付近に設け、この圧力調整機構を循環流路とすることにより、インクジェットヘッド内に高い圧力がかかったとしても、圧力調整機構により圧力をにがすことができる。また、気泡を除去するために、高い圧力をかけることができるとともに、プリントヘッド本体に気泡を入れることなく、容易に除去を行なうことができる。
請求項4は請求項1から3いずれか1項において、前記圧力調整機構は、圧力感知機構を備え、所定の圧力を感知すると自動で開閉を行なうことを特徴とする。
請求項4によれば、自動で圧力を感知し圧力の調整を行なうので、スイッチ構造を設けるなどの構造に比べ、簡易化することができる。また、不意の加圧にも対応することができる。
請求項5は請求項1から4いずれか1項において、前記圧力調整機構は、リリーフバルブであることを特徴とする。
請求項5によれば、圧力調整機構としてリリーフバルブを用いることにより、外部制御を行なわず、所定の圧力がかかった場合に、圧力の開放を行なうことができる。
請求項6は前記目的を達成するために、請求項1から5いずれか1項に記載のインクジェットヘッドの複数が、マニホールドに接続し形成されていることを特徴とするインクジェットヘッドアッセンブリを提供する。
請求項7は請求項6において、前記マニホールドは、前記複数のインクジェットヘッドに供給される流体を受け入れる流体入口導管と、前記複数のインクジェットヘッドから流体を送り出す流体出口導管と、複数の流体入口チャンネルと、複数の流体出口チャンネルと、複数の流体入口バルブと、複数の流体出口バルブと、を備え、前記複数の流体入口チャンネルのそれぞれは、前記流体入口導管と前記複数のインクジェットヘッドの入口管に接続し、前記流体入口バルブは前記流体入口導管から前記流体入口チャンネルへの流体の流れを制御するように構成され、前記流体出口バルブは前記流体出口チャンネルから前記流体出口導管への流体の流れを制御するように構成されていることを特徴とする。
請求項6および請求項7によれば、マニホールドに複数のインクジェットヘッドを接続させているため、装置を簡略化することができる。
請求項8は前記目的を達成するために、請求項1から5いずれか1項に記載のインクジェットヘッドを備える画像形成装置を提供する。
本発明のインクジェットヘッドは、メンテナンス時において、インクジェットヘッド内に高い圧力をかけてメンテナンスを行なうことができるので、画像形成装置として用いた場合、良好な画像を形成することができる。
請求項9は前記目的を達成するために、請求項1から5いずれか1項に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法において、供給ポンプおよび回収ポンプを一定の回転数で駆動させ、前記インクジェットヘッド内でインクを循環させながら、流路内の圧力を調整することを特徴とするインクジェットヘッドのメンテナンス方法を提供する。
請求項9によれば、インクを循環させながらメンテナンスを行う方法において、供給ポンプおよび回収ポンプを一定の回転数で駆動させることにより、流路内に存在する気泡や異物の量により圧力が異なってくる。圧力が高くなった場合においても、本発明においては、圧力調整機構を設けることで、インクジェットヘッド内の圧力が高くなることを防ぐことができる。
請求項10は前記目的を達成するために、請求項1から5いずれか1項に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法において、前記ノズルを開放し、前記ヘッド内供給流路から前記ノズルに所定の圧力で流体を供給し、前記ノズルから流体を押し流すことで、前記ヘッド内供給路の気泡、前記ノズル周辺の異物を除去することを特徴とするインクジェットヘッドのメンテナンス方法を提供する。
請求項10によれば、ノズルを開放し、ヘッド内供給流路から所定の圧力で流体を流すことで、ヘッド内供給流路からの気泡、異物をノズルから除去することができる。この場合、最初に設定した圧力でメンテナンスを開始し、気泡、異物が徐々に除去されることで、圧力が下がるので、プリントヘッド本体に圧力がかかることを防止することができる。また、このように、メンテナンス中の初期の圧力より高くなることがないので、圧力調整機構が動作することなく、メンテナンスを行なうことができる。
請求項11は請求項10において、前記ヘッド内回収流路から前記ノズルに所定の圧力で流体を供給し、前記ノズルから流体を押し流すことで、前記ヘッド内回収流路の気泡、前記ノズル周辺の異物を除去することを特徴とする。
請求項10によれば、回収流路側からも液体をノズルから押し流すことで、気泡、異物の除去を行なうことができる。
本発明のインクジェットヘッドによれば、インクジェットヘッド内に圧力調整機構を備えているので、インクジェットヘッド内の精密部分(プリントヘッド本体)に高い圧力がかかることを防止することができる。また、本発明のインクジェットヘッドを用いることで、メンテナンス時に気泡、異物により圧力が高くなっても圧力調整機構により、インクジェットヘッド内の圧力を調整することができるので、圧力が高くなることを防止することができる。
循環型インク供給装置の概略構成を示すブロック図である。 供給サブタンクの構造を示す断面図である。 インクジェットヘッドに取り付けられたマニホールドの断面端面を示す簡略化した概略図である。 インクジェットヘッドおよびマニホールドの断面図である。 インクジェットヘッドの断面図である。 循環メンテナンスの制御の流れを示すフローチャート図である。 図6に示す循環メンテナンス制御における膜位置固定工程の制御の流れを示すフローチャート図である。 図6に示す循環メンテナンス制御におけるインク循環工程の制御の流れを示すフローチャート図である。 加圧パージの制御の流れを示すフローチャート図である。 図9に示す加圧パージ制御における圧力貯留工程の制御の流れを示すフローチャート図である。 図9に示す加圧パージ制御におけるインク排出工程の制御の流れを示すフローチャート図である。 図9に示す加圧パージ制御における他の実施形態におけるインク排出工程の制御の流れを示すフローチャート図である。 本発明のインクジェットヘッドが適用されるインクジェット記録装置の概略を示す全体構成図である。
以下、添付図面に従って、本発明に係るインクジェットヘッドの好ましい実施の形態について説明する。
