JP5383117B2 - 記録装置及びその制御方法、並びに、プログラム - Google Patents

記録装置及びその制御方法、並びに、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、時系列な電子データを記録する記録装置及びその制御方法、並びに、プログラムに関する。
従来、記録する電子データの保全性を高める方法としては、RAIDなどの冗長構成の記憶媒体に保存する方法や、別の記憶媒体にコピー(複製)する方法が一般的であった。また、記憶媒体に記録された電子データの容量を削減する方法としては、同一内容の重複するファイルを検索して削除する方法が一般的であった(例えば、下記の特許文献1参照)。
特開2006−338461号公報
しかしながら、従来の冗長構成の記憶媒体に電子データを保存する方法においては、記録する電子データの生成過程において負荷の集中などにより電子データにエラーを含むと、冗長構成の各記憶媒体に保存した電子データにエラーを含むことになる。この場合、1台の記録する装置の記憶媒体を冗長構成にするだけでは、十分な電子データの保全性を得ることができない。そのため、映像データなどの電子データを記録するシステムにおいて、保全性を高めるためには、記録する装置自体を複数設定することで冗長化してシステムを構築する方法が取られる。
しかしながら、それぞれの記録装置の電子データが異なる期間においてエラーを含んでいる可能性がある。そのため、各記録装置では、全ての電子データを保持しなければならず、それぞれが有する記憶媒体に必要とされる容量が大きくなるという問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、電子データの保全性を確保するとともに、電子データの複製先の記憶媒体に必要とされる容量の低減化を実現できるようにすることを目的とする。
本発明の記録装置は、時系列の電子データを記録する複数の記録装置に含まれる第1の記録装置に記録された第1の電子データの欠損の期間を示す第1の情報、及び、前記複数の記録装置に含まれる第2の記録装置に記録された第2の電子データの欠損の期間を示す第2の情報を収集する収集手段と、指定された期間の開始時刻から終了時刻までに記録した前記第1の電子データを記憶装置に複製する第1の処理を前記第1の記録装置に行わせ、更に、前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記指定された期間のうち前記第1の電子データの欠損の期間を含み且つ前記第2のデータの欠損の期間を含まない期間の前記第2の電子データを、前記第1の電子データの欠損の期間以前の第2の電子データのIフレームの記録時刻から前記第1の電子データの欠損の期間以後の前記第1の電子データのIフレームの記録時刻に応じた時刻まで前記記憶装置に複製する第2の処理を前記第2の記録装置に行わせる複製処理手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の記録装置は、時系列の電子データを記録する複数の記録装置に含まれる第1の記録装置に記録された第1の電子データの欠損の期間に係る第1の情報、及び、前記複数の記録装置に含まれる第2の記録装置に記録された第2の電子データの欠損の期間に係る第2の情報を収集する収集手段と、指定された期間の開始時刻から当該開始時刻よりも後であって前記第1の電子データの最初の欠損の期間以前のIフレームの記録時刻に応じた時刻までの期間の電子データを含む前記第1の電子データを前記第1の情報に基づいて記憶装置に複製する第1の処理を前記第1の記録装置に行わせ、更に、前記Iフレームの記録時刻から前記第2の電子データの欠損の期間を含まない期間の前記第2の電子データを前記第2の情報に基づいて前記記憶装置に複製する第2の処理を前記第2の記録装置に行わせる複製処理手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、電子データの保全性を確保するとともに、電子データの複製先の記憶媒体に必要とされる容量の低減化を実現することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付の図面を参照して説明する。
なお、以下に示す本発明の各実施形態においては、本発明に係る記録装置として、録画装置を適用した例について説明を行う。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電子データ記録システム100の全体構成の一例を示す図である。
図1に示す電子データ記録システム100は、ネットワークカメラ110と、録画装置120と、ストレージ装置130と、ネットワーク140と、再生装置150を有して構成されている。
ネットワークカメラ110は、時系列の電子データである映像データ等を生成してネットワーク140に配信する配信装置であり、電子データ記録システム100においては、少なくとも1台の装置(複数台の装置が構成されていてもよい)が設けられている。ここで、ネットワークカメラ110は、時系列の電子データとして、映像データ以外に、音声データや、温度計などのセンサーによる検知データなどを生成して、ネットワーク140に配信するものであってもよい。
録画装置120は、ネットワークカメラ110からネットワーク140を介して配信される映像データを記録(即ち、録画)するものであり、電子データ記録システム100においては、複数の録画装置が設けられている。図1に示す電子データ記録システム100では、複数の録画装置120として、録画装置120−1と録画装置120−2との2つの録画装置を設けた例を示しているが、3つ以上の録画装置を設けることも可能である。
ストレージ装置130は、各種のデータ等を保存する記憶装置(記憶媒体)である。
このストレージ装置130は、例えば、Network_Attached_Storageなどのネットワーク140に接続された記憶装置であってもよい。或いは、例えば、Storage_Area_Networkなどのネットワーク140において録画装置120−1及び120−2に接続された記憶装置であってもよい。さらには、例えば、録画装置120−1もしくは録画装置120−2に装備されたテープやハードディスク、光ディスクなどの記憶装置であってもよい。
ネットワーク140は、ネットワークカメラ110、録画装置120、ストレージ装置130、及び、再生装置150を相互に通信可能に接続するものである。このネットワーク140は、必ずしも1つである必要はない。例えば、ネットワーク140は、ネットワークカメラ110と録画装置120とを繋ぐネットワークと、ストレージ装置130と録画装置120とを繋ぐネットワークと、ストレージ装置130と再生装置150とを繋ぐネットワークとを独立して具備してもよい。
再生装置150は、ストレージ装置130に記録された映像データを再生・表示する装置である。この再生装置150は、映像データを表示するディスプレイ及び映像データをディスプレイに表示させるための処理装置などの一般的なパーソナルコンピュータによって構成される。
図2は、図1に示す録画装置120の内部構成の一例を示す図である。
図1に示す録画装置120は、図2に示すように、通信部121と、制御処理部122と、内蔵時計123と、記録部124と、一時記録部125を有して構成されている。
通信部121は、制御処理部122の制御に基づいて、ネットワーク140を介して他の装置(外部装置)と通信を行うものである。
制御処理部122は、当該録画装置120における全体の制御と演算処理を行うものであり、例えば、CPU(Central_Processing_Unit)などで構成されている。
内蔵時計123は、当該録画装置120に内蔵されており、時刻を管理している。この内蔵時計123は、例えば、通信部121を介して、他の録画装置120もしくは不図示のNTP(Network_Time_Protocol)サーバと通信を行うことによって時刻の同期を行うようにしている。この際、内蔵時計123は、例えば、通信部121を介して、標準電波を受信して時刻を合わせるようにしてもよい。即ち、本実施形態の電子データ記録システム100では、各録画装置120(録画装置120−1及び120−2)における内蔵時計123の時刻は、同じ時刻となっている。
