JP5380544B2 - 制御設定装置及び制御設定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、熱間圧延装置において、被圧延材を圧延処理する上で適切に制御設定値を設定する制御設定装置及び制御設定方法に関する。
近年、鉄鋼の圧延製品は様々な用途で用いられ、圧延製品の製造メーカは、顧客要求に応じて用途に適用する圧延製品を製造する必要がある。
顧客要求の1つとして、例えば、圧延製品の強度がある。自動車では、ピラー及び車台の構成部品に強度の高い鋼板が用いられる。また、衝突時に圧壊が予想される部分には、高強度部材で構成された乗員部を守るため、若干強度の低い鋼板が用いられ、乗員部の変形を防ぐようにしている。さらに、高い成形精度を要求される外板には、成形しやすく、プレス後の戻り(スプリングバック)が少ない低強度かつ焼き付け塗装時に強度が上昇する鋼板が用いられている。
また、強度だけでなく、表面品質も重要な顧客要求の1つである。表面品質を高くするためには、熱間圧延装置は、仕上圧延においてロールと被圧延材との間に油のエマルジョンを用いる潤滑圧延を行うことがある。
このように、圧延製品に対する顧客要求は多岐に渡っており、圧延製品の製造メーカは、顧客要求に応じて多種多様な圧延製品を製造するため、様々な仕様の圧延製品の作り分けを行う必要がある。
圧延製品の作り分けは、熱間圧延では、様々な圧延条件、即ち圧延操業プロセスのパラメータを変更することにより行われる。この圧延操業プロセスのパラメータには、例えば、圧延機に備えられているデスケーラのパス毎の使用要否(起動又は停止)、連続圧延機のスタンド間に配置されたインタースタンドクーリングの使用要否と使用初期流量、仕上圧延機で用いる潤滑油量、ランナウトテーブルで用いる冷却パターンがある。熱間圧延装置は、被圧延材鋳造前に決定される被圧延材の化学成分に加えて、これら圧延操業プロセスのパラメータを適切に設定して熱間圧延することにより、多種多様な圧延製品を製造している。
特許文献1には、圧延材を冷却する冷却スプレーを制御する熱間仕上圧延機の出側温度制御装置が提案されている。
特開2001−334304号公報
しかしながら、特許文献1に記載の熱間仕上圧延機の出側温度制御装置では、圧延する被圧延材の鋼種にかかわらず圧延材を冷却する冷却スプレーを制御するので、様々な要求仕様を満たすために、圧延製品の作りわけを行うことが困難であった。
また、熱間圧延装置を制御する制御システムは、機能毎に階層的に構成されている場合が多い。例えば、制御システムは、下位から、ドライブ制御装置や油圧機器などから構成されるレベル0計算機、PLC(Programmable Logic Controller)に代表される制御用コントローラで構成されるレベル1計算機、制御用コンピュータで構成されるレベル2計算機、生産管理用コンピュータで構成されるレベル3計算機を備える。
そして、これら熱間圧延装置における圧延操業プロセスのパラメータの設定には、レベル2計算機の上位コンピュータであるレベル3計算機からパラメータを設定する方法(第1の方法)、又はレベル2計算機内に鋼種をグループ分けした鋼種ファミリー毎にパラメータのテーブルを持ち、鋼種ファミリー、板厚、板幅などをキーとしてパラメータを設定する方法(第2の方法)が採用されていた。
しかしながら、第1の方法では、レベル3計算機の負荷が増大するという課題があった。具体的には、レベル3計算機は、生産管理者の操作に基づいて、生産指示を行う計算機であり、通常は工場全体の生産管理を行っている。そのため、圧延プロセスを含む全ての操業プロセスのパラメータを決定するようにすると、レベル3計算機にとって負荷が増大するという課題があった。
また、第2の方法では、様々な仕様の製品の作り分けを行うため、詳細に圧延操業プロセスのパラメータを決定することが困難であった。例えば、同じ鋼種ファミリー内で異なった鋼種において、異なった圧延操業プロセスのパラメータを設定したい場合に、対応できない場合があった。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、上位計算機に過度の負荷を生じさせることなく、圧延操業プロセスのパラメータを詳細に決定することができる制御設定装置及び制御設定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る制御設定装置の第1の特徴は、制御対象機器を制御するための制御設定値の組合せと、この制御設定値の組合せを一意に識別する実行パラメータ番号とを関連付けて実行パラメータ情報として記憶する実行パラメータ情報記憶部と、類似の特性を有する1以上の鋼種を含む鋼種ファミリー毎に、目標板厚及び目標板幅に対応する前記実行パラメータ番号を、第1の制御情報として記憶する第1の制御情報記憶部と、前記鋼種毎に、目標板厚及び目標板幅に対応する前記実行パラメータ番号を、第2の制御情報として記憶する第2の制御情報記憶部と、前記鋼種ファミリー毎に、この鋼種ファミリーの成分を示す成分情報を成分情報テーブルとして記憶する成分情報記憶部と、当該制御設定装置に接続された上位計算機から前記鋼種ファミリーにおける制御設定値の組合せの決定を要求する設定要求信号が供給されると、前記成分情報テーブルから前記設定要求信号に含まれる成分情報に対応する前記鋼種ファミリーを抽出し、前記第1の制御情報から、前記抽出された鋼種ファミリーと、前記設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する前記実行パラメータ番号を抽出し、前記実行パラメータ情報から、前記抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定すると共に、上位計算機から前記鋼種における制御設定値の組合せの決定を要求する設定要求信号が供給されると、前記第2の制御情報から、前記鋼種と前記設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する前記実行パラメータ番号を抽出し、前記実行パラメータ情報から、前記抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定する制御設定決定部とを備えたことにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る制御設定方法の第1の特徴は、制御対象機器を制御するための制御設定値の組合せと、この制御設定値の組合せを一意に識別する実行パラメータ番号とを関連付けて実行パラメータ情報として記憶手段に記憶させる実行パラメータ情報記憶ステップと、類似の特性を有する1以上の鋼種を含む鋼種ファミリー毎に、目標板厚及び目標板幅に対応する前記実行パラメータ番号を、第1の制御情報として記憶手段に記憶させる第1の制御情報記憶ステップと、前記鋼種毎に、目標板厚及び目標板幅に対応する前記実行パラメータ番号を、第2の制御情報として記憶手段に記憶させる第2の制御情報記憶ステップと、前記鋼種ファミリー毎に、この鋼種ファミリーの成分を示す成分情報を成分情報テーブルとして記憶手段に記憶させる成分情報記憶ステップと、制御設定装置に接続された上位計算機から前記鋼種ファミリーにおける制御設定値の組合せの決定を要求する設定要求信号が供給されると、前記成分情報テーブルから前記設定要求信号に含まれる成分情報に対応する前記鋼種ファミリーを抽出し、前記第1の制御情報から、前記抽出された鋼種ファミリーと、前記設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する前記実行パラメータ番号を抽出し、前記実行パラメータ情報から、前記抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定すると共に、上位計算機から前記鋼種における制御設定値の組合せの決定を要求する設定要求信号が供給されると、前記第2の制御情報から、前記鋼種と前記設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する前記実行パラメータ番号を抽出し、前記実行パラメータ情報から、前記抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定する制御設定決定ステップとを有することにある。
本発明によれば、上位計算機に過度の負荷を生じさせることなく、圧延操業プロセスのパラメータを詳細に決定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置により設定された制御設定値に基づいて制御される熱間圧延装置の構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置により設定された制御設定値に基づいて制御される熱間圧延装置が備える粗エッジャー及び粗圧延部の構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置により設定された制御設定値に基づいて制御される熱間圧延装置が備える仕上圧延部うち1つのスタンドの構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置が適用された制御システムの構成を示したブロック図である。 第1の実施形態に係る制御設定装置の構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置の制御設定処理の処理手順を示したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置の制御設定処理を模式的に説明した図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置の制御設定処理を模式的に説明した図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置の制御設定処理を模式的に説明した図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置の制御設定処理を模式的に説明した図である。 本発明の第3の実施形態に係る制御設定装置に備えられた2対の粗圧延ロールを備える粗圧延部のブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る制御設定装置の制御設定処理を模式的に説明した図である。 本発明の第3の実施形態に係る制御設定装置の制御設定処理を模式的に説明した図である。 本発明の第4の実施形態に係る制御設定装置が備えるランアウトラミナースプレー冷却部の構成を示したブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る制御設定装置の制御設定処理を模式的に説明した図である。 本発明の第4の実施形態に係る制御設定装置の制御設定処理を模式的に説明した図である。
以下、本発明に係る制御設定装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
本発明に係る第1の実施形態に係る制御設定装置の構成について説明する。
≪構成≫
図1は、第1の実施形態に係る制御設定装置により設定された制御設定値に基づいて制御される熱間圧延装置の構成を示したブロック図である。
図1に示すように、熱間圧延装置20は、加熱炉1と、プライマリデスケーラ2と、粗エッジャー3と、粗圧延部4と、RDT(Roughing Mill Delivery Temperature)5と、FET(Finishing Mill Entry Temperature)6と、クロップシャー7と、セカンダリデスケーラ8と、仕上圧延部9と、FDT(Finishing Mill Delivery Temperature)10と、ランアウトラミナースプレー冷却部11と、CT(Coiler Entry Temperature)12と、コイラー13とを備える。
加熱炉1は、被圧延材14を加熱するための炉である。ここで、被圧延材14は、搬送ライン上を搬送されることにより、粗エッジャー3と、粗圧延部4と、仕上圧延部9とにより圧延される金属であり、一般的には、熱間圧延装置20の各工程を経る度に、スラブ、バー、コイルとも呼ばれるが、ここでは、被圧延材14という呼称で統一するものとする。
プライマリデスケーラ2は、加熱炉1の加熱により被圧延材14表面に形成される酸化膜を、被圧延材14の上下方向から高圧水を噴射することにより除去する。
粗エッジャー3は、ライン上面方向から見て、被圧延材14の幅方向の圧延を行う。
粗圧延部4は、単数又は複数スタンドを備え、被圧延材14の上下方向の圧延を行う。また、粗圧延部4は、ライン長を短くする必要があり、さらに複数パス(搬送方向に対する往復運動)による圧延が必要であることから、可逆式圧延機を含んで構成される場合が多い。また、粗圧延部4は、半製品である被圧延材14に高圧水を噴射し、表面の酸化膜を除去するためのデスケーラを備えている。圧延は、高温で行われるため、酸化膜が形成されやすく、このような酸化膜を除去するための装置を適宜用いる必要がある。詳細については後述する。
