JP3961351B2 - データ転送方法、通信システム、通信管理装置、通信管理プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

データ転送方法、通信システム、通信管理装置、通信管理プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の通信装置を含み、複数の通信装置間で通信網を介したデータ転送が可能な通信システムによるデータ転送方法であって、送信側通信装置から通信網を介して複数の受信側通信装置へデータ転送を行うデータ転送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
LAN(Local Area Network)システムにおける1対1のデータ転送の場合には、一般に、送信局がデータフレームを受信局に送信し、当該受信局がACKフレームを返信して、受信局から返信されたACKフレームに基づいて送信局が必要に応じてデータフレームを再送するようになっている。また、このようなデータ転送のプロトコルを、データリンク層のMAC(Media Access Control)層で行うように規定されている。
【0003】
従来のこの種のLANシステムとしては、IEEE802.11に記載のものがあげられる。これは、MAC層でのデータ転送制御方式にCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)を採用し、さらにACKフレームを使用してMAC層で再送を行うようにされた無線LANシステムである。
【0004】
また、AVデータを扱う無線AV伝送システムとしてはIEEE802.11eD2.0に記載のものがあげられる。
【0005】
さらに、IP(Internet Protocol)の拡張プロトコルとして考案されているIPマルチキャストのACKフレームの使用方法は次の3種類ある。
【0006】
第1の方法は、上記LANシステムにおいて説明したように、受信局がパケットを正常に受信したことを示すACKフレームを送信局に通知する方法である。
【0007】
第2の方法は、受信局を木構造(ツリー構造)に配置し、各ノードである受信局から通知された複数のACKフレームを1つに集約して上位のノードへ通知し、その繰り返しによって最終的に送信局までACKフレームが届けられる方法である。
【0008】
第3の方法は、受信局がパケットの受信を失敗したことを示すNAKデータを送信局あるいは再送が可能な近接のノードに対して通知する方法である。
【0009】
なお、ACKフレームとは関係しないが、データ通信に関する技術を開示した特開平10−173688号公報(公開日:平成10年(1998)6月26日)がある。この特開平10−173688号公報には、IEEE1394−1995に準拠したシリアルバス等を用いてデータを通信する場合に、バスに接続された複数の機器にノードIDを設定し、設定したノードIDに基づいて各ノードIDが示す機器の種類情報を問い合わせ、各ノードIDと機器の種類情報とを対応させたテーブルを作成することにより、ノードの種類を指定するだけで容易に特定のノードと通信することを目的とした技術が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ネットワーク上にある全ての受信局を対象としたデータ転送であるブロードキャストデータ転送や、複数の受信局からなる特定グループを対象としたデータ転送であるマルチキャストデータ転送のように、データ転送の相手が複数の場合、データ転送の相手である受信局の全てが送信局に対してそれぞれACKフレームを返信すると、データ転送の相手の数に応じてACKフレームの数が増大し、結果としてネットワークの通信量が増大してしまうという問題がある。
【0011】
そこで、信頼性の高いマルチキャストデータ転送を実現し、かつ、ACKフレームをできるだけ少なくするために上述したACKフレームの返信方法の検討を行う。
【0012】
まず、上記LANシステムにおけるMAC層によるACKフレームの返信方法や、IPマルチキャストにおける第1の方法のように、全ての受信局がマルチキャストデータフレームを受信する度にACKフレームを返信する方法では、上述したように受信局の数に応じてACKフレームの数が増大しネットワークの通信量が増大してしまうという問題がある。
【0013】
また、IPマルチキャストにおける第2の方法、つまり受信局を木構造に配置し、各ノードである受信局から通知された複数のACKフレームを1つに集約し上位のノードへ通知し、その繰り返しによって最終的に送信局までACKフレームを届ける方法では、無線で通信を行う場合、ある特定の受信局間を通信するデータが専用のチャンネルを使用するのではなく、全てのデータが同じチャンネルを使用するため、ACKフレームを各ノードで統合して上位のノードに渡すことと、各ノードから直接送信局にACKフレームを渡すことの区別がつかない。したがって、この場合もネットワークの通信量の増大は避けられない。
【0014】
また、IPマルチキャストにおける第3の方法、つまり、受信局がパケットの受信を失敗したことを示すNAKデータを送信局あるいは再送が可能な近接のノードに対して通知する方法では、無線で通信を行う場合、NACKフレーム自体が送信局に届いたか否かが保証されないので、送信局でNACKフレームを受信していないからといって送信したフレームが正確に届いているということが保証されない。したがって、この場合はデータの信頼性を保証することができなくなる。
【0015】
本発明の目的は、無線や有線のLANシステムやAV伝送システムなどの通信システムにおいて、マルチキャストデータ転送などを行う場合に、データの受信に正確さが必要な受信局にはデータ受信の正確さを確保しつつ、ACKフレームなどによる通信量の増大を抑制することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ転送方法は、上記の課題を解決するために、複数の通信装置を含み、前記複数の通信装置間で通信網を介したデータ転送が可能な通信システムによるデータ転送方法であって、送信側通信装置から前記通信網を介して複数の受信側通信装置へデータ転送を行うデータ転送方法において、前記各受信側通信装置は、前記通信網を介してデータを受信したときに、そのデータを受信したことを通知する確認応答データを、前記通信網を介して返信するための返信処理の実行が可能であり、前記通信システムは、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段を有する通信管理装置を備えており、前記返信処理を行うか否かを、前記受信側通信装置ごとに当該受信側通信装置の設定手段が設定する設定ステップと、前記送信側通信装置が、前記通信網を介してデータを送信する送信ステップと、前記送信側通信装置が送信したデータを前記各受信側通信装置が受信する受信ステップと、前記送信側通信装置が送信したデータを受信した前記各受信側通信装置の判別手段が、当該受信側通信装置の設定手段の設定に基づいて前記返信処理を行うか否かを判別する判別ステップと、前記通信管理装置の通知手段が、前記返信可否情報に基づいて、前記各受信側通信装置に対し、当該受信側通信装置において前記返信処理を行うか否かを通知する通知ステップを含み、前記設定ステップは、前記通知ステップにより通知された内容に基づいて前記設定手段が設定を行い、前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を複数のグループに分類し、前記各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めており、前記返信可否情報は、前記返信処理を実行させる優先順位に基づいて前記複数の受信側通信装置を前記複数のグループに分類していることを特徴としている。
【0017】
上記の方法では、送信側通信装置から送信されるデータに対する受信側通信装置からのACKフレーム等の確認応答データの返信を、受信側通信装置ごとに設定することができる。
【0018】
したがって、例えば通信網が無線通信によるものであり、送信側通信装置から複数の受信側通信装置に対して同一データを同一帯域でマルチキャストデータ転送する場合であっても、受信側通信装置から返信される確認応答データの量を必要に応じて変更することができる。これにより、データを確実に受信する必要性の高い受信側通信装置に対しては確認応答データを返信させることで、データ転送の確実化を図ることができ、データを確実に受信する必要性の低い受信側通信装置に対しては確認応答データを返信させないことで、通信網における通信量の増大を抑制して本来転送すべきデータの転送を円滑化することができる。
【0019】
例えば、送信側通信装置がAVストリームをマルチキャストデータとして送信し、受信側通信装置としてDVD−R等の記録媒体と液晶テレビ等の表示媒体とを含む通信システムにおいて、記録媒体と表示媒体を比較すると、記録媒体は表示媒体と比較してより確実にデータを受信しなければならないことがある。このような場合に、上記の方法を適用すると、記録媒体に対しては確認応答データを返信させることにより、記録媒体に正確なデータを受信させることが可能になり、表示媒体に対しては確認応答データを返信させないようにすることにより、確認応答データによる通信量の増大を抑制することができる。
【0020】
なお、上記の方法では、全ての受信側通信装置に対して確認応答データを返信させる、あるいは全ての受信側通信装置に対して確認応答データを返信さないといった設定も可能であるため、全ての送信先からの確認応答データを要求するデータ転送(通常の無線LANによるマルチキャストデータ転送など)や、確認応答データを全く受け付けないデータ転送(通常のIPマルチキャストデータ転送など)とも整合性をとることができる。
【0021】
また、上記の方法では、複数の受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを、通信管理装置により一元的に管理することができる。これにより、複数の受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かの設定や変更を容易にすることができる。
【0022】
また、上記の方法では、複数の受信側通信装置を複数のグループに分類し、返信処理を実行させるか否かをグループごとに定めている。ここで、「グループごとに定める」とは、1つのグループに属する受信側通信装置に関しては、返信処理を実行させるか否かを統一して定めることを指す。
