JP5391402B2 - 超音波流量検出器及びこれを用いた超音波流量計センサ - Google Patents

超音波流量検出器及びこれを用いた超音波流量計センサ Download PDF

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Description

本発明は、超音波センサ素子を用いた超音波流量検出器、及び、これを用いて流体の流量を計測する超音波流量計に関する。
従来より、超音波センサ素子を装着した超音波流量検出器を用い、超音波によって流体の流量を計測する超音波流量計が知られている。このような超音波流量検出器として、たとえば、特許文献1に示される構造を有するものが知られている。
このものでは、端子部材の装着部内に、超音波振動子を配置すると共に、この超音波振動子に接続したケーブルにかしめ金具をかしめ固定しておく。コネクタの中心に形成されケーブルが挿通された貫通孔の内側端には、かしめ金具を収容する偏平形状の金具溝が形成されている。そこで、コネクタをその外側に設けたネジを用いて、端子部材の装着部に螺合する。その後、ケーブルを引いて、かしめ金具を金具溝に挿入した後、コネクタの外側端に形成された突出部とケーブル固定部材とを螺合すれば、ケーブル固定部材を回転させた場合でも、ケーブルが回転することはなく、これに接続するリード線も、ねじれて断線することがない。
特開2004−125473号公報(図1参照)
しかしながら、この特許文献1に記載のものでは、完成後にケーブルをコネクタの貫通孔に押しこむようにすると、かしめ金具が金具溝から容易に離脱してしまう。
するとその後には、使用時のケーブルのねじれやケーブルの延伸方向に加わる力などが、装着部内のケーブルやリード線に伝わり、リード線が断線したり、超音波振動子との接続が外れるなどの不具合を生じやすくなる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、超音波センサ素子を用いた超音波流量検出器について、その製造における閉塞部材の螺合段階及び使用段階のいずれにおいても、超音波流量検出器内での、超音波センサ素子に接続した接続配線の回転や延伸方向の移動を防止して、接続配線の断線や超音波センサ素子との接続が外れる不具合の発生を防止した超音波流量検出器を提供することを目的とする。また、このような超音波流量検出器を用いた超音波流量計を提供することを目的とする。
その解決手段は、流体が流通する流通路であって、少なくともこの流通路の一部に、上記流体の流量を計測する計測流通路を含む流通路をなし、樹脂からなる流量検出器本体と、上記計測流通路を挟んで互いに対向して配置された一対の超音波センサ素子と、を備える超音波流量検出器であって、上記流量検出器本体は、上記超音波センサ素子をそれぞれ収容する一対のセンサ収容室をなす一対の収容部を有してなり、上記一対のセンサ収容室のうち、少なくともいずれかは、上記超音波センサ素子のほか、この超音波センサ素子に接続し、上記超音波流量検出器の外部まで延伸してなる接続配線と、上記接続配線のうち、延伸方向の一部である被固着部に固着され、自身の外形が上記延伸方向に延びる軸線の周りに回転対称の回転体でない非回転体形状である被制限部材と、上記被制限部材と係合して、この被制限部材の上記軸線周りの回転及び上記延伸方向の移動を防止する移動防止部材と、を収容し、上記移動防止部材とは別体であり、螺合により上記センサ収容室を閉塞する閉塞部材で閉塞されてなる超音波流量検出器である。
この超音波流量検出器では、接続配線の被固着部に固着した被制限部材が、移動防止部材に係合することで、この被制限部材の軸線周りの回転及び延伸方向への移動が防止されている。従って、この被制限部材が固着した、センサ収容部内の接続配線についても、回転(ねじり)や延伸方向への移動が制限される。
このため、超音波流量検出器の外部に位置する接続配線を、捻ったり、あるいは延伸方向に引っ張ったり押したりしても、センサ収容室内において、接続配線が移動して、断線したり超音波センサ素子との接続が外れる不具合を生じない。かくして、信頼性の高い超音波流量検出器とすることができる。
しかも、この移動防止部材は、閉塞部材とは別体とされているので、閉塞部材をセンサ収容室に螺合させる場合にも、被制限部材及びこれが固着した接続配線の回転や延伸方向の移動を防止できるため、閉塞部材の螺合の際に、接続配線自身が共回りして捻れて、断線したり、超音波センサ素子との接続が外れる不具合を生じないため、この点でも、信頼性の高い超音波流量検出器とすることができる。
なお、被制限部材は、移動防止部材に係合するほか、螺合された閉塞部材にも係合する形態としていても良い。
流量検出器本体は、樹脂、金属、セラミックス等の材質を用い、或いはこれらを適宜の部材として用いて良い。なお特に、不純物の混入や流体との反応等を考慮して、全体をテフロン(登録商標)などのフッ素樹脂で形成するのが好ましい。
超音波センサ素子は、計測流通路内に露出していても良いし、流量検出器本体をなす樹脂や金属が介在するなど、計測流通路内に露出していなくても良い。
