JP5373109B2 - Usbデータストリームをブロードキャストするためのシステム、装置、および方法 - Google Patents

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Description

背景
ユニバーサルシリアルバス(USB)は、種々様々の周辺機器にコンピュータを取り付けるための標準の周辺インタフェースである。これらの周辺装置は、一般的にファンクションと呼ばれ、キーボード、マウス、カメラ、モニタ、モデム、また他の多くの周辺装置のようなハブおよび装置を含むとしてもよい。
USBシステムにおける装置は、各装置が1以上のハブを通じてUSBホストに接続される階層スタートポロジーにおいて、USBホストに接続される。USBシステムは、ホストコンピュータが、バスのすべての通信を管理し、取り付けまたは取り外される装置による変化についてバストポロジーを監視する単一のUSBコントローラ含む、ポーリングされるバスである。
ほとんどのバストランザクションは、3つのパケットを含む。ホストコントローラは、トランザクションのタイプおよび方向について記述するトークンパケット、装置アドレスおよびエンドポイント番号を送る。アドレス指定されたUSB装置は、トークンパケットからそのアドレスを認識する。データは、トークンパケットで特定された方向に基づいて、ホストからアドレス指定された装置へまたはアドレス指定された装置からホストのいずれかに、転送される。ほとんどの場合、データの宛先は、転送されたデータに対する受信ステータスを示すハンドシェイクパケットで応答する。
USBシステムがバスに接続された複数の周辺装置をサポートするとき、USBプロトコルは、ポイントツーポイントプロトコルである。言い換えれば、単一のホストは、一度に、単一の固有にアドレス指定された装置に、データを送信することができる。したがって、各装置がそのタイムスロットの間にデータを受信または送信できるように、各種の装置に対するデータは、時分割多重通信される。
USBシステムは、一般的に、1ミリ秒の長さのフレームを定義し、それは高速USBシステムで125マイクロ秒のミクロフレームへ細分されてもよい。ベーシックフレーム内で、USBシステムは、バス上のほとんどまたはすべての装置に、異なる時間スロットを割り当てるとしてもよい。各装置は、固有のアドレスを持ち、したがって、装置は、送信されたデータがそれ向けであることを知り、または、ホストは、どの装置からデータが受信されるかを知る。
複数のUSB装置へ、USBバスの情報を同時にブロードキャストするためのシステム、装置および方法の必要がある。
図1は、USBシステムのためのトポロジー図を示す。 図2は、本発明の典型的な実施形態におけるローカル通信パイプの簡略ブロック図を示す。 図3は、本発明の典型的な実施形態の簡略ブロック図を示す。 図4は、本発明の実施形態に係る初期化プロセスの状態図を示す。 図5は、本発明の実施形態に係るブロードキャストプロセスの簡略フロー図である。 図6は、本発明の実施形態に係る1次スレーブを変更するためのプロセスの簡略フローダ図である。
詳細な説明
「典型的」という用語は、「例、実例、または例証として役立つ」ことを意味するためにここで使用される。「典型的」としてここに説明されるいずれの実施形態も不可欠ではなく、他の実施形態よりも好ましくまたは有利として解釈される。
添付された図面に関して以下に述べられた詳細な記述は、本発明の典型的な実施形態の記述として意図され、本発明が実行することができるただ一つの実施形態を表わすようには意図されない。詳細な記述は、発明の典型的な実施形態についての完全な理解を提供する目的で特定の詳細を含む。発明の典型的な実施形態がこれらの特定の詳細なしで実行されてもよいことは当業者にとって明白だろう。いくつかの実例において、よく知られている構成および装置は、ここに示される典型的な実施形態の新規性を不明瞭にしないようにするためにブロック図で示される。
本発明の典型的な実施形態は、USBシステムでの複数のUSB装置へのブロードキャストデータに導かれる。
図1は、従来のUSBシステムのためのトポロジー図100を示す。USBホスト110は、複数の接続ポイントを持つルートハブを含む。図1において、第1のファンクション150Aは、ある接続ポイントで接続され、第1のハブ120Aは、第2の接続ポイントに接続されている。第1のハブ120Aは、複数の接続ポイントを含む。第2のファンクション150B、第2のハブ120B、および第3のハブ120Cは、第1のハブ120Aに接続されている。第2のハブ120Bは、複数の接続ポイントを含むとしてもよい。第3のファンクション150Cは、第2のハブ120Bに接続されている。第3のハブ120Cは、複数の接続ポイントを含む。第4のファンクション150Dおよび第5のファンクション150Eは、第3のハブ120Cに接続されている。
そのアップストリームポートで受信されたデータをそれぞれのそのダウンストリームポートに送ること、および、そのダウンストリームポートのうちの一つからそのアップストリームポートへ情報を送ることによって、ハブは、中継器として機能する。任意に与えられる時間に、ファンクションまたはホストだけが、バスについての情報を置いているべきである。したがって、例として、ホストは、第5のファンクション150Eに行き先を定められた情報を送ることができる。情報は、第5のファンクション150Eへ行く途中で、第1のハブ120Aおよび第3のハブ120Cを通過して流れる。
USBファンクションは、一般的に、装置に能力(ケーパビリティ)を提供するUSB装置である。例として、USBファンクションは、USB装置、USBハブなどでもよい。
USBハブは、そのポート上のUSB装置の取り付けおよび取り外しを報告するためのステータスビットを含む。USBホストは、トポロジーの中のすべての装置に対する接続ステータスを決定し、すべての接続されたUSB装置のマップを維持するために、USBハブに問合せる。USB装置がポートから取り外される場合、USBハブは、ポートを不能にし、ステータスビットによって取り外しを報告する。もし取り外された装置がUSBハブならば、ホストコントローラソフトウェアは、その取り外されたUSBハブに接続されたすべてのUSB装置が今分離されたことを示すために、マップを更新するだろう。
USBデータ転送は、ホストと、USB装置の特定のエンドポイントとの間に、生じる。ホストとエンドポイントとの間の結合は、一般的にパイプと呼ばれる。一般的に、あるパイプ内のデータの動きは、他のパイプ内のデータの動きから独立している。したがって、与えられたUSB装置は、複数のパイプを含むとしてもよく、USBシステム全体において多数のパイプがあるとしてもよい。
USBプロトコルは、データ転送の4つのベーシックタイプ;コントロール転送、バルクデータ転送、インタラプトデータ転送およびアイソクロナス(isochronous)データ転送、をサポートする。コントロール転送、バルク転送、およびインタラプトデータ転送は、非アイソクロナス通信とここで総称されるとしてもよい。
コントロール転送は、装置が取り付けられる場合に装置を設定するために使用され、
例えば装置の他のエンドポイントを制御する他の装置の特定タスクを管理する。
