JP5388338B2 - ボタン錠 - Google Patents
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Description
まず、図1〜図4を用いて、実施例1に係るボタン錠10の全体構成について説明する。なお、図1は実施例1に係るボタン錠10の外観斜視図であり、図2はボタン錠10が設置される机の一例を示す正面図である。また、図3(a)〜(c)および図4(a)、(b)はケース12の天板12bおよび施開錠機構20のリターンプレートを取り除いた状態のボタン錠10の平面図である。
ケース12は、図1に示すように、開口部を有する箱状の本体ケース12aと、この本体ケース12aの開口部に着脱可能に取付けられる板状の天板12bによって構成され、その内部に、後述する施開錠機構20を構成する各種部材が収容される。
ロッキングバー14は、図3(a)に示すように、施開錠機構20の第2ロッキングカム30bに係合される係合溝が形成された係合片14aと、この係合片14aを基端として延出形成された板状の板状部14bによって構成されている。
操作部50は、図1に示すように、後述する「リセット操作」を行うための1つのリセットボタン51と、後述する「暗証番号入力操作」を行うための3つのプッシュボタン52〜54と、後述する「開錠操作」を行うための1つの摘み55で構成されている。なお、本発明に係る「操作ボタン」や「摘み」の数・形状・配置などは、この例に限定されるものではない。
次に、図3〜図5を用いて、上述の施開錠機構20について詳細に説明する。なお、図5(a)〜(c)は、施開錠機構20のセンスカム32周辺に配設される部材のみを抜き出して示した図である。
次に、図3〜図6を用いて、上述の規制手段30について詳細に説明する。なお、図6は、ボタン錠10の底面図である。
次に、図5を用いて、上述のセンスカム32について詳細に説明する。センスカム32は、ダイヤル36〜38を個別に収容可能な3つの半円形状のダイヤル収容部32aと、端部に傾斜面が形成された薄肉板状の板状部32bと、センスカムバネ34の一端部が嵌め込まれる円筒形状のバネ受け部32cと、上述の第1リセットカム40に係合される棒状の係合ピン32dを有して構成されている。
次に、図7を用いて、上述のダイヤル36〜38について詳細に説明する。なお、図7(a)、(b)はダイヤル36(37、38)の斜視図であり、同図(c)はダイヤル36(37、38)の底面図であり、同図(d)はダイヤル36(37、38)の平面図である。
次に、図8を用いて、上述の連結カム42(43、44)について詳細に説明する。なお、図8(a)、(b)はダイヤル36(37、38)の回転駆動の様子を示した図であり、同図(c)はプッシュボタン52(53、54)、連結カム42(43、44)、連結カムバネ46(47、48)の斜視図である。
次に、図8(c)を用いて、上述のプッシュボタン52(53、54)について詳細に説明する。プッシュボタン52(53、54)は、ダイヤル36(37、38)の外歯に係合可能な突出部52a(53a、54a)と、連結カム42(43、44)が回動可能に配設される回転軸52b(53b、54b)を有して構成されている。
次に、図9〜図11を用いて、上述のリターンプレート49について詳細に説明する。なお、図9(a)はリターンプレート49の正面斜視図であり、同図(b)はリターンプレート49の背面斜視図であり、同図(c)はリターンプレート49の正面図である。また、図10(a)〜(c)はリターンプレート49の動きを示した図であり、図11(a)〜(d)はリターンプレート49とダイヤル36(37、38)の動きを拡大して示した図であり、図12(a)、(b)はケース12、リターンプレート49、およびダイヤル36(37、38)の位置関係を示した側面図である。
次に、ボタン錠10の施開錠動作について説明する。例えば、ボタン錠10の状態が上記図3(a)に示す施錠状態(ロッキングバー14の板状部14bが本体ケース12aから突出した状態)であり、施開錠機構20のセンスカム32が上記図5(b)に示す規制保持位置である場合を考える。
