JP5372514B2 - 新規なインドリジン誘導体、この調製方法およびこれを含む治療組成物 - Google Patents

新規なインドリジン誘導体、この調製方法およびこれを含む治療組成物 Download PDF

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Description

本発明は、新規なインドリジン誘導体、この調製方法およびこれを含む薬剤組成物に関する。
仏国特許FR−A−2341578および欧州特許EP−A−0471609が、顕著な薬理学的特性、特に、抗不整脈性を有するインドリジン誘導体を記載して以来、これらの誘導体は、心室および心房リズム問題を抑えるまたは食い止めることができることが示されている。言及されている化合物の大部分は、これらの抗不整脈性に加えて、これらの徐脈性、抗高血圧性およびβ非競合的抗アドレナリン作動性を示す、ボーン−ウィリアムズ(Vaughan−Williams)分類の1、2、3および4類における電気生理学性を有する。その様な性質は、心臓血管系の或種の病理学的症候群の治療、特に、狭心症、高血圧または心室もしくは上室性不整脈の治療において極めて有用な当該化合物を与える。同様に、その様な化合物は、心不全、併発した、さもなければ心不全による心筋梗塞の治療または梗塞後の死亡の予防のために使用される。
しかしながら、その様な化合物は、特に、pH=4、特に、生理学的pHで水に不溶または極僅か可溶である欠点を有する。
経口および静脈内投与される心房および心室不整脈治療薬であるアミオダロン(Amiodarone)は水に不溶の分子であり、したがって、注射溶液は、ポリソルベート80およびベンジルアルコール等の溶剤を含む。その様な溶剤は、患者において低血圧性で負の変力作用を誘発する。また、この注射溶液は、専門病院環境における中枢注射を推奨することにより予防される局所的静脈不耐性を引き起こす。
ドロネダロン(Dronedarone)、すなわちベンゾフランの誘導体は、その化学構造においてヨウ素を含まず、アミオダロンとは対照的に、また、経口および静脈内投与される心房および心室不整脈治療薬である。その低い溶解度(pH3で、水における溶解度S=0.247mg/ml)は、注射可能な物質の形態においてそれを調製および貯蔵することの可能性を制限する。
その低い溶解度は、注射可能な物質の形態においてそれらを調製および貯蔵することの可能性を実質的に制限する。
本発明の文脈において、新規なインドリジン誘導体は、水において良好な溶解度を有し、一方で、これらの薬理学的特性、特に、これらの抗不整脈性を維持しまたは改善することが分かった。水におけるこれらの良好な溶解度、特にpH=4での溶解度は、注射可能な薬剤形態の製造を可能にする。
本発明の化合物は、水に可溶で、生理的溶液(0.9%塩化ナトリウム)またはグルコース化生理的溶液で静脈内投与することのできる分子であり、アミオダロンの電気生理学的、循環系および抗不整脈的性質を有する。
更に、これらの新規な化合物は、また、良好な代謝安定性を示す。
したがって、本発明は、以下の式(I)で表されるアミノアルキルベンゾイル鎖を含むインドリジン誘導体を提案する。
したがって、本発明は、一般式(I):
Figure 0005372514
[式中、
Xは、−(CH−基(nは1から6の整数である。)を表し、または式CH−Z−(CH−(Zは、O(CH−基(mは0から3の整数である。)を表す。)を有する基を表し、Rは、直鎖、分枝もしくは環状C−Cアルキル基を表し、Amは、NR基(RおよびRは、同じかまたは異なり、互いに独立に、
水素原子、
直鎖、分枝もしくは環状C−Cアルキル基またはC−Cシクロアルキル基で置換されたC−C基、
または(CH−O−B基(Bは、水素原子または(CHアルキル基を表し、lおよびkは整数であり、l≧2およびl+k=6である。)を表し、
または、RおよびRは、これらが結合する窒素原子と一緒になって、4から6個の環(NおよびOから選択される1つ以上のヘテロ原子を場合により含み、直鎖、分枝もしくは環状C−Cアルキル基から選択される1つ以上の置換基を場合により担持してもよい。)を含む複素環を形成する。)を表し、
は、水素原子または直鎖、分枝もしくは環状C−Cアルキル基を表す。]を有する新規なインドリジン誘導体および薬剤として許容されるこの塩に関する。
