JP5388457B2 - 衣類プレス器 - Google Patents

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Description

本発明は片手把持により利用できる電熱式の衣類プレス器に係り、特にケース外殻側の加熱抑制機能を高めた衣類プレス器に関するものである。
従来、ズボンその他の衣類の皺伸ばしを行なう場合には主としてアイロンやズボンプレッサ等が使用されているが、アイロン使用には床面やテーブル面等にアイロン台を利用する必要があり、ズボンプレッサ等は一般に大型で収納や取扱い等について不便を生じる場合があった。
一方、近年では片手把持によって簡便に利用できる電熱式の衣類プレス器が知られており、例えば1対の作動腕をヒンジ部で開閉自在に枢支し、各作動腕間に開方向に付勢するスプリング材を配置し、各作動腕の他端に互いに対向する発熱接触部を配置し、全体形状を手の平に納まる程度に形成した簡易な構成のプレス器等が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2002−028014号公報
簡易利用が可能な衣類プレス器において、加熱機構を備えた構成とする場合には加熱機構を保持する外殻体の先端以外の略全体の温度上昇を抑制し、安全性をより高めることが望まれる。
また、衣類プレス器の一層の利用性向上および構成簡易化等の観点から、少なくとも発熱体からの熱を外殻体の表面側に対して確実に遮断することも求められる。
一方、外殻体の全体に断熱構造を設ける場合には、断熱の必要性がない部分にまで断熱構造を付与することになって過度の温度上昇抑制構造となり、外殻の厚みが増加するなど、構成コンパクト化の要請に反することになる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、加熱抑制が必要な部位に対して温度上昇の抑制を十分に、かつ簡易な構成により効果的に得ることができ、安全性の向上と利用性の向上とを共に発揮することができる衣類プレス器を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明では、開閉可能に連結された1対の本体ケースと、前記各本体ケースの対向面の開閉端側にそれぞれ設けられた1対のプレス用板と、前記1対のプレス用板の少なくともいずれか一方を電熱加熱する発熱体、前記本体ケースの外側に設けられて前記発熱体が配置されている部位を覆って外殻の温度上昇を抑える、前記本体ケースとは別のカバーと、を備えることを特徴とする衣類プレス器を提供する。
本発明によれば、熱板が配置される本体ケースの外殻側に熱板の板面部位を覆うカバーを設けることにより、本体ケースの全体に亘る大掛かりな断熱構造とすることなく、かつ外殻の厚みを余分に増すこともなく外殻部位の加熱抑制を効率よく、かつ確実に行なうことができる。
また、カバーを設ける部位を、熱板が配置される本体ケースの外殻側に設定することで、必要部位のみを効率良く加熱抑制することができる。
したがって、従来技術に比して一層簡易な構成のもとで、外殻体全体に亘って温度抑制を十分に、かつ効果的に得ることができ、利用性の向上と安全性の向上を共に発揮することができ、さらに経済性の向上も図ることができる。
以下、本発明に係る衣類プレス器の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による衣類プレス器を略水平に配置し、斜め下方から見た状態を示す全体斜視図である。
この図1に示すように、衣類プレス器1は外殻体として、1対の互いに対向する略平坦な形状の耐熱樹脂製の本体ケース2,3を備えている。各本体ケース2,3は薄箱状をなしており、互いに対向する面が開口している。また、本体ケース2,3の対向面と反対側の面は、各本体ケース2,3の周縁側から中央側に向い、緩やかな起伏をもって膨らむ湾曲面とされている。
両本体ケース2,3は、幅広な部分(以下、「幅広部」という。)2a,3aと、幅狭な部分(以下、「幅狭部」という。)2b,3bとが緩やかな曲線状の縁辺を介して連続する形状をなしており、幅狭部2b,3b側から幅広部2a,3aに向けて人が片手の第1指と第2指等との間に挟む状態で把持できる構成としてある。
