JP5380713B2 - メカニカルシール装置 - Google Patents

メカニカルシール装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5380713B2
JP5380713B2 JP2011522808A JP2011522808A JP5380713B2 JP 5380713 B2 JP5380713 B2 JP 5380713B2 JP 2011522808 A JP2011522808 A JP 2011522808A JP 2011522808 A JP2011522808 A JP 2011522808A JP 5380713 B2 JP5380713 B2 JP 5380713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
sleeve
machine
rotary
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011522808A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011007765A1 (ja
Inventor
嘉博 末藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eagle Industry Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eagle Industry Co Ltd filed Critical Eagle Industry Co Ltd
Priority to JP2011522808A priority Critical patent/JP5380713B2/ja
Publication of JPWO2011007765A1 publication Critical patent/JPWO2011007765A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5380713B2 publication Critical patent/JP5380713B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • F16J15/3464Mounting of the seal
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • F16J15/3464Mounting of the seal
    • F16J15/3468Means for controlling the deformations of the contacting faces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • F16J15/3464Mounting of the seal
    • F16J15/348Pre-assembled seals, e.g. cartridge seals
    • F16J15/3484Tandem seals

Description

本発明は、回転環を回転軸にコンパクトに安定して固定することができるメカニカルシール装置に関する。
従来、この種のメカニカルシール装置において、回転環を回転軸へ固定する構造としては、種々の形態が提案されている。
例えば、機内側でセットスクリューを用いて固定する形態(例えば、日本国実用新案出願公開平2−92170号公報(特許文献1)参照)、スリーブを使用して機外側で固定する形態(例えば、PCT国際公開WO2006/022378号公報(特許文献2)参照)、シールナットを使用して固定する形態(例えば、日本国実用新案登録第2538900号公報(特許文献3)参照)、あるいは、スリーブを2種類使用して固定する形態(例えば、日本国特許出願公開2005−140258号公報(特許文献4)参照)等が知られている。
日本国実用新案出願公開平2−92170号公報 PCT国際公開WO2006/022378号公報 日本国実用新案登録第2538900号公報 日本国特許出願公開2005−140258号公報
そのような従来の回転環の固定方法は、いずれの場合においても、軸方向及び径方向にかなりのスペースを必要とするという課題がある。そこで、比較的簡単な回転環の固定形態として、例えば図6に示すようなスナップリングを用いる形態や、図7に示すようなノックピンを用いる形態が広く行われている。また、回転環に正圧(回転環を機外側に押し付ける圧力)のみが作用する条件であれば、押えが無いという形態も考えられる。
しかしながら、図6に示すようなスナップリングを用いる形態は、スナップリングが機内側媒体に接液していることに起因するスナップリングの腐食や、スナップリングの摩耗により、スナップリングが溝部から外れる可能性がある。その場合、このような構成ではスナップリングは機内側に混入することとなり、使用条件によっては重大な問題が生じる可能性がある。