バルクデータ転送は、一般的にバースト的なデータに対して使用され、帯域幅またはレイテンシ条件の著しい拘束を含まない。
インタラプトデータ転送は、本来、周期的なデータに使用され、通常、人間の知覚可能なデータのような、低いレイテンシ条件を持つ。
アイソクロナスデータ転送は、本質的に一定の帯域幅であり低いレイテンシを要求する装置に対して、USB帯域幅のうちの事前に協定された部分を使用する。そのようなデータの例は、ビデオおよびオーディオ・ストリーミングデータである。
非アイソクロナス通信は、データが成功裡に受信されたか否かを示す受信ステータス応答を含む。したがって、非アイソクロナス通信は、バスの双方向における通信を含む。対照的に、アイソクロナス通信は、一方向であり、受信ステータス応答を含まない。アイソクロナスデータ転送は、ホストからUSB装置、または、USB装置からホストとすることができるが、それらは一方向転送である。
ここで使用されるようなブロードキャストは、ホストから共用される装置アドレスへのアイソクロナスデータ転送の送信である。ここで使用されるような共用される装置アドレスは、複数のブロードキャスト可能USB装置へプログラムされることができるアドレスである。したがって、ブロードキャスト送信は、すべて同じ共用される装置アドレスにプログラムされた複数のブロードキャスト可能USB装置によって受信されおよび使用されることができる。同じ共用される装置アドレスを共用するすべてのブロードキャスト可能USB装置は、ここでは、ブロードキャストグループと呼ばれるとしてもよい。複数のブロードキャストグループは、USBシステムにおいて任意の与えられた時間に、動作しているとしてもよい。言い換えれば、複数のブロードキャストストリームは、複数の共用される装置アドレスへ送信されるとしてもよい。
非アイソクロナス通信は応答を含んでいるので、同じ共用される装置アドレスへプログラムされた複数の装置は、バス上で発生するだろうデータ転送および衝突に対する応答を、すべて提示するだろう。ブロードキャスト情報に対してアイソクロナスデータ転送を使用することによって、アイソクロナスデータ転送に対する応答はないため、装置は、同じ共用される装置アドレスを共用することができる。ステータスの応答およびリトライのような典型的なエラー防止機構が利用可能ではないため、アイソクロナスデータの適時の配達は、データ内の起こりえるエラーを犠牲にして確保される。
ブロードキャスト情報の非限定の例は、講義、講習会のためのようなフォーラムで、または飛行機で、複数の受信者へのオーディオまたはビデオデータである。複数のブロードキャストストリームの非限定の例は、直ちに走る複数の映画、または複数の言語で提示されるレクチャーである。さらに、アイソクロナスデータ転送がストリーミングデータに一般的に使用される場合、データが流れている必要はない。したがって、ブロードキャスト情報は、例えば、本のテキストの送信のように、他のタイプの情報としてもよい。
図2は、本発明の典型的な実施形態における論理通信パイプの簡略ブロック図を示す。USBホスト110は、USBホスト110は、複数のパイプ190に対してデータを与えるまたは受信する複数のバッファ(160,170,180A,および180A)を含むとしてもよい。それぞれのパイプは、USB装置200内の異なるエンドポイント(210,220,230A,および230B)に接続されるとしてもよい。ホスト内のクライアントソフトウェア155は、各種のバッファ(160,170,180A,および180A)、から情報を受け、または、へ情報を送る。エンドポイント0(210)は、以下で説明されるように、コントロール転送のためにあり、ISOエンドポイント220は、以下で説明されるように、ブロードキャストストリームの受信のためにある。
USBパイプ190は、メモリバッファ(160,170,180A,および180B)を通じて、USBホスト110のソフトウェアと、USB装置200のエンドポイント(210,220,230および235)の間で、データを移動する能力を示す論理的な構成である。2つのタイプのパイプ通信モードがある。パイプを通過して移動するストリームデータは、USB定義構造を持たない。パイプを通って移動するメッセージデータは、USBアーキテクチャによって定義されたあるタイプの構造ストラクチャーを含む。
図3は、本発明の典型的な実施形態の簡略ブロック図を示す。図2は、データフロー表現としてUSBシステムを例証するのに対して、図3はより機能的な表現におけるUSBシステムを例証する。
図3においては、USBバス205を通じて、第1のUSB装置200Aおよび第2のUSB装置200Bに接続されるUSBホスト100が示される。各USB装置200Aおよび200Bは、それぞれ、添えられた「A」または「B」を用いてラベル付けされた同じコンポーネントを含むとしてもよい。したがって、コンポーネントおよび装置は、総称的に、添えられた文字なく称されてもよい。ブロードキャスト可能USB装置200は、アドレスレジスタ240、エンドポイントゼロ210(またここではデフォルトコントロールエンドポイント210として呼ばれる)、アイソクロナスシンクエンドポイント220を含む。また、ブロードキャスト可能USB装置200は、エンドポイント230およびエンドポイント235のような他のエンドポイントを含むとしてもよい。
エンドポイントは、USB装置200の一意(ユニーク)に識別可能な部分である。各USB装置200は、独立したエンドポイントの集合を含む。一般的に、各USB装置200は、システムによって割り当てられ、アドレスレジスタ240に含まれている一意のアドレスを含む。加えて、USB装置200内の各ポイントは、特定のアドレスを与えられる。さらに、各エンドポイントは、ホストへ向かうデータフロー方向またはエンドポイントへ向かうデータフロー方向の一方向である。したがって、ホストは、装置アドレス、エンドポイントアドレス、及びフロー方向の組み合わせとして、与えられたエンドポイントを認識する。
すべてのUSB装置200は、入力および出力の双方について、デフォルトコントロールエンドポイント210を含むことを要求される。USBシステムソフトウェアは、初期化のためにデフォルトコントロールエンドポイント210を使用し、装置マネージャ250を通じてUSB装置200を設定する。デフォルトコントロールエンドポイント210は、エンドポイントゼロを割り当てられ、コントロール転送をサポートする。
ブロードキャスト可能USB装置200において、アイソクロナスシンクエンドポイント220は、アイソクロナスデータ転送として送られ、アイソクロナスデータバッファ260によって受けられるブロードキャスト情報を受信することのために含まれる。アイソクロナスデータストリームは、図5および6に関してより十分に以下で説明されるように、装置マネージャ250によってデコードされるコントロールコマンドを含むとしてもよい。
図4は、本発明の実施形態に係る初期化プロセスの状態図を示す。初期化プロセスは、図3および図4の両方を参照して記述される。USB装置200が差し込まれる場合、それが使用をされてもよい前に、それは初期化プロセスを通過するに違いない。取り付けがなされた場合に、USB装置200は、取り付けられた状態510で始まる。もしUSB装置200が取り付けられているハブが適切に設定されると、USB装置200は、電源がUSB装置200に適用されることができるパワード状態520に移行する。USBホスト110はUSB装置200のリセットを始め、装置はデフォルト状態530に移行する。
