JP2007323875A - トップカバー、電池パック及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の実装領域を狭小化することなく、高エネルギー化や小型軽量化を促進し得る電池パック用のトップカバー、これを用いた電池パック及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】基板41とPTC素子42を有し、非水電解質二次電池を収納した電池パックの保護回路が配されるトップ側に接合されるトップカバーである。
PTC素子42を保持するPTC素子ホルダー43と、PTC素子ホルダー43を基板41に固定するタブ44,44’と、クッション材45と、基板、PTC素子、PTC素子ホルダーなどを包囲する樹脂体50と、を備える。PTC素子ホルダー43が空間保持部43sとPTC素子搭載部43mを有する。PTC素子搭載部43mの一部がPTC素子42を収容するPTC素子収容部43pを構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、トップカバー及びこれを用いた電池パックに係り、更に詳細には、非水電解質二次電池の電池パックを形成するのに用いられるトップカバー、並びに電池パック及びその製造方法に関する。
近年、カメラ一体型ビデオテープレコーダ、携帯電話及び携帯用コンピュータ等のポータブル電子機器が数多く登場し、その小型、軽量化が図られている。これに伴い、これらのポータブル電源として用いられる電池パックについても、高エネルギー化や小型、軽量化が求められている。
ところで、このような電池パックおいて、2次的な保安を目的とした部品として、温度ヒューズや正特性サーミスタ(以下、「PTC」と略す)が用いられており、これらの部品は、電池パックの二次電池本体が発熱した際に切断するか又は電気抵抗が上昇し、電流を遮断する機能を果たす。
従来、PTCやヒューズを基板に実装した常温作動型二次電池装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−243941号公報
しかしながら、かかる従来の基板実装形式の電池パックにあっては、PTCなどが基板の実装領域を狭小化してしまうことは不可避であり、この結果、上述の電池パックの高エネルギー化や小型軽量化の要請には十分に対応できなくなるという問題があった。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、基板の実装領域を狭小化することなく、高エネルギー化や小型軽量化を促進し得る電池パック用のトップカバー、これを用いた電池パック及びその製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、PTCを基板の実装領域から排除し、所定の構造を採用することなどにより、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の電池パック用トップカバーは、基板とPTC素子を有し、非水電解質二次電池を収納した電池パックの保護回路が配されるトップ側に接合されるトップカバーにおいて、
上記基板上に載置され、上記PTC素子を保持するPTC素子ホルダーと、
上記基板と接合するとともに上記PTC素子ホルダーと係合して、このPTC素子ホルダーを上記基板に固定するタブと、
上記PTC素子に載置されるクッション材と、
上記基板、上記PTC素子、上記PTC素子ホルダー、上記タブ及び上記クッション材を包囲して当該トップカバーの外形を構成する樹脂体と、を備え、
上記PTC素子ホルダーが、上記基板との空間を確保する空間保持部と、この空間保持部によって上記基板と離間されたPTC素子搭載部と、を有し、
上記PTC素子搭載部の一部が、上記PTC素子を収容するPTC素子収容部を構成している、ことを特徴とする。
また、本発明の電池パック用トップカバーの好適形態は、上記PTC素子収容部が、略矩形の底面と、この矩形底面のうちの1〜3辺から立設された1〜3個の立壁と、を有することを特徴とする。
更に、本発明の電池パックは、正極と負極とをセパレータを介して巻回して成る電池素子と、この電池素子を包装する外装材を有し、上記正極と負極の電極端子を外部に導出したまま、上記電池素子の周囲に沿って上記外装材を封止して成る非水電解質二次電池と、
この非水電解質二次電池と対象機器とを電気接続する接続端子、及びこの非水電解質二次電池を電池的に保護する保護回路を有する基板と、を備える電池パックにおいて、
上記保護回路が配される電池パックのトップ側に接合され、PTC素子を有するトップカバーを備え、
このトップカバーが、上記基板上に載置され、上記PTC素子を保持するPTC素子ホルダーと、
上記基板と接合するとともに上記PTC素子ホルダーと係合して、このPTC素子ホルダーを上記基板に固定するタブと、
上記PTC素子に載置されるクッション材と、
上記基板、上記PTC素子、上記PTC素子ホルダー、上記タブ及び上記クッション材を包囲して当該トップカバーの外形を構成する樹脂体と、を備え、
上記PTC素子ホルダーが、上記基板との空間を確保する空間保持部と、この空間保持部によって上記基板と離間されたPTC素子搭載部と、を有し、