【0023】
返信処理を実行させるか否かを受信側通信装置ごとに設定すると、受信側通信装置の数が増大するにつれてその設定や変更の作業が煩雑になってしまう。これに対して、複数の受信側通信装置を予め様々な複数のグループに分類しておき、そのグループごとに返信処理を実行させるか否かを定めることにより、上記のような設定や変更の煩雑化を抑制することができる。
【0024】
複数の受信側通信装置を複数のグループに分類する方法としては、例えば、前記返信処理を実行させる優先順位に基づいて前記複数の受信側通信装置を前記複数のグループに分類していることができる。
【0025】
また、上記優先順位に基づいてグループに分類するには、例えば、優先順位の同じ受信側通信装置を同じグループに分類することができる。これにより、特定の優先順位を有する受信側通信装置のグループのみに確認応答データを返信させ、そのグループのデータ受信の信頼性を高めることができる。また、例えば、優先順位の一定以上の受信側通信装置を同じグループに分類することができる。これにより、特定の高い優先順位を有する受信側通信装置のグループのみに確認応答データを返信させ、そのグループのデータ受信の信頼性を高めることができる。逆に、例えば、優先順位の一定以下の受信側通信装置を同じグループに分類してもよい。これにより、特定の低い優先順位を有する受信側通信装置のグループには確認応答データを返信させず、通信量の減少を図ることができる。
【0026】
本発明のデータ転送方法は、複数の通信装置を含み、前記複数の通信装置間で通信網を介したデータ転送が可能な通信システムによるデータ転送方法であって、送信側通信装置から前記通信網を介して複数の受信側通信装置へデータ転送を行うデータ転送方法において、前記各受信側通信装置は、前記通信網を介してデータを受信したときに、そのデータを受信したことを通知する確認応答データを、前記通信網を介して返信するための返信処理の実行が可能であり、前記通信システムは、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段を有する通信管理装置を備えており、前記返信処理を行うか否かを、前記受信側通信装置ごとに当該受信側通信装置の設定手段が設定する設定ステップと、前記送信側通信装置が、前記通信網を介してデータを送信する送信ステップと、前記送信側通信装置が送信したデータを前記各受信側通信装置が受信する受信ステップと、前記送信側通信装置が送信したデータを受信した前記各受信側通信装置の判別手段が、当該受信側通信装置の設定手段の設定に基づいて前記返信処理を行うか否かを判別する判別ステップと、前記通信管理装置の通知手段が、前記返信可否情報に基づいて、前記各受信側通信装置に対し、当該受信側通信装置において前記返信処理を行うか否かを通知する通知ステップを含み、前記設定ステップは、前記通知ステップにより通知された内容に基づいて前記設定手段が設定を行い、前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を各受信側通信装置の属性に基づいて複数のグループに分類し、前記各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めており、前記返信可否情報と前記各受信側通信装置の属性とに基づいて、当該受信側通信装置が何れのグループに属するかを前記通信管理装置のグループ判別手段が判別するグループ判別ステップと、前記グループ判別ステップによる判別結果に基づいて、当該受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを前記通信管理装置の認識手段が認識する認識ステップと、をさらに含み、前記通知ステップは、前記認識ステップによる認識結果を前記通知手段が通知することを特徴としている。
【0027】
上記の方法では、複数の受信側通信装置を、各受信側通信装置の属性に基づいて複数のグループに分類している。そして、返信可否情報と各受信側通信装置の属性とに基づいて受信側通信装置の属するグループを判別し、そのグループが返信処理を実行するように定められているグループか否かにより、その受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを認識する。したがって、受信側通信装置から通信管理装置に対して、自身の属性を示すデータを送ることにより、通信管理装置では、そのデータに基づいてその受信側通信装置がどのグループに属するかを判別し、その受信側通信装置に返信処理を行わせるか否かを認識することができる。
【0028】
なお、上記属性は、1種類以上の属性であればよい。特に、複数の受信側通信装置を、各受信側通信装置の複数の属性に基づいて複数のグループに分類することが望ましい。この場合、1つの受信側通信装置が2つ以上のグループに属することもある。このように、1つの受信側通信装置が2つ以上のグループに属している場合、当該受信側通信装置に確認応答データを返信させるか否かを判別する基準が増えることになる。したがって、受信側通信装置の属性の1つを選択して、その属性に基づいた判別を行うことができるようになり、より多様な判別が可能になる。
【0029】
本発明のデータ転送方法は、前記各受信側通信装置の問合せ手段が、当該受信側通信装置において前記返信処理を行うか否かを前記通信管理装置に対して問い合わせる問合せステップをさらに含み、前記通知ステップは、前記問合せステップにより問合せを行った受信側通信装置に対して、前記通知手段が前記通知を行うことが望ましい。
【0030】
上記の方法では、各通信側装置からの要請によりその通信側装置に返信処理を実行させるか否かの設定を行うことができる。例えば、通信側装置が個別に起動されるような場合に、各通信側装置の起動時点において問合せを行い、上記設定を行うことができるようになる。
【0031】
本発明のデータ転送方法は、前記通信管理装置の書換え手段が、前記返信可否情報を書き換える書換えステップをさらに含むことが望ましい。
【0032】
上記の方法では、返信可否情報を書き換えることにより、各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを変更することができる。これにより、通信量の増大を抑制しつつ、返信処理を実行させる受信側通信装置を特定の受信側通信装置に限定せずに、状況に応じて選択した受信側通信装置に返信処理を実行させることができる。したがって、例えば送信側通信装置の送信するデータに応じて返信処理を実行させる受信側通信装置を変更するようなことも可能になる。
【0033】
また、所定のタイミングで上記書換えを行うことにより、様々な受信側通信装置に順次返信処理を実行させることもでき、様々な受信側通信装置における受信状態を管理することも可能になる。
【0034】
本発明のデータ転送方法は、前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を複数のグループに分類し、前記各グループに対して当該グループに属する受信側通信装置を代表して前記返信処理を行う代表通信装置を定め、前記各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めていることが望ましい。
【0035】
上記の方法では、例えば場所ごとに分類した複数のグループがあるときに、各グループを管理する受信側通信装置を代表通信装置とし、確認応答データを代表して返信するものとしておけば、当該管理している代表通信装置において通信状態を確実に確認することができる。
【0036】
本発明のデータ転送方法は、前記返信可否情報における前記各グループの代表通信装置を、前記通信管理装置の変更手段が、前記各グループに属する他の受信側通信装置に変更する変更ステップをさらに含むことが望ましい。
【0037】
上記の方法では、各グループの代表通信装置が変更できることで、特定の受信側通信装置以外の受信側通信装置における受信状態を知ることができる。
【0038】
本発明のデータ転送方法は、前記通信管理装置が、前記送信側通信装置に備えられていることが望ましい。
【0039】
上記の方法では、通信管理装置が送信側通信装置に備えられていることにより、どの受信側通信装置から確認応答データが返信されてくるのかを送信側通信装置において容易に把握することができる。これにより、送信側通信装置において再送の要否などを容易に判断できるようになる。
【0040】
本発明の通信システムは、通信網を介してデータ転送を行う通信システムにおいて、前記通信網を介してデータを受信したときに、そのデータを受信したことを通知する確認応答データを、前記通信網を介して返信するための返信処理の実行が可能な複数の受信側通信装置と、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを定める通信管理装置とを含み、前記通信管理装置が、前記各受信側通信装置に、前記返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段と、前記返信可否情報に基づき、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを認識する認識手段と、前記認識手段による認識結果を、前記各通信装置に通知する通知手段と、を備え、前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を複数のグループに分類し、前記各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めており、前記返信可否情報は、前記返信処理を実行させる優先順位に基づいて前記複数の受信側通信装置を前記複数のグループに分類していることを特徴としている。
【0041】
上記の通信システムでは、上述した通信管理装置を備えた通信システムによるデータ転送方法を実行することができ、上述した効果を得ることができる。
【0042】
