JP5377928B2 - パック電池 - Google Patents

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Description

本発明は、パック電池に関し、特に内蔵される安全部品の特性変動を抑制するための技術に関する。
近年、携帯電話機などのモバイル機器の普及に伴って、電源としてのパック電池が多く用いられるようになっている。従来技術に係るパック電池の構成について、図6を用い説明する。図6では、パック電池の構成の内、コアパックの構成を示す展開斜視図である。
図6に示すように、コアパックには、素電池910と、これに取り付けられるPTC(Positive Temperature Coefficient)素子950および保護回路940などとから構成される。素電池910は、扁平角型形状の外観を有し、封口蓋910aに負極端子910bが設けられている。ここで、素電池910においては、封口蓋910aと負極端子910bとは絶縁されており、封口蓋910aが正極端子となる。
PTC素子950は、素子本体951と、Y軸方向両側に延出された素子リード952、953とから構成されている。PTC素子950は、素子リード952が素電池910の負極端子910bに接続されている。PTC素子950のもう一方の素子リード953は、先端部分がX軸方向に曲折され、当該先端部分で保護回路940における基板944の導電ランドに接続されている。なお、素電池910の封口板910aとPTC素子950の素子本体951および素子リード953との間には、互いの間の絶縁を図る目的で絶縁板960が介挿されている。
素電池910の封口板910aには、接続リード970が接続され、接続リード970の先端部分がX軸方向に曲折され、当該先端部分で保護回路940の基板944の導電ランドに接続されている。
保護回路940は、Y軸方向に細長い基板944と、基板944に実装された電子部品943および外部端子941、および外部端子941の一部を覆うカバー942などとから構成されている。
パック電池は、図6に示すコアパックと、コアパックに対してインサート成形により形成されるトップモールディングおよびボトムモールディングと、さらには素電池910の主面910cなどを覆う外装ラベルなどとにより構成される。
特開2003−17022号公報 特開2003−282036号公報 特開2003−346747号公報
しかしながら、従来のパック電池では、充電時に素電池910が膨れ、この膨れの影響により、素電池910の負極端子910bに接続されたPTC素子950の素子本体951に歪が生じ、素子特性が変動してしまう場合がある。素電池910の膨れとPTC素子950の特性変動との関係について、図7を用い説明する。図7では、図6に示すコアパックのB部分を示している。
図7に示すように、素電池910は、充電により外装缶の主面910cが紙面に垂直な方向に膨れる。充電時における素電池の膨れは、例えば、リチウムイオン二次電池の場合、充電により正極から負極に対してリチウムイオンが移動し、このイオン移動に伴い、正極におけるリチウムコバルト酸化物の結晶の膨張、および負極カーボンの膨張が生じ、電極体の体積膨張を生じることによるものである。
充電時における素電池910の膨れにより、封口蓋910aは、二点鎖線で示すラインL3のように撓む。ここで、パック電池では、図7などでは図示を省略しているトップモールディングが、素電池910の封口蓋910a、PTC素子950および保護回路940などを覆う状態で形成されており、封口蓋910aの上記撓みに連動して、保護回路940における基板944もラインL4のように撓むことになる。
上記のように素電池910の封口蓋910aおよび保護回路940の基板944がラインL3,L4のように撓むとき、その間のC部分も撓みが生じることになる。そして、従来のパック電池では、素電池910の負極端子910bと保護回路940の基板944との間に架設状態で配設されているPTC素子950の素子本体951に歪を生じ、素子特性が変化してしまうことがある。このようなPTC素子950などの安全素子の特性変動は、パック電池の制御(品質の安定)という観点から問題を有する。
なお、近年では、パック電池に対して小型化・軽量化が求められており、保護回路940の基板944の板厚などは一層薄くなる傾向にあり、上記のような問題は一層深刻なものとなってくることが考えられる。
本発明は、上記問題を解決しようとなされたものであって、小型化・軽量化を図りながら、充電時に素電池の膨れが生じた場合にも、安全素子の特性変動を抑えることができるパック電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次のような構成を採用することとする。
