JP2003194237A - メカニカルシール装置 - Google Patents

メカニカルシール装置

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JP2003194237A JP2001398715A JP2001398715A JP2003194237A JP 2003194237 A JP2003194237 A JP 2003194237A JP 2001398715 A JP2001398715 A JP 2001398715A JP 2001398715 A JP2001398715 A JP 2001398715A JP 2003194237 A JP2003194237 A JP 2003194237A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングに嵌着されたシールカバーにスリ
ーブを装着するとメカニカルシール及びラビリンスシー
ルがが精度良く組み立てられるようにすると共に、ラビ
リンスシールとメカニカルシールとの組み合わせで被密
封流体を効果的にシールすることにある。 【解決手段】 メカニカルシール装置において、シール
カバー30にシーラント流体用の流体供給孔と連通する
流入通路を有すると共に、流体室55に連通するシーラ
ント流体用の流出通路34を有し、流体室55に流入す
るシーラント流体の圧力が被密封流体の流体圧力より高
圧に構成されたものである。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被密封流体を確実
にシールするメカニカルシール装置に関する。更に詳し
くは、高圧の被密封流体をシールすると共に、組立構造
を簡単にしたメカニカルシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関連する従来例として特開平5
−99345号公報(対応特許、米国特許第50391
13号明細書)が存在する。図5は、この公報に記載さ
れたタンデム形シール装置の断面図である。図5に於い
て、Hp側は高圧ガスが存在する被密封流体領域である。
また、反対のLp側は大気領域である。このタンデム形シ
ール装置100は、被密封流体領域Hp側に、2個の軸流
型第1ラビリンスシール131と第2ラビリンスシール
131が設けられている。このラビリンスシール13
1,131は、静止側のハウジング140に固定された
第1仕切板131Aと、第2仕切板131Bとを設ける
と共に、この各仕切板131A、131Bに於ける回転
軸150の外周面と対向する面に形成された凹凸部が被
密封流体の流れ方向に対する絞り作用により被密封流体
をシールしている。
【0003】又、この第1ラビリンスシール131より
大気領域Lp側には、第1ガスシール102が配置され
ている。この第1ガスシール102は、第1静止密封環
102Aが第1シールカバー103に保持されていると
共に、第1回転密封環102Bが第1スリーブ104に
固着されている。第1シールカバー103は、組立上の
理由により第2シールカバー113に別部品として結合
されている。
【0004】更に、第1ガスシール102より大気領域
Lp側には、第2ガスシール112が配置されている。
この第2ガスシール112は、第2静止密封環112A
が第2シールカバー113に保持されていると共に、第
2回転密封環112Bが第2スリーブ114に固着され
ている。そして、第1ガスシール102と第2ガスシー
ル112との間の空間室S1には、この空間室S1に連
通した第2通路141が設けられている。この第2通路
141は、第2通路から導入される流体の圧力を、単に
第2ガスシールの背面に対して作用させてシールする従
来技術である。
【0005】更に、第2ガスシール112より大気領域
Lp側には第2ラビリンスシール122が設けられてい
る。この第2ラビリンスシール122は、内周面に凹凸
部を設けた第3仕切板122Aにより構成されており、
この凹凸部を回転軸150と近接させて絞り作用により
被密封流体を圧力降下させてシールするものである。
又、第2ラビリンスシール122の内径側にはカーボン
シール125が設けられている。この第2ガスシール1