[循環型インク供給装置の全体構成]
図1に示すインク供給装置1は、循環系を備えた循環型インク供給装置である。インク供給装置1は、供給流路12aと回収流路12bとを有し、供給流路12aは供給流路圧力センサ16aが設けられ、回収流路12bは回収流路圧力センサ16bが設けられている。供給流路圧力センサ16aは、供給流路12aの内部圧力を電気信号に変換して出力する。供給流路圧力センサ16aには、半導体ピエゾ抵抗方式や静電容量方式、シリコンレゾナント方式などのセンサを適用することができる。また、供給流路12aには供給サブタンク18aが設けられるとともに、回収流路12bには回収サブタンク18bが設けられている。供給サブタンク18aは、供給ポンプ20a及び所定のインク流路を介してインクタンク52と連通され、回収サブタンク18bは回収ポンプ20b及び所定のインク流路を介してインクタンク52と連通される。
図1に示すインクジェットヘッドアッセンブリ50(以下、単に「ヘッド」と記載することがある)は、マニホールド108にn個のインクジェットヘッド112がつなぎ合わせられた構造を有するヘッドであり、マニホールド108が供給バルブ14a、ダンパ15aを介して供給サブタンク18aに連通されるとともに、回収バルブ14b、ダンパ15bを介して回収サブタンク18bに連通される。
供給ポンプ20a及び回収ポンプ20bはチューブポンプが適用される。図1に示す供給ポンプ20aは、インクタンク(バッファタンク)52からヘッド50へインクを供給する供給流路12aの圧力(送液量)を制御し、回収ポンプ20bはヘッド50からインクタンク52へインクを回収する(循環させる)回収流路12bの圧力(送液量)を制御する。供給ポンプ20aと回収ポンプ20bは同一の性能(容量)を有するポンプを適用することができる。
供給ポンプ20a及び回収ポンプ20bは、ヘッド50が動作を停止している期間(すなわち、インクが安定して流れている期間)は、一方向にのみ回転し、ヘッド50が吐出動作をしている期間に内部圧力が減少すると、供給ポンプ20aは回転速度を増加させるとともに、回収ポンプ20bは逆転してヘッド50の内部圧力を上昇させる。
供給サブタンク18aは、供給ポンプ20aの動作による脈流による供給流路12aの内部圧力の変動を抑制する圧力緩衝機能を有している。供給サブタンク18aの構造を示す断面図を図2に示す。ドレイン流路28aは気泡排出口27を介して液室24と連通しており、液室24内の液を強制的に排出させる際の流路である。図1に示すドレインバルブ30aが開かれると、液室24内のインクが所定の流路を介してインクタンク52に送られる。
気室26は、エア流路32a、エアコネクトバルブ34aを介してエアタンク36aと連通し、エアタンク36aは大気連通路38aに設けられたエアバルブ40aを介して大気と連通可能に構成されている。すなわち、気室26は、エアコネクトバルブ34aを開くことでエアタンク36aと連通させることができ、インク送液の圧力制御に応じて気室26の容積を増加させることができる。さらに、エアバルブ40aを開くことで、エアタンク36a及び気室26を大気連通させることができる。
なお、上記は、供給サブタンク18aについて説明したが、回収サブタンク18bについても同様の構造とすることができる。
なお、ドレインバルブ30a、30bは、ラッチタイプの電磁バルブが適用され、エアコネクトバルブ34a、34bはノーマルオープン型の電磁バルブが適用され、供給バルブ14a、回収バルブ14b、エアバルブ40a、40bはノーマルクローズ型の電磁バルブが適用される。
図1に示すインク供給装置1は、インクタンク52と供給ポンプ20aとの間に脱気モジュール60及びインクの逆流を防止するための一方向弁62が設けられるとともに、供給ポンプ20aと供給サブタンク18aの間には、フィルタ64及び熱交換器(冷却加熱装置)66が設けられている。インクタンク52から送り出されたインクは脱気モジュール60によって脱気処理が施され、フィルタ64によって気泡や異物が除去され、熱交換器66による温度調整処理が施された後に供給サブタンク18aへ送られる。
また、脱気モジュール60と回収ポンプ20bとの間には、インクの逆流防止のための一方向弁70が設けられるとともに、フィルタ72が設けられ、インクタンク52から回収サブタンク18bへインクが送られる場合にも、所定の脱気処理及びフィルタ処理が施される。
図1に示すメインタンク56は、バッファタンク52へ供給されるインクが貯留されている。バッファタンク52内のインク量が減少すると、補充ポンプ82を動作させてメインタンク56内のインクがバッファタンク52へ送られる。メインタンク56と、補充ポンプ82の間には、フィルタ84が設けられている。
[インクジェットヘッド中の流体の流路]
インクジェットヘッドに供給された流体の一部がプリント動作で使用されない場合にインクジェットヘッドから戻って循環するようにインクジェットヘッドが再循環システムを備える実施態様では、マニホールドは、インクジェットヘッドから流体を流し出すための流体出口導管も備えることができる。
図3に、インクジェットヘッド112に取り付けられたマニホールド108の断面端面を示す簡略化した概要図であり、流体の流路を示す。本例では、マニホールド108は、流体入口導管116及び流体出口導管118を備える。図1に示す供給流路12aが流体入口導管116に、回収流路12bが流体出口導管118につながっている。流体入口導管116は流体出口導管118より矢印120で示す高低差だけ上方に位置し、流体入口導管116と流体出口導管118との間に圧力差が生じる。流体入口導管116と流体出口導管118との間のこの圧力差(ΔP)が、流体入口導管116及び流体出口導管118と流体連通する各インクジェットヘッドに圧力差をもたらす。これにより、インクは、流体入口導管116から各インクジェットヘッドに流れ込み、インクジェットヘッドを通って流れ(インクの一部はプリント動作によって消費される)、インクジェットヘッドから出て流体出口導管118に入る。つまり、入口の圧力は出口の圧力より高い。