本体ケース2,3の幅狭部2b,3b側の端部は、これらの本体ケース2,3の板面と平行な軸心をもつ支点用の軸4によって回動可能に連結されており、この軸4を中心として、両本体ケース2,3の幅広部2a,3aの端部側が互いに対向する方向に開閉可能に支持されている。なお、以下においては、説明を容易にするため、図1に下側配置で示した一方の本体ケース2を「下側本体ケース2」といい、同図に上側配置で示した他方の本体ケース3を「上側本体ケース3」という。また、本体ケース2,3の開閉端側を「先端側」といい、軸支された側を「後端側」という。
下側本体ケース2の幅広部2aの先端側には、ヒータを内蔵した長方形状をなす電熱型の衣服プレス用の熱板5が設けてある。一方、上側本体ケース3の幅広部3aの先端側には、熱板5と略同形状でかつ同一面積の長方形状をなすプレス板6が設けてある。そして、熱板5とプレス板6とは、下側本体ケース2と上側本体ケース3とを軸4を支点として閉方向に回動することにより、互いに対向する面を接合することでき、また逆に開方向に回動することにより、互いに対向する面を離間させて対向する面を開口することができるようになっている。なお、軸4は下側本体ケース2の後端側内部に同一軸心上で1対配置されており、各軸4の軸方向外側にはキャップ4aがそれぞれ装着されている。
なお、プレス板6はヒータをもたない非加熱構造とされており、被服へのプレス用の加圧力のみを付与する構成とされている。この構成のもとで、熱板5が配置された下側本体ケース2の外殻側に、熱板5の板面部位を覆う下側本体ケース2とは別のカバー7が設けられている。このカバー7には、下側本体ケース2の先端側に位置して複数の細長い小孔からなる多数の通気孔8が一列配置で穿設されている。また、カバー7の周囲には、下側本体ケース2との間を空気が流通し得る隙間9が形成されている。そして、この隙間9が後述する通風路とされている。
さらに、上下側本体ケース2,3の軸支端側には、電源コード10がコードホルダ10aを介して接続されている。なお、電源コード10については図2以下において、本体ケース2,3内の構成を簡明にするため図示を省略し、末尾の図8に回路構成を示してある。
図2は、下側本体ケース2の分解斜視図であり、図1に示した下側本体ケース2の構成部品を略水平状態として斜め上方から見た状態を示している。
この図2に示すように、下側本体ケース2は上面が開口する薄箱状の下側ケース体11と、この下側ケース体11の両側部にそれぞれ接合される横カバー12,13と、上述のカバー7とを備えている。
下側ケース体11は、その周縁部に上述の幅広部2aと幅狭部2bとに沿う形状の底壁14と、この底壁14の周縁から立上る周壁15と有している。そして、周壁15の内面側には、下側ケース体11の先端側の周壁15に沿って底壁14から一体に内側壁16が立設してある。この内側壁16は、下側ケース体11の周壁15の先端部15aと両側部15b,15cとに沿う三面の壁16a,16b,16cを有している。さらに、内側壁16は三面の壁15a,15b,15cの両側部分からそれぞれ下側ケース体11の壁面に沿って内方に向って伸びた後、向きを略直角に変えて周壁15側に伸び、柱状構成部18となって下側本体ケース2と一体に構成されている。
この柱状構成部18と、三面の壁16a,16b,16cとにより、下側ケース体11内の先端側に平面視で略長方形状の領域17が形成される。この領域17は上述の熱板5を収容し得る面積を有する設定としてあり、この領域17内に熱板5が固定配置される。
領域17の後方には、熱板5等を固定するための例えば1対の短円筒状の基台19が底壁14上に設けられている。
また、下側本体ケース2の内部には、その内部空間を、熱板5が設けられる領域17と、下側本体ケース2の開閉支点側の領域20とに区画する横長な縦板状の熱遮蔽壁21aが下側本体ケース2上に配置されている。この熱遮蔽壁21aを設けることにより、下側本体ケース2の内部において、熱板5が設けられる領域17と、下側本体ケース2の開閉支点側の領域20とが区画され、両領域17,20間の熱の移動を遮断することができ、熱板5の奥側に設置される構造物、電装部品、外殻側の温度上昇を抑えることができる。
また、柱状構成部18の左右の後方には、柱状構成部18よりも背の高い第2の熱遮蔽壁21b,21bが設けてある。これらの熱遮蔽壁21a,21b,21bを設けることにより、熱の移動を遮断するとともに、熱の吸収性を高め、熱板5の後方に設置される構造物、電装部品、外殻側の温度上昇を効率よく、かつ確実に抑えることができる。