本発明の通信システムは、通信網を介してデータ転送を行う通信システムにおいて、前記通信網を介してデータを受信したときに、そのデータを受信したことを通知する確認応答データを、前記通信網を介して返信するための返信処理の実行が可能な複数の受信側通信装置と、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを定める通信管理装置とを含み、前記通信管理装置が、前記各受信側通信装置に、前記返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段と、前記返信可否情報に基づき、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを認識する認識手段と、前記認識手段による認識結果を、前記各通信装置に通知する通知手段と、を備え、前記通信管理装置の通知手段が、前記返信可否情報に基づいて、前記各受信側通信装置に対し、当該受信側通信装置において前記返信処理を行うか否かを通知する通知ステップをさらに含み、前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を各受信側通信装置の属性に基づいて複数のグループに分類し、前記各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めており、前記返信可否情報と前記各受信側通信装置の属性とに基づいて、当該受信側通信装置が何れのグループに属するかを前記通信管理装置のグループ判別手段が判別するグループ判別ステップと、前記グループ判別ステップによる判別結果に基づいて、当該受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを前記通信管理装置の認識手段が認識する認識ステップと、をさらに含み、前記通知ステップは、前記認識ステップによる認識結果を前記通知手段が通知することを特徴としている。
【0043】
上記の通信システムでは、上述した通信管理装置を備えた通信システムによるデータ転送方法を実行することができ、上述した効果を得ることができる。
【0044】
本発明の通信システムは、前記通信網を介して前記受信側通信装置に対してデータを送信する送信側通信装置をさらに含み、前記通信管理装置は、前記送信側通信装置に備えられていることが望ましい。
【0045】
上記の構成では、通信管理装置が送信側通信装置に備えられていることにより、どの受信側通信装置から確認応答データが返信されてくるのかを送信側通信装置において容易に把握することができる。これにより、送信側通信装置において再送の要否などを容易に判断できるようになる。
【0046】
本発明の通信管理装置は、通信網を介して送信側通信装置から複数の受信側通信装置へデータ転送が可能な通信システムを管理する通信管理装置において、前記各受信側通信装置は、前記通信網を介してデータを受信したときに、そのデータを受信したことを通知する確認応答データを、前記通信網を介して返信するための返信処理の実行が可能であり、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段と、前記返信可否情報に基づき、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを認識する認識手段と、前記認識手段による認識結果を、前記各通信装置に通知する通知手段と、を備え、前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を複数のグループに分類し、前記各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めており、前記返信可否情報は、前記返信処理を実行させる優先順位に基づいて前記複数の受信側通信装置を前記複数のグループに分類していることを特徴としている。
【0047】
上記の通信管理装置は、上記通信システムに用いることができ、上述した効果を得ることができる。
【0048】
本発明の通信管理装置は、通信網を介して送信側通信装置から複数の受信側通信装置へデータ転送が可能な通信システムを管理する通信管理装置において、前記各受信側通信装置は、前記通信網を介してデータを受信したときに、そのデータを受信したことを通知する確認応答データを、前記通信網を介して返信するための返信処理の実行が可能であり、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段と、前記返信可否情報に基づき、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを認識する認識手段と、前記認識手段による認識結果を、前記各通信装置に通知する通知手段と、を備え、前記通信管理装置の通知手段が、前記返信可否情報に基づいて、前記各受信側通信装置に対し、当該受信側通信装置において前記返信処理を行うか否かを通知する通知ステップを含み、前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を各受信側通信装置の属性に基づいて複数のグループに分類し、前記各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めており、前記返信可否情報と前記各受信側通信装置の属性とに基づいて、当該受信側通信装置が何れのグループに属するかを前記通信管理装置のグループ判別手段が判別するグループ判別ステップと、前記グループ判別ステップによる判別結果に基づいて、当該受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを前記通信管理装置の認識手段が認識する認識ステップと、をさらに含み、前記通知ステップは、前記認識ステップによる認識結果を前記通知手段が通知することを特徴としている。
【0049】
上記の構成では、通信管理装置が送信側通信装置に備えられていることにより、どの受信側通信装置から確認応答データが返信されてくるのかを送信側通信装置において容易に把握することができる。これにより、送信側通信装置において再送の要否などを容易に判断できるようになる。
【0050】
本発明の通信管理装置は、前記送信側通信装置に備えられていることが望ましい。
上記の構成では、通信管理装置が送信側通信装置に備えられていることにより、どの受信側通信装置から確認応答データが返信されてくるのかを送信側通信装置において容易に把握することができる。これにより、送信側通信装置において再送の要否などを容易に判断できるようになる。
なお、本発明の通信管理プログラムは、コンピュータを上記通信管理装置の各手段として機能させることを特徴とするものである。また、本発明の記録媒体は、上記通信管理プログラムを記録したものである。
【0051】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1から図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施形態では、無線LANシステムを前提として説明するが、本発明は無線LANシステムに限らず、有線LANシステムにも適用できる。また、本発明は、LANシステムに限らず、無線又は有線のAV(Audio Visual)データを送受信するAV伝送システムにも適用できる。
【0052】
講演会やセミナー等において別々の場所にある複数の部屋でリアルタイム映像をTVやプロジェクター等に写すような状況がある。このように、ネットワークを介した複数の表示装置で1つの映像を表示するときには、その映像データをマルチキャストデータ転送で配信することが合理的である。マルチキャストデータ転送では、ネットワークの帯域の無駄がないからである。
【0053】
このようなマルチキャストデータ転送を行う場合であって、データの転送先に表示装置と、ビデオデッキやDVDデッキ等の録画装置とを含むときには、表示装置及び録画装置に対して同様にデータ転送を行うことは好ましくない。なぜなら、表示装置に対して転送されるデータの一部が壊れたとしても、表示する映像が少し乱れるだけであるが、記録装置に対して転送されるデータの一部が壊れると、その壊れたデータを記録してしまい、正確な記録を残すことができなくなるからである。
【0054】
これを回避すべく、映像装置に対してはマルチキャストによりデータを転送し、録画装置に対しては記録するデータの信頼性を保つためにユニキャストでデータを転送することも考えられる。しかし、内容の同じデータを別々のデータとして転送することは、ネットワークの帯域の無駄となる。
【0055】
このような問題は、複数の部屋でテレビ会議や電話会議等を行っている場合に、議事録として当該映像・音声を録画・録音するときにも生じ得る。
【0056】
また、複数台のTV等の映像装置があり、これらに対してHDTV(High-Definition Television)のデータを転送して各映像装置において映像を映し出すような場合においても上記と同様の問題が生じることがある。すなわち、一部の映像装置では通常の品質の映像でもかまわない場合には、全ての映像装置に対してユニキャストでデータを転送することは、同じ内容のデータを別のデータとして転送することになるので帯域の無駄となる。
【0057】
このように、ネットワークを介して同じデータを転送する場合に、当該受信データに対して高い信頼性を要求する受信局のグループと、当該受信データに対してそれほど高い信頼性を要求しない受信局のグループとが併存するような状況がある。
【0058】
そこで、本実施形態では、マルチキャストデータ転送によりデータを転送しつつ、受信局のグループごとに、その受信局がデータを受信したことを通知するACKフレーム(確認応答データ)を返信するようにする。
【0059】
(全体構成)
図1は、本実施形態の無線LANシステム1(通信システム)の全体構成を示す図面である。本無線LANシステム1は、送信局100、受信局200、受信局201、非受信局202、及び受信局203で構成されている。
【0060】
なお、送信局100、受信局200、受信局201、非受信局202、及び受信局203は、何れも無線LANシステム1のステーションであるが、ここでは、あるデータをマルチキャストデータ転送することを想定した場合において、送信側となるステーションを送信局100(送信側通信装置)、受信側となるステーションを受信局200(受信側通信装置)、受信局201(受信側通信装置)、及び受信局203(受信側通信装置)、このデータ転送に関与しないステーションを非受信局202と称している。
【0061】
ここで、受信局200及び受信局201は、各局の設置場所で分類した受信局グループ300に属し、受信局200が当該グループの受信代表局となっている。また、受信局203は、局の設置場所で分類した受信局グループ301に属し、受信局203が当該グループの受信代表局となっている。なお、以下では受信局200及び受信局203を、それぞれ受信代表局200及び受信代表局203と称することもある。
【0062】
