JP5392221B2 - 前照灯光軸調整装置 - Google Patents

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本発明は前照灯光軸調整装置に関する。
車両の前照灯から照射される照明光が対向車の運転者などに眩惑を与えることを抑制するために、車両の前後が上下方向に傾いたときの傾き角であるピッチ角に応じて車両の前照灯の光軸の向きを調整する前照灯光軸調整装置が提案されている。この種の前照灯光軸調整装置は、車高センサで検出された車高から予測式に基づいてピッチ角を算出し、算出された傾きに応じて光軸の向きを調整するように構成されている。車両の傾きは、乗車する人数、乗車した人が着座する座席の位置、トランクに搭載される荷物の有無と、荷物の重量などの条件によって変化する。したがって、これらの条件を考慮してなるべく正確なピッチ角が算出できるように前記の予測式を設定する必要がある。そこで、車高センサからの出力に基づき、車両の荷重条件をその大きさに応じて第1領域、第2領域、第3領域の3つの領域に区分し、それら領域ごとに傾きが異なる1次式をつなげた予測式を用いるようにした前照灯光軸調整装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許第4424067号公報
車両の荷重条件に応じたピッチ角の変化は、車両に設けられたサスペンション装置の荷重−変位特性の影響を受けることから、予測式は、スペンション装置の荷重−変位特性曲線を考慮したものとする必要がある。
上記従来技術では、予測式として複数の1次式を用いているものの、サスペンション装置の荷重−変位特性曲線のうち傾きの変化が大きい領域については特に考慮されておらず、予測式に改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、前照灯の光軸調整の精度の向上を図る上で有利な前照灯光軸調整装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の前照灯光軸調整装置は、車両の前部または後部の車高を検出する車高検出手段と、前記検出された車高からピッチ角算出用特性曲線に基づいて車両の傾きであるピッチ角を算出し、前記ピッチ角に基づいて車両の前照灯の光軸が水平面に対してなす角度である光軸角度が予め定められた許容範囲内となるように前記光軸角度の制御量を決定する制御量算出手段と、前記決定された制御量に基づいて光軸角度を調整する光軸調整手段とを備え、前記車両に設けられたサスペンション装置の荷重−変位特性曲線は、傾きの変化が小さい第1、第2の小変化領域と、それら第1、第2の小変化領域の間を接続し前記第1、第2の小変化領域の傾きの変化よりも傾きの変化が大きい大変化領域とを含み、前記車高の範囲は、前記第1の小変化領域に対応する第1の車高領域と、前記大変化領域に対応する第2の車高領域と、前記第2の小変化領域に対応する第3の車高領域とに区分され、前記ピッチ角算出用特性曲線は、前記第1、第2、第3の車高領域にそれぞれに対応して定められた3つの予測式によって定められ、前記各予測式は、前記ピッチ角が前記車高を変数とするN次式(Nは2以上の自然数)で表わされた関数からなり、前記サスペンション装置は、車両に加わる衝撃を変位することで和らげる緩衝手段と、前記緩衝手段が過大に変位したときに作動して前記緩衝手段の過大な変位を抑制するバンプストッパ手段とを備え、前記第1の小変化領域は、前記荷重−変位特性曲線のうち前記緩衝手段のみが作動している領域であり、前記大変化領域は、前記荷重−変位特性曲線のうち前記緩衝手段のみが作動している領域と、前記緩衝手段および前記バンプストッパ手段の双方が作動している領域との境目を含む領域であり、前記第2の小変化領域は、前記荷重−変位特性曲線のうち前記緩衝手段および前記バンプストッパ手段の双方が作動している領域である、ことを特徴とする。