また、図7に示すようなノックピンを用いる形態や押えが無い形態は、回転環に正圧のみが作用する条件であれば使用可能であるが、負圧がかかった場合には問題が生じる。図7に示すようなノックピンを用いる形態においては、負圧がかかった時にはノックピンで回転環を支えることになるので、シール面に歪みが生じ、シール液が漏洩する可能性がある。また、押えが無い構造では、負圧がかかれば回転環はスリーブから外れてしまい、シール装置は全く機能しない状態となってしまう。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、回転環の回転軸への固定構造において軸方向及び径方向にも広いスペースを必要としないコンパクトな構造であり、また構成が簡単であり、腐食や摩耗の影響を低減でき、正圧でも負圧でも回転環が軸方向に安定して維持されて適切なシール性能を得ることができ、さらに、回転環のシール面が歪むことが無く安定したシール特性を得ることができるようなメカニカルシール装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明のメカニカルシール装置は、回転軸と一体に回転するように当該回転軸に設置され、軸方向の少なくとも一方の面にシール面が形成されている回転環と、前記回転環の前記シール面に密接摺動するシール面が形成されている固定環と、前記回転環を前記回転軸に固定するための回転環固定部と、前記回転環及び前記固定環を収容し、前記固定環を軸方向に移動自在で前記回転環方向に押圧されるように支持するカバー部とを有し、前記回転環固定部は、前記回転軸の周面に固定可能で、軸方向機外側又は機内側から前記回転環を係止する回転環係止面と、ノックピン挿入用の径方向の貫通孔とを有するスリーブと、前記スリーブに嵌合されて当該スリーブの軸方向機内側又は機外側に配置されるカラーであって、前記スリーブの前記回転環係止面と対向する方向から前記回転環を係止する回転環係止面と、前記スリーブに嵌合された状態において前記スリーブの前記貫通孔に連通するノックピン挿入用の径方向の貫通孔とを有する回転環固定用カラーとを有し、前記回転環は、前記スリーブ及び前記回転環固定用カラー各々の前記回転環係止面により軸方向に挟持されるとともに、前記連通された前記貫通孔に内周側から嵌挿されるノックピンが当該回転環に形成された凹部に係合されることにより前記スリーブ及び前記回転環固定用カラーに周方向固定されることを特徴とするものである。
このような構成の本発明のメカニカルシール装置によれば、回転環の固定構造において軸方向及び径方向にも広いスペースを必要とせずコンパクトな構造であり、また構成が簡単であり、腐食や摩耗の影響を低減でき、正圧でも負圧でも回転環が軸方向に安定して維持されて適切なシール性能を得ることができ、さらに回転環のシール面が歪むことが無く安定したシール特性を得ることができるメカニカルシール装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態のメカニカルシール装置の構成を示す図である。 図2は、図1に示したメカニカルシール装置を回転軸に嵌合した状態を示す軸方向平面図である。 図3は、図1に示したメカニカルシール装置のスリーブの構成を説明するための拡大図である。 図4は、図1に示したメカニカルシール装置の回転環固定用カラーの構成を説明するための拡大図である。 図5は、図1に示したメカニカルシール装置の回転環を回転環固定部に設置する際の組み立て手順を説明するための図である。 図6は、従来の回転環の固定方法を示す図であり、スナップリングを用いて回転環を固定する構成を示す図である。 図7は、従来の回転環の固定方法を示す図であり、ノックピンを用いて回転環を固定する構成を示す図である。
本発明の一実施形態のメカニカルシール装置について、図1〜図5を参照して説明する。
本実施形態においては、回転軸が貫通する所望の装置の本体のハウジング外面にカートリッジ形式で装着されるメカニカルシール装置であって、2つの摺動面を背面合わせに配置したダブルシール構成のメカニカルシール装置を例示して本発明を説明する。本実施形態のメカニカルシール装置は、例えば遠心ポンプの軸シールとして使用して好適なメカニカルシール装置である。
図1は、本実施形態のメカニカルシール装置1の構成を示す断面図であり、メカニカルシール装置1をハウジング80の外面82に装着した状態を示す図である。
図2は、図1に示すシール装置1を回転軸70に嵌合した状態を示す軸方向平面図である。
図1に示すように、ハウジング80には回転軸70が貫通する軸孔81が形成されており、メカニカルシール装置1は、この軸孔81の周囲の外面82に設置されている。
なお、図1においてはハウジング80の軸孔81側(図示左側)が機内側空間Aであり、その軸方向反対側(図示右側)が機外側空間であって大気空間Bである。
メカニカルシール装置1は、主な構成部として、カバー部10、回転環固定部20、回転環(メイティングリング)31、機内側固定環(機内側シールリング)41及び機外側固定環(機外側シールリング)51を有する。カバー部10は、さらにフランジカバー11及びシールカバー12を有し、また、回転環固定部20は、スリーブ21、回転環固定用カラー22、ノックピン23、28、Oリング24、27、スリーブカラー25及びセットスクリュー26を有する。
メカニカルシール装置1においては、回転環31の機内側シール面32と機内側固定環41とにより機内側シール部40が構成され、回転環31の機外側シール面33と機外側固定環51とにより機外側(大気側)シール部50が構成される。
カバー部10は、軸方向機内側に配置されるフランジカバー11と、軸方向機外側に配置されるシールカバー12とを有し、これらは、一体的に装置本体のハウジング80に設置される。フランジカバー11の機外側端面11bの内周部は、後述する機内側固定環設置部111に相当する箇所が所定の幅で軸方向機外側に突出しており、外周部との間に段差(段差面11c)が形成されている。フランジカバー11のこの段差面11cに、シールカバー12の内周面12cの機内側端部が嵌合され、フランジカバー11の機外側端面11bとシールカバー12の機内側端面12aとが密接され、フランジカバー11とシールカバー12とは同軸に一体化される。そしてこの状態において、カバー部10の内部には、カバー部10がハウジング80に設置された場合に、ハウジング80の軸孔81と連続し回転軸70が通過される内部孔101が形成される。