下側本体ケース2の開閉支点側の領域20には、後述する電源スイッチのロック機構を受けるロック受け22、スプリングを受けるためのスプリング受け23、および軸4を受けるための軸受24等が設けられている。
一方、下側本体ケース2の先端側には、熱板5が設けられる領域17を囲む内側壁16(16b,16c)と、その外側の周壁15(15b,15c)との間に、それぞれ周壁15に沿う空間25が形成されている。この空間25内の空気は内側壁16(16b,16c)と周壁15(15b,15c)との間の伝熱を抑制することができるため、下側本体ケース2の温度上昇を抑えることができる。
また、カバー7は内面である上面側が凹となる湾曲形状を有しており、下側本体ケース2aの下面側との間に間隔を空けて装着される構成となっている。このカバー7の内面である上面側には、アルミニウムその他の金属板または金属テープからなる熱反射部材26が仮想線で示すように固着される。
このように、カバー7に金属板または金属テープからなる熱反射部材26を設けることにより、カバー7の外面側の温度を約3℃低下させることができる。
なお、カバー7の内面には複数のピン状の係止突起27が設けてある。これらの係止突起27はカバー7の前端縁に穿設された通気孔8の付近と後端側とに適宜の間隔を空けて配置されており、各係止突起27はそれぞれ下側本体ケース2に穿設した係止孔28に挿通して係止される。
また、横カバー12,13の内面には、先端に近い配置で1対の鉤形の係止突起29a,29aが鉤部の向きを逆として突設されるとともに、横カバー12,13の前後方向中央部から端側に寄った配置でピン状の係止突起30aが突設されている。これら各横カバー12,13の係止突起29a,29a,30aは、それぞれ下側本体ケース2に設けられた周壁15の幅広部2a側の先端部15aに穿設した係止孔31および周壁15の幅狭部2b付近に穿設した係止孔32にそれぞれ係止される。
次に、図3および図4を参照して、ケース内部品の組立構造、作用等を説明する。図3は、下側本体ケース2および上側本体ケース3を、それらの内部に部品を装着して閉じた状態を示す縦断面図であり、図4は、両本体ケース2,3を開けた状態を示す縦断面図である。
図3および図4に示すように、カバー7の通気孔8は、本体ケース2,3の開閉端側に近接して配置されている。また、下側本体ケース2の底壁14の開閉先端側にはケース内方に向って窪む凹部51が形成されており、これにより下側本体ケース2の外面とカバー7の内面との対向部には間隔50が空く構成となっている。この間隔50により、下側本体ケース2とカバー7との間には空気層が形成される。
すなわち、カバー7に形成した空気層50とカバー7の外面側とが、カバー7の前端側に穿設した多数の通気孔8によって連通されており、衣類プレス時に加熱される空気は、通気孔8を介して前方に排出されるようになっている。
さらに、カバー7の通気孔8は、下側本体ケース2の開閉端側の周壁15の先端部15aに近接して配置されており、この先端部15aはカバー7の外周縁側の湾曲面と略同一の湾曲をなして前方に突出している。すなわち、下部本体ケース2の開閉端側の先端部15aである端縁部が、この端縁部に近接するカバー7の通風路9に沿って外方側に膨出する形状となっている。したがって、下部本体ケース2の先端部15aに近接する通風路9から排出される空気は、下部本体ケース2の開閉端側の先端部15aである端縁部に沿い、前方に向って排出されるようになる。このため、カバー7の外表面側への空気の排出は減少傾向となり、カバー7の加熱抑制が図られる。
なお、カバー7の周辺隙間からなる通風路9のうち、下部本体ケース2の先端と反対側に配置されている通風路9にも連通している。衣類プレス時の姿勢によって上記の条件は異なるが、熱板5側から離間している後部側に配置されている通風路9からは、衣類プレス時に加熱される空気が通風路9を介してカバー7内方への低温空気の流入空気となり易くなる。以上の通気孔8および通風路9による空気の流通により、カバー7の外面温度は約1℃低下させることができる。なお、図3および図4には、カバー7の内面に上述した金属板または金属テープからなる熱反射部材26を熱板5と略対向する配置で固着した構成が具体的に示してある。