図示の実施態様例では、マニホールド108の上面に二つのバルブ122及び124が配置される。バルブ122は流体出口導管118と接続され、入口バルブ124は流体入口導管116と接続される。バルブ122及び124は、流体出口導管118及び流体入口導管116のそれぞれとインクジェットヘッド112との間の流体の流れを開閉するように動作することができる。図示の実施態様例では、インクはインク供給装置1の中に設けられたインクタンクから供給される。流体は、流体源から流体入口導管116に供給され、この流体入口導管116は、マニホールド108の全長又は実質的全長にわたって延在する。流体入口導管116から流れる流体は、A点から流体入口チャンネル126の第1部分を上方に流れ、入口バルブ124に入る。入口バルブ124が開放されているとき、流体は、流体入口チャンネル126の第2部分を下方に流れ、インクジェットヘッド112の流体入口(B点)に入る。
インクジェットヘッド112に供給された流体の一部は、プリント動作によって消費され、即ち、符号128で示す流れのように、一つ又は複数のノズルから吐出され得る。残りの流体は、流体出口からインクジェットヘッド112を出て、マニホールド108の流体出口チャンネル130の第1部分に流れる。流体は、流体出口チャンネル130を上方に流れ、出口バルブ122に入る。バルブ122が開放されているとき、流体は、流体出口チャンネル130の第2部分を下方に流れ、流体出口導管118に入る。流体出口導管118は、マニホールド108の全長又は実質的全長にわたって延在し、再循環した流体をインクタンク52に送り戻す。
実施形態によっては、インクタンク52は、インクが所定の温度に維持されるように加熱することもできる。所定の温度を維持することにより、インクの粘度を維持することができる。また、インクはインクジェットヘッドを流れて、同じインクタンク52に回収されるため、インクタンク52を加熱することによりインクの温度を維持することができる。また、図1においては、インクタンク52に回収する方法で説明を行ったが、インクを別の場所に回収させることもできる。インクを別の場所に回収させることで、インクを異なる種類に変更したり、経時変化や劣化したインクを排出したり、インクをクリーニング用流体や貯蔵用流体に変更することができる。
各インクジェットヘッドの流体入口から流体入口導管までの流体流路の全長を、最短にすることができる。流体入口流路の長さを最短にすると、インクジェットヘッドへの充填に必要な流体量を減らすことができると共に、空気を取り込んで流体中に気泡を生じさせてしまうかもしれない領域を小さくできる。図示の実施態様では、流体入口導管からインクジェットヘッドの流体入口までの流体流路の長さは、A点とB点との間の長さである。この流体流路の長さは、矢印121で示すマニホールド108の高さmと比較すると、mの2倍より短い。他の実施態様では、例えばバルブがマニホールドの側面に位置する場合、流路の長さは更に短く例えばmの1.5倍程度であり得る。
図4は、単一の入口接続部140及び単一の出口接続部152によって接続されたインクジェットヘッド112とマニホールド108の断面図である。流体出口流路は流体入口流路と異なる平面上にあるため、出口接続部152は隠れ線で示される。本実施態様では、インクジェットヘッド112は、インクジェットヘッド112の上面から出てマニホールド108の中まで延在する入口管142を備える。ラジアルシール144を使用して、マニホールド108とインクジェットヘッド112との間に流体密な単一の入口接続部が設けられる。他のタイプのシール又は接続部が用いられてもよい。
インクジェットヘッド112は、インクジェットヘッド112の上面から出てマニホールド108の中まで延在する出口管150も備える。本実施態様では、ラジアルシール154を使用して、マニホールド108とインクジェットヘッド112との間に流体密な単一の出口接続部が設けられるが、他のタイプのシール又は接続部が用いられてもよい。
本実施態様では、入口管142及び出口管150の近位端は、インクジェットヘッド112と一体に接続されてインクジェットヘッド112の一部となっている。入口管142の近位端は流体受入口127と流体接続され、出口管150の近位端は流体排出口129と流体接続されている。入口管142及び出口管150の遠位端は、マニホールド108の中まで延在する。流体の流れがインクジェットヘッド112に入る箇所は、図中のB点であり、インクジェットヘッドの流体入口と称することができる。
別の実施態様では、入口管142及び出口管150の一方又は両方の近位端が、マニホールド108と一体に接続されてマニホールド108の一部となっていて、入口管142及び出口管150の一方又は両方の遠位端が、インクジェットヘッド112の中まで延在する。こうした実施態様のいずれにおいても、マニホールド108とインクジェットヘッド112との間に必要な入口接続部及び出口接続部は一つずつだけなので、漏洩のリスクが最小限に抑えられる。入口管142及び出口管150は、インクジェットヘッド112において使用され得るプリント流体に適合する材料から形成することができる。例えば、耐食鋼が用いられてもよい。他の実施態様では、射出成形された耐薬品性プラスチックポリマー、例えば、限定はしないが、ナイロン、ポリプロピレン、アセチル又は液晶高分子(LCP)プラスチック樹脂が用いられる。
図4に戻り、図示の実施態様では、マニホールド108の下面にシールクランププレート158が配置され、シールクランププレート158はラジアルシール144及び154を受け入れるための開口を備える。ラジアルシール144及び154は、マニホールド108の座ぐり内に配置される。シールクランププレート158は、マニホールド108にねじ止め等の方法で接続され、それによってラジアルシール144及び154をマニホールド108内の所定位置に締め付ける。シールクランププレート158は、実施態様によっては例えばステンレス鋼等の金属で形成されるが、他の実施態様ではプラスチック等の異なる材料が用いられてもよい。好ましくは、シールクランププレート158に用いられる材料は、ラジアルシール144及び154を所定位置に保持するよう硬いものである。