デフォルト状態530において、USB装置200は、デフォルトアドレス(例えばゼロ)へ応答する。したがって、デフォルトコントロールエンドポイント210は、装置ディスクリプタの読み出しを可能にし、USB装置の汎用セットアップを実行するためにデフォルトアドレスでアクセス可能である。もし、USB装置200がブロードキャスト可能でありこの装置が最初にブロードキャストに加わるとUSBホスト110が判断すると、USB装置110は、一意のアドレスをUSB装置200に割り当て、その一意のアドレスは、追加のUSB装置200がブロードキャストグループに加わる場合に、共用される装置アドレスとして使用されるだろう。割り当てられた一意のアドレスとともに、USB装置200は、第1のアドレス状態540に移行する。すべての設定が完了すると、USB装置200は、ブロードキャストストリームを受信する準備ができている設定状態560に移行する。
デフォルト状態530に戻って、もし、USB装置200がブロードキャスト可能であり、この装置がブロードキャストに最初に加わるのではないことを、USBホスト110が判断すると、USBホスト110は、特定のブロードキャストグループに対して共用される装置アドレスをUSB装置200に割り当てる。割り当てられた共用される装置アドレスとともに、USB装置200は、第2のアドレス状態550に移行する。すべての設定が完了すると、USB装置200は、ブロードキャストストリームを受信する準備ができている設定状態560に移行する。
USB装置200は、USBホスト110からリセットを受けるとしてもよい。もし、設定状態560、第1のアドレス状態540、第2のアドレス状態550のいずれかからリセットが発生すると、USB装置200は、再設定されるデフォルト状態530に戻る。
USB装置200は、また、電源中断されてもよい。もし、設定状態560、第1のアドレス状態540、第2のアドレス状態550のいずれかから電源中断が発生すると、USB装置200は、リセットおよび再設定されるパワード状態520に戻る。
一旦、アドレスが構成されおよび割り当てられたならば、USB装置200は、もはやデフォルトコントロールアドレスに応答せず、その代りとして、プログラムされたアドレスに応答する。前に述べられたように、アイソクロナスデータ転送は応答を必要としないため、アイソクロナスシンクエンドポイント220へのブロードキャストは、同じ共用される装置アドレスにプログラムされた複数の装置によって受信されることができる。しかしながら、1を超える装置がそのエンドポイントへの通信に応答することを試みる場合、アドレスを共用する装置内の他のエンドポイントは、USBバスの上の衝突を引き起こすかもしれない。その結果、複数のUSB装置200がアドレスを共用する場合、あるUSB装置200は、1次ブロードキャストスレーブとして表され、他のUSB装置200は、2次ブロードキャストスレーブとして定義される。1次及び2次ブロードキャストスレーブは、図5及び図6を参照して以下でより十分に説明される。
さらに、もし、USB装置が他のエンドポイントまたはファンクションを含み、それらはブロードキャストストリームに依存しないならば、USB装置は2つのアドレスを持ち、ホストによって論理上2つの装置として参照されてもよい。ブロードキャスト能力と非アイソクロナスエンドポイント(すなわちブロードキャストに関連しない)との双方を望むUSB装置は、第2の一意のアドレスを持つだろう。他方で、ブロードバンドアドレスに応答し、第2の一意のアドレスを持たないUSB装置は、いずれの非アイソクロナスファンクションも持たないだろう。したがって、ブロードキャストについては、単一のアドレスを持つことは最小の必要条件である。
図5は、本発明の実施形態に係るブロードキャストプロセスの簡略フロー図である。そのプロセスは、第1のUSB装置200がブロードキャストに加わりたい場合に、動作ブロック602で始まる。動作ブロック602で、第1の装置は初期化される。動作ブロック604で、一意の装置アドレスがこの装置に対して設定される。この一意の装置アドレスは、ブロードキャストに加わる追加の装置に対して共用される装置アドレスとなるだろう。第1の装置は、それが1次ブロードキャストスレーブ内に設定されるエンドポイントゼロ210または他のエンドポイント(例えば図3の230および235)で共用されるアドレスに送信されるいくつかの非アイソクロナス通信を受信および処理するであろうことを意味する、1次ブロードキャストスレーブとして設定されるだろう。
動作ブロック605で、上で説明されたように、ホストソフトウェアは、複数のブロードキャストが利用可能かどうか調べるためにチェックする。もし、複数のブロードキャストが利用可能であれば、ホストソフトウェアは、それらのブロードキャストの利用可能性を装置に伝え、その装置はユーザに利用可能なブロードキャストから選択することを可能にする。この選択は、装置のユーザインタフェースを介するとしてもよい。ユーザインタフェースは、比較的複雑でもよく、ブロードキャストはユーザに表示され、ユーザは所望のブロードキャストを選択してもよい。しかしながら、ユーザインタフェースは、デフォルトブロードキャストが選択され、比較的簡単でもよい。その後、ユーザは、利用可能なブロードキャストを通じたシーケンスのためのボタンを押すとしてもよい。限定しない例として、この単純なボタンプレスは、装置をリセットし、それに、新しいブロードキャストのための新しい設定プロセスを行なわせる。
動作ブロック606で、アイソクロナスデータ転送が、ブロードキャストストリームの一部としてホストから送信される。
判断ブロック608は、装置がブロードキャストをやめるか否か確かめるテストを行なう。限定しない例として、ポートから取り除かれた場合、または、単純なユーザインタフェースボタンが押された場合、装置は、ブロードキャストをやめてもよい。上で述べられたように、ハブはホストに取り除き610を報告し、ホストは現在特定のブロードキャストを受信している装置のリストから、この装置を取り除く。
判断ブロック612は、装置がブロードキャストに加わるか否か確かめるテストを行なう。もしそうであれば、動作ブロック614は新しい装置を初期化する。動作ブロック616は、動作ブロック605に関して上で議論されたようなブロードキャストストリーム選択を実行する。動作ブロック618は、加えられるブロードキャストに対する共用される装置アドレスを用いてその装置を設定する。加えて、新しい装置は、装置がアイソクロナスシンクエンドポイントのブロードキャストデータを受信できるが、共用される装置アドレスに対する任意の他のリクエストへUSBバス上で応答できない、2次ブロードキャストスレーブとして設定される。
判断ブロック620は、いずれかの装置がブロードキャストに残されるか否か確かめるテストを行なう。そうでなければプロセスは終了する。もし装置がまだブロードキャストである場合、コントロール転送は、追加のアイソクロナスデータ転送を送信するために動作ブロック606に戻る。