上記PTC素子搭載部の一部が、上記PTC素子を収容するPTC素子収容部を構成している、ことを特徴とする。
更にまた、本発明の電池パックの製造方法は、正極と負極をセパレータを介して巻回して成る電池素子と、この電池素子を包装する外装材を有し、上記正極と負極の電極端子を外部に導出したまま、上記電池素子の周囲に沿って上記外装材を封止して成る非水電解質二次電池と、
この非水電解質二次電池と対象機器とを電気接続する接続端子、及びこの非水電解質二次電池を電池的に保護する保護回路を有する基板と、を備える電池パックであって、
上記保護回路が配される電池パックのトップ側に接合され、PTC素子を有するトップカバーを備え、
このトップカバーが、上記基板上に載置され、上記PTC素子を保持するPTC素子ホルダーと、
上記基板と接合するとともに上記PTC素子ホルダーと係合して、このPTC素子ホルダーを上記基板に固定するタブと、
上記PTC素子に載置されるクッション材と、
上記基板、上記PTC素子、上記PTC素子ホルダー、上記タブ及び上記クッション材を包囲して当該トップカバーの外形を構成する樹脂体と、を備え、
上記PTC素子ホルダーが、上記基板との空間を確保する空間保持部と、この空間保持部によって上記基板と離間されたPTC素子搭載部と、を有し、
上記PTC素子搭載部の一部が、上記PTC素子を収容するPTC素子収容部を構成している、電池パックを製造するに当たり、
上記非水電解質二次電池のトップ側に、上記基板と上記PTC素子と上記PTC素子ホルダーと上記タブと上記クッション材を組み立てたトップカバーアッシーを装着し、
上記樹脂体を構成する溶融樹脂を、上記トップカバーアッシーを装着した上記非水電解質二次電池のトップ側に注入し固化して成型する、ことを特徴とする。
本発明によれば、PTCを基板の実装領域から排除し、所定の構造を採用することとしたため、基板の実装領域を狭小化することなく、高エネルギー化や小型軽量化を促進し得る電池パック用のトップカバー、これを用いた電池パック及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明のトップカバーにつき詳細に説明する。なお、本明細書において、濃度、含有量及び充填量などについての「%」は、特記しない限り質量百分率を表すものとする。また、「アッシー」とは単一の部品ではなく、いくつかの部品が既に組み合わされているものや状態を示すものとする。
図1〜図3に、本発明のトップカバーの一実施形態を示す。
ここで、図1は本発明のトップカバーに係るトップカバーアッシーの一実施形態を示す分解斜視図、図2は図1に示すトップカバーアッシーを用いて成るトップカバーをセル(非水電解質二次電池)に接合した状態を示す斜視図、図3及び図4は図1に示すトップカバーアッシーの組み込み状態を示す部分斜視図である。
図1において、このトップカバーアッシー46は、細長い形状の基板41と、PTC素子42と、このPTC素子42を保持するPTC素子ホルダー43と、タブ44及び44’と、クッション材45を備える。このトップカバーアッシー46は、図示しない樹脂体50に包囲されてトップカバー40(図2参照)を構成する。
上記PTC素子ホルダー43は、PTC素子42を搭載するPTC素子搭載面43mと、このPTC素子搭載面43mから下方に延在した脚状の空間保持部43sを有し、PTC素子搭載面43mと空間保持部43sが一体成型されて成る。
また、PTC素子搭載面43mの一部には、PTC素子42を収容するPTC素子ポケット43pが設けられており、このPTC素子ポケット43pは、底面43bが略矩形をなし、この矩形底面43bの3辺から立壁43wが立設されている。
更に、対向する一対の立壁43w、即ち図1では矩形底面43bの短辺同士から立設されている立壁43wには、それぞれ底面43bの面方向と平行に延在する段部43gが形成されており、この段部43gにPTC素子42を掛け渡すことによって、PTC素子42がPTC素子ポケット43pに格納されるようになっている。また、クッション材45は、PTC素子42の頂部に載置される。
なお、本実施形態において、PTC素子ポケットの底面43bは、PTC素子搭載面43mの高さよりも若干低く形成されており、後述するタブ44と合致するように形成されている。即ち、PTC素子搭載面43mは、PTC素子ポケットの矩形底面43bよりも基板41の表面から離間している。
上記タブ44及び44’は、フック状をなしその一端部を基板41の表面に接合されるとともに、他端部でPTC素子ホルダー43と係合し、基板41とPTC素子ホルダー43とを固定する機能を果たす。
なお、タブ44の高さはタブ44’の高さよりも若干低く形成されており、それぞれタブ44がPTC素子ポケット43pの底面43bと、タブ44’がPTC素子搭載面43mと適切に係合するようになっている。
上述のような構成部材を有する本実施形態のトップカバーアッシーを組み立てる際には、基板41とタブ44及び44’の一端部を接合するとともに、タブ44の他端部をPTC素子ポケットの底面43bに係合させ、タブ44’の他端部をPTC素子搭載面43mに係合させて、基板41とPTC素子ホルダー43とを固定する。
