JP2003278919A - 軸封装置 - Google Patents

軸封装置

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JP2003278919A JP2002084168A JP2002084168A JP2003278919A JP 2003278919 A JP2003278919 A JP 2003278919A JP 2002084168 A JP2002084168 A JP 2002084168A JP 2002084168 A JP2002084168 A JP 2002084168A JP 2003278919 A JP2003278919 A JP 2003278919A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 軸封装置において、減圧するフローティング
リングによりシール部の個数を少なくして全体をユニッ
ト化し、構造簡単にして組立を容易にすることにある。 【解決手段】 第1スリーブ51Aと第2スリーブ51
Bの内周面に嵌着する外周面を有すると共に回転軸50
に嵌着可能な固定スリーブ53とを具備し、固定スリー
ブ53と第2スリーブ51Bとに互いに係止して連結す
る結合手段を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸封装置の組立構
造に係わる。更に詳しくは、例えば、攪拌機などの高圧
又は超高圧撹拌流体をシールするのに適した軸封装置の
組立構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する関連技術として図3に示
すメカニカルシールが存在する。図3は、高圧用メカニ
カルシールの断面図である。図3に於いて、攪拌機15
0に於けるケーシング151に設けられた軸受部に回転
軸175が回転自在に支持されている。そして、回転軸
175がケーシング151の内部と外部に貫通状態に配
置されている。この撹拌機150内は高圧の被密封流体
(揚液)Aが充填されている。
【0003】この回転軸175が貫通したケーシング1
51との間は、3つの空室152A、152B、152
Cに区画されている。この空室152は被密封流体A側
から順に第1空室152A、第2空室152B及び第3
空室152Cに形成されている。この第1空室152A
には、例えば、被密封流体Aの圧力が20MPaの場合
には、この被密封流体Aの圧力より1段下げた15MP
aの圧力流体を第1配管153Aを介して供給されてい
る。次に、第2空室152Bには第1空室152A内の
圧力より更に1段下げた10MPaの圧力流体を第2配
管153Bを介して供給している。更に、第3空室15
2Cには、第2空室152B内の圧力より更に1段下げ
た5MPaの圧力流体を第3配管153Cを介して供給
している。このように被密封流体Aの高圧力に応じて段
階的に圧力を一定圧づつ降下させるように多段階の空室
に構成される。このような手段を講じないと、高圧力に
より第1メカニカルシール装置110が破損することに
なる。
【0004】この第1空室152A、第2空室152B
及び第3空室152Cには、各々メカニカルシール装置
110、120、130が内在し、この各メカニカルシ
ール装置110、120、130は、被密封流体A側か
ら外部に向かって順に第1メカニカルシール装置110
と、第2メカニカルシール装置120と、第3メカニカ
ルシール装置130とが配置されている。第1メカニカ
ルシール装置110は、被密封流体Aが高圧であるため
に高圧用のメカニカルシール装置である。更に、第2メ
カニカルシール装置120、第3メカニカルシール装置
130も圧力に応じて高圧用メカニカルシール装置12
0、130が用いられている。
【0005】攪拌機150等の被密封流体Aは、高圧流
体であるために、メカニカルシール装置110、12
0、130が用いられているものであって、ゴム状弾性
材製のパッキンでは耐圧能力に問題が生じるので採用で
きない。このメカニカルシール装置110、120、1
30は、高圧流体用であり、その構成は、回転軸175
にOリングを介してスリーブ111が嵌着されている。
又、スリーブ111の段部には、ばね座用の支持部11
2が嵌着されている。又、スリーブ111の端部側に回
転密封環113がOリングを介して移動自在に嵌合して
いる。そして、支持部112に保持されたコイルスプリ
ング114が回転密封環113を押圧するように装着さ
れている。一方、回転密封環113の摺動シール面に密
接する対向シール面を設けた静止用密封環115が、O
リングを介してケース151の保持部に嵌着している。
【0006】第2メカニカルシール装置120及び第3
メカニカルシール装置130も、第1メカニカルシール
装置110の符号の1部は省略してあるが、第1メカニ
カルシール装置110と同様に構成されている。この第
1メカニカルシール装置110は、第1空室152A内