図6は、本発明の実施形態に係る1次ブロードキャストスレーブを変更するためのプロセスの簡略フロー図である。図6のプロセスは、いつでも変更発生を実行できる、または、与えられたブロードキャストに所望される、進行中のバックグラウンドプロセスである。非限定の例として、1次ブロードキャストスレーブは、ブロードキャストをやめてもよい。この例において、ホストソフトウェアは、新しい1次ブロードキャストスレーブを割り当てることを求めてもよい。他の非限定の例として、ホストソフトウェアは、2次ブロードキャストスレーブのうちの一つを用いて通信を求めるとしてもよい。
判断ブロック702は、1次ブロードキャストスレーブ変更が望まれるか判断する。そうでなければ、プロセスはループする。もし変更が望まれたならば、動作ブロック704は、まだそのブロードキャストに関係しているならば2次ブロードキャストスレーブに、1次ブロードキャストスレーブを設定する。ステータスにおけるこの変更は、たくさんの方法で実行されることができる。この装置は現時点で1次ブロードキャストスレーブであるため、変更はエンドポイントゼロへの単純なコントロール転送によって実行されてもよい。
ステータス変更を実行するための他の手段の非限定の例として、コントロールコマンドは、ブロードキャストデータストリームに埋め込まれるとしてもよい。ブロードキャストストリームへ連結された各装置は、それへアドレス付けされたこれらのコントロールコマンドに対するブロードキャストデータストリームを監視するとしてもよい。
他の非限定の例として、追加のエンドポイント(例えば図3の230Aまたは230B)は、そのエンドポイントに送られた情報に反応し、かつ装置マネージャ250(図3)にステータス変更に対する望みを伝えるように設定されるとしてもよい。追加のエンドポイント230は、また、2次コントロールチャネルとここで呼ばれてもよい。
1次ブロードキャストスレーブが2次ブロードキャストスレーブに変更された後、動作ブロック706において、ホスト装置は、2次ブロードキャストスレーブのうちの一つを、1次ブロードキャストスレーブに切り替える、このステータス変更は、上で説明されるように、2次ブリードキャストデータストリームに組み込まれるコントロールコマンドを用いて、または、2次コントロールチャネルを通じて、実行されてもよい。新しい1次ブロードキャストスレーブを設定した後、コントロール転送は、判断ブロック702に戻る。
ホストが、一度に一つ、2次ブロードキャストスレーブから1次ブロードスレーブへ変換することによりそれぞれの2次ブロードキャストスレーブへのコントロールおよびステータス情報を通信することができるような方法において、このステータス変更プロセスは、無限に繰り返されるとしてもよい。
当業者は、情報および信号が、様々な異なる技術および技能のいずれかを使用して表現できることを、理解するだろう。例えば、上の記述の全体にわたって言及できるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または粒子、光学フィールドまたは粒子、または、任意のそれらの組み合わせによって表されるとしてもよい。
当業者は、さらに、ここに開示された実施形態に関して記述された各種の例証の論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電気的ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または双方の組み合わせとして実現されてもよいことを、認識する。このハードウェアとソフトウェアの互換性を明確に例証するために、様々な例証のコンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップは、それらの機能性の点から一般的に上で説明された。ハードウェアまたはソフトウェアのどちらでそのような機能性が実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課される設計制約条件に依存する。当業者は、それぞれの特定のアプリケーションに対して異なる方法で、記述された機能性を実現することができるが、そのような実現決定は、発明の典型的な実施形態の範囲から離脱を引き起こすとは解釈されるべきでない。
ここに開示された実施形態に関して記述された各種の例証の論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理装置、離散的ゲートまたはトランジスタロジック、離散的ハードウェアコンポーネント、またはここに記述された機能を実行するために設計されたそれらの任意の組み合わせを用いて、実現または実行されるとしてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでもよいが、代替的に、プロセッサは、既存のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンのいずれでもよい。また、プロセッサは、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成のように、コンピューティング装置の組み合わせとして実現されるとしてもよい。
ここで開示された実施形態に関して記述された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュール、または2つの組み合わせで、直接具体化されてもよい。ソフトウェア・モジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または既存の記憶媒体の任意の他の形式に属するとしてもよい。プロセッサが、記憶媒体、から情報を読み出し、および、へ情報を書き込む、ことができるように、典型的な記憶媒体は、プロセッサに連結される。代替として、記憶媒体は、プロセッサに統合される。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに属するとしてもよい。ASICは、ユーザ端末に属するとしてもよい。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末に、離散的コンポーネントとして、属するとしてもよい。
1以上の典型的な実施形態において、記述された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実装されるとしてもよい。もしソフトウェアで実装される場合には、機能は、コンピュータ可読媒体の1以上の命令またはコードで格納または送信されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から他の場所へコンピュータプログラムの転送を促進する任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスすることができるあらゆる利用可能な媒体でもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、または、命令またはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを運びまたは記憶するために使用可能であり、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体、を含むことができる。また、どのような接続であっても、適切にコンピュータ可読媒体と名付けられる。例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線、マイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ソフトウェアがウェブサイト、サーバまたは他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または、赤外線、無線、マイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用されるようなディスク(Disk)およびディスク(Disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイ・ディスクを含み、diskは、通常、データを磁気的に再生し、discは、レーザを用いて光学的にデータを再生する。また、上記の組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