第一の変形においては、本発明は、Xが、−(CH−基(nは1から6の整数である。)を表す、上で定義されたインドリジン誘導体に関する。
第二の変形においては、本発明は、Xが、式CH−Z−(CH−(Zは、O(CH−基(mは0から3の整数である。)を表す。)を有する基を表す、上で定義されたインドリジン誘導体に関する。
更に具体的に言えば、本発明は、Xが、(CH−基(nは3から4の整数である。)を表すことを特徴とする、上で定義されたインドリジン誘導体に関する。
更に具体的に言えば、本発明のインドリジン誘導体は、RがC−Cアルキル基を表すことを特徴とする。
更に具体的に言えば、本発明のインドリジン誘導体は、RおよびRが、互いに独立に、直鎖C−Cアルキル基を表すことを特徴とする。
特に、本発明のインドリジン誘導体は、RおよびRが、一緒になって、1つ以上のメチル基を場合により担持するピペリジニルまたはピペラジニル基を形成することを特徴とする。
特に、本発明のインドリジン誘導体は、Rが水素原子を表すことを特徴とする。
式(I)の化合物は、塩基の形態においてまたは酸もしくは塩基、特に、薬剤として許容される酸または塩基で塩形成された形態において存在することができる。その様な付加塩は本発明の一部を形成する。
これらの塩は、薬剤として許容される酸で都合よく調製されるが、例えば、式(I)の化合物の精製または単離のために使用されるその他の酸の塩もまた本発明の一部を形成する。
式(I)の化合物は、また、水和物または溶媒和物の形態、すなわち、1つ以上の水分子もしくは溶剤との会合または組合せの形態において存在することもできる。その様な水和物および溶媒和物は、また本発明の一部を形成する。
本発明は、また、有機または無機酸から形成される式(I)の化合物の薬剤として許容される塩に関する。
列挙されてもよいこのタイプの有機塩の例は、マロン酸塩、ドデカン酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、安息香酸塩、アスコルビン酸塩、パモ酸塩、琥珀酸塩、ヘキサミン酸塩、ビス−メチレンサリチル酸塩、エタンジスルホン酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酒石酸塩、サリチル酸塩、クエン酸塩、グルコン酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、桂皮酸塩、マンデル酸塩、シトラコン酸塩、アスパラギン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、イタコン酸塩、グリコール酸塩、p−アミノ安息香酸塩、グルタミン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩および酢酸テオフィリン、ならびにアミノ酸から形成される塩、例えば、リシンまたはヒスチジン塩である。
列挙されてもよいこのタイプの無機塩は、塩酸塩、臭素酸塩、硫酸塩、スルファミン酸塩、リン酸塩および硝酸塩である。
更に具体的に言えば、本発明は、薬剤として許容される塩が、シュウ酸塩および塩酸塩から選択されることを特徴とする、上で定義された通りのインドリジン誘導体に関する。
本発明は、また、式(I)を有する化合物の調製に関する。
したがって、本発明は、アミンH−Amと、式(II):
Figure 0005372514
(式中、Yは水素原子を表し、その他の置換基は上で定義されている通りである。)で表される化合物との反応を含む、上で定義されている式(I)を有する誘導体の調製方法に関する。
本発明は、また、上で定義されている式(II)を有する化合物の調製方法を含み、式(III):
Figure 0005372514
で表される化合物と、式(IV)
Figure 0005372514
で表される化合物との反応を含む方法に関する。
したがって、本発明によれば、上で定義されている、Xが−(CH−基を表す式(I)を有する化合物は、次の反応スキームにより調製される:
Figure 0005372514
(Yは、ハロゲン、例えば、ClまたはBrを表し、nおよびR、R、Am基は、上で与えられたものと同じ意味を有する。)。
式(III)を有する化合物の調製のために米国特許第6949583号が参照されてもよい。
式(IV)を有する化合物の調製のためには、刊行物のEUR J.MED.CHEM−CHEMICAL THERAPEUTICA、NOV.−DEC.1975年−10、N6、579頁から584頁およびラバズ(LABAZ)の米国特許第4103012号が参照されてもよい。