また、接続配線は、複数のリード線であっても良いし、これらを束ねた複合線であっても、同軸線であっても良い。また、たとえば、超音波センサ素子には複数のリード線を接続する一方、センサ収容室内において、同軸線の芯線あるいは編組と各リード線をそれぞれハンダ付けや接続端子部材で接続して、この同軸線を外部に延伸させても良い。この場合には、被固着部を同軸線中に設ける、つまり、被固着部よりも超音波センサ素子側で、同軸線と各リード線とを接続する形態とするのが好ましい。外部に延出した同軸線を引っ張る等しても、同軸線(接続配線)に固着されて被制限部材が移動防止部材に係合しているので、同軸線とリード線の接続部分に力が加わることがないからである。
さらに、被制限部材は、接続配線の被固着部に固着されている。その固着の手法としては、カシメ、接着などが挙げられる。接続配線の被覆にフッ素樹脂など接着の難しい材料を用いている場合には、金属スリーブなどの金属材をカシメ変形させた被制限部材とするのが好ましい。
また、被制限部材は、非回転体形状とされている。具体的には、たとえば、金属からなる円筒体を押し潰すカシメ変形により形成した、概略、断面長円の筒体が挙げられる。その他、移動防止部材との係合による回転及び延伸方向の移動防止を考慮して、移動防止部材の形態と適合する形態とすればよい。
またさらに、移動防止部材は、被制限部材と互いに係合して、被制限部材の回転及び移動を防止する。その係合の手法としては、たとえば、移動防止部材に収容凹部を設けて、被制限部材の一部を、あるいは、被制限部材及び接続配線のうち被固着部とその近傍を収容すると共に、この収容凹部と被制限部材との係合により、被制限部材の回転及び延伸方向の移動を防止する形態が挙げられる。そのほか、被制限部材に設けた突起部が移動防止部材に係合することで、被制限部材の回転や移動を防止する形態としたり、被制限部材に設けた凹部、切り欠き部などに係合する凸部を移動防止部材に設けて、被制限部材の回転や移動を防止する形態とすることもできる。
また、閉塞部材は、螺合によりセンサ収容室を閉塞する。その形態としては、閉塞部材に雄ねじを形成する一方、センサ収容室に雌ネジを形成してこれに螺合させるほか、収容部の外周に雄ねじを形成する一方、閉塞部材に雌ネジを形成して螺合させても良い。
さらに、上述の超音波流量検出器であって、前記移動防止部材は、前記被制限部材の少なくとも一部を収容する収容凹部であって、上記被制限部材とこの収容凹部との係合により、上記被制限部材の前記軸線周りの回転及び前記延伸方向の移動を防止する形態の収容凹部を有する超音波流量検出器とすると良い。
この超音波流量検出器では、移動防止部材に収容凹部を有しており、この収容凹部に被制限部材の一部または全部を収容することで、センサ収容室内における被制限部材の位置を容易に決めることができる。このため、センサ収容室内において、この被制限部材のみならず、これが固着している接続配線を適切に配置することができる。
さらに、上述の超音波流量検出器であって、前記移動防止部材の収容凹部は、前記被制限部材のほか、前記接続配線のうち前記被固着部とその近傍部位を収容する収容凹部である超音波流量検出器とすると良い。
この超音波流量検出器では、収容凹部に、被制限部材のみならず、接続配線のうち被固着部とその近傍部位を収容する。このため、センサ収容室内における、被制限部材の位置のみならず接続配線の被固着部とその近傍部位の位置をも決めることができるから、センサ収容室内において、より適切に接続配線を配置できる。
さらに、上述のいずれか1項に記載の超音波流量検出器であって、前記移動防止部材は、前記閉塞部材に対向する閉塞部材対向面をなす対向部を有し、前記収容凹部は、上記対向部に形成されてなり、前記被制限部材は、上記移動防止部材のうち上記対向部に係合して、前記軸線周りの回転及び前記延伸方向の移動が防止されてなる超音波流量検出器とすると良い。
この超音波流量検出器では、被制限部材が、閉塞部材対向面をなす対向部に係合している。このため、閉塞部材をセンサ収容室に螺合する際には、この対向部に係合している被制限部材及び接続配線のうちの被固着部やその付近の部位の配置や様子を確認してから螺合することができる。従って、確実に被制限部材を移動防止部材に係合させた、信頼性の高い超音波流量検出器とすることができる。
さらに上述の超音波流量検出器であって、前記接続配線は、前記移動防止部材と前記閉塞部材の間を通り、前記流量検出器本体の収容部を貫通して外部に延出してなる超音波流量検出器とすると良い。
この超音波流量検出器では、接続配線が、閉塞部材を貫通することなく、移動防止部材と閉塞部材の間を通り、流量検出器本体の収容部を貫通して外部に延出している。このため、閉塞部材をセンサ収容室に螺合する際、接続配線が共回りすることが無い。また、接続配線が閉塞部材を貫通していないので、閉塞部材を容易に螺合できる。さらに、被制限部材及び接続配線のうちの被固着部やその付近の部位の配置や様子を容易に確認でき、その後に、閉塞部材を螺合することができる。かくして、さらに確実に被制限部材を移動防止部材に係合させた、より信頼性の高い超音波流量検出器とすることができる。
