JP5384012B2 - Eepromおよびそれを用いた電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)に関し、特にそれに対するデータ書き込み技術に関する。
近年の半導体集積回路において、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)が利用される(特許文献1〜3)。EEPROMはマトリクス状に配置されたメモリセルを含んでおり、マトリクスの行ごとにワードラインが、列ごとにビットラインが設けられる。特許文献1〜3に記載されるように、メモリセルは、コントロールゲートとドレインソース間の伝導チャネルとの間にフローティングゲートを有するメモリトランジスタと、ソースがメモリトランジスタのドレインに接続された選択トランジスタと、を含む。
同じ行に配置されるいくつかのメモリトランジスタのソースは、共通のソースライン(ASG:Array Source Groundともいう)に接続される。
メモリセルに対するデータの書き込むは、以下の2つのプロセスを経て行われる。
(1)選択トランジスタのドレインおよびゲートに高電圧を与え、メモリトランジスタのコントロールゲートにローレベル(接地電圧)を印加する。このとき選択トランジスタがオンし、メモリトランジスタのフローティングゲートから電子が引き抜かれてフローティングゲートが正に帯電する。
(2)フローティングゲートが十分に帯電すると、メモリトランジスタのしきい値電圧が低下し、メモリトランジスタのドレインソース間のチャンネルが導通してメモリトランジスタのソース(つまりソースライン)が充電される。
特開2000−86579号公報 特開2000−200496号公報 特開平7−230697号公報
(1)において、フローティングゲートを十分に帯電させてメモリトランジスタのチャネルを導通させるためには、選択トランジスタのドレインに印加する駆動電圧がある程度高くなければならない。ここで(2)におけるソースラインの充電は、(1)においてメモリトランジスタがオンした後に開始するため、ソースラインはある程度高い駆動電圧によって充電される。通常、選択トランジスタのドレインに印加する駆動電圧はチャージポンプ回路などの昇圧回路を利用して生成されるところ、チャージポンプ回路の電流供給能力はその出力電圧が上昇するほど低下する傾向にある。つまりソースラインの充電は、チャージポンプ回路の電流供給能力が低い状態で行われることになり、充電に要する時間が長く、ひいてはメモリセルのアクセス時間が長くなるという問題がある。
またこの問題を解決するために、高電圧発生回路(チャージポンプ回路)の電流供給能力を十分に大きく設計すると、チャージポンプ回路のキャパシタの容量値を大きくする必要があり、回路面積が増加するという問題がある。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その包括的な目的は、書き込み時間を短縮し、あるいは回路規模を縮小したEEPROMの提供にある。
本発明のある態様は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)に関する。このEEPROMは、複数のビットラインおよび複数のワードラインと、複数のビットラインおよび複数のワードラインの交点にマトリクス状に配置された複数のメモリセルを備える。各メモリセルは、ソースが対応するビットラインに接続され、コントロールゲートとドレインソース間の伝導チャネルとの間にフローティングゲートを有するメモリトランジスタと、ソースがメモリトランジスタのドレインに接続され、ゲートが対応するワードラインに接続された選択トランジスタと、を含んで構成される。EEPROMはさらに、複数のメモリセル内の複数のメモリトランジスタのソースを共通に接続するソースラインと、ソースラインを充電する充電回路と、を備える。
この態様によると、メモリセル内のメモリトランジスタおよび選択トランジスタを含む経路とは別に設けられた充電回路を利用することにより、メモリセルトランジスタのフローティングゲートが十分帯電してチャンネルがオンする前に、ソースラインを充電することができ、短時間で書き込み処理を行うことができる。
充電回路は、ソースラインとビットラインに与えられる高電圧と同電位のラインとの間に設けられた第1トランジスタを含んでもよい。この場合、ビットラインの電圧が低くメモリトランジスタのチャンネルが導通する前の状態において、第1トランジスタを介してビットラインの電圧を利用してソースラインを充電することができる。すなわち、ビットラインに高電圧を供給する高電圧発生回路の出力電圧が低い状態、つまり電流供給能力が高い状態でソースラインを充電できるため、書き込み処理を短縮できる。別の観点から見れば、チャージポンプ回路の回路面積を縮小することができる。
あるメモリセルにデータを書き込むとき、書き込みに先立って充電回路によってソースラインを充電し、続いてメモリセルに対応するビットラインに高電圧を与えてもよい。