この際、PTC素子ホルダー43が空間保持部43sを有するので、基板41とPTC素子搭載面43mとが離間して固定されることになる。
また、図3に示すように、PTC素子42は、PTC素子ポケット43pにおける短辺立壁43wの段部43gに掛け渡され、更にPTC素子42の頂部にはクッション材45が載置される(図4参照)。
そして、このクッション材45は、PTC素子ポケットの底面43bとセル100の端部とによって押圧され(図2参照)、これにより、PTC素子42がPTC素子ポケット43pに固定された状態で格納される。
この際、PTC素子ポケットの底面43bは、上述の如くその高さが若干低く形成されているので、タブ44の他端部の厚みを吸収することができ、この結果、PTC素子ポケット43pが形成する空間内に隙間をできる限り生じさせないようになっている。
また、クッション材45も上述のように押圧され、PTC素子ポケット43p内に隙間ができるのを抑制する機能を果たすとともに、そのクッション性により、PTC素子42に加わる力を吸収して保護する機能を果たす。
そして、本実施形態のトップカバーアッシー46は、上述のように組み立てられた状態でセル100のトップ側に組み込まれ、適切な外形形状を転写した金型キャビティにセットされ、更に樹脂体50を構成する溶融樹脂を注入され、固化して成型され、トップカバー40がセル100を有する電池パックと一緒にできあがる(図2参照)。
この溶融樹脂を注入する際、PTC素子42は上述のように隙間が低減されたPTC素子ポケット43pに格納されているので、溶融樹脂がPTC素子ポケット43p内に浸入することが少なく、よって、PTC素子42が高温の溶融樹脂に直接接触する可能性が極めて低い。
特に、本実施形態においては、PTC素子ポケット43pの矩形底面43bの3辺から立設した立壁43wが、溶融樹脂の浸入を効果的に抑制する。
また、クッション材45を樹脂発泡体で形成すれば、かかる樹脂発泡体が内包するエアなどによって断熱効果も得られるので、溶融樹脂からPTC素子42への熱伝達も有効に抑制される。
上述のように、本発明のトップカバーではPTC素子42が基板41上に実装されておらず、基板表面が図5(B)に示すような構成となっており、基板表面上にPTC素子42を実装する形式の従来の電池パック(図5(A)参照)の場合よりも実装エリアを広くとることができる。
従って、実装部品の個数や種類が増大する傾向にある近時の電池パックに用いるのに好適である。
ところで、近時の電池パックに対する小型軽量化及び高エネルギー化の要請により、電池素子を収納するための収納ケース(ハードケース)を省略した電池パックが検討されており、かかる電池パックでは、内部部品を固定し、また機械的強度を向上すべく、トップカバー部分は溶融樹脂の注入によって成型して作製される。
ここで、PTC素子を基板上に実装しない形式のトップカバーは、図5(B)に示したように、基板の実装エリアを広く確保することができる優れたものである。
しかし、この形式のトップカバーを上述の樹脂注入法で作製しようとすると、図6(B)に模式的に示すように、PTC素子42が溶融樹脂に接触して包囲されてしまうことになる。よって、PTC素子42の片面が外部に露出している基板実装型のもの(図6(A)参照)よりも放熱効果に劣り、PTC素子のインピーダンスが大きく上昇してしまい問題になることがあった。
本発明のトップカバーは、上述の実施形態で明確に示したように、所定形状のPTC素子ホルダー43の一部に、溶融樹脂が極めて浸入し難いPTC素子ポケット43pを設けたものであり、上記の樹脂注入による作製に際しても、PTC素子の性能を劣化させることを回避できるものであるとともに、基板の実装エリアを広く確保可能な極めて優れたものである。
次に、上述のトップカバーにおける構成部材の材質等について説明する。
各構成部材には、従来公知の材質のものを用いることができるが、溶融樹脂の注入による成型を考慮すればある程度の耐熱性を有するものであることが好ましく、具体的には、基板41としてはガラス基板やエポキシ樹脂製のもの、PTC素子ホルダー43としてはPP(ポリプロピレン)やPC(ポリカーボネート)製のものを挙げることができる。
また、タブ44及び44’としてはニッケル(Ni)や銅(Cu)製のものを例示できる。
更に、クッション材45としては、クッション性を有すれば十分であるが、発泡樹脂体を用いると、内包されるエアなどにより断熱性を付与することができるので好適である。
かかる発泡樹脂体としては、ウレタンフォーム、シリコンフォーム及びラバーフォームなどを挙げることができる。
更にまた、樹脂体50を構成する樹脂としては、PP、PC及びABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)を例示することができる。
なお、PTC素子ホルダーの厚みは、目的とするトップカバーの寸法や注入する樹脂の種類などに応じて適宜変更できるが、0.5〜1mm程度とすることが好ましい。
0.5mm未満では、断熱効果が発揮できない可能性があり、1.0mmを超えると、部品寸法が大きすぎて格納できない問題が発生することなどに繋がる。