記録部124は、各種のデータや各種の情報等を記録するものであり、例えば、ハードディスクや光ディスク、メモリカードなどで構成されている。
一時記録部125は、各種のプログラムや各種のデータ等を一時記録するものであり、例えば、RAM(Random_Access_Memory)などで構成されている。
図3は、図2に示す記録部124に記録される欠損結果情報の一例を示す図である。
図3に示す欠損結果情報300の録画期間リストには、開始時刻と終了時刻の項目があり、開始時刻から終了時刻までの間に録画した映像データに欠損が含まれていることを示している。
次に、図1に示す電子データ記録システム100において、図2及び図3を用いて、録画装置120(録画装置120−1及び120−2)が電子データである映像データを録画する際の処理について説明する。
ネットワークカメラ110の映像データについての設定情報(取得をするネットワークカメラ110のアドレス、実行するスケジュール、映像データのサイズ・品質・フレームレート)は、それぞれの録画装置120が取得してその記録部124に保存している。また、録画装置120−1と録画装置120−2とは、お互いに通信を行って、ネットワークカメラ110からの設定情報の内容を同期させている。
それぞれの録画装置120の制御処理部122は、それぞれの録画装置120の記録部124に記録されている設定情報を読み込んで、ネットワークカメラ110の映像取得コマンドを生成する。そして、それぞれの制御処理部122は、通信部121を介して、生成した映像取得コマンドをネットワークカメラ110に送信して、ネットワークカメラ110から映像データを取得し、これを一時記録部125に格納する。その後、それぞれの制御処理部122は、一時記録部125に格納した映像データに、内蔵時計123の時刻情報もしくは取得した映像データに付加された時刻情報もしくはその両方から算出した時刻情報を付加して、記録部124に逐次記録して保存する。
また、それぞれの制御処理部122は、記録部124に記録する映像データを解析して当該映像データの取得に係る設定情報の設定との差異の有無を判定し、当該判定の結果と記録処理の結果とから欠損結果情報300を記録部124に記録して保存する。ここで、映像データの解析により比較するのは、映像データの有無やフレームレート、映像データのサイズ、映像データの品質のうちのいずれか1つの情報であってもよいし、また、これらの情報の組み合わせであってもよい。
即ち、録画装置120−1及び録画装置120−2は、それぞれ、ネットワークカメラ110から映像データを受信して記録部124に録画するとともに、その録画した映像データに基づいて欠損結果情報300を作成して記録部124に記録する。この際、各録画装置120が複数のネットワークカメラ110からの映像データを録画する場合には、各ネットワークカメラからの映像データを録画するとともに、録画したそれぞれの映像データに対応する欠損結果情報300を作成して記録部124に記録する。
次に、図1に示す電子データ記録システム100の構成において、図4〜図6を用いて、録画装置120−1及び120−2に録画した映像データをストレージ装置130にバックアップする処理について説明する。
図4は、図1に示す録画装置120において実施される電子データの記録処理の一例を示すフローチャートである。この図4に示す電子データの記録処理(バックアップ処理)は、録画装置120−1もしくは録画装置120−2のいずれかがホスト装置となることにより実施され、具体的に、ホスト装置となった録画装置の制御処理部122において実行される。
図5は、図4に示す電子データの記録処理の中で生成される抽出情報の一例を示す図である。また、図6は、図4に示す電子データの記録処理の中で生成される再生順序情報の一例を示す図である。
図4に示す処理を開始する前段階において、各録画装置120の制御処理部122は、自装置に記録した電子データの欠損の有無を検査して、当該電子データの欠損の期間に係る欠損結果情報(例えば、図3に示す欠損結果情報300)を生成する処理を行う。電子データの欠損の有無の判定は、具体的には、制御処理部122は、ネットワークカメラ110と各録画装置120との接続が確立されているか否かに関する履歴情報を保持し、参照することによって接続エラーの発生時刻を電子データが欠損していると判定する。さらに、電子データの欠損の判定方法として、制御処理部122は、各録画装置において予め設定された電子データ(映像データ)のフレームレートと実際に受信したフレームレートとが異なる時刻を電子データが欠損していると判定する。この欠損結果情報の生成処理を行う制御処理部122は、欠損結果情報生成手段を構成する。
録画装置120(録画装置120−1もしくは録画装置120−2)は、ユーザからの操作指示があった場合やスケジュール実行の設定がされた時刻になった場合、当該録画装置の状態が一定の条件を満たした場合などに図4に示す処理を実行する。バックアップ処理の対象となる電子データ(例えば、映像データ)の範囲は、電子データの記録時刻による時間の範囲で表され、ユーザの指定やスケジュールによる相対時刻による指定、或いは、前回のバックアップからの差分などにより指定されるものである。
まず、図4のステップS401において、バックアップ処理を実行する録画装置120(例えば、録画装置120−1)の制御処理部122は、自装置内の記録部124から欠損結果情報300を読み込む。さらに、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、同一の動作をしている他の録画装置(例えば、録画装置120−2)から、その録画装置の欠損結果情報300を取得して読み込む。即ち、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、自装置の欠損結果情報300を収集するとともに、ネットワーク140を介して、同一の動作をしている他の録画装置120の欠損結果情報300を収集する処理を行う。このステップS401の処理を行う制御処理部122は、欠損結果情報収集手段を構成する。
続いて、ステップS402において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、ステップS401で読み込んだ欠損結果情報300に基づいて抽出情報の生成処理を行う。具体的に、このステップS402では、図5に示すように、記録した電子データ(映像データ)を抽出する開始時刻及び終了時刻の情報、並びに、記録した録画装置120を一意に特定する録画装置IDの情報からなる抽出情報500が生成される。ここで、図5に示す録画装置IDにおいて、SS1は、複数の録画装置である録画装置120−1及び120−2の中から選定された第1の録画装置を示し、また、SS2は、選定されなかった第2の録画装置(他の録画装置)を示している。このステップS402の処理を行う制御処理部122は、抽出情報生成手段を構成する。このステップS402の詳細な処理については後述する。
続いて、ステップS403において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、ステップS402で生成した抽出情報に基づいて各録画装置に記録されている電子データのバックアップ処理(複製処理)を行う。具体的に、当該制御処理部122は、抽出情報の録画装置IDに自装置が存在する場合には、自装置の記録部124に記録された、指定の開始時刻から終了時刻までの期間の電子データを抽出してストレージ装置130に保存する。また、当該制御処理部122は、抽出情報の録画装置IDに他の録画装置が存在する場合には、当該他の録画装置に対して、その記録部124に記録された、指定の開始時刻から終了時刻までの電子データを抽出してストレージ装置130に保存する旨の指示を出す。この場合、当該制御処理部122は、他の録画装置の制御処理部122に対して上述した指示を出す。即ち、当該制御処理部122は、抽出情報に基づいて、各録画装置120に記録された電子データの中から欠損の期間を含まない期間の電子データを抽出し、当該抽出した電子データ(抽出データ)のバックアップ処理(複製処理)を行う。このステップS403の処理を行う制御処理部122は、複製処理手段を構成する。
