JP5375435B2 - 震度測定装置 - Google Patents

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本発明は、加速度センサの測定値に基づいて震度を測定する装置に関する。また、本発明は、震度の測定結果に基づいて地震発生時のガスを遮断する装置に関する。
気象庁により、震度を測定するためのフィルタの特性が定義されている。震度の測定には、加速度センサにより測定された加速度波形データが用いられる。正確な震度を測定するためには、加速度波形データに気象庁定義のフィルタを適用させる必要がある。
気象庁定義のフィルタを適用させる1つの方法は、次のとおりである。加速度センサにより測定された時間軸上の加速度波形データに対してFFT演算を適用する。FFT演算後の周波数軸上の加速度波形データを補正し、気象庁定義の特性を適用させる。補正後のデータを逆FFT演算することによって、震度測定に利用することのできる加速度波形データを得る。
特許文献1においては、気象庁定義のフィルタをデジタルフィルタ回路として設計する試みがなされている。特許文献2においては、気象庁定義のフィルタをアナログフィルタ回路により実現する試みがなされている。
X、Y、Z、3成分の加速度波形データを、A(t)、A(t)、A(t)とする。加速度波形データA(t)、A(t)、A(t)に、気象庁定義のフィルタ処理を適用させることにより得られる加速度波形データを、H(t)、H(t)、H(t)とする。補正された加速度波形データの振幅の二乗和W(t)は、数1式のように表される。
Figure 0005375435
3成分の振幅の絶対値W(t)は、加速度波形データの変化に伴い、時々刻々変動する。W(t)が、0.3秒間以上、W以上となる場合、Wの値の最大値Wを用いて、気象庁の定義による測定震度Sは、数2式のように表される。数2式において、係数Cは、加速度センサの感度であり、係数Aは、フィルタのゲインである。
Figure 0005375435
このように、測定震度Sの推定には、Wの最大値Wを求める必要があり、様々な方法が提案されている。
特許文献3においては、最大値Wを求めるために、30個のメモリを用意している。100Hzサンプリングで得られる30個の震度W(t)がメモリに保存される。時間の経過とともに新たな震度W(t)が追加されると、メモリに保存された30個の震度W(t)の最小値と、新しく追加された震度W(t)とを比較する。新しいデータが最小値より大きければ、メモリに格納されている震度W(t)の最小値を削除し、新しいデータをメモリに格納する。そして、メモリ内に格納されている震度W(t)の最小値を更新する。このようにして、0.3秒以上継続する震度を測定する。
特許文献1においては、数2式にW(t)を代入した場合に計算される測定震度の瞬時値S(t)を離散値で表している。測定震度の瞬時値S(t)の各離散値にはそれぞれ対応する記憶場所が用意されている。各記憶場所には、各離散値の出現カウント数が格納される。測定震度の瞬時値S(t)が得られるたびに測定震度の瞬時値S(t)の離散値が算出され、それぞれ対応する記憶場所にカウント値が積算される。それぞれの記憶場所に格納される離散値のカウント数を分析することにより、瞬時値S(t)が0.3秒以上継続している測定震度Sを取得することができる。
特開2008−107334号公報 特開2000−346701号公報 特開2007−198812号公報
上記のように、特許文献1あるいは特許文献2では、気象庁定義のフィルタをデジタルフィルタ回路あるいはアナログフィルタ回路により実現する試みがされている。しかし、いずれも回路が複雑であり、消費電力が大きいという問題がある。
震度測定装置が、バッテリ駆動である場合、特に、消費電力を低減させる必要がある。地震発生時に、バッテリ容量が低下し、震度判定を行うことができないという事態は避けなければならない。
本発明は前記問題点に鑑み、低消費電力で気象庁定義のフィルタを実現する技術および低消費電力で震度の測定を行う技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の震度測定装置は、加速度波形データを入力する加速度入力部と、前記加速度波形データにフィルタ処理を施し、補正加速度波形データを出力するフィルタと、前記補正加速度波形データから震度を算出する震度算出部と、を備え、前記フィルタは、加算回路、減算回路およびビットシフト演算回路を組み合わせることで、前記加速度波形データを前記補正加速度波形データに変換することを特徴とする。