カバー部10は、機内側部分の軸方向平面形状が、図2に示すように、略正方形に形成されており、カバー部10の軸方向平面における各角部には、角部外側から対角線方向内側に切り込んだ設置用溝15が形成されている。この4箇所の設置用溝15に機外側からボルト16を通過させ、ハウジング80の外面82の対応する位置に形成されたボルト穴に各ボルト16を締め付けることにより、メカニカルシール装置1はハウジング80の軸孔81の周囲の外面82に固定設置される。
この際、図1に示すように、フランジカバー11の機内側端面11aとハウジング80の外面82との間にはOリング115が介在される。また、フランジカバー11とシールカバー12との間には、これらの嵌合部の段差面11cの箇所にOリング116が介在される。これにより、カバー部10の外部空間(大気空間B)とカバー部10の内部空間である内部孔101との間が密封される。
カバー部10の内部孔101の機内側端部、すなわち、フランジカバー11の内周部は、内部孔101の軸方向中央付近の内周面(シールカバー12の内周面12a)より内側にフランジ状に突出しており、機内側固定環設置部111を形成している。前述したように、フランジカバー11の機内側固定環設置部111に相当する箇所は、軸方向機外側に所定の高さに突出しており、フランジカバー11の外周部の機外側端面11bとの間に段差(段差面11c)が形成されている。また、この段差面11cには、Oリング116を設置する溝が形成されている。
機内側固定環設置部111の内周側には、後述する機内側固定環41が軸方向移動自在に嵌合設置されている。機内側固定環設置部111の内周面には、機内側固定環41に形成されている階段部41aと対向するように軸方向に段差となった階段部111cが形成されており、これらの階段部41a及び階段部111cの間に形成される断面矩形の環状空間にOリング49が配置されている。この環状空間にOリング49を介在させて機内側固定環41を機内側固定環設置部111に嵌合させることにより、カバー部10の内部孔101において、カバー部10と機内側固定環41との間が軸方向に密封される。
また、機内側固定環設置部111の機外側端面111bには、軸方向機外側に突出し、機内側固定環41のフランジ部44に形成された案内溝45に嵌入される固定ピン46が設置されている。
また、機内側固定環設置部111の同じく機外側端面111bには、周方向へ複数のバネ座47が設けられており、機内側固定環41のフランジ部44の機内側端面44aとの間にコイルスプリング48を保持する構成となっている。
カバー部10の内部孔101の機外側端部、すなわち、シールカバー12の機外側端部の内周部は、内部孔101の軸方向中央付近の内周面(シールカバー12の内周面12c)より内側にフランジ状に突出しており、機外側固定環51が設置される機外側固定環設置部121を形成している。
機外側固定環設置部121の内周側には、後述する機外側固定環51が軸方向移動自在に嵌合設置されている。機外側固定環設置部121の内周面には、機外側固定環51に形成されている階段部51aと対向するように軸方向に段差となった階段部121cが形成されており、これらの階段部51a及び階段部121cの間に形成される断面矩形の環状空間にOリング59が配置されている。この環状空間にOリング59を介在させて機外側固定環51を機外側固定環設置部121に嵌合させることにより、カバー部10の内部孔101において、カバー部10と機外側固定環51との間が軸方向に密封される。
また、機外側固定環設置部121の機内側端面121aには、軸方向機内側に突出し、機外側固定環51のフランジ部54に形成された案内溝55に嵌入される固定ピン56が設置されている。
また、機外側固定環設置部121の同じく機内側端面121aには、周方向へ複数のバネ座57が設けられており、機外側固定環51のフランジ部54の機外側端面54aとの間にコイルスプリング58を保持する構成となっている。
シールカバー12の内周部の機外側固定環設置部121に相当する箇所は、軸方向機外側に所定の高さに突出しており、突出した機外側端部の外周部は位置決め部125に形成されている。位置決め部125は、外周面に位置決め用溝126を有する。
回転軸70に後述する回転環固定部20を設置する時には、凸条部64を有するセットプレート63を、位置決め用溝126に凸条部64を嵌合させてソケットボルト65により固定し、セットプレート63を介在させた状態でスリーブカラー25を回転軸70に設置する。これにより、スリーブ21及び回転環固定用カラー22を有する回転環固定部20が、スリーブカラー25及びセットプレート63を介することでカバー部10に対して所定の位置関係に規定され、その結果、回転環31と機内側固定環41及び機外側固定環51とが各々所定の位置関係にセットされる。
なお、セットプレート63は、メカニカルシール装置1を組み付け後に除去される。
また、カバー部10には、図1及び図2に示すように、外周面から中間室102につながる径方向の流体流路が4本形成されている。4本の流体流路は、3本のクエンチング液注入路13と、1本のクエンチング液排出路14である。各流路13及び14のポートには、図示しない配管と接続可能な管用ネジ穴が形成されている。