さらに他の解決手段は、上述のいずれか1項に記載の超音波流量検出器と、この超音波流量検出器の前記超音波センサ素子を駆動して、前記計測流通路における前記流体の流量を計測する駆動計測装置と、を備える超音波流量計である。
この超音波流量計では、前述の超音波流量検出器を用いているので、この超音波流量検出器内における接続配線の断線や超音波センサ素子との接続外れ等の不具合を生じ難く、信頼性の高い超音波流量計とすることができる。
実施形態1にかかる超音波流量計を示す図である。 実施形態1にかかる超音波流量検出器を示す部分破断断面図である。 実施形態1にかかる超音波流量検出器のうち、図2におけるIII部拡大断面図である。 実施形態1にかかる超音波流量検出器のうち、図3におけるIV−IV部矢視断面図である。 実施形態1にかかる超音波流量検出器のうち、ネジ形蓋(閉塞部材)を除去した状態での、図3におけるV部矢視図である。 実施形態1の超音波流量検出器に用いる移動防止部材にかかり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(a)におけるVI−VI部矢視断面図である。 実施形態2及び変形形態1にかかる超音波流量検出器(超音波流量計)を示す図である。 実施形態2にかかる超音波流量検出器のうち、図7におけるVIII部拡大断面図である。 実施形態2にかかる超音波流量検出器のうち、図8におけるIX−IX部矢視拡大断面図である。 実施形態2の超音波流量検出器に用いる移動防止部材にかかり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 変形形態1にかかる超音波流量検出器のうち、図7におけるXI部拡大断面図である。 変形形態1にかかる超音波流量検出器のうち、図11におけるXII−XII部矢視拡大断面図である。 変形形態1の超音波流量検出器に用いる第1移動防止部材にかかり、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)はXIII−XIII部矢視断面図である。 変形形態1の超音波流量検出器に用いる第2移動防止部材にかかり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
(実施形態1)
本発明にかかる、超音波流量検出器及びこれを用いた超音波流量計の第1の実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
図1に示す本実施形態1の超音波流量計100は、計測対象の流体LQが流通する経路の一部に挿入する超音波流量検出器120と、駆動計測装置110からなり、この超音波流量検出器120内に配置した送波部122内の圧電素子141(図3等参照)を駆動し、超音波を計測流通路131S(図2参照)中の流体LQを媒体として伝搬させ、受波部123内の圧電素子141の出力を計測し、この出力から流体LQの流量を測定する流量計である。
即ち、この超音波流量計100は、超音波流量検出器120と、この超音波流量検出器120内の圧電素子141を駆動して、計測流通路131Sにおける流体LQの流量を計測する駆動計測装置110とからなる。
このうち、図2に示す超音波流量検出器120は、大別すると、流体LQが流通する流通部121と、超音波を送波する送波部122と、超音波を受波する受波部123とからなる。また、この超音波流量検出器120は、テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂からなる流量検出器本体130と、この流量検出器本体130のセンサ収容室135Sに収容されたセンサユニット141,141等の部材とからなる。
このうち、流量検出器本体130は、流体LQが流れる流通路131Rをなす流通部131と、圧電素子141等を収容するセンサ収容室135Sを構成する一対の収容部135,135とからなる。本実施形態1では、流通部131において、流通路131Rは、コ字状に折れ曲がって形成されており、このうち、中央の直線部分は、前述したように、流体LQに超音波を伝搬させる計測流通路131Sとされている。
次いで、収容部135のセンサ収容室135S内に収容された各部材及びその配置について、図3〜図5を参照して説明する。図3は、図2のうちIII部拡大断面図である。また、図4は、図3のIV−IV部矢視断面図である。さらに、図5は、ネジ形蓋170を除いた状態での、図3のV部矢視図である。なお、送波部122における収容部135について説明するが、受波部123の収容部135も同様である。
