JP5387961B2 - キャビネット用扉 - Google Patents

キャビネット用扉 Download PDF

Info

Publication number
JP5387961B2
JP5387961B2 JP2009144963A JP2009144963A JP5387961B2 JP 5387961 B2 JP5387961 B2 JP 5387961B2 JP 2009144963 A JP2009144963 A JP 2009144963A JP 2009144963 A JP2009144963 A JP 2009144963A JP 5387961 B2 JP5387961 B2 JP 5387961B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
reinforcing
cabinet
plate
door plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009144963A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011001731A (ja
Inventor
由嗣 竹村
Original Assignee
共栄工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 共栄工業株式会社 filed Critical 共栄工業株式会社
Priority to JP2009144963A priority Critical patent/JP5387961B2/ja
Publication of JP2011001731A publication Critical patent/JP2011001731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5387961B2 publication Critical patent/JP5387961B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Cabinets, Racks, Or The Like Of Rigid Construction (AREA)

Description

本発明は、キャビネットの開口部を開閉するために引き戸形式で複数の戸板を用いる扉に関し、特に、3枚以上の戸板のうちの2枚以上を同期連動させて開閉する扉に関するものである。
従来からキャビネットの引き戸形式の扉としては、キャビネットへの収納物の出し入れを容易にするために、引き戸を3枚以上にして戸板単体の幅を狭くし、扉解放時のキャビネットの開口部の幅を広げられるものがあった。しかし、扉の戸板の数が増加すると、1枚毎に開閉作業が必要になり、開閉作業が繁雑になっていた。また、引き戸が3枚以上の扉を閉める場合には、キャビネットの開口の両端部以外に位置する戸板の位置決め等に時間がかかっていた。
また、扉が3枚以上の引き戸の戸板の場合、中央部に位置する戸板の位置決めを容易にするために、各戸板の所定の左右端部に例えば突起部と受け部からなる他の戸板用の連動部を設けて扉を開閉することが考えられる。しかし、その場合には、複数の戸板を連動させて開閉はできるが、開閉時に耳障りな騒音が発生していた。例えば、中央部の戸板は、キャビネット開口の左右いずれかの端部の一番表面側の戸板(最初に動く戸板)の連動部が、中央部の戸板の連動部に衝突してから動く。この連動部の衝突音は、扉の開閉を早く行えば行うほど騒音のレベルも大きくなる。
これに対して、3枚以上の戸板をリンクバーで接続し、その接続の際に、一つの接続部にリンクバーの一端が回動可能に枢着される構成が与えられると共に、他の接続部には上下スライドが可能なガイド溝と、そのガイド溝へのリンクバーの差し込み形状が与えられる構成とすることで、各戸板を同期連動できるようにした扉が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。このように構成することで、キャビネット開口の中央部分に位置する戸板の開閉作業を容易にし、連動部の衝突による騒音も発生させないようにすることができる。
特開2008−180006号公報 特開2008−75438号公報
しかしながら、従来のそのような構成の枢着部及びガイド溝部は、専用の別部品で形成され、それが戸板の背面側の所定部に溶接により固定されていた。枢着部及びガイド溝部を専用の別部品とすることで部品材料、部品形成用金型、溶接装置等が必要になり、コスト及び工数が増加していた。また、戸板は最終的には表面仕上げとして塗装又は化粧シートが貼付されることが多いが、予め塗装されたカラー鋼板や予め木目シート等の化粧シートが貼付された化粧鋼板を溶接しようとすると、塗膜や化粧シートにより金属同士の融着性が悪化するため、戸板や別部品の材料としてそれらを用いることができなかった。また、塗装しないで表面仕上げされ、厨房等で用いられるステンレス鋼板は、溶接が難しいため、戸板や別部品の材料としてそれらを用いることが難しかった。
また、従来は戸板の端部に補強部を設けるためには戸板自体の端部に複雑な加工及び多工程の曲げが必要であると考えられており、又、その補強部の金属板の端部は強度的等の理由から溶接する必要があると考えられており、戸板自体の端部に複雑な加工及び多工程の曲げを実施してから溶接するよりは、別部品の補強用部材を溶接した方が部品コスト、製造コスト、工数コスト等を低減できるため、戸板に補強用部材を溶接することにより、戸板の補強を行っていた。しかし、キャビネット用扉の製品コストを低減させるためには部品点数の低減は避けられず、戸板に補強部を一体的に設けることで溶接して取り付けられる別部品の補強用部材を使わないようにする必要性が生じてきた。
