JP5375514B2 - 車両用蒸気エンジン - Google Patents

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本発明は、車両用蒸気エンジンに係り、特に制動力エネルギーを熱エネルギーとして蓄えて再加速時のエネルギーとして再利用する制動力回生技術に関するものである。
蒸気エンジンは、図4に示すように、作動流体(例えば水、飽和水)を圧送するポンプ1と、その作動流体を加熱して液体から高温の気体(蒸気)にする加熱器2と、その気体のエネルギーを回転動力に変換する膨張器3と、作動流体を冷却して液体に戻す復水器4とを有する通常運転時用の回路5を備えている。
前記蒸気エンジンにおいては、作動流体をポンプ1で断熱圧縮して加熱器2に送り、この加熱器2により作動流体を等圧加熱して高温の気体(過熱蒸気)にした後、その高温の気体の断熱膨張により膨張器(蒸気原動機)3を回転させて動力を得る。膨張後の作動流体は復水器4で冷却され、等圧変化により復水し、液体に戻る。
前記蒸気エンジンは、以上のサイクル(ランキンサイクル)を繰り返えすことにより、大きな回転動力を得ることができ、その回転動力で車両の駆動輪32を駆動するように構成することにより車両の駆動装置として用いることができる。
特開2008−75463号公報
しかしながら、前記蒸気エンジンにおいては、大きな動力が得られるものの、車両側からの動力(運動エネルギー)を回収するシステムがなく、エネルギーの有効利用を図ることができなかった。
なお、関連する技術としては、制動時の車両の運動エネルギーを温度差エネルギーに変換して蓄熱し、燃料経済性を向上させる車両用スターリングエンジンが知られている(特許文献1参照)が、大きな制動力(エンジンブレーキ力)及び大きな温度差エネルギーを得ることは難しい。そこで、本出願人は、制動時に大きなエンジンブレーキ力及び温度差エネルギーが得られ、その温度差エネルギーを復水器に蓄熱して再加速時のエネルギーとして再利用することができる車両用蒸気エンジンを先に提案した(未公開)が、復水器は冷却水を循環させるため、温度差エネルギーを有効に溜めることが難しい。
本発明は、前記事情を考慮してなされたものであり、通常運転時に大きな動力が得られると共に、制動時に大きなエンジンブレーキ力及び温度差エネルギーが得られ、その温度差エネルギーを復水器に有効に溜めることができ、再加速時のエネルギーとして十分に再利用することができる車両用蒸気エンジンを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、作動流体を圧送するポンプと、その作動流体を液体から高温の気体に加熱する加熱器と、その気体のエネルギーを車両用の回転動力に変換する膨張器と、作動流体を冷却して液体に戻す復水器とを有する通常運転時用の回路を備えた車両用蒸気エンジンであって、前記通常運転時用の回路に加熱器の出口側とポンプの入口側とを結ぶように放熱器及び膨張弁を有する回生時用の回路を回路切替弁を介して設け、前記回生時用の回路に作動流体を通常運転時用の回路の流れ方向とは逆の方向に流すために前記膨張器にその回転方向を切り替えるための正逆転変換機を設け、前記復水器はラジエータとの間で冷却水通路を介して冷却水を循環させる循環ポンプ及び開閉弁を有し、回生時に前記循環ポンプを停止すると共に前記開閉弁を閉にする制御装置を備えていることを特徴とする。
前記ラジエータの出口の冷却水温度を検出する第1の温度センサと、前記復水器に接する冷却水温度を検出する第2の温度センサとを更に有し、前記制御装置は、第1の温度センサの検出温度よりも第2の温度センサの検出温度が高い時には前記循環ポンプを駆動し、第1の温度センサの検出温度よりも第2の温度センサの検出温度が低い時には前記循環ポンプを停止することが好ましい。
前記ラジエータの出口の冷却水温度を検出する第1の温度センサと、前記復水器に接する冷却水温度を検出する第2の温度センサとを更に有し、前記冷却水通路に前記循環ポンプの出口側と前記ラジエータの入口側とを接続するバイパス通路を通路切替弁を介して設け、前記制御装置は、第1の温度センサの検出温度よりも第2の温度センサの検出温度が高い時には前記通路切替弁を冷却水通路側に切り替え、第1の温度センサの検出温度よりも第2の温度センサの検出温度が低い時には前記通路切替弁を前記バイパス通路側に切り替えることが好ましい。
本発明によれば、通常運転時に大きな動力が得られると共に、制動時に大きなエンジンブレーキ力及び温度差エネルギーが得られ、その温度差エネルギーを復水器に有効に溜めることができ、再加速時のエネルギーとして十分に再利用することができる。