RDT(Roughing Mill Delivery Temperature)5は、圧延中の半製品である被圧延材14の表面温度を計測する。
FET(Finishing Mill Entry Temperature)6は、粗圧延部4と仕上圧延部9の間の距離が長いため、仕上圧延部9の入口で被圧延材14の表面温度を計測する。温度は被圧延材14の材料の変形抵抗に密接に関係するため、加工直近での温度を計測するか、又は高精度の温度予測を行うようにしてもよい。
クロップシャー7は、被圧延材14の先尾端部を切断する。
セカンダリデスケーラ8は、粗圧延部4と仕上圧延部9の間の距離が長いため、仕上圧延部9の入口に設けられ、仕上圧延後の被圧延材14の表面性状を良くするため、粗圧延された被圧延材14表面に形成される酸化膜を、被圧延材14の上下方向から高圧水を噴射することにより除去する。
仕上圧延部9は、スタンドと呼ばれる圧延ロールが複数列設置されたタンデム式が採用されており、複数の圧延ロールで上下方向に圧延することにより、目標板厚の被圧延材14を得ることができる。この仕上圧延部9のスタンドおよびスタンド間には、酸化膜形成を抑制するため、及び温度制御を行うために、スプレーが備えられている。詳細については後述する。
FDT(Finishing Mill Delivery Temperature)10は、仕上圧延部9による圧延後の被圧延材14の表面温度を計測する。被圧延材14の温度は、製品の金属組織の形成や材質と密接に関連しており、適切な温度に管理される必要がある。
ランアウトラミナースプレー冷却部11は、被圧延材14の温度を制御するために、冷却水により被圧延材14を冷却する装置である。これらには、通常のランナウトテーブル冷却装置に加えて、強制冷却装置も備えられている。
CT(Coiler Entry Temperature)12は、ランアウトラミナースプレー冷却部11により冷却された被圧延材14の表面温度を計測する。被圧延材14の温度は、圧延製品の金属組織の形成や材質と密接に関連しており、適切な温度に管理される必要がある。
コイラー13は、被圧延材14を搬送するために巻き取る。
図2は、熱間圧延装置20が備える粗エッジャー3及び粗圧延部4の構成を示したブロック図である。
図2に示すように、被圧延材14の搬送ライン上における粗エッジャー3の上流には、被圧延材14の上下方向から高圧水を噴射する上流側粗デスケーラ31が配置されている。
また、被圧延材14の搬送ライン上における粗圧延部4の下流には、被圧延材14の上下方向から高圧水を噴射する下流側粗デスケーラ45が配置されている。そして、粗圧延部4には、上部の粗圧延ローラ4AAに高圧水を噴射する1対の第1の被圧延材ロールクーリング41,42と、下部の粗圧延ローラ4ABに高圧水を噴射する1対の第2の被圧延材ロールクーリング43,44とを備えている。
上流側粗デスケーラ31と下流側粗デスケーラ45とは、パス毎に必要に応じて起動又は停止が設定される。起動に際しては、酸化膜の発生に応じて設定される。通常の圧延材では、なるべく圧延製品の温度を高く保つ必要があるため、酸化膜が許容範囲内になるように、必要最小限で用いられるための制御設定値が定められる。また、被圧延材14の鋼種によっては、金属組織上の要求からRDT(Roughing Mill Delivery Temperature)5により測定される温度を目標として与えられている場合があり、この温度調整のために用いられる場合もある。
図3は、熱間圧延装置20が備える仕上圧延部9うち1つのスタンドの構成を示したブロック図である。
図3に示すように、被圧延材14の搬送ライン上における仕上圧延部9の下流には、各スタンド間の被圧延材14の温度を制御するため、及び2次スケールが発生するのを押さえるため、被圧延材14の上下方向から流量を可変しながら冷却水を噴射するインタースタンドクーリング94が配置されている。
また、被圧延材14の搬送ライン上における仕上圧延部9の上流には、2次スケールの発生を抑制するために、冷却水を噴射するストリップスプレー91、ロールギャップスプレー93、ボトムスプレー92とが配置されている。
さらに、インタースタンドクーリング94の下流には、スタンド出側でヒュームと呼ばれる微細な鉱物性粉塵の発生を抑制するため、冷却水を噴射するヒュームサプレッションスプレー95が配置されている。
また、仕上圧延部9には、上部の仕上圧延ローラ9Aに冷却水を噴射する1対の第3の被圧延材ロールクーリング96a,96bと、下部の仕上圧延ローラ9Bに冷却水を噴射する1対の第4の被圧延材ロールクーリング99a,99bとを備えている。
ロールギャップスプレー93は、2次スケールの発生防止、及びロール表面のピーリング防止を目的として設けられている。
ロールギャップルブリケーションスプレー97,98は、被圧延材14の搬送ライン上における仕上圧延部9の上流に、被圧延材14と仕上圧延ローラ9A,9Bとの間の摩擦係数を下げ、仕上圧延ローラ9A,9Bの摩耗を減らして寿命を延ばすため、及び被圧延材14の表面性状を向上させるために、仕上圧延ローラ9A,9B又は被圧延材14に潤滑材が含まれるエマルジョンを塗布する。
これら上流側粗デスケーラ31と、下流側粗デスケーラ45と、1対の第1の被圧延材ロールクーリング41,42と、1対の第2の被圧延材ロールクーリング43,44と、インタースタンドクーリング94と、ストリップスプレー91と、ロールギャップスプレー93と、ロールギャップルブリケーションスプレー97,98と、ボトムスプレー92と、ヒュームサプレッションスプレー95と、1対の第3の被圧延材ロールクーリング96a,96bと1対の第4の被圧延材ロールクーリング99a,99bとを、以下スプレーと総称する。
図4は、第1の実施形態に係る制御設定装置が適用された制御システムの構成を示したブロック図である。
図4に示すように、制御システム100は、下位から、例えば、熱間圧延装置20のドライブ制御装置や油圧機器で構成されるレベル0計算機104と、例えば、PLC(Programmable Logic Controller)に代表される制御用コントローラで構成されるレベル1計算機103と、制御用コンピュータで構成されるレベル2計算機である制御設定装置200と、HMI(Human Machine Interface)102と、生産管理用コンピュータで構成されるレベル3計算機101とを備えている。
レベル3計算機101は、利用者の操作に基づいて、鋳造前における被圧延材14の成分調整時の実測情報に基づいた化学的な成分情報、被圧延材14の目標板厚及び目標板幅、鋼種コード、コイルの目標サイズ、各温度管理点における目標温度、圧延順を含む設定要求信号を制御設定装置200に供給する。
