JP5381277B2 - 送風制御パターン作成装置 - Google Patents
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Description
前記動力削減余地算出手段は、前記動力取得手段で取得した動力と前記制御後動力推定手段により取得した動力の差に基づいて動力削減余地を算出する構成とすることができる。
これにより、動力削減余地を事前に算出することができ、動力制御による動力削減効果を認識した上で導入するか否かを判断することができる。
これにより、送風装置の風量を制御しなくとも、風量装置の稼働台数を制御することで、クリーンルームの室内の風量を容易に制御することができる。
これにより、送風装置に供給する動力を制御することで、送風装置による送風のON/OFFを容易に制御でき、クリーンルーム内の風量を制御することができる。
前記作業用設備は、半導体集積回路の製造設備、液晶パネルの製造設備、プラズマパネルの製造設備、マイクロマシンの製造設備、手術室の手術設備、医薬品や滅菌医療機器の製造設備、食品の製造など、クリーンルーム内での作業に用いられる適宜の設備とすることができる。
これにより、パターンデータを採用するか否か事前に判定することができ、消費電力の削減によってクリーンルームに要求される環境を維持できなくなるといったことを防止できる。
これにより、温度、湿度、室間差圧、またはこれらの複数からなる環境について、クリーンルームに要求される値を維持できるようにパターンデータの採用/不採用を決定することができる。
図1は、非一方向流のクリーンルームC1の設備2Aの構成を説明する構成図であり、図2は、クリーンルームC1の風量を制御する風量制御システム1Aのブロック図を示す。
また、これらのセンサ類20〜27は、クリーンルームC1の設備2Aとして予め設置されているものを利用できるが、設置されていなければ、センサ類20〜27を別途取り付けてもよい。また、図示の例ではセンサ類20〜27から送風制御パターン作成装置3の演算制御部31に検知データを伝達しているが、別途の記憶装置に検知データを時系列に蓄積しておき、この蓄積した検知データを送風制御パターン作成装置3に別途送信する構成としてもよい。いずれの場合であっても、送風制御パターン作成装置3が必要なデータを取得すればよい。
演算制御部31は、センサ類20〜27から受け取る検知データに基づいて発塵量や必要送風量や風力制御パターン等を演算する各種演算処理、表示部33や記憶部34やI/F部35に接続された他の装置などを適宜動作制御する制御処理など、適宜の処理を実行する。
表示部33は、演算制御部31の制御信号に従って各種の画面を表示する。
コントローラ41は、送風制御プログラムに従って制御処理を行うCPUなどの装置であり、I/F部43を介して送風制御パターン作成装置3から動力制御パターンデータを取得し記憶部42に記憶する処理、記憶部42の動力制御パターンデータに従ってI/F部43を介して空調システム5の駆動を制御する処理を実行する。
記憶部42は、動力制御パターンデータなどの各種データと、送風制御プログラムなどの各種プログラムを記憶する。この送風制御プログラムは、送風制御パターン作成装置3が送風制御パターン作成プログラムにより作成した動力制御パターンデータを取得しておき、この動力制御パターンデータに従って送風を制御するためのプログラムである。
空調制御盤51は、複数のFFU52および排気ファン53への電力供給を制御する。この電力供給の制御は、ファン制御装置4によってコントロールされる。すなわち、ファン制御装置4から風量レベルを切り替えるための電力切替信号を受け取ると、この電力切替信号に従って複数のFFU52および排気ファン53への電力供給量を変更し、風量および消費電力を切替制御する。
排気ファン53は、排気を行うファンであり、空調制御盤51の制御に従ってクリーンルームC1内の空気を排気する。
これにより、図5に示す清浄度としての室内塵埃濃度Nr、および外気汚染度としての外気塵埃濃度Nfaを取得する。取得した清浄度は、図7(A)のグラフに示すように、時系列に並べて把握できる。このグラフは、縦軸が清浄度(個/m3)を示し、横軸が時間(h:m:s)を示す。
この風量を測定する風量取得部72は、送風制御パターン作成プログラムに従って動作する演算制御部31が排気風量センサ24と換気風量センサ25と給気風量センサ26とから測定データを取得する機能ブロックである。
これにより、図5に示す外気量Qf、送風量Qs、換気風量Qr、および排気量Qeを取得する。
この室内発塵量算出部75は、送風制御パターン作成プログラムに従って動作する演算制御部31が、清浄度取得部71と風量取得部72とで取得した測定データに基づいて室内発塵量Gを算出する機能ブロックである。
NrQe+NrQr
=NfaQf×(1−η1)×(1−η2)+NrQr(1−η2)+G
※Nfa:外気塵埃濃度(個/m3), Nr:室内塵埃濃度(個/m3),
Qe:排気量(m3/min), Qf:外気量(m3/min),
Qr:換気風量(m3/min), G:室内発塵量(個/min),
η1:プレフィルタ効率(%), η2:HEPAフィルタ効率(%)
[式2]
G=NrQe−NfaQf(1−η1)(1−η2)+NrQrη2
この必要送風量算出部76は、送風制御パターン作成プログラムに従って動作する演算制御部31が、室内発塵量算出部75により算出した室内発塵量と清浄度取得部71と風量取得部72とで取得した測定データとに基づいて必要風量を算出する機能ブロックである。
Qs=Qr+Qf
※Qf:外気量(m3/min),Qr:換気風量(m3/min)
[式4]
Qs
={NfaQf(1−η1)(1−η2)+G}/Nrη2−Qe/η2+Qf
※Nfa:外気塵埃濃度(個/m3), Nr:室内塵埃濃度(個/m3),