12と第2ラビリンスシール122との間の空間室S2
には、第2通路142が連通している。そして、第2ガ
スシール112から漏洩したガスを第2通路142を介
して回収するように構成されている。更に、カーボンシ
ール125より大気領域Lp側にはフローティングシー
ル126が設けられている。このフローティングシール
126には回転軸150と微少間隙を形成して遊合する
フローティングリング126Aが設けられている。
【0006】このように構成されたタンデム型シール装
置100は、第1ガスシール102と第2ガスシール1
12とをタンデム型に配列しなければならないので、構
造上から第1及び第2シールカバー103,113を分
割しなければならず組立が複雑になる。又、第1及び第
2スリーブ104,114も同様に分割しなければなら
ず組立が複雑になる。この複雑な組立が、シール能力を
向上させる精度上から、困難をきたしている。更に、第
1ガスシール102及び第2ガスシール112は、材
料、その加工、機構が全て高価であるために製作コスト
を上昇させる結果となっている。
【0007】更に、タンデム型シール装置であっても、
このガスシール102,112は、螺旋溝付きシール面
であるために摺動初期に漏洩が生じるので、高圧な被密
封流体に対しシール能力に問題が存する。更に、第1及
び第2ラビリンスシール122,131は、回転軸15
0が揺動したときに接触しないようにするために、両部
品の嵌合間隔を大きくしなければならないので、シール
能力を低下させている。特に、被密封流体を外部に漏洩
させない役目の第2ラビリンスシール122としては、
軸方向へ長くしないとシール能力に問題が生じる。更
に、フローティングシール126も回転軸150との嵌
合間隙を大きくしなければならないので、軸方向へ長く
しないとシール能力に問題があり、長さが短いと被密封
流体を外部に漏洩させることになる。更には、第1と第
2ラビリンスシール122,131及び第1と第2ガス
シール102,112、並びにフローティングシール1
26と全体を軸方向へ配列しなければならず、メカニカ
ルシール装置100を大型にしており、構造上から問題
となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
問題点に鑑み成されたものであって、その発明が解決し
ようとする技術的課題は、回転密封環を取り付けるスリ
ーブを一体構造にすると共に、静止密封環を保持するシ
ールカバーも一体構造にし、メカニカルシール装置の組
立精度と、加工コストを低減することにある。
【0009】更に、メカニカルシールにより被密封流体
を確実にシールして被密封流体を外部へ漏洩させないよ
うにすることにある。又、ラビリンスシールとメカニカ
ルシールとの組み合わせにしてシール能力を向上させる
と共に、メカニカルシール装置全体の摺動抵抗を低減す
ることにある。
【0010】更に、ラビリンスシールをバッファガスを
用いて能力を向上させたシールで、バッファガスの使用
量を最小にすることにある。更に、シーラントを用いて
シール能力を付与したメカニカルシールで、シーラント
の使用量を最小にすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような
技術的課題を解決するために成されたものであって、そ
の技術的解決手段は以下のように構成されている。
【0012】請求項1に係わる本発明のメカニカルシー
ル装置は、ハウジングの内周取付面に密封に嵌着する環
状体のシールカバーと、前記シールカバーに密封に支持
されて一端にシール面を設けた静止用密封環と、前記静
止用密封環のシール面と密接する対向シール面を有する
回転用密封環と、前記回転用密封環を保持すると共に回
転軸に嵌着する環状体のスリーブと、前記静止用密封環
と前記回転用密封環と前記シールカバーとの間に形成さ
れる流体室と、前記流体室の前記シールカバーと前記ス
リーブとの開放間をシールするシール部とを具備し、前
記シールカバーにハウジングの流体供給通路と連通する
流入通路を有すると共に前記流体室に流入した流体を流
出させる流出通路を有し、前記流体室に流入する流体の
圧力が被密封流体の流体圧力より高圧に構成されたもの