また、各流路13及び14は、カバー部10の内部孔101の軸方向中央付近の相対的に内径が大きい箇所(シールカバー12の内周面12a)に形成された開口に連通しており、シールカバー12の内周面12a、回転環31、機内側固定環41及び機外側固定環51等で囲まれた中間室102に接続されている。
このような構成において図示せぬ配管を介して供給されるクエンチング液は、クエンチング液注入路13から中間室102に注入され、直接に回転環31、機内側固定環41及び機外側固定環51の外周面に流され、クエンチング液排出路14から排出される。これにより、機内側シール部40及び機外側シール部50の各シール摺動面においては、摺動時の発熱が冷却されると共に、各シール部に付着している不純物が洗浄される。
機内側固定環(機内側シールリング)41は、機内側シール部40の一方のシール面を構成するシールリングであって、前述したように機内側固定環設置部111の内周側に軸方向移動自在に嵌合設置されている。機内側固定環41は、機外側端面にシール面42が形成されており、このシール面42が後述する回転環(メイティングリング)31の機内側シール面32に摺動可能に密接し、機内側シール部40を構成する。
機内側固定環41の外周面には軸方向に段差となった階段部41aが形成されている。前述したように、この階段部41aと機内側固定環設置部111の内周面に形成された階段部111cとの間の環状空間にOリング49が配設されており、これにより、カバー部10の機内側固定環設置部111と機内側固定環41とは、その間を密封されて嵌合されている。
機内側固定環41の外周側はフランジ部44に形成されており、フランジ部44の機内側端面44aには軸方向に案内溝45が形成されている。案内溝45には、前述したように機内側固定環設置部111の機外側端面111bに形成された固定ピン46が挿入される。固定ピン46と案内溝45は、軸方向へ相対移動可能な状態、周方向へは係止された状態となっており、これにより機内側固定環41は、機内側固定環設置部111に対して、すなわちカバー部10に対して、軸方向には移動自在であり、周方向には回転不能に設置される。
また、機内側固定環41のフランジ部44の機内側端面44aには、周方向へ複数のバネ座47が設けられており、前述したように機内側固定環設置部111の機外側端面111bに形成されたバネ座との間にコイルスプリング48を保持している。これにより、機内側固定環41は軸方向機外側に、すなわち回転環31の方向に押圧される。
また、機内側固定環41の内周面側は、回転軸70の外周面との間に比較的大きな間隙が形成されており、機内側空間Aに収容される被密封流体がスラリーを含むものであったとしても、その被密封流体が固形化して目詰まりすることなく流通できるように形成されている。
機外側固定環(機外側シールリング)51は、機外側シール部50の一方のシール面を構成するシールリングであって、前述したように機外側固定環設置部121の内周側に軸方向移動自在に嵌合設置されている。機外側固定環51は、機外側端面にシール面53が形成されており、このシール面53が後述する回転環(メイティングリング)31の機外側シール面33に摺動可能に密接し、機外側シール部50を構成している。
機外側固定環51の外周面には軸方向に段差となった階段部51aが形成されている。前述したように、この階段部51aと機外側固定環設置部121の内周面に形成された階段部121cとの間の環状空間にOリング59が配設されており、これにより、カバー部10の機外側固定環設置部121と機外側固定環51とは、その間を密封されて嵌合されている。
機外側固定環51の外周側はフランジ部54に形成されており、フランジ部54の機外側端面54aには軸方向に案内溝55が形成されている。案内溝55には、前述したように機外側固定環設置部121の機内側端面121aに形成された固定ピン56が挿入される。固定ピン56と案内溝55は、軸方向へ相対移動可能な状態、周方向へは係止された状態となっており、これにより機外側固定環51は、機外側固定環設置部121、すなわちカバー部10に対して、軸方向には移動自在であり、周方向には回転不能に設置されている。
また、機外側固定環51のフランジ部54の機外側端面54aには、周方向へ複数のバネ座57が設けられており、前述したように機外側固定環設置部121の機内側端面121aに形成されたバネ座との間にコイルスプリング58を保持している。これにより、機外側固定環51は軸方向機内側に、すなわち回転環31の方向に押圧される。
回転環(メイティングリング)31は、機内側シール部40及び機外側シール部50の各々他方のシール面を構成するシールリングであって、回転環固定部20により回転軸70に嵌合設置されている。
回転環31は、その機内側端面が、機内側固定環41のシール面42と摺動可能に密接する機内側シール面32に形成されており、機外側端面が、機外側固定環51のシール面53と摺動可能に密接する機外側シール面33形成されている。
また、機内側端面(機内側シール面)32の内周部には、回転環31を回転環固定部20に対して回転方向に相対移動不能に係止するノックピン23が挿入されるノックピン係合用切り欠き34が、周方向に等配に所定数形成されている。
回転環固定部20は、スリーブ21、回転環固定用カラー22、ノックピン23、28、Oリング24、27、スリーブカラー25及びセットスクリュー26を有し、回転環31を、回転軸70に、回転軸70と一体的に回転可能に設置される。
スリーブ20は、Oリング24を介在させて回転軸70の周面に密接に嵌合される筒状部材である。スリーブ20は、機内側端部において回転環固定用カラー22とともに回転環31を挟持し、機外側端部においてはスリーブカラー25により回転軸70に固定される。