以上に説明した本実施形態のトップカバーは、各種の非水電解質二次電池の電池パックに適用可能であり、例えばゲル状電解質やポリマー状電解質を有するリチウムイオン二次電池の電池パックに好適に使用することができる。
また、電池素子を収容するハードケースを有するものにも有用であるが、以下に説明するように、ハードケースを有さない電池パックに特に有用で、かかるハードケースを有しない電池パックの小型軽量性や高エネルギー特性を促進し得るものである。
図7は、本発明の電池パックの一実施形態であるリチウムイオンポリマー二次電池の電池パックの構成を示す平面及び端面図である。同図において、符号1A及び1Bは、それぞれ第1及び第2のラミネート材を示し、電池素子14が外装材の例であるこれらのラミネート材1A及び1Bによって被覆されてセル(電池)が構成されている。
電池素子14は、リチウムイオンポリマー二次電池であり、本例では長辺が49mm、短辺が40mm、厚みが4.4mmの板状の形状をなしている。
なお、ラミネート材1A及び1Bは、後述するように、金属層の両面に接着層と表面保護層が配設された3層構造のフィルムである。
セルの外側表面には、全体としてラミネート材1Bの表面保護層が現れる。図7(B)では、線Pに沿ってラミネート材1A、1Bを切断し除去して、電池素子14が表面に現れた状態を示している。
この電池パックでは、電池素子14の正極及び負極とそれぞれ接続されたリード端子2及び3が導出されている。リード端子2及び3と保護回路とは抵抗溶接や超音波溶接等で接合されている。
また、図7(A)に示すように、トップカバー4は、上述のトップカバー40と同様の構成を有するもので、電池素子14と接合済みの保護回路がマウントされた回路基板を有し、一つのブロックを構成している。回路基板6の保護回路は、PTCやサーミスタ等の高温下でセルの電流通路を遮断する温度保護素子を有するが、これらの温度保護素子は回路基板6から独立分離して配置されている(図2などを参照)。
この電池パックの作製に際しては、セルのリード端子2及び3が出ている端面側(適宜トップ側と称する)に、予め上述のようなトップカバーアッシーを取り付け、溶融樹脂を注入することでセルのトップ側とトップカバーアッシーとを一体的に成型して、トップカバー4が装着されたセルを得る。
次いで、セルのラミネート材1Bの接着層が露出している部分と、樹脂製(例えばポリプロピレン(PP)製)のトップカバー4を熱で溶着し、接着強度の向上を図る。
その後、セルのリードが出ている端面の反対側(以下、ボトム側と称する)に予め接着剤を流し込んで、樹脂製のリアカバー7(図7(C))を挿入する。なお、リアカバー7の代わりに、ホットメルト材によってリアカバーを成型してもよい。
しかる後、接着剤付きアルミ蒸着PETフィルムから成る外装ラベル8(図1(D))を貼付して電池パックを得る。
上述のように、本発明に係る本実施形態の電池パックは、トップカバー4とリアカバー7を、溶融樹脂などを用いた成型によってセルと一体化して製造することができる。
よって、セルに対してトップカバーとリアカバーを別個の工程で接合しなくてもよいのので、本発明の電池パックは製造効率を著しく向上し得るものである。
次に、図8を参照して上述のセルの構成を説明する。
図8は、非水電解質二次電池(セル)の一例を製造する途中の状態を示す平面及び端面図である。この図に示す例では、2種類のラミネート材1A及び1Bが使用されている。ラミネート材1Aには、電池素子14を収納すべく、金型で予め所定の形状の絞り加工が施されている。この絞り加工で形成された凹部に電池素子14が収納される。また、凹部の底面に相当する位置の外側表面に熱溶着シート12が配置される。
また、図9は、ラミネート材で包装される電池素子の一例を示す斜視図である。同図において、符号14は電池素子を示しており、この電池素子14は、帯状の正極、帯状の負極とがポリマー電解質及び/又はセパレータを介して積層され、長手方向に巻回されるとともに、正極及び負極からそれぞれリード端子2及び3を導出して形成されている。
上記の正極は、帯状の正極集電体上に正極活物質層が形成されて成り、更に正極活物質層上にはポリマー電解質層が形成されている。また、負極は帯状の負極集電体上に負極活物質層が形成されて成り、更に負極活物質層上にはポリマー電解質層が形成されている。
リード端子2及び3は、それぞれ正極集電体及び負極集電体に接合されている。正極活物質、負極活物質及びポリマー電解質としては、従来公知の材料を使用することができる。
正極は、目的とする電池の種類に応じて金属酸化物、金属硫化物又は特定の高分子を正極活物質として構成することができる。
例えば、リチウムイオン電池を構成する場合、正極活物質としてLixMO(式中のMは一種以上の遷移金属を示し、xは電池の充放電状態によって異なるが通常0.05〜1.10である)を主体とするリチウム複合酸化物等を使用することができる。リチウム複合酸化物を構成する遷移金属Mとしては、Co、Ni、Mn等が好ましい。
このようなリチウムイオン複合酸化物の具体例としては、LiCoO、LiNiO、LiNiyCo1−y(式中のyは0<y<1を満足する)、及びLiMn等を挙げることができる。これらのリチウム複合酸化物は、高電圧を発生でき、エネルギー密度に優れたものである。