請求項2記載の震度測定装置は、加速度波形データを入力する加速度入力部と、前記加速度波形データにフィルタ処理を施し、補正加速度波形データを出力するフィルタと、前記補正加速度波形データから震度を算出する震度算出部と、を備え、前記フィルタは、加算、減算、2のべき乗数の乗算および2のべき乗数の除算を組み合わせた演算を実行することで、前記加速度波形データを前記補正加速度波形データに変換することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の震度測定装置において、前記フィルタは、高域フィルタと、低域フィルタと、を含むことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の震度測定装置において、前記高域フィルタは微分フィルタを有し、微分フィルタにおける乗算係数は、2のべき乗数であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3に記載の震度測定装置において、前記低域フィルタは、リカーシブルフィルタを有し、リカーシブルフィルタにおける除算係数は、2のべき乗数であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3に記載の震度測定装置において、前記低域フィルタはIIRフィルタを有し、IIRフィルタにおける除算係数は、2のべき乗数であることを特徴とする。
請求項7記載の震度測定装置は、加速度波形データを入力する加速度入力部と、前記加速度波形データにフィルタ処理を施し、補正加速度波形データを出力するフィルタと、前記補正加速度波形データから振幅を算出する振幅算出部と、を備え、前記振幅算出部は、前記補正加速度波形データから振幅W(t)を求める第1振幅演算部と、前記振幅W(t)を2のべき乗数で表すことにより、測定震度S(t)を表現した上で、W(t)を二進数で表した場合の最大ビットの桁数をBとすることにより、震度S(t)を求める第2震度測定部と、を含むことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7に記載の震度測定装置において、さらに、前記第2震度測定部により測定された震度S(t)が0.3秒間以上、S以上となる場合のSの値の最大値Sを震度として出力する最大値判定部、を備えることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の震度測定装置において、さらに、前記加速度入力部に入力される加速度波形データをA/D変換するA/D変換器と、前記A/D変換器のサンプリングレートを決定するサンプリングレート決定部と、を備え、前記サンプリングレート決定部は、前記震度測定装置が観測した加速度に応じて異なる閾値で地震の検出を行う地震発生検出部と、前記地震発生検出部の検出結果に応じて、前記A/D変換器のサンプリングレートを切り替える切替部と、を含むことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の地震測定装置において、前記震度算出部が算出した震度の継続時間が所定の時間より短い場合には、地震としての測定をキャンセルすることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の地震測定装置において、さらに、前記震度算出部が算出した震度が所定の閾値を上回る場合、ガスを遮断する制御を行うガス遮断制御部、を備えることを特徴とする。
本発明の地震測定装置によれば、加算回路、減算回路およびシフト演算回路を組み合わせることで、気象庁定義のフィルタと特性の近似するフィルタを構成する。回路構成を複雑化させることなく、低消費電力で震度測定用のフィルタを構成することができる。
本発明の震度測定装置によれば、演算値を2のべき乗数で表し、その演算値の最大ビット数の桁数を利用した簡易な計算で震度を測定する。回路構成を複雑化させることなく、低消費電力で震度測定を行うことができる。
震度測定装置のブロック図である。 フィルタの回路ブロック図である。 気象庁定義のフィルタと本実施の形態により近似されたフィルタとを比較した図である。 測定震度演算部の回路ブロック図である。 震度測定の実験結果を示す図である。
{1.震度測定装置の全体構成}
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。まず、図1を参照しながら、震度測定システム1の全体構成について説明する。
図1は、本実施の形態の震度測定装置1のブロック図である。震度測定装置1は、加速度センサ11、増幅器12、A/D変換器13、フィルタ14、振幅演算部15、測定震度演算部16、震度判定部17およびガス遮断制御部18を備えて構成されている。さらに、地震測定装置1は、地震発生検出部19、切替部20およびバッテリ21を備えている。
本実施の形態の地震測定装置1は、ガス流量弁の近くに設置され、地震発生時には、ガス流量弁を制御し、ガスを遮断する。地震測定装置1は、バッテリ21を備えている。地震測定装置1は、通常、商用電源からの電力供給を受けて動作している。地震測定装置1は、災害時に商用電源からの電力供給が途絶えた場合には、バッテリ21の駆動により動作可能としている。
