JP5387060B2 - 電動車両の制御装置 - Google Patents
電動車両の制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5387060B2 JP5387060B2 JP2009052155A JP2009052155A JP5387060B2 JP 5387060 B2 JP5387060 B2 JP 5387060B2 JP 2009052155 A JP2009052155 A JP 2009052155A JP 2009052155 A JP2009052155 A JP 2009052155A JP 5387060 B2 JP5387060 B2 JP 5387060B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- value
- slip
- rotational speed
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
この電動車両の制御装置において、前記クラッチの出力軸回転数を検出する出力軸回転数計測手段と、スリップ回転数目標値を演算するスリップ回転数目標値演算手段と、前記クラッチの油温を検出するクラッチ油温検出手段と、を設ける。
そして、前記クラッチスリップ制御手段は、前記クラッチのスリップ締結要求時、出力軸回転数計測値が回転数検出可能最小値を超えているとき、クラッチ入力軸回転数目標値を、スリップ回転数目標値に出力軸回転数計測値を加えた値とし、出力軸回転数計測値が回転数検出可能最小値以下で、かつ、前記クラッチの油温上昇を促進するとき、前記クラッチ入力軸回転数目標値を、回転数検出可能最小値以上の一定値に設定した。
このため、クラッチ入力軸回転数の目標値と実際値が一致していれば、クラッチ出力軸回転数が検出不可能な極低速域の場合であっても、クラッチのスリップを維持することができる。そして、スリップが維持されたクラッチのトルク容量を制御することにより、所望の駆動トルクを実現できる。
この結果、発進時等のスリップ締結要求時、加速不足といった運転性の悪化を防止することができる。
さらに、車速が発進開始時から上昇する加速走行特性となる。この結果、所望の加速度が得られる。すなわち、発進加速性を確保することができる。
加えて、クラッチの油温上昇を促進するとき、クラッチ入力軸回転数目標値を回転数検出可能最小値以上の一定値に設定することで、スリップ回転数が大きくなる。この結果、クラッチの油温上昇を促進することができる。
図1は、実施例1の制御装置が適用されたパラレルハイブリッド車両(電動車両の一例)を示す全体システム図である。以下、図1に基づいて、駆動系および制御系の構成を説明する。
前記「EVモード」は、第1クラッチCL1を開放状態とし、モータ/ジェネレータMGの動力のみで走行するモードである。
前記「HEVモード」は、第1クラッチCL1を締結状態とし、モータアシスト走行モード・走行発電モード・エンジン走行モードの何れかにより走行するモードである。
前記「WSCモード」は、駆動系にトルクコンバータを持たないために導入された走行モードであり、例えば、「HEVモード」からのP,N→Dセレクト発進時、または、「EVモード」や「HEVモード」からのDレンジ発進時、または、極低速走行時等において、モータ/ジェネレータMGを回転数制御させることで第2クラッチCL2のスリップ締結状態を維持し、第2クラッチCL2を経過するクラッチ伝達トルク容量をコントロールしながら発進/走行するモードである。なお、「WSC」とは「Wet Start Clutch」の略である。
そして、この第2クラッチCL2は、
(a)「WSCモード」を選択しての発進/走行時、
(b)「EVモード」からエンジンEngを始動して「HEVモード」へ移行するモード遷移時、
(c)「HEVモード」から第1クラッチCL1を切り離して「EVモード」へ移行するモード遷移時、
において、モータ/ジェネレータMGの回転数制御により第2クラッチCL2のスリップ状態を維持するクラッチスリップ制御が行われる。
ここではその詳細は省略するが、例えば、低加速での発進といった比較的エンジンの効率が良くない走行シーンではモータ単独(EVモード)走行するため、第1クラッチCL1は開放(fCL1=0)する。また、急加速時やバッテリー充電量SOCが所定値SOCth1以下、あるいは車速VSPが所定値VSPth1以上となった場合、「EVモード」を選択しての走行は困難なため、エンジンEngおよびモータジェネレータMGで走行する「HEVモード」に移行するために第1クラッチCL1をスリップまたは締結(fCL1=1)する。
Tm_FB_ON={(KPm・s+KIm)/s}{ωcl2i *−ωcl2i} (1)