また、本発明の前照灯光軸調整装置は、車両の前部または後部の車高を検出する車高検出手段と、前記検出された車高から制御量算出用特性曲線に基づいて車両の前照灯の光軸が水平面に対してなす角度である光軸角度が予め定められた許容範囲内となるように前記光軸角度の制御量を決定する制御量算出手段と、前記決定された制御量に基づいて光軸角度を調整する光軸調整手段とを備え、前記車両に設けられたサスペンション装置の荷重−変位特性曲線は、傾きの変化が小さい第1、第2の小変化領域と、それら第1、第2の小変化領域の間を接続し前記第1、第2の小変化領域の傾きの変化よりも傾きの変化が大きい大変化領域とを含み、前記車高の範囲は、前記第1の小変化領域に対応する第1の車高領域と、前記大変化領域に対応する第2の車高領域と、前記第2の小変化領域に対応する第3の車高領域とに区分され、前記制御量算出用特性曲線は、前記第1、第2、第3の車高領域にそれぞれに対応して定められた3つの予測式によって定められ、前記各予測式は、前記制御量が前記車高を変数とするN次式(Nは2以上の自然数)で表わされた関数からなり、前記サスペンション装置は、車両に加わる衝撃を変位することで和らげる緩衝手段と、前記緩衝手段が過大に変位したときに作動して前記緩衝手段の過大な変位を抑制するバンプストッパ手段とを備え、前記第1の小変化領域は、前記荷重−変位特性曲線のうち前記緩衝手段のみが作動している領域であり、前記大変化領域は、前記荷重−変位特性曲線のうち前記緩衝手段のみが作動している領域と、前記緩衝手段および前記バンプストッパ手段の双方が作動している領域との境目を含む領域であり、前記第2の小変化領域は、前記荷重−変位特性曲線のうち前記緩衝手段および前記バンプストッパ手段の双方が作動している領域である、ことを特徴とする。
本発明によれば、サスペンション装置の荷重−変位特性曲線のうち傾きの変化が大きい大変化領域に対応して予測式を定めることで単純な線形ではないサスペンション装置の特性をより正確に予測式に反映させることができるため、車高からピッチ角あるいは制御量をより精度よく算出することができる。
そのため、サスペンション装置の荷重−変位特性曲線のうち傾きの変化が大きい大変化領域に対して予測式を定めない場合に比較して、前照灯の光軸調整の精度を確保する上で有利となる。
本実施の形態の前照灯光軸調整装置の構成を示す説明図である。 サスペンション装置20の構成図である。 サスペンション装置20の模式図である。 サスペンション装置20の荷重−変位特性曲線を示す図である。 前照灯光軸調整装置の構成を示すブロック図である。 制御量算出用特性線図の説明図である。 第1乃至第4の車高領域と第1乃至第4の予測式との対応関係を説明する図である。 1台の車両について求めた後部車高hrとピッチ角θpとの関係を示す線図である。 1台の車両について特性が異なる4種類のサスペンション装置を用いた場合における2次以上の予測式で定めたピッチ角算出用特性曲線と1次式のみの予測式で定めたピッチ角算出用特性曲線とを比較する説明図である。 前照灯光軸調整装置10の動作の一例を示すフローチャートである。 前照灯光軸調整装置10の動作の他の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施の形態の前照灯光軸調整装置10は車両2に搭載されており、車両2は、サスペンション装置20を備えている。まず、サスペンション装置20について説明する。本実施の形態では、図2に示すように、サスペンション装置20は、ショックアブソーバ22と、コイルばね24と、バンプストッパ26とを含んで構成されている。図3に示すように、サスペンション装置20は、ショックアブソーバ22と、コイルばね24と、バンプストッパ26とが並列に配列されて構成されている。図2、図3に示すように、ショックアブソーバ22は、ピストンロッド22Aを上向きにして配置され、ピストンロッド22Aの上部が車体2A側に連結され、シリンダ22Bの下部が車輪4側に連結されている。より詳細に説明すると、ピストンロッド22Aの基端の不図示のピストンがシリンダ22Bに収容され、ピストンがシリンダ22B内を移動することによって、油がピストンのオリフィスを通り、運動エネルギーが減衰される。コイルばね24は、ショックアブソーバ22の周囲で車体2A側に連結されたアッパースプリングシート25Aと、シリンダ22Bに連結されたロアスプリングシート25Bとの間に介装され、それらスプリングシート25A、26Bを離す方向に付勢している。
バンプストッパ26は、シリンダ22Bから突出するピストンロッド22A部分に嵌装されている。バンプストッパ26の上端は、アッパースプリングシート25Aに当接している。バンプストッパ26の下端は、シリンダ22Bの上端に当接可能に設けられている。より詳細には、ショックアブソーバ22が動作していない状態では、バンプストッパ26の下端とシリンダ22Bの上端との間には所定の隙間、すなわち、バッファクリアランスΔcが形成されているが、ショックアブソーバ22が動作してピストンロッド22Aがシリンダ22B内に没入していくと、バンプストッパ26の下端は、シリンダ22Bの上端に当接する。バンプストッパ26に荷重が入力されると、アッパースプリングシート25Aとシリンダ22Bの上端との間でバンプストッパ26が変形することで荷重が吸収される。バンプストッパ26を形成する材料としては、ゴムや発泡ウレタンなど従来公知のさまざま弾性材料が使用可能である。