の被密封流体Aの圧力より1段低くされた圧力と協働し
て高圧の被密封流体Aを効果的にシールしている。又、
第2メカニカルシール装置120も同様にして、第2空
室152B内の2段階に低圧にされた流体圧力と協働し
て第1空室152A内の圧力流体をシールしている。
【0007】更に、第3メカニカルシール装置130も
同様にして3段階に引き下げられた第3空室152C内
の流体圧力と協働して第2空室152B内の圧力流体を
シールしている。このように、段階的に低圧にされた各
空室内で高性能のメカニカルシール装置により段階的に
シールすることにより初めて高圧の被密封流体Aをシー
ルすることが可能になる。つまり、高圧力の流体に対し
ては、その高圧力に対し段階的に圧力に対応しない限
り、1個のメカニカルシール装置で対応しようとして
も、高圧流体に耐られずに、メカニカルシール装置が早
期に摩耗・損傷することになる。
【0008】このように多段の軸封装置100では、ケ
ーシング151の静止用密封環115を取り付ける段部
151A、151B、151Cの内周面の内径が静止用
密封環115及び回転用密封環113、更には支持部1
12の外形より大径に形成されている。このために、図
3に示す構造ではメカニカルシール装置110、12
0、130を各空室152A、152B、152Cに装
着することが困難になる。
【0009】そこで、メカニカルシール装置110、1
20、130を各空室152A、152B、152Cに
装着する為には、ケーシング151を回転軸175の軸
方向に2分割しなければならない。そして、各空室15
2A、152B、152Cに回転軸175の軸方向から
メカニカルシール装置110、120、130を挿入し
て組み立てなければならない。しかし、ケーシング15
1を回転軸175の軸方向に分割したのでは、Oリング
等を利用できないので、分割面のシールが困難になる。
特に、高圧被密封流体をシールする場合には分割面に被
密封流体の圧力により隙間が発生するので、問題となっ
ている。
【0010】更に、ケーシング151を軸方向へ分割し
たのでは、静止用密封環115を回転軸175に対して
芯出しすることも困難になる。このために静止用密封環
113のシール能力に問題が生じる。特に、これらの問
題は、メカニカルシール装置110、120、130が
多段になればなるほど大きな問題となってくる。更に、
多段のメカニカルシール装置110、120、130
は、メカニカルシール装置の組立作業と共に、その取付
のための加工が極めて困難であり、コスト高に成ってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
問題点に鑑み成されたものであって、その発明が解決し
ようとする課題は、高価なメカニカルシール装置を多数
個配列しなければならないので、軸封装置全体が高価に
成る問題があるが、この問題を解決してシール装置を安
価にすることにある。又、軸封装置を簡単に組立できる
ようにして、軸封装置の組立コストを低減することにあ
る。更に、高圧被密封流体をシールするためには、多段
階に多数のシール装置を取り付けなければならないの
で、構造が大型になる問題があるが、軸封装置の取り付
ける場所を小さくして軸封装置を小型にすることにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような
技術的課題を解決するために成されたものであって、そ
の技術的解決手段は以下のように構成されている。
【0013】請求項1に係わる本発明のシール装置は、
ハウジングと回転軸との間で被密封流体をシールする軸
封装置であって、前記被密封流体が介在する機内側に設
けられて被密封流体をシールするためにハウジングに保
持される静止用密封環と静止用密封環と密接する回転用
密封環を有する第1シール部と、前記回転用密封環が保
持される大径部を有する第1スリーブと、前記第1スリ
ーブの外部側端部に配置されて大径部を有する第2スリ
ーブと、前記第2スリーブの大径部に保持される回転用
密封環と回転用密封環と密接する静止用密封環とを有す
る第2シール部と、前記第1スリーブと前記第2スリー
ブの内周面に嵌着する外周面を有すると共に内周面が前
記回転軸に嵌着可能な固定スリーブとを具備し、前記固
定スリーブと前記第2スリーブには互いに係止して連結
する結合手段を有するものである。
【0014】この請求項1に係わる本発明の軸封装置で
は、第1スリーブと第1ハウジングとの間に第1シール
部を組み込んで第1スリーブが固定スリーブに嵌着され
る。次に、第2スリーブと第2ハウジングとの間に第2
シール部を組み込んで第2スリーブを固定スリーブに嵌
着すると共に固定スリーブと第2スリーブとを結合手段
を介して連結する。このため、第1スリーブと第2スリ
ーブは固定スリーブを介して保持されると共に、第1シ
ール部と第2シール部とは各スリーブと各ハウジングと
の間に組み立てられて軸封装置として一体化する。そし
て、この軸封装置の固定スリーブの内周面を回転軸に嵌
着すれば、装置に軸封装置は簡単に組み立てられる。こ