続いて、ステップS404において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、抽出情報、及び、ストレージ装置130への各電子データの保存の結果に基づいて、再生順序情報の生成処理を行う。図6に示すように、ステップS404で生成される再生順序情報600には、ストレージ装置130に保存した電子データに対して時系列にアクセスするための、開始時刻及び終了時刻の情報とファイル名の情報とファイルの読込位置の情報が含まれている。図6における読込位置は、ファイルの先頭からの容量(Byte)を示している。そして、この再生順序情報600に示された各電子データ(各抽出データ)は、開始時刻から終了時刻までの期間ごとに、順次、切り替わるようにして再生される。また、ステップS404で生成された再生順序情報600は、ストレージ装置130に保存される。即ち、当該制御処理部122は、抽出情報とステップS403による電子データ(抽出データ)の複製の結果等とに基づいて、ストレージ装置130に複製した複数の電子データにおける時系列の関係を示す、例えば図6に示す再生順序情報を生成する処理を行う。このステップS404の処理を行う制御処理部122は、再生順序情報生成手段を構成する。
なお、各録画装置120において複数のネットワークカメラ110からの映像データを録画しており、当該録画した映像データをバックアップする場合には、上述したステップS401〜S404の処理を各ネットワークカメラ110の映像データごとに実施する。
この際、ステップS401においては、実施ごとに各録画装置に記録している電子データの解析を行わせて欠損結果情報を生成させて、これらの欠損結果情報を収集するようにしてもよい。また、各録画装置で欠損結果情報を生成させる場合には、各録画装置の録画処理において欠損結果情報を生成して記録することは行わなくてもよい。
次に、本発明の第1の実施形態に関し、図4のステップS402における抽出情報の生成処理と、図4のステップS404における再生順序情報の生成処理について、図7〜図11を用いて、その処理の詳細を説明する。
まず、図4のステップS402における抽出情報の生成処理の詳細について説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す電子データ記録システム100において、抽出情報の結果の一例を模式的に示す図である。
図7において、横軸は録画時刻を示しており、ステップS403のバックアップ処理後に、第1の録画装置及び第2の録画装置、並びに、ストレージ装置130に記録されている電子データ(映像データ)を帯にして示している。
第1の録画装置においては、帯701と帯703で示された時間帯の電子データが正常な電子データであり、帯702で示された時間帯の電子データには欠損が含まれていることを示している。第2の録画装置においては、帯704と帯706で示された時間帯の電子データが正常な電子データであり、帯705で示された時間帯の電子データには欠損が含まれていることを示している。
ストレージ装置130においては、帯707、帯708及び帯709で示された電子データは、それぞれ、第1の録画装置が記録した電子データの帯701、帯702及び帯703と同じ電子データを記録している。このような状況で、ストレージ装置130においては、欠損を含む帯708の時間帯の電子データについては、第2の録画装置から該当する時間帯の電子データ(706a)を抽出した電子データ710を記録している。
図8は、本発明の第1の実施形態を示し、図4のステップS402における抽出情報の生成処理の詳細な処理の一例を示すフローチャートである。
図4のステップS402における処理では、まず、図8のステップS801において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、同一の動作をしている複数の録画装置120の中から、第1の録画装置(第1の記録装置)を選定する。本実施形態では、同一の動作をしている複数の録画装置120である録画装置120−1及び120−2の中から、第1の録画装置が選定されることになる。
具体的に、ステップS801における第1の録画装置の選定処理としては、以下に示す態様が考えられる。
第1の態様としては、同一の動作をしている複数の録画装置120の中から、バックアップ処理の期間中に欠損を含む期間が最も短い録画装置を第1の録画装置として選定するものである。
また、第2の態様としては、同一の動作をしている複数の録画装置120の中から、バックアップ処理の期間中に欠損を含む期間の回数が最も少ない録画装置を第1の録画装置として選定するものである。
また、第3の態様としては、同一の動作をしている複数の録画装置120の中から、バックアップ処理の期間の開始時刻から欠損を含む期間までの間隔が最も長い録画装置を第1の録画装置として選定するものである。
また、第4の態様としては、同一の動作をしている複数の録画装置120の中から、ハードディスク等の記憶装置からなるストレージ装置130への負荷が最も小さい録画装置を第1の録画装置として選定するものである。
また、第5の態様としては、同一の動作をしている複数の録画装置120の中から、当該録画装置の負荷が最も小さい録画装置を第1の録画装置として選定するものである。ここで、第1の録画装置を選定する際の負荷としては、例えば、制御処理部122に係るCPUの使用率に係る負荷や記録部に係るメモリ使用量に係る負荷、もしくはネットワーク140の使用帯域による負荷、又は、これらの組み合わせによる負荷が適用できる。さらに、第1の録画装置を選定する際の負荷は、例えば、電子データを記録する記録部124への読み込み又は書き込みの状況から計測されたものを適用することも可能である。
続いて、ステップS802において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、抽出情報として、ステップS801で選定した第1の録画装置に記録された電子データを特定する情報を追加する処理を行う。具体的に、バックアップ処理をする電子データの時間帯の開始時刻から終了時刻までの情報と、ステップS801で選定した第1の録画装置を特定する情報(録画装置ID)を抽出情報として追加する。
続いて、ステップS803において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、ステップS801で選定した第1の録画装置における欠損結果情報に基づいて、バックアップ処理の時間帯に含まれる欠損の期間ごとに順次処理を行う。
続いて、ステップS804において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、第1の録画装置における処理を行う欠損の期間中に、欠損を含まない電子データを記録している他の録画装置があるか否かを判断する。
ステップS804の判断の結果、欠損を含まない電子データを記録している他の録画装置がある場合には(S804/YES)、ステップS805に進む。ステップS805に進むと、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、抽出情報として、ステップS804で判断された当該他の録画装置に記録された電子データを特定する情報を追加する処理を行う。具体的に、処理を行う欠損の期間中の開始時刻から終了時刻までの情報と、ステップS804で判断された当該他の録画装置を特定する情報(録画装置ID)を抽出情報として追加する。
ステップS805の処理が終了した場合、或いは、ステップS804で欠損を含まない電子データを記録している他の録画装置がないと判断された場合には(S804/NO)、ステップS806に進む。ステップS806に進むと、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、バックアップ処理の時間帯に含まれる、第1の録画装置の欠損結果情報に基づく全ての欠損の期間について処理を行ったか否かを判断する。
ステップS806の判断の結果、全ての欠損の期間については未だ処理を行っていない場合、即ち、未処理の欠損結果情報が存在する場合(S806/NO)には、ステップS803に戻り、再度、ステップS803以降の処理を行う。
一方、ステップS806の判断の結果、全ての欠損の期間について処理を行った場合(S806/YES)には、当該フローチャートにおける処理を終了する。
以上のステップS801〜S806の処理を経ることにより、図4のステップS402における抽出情報の生成処理が行われる。