本発明に係るパック電池は、素電池と安全素子と保護回路とを主な要素として構成されている。
素電池は、一端面に正負極の少なくとも一方の端子が形成されている。
安全素子は、素子本体とこれより延出された2つのリードとからなる。そして、2つのリードの内の一方が、素電池における素電池の一端面に形成された一方の端子に電気的に接続されている。
保護回路は、安全素子におけるもう一方のリードに対して電気的に接続されている。
安全素子および保護回路は、素電池の一端面に対し、この順に配されている。
本発明に係るパック電池では、少なくとも素子本体と素電池の一端面との間に、充電時における素電池の変形に起因する応力を緩衝する緩衝部材が介挿されている、ことを特徴とする。
なお、上記において、安全素子とは、PTC素子の他に、NTC(Negative Temperature Coefficient)素子などの感熱素子、さらには他の電池制御に用いられる種々の素子などを指している。
また、本発明に係るパック電池の緩衝部材は、上記従来技術に係るパック電池の絶縁板960とは異なり、上記応力に対する緩衝効果を有するものである。即ち、上記従来のパック電池の絶縁板960は、重量および容積の低減のため、薄いシート状のものが用いられており、上記応力に対する緩衝効果を有するものではない。これに対して、本発明に係るパック電池の緩衝部材は、上記応力を緩衝する機械的強度を有するものである。
上記のように、本発明に係るパック電池では、安全素子が、その素子本体に対し、緩衝部材が介挿された状態で素電池の一端面上に配されている。ここで、緩衝部材は、上記のように素子本体に対して付加されており、素電池の変形に伴う応力を緩衝するものである。即ち、本発明に係るパック電池では、図6に示す従来技術に係るパック電池のように、素電池の封口蓋と保護回路との間に無防備に安全素子を配するのではなく、素子本体と素電池の一端面との間に緩衝部材を介挿させ、これによって素電池の変形に伴う応力が素子本体に影響を及ぼすのを抑制している。
本発明に係るパック電池では、上記構成を採用することにより、充電により素電池が膨れ、封口蓋(一端面)が弓状に撓んだ場合にも、この撓みに起因して素子本体に掛る応力が、緩衝部材で緩衝されて素子本体に直接影響し難くなるので、安全素子の素子本体に生じる歪応力が低減される。よって、本発明に係るパック電池では、充電時の素電池の変形に起因して、安全素子の素子特性が変化することを抑制することができる。このような構成は、保護回路における基板の板厚が薄肉化される場合には、一層効果的となる。
従って、本発明に係るパック電池では、小型化・軽量化を図りながら、素電池の膨れが生じた場合にも、安全素子の特性変動を抑えることができ、高い品質安定性を有する。
上記本発明に係るパック電池では、次のようなバリエーションを採用することができる。
上記本発明に係るパック電池では、緩衝部材として、安全素子における素子本体の形状に相当する凹部を有する形態のもの(例えば、浅皿状ケースやチャネル状ケースなど)を採用することができ、この凹部が開口が素電池の一端面とは反対側を向くように配しておくことができる。この場合においては、安全素子の素子本体を緩衝部材の凹部内に収納しておく。なお、このような形状の緩衝部材では、凹部の周囲部分がリブとなり、このリブが曲げ応力に対する剛性の向上をことができる。
また、上記本発明に係るパック電池では、緩衝部材における凹部の開口が、安全素子の素子本体が凹部内に収納された状態で、蓋体によって塞がれている、という構成を採用することができる。このような構成を採用することによって、より確実な素子本体の保護を図ることができる。
また、上記本発明に係るパック電池では、素電池の一端面と、安全素子および保護回路とが、樹脂モールドにより被覆されている、という構成を採用することができる。
以下では、本発明を実施するための最良の形態について、一例を示して説明する。なお、以下の説明で用いる実施の形態は、本発明の構成および作用・効果を分かりやすく説明するために用いる一例であって、 本発明は、その本質的部分以外に何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[実施の形態1]
1.パック電池1の外観構成
実施の形態1に係るパック電池1の外観構成について、図1を用い説明する。
図1に示すように、パック電池1は、素電池10を構成要素に含むコアパック5を備える。コアパック5は、X軸方向左側の端部がトップモールディング20により被覆され、X軸方向右側の端部がボトムモールディング21により被覆されている。パック電池1は、素電池10の外周面が、外装ラベル30により被覆されている。
トップモールディング20には、3つの窓部20aが形成されており、それぞれの内方において外部端子41が露出している。