インクジェットヘッド112の上面に位置決めプレート162を配置することができ、位置決めプレート162は、シールクランププレート158に設けられた入口管142及び出口管150を受け入れるための開口に対する入口管142及び出口管150の正確な位置を提供するように、精密に位置決めされた開口を備える。位置決めプレート162は、実質的に剛性の材料、例えばステンレス鋼又はプラスチックから形成することができる。高精度を実現するために、インバール又はコバール等の熱膨張係数が小さい材料が用いられてもよい。インバールはニッケル鋼合金であり、総称的に64FeNiとしても知られている。コバールは、鉄−ニッケル−コバルト合金である。
図示の実施態様では、入口管142及び出口管150を介したインクジェットヘッド112とマニホールド108との間の接続部は、実質的に強固である。入口管142及び出口管150は、フレームの内側裏面に当接するように配置されたフランジ143及び151をそれぞれ備える。入口管142及び出口管150のそれぞれの外側の一部分にねじ部が設けられ、それにより入口管142及び出口管150のそれぞれの外側にナット164及び166をねじ止めすることができる。ナット164及び166が、位置決めプレート162の上面へ、下方に締められると、フランジ143及び151が、入口管142及び出口管150の垂直方向上方への移動を阻止し、したがって入口管142及び出口管150は、位置決めプレート162及びマニホールド108に対して所定位置に強固に固定される。
インクジェットヘッド112とマニホールド108との間に強固な接続があることが好ましいが、入口管142及び出口管150はそれぞれ柔軟部170及び172を備えることができ、それにより入口管142及び出口管150の、それらが通過する位置決めプレート162の開口に対する位置ずれのうちの幾分かが補われる。柔軟部170及び172により、入口管142及び出口管150の近位端は幾分か横方向に動くことが可能となり、したがってインクジェットヘッド112に働く応力が低減される。この応力は、インクジェットヘッド112それ自体の、フレーム102に取り付けられた隣接するインクジェットヘッドに対する位置ずれにつながり得るものである。柔軟部170及び172は、入口管142及び出口管150と同時に成形されて管と一体であってもよく、又は入口管142及び出口管150を接続するためにインクジェットヘッド112に設けられた接続口に接着されていてもよい。入口管142及び出口管150は、フレーム102の上部に形成された開口も通過する。フレーム102に形成された開口は、位置決めプレート162の開口によって確定される入口管142及び出口管150の位置決めに影響しないように、入口管142及び出口管150に比べて大きい。上述のとおり、位置決めプレート162の開口は、入口管142及び出口管150をマニホールド108に対して確実に整列させるために精密に配置される。
図4に示す実施態様では、フレーム102は実質的にU字型の部品であり、それに対してインクジェットヘッドが取り付けられ、インクジェットヘッド112は下端に翼状の部分を備える。翼状の部分はプレート113に固定され、実施態様によっては、このプレート113はガラスで形成することができる。プレート113はフレーム102に固定される。実施態様によっては、プレート113はフレーム102にねじ止め等の非永久的な方法で固定され、したがって取り外すことができる。そして、インクジェットヘッド112の翼状の部分が、例えば接着剤を使用して、プレート113に永久的に接着される。インクジェットヘッドをフレームに取り付けるこの技法については、内容全体が参照により本明細書に援用される2008年5月23日にKevin Von Essenらにより出願された「Method and Apparatus for Mounting a Fluid Ejection Module」と題される米国仮特許出願第61/055,911号に更に詳細に記載されている。
実施態様によっては、マニホールド108は、複数のモジュールの列として形成することができ、その場合は一つのモジュールが一つの(又は一群の)インクジェットヘッド112に対応する。これにより、任意の所要数のマニホールドモジュールを使用して、いかなる数のインクジェットヘッドにも対応することができる。かかる実施態様において、ねじ棒が、一連のマニホールドモジュールの長さにわたって延在し、モジュールを一体に固定してもよい。再び図4を参照すると、図示の実施態様では、ねじ切りされた内面を有する二つのねじ棒受孔174及び176が備えられ、断面図に示されている。二本のねじ棒がねじ棒受孔174及び176にねじ込まれることにより、図示のマニホールドモジュールが他のマニホールドモジュールと一続きに接続される。ねじ棒の使用は一例に過ぎず、他の技法を用いて一連のマニホールドモジュールを互いに接続してもよい。他の実施態様では、マニホールド108はモジュール式ではなく、特定のセットのインクジェットヘッド112に合わせて選択された長さを有して形成される。他の実施態様では、マニホールド108はモジュール式ではなく、特定のセットのインクジェットヘッド112に合わせて適当なサイズに後で切り詰めることができる長さを有して形成される。
マニホールド108は、機械加工された金属、例えば、ステンレス鋼又はアルミニウムから形成することができる。他の実施態様では、マニホールドは、射出成形プラスチック、例えば、ナイロン、ポリプロピレン又は液晶高分子(LCP)プラスチック樹脂から形成することができる。入口導管及び出口導管は、任意に、非腐食性材料で被覆することができる。例えば、マニホールドがアルミニウムで形成される場合、導管にニッケルめっきを施して腐食を防止することができる。使用される材料は、流体吐出システムで用いられる流体に応じて異なってもよく、以上に挙げた材料はいくつかの例に過ぎない。
位置決めプレート162は、精密に機械加工することができると共に熱膨張係数が低い材料で形成することにより、温度変化に起因する位置決めプレート162の膨張及び収縮を防止することができる。適した材料の例としては、限定はされないが、インバール及びコバールが挙げられる。実施態様によっては、温度の変動によって生じる位置決めプレート162とマニホールド108との整列のずれのリスクを低減するため、位置決めプレート162とマニホールド108とを熱膨張係数が実質的に同じ材料で形成してもよい。
