JP5378920B2 - 昇圧回路 - Google Patents

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Description

本発明は、昇圧回路に関するものである。
近年、不揮発性記憶装置であるフラッシュメモリにおいては、単一電源電圧あるいは低い電源電圧でのデータの読み出し、データの書き換えが要求されており、各動作を実施する際にオンチップで正昇圧電圧、あるいは負昇圧電圧を供給する昇圧回路が必要とされている。
また、CMOSプロセスにおける不揮発性記憶装置やアナログ回路の動作マージン確保技術においても、昇圧回路は重要な技術となりつつある。
図14は、従来の昇圧回路の構成を示す(特許文献1参照)。昇圧回路900は、互いに位相が異なる2つのクロック信号CLK1,CLK2を入力して昇圧動作を実施する。901a〜901eは前段から後段へ電荷を転送する電荷転送セルであり、902a〜902dは電荷転送セルの出力を昇圧する昇圧容量である。
図15は、電荷転送セル901a〜901eの詳細図である。903は電荷転送トランジスタ、904、905は対象となる電荷転送セル901a〜901eの入力に応じて、対象となる電荷転送セル901a〜901eの前段の電荷転送セルの入力電圧、あるいは対象となる電荷転送セル901a〜901eの出力電圧を切り替えるスイッチングトランジスタである。
次に、図16を参照しつつ、図14に示した昇圧回路900の動作について簡単に説明する。
まず、時刻T1の状態では、クロック信号CLK1が「L」から「H」となり、昇圧容量902a,902cが昇圧される。これにより、電荷転送セル901a,901cの出力端子OUTが昇圧され、電荷転送セル901a及び901cのスイッチングトランジスタ905が導通状態となり、電荷転送トランジスタ903が非導通状態に設定される。また同時に電荷転送セル901b,901dのスイッチングトランジスタ904が導通状態となり、電荷転送トランジスタ903が導通状態になる。上記動作によって、昇圧された電荷転送セル901a,901cの出力端子の電荷が、電荷転送セル901b,901dの出力端子へ転送される。
時間Ttransの後の時刻T2の状態では、クロック信号CLK2が「L」から「H」となり、昇圧容量902b,902dが昇圧される。これにより、電荷転送セル901b,901dの出力端子OUTが昇圧され、電荷転送セル901b及び901dのスイッチングトランジスタ905が導通状態となり、電荷転送トランジスタ903が非導通状態に設定される。また同時に電荷転送セル901c,901eのスイッチングトランジスタ904が導通状態となり、電荷転送トランジスタ903が導通状態になる。上記動作によって、昇圧された電荷転送セル901b,901dの出力端子の電荷が、電荷転送セル901cの出力端子及び昇圧回路900の出力端子へ転送される。
以降時刻T3となり、時刻T1と同様の昇圧動作を繰り返す。
米国特許第7,176,746号明細書
しかしながら、上記従来の昇圧回路は、クロック信号が「L」から「H」となり、昇圧容量が昇圧された後に、前段のスイッチングトランジスタを導通状態にし、電荷転送トランジスタを非導通状態に設定している。このため昇圧直後、上記電荷転送トランジスタを介して昇圧された電荷が前段方向へ逆流し、昇圧効率が低下する課題があった。
本発明の目的は、2相クロックで動作する昇圧回路をベースにし、複数(M≧4)の昇圧セル列をユニットとした昇圧効率の高い昇圧回路を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の1つの局面に従うと、位相の異なる複数のクロック信号に同期して昇圧動作を行うM並列(M≧4)かつL段(L≧2)の昇圧セルを有する昇圧回路であって、前記昇圧セルは、当該昇圧セルの出力端子に一端が接続され、当該昇圧セルに対応するクロック信号を他端に受ける昇圧容量と、当該昇圧セルの入力端子と出力端子との間に接続された電荷転送トランジスタとを備え、当該昇圧セルと同一段かつ他列のうち第1の列の昇圧セルの入力端子と、当該昇圧セルの電荷転送トランジスタを制御する状態制御部の制御端子とを接続し、以て同一段かつM並列の昇圧セルをリング状に接続することによって、当該昇圧セルの電荷転送トランジスタを導通状態から非導通状態に設定した後に、当該昇圧セルの昇圧動作を実行することが可能となるため、電荷転送トランジスタを介した電荷の逆流を抑制することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、複雑なクロックを使わずとも昇圧動作時に電荷転送トランジスタを非導通状態に設定することが可能となり、昇圧効率の低下を抑制することが可能となった。
また、昇圧セル、逆流防止セルに用いている電荷転送トランジスタをPチャネル型トランジスタによって構成することができるため、ツインウェルのCMOSプロセスに適用した場合にも、電荷転送トランジスタの基板バイアス効果を抑制することが可能であり、昇圧効率低下の抑制による昇圧回路面積の削減が可能である。
また、K列目の昇圧セルの制御信号をA列前(1≦A≦M/2−1)の昇圧セルの入力端子に接続することで、電荷転送トランジスタに対して、最適な昇圧準備状態の時間を設定し、かつ十分な電荷転送時間の調整を可能とする。
また、本発明によれば、同一段の昇圧セルの状態制御部の制御端子を同様の接続条件のみで制約するのではなく、一定の電圧制約条件が満たされれば、複雑なクロックを使わずとも昇圧動作時に電荷転送トランジスタを非導通状態に設定することが可能となり、昇圧効率の低下を抑制することが可能となる。
本発明の第1の実施形態による昇圧回路の構成を示すブロック図である。 (a)〜(c)は図1に示した昇圧セル、逆流防止セルの構成を示す回路図である。 図1に示した昇圧回路による動作について説明するための波形図である。 (a)〜(d)は図1に示した昇圧回路による動作について説明するための昇圧セルの動作モード図である。 図1に示した昇圧回路による昇圧セルの動作モードと電圧制約条件とを示す図である。 本発明の第2の実施形態における昇圧回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態における昇圧回路の構成を示すブロック図である。 図6、図7に示した昇圧回路による動作について説明するための波形図である。 本発明の第4の実施形態における昇圧回路の構成を示すブロック図である。 図9に示した昇圧回路による動作について説明するための波形図である。 本発明の第5の実施形態における昇圧回路の構成を示すブロック図である。 (a)〜(c)は図11に示した昇圧セル、逆流防止セルの構成を示す回路図である。 図11に示した昇圧回路による動作について説明するための波形図である。 昇圧回路の従来例の構成を示す回路図である。 図14に示した電荷転送セルの詳細構成を示す回路図である。 図14に示した昇圧回路による動作について説明するための波形図である。
以下、本発明の実施の形態に関し図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
<構成>
図1は、本発明の第1の実施形態による昇圧回路100の構成を示す。この昇圧回路100は、複数の昇圧セル列L01〜L04を備え、昇圧ステージST1〜ST3と逆流防止回路ST4とからなる。それぞれの昇圧セル列L01〜L04において、1段目である昇圧ステージST1には昇圧セルP101〜P104、2段目である昇圧ステージST2には昇圧セルP201〜P204、3段目である昇圧ステージST3には昇圧セルP301〜P304が含まれ、逆流防止回路ST4には逆流防止セルP401〜P404が含まれ、それぞれクロック信号CLK1A,CLK2A,CLK1B,CLK2Bに同期して動作することで、昇圧動作が行われる。
複数(N=4)のクロック信号CLK1A,CLK2A,CLK1B,CLK2Bは、約(360度/N)の位相差を有するクロック信号であり、CLK1Aが「L」から「H」に遷移した後、CLK2Aが「L」から「H」に遷移し、その後、CLK1Bが「L」から「H」に遷移して、最後にCLK2Bが「L」から「H」に遷移する。CLK1AとCLK1B、及びCLK2AとCLK2Bは、それぞれ約180度の位相差を有することが望ましい。なお、昇圧セル列L01及び昇圧セル列L03に対して、CLK1AとCLK1Bとをクロック信号として入力しているが、昇圧セル列L03に対して、CLK1Bに相当するCLK3Bを、CLK1Aに相当するCLK3Aをそれぞれ用いてもよい。また、同様に昇圧セル列L04に対してもCLK2Bに相当するCLK4Bを、CLK2Aに相当するCLK4Bをそれぞれ用いてもよい。N001〜N004、N101〜N104、N201〜N204、N301〜N304は昇圧セルP101〜P104,P201〜P204,P301〜P304の入出力端子である。