である。
【0013】この請求項1に係わる本発明のシール装置
では、流体室に被密封流体の圧力よりも高圧のシーラン
ト流体が介在する構成であるために、被密封流体がメカ
ニカルシールのシール面間から外部へ流出するのを圧力
の関係から効果的に防止できる。しかも、流体室は、静
止用密封環と回転用密封環により囲まれているから、静
止用密封環と回転用密封環とを直接冷却することが可能
になる。このために、シール面の摺動による摩擦熱の上
昇を防止すると共に、シール面の摩耗を押さえることが
可能になる。更に、シールカバーに保持される静止用密
封環をハウジングの取付面に嵌着し、スリーブに固着さ
れた回転用密封環を回転軸に嵌着して組立る構成である
ために、組立が容易であると共に、静止用密封環と回転
用密封環との接合する両シール面の精度を向上させて組
み立てることが可能になる。しかも、流体室へ流入させ
るシーラント流体を流入通路と流出通路とに分けて循環
させるために冷却が効率的である。更に、シール部のシ
ール面と、静止用密封環及び回転用密封環の接合シール
面で密封するために、流体室のシールが確実でシーラン
ト流体の消費量を少なくすることが可能になる。
【0014】この請求項2に係わる本発明のメカニカル
シール装置は、前記シールカバーの前記流入通路の入口
と前記流出通路の出口を前記シールカバーに設けた環状
溝通路内に形成すると共に、前記環状溝通路の前記入口
と前記出口との境を軸方向に仕切板により仕切り、且つ
前記流入通路の吐出口を前記静止用密封環と回転用密封
環との各シール面にほぼ近接対向させたものである。
【0015】この請求項2に係わる本発明のメカニカル
シール装置では、シールカバーに設けた環状溝通路内に
流入通路の入口と流出通路の出口とを形成したために、
シールカバーをハウジングの取付面に嵌め込むだけで、
流体供給孔に対して流入通路を、又流体排出孔に対して
流出通路を簡単に連通させることが可能になる。しか
も、環状溝通路に軸方向の連絡通路を設けるのみで流入
通路の吐出口を静止用密封環のシール面に近接できると
共に、この吐出口から流体をメカニカルシールのシール
面に吐出させることが可能になる。
【0016】請求項3に係わる本発明のメカニカルシー
ル装置は、前記静止用密封環より被密封流体領域側に前
記シールカバーと前記スリーブとの嵌合間に並列に配置
された複数のラビリンスシールを有すると共に、前記両
ラビリンスシール間の間隙に連通してバッファ流体を導
入するバッファ流体通路を有するものである。
【0017】この請求項3に係わる本発明のメカニカル
シール装置では、複数のラビリンスシール間の間隙にバ
ッファ流体を導入するバッファ流体通路が連通している
ので、この間隙で流体を圧縮してラビリンスシールの能
力を向上させるものである。又、このラビリンスシール
は静止用密封環よりも被密封流体領域側に設けられてい
るから、バッファ流体を介するラビリンスシールと、被
密封流体より高圧のシーラント流体を介するメカニカル
シールにより確実に被密封流体をシールすることが可能
になる。
【0018】請求項4に係わる本発明のメカニカルシー
ル装置は、前記静止用密封環と前記ラビリンスシールと
の間にバッファ流体又はシーラント流体の漏洩した流体
が流出できるドレン通路を有するものである。
【0019】この請求項4に係わる本発明のメカニカル
シール装置では、静止用密封環と前記ラビリンスシール
との間にバッファ流体又はシーラント流体の漏洩した流
体が流出できるドレン通路を有するので、バッファ流体
を被密封流体よりも高圧にしてシール能力を向上させる
ことが可能になる。更に、バッファ流体又はシーラント
流体が漏洩しても被密封流体領域に流出させることな
く、ドレンから排出させることが可能になる。又、この
ドレン通路によりバッファ流体又は/及びシーラント流
体の圧力を調整して被密封流体のシール能力を向上させ
ることが可能になる。
【0020】請求項5に係わる本発明のメカニカルシー
ル装置は、前記ラビリンスシールを構成する凹凸部を有
する絞りリングが合成樹脂又はゴム材製であると共に前
記絞りリングの外径が前記静止用密封環の内径より小径
に形成されているものである。
【0021】この請求項5に係わる本発明のメカニカル