スリーブ21の構成について、図3を参照して説明する。
図3は、スリーブ21の拡大断面図である。
図3に示すように、スリーブ21の機内側端部の外周面には、各々回転軸70の周面に平行な2段の段差面211及び213が形成されている。最も機内側の第1の段差面211の方が細径であり、第1の段差面211の機外側に形成される第2の段差面213は第1の段差面よりも所定の長さ太径に形成されている。第2の段差面213のさらに機外側には、回転環31を機外側から係止する回転環係止面214が形成されるフランジ状の凸条部215が形成されている。
回転環31は、その内周面31cがスリーブ21の第2の段差面213に嵌合するようにスリーブ21に設置される。回転環31は、内周面31cがスリーブ21の第2の段差面213に嵌合し、さらに、機外側端面の内周部、すなわち機外側シール面33の内周部が、スリーブ21の凸条部215の機内側の径方向面(回転環係止面)214に当接され、回転環31の軸方向機外側への移動が阻止された形態で、スリーブ21に設置される。
スリーブ21の第1の段差面211と回転環31の内周面31cとの間に形成される環状の間隙には、Oリング27、及び、回転環固定用カラー22の筒状部222が配置される。すなわち、スリーブ21において、第1の段差面211と第2の段差面との間の段差は、Oリング27が配置されてスリーブ21と回転環31との間が軸方向に密封される作用を実現する高さであり、また、回転環固定用カラー22の筒状部222が配置される当該筒状部222の高さに相当する所定の高さとされる。
スリーブ21の第1の段差面211が形成されている機内側の端部筒状部には、周方向に沿って所定数のノックピン用孔216が形成されている。後述するように、回転環固定用カラー22の筒状部222にも同様のノックピン用孔226が形成されており、回転環31の機内側端面の内周部にはノックピン用切り欠き34が形成されている。これらスリーブ21、回転環固定用カラー22及び回転環31のノックピン用孔216,226及びノックピン用切り欠き34は、スリーブ21、回転環固定用カラー22及び回転環31を組み立てた時に、径方向に同軸に連通するように配置され、径方向に内側に開口したノックピン挿入用孔231を形成するように形成されている。
なお、ノックピン挿入用孔231に挿入するノックピン23としては、その頭部の厚みが、スリーブ21のノックピン用孔216が形成されている機内側の端部筒状部の厚み(肉厚)よりも薄く形成されたノックピンを用いる。これにより、ノックピン23の頭部はスリーブのノックピン用孔216内に収容されることとなり、スリーブ21から内径側に出っ張ることが無い。
また、スリーブ21のノックピン用孔216の内周側、すなわち、スリーブ21の機内側端部の内周のノックピン挿入用孔231の開口付近は、回転軸70と嵌合される加工精度の要求される面をできるだけ小さくするとともに、スリーブ21に孔加工やネジ加工をする際の歪等が嵌合面に影響しないようにするために、逃げ部としての段差217に形成されている。
回転環固定用カラー22は、スリーブ21の機内側端部においてスリーブ21と嵌合し、回転環31を機内側から係止してスリーブ21との間で回転環31を挟持する環状部材である。
回転環固定用カラー22の構成について、図4を参照して説明する。
図4は、回転環固定用カラー22の拡大断面図である。
図4に示すように、回転環固定用カラー22は、筒状部222を有し、筒状部222の内周側には、機外側に開放された帯状の切り欠き部であって、スリーブ21の機内側端部の第1の段差面211に嵌合するスリーブ係合用段差部221が形成されている。
また、筒状部222の外周面は、回転環31の内周面31cに嵌合する回転環嵌合面223に形成されており、機内側端部外周部には、回転環31を機内側から係止する回転環係止面225が形成されたフランジ状の凸条部224が形成されている。
また、筒状部222には、スリーブ21、回転環固定用カラー22及び回転環31を回転方向に相対移動不能に一体化するノックピン23が挿入されるノックピン挿入用孔231を形成するノックピン用孔226が、周方向に等配に所定数配置されている。
スリーブカラー25は、セットスクリュー26及びノックピン28により、回転軸70と一体的に回転可能に回転軸70に固定される部材であり、スリーブ21の機外側端部の外周面に嵌合した状態で、回転軸70に固定されるものである。これにより、回転環31がスリーブ21及び回転環固定用カラー22に挟持された組み立て構造体が、回転軸70に固定設置される。
このような構成の回転環固定部20により、回転環31が回転軸70に設置される方法について、換言すれば、回転環31がスリーブ21及び回転環固定用カラー22に挟持された組み立て構造体を組み立てるとともに、組み立てられた構造体を回転軸70に設置する方法について、図5を参照して説明する。
まず、スリーブ21の第1の段差面211にOリング27を挿入する(手順S1)。
次に、回転環31をOリング27が装着されたスリーブ21に嵌合する。回転環31は、その内周面31cをOリング27の外周側及びスリーブ21の第2の段差面213に嵌合させ、機外側端面33がスリーブ21の凸条部214の回転環係止面214に当接するまでスリーブ21に挿入することにより、スリーブ21に対して設置する。この際、回転環31のノックピン係合用切り欠き34が、スリーブ21のノックピン用孔216と周方向に同じ位置となり、径方向に同軸となるように、回転環31をスリーブ21に設置する(手順S2)。