のために、軸封装置はユニット化できて小型になり、し
かも、全体の組立が容易で組立コストを低減できる。
【0015】更に、軸封装置の故障、修理等で、軸封装
置を分解するときでも結合手段を解除すれば第1シール
部と第2シール部とを分解することが可能になる。又、
第1シール部と第2シール部との取付構造を単純にする
ことが可能になる。
【0016】請求項2に係わる本発明の軸封装置は、ハ
ウジングと回転軸との間で被密封流体をシールする軸封
装置であって、前記被密封流体が介在する機内側に設け
られて被密封流体をシールするために前記ハウジングに
保持される静止用密封環と静止用密封環と密接する回転
用密封環とを有する第1シール部と、前記回転用密封環
が保持される大径部を有する第1スリーブと、前記第1
スリーブの外部側端面に配置されて大径部を有する第2
スリーブと、前記第2スリーブの大径部に保持される回
転用密封環と回転用密封環と密接する静止用密封環とを
有する第2シール部と、前記第1シール部と前記第2シ
ール部との間の流体室に配置されて減圧するフローティ
ングリングと、前記第2スリーブの外部側端面に配置さ
れて軸受ユニットを支持する第3スリーブと、前記第1
スリーブと前記第2スリーブと前記第3スリーブの内周
面に嵌着する外周面を有すると共に内周面が前記回転軸
に嵌着可能な固定スリーブとを具備し、前記固定スリー
ブと前記第3スリーブには互いに係止して連結する結合
手段を有するものである。
【0017】この請求項2に係わる本発明の軸封装置で
は、第1スリーブと第1ハウジングとの間に第1シール
部を組み込んで第1スリーブが固定スリーブに嵌着され
る。又、第3ハウジングと第4ハウジングとの間の流体
室に減圧用フローティングリングを装着すると共に、第
1スリーブにフローティングリングとフローティングリ
ングを装着した各ハウジングを嵌合する。更に、第2ス
リーブと第2ハウジングとの間に第2シール部を組み込
んで第2スリーブを固定スリーブに嵌着する。又、第3
スリーブに対しベアリングユニットを組み込んだ第5及
び第6ハウジングを装着して第3スリーブを固定スリー
ブに嵌合すると共に、結合手段を介して第3スリーブと
固定スリーブとを連結する。このため、第1スリーブと
第2スリーブは固定スリーブを介して嵌着されて保持さ
れると共に、第1シール部と第2シール部とは各スリー
ブと各ハウジングとの間に組み立てられて軸封装置とし
てユニット化された1部品に構成される。そして、この
軸封装置の固定スリーブの内周面を回転軸に嵌着すれ
ば、機械装置に軸封装置は簡単に組み立てられる。その
結果、軸封装置全体がユニット化できて小型化が可能に
なる。更に、軸封装置の組立が容易で、しかも、組立を
分解するときには結合手段を解除すれば良く、全体の組
立コストを低減できる。
【0018】しかも、減圧するフローティングリングを
設けることにより、第1シール部と第2シール部との少
ないでシールで被密封流体をシールする構造に構成でき
る。このためにシール部の個数は少なくなり、軸封装置
の構造が簡単になると共に、軸封装置全体の組立が容易
になる。そして、軸封装置全体が1部品としてユニット
化できる。
【0019】請求項3に係わる本発明の軸封装置は、前
記結合手段が前記第3スリーブ又は固定スリーブに取り
付けられた係止ピンと前記固定スリーブ又は第3スリー
ブに設けられた回り止め状の係止穴とに構成されている
ものである。
【0020】この請求項3に係わる本発明の軸封装置で
は、結合手段が1方のスリーブに係止ピンを設けると共
に、他方のスリーブに係止穴を設けた構成にできるの
で、この係止ピンと係止穴とを係合して係止すれば、軸
封装置は簡単に結合可能になる効果が期待できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる好ましい実
施の形態の軸封装置を、その図面に基づいて詳述する。
尚、以下に説明する各図面は、所謂、特許用の概念図で
はなく、寸法関係が正確な設計図である。
【0022】図1は本発明に係わる好ましい実施の形態
を示す軸封装置1の断面図である。図1(及び図2も参
照)に於いて、ハウジング60には回転軸50が貫通す
る貫通孔61が設けられている。ハウジング60は、シ
ールする部分が第1ハウジング60Aと第2ハウジング
60Bと第3ハウジング60Cと第4ハウジング60D
とに分割されている。そして、第3ハウジング60Cと
第4ハウジング60Dとはボルト62Bで結合されてい
る。更に、この第3ハウジング60Cと第4ハウジング
60Dとは、第1ハウジング60Aと共に、ボルト62
Dを介して第2ハウジング60Bに一体に結合されてい
る。
【0023】更に、図示右側には、円筒状の第5ハウジ
ング60Eと、エンドカバー状の第6ハウジング60F
が設けられている。この第5ハウジング60Eと、第6
ハウジング60Fはボルト62Cを介して第2ハウジン
グ60Bに取り付けられている。更に、支持リング60
F1はボルト62Fにより第6ハウジング60Fに結合