制御設定装置200は、レベル3計算機101から供給された設定要求信号と、HMI102から供給された操作信号及び設定要求信号とに基づいて、圧延操業プロセスのパラメータ、即ち、熱間圧延装置20を制御するための制御設定値を決定し、この決定した制御設定値をレベル1計算機103へ供給する。
HMI102は、利用者の操作に基づいて、例えば、スプレー起動又は停止させるための操作信号を制御設定装置200に供給したり、スプレーパターン番号を設定するための設定要求信号を制御設定装置200に供給したりする。
レベル1計算機103は、熱間圧延装置20に備えられたスプレーを含むモータ以外の制御対象機器を制御すると共に、熱間圧延装置20に備えられたモータを制御するレベル0計算機104へ制御信号を供給する。
レベル0計算機104は、レベル1計算機103から供給された制御信号に基づいて、熱間圧延装置20に備えられた主にモータを制御する。
図5は、第1の実施形態に係る制御設定装置200の構成を示したブロック図である。
図5に示すように、第1の実施形態に係る制御設定装置200は、ROM202と、RAM203と、第1のネットワーク部204と、第2のネットワーク部205と、ハードディスク206とを備え、それぞれはバス300を介して接続されている。
ROM202は、不揮発性半導体等で構成され、CPU201が実行するオペレーションシステムを記憶している。
RAM203は、揮発性半導体等で構成され、CPU201が各種処理を実行する上で必要なデータ等を記憶する。
第1のネットワーク部204は、LANカードやシリアルポートなどの通信機器であり、この第1のネットワーク部204を介してレベル3計算機101及びレベル1計算機103と接続することにより、レベル3計算機101及びレベル1計算機103との間で通信を行う。
第2のネットワーク部205は、LANカードやシリアルポートなどの通信機器であり、この第2のネットワーク部205を介してHMI102と接続することにより、HMI102との間で通信を行う。
ハードディスク206は、CPU201が実行する制御プログラムを記憶している。
また、ハードディスク206は、その機能上、GCIテーブル記憶部206aと、SGFテーブル記憶部206bと、仕上スプレーコードテーブル記憶部206cと、実行パラメータテーブル記憶部206dと、成分情報記憶部206eとを備える。
GCIテーブル記憶部206aは、鋼種コードとスプレーパターン番号とを関連付けて記憶する。ここで、スプレーパターン番号とは、例えば、鋼種毎又は鋼種ファミリー毎に、目標板厚及び目標板幅に対応する実行パラメータ番号を関連付けたスプレーパターンを一意に識別する番号である。
SGFテーブル記憶部206bは、類似の特性を有する1以上の鋼種を含む鋼種ファミリー毎に、目標板厚及び目標板幅に対応する実行パラメータ番号を関連付けたスプレーパターンを、SGFテーブル(第1の制御情報)として記憶する。
仕上スプレーコードテーブル記憶部206cは、鋼種毎に、目標板厚及び目標板幅に対応する実行パラメータ番号を関連付けたスプレーパターンを、仕上スプレーコードテーブル(第2の制御情報)として記憶する。
実行パラメータテーブル記憶部206dは、スプレーを制御するための制御設定値の組合せと、この制御設定値の組合せを一意に識別する実行パラメータ番号とを関連付けて実行パラメータ情報として記憶する。スプレーを制御するための制御設定値の組合せとは、例えば、スプレーに対する起動又は停止を指示する値、又はスプレーに対する初期流量である。
成分情報記憶部206eは、鋼種ファミリー毎に、この鋼種ファミリーの成分を示す成分情報を成分情報テーブルとして記憶する。
CPU201は、制御設定装置200の中枢的な制御を行う。CPU201は、レベル3計算機101から供給される設定要求信号、及びHMI102から供給される操作信号をRAM203に記憶させる。
また、CPU201は、その機能上、入力判定部201aと、制御設定決定部201bとを備えている。
入力判定部201aは、制御設定周期に達したと判定すると、RAM203に記憶された設定要求信号及び操作信号を読み出し、読み出された設定要求信号及び操作信号に基づいて、HMI102からスプレーの操作信号が直接入力されているか否か、HMI102からスプレーパターン番号が直接入力されているか否か、レベル3計算機101からスプレーパターン番号が直接入力されているか否か、及び/又は、レベル3計算機101から供給された設定要求信号に含まれる鋼種コードに対応するスプレーパターン番号が“0”を示すか否かを判定する。
制御設定決定部201bは、制御設定装置200に接続されたレベル3計算機101から鋼種ファミリーにおける制御設定値の組合せの決定を要求する設定要求信号が供給される、即ち、レベル3計算機101から供給された設定要求信号に含まれる鋼種コードに対応するスプレーパターン番号が“0”を示すとき、成分情報テーブルから設定要求信号に含まれる成分情報に対応する鋼種ファミリーを抽出し、第1の制御情報であるSGFテーブルから、抽出された鋼種ファミリーと、設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する実行パラメータ番号を抽出し、実行パラメータ情報から、抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定する。
また、制御設定決定部201bは、レベル3計算機101から鋼種における制御設定値の組合せの決定を要求する設定要求信号が供給される、即ち、レベル3計算機101から供給された設定要求信号に含まれる鋼種コードに対応するスプレーパターン番号が“0”以外であるとき、第2の制御情報である仕上スプレーコードテーブルから、鋼種と設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する実行パラメータ番号を抽出し、実行パラメータ情報から、抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定する。
<作用>
本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置200の作用について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置200の制御設定処理の処理手順を示したフローチャートである。
図6に示すように、制御設定装置200のCPU201の入力判定部201aは、制御設定周期に達したか否かを判定する(ステップS101)。ここで制御設定周期とは、制御設定装置200がレベル1計算機103に対して制御設定を実行する周期である。