次に、回転環固定用カラー22を、回転環31が設置されたスリーブ21に嵌合させる。回転環固定用カラー22は、筒状部222を回転環31の内周面31cとスリーブ21の第1の段差面211との間の間隙に挿入し、凸条部224の回転環係止面225が回転環31の機内側シール面32に当接するまでスリーブ21側に移動させることにより、スリーブ21に対して設置する(手順S3)。この際、回転環固定用カラー22のノックピン用孔226が、回転環31のノックピン係合用切り欠き34及びスリーブ21のノックピン用孔216と周方向に同じ位置となり、径方向に同軸となり、これによりノックピン挿入用孔231が形成されるように、回転環固定用カラー22を、回転環31及びスリーブ21に対して設置する。なお、回転環固定用カラー22は、凸条部224の回転環係止面225が回転環31の機内側シール面32に当接するまでスリーブ21側に移動させた状態において、回転環固定用カラー22のノックピン用孔226とスリーブ21のノックピン用孔216との軸方向の位置が一致するように形成しておく。
このように、ノックピン挿入用孔231が形成されるようにスリーブ21、回転環固定用カラー22及び回転環31を組み立てたら、その組み立て構造体の内周部よりノックピン挿入用孔231にノックピン23を挿入する(手順S4)。
このような手順により、回転環31、スリーブ21及び回転環固定用カラー22の組み立て構造体が組み立てられる。
このようにして組み立てられた回転環31、スリーブ21及び回転環固定用カラー22の組み立て構造体は、スリーブカラー25により回転軸70に固定設置される。
回転環31、スリーブ21及び回転環固定用カラー22を有する組み立て構造体は、セットプレート63により位置決めして回転軸70に取り付けられる。前述したように、カバー部10の機外側外周部には位置決め用溝126が形成されており、回転環31を回転軸に設置する際には、複数のセットプレート63が、位置決め用溝126に沿って等配に、位置決め用溝126にセットプレート63の凸条部64が嵌合させるように配置される。各セットプレート63は、ソケットボルト65により固定設置される。
このセットプレート63に対して、スリーブカラー21の位置を決めることにより、セットプレート63とスリーブカラー21とが所定の位置関係とされ、セットプレート63が装着されるカバー部10と、スリーブカラー21と一体的に嵌合されるスリーブ20及び回転環固定用カラー22との相対的な位置関係が所望の位置関係に設定される。その結果、スリーブ21及び回転環固定用カラー22に挟持される回転環31と、カバー部10に装着される機内側固定環41及び機外側固定環51とが所望の位置関係とされ、機内側固定環41のシール面42と回転環31の機内側シール面32、及び、機外側固定環51のシール面53と回転環31の機外側シール面33とが各々所定の位置関係で、また所定の圧力で密接摺動する機内側シール部40及び機外側シール部50が構成される。
なお、メカニカルシール装置1において、回転環31、機内側固定環41及び機外側固定環51は、各々、炭化ケイ素(シリコンカーバイト、SiC)、カーボン、超硬合金等の材質で製作される。好適には、機内側固定環41あるいは機外側固定環51と回転環31との組み合わせは、各々、炭化ケイ素(SiC)と炭化ケイ素(SiC)の組み合わせ、カーボンと炭化ケイ素(SiC)の組み合わせ、超硬合金と超硬合金の組み合わせ、あるいは、カーボンと超硬合金の組み合わせが好適である。
また、メカニカルシール装置1の各Oリングの材質は、フッ素ゴム、ニトリルゴム、EPDM、パーフロロエラストマなどが用いられる。
このように、本実施形態のメカニカルシール装置1においては、スリーブ21に加えて、回転環固定用カラー22とノックピン23とを用いることにより回転環31を回転軸70に固定しており、非常に簡単な構成で回転環31を固定している。すなわち、ボルト穴やシールナットのようなネジ加工の必要な構成は使用せずにノックピン23により回転環31を固定している。従って、軸方向及び径方向にも広いスペースを必要としないコンパクトな構造で、回転環31を回転軸70に固定設置することができる。
また、本実施形態のメカニカルシール装置1においては、スリーブ21の回転環係止面214と回転環固定用カラー22の回転環係止面225とにより回転環31を挟持しており、機内側方向にも機外側方向にも、換言すれば正圧方向にも負圧方向にも、回転環31を面で支持している。従って、仮に負圧が作用したとしても、回転環31のシール面が歪むことは無く、安定したシール特性を得ることができる。
また、機内側方向の圧力が作用しても機外側方向の圧力が作用しても、換言すれば正圧が作用しても負圧が作用しても、回転環31が軸方向に動くことは無く、回転環31の位置を安定して保持することができ、その点においても安定したシール特性を得ることができる。
また、本実施形態のメカニカルシール装置1においては、従来より使用している回転環31の回り止め用のノックピン23を使用して、回転環固定用カラー22をも一体化している。従って、非常に安価に製造することができ有効である。
なお、前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって本発明を何ら限定するものではない。本実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また任意好適な種々の改変が可能である。
例えば、回転環固定部20の構成の細部は、任意に変更してよい。
例えば、スリーブ21及び回転環固定用カラー22の細部の構成は任意に変更してよいし、これらを一体化するノックピン23の数や配置も任意に変更してよい。