とする。
ただし、
KPm:モータ制御用比例ゲイン
KIm:モータ制御用積分ゲイン
s:微分演算子
である。
なお、出力軸回転数が検出可能最小値ω o_min 以下の場合には、目標駆動トルク(入力軸換算相当値)に所定の値(モータ回転数を所定の角加速度で上昇できる分)を加えた値で上限制限を施す。
出力軸回転数が検出可能最小値ωo_min以下、かつ、ステップS7で出力軸回転数のロック判定中(fLKJDG_END=0)と判定され、かつ、後述する出力軸回転数推定値、かつ、入力軸回転数計測値が共に非ロック回転数以上の場合、前回の第2クラッチトルク容量指令値に所定の値ΔTcl2_LKJDGを加算した値とする。
それ以外の場合は、基本第2クラッチトルク容量指令値Tcl2_base *と回転数制御用モータトルク指令値Tm_FB_ONとエンジントルク指令値Te_base *から、目標駆動トルクTd*を実現するためのクラッチトルク容量指令値を演算する。なお、詳細な説明は後述する。
1)締結する場合
1-1) Tcl2_z1 *<Td*×Ksafeであれば、
Tcl2_FB_OFF=Tcl2_z1 *+ΔTcl2LU (2)
1-2) Tcl2_z1 *≧Td*×Ksafeであれば、
Tcl2_FB_OFF=Td*×Ksafe (3)
2)開放する場合、
Tcl2_FB_OFF=0 (4)
3)第2クラッチCL2を締結→スリップ状態にする場合、
Tcl2_FB_OFF=Tcl2_z1 *−ΔTcl2slp (5)
とする。
ただし、
Ksafe:第2クラッチ安全率係数(>1)
ΔTcl2LU:スリップ(または開放)→締結移行時のトルク容量変化率
ΔTcl2slp:締結→スリップ移行時トルク容量変化率
Tcl2_z1 *:最終第2トルク指令値前回値
である。
1) 第2クラッチCL2が回転数制御中の場合
Tcl2 *=Tcl2_FB_ON (6)
2) 第2クラッチCL2が回転数制御停止の場合
Tcl2 *=Tcl2_FB_OFF (7)
とする。
1) 第1クラッチ制御モードが締結モードになっていて、かつ、第2クラッチスリップ回転数ωcl2slpがスリップ回転数目標値ωcl2slp *以上の場合、
Tcl1 *=Tcl1_max (8)
ただし、
ωcl2slp *:エンジン始動時スリップ回転数目標値(設定方法は後述)
Tcl1_max:第1クラッチ最大トルク容量
2) 第1クラッチ制御モードが開放モードになっている場合、
Tcl1 *=0 (9)
とする。
1) 第2クラッチCL2が回転数制御中の場合
Tm*=Tm_FB_ON (10)
2) 第2クラッチCL2が回転数制御停止の場合
Tm*=Tm_base * (11)
とする。
ωe≠ωcl2i(CL1開放またはスリップ)、または、ωcl2slp>ωcl2slpth
とする。
1)EVモードの場合(fCL1=0)
ωcl2_slp *=fcl2_slp_Cl1OP(Tcl2_base,Tempcl2) (12)
ここで、fcl2_slp_Cl1OP()は、基本第2クラッチトルク容量指令値Tcl2_baseおよび第2クラッチ油温Tempcl2を入力とした関数である。実際には、例えば、図8に示すようなマップによって設定する。このように、「油温が高い」もしくは「クラッチ容量指令値が大きい」場合は第2クラッチスリップ回転数目標値ωcl2_slp *を小さくすることにより、クラッチ油温の上昇を防止できる。
2)エンジントルク始動中の場合
ωcl2_slp *=fcl2_slp_Cl1OP(Tcl2_base,Tempcl2)+fcl2_Δωslp(Teng_start) (13)
ここで、fcl2_Δωslp()は、エンジン始動時のためのスリップ回転数増加量を演算する関数であり、エンジン始動配分モータトルクTeng_startを入力とする。実際には、例えば、図9に示すようなマップを用いることにより、エンジン始動配分モータトルクTeng_startが低下した場合には、目標第2クラッチスリップ回転数ωcl2_slp *を高め(増加量を多く)に設定する。これにより、第1クラッチCL1からの外乱を完全に打ち消すことができず回転数が低下しても急な締結を防止でき、その結果、加速度変動を生じることなくエンジンEngを始動できる。
なお、エンジン始動後もスリップ制御を継続する場合、スリップ回転数はEV走行中同様とする(増加分は加算しない)。
はじめにスリップ回転数目標値ωcl2_slp *と出力軸回転数計測値ωoから下式に基つぎ入力軸回転数第1目標値ωcl2i_1 *を、
ωcl2i_1 *=ωcl2_slp *+ωo (14)
により演算する。