加速度センサ11は、X、Y、Z方向の直交3成分の加速度波形データを測定可能である。加速度センサ11は、3成分の加速度波形データA(t)、A(t)、A(t)を出力する。
加速度波形データA(t)、A(t)、A(t)は、増幅器12において増幅された後、A/D変換器13においてA/D変換される。A/D変換器13は、切替部20による切替制御に基づいてサンプリングレートが切り替えられる。
A/D変換後の加速度波形データA(t)、A(t)、A(t)は、フィルタ14に入力される。フィルタ14は、気象庁定義のフィルタに対して近似的に用いられるフィルタである。
加速度波形データA(t)、A(t)、A(t)は、フィルタ14においてフィルタ処理が施されることにより加速度波形データH(t)、H(t)、H(t)に変換される。加速度波形データH(t)、H(t)、H(t)は、振幅演算部15に入力される。
振幅演算部15では、加速度波形データH(t)、H(t)、H(t)に基づいて、振幅W(t)が演算される。振幅W(t)は、数3式のように表される。
Figure 0005375435
振幅演算部15で算出された振幅W(t)は、測定震度演算部16に入力される。測定震度演算部16は、振幅W(t)から測定震度の瞬時値S(t)を算出する。振幅W(t)は、加速度波形データの変化に伴い、変動する。振幅W(t)を用いて、気象庁の定義による測定震度の瞬時値S(t)は、数4式のように表される。数4式において、係数Cは、加速度センサの感度であり、係数Aは、フィルタのゲインである。
Figure 0005375435
測定震度演算部16は、測定震度の瞬時値S(t)を分析することで、測定震度Sを算出する。算出された測定震度Sは、震度判定部17に入力される。震度判定部17は、入力した測定震度Sに基づいて、ガスを遮断すべきか否かの判断を行う。ガスを遮断すべきと判断した場合には、制御信号をガス遮断制御部18に出力する。ガス遮断制御部18は、制御信号に基づいてガスの遮断制御を行う。
{2.フィルタの構成}
次に、図2を参照しながらフィルタ14の構成について説明する。図2に示すように、フィルタ14は、高域フィルタ141、リカーシブルフィルタ142、IIR(Infinite impulse response)フィルタ143およびIIRフィルタ144を備えて構成されている。リカーシブルフィルタ142は1次のリカーシブルフィルタである。IIRフィルタ143およびIIRフィルタ144は、2次のIIRフィルタである。
気象庁定義のフィルタは、約0.5Hzにピークを持ち、10Hzより高周波の領域では減衰が大きくなっている。このような気象庁定義のフィルタに対応するため、フィルタ14は、高域フィルタと低域フィルタとを組み合わせて作成される。高域フィルタとして高域フィルタ141が用いられる。低域フィルタとして、一次のリカーシブルフィルタ142と2次のIIRフィルタ143および144が用いられる。
以下の説明において、フィルタ14は、X(t)を入力としてフィルタ演算を行い、F(t)を出力する。ここで、X(t)は、加速度波形データA(t)、A(t)、A(t)を示している。つまり、以下の説明における各処理は、実際には、加速度波形データA(t)、A(t)、A(t)のそれぞれに対して実行される演算であるが、それらの処理は共通の処理であるので、入力X(t)として代表して説明する。また、加速度波形データA(t)、A(t)、A(t)の入力に対してフィルタ14は、加速度波形データH(t)、H(t)、H(t)を出力するが、それらを出力F(t)として代表して説明する。
高域フィルタ141は、加速度センサの出力の微分値を算出するフィルタである。高域フィルタ141は、入力をX(t)、サンプリング間隔をΔtとして、数5式で表される。
Figure 0005375435
は整数の演算による桁落ちを考慮して設定される定数である。Aとして2のべき乗数が設定される。Y(t)は高域フィルタ141の出力である。
が2のべき乗数であるから、数5式における最後の乗算は、シフト演算で回路を構成することができる。高域フィルタ141は、減算回路による1回の引き算と、シフト演算回路による1回のシフト演算により実現されることになる。
高域フィルタ141の出力Y(t)は、低域フィルタとしてのリカーシブルフィルタ142に入力される。リカーシブルフィルタ142は、1次のリカーシブルフィルタであり、Y(t)に対して数6式で示される演算が行われる。
Figure 0005375435
は、リカーシブルフィルタ142の特性を決める係数である。リカーシブルフィルタ142は、G個の入力に対する移動平均値を算出する。一般には、この係数は実数が用いられる。本実施の形態においては、係数Gとして、2のべき乗数が用いられる。