さらに、従来のそのような構成の戸板は、開閉時の戸板の連動にかかる応力が枢着部及びガイド溝部から溶接部にかかり、そこから戸板に分散していたため、戸板における各溶接部の周辺を補強しなければならなかった。その補強は、原材料の鉄板の厚みを増加させたり、戸板における枢着部及びガイド溝部の近傍に段差加工や折り曲げ加工を施したり、さらに別の補強用部材を戸板に溶接して強度を増加させていた。そのような何れの方法もコスト及び工数を増加させていた。
そこで本発明は、上記の課題を解決するため、鋼板の材料や表面加工済みの鋼板の選択肢を増やすことができ、戸板の補強部に取付孔、レール部、摺動部等を一体的に設けることで、戸板の裏側に取付けていた補強等の別部品を溶接することを減らすことができるキャビネット用扉を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るキャビネット用扉は、略直方体形状で一側面が開口するキャビネットにおける略矩形形状の開閉可能な扉であって、前記扉を形成する金属板における少なくとも一辺の少なくとも一部を少なくとも2回以上折り曲げて前記扉表面と略垂直及び略平行な面を少なくとも各一つ以上設けることで前記金属板の変形に対する強度を向上させた補強部が設けられ、前記補強部を構成する少なくとも一つの面は、前記補強以外の所定の機能を付加するための付加機能部を形成するために少なくとも必要な面積を有し、前記付加機能部は、前記補強部の前記必要な面積を有する面に対して、少なくとも一つの金属加工処理を施すことにより形成されることを特徴とする。
本態様のキャビネット用扉によれば、補強部の一つの面が付加機能部を形成するために必要な面積を有し、その面は金属加工処理により付加機能部が形成されるので、付加機能のために別部品を溶接することを減らして、付加機能を実施することができる。
好ましくは、前記扉は複数枚の戸板で構成され、前記複数枚の戸板は、前記補強部を設けた後の全ての戸板を扉が閉じた状態に並べた寸法が、略前記キャビネットの開口の寸法と略同様になるように、戸板を形成する金属板が前記キャビネットの開口の面積よりも大きく形成されるようにしてもよい。
本態様によれば、一枚扉の場合には、開き戸形式では開閉に扉の前側、引き戸形式では開閉に扉の横側のスペースが広く必要であるのに対して、複数枚にすることで必要なスペースを減らすことができる。
好ましくは、前記複数枚の扉は、個別の軌道上を摺動する引き違いの戸板であり、前記複数枚の戸板は、前記扉を閉じた状態に並べた左右方向の寸法が、前記キャビネットの開口の寸法よりも重なり分だけ大きく形成されるようにしてもよい。
本態様によれば、引き戸形式では、横側のスペースを不要にできる。
好ましくは、前記複数枚の戸板は、、上下方向に前記キャビネットの上下方向と略同等な寸法を有し、左右方向に前記扉を構成する戸板の枚数に応じて、前記キャビネットの左右方向の整数分の一と略同等な寸法を有するようにしてもよい。
本態様によれば、引き戸形式では、扉を開いたときの開口のスペースに無駄を無くして最大寸法の開口にできる。
好ましくは、前記扉は3枚以上の戸板で構成され、前記補強部は、前記3枚以上の戸板の少なくとも一つに設けられ、前記付加機能部の機能は、前記各戸板を連動して開閉させる機能であるようにしてもよい。
本態様によれば、引き戸形式では、2枚の場合よりも、3枚以上の方が扉を開いたときの開口のスペースを広くできる。
好ましくは、前記補強部は、前記補強部が設けられる戸板の左右方向側面部の少なくとも一方側に設けられ、前記補強部は、前記必要な面積を有する面が、前記各戸板を連動して開閉させるために支軸部及び接続突起部を有する少なくとも1本のリンクバーにより他の戸板と摺動又は回動可能に接続され、少なくとも一つの前記補強部には、前記必要な面積を有する面に、前記金属加工処理により、前記接続突起部を前記補強部の長手方向に移動可能にするガイド溝が前記長手方向に沿って形成されるようにしてもよい。
本態様によれば、ガイド溝と支軸の軸受け穴とリンクバーを用いることで、複数の戸板を連動させて開閉させることができる。
好ましくは、前記リンクバーの接続突起部には、前記ガイド溝内を移動可能なローラや樹脂製スライダー(滑子)を設けるようにしてもよい。
本態様によれば、ローラをつけることでガイド溝内での移動を円滑にできる。
好ましくは、前記ガイド溝は、各戸板毎に、前記リンクバーとの接続部の高さ位置応じて個別に高さ位置が設定され、当該接続部の移動範囲に応じて形成距離が設定されるようにしてもよい。
本態様によれば、最小限の加工で、無駄な加工や無駄なガイド溝無くリンクバーを取り付けることができる。
好ましくは、前記補強部は、前記折り曲げが複数回実施されて複数の折り曲げ部と複数の補強用平面が形成され、前記金属板の端部に最も近い補強用平面が前記金属板に対して非固定状態であるようにしてもよい。
本態様によれば、補強用平面が形成されることで付加機能部の設置が容易であり、補強部の端部が非固定で溶接もされないので、工数を減らし、表面加工した金属板を使用でき、表面に溶接による溶接跡等を減らすことができる。
好ましくは、前記補強部は、前記折り曲げが3回以上実施され、複数の折り曲げにより補強用平面が3面以上形成された断面箱型形状であるようにしてもよい。
本態様によれば、断面箱型とすることで、補強部の強度を高めることができ、それ以外の円形、半円形や楕円形、三角形等の断面と比較して、付加機能部を容易に設置できる。
好ましくは、前記補強部は、前記折り曲げが少なくとも1回の外側への折り曲げを含んで4回以上実施され、複数の折り曲げにより補強用平面が4面以上形成され、前記補強用平面が3面以上からなる断面箱型形状を複数組み合わせた断面変形箱型形状部を含むようにしてもよい。