まず、センサユニット140について説明する。このセンサユニット140は、圧電セラミックスからなる円板状の圧電素子141、その前面(図中左側)に配置された音響整合層142、金属からなり、圧電素子141の側方(図中、上下方向)及び後方(図中右側)を囲むハウジング143、ゴム製のOリング144、及び、圧電素子141に接続されたフッ素樹脂被覆のリード線145,145からなる。このセンサユニット140は、センサ収容室135Sの底面135SSに、その前面(音響整合層142)が圧接するように、保持バネ147を介して、リング状の押さえ金具148によって付勢されている。なお、この押さえ金具148は、センサ収容室135Sの内壁に形成された第1雌ネジ部136と螺合している。
このように配置しているので、一対の圧電素子141,141は、計測流通路131Sを挟んで互いに対向して配置されている。
リード線145は、この押さえ金具148の中央の貫通孔148Hを通って、後方(図中右側)に引き出されている。さらに、これらのリード線145は、同軸ケーブル150の芯線及び編組とそれぞれ半田付け部146において半田付けにより接続されている。この同軸ケーブル150もフッ素樹脂被覆されている。この同軸ケーブル150は、収容部135の側方から突出する筒状のケーブル保持部138のケーブル挿通孔138Hに挿通されて、外部に延出している。
さらに、この同軸ケーブル150のうち、金具カシメ部150Kには、係合金具155がカシメ固定されて、断面略長円形状で筒形とされている。従って、この係合金具155は、金具カシメ部150Kにおける同軸ケーブル150の延伸方向ET(図中、上下方向)を軸線AXとした場合の回転体ではない、非回転体形状となっている。
本実施形態1では、この係合金具155のほか、同軸ケーブル150のうち、金具カシメ部150K及びこの両隣に隣在する隣在部150Lも、固定部材160の収容凹部160Rに収容されている。この固定部材160は、フッ素樹脂からなり、図6に示すように、平面視、半円形状を有し、後述するネジ形蓋170に対向する蓋対向面164を構成する対向部163に、収容凹部160Rが凹設されている。
さらに、センサ収容室135Sは、ネジ形蓋170によって閉塞されている。具体的には、センサ収容室135Sの開口付近に形成した第2雌ネジ部137と、ネジ形蓋170の外周に形成した雄ネジ部171とを螺合している。このため、収容凹部160Rも、ネジ形蓋170によって蓋をされた状態となっている。
この収容凹部160Rは、図5及び図6(a)を参照すると容易に理解できるように、平面視すると、係合金具155を収容する部分が、同軸ケーブル150の隣在部150Lを収容する部分よりも、幅広となっている。それ故、この流量検出器本体130の外部に延出している同軸ケーブル150を、延伸方向ET(図中、上下方向)に押したり引いたりして移動させようとした場合でも、係合金具155が収容凹部160Rに係合するため、この係合金具155が固着している同軸ケーブル150の延伸方向ETの移動も、ごくわずかな量に制限されている。即ち、移動が防止されている。
また、係合金具155は、非回転体形状である断面長円形状とされているので、図4を参照すると容易に理解できるように、この流量検出器本体130の外部に延出している同軸ケーブル150を軸線AXの周りに回転させようとした場合(捻ろうとした場合)でも、係合金具155が収容凹部160R及びネジ形蓋170に係合する。このため、この係合金具155が固着している同軸ケーブル150の軸線AX周りの回転も、ごくわずかな量に制限される。即ち、回転が防止されている。
このように、本実施形態1の超音波流量検出器120及びこれを用いた超音波流量計100では、同軸ケーブル150の金具カシメ部150Kに固着した係合金具155が、固定部材160に係合することで、この係合金具155の軸線AX周りの回転及び延伸方向ETへの移動が防止されている。従って、この係合金具155が固着した、センサ収容部135S内の同軸がーブル150及びリード線145についても、回転(ねじり)や延伸方向ETへの移動を制限される。
このため、超音波流量検出器120の外部に位置する同軸ケーブル150を、捻ったり、あるいは延伸方向ETに引っ張ったり押したりしても、センサ収容室135S内において、同軸ケーブル150及びリード線145が移動して、断線したり圧電素子141との接続が外れる不具合を生じない。かくして、信頼性の高い超音波流量検出器120及び超音波流量計100とすることができる。
しかも、この固定部材160は、ネジ形蓋170とは別体とされているので、ネジ形蓋170をセンサ収容室135Sに螺合させる場合にも、係合金具155及びこれが固着した同軸ケーブル150及びリード線145の回転や延伸方向ETの移動を防止できるため、ネジ形蓋170の螺合の際に、同軸ケーブル150及びリード線145自身が共回りして捻れて、断線したり、圧電素子141との接続が外れる不具合を生じない。このため、この点でも、信頼性の高い超音波流量検出器120とすることができる。
さらに、係合金具155が固定部材160に係合することで、係合金具155及びこれが固着した同軸ケーブル150及びリード線145は、延伸方向ETへの移動も防止されている。