充電回路は、ソースラインとビットラインに与えられる高電圧と同電位のラインとの間に設けられた第1トランジスタを含み、あるメモリセルにデータを書き込むとき、書き込みに先立って第1トランジスタを所定時間オンし、続いてメモリセルに対応するビットラインに高電圧を与えてデータを書き込んでもよい。
ある態様のEEPROMは、高電圧を生成する高電圧発生回路と、書き込み対象のメモリセルに対応するビットラインを選択して高電圧を供給する列選択回路と、高電圧発生回路と列選択回路の間に設けられた第2トランジスタと、をさらに備えてもよい。
この場合、第2トランジスタのオン、オフを切り換えることにより、ビットラインに印加する高電圧の状態を制御することができ、さらに高電圧発生回路からみた負荷を制御することができる。
ある態様のEEPROMは、高電圧を生成する高電圧発生回路と、高電圧を受け、複数のビットラインのいずれかに供給する列選択回路と、高電圧発生回路と列選択回路の間に設けられた第2トランジスタと、をさらに備えてもよい。充電回路は、ソースラインとビットラインに与えられる高電圧と同電位のラインとの間に設けられた第1トランジスタを含んでもよい。あるメモリセルにデータを書き込むとき、書き込みに先立って充電回路の第1トランジスタを所定時間オンし、続いて第2トランジスタをオンしてメモリセルに対応するビットラインに高電圧を与えてデータを書き込んでもよい。
充電回路は、あるメモリセルにデータを書き込むとき、書き込み対象のメモリセルに対応するビットラインに高電圧を与えるタイミングで、ソースラインの充電を開始してもよい。
EEPROMは、ビットラインに供給すべき高電圧を生成するチャージポンプ型の高電圧発生回路をさらに備えてもよい。当該高電圧発生回路は、書き込み対象のメモリセルに対応するビットラインに高電圧を与えるタイミングで、その出力電圧を上昇させてもよい。この場合、出力電圧が上昇する過程において、その電圧値が低い状態でソースラインを充電することができるため、電流供給能力が高い状態での充電が可能となる。
充電回路は、ソースラインとビットラインに与えられる高電圧と同電位のラインとの間に設けられた第1トランジスタ、ソースラインの電位を所定のしきい値電圧と比較し、ソースラインの電位がしきい値電圧に達すると第1トランジスタをオフするスイッチ制御部と、を含んでもよい。
充電回路は、ソースラインとビットラインに与えられる高電圧と同電位のラインとの間に直列に設けられた、第1トランジスタと、第3トランジスタと、コントロールゲートとドレインソース間の伝導チャネルとの間にフローティングゲートを有する第4トランジスタと、を含んでもよい。第4トランジスタのコントロールゲートが、所定電位にバイアスされてもよい。
あるメモリセルにデータを書き込むとき、書き込み対象のメモリセルに対応するビットラインに高電圧を与えるタイミングで、第1トランジスタをオンしてもよい。
本発明の別の態様は、複数のビットラインおよびワードラインの交点にマトリクス状に配置された複数のメモリセルを含むEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)の駆動方法に関する。複数のメモリセルはそれぞれ、ソースが対応するビットラインに接続され、コントロールゲートとドレインソース間の伝導チャネルとの間にフローティングゲートを有するメモリトランジスタと、ソースがメモリトランジスタのドレインに接続され、ゲートが対応するワードラインに接続された選択トランジスタと、を含む。当該駆動方法は、あるメモリセルにデータを書き込むとき、所定時間、書き込み対象のメモリセルに接続されるソースラインを充電するステップと、所定時間の経過後に、書き込み対象のメモリセルに対応するビットラインに高電圧を印加するステップと、を備える。
本発明のさらに別の態様もまた、複数のビットラインおよびワードラインの交点にマトリクス状に配置された複数のメモリセルを含むEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)の駆動方法に関する。複数のメモリセルはそれぞれ、ソースが対応するビットラインに接続され、コントロールゲートとドレインソース間の伝導チャネルとの間にフローティングゲートを有するメモリトランジスタと、ソースがメモリトランジスタのドレインに接続され、ゲートが対応するワードラインに接続された選択トランジスタと、を含む。当該駆動方法は、あるメモリセルにデータを書き込むとき、書き込み対象のメモリセルに接続されるソースラインを当該メモリセル内のメモリトランジスタおよび選択トランジスタ以外の充電経路を介して充電するとともに、書き込み対象のメモリセルに対応するビットラインに高電圧を印加するステップと、ソースラインの電位を所定のしきい値電圧と比較し、ソースラインの電位がしきい値電圧に達すると、充電経路を遮断するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、データ書き込み時間を短縮でき、あるいは回路規模を縮小できる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが部材Bに接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図1は、EEPROM200の全体構成を示すブロック図である。EEPROM200は、メモリアレイ110、行選択回路10、行デコーダ12、列選択回路20、列デコーダ22、リードライト回路24を備える。EEPROM200は、ひとつの半導体基板上に一体集積化されるのが好ましい。EEPROM200は、携帯電話端末やPDA(Personal Digital Assistants)、デジタルスチルカメラやコンピュータ、家電製品をはじめとするさまざまな電子機器に搭載される。