なお、クラッチ油温が所定値以下(十分低い場合)、上記式(14)の演算結果に出力軸回転数検出可能最小値ωo_min以上になるような上限制限を施し、最終的な入力軸回転数目標値ωcl2i *とする。
ω~o=GfGAT∫(1/JV)(Td*−TL)dt (15')
ただし、
Td*:駆動トルク指令値
TL:走行抵抗値
JV:車両慣性モーメント
Gf:最終減速比
GAT:現在のシフト位置における変速比
なお、上記走行抵抗値TLは、予め取得した平坦路での値に対し、加速度センサや傾斜角センサなどから計測(推定)した勾配値で補正した値とする。
ωcl2i_2 *=ωcl2_slp *+ω~o (15)
なお、クラッチ油温が所定値以下(十分低い場合)、上記式(15)の演算結果に出力軸回転数検出可能最小値ωo_min以上になるような上限制限を施し、最終的な入力軸回転数目標値ωcl2i *とする。
1) ωO>ωO_min、であれば、
入力軸回転数第1目標値ωcl2i_1 *を最終値とする。
2) ωO≦ωO_min、すなわち、ωO=0であれば、
入力軸回転数第2目標値ωcl2i_2 *を最終値とする。
実際の演算は、タスティン近似等で離散化して得られた漸化式を用いて算出する。演算式は、
(Tcl2_FF)/(Tcl2_base *)=GFF(s)=(τcl2・s+1)/(τcl2_ref・s+1) (16)
となる。
ただし、
τcl2:クラッチモデル時定数
τcl2_ref:クラッチ制御用規範応答時定数
である。
1) EVモードの場合
Tcl2_t=Tcl2_base * (17)
2) HEVモード(第1クラッチCL1が締結状態)の場合
Tcl2_t=Tcl2_base *−Te_est (18)
となる。
なお、HEVモードにおける第2クラッチトルク容量目標値Tcl2_tは、全体(エンジンおよびモータ)のトルク容量に対し、モータ分の容量を意味する。
また、Te_estは、エンジントルク推定値であり、例えば、
Te_est={1/(τes+1)}e-Les×Te_base * (19)
ただし、
τe:エンジン一時遅れ時定数
Le:エンジンむだ時間
の式に基づき演算する。
(Tcl2_ref)/(Tcl2_t)=Gcl2_REF(s)=1/(τcl2_ref・s+1) (20)
となる。
Tcl2_FB={(KPcl2s+KIccl2)/s}×(Tcl2_ref−Tm_FB_ON) (21)
となる。
ただし、
KPcl2:第2クラッチ制御用比例ゲイン
KIccl2:第2クラッチ制御用積分ゲイン
である。
Tcl2_FB={(KPcl2s+KIccl2)/s}×(Tcl2_ref−Tm_FB_ON−TIcl2_est) (22)
となる。
ここで、TIcl2_estはイナーシャトルク推定値であり、例えば、入力回転数変化量(微分値)に入力軸周りの慣性モーメントを乗算して求める。
まず、「比較例の課題」の説明を行い、続いて、実施例1のパラレルハイブリッド車両の制御装置における作用を、「実施例1のクラッチスリップ制御処理」、「ポイント1によるクラッチスリップ制御作用」、「ポイント2,3によるクラッチスリップ制御作用」、「ポイント4によるクラッチスリップ制御作用」に分けて説明する。
図11は、比較例のクラッチスリップ制御の実行による発進時おけるモータトルク・CL2トルク容量・回転数(モータ(CL2入力)目標値、モータ(CL2入力)計測値、車速(CL2出力)実際値、車速(CL2出力)計測値)・アクセル開度の各特性を示すタイムチャートである。以下、比較例の課題を説明する。以下、図11に基づいて、比較例の課題を説明する。
ステップS5で第2クラッチCL2のモード状態がスリップモードと設定され、かつ、実際のスリップ回転数(入力軸回転数−出力軸回転数)絶対値が所定値以上となった場合、スリップ回転数制御がONとされる。このため、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7→ステップS8→ステップS9→ステップS10→ステップS11→ステップS12→ステップS15→ステップS16→ステップS17→ステップS18→ステップS19→エンドへと進む流れが繰り返される。
第2クラッチCL2のスリップ締結要求時、出力軸回転数計測値ωoが回転数検出可能最小値ωo_minを超えているとき、クラッチ入力軸回転数目標値ωcl2i *を、スリップ回転数目標値ωcl2_slp *に出力軸回転数計測値ωoを加えた値とし、出力軸回転数計測値ωoが回転数検出可能最小値ωo_min以下で、かつ、クラッチ油温が所定値以下であるとき、クラッチ入力軸回転数目標値ωcl2i *を、回転数検出可能最小値ωo_min以上の値に設定した。