したがって、コイルばね24は、車両に衝撃が加わった場合に、車両に加わる衝撃を変位することで和らげる緩衝手段を構成している。ショックアブソーバ22は、コイルばね24の振動を減衰させる振動減衰手段を構成している。バンプストッパ26は、コイルバネ24が過大に変位したときに作動してコイルバネ24の過大な変位を抑制するものである。なお、本実施の形態では、緩衝手段としてコイルばね24を用いた場合について説明したが、緩衝手段として板ばねや空気ばねなどの従来公知の緩衝部材が使用可能である。また、本実施の形態では、振動減衰手段としてショックアブソーバ22を用いた場合について説明したが、振動減衰手段の有無、振動減衰手段の構成は任意である。
図4はサスペンション装置20の荷重−変位特性曲線を示す図である。すなわち、図4は横軸にサスペンション装置20の変位をとり、縦軸にサスペンション装置20に入力される荷重をとっている。荷重−変位特性曲線は、傾きの変化が小さい第1、第2の小変化領域K1、K2と、それら第1、第2の小変化領域K1、K2の間を接続し第1、第2の小変化領域K1、K2の傾きの変化よりも傾きの変化が大きい大変化領域K3とを含んでいる。なお、第1の小変化領域K1、大変化領域K3、第2の小変化領域K2は、この順番で変位量が大きくなっている。サスペンション装置20に入力する荷重が増大すると、初めは、コイルばね24のみが変形し、コイルばね24がフックの法則に従って線形に変形し、荷重−変位特性曲線の傾きの変化は小さいものとなっている。この状態が第1の小変化領域K1に対応する。さらに荷重が増大すると、やがてシリンダ22Bの上端とバンプストッパ26の下端とが接触する。すなわち、シリンダ22Bの上端とバンプストッパ26の下端とが接触する前は荷重がコイルスプリング24のみに入力される。シリンダ22Bの上端とバンプストッパ26の下端とが接触した後は、荷重がコイルスプリング24とバンプストッパ26との双方に入力される。このため、荷重−変位特性曲線の傾きが大きく変化する。この状態が大変化領域K3に対応する。すなわち、大変化領域K3は、荷重−変位特性曲線のうちコイルばね24のみが作動している領域と、コイルばね24およびバンプストッパ26の双方が作動している領域との境目を含む領域である。さらに荷重が増大すると、コイルばね24とバンプストッパ26との双方が変形することで荷重−変位特性曲線の傾きの変化が小さいものとなっている。この状態が第2の小変化領域K2に対応する。
次に前照灯光軸調整装置10について説明する。図1に示すように、前照灯光軸調整装置10は、前照灯12と、アクチュエータ14と、車高センサ16と、光軸調整ECU18とを含んで構成されている。前照灯12は、車両2の前部の左右幅方向に間隔をおいて設けられ、車両2の前方に照明光を照射するものである。前照灯12は、照明光を発生するランプ12Aと、ランプ12Aを保持し照明光を前方に反射するリフレクタ12Bと、それらランプ12Aおよびリフレクタ12Bを収容する不図示のケースとを含んで構成されている。リフレクタ12Bの背面上部はケースに対して車両幅方向に延在する軸線回りに揺動可能に支持されている。したがって、リフレクタ12Bが揺動されることにより、前照灯12の光軸が上下に変化する。アクチュエータ14は、光軸調整ECU18から供給される制御信号に基づいてリフレクタ12Bの背面下部を前後に移動させることでリフレクタ12Bを揺動させるものである。
車高センサ16は、車両2の後部のサスペンション装置20と、このサスペンション装置20近傍の車両2の後部の箇所との間に設けられ、サスペンション装置20と車両2後部との間の相対変位量Δhを検出して光軸調整ECU18に供給するものである。なお、車高センサ16を、車両2の前部のサスペンション装置20と、このサスペンション装置20近傍の車両2の前部の箇所との間に設け、サスペンション装置20と車両2前部との間の相対変位量を検出して光軸調整ECU18に供給してもよい。
光軸調整ECU18は、CPU、制御プログラム等を格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成されている。図5に示すように、光軸調整ECU18は、前記制御プログラムを実行することにより、車高検出手段30と、制御量算出手段32と、光軸調整手段34とを実現する。