メモリアレイ110は、m行n列(m、nは自然数)のマトリクス状に配置されたメモリセルを含む。メモリアレイ110には、マトリクスの行ごとに設けられたワードラインWL1〜WLmと、列ごとに設けられたビットラインBL1〜BLnを含む。
行選択回路10は、m本のワードラインごとに設けられたm個のワードラインドライバ(不図示)を含む。行デコーダ12は、アクセス対象のアドレスデータを受け、これをデコードして、行アドレスデータRDを生成し、行選択回路10に出力する。その結果、行選択回路10において、行アドレスデータRDにより指定されたワードラインドライバが選択され、必要な高電圧を選択されたワードラインWLに対して出力する。この高電圧は図示しないチャージポンプ回路などの高電圧発生回路によって生成される。
列選択回路20は、メモリアレイ110の列ごとに設けられたビットラインBLを選択するn個のセレクタ回路(不図示)を含む。列デコーダ22は、アクセス対象のアドレスデータを受け、これをデコードして、列アドレスデータCDを生成し、列選択回路20に出力する。その結果、列選択回路20において、列アドレスデータCDにより指定されたセレクタ回路が選択され、高電圧発生回路により生成された高電圧を選択されたビットラインBLに対して出力する。
リードライト回路24は、ライトモード、リードモードが切り換えられる。ライトモードにおいてリードライト回路24には、メモリアレイ110に対して書き込むべき入力データINが入力され、行選択回路10、列選択回路20によってそれぞれ選択されたワードラインWL、ビットラインBLの交点に位置するメモリセルに、入力データINを書き込む。
また、リードライト回路24は、リードモードにおいて、行選択回路10、列選択回路20によって選択されたワードラインWL、ビットラインBLの交点に位置するメモリセルからデータを読み出し、出力データOUTとして出力する。出力データOUTは、ワード単位のシリアルデータとして出力される。
以下、EEPROM200の具体的な構成例について、いくつかの実施の形態に即して説明する。
(第1の実施の形態)
図2は、第1の実施の形態に係るEEPROM200aの詳細な構成を示す回路図である。EEPROM200aは、図示しない電池から電池電圧Vbatを受け、これを電源として動作する。図2のEEPROM200aは、列選択回路20、メモリアレイ110に加えて、高電圧発生回路30、充電回路40a、高電圧制御スイッチ50を備える。メモリアレイ110の説明を簡潔化するため、単一のワードラインWL1と、3つのビットラインBL1〜BL3、およびこれらの交点に位置する3つのメモリセルMC1〜MC3のみが示される。
高電圧発生回路30はチャージポンプ回路などの昇圧回路であって、電池電圧Vbatを昇圧して15〜20V程度の駆動電圧Vppを生成する。駆動電圧(高電圧ともいう)Vppは高電圧制御スイッチ50を介して列選択回路20に供給される。
各メモリセルMCは、選択トランジスタSTおよびメモリトランジスタMTを含んで構成される。メモリトランジスタMTは、コントロールゲートとドレインソース間の伝導チャネルとの間にフローティングゲートを有する。メモリトランジスタMTのソースは対応するビットラインBLに接続され、そのコントロールゲートは対応するコントロールラインCLに接続される。選択トランジスタSTのソースは、対応するメモリトランジスタMTのドレインに接続され、そのゲートは対応するワードラインWLに接続される。
共通のワードラインWLに接続される複数のメモリセルMC内の、いくつかのメモリトランジスタMTのソース同士は、ソースラインSLを介して共通に接続される。ソースラインSLと固定電圧端子(接地端子)の間には、ASG(Array Source Ground)トランジスタATが設けられる。ASGトランジスタATがオンするとソースラインSLは接地され、オフするとソースラインSLがオープン状態(ハイインピーダンス状態)となる。ASGトランジスタATのオン、オフは、消去、書き込み、読み出しの状態に応じて制御される。