また、正極活物質としてTiS、MoS、NbSe、V等のリチウムを有しない金属硫化物又は酸化物を使用してもよい。正極には、これらの正極活物質の複数種を併用してもよい。また、以上のような正極活物質を使用して正極を形成するに際しては、導電剤や結着剤等を添加してもよい。
一方、負極材料としては、リチウムをドープ、脱ドープできる材料を使用することができる。例えば、難黒鉛化炭素系材料や黒鉛系材料の炭素材料を使用することができる。
より具体的には、熱分解炭素類、コークス類(ピッチコークス、ニードルコークス、石油コークス)、黒鉛類、ガラス状炭素類、有機高分子化合物焼成体(フェノール樹脂、フラン樹脂等を適当な温度で焼成し炭素化したもの)、炭素繊維及び活性炭等の炭素材料を挙げることができる。
更に、リチウムをドープ、脱ドープできる材料としては、ポリアセチレン、ポリピロール等の高分子やSnO等の酸化物を使用することができる。このような材料から負極を形成するに際しては結着剤等を添加してもよい。
次に、ポリマー電解質は、高分子材料と電解液と電解質塩とを混合してゲル状化した電解質をポリマー中に取り込んだものである。高分子材料は、電解液に相溶する性質を有し、シリコンゲル、アクリルゲル、アクリロニトリルゲル、ポリフォスファゼン変性ポリマー、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド及びこれらの複合ポリマーや、架橋ポリマー、変性ポリマー等、又はフッ素系ポリマーとして、例えばポリ(ビニリデンフルオロライド)、ポリ(ビニリデンフルオロライド−co−テトラフルオロプロピレン)、若しくはポリ(ビニリデンフルオロライド−co−トリフルオロエチレン等の高分子材料、及びこれらの混合物が使用される。
また、電解液成分は、上述した高分子材料を分散可能とし、非プロトン性溶媒として例えばエチレンカーボネート(EC)やプロピレンカーボネート(PC)又はブチレンカーボネート(BC)等が用いられる。
電解質塩としては、溶剤に相溶するものが用いられ、カチオンとアニオンとが組み合わされてなる。カチオンにはアルカリ金属やアルカリ土類金属が用いられる。アニオンにはCl、Br、I、SCN、ClO 、BF 、PF 、CFSO 等が用いられる。
具体的には、電解質として六フッ化リン酸リチウムや四フッ化ホウ酸リチウムが電解液に対して溶解可能な濃度で用いられる。
図8などに示す本例のセルにおいては、ラミネート材1A及び1Bが上述した電池素子の外装材として機能する。従来のリチウムイオンポリマー二次電池では、一層のラミネート材のみが使用されていたのに対し、本例では、2枚のラミネート材1A及び1Bを重ねた構成としている。
図11は、外装材の一例であるラミネート材1Aの積層構造を示す断面図である。
ラミネート材1Aとしては、絞り加工に適し、電池素子を挿入する凹部を形成するのに適したものが使用され、ラミネート材1Bに比して軟質のものである。
本例では、内側(ラミネート材1Bと接する側)から順に、接着層としてのポリプロピレン(PP)層15A、金属層としての軟質アルミ金属層16A、及び表面保護層としてのナイロン又はPET層17Aを有する。
ポリプロピレン層15Aは、ポリマー電解質の変質を防ぐ機能を有する。ポリプロピレン層15Aとして、無延伸ポリプロピレン(CPP)等が使用される。例えば30μm程度の厚みのポリプロピレン(PP)層15Aが形成される。
軟質アルミ金属層16Aは、水分の内部への浸入を防ぐ機能を有し、焼きなまし処理済みのアルミニウム(3003−O JIS H 4160)又は(3004−O JIS H 4160)等で、厚みが30μm〜130μm程度のものが使用される。
ナイロン層又はPET層17Aは、表面保護の機能を有し、その厚みが10〜30μm程度のものが使用される。
他方のラミネート材1Bは、曲げた後の形状を維持し、外部からの変形に耐えることができる硬質のラミネート材である。ラミネート材1Bも、上記ラミネート材1Aと同様の層構造を有する。
但し、硬質アルミ金属層としては、焼きなまし処理なしのアルミニウム(3003−O JIS H 4160)又は(3004−O JIS H 4160)等で、厚みが30μm〜130μm程度のものが使用される。
なお、ラミネート材1A及び1Bの各層の厚みは、総厚を考慮して適切なものに選定される。
以下、図8などに示すセルの製造方法について説明する。
まず、ラミネート材1Aに、電池素子14を入れるために予め深絞りを行う。電池素子14をラミネート材1Aに形成された凹部内に収納する。なお、図2(A)では、凹部の底面の外側が現れており、凹部の開口は底面と反対面に位置している。
次に、凹部の開口面を覆うように、ラミネート材1Aに対して互いのポリプロピレン層同士を対向させて、ラミネート材1Bを重ねて配置する。この場合、図2(A)に示すように、ラミネート材1A及び1Bの位置関係をずらしたものとする。
