以下に、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
先ず、実施の形態1のテレビ放送受信装置100の構成を図1を用いて説明する。図1は、実施の形態1のテレビ放送受信装置100の構成図である。なお、図1は、テレビ放送受信装置100が有するハードウェアの構成を説明するための図ではなく、テレビ放送受信装置100が有する機能を説明するための図である。また、図1には、テレビ放送受信装置100の外部の装置等として、アンテナ200、表示装置300、スピーカ400、インターネット500、及び、検索サイト600も表示されている。検索サイト600は、与えられた検索キーワードに関連するウェブページを検索するウェブサイトである。
テレビ放送受信装置100は、デジタルのテレビ放送信号を受信して復号するとともに、指示された検索キーワードに関連するウェブページを検索サイト600に検索させる装置であって、図1に示すように、本体100Aと、リモコン100Bとを有する。本体100Aは、テレビ放送信号の受信及び検索制御等の処理を実行する装置である。リモコン100Bは、本体100Aが実行することができる処理に対する制御指示をユーザから受け付け、受け付けた指示を赤外線により本体100Aに送信する装置である。
本体100Aは、受信部1と、デスクランブル部2と、分離部3と、放送データ保持部4と、画像表示制御部5と、音出力制御部6と、番組情報取得部7と、番組情報保持部8と、番組情報表示指示受付部9と、番組情報表示制御部10と、文字列選択部11と、選択文字列表示制御部12と、検索制御部13と、検索結果表示制御部14とを有する。
受信部1は、アンテナ200を介してデジタルのテレビ放送信号を受信し、受信したテレビ放送信号の中からユーザによって選択されたチャンネルの信号を抽出してデスクランブル部2に出力する。
テレビ放送信号は、各テレビ番組について、ビデオデータ及びオーディオデータを含むとともに、番組情報を含む。番組情報は、それが関連するテレビ番組の概略情報と、詳細情報とを含む。概略情報は、それが関連するテレビ番組について、放送局名、放送日、放送時間、及び、番組名等を特定する情報である。詳細情報は、それが関連するテレビ番組の内容を文章により説明する情報等である。番組情報が概略情報と詳細情報を含み、テレビ放送信号が番組情報を含むので、受信部1は、本発明のテレビ放送受信装置の番組情報取得部としても機能する。
デスクランブル部2は、受信部1から少なくともユーザーによって選択されたチャンネルのビデオデータ、オーディオデータ、及び番組情報を含むテレビ放送信号を受け取る。デスクランブル部2は、受け取ったテレビ放送信号がスクランブル処理された信号である場合、デスクランブル処理を行って、デスクランブル処理したテレビ放送信号を分離部3に出力する。受信部1が出力するテレビ放送信号がスクランブル処理されていない信号である場合、デスクランブル部2は、受信部1からのテレビ放送信号をそのままの状態で分離部3に出力する。
分離部3は、デスクランブル部2からのテレビ放送信号から、ビデオデータ、オーディオデータ、及び番組情報を分離してそれらを別々に放送データ保持部4に一時的に蓄積する。また、分離部3は、放送データ保持部4に蓄積したビデオデータを画像表示制御部5に出力し、放送データ保持部4に蓄積したオーディオデータを音出力制御部6に出力し、番組情報を表示させることが番組情報表示制御部10から要求された場合、放送データ保持部4に蓄積した番組情報を番組情報表示制御部10に出力する。
画像表示制御部5は、分離部3からビデオデータを受け取って復号し、復号したビデオデータに対応する画像と番組情報表示制御部10,選択文字列表示制御部12、検索結果表示制御部14からの表示を重畳して表示装置300に表示させる。音出力制御部6は、分離部3からオーディオデータを受け取って復号し、復号したオーディオデータに対応する音をスピーカ400の外部に出力させる。番組情報取得部7は、インターネット500を介して番組情報を取得する。例えば、番組情報取得部7は、本体100Aの電源がオフからオンに変化したとき等に、すなわち本体100Aが起動したとき、番組情報を取得する。番組情報保持部8は、番組情報取得部7によって取得された番組情報を保持する。
番組情報表示指示受付部9は、番組情報を表示させる指示を受け付ける。例えば、ユーザが番組情報を表示させることを目的としてリモコン100Bの番組情報ボタン32を押下する。そうすると、リモコン100Bに内蔵されている検出部は、番組情報ボタン32が押下されたことを検出し、リモコン100Bに内蔵されている赤外線送信部は、番組情報ボタン32が押下されたことを示す情報を赤外線により番組情報表示指示受付部9に送信する。番組情報表示指示受付部9は、リモコン100Bからの番組情報ボタン32が押下されたことを示す情報を、番組情報を表示させる指示として受信し、その指示を番組情報表示制御部10に出力する。なお、リモコン100Bの検出部及び赤外線送信部は、図面の複雑さを回避するため、図1には示されていない。
番組情報取得部7はインターネットから番組情報を取得する時に機能し、取得した番組情報を番組情報保持部8に蓄積する。なお番組情報取得部7はあらかじめ番組情報を取得しておいても良いし、番組情報表示制御部10から番組情報表示の要求が来てから番組情報を取得してもよい。
番組情報表示制御部10は、番組情報表示指示受付部9から番組情報を表示させる指示を受け取ると、放送データから番組情報を取得している場合は放送データ保持部4から分離部3を介して番組情報を取得し、またインターネットから番組情報を取得している場合は番組情報保持部8から番組情報を取得し、取得した番組情報を画像表示制御部5を介して表示装置300の画面に表示させる。番組情報を図2を用いて説明する。図2は、表示装置300の画面300Aに表示される番組情報の一例を示す図である。
図2に示すように、番組情報表示制御部10は、番組情報を表示装置300の画面300Aに表示させる場合、画面300Aの左上部にタイトル欄201を設け、タイトル欄201に「番組情報」を表示させる。また、番組情報表示制御部10は、画面300Aにおいて、タイトル欄201の下に縮小子画面202を設ける。そうすると、画像表示制御部5は、縮小子画面202に、ユーザが視聴している番組の画像を縮小して表示させる。
また、番組情報表示制御部10は、画面300Aにおいて、縮小子画面202の下に概略情報欄203を設け、概略情報欄203にユーザが視聴している番組の概略情報を表示させる。概略情報は、上述したように、放送局名、放送日、放送時間、及び、番組名等を特定する情報である。図2では、放送局名として「関東テレビ」が示されており、放送日として「2010年1月8日(金)」が示されており、放送時間として「21:00〜22:54」が示されており、番組名として「金曜サスペンス劇場 新宿殺人事件」が示されている。なお、概略情報は、放送局名、放送日、放送時間、及び、番組名の一部を特定する情報であってもよいし、その他の事項を含む情報であってもよい。
また、番組情報表示制御部10は、画面300Aにおいて、概略情報欄203の下に検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205を左右に並列して設ける。検索キーワード欄204は、検索キーワード候補が表示される欄である。検索キーワード候補は、後に詳述するが、文字列選択部11によって選択される。検索ヒット件数欄205は、検索キーワード候補に関連するウェブページのヒット件数が表示される欄である。