充電回路40aは、メモリトランジスタMTおよび選択トランジスタST以外の経路によって、ソースラインSLを充電するために設けられる。充電回路40aは、ソースラインSLに対して電荷を供給することが可能に構成され、たとえばスイッチ、抵抗、電流源などを用いて構成することができる。図2のEEPROM200aにおいて、充電回路40aは、ソースラインSLと、ビットラインBLに与えられる高電圧Vppと同電位のライン(以下、高電圧ラインHVLという)との間に設けられた第1トランジスタM1を含む。第1トランジスタM1はPチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であり、そのゲートに印加される制御電圧V1に応じて、オンオフが切り換えられる。第1ドライバD1は、第1制御信号S1に応じて制御電圧V1のレベルを切り換える。制御電圧V1がハイレベル(Vpp)のとき、第1トランジスタM1はオフし、制御電圧V1がローレベル(Vpp−Vtより低い電圧)のとき、第1トランジスタM1はオンする。Vtは第1トランジスタM1のしきい値電圧である。高電圧ラインHVLは、高電圧発生回路30の出力端子と接続され、その電位は高電圧Vppと等しくなっている。
高電圧制御スイッチ50は列選択回路20と高電圧発生回路30の間に設けられる。高電圧制御スイッチ50は第2トランジスタM2および第2ドライバD2を含む。第2トランジスタM2はPチャンネルMOSFETであり、高電圧ラインHVLと列選択回路20の間に設けられる。第2ドライバD2は第2制御信号S2に応じて、第2トランジスタM2のゲートに供給する制御電圧V2のレベルを切り換える。タイミング制御部60は、消去動作、書き込み動作のタイミングに同期して、第1制御信号S1、第2制御信号S2のレベルを切り換える。
以上がEEPROM200aの構成である。続いてEEPROM200aの動作についてタイムチャートを参照しながら説明する。図3は、図2のEEPROM200aにおいて、あるメモリセルに対して消去、書き込みを行う際のタイムチャートである。図3は上から順に、高電圧発生回路30から出力される高電圧Vpp、第1トランジスタM1のオンオフ状態、第2トランジスタM2のオンオフ状態を示す。M1およびM2は、ハイレベルがオン状態を、ローレベルがオフ状態を示す。図3の最下段には、充電回路40および高電圧制御スイッチ50が設けられない従来のEEPROMのビットラインVpp’の電位を示す。
期間φ1、φ2、φ3ではそれぞれ、消去、プリチャージ、書き込みが行われる。以下では、期間φ1〜φ3をそれぞれ、消去期間φ1、プリチャージ期間φ2、書き込み期間φ3という。
消去期間φ1〜書き込み期間φ3の間、高電圧発生回路30により生成される高電圧Vppがハイレベルとなる。つまり高電圧発生回路30による昇圧動作は継続的に行われる。
消去期間φ1では、第1トランジスタM1、第2トランジスタM2がともにオフ状態となる。このとき、ビットラインBLおよびソースラインSLは接地電位に固定され、メモリトランジスタMTのコントロールゲートにはコントロールラインCLを介してハイレベル(高電圧Vpp)が印加される。この状態でメモリトランジスタMTのフローティングゲートに電子が注入され、データが消去される。
書き込みに先立ったプリチャージ期間φ2において、所定時間の間、第1トランジスタM1がオン状態となり、充電回路40はソースラインSLを充電する。プリチャージ期間φ2の所定時間はタイミング制御部60によって制御される。充電電流は高電圧発生回路30から供給されるが、プリチャージ期間φ2においては第2トランジスタM2がオフしており、ビットラインBLおよびメモリセルMCに電流は供給されない。つまり高電圧発生回路30の実質的な負荷は、第1トランジスタM1を介して接続されるソースラインSLのみとなるから、高電圧発生回路30にはそれほど大きな電流供給能力が必要とされない。
続いて書き込み期間φ3において、第1トランジスタM1がオフ、第2トランジスタM2がオンとなり、ワードラインWLに高電圧Vppが印加され選択トランジスタSTがオンとなる。コントロールラインCLには接地電位が印加され、ソースラインSLはオープン状態に設定される。この状態で、ビットラインBLには書き込みデータに応じて高電圧Vpp(ハイレベル)または接地電位(ローレベル)のいずれかが印加される。書き込み期間φ3においては、ソースラインSLの電位は上昇しているため、フローティングゲートの電荷によってメモリトランジスタMTのチャネルが導通せず、あるいは導通してもソースに電荷が逃げないため、データの書き込みに必要なフローティングゲートの電荷量の制御を短時間で行うことができる。
このように、第1の実施の形態に係るEEPROM200aでは、ソースラインSLの充電とフローティングゲートの充電を別々のタイミングで行うため、高電圧発生回路30の電流供給能力が小さくて済む。その結果、チャージポンプ回路の面積を従来に比べて小さくすることができる。
実施の形態に係るEEPROM200aの効果は、従来のEEPROMの消去、書き込み動作との対比によってさらに明確となる。図3の最下段に示すように、従来のEEPROMにおいては、高電圧発生回路30の出力電圧Vpp’をパルス状に変化させて、消去、書き込み動作を行う。従来のEEPROMにおける書き込み期間φ3の動作は以下の通りである。