また、受信局200と受信局203は、受信代表局であるという分類で分類した受信局グループ302に属している。また、受信局200、受信局201及び受信局203は、マルチキャストデータを受信しているという分類で分類した受信局グループ303に属すものとする。
【0063】
(転送状態)
図2は、図1の無線LANシステム1において、送信局100から受信局200〜203へマルチキャストでデータ転送を行う場合に転送されるフレームの関係を時間経過とともに示した図面である。なお、図2では、縦方向下向きに時間が経過している。
【0064】
図2では、送信局100よりマルチキャストデータを受信グループ300・301に送信する場合を想定している。また、図2では、受信グループ300に属する受信局だけがACKフレームを返信するように設定されている場合を想定している。
【0065】
送信局100は、マルチキャストデータフレーム400を送信する。すると、受信局グループ300の受信代表局200及び受信局201、並びに受信グループ301の受信代表局203はマルチキャストデータフレーム400を受信し、非受信局202は、マルチキャストデータフレーム400を受信しない。
【0066】
マルチキャストデータフレーム400を受信した受信代表局200及び受信局201は、それぞれACKフレーム410・411を返信する。その他の受信代表局203及び非受信局202は、ACKフレームを返信しない。
【0067】
そして、送信局100は、受信代表局200及び受信局201の返信したACKフレーム410・411を受信することで、マルチキャストデータフレーム400の送信が完了したことを確認する。
【0068】
次に、送信局100は、マルチキャストデータフレーム401を送信する。このとき、受信代表局200のみがマルチキャストデータフレーム401を受信し、受信局201及び受信代表局203はマルチキャストデータフレーム401を受信できなかったとする。
【0069】
すると、受信代表局200はACKフレーム412を返信するが、受信局201はマルチキャストデータフレーム401を受信していないのでACKフレームを返信しない。
【0070】
この場合、送信局100は、受信すべき受信局201からのACKフレームを受信しないので、受信局201がマルチキャストデータフレーム401を受信できなかったと判断し、再送のためのマルチキャストデータフレーム(マルチキャスト再送フレーム)420を送信する。
【0071】
今度は、受信代表局200、受信局201、及び受信代表局203がマルチキャスト再送フレーム420を受信したとする。このとき、受信代表局200及び受信局201は、それぞれACKフレーム413・414を返信する。
【0072】
そして、送信局100は、受信局200及び受信局201の返信したACKフレーム413・414を受信することで、マルチキャスト再送フレーム420の送信が完了したことを確認する。
【0073】
なお、もし受信局201からACKフレームが返信されない状態が複数回続く場合には、送信局100は、マルチキャストデータフレーム401を送信できなかったとして異常終了し、次のマルチキャストデータフレームを送信する。
【0074】
以上のような処理を繰り返すことにより、送信局100からのマルチキャストデータ転送が行われる。
【0075】
図3は、図1の無線LANシステム1において、送信局100から受信局200〜203へマルチキャストでデータ転送を行う場合に転送されるフレームの関係を時間経過とともに示した図面であり、図2に対して、ACKフレームを返信するグループが受信局グループ300から受信局グループ302に変わった場合を示している。受信局グループ302は、図1に示すように、受信代表局200及び受信代表局203で構成されている。
【0076】
送信局100は、マルチキャストデータフレーム500を送信する。すると、受信局グループ300の受信代表局200及び受信局201、並びに受信グループ301の受信代表局203はマルチキャストデータフレーム500を受信し、非受信局202は、マルチキャストデータフレーム500を受信しない。
【0077】
マルチキャストデータフレーム500を受信した受信代表局200・203は、それぞれACKフレーム510・511を返信する。その他の受信局201及び非受信局202は、ACKフレームを返信しない。
【0078】
そして、送信局100は、受信代表局200・203の返信したACKフレーム510・511を受信することで、マルチキャストデータフレーム500の送信が完了したことを確認する。
【0079】
次に、送信局100は、マルチキャストデータフレーム501を送信する。このとき、受信代表局200のみがマルチキャストデータフレーム501を受信し、受信局201及び受信代表局203はマルチキャストデータフレーム501を受信できなかったとする。
【0080】
すると、受信代表局200はACKフレーム512を返信するが、受信代表局203はマルチキャストデータフレーム501を受信していないのでACKフレームを返信しない。
【0081】
この場合、送信局100は、受信すべき受信代表局203からのACKフレームを受信しないので、受信代表局203がマルチキャストデータフレーム501を受信できなかったと判断し、再送のためのマルチキャストデータフレーム(マルチキャスト再送フレーム)520を送信する。
【0082】
今度は、受信代表局200、受信局201、及び受信代表局203がマルチキャスト再送フレーム520を受信したとする。このとき、受信代表局200・203は、それぞれACKフレーム513・514を返信する。
【0083】
そして、送信局100は、受信代表局200・203の返信したACKフレーム513・514を受信することで、マルチキャスト再送フレーム520の送信が完了したことを確認する。
【0084】
なお、もし受信代表局203からACKフレームが返信されない状態が複数回続く場合には、送信局100は、マルチキャストデータフレーム501を送信できなかったとして異常終了し、次のマルチキャストデータフレームを送信する。
【0085】
図3の場合では、受信局201はデータの信頼性が低くてもよい受信局とみなされており、ACKフレームを返信するグループには属していない。
【0086】
(受信局の構成)
図4は、図1の無線LANシステム1における受信局200の構成を示すブロック図である。なお、受信局201・203も受信局200と同一の構成である。
【0087】
受信局200は、マルチキャストデータフレームを受信する受信手段としての受信部11と、パケット解析手段であるパケット解析部12と、パケット選択手段としてのパケット選択部13と、バッファ14と、ACKフレーム制御手段(判別手段)としてのACK制御部15と、ACK制御部15からの指示に基づきACKフレームを生成するACK生成部16と、送信手段としての送信部17と、受信又は送信するための2本以上のアンテナ18と、ACKフレーム制御のための設定を行う設定手段としての設定部19と、ACKフレーム制御のための設定を問い合わせる問合せ手段としての問合せ部20とを備えている。
【0088】
受信部11で受信されたマルチキャストデータフレームは、パケット解析部12によりパケットの長さ等が解析され、そのマルチキャストデータフレームが正確に受信できたかどうか判別される。その後、受信したマルチキャストデータフレームは、パケット選択部13によりバッファ14及びACK制御部15に送られる。ACK制御部15では、設定部19の設定に基づいて自局がACKフレームを返信する受信局であるか否かを判別し、自局がACKフレームを返信する受信局である場合に、ACK生成部16に対してACKフレーム返信指示を出す。ACK生成部16は、ACK制御部15の指示にしたがいACKフレームを作成し、送信部17へ送る。送信部17は、ACK生成部16より送られたACKフレームを、マルチキャストデータフレームの送信局である送信局100に対して返信する。バッファ14に送られたマルチキャストデータフレームは、受信局200におけるマルチキャストデータの処理のために用いられる。
【0089】
なお、設定部19及び問合せ部20に関してはさらに後述する。
【0090】
(受信局の処理の流れ)
図5は、図1の無線LANシステム1における受信局200において、マルチキャストデータフレームを受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。なお、受信局201・203においても同様の処理が行われる。
【0091】
受信局200が送信局100からのマルチキャストデータフレームを受信部11にて受信すると(受信ステップS11)、そのマルチキャストデータフレームを正確に受信できたかどうかをパケット解析部12により判別する(S12)。受信できていないときは、次のマルチキャストデータフレームを受信するまで待機し、受信できたときは、パケット選択部13により受信したマルチキャストデータフレームをバッファ14及びACK制御部15に送る。ACK制御部15は、当該受信局200がACKフレームを返信する受信局であるかどうかを、後述する設定部19の設定に基づいて判別する(判別ステップS13)。当該受信局200がACKフレームを返信する受信局であるときは、ACK生成部16がACKフレームを生成し送信部17から送信局100に対して返信する(S14、返信処理)。当該受信局200がACKフレームを返信する受信局でないときは、次のマルチキャストデータフレームを受信するまで待機する。
【0092】
(送信局の構成)
図7は、図1の無線LANシステム1における送信局100の構成を示すブロック図である。
【0093】
送信局100は、マルチキャストデータ転送により送信すべきデータを記憶しているデータ記憶部31と、マルチキャストデータフレームを送信する送信部32と、ACKフレームを受信する受信部33と、受信するACKフレームを管理するACKフレーム管理部34と、マルチキャストデータフレームや再送フレームの送信を制御するデータ送信制御部35と、受信又は送信するための2本以上のアンテナ36とを備えている。
【0094】
また、送信局100は、無線LANシステム1の通信を管理する通信管理装置110を備えている。なお、本実施形態では、通信管理装置110が送信局100に備えられている場合について説明するが、通信管理装置110は必ずしも送信局100に備えられている必要はない。例えば、通信管理装置110は、受信局の1つや、無線LANシステム1のAP(アクセスポイント)、その他受信局を管理する局などに備えられていてもよく、通信管理装置110が単独で無線LANシステム1に組み込まれていてもよい。
【0095】