シール装置では、ラビリンスシールを構成する凹凸部を
有する絞りリングが合成樹脂又はゴム材製である為に、
回転軸が揺動してもラビリンスシールが絞り部に当接し
ても破損するのを効果的に防止できる。このために、絞
りリングを絞り部に近接又は接触できるから、シール能
力を向上することが可能になる。
【0022】請求項6に係わる本発明のメカニカルシー
ル装置は、前記シール部をセグメントシールに構成した
ものである。
【0023】この請求項6に係わる本発明のメカニカル
シール装置では、流体室をシールするシール部をセグメ
ントシールに構成したので、流体室を被密封流体よりも
高圧にすることが可能になり、メカニカルシールのシー
ル能力が向上する。更に、セグメントシールはメカニカ
ルシールに比較して軸方向に短く、しかもシール能力が
優れているから、メカニカルシールとシール部の間隔を
小形に構成できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる好ましい実
施の形態のシール装置を、その図面に基づいて詳述す
る。尚、以下に説明する各図面は、特許用の概念図では
なく、実施可能な正確な設計図である。
【0025】図1は、本発明に係わる好ましい実施の形
態を示すメカニカルシール装置の断面図である。又、図
2は図3の3A−3Aラインに従い全体を断面にした断
面図である。更に、図3は、図1の流入通路37と流体
室55と流出通路34との領域の部分を拡大した断面図
である。図4は図1の流体排出孔65の中心線を通る全
体の径方向の断面図である
【0026】図1に於いて、ハウジング60の内周取付
面内に回転軸50が貫通している。この回転軸50とハ
ウジング60の取付面との嵌合間隔をメカニカルシール
装置1によりシールする。ハウジング60の取付面に
は、シールカバー30の嵌合面12が嵌着している。こ
のシールカバー30はフランジ部付き円筒体に形成され
ている。そして、シールカバー30の円筒状部がハウジ
ング60の取付面に嵌着されていると共に、一端のフラ
ンジ部がハウジング60の正面にボルトを介して固着さ
れている。
【0027】又、回転軸50には円筒状に形成されたス
リーブ40の内周面41が嵌着されている。このスリー
ブ40は、回転軸50の大気側から挿入して嵌着される
と共に、スリーブ40に取り付けられた第3ドライブピ
ン44により回転不能に構成されている。この第3ドラ
イブピン44は、回転軸50に固着された係止部43の
係合穴に嵌合係止している。
【0028】そして、シールカバー30とスリーブ40
の間にはメカニカルシール2が配置されている。このメ
カニカルシール2によりシールカバー30とスリーブ4
0との両部品間をシールしている。このシールカバー3
0には軸方向に凹んだ凹部が形成されており、この凹部
内に静止用密封環3が軸方向に移動自在に保持されてい
る。この静止用密封環3は、大気側先端にシール面4が
形成されている。又、シール面4に対する背面には8個
のスプリング6が周方向に等配に配置されており、この
スプリング6により静止用密封環3のシール面4を弾発
に押圧している。更に、この背面には4個の係合凹部が
形成されている。そして、この各係合凹部に係止する4
個の第1ドライブピン18がシールカバー30の穴に打
ち込まれて嵌着されている。この第1ドライブピン18
により静止用密封環3が回転用密封環10と共に摺動し
ても回動しないように固定されている。
【0029】静止用密封環3の背面の内径段部はシール
カバー30の凹部内の段部と互いに対向し、Oリング用
の環状室を形成している。この環状室にはゴム材製のO
リング5が配置されている。このOリング5の内径側の
取付位置により静止用密封環3の背面に流体圧力が作用
するように構成されている。そして、この背面に作用す
る圧力によりシール面4が対向シール面11に押圧され
ている。同時に、スプリング6により静止用密封環3が
対向シール面11に弾発に押圧されている。この静止用
密封環3はカーボン材又は炭化珪素材により形成されて
いる。この静止用密封環3の内径面は、スリーブ40の
外径に取り付けられたラビリンスシール20の外径より
も大径に形成されている。更に、シールカバー30の静