が2のべき乗数であるから、数6式における最後の除算は、シフト演算回路で構成することができる。リカーシブルフィルタ142は、加算回路による1回の足し算と、減算回路による1回の引き算と、シフト演算回路による1回のシフト演算により実現されることになる。
低域フィルタは、数6式のリカーシブフィルタ142の他に、IIRフィルタ143および144が用いられる。1段目のIIRフィルタ143の出力D(t)は、Y(t)を入力として、数7式および数8式で示される。
Figure 0005375435
Figure 0005375435
(t)は、IIRフィルタ143のフィードバック項である。G、GはIIRフィルタ143の特性を決める係数である。係数G、Gとして、一般的には実数が用いられるが、本実施の形態においては、係数G、Gとして、2のべき乗数が用いられる。
およびGが2のべき乗数であるから、数7式における最後の除算および数8式における最後の除算は、シフト演算回路で構成することができる。また、数8式における2の乗算もシフト演算回路で構成することができる。IIRフィルタ143は、数7式の演算に関しては、加算回路による1回の足し算と、減算回路による1回の引き算と、シフト演算回路による1回のシフト演算により実現される。IIRフィルタ143は、数8式の演算に関しては、減算回路による1回の引き算と、加算回路による1回の足し算と、シフト演算回路による2回のシフト演算により実現される。
1段目のIIRフィルタ143の出力D(t)は、2段目のIIRフィルタ144に入力される。2段目のIIRフィルタ144は、D(t)を入力として、数9式および数10式で示される演算を行う。
Figure 0005375435
Figure 0005375435
(t)は、IIRフィルタ144のフィードバック項である。G、GはIIRフィルタ144の特性を決める係数である。係数G、Gとして、一般的には実数が用いられるが、本実施の形態においては、係数G、Gとして、2のべき乗数が用いられる。
およびGが2のべき乗数であるから、数9式における最後の除算および数10式における最後の除算は、シフト演算回路で構成することができる。また、数10式における2の乗算もシフト演算回路で構成することができる。IIRフィルタ144は、数9式の演算に関しては、加算回路による1回の足し算と、減算回路による1回の引き算と、シフト演算回路による1回のシフト演算により実現される。IIRフィルタ144は、数10式の演算に関しては、減算回路による1回の引き算と、加算回路による1回の足し算と、シフト演算回路による2回のシフト演算により実現される。
2段目のIIRフィルタ144の出力のゲインを1.0にするためには、数11式のような係数Aが必要である。前述した高域フィルタ141では、定数Aを乗算した。係数Aは、任意の定数Aに対して、フィルタ14のゲインを1.0とするための係数である。
Figure 0005375435
係数Aは、フィルタのゲインを表す定数で実数である。係数Aはゲイン調整用であるので、数11式の除算を実際に実行する必要はない。
係数Aは実数であるが、上述したようにゲイン調整用の実数であり、フィルタの特性には影響をおよぼさない。つまり、フィルタ14において、実数の演算が必要となるわけではない。
以上説明した数5式〜数11式で示されるフィルタ141〜145を用い、係数A、Aおよび係数G〜Gを最適化することにより、フィルタ14の特性を気象庁定義のフィルタに近似させる。数5式〜数11式で用いられた係数G〜Gは、数12式で表される。数12式の添え字pは、1〜5の整数である。
Figure 0005375435
本実施の形態のフィルタ14の特性を気象庁定義のフィルタに近似させるため、あらかじめ最適なG〜Gが決定される。具体的には、各Gについてkを0から9まで変更し、計100,000個の全ての組み合わせについてフィルタの特性を計算する。100,000パターンのフィルタの特性の中で気象庁定義のフィルタの特性と最も近似しているkの組み合わせを決定する。たとえば、フィルタのゲインが1.0となるよう、係数Aを決定し、両フィルタの特性の差の二乗和が最少となる係数Gの組み合わせを求める。
従来、リカーシブルおよび非リカーシブルフィルタの組み合わせを用いて、係数が実数であるフィルタを作成している。本実施の形態においては、計100,000個の全ての組み合わせを調べることにより、全ての係数が2のべき乗数で表わせるフィルタを設計する。
上記の方法をとることで、GからGの未知定数が求められる。図2において、IIRフィルタ144の出力は、D(t)であるが、数11式の演算は、フィルタ14においては実行されない。したがって、ここでは、D(t)=F(t)として以降の処理を実行する。
本実施の形態においては、以下のように、各係数を設定することで、フィルタ14を設計することとしている。
=2=16
=2=16
=2=16
=2=2
=2=1