再び図4を参照すると、インクジェットヘッド112の実施態様例における再循環流路が、概略的に示されている。インクジェットヘッド112に流れ込む流体は、ヘッド内供給流路183を通じて流れ、プリントヘッド本体(ヘッドダイ)182に向かって下方に送られる。流体の一部、例えば50%超、場合によっては約70%が、中心リブ186とヘッドダイ182との間の間隙184を通じて流れる。この流体は、再循環経路188に沿って、ヘッド内回収流路185を通じて、上方へ流れ戻りインクジェットヘッド112から出て再循環する。残りの流体は、ヘッドダイ182に流れ込み、入口流路に送り込まれて、プリントヘッド本体182に設けられた一つ又は複数のポンプ室に至る。この流体の一部は、プリント動作によって消費され、即ち、ノズルプレート190に設けられた一つ又は複数のノズルを通じて吐出されることができる。プリント動作で消費されなかった流体は全て、一つ又は複数のポンプ室から出て、一つ又は複数の回収流路に送り込まれ、再循環経路188に沿って上方に流れ、インクジェットヘッド112から出て、再循環する。インクジェットヘッド112及び再循環流路は、様々な構成が可能であり、説明した構成は単なる例示に過ぎない。
図4において、中心リブ186とプリントヘッド本体182との間の間隙184は、広くとることが好ましく、間隙184を広くすることで、インクをたくさん流すことができるので、大きな気泡を通過させることができる。また、インクをたくさん流すことによりインクの温度を一定にすることができる。
インクジェットヘッド112は、シリコン製のプリントヘッド本体182と、一つ又は複数の圧電アクチュエータと、を備えていてもよい。プリントヘッド本体は、ポンプ室を画成するようにエッチングされたシリコン製であってもよい。ノズルは、プリントヘッド本体182に取り付けられた別体の基板(即ち、ノズルプレート190)によって画成することができる。圧電アクチュエータは、印加電圧に応じて形状が変化即ち撓曲する圧電材料の層を有していてもよい。圧電層の撓曲は、ポンプ室の壁を形成する膜の撓曲をもたらす。膜の撓曲により、インク流路に沿って位置するポンプ室内のインクが加圧され、インク液滴がノズルから吐出される。圧電アクチュエータは、膜に接着されていてもよい。
図5にインクジェットヘッド112の拡大図を示す。本発明においては、インクジェットヘッド112内の中心リブ186の流体受入口127、流体排出口129側に圧力調整機構196を備えている。圧力調整機構196を備えることにより、インクタンク52から供給流路12aのインクジェットヘッド112の入口部まで、および、回収流路12bのインクジェットヘッド112の出口部からインクタンク52までの流路に高い圧力をかけることができる。高い圧力をかけても、圧力調整機構196により、圧力を逃がすことができるので、インクジェットヘッド112内の精密部分(プリントヘッド本体182等)に高い圧力が加わることがない。インクジェットヘッド112に高い圧力をかける場合として、気泡、異物の除去を行なうメンテナンス時がある、メンテナンス時の説明については、後述する。
圧力調整機構としては、圧力を感知して自動で開閉を行なうものを用いることが好ましい。スイッチなどによる外部制御を行わず、自動で開閉する構成とすることにより、構造を簡易化することができるとともに、不意の加圧にも対応することができる。具体的には、図5で記載されているようなリリーフバルブを用いることができる。リリーフバルブは、規定以上の圧力がかかると、バネが縮んで弁が開放されるため、リリーフバルブを通じて、流体をインクジェットヘッド112内の出口側に流すことができる。
(循環の説明)
かかる構成を有するインク供給装置1は、供給ポンプ20aと回収ポンプ20bとを動作させる。また、上述したように、マニホールド108は、流体入口導管116および流体出口導管118を備え、流体入口導管116は流体出口導管118より所定の高低差で上方に位置している。したがって、各インクジェットヘッドにも圧力差を生じさせ、インクを循環させる。例えば、供給バルブ14a及び回収バルブ14bを開いた状態で、供給ポンプ20aを正転動作させてマニホールド108内の流体入口チャンネル126に負圧を発生させ、一方、回収ポンプ20bを逆転運動させて流体出口チャンネル130に供給側より低い負圧を発生させると、供給サブタンク18a、供給流路12a、マニホールド108内の流体入口チャンネル126からインクジェットヘッド112を介して、流体出口チャンネル130、回収流路12b、回収サブタンク18bなどを介してインクを循環させることができる。
[メンテナンス方法]
インクジェットヘッドのメンテナンス方法としては、例えば、2種類のメンテナンス方法がある。供給流路側から回収流路側へとインクを流す循環メンテナンスと、供給流路側からノズル外へとインクを押し流す加圧パージである。
(循環メンテナンス)
循環メンテナンスは、プリントヘッド本体以外の気泡を除去するために行なう。図6は、循環メンテナンスの制御の流れを示すフローチャートである。同図に示すように、循環メンテナンスは、膜位置固定工程(ステップS120)、およびインク循環工程(ステップS140)から構成されている。
図7は、膜位置固定工程(ステップS120)のフローチャートである。膜位置固定工程は、弾性膜22を変形させて気室26の対向面26Aに貼り付けた状態とする工程である。膜位置固定工程が開始されると、供給バルブ14a及びドレインバルブ30aが閉じられ(ステップS121)、エアコネクトバルブ34aが開かれるとともに(ステップS122)、エアバルブ40aが開かれ(ステップS123)、気室26とエアタンク36aが連通されるとともに大気連通される。この状態で供給ポンプ20aを正転動作させて液室24内を加圧して、弾性膜22が気室26の対向面26Aに張り付いた状態とする(ステップS126)。
弾性膜22が気室26の対向面26Aに張り付いた状態になると、エアコネクトバルブ34aが閉じられるとともに(ステップS128)、エアバルブ40aが閉じられ(ステップS130)、膜位置固定工程は終了される(ステップS132)。膜位置固定工程によって、弾性膜22は気室26の対向面26Aに張り付いた状態で固定されるとともに、気室26とエアタンク36aは非連通とされ、気室26は大気とも遮断される。
なお、上記では、供給サブタンク18aで説明を行ったが、インクの回収側の回収サブタンク18bについても同様の事を行なう。なお、回収サブタンク18bについては、回収ポンプ20bを回収サブタンク18bが加圧になるように、つまり、通常時と反対方向に駆動させて行なう。