開示された典型的な実施形態の以上の記述は、どのような当業者であっても、本発明を製造または使用することが可能に提供されている。これらの典型的な実施形態に対する各種の変更は、当業者に容易に理解されるだろう。ここに定義された包括的な原理は、本発明の意図または範囲から外れることなく、他の実施形態に適用できる。したがって、本発明は、ここに示された実施形態に限定されることを意図するものではないが、ここで開示された原理および新しい特徴と一致する最も広い範囲で与えられる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
USBホストからコントロール情報を受信するためのデフォルトコントロールエンドポイントと、
前記USBホストからブロードキャストストリームを受信するためのアイソクロナスシンクエンドポイントと、
前記USBホストから共用される装置アドレスを受信するためのアドレスレジスタと、
前記ブロードキャストストリームを受信する能力を示す前記コントロール情報に応答し、前記共用される装置アドレスでアイソクロナスデータ転送として前記ブロードキャストストリームの受信を管理し、前記共用される装置アドレスが前記USBホストから受信された後、前記USBホストからの追加のコントロール情報に応答する能力を管理するための装置マネージャと、
を具備する、USB装置。
[2]
前記装置マネージャは、さらに、1次ブロードキャストスレーブとして前記USB装置を設定することによって、前記応答する能力を管理し、前記1次ブロードキャストスレーブは、前記追加のコントロール情報に応答する、[1]のUSB装置。
[3]
前記1次ブロードキャストスレーブとして前記USB装置を設定することは、前記コントロール情報に応答すること、前記ブロードキャストストリームに埋め込まれたコントロールコマンドに応答すること、および2次コントロールチャネルとして設定された前記USB装置の追加のエンドポイントからの情報に応答すること、のうちの一つを具備する、[2]のUSB装置。
[4]
少なくとも一つの追加のエンドポイントをさらに具備し、
前記装置マネージャは、前記USB装置が前記1次ブロードキャストスレーブの場合に、さらに前記少なくとも一つの追加のエンドポイントと通信する能力を管理する、[2]のUSB装置。
[5]
前記少なくとも一つの追加のエンドポイントは、アイソクロナスデータ転送、コントロール転送、バルクデータ転送、およびインタラプトデータ転送からなるグループから選択された通信に応答する、[4]のUSB装置。
[6]
前記装置マネージャは、さらに、2次ブロードキャストスレーブとして前記USB装置を設定することによって、前記応答する能力を管理し、前記2次ブロードキャストスレーブは、前記USB装置への非アイソクロナス通信を無視する、[1]のUSB装置。
[7]
前記2次ブロードキャストスレーブとして前記USB装置を設定することは、前記コントロール情報に応答すること、前記ブロードキャストストリームに埋め込まれたコントロールコマンドに応答すること、および2次コントロールチャネルとして設定された前記USB装置の追加のエンドポイントからの情報に応答すること、のうちの一つを具備する、[6]のUSB装置。
[8]
少なくとも一つの追加のエンドポイントをさらに具備し、
前記装置マネージャは、前記USB装置が前記2次ブロードキャストスレーブの場合に、さらに前記少なくとも一つの追加のエンドポイントと通信する能力を無能力にする、[6]のUSB装置。
[9]
前記装置マネージャは、さらに、前記USBホストから利用可能として示される複数のブロードキャストストリームから特定のブロードキャストストリームの選択を示すための前記コントロール情報に応答する、[1]のUSB装置。
[10]
コントロール情報を受信するためのデフォルトコントロールエンドポイントと、ブロードキャストストリームを受信するためのアイソクロナスシンクエンドポイントと、共用される装置アドレスを受信するためのアドレスレジスタとをそれぞれが具備する複数のブロードキャスト可能USB装置と、
前記複数のブロードキャスト可能USB装置に使用可能に連結され、前記複数のブロードキャスト可能USB装置のうちの一つを1次ブロードキャストスレーブとして設定し、前記一つを除くすべての前記複数のブロードキャスト可能USB装置を2次ブロードキャストスレーブとして設定し、前記複数のブロードキャスト可能USB装置のそれぞれの装置への前記共用される装置アドレスを設定するためのコントロール転送を発行することと、前記共有される装置アドレスへのアイソクロナスデータ転送を前記ブロードキャストストリームとして発行することと、によって前記複数のブロードキャスト可能USB装置をコントロールするためのUSBホストと
を具備する、USBシステム。
[11]
前記USBシステムに使用可能に連結され、コントロール転送を発行することと前記アイソクロナスデータ転送を発行することとを繰り返すための少なくとも一つの一つのハブをさらに具備する、[10]のUSBシステム。
[12]
前記USBホストと前記少なくとも一つのハブとのそれぞれは、さらに、前記複数のブロードキャスト可能USB装置のうちの少なくとも一つの装置の取り外しを検出し、前記USBホストは、さらに、前記複数のブロードキャスト可能USB装置において残された装置がない場合には、前記ブロードキャストストリームを終結させる、[11]のUSBシステム。
[13]
前記複数のブロードキャスト可能USB装置のうちのそれぞれの装置は、前記共用される装置アドレスが前記USBホストから受信された後、前記USBホストからの追加のコントロール情報に応答する能力を管理するための装置マネージャを含む、[10]のUSBシステム。
[14]
前記1次ブロードキャストスレーブの前記装置マネージャは、前記共用される装置アドレスに対する追加のコントロール転送に応答し、前記2次ブロードキャストスレーブの前記装置マネージャは、前記共用される装置アドレスに対する追加のコントロール転送を無視する、[13]のUSBシステム。
[15]
前記複数のブロードキャスト可能USB装置のうちのそれぞれの装置の前記装置マネージャは、さらに、前記ブロードキャストストリームに埋め込まれているコントロールコマンドに応答し、2次コントロールチャネルとして設定されるある装置の追加のエンドポイントからの情報に応答する、[13]のUSBシステム。