=2=2
このように、本実施の形態のフィルタ14は、気象庁定義による震度のフィルタを、整数の足し算、引き算、2のべき乗数による近似計算により実現している。本実施の形態のフィルタ14は、掛け算、割り算を用いないので、回路構成が簡単であり、低消費電力化を図ることができる。
図3は、上記プロセスで実際に設計されたフィルタ14の特性と、気象庁定義のフィルタの特性とを比較したものである。図中、Fは、フィルタ14の特性を表し、Fは、気象庁定義のフィルタを表している。両フィルタの特性が非常に近似していることが分かる。
数3式〜数11式から明らかなように、フィルタ14は、整数の足し算5回、引き算6回、ビットシフト操作9回の演算で実現されている。本実施の形態においては、上述したように、G=2=1と設定されているので、整数の足し算5回、引き算6回、ビットシフト操作8回の演算で実現されている。従って、従来の実数を用いた計算方法に比べ、演算時間が二桁程度軽減され、大幅な低消費電力化が図られる。また、マイコンを用いることなく、ハードウェアのみで気象庁定義のフィルタに近似したフィルタを実行できるので、低消費電力化を図ることができる。
{3.震度の演算と判定}
上述したフィルタ14によって、加速度波形データA(t)、A(t)、A(t)は、加速度波形データH(t)、H(t)、H(t)に変換される。次に、加速度波形データH(t)、H(t)、H(t)に基づいて振幅W(t)が算出される。さらに、加速度センサ11の感度Cと、フィルタ14のゲインを1.0とするために設定された係数Aを用いて振幅W(t)が補正される。補正された振幅W(t)に基づいて、測定震度の瞬時値S(t)が算出され、最終的に、測定震度Sが推定される。
<3−1.震度演算の理論>
まず、本実施の形態における震度演算の数学的根拠について説明する。本実施の形態においては、測定震度を0.1の分解能で推定するものとする。数4式で示される測定震度の瞬時値S(t)を、W(t)を用いて表現するために、数4式を数13式に変形する。W(t)は数3式を3乗することで得られる。
Figure 0005375435
数2式においては、0.3秒以上継続した振幅Wを入力することで、測定震度Sを算出した。これに対して、数4式では、時間の経過とともに変動するW(t)を代入することで、測定震度の瞬時値S(t)を算出している。
次に、W(t)を数14式のように置き換える。
Figure 0005375435
数13式と数14式とから測定震度の瞬時値S(t)は、数15式のように変形できる。
Figure 0005375435
測定震度の瞬時値S(t)を、例えば4.0以上から、0.1の分解能で算出する場合には、以下のように取り扱う。測定震度の瞬時値S(t)が、3.95から4.05までの範囲である場合に、測定震度の瞬時値S(t)として、4.0を対応させる。数15式においてS(t)=3.95と代入することで、測定震度の瞬時値S(t)が3.95である場合の桁数Aは、数15式より、数16式のように表される。数16式において、係数Cは、加速度センサ11の感度であり、係数Aは、フィルタのゲインであり、上記の数11式により求められる。
Figure 0005375435
W(t)を二進数で表した場合の最大ビットの桁数をB(t)とすると、測定震度の瞬時値S(t)は、式(15)〜式(16)より数17式のように表される。
Figure 0005375435
W(t)を演算する場合、二進法で表した場合の最大ビットの桁のみを使用すればよい。つまり、この演算を高分解能で行う必要はなく、桁落ちを考慮して、整数の演算に変更して行うことができる。
気象庁の震度の定義では、W(t)が、0.3秒間以上、W以上となる場合のWの値の最大値Wを数2式に代入することになっている。この定義は、測定震度の瞬時値S(t)が0.3秒間以上S以上となる場合のSの最大値Sを求めることと等価である。従って、数17式を用いて、0.3秒間以上となる最大値Sを求めれば良いことになる。
ここでは、測定震度4.0から0.1の分解能で得る場合を例に挙げて説明した。数17式における4.0の項は、基準震度を表す。例えば、測定震度5.0から0.1の分解能で得る場合(この場合、基準震度は5.0である。)には、測定震度の瞬時値S(t)が、4.95から5.05までの範囲である場合に、測定震度の瞬時値S(t)として、5.0を対応させる。数4式においてS(t)=4.95と代入することで、測定震度の瞬時値S(t)が4.95である場合の桁数Aは、数16式において、3.95を4.95に置き換えればよい。そして、測定震度の瞬時値S(t)は、数17式において、4.0を5.0に置き換えればよい。より一般的には、震度Nから0.1の分解能で得るためには、数16式において、3.95を(N−0.05)に置き換え、数17式における4.0をNに置き換えればよい。
<3−2.震度演算の構成>