従来のEEPROMにおいては、高電圧発生回路30により生成された高電圧Vpp’が列選択回路20を介してビットラインBLに印加される。このとき、ワードラインWLには高電圧Vpp’が印加され選択トランジスタSTはオンする。またコントロールラインCLには接地電位が印加され、ソースラインSLはオープン状態に設定される。
そうすると、ビットラインBL、選択トランジスタSTを介してメモリトランジスタMTのフローティングゲートに電荷が注入される。フローティングゲートに十分な電荷が注入されると、メモリトランジスタMTのしきい値電圧が低下し、そのチャンネルが導通して選択トランジスタST、メモリトランジスタMTを介してソースラインSLが充電される。
つまり従来のEEPROMでは、メモリトランジスタMTのチャンネルが導通した後、つまり高電圧Vpp’が十分高い電圧まで上昇した状態でソースラインSLが充電される。ソースラインSLに逃げる電荷は、フローティングゲートに対する電荷制御、つまり書き込み動作に寄与しない。
図4は、一般的なチャージポンプ回路の出力電圧と電流供給能力の関係を示す図である。図4に示すように、チャージポンプ回路の電流供給能力は、出力電圧が上昇するほど低下する。つまり従来のEEPROMでは、ソースラインSLを電流供給能力が低い状態で充電する必要があるため、十分に大きな電流供給能力を有する高電圧発生回路を使用する必要があった。
これに対して、第1の実施の形態に係るEEPROM200aでは、ソースラインSLを充電した後に、メモリトランジスタMTのフローティングゲートの電荷制御を行うため、従来に比べて高電圧発生回路に対する負荷を実質的に小さくすることができ、電流供給能力を下げることができるのである。発明者らの検討によれば、256kbitのEEPROMの場合、高電圧発生回路30に必要な電流供給能力は従来の0.78倍程度まで下げることができ、回路面積を大幅に削減できる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、書き込み期間φ3に先だってプリチャージ期間φ2を設け、ソースラインSLをプリチャージ期間φ2に充電することを特徴としていた。これに対して第2の実施の形態に係るEEPROM200bにおいて、充電回路40bは、あるメモリセルにデータを書き込むとき、書き込み対象のメモリセルに対応するビットラインBLに高電圧Vppを与えるタイミングで、ソースラインSLの充電を開始する。
図5は、第2の実施の形態に係るEEPROM200bの詳細な構成を示す回路図である。図5のEEPROM200bは、列選択回路20、メモリアレイ110に加えて、高電圧発生回路30、充電回路40bを備える。以下では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
充電回路40bは、第1トランジスタM1およびスイッチ制御部41を備える。第1トランジスタM1は、PチャンネルMOSFETであり、ソースラインSLと高電圧ラインHVLの間に設けられる。
スイッチ制御部41は、ソースラインSLの電位Vasgを所定のしきい値電圧Vthと比較し、ソースラインSLの電位Vasgがしきい値電圧Vthに達すると第1トランジスタM1をオフする。
スイッチ制御部41は、電流源42、トランジスタ44、46、47、シュミットインバータ48、NANDゲート49、第1ドライバD1を含む。トランジスタ44、46はカレントミラー回路を形成し、電流源42によって生成される定電流をコピーし、ソース接地されたトランジスタ47のドレインに供給する。トランジスタ47のゲートにはソースラインSLの電位Vasgが印加される。シュミットインバータ48には、トランジスタ47のドレインの電位が入力される。NANDゲート49は、書き込みのタイミングを指示するライトデータWRITEと、シュミットインバータ48の出力の否定論理積を第1制御信号S1として出力する。第1ドライバD1は第1制御信号S1にもとづいて第1トランジスタM1のオンオフを切り換える。
なお、スイッチ制御部41はコンパレータやこれに変わる回路素子で構成されてもよい。
以上が第2の実施の形態に係るEEPROM200bの構成である。次にその動作を説明する。
図6は、図5のEEPROM200bにおいて、あるメモリセルに対して消去、書き込みを行う際のタイムチャートである。高電圧発生回路30により生成される高電圧Vppは、図6に示すようにパルス状に生成される。つまり高電圧発生回路30は、書き込み対象のメモリセルMCに対応するビットラインBLに高電圧を与えるタイミングで、その出力電圧を上昇させる。これは図3に示される第1の実施の形態における高電圧Vppと異なっている点に注目すべきである。
消去期間φ1が完了するとライトデータWRITEがハイレベルとなり、書き込み期間φ3に遷移する。書き込み期間φ3となると、高電圧Vppが上昇し始めるが、高電圧発生回路30の負荷として接続される容量成分によって、その電圧値は目標値まで瞬時に上昇せず、ある傾きをもって増加する。