[16]
USBトポロジー上のブロードキャスト可能USB装置を検出することと、
前記ブロードキャスト可能USB装置を、アイソクロナスデータ転送としてブロードキャストストリームを受信するためのブロードキャストモードに、設定することと、
前記ブロードキャスト可能USB装置のアドレスを、共用される装置アドレスに、設定することと、
前記USBトポロジー上の少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置を検出することと、
前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置を、前記ブロードキャストモードに、設定することと、
前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置のアドレスを、前記共用される装置アドレスに、設定することと、
前記ブロードキャストストリームを、前記共用される装置アドレスに通信することとを具備する、方法。
[17]
前記USBトポロジーに接続される少なくとも一つのハブを通じて、[15]の行動を伝えることによって、前記行動を繰り返すことをさらに具備する、[16]の方法。
[18]
ブロードキャストグループは、前記ブロードキャスト可能USB装置と前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置とからなり、
USBホストからのコントロール転送に応答可能な1次ブロードキャストスレーブとして、前記ブロードキャストグループのある装置を設定し、
前記USBホストからの前記コントロール転送に応答することを無能力にされた2次ブロードキャストスレーブとして、前記ブロードキャストグループのすべての他の装置を設定する
ことをさらに具備する、[16]の方法。
[19]
前記1次ブロードキャストスレーブとして前記ブロードキャストグループのある装置を設定することは、コントロール転送からのコントロール情報に応答することと、前記ブロードキャストストリームに埋め込まれているコントロールコマンドに応答することと、2次コントロールチャネルとして設定されている前記ある装置の追加のエンドポイントに応答することと、のうちの一つを具備する、[18]の方法。
[20]
前記2次ブロードキャストスレーブとして前記ブロードキャストグループのすべての他の装置を設定することは、コントロール転送からのコントロール情報に応答することと、前記ブロードキャストストリームに埋め込まれているコントロールコマンドに応答することと、2次コントロールチャネルとして設定されている前記ある装置の追加のエンドポイントに応答することと、のうちの一つを具備する、[18]の方法。
[21]
ブロードキャストグループは、前記ブロードキャスト可能USB装置と前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置とからなり、
前記ブロードキャストグループの少なくとも一つの装置の取り外しを検出することと、
もし前記ブロードキャストグループに残された装置がなければ、前記ブロードキャストストリームを終結させることと
をさらに具備する、[16]の方法。
[22]
USBホストから利用可能として指定された複数のブロードキャストストリームから特定のブロードキャストストリームの選択を指定することをさらに具備する、[16]の方法。
[23]
USBトポロジー上のブロードキャスト可能USB装置を検出するための手段と、
前記ブロードキャスト可能USB装置を、アイソクロナスデータ転送としてブロードキャストストリームを受信するためのブロードキャストモードに、設定するための手段と、
前記ブロードキャスト可能USB装置のアドレスを、共用される装置アドレスに、設定するための手段と、
前記USBトポロジー上の少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置を検出するための手段と、
前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置を、前記ブロードキャストモードに、設定するための手段と、
前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置のアドレスを、前記共用される装置アドレスに、設定するための手段と、
前記ブロードキャストストリームを、前記共用される装置アドレスに通信するための手段と
を具備する、USBシステム。
[24]
前記USBトポロジーに接続される少なくとも一つのハブを通じて、[13]の行動を実行することによって、前記行動を繰り返すための手段をさらに具備する、[23]のシステム。
[25]
ブロードキャストグループは、前記ブロードキャスト可能USB装置と前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置とからなり、
USBホストからのコントロール転送に応答可能な1次ブロードキャストスレーブとして、前記ブロードキャストグループのある装置を設定するための手段と、
前記USBホストからの前記コントロール転送に応答することを無能力にされた2次ブロードキャストスレーブとして、前記ブロードキャストグループのすべての他の装置を設定するための手段と
をさらに具備する、[23]のUSBシステム。
[26]
前記1次ブロードキャストスレーブとして前記ブロードキャストグループのある装置を設定するための前記手段は、コントロール転送からのコントロール情報に応答することと、前記ブロードキャストストリームに埋め込まれているコントロールコマンドに応答することと、2次コントロールチャネルとして設定されている前記ある装置の追加のエンドポイントに応答することと、のうちの一つを実行するための手段を具備する、[25]のUSBシステム。
[27]
前記2次ブロードキャストスレーブとして前記ブロードキャストグループのすべての他の装置を設定するための前記手段は、コントロール転送からのコントロール情報に応答することと、前記ブロードキャストストリームに埋め込まれているコントロールコマンドに応答することと、2次コントロールチャネルとして設定されている前記ある装置の追加のエンドポイントからの情報に応答することと、のうちの一つを実行するための手段を具備する、[25]のUSBシステム。
[28]
ブロードキャストグループは、前記ブロードキャスト可能USB装置と前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置とからなり、
前記ブロードキャストグループの少なくとも一つの装置の取り外しを検出するための手段と、
もし前記ブロードキャストグループに残された装置がなければ、前記ブロードキャストストリームを終結させるための手段と
をさらに具備する、[23]のUSBシステム。
[29]
USBホストから利用可能として指定された複数のブロードキャストストリームから特定のブロードキャストストリームの選択を指定するための手段をさらに具備する、[23]の方法。

Claims (29)

  1. USBホストからコントロール情報を受信するためのデフォルトコントロールエンドポイントと、
