JP5375341B2 - 燃料電池システム - Google Patents
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Description
スがカソード触媒電極層に供給され、水素を含む燃料ガスがアノード触媒電極層に供給されることで、発電が行なわれる。
極層における異常反応はMEAの過剰な劣化や損傷を招く原因となる。
電解質膜にカソード触媒電極層とアノード触媒電極層とが接合されることで形成されたMEAを有するセルが複数積層されることで形成された燃料電池本体と、
セル電圧を測定する電圧測定手段と、
セル電圧が所定負電圧よりも小さくなったときは前記燃料電池本体の発電を制限する発電制限手段と、を備えた燃料電池システムにおいて、
セルのカソード触媒電極層の破壊を検知する検知手段と、
カソード触媒電極層の破壊が検知されたときに、前記セル電圧測定手段によって測定される現在のセル電圧をセル電圧の初期値から減算することでセル電圧低下量を算出し、該セル電圧低下量に基づいて前記所定負電圧を補正する補正手段と、
をさらに備えたことを特徴とする。
電解質膜にカソード触媒電極層とアノード触媒電極層とが接合されることで形成されたMEAを有するセルが複数積層されることで形成された燃料電池本体と、
セル電圧を測定する電圧測定手段と、
セル電圧が所定負電圧よりも小さくなったときは前記燃料電池本体の発電を制限する発電制限手段と、を備えた燃料電池システムにおいて、
セルのカソード触媒電極層の発電に有効な部分の表面積である有効表面積を取得する有効表面積取得手段と、
カソード触媒電極層の有効表面積が減少したときに、その減少量に基づいてセル電圧の初期値からの低下量であるセル電圧低下量を算出し、該セル電圧低下量に基づいて前記所定負電圧を補正する補正手段と、
をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の第一実施例について図1〜6に基づいて説明する。
図1は、本実施例に係る燃料電池システムの概略構成を示す図である。図2は、本実施例に係る燃料電池本体のセルの概略構成を示す図である。尚、図1において、実線の矢印は、空気、水素ガスの流れを表している。
れる。プロトンは電解質膜32中をカソード触媒電極層33の方向に移動する。一方、電子は外部回路(図示せず)を通じてカソード触媒電極層33に伝導する。カソード触媒電極層33においては、供給された空気中の酸素が電解質膜32を移動したプロトン及び外部回路を通じて伝導した電子と結合され、水が生成される。これらの反応によって、カソード触媒電極層33とアノード触媒電極層34との間に起電力が生じる。
いる。ECU20には、電圧測定器21、電流測定器22、抵抗測定器23及び温度センサ24等が電気的に接続されている。これらの測定器及びセンサの出力信号がECU20に入力される。
図3は、発電時におけるセル30のカソード電位、アノード電位及びセル電圧の状態の一例を示す図である。図3の(a)は、通常の状態を示しており、図3の(b)は、アノード触媒電極層への水素ガスの供給量が不足したときの状態を示しており、図3の(c)は、カソード触媒電極層の破壊が生じているときにアノード触媒電極層への水素ガスの供給量が不足したときの状態を示している。
一方、カソード触媒電極層33においても、生成水の凍結等によって空気の供給が阻害され、その供給量が不足する場合がある。この状態で発電を継続すると、カソード触媒電極層33において異常反応が生じる。その結果、カソード触媒電極層33の破壊が生じる、即ちカソード触媒電極層33が電解質膜32から剥離することになる。尚、このようなカソード触媒電極層33の破壊は、アノード触媒電極層34への水素ガスの供給量不足と同様、生成水の凍結が生じ易いMEA31の含水量が比較的多い部分で生じ易い。
ここで、本実施例に係るカソード触媒電極の破壊検知方法について図4に基づいて説明する。尚、以下においては、MEAの含水量が比較的多い部分を湿潤部位と称し、MEAの含水量が比較的少ない部分を乾燥部位と称する。
、L4に示すように、時間tdの直前においては、湿潤部位における電流が減少する。このとき、湿潤部位においてO2還元反応に使用される電子の量が減少する分、乾燥部位に
おいてO2還元反応に使用される電子の量が増加する。そのため、L5に示すように、時
間tdの直前においては、湿潤部位における電流が増加する。
れないにも関わらず電子を受け取る必要性が生じる。その結果、O2還元反応に代えて、
電解質膜32を通ってアノード触媒電極層34からカソード触媒電極層33に移動したプロトンが電子と再結合する反応(H+還元反応)が生じる。このH+還元反応が生じることによって、L4に示すように、時間tdの直後においては、湿潤部位における電流が増加する。このとき、湿潤部位において電子がH+還元反応に使用される分、乾燥部位におい
てO2還元反応に使用される電子の量が減少する。そのため、L5に示すように、時間t
dの直後においては、乾燥部位における電流が減少する。
燃料電池本体1においては、氷点下で発電を開始したときに、生成水の凍結に起因する湿潤部位におけるカソード触媒電極層33の破壊が生じ易い。そこで、本実施例においては、氷点下で燃料電池本体1の発電が開始されたときに、以下に説明する水素欠許容負電圧補正フローを実行する。
cをセル電圧の初期値Vciから減算することで、カソード触媒電極層33の破壊が生じることでカソード電位が低下することに起因するセル電圧低下量ΔVc0が算出される。ここで、セル電圧の初期値Vciは、セル30が初期状態にあるとき、即ちカソード触媒電極層33に劣化や破壊が生じていない状態でのセル電圧である。本実施例においては、セル電圧の初期値Vciが、セル電流及びセル30の温度に対応させてECU20に予め記憶されている。