図9は、図8に示すフローチャートの処理で生成される抽出情報の一例を示す図である。ここで、バックアップ処理の期間は、2007年11月19時0時から同年11月20日0時までの1日である。図9に示す抽出情報900において、SS1で特定される録画装置を第1の録画装置として選定している。また、図9に示す抽出情報900では、SS1で特定される第1の録画装置においてバックアップ処理の期間内に2つの欠損を含む期間が存在しており、その期間では、SS2で特定される第2の録画装置から電子データを抽出する設定となっている。
次に、図4のステップS404における再生順序情報の生成処理の詳細について説明する。
図10は、本発明の第1の実施形態を示し、図4のステップS404における再生順序情報の生成処理の詳細な処理の一例を示すフローチャートである。
図4のステップS404における処理では、まず、図10のステップS1001において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、処理の開始時刻(TS)をバックアップ処理の開始時刻として設定する処理を行う。
続いて、ステップS1002において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、TSの時刻の録画を含む電子データのファイル名をFとして設定する処理を行う。
続いて、ステップS1003において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、ステップS1002で設定したFが、上述した抽出情報の生成処理で選定した第1の録画装置に記録されている電子データであるか否かを判断する。
ステップS1003の判断の結果、ステップS1002で設定したFが第1の録画装置に記録されている電子データである場合には(S1003/YES)、ステップS1004に進む。ステップS1004に進むと、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、電子データのファイルの開始時刻がTSよりも後であってTSに最も近いものを次のファイル候補(NF)として設定する処理を行う。さらに、その終了時刻(TE)をNFの開始時刻として設定する処理を行う。
一方、ステップS1003の判断の結果、ステップS1002で設定したFが第1の録画装置に記録されている電子データでない場合には(S1003/NO)、ステップS1005に進む。ステップS1005に進むと、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、次のファイル候補(NF)を第1の録画装置の電子データのファイルとして設定する処理を行う。さらに、その終了時刻(TE)を、第1の録画装置の欠損結果情報の中で欠損の期間の終了時刻がTSよりも後であってTSに最も近いものとする設定を行う。
ステップS1004又はステップS1005の処理が終了すると、ステップS1006に進む。ステップS1006に進むと、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、再生順序情報を追加する処理を行う。具体的に、Fのファイルの中において開始時刻(TS)に対応する電子データ(映像データ)の位置を算出してその算出結果を読込位置とし、さらに、開始時刻(TS)、終了時刻(TE)及びファイル名(F)の情報を合わせて再生順序情報に追加する。
続いて、ステップS1007において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、TEの時刻が、バックアップ処理の期間の終了時刻以降であるか否かを判断する。
ステップS1007の判断の結果、TEの時刻が、バックアップ処理の期間の終了時刻以降でない場合には(S1007/NO)、ステップS1008に進む。ステップS1008に進むと、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、ファイル名(F)に次のファイル候補(NF)を設定し、TSの時刻にTEの時刻を設定する。その後、ステップS1003に戻り、再度、ステップS1003以降の処理を行う。
一方、ステップS1007の判断の結果、TEの時刻が、バックアップ処理の期間の終了時刻以降である場合には(S1007/YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
以上のステップS1001〜S1008の処理を経ることにより、図4のステップS404における再生順序情報の生成処理が行われる。そして、生成された再生順序情報は、映像データとともにストレージ装置130に格納される。再生装置150は、再生順序情報を参照することによって映像データをディスプレイに表示させる。
図11は、図10に示すフローチャートの処理で生成される再生順序情報の一例を示す図である。ここで、バックアップ処理の期間は、2007年11月19時0時から同年11月20日0時までの1日である。
図11に示す再生順序情報1100において、第1の録画装置に記録されている電子データ(映像データ)のファイルが「SS1_01.avi」であり、バックアップ処理の全期間の電子データが抽出されている。また、欠損を含む2つの期間は、それぞれ、他の録画装置(第2の録画装置)に記録されている電子データ(映像データ)のファイルである「SS2_01.avi」と「SS2_02.avi」を参照するように、再生順序情報1100に設定されている。また、欠損の期間の終了後においては、第1の録画装置に記録されている電子データ(映像データ)のファイル「SS1_01.avi」の中で、該当する位置を読み込むための読込位置が再生順序情報1100に設定されている。なお、図11における読込位置は、ファイルの先頭からの容量(Byte)を示している。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る電子データ記録システムの全体構成は、図1に示す第1の実施形態に係る電子データ記録システム100の全体構成と同様である。また、第2の実施形態に係る録画装置120の内部構成は、図2に示す第1の実施形態に係る録画装置120の内部構成と同様である。また、第2の実施形態に係る録画装置120において実施される電子データの記録処理の手順は、図4に示す第1の実施形態に係る録画装置120において実施される電子データの記録処理の手順と同様である。
以下に示す第2の実施形態の説明においては、上述した第1の実施形態との相違点を主として説明し、第1の実施形態との共通点については説明を省略或いは簡略化する。
次に、本発明の第2の実施形態に関し、図4のステップS402における抽出情報の生成処理と、図4のステップS404における再生順序情報の生成処理について、図12〜図14、並びに、図5及び図6を用いて、その処理の詳細を説明する。
まず、図4のステップS402における抽出情報の生成処理の詳細について説明する。
図12は、本発明の第2の実施形態を示し、図1に示す電子データ記録システム100において、抽出情報の結果の一例を模式的に示す図である。
図12において、横軸は録画時刻を示しており、ステップS403のバックアップ処理後に、第1の録画装置及び第2の録画装置、並びに、ストレージ装置130に記録されている電子データ(映像データ)を帯にして示している。
第1の録画装置においては、帯1201と帯1203で示された時間帯の電子データが正常な電子データであり、帯1202で示された時間帯の電子データには欠損が含まれていることを示している。第2の録画装置においては、帯1204と帯1206で示された時間帯の電子データが正常な電子データであり、帯1205で示された時間帯の電子データには欠損が含まれていることを示している。
ストレージ装置130においては、帯1207で示された電子データは、第1の録画装置が記録した電子データの帯1201と同じ電子データを記録している。このような状況で、ストレージ装置130においては、第1の録画装置に係る欠損を含む帯1202の時間帯以降の電子データについては、第2の録画装置から該当する時間帯の電子データ(1206a)を抽出した電子データ1208を記録している。
図13は、本発明の第2の実施形態を示し、図4のステップS402における抽出情報の生成処理の詳細な処理の一例を示すフローチャートである。