車高検出手段30は、車高センサ16から供給されるサスペンション装置20と車両2後部との間の相対変位量Δhに基づいて車両2の後部における車高(以下後部車高hrという)を算出することで、後部車高hrを検出するものである。
制御量算出手段32は、検出された後部車高hrからピッチ角算出用特性曲線に基づいて車両の傾きであるピッチ角θpを算出し、ピッチ角θpに基づいて前照灯12の光軸Lが水平面に対してなす角度である光軸角度が予め定められた許容範囲内となるように光軸角度の制御量を決定するものである。あるいは、制御量算出手段32は、車高検出手段30によって検出された後部車高hrから制御量算出用特性曲線に基づいて車両2の前照灯12の光軸Lが水平面に対してなす角度である光軸角度が予め定められた許容範囲内となるように光軸角度の制御量CAを決定するものである。光軸角度の許容範囲、ピッチ角算出用特性曲線、制御量算出用特性曲線については後述する。ピッチ角算出用特性曲線に基づくピッチ角θpの算出、あるいは、制御量算出用特性曲線に基づく制御量CAの算出は、制御量算出手段32が後述する予測式を計算することによって行ってもよい。あるいは、それら特性曲線を表わすマップを予め光軸調整ECU18に格納しておき、制御量算出手段32がマップを参照することで行ってもよい。
光軸調整手段34は、制御量算出手段32によって決定された制御量に基づいてアクチュエータ14に制御信号を供給することによってアクチュエータ14を制御し、これによって前照灯12の光軸角度を調整するものである。したがって、リフレクタ12Bの揺動角度、言い換えると、前照灯12の光軸Lの揺動角度は、制御量算出手段32から光軸調整手段34に供給される制御量によって決定される。
次に光軸角度の許容範囲について説明する。前照灯12の光軸角度は、前照灯12から照射される照明光が対向車の運転者に眩惑を与えることを抑制するように定める必要がある。法規では、前照灯12の光軸角度が以下のように定義される数値Bを用いて定めている。すなわち、図1に示すように、車両前方10mの位置に水平面に対して直交する壁面Wを設ける。壁面Wと直交する方向から前照灯12の照明光を照射し、壁面Wに投影された前照灯12の光軸Lを中心とする照射範囲の上限位置をA1とし、下限位置をA2とする。このとき、壁面Wに投影された前照灯12の位置Cと上限位置A1との距離をd1とし、中心位置Cと下限位置A2との距離をd2とする。距離d1、あるいは、距離d2を10mで除算した数値をBとする。本明細書においては数値Bをビーム傾斜率という。法規ではビーム傾斜率Bが−2.5%≦B≦−0.5%であることが求められる。なお、前照灯12の光軸角度は、照明光が対向車の運転者に眩惑を与えることを抑制すると共に、可能な限り遠方を照射することが好ましい。このような観点から、ビーム傾斜率Bの算出にあたっては、壁面Wに投影された前照灯12の中心位置Cと上限位置A1との距離d1を用いた場合について説明する。すなわち、前照灯12の光軸角度は、ビーム傾斜率Bが−2.5%≦B≦−0.5%となる許容角度内に調整する必要がある。
次に、ピッチ角算出用特性曲線、制御量算出用特性曲線について説明する。車両2に人が乗り、あるいは、荷物が積載されると、後部車高hrが変化する。例えば、運転席に人が乗り、あるいは、運転席と助手席に人が乗り、あるいは、運転席と後部座席に人が乗ると後部車高hrが変化する。あるいは、荷物が助手席に積載され、あるいは、後部座席に積載され、あるいは、トランクに積載されると後部車高hrが変化する。このような荷重条件の違いによって、後部車高hrが変化し、後部車高hrに応じて車両2のピッチ角θpが変化する。そして、車両2のピッチ角θpの変化分だけ前照灯12の光軸角度が変化する。したがって、ピッチ角θp分を相殺するようにアクチュエータ14を制御して前照灯12の光軸角度を調整すれば、前照灯12の光軸角度を許容範囲内に調整することができる。したがって、後部車高hrに対応する車両2のピッチ角θpを予測し、予測したピッチ角θpを相殺するに足る前照灯12の光軸角度の調整量、言い換えると、アクチュエータ14の制御量CAを算出すればよい。そのため、後部車高hrと車両2のピッチ角θpとの関係を示すピッチ角算出用特性曲線を作成しておき、このピッチ角算出用特性曲線を用いて後部車高hrから車両2のピッチ角θpを求め、ピッチ角θpを相殺するに足るアクチュエータ14の制御量CAを算出すればよい。なお、上述の手順では、(1)ピッチ角算出用特性曲線を用いたピッチ角θpの算出と、(2)ピッチ角θpからのアクチュエータ14の制御量CAの算出とを別々に行っている。