しかもこの超音波流量検出器120では、固定部材160に収容凹部160Rを有しており、この収容凹部160Rに係合金具155を収容することで、センサ収容室135S内における係合金具155の位置を容易に決めることができる。このため、センサ収容室135S内において、この係合金具155のみならず、これが固着している同軸ケーブル150を適切に配置することができる。
またこの超音波流量検出器120では、収容凹部160Rに、係合金具155のみならず、同軸ケーブル150のうち金具カシメ部150Kとその近傍の隣在部150Lを収容する。このため、センサ収容室135S内における、係合金具155の位置のみならず同軸ケーブル150の金具カシメ部150Kとその近傍の隣在部150Lの位置をも決めることができるから、センサ収容室135S内において、より適切に同軸ケーブル150及びリード線145を配置できる。
さらに、この超音波流量検出器120では、係合金具155が、蓋対向面164をなす対向部163に係合している。このため、ネジ形蓋170を螺合する際には、この対向部163に係合している係合金具155及び同軸ケーブル150のうちの金具カシメ部150Kやその付近の部位の配置や様子を確認してから螺合することができる。従って、確実に係合金具155を固定部材160に係合させた、信頼性の高い超音波流量検出器120及び超音波流量計100とすることができる。
その上、この超音波流量検出器120では、同軸ケーブル150が、ネジ形蓋170を貫通することなく、固定部材160とネジ形蓋170の間を通り、流量検出器本体130の収容部135を貫通して外部に延出している。このため、ネジ形蓋170をセンサ収容室135Sに螺合する際、同軸ケーブル150が共回りすることが無い。また、同軸ケーブル150がネジ形蓋170を貫通していないので、このネジ形蓋170を容易に螺合できる。さらに、係合金具155及び同軸ケーブル150のうちの金具カシメ部150Kやその付近の部位の配置や様子を容易に確認でき、その後に、ネジ形蓋170を螺合することができる。かくして、さらに確実に係合金具155を固定部材160に係合させた、より信頼性の高い超音波流量検出器120及び超音波流量計100とすることができる。
次いで、超音波流量検出器120の製造方法について説明する。流量検出器本体130のセンサ収容室135S内に、センサユニット140を挿入し、保持バネ147を介して、螺挿した押さえ金具148でセンサユニット140を前方(図中左側)に付勢する。一方、同軸ケーブル150をケーブル保持部138のケーブル挿通孔138Hを通す。その後、金具カシメ部150Kに、カシメ変形させる前(円筒状)の係合金具を位置させ、これをカシメ変形させて、係合金具155を形成するとともに、係合金具155を同軸ケーブル150の金具カシメ部150Kに固着する。
リード線145と同軸ケーブル150の芯線及び編組とを、半田付けにより半田付け部146で接続する。その後、係合金具155及び同軸ケーブル150の隣在部150Lを固定部材160の収容凹部160R内に収容する。次いで、ネジ形蓋170をセンサ収容室135Sに螺挿して、これを閉塞する。ケーブル保持部138にケーブル保持キャップ139を螺合させて、超音波流量検出器120を完成する。
その後、同軸ケーブル150の端子を駆動計測装置110に接続して、超音波流量計100とする。
(実施形態2)
次いで、本発明の第2の実施形態について、図7〜図10を参照して説明する。
前述した実施形態1では、収容部135にケーブル保持部138を設けて、同軸ケーブル150を、ネジ形蓋170を貫通することなく、固定部材160とネジ形蓋170の間を通り、流量検出器本体130の収容部135のケーブル保持部138に設けたケーブル挿通孔138Hを貫通して外部に延出する形態とした。
これに対し、本実施形態2では、後述するネジ形蓋270にケーブル保持部238を設け、このネジ形蓋270を同軸ケーブル250が貫通する形態にされている点、固定部材260の外形を正方形とした点で異なる。そこで、本実施形態2では、実施形態1と異なる部分を中心に説明し、同様な部分については、説明を省略或いは簡略化する。
図7に示す本実施形態2の超音波流量計200は、超音波流量検出器220と、実施形態1と同様の駆動計測装置110(図1参照)とからなり、この超音波流量検出器220内に配置した送波部222内の圧電素子141(図8等参照)を駆動し、超音波を計測流通路231S(図7参照)中の流体を媒体として伝搬させ、受波部223内の圧電素子141の出力を計測し、この出力から流体の流量を測定する流量計である。
このうち、図7に示す超音波流量検出器220は、大別すると、流体が流通する流通部221と、超音波を送波する送波部222と、超音波を受波する受波部223とからなる。また、この超音波流量検出器220も、フッ素樹脂からなる流量検出器本体230と、この流量検出器本体230のセンサ収容室235Sに収容されたセンサユニット141,141等の部材とからなる。
このうち、流量検出器本体230は、実施形態1と同様形態で流体が流れる流通路231Rをなす流通部231と、圧電素子141等を収容するセンサ収容室235Sを構成する一対の収容部235,235とからなる。本実施形態2でも、流通部231において、コ字状の流通路231Rのうち、中央の直線部分は、流体に超音波を伝搬させる計測流通路231Sとされている。