ステップS101において、制御設定周期に達したと判定された場合(YESの場合)、入力判定部201aは、RAM203に記憶された設定要求信号及び操作信号を読み出す(ステップS103)。
次に、入力判定部201aは、ステップS103において読み出された操作信号に基づいて、HMI102からスプレーの操作信号が直接入力されているか否かを判定する(ステップS105)。具体的には、入力判定部201aは、読み出された操作信号に、HMI102から各スプレーに対する起動又は停止を要求する操作信号、又はスプレーに対する初期流量を設定する操作信号が含まれているか否かを判定する。
ステップS105において、HMI102からスプレーの操作信号が直接入力されていると判定された場合(YESの場合)、制御設定決定部201bは、スプレーに対する操作信号に基づいて、第1のネットワーク204を介して、レベル1計算機103にスプレーの制御を設定させる(ステップS107)。この操作信号には、例えば、ストリップスプレー91の起動を指示する操作信号や、インタースタンドクーリング94の初期流量を設定する操作信号等がある。
一方、ステップS105において、HMI102からスプレーの操作信号が直接入力されていないと判定された場合(NOの場合)、入力判定部201aは、ステップS103において読み出された設定要求信号に基づいて、HMI102からスプレーパターン番号が直接入力されているか否かを判定する(ステップS109)。
ステップS109において、HMI102からスプレーパターン番号が直接入力されていると判定された場合(YESの場合)、制御設定決定部201bは、スプレーパターン番号と、SGFテーブル又は仕上スプレーコードテーブルとに基づいて、各スプレーの制御設定値を決定する(ステップS111)。具体的には、制御設定決定部201bは、SGFテーブル記憶部206b又は仕上スプレーコードテーブル記憶部206cから、スプレーパターン番号に対応するSGFテーブル又は仕上スプレーコードテーブルを抽出し、この抽出されたSGFテーブル又は仕上スプレーコードテーブルから、設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する実行パラメータ番号を抽出する。そして、制御設定決定部201bは、実行パラメータテーブル記憶部206dから、抽出された実行パラメータ番号に対応する実行パラメータを抽出し、この抽出された実行パラメータに基づいて、各スプレーの制御設定値を決定する。
ステップS109において、HMI102からスプレーパターン番号が直接入力されていないと判定された場合(NOの場合)、入力判定部201aは、ステップS103において読み出された設定要求信号に基づいて、レベル3計算機101からスプレーパターン番号が直接入力されているか否かを判定する(ステップS113)。
ステップS113において、レベル3計算機101からスプレーパターン番号が直接入力されていると判定された場合(YESの場合)、制御設定決定部201bは、処理をステップS111に移行する。
ステップS113において、レベル3計算機101からスプレーパターン番号が直接入力されていないと判定された場合(NOの場合)、入力判定部201aは、レベル3計算機101から供給された設定要求信号に含まれる鋼種コードに対応するスプレーパターン番号が“0”を示すか否かを判定する(ステップS115)。具体的には、入力判定部201aは、レベル3計算機101から供給された設定要求信号から鋼種コードを抽出し、ハードディスク206のGCIテーブル記憶部206aに記憶されたGCIテーブルから、抽出された鋼種コードに対応するスプレーパターン番号を抽出し、この抽出されたスプレーパターン番号が“0”を示すか否かを判定する。
ステップS115において、スプレーパターン番号が“0”を示すと判定された場合(YESの場合)、制御設定決定部201bは、成分情報とSGFテーブルとに基づいて、各スプレーの制御設定値を決定する(ステップS119)。具体的には、制御設定決定部201bは、成分情報記憶部206eから、レベル3計算機101から供給された設定要求信号に含まれる成分情報に対応する鋼種ファミリーを抽出し、SGFテーブル記憶部206bから、抽出された鋼種ファミリーに対応するSGFテーブルを抽出し、この抽出されたSGFテーブルから、設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する実行パラメータ番号を抽出する。そして、制御設定決定部201bは、実行パラメータテーブル記憶部206dから、抽出された実行パラメータ番号に対応する実行パラメータを抽出し、この抽出された実行パラメータに基づいて、各スプレーの制御設定値を決定する。
一方、ステップS115において、スプレーパターン番号が“0”ではないと判定された場合(NOの場合)、制御設定決定部201bは、鋼種コードと仕上スプレーテーブルとに基づいて、各スプレーの制御設定値を決定する(ステップS117)。具体的には、制御設定決定部201bは、GCIテーブルから鋼種コードに対応するスプレーパターン番号を抽出し、仕上スプレーコードテーブル記憶部206cから、抽出されたスプレーパターン番号に対応する仕上スプレーコードテーブルを抽出し、この抽出された仕上スプレーコードテーブルから、設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する実行パラメータ番号を抽出する。そして、制御設定決定部201bは、実行パラメータテーブル記憶部206dから、抽出された実行パラメータ番号に対応する実行パラメータを抽出し、この抽出された実行パラメータに基づいて、各スプレーの制御設定値を決定する。
制御設定決定部201bは、ステップS111、ステップS117、又はステップS119において設定された制御設定値に基づいて、第1のネットワーク204を介して、レベル1計算機103にスプレーの制御を設定させる(ステップS121)。
図7A及び図7Bは、本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置200の制御設定処理を模式的に説明した図である。
図7A及び図7Bに示すように、レベル3計算機101から供給された設定要求信号の鋼種コードに対応するスプレーパターン番号が“101”であったとする(ステップS115)。
そして、レベル3計算機101からスプレーパターン番号が直接入力されておらず(ステップS113)、HMI102からもスプレーパターン番号が直接入力されていないとする(ステップS109)。