本実施例においては、カソード触媒電極層33の破壊を検知するために、電圧測定器21によって測定されるセル30の測定電圧とIR補正電圧との差(以下、単に電圧差と称する)を用いてもよい。図4の(a)に示すように、カソード触媒電極層33の破壊が生じると、電圧差(即ちL3とL2との差)が大きくなる。そこで、上記のように湿潤部位におけるセル電流の変化速度及びセル30の内部抵抗の変化速度を算出すると共に、湿潤部位における電圧差の絶対値の変化速度を算出する。そして、セル電流の変化速度が負から正に変化し、セル30の内部抵抗の変化速度が正であり、且つ、電圧差の絶対値の変化速度が正であるときに、カソード触媒電極層33の破壊が生じたと判定してもよい。これによれば、カソード触媒電極層33の破壊の検知精度をより向上させることが出来る。
本実施例においては、燃料電池本体1において、湿潤部位におけるアノード電位を測定するアノード電位測定器を設けてもよい。この場合、カソード触媒電極層33の破壊が検知された場合、アノード電位測定器によって測定されるアノード電位が閾値を超えているか否かに基づいてアノード触媒電極層34への水素ガスの供給量不足が許容範囲を超えているか否かを判別する。そして、その判定結果に基づいて燃料電池本体1の発電を制限するか否かを決定する。これによっても、カソード触媒電極層33の破壊が生じた際に、アノード触媒電極層34への水素ガスの供給量不足が許容範囲内であるにも関わらず燃料電
池本体1の発電が制限されることを抑制することが出来る。
本発明の第二実施例について図7及び8に基づいて説明する。尚、ここでは、第一実施例と異なる部分についてのみ説明する。
図7は、本実施例に係る水素欠許容負電圧補正フローを示すフローチャートである。本フローは、ECU20に予め記憶されており、ECU20によって所定の間隔で繰り返し実行される。
算出される。
2、3・・・空気管
4、5・・・水素ガス管
20・・ECU
21・・電圧測定器
22・・電流測定器
23・・抵抗測定器
24・・温度センサ
30・・セル
31・・MEA
32・・電解質膜
33・・カソード触媒電極層
34・・アノード触媒電極層
35a、35b・・セパレータ
36・・空気通路
37・・水素ガス通路
Claims (3)
- 電解質膜にカソード触媒電極層とアノード触媒電極層とが接合されることで形成されたMEAを有するセルが複数積層されることで形成された燃料電池本体と、
セル電圧を測定する電圧測定手段と、
セル電圧が所定負電圧よりも小さくなったときは前記燃料電池本体の発電を制限する発電制限手段と、を備えた燃料電池システムにおいて、
前記カソード触媒電極層が前記電解質膜から剥離した状態であって、且つ前記燃料電池本体の発電時のカソード電位を低下させる、セルのカソード触媒電極層の破壊を検知する検知手段と、
カソード触媒電極層の破壊が検知されたときに、前記セル電圧測定手段によって測定される現在のセル電圧をセル電圧の初期値から減算することでセル電圧低下量を算出し、該セル電圧低下量に基づいて前記所定負電圧を補正する補正手段と、
をさらに備えたことを特徴とする燃料電池システム。 - 前記電圧測定手段が、MEAの含水量が比較的多い部分におけるセル電圧を測定するものであり、
MEAの含水量が比較的多い部分におけるセル電流を測定する電流測定手段と、
MEAの含水量が比較的多い部分におけるセルの内部抵抗を測定する抵抗測定手段と、をさらに備え、
前記検知手段が、MEAの含水量が比較的多い部分におけるセルのカソード触媒電極層の破壊を検知するものであって、
前記電流測定手段によって測定されたセル電流の変化速度を算出する電流変化速度算出手段と、
前記抵抗測定手段によって測定された内部抵抗の変化速度を算出する抵抗変化速度算出手段と、を有し、
前記電流変化速度算出手段によって算出される電流変化速度が負から正に変化し、且つ、前記抵抗変化速度算出手段によって算出される抵抗変化速度が正のときに、カソード触媒電極層の破壊が生じていると判定することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。 - 電解質膜にカソード触媒電極層とアノード触媒電極層とが接合されることで形成された
MEAを有するセルが複数積層されることで形成された燃料電池本体と、
セル電圧を測定する電圧測定手段と、
セル電圧が所定負電圧よりも小さくなったときは前記燃料電池本体の発電を制限する発電制限手段と、を備えた燃料電池システムにおいて、
セルのカソード触媒電極層の発電に有効な部分の表面積である有効表面積を取得する有効表面積取得手段と、
カソード触媒電極層の有効表面積が減少したときに、その減少量に基づいてセル電圧の初期値からの低下量であるセル電圧低下量を算出し、該セル電圧低下量に基づいて前記所定負電圧を補正する補正手段と、
をさらに備えたことを特徴とする燃料電池システム。
Priority Applications (1)
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JP2009134416A JP5375341B2 (ja) | 2009-06-03 | 2009-06-03 | 燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009134416A JP5375341B2 (ja) | 2009-06-03 | 2009-06-03 | 燃料電池システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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