図4のステップS402における処理では、まず、図13のステップS1301において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、処理(抽出)の開始時刻(TS)をバックアップ処理の開始時刻として設定する処理を行う。
続いて、ステップS1302において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、複数の録画装置120の中から、TSの時刻よりも後であって欠損を含む期間が最も遅い録画装置を選定する処理を行う。即ち、本実施形態では、同一の動作をしている複数の録画装置120である録画装置120−1及び120−2の中から、TSの時刻から欠損を含む期間までの間隔が最も長い録画装置が選定されることになる。
続いて、ステップS1303において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、処理(抽出)の終了時刻(TE)を、ステップS1302で選定した第1の録画装置における欠損の期間の開始時刻として設定する処理を行う。
続いて、ステップS1304において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、抽出情報として、ステップS1302で選定した録画装置に記録された電子データを特定する情報を追加する処理を行う。具体的に、バックアップ処理をする電子データの時間帯を示す開始時刻(TS)から終了時刻(TE)までの情報と、ステップS1302で選定した録画装置を特定する情報(録画装置ID)を抽出情報として追加する。
続いて、ステップS1305において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、TEの時刻が、バックアップ処理の期間の終了時刻以降であるか否かを判断する。
ステップS1305の判断の結果、TEの時刻が、バックアップ処理の期間の終了時刻以降でない場合には(S1305/NO)、ステップS1306に進む。ステップS1306に進むと、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、TSの時刻にTEの時刻を設定する。その後、再度、ステップS1302に戻り、ステップS1302以降の処理を行う。
このように、最初のステップS1302の処理では、複数の録画装置120のうち、バックアップ処理を行う期間の開始時刻から欠損の期間までの間隔が最も長い録画装置を選定する処理が行われる。以降、ステップS1302〜S1306の処理を繰り返し行うことで、当該選定した録画装置とは異なる録画装置であって当該選定した録画装置における欠損の期間の開始時刻から自装置における欠損の期間までの間隔が最も長い録画装置が繰り返し選定される。
一方、ステップS1306の判断の結果、TEの時刻が、バックアップ処理の期間の終了時刻以降である場合には(S1305/YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
以上のステップS1301〜S1306の処理を経ることにより、図4のステップS402における抽出情報の生成処理が行われる。
この図13に示すフローチャートの処理で生成される抽出情報は、例えば、図5に示す抽出情報500のようになる。
図5に示す例では、SS1の録画装置IDで特定される録画装置(第1の録画装置)は、2007/11/19 10:15:31.25からの期間と、2007/11/19 15:30:00.42からの期間が、欠損を含む電子データを有する期間である。また、SS2の録画装置IDで特定される録画装置(第2の録画装置)は、2007/11/19 13:21:56.33からの期間が、欠損を含む電子データを有する期間である。このように、本実施形態では、欠損を含む電子データを有する期間ごとに、電子データを抽出するための録画装置を変更している。
次に、図4のステップS404における再生順序情報の生成処理の詳細について説明する。
図14は、本発明の第2の実施形態を示し、図4のステップS404における再生順序情報の生成処理の詳細な処理の一例を示すフローチャートである。
図4のステップS404における処理では、まず、図14のステップS1401において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、図13のフローチャートの処理で生成した抽出情報について順次処理を行う。
続いて、ステップS1402において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、抽出情報に基づいて、開始時刻及び終了時刻の情報と録画装置IDの情報とから、該当するストレージ装置130に保存されたファイル名を特定する。
続いて、ステップS1403において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、ステップS1402で特定したファイル名のファイルにおいて開始時刻の電子データ(映像データ)部分の当該ファイル内の位置を算出する。即ち、ここでは、当該ファイルの読込位置が算出される。
続いて、ステップS1404において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、再生順序情報を追加する処理を行う。具体的には、抽出情報に示された開始時刻及び終了時刻、並びに、ステップS1402で特定したファイル名、及び、ステップS1403で算出した読込位置の情報を合わせて再生順序情報に追加する。
続いて、ステップS1405において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、抽出情報の全てについて処理を行ったか否かを判断する。
ステップS1405の判断の結果、抽出情報の全てについては処理を行っていない場合には(S1405/NO)、ステップS1401に戻り、再度、ステップS1401以降の処理を行う。
一方、ステップS1405の判断の結果、抽出情報の全てについて処理を行った場合には(S1405/YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
以上のステップS1401〜S1405の処理を経ることにより、図4のステップS404における再生順序情報の生成処理が行われる。第1の実施の形態と同様に、生成された再生順序情報は、映像データとともにストレージ装置130に格納される。再生装置150は、再生順序情報を参照することによって映像データをディスプレイに表示させる。
この図14に示すフローチャートの処理で生成される再生順序情報は、例えば、図6に示す再生順序情報600のようになる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態に係る電子データ記録システムの全体構成は、図1に示す第1の実施形態に係る電子データ記録システム100の全体構成と同様である。また、第3の実施形態に係る録画装置120の内部構成は、図2に示す第1の実施形態に係る録画装置120の内部構成と同様である。また、第3の実施形態に係る録画装置120において実施される電子データの記録処理の手順は、図4に示す第1の実施形態に係る録画装置120において実施される電子データの記録処理の手順と同様である。
以下に示す第3の実施形態の説明においては、上述した第1の実施形態との相違点を主として説明し、第1の実施形態との共通点については説明を省略或いは簡略化する。具体的に、第3の実施形態は、図1に示すネットワークカメラ110から配信される電子データである映像データが、MPEG−4などのようにフレーム間予測を利用した符号化データの場合の形態である。
即ち、本実施形態では、電子データが、基準となるデータと時間的に前のデータとの差異を元にした情報と、時間的に前後のデータとの差異を元にした情報とから構成されるグループからなるものである。そして、本実施形態における図4のステップS402では、2つの録画装置120から抽出する電子データを時系列に連続させるために、以下の処理を行うようにする。具体的には、時間的に後に抽出される電子データの最初の基準となるデータの時刻を、時間的に前に抽出される電子データの最後の時刻よりも早いものとして抽出情報を生成するようにする。その後、図4のステップS404では、時間的に後に抽出された抽出データの最初の基準となるデータの時刻において、時間的に前に抽出された抽出データから時間的に後に抽出された抽出データに切り替わるように、再生順序情報が生成される。