止用密封環3を取り付けた内径面もラビリンスシール2
0の外径より大径に形成されている。
【0030】一方、静止用密封環3と対向する回転用密
封環10は、スリーブ40における大径に形成された取
付段部42に嵌着されている。この回転用密封環10の
背面には、嵌合穴が形成されている。又、取付段部42
には、第2ドライブピン16が打ち込まれて嵌着してい
る。そして、この第2ドライブピン16は嵌合穴に嵌合
して係止し、回転用密封環10が回転軸50と共に回動
するように連結している。この回転用密封環10の内径
面も、静止用密封環3の内径面とほぼ同径に形成されて
ラビリンスパッキン(以下、ラビリンスシールという)
20の外径より大径に形成されている。
【0031】スリーブ40の取付段部42に形成された
嵌合面と回転用密封環10の段部内面とが嵌合した嵌合
面間をシールするために、スリーブ40の嵌合面にOリ
ング用の環状溝が形成されている。そして、この環状溝
にOリング7が嵌めこまれて両嵌合面間をシールしてい
る。この回転用密封環10は炭化珪素材又はカーボン材
により形成されている。そして、静止用密封環3のシー
ル面4と密接する対向シール面11が回転用密封環10
の端面に形成されている。
【0032】以上のように構成されたメカニカルシール
2の外周側には、このメカニカルシール2とシールカバ
ー30により囲まれた流体室55が形成されている。こ
の流体室55には、ハウジング60に設けられた流体供
給孔61からタービン油等のシーラント流体が供給でき
るように流入通路37が連通している。又、流体室55
に流入したシーラント流体が流出できるように流出通路
34が連通している。この流出通路34は、ハウジング
60に設けられた流体排出孔65と連通してシーラント
流体を排出できるように構成されている。このシーラン
ト流体は、図示省略の油圧回路を介して調整装置により
温度、圧力等が管理されて循環可能に構成されている。
【0033】このうちの流入通路37は、図2及び図3
に示すように、流体供給孔61から供給されるシーラン
ト流体を流体室55に導入できるようにシールカバー3
0に形成されている。この流入通路37の構造は、先ず
シールカバー30の外周に環状通路溝13が形成されて
いる。この環状溝通路13の側部を更に軸方向に溝状に
突き抜ける連絡通路32が全周に渡り1個又は複数個が
形成されている。この連絡通路32は、更に、シールカ
バー30の外周面に形成されて環状溝通路13と並列に
形成された環状溝路に連通している。更に又、図3に示
すように、環状溝路から内径方向へ形成されて流体室5
5に連通する8個の貫通孔が設けられている。そして、
この環状溝通路13から流体室55に至る全体の流体用
通路が流入通路37を構成する。この8個の貫通孔は、
8個とは限らず、流量に応じて6個とか、10個とか必
要に応じて設定される。
【0034】流体室55にはシールカバー30の内周面
に設けた環状溝に外周部が嵌着されたスナップリング状
の堰部39が設けられている。この堰部39は、メカニ
カルシール2のシール面4,11のほぼ外周側に配置さ
れている。そして、流入通路37から流入したシーラン
ト流体は、堰部39によりシール面4,11側に迂回す
るように構成されている。図4に示すように、この堰部
39により流れが蛇行されたシーラント流体は、メカニ
カルシール2を冷却しながら流出通路34から排出され
る。又、この流出通路34は、流体室55に連通してシ
ールカバー30を径方向へ貫通する排出孔と、この排出
孔を溝方向両側から挟んだ両仕切板31で環状通路溝1
3を仕切るようにした仕切通路とにより形成されてい
る。この流出通路34の排出孔は、図4に示すように、
シールカバー30の中心線に対して各々15°から20
°傾斜した位置に2個形成されて、仕切通路に連通する
と共に、ハウジング60に設けられた流体排出孔65に
連通している。
【0035】更に、図1に示すように、流体室55の大
気側に開放した開口部56は、第2ハウジング45に保
持されたカーボン材製のセグメントシール25によりシ
ールされている。このセグメントシール25は、第2ハ
ウジング45の内周リング状凸部46に固着されたロー
テーションロック29により回転不能に係止されてい