このとき、鋼種コードに対応するスプレーパターン番号が“101”であるので、制御設定決定部201bは、仕上スプレーコードテーブル記憶部206cから、抽出されたスプレーパターン番号“101”に対応する仕上スプレーコードテーブルを抽出する。
そして、レベル3計算機101から供給された設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅が、それぞれ“3”及び“5”であるとすると、制御設定決定部201bは、抽出された仕上スプレーコードテーブルから、設定要求信号に含まれる目標板厚“3”及び目標板幅“5”とに対応する実行パラメータ番号“1”を抽出する。
次に、制御設定決定部201bは、実行パラメータテーブル記憶部206dから、抽出された実行パラメータ番号“1”に対応する実行パラメータテーブルを抽出し、この抽出された実行パラメータテーブルに基づいて、各スプレーの制御設定値を決定する。
ここで、HMI102からスプレーの操作信号が直接入力されている場合(ステップS105)、制御設定決定部201bは、実行パラメータテーブルに基づいて決定された各スプレーの制御設定値にかかわらず、直接入力されたスプレーに対する操作信号に基づいて、第1のネットワーク204を介して、レベル1計算機103にスプレーの制御を設定させる。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置200によれば、レベル3計算機101から鋼種ファミリーにおける制御設定値の組合せの決定を要求する設定要求信号が供給されると、成分情報テーブルから設定要求信号に含まれる成分情報に対応する鋼種ファミリーを抽出し、第1の制御情報であるSGFテーブルから、抽出された鋼種ファミリーと、設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する実行パラメータ番号を抽出し、実行パラメータ情報から、抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定すると共に、レベル3計算機101から鋼種における制御設定値の組合せの決定を要求する設定要求信号が供給されると、第2の制御情報である仕上スプレーコードテーブルから、鋼種と設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する実行パラメータ番号を抽出し、実行パラメータ情報から、抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定するので、レベル3計算機101に過度の負荷を生じさせることなく、圧延操業プロセスのパラメータ、具体的には、各スプレーの制御設定値を細かく設定することができる。
なお、本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置200では、仕上圧延部9における冷却水を噴射するスプレーの制御設定値を設定したが、スプレーから噴射される液体は冷却水に限らず、仕上ロールと被圧延材14との間に用いられるエマルジョンタイプの潤滑油を噴射するスプレーの制御設定値を設定するようにしてもよい。
<第2の実施形態>
本発明に係る第1の実施形態に係る制御設定装置200では、仕上圧延部9における制御設定処理の処理手順を例に挙げて説明したがこれに限らない。
本発明に係る第2の実施形態に係る制御設定装置200では、粗圧延部4における制御設定処理の処理手順を例に挙げて説明する。
本発明に係る第2の実施形態に係る制御設定装置200は、図1〜図5に示した本発明に係る第1の実施形態に係る制御設定装置200の構成と同様の構成を有する。
ただし、本発明に係る第2の実施形態に係る制御設定装置200に備えられた粗圧延部4は、被圧延材14の搬送方向に対して被圧延材14を往復させながら粗圧延し、この往復回数に応じた各スプレーの制御設定値を決定する点が異なるので、この異なる点を主に以下に説明する。
図8A及び図8Bは、本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置200の制御設定処理を模式的に説明した図である。
図8A及び図8Bに示すように、レベル3計算機101から供給された設定要求信号の鋼種コードに対応する粗圧延部4のスプレーパターン番号が“0”であったとする(ステップS115)。
そして、レベル3計算機101から粗圧延部4のスプレーパターン番号が直接入力されておらず(ステップS113)、HMI102からも粗圧延部4のスプレーパターン番号が直接入力されていないとする(ステップS109)。
このとき、鋼種コードに対応する粗圧延部4のスプレーパターン番号が“0”であるので、制御設定決定部201bは、SGFテーブル記憶部206bから、レベル3計算機101から供給された設定要求信号に含まれる成分情報に対応するSGFテーブルを抽出する。
そして、レベル3計算機101から供給された設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅が、それぞれ“3”及び“5”であるとすると、制御設定決定部201bは、この抽出されたSGFテーブルから、設定要求信号に含まれる目標板厚“3”及び目標板幅“5”とに対応する実行パラメータ番号“1”を抽出する。
次に、制御設定決定部201bは、実行パラメータテーブル記憶部206dから、抽出された実行パラメータ番号“1”と、設定要求信号に含まれるパス数とに基づいて、実行パラメータを抽出し、この抽出された実行パラメータに基づいて、各スプレーの制御設定値を決定する。例えば、設定要求信号に含まれるパス数が“7”パスだとすると、1〜7パスまでの各スプレーの制御設定値“ON”、“OFF”、“ON”、“ON”、“OFF”、“ON”、“OFF”が設定される。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る制御設定装置200によれば、本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置200の効果に加え、粗圧延部4が、被圧延材の搬送方向に対して被圧延材を往復させながら、粗圧延する場合においても、そのパス毎に各スプレーの制御設定値を細かく設定することができる。
<第3の実施形態>
本発明に係る第2の実施形態に係る制御設定装置200では、1対の粗圧延ロールを備える粗圧延部4における制御設定処理の処理手順を例に挙げて説明したが、これに限らない。
本発明に係る第3の実施形態に係る制御設定装置200は、2対の粗圧延ロールを備える粗圧延部4における制御設定処理の処理手順を例に挙げて説明する。