同様に、式H−Amを有する第二級アミンと式(II)を有する塩素化誘導体との縮合により式(I)を有するインドリジン誘導体を調製するため、および式(III)を有する化合物と式(IV)を有する誘導体とを反応させて式(II)を有する化合物を調製するためには、文献の米国特許第4103012号への参照がなされるべきである。
本発明によれば、上で定義されている、Xが、式CH−Z−(CH−(Zは、O(CH−基を表す。)を有する基を表す場合の式(I)を有する化合物を調製するためには、US−A−6949583およびMonatsh Chem:129;3;1998年;309−318頁ならびに以下の反応スキームへの参照がなされるべきである。
Figure 0005372514
(R、R、Am基は、上で与えられたものと同じ意味を有する。)。
本発明は、また、薬剤として許容されるビヒクルまたは適当な賦形剤と一緒に、活性成分として、少なくとも1つの、上で定義されている式(I)を有するインドリジン誘導体または薬剤として許容されるこの塩を含むことを特徴とする、薬剤または動物用組成物に関する。
一例として、本発明の薬剤組成物は、経口、舌下、皮下、筋肉内、静脈内、経皮的または直腸投与のために調剤されてもよい。好ましくは、組成物は、本発明の誘導体の良好な溶解度特性を利用する注射可能な形態で存在する。
投与単位に関しては、これは、例えば、錠剤、糖衣錠、カプセル、ゲルーレ(gellule)、粉末、懸濁液、経口投与のためのシロップまたは顆粒、直腸投与のための座薬または非経口投与のための溶液もしくは懸濁液の形状であってもよい。
本発明の薬剤組成物は、例えば、投与単位当たり、経口投与に対しては活性成分の重量で50から500mg、直腸投与に対して活性成分の50から200mgおよび非経口投与に対しては活性成分の50から150mgを含んでもよい。
選択される投与経路によって、本発明の薬剤または動物用組成物は、式(I)を有する化合物または薬剤として許容されるこの化合物の塩の少なくとも1つと適当な賦形剤とを一緒にすることにより調製され、賦形剤は、例えば、次の物質から選択される少なくとも1つの成分で構成される:ラクトース、デンプン、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン、アルギン酸、コロイド状シリカ、蒸留水、ベンジルアルコールまたは甘味剤。
これらが錠剤形態である場合は、これらは、これらが、延長されたまたは遅延された作用を有する様に、およびこれらが、活性成分の予め決められた量を連続的に放出する様に処理されてもよい。
本発明は、また、薬剤としてのこれらの使用のための、上で定義されている一般式(I)を有するインドリジン誘導体に関する。本発明は、したがって、上で定義されている一般式(I)を有するインドリジン誘導体を含む薬剤に関する。
上で定義されている本発明の一般式(I)を有するインドリジン誘導体は、心臓血管系の病理学的症候群の治療のための薬剤を調製するために使用されてもよい。更に具体的に言えば、上で定義されている本発明の一般式(I)を有するインドリジン誘導体は、狭心症、高血圧、心室不整脈、上室性不整脈、特に、心房性細動、心不全、心不全により併発されてもよくまたはされなくてもよい心筋梗塞の治療あるいは梗塞後死亡の予防のための薬剤を調製するために使用されてもよい。
心臓血管系に関して本発明の化合物の性質を決定するために行われた薬理学的テストの結果は以下に記録される。
(I)心室不整脈
このテストは、前以て虚血にした冠状動脈の再潅流に起因する不整脈に対して保護するための本発明の化合物の能力を決定することを目的とする。この目的のために、本発明者等は、Circ.Res.1984年、55:545頁−548頁でMANNING A.S.他により示された方法を次の様に変更して使用した:
初めに、集団に分けたネズミを、ナトリウムペントバルビタールで麻酔し(60mg/kgを腹腔内に)、次いで、これらに、呼吸を助けるために挿管した。
次いで、カニューレを、静脈内投与のために頚静脈に取り付け、動脈圧を測定するために頚動脈にカテーテルを取り付け、ECGを測定するために皮膚電極を取り付けた。パラメータを平衡にした後、検討される化合物の静脈内投与量を投与し、5分後に、開胸術を行った後、紐の輪を、その組織の直ぐ隣の近傍にある左前の下行冠状動脈の周りに取り付けた。この様にして、その動脈を、紐の末端の張力により5分間閉塞した。張力を開放することにより再潅流を得た。