る。又、外周面からエキステンションスプリング27
により分割されているセグメントシール25を締め付け
ながら、セグメントシール25の内径のシール面が摺動
する回転軸50との嵌合間をシールしている。そして、
第2ハウジング45に固着されたスナップリングとスプ
リングリテーナとに支持されたコンプレッションスプリ
ング26によりセグメントシール25の側面であるシー
ル面を第2ハウジング45の内周リング状凸部46の密
接面に圧接している。
【0036】このセグメントシール25は、コンプレッ
ションスプリング26により押圧されて第2ハウジング
45の密接面との間をシールすると共に、エキステンシ
ョンスプリング27の締め付け力により回転軸50との
嵌合間をシールする。このセグメントシール25は、構
造上、メカニカルシール等に比べて軸方向の長さが短形
にできるから、メカニカルシール装置全体の軸方向の長
さを短くする。このようにセグメントシール25により
シールされた流体室55は、流体供給孔61から被密封
流体よりも高圧のシーラント流体が供給される。つま
り、流体室55は、被密封流体よりも高圧に構成され
て、被密封流体がメカニカルシール2のシール面を通過
しないように阻止している。
【0037】次に、メカニカルシール2より密封流体領
域側には、ラビリンスシール20、20が2個並列に配
置されている。又、ラビリンスシール20とメカニカル
シール2との間にはドレン通路33が設けられている。
このドレン通路33は、外方の図示省略された圧力調整
可能な機器を備えた容器に連通している。
【0038】ラビリンスシール20は、回転軸50に嵌
着されて外周面に凹凸部を形成した絞りリング38、3
8と、シールカバー30に形成された絞り部35、35
の内周面により構成されている。絞りリング38は樹脂
材又はゴム材製で外周面が、静止用密封環3の内径より
小径に形成されている。絞りリング38の凹凸部の外周
面と絞り部35の内周面とは近接又は接触状態に配置さ
れている。この絞り部35と絞りリング38との嵌合間
は、絞りリング38が樹脂材製であるために、微少な間
隙に近接することができる。又、絞り部35と絞りリン
グ38との嵌合間は、接触させることも可能である。
【0039】2個のラビリンスシール20、20の間に
は、ハウジング60に設けられたバッファ流体供給孔6
3と連通してバッファ流体を導入するバッファ流体通路
36がシールカバー30に設けられている。更に、の接
合部は環状溝で連通されており、シールカバー30をハ
ウジング60に嵌合するとき、バッファ流体通路36と
バッファ流体供給孔63とを簡単に連通することが可能
になる。このバッファ流体通路36の吐出側は2つのラ
ビリンスパッキン20、20に仕切られた間隙のバッフ
ァ流体室21に形成されている。このバッファ流体室2
1内には、被密封流体の圧力よりもやや高圧なバッファ
流体が供給される。又、バッファ流体の圧力は、シーラ
ント流体の圧力よりも低圧に構成されている。例えば、
シーラント流体の圧力は、被密封流体の圧力よりも1.
5kgf/cmA位高く構成されている。又、このバッ
ファ流体の圧力は、被密封流体の種類によりシーラント
流体の圧力やや低圧に構成される。この他、被密封流体
とバッファ流体とのガスの種類、圧力の大きさ等の関係
から、バッファ流体の圧力はシーラント流体の圧力に対
し種々選択される。
【0040】ハウジング60の取付面に嵌合したシール
カバー30との嵌合間には、流体供給孔61、ドレン排
出孔62、バッファ流体供給孔63の各両側をシールす
るゴム材製のOリング15、15,15がそれぞれ設け
られている。又、回転軸50とスリーブ40との嵌合間
には、この嵌合間をシールするOリング53が嵌合され
ている。
【0041】シールカバー30は、静止用密封環3と、
Oリング15、15、15と、堰部39等を装着してハ
ウジング60の取付面に嵌着する。そして、シールカバ
ー30は、ハウジング60にボルトを介して固定され
る。又、スリーブ40は、絞りリング38、38と、回
転用密封環10等をOリング53を介して回転軸50に
嵌着される。更に、第2ハウジングは、セグメントシー
ル25を装着してからシールカバー30を介してハウジ
ング60に固着される。このシールカバー30、スリー