また、番組情報表示制御部10は、画面300Aにおいて、タイトル欄201、縮小子画面202、概略情報欄203、検索キーワード欄204、及び検索ヒット件数欄205の右側に詳細情報欄206を設け、詳細情報欄206にユーザが視聴している番組の詳細情報を表示させる。詳細情報は、上述したように、それが関連するテレビ番組の内容を文章により説明する情報である。つまり、詳細情報は、ユーザが視聴している番組の内容を文章により説明する情報である。番組情報表示制御部10は、詳細情報欄206に詳細情報を表示させる際、図2に示すように、詳細情報欄206の右端の垂直方向にスクロールバー207を表示させ、スクロールバー207の斜線部を用いて、詳細情報全体のいずれの部分が詳細情報欄206に表示されているのかを明示させる。
また、番組情報表示制御部10は、画面300Aに番組情報を表示させる際、詳細情報欄206をフォーカスする。図2では、詳細情報欄206の枠が太線で描かれており、それは、詳細情報欄206がフォーカスされていることを示している。更に、番組情報表示制御部10は、詳細情報欄206に詳細情報を表示させる際、詳細情報を構成する文字列のいずれか一つの文字をフォーカスさせる。例えば、番組情報表示制御部10は、フォーカスさせる文字を四角形の枠で囲んで表示させる。
「フォーカス」をより具体的に説明する。たとえば、図2では、番組情報表示制御部10は、詳細情報を構成する文章の先頭の文字の「東」を四角形の枠で囲んで表示させている。これは、番組情報表示制御部10が、現在文字「東」を選択していることをユーザに示すために実行する表示処理であり、この表示処理を本実施例では「フォーカス」と呼ぶ。ユーザがリモコン100Bの十字キー33の上下左右のいずれかのボタンを押下すると、リモコン100Bの検出部は、いずれのボタンが押下されたのかを検出し、リモコン100Bの赤外線送信部は、押下されたボタンに対応する情報を赤外線により番組情報表示指示受付部9に送信する。番組情報表示指示受付部9は、リモコン100Bからの押下されたボタンを特定する情報を受信し、その情報を番組情報表示制御部10に出力する。番組情報表示制御部10は、番組情報表示指示受付部9からの、押下されたボタンを特定する情報を受け取って、その情報に基づいて、フォーカスを上下左右のいずれかに一文字ずつ移動させる。
文字列選択部11は、表示装置300の画面300Aの詳細情報欄206に表示された詳細情報を構成する文章の中から、ユーザによる操作に応じて検索キーワード候補となる文字列を選択する。例えば、ユーザは、詳細情報欄206に表示された詳細情報のフォーカスされている文字を、検索キーワード候補となる文字列を構成する文字の一つとして選択しようとすると、その文字がフォーカスされている状態で、リモコン100Bの文字選択ボタン34を押下する。リモコン100Bの検出部は、文字選択ボタン34が押下されたことを検出し、リモコン100Bの赤外線送信部は、文字選択ボタン34が押下されたことを示す情報を赤外線により文字列選択部11に送信する。文字列選択部11は、リモコン100Bからの、文字選択ボタン34が押下されたことを示す情報を受信し、フォーカスされている文字を、検索キーワード候補となる文字列を構成する文字の一つとして選択する。
このようにして、ユーザは、詳細情報欄206に表示された詳細情報を構成する文章の中のフォーカスされている文字を一文字ずつ選択し、検索キーワード候補となる文字列を選択する。文字列選択部11は、リモコン100Bからの信号に基づいて、ユーザが選択した検索キーワード候補となる文字列を選択し、選択した文字列を特定する情報を選択文字列表示制御部12及び検索制御部13に出力する。
選択文字列表示制御部12は、文字列選択部11から、文字列選択部11によって選択された文字列(検索キーワード候補)を特定する情報を受け取り、表示装置300の画面300Aの詳細情報欄206に表示された詳細情報において、選択された文字列を強調して表示させる。選択文字列表示制御部12が文字列選択部11によって選択された文字列を強調して表示させる例を図3を用いて説明する。図3は、図2の詳細情報欄206に表示された詳細情報の中の「山岡太郎」という文字列が選択された状況を示す図であって、図3では、「山岡太郎」という文字列が強調して表示されている。具体的には、図3では、他の部分とは逆に、「山岡太郎」という文字列を構成する各文字が白く表示されており、背景が黒く表示されている。つまり、「山岡太郎」という文字列がいわゆる反転表示されている。このように、選択文字列表示制御部12は、詳細情報欄206に表示された詳細情報において、文字列選択部11によって選択された文字列を強調して表示させる。
また、選択文字列表示制御部12は、表示装置300の画面300Aの詳細情報欄206に詳細情報が表示されている状態で、画面300Aの検索キーワード欄204に、文字列選択部11によって選択された文字列(検索キーワード候補)を表示させる。例えば、文字列選択部11によって選択された文字列が「山岡太郎」である場合、図3に示すように、選択文字列表示制御部12は、検索キーワード欄204に「山岡太郎」という文字列を表示させる。
なお、番組情報表示制御部10は、詳細情報欄206に表示された詳細情報において、文字列選択部11によっていずれかの文字列が選択されると、選択された文字列の直後の文字をフォーカスさせる。例えば図3に示すように、文字列選択部11によって「山岡太郎」という文字列が選択されると、番組情報表示制御部10は、選択された文字列「山岡太郎」の直後の文字「)」を四角形の枠で囲んでフォーカスさせる。
検索制御部13は、文字列選択部11から、文字列選択部11によって選択された文字列(検索キーワード候補)を特定する情報を受け取り、その文字列に関連するウェブページを検索させる指示を、インターネット500を介して検索サイト600に送信する。また、検索制御部13は、検索サイト600によって行われた、文字列選択部11によって選択された文字列に関連するウェブページの検索結果を、インターネット500を介して検索サイト600から受信して検索結果表示制御部14に出力する。検索結果は、ヒット件数を特定する情報と、文字列選択部11によって選択された文字列に関連するウェブページのリストとを含む。
検索結果表示制御部14は、検索制御部13から、ヒット件数を特定する情報と、文字列選択部11によって選択された文字列(検索キーワード候補)に関連するウェブページのリストとを含む検索結果を受け取る。そして、検索結果表示制御部14は、表示装置300の画面300Aの詳細情報欄206に詳細情報が表示されており、かつ、検索キーワード欄204に文字列選択部11によって選択された文字列が表示されている状態で、画面300Aの検索ヒット件数欄205に、その文字列に関連するウェブページのヒット件数を表示させる。
その際、検索結果表示制御部14は、文字列選択部11によって選択された文字列と、その文字列についてのヒット件数とを対応付けて表示させる。例えば図3に示すように、文字列選択部11によって選択された文字列が「山岡太郎」であって、文字列「山岡太郎」についてのヒット件数が「3,400,000」である場合、検索結果表示制御部14は、検索ヒット件数欄205の、検索キーワード欄204の文字列「山岡太郎」が表示されている高さと同じ高さに、ヒット件数「3,400,000件」を表示させる。