されている。又、第5ハウジング60Eはボルト62E
により第2ハウジング60Bに結合されている。
【0024】そして、これらの全体のハウジング60
(60A、60B、60C、60D、60E、60F)
は、ボルト62Aを介して装置本体のハウジング60G
に取り付けられる。この第1ハウジング60Aと第2ハ
ウジング60Bと第3ハウジング60Cと第4ハウジン
グ60Dを含めてシール装置を組み込めるシール用ハウ
ジング40Aを構成する。又、第5ハウジング60Eと
第6ハウジング60Fは軸受ユニットを組み込める軸受
用ハウジング40Bを構成する。このシール用ハウジン
グ40A(60A、60B、60C、60D)と軸受用
ハウジング40B(60E、60F)を含めて全体がハ
ウジング60である。
【0025】ハウジング60の貫通孔61には装置本体
の機内A側に機内部66が形成されている。この機内部
66側の第1ハウジング60Aには、内周に内周溝状の
第1シール部取付室26が形成されており、第1シール
部取付室26は機内部66と間隙を介して連通してい
る。この第1シール部取付室26には、第1シール部1
4が配置されている。この第1シール部14はメカニカ
ルシールに構成されている。このメカニカルシールの代
わりにセグメントシール等の複数の部品の組み合わせた
シール装置を用いることもできる。
【0026】第1シール部14のメカニカルシールは静
止用密封環14Aと回転用密封環14Bから構成されて
いる。静止用密封環14Aはハウジング60の内周凸部
に密封に嵌合して回動不能に保持されている。一方、回
転用密封環14Bは、第1スリーブ51Aに設けられた
大径部51A3に回動は不能で軸方向へは押圧可能に保
持されている。そして、静止用密封環14Aと回転用密
封環14Bとの各シール面である摺動面14Cが密接し
て被密封流体をシールする。
【0027】第1シール部取付室26の第1シール部1
4より外部B側には、流入通路20が連通している。こ
の流入通路20は第1シール部取付室26と流体室63
との間の連通路22に直接に連通させることも可能であ
る。又、連通路22の流体室63側は、回転軸50とハ
ウジング60の貫通孔61との間が連通路22より狭い
間隙23に形成されている。この流入通路20から、サ
ラダ油等の作動油であるシーラントSが供給される。こ
の作動油の圧力は被密封流体の圧力とほぼ同じ圧力か、
又は若干低圧(数字的には被密封流体の圧力より0.0
5から0.8MPaの低い圧力)の圧力に構成されてい
る。この被密封流体の圧力より低圧にしたその圧力差
は、第1シール部14の特有の耐圧機能範囲内にする必
要がある。この耐圧機能範囲に保持すれば、被密封流体
の圧力により第1シール部14のシール機能低下が防止
できるからである。
【0028】更に、連通路22より外部B側には、流体
室63が形成されている。この流体室63には機内部6
6側の端面に第1固定ピン65Aが固着されていると共
に、外部B側の端面に第2固定ピン65Bが固着されて
いる。更に、流体室63より外部B側の内周には溝状の
第2シール部取付室69が設けられている。
【0029】更に、ハウジング60には第2シール部取
付溝69に連通する流出通路67が形成されている。こ
の流出通路67は、ハウジング60に連結された外方の
第2配管に連通している。この第2配管の下流にはバル
ブV2を介して図示省略の貯蔵タンクが設けられてい
る。更に、貯蔵タンクに第2配管により連通してポンプ
が設けられている。そして、後に詳述するフローティン
グリング2により減圧されたシーラントSは、流出通路
67と第2配管を介して貯蔵タンクに戻されて1時に収
容される。
【0030】更に、このシーラントSは、貯蔵タンクか
らポンプの作動により、P1の圧力に変換されて第1配
管を介して流入通路20に戻される。
【0031】このようにして、シーラントSは流体室6
3を通過するときに減圧されるが、このシーラントSの
圧力は、40MPaの圧力で流入通路20から第1シー
ル部取付室26に流入し、次の連通路22を通って流体
室63に流入する。この連通路22の間隙23でもシー
ラントSの圧力は減圧される。例えば、シーラントS
は、次の流体室63を通過するときに後述するフローテ
ィングリング2により40MPaの圧力P1が0.1M
Paから3MPaの圧力P2に減圧される。このシーラ
ントSの粘度は高粘度であれば、その粘度の高度に応じ
て減圧効果が大きくなる。このために高粘度であれば、
シーラントSの流量を少なくすることも可能になる。
又、フローティングリング2と回転軸50との減圧間隙
7の寸法を小さくすると粘度による減圧効果が大きくな
る。
【0032】流体室63には、上述したフローティング
リング2が配置されている。フローティングリング2
は、内周面が減圧内面3に形成されている。そして、フ
ローティングリング2の減圧内面3と回転軸50に嵌着
された第1スリーブ51Aの外周面51A1との間が減
圧間隙7に形成されている。この減圧間隙7は、シーラ