ここで、ラミネート材1Aは、互いに等しい長さのトップ側長辺21、ボトム側長辺22を有し、また互いに等しい長さの左側短辺23及び右側短辺24を有する。同様に、ラミネート材1Bは、互いに等しい長さのトップ側長辺31、ボトム側長辺32を有し、また互いに等しい長さの左側短辺33及び右側短辺34を有する。なお、この場合の「左右」は図面に正対した場合の位置関係を示している。
また、トップ側長辺21及び31並びにボトム側長辺22及び32は、互いにほぼ等しい長さとされる。この長辺の長さは、電池素子の収納部を包み込んだ状態で対向する短辺同士(短辺23及び24、短辺33及び34)が当接するか、短辺の端面同士が僅かな隙間を隔てて対向するものに選定されている。
ラミネート材1Bのトップ側長辺31の電池素子収納部の側壁の延長上に一対の切欠きが形成されている。また、ボトム側長辺22及び32も、互いにほぼ等しい長さとされる。
ラミネート材1Aの短辺23、24は、ラミネート材1Bの短辺33、34よりやや短いものとされている。従って、ラミネート材1A及び1Bを積層した場合に、トップ側の長辺に沿ったエッジ付近では、ラミネート材1Bのみが存在することになる。
図8(A)に示すように、ラミネート材1Aの電池素子収納用凹部は、中心位置に対してやや右側にずれた位置に形成されている。ラミネート材1Bは、ラミネート材1Aに対してやや右側にずれた位置で積層される。従って、ラミネート材1A及び1Bが積層された状態では、図8(A)に示すように、ラミネート材1Aのみが位置する左側領域と、ラミネート材1Bのみが位置する右側領域とが生じる。
このように位置をずらしているのは、ラミネート材1A及び1Bの継ぎ目の位置の近傍で、一方のラミネート材のポリプロピレン層がそれぞれ他方のラミネート材とある程度の幅でもって接着されるようにするためである。
そして、図8(A)に示すような配置関係の状態で、電池素子14を挿入し、凹部の開口の周辺の4辺を減圧しながらシールする。この場合、ポリプロピレン層同士が重なっている部分全体を熱溶着するようにしてもよい。
次いで、金型にシール済の電池素子を入れ、図10及び図12(B)に示すように、両サイドの端面11A及び11Bが外側に膨らむような楕円状となるように、電池素子14を金型で成型する。図12(A)は、図7(B)と同様に、線Pに沿ってラミネート材1A、1Bを切断し除去して、電池素子14が表面に現れた状態を示している。
次に、図8(A)に示すように、凹部の底面の外側に、所定の形状とした熱溶着シート12を挿入する。熱溶着シート12は、ラミネート材1Aのナイロン層又はPET層17A同士、即ちナイロン(Ny)同士又はPET同士に高温をかけることで接着させるための補助的部材である。
その厚みは、総厚の関係から好ましくは10〜60μm程度で、100℃前後の融点のものが用いられる。熱溶着シート12の融点は、電池素子に対して熱の影響を与えない程度のものが好ましい。
そして、ラミネート材1A及び1Bを図8(A)に示す開いた状態から、電池素子14が収納された凹部を包み込むように、それぞれの短辺23、24及び33、34を内側に折り込み、外側から熱溶着を行い、閉じた状態を固定する。
図10及び図12は、このようにラミネート材を閉じてシールした状態を表している。
これらの図10及び図12に示したように、外側には、ラミネート材1Bの短辺33及び34同士が接するか、又は僅かな隙間を介して互いの端面が対向してなる継ぎ目L1が生じ、また、ラミネート材1Bの内側には、ラミネート材1Aの短辺23及び24同士が接するか、又は僅かな隙間を介して互いの端面が対向してなる継ぎ目L2が生じる。
図12(C)は、継ぎ目L1及びL2の部分の断面図である。
熱溶着シート12の下側には、図示を省略しているが、ラミネート材1Aのナイロン層又はPET層17Aが位置している。ラミネート材1A及び1Bを内側に折り曲げて閉じると、熱溶着シート12の上側では、両者の上下関係が逆となり、下側にラミネート材1Aが位置し、上側にラミネート材1Bが位置する。
なお、図12(C)において、符号15Bはラミネート材1Bのポリプロピレン層を示し、符号16Bは硬質アルミ金属層を示し、符号17Bはナイロン層又はPET層を示している。
図12(C)に示すように、熱溶着シート12の上側に接して、ラミネート材1Aのナイロン層又はPET層17Aが位置することになる。従って、ナイロン層又はPET層17Aが熱溶着シート12を挟んだ構造となり、外側から熱を加えることで、ナイロン層又はPET層同士を接着することができる。また、ラミネート材1A及び1Bの互いのポリプロピレン層15A及び15Bが対向接触するので、外側から熱を加えることで、これらのポリプロピレン層15A及び15Bを接着することができる。
上述のように、樹脂製の箱型のケースを使用することなく、また、両サイドに樹脂製のフレームを配することなく、硬質のラミネート材1Bが外装材を兼ねる電池パックを製造することができる。
また、上述した電池パックの例において、外装ラベル8を貼り付けないように構成された電池パックを製造することもできる。この場合は、上述した製造工程において、第2のラミネート材1Bの代わりに、予めパターン又は文字が印刷されたラミネート材1Cを使用すればよい。
図13は、ラミネート材1Cの断面拡大図である。同図に示すように、ラミネート材1Cは、接着層としてのポリプロピレン層51、硬質アルミ金属層52、表面保護層53としてのナイロン層、PET層又はPEN(ポリエチレンナフタレート)層を有する。