なお、検索結果表示制御部14は、ヒット件数の大きさに応じて、文字の太さ、色、又は、その他の強調度合いを変えてヒット件数を表示させる。例えば、検索結果表示制御部14は、ヒット件数が百万件以上であれば赤色により、ヒット件数が一万件以上百万件未満であれば黄色により、ヒット件数が一万件未満であれば黒色により、ヒット件数を表示させることも可能である。
選択文字列表示制御部12及び検索結果表示制御部14は、上述した機能を有し、更に以下に示す機能を有する。すなわち、文字列選択部11が一文字ずつ増加又は減少した文字列(検索キーワード候補)を連続して選択した場合、文字列選択部11が文字列を選択した都度、選択文字列表示制御部12は、画像表示制御部5を介して表示装置300の画面300Aの詳細情報欄206に詳細情報が表示されている状態で、画面300Aの検索キーワード欄204に、文字列選択部11によって選択された文字列を表示させる。また、検索結果表示制御部14は、文字列選択部11が一文字ずつ増加又は減少した文字列を連続して選択した場合、文字列選択部11が文字列を選択した都度、画面300Aの検索ヒット件数欄205の、検索キーワード欄204に表示されている文字列と同じ高さに、その文字列についてのヒット件数を表示させる。
一例として、以下の場合を想定する。すなわち、文字列選択部11が、図3の詳細情報欄206に表示された詳細情報を構成する文章の中から、強調して表示されている文字列「山岡太郎」を構成する「山」、「山岡」、「山岡太」、及び「山岡太郎」という一文字ずつ増加した四つの文字列を連続して選択した場合を想定する。この場合、文字列が選択された都度、図4、図5、図6、及び図3の順に、選択文字列表示制御部12は、選択された文字列を検索キーワード欄204に表示させ、検索結果表示制御部14は、選択された文字列についてのヒット件数を検索ヒット件数欄205に表示させる。
なお、図4は、図2の画面300Aの詳細情報欄206に表示された詳細情報の文字列「山岡太郎」の「山」という文字列が選択された状況を示す図であり、図5は、図2の画面300Aの詳細情報欄206に表示された詳細情報の文字列「山岡太郎」の「山岡」という文字列が選択された状況を示す図である。図6は、図2の画面300Aの詳細情報欄206に表示された詳細情報の文字列「山岡太郎」の「山岡太」という文字列が選択された状況を示す図であり、図3は、図2の画面300Aの詳細情報欄206に表示された詳細情報の文字列「山岡太郎」が選択された状況を示す図である。
また、番組情報表示制御部10は、リモコン100Bの候補選択ボタン35が押下されると、図7に示すように、番組情報を表示している画面300Aにおいて、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205をフォーカスさせる。図7は、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205がフォーカスされている状況を示す図である。
具体的には、画面300Aにおいて番組情報が表示されている状態で、ユーザがリモコン100Bの候補選択ボタン35を押下すると、リモコン100Bの検出部は、リモコン100Bの候補選択ボタン35が押下されたことを検出し、リモコン100Bの赤外線送信部は、候補選択ボタン35が押下されたことを示す情報を赤外線により番組情報表示指示受付部9に送信する。番組情報表示指示受付部9は、リモコン100Bからの候補選択ボタン35が押下されたことを示す情報を、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205をフォーカスさせる指示として受信し、その指示を番組情報表示制御部10に出力する。
番組情報表示制御部10は、番組情報表示指示受付部9からの、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205をフォーカスさせる指示を受け取って、図7に示すように、番組情報が表示されている画面300Aにおいて、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205をフォーカスさせる。図7では、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205を囲む枠が太線で示されており、それは、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205がフォーカスされていることを示している。
番組情報表示制御部10は、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205をフォーカスさせる場合、それとともに、検索キーワード欄204に表示されているいずれか一つの検索キーワード候補をフォーカスさせる。図7では、検索キーワード候補が文字列「山岡太郎」の一つしか存在していないので、それが四角の枠で囲まれており、それにより、文字列「山岡太郎」がフォーカスされていることが示されている。なお、検索キーワード欄204に複数の検索キーワード候補が表示されている場合、ユーザは、リモコン100Bの十字キー33の上下キーを用いることにより、いずれか一つの検索キーワード候補を選択してフォーカスさせることができる。
画面300Aの検索キーワード欄204のいずれかの検索キーワード候補がフォーカスされている状態で、ユーザがリモコン100Bの十字キー33の中の決定ボタンを押下すると、検索結果表示制御部14は、フォーカスされている検索キーワード候補(文字列)を検索キーワードとして決定し、図8に示すように、画像表示制御部5を介して画面300Aの詳細情報欄206に、検索キーワード(フォーカスされている検索キーワード候補)に関連するウェブページのリストを表示させる。図8は、検索キーワードが「山岡太郎」である場合のウェブページのリストが詳細情報欄206に表示されている状況を示す図である。
具体的には、画面300Aの検索キーワード欄204のいずれかの検索キーワード候補がフォーカスされている状態で、ユーザがリモコン100Bの十字キー33の中の決定ボタンを押下すると、リモコン100Bの検出部は、決定ボタンが押下されたことを検出する。そうすると、リモコン100Bの赤外線送信部は、決定ボタンが押下されたことを示す情報を赤外線により検索結果表示制御部14に送信する。検索結果表示制御部14は、その情報に基づいて、フォーカスされている検索キーワード候補を検索キーワードと決定し、図8に示すように、画面300Aの詳細情報欄206に、フォーカスされている検索キーワード候補、すなわち検索キーワードに関連するウェブページのリストを表示させる。
その際、検索結果表示制御部14は、詳細情報欄206に表示されたリストの全てのウェブページのタイトルを、ハイパーリンクによりウェブページが表示可能となるように表示させる。図8では、タイトルに下線が付されており、それにより、ハイパーリンクが張られていることが示されている。
また、検索結果表示制御部14は、リストにおいて、いずれか一つのウェブページのタイトルをフォーカスさせる。図8では、「山岡太郎ブログ」というタイトルが四角形の枠で囲まれており、それは、「山岡太郎ブログ」がフォーカスされていることを示している。ユーザが、リモコン100Bの十字キー33の上下キーを用いることにより、リストの中のいずれか一つのタイトルを選択してフォーカスさせ、その状態でリモコン100Bの十字キー33の決定ボタンを押下すると、検索制御部13は、フォーカスされているタイトルのウェブページを構成する情報をインターネット500を介して取得する。そして、検索結果表示制御部14は、そのウェブページを表示装置300の画面300Aの全体に表示させる。