ントSの粘度及び流量、並びにフローティングリング2
の軸方向の長さに関係して減圧効果が生じる。
【0033】この減圧内面3には更に、後述する実施例
のごとくラビリンスシールを設けて減圧効果を向上させ
ることができる。減圧内面3にラビリンスシールを設け
ることにより、フローティングリング2の軸方向長さが
短縮でき、軸封装置全体も小型化が可能となる。更に、
後述するように減圧内面3をテーパ面に形成して減圧効
果を発揮させることも可能である。又、フローティング
リング2の径の大きさにも減圧効果が関係する。これら
のデータを考慮してフローティングリング2は設計され
る。このフローティングリング2と回転軸50との減圧
間隙7の寸法は0.01から0.5mmの範囲に形成され
ている。更に好ましくは、減圧間隙7を0.05から
0.2mmにすると良い。
【0034】更に、フローティングリング2は、シーラ
ントSが流入する流入口側が流体室63の端面と近接す
る対向端面4に形成されている。又、外部B側がシール
面5に形成されている。このシール面5は、流体室63
の端面と対向端面4との間に周方向へ複数に配置された
コイルスプリング10により押圧されて静止環11の対
向シール面12と密接している。更に、対向端面4には
第1係止凹部6が形成されており、この第1係止凹部6
に第1固定ピン65Aが係合してフローティングリング
2が回転軸50と共に、回動不能に保持されている。そ
して、フローティングリング2は、第1スリーブ51A
に対して径方向へフリー状態に保持されている。
【0035】静止環11は、フローティングリング2の
外部B側に配置されている。この静止環11は対向シー
ル12と反対の端面に第2係止凹部が形成されており、
この第2係止凹部に第2固定ピン65Bが係止してい
る。尚、静止環11は、フローティングリング2の1部
品であり、第1スリーブ51Aとの間隙がフローティン
グリング2の減圧間隙7とほぼ同一に構成されている。
このフローティングリング2と静止環11は耐圧強度を
有する金属材料であれば良く、例えば、SiCセラミッ
ク、超硬合金等より製作される。尚、シール面5は対向
シール面12に対しては回動はせずに径方向へ微少な揺
動が生じるだけである。
【0036】フローティングリング2の外部B側の第2
シール部取付室69には、第2シール部15が設けられ
ている。第2シール部15は、メカニカルシールに構成
されている。このメカニカルシール15は、回転用密封
環16のシール面16Aと、静止密封環17の対向シー
ル面17Aとを密接させてシーラントSをシールする。
又、この第2シール部取付溝69の外周面には、シール
面16Aと対向シール面17Aとの相対摺動面を冷却す
る堰25が設けられている。そして、フローティングリ
ング2側から流入したシーラントSを堰25を介してメ
カニカルシール15側に乱流近接させ、シール面16A
と相対シール面17Aとの摺動発熱を冷却する。
【0037】又、第2シール部15の他の実施例とし
て、長方形断面のカーボン材製シールリングと、このシ
ールリングの外周面と結合するカバーリングと、カバー
リングの外周面にガタースプリングを嵌合した構成の一
般にセグメントシールと言われているシール装置を第2
スリーブ51Bに配置することもできる。そして、第2
シール部15により、フローティングリング2で減圧さ
れたシーラントCを第2シール部より外部B側へ漏洩し
ないようにシールする。
【0038】更に、回転軸50にはスリーブ51が嵌着
されている。このスリーブ51は、3個の第1スリーブ
51A、第2スリーブ51B、第3スリーブ51Cから
構成されている。この内の第1スリーブ51Aの外周面
51A1は、樹脂、表面焼き入れ又は金属のコーテング
が施されて表面処理されている。この第1スリーブ51
Aの表面処理された被覆層51A2は、フローティング
リング2との摺動に対応して耐久性を発揮するようにさ
れている。
【0039】第1スリーブ51Aの端面の外部B側に
は、回転用密封環16を回転軸50と共に回転可能に保
持する第2スリーブ51Bが設けられている。更に、第
2スリーブ51Bの端面の外部B側には、軸受用の第3
スリーブ51Cが回転軸50に嵌着している。更に、第
1スリーブ51Aと第2スリーブ51Bと第3スリーブ
51Cの1部の内周面18に固定スリーブ53の外周面
が嵌着すると共に、内周面が回転軸50に嵌着してい
る。尚、第3スリーブ51Cの内周面18の軸方向半分
以上に渡り固定スリーブ53が嵌着するように、固定ス
リーブ53の長さを長くしても良い。
【0040】そして、第1スリーブ51Aの端面に設け
られた複数個の凹部と第2スリーブの対向端面に設けら
れたドライブピン55Aとが係止して結合している。更
に、第2スリーブ51Bの端面にも同様に凹部が設けら
れて第3スリーブの対向端面に設けられたドライブピン
55Aを介して係合し、両部品が連結されている。この
ドライブピン55Aは第1スリーブ51Aの端面に設け
ると共に、凹部は第2スリーブの端面に設けるように形