次いで、収容部235のセンサ収容室235S内に収容された各部材及びその配置について、図8を参照して説明する。この図8は、図7のうちVIII部拡大断面図である。また、図9は、図8のIX−IX部矢視断面図である。
センサ収容室235Sに収容されている、センサユニット140は、実施形態1と同様であるので、説明を省略する。このセンサユニット140は、センサ収容室235Sの底面235SSに、音響整合層142が圧接するように、保持バネ147を介して、リング状の押さえ金具148によって付勢されている。押さえ金具148は、センサ収容室235Sの内壁に形成された第1雌ネジ部236と螺合している。
また、リード線145は、押さえ金具148の中央の貫通孔148Hを通って、後方(図中右側)に引き出され、実施形態1と同様の同軸ケーブル250の芯線及び編組とそれぞれ半田付け部146で半田付けにより接続されている。同軸ケーブル250は、実施形態1とは異なり、センサ収容部235Sを閉塞するネジ形蓋270に設けた筒状のケーブル保持部238のケーブル挿通孔238Hに挿通されて、外部に延出している。
また、実施形態1と同じく、この同軸ケーブル250のうち、金具カシメ部250Kにも、係合金具255がカシメ固定されて、断面略長円形状で筒形とされている。従って、この係合金具255も、金具カシメ部250Kにおける同軸ケーブル250の延伸方向ET(図8中、左右方向)を軸線AXとした場合に回転体ではない、非回転体形状となっている。
本実施形態2でも、この係合金具255のほか、同軸ケーブル250のうち、金具カシメ部250Kも、固定部材260の収容凹部260Rに収容されている。この固定部材260は、フッ素樹脂からなる点では実施形態1と同様であるが、図10に示すように、正方形板状とされている。なお、ネジ形蓋270に対向する蓋対向面264を構成する対向部263に、収容凹部260Rが凹設されている点は同様である。
さらに、センサ収容室235Sは、実施形態2と同様、ネジ形蓋270によって閉塞されている。具体的には、センサ収容室235Sの開口付近に形成した第2雌ネジ部237と、ネジ形蓋270の外周に形成した雄ネジ部271とを螺合している。このため、収容凹部260Rも、ネジ形蓋270によって蓋をされた状態となっている。さらに、収容部235のうち、第1雌ネジ部236と第2雌ネジ部237の間には、上述した正方形板状の固定部材260を嵌合して収容する正方形孔状の嵌合部234を有している。
この収容凹部260Rは、図8、図9及び図10を参照すると容易に理解できるように、平面視すると、係合金具255を収容する部分が、同軸ケーブル250の隣在部250Lを収容する部分よりも、図8において上下方向に幅広となっている。さらに、ネジ形蓋270に形成したケーブル挿通孔238Hよりも幅広となっている。このため、この流量検出器本体230の外部に延出している同軸ケーブル250を、延伸方向ET(図中、左右方向)に押したり引いたりして移動させようとした場合でも、係合金具255が収容凹部260R及びネジ形蓋270に係合するため、この係合金具255が固着している同軸ケーブル250の延伸方向ETの移動も、ごくわずかな量に制限されている。即ち、移動が防止されている。
また、係合金具255は、断面長円形状とされているので、図9を参照すると容易に理解できるように、この流量検出器本体230の外部に延出している同軸ケーブル250を軸線AXの周りに回転させようとした場合(捻ろうとした場合)でも、係合金具255が収容凹部260Rに係合する。このため、この係合金具255が固着している同軸ケーブル250の軸線AX周りの回転も、ごくわずかな量に制限される。即ち、回転が防止されている。なお、正方形板状の固定部材260は、収容部235の嵌合部234に嵌合して収容されて、この収容部235に、軸線AX周りに回転不能に保持されている。このため、同軸ケーブル250を軸線AX周りに回転させた場合に、係合金具255と共に固定部材260が共回りすることはない。
このように、本実施形態2の超音波流量検出器220及びこれを用いた超音波流量計200でも、同軸ケーブル250の金具カシメ部250Kに固着した係合金具255が、固定部材260に係合することで、この係合金具255の軸線AX周りの回転及び延伸方向ETへの移動が防止されている。従って、この係合金具255が固着した、センサ収容部235S内の同軸ケーブル250及びリード線245についても、回転(ねじり)や延伸方向ETへの移動が制限される。
このため、超音波流量検出器220の外部に位置する同軸ケーブル250を、捻ったり、あるいは延伸方向ETに引っ張ったり押したりしても、センサ収容室235S内において、同軸ケーブル250及びリード線145が移動して、断線したり圧電素子141との接続が外れる不具合を生じない。かくして、信頼性の高い超音波流量検出器220及び超音波流量計200とすることができる。