次に、上述した数学的根拠に基づいて振幅W(t)、測定震度の瞬時値S(t)の演算および測定震度Sの判定を行う回路構成について説明する。図4は、振幅演算部15および測定震度演算部16の回路ブロック図である。
振幅演算部15は、加速度波形データH(t)、H(t)、H(t)を入力し、数3式で示した演算を行うことにより、振幅W(t)を算出する。
測定震度演算部16は、近似演算部161、桁数演算部162、瞬時値演算部163および最大値判定部164を備えている。
近似演算部161は、数18式および数19式で示す演算を行うことにより、W(t)の最大ビットの桁数MとK(t)を出力する。
Figure 0005375435
Figure 0005375435
桁数演算部162は、入力したW(t)の最大ビットの桁数Mと、K(t)の最大ビットの桁数とから、W(t)の最大ビットの桁数A(t)を求める。
瞬時値演算部163は、W(t)の最大ビットの桁数A(t)を入力すると、数20式に示す演算を行い、測定震度の瞬時値S(t)を算出する。
Figure 0005375435
数20式において、A(t)=A(t)−Aである。瞬時値演算部163において算出されたA(t)は、最大値判定部164に入力される。
測定震度の瞬時値S(t)を0.1の分解能で求める場合、数15式からA(t)は整数で求めれば十分である。測定震度の瞬時値S(t)を、0.1刻みで、4.0から7.0までの範囲で求める場合は、31個のカウンタが必要となる。最大値判定部164が備えるカウンタ165は、第1から第31までの31個の記憶領域を有している。
瞬時値演算部163から入力したA(t)が、1以上である場合には、第1番目から第A(t)番目の記憶領域に1が加算される。入力したA(t)が31以上の場合、全ての記憶領域に1が加算される。
31個の記憶領域の中で、カウント数が30以上となる記憶領域を調べ、カウント数が30以上となっている記憶領域のうち、最も上位ビットに対応する記憶領域の番号Aを求める。この記憶領域の番号Aから、数21式に示すように測定震度Sが決定される。
Figure 0005375435
カウント数が30以上となる記憶領域が存在しない場合は、測定震度が4.0以下の場合である。ここでは、測定震度4.0以上の地震を測定することを目的としている。
たとえば、震度5.0以上の地震を判定したい場合は、同様に、震度5.0から震度7.0までの震度を0.1刻みでカウントするため、カウンタとして21個の記憶領域を用意すればよい。
再び、図1を参照する。測定震度演算部16において上記の演算により測定震度Sが算出されると、測定震度Sが震度判定部17に出力される。震度判定部17では、入力した測定震度Sに基づいて、ガスを遮断すべきか否かを判定する。震度判定部17は、ガスを遮断すべき測定震度Sの閾値を保持している。
震度判定部17によりガスを遮断すべきと判定された場合、ガス遮断制御部18に対してガスの遮断を指示する制御信号が出力される。この信号に応答して、ガス遮断制御部18は、ガス流量弁を閉じる操作を行う。
以上説明したように、本実施の形態の震度測定装置1は、足し算、引き算およびシフト演算の組み合わせにより、気象庁定義のフィルタ処理に近似したフィルタ処理を実行することができる。これにより、低消費電力化を実現する。
たとえば、震度5程度以上の地震が発生した場合に、ガスを遮断させるバッテリ駆動型の装置等において、低消費電力型の装置の開発が可能となる。
また、本実施の形態の震度測定装置1は、分解能に応じて、測定震度Sを簡易な演算で取得することが可能である。これによっても、震度測定装置1の低消費電力化を図ることができる。
本実施の形態の地震測定装置1は、簡易な回路構成でフィルタ処理および震度の測定を行うので、処理速度の向上も図ることができる。P波検出による地震警報装置に適している。
{4.低消費電力化対策}
震度5以上の地震を非常に高い確率で検出するためには、1成分、低速度サンプリングの加速度振幅が10ガル程度以上となった場合、サンプリングレートを高めた測定を行う必要がある。しかし、振動が大きい場所では、加速度振幅が10ガル程度以上となる場合が頻繁に発生する。
本実施の形態においては、f1Hzの低速サンプリングレートで観測中、ある1成分の加速度データが閾値E1以上になった場合、f2Hzの中速サンプリングレートで、当該1成分の加速度データの観測を実施する。中速サンプリングレート観測で、t1秒間以上、加速度が閾値E2未満の状態が継続すると、低速サンプリングレートに戻る。逆に、加速度が閾値E2以上になった場合には、100Hzサンプリングレートで3成分の加速度データを観測し、震度の瞬時値を計算する。100Hzサンプリングによる観測の結果、瞬時値が閾値E3未満となる状態がt2秒間以上継続した場合には、中速サンプリングレートに戻る。閾値、f1,f2,E1,E2,E3,t1,t2の値は、過去に発生した地震で、国の強震観測網で観測された波形データを用い、統計上100%の確率で、地震発生が検出できるように設定される。この設定が最適となるようにすることにより、人工的ノイズ震幅が大きい場所でも、中速サンプリングレートや、100Hzサンプリングレートでの3成分の観測時間を短くすることができる。