また、下側本体ケース2の先端側内部には、熱板5とヒータ押え47との間に発熱体(ヒータ)46を挟んだ重合体が配置され、熱板5とヒータ押え47の後端に設けたL形部分が基台19にネジ57により締結して固定されている。一方、上側本体ケース3の先端側内部にはプレス板6が配置され、このプレス板6の後端が上側本体ケース3にネジ58により締結して固定されている。
プレス板6等の後方では、下側本体ケース2に固定された支持板49に、サーモスタット43が取付けられている。この支持板49の上端には、前方に向って押え片61が一体に突出してあり、押え片61は図4に示すように、本体ケース2,3を互いに開口した場合に上側本体ケース3に設けた係止部材62の上片に当接して回動を停止させ、これにより上側本体ケース3の開口幅の限度を設定する構成となっている。
下側本体ケース2と上側本体ケース3とを連結する他端側の軸4側の近傍には、両ケース2,3の内面に設けたスプリング受け23,52に支持されており、スプリングである圧縮コイルばね48が支持されて、両ケース2,3を開口方向に付勢している。圧縮コイルばね48の前方にはロック受け22が下側本体ケース2から突出しており、このロック受け22の上端にはケース2,3の開閉端側に向って突出する係止部22aが設けられている。
図5は、図4に示した開口状態の両本体ケース2,3を先端側から見た側面図である。この図5に示すように、両本体ケース2,3が開口した状態においては、熱板5とプレス板6との開口隙間の奥側に配置されている前述の左右1対の柱状構成部18,18と、遮熱部材21a,21bと、サーモスタット43の支持板49とによって略全面的に塞がれており、後方に連通するのは押え片61が挿入される開口部63のみとなっている。このような熱遮断構成によって、本体ケース2,3前端側の熱は後方から遮蔽される状態となり、後方への熱移動が効率良く遮断される。
次に、図6および図7も加えて、上側本体ケース3およびその収納部品等の構成を説明する。図6は上側本体ケース3の内面(下面)を示す底面図であり、図7は各構成部品を示す分解斜視図である。
図7に示すように、上側本体ケース3の上壁の中央部には長円形のスイッチ取付け孔33が穿設されており、このスイッチ取付け孔33の先端側に細長溝状のランプカバー取付け孔34が形成されている。スイッチ取付け孔33には電源スイッチボタン35がスイッチ取付け孔33の長手方向に沿ってスライド可能に装着してあり、ランプカバー取付け孔34にはランプカバー36が嵌合固定される。
上側本体ケース3の幅狭部3bの両側壁後端部には、軸4の挿通およびキャップ4aの装着を行なう孔37が形成されている。また、上側本体ケース3側の横カバー38,39には、下側本体ケース2の横カバー12,13と同様に、係止突起29a,29b,30a,30bが設けられ、これらが上側本体ケース3の上側ケース体40の係止孔29b,29b,31等に係止される。
また、スイッチ機構の構成部材として、電源スイッチボタン35を上側ケース体40の内部に支持するボタンカバー41と、電源スイッチボタン35の動作によってオン・オフ操作されるマイクロスイッチ42およびランプ45と、電流制御用のサーモスタット43を備えている。
上側本体ケース3に設けられるプレス板6は、例えばプラスチック樹脂(PET)等の非金属体としてある。これにより、発熱体を設けない側の温度を低く抑えることができる。また、プレス板6には、上下側本体ケース2,3のロックおよび解除操作用の係止部材44が設けられている。
下側本体ケース2に設けられる熱板5は、アルミニウム等の金属板にフッ素樹脂塗装を施したものであり、この熱板5にマイカヒータ等の発熱体46と、ヒータ押え47とを重合し、基台19上に固定される。図中、符号48は、上下側本体ケース2,3を開方向に常時付勢する圧縮コイルばねである。
このような構成部品のもとで、図3および図4に示すように、上側本体ケース3の略中央位置にはスイッチ取付け孔3が穿設してあり、このスイッチ取付け孔33には電源スイッチボタン35がケース前後端方向(矢印a方向)に沿ってスライド可能に挿入されている。この電源スイッチボタン35は上側外面に突出する摘み部64を有している。また、電源スイッチボタン35の後端側には、ケース内方に向う突出部の先端に後向きの爪部を有するロック爪59が設けられている。このロック爪59は図3に示すように、両本体ケース2,3を閉合した状態でケース後方に移動させることにより、ロック受け22の係止部22aの下面に係合させることができ、この状態で両本体ケース2,3を閉合保持することができる。