しかしながら、そもそもピッチ角θpと制御量CAとは一対一に対応しているのであるから、初めから後部車高hrと制御量CAとを関連付けた特性曲線を用意しておけば、後部車高hrから制御量CAを算出するために要する処理の効率化を図る上で有利となる。すなわち、このような特性曲線として、後部車高hrとアクチュエータ14の制御量CAとの関係を示す制御量算出用特性曲線を作成しておき、この制御量算出用特性曲線を用いて後部車高hrからアクチュエータ14の制御量CAを算出してもよい。図6に示すように、制御量算出用特性曲線は、後部車高hrと制御量CAとの関係、言い換えると、後部車高hrとアクチュエータ14に供給される制御信号の大きさとの関係を示す曲線である。制御量CAは任意単位であり、例えば、制御信号が電圧信号であった場合は、制御信号の大きさを予め定められた基準電圧に対する比率である電圧比(%)で示すことができる。図6において、横軸に示す後部車高hrは左方に向かうほど低く、右方に向かうほど高いことを示す。縦軸に示す制御信号の大きさは上方に向かうほど大きく、下方に向かうほど小さいことを示す。制御量算出用特性曲線において、後部車高hrが特定されると、アクチュエータ14に供給される制御信号の大きさが決定される。
すなわち、図6において、後部車高hrが低くなるほど(車体姿勢が後ろかがみになるほど)、前照灯12の光軸は上向き傾向となるので、アクチュエータ14が前照灯12の光軸を下向きとするように制御量CAが設定される。また、後部車高hrが高くなるほど(車体姿勢が前かがみになるほど)、前照灯12の光軸は下向き傾向となるので、アクチュエータ14が前照灯12の光軸を上向きとするように制御量CAが設定される。言い換えると、図6において、制御量CAは、基準値に対して大きくなるほど(上方に向かうほど)、アクチュエータ14が前照灯12の光軸を上向きとなるように制御し、基準値に対して小さくなるほど(下方に向かうほど)、アクチュエータ14が前照灯12の光軸を光軸を下向きに制御するように定められている。また、車高領域a4は、車高領域a3の延長線上にあり、かつ、前照灯12の光軸が上向きになり過ぎないように制御量CAが設定されている。
本実施の形態では、図6に示すように、後部車高hrの範囲が、後部車高hrの低い方から高い方に向かって順番に第1乃至第4の車高範囲a1〜a4に区分されている。第1の車高領域a1は、前記の第2の小変化領域K2に対応して定められている。第2の車高領域a2は、前記の大変化領域K3に対応して定められている。第3の車高領域a3は、前記の第1の小変化領域K1に対応して定められている。第4の車高領域a4は、第3の車高領域a3よりもさらに後部車高が高く(前部車高が低く)、言い換えると、車体姿勢が前かがみとなる領域である。第4の車高領域a4は図4において破線で示す領域に相当し、この領域は第1の小変化領域K1と類似した特性となっている。そして、制御量算出用特性曲線は、第1〜第4の車高領域a1〜a4にそれぞれに対応して定められた第1〜第4の予測式によって定められ、各予測式は、制御量CAが後部車高hrを変数とするN次式(Nは2以上の自然数)で表わされた関数から構成されている。
より詳細に説明すると、図中符号BV1、BV2、BV3は、第1乃至第4の車高領域a1〜a4を区画する境界値を示しており、第1乃至第4の車高領域a1〜a4は図7に示すように定義される。図7に示すように、第1乃至第4の車高領域a1〜a4に対応して第1乃至第4の予測式がそれぞれ定められている。各予測式のA3、B1、B2、B3、B4、C1、C2、C3、C4、D1、D2、D3、D4は定数である。第1乃至第4の予測式は、2次式あるいは3次式で構成されており、具体的には、第1、第2、第4の予測式が2次式で構成され、第3の予測式が3次式で構成されている。このように、制御量算出用特性曲線を2次以上の予測式を用いて定めることで、1次の予測式を用いる場合に比較して光軸角度を制御する際の精度を向上する上で有利となる。言い換えると、前記のビーム傾斜率Bが−2.5%≦B≦−0.5%となる許容角度内に収まるようにする上で有利となる。なお、制御量算出用特性曲線に代えて、前記のピッチ角算出用特性曲線を用いる場合も上述の場合と同様の予測式で定めればよく、具体的には、次のようにすればよい。すなわち、ピッチ角算出用特性曲線を定める各予測式は、ピッチ角が車高を変数とするN次式(Nは2以上の自然数)で表わされた関数から構成される。また、ピッチ角算出用特性曲線を2次以上の予測式を用いて定めることで、1次の予測式を用いる場合に比較して光軸角度を制御する際の精度を向上する上で有利となる。2次以上の予測式を用いることが光軸角度を制御する際の精度を向上する上で有利となる理由などについては後述する。