次に、リモコン100Bの構成を説明する。リモコン100Bは、上述したように、本体100Aが実行することができる処理に対する制御指示をユーザから受け付け、受け付けた指示を赤外線により本体100Aに送信する装置である。リモコン100Bは、図1に示すように、テンキー31と、番組情報ボタン32と、十字キー33と、文字選択ボタン34と、候補選択ボタン35と、補助キーワードボタン36とを有する。
テンキー31は、数字を入力するためのキーである。番組情報ボタン32は、番組情報を表示させるためのボタンである。十字キー33は、フォーカスを移動させるためのキーである。十字キー33の中央には、決定ボタンが設けられている。文字選択ボタン34は、検索キーワード候補を構成する文字を選択するためのボタンである。候補選択ボタン35は、画面300Aの検索キーワード欄204のいずれかの検索キーワード候補をフォーカスさせるためのボタンである。補助キーワードボタン36については、実施の形態4において説明する。
リモコン100Bには、図1には表示されていないが、上述した検出部及び赤外線送信部が内蔵されている。検出部は、テンキー31を構成する各ボタン、番組情報ボタン32、十字キー33を構成する各ボタン、文字選択ボタン34、候補選択ボタン35、及び、補助キーワードボタン36の中のいずれが押下されたのかを検出する。赤外線送信部は、検出部によって検出された押下されたボタンを特定する情報を赤外線により本体100Aに送信する。
ここまでは、図1を用いてテレビ放送受信装置100が有する機能を説明した。次に、テレビ放送受信装置100が有するハードウェアに着目して、テレビ放送受信装置100を説明する。ハードウェアに着目すると、テレビ放送受信装置100の構成は、図9に示すように表現される。図9は、テレビ放送受信装置100が有するハードウェアに着目したときの、実施の形態1のテレビ放送受信装置100の構成図である。
ハードウェアに着目すると、テレビ放送受信装置100は、チューナ51と、デスクランブラ52と、デマルチプレクサ53と、デマルチプレクサ用RAM54と、ビデオデコーダ55と、オーディオデコーダ56と、グラフィクス57と、CPU58と、ROM59と、RAM60と、フラッシュメモリ61と、RTC62と、リモコンI/F63と、ethernetI/F64と、バス65とを有する。テレビ放送受信装置100のデマルチプレクサ用RAM54以外の全てのハードウェアは、バス65に接続されている。
図9と図1とを比較すると、チューナ51は、図1の受信部1の機能を実現する。デスクランブラ52は、図1のデスクランブル部2の機能を実現する。デマルチプレクサ53は、図1の分離部3の機能を実現する。デマルチプレクサ用RAM54は、図1の放送データ保持部4の機能を実現する。ビデオデコーダ55は、図1の画像表示制御部5の一部の機能を実現する。オーディオデコーダ56は、図1の音出力制御部6の機能を実現する。
グラフィクス57は、図1の画像表示制御部5の機能の一部と、番組情報表示制御部10、選択文字列表示制御部12、及び、検索結果表示制御部14の機能とを実現する。CPU58は、ROM59によって保持されているプログラムを実行することにより、図1のテレビ放送受信装置100の各構成部の機能を実現させる。フラッシュメモリ61は、テレビ放送受信装置100の各機能を実現させるためのプログラムや電源を切っても記憶するようなユーザーが最後にどのチャンネルを選択したかというような情報を記憶している。RAM60は、図1の番組情報保持部8の機能を実現する。また、RAM60は、CPU58が算出した変数を記憶する。ROM59は文字を表示するためのフォントデータ等を記憶する。
RTC62は、図1には表示されていない機能を有するハードウェアであって、内部に水晶発信器を有している時計である。RTC62は、テレビ放送信号から時刻情報を取得する時計であってもよいし、インターネット500を介して時刻情報を取得する時計であってもよい。リモコンI/F63は、CPU58と協働して、番組情報表示指示受付部9及び文字列選択部11の機能を実現する。ethernetI/F64は、CPU58と協働して、番組情報取得部7及び検索制御部13の機能を実現する。より具体的には、ethernetI/F64は、CPU58と協働してethernet700を介してインターネット500に接続し、TCP/IP又はHTTP等の通信プロトコルにしたがって、番組情報取得部7及び検索制御部13の機能を実現する。
次に、実施の形態1のテレビ放送受信装置100の動作を図10を用いて説明する。図10は、実施の形態1のテレビ放送受信装置100の動作の各手順を説明したものである。
先ず、受信部1は、アンテナ200を介してテレビ放送信号を受信する(S1)。そして、受信部1は、ユーザによって選択されたチャンネルがユーザによって設定され、受信したテレビ放送信号の中からユーザによって選択されたテレビ番組の信号をデスクランブル部2に出力する。デスクランブル部2は、受信部1からのテレビ放送信号がスクランブル処理された信号である場合、デスクランブル処理を行って、デスクランブル処理したテレビ放送信号を分離部3に出力する。他方、受信部1が出力するテレビ放送信号がスクランブル処理されていない信号である場合、デスクランブル部2は、受信部1からのテレビ放送信号をそのままの状態で分離部3に出力する。分離部3は、デスクランブル部2からのテレビ放送信号から、ビデオデータ、オーディオデータ、及び番組情報等を分離してそれらを別々に放送データ保持部4に蓄積する。
画像表示制御部5は、分離部3からビデオデータを受け取って復号し、復号したビデオデータに対応する画像を表示装置300に表示させる(S2)。音出力制御部6は、分離部3からのオーディオデータを受け取って復号し、復号したオーディオデータに対応する音をスピーカ400の外部に出力させる(S2)。
番組情報表示指示受付部9は、番組情報を表示させる指示を受け付ける(S3)。そうすると、番組情報表示制御部10は、放送データ保持部4から分離部3を介して番組情報を取得し、又は番組情報保持部8から番組情報を取得し、取得した番組情報を画像表示制御部5を介して表示装置300の画面に表示させる(S4)。例えば、図2に示すように、番組情報表示制御部10は、画面300Aにおいて、タイトル欄201、縮小子画面202、概略情報欄203、検索キーワード欄204、検索ヒット件数欄205、及び、詳細情報欄206を設ける。そして、番組情報表示制御部10は、タイトル欄201に「番組情報」を表示させ、概略情報欄203にユーザが視聴している番組の概略情報を表示させ、詳細情報欄206にユーザが視聴している番組の詳細情報を表示させる。詳細情報は、番組の内容を文章により説明する情報である。なお、縮小子画面202には、画像表示制御部5により、ユーザが視聴している番組の画像が縮小して表示される。
文字列選択部11は、画像表示制御部5を介して表示装置300の画面300Aの詳細情報欄206に表示された詳細情報を構成する文章の中から、ユーザによる外部操作に応じて検索キーワード候補となる文字列を選択する(S5)。選択文字列表示制御部12は、詳細情報欄206に表示された詳細情報において、文字列選択部11によって選択された文字列(検索キーワード候補)を強調して表示させる(S6)。そして、選択文字列表示制御部12は、詳細情報欄206に詳細情報が表示されている状態で、検索キーワード欄204に、文字列選択部11によって選択された文字列(検索キーワード候補)を表示させる(S7)。