また、この状態から電源スイッチボタン35を前方に移動させることにより、電源スイッチボタン35のロック爪59をロック受け22の係止部22aから外すことができる。この状態で上側本体ケース3の押え力を解除すれば、圧縮コイルばね48の付勢力により上側本体ケース3を開動させることができる。
また、電源スイッチボタン35の下面には円筒状のスイッチ操作用ボス65が一体に突設されている。一方、電源スイッチボタン35の下方にはボタンカバー41が上側本体ケース3の内面に設けられている。このボタンカバー41は電源スイッチボタン35を覆う広い面積を有するものであり、上側本体ケース3に固定されている。ボタンカバー41には電源スイッチボタン35のスイッチ操作用ボス65を挿通できる孔66が形成されており、操作用ボス65はケース前後方向(矢印a方向)に移動可能となっている。
そして、電源スイッチボタン35をa方向に移動させることにより、マイクロスイッチ42の側面に平面視で傾斜配置で設けられたバネ性のスイッチレバー60を押圧および押圧解除し、これにより、電源オン・オフ切換えを行なう構成となっている。本実施形態では、電源スイッチボタン35を上側本体ケース3の前端側(図示左側)に移動させることによりスイッチレバー60の先端がマイクロスイッチ42の側面から離間し、スイッチオンとなる。そして、電源ランプ45が点灯するとともに、熱板5の裏面側に接合している発熱体(ヒータ)46に通電され、ヒータ加熱が行なわれる。
これと逆に、電源スイッチボタン35を上側本体ケース3の後端側(図示右側)に移動させることにより、スイッチレバー60の先端がマイクロスイッチ42の側面に接近し、スイッチオフとなる。そして、電源ランプ45が消灯するとともに、発熱体(ヒータ)46への通電が遮断され、ヒータ加熱が終了する。
本実施形態では、このスイッチ動作と同期して、電源スイッチボタン35の移動により、本体ケース2,3を開状態とする動作、および閉状態にロックする動作とが行なわれる。すなわち、電源スイッチボタン35を上側本体ケース3の前端側(図示左側)に移動させた場合には、ロック爪59が図3の状態から図示左方向への移動により、ロック受け22の係止部22aから外れてこれらのロック状態が解除され、上側本体ケース3には圧縮コイルばね48によって上向き付勢力が与えられ、上側本体ケース3が軸4を支点として下側本体ケース2から離間して互いに開く方向に動作する。
逆に、下側本体ケース2と上側本体ケース3とが図3に示した閉状態であって、かつロック解除の状態において、電源スイッチボタン35を上側本体ケース3の後端側(図示右側)に移動させた場合には、ロック爪59が図示右方向へ移動することにより、電源スイッチボタン35のロック爪59をロック受け22の係止部22aに係合させることにより、再びロック状態とすることができる。
なお、下側本体ケース2と上側本体ケース3とを開とした状態下においては、電源スイッチボタン35を自由に操作することができる。したがって、本体ケース開状態においては、自由に電源のオン・オフ操作のみを行なうことが可能である。
そして、本実施形態では使用者が例えば上側本体ケース3の幅広部3aと幅狭部3bとからなる外殻部を、片手で把持略してスイッチ操作することができ、操作を容易に行なうことができる。
図8は、ヒータおよびスイッチ60、ランプ等による電源回路を示す回路図である。この図8に示すように、家庭等の交流電源100からの閉ループ回路中にマイクロスイッチ60が接続され、これにランプ45および熱板5の発熱体(ヒータ)46が並列配置され、ランプ45および熱板5のヒータ46から交流電源100への回線にサーモスタット43が接続されている。
図9および図10は、図7に示した上側本体ケースを略180°転回してスイッチおよびロック部材を見易くした拡大斜視図である。図9は、本体ケース2,3を開(図4の状態)とし、電源スイッチオンとした状態を示している。また、図10は、本体ケース2,3を閉(図3の状態)とし、電源スイッチオフとした状態を示している。