図9は、本発明に係る第3の実施形態に係る制御設定装置200に備えられた2対の粗圧延ロールを備える粗圧延部4のブロック図である。
図9に示すように、粗圧延部4は、粗圧延ロール4A,4Bとを備えており、被圧延材14の搬送ライン上における粗圧延ロール4A,4Bそれぞれの上流には、被圧延材14の上下方向から高圧水を噴射する上流側粗デスケーラ31A,31Bが配置されている。
また、被圧延材14の搬送ライン上における粗圧延ロール4A,4Bそれぞれの下流には、被圧延材14の上下方向から高圧水を噴射する下流側粗デスケーラ45A,45Bが配置されている。そして、粗圧延ロール4Aには、上部の粗圧延ローラ4AAに高圧水を噴射する1対の第1の被圧延材ロールクーリング41,42と、下部の粗圧延ローラ4AAに高圧水を噴射する1対の第2の被圧延材ロールクーリング43,44とを備えている。同様に、粗圧延ロール4Bには、上部の粗圧延ローラ4BAに高圧水を噴射する1対の第3の被圧延材ロールクーリング46,47と、下部の粗圧延ローラ4BBに高圧水を噴射する1対の第4の被圧延材ロールクーリング48,49とを備えている。
本発明に係る第3の実施形態に係る制御設定装置200に備えられた粗圧延ロール4A,4Bは、被圧延材の搬送方向に対して被圧延材を往復させながら、それぞれ粗圧延するので、粗圧延ロール4A,4Bそれぞれの往復回数に応じた各スプレーの制御設定値を決定する。この各スプレーの制御設定値を決定する制御設定処理を以下に詳細に説明する。
図10A及び図10Bは、本発明の第3の実施形態に係る制御設定装置200の制御設定処理を模式的に説明した図である。
図10A及び図10Bに示すように、レベル3計算機101から供給された設定要求信号の鋼種コードに対応する粗圧延部4のスプレーパターン番号が“0”であったとする(ステップS115)。
そして、レベル3計算機101から粗圧延部4のスプレーパターン番号が直接入力されておらず(ステップS113)、HMI102からも粗圧延部4のスプレーパターン番号が直接入力されていないとする(ステップS109)。
このとき、鋼種コードに対応する粗圧延部4のスプレーパターン番号が“0”であるので、制御設定決定部201bは、SGFテーブル記憶部206bから、レベル3計算機101から供給された設定要求信号に含まれる成分情報に対応するSGFテーブルを抽出する。
そして、レベル3計算機101から供給された設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅が、それぞれ“3”及び“5”であるとすると、制御設定決定部201bは、この抽出されたSGFテーブルから、設定要求信号に含まれる目標板厚“3”及び目標板幅“5”とに対応する実行パラメータ番号“1”を抽出する。
次に、制御設定決定部201bは、実行パラメータテーブル記憶部206dから、抽出された実行パラメータ番号“1”と、設定要求信号に含まれるパススケジュールとに基づいて、実行パラメータを抽出し、この抽出された実行パラメータに基づいて、各スプレーの制御設定値を決定する。ここで、パススケジュールとは、粗圧延ロール4A,4Bそれぞれのパス数を示し、粗圧延ロール4Aが3回、粗圧延ロール4Bが3回の合計6回のパスで粗圧延を行う場合、パススケジュールは、“3−3”となる。
例えば、設定要求信号に含まれるパススケジュールが“3−3”だとすると、粗圧延ロール4Aにおいて、1〜3パスまでのスプレーの制御設定値は、“ON”、“OFF”、“ON”とい設定され、粗圧延ロール4Aにおいて、1〜3パスまでのスプレーの制御設定値“ON”、“OFF”、“ON”が設定される。
以上のように、本発明の第3の実施形態に係る制御設定装置200によれば、本発明の第2の実施形態に係る制御設定装置200の効果に加え、粗圧延ロール4A,4Bが、それぞれ被圧延材14の搬送方向に対して被圧延材14を往復させながら粗圧延する場合においても、そのパス毎に各スプレーの制御設定値を細かく設定することができる。
<第4の実施形態>
本発明に係る第1の実施形態に係る制御設定装置200では、仕上圧延部9における制御設定処理の処理手順を例に挙げて説明したがこれに限らない。
本発明に係る第4の実施形態に係る制御設定装置200では、ランアウトラミナースプレー冷却部11における制御設定処理の処理手順を例に挙げて説明する。
被圧延材14は、ランアウトラミナースプレー冷却部11により冷却される際、端部が冷却され易いので中心部と端部との間で温度差が生じ、この温度差により変形することがある。
そこで、本発明に係る第2の実施形態に係る制御設定装置200に備えられたランアウトラミナースプレー冷却部11は、被圧延材14の端部の過冷却を防止するため、噴射する冷却水が被圧延材14の端部に当たらないように制御する。
図11は、本発明に係る第4の実施形態に係る制御設定装置200のランアウトラミナースプレー冷却部11の構成を示したブロック図である。なお、説明のため、図11では、ランアウトラミナースプレー冷却部11のうち1つのバンクのみを示しているが、ランアウトラミナースプレー冷却部11は、被圧延材14の搬送方向に複数のバンクを有する。
図11に示すように、モータ116の回転により回転軸Pを中心に回転するボールねじ112と、ボールねじ112の回転により上下に移動するナット部113と、このナット部113に一方の端部が取り付けられた第1のアーム114a,114bと、第1のアーム114a,114bの他方の端部に取り付けられた第2のアーム115a,115bと、第2のアーム115a,115bの一方の端部に取り付けられたガード板111a,111bとを備えている。
そして、ボールねじ112の回転により下方にナット部113が移動すると、ガード板111aがR1方向に移動し、ガード板111bがR2方向に移動する。これにより、下方向に冷却水を噴射するノズルを備えたラミナースプレー117により噴射された冷却水が、紙面手前に向かって搬送される被圧延材14の幅方向の端部に当たるのを防止することができる。
図12A及び図12Bは、本発明の第4の実施形態に係る制御設定装置200の制御設定処理を模式的に説明した図である。
図12A及び図12Bに示すように、レベル3計算機101から供給された設定要求信号の鋼種コードに対応するランアウトラミナースプレー冷却部11のスプレーパターン番号が“0”であったとする(ステップS115)。
そして、レベル3計算機101からランアウトラミナースプレー冷却部11のスプレーパターン番号が直接入力されておらず(ステップS113)、HMI102からも粗圧延部4のスプレーパターン番号が直接入力されていないとする(ステップS109)。