ブ40、第2ハウジング45の位置関係はセットプレー
ト70により簡単に取り付けられる。このセットプレー
ト70はメカニカルシール装置1を装置へ装着後に取り
外される。このメカニカルシール装置1の取付は、ラビ
リンスシール20の絞りリング38の外径が静止用密封
環3の内径より小径に形成されているのでスリーブ40
を簡単に装着できる。
【0042】
【発明の効果】本発明に係わるメカニカルシール装置
は、以下のような効果を奏する。請求項1に係わる本発
明のメカニカルシールによれば、流体室に被密封流体の
圧力よりも高圧のシーラント流体が介在する構成である
ために、被密封流体がメカニカルシールのシール面間か
ら外部へ流出するのを圧力の関係から効果的に防止でき
る。しかも、流体室は、静止用密封環と回転用密封環に
より囲まれているから、静止用密封環と回転用密封環と
を直接冷却することが可能になる。その結果、シール面
の摺動による摩擦熱の上昇を防止すると共に、シール面
の摩耗を押さえることが可能になる。
【0043】更に、静止用密封環はシールカバーに軸方
向移動自在に保持された構成であるために、スリーブを
挿入するのみで回転用密封環と接合するので両シール面
の接合精度を向上させながら簡単に組み立てることが可
能になる効果を奏する。しかも、流体室へ流入させるシ
ーラント流体を流入通路と流出通路とに分けて循環させ
るために冷却等が効率的であると共に、シール部と静止
用密封環及び回転用密封環の接触シール面で確実に密封
するために、被密封流体の流体室への浸入もなく、更
に、外部への漏洩もなく、シーラント流体の消費量を少
なくする効果を奏する。
【0044】請求項2に係わる本発明のメカニカルシー
ルによれば、シールカバーに設けた環状溝内に流入通路
の入口と流出通路の出口とを形成したために、シールカ
バーをハウジングの取付面に嵌め込むだけで、流体供給
孔に対して流入通路を、又流体排出孔に対して流出通路
を簡単に連通させることが可能になる。しかも、環状溝
通路に軸方向の連絡通路を設けるのみで流入通路の吐出
口を静止用密封環のシール面に近接できると共に、この
吐出口から流体をメカニカルシールのシール面に吐出さ
せることが可能になる野で、メカニカルシールの冷却効
果が発揮される。
【0045】請求項3に係わる本発明のメカニカルシー
ルによれば、複数のラビリンスシール間の間隙にバッフ
ァ流体を導入するバッファ流体通路が連通しているの
で、この間隙で流体を圧縮してラビリンスシールの能力
を向上できる効果を奏する。又、このラビリンスシール
は静止用密封環よりも被密封流体領域側に設けられてい
るから、バッファ流体を介するラビリンスシールと、被
密封流体より高圧のシーラント流体を介するメカニカル
シールとにより2段階で確実に被密封流体をシールする
効果を奏する。
【0046】請求項4に係わる本発明のメカニカルシー
ルによれば、静止用密封環と前記ラビリンスシールとの
間にバッファ流体又はシーラント流体の漏洩した流体が
流出できるドレン通路を有するので、バッファ流体又は
/及びシーラント流体の圧力を調整できる。又、バッフ
ァ流体を被密封流体よりも高圧にして被密封流体のシー
ル能力を向上させることが可能になる。更に、バッファ
流体又はシーラント流体が漏洩しても被密封流体領域に
流出させることなく、ドレンから排出させることが可能
になる。
【0047】請求項5に係わる本発明のメカニカルシー
ルによれば、ラビリンスシールを構成する凹凸部を有す
る絞りリングが合成樹脂又はゴム材製である為に、回転
軸が揺動してラビリンスシールが絞り部に接触しても故
障するのを防止できる。このために、絞りリングを対向
面に近接できるから、シール能力を向上することが可能
になる効果を奏する。
【0048】請求項6に係わる本発明のメカニカルシー
ルによれば、流体室をシールするシール部をセグメント
シールに構成したので、流体室を被密封流体よりも高圧
にすることが可能になり、メカニカルシールのシール能
力が向上する。更に、セグメントシールは小型にしてシ
ール能力が優れているから、メカニカルシールとシール
部の間隔を小形に構成できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる好ましい一実施の形態を示すメ