インク循環工程(ステップS140)の詳細を図8に示す。図8に示すインク循環工程は、供給バルブ14a、回収バルブ14b、入口バルブ124、出口バルブ122を開いた後(ステップS142〜143)、供給ポンプ20a、回収ポンプ20bを通常方向、インクがインクタンク52から供給流路12a、ヘッド50、回収流路12bを介してインクタンク52に循環するように動作させる(ステップS144〜146)。
供給ポンプ20a、回収ポンプ20bは、所定の圧力で行なうのではなく、ポンプの駆動条件を一定にして行なう。気泡や異物などが供給流路12a、回収流路12bに存在する場合、同じ駆動条件で作動させても流路内の圧力が異なってくる。本発明においては、中心リブ(隔離壁)186に圧力調整機構196を備えているので、高い圧力がかかった場合は、圧力調整機構により、インクジェットヘッド112内の圧力を逃がすことができる。したがって、インクジェットヘッド112内の精密部分に高い圧力がかかることを防止することができる。
たとえば、異物の存在により流路抵抗が上がり、100kPaの圧力がかかった場合、圧力調整機構196により圧力の調整が行なわれるので、プリントヘッド本体部は50kPa以下の圧力とすることができる(プリントヘッド本体部には、50kPa以上の圧力をかけないことが推奨されている)。また、気泡の除去を行なうため、高い圧力をかける場合においても同様に、圧力調整機構196により、圧力の調整が行なわれるので、プリントヘッド本体部の圧力の上昇を防止することができ、過圧破壊によるプリントヘッド本体の破損を防止することができる。
従来は、インクタンク部分に圧力調整機構を設けていたので、インク循環路に50kPaの圧力しかかけることができていなかった。したがって、ヘッドを保護することはできているが、インクタンクからヘッドまでの流路の気泡を除去することが困難であり、残存する場合もあった。また、圧力不足をカバーするため、メンテナンス時間を長くすることで対応するなど、時間コストが無駄になっていた。
本発明においては、循環流路内に高い圧力をかけてメンテナンスを行なうことができるので、効率良く、気泡や異物などの除去を行なうことができる。
インクの循環が開始されてから所定時間経過すると(ステップS148のYes判定)、供給バルブ14a、回収バルブ14b、入口バルブ124、出口バルブ122が閉じられる(ステップS150〜151)。そして、回収ポンプ20b、供給ポンプ20aが停止され(ステップS152〜154)、インク循環工程は終了する(ステップS156)。
(加圧パージ)
加圧パージは、プリントヘッド本体部の気泡およびノズル周辺の異物を取り除くために行なわれる。図9は、加圧パージの制御の流れを示すフローチャートである。同図に示すように、加圧パージは、膜位置固定工程(ステップS220)、圧力貯留工程(ステップS240)およびインク排出工程(ステップS260)から構成されている。
膜位置固定工程(ステップS220)は、循環メンテナンスを適用することができる。
図10は、圧力貯留工程(ステップS240)のフローチャートである。膜位置固定工程により、弾性膜22は気室26の対向面26Aに張り付いた状態で固定されると、圧力貯留工程が開始される。圧力貯留工程は、最大体積状態の液室24にインクを充填してパージに要する圧力を供給サブタンク18a(及び供給流路12a)に溜める工程である。すなわち、圧力貯留工程では、供給バルブ14aが閉じられた状態で、供給ポンプ20aを加圧方向に動作させ(ステップS242)、供給流路圧力センサ16aを監視しながら、指定圧力に達するまで供給サブタンク18aの圧力を貯留し、圧力貯留工程が終了する(ステップS244)。
インク排出工程(ステップS260)のフローチャートを図11に示す。インク排出工程は、圧力貯留工程により溜められた圧力を利用して、ヘッド50のノズルからインクを排出(パージ)させる工程である。図11に示すインク排出工程は、加圧パージを行う流路の供給バルブ14a、入口バルブ124を開き、回収バルブ14b、出口バルブ122を閉じる(ステップS262〜263)。これにより、圧力貯留工程によって溜められたインクがヘッド50内に流れ込むことで、ヘッド50の内部圧力が正圧となり、ヘッド50からインクが排出される。この時、圧力が落ちないように供給ポンプ20aを加圧方向に動作させる(ステップS264)。
インクの排出が開始されてから所定時間経過すると(ステップS266のYes判定)、供給バルブ14a、入口バルブ124が閉じられる(ステップS268)。そして、供給ポンプ20aが停止され(ステップS270)、インク排出工程は終了する(ステップS272)。図9〜図11に示す加圧パージが終了すると、バルブ制御およびポンプ制御は所定の状態に遷移する。
加圧パージを実行する際に、液室の容積が最大となる状態(圧力緩衝による圧力損失が発生しない状態)に弾性膜22を固定し、かかる状態において供給サブタンク18a及び供給流路12aに圧力が貯留される。これにより、供給サブタンク18aに圧力を貯留する時間が短縮されるとともに、加圧パージの圧力波がシャープになり(シャープな加圧曲線に基づく加圧特性を得ることができ)、気泡や異物をノズルから除去しやすくなるといった効果を得ることができる。
上記の如く構成されたインク供給装置1によれば、供給サブタンク18a内において液室24と気室26とを隔離させる弾性膜22の初期位置が適宜調整されるので、経時により弾性膜22の変形量(位置)が変化せず、圧力制御のバラつきが回避される。
また加圧パージ実行時において、液室の容積が最大となる状態に弾性膜22が固定され、供給サブタンク18a及び供給流路12aに圧力が貯留されるので、供給サブタンク18aに圧力を貯留する時間が短縮されるとともに、加圧パージの圧力波がシャープになり、気泡や異物をノズルから除去しやすくなるといった効果を得ることができる。