通信管理装置110は、各受信局にACKフレームを返信させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する返信可否情報記憶部41(記憶手段)と、返信可否情報に基づき、各受信局にACKフレームを返信させるか否かを認識する認識部42(認識手段)と、認識部42による認識結果を、各受信局に通知する通知部43(通知手段)と、返信可否情報の書き換えるなどの返信可否情報の管理を行う返信可否情報管理部44(書換え手段、変更手段)と、返信可否情報と受信局の属性とに基づいて受信局が何れのグループに属するかを判別するグループ判別部45(グループ判別手段)と、受信局からの問合せを受領する問合せ受領部46とを備えている。
【0096】
(送信局の処理の流れ)
図6は、図1の無線LANシステム1における送信局100において、マルチキャストデータフレームを送信するときの処理の流れを示すフローチャートである。
【0097】
送信局100は、送信部32によりマルチキャストデータフレームを送信し(送信ステップS21)、予め定めた一定時間以内にACKフレームを返信する全ての受信局からACKフレームを受信したかどうかをACKフレーム管理部34により判別する(S22)。送信局100がACKフレームを返信する全ての受信局からACKフレームを受信したときは、当該マルチキャストデータフレームの送信処理を終了し、次のマルチキャストデータフレームの送信まで待機する。送信局100がACKフレームを返信する全ての受信局からACKフレームを受信していないときは、データ送信制御部35が当該マルチキャストデータフレームを予め定めた一定回数以上再送したかどうかを判別し(S23)、一定回数未満なら当該マルチキャストデータフレームを再送し(S24)、一定回数以上なら当該マルチキャストデータフレームを再送しないで異常終了し待機する。マルチキャストデータフレームを再送した場合には、送信局100がACKフレームを返信する全ての受信局から当該再送フレームに対するACKフレームを受信したかどうかをACKフレーム管理部34が判別する(S25)。送信局100がACKフレームを返信する全ての受信局からACKフレームを受信したときは、当該マルチキャストデータフレームの送信か正常終了したとして、次のマルチキャストデータフレームの送信まで待機する。送信局100がACKフレームを返信する全ての受信局からACKフレームを受信していないときは、上記ステップS23からの処理を繰り返す。
【0098】
なお、ACKフレームの返信がなかった受信局に対する再送フレームは、当該受信局に対するユニキャストデータでもよい。
【0099】
また、送信局100の再送する回数に関しては、再送を無限に繰り返すか、一定回数で再送を止めるかを受信局の優先度の応じて決めてもよい。
【0100】
また、ACKデータの返信が必要な受信局がDVD等の記録媒体であるとき、再送データが複数回続くときはDVDその他記録媒体を一時停止してもよい。
【0101】
(ACKフレーム返信可否の設定)
図8は、図1の無線LANシステム1において、受信局にACKフレームを返信させるか否かを設定する場合に転送されるフレームの関係を示す図面である。なお、図8では、縦方向下向きに時間が経過している。また、図8は、図1の受信局グループ300に属する受信局のみがACKフレームを返信すると定められている場合を想定し、受信局200・203についてACKフレームを返信するか否かの設定を行う手順を示している。また、図8では、受信局201及び非受信局202を省略するとともに、以下で説明する登録フレーム及び登録応答フレームに対するACKフレームを省略している。
【0102】
また、図9は、図1の無線LANシステム1において、受信局にACKフレームを返信させるか否かを設定する手順を示すフローチャートである。
【0103】
まず、受信局200・203は、自局のシステム起動後、送信局100が送信(S31)したマルチキャストデータフレーム600を受信(S32)する。
【0104】
受信局200は、当該マルチキャストデータを構成するマルチキャストデータフレームに対するACKフレームの返信を希望するというフィールドと、受信局200の属性を示したフィールド(属性フィールド)とを有する登録フレーム610を送信局100に対して送信する(S33)。このステップS33は、受信局200の問合せ部20によって行われ、今後受信局200においてACKフレームの返信を行うか否かを通信管理装置110に問い合わせる問合せステップである。
【0105】
この登録フレーム610を問合せ受領部46にて受信した通信管理装置110は、グループ判別部45により受信局200の送信した登録フレーム610の属性フィールドに基づいて、受信局200が何れのグループに属するかを判別する(グループ判別ステップS34)。なお、この判別の際には、返信可否情報として記憶されている各受信局の属性に基づいたグループの分類に関する情報が参照される。
【0106】
そして、グループ判別部45による判別結果に基づき、受信局200がACKフレームを返信する受信局グループ300の受信局であることを認識部42が認識する(認識ステップS35)。
【0107】
これにより、通知部43は、受信局200に対してACKフレームを返信させるための情報の入った登録応答フレーム620を送信する(通知ステップS36)。
【0108】
受信局200は、この登録応答フレーム620を問合せ部20にて受信することにより、自局がACKフレームを返信する受信局であることを知ることができ、ACKフレームを返信するように設定部19が設定を行う(設定ステップS37)。したがって、受信局200は、その後、送信局100からのマルチキャストデータフレームの受信に対してACKフレームを送信するようになる。
【0109】
そして、他の受信局の設定を行う場合には(S38)、ステップS33からの処理が繰り返され、他の受信局の設定を行わない場合には(S38)、送信局において図6に示した送信処理が行われるとともに、受信局において図5に示した受信処理が行われる。
【0110】
受信局203も、受信局200とほぼ同様の処理を行う。まず、受信局203は、当該マルチキャストデータを構成するマルチキャストデータフレームに対するACKフレームの送信を希望するというフィールドと、受信局203の属性を示したフィールド(属性フィールド)とを有する登録フレーム611を送信局100に対して送信する(S33)。
【0111】
この登録フレーム611を問合せ受領部46にて受信した通信管理装置110は、グループ判別部45により受信局203の送信した登録フレーム611の属性フィールドに基づいて、受信局203が何れのグループに属するかを判別し(S34)、ACKフレームを返信する受信局グループ300の受信局ではないことを認識する(ACKフレームを返信しない受信局グループ301、受信局グループ302に属していることを認識する)。
【0112】
これにより、通知部43は、受信局203に対してACKフレームを返信させないための情報の入った登録応答フレーム621を送信する(S36)。
【0113】
受信局203は、この登録応答フレーム621を受信することにより、自局がACKフレームを返信する受信局ではないことを知ることができACKフレームを返信しないように設定部19が設定を行う(S37)。したがって、受信局203は、その後、送信局100からのマルチキャストデータフレームの受信に対してACKフレームを送信しない。
【0114】
以上の処理により、その後、送信局100がマルチキャストフレーム601を送信し、これを受信局200・203が受信しても、受信局200のみがACKフレームを返信するようになる。また、送信局100は、図6のステップS22において、受信局200が返信したACKフレームを受信することにより、ACKフレームを返信する全ての受信局からのACKフレームを受信したと判別するようになる。
【0115】
なお、返信可否情報記憶部41に記憶された返信可否情報は、所定のタイミングで返信可否情報管理部44(書換え手段)により書き換えられるようになっていてもよい。つまり、図6の送信処理や図5の受信処理の途中で、返信可否情報管理部44による書換えステップが挿入されてACKフレームを返信する受信局のグループが変更されてもよい。このとき、図9の処理が繰り返されることになる。
【0116】
これにより、通信量の増大を抑制しつつ、ACKフレームを返信させる受信局を特定の受信局に限定せずに、状況に応じて(例えば送信局の送信するデータに応じて)選択した受信局にACKフレームを返信させることができる。
【0117】
なお、書換えステップを挿入するタイミングとしては、受信局が一定数のフレームを受信した後であってもよく、受信局がランダム個数のフレームを受信した後であってもよく、送信局が一定数のフレームを送信した後であってもよく、送信局がランダム個数のフレームを送信した後であってもよい。
【0118】
上述したように、通信管理装置110は必ずしも送信局100に備えられている必要はないが、送信局100に備えられていることが望ましい。通信管理装置110が送信局100に備えられていることにより、どの受信局からACKフレームが返信されてくるのかを送信局100において容易に把握することができる。これにより、送信局100において再送の要否などを容易に判断できるようになる。
【0119】
通信管理装置110は、パーソナルコンピュータ等の汎用のコンピュータをベースに構成できる。すなわち、通信管理装置110は、それぞれの機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU(central processing unit )、ブートロジックを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データベースを格納するハードディスクやROM等の記憶装置(記録媒体)、キーボードやマウス等の入力機器、モニタ(LCDやCRT)、スピーカー等の出力機器、外部のネットワークに接続するネットワーク接続機器(通信機器)が、内部バスによって接続されて構成されていてもよい。この場合、上記通信管理装置110の機能は、記憶装置に格納さたプログラムを必要に応じてRAMに展開してCPUで実行することでそれぞれ実現される。
【0120】
また、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウエアである通信管理プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても達成可能である。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0121】