カニカルシール装置を回転軸に装着した軸方向の半断面
図である。
【図2】図3に示す3A−3A線に沿った矢視方向の断
面図である。
【図3】図1に示すメカニカルシールの外周部、流体
室、流入通路、流出通路の関係を示す領域の断面図であ
る。
【図4】図1の環状溝通路の径方向を断面にした断面図
である。
【図5】従来のメカニカルシール装置の半断面図であ
る。
【符号の説明】
1 メカニカルシール装置 2 メカニカルシール 3 静止用密封環 4 シール面 5 Oリング 6 スプリング 7 Oリング溝 10 回転用密封環 11 対向シール面 12 嵌合面 13 環状溝通路 15 Oリング 18 第2ドライブピン 20 ラビリンスパッキン(ラビリンスシール) 21 バッファ流体室 25 セグメントシール 26 コンプレッションスプリング 27 エキステンションスプリング 29 ローテーションロック 30 シールカバー 31 仕切板 32 連絡通路 33 ドレン通路 34 流出通路 35 絞り部 36 バッファ流体通路 37 流入通路 38 絞りリング 39 堰部 40 スリーブ 41 内周面 42 取付段部 43 係止部 44 第3ドライブピン 45 第2ハウジング 46 支持部 50 回転軸 53 Oリング 55 流体室 56 開口部 60 ハウジング 61 流体供給孔 62 ドレン排出孔 63 バッファ流体供給孔 65 流体排出孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの内周取付面に密封に嵌着す
    る環状体のシールカバーと、前記シールカバーに密封に
    支持されて一端にシール面を有する静止用密封環と、前
    記静止用密封環のシール面と密接する対向シール面を有
    する回転用密封環と、前記回転用密封環を保持すると共
    に回転軸に嵌着される環状体のスリーブと、前記静止用
    密封環と前記回転用密封環と前記シールカバーとの間に
    形成される流体室と、前記流体室の前記シールカバーと
    前記スリーブとの開放間をシールするシール部とを具備
    し、前記シールカバーに前記ハウジングのシーラント流
    体用の流体供給孔と連通する流入通路を有すると共に前
    記流体室に連通するシーラント流体用の流出通路を有
    し、前記流体室に流入する前記シーラント流体の圧力が
    被密封流体の流体圧力より高圧であることを特徴とする
    メカニカルシール装置。
  2. 【請求項2】 前記シールカバーの前記流入通路の入口
    と前記流出通路の出口を前記シールカバーに設けた環状
    溝内に形成すると共に前記環状溝の前記入口と前記出口
    との境を軸方向に仕切板により仕切り且つ前記流入通路
    の吐出口を前記静止用密封環と回転用密封環との各シー
    ル面にほぼ対向させたことを特徴とする請求項1に記載
    のメカニカルシール装置。
  3. 【請求項3】 前記静止用密封環より被密封流体領域側
    に前記シールカバーと前記スリーブとの嵌合間に並列に
    配置された複数のラビリンスシールを有すると共に各前
    記ラビリンスシール間の間隙に連通してバッファ流体を
    導入するバッファ流体通路を有することを特徴とする請
    求項1に記載のメカニカルシール装置。
  4. 【請求項4】 前記静止用密封環と前記ラビリンスシー
    ルとの間にバッファ流体又はシーラント流体の漏洩した
    流体が流出できるドレン通路を有することを特徴とする
    請求項2に記載のメカニカルシール装置。
  5. 【請求項5】 前記ラビリンスシールを構成する凹凸部
    を有する絞りリングが合成樹脂又はゴム材製であると共
    に前記絞りリングの外径が前記静止用密封環の内径より
    小径に形成されていることを特徴とする請求項3に記載
    のメカニカルシール装置。
  6. 【請求項6】 前記シール部をセグメントシールに構成
    したことを特徴とする請求項1に記載のメカニカルシー
    ル装置。
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