トップモールディング20は、低温成形法またはホットメルティング法と呼ばれる周知の方法を用い形成され、コアパック5およびトップモールディング20に相当する空間を有する金型に、コアパック5を載置し、溶融した樹脂を注入して、トップモールディング20をインサート成型している。
2.コアパック5の構成
コアパック5の構成について、図2を用い説明する。
図2に示すように、コアパック5が有する素電池10は、X軸方向およびY軸方向の長さおよび幅に比べて、Z軸方向の高さが低い扁平角型形状の外観を有し、X軸方向左下側の封口蓋(封口板)10aには、負極端子10bが凸設されている。ここで、封口蓋10aと負極端子10bとは、電気的に絶縁されており、封口蓋10aが正極端子となる。
素電池10における負極端子10bには、安全素子50の素子リード52が接続されている。安全素子50は、例えば、PTC素子であって、ブロック状の素子本体51と、その両端からY軸方向に延設された素子リード52、53とから構成されている。
安全素子50は、素子ホルダー60が介挿された状態で、素電池10における封口蓋10a上に配されている。素子ホルダー60は、絶縁性を有する材料、例えば、樹脂材料から構成されており、安全素子50における素子本体51の形状に対応する凹部60aを有し、凹部60aのZ軸両側を囲むようにリブ状の側壁60bが形成されている。 安全素子50の素子本体51は、素子ホルダー60の凹部60a内に挿入され、その底側面に当接している。なお、素子ホルダー60における側壁60bは、相対的に高さの高い部分60b1と高さの低い部分60b2とからなる。
安全素子50のもう一方の素子リード53は、その先端部分がX軸方向手前側に曲折されてL字状となっており、当該先端部分で保護回路40の基板44に設けられた導電ランド(図示を省略。)に接続されている。
素電池10の封口蓋10aには、Y軸方向左奥の部分に接続リード70が接続されている。接続リード70は、先端部分がX軸方向に曲折されてL字状となっており、当該先端部分で保護回路40の基板44に設けられた導電ランド(図示を省略。)に接続されている。
保護回路40は、基板44上に、コネクターとしての外部端子41とこれを被覆するカバー42、さらには電子部品43などが載置されている。保護回路40における基板44は、Y−Z方向における形状が、素電池10の封口蓋10aの形状に対応しており、間に安全素子50や接続リード70、および素子ホルダー60を挟んだ状態で、対向配置される。
3.パック電池1の優位性
上記のような構成を有するパック電池1が有する優位性について、図3を用い説明する。図3では、パック電池1の構成中、コアパック5の要部を示す側面図である。
パック電池1は、その使用において充電が実行された場合に、素電池10における極板(図示を省略。)が膨れる。これに伴い、図3に示すように、コアパック5においては、素電池10の主面10cが紙面に垂直する方向に膨れることになる。
素電池10の主面10cが膨れる場合、封口蓋10aは、ラインL1のように撓むことになる。即ち、封口蓋10aは、相対的に剛性が弱いY軸方向の中央部分が、X軸下側に向けて弓状に撓む。このように封口蓋10aがラインL1のように撓む場合には、保護回路40の基板44についても、ラインL2のように撓む。これは、図3では図示を省略しているが、封口蓋10aから保護回路40の基板44までの間には、トップモールディング20の樹脂部が入り込んでおり、この樹脂部が封口蓋10aの撓みによる応力を基板44に伝達することになる。
ここで、上述のように、従来技術に係るパック電池では、素電池910の膨れによる封口蓋910aの撓みが、安全素子であるPTC素子950の素子本体951に歪を生じさせ、これによってPTC素子950の素子特性の変動を生じることになっていた。具体的には、上記のように歪が生じたとき、PTC素子950の動作温度(動作温度のトリップ時において、抵抗が大きくなる)において、歪んだ樹脂がPTC素子950のトリップ時の素子膨張を妨げるため、本来のPTC素子950の動作温度が本来の値に対して異なることがある。
これに対して、本実施の形態に係るパック電池1では、安全素子50の素子本体51が、素子ホルダー60の凹部60a(図2を参照。)内に収納されている。ここで、凹部60aの構造、および側壁60bの構造等により、素子ホルダー60の剛性および強度は高くなっている。このため、封口蓋10aの撓みに基づく応力は、直接安全素子50の素子本体51に掛らず、あるいは低減され、安全素子50の素子特性が変動し難い。即ち、パック電池1では、充電時に素電池10が膨れる場合にも、安全素子50における素子特性の安定を図ることができ、高い品質安定性を有する。即ち、上述のような従来技術に係るパック電池のようなPTC素子の動作温度が本来の値と異なるという問題の発生を抑えることができる。