加圧パージは、予め安定した圧力を設定してから供給バルブを開放し、気泡、異物などが除去されるため、気泡、異物が除去されることにより圧力は徐々に下がっていく。したがって、想定外の圧力が加わることなく、メンテナンスを行なうことができる。例えば、プリントヘッド本体部は、50kPa以上とすることで、過圧破壊が生じる可能性があるので、加圧パージにおいては、圧力を50kPaまで上げておき開放することで、加圧パージを行なうことができる。また、本実施形態に記載されているように、ハウジング部に圧力調整機構を設けても、加圧パージにおいては、回収流路側のバルブ122を閉じているため、リリーフバルブが動作せずに、加圧パージを行なうことができる。
図12は、回収流路側からも加圧パージを行なう場合のインク排出工程のフローチャート図である。なお、膜位置固定工程、および、圧力貯留工程については、回収ポンプ20bを通常の循環方向と反対方向(タンクを加圧する方向)に動作させ、上述した方法と同様の方法で行うことができる。
インク排出工程は、加圧パージを行う供給バルブ14a、回収バルブ14b、入口バルブ124、出口バルブ122のバルブを開く(ステップS362〜363)。これにより圧力貯留工程によって溜められたインクがヘッド50内に流れ込むことで、ヘッド50の内部圧力が正圧となり、ヘッド50からインクが排出される。この時、圧力が落ちないように供給ポンプ20aおよび回収ポンプ20bを加圧方向に動作させる(ステップS364〜366)。
インクの排出が開始されてから所定時間経過すると(ステップS368のYes判定)、供給バルブ14a、回収バルブ14b、入口バルブ124、出口バルブ122が閉じられる(ステップS370〜371)。そして、供給ポンプ20aが停止するとともに(ステップS372)、回収ポンプ20bが停止し(ステップS374)、インク排出工程は終了する(ステップS376)。このように、供給流路12a側および回収流路12b側の両方から加圧パージを行なうことで、効率良くメンテナンスを行なうことができる。
[インクジェット記録装置]
図13を参照して、上述したインクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置の構成例について説明する。図13は、装置全体図である。
インクジェット記録装置400は、描画部416の圧胴(描画ドラム470)に保持された記録媒体424(便宜上「用紙」と呼ぶ場合がある。)にインクジェットヘッド472M、472K、472C、472Yから複数色のインクを打滴して所望のカラー画像を形成する圧胴直描方式のインクジェット記録装置であり、インクの打滴前に記録媒体424上に処理液(ここでは凝集処理液)を付与し、処理液とインク液を反応させて記録媒体424上に画像形成を行う2液反応(凝集)方式が適用されたオンデマンドタイプの画像形成装置である。
図示のように、インクジェット記録装置400は、主として、給紙部412、処理液付与部414、描画部416、乾燥部418、定着部420、及び排出部422を備えて構成される。
(給紙部)
給紙部412は、記録媒体424を処理液付与部414に供給する機構であり、当該給紙部412には、枚葉紙である記録媒体424が積層されている。給紙部412には、給紙トレイ450が設けられ、この給紙トレイ450から記録媒体424が一枚ずつ処理液付与部414に給紙される。
(処理液付与部)
処理液付与部414は、記録媒体424の記録面に処理液を付与する機構である。処理液は、描画部416で付与されるインク中の色材(本例では顔料)を凝集させる色材凝集剤を含んでおり、この処理液とインクとが接触することによって、インクは色材と溶媒との分離が促進される。
処理液付与部414で処理液が付与された記録媒体424は、処理液ドラム454から中間搬送部426を介して描画部416の描画ドラム470へ受け渡される。
(描画部)
描画部416は、描画ドラム(第2の搬送体)470、用紙抑えローラ474、及びインクジェットヘッド472M,472K,472C,472Yを備えている。
インクジェットヘッド472M,472K,472C,472Yはそれぞれ、記録媒体424における画像形成領域の最大幅に対応する長さを有するフルライン型のインクジェット方式の記録ヘッド(インクジェットヘッド)とすることが好ましい。インク吐出面には、画像形成領域の全幅にわたってインク吐出用のノズルが複数配列されたノズル列が形成されている。各インクジェットヘッド472M,472K,472C,472Yは、記録媒体424の搬送方向(描画ドラム470の回転方向)と直交する方向に延在するように設置される。
描画ドラム470上に密着保持された記録媒体424の記録面に向かって各インクジェットヘッド472M,472K,472C,472Yから、対応する色インクの液滴が吐出されることにより、処理液付与部414で予め記録面に付与された処理液にインクが接触し、インク中に分散する色材(顔料)が凝集され、色材凝集体が形成される。これにより、記録媒体424上での色材流れなどが防止され、記録媒体424の記録面に画像が形成される。
描画部416で画像が形成された記録媒体424は、描画ドラム470から中間搬送部428を介して乾燥部418の乾燥ドラム476へ受け渡される。
(乾燥部)
乾燥部418は、色材凝集作用により分離された溶媒に含まれる水分を乾燥させる機構であり、図4に示すように、乾燥ドラム(搬送体)476、及び溶媒乾燥装置478を備えている。
溶媒乾燥装置478は、乾燥ドラム476の外周面に対向する位置に配置され、IRヒータ482と、IRヒータ482の間に配置された温風噴出しノズル480とで構成される。
乾燥部418で乾燥処理が行われた記録媒体424は、乾燥ドラム476から中間搬送部430を介して定着部420の定着ドラム484へ受け渡される。
(定着部)
定着部420は、定着ドラム484、ハロゲンヒータ486、定着ローラ488、及びインラインセンサ490で構成される。定着ドラム484の回転により、記録媒体424は記録面が外側を向くようにして搬送され、この記録面に対して、ハロゲンヒータ486による予備加熱と、定着ローラ488による定着処理と、インラインセンサ490による検査が行われる。
定着ローラ488は、乾燥させたインクを加熱加圧することによってインク中の自己分散性熱可塑性樹脂微粒子を溶着し、インクを皮膜化させるためのローラ部材であり、記録媒体424を加熱加圧するように構成される。
上記の如く構成された定着部420によれば、乾燥部418で形成された薄層の画像層内の熱可塑性樹脂微粒子が定着ローラ488によって加熱加圧されて溶融されるので、記録媒体424に固定定着させることができる。