最初に、ボタン錠10の使用者は、3つのプッシュボタン52〜54を用いて予め定められた暗証番号を入力する「暗証番号入力操作」を行う。例えば、暗証番号が「123」である場合、使用者は、プッシュボタン52を1回押し、プッシュボタン53を2回押し、プッシュボタン53を3回押して暗証番号を入力する。
暗証番号入力操作によって正確な暗証番号が入力された後は、使用者は摘み55を用いて「開錠操作」を行う。上述の第2ロッキングカム30bが回動可能な状態で、使用者が摘み55を図3(a)のA方向にスライドさせて開錠操作を行うと、第1ロッキングカム30aがB方向に回転し、この第1ロッキングカム30aの回転により第2ロッキングカム30bがC方向に回転する。また、この第2ロッキングカム30bの回転によりロッキングバー14がD方向にスライドされて、ロッキングバー14が、施錠位置から開錠位置まで移動され、ボタン錠10が開錠状態(ロッキングバー14の板状部14bが本体ケース12aに収容された状態)となる。
暗証番号入力操作時などに暗証番号をどこまで入力したかが分からなくなったような場合には、使用者はリセットボタン51を用いて「リセット操作」を行う。使用者がリセットボタン51を1回押すと、上記図10(a)〜(c)に示す手順でリターンプレート49が、図10(a)に示す第1の位置から、図11(d)に示す第2の位置まで移動される。このリターンプレート49の移動により、リターンプレート49のゼロリセット用凸部49dが、ダイヤル36(37、38)のハートカム62の外周面に当接してハートカム62を回転させ、ダイヤル36(37、38)を、上述の初期位置に戻す。なお、ボタン錠10では、上述の開錠操作を行った場合にも第2ロッキングカム30bによってリターンプレート49を第2リセットカム41の方向に移動させるように構成しており、ダイヤル36(37、38)を、上述の初期位置に戻すことを可能としている。
このボタン錠100は、上記実施例1のロッキングバー14に相当するロッキングバー114と、上記実施例1のリセットボタン51に相当するリセットボタン151と、上記実施例1のプッシュボタン52〜54に相当するプッシュボタン152〜155と、上記実施例1のセンスカム32に相当するセンスカム132と、上記実施例1のダイヤル36〜38に相当するダイヤル136〜139と、上記実施例1のリターンプレート49に相当するリターンプレート149を備えている。
ロッキングバー114は、本体ケース112に回動可能に支持されているとともに、センスカム132に当接可能な位置に配置されており、センスカム132のスライドに伴ってE方向(図14参照)に回動され、図示しない錠前を開錠状態にする。なお、図14に示すロッキングバー114の位置は、図示しない錠前を施錠状態にする位置である。
図15(a)はプッシュボタン152(153、154、155)の外観斜視図であり、同図(b)はダイヤルカム164の外観斜視図であり、同図(c)はダイヤル136(137、138、139)の外観斜視図である。また、図16(a)はボタン錠100からプッシュボタン、ダイヤルカム、およびダイヤルだけを抜き出して側方から見た側面図であり、同図(b)はボタン錠100からプッシュボタン、ダイヤルカム、ダイヤル、および板バネだけを抜き出して上方から見た平面図である。
図17(a)はセンスカム132の外観斜視図であり、同図(b)はボタン錠100からセンスカム、センスカムバネ、およびダイヤルだけを抜き出して側方から見た側面図である。
図18(a)、(b)はリターンプレート149の外観斜視図である。また、図19(a)はボタン錠100からリセットボタン、リセットカム、リターンプレート、およびダイヤルだけを抜き出して側方から見た側面図であり、同図(b)は同図(a)のリターンプレートの主要部を反対側の面から見た図である。
10、100 ボタン錠
12、112 ケース
14、114 ロッキングバー
20 施開錠機構
30 規制手段
30a 第1ロッキングカム
30b 第2ロッキングカム
30c バネ部材
30d ロッキングピン
32、132 センスカム