図1に示した地震発生検出部19および測定震度演算部16には、過去に発生した地震の波形データを用いて、地震発生を統計上100%の確率で、かつ、最も効率的に検出するための閾値が設定されている。通常、A/D変換器13は、1成分の加速度データに対して、低速サンプリングレートでA/D変換を行い、低消費電力状態で動作している。地震発生検出部19は、A/D変換器13から出力された加速度波形データA(t)を入力し、加速度が閾値以上であるか、未満であるかの判定を行う。地震発生検出部19は、加速度が閾値以上になると、切替部20に対して、中速サンプリングレートでの観測を行うよう通知する。切替部20は、この制御信号に応答して、A/D変換器13に対してサンプリングレートの変更指示を行う。中速サンプリングレート観測において、加速度が別の閾値以上となった場合には、地震発生検出部19は、A/D変換器13が3成分の加速度データに対して高サンプリングレートで動作するよう制御する。加速度振幅が、所定期間以上、閾値未満である状態が継続すると、サンプリングレートを下げ、中速、あるいは、低速サンプリングレートにする。震度が閾値以上である場合には、短時間、500Hzサンプリングを行い、波形データの卓越周波数等を調べ、地震であるか、ノイズであるかの判定を行う。この操作により、誤動作の少ない、地震検出が可能である。閾値、f1,f2,E1,E2,E3,t1,t2の値を最適となるよう選ぶことにより、新幹線の高架橋の下や、高速道路の下のように、極端に振動が大きい場所でも、平均的サンプリングレート2.5Hz程度で、非常に高い確率での地震検出が可能であり、バッテリでの長時間の使用が可能である。
図5は、有楽町駅近くの高架橋の下での測定テスト結果である。最大加速度300ガルが観測された。本実施の形態の地震測定装置1は、大きな振幅の信号を検出し、区間Tにおいて、X,Y,Z方向の3成分について、100Hzサンプリングでデータ収録を行う震度測定モードに入った。
次に、震度5以上の測定結果が得られたため、区間Tにおいて、500Hzサンプリングでデータ収録が行なわれた。区間Tにおいて、卓越周波数および地震波の特性を有しているかのチェックが行なわれた。その結果、ノイズであることが示され、区間Tでは、再び低速サンプリングレートによるデータ収録に戻った。
{5.雷対策}
気象庁による緊急地震速報の観測点では、200箇所において、年1回程度、雷による振動を、震度5以上の地震として警報を配信している。加速度センサを多数設置する場合、雷対策は不可欠であると思われる。雷による振動は、1〜2秒程度で減衰するが、地震による振動はそれに比べて長く継続する。本実施の形態の震度測定装置1には、この特徴を考慮した雷対策が組み込まれている。具体的には、地震発生検出部19は、たとえ閾値を超える振幅を検出した場合であっても、あらかじめ与えられた時間、大きな振幅が継続しない場合には、地震と判定しないこととしている。振幅が所定閾値を超えた状態でビットをONにし、ビットがONとなっている期間をカウントする方法をとっているので、処理負荷も小さく、消費電力を大きくすることもない。
1 地震測定装置
11 加速度センサ
13 A/D変換器
14 フィルタ
15 振幅演算部
16 測定震度演算部
141 高域フィルタ
142 (1次)リカーシブルフィルタ
143 (2次)IIRフィルタ
144 (2次)IIRフィルタ

Claims (11)

  1. 加速度波形データを入力する加速度入力部と、
    前記加速度波形データにフィルタ処理を施し、補正加速度波形データを出力するフィルタと、
    前記補正加速度波形データから震度を算出する震度算出部と、
    を備え、
    前記フィルタは、加算回路、減算回路およびビットシフト演算回路を組み合わせることで、前記加速度波形データを前記補正加速度波形データに変換することを特徴とする震度測定装置。
  2. 加速度波形データを入力する加速度入力部と、
    前記加速度波形データにフィルタ処理を施し、補正加速度波形データを出力するフィルタと、
    前記補正加速度波形データから震度を算出する震度算出部と、
    を備え、
    前記フィルタは、加算、減算、2のべき乗数の乗算および2のべき乗数の除算を組み合わせた演算を実行することで、前記加速度波形データを前記補正加速度波形データに変換することを特徴とする震度測定装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の震度測定装置において、
    前記フィルタは、