ここで昇圧セル列の順番について説明する。代表として昇圧ステージST3を一例とするが、他の昇圧ステージ、あるいは逆流防止回路でも同じである。
昇圧ステージST3に含まれる昇圧セルP301〜P304において、入力されるクロック信号が「L」から「H」に遷移する順番が昇圧セル列の順番となる。したがって、クロック信号CLK1Aが入力される昇圧セル列L01の昇圧セルP301を第1列目とすると、クロック信号CLK1Aが「L」から「H」に遷移した後、次に「L」から「H」に遷移するクロック信号CLK2Aを入力とする昇圧セル列L02の昇圧セルP302が第2列目となり、その次に「L」から「H」に遷移するクロック信号CLK1Bを入力する昇圧セル列L03の昇圧セルP303が第3列目となる。同様に、その次に「L」から「H」に遷移するクロック信号CLK2Bを入力する昇圧セル列L04の昇圧セルP304が最終列である第4列目となる。以上は、昇圧セル列が4並列を超える場合においても同様であり、任意の昇圧段における昇圧セルに入力されるクロック信号の「L」から「H」(「H」から「L」でも同様)への遷移順番が、昇圧セル列の順番となる。
昇圧セル列L01の昇圧セルP101,P201,P301、逆流防止セルP401は直列に接続され、先頭から(2K+1)段目(K≧0)の昇圧セルP101,P301はクロック信号CLK1Aを受け、一方先頭から(2K+2)段目の昇圧セルP201はクロック信号CLK1Bを受ける。また逆流防止セルP401は最終段の昇圧セルP301より1段前の昇圧セルP201と同様のクロック信号CLK1Bを受ける。
昇圧セル列L02の昇圧セルP102,P202,P302、逆流防止セルP402は直列に接続され、先頭から(2K+1)段目(K≧0)の昇圧セルP102,P302はクロック信号CLK2Aを受け、一方先頭から(2K+2)段目の昇圧セルP202はクロック信号CLK2Bを受ける。また逆流防止セルP402は最終段の昇圧セルP302より1段前の昇圧セルP202と同様のクロック信号CLK2Bを受ける。
昇圧セル列L03の昇圧セルP103,P203,P303、逆流防止セルP403は直列に接続され、先頭から(2K+1)段目(K≧0)の昇圧セルP103,P303はクロック信号CLK1Bを受け、一方先頭から(2K+2)段目の昇圧セルP203はクロック信号CLK1Aを受ける。また逆流防止セルP403は最終段の昇圧セルP303より1段前の昇圧セルP203と同様のクロック信号CLK1Aを受ける。
昇圧セル列L04の昇圧セルP104,P204,P304、逆流防止セルP404は直列に接続され、先頭から(2K+1)段目(K≧0)の昇圧セルP104,P304はクロック信号CLK2Bを受け、一方先頭から(2K+2)段目の昇圧セルP204はクロック信号CLK2Aを受ける。また逆流防止セルP404は最終段の昇圧セルP304より1段前の昇圧セルP204と同様のクロック信号CLK2Aを受ける。
これらにより、昇圧セルP101〜P104,P201〜P204,P301〜P304、逆流防止セルP401〜P404のある時刻における昇圧クロックの昇圧状態は、図1に記載の通り、昇圧状態を示す「1」と昇圧状態でない「0」との関係で示される。
次に、各昇圧ステージST1〜ST4に含まれる各昇圧セルP101〜P104,P201〜P204,P301〜P304、逆流防止セルP401〜P404について説明する。
1段目の昇圧ステージST1に含まれる昇圧セルP101〜P104において、昇圧セル列L01の昇圧セルP101は、昇圧セル列L04の昇圧セルP104に入力されるクロック信号CLK2Bと逆相クロックであるクロック信号CLK2Aが入力され、このクロック信号CLK2Aに応じて、昇圧セルP101の入出力端子N101の電圧と、昇圧セルP101に入力されるクロック信号CLK1Aの電圧とを切り替えて昇圧動作を行う。
同様に、昇圧セル列L02の昇圧セルP102は、昇圧セル列L01の昇圧セルP101に入力されるクロック信号CLK1Aと逆相クロックであるクロック信号CLK1Bが入力され、このクロック信号CLK1Bに応じて、昇圧セルP102の入出力端子N102の電圧と、昇圧セルP102に入力されるクロック信号CLK2Aの電圧とを切り替えて昇圧動作を行う。
また、昇圧セル列L03の昇圧セルP103は、昇圧セル列L02の昇圧セルP102に入力されるクロック信号CLK2Aと逆相クロックであるクロック信号CLK2Bが入力され、このクロック信号CLK2Bに応じて、昇圧セルP103の入出力端子N103の電圧と、昇圧セルP103に入力されるクロック信号CLK1Bの電圧とを切り替えて昇圧動作を行う。
また、昇圧セル列L04の昇圧セルP104は、昇圧セル列L03の昇圧セルP103に入力されるクロック信号CLK1Bと逆相クロックであるクロック信号CLK1Aが入力され、このクロック信号CLK1Aに応じて、昇圧セルP104の入出力端子N104の電圧と、昇圧セルP104に入力されるクロック信号CLK2Bの電圧とを切り替えて昇圧動作を行う。
これらは、M並列(M=4)から構成される昇圧セル列L01〜L04の1段目の昇圧ステージST1において、K列目の昇圧セルは、(K−1)列目(1≦K≦M、K=1のときは(K−1)=M列目)の昇圧セルに入力されるクロック信号と逆相のクロック信号に応じて、K列目の昇圧セルの出力端子電圧と、K列目の昇圧セルに入力されるクロック信号とを切り替えていることを意味する。
2段目の昇圧ステージST2に含まれる昇圧セルP201〜P204において、昇圧セル列L01の昇圧セルP201は、昇圧セル列L04の昇圧セルP204の入出力端子N104が接続され、この入出力端子N104の電圧に応じて、昇圧セルP201の入出力端子N201の電圧と、昇圧セルP201と逆相クロックにて動作している昇圧セル列L03の昇圧セルP203の入出力端子N103の電圧とを切り替えて昇圧動作を行う。
同様に、昇圧セル列L02の昇圧セルP202は、昇圧セル列L01の昇圧セルP201の入出力端子N101が接続され、この入出力端子N101の電圧に応じて、昇圧セルP202の入出力端子N202の電圧と、昇圧セルP202と逆相クロックにて動作している昇圧セル列L04の昇圧セルP204の入出力端子N104の電圧とを切り替えて昇圧動作を行う。
また、昇圧セル列L03の昇圧セルP203は、昇圧セル列L02の昇圧セルP202の入出力端子N102が接続され、この入出力端子N102の電圧に応じて、昇圧セルP203の入出力端子N203の電圧と、昇圧セルP203と逆相クロックにて動作している昇圧セル列L01の昇圧セルP201の入出力端子N101の電圧とを切り替えて昇圧動作を行う。
また、昇圧セル列L04の昇圧セルP204は、昇圧セル列L03の昇圧セルP203の入出力端子N103が接続され、この入出力端子N103の電圧に応じて、昇圧セルP204の入出力端子N204の電圧と、昇圧セルP204と逆相クロックにて動作している昇圧セル列L02の昇圧セルP202の入出力端子N102の電圧とを切り替えて昇圧動作を行う。
以上の通り、2段目の昇圧ステージST2において、K列目の昇圧セルは、(K−1)列目(1≦K≦M、K=1のときは(K−1)=M列目)の昇圧セルの入力端子に接続され、(K−1)列目の昇圧セルの入力端子の電圧に応じて、K列目の昇圧セルの出力端子電圧と、K列目の昇圧セルに対して約180度位相が異なって動作している昇圧セルの入力端子電圧とを切り替えて昇圧動作を行う。
3段目の昇圧ステージST3、逆流防止回路ST4も、2段目の昇圧ステージST2と同様である。
なお、昇圧ステージは3段に限らなくてよい。
<昇圧セルの構成>
図2(a)は、図1に示した昇圧セルP101〜P104,P201〜P204,P301〜P304の構成を示す。昇圧セルP101〜P104,P201〜P204,P301〜P304の各々は、電荷転送トランジスタM1と、オンスイッチ・トランジスタM2と、オフスイッチ・トランジスタM3と、昇圧容量C1とを含む。ここに、オンスイッチ・トランジスタM2とオフスイッチ・トランジスタM3とは、電荷転送トランジスタM1の状態制御部である。