本態様によれば、断面箱型形状の箱型形状部の断面積を小さくできるので、補強部の強度を得るために最適の断面積にできる。
好ましくは、前記必要な面積を有する面に実施される前記金属加工処理は、前記ガイド溝が打ち抜き加工であり、前記支軸部用の軸受け穴が穿設加工であり、前記リンクバーの前記接続突起部又は前記ローラは、前記打ち抜き加工された前記ガイド溝に挿入され、前記リンクバーの前記支軸部は、前記穿設加工された軸受け穴に回動自在に固定されるようにしてもよい。
本態様によれば、補強部にあたる位置への打抜加工や穿設加工を、戸板が曲げ加工される前の平板状態の時に実施できる。また、ローラをガイド溝内で移動させることでリンクバーの移動が円滑になり、その結果、戸板を円滑に開閉できる。
好ましくは、前記必要な面積を有する面に実施される前記ガイド溝の打ち抜き加工では、前記ガイド溝の最上部に前記ローラが挿入可能なローラ直径よりも大きい開口が設けられ、当該大きい開口部の下部は、前記ローラの軸部分のみが移動可能な幅に形成されるようにしてもよい。
本態様によれば、ローラをガイド溝内に設置することが容易で、ローラの移動も容易にできる。
好ましくは、前記複数枚の戸板における補強部は、各戸板の上下方向側面部に設けられ、各補強部は、前記必要な面積を有する面に、前記付加機能部として、前記金属加工処理により、前記各戸板を前記キャビネットの開口部に設けられた個別の軌道上を移動可能に該軌道と嵌合される突出部が形成されるようにしてもよい。
本態様によれば、補強部を戸板の上下方向側面部に設け、そこに戸板を開閉する際に摺動可能な突起部を設けることで、摺動用に別部品を付加したり溶接することを減らすことができる。
好ましくは、前記複数枚の戸板における補強部は、各戸板の上下方向側面部に設けられ、各補強部は、前記必要な面積を有する面に、前記付加機能部として、前記金属加工処理により、前記各戸板を前記キャビネットの開口部に設けられた個別の軌道上を移動可能に該軌道と嵌合される戸車を固定するための支持用穴が形成されるようにしてもよい。
本態様によれば、補強部を戸板の上下方向側面部に設け、そこに戸板を開閉する際に用いられる戸車を固定するための穴を設けることで、戸車の固定用に別部品を付加したり溶接することを減らすことができる。
本発明によれば、略直方体形状で一側面が開口するキャビネットにおける略矩形形状の開閉可能な扉において、扉を形成する金属板の少なくとも一辺を折り曲げることでその金属板の変形に対する強度を向上させた補強部を設け、補強部の一つの面が付加機能部を形成するために必要な面積を有し、その面は金属加工処理により付加機能部が形成されるので、鋼板の材料や表面加工済みの鋼板の選択肢を増やすことができ、付加機能のために別部品を溶接することを減らして、付加機能を実施することができるキャビネット用扉を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るキャビネット用扉をキャビネットに取り付けて閉じた状態(扉単体としては広げた状態)を示した図であり、(a)が正面図であり、(b)が正面側の右斜め上から見た場合を示した斜視図である。 図1の閉じた状態のキャビネット用扉を裏側の斜め上から見た場合を示した斜視図である。 図2のキャビネット用扉におけるA−A線断面及びその周辺のキャビネット部分を上側から見た場合を示した断面図である。 図2のキャビネット用扉の開いた状態(扉単体としては縮めた状態)を示した斜視図である。 図4のキャビネット用扉を裏側から見た場合を示した正面図である。 (a)〜(g)は、図3のキャビネット用扉の最外側の戸板の端部にある補強部の断面の形状の各実施形態を示した断面図である。 (a)は、図2のキャビネット用扉の最外側の戸板の端部にある補強部のガイド溝に設けられたリンクバーの支軸部用のガイド穴を示す裏側から見た場合を示した正面図であり、(b)は、補強部にガイド溝が形成された断面を示した断面図である。 (a)は、図2のキャビネット用扉の最外側の戸板の下端部にある補強部に戸車を取り付けた状態を裏側から見た場合を示した正面図であり、(b)は、図1のキャビネット用扉の各戸板の下部とキャビネット下部の軌道部分を示した断面図であり、(c)は、(b)における最外側の戸板の戸車部とキャビネット下部の軌道部分を裏側から見た場合を示した正面図である。 本発明の第2の実施形態に係るキャビネット用扉の正面図である。 本発明の第3の実施形態に係るキャビネット用扉の正面図である。 図10のキャビネット用扉の縦断面図である。
<第1実施形態>
本発明のキャビネット用扉の第1の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
まず、本実施形態のキャビネット用扉の概略構成について図1〜図5を用いて説明する。なお、図1(a)のキャビネット用扉をキャビネットに取り付けて閉じた状態とは、各戸板の重なり部分を減らして扉を広げた状態にすることで扉が閉じられた状態である。
キャビネット1は、平面状の左側面部2、右側面部3、上面部4、下面部5、及び、裏面部6により5面が囲まれ、前面(正面)側が略矩形形状に開口した前面開口部7となっている略直方体の形状である。扉10は、キャビネット1の前面開口部7に取り付けられて、前面開口部7を開閉可能である。扉10が本実施形態のような戸板をスライドさせて開閉する扉の場合、扉10は、前面開口部7を全面的に閉状態、又は、一部が開口して一部が閉じた状態の何れかにすることができる。