検索制御部13は、文字列選択部11によって選択された文字列(検索キーワード候補)に関連するウェブページを検索させる指示を、インターネット500を介して検索サイト600に送信する。そして、検索制御部13は、その文字列に関連するウェブページの検索結果を、インターネット500を介して検索サイト600から受信して検索結果表示制御部14に出力する(S8)。検索結果は、ヒット件数を特定する情報と、文字列選択部11によって選択された文字列(検索キーワード候補)に関連するウェブページのリストとを含む。
検索結果表示制御部14は、画像表示制御部5を介して表示装置300の画面300Aの詳細情報欄206に詳細情報が表示されており、かつ、検索キーワード欄204に文字列選択部11によって選択された文字列(検索キーワード候補)が表示されている状態で、画面300Aの検索ヒット件数欄205に、その文字列に関連するウェブページのヒット件数を、その文字列に対応付けて表示させる(S9)。
上述した動作において、選択文字列表示制御部12及び検索結果表示制御部14は、文字列選択部11が一文字ずつ増加又は減少した文字列を連続して選択した場合、文字列選択部11が文字列を選択した都度、以下の動作を実行する。すなわち、選択文字列表示制御部12は、表示装置300の画面300Aの詳細情報欄206に詳細情報が表示されている状態で、画面300Aの検索キーワード欄204に、文字列選択部11によって選択された文字列(検索キーワード候補)を表示させる。検索結果表示制御部14は、文字列選択部11が一文字ずつ増加又は減少した文字列を連続して選択した場合、文字列選択部11が文字列を選択した都度、画面300Aの検索ヒット件数欄205の、検索キーワード欄204に表示されている文字列と同じ高さに、その文字列についてのヒット件数を表示させる。
ステップS9の後、検索結果表示制御部14は、画像表示制御部5を介して表示装置300の画面300Aの検索キーワード欄204に表示されている検索キーワード候補(文字列)の中からいずれかがユーザによって検索キーワードとして決定された場合、ユーザによって決定された検索キーワード候補を検索キーワードとして決定し、画面300Aの詳細情報欄206に、検索キーワードに関連するウェブページのリストを表示させる(S10)。そして、検索制御部13は、リストの中のユーザによって選択されたタイトルのウェブページを構成する情報をインターネット500を介して取得し、検索結果表示制御部14は、そのウェブページを画面300Aの全体に表示させる(S11)。
上述したように、実施の形態1のテレビ放送受信装置100は、ユーザによって選択された番組の番組情報を表示装置300の画面300Aに表示させ、表示された番組情報の中のユーザによって選択された文字列(検索キーワード候補)を強調して表示させる。そして、テレビ放送受信装置100は、ユーザが一文字ずつ増加又は減少した文字列を連続して選択した場合、文字列が選択された都度、画面300Aに番組情報が表示されている状態で、画面300Aの検索キーワード欄204に、選択された文字列を表示させる。更に、テレビ放送受信装置100は、文字列が選択された都度、画面300Aの検索ヒット件数欄205に、検索キーワード欄204に表示されている文字列に対応付けて、その文字列についてのヒット件数を表示させる。
これにより、ユーザは、文字を入力することなく、視聴している番組の番組情報から検索キーワード候補となる文字列を一文字ずつ増加又は減少させて選択し、文字列を選択した都度、選択した文字列を画面により確認しながら、選択した文字列についてのヒット件数を認識することができる。すなわち、実施の形態1のテレビ放送受信装置100は、番組情報に含まれる文字列に関連するウェブページを検索させる際のユーザの利便性を高めることができる。
なお、上述した実施の形態1では、図1によりテレビ放送受信装置100の機能的な構成を表現し、図9によりテレビ放送受信装置100のハードウェアの構成を表現した。しかしながら、テレビ放送受信装置100の各構成部の機能は、コンピュータのCPU(プロセッサ)及びメモリ等のハードウェアと、その機能を実現するためのコンピュータプログラムとが協働することによって実現されてもよいし、専用の回路により実現されてもよい。すなわち、テレビ放送受信装置100の各機能は、どのような形態により実現されてもよい。また、テレビ放送受信装置100の全部の構成部の一つ又は複数の機能を実現するためのコンピュータプログラムは、記録媒体に格納されてもよい。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2のテレビ放送受信装置を説明する。実施の形態2のテレビ放送受信装置の構成は、実施の形態1のテレビ放送受信装置100の構成と同じである。実施の形態1では、一文字ずつ増加した「山」、「山岡」、「山岡太」、及び「山岡太郎」の四つの検索キーワード候補の中の「山岡太郎」がユーザによって検索キーワードと決定され、その検索キーワードに関連するウェブページのリストが表示される例を説明した。実施の形態2では、一つの検索キーワードが決定された後に、二つ目の検索キーワードが決定される場合を説明する。
ユーザは、一つ目の検索キーワードを決定した後、リモコン100Bの十字キー33を用いて、一つ目の検索キーワードと離れたところに存在し詳細情報欄206に表示された詳細情報の中の二つ目の検索キーワードとなりうる文字列(検索キーワード候補)を構成する一つの文字をフォーカスさせる。そして、ユーザは、リモコン100Bの文字選択ボタン34を押下することにより、フォーカスさせた文字を新たな検索キーワード候補となる文字列の一つとして選択する。そして、実施の形態1と同様にして、ユーザは、新たな検索キーワード候補となる文字列を選択し、文字列選択部11は、ユーザの選択に基づいて、新たな検索キーワード候補となる文字列を選択する。このように複数の検索キーワードはそれぞれが連続した文字が選択されているかどうかによって判別される。
選択文字列表示制御部12は、実施の形態1と同様に、表示装置300の画面300Aの詳細情報欄206に表示された詳細情報において、文字列選択部11によって選択された新たな検索キーワード候補となる文字列を強調して表示させる。その際、選択文字列表示制御部12は、一つ目の検索キーワードを強調して表示させ続ける。具体的には、一つ目の検索キーワードとして「山岡太郎」が選択された後に、新たな検索キーワード候補として「東新宿公園」が選択された場合、図11に示すように、選択文字列表示制御部12は、詳細情報欄206に表示された詳細情報において、「山岡太郎」及び「東新宿公園」を強調して表示させる。図11は、新たな検索キーワード候補が選択された場合の検索キーワード欄の表示例を示す図である。
また、選択文字列表示制御部12は、画面300Aの検索キーワード欄204に、一つ目の検索キーワードを表示させ続けるとともに、その下に、新たな検索キーワード候補を表示させる。例えば、一つ目の検索キーワードが「山岡太郎」であって、新たな検索キーワード候補が「東新宿公園」である場合、図11に示すように、選択文字列表示制御部12は、検索キーワード欄204に、一つ目の検索キーワード「山岡太郎」を表示させ続けるとともに、その下に、新たな検索キーワード候補「東新宿公園」を表示させる。