    高域フィルタと、
    低域フィルタと、
    を含むことを特徴とする震度測定装置。
  4. 請求項3に記載の震度測定装置において、
    前記高域フィルタは、数1式で示される演算を行う微分フィルタを有し、
    は、整数演算の桁落ちを考慮して設定される2のべき乗数の定数であることを特徴とする震度測定装置。
    ただし、tは時間であり、X(t)は加速度波形データであり、Y(t)は微分フィルタの出力である。
    Figure 0005375435
  5. 請求項3に記載の震度測定装置において、
    前記低域フィルタは、数2式で示される演算を行うリカーシブルフィルタを有し、
    は、2のべき乗数であることを特徴とする震度測定装置。
    ただし、tは時間、Y(t)はリカーシブルフィルタの入力であり、Y(t)は、リカーシブルフィルタの出力である。
    Figure 0005375435
  6. 請求項3に記載の震度測定装置において、
    前記低域フィルタは、
    数3式および数4式で示される演算を行う第1のIIRフィルタと、
    数5式および数6式で示される演算を行う第2のIIRフィルタと、
    を有し、
    、G、GおよびGは、2のべき乗数であることを特徴とする震度測定装置。
    ただし、tは時間であり、Y(t)は第1のIIRフィルタの入力であり、D(t)は第1のIIRフィルタのフィードバック項である。また、D(t)は第1のIIRフィルタの出力であり、かつ、第2のIIRフィルタの入力である。D(t)は、第2のIIRフィルタのフィードバック項であり、D(t)は第2のIIRフィルタの出力である。
    Figure 0005375435
    Figure 0005375435
    Figure 0005375435
    Figure 0005375435
  7. 加速度波形データを入力する加速度入力部と、
    前記加速度波形データにフィルタ処理を施し、補正加速度波形データを出力するフィルタと、
    前記補正加速度波形データから震度を算出する震度算出部と、
    を備え、
    前記震度算出部は、
    X,Y,Z3方向の前記補正加速度波形データをH(t)、H(t)、H(t)としたとき、数7式で示される演算を行うことによりW(t)を求める第1震度演算部と、
    Figure 0005375435
    数8式で示されるS(t)を、W(t)=2A(t)とすることにより、数9式のように変形し、
    Figure 0005375435
    Figure 0005375435
    震度NとなるA(t)をA=10(N−0.94+2log(C*A))とし、W(t)を二進数で表した場合の最大ビットの桁数をB(t)とすることにより、数10式で示される演算を行うことにより震度S(t)を求める第2震度測定部と、
    を含むことを特徴とする震度測定装置。
    Figure 0005375435
    ただし、数10式において、Sは基準震度である。
  8. 請求項7に記載の震度測定装置において、さらに、
    前記第2震度測定部により測定された震度S(t)が0.3秒間以上、S以上となる場合のSの値の最大値Sを震度として出力する最大値判定部、
    を備えることを特徴とする震度測定装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の震度測定装置において、さらに、
    前記加速度入力部に入力される加速度波形データをA/D変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器のサンプリングレートを決定するサンプリングレート決定部と、
    を備え、
    前記サンプリングレート決定部は、
    前記震度測定装置が観測した加速度に応じて異なる加速度の閾値で地震の検出を行う地震発生検出部と、
    前記地震発生検出部の検出結果に応じて、前記A/D変換器のサンプリングレートを切り替える切替部と、
    を含むことを特徴とする地震測定装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の地震測定装置において、
    前記震度算出部が算出した震度の継続時間が所定の時間より短い場合には、地震としての測定をキャンセルすることを特徴とする地震測定装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の地震測定装置において、さらに、
    前記震度算出部が算出した震度が所定の閾値を上回る場合、ガスを遮断する制御を行うガス遮断制御部、
    を備えることを特徴とする地震測定装置。
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