電荷転送トランジスタM1は、入力端子INPUTから出力端子OUTPUTへ電荷を転送する。オンスイッチ・トランジスタM2は、制御信号Sigの電圧に応じてソース信号SourceNの電圧を電荷転送トランジスタM1のゲートN1に供給し、電荷転送トランジスタM1を導通状態にする。オフスイッチ・トランジスタM3は、制御信号Sigの電圧に応じて電荷転送トランジスタM1のゲートN1の電圧を出力端子OUTPUTの電圧とイコライズして電荷転送トランジスタM1を非導通状態にする。昇圧容量C1は、昇圧セルP101〜P104,P201〜P204,P301〜P304に入力されるクロック信号CLK1A,CLK2A,CLK1B、CLK2Bのいずれかに同期してポンピングされる。
<逆流防止セル>
図2(b)は、図1に示した逆流防止回路ST4に含まれる逆流防止セルP401〜P404の構成を示す。逆流防止セルP401〜P404の構成は、図2(a)に示した昇圧セルP101〜P104,P201〜P204,P301〜P304から昇圧容量C1を削除した構成であり、電荷転送トランジスタM1、オンスイッチ・トランジスタM2、オフスイッチ・トランジスタM3の動作は昇圧セルと同様である。
なお、図2(b)に示す逆流防止セルの構成は一例であり、同様の機能を満たすものであれば、他の構成でもよい。例えば、図2(c)に示すように、オフスイッチ・トランジスタM3のソースを昇圧回路100の出力端子から外し、オフスイッチ・トランジスタM3に対して、昇圧信号によって昇圧される昇圧容量C1及び逆流防止セルの入力端子に接続したダイオード接続のトランジスタM4を接続した構成においても、図2(b)と同様の機能を果たすことができる。したがって、図2(b)と同様の機能を満たすものであれば、構成は図2(b)に限らない。
<動作>
次に、図3を参照しつつ、図1に示した昇圧回路100による動作について説明する。なお、クロック信号CLK1A,CLK2A,CLK1B,CLK2Bの各々は、電源電圧Vddと接地電圧Vssとの間で振幅するものとし、昇圧回路100の出力端子には電流負荷が存在せず、かつ電圧リミットがない場合について説明する。また、図中のVV1,VV2,VV3は、
(VV1) = Vdd+α・Vdd
(VV2) = Vdd+2α・Vdd
(VV3) = Vdd+3α・Vdd
の通りである。
また、図4(a)〜図4(d)に示すように、昇圧セルP101〜P104,P201〜P204,P301〜P304、逆流防止セルP401〜P404の代表として昇圧セルP301を用いて、昇圧セルと逆流防止セルとの動作モードを分類すると共に、各動作モードにおけるクロック信号CLK、昇圧セルの出力端子OUTPUTの電圧、制御信号Sig、ソース信号SourceNの電圧の関係と制約条件を明確にする。
〔時刻T1〕
まず、時刻T1において、クロック信号CLK1Aに同期して昇圧動作を行う昇圧セル列L01の昇圧ステージST1の昇圧セルP101と、昇圧ステージST3の昇圧セルP301との各々のオンスイッチ・トランジスタM2のソース信号SourceNの電圧は、
(CLK1A) = L = Vss
(VN203) = VV1
である。また、制御信号Sigは、
(CLK2A) = L = Vss
(VN204) = VV1
である。また、昇圧セルP101,P301の入出力端子N101,N301は、
(VN101) = Vdd
(VN301) = VV2
に設定されている。これらにより、昇圧セルP101,P301の各々では、オンスイッチ・トランジスタM2のゲートとソースとの間の電位差は、
(CLK2A)−(CLK1A) = Vss−Vss = 0
(VN204)−(VN203) = VV1−VV1 = 0
となる。一方、オフスイッチ・トランジスタM3のゲートとソースとの間の電位差は、
(CLK2A)−(VN101) = Vss−Vdd = −α・Vdd
(VN204)−(VN301) = VV1−VV2 = −α・Vdd
となり、オフスイッチ・トランジスタM3が導通状態となっている。
したがって、昇圧セル列L01の昇圧セルP101,P301の各々の電荷転送トランジスタM1のゲートN1の電圧VN1は、それぞれVdd、VV2となり、昇圧セルP101,P301の各々の電荷転送トランジスタM1のゲートとソースとの間の電位差は、
(P101のVN1)−(VN101)= Vdd−Vdd = 0
(P301のVN1)−(VN301)= VV2−VV2 = 0
となり同電位に設定され、電荷転送トランジスタM1が非導通状態となっている。
また、同様に、クロック信号CLK1Aに同期して昇圧動作を行う昇圧セル列L03の昇圧ステージST2の昇圧セルP203と、逆流防止回路ST4の逆流防止セルP403とにおいても、各々のオフスイッチ・トランジスタM3が導通状態となり、電荷転送トランジスタM1は、ゲートとソースとが同電位に設定され、非導通状態となっている。
〔時刻T2〕
次に、時刻T2になると、クロック信号CLK1Aが「L」から「H」へ遷移する。これにより、昇圧セル列L01の昇圧ステージST1の昇圧セルP101と、昇圧ステージST3の昇圧セルP301との各々の入出力端子N101,N301の電圧VN101,VN301が昇圧され、
(VN101) = VV1
(VN301) = VV3
となる。このとき、昇圧セルP101,P301の各々の電荷転送トランジスタM1は、時刻T1において非導通状態に設定されているため、これらの電荷転送トランジスタM1を介した電荷の逆流が発生することがないことは明らかである。
また、クロック信号CLK1Aに同期して昇圧セルP101,P301の昇圧動作が行われると同時に、クロック信号CLK1Bが「H」から「L」に遷移するため、昇圧セル列L01の昇圧ステージST2の昇圧セルP201と、逆流防止回路ST4の逆流防止セルP401とは電荷転送状態となる。昇圧セルP201と逆流防止セルP401との各端子電圧は以下の通りである。
昇圧セルP201、逆流防止セルP401のソース信号SourceNは、
(VN103) = Vdd
(VN303) = VV2
である。また、昇圧セルP201、逆流防止セルP401の制御信号Sigは、
(VN104) = VV1
(VN304) = VV3
となる。更に昇圧セルP201の入出力端子N201、昇圧回路100の出力電圧VPUMPは、
(VN201) = VV1
(VPUMP) = VV3
となる。これらにより、昇圧セルP201と逆流防止セルP401との各々では、オンスイッチ・トランジスタM2のゲートとソースとの間の電位差は、
(VN104)−(VN103) = VV1−Vdd = α・Vdd
(VN304)−(VN303) = VV3−VV2 = α・Vdd
となる。一方、オフスイッチ・トランジスタM3のゲートとソースとの間の電位差は、
(VN104)−(VN201) = VV1−VV1 = 0
(VN304)−(VPUMP) = VV3−VV3 = 0
となり、オンスイッチ・トランジスタM2が導通状態となる。
これにより、昇圧セルP201と逆流防止セルP401との各々の電荷転送トランジスタM1のゲートN1の電圧VN1は、それぞれVdd、VV2となり、昇圧セルP201と逆流防止セルP401との各々の電荷転送トランジスタM1のゲートとソースとの間の電位差は、
(P201のVN1)−(VN201) = Vdd−VV1 = −α・Vdd
(P401のVN1)−(VPUMP) = VV2−VV3 = −α・Vdd
となり、昇圧セルP201と逆流防止セルP401との各々の電荷転送トランジスタM1が導通状態となって電荷転送状態になる。これにより、昇圧ステージST1の昇圧セルP101で昇圧された入出力端子N101の電荷は、昇圧ステージST2の昇圧セルP201を介して入出力端子N201へ転送される。また、昇圧ステージST3の昇圧セルP301で昇圧された入出力端子N301の電荷は、逆流防止回路ST4の逆流防止セルP401を介して昇圧回路100の出力端子に転送され、昇圧回路の出力電圧VPUMPを上昇させる。
更に、昇圧セル列L01の各昇圧ステージの入出力端子N101〜N301の電圧は、次列である昇圧セル列L02の同一段である各昇圧ステージにも供給される。これにより、昇圧セル列L02の昇圧セルP102,P302のオンスイッチ・トランジスタM2が非導通状態となり、一方オフスイッチ・トランジスタM3が導通状態となる。これにより、時刻T1における昇圧セルP101,P301と同様に、昇圧セル列L02の昇圧セルP102,P302の各々の電荷転送トランジスタM1は非導通状態に設定される。