検索結果表示制御部14は、画面300Aの検索ヒット件数欄205において、一つ目の検索キーワードに対応付けて一つ目の検索キーワードについてのヒット件数を表示させる。それとともに、検索結果表示制御部14は、一つ目の検索キーワードについてのヒット件数の下に、新たな検索キーワード候補に対応付けて二つ目の検索キーワード候補についてのヒット件数を表示させる。例えば、一つ目の検索キーワードが「山岡太郎」であって、新たな検索キーワード候補が「東新宿公園」である場合、図11に示すように、検索結果表示制御部14は、検索ヒット件数欄205に、一つ目の検索キーワード「山岡太郎」についてのヒット件数を表示させ続けるとともに、その下に、新たな検索キーワード候補「東新宿公園」についてのヒット件数を表示させる。このあとに山岡太郎の前後や、東新宿公園の前後にさらに文字を選択することや選択しなくすることで検索結果表示制御部14の複数の検索キーワード候補を独立に長くしたり短くしたりすることが可能である。
番組情報表示制御部10は、リモコン100Bの候補選択ボタン35が押下されると、実施の形態1と同様に、図12に示すように、番組情報を表示している画面300Aにおいて、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205をフォーカスさせる。図12は、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205がフォーカスされている状況を示す図である。図12では、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205を囲む枠が太線で示されており、それにより、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205がフォーカスされていることが示されている。
ユーザは、リモコン100Bを用いることにより、検索キーワード欄204に表示された、新たな検索キーワード候補のいずれかを、二つ目の検索キーワードとして決定する。そして、ユーザは、リモコン100Bを用いることにより、検索キーワード欄204に表示された、一つ目の検索キーワードと二つ目の検索キーワードとのいずれかを選択する。そうすると、検索結果表示制御部14は、選択された検索キーワードを実際に検索に用いる検索キーワードと決定し、その検索キーワードに関連するウェブページのリストを画面300Aの詳細情報欄206に表示させる。リストが詳細情報欄206に表示された後の実施の形態2のテレビ放送受信装置の動作は、実施の形態1において説明した動作と同じである。
なお、実施の形態2では、検索キーワードが二つ登場する場合を説明したが、検索キーワードはそれぞれの文字列の間が1文字以上開いていれば定義可能なのでいくつ登場してもよい。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3のテレビ放送受信装置を説明する。実施の形態3のテレビ放送受信装置の構成は、実施の形態2のテレビ放送受信装置の構成と同じであるが、一部の機能が両者で異なる。実施の形態2では、検索キーワード欄204に表示された文字列それぞれについてのヒット件数が検索ヒット件数欄205に表示される。
実施の形態3では、検索キーワード欄204に新たに表示された文字列については、それまで表示されていた全ての文字列に関連するとともに、新たに表示された文字列全てにも関連するウェブページのヒット件数が表示される。例えば図13に示すように、文字列「山岡太郎」が検索キーワードとして決定された後に、文字列「東新宿公園」が検索キーワード候補として選択された場合、検索ヒット件数欄205の、検索キーワード欄204に表示された文字列「東新宿公園」の高さと同じ高さに、「山岡太郎」及び「東新宿公園」両方に関連するウェブページのヒット件数が表示される。図13は、検索キーワード欄204に新たな文字列が表示された場合、検索ヒット件数欄205に、それまで表示されていた全ての文字列に関連するとともに、新たに表示された文字列にも関連するウェブページのヒット件数が表示される例を示す図である。
実施の形態3の機能を実現するために、検索制御部13は、検索キーワード欄204に新たな文字列が表示された場合、それまで表示されていた全ての文字列に関連するとともに、新たに表示された文字列全てにも関連するウェブページを検索サイト600に検索させる。そして、検索制御部13は、検索キーワード欄204に既に表示されていた全ての文字列に関連するとともに、新たに表示された文字列全てにも関連するウェブページのヒット件数を特定する情報を検索サイト600から受信して検索結果表示制御部14に出力する。検索結果表示制御部14は、検索ヒット件数欄205において、そのヒット件数を新たに表示された文字列に対応付けて表示させる。なお、「それまで表示されていた文字列」は、検索キーワードとして決定された文字列である。
図13では、検索キーワード欄204において、新たに表示された文字列「東新宿公園」の前に記号「&」が付加されている。それは、新たに表示された文字列「東新宿公園」については、それまでに表示されていた全ての文字列に関連するとともに、新たに表示された文字列にも関連するウェブページのヒット件数が、検索ヒット件数欄205において、新たに表示された文字列に対応付けて表示されることを示している。
番組情報表示制御部10は、リモコン100Bの候補選択ボタン35が押下されると、実施の形態1と同様に、図14に示すように、番組情報を表示している画面300Aにおいて、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205をフォーカスさせる。図14は、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205がフォーカスされている状況を示す図である。図14では、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205を囲む枠が太線で示されており、それにより、検索キーワード欄204及び検索ヒット件数欄205がフォーカスされていることが示されている。
ユーザは、リモコン100Bを用いることにより、検索キーワード欄204に表示された、複数の文字列(検索キーワード)のいずれかを実際に用いる検索キーワードとして決定する。決定された文字列の前に記号「&」が付加されていれば、検索結果表示制御部14は、決定された文字列に関連するとともに、その文字列より上に表示されていた文字列全てにも関連するウェブページのリストを画面300Aの詳細情報欄206に表示させる。
図14の例では、ユーザは、実際に用いる検索キーワードとして「山岡太郎」と「&東新宿公園」とのいずれかを選択することができる。ユーザによって「山岡太郎」が選択されれば、検索結果表示制御部14は、「山岡太郎」に関連するウェブページのリストを詳細情報欄206に表示させる。他方、ユーザによって「&東新宿公園」が選択されれば、すなわち「山岡太郎 AND 東新宿公園」が選択されれば、検索結果表示制御部14は、「山岡太郎」に関連するとともに、「東新宿公園」にも関連するウェブページのリストを詳細情報欄206に表示させる。リストが詳細情報欄206に表示された後の実施の形態3のテレビ放送受信装置の動作は、実施の形態1において説明した動作と同じである。
なお、上述した実施の形態3では、検索キーワード欄204に二つの文字列が表示されている際の実施の形態3のテレビ放送受信装置の機能及び動作を説明した。しかしながら、検索キーワード欄204に三つ以上の文字列が表示される場合もある。たとえば、既に二つの文字列が検索キーワードとして検索キーワード欄204に表示されている状況で、三つ目の文字列が検索キーワード欄204に追加される場合もある。