より詳細に、図15を用いて、本実施形態における図4のステップS402の処理を説明する。
図15は、本発明の第3の実施形態を示し、図4のステップS402における抽出情報の生成処理の詳細な処理の一例を示すフローチャートである。
図4のステップS402における処理では、まず、図15のステップS1501において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、同一の動作をしている複数の録画装置120の中から、第1の録画装置を選定する処理を行う。本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、同一の動作をしている複数の録画装置120である録画装置120−1及び120−2の中から、第1の録画装置が選定されることになる。また、ステップS1501における第1の録画装置の選定処理としては、第1の実施形態で示した第1の態様〜第5の態様を適用することが可能である。
続いて、ステップS1502において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、抽出情報として、ステップS1501で選定した第1の録画装置に記録された電子データを特定する情報を追加する処理を行う。具体的に、バックアップ処理をする電子データの時間帯の開始時刻から終了時刻までの情報と、ステップS1501で選定した第1の録画装置を特定する情報(録画装置ID)を抽出情報として追加する。
続いて、ステップS1503において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、ステップS1501で選定した第1の録画装置における欠損結果情報に基づいて、バックアップ処理の時間帯に含まれる欠損の期間ごとに順次処理を行う。
続いて、ステップS1504において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、第1の録画装置における処理を行う欠損の期間中に、欠損を含まない電子データを記録している他の録画装置があるか否かを判断する。
ステップS1504の判断の結果、欠損を含まない電子データを記録している他の録画装置がある場合には(S1504/YES)、ステップS1505に進む。ステップS1505に進むと、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、処理を行っている欠損の期間の前後のIフレームを選定する処理を行う。具体的には、当該他の録画装置に記録された電子データの中で、処理を行っている欠損の期間の開始時刻以前で最も近いIフレームを選定し、また、第1の録画装置に記録された電子データの中で、当該欠損の期間の終了時刻以後で最も近いIフレームを選定する。
続いて、ステップS1506において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、抽出情報を追加する処理を行う。具体的には、ステップS1505で選定したIフレームであって、他の録画装置のIフレームの時刻を開始時刻、及び、第1の録画装置のIフレームの時刻を終了時刻の情報とし、当該他の録画装置を特定する情報(録画装置ID)とともに抽出情報として追加する。
ステップS1506の処理が終了した場合、或いは、ステップS1504で欠損を含まない電子データを記録している他の録画装置がないと判断された場合には(S1504/NO)、ステップS1507に進む。ステップS1507に進むと、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、バックアップ処理の時間帯に含まれる、第1の録画装置の欠損結果情報に基づく全ての欠損の期間について処理を行ったか否かを判断する。
ステップS1507の判断の結果、全ての欠損の期間については未だ処理を行っていない場合、即ち、未処理の欠損結果情報が存在する場合(S1507/NO)には、ステップS1503に戻り、再度、ステップS1503以降の処理を行う。
一方、ステップS1507の判断の結果、全ての欠損の期間について処理を行った場合(S1507/YES)には、当該フローチャートにおける処理を終了する。
以上のステップS1501〜S1507の処理を経ることにより、図4のステップS402における抽出情報の生成処理が行われる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態に係る電子データ記録システムの全体構成は、図1に示す第1の実施形態に係る電子データ記録システム100の全体構成と同様である。また、第4の実施形態に係る録画装置120の内部構成は、図2に示す第1の実施形態に係る録画装置120の内部構成と同様である。また、第4の実施形態に係る録画装置120において実施される電子データの記録処理の手順は、図4に示す第1の実施形態に係る録画装置120において実施される電子データの記録処理の手順と同様である。
以下に示す第4の実施形態の説明においては、上述した第2の実施形態との相違点を主として説明し、第2の実施形態との共通点については説明を省略或いは簡略化する。具体的に、第4の実施形態は、図1に示すネットワークカメラ110から配信される電子データである映像データが、MPEG−4などのようにフレーム間予測を利用した符号化データの場合の形態である。
図16は、本発明の第4の実施形態を示し、図4のステップS402における抽出情報の生成処理の詳細な処理の一例を示すフローチャートである。
図4のステップS402における処理では、まず、図16のステップS1601において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、処理(抽出)の開始時刻(TS)をバックアップ処理の開始時刻として設定する処理を行う。
続いて、ステップS1602において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、複数の録画装置120の中から、TSの時刻よりも後であって欠損を含む期間が最も遅い録画装置を選定する処理を行う。即ち、本実施形態では、同一の動作をしている複数の録画装置120である録画装置120−1及び120−2の中から、TSの時刻から欠損を含む期間までの間隔が最も長い録画装置が選定されることになる。
続いて、ステップS1603において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、ステップS1602で選定した録画装置に記録されている電子データにおいて、TSの時刻以前で最も近いIフレームを選定する。
続いて、ステップS1604において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、TSの時刻を、ステップS1603で選定したIフレームの時刻として更新する。
続いて、ステップS1605において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、1つ前に追加をした抽出情報があるか否かを判断する。
ステップS1605の判断の結果、1つ前に追加をした抽出情報がある場合には、ステップS1606に進む。ステップS1606に進むと、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、1つ前の抽出情報の終了時刻を、ステップS1603で選定したIフレームの時刻に変更する。
ステップS1606の処理が終了した場合、或いは、ステップS1605で1つ前に追加をした抽出情報がないと判断された場合には(S1605/NO)、ステップS1607に進む。ステップS1607に進むと、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、処理(抽出)の終了時刻(TE)を、ステップS1602で選定した録画装置の欠損の開始時刻とする。