しかも、この固定部材260は、ネジ形蓋270とは別体とされている。このため、ネジ形蓋270をセンサ収容室235Sに螺合させる場合にも、係合金具255及びこれが固着した同軸ケーブル250及びリード線145の回転や延伸方向ETの移動を防止できるため、ネジ形蓋270の螺合の際に、同軸ケーブル250及びリード線145自身が共回りして捻れて、断線したり、圧電素子141との接続が外れる不具合を生じない。かくして、この点でも、信頼性の高い超音波流量検出器220とすることができる。
また実施形態2の超音波流量検出器220でも、固定部材260に収容凹部260Rを有しており、これに係合金具255を収容させることで、センサ収容室235S内における係合金具255の位置を容易に決めして、センサ収容室235S内における係合金具255のみならず、同軸ケーブル250を適切に配置することができる。
さらに、この超音波流量検出器220でも、係合金具255が、蓋対向面264をなす対向部263に係合している。このため、ネジ形蓋270を螺合する際、対向部263に係合している係合金具255及び同軸ケーブル250の金具カシメ部250Kやその付近の部位の配置や様子を確認してから螺合できる。従って、確実に係合金具255を固定部材260に係合させた、信頼性の高い超音波流量検出器220及び超音波流量計200とすることができる。
その他、実施形態1と同様な部分は、この実施形態1と同様の作用効果を奏する。
本実施形態2の超音波流量検出器220の製造方法について説明する。
流量検出器本体230のセンサ収容室235S内に、実施形態1と同様に、センサユニット140を挿入して、保持バネ147を介して、螺挿した押さえ金具148でセンサユニット140を前方(図中左側)に付勢する。一方、同軸ケーブル250をケーブル保持部238のケーブル挿通孔238Hを通す。その後、金具カシメ部250Kに、カシメ変形させる前(円筒状)の係合金具を位置させ、これをカシメ変形させて、係合金具255を形成するとともに、係合金具255を同軸ケーブル250の金具カシメ部250Kに固着する。
リード線145と同軸ケーブル250とを、半田付け部146で接続する。その後、係合金具255及び同軸ケーブル250の隣在部250Lを固定部材260の収容凹部260R内に収容する。次いで、ネジ形蓋270をセンサ収容室235Sに螺挿して、これを閉塞する。ケーブル保持部238にケーブル保持キャップ239を螺合させて、超音波流量検出器220を完成する。
その後、同軸ケーブル250の端子を駆動計測装置110に接続して、超音波流量計200とする。
(変形形態1)
次いで、実施形態2の変形形態について、図11〜図14を参照して説明する。
本変形形態1は、上述の実施形態2とほぼ同一形状であるが、固定部材360を、第1固定部材361と第2固定部材362の2部材で構成し、これらで収容凹部360Rを形成した点、固定部材360の外形を楕円板状とした点で異なる。従って、異なる部分を説明し、同様な部分については説明を省略あるいは簡略化する。
図11は、図7に示す本変形形態1の超音波流量計300の超音波流量検出器320のうち、XI部拡大断面図である。実施形態2では、正方形板状の固定部材260を用いていた。これに代えて、本変形形態1では、この図11〜図14(特に、図12)を参照すれば容易に理解できるように、固定部材360は、全体として楕円板状とされ、しかも、略2/3楕円柱状の第1固定部材361と、略1/3楕円柱状の第2固定部材362とから形成されている。
さらに、収容部335のうち、第1雌ネジ部336と第2雌ネジ部337との間には、上述した楕円板状の固定部材360を嵌合して収容する楕円孔状の嵌合部334を有している。
図13に示すように、この第1固定部材361の対向面361Pには、実施形態2と同様に、係合金具255及び同軸ケーブル250の金具カシメ部250K及び隣在部250Lを収容する収容凹部361Rが凹設されている。一方、図14に示すように、第2固定部材362の対向面362Pは、平面とされている。そして、本変形形態1の超音波流量検出器320では、収容凹部361R内に、係合金具255及び同軸ケーブル250の金具カシメ部250K及び隣在部250Lを収容させた状態で、対向面361Pと362Pとを対向させるように、第1固定部材361と第2固定部材362とを配置して、これらをセンサ収容室335S内に挿入し嵌合部334で固定している。このため、実施形態1,2とは異なり、ネジ形蓋370の有無にかかわらず、収容凹部361Rは、第2固定部材362の対向面362Pによって対向面361P側から閉塞されている。このため、ネジ形蓋370を螺合する際の回転に影響を受けることなく、同軸ケーブル250を保持することができる。なお、楕円板状の固定部材360は、収容部335の嵌合部334に嵌合して収容されて、この収容部335に、軸線AX周りに回転不能に保持されている。このため、同軸ケーブル250を軸線AX周りに回転させた場合に、係合金具255と共に固定部材360が共回りすることはない。
そのほか、実施形態2と同様の部分は、同様の効果を奏する。