なお、受信局のグループの分類方法は、ACKフレームを返信させる優先順位に基づいて分類することもできる。例えば、優先順位の同じ受信局を同じグループに分類することができる。また、例えば、優先順位の一定以上の受信局を同じグループに分類することができる。これにより、特定の高い優先順位を有する受信局のグループのみにACKフレームを返信させ、そのグループのデータ受信の信頼性を高めることができる。逆に、例えば、優先順位の一定以下の受信局を同じグループに分類してもよい。これにより、特定の低い優先順位を有する受信局のグループにはACKフレームを返信させず、通信量の減少を図ることができる。
【0122】
また、受信局の優先度のつけ方を、送信局がマルチキャストデータフレームを送信する前に、各受信局がどれくらい正確に受信が可能かを調査してから決めてもよい。
【0123】
以上のような本発明のデータ転送方法では、送信局100から送信されるデータに対する受信局200・201・203からのACKフレームの返信を、受信局ごとに設定することができる。
【0124】
したがって、無線LANシステム1において送信局100から複数の受信局200・201・203に対して同一データを同一帯域でマルチキャストデータ転送する場合であっても、受信局200・201・203から返信されるACKフレームの量を必要に応じて変更することができる。これにより、データを確実に受信する必要性の高い受信局に対してはACKフレームを返信させることで、データ転送の確実化を図ることができ、データを確実に受信する必要性の低い受信局に対してはACKフレームを返信させないことで、通信網における通信量の増大を抑制して本来転送すべきデータの転送を円滑化することができる。
【0125】
なお、上記の方法では、全ての受信局に対してACKフレームを返信させる、あるいは全ての受信局に対してACKフレームを返信さないといった設定も可能であるため、全ての受信局からのACKフレームを要求するデータ転送(通常の無線LANによるマルチキャストデータ転送など)や、ACKフレームを全く受け付けないデータ転送(通常のIPマルチキャストデータ転送など)とも整合性をとることができる。
【0126】
また、本発明に加えて、FEC等のデータを復元する仕組みをあわせることにより、より信頼性のあるマルチキャストデータ転送が可能となる。
【0127】
(受信代表局について)
以上の説明では、全ての再送の処理を送信局100が行う場合について説明したが、各受信局グループ(受信局グループ300・301など)内では、各受信局グループの受信代表局(受信代表局200・203など)がその受信局グループに属する他の受信局への再送の処理を行うようにしてもよい。
【0128】
この場合、通信管理装置110の返信可否情報記憶部41に記憶される返信可否情報が、複数の受信局を複数の受信局グループに分類するとともに、各受信局グループに対して当該受信局グループに属する受信局を代表して返信処理を行う受信代表局(代表通信装置)を定め、各受信代表局に返信処理を実行させるか否かを受信局グループごとに定めるようにすればよい。
【0129】
また、送信局100のACKフレーム管理部34は、ACKフレームを返信する受信局グループの受信代表局からのACKフレームを受信したことを確認することにより、マルチキャストデータフレームの送信処理が完了したとみなすようにできる。このとき、受信代表局以外の受信局においてマルチキャストフレームを正確に受信できなかったときには、その受信局は、その受信局が属している受信局グループの受信代表局に対して再送を要求するものとし、受信代表局は要求に応じて自局にて受信した送信局100からのマルチキャストデータフレームの再送の処理を行うものとする。
【0130】
この方法は、受信局グループの受信代表局さえ正確にデータを受信できれば、当該受信代表局が受信局グループの他の受信局に対して適切に再送可能であるようなシステムにおいて特に有用である。例えば、送信局100と各受信局とが無線によりデータの送受信を行っており、各受信局グループ内で、受信代表局と他の受信局との間が有線でもつながっているようなシステムにおいて、上述した方法によりデータの再送を受信代表局が有線を介して他の受信局に行うことが考えられる。この場合、再送を受信代表局に任せることにより、送信局100の負担を軽減できるとともに、送信局100が使用する再送のための無線の帯域を少なくすることができる。
【0131】
また、通信管理装置110の返信可否情報管理部44(変更手段)が返信可否情報を変更することにより、各受信局グループにおける受信代表局をその受信局グループの他の受信局に変更できるようになっていてもよい。つまり、図6の送信処理や図5の受信処理の途中で、返信可否情報管理部44による変更ステップが挿入されて受信代表局が変更されてもよい。このとき、図9の処理が繰り返されることになる。
【0132】
これにより、受信局グループ内で代表受信局が変化していくことになり、送信局100は、各受信局グループの各受信局における受信状態をACKフレームの返信状況に基づいて順次知ることができるようになる。したがって、受信状態が悪い受信局に対して対策をとることができるようになる。例えば、受信状態の悪い受信局が受信代表局になったときに、その受信代表局が送信局100に対して、より正確にデータが届くように通知することができるようになる(例えば無線によるデータの送受信では電波のパワーを大きくするような要求を通知するなど)。また、受信状態が一番良い受信局を受信代表局にするということも考えられる。
【0133】
(補足)
本発明は、受信局同士を有線でつないで通信できるようにする、または無線のチャンネルを変更して通信できるようにし、送信局が再送するのではなくデータが正確に受信できた受信局から受信できなかった受信局へ当該データを交換することも考えられる。
【0134】
また、受信局が複数のマルチキャストデータフレームに対するACKデータを返すとき、同じマルチキャストデータフレームに対するACKフレームを返信する受信局があるときは、受信局間で交渉し、同じマルチキャストデータフレームに対するACKフレームについては、返信しないようにすることも考えられる。
【0135】
また、通信を有線にて行うときには、データの確認が必要なとき、正確に受信できたときにACKフレームを返信するのではなく、受信に失敗したときにNAKフレームを返信し、送信局がNAKフレームを受信したときに再送してもよい。
【0136】
また、通信を無線にて行うときには、送信局との距離が離れるほど受信局の優先度が高くなるようにすることにで、距離の離れている受信局を優先的にACKフレームを返信させるようにしてもよい。
【0137】
また、受信局グループのもつ優先度のつけ方で一定以上の優先度をもつ受信局に対しては、通常は一定回数までしか同じフレームの再送はしないが、当該受信局が正しく受信できるまで当該再送フレームを再送しつづけてもよい。
【0138】
また、分類方法となるものは、受信局の場所、受信局の機器種類、受信局の能力、受信局を使用している人、受信局の優先度、受信局の代表局か否か等があり、それ複数の分類方法を組合した分類方法でもよい。
【0139】
【発明の効果】
以上のように、本発明のデータ転送方法は、各受信側通信装置は返信処理の実行が可能であり、返信処理を行うか否かを、受信側通信装置ごとに当該受信側通信装置の設定手段が設定する設定ステップと、送信側通信装置が、通信網を介してデータを送信する送信ステップと、送信側通信装置が送信したデータを各受信側通信装置が受信する受信ステップと、送信側通信装置が送信したデータを受信した各受信側通信装置の判別手段が、当該受信側通信装置の設定手段の設定に基づいて返信処理を行うか否かを判別する判別ステップと、を含む方法である。
【0140】
上記の方法では、送信側通信装置から送信されるデータに対する受信側通信装置からのACKフレーム等の確認応答データの返信を、受信側通信装置ごとに設定することができる。
【0141】
したがって、受信側通信装置から返信される確認応答データの量を必要に応じて変更することができる。これにより、データを確実に受信する必要性の高い受信側通信装置に対しては確認応答データを返信させることで、データ転送の確実化を図ることができ、データを確実に受信する必要性の低い受信側通信装置に対しては確認応答データを返信させないことで、通信網における通信量の増大を抑制して本来転送すべきデータの転送を円滑化することができる。
【0142】
本発明のデータ転送方法は、通信システムは返信可否情報を記憶する記憶手段を有する通信管理装置を備えており、通信管理装置の通知手段が、返信可否情報に基づいて、各受信側通信装置に対し、当該受信側通信装置において返信処理を行うか否かを通知する通知ステップをさらに含み、設定ステップは、通知ステップにより通知された内容に基づいて設定手段が設定を行うことが望ましい。
【0143】
上記の方法では、複数の受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かの設定や変更を容易にすることができる。
【0144】
本発明のデータ転送方法は、各受信側通信装置の問合せ手段が、当該受信側通信装置において返信処理を行うか否かを通信管理装置に対して問い合わせる問合せステップをさらに含み、通知ステップは、問合せステップにより問合せを行った受信側通信装置に対して、通知手段が通知を行うことが望ましい。
【0145】
上記の方法では、各通信側装置からの要請によりその通信側装置に返信処理を実行させるか否かの設定を行うことができる。
【0146】
本発明のデータ転送方法は、返信可否情報は、複数の受信側通信装置を複数のグループに分類し、各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かをグループごとに定めていることが望ましい。
【0147】
上記の方法では、受信側通信装置の数が増大したとしても設定や変更の煩雑化を抑制することができる。
【0148】
複数の受信側通信装置を複数のグループに分類する方法としては、例えば、返信処理を実行させる優先順位に基づいて複数の受信側通信装置を複数のグループに分類していることができる。
【0149】