本実施形態の扉10は、例えば、さび止めのメッキ又は塗装等の施された鉄板等の金属板により形成される。扉10は、3枚の引き違い方式の戸板20、40、60で構成される。複数枚の各戸板20、40、60の上下左右の四辺には、折り曲げることによりで金属板の変形に対する強度を向上させた補強部21、23、31、32、41、43、51、52、61、63、71、72、が設けられる。
戸板20、40、60を形成する金属板は、キャビネット1の開口7の面積よりも大きく形成される。金属板を形成する大きさは、例えば、補強部21、23、31、32、41、43、51、52、61、63、71、72を設けた後の複数枚の全ての各戸板20、40、60を、扉10が閉じた状態に並べて配置し、その外形寸法が、略キャビネット1の開口7の寸法と略同様になるようにする。
各戸板20、40、60が上記のように複数枚の引き違い方式の扉10の場合は、キャビネット1に、各戸板20、40、60毎の個別の下側の軌道11〜13と、各戸板毎の個別の上側の軌道14〜16が設けられる。各戸板20、40、60が、下側の軌道11〜13及び上側の軌道14〜16に挟まれて、軌道11〜13及び軌道14〜16上を摺動する。
本実施形態では戸板20、40、60が3枚であるので、各戸板20、40、60は各々キャビネット1の左右方向の略1/3の均等寸法に近い値とする。このようにした場合、引き戸形式では、扉10を開いたときの開口7のスペースに無駄を無くして最大寸法の開口7にすることができる。また、各戸板を4枚以上にした場合、扉10を開いたときの開口7のスペースをさらに広くすることができる。
また、引き違い方式の扉10の場合は、補強部21、23、31、32、41、43、51、52、61、63、71、72を形成した後の複数枚の戸板20、40、60の各々の寸法は、扉10を閉めたときに各戸板20、40、60が重なる分だけ、左右方向の寸法が大きく形成される。言い換えれば、各戸板20、40、60を扉10が閉じた状態に重ねて並べた場合には、略キャビネット1の開口7の寸法と略同様になるが、重ねない場合には、各戸板20、40、60の左右方向の合計寸法は、キャビネット1の開口7の左右方向の寸法よりも大きくなる。
補強部21、23、31、32、41、43、51、52、61、63、71、72を形成した後の複数枚の戸板20、40、60は、上下方向にキャビネット1の上下方向と略同等な寸法を有する。戸板20、40、60は、左右方向には、キャビネットの開口面積をなるべく広くするためには、扉10を構成する戸板20、40、60の枚数に応じて、キャビネット1の左右方向の整数分の一と略同等な寸法を有するようにする。
本実施形態の付加機能部は、補強部21、23、31、32、41、43、51、52、61、63、71、72の一つの面302〜307を利用して付加される機能部である。付加機能部は、補強部21、23、31、32、41、43、51、52、61、63、71、72の必要な面積を有する面302〜307に対して、少なくとも一つの金属加工処理を施すことにより形成される。そのため、補強部21、23、31、32、41、43、51、52、61、63、71、72を構成する少なくとも一つの面302〜307は、補強以外の所定の機能を付加するための付加機能部を形成するために少なくとも必要な面積を有している。
付加機能の一例としては、各戸板20、40、60を連動させて開閉させるリンク機能であり、そのための付加機能部がリンク機能部100である。複数枚の戸板20、40、60において、リンク機能部100に関係する補強部21、41、61は、各戸板20、40、60の左右方向の側面部に設けられる。
戸板20、40、60の各補強部21、41、61には、必要な面積を有する面303又は305に、金属加工処理により、接続突起部111、121を補強部21、23、41、43、61、63の長手方向に移動可能にするガイド溝36、56が長手方向に沿って形成される。戸板60の補強部61には、必要な面積を有する面303又は305に、金属加工処理により、支軸部用の軸受け穴65が形成される。
リンク機能部100は、支軸部を構成する支軸用ネジ131とナット132、及び接続突起部となるローラ110及び支軸部111、ローラ120及び支軸部121を有するリンク機能部100と、補強部21、41のガイド溝36、56、及び、補強部61の軸受け穴65で構成される。
リンクバー101は、接続突起部となるローラ110及び支軸部111が取り付けられるローラ支軸部用孔102、ローラ120及び支軸部121が取り付けられるローラ支軸部用孔103と、リンクバー101を回動させる際の軸となる支軸部130が取り付けられるバー支軸部用孔104を有する。また、リンクバー101の接続突起部111には、ガイド溝36内を移動可能なローラ110が設けられ、リンクバー101の接続突起部121には、ガイド溝56内を移動可能なローラ120が設けられる。
補強部21では、必要な面積を有する面303、又は、305に設けられたガイド溝36と、戸板20、40、60を連動して開閉させるための接続突起部となるローラ110及び支軸部111とが接続される。補強部41では、必要な面積を有する面303、又は、305に設けられたガイド溝56と、各戸板20、40、60を連動して開閉させるための接続突起部となるローラ120及び支軸部121とが接続される。補強部61では、必要な面積を有する面303、又は、305に設けられた支軸部用の軸受け穴65と、各戸板20、40、60を連動して開閉させるための支軸部となる支軸用ネジ131とナット132により接続される。各補強部21、41、61は、必要な面積を有する面303、又は、305で、リンクバー101により接続される。
ガイド溝36、56は、各戸板20、40、60毎に、リンクバー101との接続部111、121、131の高さ位置応じて個別に高さ位置が設定され、リンクバー101との当該接続部111、121、131の移動範囲に応じて形成距離が設定される。