以上において、本発明を実施形態1,2及び変形形態1に即して説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態1では、係合金具155として、断面長円形状で円筒状にカシメられた金具を例示したが、カシメ後の形態は、これに限定されない。また、接着等によって係合金具などの被制限部材を、同軸ケーブルなどの接続配線に固着しても良い。
100,200,300 超音波流量計
110 駆動計測装置
120,220,320 超音波流量検出器
121,221 流通部
122,222,322 送波部
123,223,323 受波部
130,230,330 流量検出器本体
131,231 流通部
131R,231R 流通路
131S,231S 計測流通路
135,235,335 収容部
135S,235S,335S センサ収容室
135SS,235SS (センサ収容室の)底面
136,236,336 第1雌ネジ部
137,237,337 第2雌ネジ部
138,238 ケーブル保持部
138H,238H ケーブル挿通孔
139,239 ケーブル保持キャップ
234,334 嵌合部
140 センサユニット
141 圧電素子(超音波センサ素子)
142 音響整合層
143 ハウジング
144 Oリング
145 リード線(接続配線)
146 半田付け部
147 保持バネ
148 押さえ金具
148H 貫通孔
150,250 同軸ケーブル(接続配線)
150K,250K 金具カシメ部(被固着部)
150L,250L 隣在部(近傍部位)
155,255 係合金具(被制限部材)
160,260,360 固定部材(移動防止部材)
361 第1固定部材(移動防止部材)
362 第2固定部材(移動防止部材)
160R,260R,361R 収容凹部
361P,362P 対向面
163,263 対向部
164,264 蓋対向面
170,270,370 ネジ形蓋(閉塞部材)
171,271,371 雄ネジ部
AX 軸線
ET 延伸方向
LQ 流体

Claims (6)

  1. 流体が流通する流通路であって、少なくともこの流通路の一部に、上記流体の流量を計測する計測流通路を含む流通路をなし、樹脂からなる流量検出器本体と、
    上記計測流通路を挟んで互いに対向して配置された一対の超音波センサ素子と、を備える
    超音波流量検出器であって、
    上記流量検出器本体は、上記超音波センサ素子をそれぞれ収容する一対のセンサ収容室をなす一対の収容部を有してなり、
    上記一対のセンサ収容室のうち、少なくともいずれかは、
    上記超音波センサ素子のほか、
    この超音波センサ素子に接続し、上記超音波流量検出器の外部まで延伸してなる接続配線と、
    上記接続配線のうち、延伸方向の一部である被固着部に固着され、自身の外形が上記延伸方向に延びる軸線の周りに回転対称の回転体でない非回転体形状である被制限部材と、
    上記被制限部材と係合して、この被制限部材の上記軸線周りの回転及び上記延伸方向の移動を防止する移動防止部材と、を収容し、
    上記移動防止部材とは別体であり、螺合により上記センサ収容室を閉塞する閉塞部材で閉塞されてなる
    超音波流量検出器。
  2. 請求項1に記載の超音波流量検出器であって、
    前記移動防止部材は、
    前記被制限部材の少なくとも一部を収容する収容凹部であって、上記被制限部材とこの収容凹部との係合により、上記被制限部材の前記軸線周りの回転及び前記延伸方向の移動を防止する形態の収容凹部を有する
    超音波流量検出器。
  3. 請求項2に記載の超音波流量検出器であって、
    前記移動防止部材の収容凹部は、
    前記被制限部材のほか、前記接続配線のうち前記被固着部とその近傍部位を収容する収容凹部である
    超音波流量検出器。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の超音波流量検出器であって、
    前記移動防止部材は、
    前記閉塞部材に対向する閉塞部材対向面をなす対向部を有し、
    前記収容凹部は、上記対向部に形成されてなり、
    前記被制限部材は、上記移動防止部材のうち上記対向部に係合して、前記軸線周りの回転及び前記延伸方向の移動が防止されてなる
    超音波流量検出器。
  5. 請求項4に記載の超音波流量検出器であって、
    前記接続配線は、
    前記移動防止部材と前記閉塞部材の間を通り、前記流量検出器本体の収容部を貫通して外部に延出してなる
    超音波流量検出器。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の超音波流量検出器と、
    この超音波流量検出器の前記超音波センサ素子を駆動して、前記計測流通路における前記流体の流量を計測する駆動計測装置と、を備える
    超音波流量計。
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