    共用される装置アドレスに割り当てられ、前記USBホストからブロードキャストアイソクロナスストリームを受信するためのアイソクロナスシンクエンドポイントと、
    前記USBホストから前記共用される装置アドレスを受信するためのアドレスレジスタと、
    前記ブロードキャストアイソクロナスストリームを受信することを示す前記コントロール情報に応答し、前記割り当てられた共用される装置アドレスでアイソクロナスデータ転送として前記ブロードキャストアイソクロナスストリームの受信を管理し、前記共用される装置アドレスが割り当てられた後に受信される前記ブロードキャストアイソクロナスストリームを、それらの中に埋め込まれており、USB装置へ一意にアドレスされるコントロールコマンドのために監視し、前記共用される装置アドレスが前記USBホストから受信された後、前記USBホストからの追加のコントロール情報に応答する能力を管理するための装置マネージャと、
    を具備する、USB装置。
  2. 前記装置マネージャは、さらに、1次ブロードキャストスレーブとして前記USB装置を設定することによって、前記応答する能力を管理し、前記1次ブロードキャストスレーブは、前記追加のコントロール情報に応答する、請求項1のUSB装置。
  3. 前記1次ブロードキャストスレーブとして前記USB装置を設定することは、前記コントロール情報に応答すること、前記ブロードキャストアイソクロナスストリームに埋め込まれたコントロールコマンドに応答すること、および2次コントロールチャネルとして設定された前記USB装置の追加のエンドポイントからの情報に応答すること、のうちの一つを具備する、請求項2のUSB装置。
  4. 少なくとも一つの追加のエンドポイントをさらに具備し、
    前記装置マネージャは、前記USB装置が前記1次ブロードキャストスレーブの場合に、さらに前記少なくとも一つの追加のエンドポイントと通信する能力を管理する、請求項2のUSB装置。
  5. 前記少なくとも一つの追加のエンドポイントは、アイソクロナスデータ転送、コントロール転送、バルクデータ転送、およびインタラプトデータ転送からなるグループから選択された通信に応答する、請求項4のUSB装置。
  6. 前記装置マネージャは、さらに、2次ブロードキャストスレーブとして前記USB装置を設定することによって、前記応答する能力を管理し、前記2次ブロードキャストスレーブは、1次ブロードキャストスレーブへの非アイソクロナス通信を無視する、請求項1のUSB装置。
  7. 前記2次ブロードキャストスレーブとして前記USB装置を設定することは、前記コントロール情報に応答すること、前記ブロードキャストアイソクロナスストリームに埋め込まれたコントロールコマンドに応答すること、および2次コントロールチャネルとして設定された前記USB装置の追加のエンドポイントからの情報に応答すること、のうちの一つを具備する、請求項6のUSB装置。
  8. 少なくとも一つの追加のエンドポイントをさらに具備し、
    前記装置マネージャは、前記USB装置が前記2次ブロードキャストスレーブの場合に、さらに前記少なくとも一つの追加のエンドポイントと通信する能力を無能力にする、請求項6のUSB装置。
  9. 前記装置マネージャは、さらに、前記USBホストから利用可能として示される複数のブロードキャストアイソクロナスストリームから特定のブロードキャストアイソクロナスストリームの選択を示すための前記コントロール情報に応答する、請求項1のUSB装置。
  10. コントロール情報を受信するためのデフォルトコントロールエンドポイントと、それに対して割り当てられた共用される装置アドレスを持ち、ブロードキャストアイソクロナスストリームを受信するためのアイソクロナスシンクエンドポイントと、共用される装置アドレスを受信するためのアドレスレジスタとをそれぞれが具備する複数のブロードキャスト可能USB装置と、
    前記共用される装置アドレスが割り当てられた後に受信される前記ブロードキャストアイソクロナスストリームを、それらの中に埋め込まれており、USB装置へ一意にアドレスされるコントロールコマンドのために監視するために構成される装置マネージャと、
    前記複数のブロードキャスト可能USB装置に使用可能に連結され、前記複数のブロードキャスト可能USB装置のうちの一つを1次ブロードキャストスレーブとして設定し、前記一つを除くすべての前記複数のブロードキャスト可能USB装置を2次ブロードキャストスレーブとして設定し、前記複数のブロードキャスト可能USB装置のそれぞれの装置への前記共用される装置アドレスを割り当てるためのコントロール転送を発行することと、前記共有される装置アドレスへのアイソクロナスデータ転送を前記ブロードキャストアイソクロナスストリームとして発行することと、によって前記複数のブロードキャスト可能USB装置をコントロールするためのUSBホストと
    を具備する、USBシステム。
  11. 前記USBシステムに使用可能に連結され、コントロール転送を発行することと前記アイソクロナスデータ転送を発行することとを繰り返すための少なくとも一つの一つのハブをさらに具備する、請求項10のUSBシステム。
  12. 前記USBホストと前記少なくとも一つのハブとのそれぞれは、さらに、前記複数のブロードキャスト可能USB装置のうちの少なくとも一つの装置の取り外しを検出し、前記USBホストは、さらに、前記複数のブロードキャスト可能USB装置において残された装置がない場合には、前記ブロードキャストアイソクロナスストリームを終結させる、請求項11のUSBシステム。
  13. 前記複数のブロードキャスト可能USB装置のうちのそれぞれの装置は、前記共用される装置アドレスが前記USBホストから受信された後、前記USBホストからの追加のコントロール情報に応答する能力を管理するための装置マネージャを含む、請求項10のUSBシステム。
  14. 前記1次ブロードキャストスレーブの前記装置マネージャは、前記共用される装置アドレスに対する追加のコントロール転送に応答し、前記2次ブロードキャストスレーブの前記装置マネージャは、前記共用される装置アドレスに対する追加のコントロール転送を無視する、請求項13のUSBシステム。
  15. 前記複数のブロードキャスト可能USB装置のうちのそれぞれの装置の前記装置マネージャは、さらに、前記ブロードキャストアイソクロナスストリームに埋め込まれているコントロールコマンドに応答し、2次コントロールチャネルとして設定されるある装置の追加のエンドポイントからの情報に応答する、請求項13のUSBシステム。
  16. USBトポロジー上ブロードキャスト可能USB装置を、アイソクロナスデータ転送としてブロードキャストアイソクロナスストリームを受信するためのブロードキャストモードに、設定することと、
    前記ブロードキャスト可能USB装置のアイソクロナスシンクエンドポイントのアドレスを、共用される装置アドレスに、設定することと、
    前記USBトポロジー上の少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置を検出することと、
    前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置を、前記ブロードキャストモードに、設定することと、