以下、戸板20の補強部21、23、31、32、戸板40の補強部41、43、51、52、戸板60の補強部61、63、71、72を個別に説明することは煩雑になるので、同様な内容については戸板20の補強部21、23、31、32についてのみ説明して、戸板40と戸板60の確保胸部については読み替えることとする。
図6(a)〜(g)は、図3のキャビネット用扉10の最外側の戸板20の端部にある補強部21の様々な実施形態を示した断面図である。(a)は金属板の折り曲げが内側へ直角に3回の最も基本的な実施形態である。(b)は金属板の折り曲げが内側へ直角に2回と外側へ直角に1回の基本的な実施形態である。(c)は(b)に加えてその端部に更に金属板の内側への直角な折り曲げを加えた実施形態である。(d)は(c)に加えてその端部に更に金属板の内側への直角な折り曲げを加えて戸板の裏面まで延伸させた実施形態である。(e)は(d)に加えてその端部に更に金属板の外側への直角な折り曲げを加え戸板の裏面に沿う部分を付加した実施形態である。(f)は(e)の付加部分を戸板の裏面から離間させた実施形態である。(g)は(f)の付加部分を無くして中にリンクバー101のローラ110が挿入された状態を示した実施形態である。
補強部21では、折り曲げが複数回実施されて複数の折り曲げ部201〜207と複数の補強用平面302〜307が形成される。図6(a)、(b)、(c)、(f)、(g)に示した実施形態では、端部に最も近い各補強用平面308、304、305、307306が元の戸板20の金属板301に対して非固定状態である。
また、補強部21は、図6(a)〜(g)に示したように金属板の折り曲げが3回以上実施され、複数の折り曲げにより補強用平面302〜307のうちの少なくとも3面以上が形成された断面箱型形状22を少なくとも有している。
また、図6(c)〜(g)の補強部21は、折り曲げが少なくとも1回の外側への折り曲げを含んで4回以上実施され、複数の折り曲げにより補強用平面302〜307が4面以上形成され、補強用平面302〜307が3面以上からなる断面箱型形状22と24を複数組み合わせた断面変形箱型形状部を含んでいる。
また、図2、図4、図5に示したように、複数枚の戸板20、40、60における補強部31、32、51、52、71、72は、各戸板20、40、60の上下方向側面部に設けられる。
補強部31、32には、補強用平面302〜307のうち突出部33、34、35を形成するのに必要な面積を有する面302〜307に、付加機能部として打ち抜き加工等の金属加工処理により、突出部33、34、35が形成される。突出部33、34、35は、戸板20をキャビネット1の開口部7に設けられた個別の軌道11、14上を移動可能に該軌道11、14と嵌合される。
同様に、補強部51、52には、必要な面積を有する面302〜307に、付加機能部として打ち抜き加工等の金属加工処理により、突出部53、55、54が形成される。突出部53、55、54は、戸板40をキャビネット1の開口部7に設けられた個別の軌道12、15上を移動可能に該軌道12、15と嵌合される。
又、同様に、補強部71、72には、必要な面積を有する面302〜307に、付加機能部として打ち抜き加工等の金属加工処理により、突出部73、74、75が形成される。突出部73、74、75は、戸板60をキャビネット1の開口部7に設けられた個別の軌道13、16上を移動可能に該軌道13、16と嵌合される。
以下に、図3、図6、図7を参照してガイド溝36、ガイド孔部25、及び、ローラ挿入孔部26について説明する。図7に示したようにガイド溝36は、戸板20の一方の側端補強部21内に、ローラ110の直径よりもやや大きい幅で、ローラ110がストレス無く移動可能に設けられる。又、ガイド溝56も同様である。
上記したように、必要な面積を有する面302〜307に実施される金属加工処理は、ガイド溝36のガイド孔部25に対する加工が打ち抜き加工であり、支軸部130用の軸受け穴65に対する加工が穿設加工である。リンクバー101の接続突起部111、121又はローラ110、120は、打ち抜き加工されたガイド溝36、56のガイド孔部25にローラ挿入孔部26を介して挿入される。リンクバー101の支軸部130は、穿設加工された軸受け穴65に回動自在に固定される。
必要な面積を有する面302〜307に実施されるガイド溝36、56の打ち抜き加工では、ガイド溝36、56の最上部にローラ110、120が挿入可能なローラの直径よりも大きい開口部(ローラ挿入孔部26)が設けられ、当該大きい開口部(ローラ挿入孔部26)の下部は、ローラ110、120の軸部分111、121のみが移動可能な幅にガイド孔部25が形成される。
このように本実施形態では、ローラをガイド溝内で移動させることでリンクバーの移動が円滑になり、その結果各戸板を円滑に開閉できる。また、本実施形態では、ローラ110をガイド溝内に設置することが容易で、ローラの移動も容易にできる。
以下に、図8(a)〜(c)を参照して戸板20の下部の補強部31に設けられる戸車ユニット設置用の支持用穴37について説明する。
図8(a)に示したように、戸車ユニット400は、戸板20の下部の補強部31における左右両端の近辺2箇所の支持用穴37に挿入されてネジ留め等により設置される。一方のユニットには第1戸車401と第1戸車軸411を有し、他方のユニットには第2戸車402と第2戸車軸412を有する。戸板40、60の下部の各補強部51、71についても同様にして戸車ユニット400が設置される。
補強部31には、支持用穴37の形成に必要な面積を有する面302〜307に、付加機能部として穿設加工等の金属加工処理により、戸板20をキャビネット1の開口部7に設けられた個別の軌道11、14上を移動可能であるように、その軌道11、14と嵌合される戸車ユニット400を固定するための支持用穴37が形成される。