成位置関係を反対にしても良い。又、第1、第2、第3
スリーブ51A、51B、51Cの内周面にはOリング
用の溝が設けられており、この溝にOリングがはめ込ま
れて固定スリーブ53又は回転軸50との接合面をシー
ルしている。
【0041】第2スリーブ51Bの大径部51B1に固
定されたドライブピンは、回転用密封環16の凹部と係
止し、回転用密封環16を回転軸50と共周りするよう
に作用する。又、回転用密封環16は大径部51B1に
取り付けられた複数のコイルばね19により静止用密封
環17方向へ押圧されている。そして、フローティング
リング2側から減圧されて流入するシーラントSは、こ
の回転用密封環16のシール面16Aと静止用密封環1
7の対向シール面17Aとの密接によりシールされる。
【0042】第3スリーブ53の外周段部51C2には
取付リング43が嵌着している。そして、取付リング4
3と支持リング60F1によりベアリングケース44を
介してスラストベアリング55が取り付けられている。
このスラストベアリング55は、被密封流体の高圧力又
はシーラントSの高圧力が第1シール部14、第2シー
ル部15、フローティングリング2等に作用するので、
その作用力に対して第1シール部14、第2シール部1
5、フローティングリング2等を強力に支持している。
【0043】更に、外周段部51C2の端面51C3と
スナップリングに保持された軸受56Aは、第2ハウジ
ング60Bと第3スリーブ51Cの内周面18とに嵌着
して回転軸50を回動自在に支持している。又、軸受5
6Bも第6スリーブ51Fの内周面と第3スリーブ51
Cの外周面に嵌着して回転軸50を回動自在に支持して
いる。
【0044】一方、固定スリーブ53の端部にはL型を
成す係止穴31が設けられている。このL型の係止穴3
1は、L型とは限らずO型、三角型等に形成して係止ピ
ン30と着脱自在に係止するものであればどのような形
状でも良い。又、この係止穴31に係止する係止ピン3
0は、第3スリーブ53Cの端部に設けられた孔に嵌着
している。係止ピン30は係止穴31と係合する部分が
係合部30Aに形成されている。そして、係止ピン30
と係止穴31とにより第2スリーブ51Bと第3スリー
ブ53Cとの結合手段33を構成している。
【0045】この結合手段33は以下のようにして組み
立てられる。第1ハウジング60Aに静止用密封環14
Aを装着する。又、第1スリーブ51Aに回転用密封環
14Bを装着する。次に、第3ハウジング60Cと第4
ハウジング60Dとの間の流体室63にフローティング
リング2を装着する。そして、ボルト62Bでこの両ハ
ウジング60C、60Dを結合する。又、第2スリーブ
53Bに回転用密封環16を装着する。更に、第2ハウ
ジング60Bに静止用密封環17を装着する。更に、第
3スリーブ51Cの外周面と第2ハウジング60Bの内
周面に軸受56Aを装着する。更に、第1スリーブ51
Aと第2スリーブ51Bの内周面18に固定スリーブ5
3を嵌着すると共に、第2スリーブ51Bのドライブピ
ン55Aを第1スリーブ51Aの凹部51B1に係止す
る。そして、第1ハウジング60Aと第3ハウジング6
0Cと第4ハウジング60Dを第2ハウジング60Bに
ボルト62Dを介して結合する。この結合により、シー
ル用ハウジング40Aは組み立てられる。
【0046】第2ハウジング60Bに第5ハウジング6
0Eをボルト62Eを介して結合する。又、取付リング
43にスラストベアリング55のベアリングケース44
を嵌合すると共に、取付リング43を第3スリーブ51
Cに嵌着する。同時に、第6ハウジング60Fには、内
周面に軸受56Bが嵌着されると共に、側面に支持リン
グ60F1がボルト62Fにより取り付けられている。
そして、第6ハウジング60Fは第5ハウジング60E
と共に、スラストベアリング55を内蔵してボルト62
cにより第2ハウジング60Bに取り付けられる。この
とき、固定スリーブ53の係止穴31に第3スリーブ5
1Cの係止ピン30を軸方向へ挿入してから周方向へ回
して結合手段33として結合する。
【0047】このようにして、シール装置を組み込んだ
シール用ハウジング40Aとべアリングユニットを組み
込んだ軸受用ハウジング40Bは全体のハウジング60
として軸封装置1に組み立てられる。この軸封装置1
は、回転軸50に嵌着されると共に、装置本体等のハウ
ジング60Gにボルト62Aを介して取り付けられる。
そして、締め付けナット45によりスリーブ51と固定
スリーブ53とを回転軸50の段部との間で締め付け固
定する。
【0048】更に、減圧手段を設けたフローティングリ
ング2を第1シール部14と第2シール部15との間に
設けることにより、多段シール手段ではなく、2個のシ
ール部で確実に被密封流体をシールできるので、小型化
が可能になり、組立コストを低減することが可能にな
る。又、軸封装置1全体がシール用ハウジング40Aと
軸受用ハウジング40Bにブロック化でき、このシール
用ハウジング40Aと軸受用ハウジング40Bとを結合