    前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置のアドレスを、前記共用される装置アドレスに、設定することと、
    前記ブロードキャストアイソクロナスストリームを、前記共用される装置アドレスに通信すること
    前記ブロードキャストアイソクロナスストリーム内に埋め込まれており、前記共用される装置アドレスが割り当てられた前記ブロードキャスト可能USB装置の少なくとも一つへ一意にアドレスされるコントロール情報を通信すること
    とを具備する、方法。
  17. 前記ブロードキャスト可能USB装置を設定することから、前記USBトポロジーに接続される少なくとも一つのハブを通じて前記コントロール情報を通信することまでの処理を繰り返す、請求項16の方法。
  18. ブロードキャストグループは、前記ブロードキャスト可能USB装置と前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置とからなり、
    USBホストからのコントロール転送に応答可能な1次ブロードキャストスレーブとして、前記ブロードキャストグループのある装置を設定し、
    前記USBホストからの前記コントロール転送に応答することを無能力にされた2次ブロードキャストスレーブとして、前記ブロードキャストグループのすべての他の装置を設定する
    ことをさらに具備する、請求項16の方法。
  19. 前記1次ブロードキャストスレーブとして前記ブロードキャストグループのある装置を設定することは、コントロール転送からのコントロール情報に応答することと、前記ブロードキャストアイソクロナスストリームに埋め込まれているコントロールコマンドに応答することと、2次コントロールチャネルとして設定されている前記ある装置の追加のエンドポイントに応答することと、のうちの一つを具備する、請求項18の方法。
  20. 前記2次ブロードキャストスレーブとして前記ブロードキャストグループのすべての他の装置を設定することは、コントロール転送からのコントロール情報に応答することと、前記ブロードキャストアイソクロナスストリームに埋め込まれているコントロールコマンドに応答することと、2次コントロールチャネルとして設定されている前記ある装置の追加のエンドポイントに応答することと、のうちの一つを具備する、請求項18の方法。
  21. ブロードキャストグループは、前記ブロードキャスト可能USB装置と前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置とからなり、
    前記ブロードキャストグループの少なくとも一つの装置の取り外しを検出することと、
    もし前記ブロードキャストグループに残された装置がなければ、前記ブロードキャストアイソクロナスストリームを終結させることと
    をさらに具備する、請求項16の方法。
  22. USBホストから利用可能として指定された複数のブロードキャストアイソクロナスストリームから特定のブロードキャストアイソクロナスストリームの選択を指定することをさらに具備する、請求項16の方法。
  23. USBトポロジー上ブロードキャスト可能USB装置を、アイソクロナスデータ転送としてブロードキャストアイソクロナスストリームを受信するためのブロードキャストモードに、設定するための手段と、
    前記ブロードキャスト可能USB装置のアイソクロナスシンクエンドポイントのアドレスを、共用される装置アドレスに、設定するための手段と、
    前記USBトポロジー上少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置を、前記ブロードキャストモードに、設定するための手段と、
    前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置のアドレスを、前記共用される装置アドレスに、設定するための手段と、
    前記ブロードキャストアイソクロナスストリームを、前記共用される装置アドレスに通信するための手段と
    前記ブロードキャストアイソクロナスストリーム内に埋め込まれており、前記共用される装置アドレスが割り当てられた前記ブロードキャスト可能USB装置の少なくとも1つへ一意にアドレスされるコントロール情報を通信するための手段と
    を具備する、USBシステム。
  24. 前記ブロードキャスト可能USB装置を設定するための手段から、前記USBトポロジーに接続される少なくとも一つのハブを通じて前記コントロール情報を通信するための手段までの処理を繰り返す、請求項23のシステム。
  25. ブロードキャストグループは、前記ブロードキャスト可能USB装置と前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置とからなり、
    USBホストからのコントロール転送に応答可能な1次ブロードキャストスレーブとして、前記ブロードキャストグループのある装置を設定するための手段と、
    前記USBホストからの前記コントロール転送に応答することを無能力にされた2次ブロードキャストスレーブとして、前記ブロードキャストグループのすべての他の装置を設定するための手段と
    をさらに具備する、請求項23のUSBシステム。
  26. 前記1次ブロードキャストスレーブとして前記ブロードキャストグループのある装置を設定するための前記手段は、コントロール転送からのコントロール情報に応答することと、前記ブロードキャストアイソクロナスストリームに埋め込まれているコントロールコマンドに応答することと、2次コントロールチャネルとして設定されている前記ある装置の追加のエンドポイントに応答することと、のうちの一つを実行するための手段を具備する、請求項25のUSBシステム。
  27. 前記2次ブロードキャストスレーブとして前記ブロードキャストグループのすべての他の装置を設定するための前記手段は、コントロール転送からのコントロール情報に応答することと、前記ブロードキャストアイソクロナスストリームに埋め込まれているコントロールコマンドに応答することと、2次コントロールチャネルとして設定されている前記ある装置の追加のエンドポイントからの情報に応答することと、のうちの一つを実行するための手段を具備する、請求項25のUSBシステム。
  28. ブロードキャストグループは、前記ブロードキャスト可能USB装置と前記少なくとも一つの追加のブロードキャスト可能USB装置とからなり、
    前記ブロードキャストグループの少なくとも一つの装置の取り外しを検出するための手段と、
    もし前記ブロードキャストグループに残された装置がなければ、前記ブロードキャストアイソクロナスストリームを終結させるための手段と
    をさらに具備する、請求項23のUSBシステム。
  29. USBホストから利用可能として指定された複数のブロードキャストアイソクロナスストリームから特定のブロードキャストアイソクロナスストリームの選択を指定するための手段をさらに具備する、請求項23の方法。
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