同様に、補強部51には、必要な面積を有する面302〜307に、付加機能部として、穿設加工等の金属加工処理により、各戸板40をキャビネット1の開口部7に設けられた個別の軌道12、15上を移動可能であるように、その軌道12、15と嵌合される戸車ユニット400を固定するための支持用穴37が形成される。
又、同様に、補強部71には、必要な面積を有する面302〜307に、付加機能部として、穿設加工等の金属加工処理により、各戸板60をキャビネット1の開口部7に設けられた個別の軌道13、16上を移動可能であるように、その軌道13、16と嵌合される戸車ユニット400を固定するための支持用穴37が形成される。
このように本実施形態では、補強部を戸板の上下方向側面部に設け、そこに戸板を開閉する際に用いられる戸車ユニットを固定するための穴を設けることで、戸車ユニットの固定用に別部品を付加したり溶接することを減らすことができる。
このように本実施形態のキャビネット用扉10では補強部の一つの面が付加機能部を形成するために必要な面積を有し、その面に金属加工処理により付加機能部が形成されるので、これにより、別部品を減らし、又、別部品を溶接することを減らして付加機能を実施することができる。また、補強用平面が形成されることで付加機能部の設置が容易であり、補強部の端部が非固定で溶接もされないので、工数を減らし、鋼板の材料や表面加工済みの鋼板の選択肢を増やして、表面加工等が施された金属板を表面加工を劣化させないで使用することができ、表面上の溶接による溶接跡等を減らすことができる。
また、本実施形態では、断面箱型とすることで、補強部の強度を高めることができ、断面円形、半円形や楕円形、三角形等と比べて、付加機能部の設置を容易にできる。また、本実施形態では、断面箱型形状の箱型形状部の断面積を小さくでき、補強部の強度を得るために最適の断面積にすることができる。また、本実施形態では、補強部を戸板の側面部に設け、そこに戸板を開閉する際に摺動可能な突起部を設けることで、摺動用に別部品を付加したり溶接することを減らすことができる。
<第2実施形態>
図9は、本発明の第2の実施形態に係るキャビネット用扉の正面図である。
第2実施形態のキャビネット用扉は、上記した第1実施形態のキャビネット用扉に対して、第3戸板60の第1側端部における側端補強部61にリンクバー101の支軸部130が取り付けられておらず、別部品である支軸固定具135に支軸部130が取り付けられている点で異なっている。
扉とリンクバーの設計によっては、例えば、戸板60の側端補強部61又は63から離隔した位置に支軸を設けなくてはならない場合がある。そのような場合には、支軸固定具135のみを別部品にする必要が発生する。本実施形態は、そのような支軸固定具135のみを別部品にして溶接する場合を示している。その他の構成については、リンクバー101の取付位置が各戸板について左右反転している等の相違を覗けば、略第1実施形態と同様である。この場合における溶接部は、第3戸板60の下部の非常に小さい領域であり、溶接痕が発生しても目立たないようになっている。
このように本実施形態では、一部のみ別部品を溶接するが、各戸板の補強部にリンクバー101のガイド溝を設けて付加機能部が形成されるので、これにより、別部品を減らし、又、別部品の溶接も減らして付加機能を形成できる。
<第3実施形態>
図10は、本発明の第3の実施形態に係るキャビネット用扉の正面図であり、図11は、図10のキャビネット用扉の縦断面図である。
上記した第1実施形態では、上部又は下部の加工時のバリ等により上下の軌道部と嵌め合わせて移動させる場合に支障が発生する可能性があり、その場合にはバリ取り等の後加工が必要になる。また、リンクバーの接続部の寸法精度によっては、各戸板の上下の軌道部との嵌め合わせ位置精度が規定範囲内に入らなくなり摺動が困難になる可能性があり、その場合には、各戸板の上下補強部の形状を修正することは工数が非常に多く必要になる。従って、各戸板の上下の補強部の少なくとも何れか一方を別部品にする場合が考えられ、以下に第3実施形態として説明する。
第3実施形態のキャビネット用扉は、上記した第1実施形態のキャビネット用扉に対して、下端補強部31、51、71が設けられておらず、下端には別部品である下端補強具500が取り付けられ、又、上端補強部32、52、72には、単に、別部品である滑子600の取付孔601が設けられ、滑子600が取り付けられている点で異なっている。
下端補強具500は、各戸板20、40、60の下端部の強度を補強できると共に、戸車ユニット400を支持できるように構成され、溶接により固定されている。各戸板20、40、60の下端における下端補強具500の溶接位置は、床上10cm程度の位置である。従って、各溶接位置は、各戸板20、40、60の表面に溶接痕が発生しても目立たない位置である
滑子600は、例えば、摩擦係数の少ないフッソ系の樹脂により形成されて、戸板上側面と上側レールとの間に配置され、レール内の摺動摩擦を軽減させることで、各戸板の摺動を円滑にすることができ、また、別部品を減らし、又、別部品の溶接も減らして付加機能を形成できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 キャビネット、
2 (キャビネットの)左側面部、
3 (キャビネットの)右側面部、
4 (キャビネットの)上面部、
5 (キャビネットの)下面部、
6 (キャビネットの)裏面部、
7 (キャビネットの)前面開口部、
10 扉
11 (第1戸板用)下側軌道部、
12 (第2戸板用)下側軌道部、