手段33により簡単に組み立てられるので、軸封装置1
の組立が容易になると共に、小型化が可能になる。そし
て、低コストの軸封装置を得ることができる。
【0049】図2は本発明に係わる第2実施の形態を示
す軸封装置として図1に示す軸封装置1の1部拡大断面
図である。つまり、図1に示す符号と図2に記載した符
号は同一であるので、図2の軸封装置のうち図1と同一
な点の詳細な説明は上述した通りである。図2に示す軸
封装置1に於いて、シール用ハウジング40Aと軸受用
ハウジング40Bを連結する結合手段33は、固定スリ
ーブ53の端部に形成された係止穴31と、第3スリー
ブ51Cの端部に取り付けられた係止ピン30により構
成されている。係止穴31には係止ピン30を挿入する
挿入口31Aが形成されている。又、係止ピン30は、
係止穴31と係合する頭が係合部30Aに形成されてい
る。そして、固定スリーブ53の係止穴31の挿入口3
1Aから係止ピン30を挿入してから第3スリーブ51
Cを周方向に回して係止させる。
【0050】この実施例では、第2スリーブ51Bと第
3スリーブ51Cとに結合手段33を設けたが、第3ス
リーブ51Cがない場合には、第1スリーブ51Aと第
2スリーブ51Bとに結合手段を設ける。更に、第1ス
リーブ51Aと第2スリーブ51Bと第3スリーブ51
Cの他に装置の第4スリーブ51D又は/及び第5スリ
ーブ51Eが配列されている場合には、第3スリーブ5
1Dと第4スリーブ51Eとの結合部、又は第4スリー
ブ51Dと第5スリーブ51Eとの係合部に結合手段3
3を設けて結合するものである。
【0051】以上の構成におけるシール能力は以下の通
りである。フローティングリング2と第1スリーブ51
Aとの間に形成された減圧間隙7によりシーラントSの
圧力は減圧される。このとき、1実施例として、シーラ
ントSの圧力は65MPaである。又、その流量は10
から15l/minである。一方、減圧間隙7の寸法は
0.05から0.2mmに構成されている(この減圧間隙
7の寸法は、0.02から0.5mmの範囲について良好
な結果が得られているが、シーラントSの圧力、粘度、
流速と、フローティングリング2の軸方向の長さ、径の
大きさ及びラビリンスシール等の形状により決定され
る)。
【0052】この状態で軸封装置1を実験した結果は、
流入通路20内の65MPa圧力が、流出通路67内で
は3MPa圧力に減圧された。しかも、第2シール部1
5からのシーラントSの漏れは認められない。更に、第
2シール部15に変形や不具合は認められないし、シー
ル能力は良好であると認められる。
【0053】第3スリーブ51Cはハウジング60に取
り付けられた軸受56A、56Bにより回転可能に支持
されている。又、第3スリーブ51Cはケース44、4
4を介したスラストベアリング55により軸方向の力を
回転可能に支持している。このスラストベアリング55
は第3スリーブ51Cに係止した取付リング43と第6
ハウジング60Fに取り付けられた支持リング60F1
より保持されている。そして、被密封流体の圧力及びシ
ーラントSの圧力に対して軸方向に支持している。又、
軸受56A、56Bとスラストベアリング55とを潤滑
する潤滑油Lは供給通路57から供給される。この供給
通路57は第2シール部取付室69に於ける第2シール
部15の外部B側に連通している。更に、ハウジング6
0には第2シール部取付室69より軸受56A、56B
とスラストベアリング55とを通過して排出通路59に
連通する循環通路58が形成されている。排出通路59
は図示省略の循環装置に流入して浄化され、再度、供給
通路57へ圧送される。
【0054】この供給通路57から潤滑油を供給するこ
とにより第2シール部であるメカニカルシール15や軸
受56A、56B、スラストベアリング55を潤滑する
と共に冷却する。同時に、第2シール部取付室69に流
入した潤滑油Lの圧力により第2シール部15を介して
シーラントSの圧力に対抗し第2シール部15に耐圧力
を付与すると共に、シーラントSの漏洩を防止する。こ
のため、第2シール部15は高度なシール機能を必要と
しないから、安価な製品にすることが可能になる。
【0055】
【発明の効果】本発明に係わる軸封装置によれば、第1
スリーブと第2スリーブの内周面を固定スリーブに嵌着
すると共に、第2スリーブを固定スリーブに結合手段を
介して連結すれば、固定スリーブと第1スリーブと第2
スリーブとが嵌着結合されると共に、第1シール部と第
2シール部とはスリーブとハウジングとの間に内蔵され
て1部品としてブロック化された軸封装置を得ることが
可能になる。そして、この軸封装置の固定スリーブの内
周面を回転軸に嵌着すれば、軸封装置は簡単に組み立て
られる。このために、軸封装置の組立が容易で、しか
も、組立コストを低減できる効果を奏する。
【0056】更に、軸封装置の故障、修理等で、軸封装
置を分解するときでも結合手段を解除すれば第1スリー
ブと第2スリーブとを分離して第1シール部と第2シー
ル部とを分解することが可能になる。このため、結合構