Qe:排気量(m3/min), G:室内発塵量(個/min),
η1:プレフィルタ効率(%), η2:HEPAフィルタ効率(%)
この送風制御パターン生成部77は、送風制御パターン作成プログラムに従って動作する演算制御部31が、必要送風量算出部76で算出した必要風量に応じて送風制御を行うための送風制御パターンを作成する機能ブロックである。
そして、特に非稼働時は、生産設備や機器が停止していて発塵量が少ないため、風量制御後の風量を稼働時より少なく設定できる。
また、室間差圧の影響の有無は、クリーンルームC1の内側と外側の気圧差を、操作部32での入力等によって適宜指定された気圧差以上に保てるか否かにより判断するとよい。
この送風動力取得部74は、送風制御パターン作成プログラムに従って動作する演算制御部31が、電力センサ27から測定データを取得する機能ブロックである。電力センサ27は、空調システム5のFFU52や排気ファン53の駆動による消費電力を検知するセンサである。なお、この実施例では消費電力を動力として取得しているが、電流値や振動データを取得する構成にしてもよい。
図11は、一方向流のクリーンルームC2の設備2Bの構成を説明する構成図であり、図12は、クリーンルームC2の風量を制御する風量制御システム1Bのブロック図を示す。
その他の構成は、実施例1と同一であるので、同一要素に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。また、送風制御パターン作成装置3の演算制御部31が送風制御パターン作成プログラムに従って実行する動作は、実施例1で図3および図4と共に説明したもの計算方法を除いて同一であるため、その詳細な説明を省略する。
この計算式により計算するために、図3に説明したステップS1で、清浄度取得部71により、図13に示す清浄度としての室内塵埃濃度Nr、および換気清浄度としての換気塵埃濃度Nfbを取得する。
Gn=Qsn×{Nrn−(1−η)×Nfb}
※Nr:室内塵埃濃度(個/m3), Nfb:換気塵埃濃度 (個/m3)
Qe:排気量(m3/min), Qsn:換気風量(m3/min)
Gn:室内発塵量(個/min)
Qsn=Gn/{Nrn−Nfb×(1−η)}
※Gn:室内発塵量(個/min), Nrn:室内塵埃濃度(個/m3)
Nfb:換気塵埃濃度(個/m3), Qsn:必要風量(m3/min)
Claims (9)
- クリーンルームの清浄度を取得する清浄度取得手段と、
クリーンルームの風量を取得する風量取得手段と、
取得した前記清浄度と風量とに基づいて必要風量を算出する必要風量算出手段と、
該必要風量に基づいて送風を制御するため、風量を変更する時刻と、該時刻から送風すべき送風量を示す送風レベルとで構成されたパターンデータを作成する送風制御パターン作成手段とを備えた
送風制御パターン作成装置であって、
前記クリーンルームに備えられた送風装置の動力を取得する動力取得手段と、
前記パターンデータに従った送風レベルの制御を行った場合の前記送風装置の動力を推定する制御後動力推定手段と、
前記動力取得手段により取得した動力と前記制御後動力推定手段により推定した動力に基づいて動力削減余地を算出する動力削減余地算出手段とを備えた
送風制御パターン作成装置。 - 前記送風レベルは、前記クリーンルームに備えられた送風装置の稼働台数を定める構成である
請求項1記載の送風制御パターン作成装置。 - 前記送風レベルは、前記クリーンルームに備えられた送風装置に供給する動力を定める構成である
請求項1または2記載の送風制御パターン作成装置。 - 前記パターンデータは、前記クリーンルームに設置された作業用設備が稼働している稼働時と該作業用設備が稼働していない非稼働時とで前記送風レベルを切り替える構成である
請求項1、2または3記載の送風制御パターン作成装置。 - 前記クリーンルーム内の環境に関する環境情報を取得する環境情報取得手段と、
前記パターンデータを採用した場合の前記環境情報を推定し、該パターンデータを採用するか否か判定する採用判定手段とを備えた
請求項1から4のいずれか1つに記載の送風制御パターン作成装置。 - 前記環境情報は、温度、湿度、室間差圧、またはこれらの複数である
請求項5記載の送風制御パターン作成装置。 - 前記クリーンルームとして非一方向流方式のクリーンルームを対象とし、
前記清浄度取得手段は、前記清浄度として前記クリーンルームに入ってくる外気塵埃量と前記クリーンルームから出て行く室内塵埃量とを取得する構成であり、
前記風量取得手段は、前記風量として外気量と換気風量と排気量とを取得する構成であり、
前記必要風量算出手段は、
前記室内塵埃量と前記排気量と前記外気塵埃量と前記外気量と前記換気風量とに基づいて室内発塵量を算出し、
該室内発塵量と前記外気塵埃量と前記外気量と前記室内塵埃量と前記排気量とに基づいて必要風量を算出する構成である
請求項1から6のいずれか1つに記載の送風制御パターン作成装置。 - 前記クリーンルームとして一方向流方式のクリーンルームを対象とし、
前記清浄度取得手段は、前記清浄度として前記クリーンルーム内で循環する換気塵埃量と前記クリーンルームから出て行く室内塵埃量とを取得する構成であり、
前記風量取得手段は、前記風量として換気風量を取得する構成であり、
前記必要風量算出手段は、
前記換気風量と前記室内塵埃量と前記換気塵埃量とにより室内発塵量を算出し、
該室内発塵量と前記室内塵埃量と前記換気塵埃量とにより前記必要風量を算出する構成である
請求項1から7のいずれか1つに記載の送風制御パターン作成装置。 - 前記パターンデータを出力する生成データ出力手段を備えた
請求項1から8のいずれか1つに記載の送風制御パターン作成装置。
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