本発明のデータ転送方法は、返信可否情報は、複数の受信側通信装置を各受信側通信装置の属性に基づいて複数のグループに分類し、各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かをグループごとに定めており、返信可否情報と各受信側通信装置の属性とに基づいて、当該受信側通信装置が何れのグループに属するかを通信管理装置のグループ判別手段が判別するグループ判別ステップと、グループ判別ステップによる判別結果に基づいて、当該受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを通信管理装置の認識手段が認識する認識ステップと、をさらに含み、通知ステップは、認識ステップによる認識結果を通知手段が通知することが望ましい。
【0150】
上記の方法では、受信側通信装置から通信管理装置に対して、自身の属性を示すデータを送ることにより、通信管理装置では、そのデータに基づいてその受信側通信装置がどのグループに属するかを判別し、その受信側通信装置に返信処理を行わせるか否かを認識することができる。
【0151】
本発明のデータ転送方法は、通信管理装置の書換え手段が、返信可否情報を書き換える書換えステップをさらに含むことが望ましい。
【0152】
上記の方法では、通信量の増大を抑制しつつ、返信処理を実行させる受信側通信装置を特定の受信側通信装置に限定せずに、状況に応じて選択した受信側通信装置に返信処理を実行させることができる。
【0153】
本発明のデータ転送方法は、返信可否情報は、複数の受信側通信装置を複数のグループに分類し、各グループに対して当該グループに属する受信側通信装置を代表して返信処理を行う代表通信装置を定め、各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かをグループごとに定めていることが望ましい。
【0154】
本発明のデータ転送方法は、返信可否情報における各グループの代表通信装置を、通信管理装置の変更手段が、各グループに属する他の受信側通信装置に変更する変更ステップをさらに含むことが望ましい。
【0155】
本発明のデータ転送方法は、通信管理装置が、送信側通信装置に備えられていることが望ましい。
【0156】
上記の方法では、通信管理装置が送信側通信装置に備えられていることにより、どの受信側通信装置から確認応答データが返信されてくるのかを送信側通信装置において容易に把握することができる。これにより、送信側通信装置において再送の要否などを容易に判断できるようになる。
【0157】
本発明の通信システムは、返信処理の実行が可能な複数の受信側通信装置と、各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを定める通信管理装置とを含み、通信管理装置が、各受信側通信装置に、返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段と、返信可否情報に基づき、各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを認識する認識手段と、認識手段による認識結果を、各通信装置に通知する通知手段と、を備える構成である。
【0158】
上記の通信システムでは、上述した通信管理装置を備えた通信システムによるデータ転送方法を実行することができ、上述した効果を得ることができる。
【0159】
本発明の通信システムは、通信網を介して受信側通信装置に対してデータを送信する送信側通信装置をさらに含み、通信管理装置は、送信側通信装置に備えられていることが望ましい。
【0160】
上記の構成では、通信管理装置が送信側通信装置に備えられていることにより、どの受信側通信装置から確認応答データが返信されてくるのかを送信側通信装置において容易に把握することができる。これにより、送信側通信装置において再送の要否などを容易に判断できるようになる。
【0161】
本発明の通信管理装置は、各受信側通信装置は返信処理の実行が可能であり、各受信側通信装置に、返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段と、返信可否情報に基づき、各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを認識する認識手段と、認識手段による認識結果を、各通信装置に通知する通知手段と、を備えることを特徴としている。
【0162】
上記の通信管理装置は、上記通信システムに用いることができ、上述した効果を得ることができる。
【0163】
本発明の通信管理装置は、送信側通信装置に備えられていることが望ましい。
【0164】
上記の構成では、通信管理装置が送信側通信装置に備えられていることにより、どの受信側通信装置から確認応答データが返信されてくるのかを送信側通信装置において容易に把握することができる。これにより、送信側通信装置において再送の要否などを容易に判断できるようになる。
【0165】
なお、本発明の通信管理プログラムは、コンピュータを上記通信管理装置の各手段として機能させることを特徴とするものである。また、本発明の記録媒体は、上記通信管理プログラムを記録したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における無線LANシステムの全体構成を示す図面である。
【図2】図1の無線LANシステムにおいて、送信局から受信局へマルチキャストでデータ転送を行う場合に転送されるフレームの関係を時間経過とともに示した図面である。
【図3】図1の無線LANシステムにおいて、送信局から受信局へマルチキャストでデータ転送を行う場合に転送されるフレームの関係を時間経過とともに示した図面であり、図2に対して、ACKフレームを返信するグループが変化した場合を示す図面である。
【図4】図1の無線LANシステムにおける受信局の構成を示すブロック図である。
【図5】図1の無線LANシステムにおける受信局において、マルチキャストデータフレームを受信したときの処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】図1の無線LANシステムにおける送信局において、マルチキャストデータフレームを送信するときの処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】図1の無線LANシステムにおける送信局の構成を示すブロック図である。
【図8】図1の無線LANシステムにおいて、受信局にACKフレームを返信させるか否かを設定する場合に転送されるフレームの関係を示す図面である。
【図9】図1の無線LANシステムにおいて、受信局にACKフレームを返信させるか否かを設定する手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 無線LANシステム(通信システム)
11 受信部
12 パケット解析部
13 パケット選択部
14 バッファ
15 ACK制御部(判別手段)
16 ACK生成部
17 送信部
18 アンテナ
19 設定部(設定手段)
20 問合せ部(問合せ手段)
31 データ記憶部
32 送信部
33 受信部
34 ACKフレーム管理部
35 データ送信制御部
36 アンテナ
41 返信可否情報記憶部(記憶手段)
42 認識部(認識手段)
43 通知部(通知手段)
44 返信可否情報管理部(書換え手段、変更手段)
45 グループ判別部(グループ判別手段)
100 送信局(送信側通信装置)
110 通信管理装置
200 受信局(受信側通信装置、代表通信装置)
201 受信局(受信側通信装置)
202 非受信局
203 受信局(受信側通信装置、代表通信装置)

Claims (15)

  1. 複数の通信装置を含み、前記複数の通信装置間で通信網を介したデータ転送が可能な通信システムによるデータ転送方法であって、送信側通信装置から前記通信網を介して複数の受信側通信装置へデータ転送を行うデータ転送方法において、
    前記各受信側通信装置は、前記通信網を介してデータを受信したときに、そのデータを受信したことを通知する確認応答データを、前記通信網を介して返信するための返信処理の実行が可能であり、
    前記通信システムは、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段を有する通信管理装置を備えており、
    前記返信処理を行うか否かを、前記受信側通信装置ごとに当該受信側通信装置の設定手段が設定する設定ステップと、
    前記送信側通信装置が、前記通信網を介してデータを送信する送信ステップと、
    前記送信側通信装置が送信したデータを前記各受信側通信装置が受信する受信ステップと、
    前記送信側通信装置が送信したデータを受信した前記各受信側通信装置の判別手段が、当該受信側通信装置の設定手段の設定に基づいて前記返信処理を行うか否かを判別する判別ステップと、
    前記通信管理装置の通知手段が、前記返信可否情報に基づいて、前記各受信側通信装置に対し、当該受信側通信装置において前記返信処理を行うか否かを通知する通知ステップを含み、
    前記設定ステップは、前記通知ステップにより通知された内容に基づいて前記設定手段が設定を行い、
    前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を複数のグループに分類し、前記各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めており、
    前記返信可否情報は、前記返信処理を実行させる優先順位に基づいて前記複数の受信側通信装置を前記複数のグループに分類していることを特徴とするデータ転送方法。
  2. 複数の通信装置を含み、前記複数の通信装置間で通信網を介したデータ転送が可能な通信システムによるデータ転送方法であって、送信側通信装置から前記通信網を介して複数の受信側通信装置へデータ転送を行うデータ転送方法において、
    前記各受信側通信装置は、前記通信網を介してデータを受信したときに、そのデータを受信したことを通知する確認応答データを、前記通信網を介して返信するための返信処理の実行が可能であり、
    前記通信システムは、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段を有する通信管理装置を備えており、
    前記返信処理を行うか否かを、前記受信側通信装置ごとに当該受信側通信装置の設定手段が設定する設定ステップと、
    前記送信側通信装置が、前記通信網を介してデータを送信する送信ステップと、
    前記送信側通信装置が送信したデータを前記各受信側通信装置が受信する受信ステップと、