例えば図15に示すように、一つ目の検索キーワードとして「山岡太郎」が決定されており、二つ目の検索キーワードとして「東新宿公園」が決定されていた場合、新たな文字列「新宿東署」が選択されて新たに検索キーワード欄204に表示される場合もある。図15は、検索キーワード欄204に三つの検索キーワードが表示されている例を示す図である。図15の場合、ユーザはリモコン100Bを用いることにより、検索キーワード欄204に表示された「山岡太郎」、「&東新宿公園」、及び、「&新宿東署」のいずれかを選択することができる。この場合も、決定された文字列の前に記号「&」が付加されていれば、検索結果表示制御部14は、決定された文字列に関連するとともに、その文字列より前から表示されていた文字列にも関連するウェブページのリストを画面300Aの詳細情報欄206に表示させる。すなわち「&新宿東署」の横の3件というのは「山岡太郎」及び「東新宿公園」及び「新宿東署」の3つの検索キーワードが全て入っている検索結果の件数となる。
なお、検索キーワード欄204に表示される文字列の個数は限定されない。
また、実施の形態2と同じように、図15の状態からでも「山岡太郎」「東新宿公園」「新宿東署」それぞれの検索キーワードは独立にその前後の文字を追加したり、選択しない状態にすることが可能である。
また、テレビ放送受信装置は、実施の形態2の機能と、実施の形態3の機能とのいずれかをユーザに選択させる手段を有していてもよい。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4のテレビ放送受信装置101を図16を用いて説明する。図16は、実施の形態4のテレビ放送受信装置101の構成図である。実施の形態4のテレビ放送受信装置101は、実施の形態3のテレビ放送受信装置100が有する構成部を有し、更に、補助キーワード保持部71と、補助キーワード表示指示受付部72と、補助キーワード表示制御部73と、補助キーワード選択部74とを有する。実施の形態4のテレビ放送受信装置101が補助キーワード保持部71、補助キーワード表示指示受付部72、補助キーワード表示制御部73、及び、補助キーワード選択部74を有する点が、実施の形態3と実施の形態4との相違点である。実施の形態4では、実施の形態3との相違点を中心に説明する。なお、図16では、説明の簡単化のために、図1に表示されているスピーカ400及び音出力制御部6は、省略されている。
補助キーワード保持部71は、検索キーワードの一つとなり得る補助キーワードを保持する。補助キーワード表示指示受付部72は、補助キーワード保持部71が有する全ての補助キーワードを画像表示制御部5を介して表示装置300の画面に表示させる指示を受け付ける。例えば、ユーザが、全ての補助キーワードを表示装置300の画面に表示させる目的で、リモコン100Bの補助キーワードボタン36を押下する。補助キーワードボタン36は、補助キーワード保持部71によって保持されている全ての補助キーワードを表示させるためのボタンである。
ユーザがリモコン100Bの補助キーワードボタン36を押下すると、リモコン100Bの検出部は、補助キーワードボタン36が押下されたことを検出し、リモコン100Bの赤外線送信部は、補助キーワードボタン36が押下されたことを示す情報を赤外線により補助キーワード表示指示受付部72に送信する。補助キーワード表示指示受付部72は、リモコン100Bからの補助キーワードボタン36が押下されたことを示す情報を、補助キーワードを表示させる指示として受信し、補助キーワード表示制御部73に出力する。
補助キーワード表示制御部73は、補助キーワード表示指示受付部72から補助キーワードを表示させる指示を受け取ると、補助キーワード保持部71から全ての補助キーワードを取得して表示装置300の画面に表示させる。例えば、図14に示す情報が画面に表示されている状態で、ユーザがリモコン100Bの補助キーワードボタン36を押下すると、補助キーワード表示制御部73は、図17に示すように、補助キーワード保持部71によって保持されている全ての補助キーワードを画面に表示させる。図17は、補助キーワードの表示例を示す図である。図17において、補助キーワード一覧800は、補助キーワード保持部71によって保持されている全ての補助キーワードの一覧である。補助キーワード表示制御部73は、補助キーワード一覧800の一番上の補助キーワードがフォーカスされるように、全ての補助キーワードを表示させる。
ユーザは、リモコン100Bの十字キー33の上下キーを用いて、表示装置300の画面に表示された全ての補助キーワードの中から一つ又は複数の補助キーワードを選択する。そうすると、補助キーワード選択部74は、リモコン100Bからの信号にしたがって、ユーザによって選択された補助キーワードを選択する。
選択文字列表示制御部12は、実施の形態3と同様に、補助キーワード選択部74によって選択された補助キーワードを、その前に記号「&」を付けて、画面300Aの検索キーワード欄204に追加して表示させる。例えば、図17に示す全ての補助キーワードの中から、補助キーワード選択部74がユーザによるリモコン100Bの操作により「主題歌」を選択した場合、図18に示すように、選択文字列表示制御部12は、補助キーワード「主題歌」を検索キーワード欄204に追加して表示させる。図18は、図17の補助キーワード一覧800の中から一つの補助キーワードが選択された状況を示す図である。
一つ又は複数の補助キーワードが選択された後の実施の形態4のテレビ放送受信装置101の動作は、実施の形態3において説明した動作と同じである。すなわち、検索制御部13は、それまでに選択された全ての文字列に関連するとともに、選択された補助キーワードにも関連するウェブページを検索サイト600に検索させる。そして、検索結果表示制御部14は、検索ヒット件数欄205において、そのヒット件数を選択された補助キーワードに対応付けて表示させる。
なお、上述した実施の形態4では、補助キーワード保持部71によって保持されている全ての補助キーワードの中から一つ又は複数の補助キーワードが選択される。しかしながら、補助キーワードは選択されなくてもよい。その場合、検索制御部13は、選択された補助キーワード保持部71によって保持されている一つ又は複数の補助キーワードに関連するとともに、それまでに選択又は決定された検索キーワード(文字列)にも関連するウェブページを検索サイト600に検索させる。そして、検索結果表示制御部14は、検索ヒット件数欄205において、そのヒット件数を選択された補助キーワードに対応付けて表示させる。
また、図17の補助キーワード一覧800は、番組のジャンルがドラマである場合の一覧であって、番組のジャンルがニュースである場合、例えば図19(A)の一覧に置き換えられ、番組のジャンルがスポーツである場合、例えば図19(B)の一覧に置き換えられる。図19は、補助キーワード一覧の一例を示す図である。
また、実施の形態4の補助キーワード保持部71は、補助キーワード以外に、一つ又は複数の属性特定用語を保持していてもよい。例えば、図17の補助キーワード一覧800では、「タイトル」及び「俳優」は、属性特定用語である。その場合、補助キーワード保持部71は、属性特定用語保持部として機能する。またその場合、補助キーワード表示制御部73は、属性特定用語表示制御部として機能する。またその場合、ユーザは、補助キーワード一覧800の中から属性特定用語を選択してもよく、そのとき、補助キーワード選択部74は、属性特定用語選択部として機能し、ユーザによって選択された属性特定用語を選択する。