書き込み動作の開始直後において、ソースラインSLの電位Vasgは接地電位付近であるためトランジスタ47はオフとなり、そのドレイン電圧はハイレベルとなる。このときシュミットインバータ48の出力はローレベル、NANDゲート49の出力はハイレベルとなり、第1トランジスタM1はオンとなる。第1トランジスタM1がオンすると、ソースラインSLの充電が開始する。つまり、図5のEEPROM200bでは、高電圧Vppが低い状態において、第1トランジスタM1を介してソースラインSLを充電する。図4に示すようにチャージポンプ回路の電流供給能力は出力電圧Voutが低下するほど高くなるから、本実施の形態に係るEEPROM200bは、大きな電流供給能力でソースラインSLを充電することができる。
またソースラインSLの充電と同時並列的に、ビットラインBLおよび選択トランジスタSTを介してメモリトランジスタMTのフローティングゲートの電荷制御が行われる。ソースラインSLが充電され、その電位Vasgがトランジスタ47のしきい値電圧Vthまで達すると、トランジスタ47がオンし、第1制御信号S1がローレベルとなって第1トランジスタM1がオフする。その後、フローティングゲートに対する電荷の注入が行われる。
このように本実施の形態に係るEEPROM200bによれば、高電圧発生回路30の出力電圧Vppが低い状態にてソースラインSLを充電するため、ソースラインSLの電位を上昇させるのに要する時間を短縮することができる。言い換えれば、ソースラインSLを所定の時間内で目標の電位に上昇させるために必要な電流供給能力が、従来のEEPROMに比べて小さくて済むという利点がある。
さらに本実施の形態に係るEEPROM200bによれば、第1トランジスタM1をオンするタイミングをライトデータにもとづいて、オフするタイミングをソースラインSLの電位Vasgにもとづいて制御できる。つまり図2のEEPROM200aのように第1トランジスタM1を所定時間オンするためのタイミング制御部60が不要であるという利点もある。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態は、第2の実施の形態と同様に、あるメモリセルにデータを書き込むとき、書き込み対象のメモリセルに対応するビットラインBLに高電圧Vppを与えるタイミングで、ソースラインSLの充電を開始する。
図7は、第3の実施の形態に係るEEPROM200cの詳細な構成を示す回路図である。図7のEEPROM200cは、列選択回路20、メモリアレイ110に加えて、高電圧発生回路30、充電回路40cを備える。以下では第2の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図7の充電回路40cは、第1トランジスタM1、第3トランジスタM3、第4トランジスタM4、第1ドライバD1を含む。
第1トランジスタM1、第3トランジスタM3、第4トランジスタM4は、ソースラインSLと高電圧ラインHVLとの間に直列に設けられる。第1トランジスタM1はPチャンネルMOSFETであり、第3トランジスタM3および第4トランジスタM4はそれぞれ、選択トランジスタSTおよび第4トランジスタM4と同型である。つまり第3トランジスタM3はNチャンネルMOSFETであり、第4トランジスタM4はコントロールゲートとドレインソース間の伝導チャネルとの間にフローティングゲートを有する。書き込み期間φ3において、第3トランジスタM3のゲートは高電圧Vppが印加され、第4トランジスタM4のコントロールゲートは、所定電位Vrefにバイアスされる。第1ドライバD1は書き込みのタイミングを指示するライトデータWRITEにもとづいて第1トランジスタM1のオンオフを制御する。
以上が第3の実施の形態に係るEEPROM200cの構成である。次にその動作を説明する。
消去期間φ1が完了するとライトデータWRITEがハイレベルとなり、書き込み期間φ3に遷移する。書き込み期間φ3となると、図6に示すように高電圧Vppが上昇し始めるが、高電圧発生回路30の負荷として接続される容量によって、その電位は瞬時に目標値まで上昇せず、ある傾きをもって増加する。
ライトデータWRITEがハイレベルとなると、第1トランジスタM1がオンする。第3トランジスタM3もまた、そのゲートにハイレベルが印加されているためオンする。第4トランジスタM4もそのコントロールゲートに入力される基準電圧Vrefによってオン状態となる。その結果、書き込み期間φ3が開始すると直ちに、第1トランジスタM1、第3トランジスタM3、第4トランジスタM4を介して、ソースラインSLが充電される。つまり、図7のEEPROM200cでは、図5のEEPROM200bと同様に、高電圧Vppが低い状態において、つまり電流供給能力が大きな状態でソースラインSLを充電することができる。