このとき、鋼種コードに対応するランアウトラミナースプレー冷却部11のスプレーパターン番号が“0”であるので、制御設定決定部201bは、SGFテーブル記憶部206bから、レベル3計算機101から供給された設定要求信号に含まれる成分情報に対応するSGFテーブルを抽出する。
そして、レベル3計算機101から供給された設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅が、それぞれ“3”及び“5”であるとすると、制御設定決定部201bは、この抽出されたSGFテーブルから、設定要求信号に含まれる目標板厚“3”及び目標板幅“5”とに対応する実行パラメータ番号“1”を抽出する。
次に、制御設定決定部201bは、実行パラメータテーブル記憶部206dから、抽出された実行パラメータ番号“1”と、仕上出側設定幅からのオフセット量とに基づいて、実行パラメータを抽出し、この抽出された実行パラメータに基づいて、エッジマスクを用いるか否か、即ちガード板111a,111bをR1方向及びR2方向に移動させるか否かを設定する制御設定値を決定する。
以上のように、本発明の第4の実施形態に係る制御設定装置200によれば、本発明の第1の実施形態に係る制御設定装置200の効果に加え、
被圧延材14の端部の過冷却を防止するため、噴射する冷却水が被圧延材14の端部に当たらないようにガード板111a,111bを移動させるモータ116の制御設定値を細かく設定することができる。
なお、本発明の第1の実施形態〜第4の実施形態では、SGFテーブル記憶部206bに記憶されたSGFテーブル、又は仕上スプレーコードテーブル記憶部206cに記憶された仕上スプレーコードテーブルに基づいて、実行パラメータ番号を抽出し、実行パラメータ情報から、抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定したが、これに限らない。
例えば、制御設定装置200は、鋼種コードと実行パラメータコードとを関連付けて第2のGCIテーブルとして記憶し、レベル3計算機101から鋼種における制御設定値の組合せの決定を要求する設定要求信号が供給されると、GCIテーブルから、設定要求信号に含まれる鋼種コードと目標板厚及び目標板幅とに対応する実行パラメータ番号を抽出し、実行パラメータ情報から、抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定するようにしてもよい。
産業上の利用の可能性
本発明は、熱間で金属を圧延する熱間圧延装置を制御する熱間圧延システムに適用できる。

Claims (2)

  1. 制御対象機器を制御するための制御設定値の組合せと、この制御設定値の組合せを一意に識別する実行パラメータ番号とを関連付けて実行パラメータ情報として記憶する実行パラメータ情報記憶部と、
    類似の特性を有する1以上の鋼種を含む鋼種ファミリー毎に、目標板厚及び目標板幅に対応する前記実行パラメータ番号を、第1の制御情報として記憶する第1の制御情報記憶部と、
    前記鋼種毎に、目標板厚及び目標板幅に対応する前記実行パラメータ番号を、第2の制御情報として記憶する第2の制御情報記憶部と、
    前記鋼種ファミリー毎に、この鋼種ファミリーの成分を示す成分情報を成分情報テーブルとして記憶する成分情報記憶部と、
    当該制御設定装置に接続された上位計算機から前記鋼種ファミリーにおける制御設定値の組合せの決定を要求する設定要求信号が供給されると、前記成分情報テーブルから前記設定要求信号に含まれる成分情報に対応する前記鋼種ファミリーを抽出し、前記第1の制御情報から、前記抽出された鋼種ファミリーと、前記設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する前記実行パラメータ番号を抽出し、前記実行パラメータ情報から、前記抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定すると共に、上位計算機から前記鋼種における制御設定値の組合せの決定を要求する設定要求信号が供給されると、前記第2の制御情報から、前記鋼種と前記設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する前記実行パラメータ番号を抽出し、前記実行パラメータ情報から、前記抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定する制御設定決定部と、
    を備えた制御設定装置。
  2. 制御対象機器を制御するための制御設定値の組合せと、この制御設定値の組合せを一意に識別する実行パラメータ番号とを関連付けて実行パラメータ情報として記憶手段に記憶させる実行パラメータ情報記憶ステップと、
    類似の特性を有する1以上の鋼種を含む鋼種ファミリー毎に、目標板厚及び目標板幅に対応する前記実行パラメータ番号を、第1の制御情報として記憶手段に記憶させる第1の制御情報記憶ステップと、
    前記鋼種毎に、目標板厚及び目標板幅に対応する前記実行パラメータ番号を、第2の制御情報として記憶手段に記憶させる第2の制御情報記憶ステップと、
    前記鋼種ファミリー毎に、この鋼種ファミリーの成分を示す成分情報を成分情報テーブルとして記憶手段に記憶させる成分情報記憶ステップと、
    制御設定装置に接続された上位計算機から前記鋼種ファミリーにおける制御設定値の組合せの決定を要求する設定要求信号が供給されると、前記成分情報テーブルから前記設定要求信号に含まれる成分情報に対応する前記鋼種ファミリーを抽出し、前記第1の制御情報から、前記抽出された鋼種ファミリーと、前記設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する前記実行パラメータ番号を抽出し、前記実行パラメータ情報から、前記抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定すると共に、上位計算機から前記鋼種における制御設定値の組合せの決定を要求する設定要求信号が供給されると、前記第2の制御情報から、前記鋼種と前記設定要求信号に含まれる目標板厚及び目標板幅とに対応する前記実行パラメータ番号を抽出し、前記実行パラメータ情報から、前記抽出された実行パラメータ番号に対応する制御設定値の組合せを決定する制御設定決定ステップと、
    を有する制御設定方法。
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