更に、その場合、テレビ放送受信装置は、図20に示すように、属性文字列表示制御部81と、属性文字列選択部82とを有する。図20は、実施の形態4の変形例のテレビ放送受信装置101Aの本体100Aの構成図である。なお、図20では、説明の簡単化のために、図16に表示されているリモコン100Bは簡略化して表示されている。
属性文字列表示制御部81は、図21に示すように、番組情報から、補助キーワード選択部74によって選択された属性特定用語によって特定される属性を有する一つ又は複数の文字列を取得し、その文字列を属性文字列として表示装置300の画面に表示させる。図21は、属性文字列の表示例を示す図である。図21において、属性文字列一覧900は、全ての属性文字列の一覧である。図21では、補助キーワード一覧800の中から属性特定用語「俳優」が選択された場合の属性文字列一覧900が表示されている。
ユーザは、リモコン100Bの十字キー33の上下キーを用いて、表示装置300の画面に表示された全ての属性文字列の中から一つ又は複数の属性文字列を選択する。そうすると、属性文字列選択部82は、リモコン100Bからの信号にしたがって、ユーザによって選択された属性文字列を選択する。
選択文字列表示制御部12は、属性文字列選択部82によって選択された属性文字列を、その前に記号「&」を付けて、画面300Aの検索キーワード欄204に追加して表示させる。一つ又は複数の属性文字列が選択された後のテレビ放送受信装置101Aの動作は、実施の形態4において説明した動作と同じである。すなわち、検索制御部13は、それまでに選択された全ての文字列に関連するとともに、選択された属性文字列にも関連するウェブページを検索サイト600に検索させる。そして、検索結果表示制御部14は、検索ヒット件数欄205において、そのヒット件数を選択された属性文字列に対応付けて表示させる。
なお、補助キーワード選択部74が属性特定用語選択部として機能する場合、属性特定用語によって特定される属性を有する属性文字列が一つか存在しないとき、属性文字列表示制御部81及び属性文字列選択部82は、処理を実行しない。例えば、補助キーワード選択部74が図17の補助キーワード一覧800の中から属性特定用語「タイトル」を選択した場合、表示されている画像の番組のタイトルは一つしか存在しないので、属性文字列表示制御部81及び属性文字列選択部82は、処理を実行しない。その場合、選択文字列表示制御部12は、番組情報の中の選択された属性特定用語によって特定される属性を有する一つの属性文字列を、その前に記号「&」を付けて、画面300Aの検索キーワード欄204に追加して表示させる。検索制御部13は、その属性文字列に関連するとともに、それまでに選択された全ての文字列にも関連するウェブページを検索サイト600に検索させる。たとえばタイトルを選択すると検索キーワード欄には「&新宿殺人事件」が表示される。
なお、図16に示されている補助キーワード保持部71、補助キーワード表示指示受付部72、補助キーワード表示制御部73、及び、補助キーワード選択部74は、実施の形態1又は2の実施の形態3のテレビ放送受信装置に設けられていてもよい。その場合のテレビ放送受信装置は、実施の形態4のテレビ放送受信装置101と同様に動作する。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5のテレビ放送受信装置を説明する。実施の形態5のテレビ放送受信装置の構成は、実施の形態1のテレビ放送受信装置100の構成と同じである。以下では、実施の形態1との相違点を中心に実施の形態5のテレビ放送受信装置を説明する。
実施の形態5のテレビ放送受信装置では、受信部1及び番組情報取得部7の少なくとも一方は、番組情報に含まれる詳細情報の中の検索結果に連動して強調して表示すべき文字列を特定する強調情報を取得する。番組情報表示制御部10は、番組情報を表示させる際、取得された強調情報に基づいて、詳細情報の中の強調して表示すべき文字列を強調して表示させる。例えば、図22に示すように、番組情報表示制御部10は、詳細情報欄206に表示される詳細情報において、強調して表示すべき文字列に二重の下線を付与してその文字列を強調して表示させる。図22は、詳細情報欄206に表示される詳細情報において強調して表示すべき文字列を説明するための図である。図22をより具体的に説明すると、番組情報表示制御部10は、詳細情報欄206に表示される詳細情報において、強調して表示すべき文字列「殺人事件」及び「歌手」に二重の下線を付与してそれらの文字列を強調して表示させている。
また例えば、図23に示すように、番組情報表示制御部10は、上記の二重下線と、二重下線の近傍に表記される検索順位とを用いて、強調して表示すべき文字列を強調して表示させる。図23も、詳細情報欄206に表示される詳細情報において強調して表示すべき文字列を説明するための図である。図23では、文字列「東京」に二重下線が付与されているとともに、検索順位「65位」が付与されている。また、文字列「殺人事件」に二重下線が付与されているとともに、検索順位「93位」が付与されている。更に、文字列「歌手」に二重下線が付与されているとともに、検索順位「13位」が付与されている。
このように、特定の文字列を強調して表示すると、その文字列はユーザの注意を引くので、その文字列を検索キーワードとして選択するようにユーザを誘導することができる。
なお、「強調して表示すべき文字列」は、例えば検索結果が他の文字列と比べて著しく異なる文字列である。具体的には、「強調して表示すべき文字列」は、ヒット件数が他の文字列と比べて著しく多い文字列である。また、「強調して表示すべき文字列」は、例えば、検索キーワードとして最近急激にヒット件数が増えた急上昇検索キーワードである。また、「強調して表示すべき文字列」は、例えば、広告と関係のある文字列である。
また、ユーザが二重下線等により強調して表示されている文字列を構成する一つの文字をリモコン100Bを用いて選択すると、文字列選択部11は、その文字列全体をいきなり選択するようになっていてもよい。
また、受信部1及び番組情報取得部7の少なくとも一方は、実施の形態4の属性文字列表示制御部81が属性文字列一覧900を表示する際の、強調して表示すべき属性文字列を特定する属性強調情報を取得してもよい。その場合、属性文字列表示制御部81は、属性文字列一覧900を表示する際、強調して表示すべき属性文字列を強調して表示させる。例えば、図24に示すように、属性文字列表示制御部81は、属性文字列一覧900を表示する際、強調して表示すべき属性文字列に二重下線を付与して属性文字列を強調して表示させる。図24は、強調して表示すべき属性文字列を説明するための図である。具体的には、図24に示すように、属性文字列「佐藤ひかり」及び「山本誠」が強調して表示すべき属性文字列である場合、属性文字列表示制御部81は、それらに二重下線を付与してそれらを強調して表示させる。
なお、上述した実施の形態5の番組情報表示制御部10の動作は、実施の形態1から4において実現されてもよい。
また、実施の形態2から5の各テレビ放送受信装置の各構成部の機能は、例えばコンピュータのCPU(プロセッサ)及びメモリ等のハードウェアと、その機能を実現するためのコンピュータプログラムとが協働することによって実現される。しかしながら、上記各機能は、専用の回路により実現される等、どのような形態により実現されてもよい。また、実施の形態2から5の各テレビ放送受信装置の各構成部の機能を実現するためのコンピュータプログラムは、記録媒体に格納されてもよい。