第2クラッチCL2のスリップ締結要求時、出力軸回転数計測値ωoが回転数検出可能最小値ωo_minを超えているとき、スリップ回転数目標値ωcl2_slp *に出力軸回転数計測値ωoを加えたクラッチ入力軸回転数第1目標値ωcl2i_1 *を最終値ωcl2i *とし、出力軸回転数計測値ωoが回転数検出可能最小値ωo_min以下であるとき、スリップ回転数目標値ωcl2_slp *に前記出力軸回転数推定値ω~oを加えたクラッチ入力軸回転数第2目標値ωcl2i_2 *を最終値ωcl2i *として設定した。
クラッチスリップ制御時、モータ/ジェネレータMGへのモータトルク指令値を、目標駆動トルクTd*を得る駆動トルク指令値に加速トルク分を加えた値で上限制限を施す。
クラッチスリップ制御時、出力軸回転数計測値ωoが回転数検出可能最小値ωo_min以下であり、かつ、出力軸回転数推定値ω~oがインバータ過温度防止最小値(=非ロック回転数ωUN_LOCK)を超えると、入力軸回転数計測値ωcl2iがインバータ過温度防止最小値となるまで一時的にクラッチ締結圧を上昇させ、入力軸回転数計測値ωcl2iがインバータ過温度防止最小値以下になると出力軸回転数推定値ω~oを零(=クラッチ入力軸回転数目標値ωcl2i *をスリップ回転数目標値ωcl2_slp *)で初期化し、再度、クラッチ締結圧を低下させてスリップ制御を再開する。
図12は、実施例1のクラッチスリップ制御(ポイント1)の実行による発進時おけるモータトルク・CL2トルク容量・回転数(モータ(CL2入力)目標値、モータ(CL2入力)計測値、車速(CL2出力)実際値、車速(CL2出力)計測値)・アクセル開度の各特性を示すタイムチャートである。以下、図12に基づいて、ポイント1によるクラッチスリップ制御作用を説明する。
加えて、クラッチ油温が所定値以下であるとき、モータ(CL2入力)目標値を、回転数検出可能最小値ωo_min以上の一定値に設定することで、スリップ回転数が大きくなり、第2クラッチCL2の油温上昇を促進することができる。
図13は、実施例1のクラッチスリップ制御(ポイント2,3)の実行による発進時おけるモータトルク・CL2トルク容量・回転数(モータ(CL2入力)目標値、モータ(CL2入力)計測値、車速(CL2出力)実際値、車速(CL2出力)計測値)・アクセル開度の各特性を示すタイムチャートである。以下、図13に基づいて、ポイント2,3によるクラッチスリップ制御作用を説明する。
図14は、実施例1のクラッチスリップ制御(ポイント4)の実行による発進時おけるモータトルク・CL2トルク容量・回転数(モータ(CL2入力)目標値、モータ(CL2入力)計測値、車速(CL2出力)実際値、車速(CL2出力)計測値)・アクセル開度の各特性を示すタイムチャートである。以下、図14に基づいて、ポイント4によるクラッチスリップ制御作用を説明する。
・入力軸回転数計測値ωcl2iがインバータ過温度防止最小値を超えている間は、そのまま締結、または、再度スリップ制御を行う。
・入力軸回転数計測値ωcl2iがインバータ過温度防止最小値以下になると、出力軸回転数推定値ω~oを零(=クラッチ入力軸回転数目標値ωcl2i *をスリップ回転数目標値ωcl2_slp *)で初期化し(図14の矢印Iと矢印J)、再度、クラッチ締結圧を低下させてスリップ制御を再開する(図14の矢印K)。
実施例1のパラレルハイブリッド車両の制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
このため、発進時等のスリップ締結要求時、加速不足といった運転性の悪化を防止することができる。
このため、発進加速性を確保することができると共に、クラッチ(第2クラッチCL2)の油温上昇を促進することができる。
このため、滑らかなスリップ回転数目標値ωcl2_slp *により発進加速性を確保することができると共に、クラッチ(第2クラッチCL2)の温度を上昇させることを防止することができる。
このため、クラッチ(第2クラッチCL2)の油圧が増圧側に変動した場合においても、モータトルクが駆動トルク以上にはならず、急加速を防止することができる。
このため、クラッチ(第2クラッチCL2)の過大なスリップを防止でき、その結果、クラッチ(第2クラッチCL2)ならびにインバータ8の過温度を防止することができる。
CL1 第1クラッチ
MG モータ/ジェネレータ(モータ)
CL2 第2クラッチ(クラッチ)
AT 自動変速機
FG ファイナルギヤ
LT 左駆動輪(駆動輪)
RT 右駆動輪(駆動輪)
6 第2クラッチ入力回転数センサ(入力軸回転数計測手段)
7 第2クラッチ出力回転数センサ(出力軸回転数計測手段)
8 インバータ
9 バッテリー
10 アクセルポジションセンサ
11 エンジン回転数センサ
12 クラッチ油温センサ(クラッチ油温検出手段)
13 ストローク位置センサ