なお、本実施の形態に係るパック電池では、素子ホルダー60が単なる平板状をしたものではなく、凹部60aの二側方をリブ状の側壁60b(部分60b1および部分60b2)で囲まれたチャネル状体(あるいは、上面が省略された箱状体)としているので、素子本体51の面の曲げ応力に抗するための緩衝部材として、より効果的である。即ち、単なる平板とするよりも、図2のX軸方向に立設された側壁60bを備えることで、X軸方向への曲げ応力に対する強度が高い。
[実施の形態2]
実施の形態2に係るパック電池2の構成について、図4を用い説明する。なお、図4では、上記実施の形態1に係るパック電池1との差異を説明するために、安全素子50とその周辺要素だけを抜きだして描いている。図示しない部分については、上記実施の形態1に係るパック電池1と構成が共通である。
図4に示すように、本実施の形態に係るパック電池2は、コアパック6を有し、コアパック6は、安全素子50が素子ホルダー61と素子カバー62との間に形成される空間内に収納されている。具体的には、素子ホルダー61は、上記パック電池1における素子ホルダー60と同様に、安全素子50における素子本体51に対応する形状の凹部61aを有し、凹部61aに対しZ軸方向上下にリブ状の側壁61bが形成されている。
安全素子50の素子本体51は、素子ホルダー61の凹部61a内に収納される。そして、本実施の形態に係るパック電池では、素子ホルダー61の凹部61a内に収納された状態の安全素子50の素子本体51に対し、素子カバー62により覆われる構成を有する。
素子カバー62は、安全素子50の素子本体51に当接する部分が溝状に凹んでおり(溝部62a)、そのZ軸方向上下がリブ状の側壁62bで囲まれている。素子カバー62は、Z軸方向幅が素子ホルダー61と略同一になっており、素子カバー62の側壁62bの端面が、素子ホルダー61の側壁61bの端面に当接する。
他の構成については、上記実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
本実施の形態に係るパック電池2では、安全素子50の素子本体51が、素子ホルダー61と素子カバー62とによりZ軸方向の両側が覆われている。これによって、本実施の形態に係るパック電池2では、上記実施の形態1に係るパック電池1よりも、さらに安全素子50の素子特性の変動を抑制することができる。即ち、素電池10の膨れに起因して封口蓋10aが弓状に撓んだ場合において、安全素子50の素子本体51への応力は、封口蓋10aに対向する面に対してだけではなく、間に充填されているトップモールディング20(図1を参照。)の樹脂部を通して、反対側の面に対しても回り込むように影響を及ぼすことが考えられる。
これに対して、本実施の形態に係るパック電池2では、素子カバー62を設けているので、上記のような保護回路40(図2を参照。)に対向する面への応力の影響を防ぐことができる。
従って、本実施の形態に係るパック電池2では、上記実施の形態1に係るパック電池1にも増して、充電時における素電池10の膨れに起因する安全素子50の素子特性の変動を効果的に抑制することができる。
[実施の形態3]
実施の形態3に係るパック電池3の構成について、図5を用い説明する。なお、図5では、上記実施の形態1,2に係るパック電池1,2との差異を説明するために、安全素子50とその周辺要素だけを抜きだして描いている。図示しない部分については、上記実施の形態1,2に係るパック電池1,2と構成が共通である。
図5に示すように、本実施の形態に係るパック電池3のコアパック7では、上記実施の形態1,2に係るパック電池1,2に対し、素子ホルダー63の形状が異なる。具体的には、本実施の形態に係るコアパック7の素子ホルダー63は、側壁63bの上面が面一となっており、PTC素子50における素子本体51は、両側壁63bの間に形成される溝部分に収納されている。
なお、図5に示すように、PTC素子50の素子本体51は、その上面(X軸方向左側の面)が、素子ホルダー63における側壁63bの上面よりも、やや封口蓋10aに近い側へと配されている。即ち、PTC素子50の素子本体51と素子ホルダー63とをZ軸方向から見るときには、PTC素子50の素子本体51は、素子ホルダー63の側壁63bにより全体が隠れる状態となっている。
本実施の形態に係るパック電池3では、素子ホルダー63の側壁63bを、その上面が面一となるように形成しているので、素子本体51に対しその側方から加わる応力も、素子ホルダー63により効果的に緩衝することができる。
[その他の事項]