続いて、ステップS1608において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、抽出情報として、ステップS1602で選定した録画装置に記録された電子データを特定する情報を追加する処理を行う。具体的に、TSの時刻を開始時刻、及び、TEの時刻を終了時刻の情報とし、ステップS1602で選定した録画装置を特定する情報(録画装置ID)とともに抽出情報として追加する。
続いて、ステップS1609において、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、TEの時刻が、バックアップ処理の期間の終了時刻以降であるか否かを判断する。
ステップS1609の判断の結果、TEの時刻が、バックアップ処理の期間の終了時刻以降でない場合には(S1609/NO)、ステップS1610に進む。ステップS1610に進むと、バックアップ処理を実行する録画装置120の制御処理部122は、TSの時刻にTEの時刻を設定する。その後、再度、ステップS1602に戻り、ステップS1602以降の処理を行う。
一方、ステップS1609の判断の結果、TEの時刻が、バックアップ処理の期間の終了時刻以降である場合には(S1609/YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
以上説明した本発明の各実施形態によれば、電子データの保全性を確保するとともに、電子データの複製先の記憶媒体に必要とされる容量の低減化を実現することが可能となる。
前述した各実施形態に係る録画装置120の制御方法を示す図4、図8、図10、図13〜図16の各ステップは、コンピュータのCPUがRAMやROMなどに記憶されたプログラムを実行することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記憶媒体に記録し、或いは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記憶媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体を用いることができる。また、この際の通信媒体としては、光ファイバ等の有線回線や無線回線などが挙げられる。
また、本発明は、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより各実施形態に係る録画装置120の機能が実現される態様に限られない。そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して各実施形態に係る録画装置120の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。また、供給されたプログラムの処理の全て、或いは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて各実施形態に係る録画装置120の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。
また、前述した本実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術的思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電子データ記録システムの全体構成の一例を示す図である。 図1に示す録画装置の内部構成の一例を示す図である。 図2に示す記録部に記録される欠損結果情報の一例を示す図である。 図1に示す録画装置において実施される電子データの記録処理の一例を示すフローチャートである。 図4に示す電子データの記録処理の中で生成される抽出情報の一例を示す図である。 図4に示す電子データの記録処理の中で生成される再生順序情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す電子データ記録システムにおいて、抽出情報の結果の一例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図4のステップS402における抽出情報の生成処理の詳細な処理の一例を示すフローチャートである。 図8に示すフローチャートの処理で生成される抽出情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図4のステップS404における再生順序情報の生成処理の詳細な処理の一例を示すフローチャートである。 図10に示すフローチャートの処理で生成される再生順序情報の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示し、図1に示す電子データ記録システムにおいて、抽出情報の結果の一例を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態を示し、図4のステップS402における抽出情報の生成処理の詳細な処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、図4のステップS404における再生順序情報の生成処理の詳細な処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態を示し、図4のステップS402における抽出情報の生成処理の詳細な処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態を示し、図4のステップS402における抽出情報の生成処理の詳細な処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 電子データ記録システム
110 ネットワークカメラ
120−1、120−2 録画装置
130 ストレージ装置
140 ネットワーク
121 通信部
122 制御処理部
123 内蔵時計
124 記録部
125 一時記憶部

Claims (15)

  1. 時系列の電子データを記録する複数の記録装置に含まれる第1の記録装置に記録された第1の電子データの欠損の期間を示す第1の情報、及び、前記複数の記録装置に含まれる第2の記録装置に記録された第2の電子データの欠損の期間を示す第2の情報を収集する収集手段と
    定された期間の開始時刻から終了時刻までに記録した前記第1の電子データを記憶装置に複製する第1の処理を前記第1の記録装置に行わせ、更に、前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記指定された期間のうち前記第1の電子データの欠損の期間を含み且つ前記第2のデータの欠損の期間を含まない期間の前記第2の電子データを、前記第1の電子データの欠損の期間以前の第2の電子データのIフレームの記録時刻から前記第1の電子データの欠損の期間以後の前記第1の電子データのIフレームの記録時刻に応じた時刻まで前記記憶装置に複製する第2の処理を前記第2の記録装置に行わせる複製処理手段と
    を有することを特徴とする記録装置。
  2. 時系列の電子データを記録する複数の記録装置に含まれる第1の記録装置に記録された第1の電子データの欠損の期間に係る第1の情報、及び、前記複数の記録装置に含まれる第2の記録装置に記録された第2の電子データの欠損の期間に係る第2の情報を収集する収集手段と
    定された期間の開始時刻から当該開始時刻よりも後であって前記第1の電子データの最初の欠損の期間以前のIフレームの記録時刻に応じた時刻までの期間の電子データを含む前記第1の電子データを前記第1の情報に基づいて記憶装置に複製する第1の処理を前記第1の記録装置に行わせ、更に、前記Iフレームの記録時刻から前記第2の電子データの欠損の期間を含まない期間の前記第2の電子データを前記第2の情報に基づいて前記記憶装置に複製する第2の処理を前記第2の記録装置に行わせる複製処理手段と
    を有することを特徴とする記録装置。
  3. 前記収集手段は、前第1の電子データの欠損の有無を前記第1の記録装置が検査して生成した前記第1の情報、及び、前第2の電子データの欠損の有無を前記第2の記録装置が検査して生成した前記第2の情報を収集することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録装置。