14 統合コントローラ
15 変速機コントローラ
16 クラッチコントローラ
17 エンジンコントローラ
18 モータコントローラ
19 バッテリーコントローラ
20 車速センサ
Claims (1)
- 駆動系に、モータと、クラッチと、駆動輪を有し、
前記クラッチのスリップ締結要求時、前記モータを回転数制御とし、クラッチ入力軸回転数をクラッチ入力軸回転数目標値とすることで前記クラッチのスリップ締結状態を維持し、前記クラッチを経過するクラッチ伝達トルク容量をコントロールするクラッチスリップ制御手段を備えた電動車両の制御装置において、
前記クラッチの出力軸回転数を検出する出力軸回転数計測手段と、
スリップ回転数目標値を演算するスリップ回転数目標値演算手段と、
前記クラッチの油温を検出するクラッチ油温検出手段と、を設け、
前記クラッチスリップ制御手段は、前記クラッチのスリップ締結要求時、出力軸回転数計測値が回転数検出可能最小値を超えているとき、クラッチ入力軸回転数目標値を、スリップ回転数目標値に出力軸回転数計測値を加えた値とし、出力軸回転数計測値が回転数検出可能最小値以下で、かつ、前記クラッチの油温上昇を促進するとき、前記クラッチ入力軸回転数目標値を、回転数検出可能最小値以上の一定値に設定した
ことを特徴とする電動車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009052155A JP5387060B2 (ja) | 2009-03-05 | 2009-03-05 | 電動車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009052155A JP5387060B2 (ja) | 2009-03-05 | 2009-03-05 | 電動車両の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010202123A JP2010202123A (ja) | 2010-09-16 |
JP5387060B2 true JP5387060B2 (ja) | 2014-01-15 |
Family
ID=42964040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009052155A Active JP5387060B2 (ja) | 2009-03-05 | 2009-03-05 | 電動車両の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5387060B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103260986B (zh) * | 2010-10-21 | 2015-12-09 | 日产自动车株式会社 | 车辆的驱动力控制装置 |
JP5278403B2 (ja) * | 2010-10-25 | 2013-09-04 | 日産自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
JP5842323B2 (ja) * | 2010-10-26 | 2016-01-13 | 日産自動車株式会社 | 電動車両の制御装置 |
WO2013132899A1 (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-12 | ジヤトコ株式会社 | 無段変速機の変速制御装置及び変速制御方法 |
JP6269472B2 (ja) * | 2014-12-25 | 2018-01-31 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の駆動装置 |
JP7294271B2 (ja) * | 2020-08-07 | 2023-06-20 | トヨタ自動車株式会社 | 電気自動車 |
JP7294272B2 (ja) * | 2020-08-07 | 2023-06-20 | トヨタ自動車株式会社 | 電気自動車 |
CN114954019B (zh) * | 2022-06-16 | 2023-12-29 | 广东高标智能科技股份有限公司 | 电动车防滑控制方法、装置及电动车 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4492593B2 (ja) * | 2006-08-15 | 2010-06-30 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両のモータ駆動制御装置 |