次に前照灯光軸調整装置10の動作について説明する。まず、図10のフローチャートを参照して制御量算出用特性曲線を用いた場合について説明する。光軸調整ECU18は、車高センサ16で検出された相対変位量Δhを受け付けると(ステップS10)、相対変位量Δhから車高hrを算出する(ステップS12:車高検出手段30)。次いで、光軸調整ECU18は、算出した車高hrから制御量算出特性曲線FNに基づいて制御量CAを算出する(ステップS14:制御量算出手段)。次いで、光軸調整ECU18は、算出した制御量CAに応じて制御信号をアクチュエータ14に供給して駆動させ(ステップS16:光軸調整手段34)、前照灯12の光軸角度を調整する(ステップS18:光軸調整手段34)。これにより、ビーム傾斜率Bが前記許容範囲内に収まるように前照灯12の光軸角度の調整がなされる。
次に、図11のフローチャートを参照してピッチ角算出用特性曲線を用いた場合について説明する。なお、ステップS20、S22は、図10のステップS10、S12と同様であるため説明を省略する。光軸調整ECU18は、算出した車高hrからピッチ角算出用特性曲線FNに基づいてピッチ角θpを算出する(ステップS24:制御量算出手段32)。次いで、光軸調整ECU18は、算出したピッチ角θpから制御量CAを算出する(ステップS26:制御量算出手段)。次いで、光軸調整ECU18は、算出した制御量CAに応じて制御信号をアクチュエータ14に供給して駆動させ(ステップS28:光軸調整手段34)、前照灯12の光軸角度を調整する(ステップS30:光軸調整手段34)。これにより、ビーム傾斜率Bが前記許容範囲内に収まるように前照灯12の光軸角度の調整がなされる。
次に本実施の形態における前照灯光軸調整装置10の効果について説明する。車高hrとピッチ角θpとの関係は、サスペンション装置20の荷重−変位特性曲線の影響を受ける。図4に示したように、サスペンション装置20の荷重−変位特性曲線は単純な線形ではないことから、車高hrとピッチ角θpとの関係も単純な線形で正確に表わすことは難しい。したがって、従来技術のように車高hrとピッチ角θpとの関係を3つの1次式の組み合わせで定めたとしても、車高hrからピッチ角θpを精度よく算出する上では限界がある。そのため、得られたピッチ角θpに基づいて前照灯12の光軸調整を行っても光軸調整の精度を確保する上では限界がある。
これに対して、本発明は、サスペンション装置20の荷重−変位特性曲線が、傾きの変化が小さい第1、第2の小変化領域K1、K2と、それら第1、第2の小変化領域K1、K2の間を接続し第1、第2の小変化領域K1、K2の傾きの変化よりも傾きの変化が大きい大変化領域K3とを含むことに着目したものである。すなわち、車高の範囲を、第1の小変化領域K1に対応する第3の車高領域a3と、大変化領域K3に対応する第2の車高領域a2と、第2の小変化領域K2に対応する第1の車高領域a1と、第4の車高領域a4とに区分し、制御量算出用特性曲線を、第1、第2、第3、第4の車高領域a1、a2、a3、a4にそれぞれに対応して定められた4つの予測式によって定め、各予測式は、制御量が車高を変数とするN次式(Nは2以上の自然数)で表わされた関数から構成した。あるいはピッチ角算出用特性曲線を、第1、第2、第3、第4の車高領域a1、a2、a3、a4にそれぞれに対応して定められた4つの予測式によって定め、各予測式は、ピッチ角が車高を変数とするN次式(Nは2以上の自然数)で表わされた関数から構成した。このように、サスペンション装置20の荷重−変位特性曲線のうち傾きの変化が大きい大変化領域に対応して予測式を定めることで単純な線形ではないサスペンション装置20の特性をより正確に予測式に反映させることができるため、車高hrから制御量CAあるいはピッチ角θpを精度よく算出することができる。そのため、サスペンション装置20の荷重−変位特性曲線のうち傾きの変化が大きい大変化領域に対して予測式を定めない場合に比較して、前照灯12の光軸調整の精度を確保する上で有利となる。
なお、本実施の形態では、車高の範囲を4つの車高領域a1〜a4に区分した場合について説明したが、サスペンション装置20の第1、第2の小変化領域K1、K2、大変化領域K3のそれぞれに対応して車高の範囲は、少なくとも3つの車高領域に区分すればよい。しかしながら、本実施の形態のようにさらに多くの車高領域に区分すれば、車高hrに対するピッチ角θpあるいは制御量CAを荷重条件に対応してよりきめ細かく算出できることから前照灯12の光軸調整の精度を確保する上でより一層有利となる。