以上のように、時刻T2における昇圧セル列L01の昇圧セルP101,P301と同様の動作が、昇圧セル列L03の昇圧セルP203と、逆流防止セルP403とにおいても実施される。簡単に説明すると、時刻T1に昇圧セル列L03の昇圧セルP203と、逆流防止セルP403との各々の電荷転送トランジスタM1が非導通状態に設定された状態において、時刻T2で昇圧セルP203の入出力端子N203が昇圧される。電位が上昇した入出力端子N203の電荷は次段である昇圧ステージST3の昇圧セルP303を介して入出力端子N303に転送される。更に、昇圧セルP203の入出力端子N103の電荷は次列である昇圧セル列L04の昇圧セルP204に入力され、また、同様に逆流防止セルP403の入出力端子N303の電荷も、次列である昇圧セル列L04の逆流防止セルP404に入力される。これにより、昇圧セル列L04の昇圧セルP204と逆流防止セルP404との各々のオフスイッチ・トランジスタM3が導通状態に設定され、電荷転送トランジスタM1が非導通状態に設定される。
〔時刻T3〕
次に、時刻T3になると、クロック信号CLK2Aが「L」から「H」へ遷移する。これにより、昇圧セル列L02の昇圧ステージST1の昇圧セルP102と、昇圧ステージST3の昇圧セルP302との各々の入出力端子N102,N302の電圧VN102,VN302が昇圧され、
(VN101) = VV1
(VN301) = VV3
となる。このとき、昇圧セルP102,P302の各々の電荷転送トランジスタM1は、時刻T2において非導通状態に設定されているため、これらの電荷転送トランジスタM1を介した電荷の逆流が発生することがないことは明らかである。
また、クロック信号CLK2Aに同期して昇圧セルP102,P302の昇圧動作が行われると同時に、クロック信号CLK2Bが「H」から「L」に遷移するため、昇圧セル列L02の昇圧ステージST2の昇圧セルP202と、逆流防止回路ST4の逆流防止セルP402とは電荷転送状態となる。昇圧セルP202と逆流防止セルP402との各端子電圧は以下の通りである。
昇圧セルP202と逆流防止セルP402との各々のソース信号SourceNは、
(VN104) = Vdd
(VN304) = VV2
である。また、昇圧セル列L01の昇圧ステージST2の昇圧セルP201と、逆流防止回路ST4の逆流防止セルP401との各々の入出力端子N101,N301の電圧VN101,VN301は、
(VN101) = VV1
(VN301) = VV3
となる。また、昇圧セルP202の入出力端子N202の電圧と、昇圧回路の出力端子の電圧VPUMPとは、
(VN202) = VV1
(VPUMP) = VV3
となる。これらにより、昇圧セル列L02の昇圧セルP202と、逆流防止セルP402との各々では、オンスイッチ・トランジスタM2のゲートとソースとの間の電位差は、
(VN101)−(VN104) = VV1−Vdd = α・Vdd
(VN301)−(VN304) = VV3−VV2 = α・Vdd
となる。一方、オフスイッチ・トランジスタM3のゲートとソースとの間の電位差は、
(VN101)−(VN202) = VV1−VV1 = 0
(VN301)−(VPUMP) = VV3−VV3 = 0
となり、オンスイッチ・トランジスタM2が導通状態となる。
これにより、昇圧セルP202と、逆流防止セルP402との各々の電荷転送トランジスタM1のゲートN1の電圧VN1は、それぞれVdd、VV2となり、昇圧セルP202と逆流防止セルP402との各々の電荷転送トランジスタM1のゲートとソースとの間の電位差は、
(P202のVN1)−(VN202) = Vdd−VV1 = −α・Vdd
(P402のVN1)−(VPUMP) = VV2−VV3 = −α・Vdd
となり、昇圧セルP202と逆流防止セルP402との各々の電荷転送トランジスタM1が導通状態となって電荷転送状態になる。これにより、昇圧ステージST1の昇圧セルP102で昇圧された入出力端子N102の電荷は、昇圧ステージST2の昇圧セルP202を介して入出力端子N202へ転送される。また、昇圧ステージST3の昇圧セルP302で昇圧された入出力端子N302の電荷は、逆流防止回路ST4の逆流防止セルP402を介して昇圧回路100の出力端子に転送され、昇圧回路の出力電圧VPUMPを上昇させる。
更に、昇圧セル列L02の各昇圧ステージの入出力端子N102〜N302の電圧は、次列である昇圧セル列L03の同一段である各昇圧ステージにも供給される。これにより、昇圧セル列L03の昇圧セルP103,P303の各々のオンスイッチ・トランジスタM2が非導通状態となり、一方オフスイッチ・トランジスタM3が導通状態となる。これにより、時刻T2における昇圧セルP102,P302と同様に、昇圧セル列L03の昇圧セルP103,P303の各々の電荷転送トランジスタM1は非導通状態に設定される。
以上のように、時刻T3における昇圧セル列L02の昇圧セルP102,P302と同様の動作が、昇圧セル列L04の昇圧セルP204と逆流防止セルP404とにおいても実施される。簡単に説明すると、時刻T2に昇圧セル列L04の昇圧セルP204と逆流防止セルP404との各々の電荷転送トランジスタM1が非導通状態に設定された状態において、時刻T3で昇圧セルP204の入出力端子N204が昇圧される。電位が上昇した入出力端子N204の電荷は、次段である昇圧ステージST3の昇圧セルP304を介して入出力端子N304に転送される。更に、昇圧セルP204の入出力端子N104の電荷は、次列である昇圧セル列L01の昇圧セルP201に入力され、また、同様に逆流防止セルP404の入出力端子N304の電荷も、次列である昇圧セル列L01の逆流防止セルP401に入力される。これにより、昇圧セル列L01の昇圧セルP201と逆流防止セルP401との各々のオフスイッチ・トランジスタM3が導通状態に設定され、電荷転送トランジスタM1が非導通状態に設定される。
〔時刻T4〕
次に、時刻T4になると、クロック信号CLK1Bが「L」から「H」へ遷移する。これにより、昇圧セル列L03の昇圧ステージST1の昇圧セルP103と、昇圧ステージST3の昇圧セルP303との各々の入出力端子N103,N303の電圧VN103,VN303が昇圧される。このとき、昇圧セルP103,P303の各々の電荷転送トランジスタM1は、時刻T3において非導通状態に設定されているため、これまでと同様、これらの電荷転送トランジスタM1を介した電荷の逆流が発生することがないことは明らかである。
電位が上昇した昇圧セルP103の入出力端子N103の電荷は、次段である昇圧ステージST2の昇圧セルP203を介して入出力端子N203に転送され、昇圧セルP303の入出力端子N303の電荷は、次段である逆流防止回路ST4の逆流防止セルP403を介して昇圧回路100の出力端子に転送され、昇圧電圧VPUMPを上昇させる。更に、昇圧セル列L03の各昇圧ステージの入出力端子N103〜N303の電圧は、次列である昇圧セル列L04の同一段である各昇圧ステージにも供給される。これにより、昇圧セル列L04の昇圧セルP104,P304の各々のオンスイッチ・トランジスタM2が非導通状態となり、一方オフスイッチ・トランジスタM3が導通状態となる。これにより、時刻T3における昇圧セルP103,P303と同様に、昇圧セル列L04の昇圧セルP104,P304の各々の電荷転送トランジスタM1は非導通状態に設定される。
以上のように、時刻T4における昇圧セル列L03の昇圧セルP103,P303と同様の動作が、昇圧セル列L01の昇圧セルP201と逆流防止セルP401とにおいても実施される。簡単に説明すると、時刻T3に昇圧セル列L01の昇圧セルP201と逆流防止セルP401との各々の電荷転送トランジスタM1が非導通状態に設定された状態において、時刻T4で昇圧セルP201の入出力端子N201が昇圧される。電位が上昇した入出力端子N201の電荷は、次段である昇圧ステージST3の昇圧セルP301を介して入出力端子N301に転送される。更に、昇圧セルP201の入出力端子N101の電荷は、次列である昇圧セル列L02の昇圧セルP202に入力され、また、同様に逆流防止セルP401の入出力端子N301の電荷も、次列である昇圧セル列L02の逆流防止セルP402に入力される。これにより、昇圧セル列L02の昇圧セルP202と逆流防止セルP402との各々のオフスイッチ・トランジスタM3が導通状態に設定され、電荷転送トランジスタM1が非導通状態に設定される。
〔時刻T5〕
次に、時刻T5になると、クロック信号CLK2Bが「L」から「H」へ遷移する。これにより、昇圧セル列L04の昇圧ステージST1の昇圧セルP104と、昇圧ステージST3の昇圧セルP304との各々の入出力端子N104,N304の電圧VN104,VN304が昇圧される。このとき、昇圧セルP104,P304の各々の電荷転送トランジスタM1は、時刻T4において非導通状態に設定されているため、これまでと同様、これらの電荷転送トランジスタM1を介した電荷の逆流が発生することがないことは明らかである。
電位が上昇した昇圧セルP104の入出力端子N104の電荷は、次段である昇圧ステージST2の昇圧セルP204を介して入出力端子N204に転送され、昇圧セルP304の入出力端子N304の電荷は、次段である逆流防止回路ST4の逆流防止セルP404を介して昇圧回路100の出力端子に転送され、昇圧電圧VPUMPを上昇させる。更に、最終列である昇圧セル列L04の各昇圧ステージの入出力端子N104〜N304の電圧は、次列(先頭列)である昇圧セル列L01の同一段である各昇圧ステージにも供給される。これにより、昇圧セル列L01の昇圧セルP101,P301の各々のオンスイッチ・トランジスタM2が非導通状態となり、一方オフスイッチ・トランジスタM3が導通状態となる。これにより、時刻T4における昇圧セルP104,P304と同様に、昇圧セル列L01の昇圧セルP101,P301の各々の電荷転送トランジスタM1は非導通状態に設定される。
以上のように、時刻T5における昇圧セル列L04の昇圧セルP104,P304と同様の動作が、昇圧セル列L02の昇圧セルP202と逆流防止セルP402とにおいても実施される。簡単に説明すると、時刻T4に昇圧セル列L02の昇圧セルP202と逆流防止セルP402との各々の電荷転送トランジスタM1が非導通状態に設定された状態において、時刻T5で昇圧セルP202の入出力端子N202が昇圧される。電位が上昇した入出力端子N202の電荷は、次段である昇圧ステージST3の昇圧セルP302を介して入出力端子N302に転送される。更に、昇圧セルP202の入出力端子N102の電荷は、次列である昇圧セル列L03の昇圧セルP203に入力され、また、同様に逆流防止セルP402の入出力端子N302の電荷も、次列である昇圧セル列L03の逆流防止セルP403に入力される。これにより、昇圧セル列L03の昇圧セルP203と逆流防止セルP403との各々のオフスイッチ・トランジスタM3が導通状態に設定され、電荷転送トランジスタM1が非導通状態に設定される。
時刻T5に遷移することで、時刻T1と同様の状態に戻る。このようにして、昇圧動作が繰り返される。
さて、これまで昇圧回路100の動作に関して説明を行ってきた。以上より、各昇圧セルP101〜P104,P201〜P204,P301〜P304、逆流防止セルP401〜P404の全ては、時刻T1〜T4の動作を繰り返すことで昇圧動作を行い、動作対象となる昇圧セルは、昇圧動作前に電荷転送トランジスタM1を導通状態から非導通状態に遷移(昇圧準備状態)させ、その後昇圧を実施(昇圧状態)し、昇圧後に電荷を前段から後段に転送(電荷転送状態)して、昇圧準備状態に戻っていることが分かる。
したがって、1つの昇圧セルの昇圧準備状態、昇圧状態、電荷転送状態を説明することで、他の昇圧セル、逆流防止セルの動作を網羅することが可能である。
また、昇圧準備状態、昇圧状態、電荷転送状態における昇圧セル、あるいは逆流防止セルの端子電圧条件を明確にすることが可能であれば、端子電圧の条件が満たされていることを示すことで昇圧動作の実施が可能であることを示すことができる。
以上より、昇圧セル列L01の昇圧ステージST3の昇圧セルP301を代表として、図3と、図4(a)〜図4(d)とを用いて、昇圧準備状態、昇圧状態、電荷転送状態における昇圧セルへのクロック信号と各端子の電圧条件とを明らかにする。
まず、時刻T1において昇圧セルP301は、電荷転送トランジスタM1を導通状態から非導通状態に遷移させて、昇圧動作に備える必要がある。このときのクロック信号と各端子電圧とは、
クロック信号CLK1A=L
入力端子INPUT=VV2
出力端子OUTPUT=VV2
制御信号Sig=VV1(昇圧セルP304の入出力端子N204の電圧VN204)
ソース信号SourceN=VV1(昇圧セルP303の入出力端子N203の電圧VN203)
である。
これらより、クロック信号が「L」のとき、電荷転送トランジスタM1を非導通状態にするには、
1.オフスイッチ・トランジスタM3を導通状態にするために
V(制御信号Sig) ≦ V(OUTPUT)−|Vtm3|
2.オンスイッチ・トランジスタM2を非導通状態にするために
V(SourceN) ≧ V(Sig)− Vtm2
を満たせれば、電荷転送トランジスタM1のゲートとソースとの間をイコライズすることができる。ここで、Vtm2はオンスイッチ・トランジスタM2の閾値電圧、|Vtm3|はオフスイッチ・トランジスタM3の閾値電圧の絶対値である。
次に、時刻T2において昇圧セルP301は、電荷転送トランジスタM1を非導通状態に保持させて、昇圧動作を行う必要がある。このときのクロック信号と各端子電圧とは、
クロック信号CLK1A=H
入力端子INPUT=VV1
出力端子OUTPUT=VV3
制御信号Sig=VV1(昇圧セルP304の入出力端子N204の電圧VN204)
ソース信号SourceN=VV2(昇圧セルP303の入出力端子N203の電圧VN203)
である。
これらより、クロック信号が「H」のとき、電荷転送トランジスタM1を非導通状態にするには、
1.オフスイッチ・トランジスタM3を導通状態にするために
V(制御信号Sig) ≦ V(OUTPUT)−|Vtm3|
2.オンスイッチ・トランジスタM2を非導通状態にするために
V(SourceN) ≧ V(Sig)− Vtm2
を満たせれば、電荷転送トランジスタM1のゲートとソースとの間をイコライズすることができる。
次に、時刻T3において昇圧セルP301は、電荷転送トランジスタM1を非導通状態に保持させて、昇圧動作を保持する必要がある。このときのクロック信号と各端子電圧とは、
クロック信号CLK1A=H
入力端子INPUT=VV1
出力端子OUTPUT=VV3
制御信号Sig=VV2(昇圧セルP304の入出力端子N204の電圧VN204)
ソース信号SourceN=VV2(昇圧セルP302の入出力端子N202の電圧VN203)
である。
これらより、クロック信号が「H」のとき、電荷転送トランジスタM1を非導通状態にするには、
1.オフスイッチ・トランジスタM3を導通状態にするために
V(制御信号Sig) ≦ V(OUTPUT)−|Vtm3|
2.オンスイッチ・トランジスタM2を非導通状態にするために
V(SourceN) ≧ V(Sig)− Vtm2
を満たせれば、電荷転送トランジスタM1のゲートとソースとの間をイコライズすることができる。上記クロック信号が「H」のときの電圧条件は、時刻T2と同じ条件である。
最後に、時刻T4において昇圧セルP301は、電荷転送トランジスタM1を非導通状態から導通状態に遷移させて、入力端子INPUTから出力端子OUTPUTに電荷を転送する必要がある。このときのクロック信号と各端子電圧とは、
クロック信号CLK1A=L
入力端子INPUT=VV2
出力端子OUTPUT=VV2
制御信号Sig=VV2(昇圧セルP304の入出力端子N204の電圧VN204)
ソース信号SourceN=VV1(昇圧セルP303の入出力端子N203の電圧VN203)
である。
これらより、クロック信号が「L」のとき、電荷転送トランジスタM1を導通状態にするには、
1.オフスイッチ・トランジスタM3を非導通状態にするために
V(制御信号Sig) ≧ V(OUTPUT)−|Vtm3|
2.オンスイッチ・トランジスタM2を導通状態にするために
V(SourceN) ≦ V(Sig)− Vtm2
を満たせればよい。
以上より、昇圧セル、逆流防止セルの昇圧動作状態をまとめたものが図5である。昇圧動作状態としては、(1)昇圧準備状態、(2)昇圧状態、(3)電荷転送状態があり、クロック信号と各端子の条件は図5の通りである。
追記すべき条件として、次のような禁止条件と許可条件とがある。まず、各動作状態の遷移時における禁止条件として、ソース信号SourceNと出力端子OUTPUTとが短絡してしまい、電荷が後段から前段へ逆流する電圧条件がある。その条件は、
禁止条件:
V(SourceN) ≦ V(Siv)−Vtm2
かつ
V(Sig) ≦ V(OUTPUT)−|Vtm3|
である。
また、動作遷移時に、電荷転送トランジスタM1のゲートN1がHiz(ハイ・インピーダンス)状態となるが、後段の入出力端子から前段の入出力端子へと電荷の逆流が発生しない許容条件がある。その条件は、
許容条件:
V(SourceN) = V(Sig) = V(OUTPUT)
である。
以上より、動作対象となる昇圧セル、逆流防止セルのクロック信号に対して、V(Sig)、V(SourceN)は、上記条件を満たすものであれば、本実施形態でのV(Sig)、V(SourceN)の接続に限らず、昇圧動作において電荷転送トランジスタM1を介した電荷の逆流を防止できる効果が期待できる。
なお、昇圧セル、逆流防止セルの構成は一例であり、同様の機能を満たすものであればよく、昇圧ステージ数も3段に限らず任意でよい。また昇圧並列数も4並列を一例として取り上げているが、4並列以上であれば同様の効果が期待できる。
また、同一段に備えられた昇圧セルP201〜P204,P301〜P304、逆流防止セルP401〜P404は、それぞれオンスイッチ・トランジスタM2とオフスイッチ・トランジスタM3とで構成された状態制御部の制御端子が、他列の昇圧セルに接続されることでリング状の接続を形成している。ここで述べているリング状の接続とは、2段目の昇圧セルを例とすると、昇圧セルP204の入出力端子N104が昇圧セルP201の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP201の入出力端子N101が昇圧セルP202の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP202の入出力端子N102が昇圧セルP203の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP203の入出力端子N103が昇圧セルP204の状態制御部の制御端子に接続されることを示す。このように、論理的な接続をリング状接続としている。
また、図示はしないが、完全なリング状の接続でなくとも、他列の昇圧セルの入力端子電圧を用いて対象となる昇圧セルの電荷転送トランジスタを導通状態から非導通状態に設定し、その後、対象となる昇圧セルの昇圧動作を行う一連の動作を繰り返すことができる接続であれば、同様の効果を期待することができる。例えば、ある昇圧セルは1列前の昇圧セルの入力端子電圧により制御され、他の昇圧セルは2列前の昇圧セルの入力端子電圧により制御されても同様の効果を期待できる。
以降の実施形態では、昇圧準備状態、昇圧状態、電荷転送状態における昇圧セル、あるいは逆流防止セルの端子電圧条件を明確にし、端子電圧の条件が満たされていることを示すことで昇圧動作の実施が可能であることを示す。
<効果>
以上のように、4つのクロック信号を4並列(M=4)の昇圧セル列に適用し、K列目(1≦K≦M)の昇圧セルを同一段の(K−1)列目((K−1)=0のときは、(K−1)はM列目となる)の昇圧セルの入力端子に接続して、(K−1)列目の昇圧セルの入力端子の電圧に応じて、K列目の昇圧セルの出力端子の電圧と、約180度位相が異なって動作している他の昇圧セルの入力端子電圧とを切り替えて制御することで、複雑なクロックを使わずとも昇圧動作時に電荷転送トランジスタを非導通状態に設定することが可能となり、昇圧効率の低下を抑制することが可能となった。
また、昇圧セル、逆流防止セルに用いている電荷転送トランジスタM1をPチャネル型トランジスタによって構成することができるため、ツインウェルのCMOSプロセスに適用した場合にも、電荷転送トランジスタの基板バイアス効果を抑制することが可能であり、昇圧効率低下の抑制による昇圧回路面積の削減が可能である。
(第2の実施形態)
<構成>
図6は、本発明の第2の実施形態による昇圧回路200を示す。図6は、図1の昇圧回路100の3段目の昇圧ステージST3に相当する回路ブロックであり、昇圧回路100の昇圧ステージST3からの変更点として、昇圧セル列数を4並列から昇圧セル列L01〜L12の12並列に変更して、昇圧セルP301〜P312としている。それに伴い、昇圧セルP301〜P312の入出力端子N201〜N212,N301〜N312を備え、更に各昇圧セルP301〜P312はクロック信号CLK1A〜CLK6A,CLK1B〜CLK6Bに同期して昇圧動作を繰り返し、クロック信号CLK1Aに同期して昇圧動作を行う昇圧セル列を1列目(L01)とし、以降、クロック信号CLK2A〜CLK6Aに同期して昇圧動作を行う昇圧セル列を2〜6列目(L02〜L06)、クロック信号CLK1B〜CLK6Bに同期して昇圧動作を行う昇圧セル列を7〜12列目(L7〜L12)とする。なお、クロック信号CLK1AとCLK1Bは、相補的に振幅するクロック信号であり、同様にCLK2AとCLK2B、CLK3AとCLK3B、CLK4AとCLK4B、CLK5AとCLK5B、CLK6AとCLK6Bもそれぞれ相補的な関係にある。
図8は、12並列である昇圧回路200の動作波形である。なお、第1の実施形態で説明したように、複数の昇圧セル、逆流防止セルの動作状態は互いに同様であることから、ここではクロック信号CLK1Aに同期して昇圧動作を繰り返す昇圧セルP301を代表として、昇圧回路200の動作を説明する。ここで、図8の制御信号Sigは、CaseAが適用され、昇圧セル列L12の昇圧セルP312の入出力端子N212の電圧であり、ソース信号SourceNは、昇圧セル列L07の昇圧セルP307の入出力端子N207の電圧である。
なお、昇圧セル列がM列(M=12)である昇圧回路200のK列目(1≦K≦M)の昇圧セルは、(K−1)列目((K−1)=0のときは、(K−1)はM列目となる)に対応する昇圧セルP301〜P312の入出力端子N201〜N212に接続され、(K−1)列目の昇圧セルP301〜P312の入出力端子N201〜N212の電圧に応じて、K列目の昇圧セルの出力端子OUTPUTの電圧と、約180度位相が異なって動作しているKB列目(K≦M/2のときはKB=(M/2+K)、K>M/2のときはKB=(K−M/2))の昇圧セルの入力端子電圧とを切り替えて昇圧動作を行っている。
<動作>
第1の実施形態の図5に説明したように、図8の動作波形(制御信号:SigはCaseA)を用いて、クロック信号CLK1Aに同期している昇圧回路200の動作状態を昇圧準備状態、昇圧状態、電荷転送状態に分類することができる。
時刻Taにおいて、クロック信号CLK1A=L
V(制御信号Sig)=VV1 < V(OUTPUT)=VV2
V(SourceN)=VV1 = V(Sig)=VV1
であることから、時刻Taにおいて昇圧準備状態である。
次に、時刻Tbにおいて、CLK1A=H
V(制御信号Sig)=VV1 < V(OUTPUT)=VV3
V(SourceN)=VV2 > V(Sig)=VV1
であることから、時刻Tbにおいて昇圧状態である。
時刻Tgにおいて、クロック信号CLK6Bが「H」から「L」に遷移するが、
V(制御信号Sig)=VV2 < V(OUTPUT)=VV3
V(SourceN)=VV2 = V(Sig)=VV2
であることから、昇圧状態を保持する。
次に、時刻Thにおいて、クロック信号CLK1Aが「H」から「L」へ遷移し、
V(制御信号Sig)=VV2 = V(OUTPUT)=VV2
V(SourceN)=VV1 < V(Sig)=VV2
となって、電荷転送状態となる。
次に、時刻Tmになって、時刻Taと同じ状態である昇圧準備状態となる。
このとき、第1の実施形態で示した電荷転送時間が(クロック信号サイクル/4)であったのに対し、(クロック信号サイクル×5/12)と長くなり、電荷転送時間を長くすることができ、電荷転送トランジスタのレイアウトサイズの増大を抑制できる。
なお、昇圧セル列を12並列として説明を行ったが、第1の実施形態でも示した4並列以上であれば、同様の効果を期待できる。また、昇圧回路200の昇圧段数は3段に限らず任意でよい。
<効果>
昇圧セル列を増やすことによって、電荷転送時間を長くすることができ、電荷転送トランジスタのレイアウトサイズの増大を抑制できる。
(第3の実施形態)
<構成>
図7は、本発明の第3の実施形態による昇圧回路210を示す。図7は、図6の昇圧回路200の変形例であり、昇圧回路200からの変更点として、昇圧セルP301の制御信号Sigとして、クロック信号CLK2B(CLK2A)に同期して昇圧動作を繰り返す昇圧セル列L08の昇圧セルP308の入出力端子N208が接続されている(図8では、制御信号Sigにおいて、CaseBが適用される)。
また他の昇圧セルについても、M並列(M=12)から構成される昇圧セル列において、K列目(1≦K≦M)の昇圧セルは、A列前(A=M/2−1=5)であるKA列目((K−A)>0のとき、KA=(K−A)、(K−A)≦0のとき、KA=(M−|K−A|))の昇圧セルP301〜P312の入出力端子N201〜212の電圧に応じて、K列目の昇圧セルの出力端子OUTPUTの電圧と、約180度位相が異なって動作している昇圧セルの入力端子電圧とを切り替えて昇圧動作を行っている。
なお、第2の実施形態と同様、クロック信号CLK1Aに同期して昇圧動作を繰り返す昇圧セルP301を代表として、昇圧回路210の動作を説明する。
<動作>
第1の実施形態の図5に説明したように、図8の動作波形(制御信号:SigはCaseB)を用いて、クロック信号CLK1Aに同期している昇圧回路210の昇圧セルP301の動作状態を昇圧準備状態、昇圧状態、電荷転送状態に分類することができる。
時刻Taにおいて、クロック信号CLK1A=L
V(制御信号Sig)=VV1 < V(OUTPUT)=VV2
V(SourceN)=VV1 = V(Sig)=VV1
であることから、時刻Taにおいて昇圧準備状態である。
次に、時刻Tbにおいて、CLK1A=H
V(制御信号Sig)=VV1 < V(OUTPUT)=VV3
V(SourceN)=VV2 > V(Sig)=VV1
であることから、時刻Tbにおいて昇圧状態である。
時刻Tgにおいて、クロック信号CLK6Bが「H」から「L」に遷移するが、
V(制御信号Sig)=VV2 < V(OUTPUT)=VV3
V(SourceN)=VV2 = V(Sig)=VV2
であることから、昇圧状態を保持する。
次に、時刻Thにおいて、クロック信号CLK1Aが「H」から「L」へ遷移し、
V(制御信号Sig)=VV2 = V(OUTPUT)=VV2
V(SourceN)=VV1 < V(Sig)=VV2
となって、電荷転送状態となる。
次に、時刻Tmになって、時刻Taと同じ状態である昇圧準備状態となる。
これらより、電荷転送時間が(クロック信号サイクル×1/12)と短くなり、電荷転送時間が短くなっていることが分かる。
第2の実施形態及び第3の実施形態より、クロック信号CLK1Aに同期して昇圧動作を行う昇圧セルP301の制御信号Sigはクロック信号CLK6B〜CLK4B〜CLK2Bに同期して昇圧動作を行う昇圧セルP312〜P310〜P308の入力端子INPUTに接続することが可能であり、電荷転送時間を(クロック信号サイクル×1/12)から(クロック信号サイクル×5/12)まで調整可能であることを示している(第1の実施形態で示した昇圧セルの電圧条件を満たす)。
つまり、M並列(M≧4)から構成される昇圧セル列において、K列目(1≦K≦M)の昇圧セルは、A列前(1≦A≦M/2−1)であるKA列目((K−A)>0のときはKA=(K−A)、(K−A)≦0のときはKA=(M−|K−A|))の昇圧セルの入力端子INPUTの電圧に応じて、電荷転送トランジスタM1を制御することが可能であり、電荷転送時間を一定の制約の元で調整することが可能である。
昇圧セル列数Mが大きくなると、クロック信号間の時間差ΔTが小さくなり、昇圧準備状態から昇圧状態への遷移時間が短くなる。それによって、電荷転送トランジスタM1が十分に非導通状態に設定することが困難となる課題に対して、制御信号Sigを接続する昇圧セルの入力端子を任意に変更(Aを設定)することで、最適な昇圧準備状態の時間を設定し、かつ十分な電荷転送時間を設定して解決している。
なお、第3の実施形態のように、同一段に備えられた昇圧セルに備えている状態制御部の制御端子が、前列ではなく、数列前の昇圧セルの入力端子に接続された場合でも、第1の実施形態と同様に、リング状の接続を形成している。ここで述べているリング状の接続とは、3段目の昇圧セルを例とすると、昇圧セルP308の入出力端子N208が昇圧セルP301の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP309の入出力端子N209が昇圧セルP302の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP310の入出力端子N210が昇圧セルP303の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP311の入出力端子N211が昇圧セルP304の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP312の入出力端子N212が昇圧セルP305の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP301の入出力端子N201が昇圧セルP306の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP302の入出力端子N202が昇圧セルP307の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP303の入出力端子N203が昇圧セルP308の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP304の入出力端子N204が昇圧セルP309の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP305の入出力端子N205が昇圧セルP310の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP306の入出力端子N206が昇圧セルP311の状態制御部の制御端子に接続され、昇圧セルP307の入出力端子N207が昇圧セルP312の状態制御部の制御端子に接続されることを示す。
このように、状態制御部の制御端子を、論理的に数列前の昇圧セルの入力端子に接続し、その接続形状を繰り返した構成もリング状の接続とする。
<効果>
M並列(M≧4)から構成される昇圧セル列において、K列目の昇圧セルの制御信号SigをA列前(1≦A≦M/2−1)の昇圧セルの入力端子INPUTに接続することで、電荷転送トランジスタM1に対して、最適な昇圧準備状態の時間を設定し、かつ十分な電荷転送時間の調整を可能とする。
(第4の実施形態)
<構成>
図9は、本発明の第4の実施形態による昇圧回路220を示す。図9は、図6の昇圧回路200の変形例であり、昇圧回路200からの変更点として、昇圧セルP301のソース信号SourceNに、クロック信号CLK5Bに同期して昇圧動作を行う昇圧セル列L11の昇圧セルP311の入出力端子N211を接続している。
また、他の昇圧セルにおいても、M並列(M=12)から構成される昇圧セル列において、K列目(1≦K≦M)の昇圧セルのソース信号SourceNは、B列前(A<B≦M/2:Aは第3の実施形態に記載した値)であるKB列目((K−B)>0のときはKB=(K−B)、(K−B)≦0のときはKB=(M−|K−B|))の昇圧セルの入力端子INPUTに接続してもよい。昇圧回路220では、B=2列前を一例として説明する。
<動作>
第1の実施形態の図5で説明したように、図10の動作波形(ソース信号SourceNはCaseC)を用いて、クロック信号CLK1Aに同期している昇圧回路220の昇圧セルP301の動作状態を昇圧準備状態、昇圧状態、電荷転送状態に分類することができる。
なお、図10中のCaseAは、第2の実施形態で説明した昇圧回路200の動作波形である。
時刻Taにおいて、クロック信号CLK1A=L
V(制御信号Sig)=VV1 < V(OUTPUT)=VV2
V(SourceN)=VV1 = V(Sig)=VV1
であることから、時刻Taにおいて昇圧準備状態である。
次に、時刻Tbにおいて、CLK1A=H
V(制御信号Sig)=VV1 < V(OUTPUT)=VV3
V(SourceN)=VV1 = V(Sig)=VV1
であることから、時刻Tbにおいて昇圧状態である。
時刻Tfにおいて、クロック信号CLK5Bが「H」から「L」に遷移するが、
V(制御信号Sig)=VV1 < V(OUTPUT)=VV3
V(SourceN)=VV2 > V(Sig)=VV1
であることから、昇圧状態を保持する。
次に、時刻Thにおいて、クロック信号CLK1Aが「H」から「L」へ遷移し、
V(制御信号Sig)=VV2 = V(OUTPUT)=VV2
V(SourceN)=VV2 = V(Sig)=VV2
となって、電荷転送トランジスタM1のゲートN1がHizとなる。しかし、昇圧セルの後段から前段への電荷の逆流は発生しない。
次に、時刻Tlにおいて、クロック信号CLK5Bが「L」から「H」へ遷移し、
V(制御信号Sig)=VV2 = V(OUTPUT)=VV2
V(SourceN)=VV1 < V(Sig)=VV2
となって、電荷転送状態となる。
次に、時刻Tmになって、時刻Taと同じ状態である昇圧準備状態となる。
これらより、電荷転送状態前に、電荷転送トランジスタM1のゲートN1がHizとなる。しかし、電荷転送トランジスタM1を介した昇圧セルの後段から前段への電荷の逆流は発生しない
第2の実施形態及び第4の実施形態より、クロック信号CLK1Aに同期して昇圧動作を行う昇圧セルP301のソース信号SourceNはクロック信号CLK5B〜CLK3B〜CLK1Bに同期して昇圧動作を行う昇圧セルの入力端子INPUTに接続することが可能である(第1の実施形態で示した昇圧セルの電圧条件を満たす)。
クロック信号CLK5BはCLK1Aより2つ前の列の昇圧セル列を駆動させ、クロック信号CLK1BはCLK1Aより6つ前の列の昇圧セル列を駆動させる。上記CLK1Aからのクロック信号のずれ量をBとすると、CLK5BはA=2、CLK2B=6=M/2となる。
ここで、図5の電圧条件を守るために、ソース信号SourceNは制御信号Sigより1つ以上前の昇圧セル列に同期させることが必要となる。
以上より、M並列(M≧4)から構成される昇圧セル列において、K列目(1≦K≦M)の昇圧セルは、A列前(1≦A≦M/2−1)であるKA列目((K−A)>0のときはKA=(K−A)、(K−A)≦0のときはKA=(M−|K−A|))の昇圧セルの入力端子INPUTの電圧に応じて、K列目の昇圧セルの出力端子OUTPUTの電圧と、B列前(A+1≦B≦M/2)であるKB列目((K−B)>0のときはKB=(K−B)、(K−B)≦0のときは(M−|K−B|))の昇圧セルの入力端子INPUTの電圧を切り替えて昇圧動作を繰り返すことができる。
<効果>
M並列(M≧4)から構成される昇圧セル列において、K列目(1≦I≦M)の昇圧セルの昇圧動作に関して、電荷転送トランジスタを介した逆流を抑制して実施することができる。
(第5の実施形態)
以上の各実施形態についての説明において、例えば昇圧回路100は、電源電圧を受けて正電圧の昇圧電圧を生成するものであったが、図11のように、接地電圧を受けて負電圧の昇圧電圧を生成する昇圧回路300であってもよい。この場合、各実施形態において、昇圧回路を構成する各トランジスタの極性を逆極性にすることによって、負電圧の昇圧電圧を生成する昇圧回路を構成することができる。例えば、図2(a)〜図2(c)に示した昇圧セルP101〜P104,P201〜P204,P301〜P304と、逆流防止セルP401〜P404とを、図12(a)〜図12(c)のように構成すればよい。ここで、MN1〜MN4はそれぞれM1〜M4に対して逆導電型のトランジスタである。
図11のように構成することにより、図13に示すように、昇圧回路300において昇圧ステージST1の入出力端子電圧VNN101〜VNN104はVssと−VV1との間で振幅し、昇圧ステージST2の入出力端子電圧VNN201〜VNN204は−VV1と−VV2との間で振幅し、昇圧ステージST3の入出力端子電圧VNN301〜VNN304は−VV2と−VV3との間で振幅し、負昇圧回路の出力端子には−VV3の負昇圧電圧を生成することができる。電荷転送トランジスタMN1としてNチャネル型トランジスタを用いることで、Nチャネル型トランジスタのウェルバイアス制御が可能となり、電荷転送トランジスタMN1による昇圧効率の低下を抑制することが可能となる。
本発明にかかる昇圧回路は、2相昇圧回路で発生する電荷転送トランジスタを介した電荷の逆流を抑制できるため、不揮発性半導体記憶装置やCMOSプロセスでのアナログ回路特性改善のための電源発生回路等として有用である。また、DRAM等の揮発性半導体装置や液晶装置、携帯機器の電源回路等の用途にも応用できる。
100 昇圧回路
200,210,220 昇圧回路
300,900 昇圧回路
C1 昇圧容量
CLK1A〜CLK6A クロック信号
CLK1B〜CLK6B クロック信号
L01〜L12 昇圧セル列
M1,MN1 電荷転送トランジスタ
M2,MN2 オフスイッチ・トランジスタ
M3,MN3 オンスイッチ・トランジスタ
M4,MN4 ダイオード接続されたトランジスタ
P101〜P104 昇圧セル
P201〜P205 昇圧セル
P301〜P312 昇圧セル
P401〜P404 逆流防止セル
ST1〜ST3 昇圧ステージ
ST4 逆流防止回路

Claims (8)

  1. 位相の異なる複数のクロック信号に同期して昇圧動作を行うM並列(M≧4)かつL段(L≧2)の昇圧セルを有する昇圧回路であって、
    前記昇圧セルは、
    当該昇圧セルの出力端子に一端が接続され、当該昇圧セルに対応するクロック信号を他端に受ける昇圧容量と、
    当該昇圧セルの入力端子と出力端子との間に接続された電荷転送トランジスタとを備え、
    当該昇圧セルと同一段かつ他列のうち第1の列の昇圧セルの入力端子と、当該昇圧セルの電荷転送トランジスタを制御する状態制御部の制御端子とを接続し、以て同一段かつM並列の昇圧セルをリング状に接続したことを特徴とする昇圧回路。
  2. 位相の異なる複数のクロック信号に同期して昇圧動作を行うM並列(M≧4)かつL段(L≧2)の昇圧セルを有する昇圧回路であって、
    前記昇圧セルは、
    当該昇圧セルの出力端子に一端が接続され、当該昇圧セルに対応するクロック信号を他端に受ける昇圧容量と、
    当該昇圧セルの入力端子と出力端子との間に接続された電荷転送トランジスタと、
    当該昇圧セルと同一段かつ他列のうち第1の列の昇圧セルの入力端子電圧に応じて、当該昇圧セルと同一段かつ他列のうち第2の列の昇圧セルの入力端子電圧と、当該昇圧セルの出力端子電圧とを切り替えて当該昇圧セルの電荷転送トランジスタを制御する状態制御部とを備えたことを特徴とする昇圧回路。
  3. 請求項1又は2に記載の昇圧回路において、
    前記状態制御部は、前記第1の列の昇圧セルの入力端子に各々のゲートが接続され、かつ前記電荷転送トランジスタのゲートに各々のドレインが接続された第1導電型の第1のトランジスタ及び第2導電型の第2トランジスタを有し、
    前記第1のトランジスタのソースは前記第2の列の昇圧セルの入力端子に接続され、
    前記第2のトランジスタのソースは当該昇圧セルの出力端子に接続されていることを特徴とする昇圧回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の昇圧回路において、
    前記第1の列の昇圧セルは、K列目(1≦K≦M)、かつI段目(1≦I≦L)に備えられた当該昇圧セルに対してA列前(1≦A≦M/2−1:Aは自然数)であるKA列目((K−A)>0のときはKA=(K−A)、(K−A)≦0のときはKA=(M−|K−A|))に備えられていることを特徴とする昇圧回路。
  5. 請求項4記載の昇圧回路において、
    前記第2の列の昇圧セルは、K列目(1≦K≦M)、かつI段目(1≦I≦L)に備えられた当該昇圧セルに対してB列前(A+1≦B≦M/2:Bは自然数)であるKB列目((K−B)>0のときはKB=(K−B)、(K−B)≦0のときはKB=(M−|K−B|))に備えられていることを特徴とする昇圧回路。
  6. 位相の異なる複数のクロック信号に同期して昇圧動作を行うM並列(M≧4)かつL段(L≧2)の昇圧セルを有する昇圧回路であって、
    前記昇圧セルは、
    当該昇圧セルの出力端子に一端が接続され、当該昇圧セルに対応するクロック信号を他端に受ける昇圧容量と、
    当該昇圧セルの入力端子と出力端子との間に接続され、導通状態になると当該入力端子から当該出力端子へ電荷を転送する電荷転送トランジスタとを備え、
    当該昇圧セルと同一段かつ他列のうち第1の列の昇圧セルの入力端子電圧に応じて、当該昇圧セルの電荷転送トランジスタを非導通状態に設定した後、当該昇圧セルの昇圧動作が実施されることを特徴とする昇圧回路。
  7. 請求項6記載の昇圧回路において、
    前記第1の列の昇圧セルは、K列目(1≦K≦M)、かつI段目(1≦I≦L)に備えられた当該昇圧セルに対してA列前(1≦A≦M/2−1:Aは自然数)であるKA列目((K−A)>0のときはKA=(K−A)、(K−A)≦0のときはKA=(M−|K−A|))に備えられていることを特徴とする昇圧回路。
  8. 請求項6記載の昇圧回路において、
    当該昇圧セルの昇圧動作とは、当該昇圧セルの出力端子に一端が接続された前記昇圧容量を当該昇圧セルに対応するクロック信号によってポンピングすることであることを特徴とする昇圧回路。
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