表面保護層53の内側の面54及び/又は外側の面55に文字等又はパターンが印刷される。
図14は、ラミネート材1Cの一例を示した模式図である。同図に示すように、ラミネート材1Cの表面上には、一例としての模倣されにくい模様のパターンが印刷されている。
このパターン以外にも、パック名やバーコード、2次元コード等を印刷してもよい。更に、かかるパターンとしては、模倣されにくいものが好適であり、例えば透かしやホログラムを印刷してもよい。具体的には、内側の面54にパターンを印刷し、外側の面55にテキスト、2次元コード等を印刷することができる(図13参照)。
文字又はパターンが印刷されたラミネート材1Cは、図14に示すように、ラミネート基材70から、1セル分ずつ切断されて作製される。このように、予めパターン又は文字が印刷されているラミネート材1Cを使用することにより、外装ラベル8を貼り付ける必要がなくなるので、体積エネルギー密度を向上することができる。また、パターン又は文字は、セルを製造する段階で印刷されるので、模倣の防止に資する。
以下、本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図1〜図3に示すトップカバーを装着した電池パックを作製した。この際、基板41としてガラス基板、PTC素子43ホルダーとしてはPP製のものを用いた。また、タブ44、44’としてはニッケル(Ni)及び銅(Cu)製のものを用いた。
更に、クッション材45としては、発泡樹脂体であるウレタンフォームを用いた。なお、クッション材としては、クッション性を有すれば十分であるが、発泡樹脂体を用いると、内包されるエアなどにより断熱性を付与できるので好適である。
更にまた、樹脂体50を構成する樹脂としてはPPを用いた。
(比較例1)
図6(A)に簡略的に示したような基板実装型のトップカバーを装着した電池パックを作製した。なお、基板やPTC素子は実施例1と同じものを用いた。
[性能評価]
実施例1及び比較例1の電池パックにおいて、加熱樹脂を注入する前後におけるPTC素子のインピーダンス(Imp)を測定し、得られた結果をそれぞれ表1及び表2に示す。
Figure 2007323875
Figure 2007323875
表1及び表2より、本発明の範囲に属する実施例1によれば、加熱樹脂を用いたバッテリーパックであっても、二次保護としてのPTC素子を組み込むことができることが分かる。比較例1の従来構造のままPTC素子を使用すると、Impは樹脂樹脂注入後には15.18まで上昇したのに対し、実施例1においてはImpは5.83にしか上昇しなかった。
このように、本発明の範囲に属する実施例1の電池パック構造は、PTC素子の電気的特性の劣化を抑制する効果が顕著であることが分かる。
その他の実施例として、基板41をエポキシ樹脂としたもの、PTC素子ホルダー43としてPC製のもの、発泡樹脂体45としてシリコーンフォーム又はラバーフォームを用いたもの、樹脂体50の構成樹脂としてPC又はABS製のものを、それぞれ作製し、上記同様の性能評価に供したところ、いずれも実施例1と同様の効果が得られた。
以上、本発明を若干の好適実施形態及び実施例により説明したが、本発明はかかる実施形態や実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上述のトップカバーの実施形態では、PTC素子ポケット43pの立壁43wを矩形底面43bの3辺から立設したが、1辺〜2辺からの立設でも溶融樹脂とPTC素子42との接触を抑制できる。
また、本発明は、PTC素子の導入を対象としているが、同じく熱の影響を受け動作する温度ヒューズを用いたバッテリーパックを製造する際にも有効であると思われる。
本発明のトップカバーに係るトップカバーアッシーの一実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示すトップカバーアッシーを用いて成るトップカバーをセルに接合した状態を示す斜視図である。 図1に示すトップカバーアッシーの組み込み状態を示す部分斜視図である。 図1に示すトップカバーアッシーの組み込み状態を示す部分斜視図である。 トップカバーの基板表面を示す模式図である。 トップカバーにおけるPTCの配置と放熱性を示す模式図である。 本発明の電池パックの一実施形態であるリチウムイオンポリマー二次電池の電池パックの構成を示す平面及び端面図である。 非水電解質二次電池(セル)の一例を製造する途中の状態を示す平面及び端面図である。 電池素子外装材で包装される電池素子の一例を示す斜視図である。 電池素子外装材を備えた電池パックの一例を示す斜視図である。 電池素子外装材の一例であるラミネート材1Aの積層構造を示す断面図である。 電池素子外装材を備えた電池パックの一例を示す平面及び断面図である。 電池素子外装材の他の例を示す部分断面図である。 電池素子外装材の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1A,1B,1C…ラミネート材、2,3…リード端子、4…トップカバー、7…リアカバー、8…外装ラベル、15A,15B…接着層、16A,16B…ベースフィルム層、17A,17B…有機金属酸化物層、40…トップカバー、41…基板、42…PTC素子、43…PTC素子ホルダー、43m…PTC素子搭載面、43s…空間保持部、43p…PTC素子ポケット、43b…底面、43w…立壁、43g…段部、44,44’…タブ、45…クッション材、46…トップカバーアッシー、50…樹脂体、100…セル