本発明に係る車両用蒸気エンジンの第1の実施形態を示す図である。 本発明に係る車両用蒸気エンジンの第2の実施形態を示す図である。 本発明に係る車両用蒸気エンジンの第3の実施形態を示す図である。 従来の車両用蒸気エンジンの構成を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態を添付図面に基いて詳述する。
先ず、第1の実施形態の車両用蒸気エンジンは、図1に示すように、作動流体(例えば水)を圧送するポンプ1と、その作動流体を加熱して高温の気体(蒸気)にする加熱器2と、その気体のエネルギーを車両用の回転動力に変換する膨張器3と、作動流体を冷却して液体に戻す復水器4とを有する通常運転時用の回路5を備えている。
この通常運転時用の回路5には、加熱器2の下流側(出口側)とポンプ1の上流側(入口側)とを結ぶように放熱器6及び膨張弁7を有する回生時用の回路8が回路切替弁10,20を介して設けられている。これら回路切替弁10,20は、前記加熱器2の下流側に設けられる第1の三方弁10と、前記ポンプ1の上流側に設けられる第2の三方弁20とからなり、何れも電磁弁からなり、運転状況(通常運転時又は回生時)に応じて制御装置30により切り替えられるようになっている。
前記第1の三方弁10は、前記膨張器3の入口に通じる第1ポート11と、前記加熱器2の出口に通じる第2ポート12と、前記放熱器6の入口に通じる第3ポート13とを有すると共に、第1ポート11と第2ポート12又は第1ポート11と第3ポート13を選択的に接続する2つのスプール(第1スプール、第2スプール)14,15を有している。
また、第2の三方弁は20は、前記復水器4の出口に通じる第1ポート21と、前記ポンプ1の入口に通じる第2ポート22と、前記膨張弁7の出口に通じる第3ポート23とを有すると共に、第1ポート21と第2ポート22又は第1ポート21と第3ポート23を接続する2つのスプール(第3スプール、第4スプール)24,25を有している。
通常運転時には、第1の三方弁10は第1スプール14の位置に、第2の三方弁20は第3スプール24の位置にそれぞれ切り替えられており、ポンプ1で圧送される作動流体が加熱器2、膨張器3、復水器4の順で通常運転時用の回路5を時計方向に流れるようになっている。
一方、回生時には、図1に示すように第1の三方弁10は第2スプール15の位置に、第2の三方弁20は第4スプール25の位置にそれぞれ切り替え、前記回生時用の回路8に対して作動流体を通常運転時用の回路5の流れ方向(時計方向)とは逆の方向(反時計方向)に流すために、すなわち作動流体が膨張器3の圧縮機としての機能により放熱器6、膨張弁7、復水器4の順で回生時用の回路8を反時計方向に流れるように前記膨張器3にはその回転方向を切り替えるための正逆転変換機31が設けられている。
この正逆転変換機31は、車両の駆動輪32を駆動する駆動軸(プロペラシャフト)33と膨張器3の回転軸3aとの間に介設されており、膨張器3をタービンとして働かせる通常運転時には正転に、エンジンブレーキにするべく膨張器3を圧縮機として働かせる回生時には逆転に制御装置30により切り替えられるようになっている。なお、前記膨張器3の回転軸3aと駆動軸33との間にはクラッチや変速機が組み込まれていてもよく、或いはクラッチや変速機は前記正逆変速機31に組み込まれていてもよい。
前記膨張器3は、通常運転時にはタービンとして働き、回生時には図1示すように通常運転時用の回路5の流れ方向とは逆の方向の回生時用の回路8に作動流体を圧送する圧縮機として働くと共にこの時に加わる負荷によりエンジンブレーキの働きをすることになる。この場合、回生時用の回路8においては、膨張器3、放熱器6、膨張弁7、復水器4が、冷凍サイクルにおける圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、室内熱交換器を構成することになり、回生時に制動力エネルギーにより復水器4を冷却し、加熱器2と復水器4の温度差を拡大し、これにより、制動力エネルギーを冷却側の低温の熱エネルギー(温度差エネルギー)として復水器4に蓄積するようになっている。なお、復水器4に熱エネルギーを蓄積するため、復水器4の熱容量が大きいことが好ましい。
前記復水器4はラジエータ35との間で冷却水通路36を介して冷却水を循環させる循環ポンプ37及び冷却水通路36を開閉する開閉弁38を有しており、通常運転時には、開閉弁38を開き、循環ポンプ37を駆動し、回生時には、前記開閉弁38を閉じ、前記循環ポンプ37を停止させる。このように循環ポンプ37及び開閉弁38の制御は、車両用蒸気エンジンの運転状態に応じて制御装置30により自動制御されることが好ましい。