33、133 リターンプレートバネ
34、134 センスカムバネ
36〜38、136〜139 ダイヤル
41 第1リセットカム
42 第2リセットカム
42〜44 連結カム
49、149 リターンプレート
50 操作部
51、151 リセットボタン
52〜54、152〜155 プッシュボタン
55 摘み
62 ハートカム
64 センスギヤ
164 ダイヤルカム
166 バネ部材
168 板バネ
172 リセットカム
Claims (5)
- 開錠位置と施錠位置との間を移動可能なロッキングバーと、
前記ロッキングバーの前記開錠位置への移動を可能とする開錠可能位置、および前記ロッキングバーの前記開錠位置への移動を不能とする開錠不能位置の間を移動可能なセンスカムと、
前記センスカムの前記開錠不能位置から前記開錠可能位置への移動を許可する移動許可位置、および前記センスカムの前記開錠不能位置から前記開錠可能位置への移動を禁止する移動禁止位置に回転可能であって、前記移動禁止位置から前記移動許可位置までの回転角度を異なる角度に設定可能な複数種類のダイヤルと、
前記複数種類のダイヤルに各々対応して該ダイヤルの回転中心軸と直交する方向に移動可能に配設され、移動前の初期位置では前記ダイヤルと非連結状態であり、移動に伴って前記ダイヤルと連結して該ダイヤルを所定角度だけ回転させる複数の操作部と、
前記操作部と前記ダイヤルの非連結状態において前記操作部と非連結であり、前記ダイヤルの回転を規制する回転規制部材と、
前記移動禁止位置以外の位置にある前記ダイヤルのすべてを前記移動禁止位置まで回転させるリセット手段と、該リセット手段とは別体に設けられて前記回転規制部材による前記ダイヤルの回転規制を解除可能な回転規制解除手段とを有するリターンプレートと、
を備え、
前記ロッキングバーが前記施錠位置にある場合に、前記操作部によって前記複数種類のダイヤルすべてを前記移動禁止位置から前記移動許可位置まで回転させた後、前記センスカムを前記開錠不能位置から前記開錠可能位置へ移動させて前記ロッキングバーを前記開錠位置まで移動可能とすることを特徴とする、
ボタン錠。 - 前記回転規制解除手段は、前記移動禁止位置以外の位置にある前記ダイヤルのすべてを前記移動禁止位置まで回転させる前に、前記回転規制部材による前記回転規制を解除することを特徴とする、
請求項1に記載のボタン錠。 - 前記リターンプレートは、
前記ダイヤルの回転を規制する回転規制手段をさらに備えることを特徴とする、
請求項1または請求項2のいずれかに記載のボタン錠。 - 前記リターンプレートは、
第1の位置と第2の位置の間をスライド可能に構成され、
前記第1の位置において、前記回転規制手段によって前記ダイヤルの回転を規制し、
前記第1の位置から前記第2の位置へ移動する間に、前記回転規制解除手段によって前記回転規制部材による前記ダイヤルの回転規制を解除し、
前記第2の位置において、前記リセット手段によって前記移動禁止位置以外の位置にある前記ダイヤルのすべてを前記移動禁止位置まで回転させることを特徴とする、
請求項3に記載のボタン錠。 - 前記ロッキングバー、前記センスカム、前記ダイヤル、および前記操作部の少なくとも一部を内部に収容可能なケースと、
前記ケースに移動可能に配設され、前記ロッキングバーを前記開錠位置と前記施錠位置との間で移動させるロッキングカムと、
前記ケースと前記ロッキングカムに同時に係合されて前記ケースに対する前記ロッキングカムの移動を規制する移動規制手段と、をさらに備え、
前記センスカムは、
前記開錠許可位置において前記移動規制手段と前記ケースとの係合を解除して前記ケースに対する前記ロッキングカムの移動を許可することを特徴とする、
請求項1〜4のいずれかに記載のボタン錠。
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- 2009-03-02 JP JP2009048296A patent/JP5388338B2/ja active Active
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