13 (第3戸板用)下側軌道部、
14 (第1戸板用)上側軌道部、
15 (第2戸板用)上側軌道部、
16 (第3戸板用)上側軌道部、
20 (最外側の)第1戸板、
21 (第1戸板の第1側端部の)側端補強部、
22 (第1戸板の第1側端部の)第1断面箱型形状部、
23 (第1戸板の第2側端部の)側端補強部、
24 (第1戸板の第1側端部の)第2断面箱型形状部、
25 (第1戸板の第1側端部の補強部の)ガイド孔部、
26 (第1戸板の第1側端部の補強部の)ローラ挿入孔部、
27 (第1戸板の)第1側端部、
28 (第1戸板の)第2側端部、
29 (第1戸板の)下端部、
30 (第1戸板の)上端部
31 (第1戸板の)下端補強部
32 (第1戸板の)上端補強部
33 (第1戸板の)上端突出部
34 (第1戸板の)上端突出部
35 (第1戸板の)下端突出部
36 (第1戸板の)ガイド溝部
40 (中間)第2戸板
41 (第2戸板の第1側端部の)側端補強部、
42 (第2戸板の第1側端部の)第1断面箱型形状部、
43 (第2戸板の第2側端部の)側端補強部、
44 (第2戸板の第1側端部の)第2断面箱型形状部、
45 (第2戸板の第1側端部の補強部の)ガイド孔部、
46 (第2戸板の第1側端部の補強部の)ローラ挿入孔部、
47 (第2戸板の)第1側端部、
48 (第2戸板の)第2側端部、
49 (第2戸板の)下端部、
50 (第2戸板の)上端部
51 (第2戸板の)下端補強部
52 (第2戸板の)上端補強部
53 (第2戸板の)上端突出部
54 (第2戸板の)上端突出部
55 (第2戸板の)下端突出部
56 (第2戸板の)ガイド溝部
60 (最内側)第3戸板
61 (第3戸板の第1側端部の)側端補強部、
62 (第3戸板の第1側端部の)第1断面箱型形状部、
63 (第3戸板の第2側端部の)側端補強部、
64 (第3戸板の第1側端部の)第2断面箱型形状部、
65 (第3戸板の第1側端部の補強部の)支軸部用の軸受け穴、
66 (第3戸板の第1側端部の補強部の)ローラ挿入孔部、
67 (第3戸板の)第1側端部、
68 (第3戸板の)第2側端部、
69 (第3戸板の)下端部、
70 (第3戸板の)上端部、
71 (第3戸板の)下端補強部、
72 (第3戸板の)上端補強部、
73 (第3戸板の)上端突出部、
74 (第3戸板の)上端突出部、
75 (第3戸板の)下端突出部、
76 (第3戸板の)ガイド溝部、
81 (第1戸板用)取手、
82 (第3戸板用)取手、
91 (キャビネットの第1)戸板受部、
92 (キャビネットの第3)戸板受部、
100 リンク機能部、
101 リンクバー、
102 ローラ支軸部用孔
103 ローラ支軸部用孔
104 バー支軸部用孔
111 (第1戸板の第1ローラの)支軸部、
121 (第2戸板の第1ローラの)支軸部、
130 支軸部、
131 支軸用ネジ、
132 ナット、
135 支軸固定具、
201 第1内向折り曲げ部、
202 第2内向折り曲げ部、
203 第1外向折り曲げ部、
204 第3内向折り曲げ部、
205 第4内向折り曲げ部、
206 第2外向折り曲げ部、
207 第4内向折り曲げ部、
209 折り曲げ端部、
301 戸板面、
302 第1補強用平面、
303 第2補強用平面、
304 第3補強用平面、
305 第4補強用平面、
306 第5補強用平面、
307 第6補強用平面、
308 第7補強用平面、
400 戸車ユニット、
401 第1戸車、
402 第2戸車、
411 第1戸車軸、
412 第2戸車軸、
500 下端補強具、
600 滑子、
601 (滑子)取付孔。

Claims (5)

  1. 略直方体形状で一側面が開口するキャビネットにおける略矩形形状の開閉可能な扉であって、
    前記扉を形成する金属板における少なくとも一辺の少なくとも一部を少なくとも2回以上折り曲げて前記扉表面と略垂直及び略平行な面を少なくとも各一つ以上設けることで前記金属板の変形に対する強度を向上させた補強部が設けられ、
    前記補強部を構成する少なくとも一つの面は、前記各戸板を連動して開閉させる機能を付加するための付加機能部を形成するために少なくとも必要な面積を有し、
    前記付加機能部は、前記補強部の前記必要な面積を有する面に対して、少なくとも一つの金属加工処理を施すことにより形成され
    前記補強部は、前記折り曲げが少なくとも2回の内側への直角な折り曲げを含んで直角に3回以上実施され、複数の折り曲げにより補強用平面が3面以上形成された断面箱型形状である
    ことを特徴とするキャビネット用扉。
  2. 前記補強部は、前記折り曲げが少なくとも2回の内側への直角な折り曲げと少なくとも1回の外側への直角な折り曲げを含んで直角に4回以上実施され、複数の折り曲げにより補強用平面が4面以上形成され、前記補強用平面が3面以上からなる断面箱型形状を複数組み合わせた断面変形箱型形状部を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャビネット用扉。
  3. 前記扉は3枚以上の戸板で構成され、
    前記補強部は、前記3枚以上の戸板の少なくとも一つに設けられる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のキャビネット用扉。
  4. 前記補強部は、前記補強部が設けられる戸板の左右方向側面部の少なくとも一方側に設けられ、
    前記補強部は、前記必要な面積を有する面が、前記各戸板を連動して開閉させるために支軸部及び接続突起部を有する少なくとも1本のリンクバーにより他の戸板と摺動又は回動可能に接続され、