次に、以上の構成からなる車両用蒸気エンジンの作用を述べる。先ず、通常運転時には、第1の三方弁10を第1スプール14の位置に、第2の三方弁20を第3のスプール24の位置にそれぞれ切り替える。すると、作動流体がポンプ1により加熱器2に圧送され、この加熱器2で液体の作動流体が高温の気体になる。この高温の気体が膨張器3に圧送され、膨張器3で膨張することにより高温の気体のエネルギーが膨張器3の回転動力に変換され、膨張器3が回転する。膨張後の作動流体の熱は、復水器4で大気温度と熱交換されて大気に放出され、作動流体の温度は常温に降温し、作動流体は凝縮して液体に戻る。前記膨張器3の回転動力が正逆転変換機31を介して車両の駆動軸33に伝達されることにより、車両を走行させることができる。
この場合、前記正逆転変換機31は,正転位置に切り替えられており、膨張器3の回転方向と駆動軸33の回転方向は同じである。また、この場合、復水器4の開閉弁38を開き、循環ポンプ37を駆動することにより、冷却水が作動流体から熱を奪い、その熱をラジエータ35で大気に放熱しており、作動流体を効果的に冷却することができる。
一方、回生時には、図1に示すよう第1の三方弁10を第2スプール15の位置に、第2の三方弁20を第4スプール25の位置にそれぞれ切り替え、通常運転時用の回路5から回生時用の回路8に切り替える。また、駆動側である駆動軸33の回転方向とエンジン側である膨張器3の回転方向とが反転するように正逆転変換機31を逆転位置に切り替える。これにより膨張器3が圧縮機として機能し、作動流体が可逆断熱圧縮されて高圧の加熱蒸気になる。次いで、作動流体が放熱器6により等圧的に冷却されて凝縮し、飽和液になる。次いで、その作動流体が膨張弁7を通過する時に絞り膨張をして低圧で低温の湿り蒸気になり、復水器4の熱を吸収して作動流体は蒸発し、復水器4の温度が低下する。
この場合、復水器4の開閉弁38を閉じ、循環ポンプ37を停止させることにより、冷却水を冷却部領域内に閉じ込める。復水器4の内部の作動流体(気体)の温度は、ラジエータ35の水温よりも下がるので、冷却部領域内の冷却水の温度を低下させることができ、温度差エネルギーを復水器4に有効に蓄えることができる。ここで、温度差エネルギーを蓄えるとは、加熱器2と復水器4の温度差を大きくすることである。
この車両用蒸気エンジンによれば、作動流体を圧送するポンプ1と、その作動流体を液体から高温の気体に加熱する加熱器2と、その気体のエネルギーを車両用の回転動力に変換する膨張器3と、作動流体を冷却して液体に戻す復水器4とを有する通常運転時用の回路5を備え、前記通常運転時用の回路5に加熱器2の下流側とポンプ1の上流側とを結ぶように放熱器6及び膨張弁7を有する回生時用の回路8を回路切替弁10,20を介して設け、前記回生時用の回路8に作動流体を通常運転時用の回路5の流れ方向とは逆の方向に流すために前記膨張器3にその回転方向を切り替えるための正逆転変換機31を設けているため、通常運転時に大きな動力が得られると共に、回生時に大きなエンジンブレーキ力及び温度差エネルギーが得られ、再加速時のエネルギーとして再利用することができる。
前記回路切替弁10,20が、前記加熱器2の下流側に設けられる第1の三方弁10と、前記ポンプ1の上流側に設けられる第2の三方弁20とからなるため、作動流体の流れ方向が正反対の通常運転時用の回路5と再生時用の回路8を確実且つ容易に切り替えることができる。
前記膨張器3が、通常運転時にタービンとして働き、回生時に作動流体を圧送する圧縮機として働くため、回生時に大きなエンジンブレーキ力が得られると共にその制動力エネルギーを熱エネルギーとして復水器4に容易に蓄積することができる。
特に、前記復水器4はラジエータ35との間で冷却水通路36を介して冷却水を循環させる循環ポンプ37及び開閉弁38を有し、回生時に前記循環ポンプ37を停止すると共に前記開閉弁38を閉にする制御装置30を備えているため、回生時に温度差エネルギーを復水器4に有効に溜めることができ、再加速時のエネルギーとして十分に再利用することができる。
次に、第2の実施形態の車両用蒸気エンジンについて図2に基いて説明する。本実施形態では、前記ラジエータ35の出口の冷却水温度を検出する第1の温度センサ41と、前記復水器4に接する冷却水温度を検出する第2の温度センサ42とを更に有し、前記制御装置30は、第1の温度センサ41の検出温度よりも第2の温度センサ42の検出温度が高い時には前記循環ポンプ37を駆動し、第1の温度センサ41の検出温度よりも第2の温度センサ42の検出温度が低い時には前記循環ポンプ37を停止するようになっている。なお、循環ポンプ37を停止する場合、熱の移動を完全に遮断するため、開閉弁38を閉にすることが好ましい。