第1トランジスタM1、第3トランジスタM3を流れる電流は、ソースラインSLに供給されるとともに、第4トランジスタM4のフローティングゲートへと供給される。フローティングゲートの電荷量が変化することによって第4トランジスタM4のしきい値電圧が小さくなる。ソースラインSLの電位Vasgがあるしきい値電圧まで上昇すると第4トランジスタM4がオフし、充電回路40cによるソースラインSLの充電が停止する。
図7のEEPROM200cでは、第4トランジスタM4のコントロールゲートに印加する基準電圧Vrefに応じて、充電回路40による充電の時間を制御することができる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
実施の形態では、充電回路40a〜40cが高電圧発生回路30によって生成される高電圧Vppを利用してソースラインSLを充電する場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。つまり充電回路40a〜40cは、高電圧発生回路30以外の電源を受けて動作してもよい。
実施の形態にもとづき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を離脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
EEPROMの全体構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るEEPROMの詳細な構成を示す回路図である。 図2のEEPROMにおいて、あるメモリセルに対して消去、書き込みを行う際のタイムチャートである。 一般的なチャージポンプ回路の出力電圧と電流供給能力の関係を示す図である。 第2の実施の形態に係るEEPROMの詳細な構成を示す回路図である。 図5のEEPROMにおいて、あるメモリセルに対して消去、書き込みを行う際のタイムチャートである。 第3の実施の形態に係るEEPROMの詳細な構成を示す回路図である。
符号の説明
WL…ワードライン、BL…ビットライン、SL…ソースライン、MC…メモリセル、ST…選択トランジスタ、MT…メモリトランジスタ、AT…ASGトランジスタ、10…行選択回路、12…行デコーダ、20…列選択回路、22…列デコーダ、24…リードライト回路、30…高電圧発生回路、40…充電回路、41…スイッチ制御部、50…高電圧制御スイッチ、60…タイミング制御部、110…メモリアレイ、200…EEPROM、M1…第1トランジスタ、M2…第2トランジスタ、M3…第3トランジスタ、M4…第4トランジスタ、D1…第1ドライバ、D2…第2ドライバ。

Claims (8)

  1. 複数のビットラインおよび複数のワードラインと、
    前記複数のビットラインおよび前記複数のワードラインの交点にマトリクス状に配置された複数のメモリセルであって、各メモリセルは、コントロールゲートとドレインソース間の伝導チャネルとの間にフローティングゲートを有するメモリトランジスタと、ドレインが対応する前記ビットラインに接続され、ソースが前記メモリトランジスタのドレインに接続され、ゲートが対応する前記ワードラインに接続された選択トランジスタと、を含んで構成される、複数のメモリセルと、
    前記複数のメモリセル内の複数の前記メモリトランジスタのソースを共通に接続するソースラインと、
    前記ソースラインを充電する充電回路と、
    を備え、
    前記充電回路は、前記ソースラインと前記ビットラインに与えられる高電圧と同電位のラインとの間に設けられた第1トランジスタを含み、
    あるメモリセルにデータを書き込むとき、書き込みに先立って前記第1トランジスタを所定時間オンして前記ソースラインを充電し、続いて前記メモリセルに対応するビットラインに高電圧を与えてデータを書き込むことを特徴とするEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)。
  2. 高電圧を生成する高電圧発生回路と、
    書き込み対象のメモリセルに対応するビットラインを選択して前記高電圧を供給する列選択回路と、
    前記高電圧発生回路と前記列選択回路の間に設けられた第2トランジスタと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のEEPROM。
  3. 複数のビットラインおよび複数のワードラインと、
    前記複数のビットラインおよび前記複数のワードラインの交点にマトリクス状に配置された複数のメモリセルであって、各メモリセルは、コントロールゲートとドレインソース間の伝導チャネルとの間にフローティングゲートを有するメモリトランジスタと、ドレインが対応する前記ビットラインに接続され、ソースが前記メモリトランジスタのドレインに接続され、ゲートが対応する前記ワードラインに接続された選択トランジスタと、を含んで構成される、複数のメモリセルと、
    前記複数のメモリセル内の複数の前記メモリトランジスタのソースを共通に接続するソースラインと、
    前記ソースラインを充電する充電回路と、
    高電圧を生成する高電圧発生回路と、