以上のように、本実施形態においては、本体ケース2,3の外面に発熱体46と略同じ大きさのカバー7を設けることにより、本体ケース2,3の外殻温度を抑えることができ、カバー7の裏面に金属板または金属テープ等の熱遮蔽部材26を設けることにより、約3℃温度を下げることができる。
また、カバー7に通気孔8を設け、カバー7の周囲と下側本体ケース2間に通風路9を設けることにより、約1℃温度を下げることができる。さらに、下側本体ケース2と熱板5との間に下側本体ケース2と一体の壁を設けることにより、熱の移動を遮断することができ、熱板5の奥に設置した構造物、電装部品、外殻の温度上昇を抑えることができる等の効果が奏される。
本発明の一実施形態による衣類プレス器の装置構成を示す斜視図。 本発明の一実施形態による衣類プレス器の構成部品を示す分解図。 本発明の一実施形態による衣類プレス器を示す縦断面図。 本発明の一実施形態による衣類プレス器を示す縦断面図。 図4に示した両本体ケースを先端側から見た側面図。 上側本体ケースの内面(下面)を示す底面図。 本発明の一実施形態による衣類プレス器の部品を示す斜視図 本発明の一実施形態による衣類プレス器の電源回路を示す回路図。
符号の説明
1‥衣類プレス器、2‥下側本体ケース、3‥上側本体ケース、2a,3a‥幅広部、2b,3b‥幅狭部、4‥軸、5‥熱板、6‥プレス板、7‥カバー、8‥通気孔、9‥隙間、10‥電源コード、11‥下側ケース体、12,13‥横カバー、14‥底壁、15‥周壁、16‥内側壁、17‥略長方形状の領域、18‥柱状構成部、19‥基台、20‥開閉支点側の領域、21a,21b‥熱遮蔽壁、22‥ロック受け、23‥スプリング受け、24‥軸受、25‥周壁15に沿う空間、26‥熱反射部材、27‥係止突起、28‥係止孔、29a,29a‥係止突起、30a‥係止突起、31‥係止孔、32‥係止孔、33‥スイッチ取付け孔、34‥ランプカバー取付け孔、35‥電源スイッチボタン、36‥ランプカバー、37‥孔、38,39‥横カバー、40‥上側ケース体、41‥ボタンカバー、42‥マイクロスイッチ、43‥サーモスタット、44‥係止部材、45‥ランプ、46‥発熱体(ヒータ)、47‥ヒータ押え、48‥圧縮コイルばね(スプリング)、49‥支持板、50‥間隔、51‥凹部、52‥スプリング受け、57‥ネジ、58‥ネジ、59‥ロック爪、60‥スイッチレバー、61‥押え片、62‥係止部材、63‥開口部、64‥摘み部、65‥スイッチ操作用ボス、66‥孔。

Claims (9)

  1. 開閉可能に連結された1対の本体ケースと、
    前記各本体ケースの対向面の開閉端側にそれぞれ設けられた1対のプレス用板と、
    前記1対のプレス用板の少なくともいずれか一方を電熱加熱する発熱体
    記本体ケースの外側に設けられて前記発熱体が配置されている部位を覆って外殻温度上昇を抑える、前記本体ケースとは別のカバーと、を備えることを特徴とする衣類プレス器。
  2. 前記1対のプレス用板は互いに重合可能なことを特徴とする請求項1記載の衣類プレス器。
  3. 前記本体ケースの外面と前記カバーの内面との対向部に間隔を空け、この間隔により、前記本体ケースと前記カバーとの間に空気層を形成した請求項1または2記載の衣類プレス器。
  4. 前記カバーに、前記空気層と当該カバーの外面側とを連通する通気孔を穿設した請求項記載の衣類プレス器。
  5. 前記通気孔は、前記本体ケースの開閉端側に近接して配置されている請求項記載の衣類プレス器。
  6. 前記カバーを、前記本体ケースの外殻側に形成した凹部内に周辺隙間を空けて固定し、この周辺隙間を、前記空気層と前記本体ケースの外殻側とを連通する通風路とした請求項ないし請求項のいずれかに記載の衣類プレス器。
  7. 前記カバーの内面に、金属板または金属テープからなる熱反射部材を設けた請求項1ないし請求項のいずれかに記載の衣類プレス器。
  8. 前記本体ケースの内部空間を、前記発熱体が設けられる領域と、前記本体ケースの開閉支点側の領域とに区画する熱遮蔽壁を設けた請求項1ないし請求項のいずれかに記載の衣類プレス器。
  9. 前記本体ケースの開閉端側の端縁部を、この端縁部に近接する前記カバーの通風路に沿って外方側に膨出する形状とした請求項ないし請求項のいずれかに記載の衣類プレス器。
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