JP5393003B2 - 光ファイバカプラ - Google Patents
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Description
上述のように融着延伸部は、細径化されているため、僅かな張力の変化でも応力変化としては大きく、光学特性への影響が大きい。よって光ファイバカプラの信頼性を確保するためには、融着延伸部の安定化を図るよう、融着延伸部を保持することが必要である。よって、融着延伸部の両側は、樹脂材によりガラス板などの基材に固定される。その一体物は、機械的及び水分からの保護のため、さらにステンレス管などの保護管内に挿入される。保護管内は、保護管の両端に設けた樹脂材にてなるシール材により気密封止される。
即ち、本発明の第1態様における光ファイバカプラは、光ファイバの融着延伸部の両側に延びるファイバ部に塗布されるファイバ固定用接着剤にて上記光ファイバを固定する基材と、上記光ファイバの線膨張係数とは異なる線膨張係数を有し、上記光ファイバを固定した上記基材を収納する保護管と、上記保護管に固定される固定部、及び上記保護管に収納された上記基材の端部側へ向かって上記固定部から保護管内部を延在する筒状の延伸部を有し、上記保護管の両端にそれぞれ取り付けられ、上記保護管の線膨張係数よりも大きい線膨張係数を有するファイバ固定部材と、上記延伸部において上記基材の端部に近接した位置に塗布され、上記基材から上記保護管の外部へ延びる上記光ファイバを保持するとともに上記保護管内部を気密に封止するシール材と、を備えたことを特徴とする。
図1には、本実施形態における光ファイバカプラ101が示されている。該光ファイバカプラ101は、融着延伸部5を有する光ファイバ7を保持する基材4と、保護管1と、ファイバ固定部材2と、シール材3とを備える。
このような光ファイバカプラ101では、シール材3による光ファイバ7の固定について、シール材3を保護管1に塗布するのではなく、ファイバ固定部材2に塗布して上記固定を行う点が特徴である。以下に、詳しく説明する。
保護管内1aに収納された基材4からは、図1に示すように、被覆された光ファイバ7が保護管1の両端部1bから外側へ延びる。
固定部22は、延伸部21と一体的に成形され、ファイバ固定部材2を保護管1に固定する部分である。本実施形態では、固定部22は、延伸部21から延伸部21の直径方向に延び、保護管1の端部1bにおける端面に当たるようなフランジ形状である。
尚、ファイバ固定部材2において、延伸部21は、固定部22よりも保護管1の中央部側に位置する。
シール材3は、基材4から保護管1の外部へ延びる光ファイバ7を、基材4の端部4bに近接して保持するとともに、保護管内1aを気密に封止する樹脂材である。尚、光ファイバ7において、シール材3が塗布される部分では、光ファイバ7は被覆材にて被覆されている。
図6に保護管1の端部1b付近の拡大図を示す。ここで、保護管1の材料の線膨張係数をα1、全長をL1とし、ファイバ固定部材2の材料の線膨張係数をα2、保護管1の端面53からの延伸部21の長さをL2とし、基材4の線膨張係数をβ、全長をL3とする。この条件下で、温度がΔT(℃)上昇した場合、基材4におけるファイバ固定用接着剤6の端部であって光ファイバ7の固定端に相当する基材側固定端51と、ファイバ固定部材2に塗布されたシール材3にて保持された光ファイバ7の固定端に相当する固定部材側固定端52との間の距離L4は、以下に示すδlだけ変化する。尚、距離L4に対応する光ファイバ7の部分を応力作用区間7cとする。又、δlの計算において、基準点は、保護管1の中央54である。
そこで、本実施形態においては、L3、β、L1、α2を定数として、L2およびα2を変数と考えて、光ファイバ7における引張り応力を低減する方法を実施する。
L1=60mm、L2=5mm、L3=50mm、
α1=17×10(−6)/℃、 α2=23×10(−6)/℃、
β=0.6×10(−6)/℃
ファイバ固定部材2がない場合には、4.95×10(−4)(mm/℃)であるのに対し、
ファイバ固定部材2を設けた場合には、3.80×10(−4)(mm/℃)となり、23%、変化率を低減することができ、引張り応力の発生を抑制することが可能になる。
5 融着延伸部、 6 ファイバ固定用接着剤、
7 光ファイバ、 7b ファイバ部, 7c 応力作用区間、
21 延伸部、 22 固定部、 22a 突起部、
23 ファイバ固定部材、 23a 延伸部、 23b 固定部、
51 基材側固定端、 52 固定部材側固定端、 53 端面、
54 保護管中央、
101 光ファイバカプラ。
Claims (4)
- 光ファイバの融着延伸部の両側に延びるファイバ部に塗布されるファイバ固定用接着剤にて上記光ファイバを固定する基材と、
上記光ファイバの線膨張係数とは異なる線膨張係数を有し、上記光ファイバを固定した上記基材を収納する保護管と、
上記保護管に固定される固定部、及び上記保護管に収納された上記基材の端部側へ向かって上記固定部から保護管内部を延在する筒状の延伸部を有し、上記保護管の両端にそれぞれ取り付けられ、上記保護管の線膨張係数よりも大きい線膨張係数を有するファイバ固定部材と、
上記延伸部において上記基材の端部に近接した位置に塗布され、上記基材から上記保護管の外部へ延びる上記光ファイバを保持するとともに上記保護管内部を気密に封止するシール材と、
を備えたことを特徴とする光ファイバカプラ。 - 上記ファイバ固定部材は、上記固定部にて上記保護管内部を気密に封止して上記保護管の両端へ取り付けられる、請求項1に記載の光ファイバカプラ。
- 上記固定部は、上記保護管に溶接され上記保護管内部を気密に封止する、請求項2記載の光ファイバカプラ。
- 上記固定部は、上記保護管に圧入され上記保護管内部を気密に封止する、請求項2記載の光ファイバカプラ。
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