JP4862624B2 (ja) * | 2006-11-20 | 2012-01-25 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP2008189102A (ja) * | 2007-02-03 | 2008-08-21 | Nissan Motor Co Ltd | ハイブリッド車両の制御装置 |
-
2009
- 2009-03-05 JP JP2009052155A patent/JP5387060B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010202123A (ja) | 2010-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5402060B2 (ja) | 電動車両の制御装置 | |
JP5387060B2 (ja) | 電動車両の制御装置 | |
JP5223603B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5391654B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP6070831B2 (ja) | ハイブリッド車両のクラッチ制御装置 | |
US9352744B2 (en) | Hybrid vehicle braking limit determination system and method | |
EP2641800B1 (en) | Vehicle drive force control device | |
JP5195218B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5417905B2 (ja) | 車両用クラッチ制御装置 | |
JP2012086701A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
US10640106B2 (en) | Speed controlling an electric machine of a hybrid electric vehicle | |
JP5228810B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP6575235B2 (ja) | ハイブリッド車両の発進制御方法および発進制御装置 | |
JP2007314066A (ja) | ハイブリッド車両のクラッチ締結制御装置 | |
JP2010201962A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
CN103963776A (zh) | 用于车辆的控制装置和控制方法 | |
JP5892891B2 (ja) | ハイブリッド駆動装置 | |
JP5029561B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2014061750A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置、およびハイブリッド車両の制御方法 | |
JP5257120B2 (ja) | クラッチ制御装置 | |
JP5293268B2 (ja) | ハイブリッド車両のクラッチ制御装置 | |
JP5407328B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5104775B2 (ja) | クラッチ制御装置 | |
JP2010188806A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP6702085B2 (ja) | 電動車両の制御方法および電動車両の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130212 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130611 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130718 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130910 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130923 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5387060 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |