以下、本発明に係るナビゲーション装置の実施形態について、図1乃至図7を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるナビゲーション装置7は、大別して、ナビゲーションメインユニット8と、このナビゲーションメインユニット8にそれぞれ接続されたGPSレシーバ10、自律航法センサ11、交通情報受信機12、操作部13、ディスプレイ14およびスピーカ15とによって構成されている。
GPSレシーバ10は、図示しないGPS衛星から配信されるGPS情報(時刻や軌道に関する情報)を受信し、受信したGPS情報をナビゲーションメインユニット8側に出力するようになっている。
自律航法センサ11は、自車の車速、加速度(角速度)および自車方位等を検出し、検出結果をナビゲーションメインユニット8側に出力するようになっている。この自律航法センサ11は、車速センサやジャイロセンサ等からなるものであってもよい。
交通情報受信機12は、交通情報の送信元(換言すれば、提供者)から送信された交通情報を受信し、受信した交通情報をナビゲーションメインユニット8側に出力するようになっている。なお、交通情報受信機12としては、例えば、米国での衛星ラジオを利用した交通情報のリアルタイム配信に対応した衛星ラジオ受信機、日本国内でのVICS(Vehicle Information and Communication System)(登録商標)による交通情報の提供に対応したビーコン受信機およびFM多重レシーバ、または、RDS/TMC(Radio Data System/Traffic Message Channel)に対応したラジオ受信機等を挙げることができる。
操作部13は、ナビゲーション装置7に対する種々の入力操作に用いられるようになっている。この操作部13は、リモコン、ディスプレイ14のタッチパネル、リニアエンコーダまたはロータリエンコーダ等であってもよい。
次に、ナビゲーションメインユニット8について詳述すると、図1に示すように、ナビゲーションメインユニット8は、システムバス16にそれぞれ接続されたナビCPU17、ハードディスクドライブ(HDD)18、フラッシュメモリ19、RAM20、ユーザインターフェース(I/F)21、画像インターフェース(I/F)22および音声インターフェース(I/F)23を有している。
ここで、ナビCPU17は、交通情報表示機能、自車位置検出機能、地図表示機能、経路探索機能、経路誘導機能および検索機能等のナビゲーション装置7の各種の機能を実行するようになっている。
また、ハードディスクドライブ18には、地図データが記憶されている。この地図データには、道路を示す道路データ、河川や緑地等の道路以外の地形を示す背景データ、経路探索用のデータ(道路ネットワークデータ等)および施設等の検索用のデータが含まれている。なお、道路データは、リンク、ノードおよび道路名称等をデータ構成要素としており、リンクおよびノードには、それぞれを識別するためのIDが付されている。
さらに、ハードディスクドライブ18には、ナビCPU17の実行プログラムが記憶されている。
さらにまた、フラッシュメモリ19には、ナビゲーション装置7の起動とともにナビCPU17によってハードディスクドライブ18から読み出されたナビCPU17の実行プログラムが格納されるようになっており、この格納された実行プログラムがナビCPU17によって適宜実行されることによって、ナビゲーション装置7の各種の機能が適宜実行されるようになっている。
また、RAM20は、ナビCPU17による処理結果等の各種のデータの一時的な保存等に用いられるようになっている。
さらに、ユーザインターフェース21、画像インターフェース22および音声インターフェース23には、操作部13、ディスプレイ14およびスピーカ15がそれぞれ接続されている。
次に、ナビCPU17について更に詳述すると、図2に示すように、ナビCPU17は、その機能ブロックの1つとしての自車位置検出部25を有しており、この自車位置検出部25には、GPSレシーバ10から出力されたGPS情報および自律航法センサ11から出力された検出結果が入力されるようになっている。そして、自車位置検出部25は、GPSレシーバ10側から入力されたGPS情報に基づいて、自車位置を絶対座標として検出する衛星航法を行うようになっている。また、自車位置検出部25は、自律航法センサ11側から入力された検出結果に基づいて、自車位置を前回の測位位置からの変化分である相対位置として検出する自律航法を行うようになっている。さらに、自車位置検出部25は、ハードディスクドライブ18に記憶されている地図データを用いることによって、衛星航法または自律航法によって検出された自車位置を地図データにおける該当する道路上の位置に補正するマップマッチング処理を行うようになっている。そして、自車位置検出部25は、マップマッチング処理が適正に行われた場合には、マップマッチング処理後の自車位置を最終的な検出結果とするようになっている。
また、図2に示すように、ナビCPU17は、その機能ブロックの1つとしての目的地設定部26を有している。この目的地設定部26は、ナビゲーションの目的地を設定するための各種の操作画面をディスプレイ14に表示した上で、この表示された操作画面に対する操作部13を用いたユーザの入力操作に応じた目的地を設定するようになっている。
さらに、図2に示すように、ナビCPU17は、その機能ブロックの1つとしての経路探索部27を有している。この経路探索部27は、ハードディスクドライブ18に記憶されている地図データに基づいて、自車位置検出部25によって検出された自車位置から目的地設定部26によって設定された目的地までの予め設定された経路探索条件に応じた最適経路を探索するようになっている。経路探索条件は、デフォルトで設定されているものであってもよいし、ユーザが操作部13を用いた入力操作によって設定したものであってもよい。そして、経路探索部27は、探索された最適経路を、ディスプレイ14への表示によってユーザに提示するようになっている。
さらにまた、図2に示すように、ナビCPU17は、その機能ブロックの1つとしての経路誘導部28を有している。この経路誘導部28は、経路探索部27によって提示された最適経路を誘導経路に設定するための操作部13を用いた入力操作が行われると、この最適経路を誘導経路に設定するようになっている。誘導経路の設定は、例えば、誘導経路に関する情報(リンク、ノードおよび目的地等)をRAM20等に保存することによって行うようにしてもよい。そして、経路誘導部28は、誘導経路の設定の後に、設定された誘導経路にしたがった経路誘導を開始するようになっている。経路誘導は、交差点拡大図をディスプレイ14に表示することや、スピーカ15を介して交差点右左折案内用の音声を出力すること等によって行われるようになっている。
そして、図2に示すように、ナビCPU17は、その機能ブロックの1つとして、交通情報取得手段としての交通情報取得部30を有しており、この交通情報取得部30には、交通情報受信機12から出力された交通情報が入力されるようになっている。
交通情報取得部30は、交通情報受信機12を介して、経路誘導部28によって設定された誘導経路上における自車位置前方の交通情報(換言すれば、誘導経路上における自車が未通過の地点もしくは区間において発生した交通状況に該当する交通情報)を取得可能とされている。
このような誘導経路上の自車位置前方の交通情報を取得するための具体的な構成の一例としては、まず、交通情報取得部30が、交通情報受信機12から入力された交通情報から、これに含まれる交通情報に対応付けられたリンクIDを抽出するようにする。また、このとき、交通情報取得部30が、RAM20等に保存された誘導経路に関する情報から、誘導経路を構成する各リンクのリンクIDを抽出するようにする。次いで、交通情報取得部30が、交通情報から抽出されたリンクIDと、誘導経路に関する情報から抽出されたリンクIDとを比較することによって、交通情報の中から、誘導経路を構成するリンクのリンクIDに該当する交通情報を絞り込むようにする。そして、絞り込まれた交通情報の中から、更に、自車位置検出部25の検出結果に基づいて、自車位置が未通過の地点もしくは区間に該当するとみなされる交通情報を、誘導経路上の自車位置前方の交通情報として絞り込む。
ただし、本発明は、このような構成に限定されるものではなく、例えば、交通情報取得部30が、誘導経路における自車位置前方の経路を構成するリンクのリンクIDを交通情報の送信元に通信を介して送信し、これに応答して、交通情報の送信元が、交通情報取得部30から送信されたリンクIDのみに該当する交通情報をナビゲーション装置7に返信するようにしてもよい。
そして、交通情報取得部30は、このようにして取得した誘導経路上における自車位置前方の交通情報を、後述する交通情報リストの表示に用いるためにRAM20等に保存すればよい。あるいは、交通情報取得部30は、交通情報受信機12から入力された交通情報の全てをRAM20に保存し、その際に、誘導経路上における自車位置前方の交通情報のみにフラグ「1」を設定し、他の交通情報にフラグ「0」を設定することによって、誘導経路上における自車位置前方の交通情報を識別可能な状態に保存してもよい。
また、図2に示すように、ナビCPU17は、その機能ブロックの1つとして、リスト表示処理手段としてのリスト表示処理部31を有している。
このリスト表示処理部31は、交通情報取得部30によって取得された誘導経路上の自車位置前方の交通情報に基づいて、この交通情報を示すリスト(以下、交通情報リストと称する)を生成し、生成された交通情報リストをディスプレイ14に表示するようになっている。
また、リスト表示処理部31は、交通情報リストとして、誘導経路上の自車位置前方の渋滞情報を示す第1の領域と、誘導経路上の自車位置前方の規制情報を示す第2の領域とが並列されたリストを表示するようになっている。なお、第1の領域および第2の領域は、リストを含む画面上に実際に表示されるものでなく、画面内における渋滞情報または規制情報を示す画面範囲(換言すれば座標範囲)としてリスト表示処理部31が画面上に内部処理的に設定もしくは認識したものであってもよい。
さらに、この交通情報リストは、第2の領域に示される規制情報の少なくとも1つが、当該規制情報と同一画面上において第1の領域に示される渋滞情報との間で、該当する交通状況(渋滞または規制の別を問わない交通状況)の発生位置の誘導経路に沿った配列順が互いに連続的となるような関係を有するリストとされている。
さらにまた、リスト表示処理部31は、交通情報リストとして、第1の領域に以下の項目(1)の渋滞情報を示すとともに、(1)の渋滞情報と同一画面上において第2の領域に以下の項目(2)の規制情報を示す第1の表示態様のリスト(以下、第1の交通情報リストと称する)を表示可能とされている。(1)および(2)の各項目は、次の通りである。
(1)誘導経路上の自車位置前方の渋滞情報における同一画面上に収まる所定数(換言すれば、最大表示件数)以下の渋滞情報であって、該当する渋滞の発生位置の誘導経路に沿った配列順が自車位置側から目的地側に向かって数えて第a番目から第a+b番目までの渋滞情報。ただし、aは、誘導経路上の自車位置前方の渋滞の発生位置の総数以下の自然数である(以下同様)。また、bは、0≦b≦当該所定数−1を満足する整数である。なお、同一画面上に表示することができる渋滞情報の最大表示件数としては、交通情報リストを表示するアプリケーションに応じて種々の値を選択することができる。
(2)誘導経路上の自車位置前方の規制情報であって、該当する規制の発生位置が、(1)の渋滞情報のうちの任意の1つに該当する渋滞の発生位置と(1)の渋滞情報のうちの前記任意の1つに対して前記配列順が連番となる他の1つの渋滞情報に該当する渋滞の発生位置との間に挟まれる規制情報。また、このような規制情報の代わりに、もしくは、このような規制情報とともに表示される誘導経路上の規制情報であって、(1)の渋滞情報のうちの該当する渋滞の発生位置が最も目的地側となる1つに対して目的地側において直近の交通情報となる規制情報。
また、リスト表示処理部31は、交通情報リストとして、第2の領域に以下の項目(3)の規制情報を示すとともに、(3)の規制情報と同一画面上において第1の領域に以下の項目(4)の渋滞情報を示す第2の表示態様のリスト(以下、第2の交通情報リストと称する)を表示可能とされている。(3)および(4)の各項目は、次の通りである。
(3)誘導経路上の自車位置前方の規制情報における同一画面上に収まる所定数(換言すれば、最大表示件数)以下の規制情報であって、該当する規制の発生位置の誘導経路に沿った配列順が自車位置側から目的地側に向かって数えて第c番目から第c+d番目までの規制情報。ただし、cは、誘導経路上の自車位置前方の規制の発生位置の総数以下の自然数である(以下同様)。また、dは、0≦d≦当該所定数−1を満足する整数である(以下同様)。なお、同一画面上に表示することができる規制情報の最大表示件数としては、交通情報リストを表示するアプリケーションに応じて種々の値を選択することができる。
(4)誘導経路上の自車位置前方の渋滞情報における同一画面上に収まる所定数(換言すれば、最大表示件数)以下の渋滞情報であって、該当する渋滞の発生位置の誘導経路に沿った配列順が自車位置側から目的地側に向かって数えて第e番目から第e+f番目までとなり、かつ、第e番目の渋滞の発生位置に該当する渋滞情報に対して第c番目の規制の発生位置に該当する規制情報が、目的地側において直近の交通情報となるような渋滞情報。ただし、eは、誘導経路上の自車位置前方の渋滞の発生位置の総数以下の自然数である(以下同様)。また、fは、0≦f≦当該所定数−1を満足する整数である。
なお、リスト表示処理部31は、誘導経路上の自車位置前方の交通状況の発生位置の配列順を、交通情報に対応付けられたリンクID(すなわち、誘導経路を構成するリンクのリンクID)の誘導経路上における並び順その他の交通情報に含まれる情報に基づいて把握すればよい。
さらに、リスト表示処理部31は、第1の交通情報リストとして、第1の領域が選択されていることを示すカーソルを含む交通情報リストを表示するようになっている。
さらにまた、リスト表示処理部31は、第2の交通情報リストとして、第2の領域が選択されていることを示すカーソルを含む交通情報リストを表示するようになっている。
また、本実施形態においては、操作部13が操作手段としての機能を有している。すなわち、操作部13は、第1の交通情報リストの表示状態において、第1の領域を選択しているカーソルを第2の領域側へと移動させる第1の操作を行うことが可能とされている。また、操作部13は、第2の交通情報リストの表示状態において、第2の領域を選択しているカーソルを第1の領域側へと移動させる第2の操作を行うことが可能とされている。さらに、操作部13は、第1の交通情報リストの表示状態において、項目(1)の渋滞情報を変更するための第3の操作を行うことが可能とされている。さらにまた、操作部13は、第2の交通情報リストの表示状態において、項目(3)の規制情報を変更するための第4の操作を行うことが可能とされている。
そして、本実施形態において、リスト表示処理部31は、第1〜第4の操作にしたがって、交通情報リストの表示態様を変更するようになっている。すなわち、リスト表示処理部31は、第1の操作にしたがって、第1の交通情報リストから第2の交通情報リストへと表示を切り替えるようになっている。また、リスト表示処理部31は、第2の操作にしたがって、第2の交通情報リストから第1の交通情報リストへと表示を切り替えるようになっている。なお、リスト表示処理部31は、交通情報リストの表示の指示を受け付ける操作画面に対して操作部13を用いた交通情報リストの表示の指示が行われた後に、最初に第1の交通情報リストを表示し、この後の第1の操作にしたがって第2の交通情報リストに表示を切り替えるようにしてもよい。さらに、リスト表示処理部31は、第3の操作にしたがって、項目(1)の渋滞情報を変更するとともに、項目(2)の規制情報を変更後の項目(1)の渋滞情報に対応するように変更するようになっている。さらにまた、リスト表示処理部31は、第4の操作にしたがって、項目(3)の規制情報を変更するとともに、項目(4)の渋滞情報を変更後の項目(3)の規制情報に対応するように変更するようになっている。
さらに、本実施形態において、リスト表示処理部31は、第1の交通情報リストを表示する際に、第1の領域に示される渋滞情報の配置位置と、第2の領域に示される規制情報の配置位置とを、該当する交通状況の発生位置の誘導経路に沿った配列順を反映した位置に設定可能とされている。すなわち、リスト表示処理部31は、第1の交通情報リストを表示する際に、第1の領域と第2の領域とを画面上における第1の方向に間隔を設けて並列配置(設定)するようになっている。また、このとき、リスト表示処理部31は、第1の領域に項目(1)の渋滞情報として複数の渋滞情報を示す場合には、これら複数の渋滞情報を、画面上における第1の方向に直交する第2の方向に沿って該当する渋滞の発生位置の誘導経路に沿った配列順にしたがって整列させるようになっている。そして、このとき、リスト表示処理部31は、第2の領域に、項目(2)の規制情報として、該当する規制の発生位置が、前記複数の渋滞情報のうちの第1の渋滞情報に該当する渋滞の発生位置と、前記複数の渋滞情報のうちの第2の渋滞情報に該当する渋滞の発生位置との間に挟まれる規制情報を表示する場合には、この規制情報を、第2の方向における第1の渋滞情報の配置位置と第2の渋滞情報の配置位置との中間位置に相当する位置に配置するようになっている。ただし、第2の渋滞情報は、第1の渋滞情報に対して前記配列順が連番となる渋滞情報である。
さらにまた、本実施形態において、リスト表示処理部31は、第2の交通情報リストを表示する際に、第2の領域に示される特定の規制情報の配置位置と、第1の領域に示される渋滞情報の配置位置とを、該当する交通状況の発生位置の誘導経路に沿った配列順を反映した位置に設定するようになっている。すなわち、リスト表示処理部31は、第2の交通情報リストを表示する際にも、第1の交通情報リストの場合と同様に、第1の領域と第2の領域とを画面上における第1の方向に間隔を設けて並列配置(設定)するようになっている。また、このとき、リスト表示処理部31は、第1の領域に項目(4)の渋滞情報として複数の渋滞情報を示す場合には、これら複数の渋滞情報を、画面上における第1の方向に直交する第2の方向に沿って、該当する渋滞の発生位置の誘導経路に沿った配列順にしたがって整列させるようになっている。そして、このとき、リスト表示処理部31は、第c番目の規制の発生位置に該当する規制情報を、第2の方向における第e番目の渋滞の発生位置に該当する渋滞情報の配置位置と第e+1番目の渋滞の発生位置に該当する渋滞情報の配置位置との中間位置に相当する位置に配置するようになっている。
次に、このようなリスト表示処理部31による具体的な交通情報リストの表示例について説明する。なお、以下の表示例に示す交通情報リストを表示するための前提条件として、経路誘導部28は、経路探索部27によって探索された目的地までの最適経路を誘導経路として既に設定しており、この設定された誘導経路にしたがった経路誘導を開始しているものとする。なお、このとき、経路探索部27によって探索された最適経路は、交通情報を加味した最適経路であってもよい。
更なる前提条件として、リスト表示処理部31は、操作部13から交通情報リストの表示の指示を受けているものとする。この表示の指示は、例えば、リスト表示処理部31が、経路誘導の開始後に、交通情報リストの表示の指示を受け付ける操作画面をディスプレイ14に表示し、この表示された操作画面に対する操作部13の操作によって行われるものであってもよい。この操作画面は、誘導経路上における自車位置前方の交通情報が更新される度に表示されるようにしてもよい。
更なる前提条件として、交通情報取得部30は、経路誘導の開始後に、既に、図3に示すような誘導経路上の自車位置前方の一連の交通情報を取得しているものとする。
ここで、図3には、誘導経路上の自車位置前方の交通情報として、図3における上側から下側に向かって整列された複数の交通情報が示されている。また、図3の交通情報のうち、アルファベットが付された交通情報は、誘導経路上の自車位置前方の渋滞情報を示し、数字が付された交通情報は、誘導経路上の自車位置前方の規制情報を示している。
図3における交通情報の配列順は、該当する交通状況の発生位置の誘導経路に沿った配列順にそのまましたがっている。
すなわち、図3において、「A」の渋滞情報は、図3中の各渋滞情報のうち、該当する渋滞の発生位置が自車位置に最も近い渋滞情報となる。逆に、「L」の渋滞情報は、図3中の各渋滞情報のうち、該当する渋滞の発生位置が目的地に最も近い渋滞情報となる。また、図3において、「1」の規制情報は、図3中の各規制情報のうち、該当する規制の発生位置が自車位置に最も近い規制情報となっている。逆に、「3」の規制情報は、図3中の各規制情報のうち、該当する規制の発生位置が目的地に最も近い規制情報となっている。
さらに、図3において、例えば、「A」〜「C」の各渋滞情報は、該当する渋滞情報の発生位置の誘導経路に沿った配列順が連番となる一連の渋滞情報ということができる。具体的には、「A」の渋滞情報は、自車位置側から数えて第1番目の渋滞情報、「B」の渋滞情報は第2番目の渋滞情報、「C」の渋滞情報は第3番目の渋滞情報となる。
さらにまた、図3において、例えば、「B」の渋滞情報、「1」の規制情報および「C」の渋滞情報は、該当する交通状況の発生位置の誘導経路に沿った配列順が連番となる一連の交通情報ということができる。具体的には、「B」の渋滞情報は、自車位置側から数えて第2番目の交通情報、「1」の規制情報は第3番目の交通情報(規制情報としては第1番目)、「C」の渋滞情報は第4番目の交通情報(渋滞情報としては第3番目)となる。
図3の各交通情報には、該当する交通状況の種類、発生位置(通り名等)、渋滞の距離(渋滞情報の場合)、渋滞区間における走行速度(渋滞情報の場合)、規制の内容(規制情報の場合)および該当する交通状況の発生位置の自車位置からの距離等が含まれており、各交通情報は、リンクIDに対応付けられている。
そして、このような前提条件の下で、リスト表示処理部31は、まず、図4のステップ1−1(ST1−1)に示すような交通情報リスト画面35をディスプレイ14に表示する。
ここで、ステップ1−1(ST1−1)の交通情報リスト画面35には、第1の交通情報リストとして、第1の領域36と第2の領域37とが第1の方向としての図4における横方向に間隔を設けて並列配置されたリストが含まれている。ただし、第1の領域36および第2の領域37は、画面35上に実際に表示されているものではなく、渋滞情報および規制情報を表示する画面範囲としてリスト表示処理部31が画面35に対して内部処理的に設定したものである。なお、図4においては、便宜上、第1の領域36が破線の想像線で、第2の領域37が一点鎖線の想像線でそれぞれ示されている。
また、ステップ1−1(ST1−1)において、第1の領域36には、項目(1)の渋滞情報として、図3の説明で述べた「A」〜「C」の一連の3つの渋滞情報を示す項目(以下、渋滞情報項目と称する)38が含まれている。なお、図4において、各渋滞情報項目38には、便宜上、図3中の渋滞情報と同一の渋滞情報を示すものに図3と同一のアルファベットが付されている。
ステップ1−1(ST1−1)に示すように、各渋滞情報項目38は、第2の方向としての図4における縦方向に整列されている。これら各渋滞情報項目38の整列順は、図3での渋滞情報の配列順にしたがっており、「A」の渋滞情報項目38が、第1の領域36の最も上端側(先頭)に配置され、「C」の渋滞情報項目38が、第1の領域36の最も下端側(末尾)に配置されている。
また、ステップ1−1(ST1−1)において、第2の領域37には、項目(2)の規制情報として、図3の説明で述べた「1」の規制情報を示す項目(以下、規制情報項目と称する)39が含まれている。なお、図4において、規制情報項目39には、便宜上、図3中の規制情報と同一の規制情報を示すものに図3と同一の数字が付されている。
ステップ1−1(ST1−1)に示すように、「1」の規制情報項目39は、その画面35の縦方向における配置位置が、「B」の渋滞情報の配置位置と「C」の渋滞情報の配置位置との中間位置に設定されている。
さらにまた、ステップ1−1(ST1−1)において、交通情報リスト画面35には、第1の領域36が選択されていることを示す第1のカーソル40と、第1の領域36に含まれている渋滞情報項目38のうちの最も自車位置側の渋滞情報項目38を指示する第2のカーソル41とが含まれている。
なお、ステップ1−1(ST1−1)においては、同一画面35上において第1の領域36に示すことができる渋滞情報の最大表示件数が所定数としての3件に限られている。したがって、ステップ1−1(ST1−1)においては、最大表示件数の渋滞情報が示されていることになる。また、ステップ1−1(ST1−1)においては、同一画面35上において第2の領域37に示すことができる規制情報の最大表示件数が所定数としての3件に限られている。したがって、ステップ1−1(ST1−1)においては、最大表示件数未満の規制情報が示されていることになる。さらに、ステップ1−1(ST1−1)では、項目(1)の説明で述べたa、bの各値が、それぞれa=1、b=2となっている。
また、図示はしないが、渋滞情報項目38および規制情報項目39には、各項目38、39に該当する交通情報が渋滞情報または規制情報であることを示すロゴマーク(図8参照)、該当する交通状況の発生位置(通り名等)、渋滞の距離(渋滞情報の場合)、渋滞区間における走行速度(渋滞情報の場合)、規制の内容(規制情報の場合)および該当する交通状況の発生位置の自車位置からの距離等が記述されている。
そして、このようなステップ1−1(ST1−1)の交通情報リスト画面35が表示されることにより、ユーザは、第2の領域37に相当する画面35の右半部を見ることによって誘導経路上の規制情報を即時に確認することができる。また、このとき、ユーザは、渋滞情報項目38の配置位置と規制情報項目39の配置位置とを比較することによって、「1」の規制情報に該当する規制が、「B」の渋滞情報に該当する渋滞の発生位置と「C」の渋滞情報に該当する渋滞の発生位置との間の位置で発生していることを迅速に把握することができる。さらに、このとき、ユーザは、「A」、「B」の渋滞情報に該当する渋滞の原因が、「1」の規制情報に該当する規制であることを容易に予測することができる。
次いで、ステップ1−1(ST1−1)の交通情報リスト画面35に対して、ユーザが、操作部13を用いた第1の操作を行ったとする。
この第1の操作は、例えば、操作部13として図5に示すようなジョイキー43を備えたリモコンを用いて行うことができる。ここで、図5のジョイキー43は、上方向キー43a、下方向キー43b、右方向キー43cおよび左方向キー43dを有している。このようなジョイキー43を備えたリモコンは、交通情報リスト画面35の表示状態において、各方向キー43a〜dを押し下げることによって、押し下げられた方向キー43a〜dに対応する画面操作信号をリスト表示処理部31に送信するようになっている。リスト表示処理部31は、リモコンから送信された画面操作号にしたがって、交通情報リスト画面35の内容を変更するようになっている。なお、ジョイキー43の操作にともなう交通情報リスト画面35の操作には、公知のリモコンによる画面操作方法を適用すればよい。
そして、このようなジョイキー43を備えたリモコンを用いる場合、第1の操作は、ステップ1−1(ST1−1)の交通情報リスト画面35の表示状態において、右方向キー43cを1回押し下げることによって行うことができる。
このようにして第1の操作が行われると、リスト表示処理部31は、図4のステップ2−1(ST2−1)に示すような交通情報リスト画面35に表示を切り替える。
ここで、ステップ2−1(ST2−1)の交通情報リスト画面35には、第2の交通情報リストとして、ステップ1−1(ST1−1)と同様に、第1の領域36と第2の領域37とが図4における横方向に間隔を設けて並列されたリストが含まれている。
また、ステップ2−1(ST2−1)において、第2の領域37には、項目(3)の規制情報として、図3の説明で述べた「1」〜「3」の一連の3つの規制情報を示す3つの規制情報項目39が含まれている。ステップ2−1(ST2−1)に示すように、各規制情報項目39は、図4における縦方向に整列されている。これら各規制情報項目39の整列順は、図3での規制情報の配列順にしたがっており、「1」の規制情報項目39が第2の領域37の最も上端側に配置され、「3」の規制情報項目39が第2の領域37の最も下端側に配置されている。
さらに、ステップ2−1(ST2−1)において、第1の領域36には、項目(4)の渋滞情報として、図3の説明で述べた「B」〜「D」の一連の3つの渋滞情報を示す3つの渋滞情報項目38が含まれている。ステップ2−1(ST2−1)に示すように、各渋滞情報項目38は、図4における縦方向に整列されている。これら各渋滞情報項目38の整列順は、図3での渋滞情報の配列順にしたがっており、「B」の渋滞情報項目38が、第1の領域36の最も上端側に配置され、「D」の渋滞情報項目38が、第1の領域36の最も下端側に配置されている。
さらにまた、ステップ2−1(ST2−1)に示すように、3つの規制情報項目39のうち、最も上側(自車位置側)の「1」の規制情報項目39は、その画面35の縦方向における配置位置が、「B」の渋滞情報の配置位置と「C」の渋滞情報の配置位置との中間位置に設定されている。
また、ステップ2−1(ST2−1)においては、最も上側の「1」の規制情報項目39が第2のカーソル41によって指定されている。
なお、ステップ2−1(ST2−1)において、第1の領域36に示すことができる渋滞情報の最大表示件数、第2の領域37に示すことができる規制情報の最大表示件数は、ステップ1−1(ST1−1)と同様(3件)である。また、各項目38、39に記述されている具体的な内容については、ステップ1−1(ST1−1)の説明で述べた内容と同様である。さらに、ステップ2−1(ST2−1)では、項目(3)、(4)の説明で述べたc、d、e、fの各値が、それぞれc=1、d=2、e=2、f=2となっている。
そして、このようなステップ2−1(ST2−1)の交通情報リスト画面35が表示されることにより、ユーザは、第2の領域37に相当する画面35の右半部を見ることによって、誘導経路上の規制情報を即時に確認することができる。また、このとき、ユーザは、渋滞情報項目38の配置位置と規制情報項目39の配置位置とを比較することによって、「1」の規制情報に該当する規制が、「B」の渋滞情報に該当する渋滞の発生位置と「C」の渋滞情報に該当する渋滞の発生位置との間の位置で発生していることを迅速に把握することができる。
なお、ステップ2−1(ST2−1)の交通情報リスト画面35の表示状態において、ユーザが操作部13を用いて第2の操作を行うと、リスト表示処理部31は、図6に示すような交通情報リスト画面35を表示することになる。この第2の操作は、例えば、ジョイキー43の左方向キー43dを一回押し下げることによって行うことができる。
一方、ステップ1−1(ST1−1)の交通情報リスト画面35の表示状態において、ユーザが操作部13を用いて第3の操作を行うと、リスト表示処理部31は、第1の領域36に示される項目(1)の渋滞情報の内容を変更する。具体的には、渋滞情報項目38に示される図3の渋滞情報を、1回の第3の操作ごとに1つの渋滞情報項目38ずつ目的地側または自車位置側の渋滞情報へとシフトさせる。ただし、ステップ1−1(ST1−1)においては、第1の領域36の先頭に、図3中の渋滞情報のうちの自車位置に最も近い「A」の渋滞情報が表示されているので、ここでの第3の操作は、目的地側の渋滞情報に向かう操作に限定される。この第3の操作は、例えば、ジョイキー43の下方向キー43bを1回押し下げることによって行うことができる。
また、第3の操作が行われた際に、リスト表示処理部31は、第2の領域37に示される項目(2)の規制情報の内容を、第3の操作による変更後の項目(1)の渋滞情報の内容に対応するように変更する。
そして、このようにして、目的地側の渋滞情報に向かう第3の操作が続けて4回行われると、ディスプレイ14には、図4のステップ1−2(ST1−2)に示すような第1の交通情報リストを含む交通情報リスト画面35が表示されることになる。
ステップ1−2(ST1−2)において、第1の領域36には、図3の説明で述べた「E」〜「G」の一連の3つの渋滞情報を示す3つの渋滞情報項目38が含まれている。また、第2の領域37には、図3の説明で述べた「2」の規制情報を示す規制情報項目39が含まれている。さらに、ステップ1−2(ST1−2)においては、第1の領域36の先頭に配置されるようになった「E」の渋滞情報項目38が第2のカーソル41によって指定されている。このステップ1−2(ST1−2)では、項目(1)の説明で述べたa、bの各値は、それぞれa=5、b=2となっている。
次いで、ステップ1−2(ST1−2)から、目的地側の渋滞情報に向かう第3の操作が更に1回行われると、図4のステップ1−3(ST1−3)に示すような交通情報リスト画面35が表示されることになる。なお、ステップ1−3(ST1−3)において、第2の領域37に示されている「3」の規制情報は、第1の領域36に示されている「H」の渋滞情報に対して目的地側において直近の交通情報となる(図3参照)。このステップ1−3(ST1−3)においては、項目(1)の説明で述べたa、bの各値が、それぞれa=6、b=2となっている。
さらに、本実施形態においては、前述したステップ2−1(ST2−1)の交通情報リスト画面35の表示状態において、ユーザが操作部13を用いて第4の操作を行うと、リスト表示処理部31は、第2の領域37に示される項目(3)の規制情報の内容を変更する。具体的には、規制情報項目39に示される図3の規制情報を、1回の第4の操作ごとに1つの規制情報項目39ずつ目的地側または自車位置側の規制情報へとシフトさせる。ただし、ステップ2−1(ST2−1)においては、第2の領域37の先頭に、図3中の規制情報のうちの自車位置に最も近い「1」の規制情報が表示されているので、ここでの第4の操作は、目的地側の規制情報に向かう操作に限定される。この第4の操作は、例えば、ジョイキー43の下方向キー43bを1回押し下げることによって行うことができる。
また、第4の操作が行われた際に、リスト表示処理部31は、第1の領域36に示される項目(4)の渋滞情報の内容を、第4の操作による変更後の項目(3)の規制情報の内容に対応するように変更する。
そして、このようにして、目的地側の規制情報に向かう第4の操作が1回行われると、ディスプレイ14には、図4のステップ2−2(ST2−2)に示すような第2の交通情報リストを含む交通情報リスト画面35が表示されることになる。
ステップ2−2(ST2−2)において、第2の領域37には、図3の説明で述べた「2」および「3」の規制情報を示す2つの規制情報項目39が含まれている。また、このとき、第1の領域36には、図3の説明で述べた「E」〜「G」の一連の3つの渋滞情報を示す3つの渋滞情報項目38が含まれている。
さらに、ステップ2−2(ST2−2)においては、第2の領域37内における最も上側に配置されるようになった「2」の規制情報項目39が第2のカーソル41によって指定されている。このステップ2−2(ST2−2)では、項目(3)、(4)の説明で述べたc、d、e、fの値が、それぞれc=2、d=1、e=5、f=2となっている。なお、仮に、図3で示した交通情報の中に、「3」の規制情報よりも目的地側の規制情報が存在する場合には、この規制情報を示す項目が、ステップ2−2(ST2−2)において第2の領域46の最下段に表示されることになる。
次いで、ステップ2−2(ST2−2)から、目的地側の規制情報に向かう第4の操作が更に1回行われると、図4のステップ2−3(ST2−3)に示すような交通情報リスト画面35が表示されることになる。このステップ2−3(ST2−3)では、項目(3)、(4)の説明で述べたc、d、e、fの値が、それぞれc=3、d=0、e=8、f=2となっている。
なお、図4においては、ステップ1−2(ST1−2)の交通情報リスト画面35の表示状態において第1の操作を行うと、このステップ1−2(ST1−2)において示されている「2」の規制情報を規制情報リストの先頭とするステップ2−2(ST2−2)の交通情報リスト画面35に遷移することができる。また、この逆も然りで、ステップ2−2(ST2−2)の交通情報リスト画面35の表示状態において第2の操作を行うと、このステップ2−2(ST2−2)において示されている「E」〜「G」の渋滞情報を渋滞情報リストとするステップ1−2(ST1−2)の交通情報リスト画面35に遷移することができる。
また、ステップ1−3(ST1−3)の交通情報リスト画面35の表示状態において第1の操作を行うと、ステップ2−3(ST2−3)の交通情報リスト画面35が表示されることになる。逆に、ステップ2−3(ST2−3)の交通情報リスト画面35の表示状態において第2の操作を行うと、図7に示す交通情報リスト画面35が表示されることになる。
そして、このような第3の操作または第4の操作にともなう画面遷移により、第1の領域36に示される渋滞情報または第2の領域37に示される規制情報の一方の変更操作に、他方の交通情報の内容を追従させることができるので、同一画面35上において第1の領域36に示される渋滞情報と第2の領域37に示される規制情報との位置的な関連性を常に確保することができる。この結果、ユーザは、第3の操作または第4の操作によって交通情報リスト画面35が変更された場合においても、変更後の交通情報リスト画面35に示される渋滞の原因となった規制を直ちに確認することができる。
本実施形態のより具体的な適用例としては、リスト表示処理部31が、図4において第2のカーソル41によって指定されている項目38、39に対する操作部13による決定操作を受け付けるようにする。この決定操作は、例えば、前述したジョイキー43に決定操作の機能を持たせてもよいし、あるいは、ジョイキー43とは別の決定キーの押し下げによって実現するようにしてもよい。
そして、経路探索部27が、決定操作が行われた項目38、39に該当する交通状況(渋滞または規制)を回避する最適経路(以下、迂回経路と称する)を探索し、探索された迂回経路を現在の誘導経路に代わる新たな誘導経路の候補としてユーザに提示するようにする。
さらに、経路誘導部28が、ユーザ操作にともなって、経路探索部27によって提示された迂回経路を新たな誘導経路に設定し、設定された新たな誘導経路にしたがった経路誘導を開始するようにする。
以上述べたように、本発明によれば、渋滞情報と規制情報とを互いに並列された第1の領域36または第2の領域37に個別に表示することができるとともに、同一画面35上において各領域36、37に示される渋滞情報または規制情報を、該当する交通状況(渋滞または規制)の発生位置の誘導経路に沿った配列順が互いに連続的となるような情報にすることができる。この結果、規制情報を簡便に確認することができるとともに、規制と渋滞との因果関係を容易に把握することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限度において、種々の変更が可能である。