また、インク中にUV硬化性モノマーを含有させた場合は、乾燥部で水分を充分に揮発させた後に、UV照射ランプを備えた定着部で、画像にUVを照射することで、UV硬化性モノマーを硬化重合させ、画像強度を向上させることができる。
(排出部)
定着部420に続いて排出部422が設けられている。排出部422は、排出トレイ492を備えており、この排出トレイ492と定着部420の定着ドラム484との間に、これらに対接するように渡し胴494、搬送ベルト496、張架ローラ498が設けられている。記録媒体424は、渡し胴494により搬送ベルト496に送られ、排出トレイ492に排出される。
なお、図13においてはドラム搬送方式のインクジェット記録装置について説明したが、本発明はこれに限定されず、ベルト搬送方式のインクジェット記録装置などにおいても用いることができる。
1…インク供給装置、12a…供給流路、12b…回収流路、14a…供給バルブ、14b…回収バルブ、15a、15b…ダンパ、16a…供給流路圧力センサ、16b…回収流路圧力センサ、18a…供給サブタンク。18b…回収サブタンク、20a…供給ポンプ、20b…回収ポンプ、22…弾性膜、24…液室、26…気室、26A…対向面、27…気泡排出口、28a、28b…ドレイン流路、30a、30b…ドレインバルブ、32a、32b…エア流路、34a、34b…エアコネクトバルブ、36a、36b…エアタンク、38a、38b…大気連通路、40a、40b…エアバルブ、50…インクジェットヘッドアッセンブリ、52…インクタンク、56…メインタンク、108…マニホールド、112…インクジェットヘッド、113…プレート、116…流体入口導管、118…流体出口導管、122…出口バルブ、124…入口バルブ、126…流体入口チャンネル、130…流体出口チャンネル、142…入口管、150…出口管、182…プリントヘッド本体(ヘッドダイ)、183…ヘッド内供給流路、184…間隙、185…ヘッド内回収流路、186…中心リブ(隔離壁)、188…再循環流路、196…圧力調整機構、400…インクジェット記録装置、412…給紙部、414…処理液付与部、416…描画部、418…乾燥部、420…定着部、422…排出部、424…記録媒体

Claims (11)

  1. 流体を受け入れるための入口管と、流体を吐出するための一つまたは複数のノズルを備えるプリントヘッド本体と、流体を送り出すための出口管と、前記入口管から前記プリントヘッド本体まで流体を送液するヘッド内供給流路と、前記プリントヘッド本体から前記出口管まで流体を送液するヘッド内回収流路と、を備え、
    前記ヘッド内供給流路と前記ヘッド内回収流路は、隔離壁により隔てられており、前記隔離壁に前記ヘッド内供給流路の圧力を調節する圧力調整機構を備えることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 流体が循環する循環流路を備え、前記循環流路は、前記プリントヘッド本体と前記隔離壁の間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記圧力調整機構は、前記隔離壁の前記入口管側に設けられており、前記圧力調整機構が循環流路となることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記圧力調整機構は、圧力感知機構を備え、所定の圧力を感知すると自動で開閉を行なうことを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記圧力調整機構は、リリーフバルブであることを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  6. 請求項1から5いずれか1項に記載のインクジェットヘッドの複数が、マニホールドに接続し形成されていることを特徴とするインクジェットヘッドアッセンブリ。
  7. 前記マニホールドは、前記複数のインクジェットヘッドに供給される流体を受け入れる流体入口導管と、前記複数のインクジェットヘッドから流体を送り出す流体出口導管と、複数の流体入口チャンネルと、複数の流体出口チャンネルと、複数の流体入口バルブと、複数の流体出口バルブと、を備え、
    前記複数の流体入口チャンネルのそれぞれは、前記流体入口導管と前記複数のインクジェットヘッドの入口管に接続し、前記流体入口バルブは前記流体入口導管から前記流体入口チャンネルへの流体の流れを制御するように構成され、前記流体出口バルブは前記流体出口チャンネルから前記流体出口導管への流体の流れを制御するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載のインクジェットヘッドアッセンブリ。
  8. 請求項1から5いずれか1項に記載のインクジェットヘッドを備える画像形成装置。
  9. 請求項1から5いずれか1項に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法において、
    供給ポンプおよび回収ポンプを一定の回転数で駆動させ、前記インクジェットヘッド内でインクを循環させながら、流路内の圧力を調整することを特徴とするインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
  10. 請求項1から5いずれか1項に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法において、
    前記ノズルを開放し、前記ヘッド内供給流路から前記ノズルに所定の圧力で流体を供給し、前記ノズルから流体を押し流すことで、前記ヘッド内供給路の気泡、前記ノズル周辺の異物を除去することを特徴とするインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
  11. 前記ヘッド内回収流路から前記ノズルに所定の圧力で流体を供給し、前記ノズルから流体を押し流すことで、前記ヘッド内回収流路の気泡、前記ノズル周辺の異物を除去することを特徴とする請求項10に記載のインクジェットヘッドのメンテナンス方法。
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