また、本実施の形態では、車高として後部車高hrを用いた場合について説明したが、前部車高であってもよいことは無論である。
次に、2次以上の予測式で定めた制御量算出用特性曲線を用いることが1次式で定めた制御量算出用特性曲線を用いることよりも有利であり、また、2次以上の予測式で定めたピッチ角算出用特性曲線を用いることが1次式で定めたピッチ角算出用特性曲線を用いることよりも有利である点について説明する。以下の説明においては便宜上、後部車高hrとピッチ角θpとの関係を示すピッチ角算出用特性曲線をN次式で定めた場合と、1次式で定めた場合について比較しつつ説明する。図8は1台の車両について求めた後部車高hrとピッチ角θpとの関係を示す線図である。横軸に示す後部車高hrは左方に向かうほど高く、右方に向かうほど低いことを示す。縦軸に示すピッチ角θpの大きさは上方に向かうほど大きく(車両2の前部が上向き傾向となり)、下方に向かうほど小さい(車両2の前部が下向き傾向となる)ことを示す。図中、符号FNは2次以上の第1乃至第4の予測式によって定めたピッチ角算出用特性曲線を示し、符号F1は4つの1次の予測式によって定めたピッチ角算出用特性曲線を示す。また、ピッチ角算出用特性曲線FN、F1以外の曲線は、サスペンション装置20の特性のばらつきを考慮して算出した後部車高hrとピッチ角θpとを示す予測値であり、これら予測値は、車両2に対する乗員の人数(重量)、座席位置、荷物の有無、荷物の重量などの荷重条件を様々に異ならせて算出したものである。ここで、サスペンション装置20の特性とは、荷重に対するストローク量の変化度合い(荷重−変位特性曲線)である。そして、上述のようにして算出した予測値について、ピッチ角算出用特性曲線FN、F1に基づいて前照灯12の光軸角度を調整した場合におけるビーム傾斜率Bが法規の許容範囲(−2.5%≦B≦−0.5%)に収まっているか否かを調べた。その結果、ピッチ角算出用特性曲線FNではビーム傾斜率Bが前記許容範囲内に収まっているのに対して、ピッチ角算出用特性曲線F1では、ビーム傾斜率Bが−2.5%〜−0.38%とばらつき、法規の許容範囲の上限を超過していることがわかった。したがって、2次以上の第1乃至第4の予測式で定めたピッチ角算出用特性曲線FNを用いる場合は、1次の予測式で定めたピッチ角算出用特性曲線F1を用いる場合に比較して、サスペンション装置20の特性のばらつきが多少あったとしても、ビーム傾斜率Bを許容範囲内に確実に収めることができ、言い換えると、前照灯12の光軸角度の調整精度を確保する上で有利となる。
図9は、1台の車両について特性が異なる4種類のサスペンション装置20を用いた場合における2次以上の予測式で定めたピッチ角算出用特性曲線と1次の予測式で定めたピッチ角算出用特性曲線とを比較する説明図である。すなわち、同一車種であっても仕様(グレード)の違いによって異なるサスペンション装置20を使用する場合について説明する。本例では、2次以上の予測式で定めたピッチ角算出用特性曲線を用いた場合、単一のピッチ角算出用特性曲線FNを使用することにより、4種類のサスペンション装置20の何れを使用しても、ビーム傾斜率Bを前記許容範囲内に収めることができる。一方、1次の予測式で定めたピッチ角算出用特性曲線を用いた場合は、2つのピッチ角算出用特性曲線F1a、F1bを使用することにより、ビーム傾斜率Bを前記許容範囲内に収めることができた。言い換えると、4種類のサスペンション装置20を使用する場合は、少なくとも2つのピッチ角算出用特性曲線F1a、F1bを用意する必要がある。したがって、2次以上の予測式で定めたピッチ角算出用特性曲線FNを用いる場合は、1次の予測式で定めたピッチ角算出用特性曲線F1を用いる場合に比較して、サスペンション装置20の特性の相違があったとしても、ビーム傾斜率Bを許容範囲内に確実に収めることができ、言い換えると、光軸調整ECU18の種類が増加することを抑制でき、ひいては製造コストの低減を図る上で有利となる。この理由は、光軸調整ECU18は、ピッチ角算出用特性曲線を計算するプログラム、あるいは、ピッチ角算出用特性曲線を示すマップのデータを格納する必要があるため、光軸調整ECU18をピッチ角算出用特性曲線の種類と同じだけ用意しなくてはならないためである。
2……車両、10……前照灯光軸調整装置、12……前照灯、14……アクチュエータ、20……サスペンション装置、22……車高検出手段、24……制御量算出手段、26……光軸調整手段、hr……後部車高、θp……ピッチ角、L……光軸、FN……ピッチ角算出用特性曲線、K1……第1の小変化領域、K2……第2の小変化領域、K3……大変化領域、a1〜a3……第1乃至第3の車高領域。