    前記送信側通信装置が送信したデータを受信した前記各受信側通信装置の判別手段が、当該受信側通信装置の設定手段の設定に基づいて前記返信処理を行うか否かを判別する判別ステップと、
    前記通信管理装置の通知手段が、前記返信可否情報に基づいて、前記各受信側通信装置に対し、当該受信側通信装置において前記返信処理を行うか否かを通知する通知ステップを含み、
    前記設定ステップは、前記通知ステップにより通知された内容に基づいて前記設定手段が設定を行い、
    前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を各受信側通信装置の属性に基づいて 複数のグループに分類し、前記各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めており、
    前記返信可否情報と前記各受信側通信装置の属性とに基づいて、当該受信側通信装置が何れのグループに属するかを前記通信管理装置のグループ判別手段が判別するグループ判別ステップと、
    前記グループ判別ステップによる判別結果に基づいて、当該受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを前記通信管理装置の認識手段が認識する認識ステップと、
    をさらに含み、
    前記通知ステップは、前記認識ステップによる認識結果を前記通知手段が通知することを特徴とするデータ転送方法。
  3. 前記各受信側通信装置の問合せ手段が、当該受信側通信装置において前記返信処理を行うか否かを前記通信管理装置に対して問い合わせる問合せステップをさらに含み、
    前記通知ステップは、前記問合せステップにより問合せを行った受信側通信装置に対して、前記通知手段が前記通知を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ転送方法。
  4. 前記通信管理装置の書換え手段が、前記返信可否情報を書き換える書換えステップをさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ転送方法。
  5. 前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を複数のグループに分類し、前記各グループに対して当該グループに属する受信側通信装置を代表して前記返信処理を行う代表通信装置を定め、前記各代表通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めていることを特徴とする請求項1または2に記載のデータ転送方法。
  6. 前記返信可否情報における前記各グループの代表通信装置を、前記通信管理装置の変更手段が、前記各グループに属する他の受信側通信装置に変更する変更ステップをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のデータ転送方法。
  7. 前記通信管理装置は、前記送信側通信装置に備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載のデータ転送方法。
  8. 通信網を介してデータ転送を行う通信システムにおいて、
    前記通信網を介してデータを受信したときに、そのデータを受信したことを通知する確認応答データを、前記通信網を介して返信するための返信処理の実行が可能な複数の受信側通信装置と、
    前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを定める通信管理装置とを含み、
    前記通信管理装置が、
    前記各受信側通信装置に、前記返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段と、
    前記返信可否情報に基づき、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを認識する認識手段と、
    前記認識手段による認識結果を、前記各通信装置に通知する通知手段と、
    を備え、
    前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を複数のグループに分類し、前記各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めており、
    前記返信可否情報は、前記返信処理を実行させる優先順位に基づいて前記複数の受信側通信装置を前記複数のグループに分類していることを特徴とする通信システム。
  9. 通信網を介してデータ転送を行う通信システムにおいて、
    前記通信網を介してデータを受信したときに、そのデータを受信したことを通知する確認応答データを、前記通信網を介して返信するための返信処理の実行が可能な複数の受信側通信装置と、
    前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを定める通信管理装置とを含み、
    前記通信管理装置が、
    前記各受信側通信装置に、前記返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段と、
    前記返信可否情報に基づき、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを認識する認識手段と、
    前記認識手段による認識結果を、前記各通信装置に通知する通知手段と、
    を備え、
    前記通信管理装置の通知手段が、前記返信可否情報に基づいて、前記各受信側通信装置に対し、当該受信側通信装置において前記返信処理を行うか否かを通知する通知ステップをさらに含み、
    前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を各受信側通信装置の属性に基づいて複数のグループに分類し、前記各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めており、
    前記返信可否情報と前記各受信側通信装置の属性とに基づいて、当該受信側通信装置が何れのグループに属するかを前記通信管理装置のグループ判別手段が判別するグループ判別ステップと、
    前記グループ判別ステップによる判別結果に基づいて、当該受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを前記通信管理装置の認識手段が認識する認識ステップと、
    をさらに含み、
    前記通知ステップは、前記認識ステップによる認識結果を前記通知手段が通知することを特徴とする通信システム。
  10. 前記通信網を介して前記受信側通信装置に対してデータを送信する送信側通信装置をさらに含み、
    前記通信管理装置は、前記送信側通信装置に備えられていることを特徴とする請求項8または9に記載の通信システム。
  11. 通信網を介して送信側通信装置から複数の受信側通信装置へデータ転送が可能な通信システムを管理する通信管理装置において、
    前記各受信側通信装置は、前記通信網を介してデータを受信したときに、そのデータを受信したことを通知する確認応答データを、前記通信網を介して返信するための返信処理の実行が可能であり、
    前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段と、
    前記返信可否情報に基づき、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを認識する認識手段と、
    前記認識手段による認識結果を、前記各通信装置に通知する通知手段と、
    を備え、
    前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を複数のグループに分類し、前記各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めており、
    前記返信可否情報は、前記返信処理を実行させる優先順位に基づいて前記複数の受信側通信装置を前記複数のグループに分類していることを特徴とする通信管理装置。
  12. 通信網を介して送信側通信装置から複数の受信側通信装置へデータ転送が可能な通信シ ステムを管理する通信管理装置において、
    前記各受信側通信装置は、前記通信網を介してデータを受信したときに、そのデータを受信したことを通知する確認応答データを、前記通信網を介して返信するための返信処理の実行が可能であり、
    前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを定めた返信可否情報を記憶する記憶手段と、
    前記返信可否情報に基づき、前記各受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを認識する認識手段と、
    前記認識手段による認識結果を、前記各通信装置に通知する通知手段と、
    を備え、
    前記通信管理装置の通知手段が、前記返信可否情報に基づいて、前記各受信側通信装置に対し、当該受信側通信装置において前記返信処理を行うか否かを通知する通知ステップを含み、
    前記返信可否情報は、前記複数の受信側通信装置を各受信側通信装置の属性に基づいて複数のグループに分類し、前記各受信側通信装置に返信処理を実行させるか否かを前記グループごとに定めており、
    前記返信可否情報と前記各受信側通信装置の属性とに基づいて、当該受信側通信装置が何れのグループに属するかを前記通信管理装置のグループ判別手段が判別するグループ判別ステップと、
    前記グループ判別ステップによる判別結果に基づいて、当該受信側通信装置に前記返信処理を実行させるか否かを前記通信管理装置の認識手段が認識する認識ステップと、
    をさらに含み、
    前記通知ステップは、前記認識ステップによる認識結果を前記通知手段が通知することを特徴とする通信管理装置。
  13. 前記送信側通信装置に備えられていることを特徴とする請求項11または12に記載の通信管理装置。
  14. コンピュータを請求項11または12に記載の通信管理装置の各手段として機能させることを特徴とする通信管理プログラム。
  15. 請求項14に記載の通信管理プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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