  4. 記記憶装置に対して複製処理を行った前記第1の電子データと前記第2の電子データとの時系列の関係を示し、前記記憶装置に記憶された第1の電子データ及び前記第2の電子データを順次切り替えて再生するために用いられる再生順序情報を、前記複製処理手段が行った処理の結果に基づいて生成する再生順序情報生成手段を更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録装置。
  5. 前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記複数の記録装置のうち前記指定された期間において前記欠損の期間が最も短い前記電子データを記録した記録装置を前記第1の記録装置として選定する選定手段を更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録装置。
  6. 前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記複数の記録装置のうち前記指定された期間において前記欠損の回数が最も少ない前記電子データを記録した記録装置を前記第1の記録装置として選定する選定手段を更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録装置。
  7. 前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記複数の記録装置のうち前記指定された期間の開始時刻から当該開始時刻よりも後であって最初の前記欠損の開始時刻までの時間が最も長い電子データを記録した記録装置を前記第1の記録装置として選定し、前記第1の記録装置の前記最初の前記欠損の期間の開始時刻から当該開始時刻よりも後であって最初の欠損の開始時刻までの時間が最も長い電子データを記録した記録装置を前記第2の記録装置として選定する選定手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  8. 時系列の電子データを記録する複数の記録装置に含まれる第1の記録装置に記録された第1の電子データの欠損の期間を示す第1の情報、及び、前記複数の記録装置に含まれる第2の記録装置に記録された第2の電子データの欠損の期間を示す第2の情報を収集する収集ステップと
    定された期間の開始時刻から終了時刻までに記録した前記第1の電子データを記憶装置に複製する第1の複製処理を前記第1の記録装置が行う第1の複製処理ステップと、
    記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記指定された期間のうち前記第1の電子データの欠損の期間を含み且つ前記第2のデータの欠損の期間を含まない期間の前記第2の電子データを、前記第1の電子データの欠損の期間以前の第2の電子データのIフレームの記録時刻から前記第1の電子データの欠損の期間以後の前記第1の電子データのIフレームの記録時刻に応じた時刻まで前記記憶装置に複製する第2の複製処理を前記第2の記録装置が行う第2の複製処理ステップと
    を有することを特徴とする記録装置の制御方法。
  9. 時系列の電子データを記録する複数の記録装置に含まれる第1の記録装置に記録された第1の電子データの欠損の期間に係る第1の情報、及び、前記複数の記録装置に含まれる第2の記録装置に記録された第2の電子データの欠損の期間に係る第2の情報を収集する収集ステップと
    定された期間の開始時刻から当該開始時刻よりも後であって前記第1の電子データの最初の欠損の期間以前のIフレームの記録時刻に応じた時刻までの期間の電子データを含む前記第1の電子データを前記第1の情報に基づいて記憶装置に複製する第1の複製処理を前記第1の記録装置が行う第1の複製処理ステップと、
    前記Iフレームの記録時刻から前記第2の電子データの欠損の期間を含まない期間の前記第2の電子データを前記第2の情報に基づいて前記記憶装置に複製する第2の複製処理を前記第2の記録装置が行う第2の複製処理ステップと
    を有することを特徴とする記録装置の制御方法。
  10. 前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記複数の記録装置のうち前記指定された期間において前記欠損の期間が最も短い前記電子データを記録した記録装置を前記第1の記録装置として選定する選定ステップを更に有することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の記録装置の制御方法。
  11. 前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記複数の記録装置のうち前記指定された期間の開始時刻から当該開始時刻よりも後であって最初の前記欠損の開始時刻までの時間が最も長い電子データを記録した記録装置を前記第1の記録装置として選定し、前記第1の記録装置の前記最初の前記欠損の期間の開始時刻から当該開始時刻よりも後であって最初の欠損の開始時刻までの時間が最も長い電子データを記録した記録装置を前記第2の記録装置として選定する選定ステップを更に有することを特徴とする請求項9に記載の記録装置の制御方法。
  12. コンピュータに、
    時系列の電子データを記録する複数の記録装置に含まれる第1の記録装置に記録された第1の電子データの欠損の期間を示す第1の情報、及び、前記複数の記録装置に含まれる第2の記録装置に記録された第2の電子データの欠損の期間を示す第2の情報を収集する収集手順と
    定された期間の開始時刻から終了時刻までに記録した前記第1の電子データを記憶装置に複製する第1の処理を前記第1の記録装置に行わせ、更に、前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記指定された期間のうち前記第1の電子データの欠損の期間を含み且つ前記第2のデータの欠損の期間を含まない期間の前記第2の電子データを、前記第1の電子データの欠損の期間以前の前記第2の電子データのIフレームの記録時刻から前記第1の電子データの欠損の期間以後の前記第1の電子データのIフレームの記録時刻に応じた時刻まで前記記憶装置に複製する第2の処理を前記第2の記録装置に行わせる複製処理手順と
    を実行させるためのプログラム。
  13. コンピュータに、
    時系列の電子データを記録する複数の記録装置に含まれる第1の記録装置に記録された第1の電子データの欠損の期間に係る第1の情報、及び、前記複数の記録装置に含まれる第2の記録装置に記録された第2の電子データの欠損の期間に係る第2の情報を収集する収集手順と
    定された期間の開始時刻から当該開始時刻よりも後であって前記第1の電子データの最初の欠損の期間以前のIフレームの記録時刻に応じた時刻までの期間の電子データを含む前記第1の電子データを前記第1の情報に基づいて記憶装置に複製する第1の処理を前記第1の記録装置に行わせ、更に、前記Iフレームの記録時刻から前記第2の電子データの欠損の期間を含まない期間の前記第2の電子データを前記第2の情報に基づいて前記記憶装置に複製する第2の処理を前記第2の記録装置に行わせる複製処理手順と
    を実行させるためのプログラム。
  14. 前記コンピュータに、
    前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記複数の記録装置のうち前記指定された期間において前記欠損の期間が最も短い前記電子データを記録した記録装置を前記第1の記録装置として選定する選定手順を更に実行させるための請求項12又は請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記コンピュータに、
    前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、前記複数の記録装置のうち前記指定された期間の開始時刻から当該開始時刻よりも後であって最初の前記欠損の開始時刻までの時間が最も長い電子データを記録した記録装置を前記第1の記録装置として選定し、前記第1の記録装置の前記最初の前記欠損の期間の開始時刻から当該開始時刻よりも後であって最初の欠損の開始時刻までの時間が最も長い電子データを記録した記録装置を前記第2の記録装置として選定する選定手順を更に実行させるための請求項13に記載のプログラム。
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