上記実施の形態1〜3では、素電池10の封口蓋10a、安全素子50および保護回路40が低温樹脂成型によるモールディング(トップモールディング)20により被覆された構成を採用したが、モールディングにより上記箇所が被覆された形態のパック電池でなくても、素子ホルダー60,61,63の採用により、素子特性の変動を抑えるという効果を得ることはできる。即ち、素電池10の封口蓋10aと安全素子50等との間に樹脂部が介挿されず、空間である場合にあっても、素子リード52,53を介して応力が伝達されるが、素子ホルダー60,61,63は少なくとも素子本体51への圧力緩衝という役割を果たす。
また、上記実施の形態1〜3では、各々一つの素電池10を内蔵するパック電池1,2,3を一例として用いたが、複数の素電池を内蔵するタイプのパック電池にも本発明に係る構成を適用することで、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態1〜3では、素子本体51が収納される凹部60a,61aを有するチャネル状の素子ホルダー60,61,63を採用したが、単なる平板状の素子ホルダーとすることもできる。この場合には、上記素子ホルダー60,61,63よりも機械的強度は少し低下するものの、従来技術に係るパック電池に比べて、素子特性の変動を抑えることができる。
また、上記実施の形態1〜3では、素電池10として扁平角型形状の外観を有するリチウムイオン二次電池を採用したが、素電池の形状および種類はこれに限定を受けるものではない。例えば、形状については、円筒型やガム型、種類についてはニッケルカドミウム二次電池やニッケル水素二次電池などを採用することもできる。
また、上記実施の形態1〜3では、素子ホルダー60,61,63や素子カバー62として、絶縁性を有する樹脂材料からなるものを採用したが、構成材料はこれに限定されない。例えば、金属板の表面に絶縁処理を施したもの等を採用することもできる。
さらに、上記実施の形態1および実施の形態2では、安全素子50の一例として、PTC素子が採用されるとしたが、これ以外にも安全素子として安全素子とは、PTC素子の他に、NTC素子や温度ヒューズ素子などの感熱素子、さらには他の電池制御に用いられる種々の素子を採用することができる。
本発明は、モバイル機器の電源などとして、高い信頼性を有するパック電池を実現するのに有用である。
実施の形態1に係るパック電池1の外観を示す展開斜視図である。 パック電池1におけるコアパック5の構成を示す展開斜視図である。 パック電池1における要部を示す側面図である。 実施の形態2に係るパック電池2におけるコアパック6の要部を示す斜視図である。 実施の形態3に係るパック電池3におけるコアパック7の要部を示す斜視図である。 従来技術に係るパック電池のコアパックの構成を示す展開斜視図である。 従来技術に係るコアパックの要部を示す側面図である。
符号の説明
1,2,3.パック電池
5,6,7.コアパック
10.素電池
20.トップモールディング
21.ボトムモールディング
30.外装ラベル
40.保護回路
41.外部端子
42.カバー
43.電子部品
44.基板本体
50.安全素子
51.素子本体
52,53.素子リード
60,61,63.素子ホルダー
62.素子カバー
70.接続リード

Claims (3)

  1. 一端面に正負極の少なくとも一方の端子が形成されてなる素電池と、
    素子本体とこれより延出された2つのリードとからなり、一方のリードが前記一方の端子に電気的に接続されている安全素子と、
    前記安全素子の他方のリードに対し電気的に接続されている保護回路とを有するパック電池であって、
    前記安全素子と前記保護回路とは、前記素電池の一端面上に、この順に配されており、
    少なくとも前記素子本体と前記一端面との間には、充電時における前記素電池の変形に起因する応力を緩衝する緩衝部材が介挿されており、
    前記緩衝部材は、上面が省略された箱状体とし、
    前記一端面と、前記安全素子および前記保護回路とは、樹脂モールドにより被覆されている
    ことを特徴とするパック電池。
  2. 前記緩衝部材は、前記安全素子の素子本体の形状に相当する凹部を有しており、当該凹部開口が前記一端面とは反対側を向くように配されており、
    前記安全素子の素子本体は、前記緩衝部材の凹部内に収納されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のパック電池。
  3. 前記緩衝部材における凹部開口は、前記安全素子の素子本体が前記凹部内に収納された状態で、蓋体によって塞がれている
    ことを特徴とする請求項2に記載のパック電池。
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