    書き込み対象のメモリセルに対応するビットラインを選択して前記高電圧を供給する列選択回路と、
    前記高電圧発生回路と前記列選択回路の間に設けられた第2トランジスタと、
    を備え、
    前記充電回路は、前記ソースラインと前記ビットラインに与えられる高電圧と同電位のラインとの間に設けられた第1トランジスタを含み、
    あるメモリセルにデータを書き込むとき、
    書き込みに先立って前記充電回路の前記第1トランジスタを所定時間オンして前記ソースラインを充電し、
    続いて前記第2トランジスタをオンして前記メモリセルに対応するビットラインに高電圧を与えてデータを書き込むことを特徴とするEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)。
  4. 複数のビットラインおよび複数のワードラインと、
    前記複数のビットラインおよび前記複数のワードラインの交点にマトリクス状に配置された複数のメモリセルであって、各メモリセルは、コントロールゲートとドレインソース間の伝導チャネルとの間にフローティングゲートを有するメモリトランジスタと、ドレインが対応する前記ビットラインに接続され、ソースが前記メモリトランジスタのドレインに接続され、ゲートが対応する前記ワードラインに接続された選択トランジスタと、を含んで構成される、複数のメモリセルと、
    前記複数のメモリセル内の複数の前記メモリトランジスタのソースを共通に接続するソースラインと、
    前記ソースラインを充電する充電回路と、
    を備え、
    前記充電回路は、
    前記ソースラインと前記ビットラインに与えられる高電圧と同電位のラインとの間に設けられた第1トランジスタと、
    前記ソースラインの電位を所定のしきい値電圧と比較し、前記ソースラインの電位が前記しきい値電圧に達すると前記第1トランジスタをオフするスイッチ制御部と、
    を含み、
    あるメモリセルにデータを書き込むとき、
    書き込みに先立って前記第1トランジスタをオンすることにより前記充電回路によって前記ソースラインを充電し、
    続いて前記メモリセルに対応するビットラインに高電圧を与えてデータを書き込むことを特徴とするEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)。
  5. 複数のビットラインおよび複数のワードラインと、
    前記複数のビットラインおよび前記複数のワードラインの交点にマトリクス状に配置された複数のメモリセルであって、各メモリセルは、コントロールゲートとドレインソース間の伝導チャネルとの間にフローティングゲートを有するメモリトランジスタと、ドレインが対応する前記ビットラインに接続され、ソースが前記メモリトランジスタのドレインに接続され、ゲートが対応する前記ワードラインに接続された選択トランジスタと、を含んで構成される、複数のメモリセルと、
    前記複数のメモリセル内の複数の前記メモリトランジスタのソースを共通に接続するソースラインと、
    前記ソースラインを充電する充電回路と、
    を備え、
    前記充電回路は、
    前記ソースラインと前記ビットラインに与えられる高電圧と同電位のラインとの間に設けられた第1トランジスタと、
    前記ソースラインの電位を所定のしきい値電圧と比較し、前記ソースラインの電位が前記しきい値電圧に達すると前記第1トランジスタをオフするスイッチ制御部と、
    を含み、
    あるメモリセルにデータを書き込むとき、
    前記メモリセルに対応するビットラインに高電圧を与えるタイミングで、前記第1トランジスタをオンすることにより前記充電回路による前記ソースラインの充電を開始することを特徴とするEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)。
  6. 前記ビットラインに供給すべき高電圧を生成するチャージポンプ型の高電圧発生回路をさらに備え、当該高電圧発生回路は、書き込み対象のメモリセルに対応するビットラインに高電圧を与えるタイミングで、その出力電圧を上昇させることを特徴とする請求項に記載のEEPROM。
  7. 前記充電回路は、
    前記第1トランジスタと前記ビットラインに与えられる高電圧と同電位のラインとの間に順に直列に設けられた、
    第3トランジスタと、
    コントロールゲートとドレインソース間の伝導チャネルとの間にフローティングゲートを有する第4トランジスタと、
    さらに含み、前記第4トランジスタのコントロールゲートが、所定電位にバイアスされることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のEEPROM。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のEEPROMを備えることを特徴とする電子機器。
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