図2の実施形態によれば、第1の温度センサ41の検出温度よりも第2の温度センサ42の検出温度が高い時には前記循環ポンプ37を駆動するため、作動流体を積極的に冷却することができ、第1の温度センサ41の検出温度よりも第2の温度センサ42の検出温度が低い時には前記循環ポンプ37を停止するため、冷却水の流動(すなわち熱の移動)を抑え、回生時に温度差エネルギーを復水器4に有効に溜めることができ、再加速時のエネルギーとして十分に再利用することができる。
次に、第3の実施形態の車両用蒸気エンジンについて図3に基いて説明する。本実施形態では、前記ラジエータ35の出口の冷却水温度を検出する第1の温度センサ41と、前記復水器4に接する冷却水温度を検出する第2の温度センサ42とを更に有し、前記冷却水通路36には前記循環ポンプ37の出口側と前記ラジエータ35の入口側とを接続するバイパス通路43が通路切替弁50を介して設けられている。なお、本実施形態では、通路切替弁50があるため、開閉弁38は設けなくてもよい。
前記通路切替弁50は、電磁式の三方弁からなり、前記ラジエータ35の入口に通じる第1ポート51と、前記復水器4の冷却水出口に通じる第2ポート52と、前記循環ポンプ37の出口に通じる第3ポート53とを有すると共に、第1ポート51と第2ポート52又は第1ポート51と第3ポート53を接続する2つのスプール(第1スプール、第2スプール)54,55を有している。
前記制御装置30は、第1の温度センサ41の検出温度よりも第2の温度センサ42の検出温度が高い時には前記通路切替弁50を冷却水通路36側と連通する第1スプール54に切り替え、第1の温度センサ41の検出温度よりも第2の温度センサ42の検出温度が低い時には前記通路切替弁50を前記バイパス通路43側と連通する第2のスプール55に切り替えるようになっている。図3の実施形態によれば、第1の温度センサ41の検出温度よりも第2の温度センサ42の検出温度が低い時には前記通路切替弁50を前記バイパス通路43側に切り替えるため、復水器4側の冷却水がラジエータ35側に流動すること(すなわち熱の移動)を抑え、回生時に温度差エネルギーを復水器4に有効に溜めることができ、再加速時のエネルギーとして十分に再利用することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更が可能である。
1 ポンプ
2 加熱器
3 膨張器
4 復水器
5 通常運転時用の回路
6 放熱器
7 膨張弁
8 回生時用の回路
10 回路切り替え弁(第1の三方弁)
20 回路切り替え弁(第2の三方弁)
31 正逆転変換機
35 ラジエータ
36 冷却水通路
37 循環ポンプ
38 開閉弁
41 第1温度センサ
42 第2温度センサ
43 バイパス通路
50 通路切替弁

Claims (3)

  1. 作動流体を圧送するポンプと、その作動流体を液体から高温の気体に加熱する加熱器と、その気体のエネルギーを車両用の回転動力に変換する膨張器と、作動流体を冷却して液体に戻す復水器とを有する通常運転時用の回路を備えた車両用蒸気エンジンであって、前記通常運転時用の回路に加熱器の出口側とポンプの入口側とを結ぶように放熱器及び膨張弁を有する回生時用の回路を回路切替弁を介して設け、前記回生時用の回路に作動流体を通常運転時用の回路の流れ方向とは逆の方向に流すために前記膨張器にその回転方向を切り替えるための正逆転変換機を設け、前記復水器はラジエータとの間で冷却水通路を介して冷却水を循環させる循環ポンプ及び開閉弁を有し、回生時に前記循環ポンプを停止すると共に前記開閉弁を閉にする制御装置を備えていることを特徴とする車両用蒸気エンジン。
  2. 前記ラジエータの出口の冷却水温度を検出する第1の温度センサと、前記復水器に接する冷却水温度を検出する第2の温度センサとを更に有し、前記制御装置は、第1の温度センサの検出温度よりも第2の温度センサの検出温度が高い時には前記循環ポンプを駆動し、第1の温度センサの検出温度よりも第2の温度センサの検出温度が低い時には前記循環ポンプを停止することを特徴とする請求項1記載の車両用蒸気エンジン。
  3. 前記ラジエータの出口の冷却水温度を検出する第1の温度センサと、前記復水器に接する冷却水温度を検出する第2の温度センサとを更に有し、前記冷却水通路に前記循環ポンプの出口側と前記ラジエータの入口側とを接続するバイパス通路を通路切替弁を介して設け、前記制御装置は、第1の温度センサの検出温度よりも第2の温度センサの検出温度が高い時には前記通路切替弁を冷却水通路側に切り替え、第1の温度センサの検出温度よりも第2の温度センサの検出温度が低い時には前記通路切替弁を前記バイパス通路側に切り替えることを特徴とする請求項1記載の車両用蒸気エンジン。
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