造が簡単になるから、軸封装置を小型にできると共に、
製作コストを低減可能になる効果を奏する。
【0057】又、軸封装置は、フローティングリングを
設けて減圧し、シール部個数を最小にした構成にできる
ので、高圧の被密封流体であってもシール能力に優れ、
しかも全体がコンパクトにできると共に、組立が容易に
なる効果を奏する。更に、シール用ユニットと、軸受用
ユニットを1部品として結合できるので、装置本体への
組立が容易になり、組み付けコストをが減できる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1実施の形態を示す軸封装置
の断面図である。
【図2】本発明に係わる第2実施の形態を示す軸封装置
の1部の断面図である。
【図3】従来例の軸封装置の断面図である。
【符号の説明】 1 軸封装置 2 フローティングリング 3 減圧内面 4 対向端面 5 シール面 6 第1係止凹部 7 減圧間隙 10 コイルスプリング 11 静止環 12 対向シール 14 第1シール部 14A 静止用密封環 14B 回転用密封環 14C 摺動面 15 第2シール部 16 回転用密封環 16A シール面 17 静止用密封環 17A 対向シール面 18 内周面 19 コイルばね 20 流入通路 22 連通路 23 間隙 25 堰 26 第1シール部取付室 30 係止ピン 30A 係合部 31 係止穴 31A 挿入口 33 結合手段 40A シール用ハウジング 40B 軸受用ハウジング 43 取付リング 44 ベアリングケース 50 回転軸 51 スリーブ 51A 第1スリーブ 51A1 外周面 51A2 被覆層 51A3 大径部 51B 第2スリーブ 51B1 大径部 51C 第3スリーブ 51C2 外周段部 51C3 端面 53 固定スリーブ 55 スラストベアリング 55A ドライブピン 56A 軸受 56B 軸受 57 供給通路 58 循環通路 59 排出通路 60 ハウジング 60A 第1ハウジング 60B 第2ハウジング 60B1 ドライブピン 60C 第3ハウジング 60D 第4ハウジング 60E 第5ハウジング 60F 第6ハウジング 60F1 支持リング 61 貫通孔 62A、62B、62C、62D、62E、62F ボ
ルト 63 流体室 65A 第1固定ピン 65B 第2固定ピン 66 機内部 67 流出通路 68 Oリング 69 第2シール部取付室 A 機内 B 外部 S シーラント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと回転軸との間で被密封流体
    をシールする軸封装置であって、前記被密封流体が介在
    する機内側に設けられて前記ハウジングに保持される静
    止用密封環と前記静止用密封環に密接する回転用密封環
    とを有する第1シール部と、前記回転用密封環が取付ら
    れる大径部を有する第1スリーブと、前記第1スリーブ
    の外部側端面に配置されて大径部を有する第2スリーブ
    と、前記第2スリーブの大径部に保持される回転用密封
    環を有する第2シール部と、前記第1スリーブと前記第
    2スリーブの内周面に嵌着する外周面を有すると共に前
    記回転軸に嵌着可能な固定スリーブとを具備し、前記固
    定スリーブと前記第2スリーブには互いに係止して連結
    する結合手段を有することを特徴とする軸封装置。
  2. 【請求項2】 ハウジングと回転軸との間で被密封流体
    をシールする軸封装置であって、前記被密封流体が介在
    する機内側に設けられて前記ハウジングに保持される静
    止用密封環と前記静止用密封環に密接する回転用密封環
    とを有する第1シール部と、前記回転用密封環が保持さ
    れる大径部を有する第1スリーブと、前記第1スリーブ
    の外部側端面に配置されて大径部を有する第2スリーブ
    と、前記第2スリーブの大径部に保持される回転用密封
    環を有する第2シール部と、前記第1シール部と前記第
    2シール部との間の流体室に配置されて減圧するフロー
    ティングリングと、前記第2スリーブの外部側端面に配
    置されて軸受を支持する第3スリーブと、前記第1スリ
    ーブと前記第2スリーブと前記第3スリーブの内周面に
    嵌着する外周面を有すると共に内周面が前記回転軸に嵌
    着可能な固定スリーブとを具備し、前記固定スリーブと
    前記第3スリーブには互いに係止して連結される結合手
    段を有することを特徴とする軸封装置。
  3. 【請求項3】 前記結合手段が前記スリーブに取り付け
    られた係止ピンと前記固定スリーブに設けられた回り止
    め状の係止穴とに構成されていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の軸封装置。
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