また、回転環31、機内側固定環41及び機外側固定環51等の形状や設置構成等は任意に変更してよい。
例えば、前述した実施形態においては、機内側固定環41と機外側固定環51は、実質的に同一の構成のシールリングを回転環31を中心に対称に配置したものであった。しかしながら、機内側固定環41と機外側シールリング51との構成は異なるものであってよい。例えば、メカニカルシール装置1を大気中で使用する場合等、使用環境に応じてバランス値の異なるシールリングを機内側固定環41あるいは機外側固定環51に使用してよい。
本発明は、回転軸を有する任意の装置に回転軸の軸封装置として適用可能である。例えば、遠心ポンプ、攪拌機等の軸シール等に利用することができる。

Claims (1)

  1. 回転軸と一体に回転するように当該回転軸に設置され、軸方向の少なくとも一方の面にシール面が形成されている回転環と、
    前記回転環の前記シール面に密接摺動するシール面が形成されている固定環と、
    前記回転環を前記回転軸に固定するための回転環固定部と、
    前記回転環及び前記固定環を収容し、前記固定環を軸方向に移動自在で前記回転環方向に押圧されるように支持するカバー部とを有し、
    前記回転環固定部は、
    前記回転軸の周面に固定可能で、軸方向機外側又は機内側から前記回転環を係止する回転環係止面と、ノックピン挿入用の径方向の貫通孔とを有するスリーブと、
    前記スリーブに嵌合されて当該スリーブの軸方向機内側又は機外側に配置されるカラーであって、前記スリーブの前記回転環係止面と対向する方向から前記回転環を係止する回転環係止面と、前記スリーブに嵌合された状態において前記スリーブの前記貫通孔に連通するノックピン挿入用の径方向の貫通孔とを有する回転環固定用カラーとを有し、
    前記回転環は、前記スリーブ及び前記回転環固定用カラー各々の前記回転環係止面により軸方向に挟持されるとともに、前記連通された前記貫通孔に内周側から嵌挿されるノックピンが当該回転環に形成された凹部に係合されることにより前記スリーブ及び前記回転環固定用カラーに周方向固定されることを特徴とするメカニカルシール装置。
JP2011522808A 2009-07-16 2010-07-12 メカニカルシール装置 Active JP5380713B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011522808A JP5380713B2 (ja) 2009-07-16 2010-07-12 メカニカルシール装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009167889 2009-07-16
JP2009167889 2009-07-16
PCT/JP2010/061795 WO2011007765A1 (ja) 2009-07-16 2010-07-12 メカニカルシール装置
JP2011522808A JP5380713B2 (ja) 2009-07-16 2010-07-12 メカニカルシール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011007765A1 JPWO2011007765A1 (ja) 2012-12-27
JP5380713B2 true JP5380713B2 (ja) 2014-01-08

Family

ID=43449372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011522808A Active JP5380713B2 (ja) 2009-07-16 2010-07-12 メカニカルシール装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8757631B2 (ja)
EP (1) EP2455641B1 (ja)
JP (1) JP5380713B2 (ja)
CN (1) CN102282398B (ja)
WO (1) WO2011007765A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2757294B1 (en) * 2011-09-12 2016-06-15 Eagle Industry Co., Ltd. Mechanical seal
KR101648921B1 (ko) * 2012-06-14 2016-08-17 이글 고오교 가부시키가이샤 자성유체실링
JPWO2014192761A1 (ja) * 2013-05-27 2017-02-23 イーグル工業株式会社 メカニカルシール装置
DE102013211529A1 (de) * 2013-06-19 2014-12-24 Pfeiffer Vacuum Gmbh Vakuumpumpe
US20160208925A1 (en) * 2014-02-10 2016-07-21 EagleBurgmann Japan Co., Ltd. Mechanical seal
KR102279664B1 (ko) * 2016-12-27 2021-07-20 이구루코교 가부시기가이샤 메커니컬 시일
US11021982B2 (en) * 2018-09-28 2021-06-01 Hamilton Sundstrand Corporation Shaft face seal
DE102019214252B3 (de) * 2019-09-19 2021-02-11 Eagleburgmann Germany Gmbh & Co. Kg Axial montierbare Gleitringdichtungsanordnung