Claims (6)

  1. 基板とPTC素子を有し、非水電解質二次電池を収納した電池パックの保護回路が配されるトップ側に接合されるトップカバーにおいて、
    上記基板上に載置され、上記PTC素子を保持するPTC素子ホルダーと、
    上記基板と接合するとともに上記PTC素子ホルダーと係合して、このPTC素子ホルダーを上記基板に固定するタブと、
    上記PTC素子に載置されるクッション材と、
    上記基板、上記PTC素子、上記PTC素子ホルダー、上記タブ及び上記クッション材を包囲して当該トップカバーの外形を構成する樹脂体と、を備え、
    上記PTC素子ホルダーが、上記基板との空間を確保する空間保持部と、この空間保持部によって上記基板と離間されたPTC素子搭載部と、を有し、
    上記PTC素子搭載部の一部が、上記PTC素子を収容するPTC素子収容部を構成している、
    ことを特徴とする電池パック用トップカバー。
  2. 上記PTC素子収容部が、略矩形の底面と、この矩形底面のうちの1〜3辺から立設された1〜3個の立壁と、を有することを特徴とする請求項1に記載の電池パック用トップカバー。
  3. 上記PTC素子搭載部の底面が、上記PTC素子収容部の矩形底面よりも上記基板の表面から離間していることを特徴とする請求項2に記載の電池パック用トップカバー。
  4. 上記クッション材が樹脂発泡体から成ることを特徴とする請求項1に記載の電池パック用トップカバー。
  5. 正極と負極をセパレータを介して巻回して成る電池素子と、この電池素子を包装する外装材を有し、上記正極と負極の電極端子を外部に導出したまま、上記電池素子の周囲に沿って上記外装材を封止して成る非水電解質二次電池と、
    この非水電解質二次電池と対象機器とを電気接続する接続端子、及びこの非水電解質二次電池を電池的に保護する保護回路を有する基板と、を備える電池パックにおいて、
    上記保護回路が配される電池パックのトップ側に接合され、PTC素子を有するトップカバーを備え、
    このトップカバーが、上記基板上に載置され、上記PTC素子を保持するPTC素子ホルダーと、
    上記基板と接合するとともに上記PTC素子ホルダーと係合して、このPTC素子ホルダーを上記基板に固定するタブと、
    上記PTC素子に載置されるクッション材と、
    上記基板、上記PTC素子、上記PTC素子ホルダー、上記タブ及び上記クッション材を包囲して当該トップカバーの外形を構成する樹脂体と、を備え、
    上記PTC素子ホルダーが、上記基板との空間を確保する空間保持部と、この空間保持部によって上記基板と離間されたPTC素子搭載部と、を有し、
    上記PTC素子搭載部の一部が、上記PTC素子を収容するPTC素子収容部を構成している、
    ことを特徴とする電池パック。
  6. 正極と負極とをセパレータを介して巻回して成る電池素子と、この電池素子を包装する外装材を有し、上記正極と負極の電極端子を外部に導出したまま、上記電池素子の周囲に沿って上記外装材を封止して成る非水電解質二次電池と、
    この非水電解質二次電池と対象機器とを電気接続する接続端子、及びこの非水電解質二次電池を電池的に保護する保護回路を有する基板と、を備える電池パックであって、
    上記保護回路が配される電池パックのトップ側に接合され、PTC素子を有するトップカバーを備え、
    このトップカバーが、上記基板上に載置され、上記PTC素子を保持するPTC素子ホルダーと、
    上記基板と接合するとともに上記PTC素子ホルダーと係合して、このPTC素子ホルダーを上記基板に固定するタブと、
    上記PTC素子に載置されるクッション材と、
    上記基板、上記PTC素子、上記PTC素子ホルダー、上記タブ及び上記クッション材を包囲して当該トップカバーの外形を構成する樹脂体と、を備え、
    上記PTC素子ホルダーが、上記基板との空間を確保する空間保持部と、この空間保持部によって上記基板と離間されたPTC素子搭載部と、を有し、
    上記PTC素子搭載部の一部が、上記PTC素子を収容するPTC素子収容部を構成している、電池パックを製造するに当たり、
    上記非水電解質二次電池のトップ側に、上記基板と上記PTC素子と上記PTC素子ホルダーと上記タブと上記クッション材を組み立てたトップカバーアッシーを装着し、
    上記樹脂体を構成する溶融樹脂を、上記トップカバーアッシーを装着した上記非水電解質二次電池のトップ側に注入し固化して成型する、
    ことを特徴とする電池パックの製造方法。
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