Claims (3)

  1. 車両の前部または後部の車高を検出する車高検出手段と、
    前記検出された車高からピッチ角算出用特性曲線に基づいて車両の傾きであるピッチ角を算出し、前記ピッチ角に基づいて車両の前照灯の光軸が水平面に対してなす角度である光軸角度が予め定められた許容範囲内となるように前記光軸角度の制御量を決定する制御量算出手段と、
    前記決定された制御量に基づいて光軸角度を調整する光軸調整手段とを備え、
    前記車両に設けられたサスペンション装置の荷重−変位特性曲線は、傾きの変化が小さい第1、第2の小変化領域と、それら第1、第2の小変化領域の間を接続し前記第1、第2の小変化領域の傾きの変化よりも傾きの変化が大きい大変化領域とを含み、
    前記車高の範囲は、前記第1の小変化領域に対応する第1の車高領域と、前記大変化領域に対応する第2の車高領域と、前記第2の小変化領域に対応する第3の車高領域とに区分され、
    前記ピッチ角算出用特性曲線は、前記第1、第2、第3の車高領域にそれぞれに対応して定められた3つの予測式によって定められ、
    前記各予測式は、前記ピッチ角が前記車高を変数とするN次式(Nは2以上の自然数)で表わされた関数からなり、
    前記サスペンション装置は、車両に加わる衝撃を変位することで和らげる緩衝手段と、前記緩衝手段が過大に変位したときに作動して前記緩衝手段の過大な変位を抑制するバンプストッパ手段とを備え、
    前記第1の小変化領域は、前記荷重−変位特性曲線のうち前記緩衝手段のみが作動している領域であり、
    前記大変化領域は、前記荷重−変位特性曲線のうち前記緩衝手段のみが作動している領域と、前記緩衝手段および前記バンプストッパ手段の双方が作動している領域との境目を含む領域であり、
    前記第2の小変化領域は、前記荷重−変位特性曲線のうち前記緩衝手段および前記バンプストッパ手段の双方が作動している領域である、
    ことを特徴とする前照灯光軸調整装置。
  2. 車両の前部または後部の車高を検出する車高検出手段と、
    前記検出された車高から制御量算出用特性曲線に基づいて車両の前照灯の光軸が水平面に対してなす角度である光軸角度が予め定められた許容範囲内となるように前記光軸角度の制御量を決定する制御量算出手段と、
    前記決定された制御量に基づいて光軸角度を調整する光軸調整手段とを備え、
    前記車両に設けられたサスペンション装置の荷重−変位特性曲線は、傾きの変化が小さい第1、第2の小変化領域と、それら第1、第2の小変化領域の間を接続し前記第1、第2の小変化領域の傾きの変化よりも傾きの変化が大きい大変化領域とを含み、
    前記車高の範囲は、前記第1の小変化領域に対応する第1の車高領域と、前記大変化領域に対応する第2の車高領域と、前記第2の小変化領域に対応する第3の車高領域とに区分され、
    前記制御量算出用特性曲線は、前記第1、第2、第3の車高領域にそれぞれに対応して定められた3つの予測式によって定められ、
    前記各予測式は、前記制御量が前記車高を変数とするN次式(Nは2以上の自然数)で表わされた関数からなり、
    前記サスペンション装置は、車両に加わる衝撃を変位することで和らげる緩衝手段と、前記緩衝手段が過大に変位したときに作動して前記緩衝手段の過大な変位を抑制するバンプストッパ手段とを備え、
    前記第1の小変化領域は、前記荷重−変位特性曲線のうち前記緩衝手段のみが作動している領域であり、
    前記大変化領域は、前記荷重−変位特性曲線のうち前記緩衝手段のみが作動している領域と、前記緩衝手段および前記バンプストッパ手段の双方が作動している領域との境目を含む領域であり、
    前記第2の小変化領域は、前記荷重−変位特性曲線のうち前記緩衝手段および前記バンプストッパ手段の双方が作動している領域である、
    ことを特徴とする前照灯光軸調整装置。
  3. 前記前照灯の光軸角度を変えるアクチュエータが設けられ、
    前記光軸調整手段による前記光軸角度の調整は、前記制御量に基づいて前記アクチュエータを制御することでなされる、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の前照灯光軸調整装置。
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