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004263802A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Nippon Pillar Packing Co Ltd メカニカルシール

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4434986A (en) * 1982-10-12 1984-03-06 Gits Brothers Mfg. Co. Shaft seal
JPS59159466A (ja) * 1983-02-28 1984-09-10 Nippon Pillar Packing Co Ltd 静止型ダブルメカニカルシ−ル
JP2538900B2 (ja) 1987-02-04 1996-10-02 三菱重工業株式会社 帯状物の切断巻取装置
JPH0292170A (ja) 1988-09-29 1990-03-30 Fujitsu Ltd デイジタルスーパーインポーズ方式
US5490679A (en) * 1993-12-20 1996-02-13 John Crane Inc. Seal ring design
EP0701074A1 (en) * 1994-09-08 1996-03-13 Kaydon Corporation Seal assembly with secondary seal
CN2204357Y (zh) * 1994-12-07 1995-08-02 王希尧 一种机械密封联接套
US5630699A (en) * 1995-08-31 1997-05-20 Durametallic Corporation Pump box with replaceable erosion protector
GB0306402D0 (en) * 2003-03-20 2003-04-23 Corac Group Plc Modular gas seals cartridge
JP4391205B2 (ja) 2003-11-07 2009-12-24 イーグル工業株式会社 メカニカルシール装置
US20050242515A1 (en) * 2004-04-28 2005-11-03 Brooks Melvin D Dry gas seal and method for making the same
CN101031745B (zh) * 2004-08-26 2010-05-26 伊格尔工业股份有限公司 机械密封装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004263802A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Nippon Pillar Packing Co Ltd メカニカルシール

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2011007765A1 (ja) 2012-12-27
EP2455641A4 (en) 2014-06-18
WO2011007765A1 (ja) 2011-01-20
US20120001394A1 (en) 2012-01-05
EP2455641B1 (en) 2015-09-09
EP2455641A1 (en) 2012-05-23
CN102282398A (zh) 2011-12-14
US8757631B2 (en) 2014-06-24
CN102282398B (zh) 2014-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5380713B2 (ja) メカニカルシール装置
JP5345619B2 (ja) ダブルメカニカルシール装置
JP5001654B2 (ja) メカニカルシール装置
US6708980B2 (en) Mechanical sealing device
JP5514107B2 (ja) メカニカルシール装置
US5662340A (en) Fully split cartridge mechanical seal assembly
JP5130568B2 (ja) メカニカルシール装置
US6758476B2 (en) Mechanical seal device
US20090174149A1 (en) Mechanical seal device
CA2517411C (en) Balanced mechanical seal assembly
EP2896854B1 (en) Mechanical seal
JP5913025B2 (ja) メカニカルシール
JP5630498B2 (ja) メカニカルシール装置
US20080174073A1 (en) Method for securing a cartridge mechanical face seal to a sleeve
JP4625400B2 (ja) メカニカルシール装置
JPH0635741U (ja) メカニカルシール
JP2024046849A (ja) メカニカルシール
JP2003194237A (ja) メカニカルシール装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5380713

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250