    少なくとも一つの前記補強部には、前記必要な面積を有する面に、前記金属加工処理により、前記接続突起部を前記補強部の長手方向に移動可能にするガイド溝が前記長手方向に沿って形成される
    ことを特徴とする請求項3に記載のキャビネット用扉。
  5. 前記補強部は、前記折り曲げが複数回実施されて複数の折り曲げ部と複数の補強用平面が形成され、前記金属板の端部に最も近い補強用平面が前記金属板に対して非固定状態である
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のキャビネット用扉。
JP2009144963A 2009-06-18 2009-06-18 キャビネット用扉 Active JP5387961B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009144963A JP5387961B2 (ja) 2009-06-18 2009-06-18 キャビネット用扉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009144963A JP5387961B2 (ja) 2009-06-18 2009-06-18 キャビネット用扉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011001731A JP2011001731A (ja) 2011-01-06
JP5387961B2 true JP5387961B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=43559911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009144963A Active JP5387961B2 (ja) 2009-06-18 2009-06-18 キャビネット用扉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5387961B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636223Y2 (ja) * 1990-04-25 1994-09-21 ハードグラス工業株式会社 ガラス扉
JP2748087B2 (ja) * 1994-02-14 1998-05-06 株式会社岡村製作所 キャビネット用連動式引違戸の連係装置
JPH10114332A (ja) * 1996-10-03 1998-05-06 Shinwa Corp:Kk 梱包輸送容器
JP2001182424A (ja) * 1999-12-28 2001-07-06 Itoki Crebio Corp 回動部材における枢着部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011001731A (ja) 2011-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2484996B1 (de) Verkleidung für Haushalts-, Gastronomie- oder im Einzelhandel verwendbares Gerät
US20110008573A1 (en) Sheet of material with bend-controlling structures and method
JPWO2009041149A1 (ja) ドアパネル
DE112009000026T5 (de) Türblatt
JP5387961B2 (ja) キャビネット用扉
JP6621468B2 (ja) 自動車車両構造部およびその製造方法
US20090079307A1 (en) Cabinet or Shelving Furniture
EP2726693B1 (en) Support frame for a sliding door
US20170306671A1 (en) Door hinge height adjusting device for rotating door
JP4978446B2 (ja) スライドドアのロアローラー構造
EP2008547A2 (en) Support panel for furnishings in commercial vehicles, in particular for shelving, and a method for the manufacture thereof
JP5017526B2 (ja) 引き戸装置
JP2005041598A (ja) エレベータ用パネルの補強部材
JP5344347B2 (ja) キャビネット用扉
JP5729931B2 (ja) ドア体
JP4287387B2 (ja) スライドドア付き車両の後部ボディ構造
KR20200001285U (ko) 통신기기용 랙
JP4055813B2 (ja) チャイルドシートアンカー構造及びアンカー部材の製造方法
CN215718244U (zh) 复合门板结构及分选机
JP2006137212A (ja) サンルーフ装置におけるケーブルの挿通構造
TWI818631B (zh) 家具配件
JP5552335B2 (ja) 上部パネルユニット及び開閉用金具
JP2012139412A (ja) 家具と建物面との間の隙間閉塞装置
JP7367929B2 (ja) スチール製天板
JP6696472B2 (ja) 車両のボデー構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5387961

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250