次いで、その再潅流で誘発された不整脈を評価した。
類似のテストを、この化合物の経口投与後に行った。この場合、検討化合物を、左前の下行冠状動脈を縛る60から120分前に投与した。
これらのテスト結果は、静脈内に0.3から10mg/kgおよび経口で30から100mg/kgの範囲における投与量において投与された本発明の化合物は、処置された動物を心室不整脈から顕著にまたは完全に保護することを示した。
(II)抗アドレナリン作動性
このテストは、前以てペントバルビタールおよびクロラロースで麻酔を掛けられたイヌにおいて、フェニレフリン(phenylephrin)(抗α効果)で誘発される血圧増加およびイソプレナリン(isoprenaline)(抗β効果)で誘発される心臓周波数の加速を減少させるための本発明の化合物の能力を決定することを目的とする。
初めに、それぞれのイヌに対して、25から40mmHgの範囲で動脈圧の増加を誘発したフェニレフリンの投与量(5μg/kg)および40から110拍動/分の範囲で心臓周波数の増加を引き起こすイソプレナリンの投与量(0.5または1μg/kg)を決定した。
10分毎に、この方法で決められたフェニレフリンおよびイソプレナリンの投与量を交互に注射し、2つの逐次参照応答を得た後、検討される化合物の投与量を、静脈内に投与した。
(抗α効果)
その化合物を注射する前に得られた参照高血圧と比較して、引き起こされた高血圧において本発明の化合物による減少率が記録された。
(抗β効果)
心臓周波数において、引き起こされた加速の検討化合物における減少率が記録された。
これらのテスト結果は、3から10mg/kgの投与において、本発明の化合物は、誘発された高血圧においておよび/または心臓周波数における誘発された増加において、50%までの減少をもたらす、抗αおよび/または抗β効果を示すことを示した。
(III)心房不整脈
このテストは、Naunyn−Schmiedeberg’s Arch Pharmacol 2001年、363:166−174頁に記載されている方法を使用して、麻酔を掛けたブタにおいて、特別な興奮剤で誘発された心房不整脈(左心房脆弱性)に関する本発明の化合物の有効性を評価することを目的とする。
検討化合物を、3mg/kgの投与量において、ゆっくりと5分の静脈内潅流において投与した。循環系および心電計パラメータならびに右および左の心房不応期を、検討化合物の投与前後で決定した。
3mg/kgの投与量においては、本発明の化合物は、初期の特別の興奮剤で誘発された非継続性細動または心房粗動エピソードの100%を除去した。この投与量においては、有効な心房不応期における顕著な増加が、心臓期間の異なる基底値に対して観察された。
(IV)心臓イオンチャンネルの効果
このテストは、心臓イオンチャンネルについての本発明の化合物の効果を決定することを目的とする。
本発明の化合物(1から5μM)は、CHO(Chinese hamster ovary)細胞株において発現されたヒトhERG(IK)およびhKv1.5(IKur)遺伝子チャンネルの透過性を阻害した。これらは、また、生体ナトリウム(Ina)、カルシウム(ICa)およびカリウムチャンネル電流、モルモットの心筋細胞におけるアセチルコリン−活性化(IK(Ach))およびATP−依存性(IKATP)、ならびにネズミの心筋細胞におけるカリウムチャンネル(ItoおよびIsus)を阻害した。
したがって、本発明の化合物は、多重心臓イオンチャンネルの阻害剤である。
(V)毒性
本発明の化合物の毒性は、これらの治療的使用に適合することが証明された。
(VI)溶解度
本発明の化合物に対する溶解度テストは、HO/CHCN/CHSOH勾配を使用して、HPLC(高性能液体クロマトグラフィー)により、pH=4(リン酸塩緩衝液、pH=6、0.1Mから出発して)で行い、対照サンプル(内部対照としての役割を果すテスト生成物の希釈溶液)と比較した。
溶解度、Sの結果およびpHは、以下の表で示され、mg/mlにおいて表示される。
一般的に、本発明の式(I)を有する化合物は、pH=4で1mg/ml以上の溶解度を有し、それらの幾つかは、8mg/mlを超え、10mg/mlをも超える溶解度を有していた。
(実施例の表)
Figure 0005372514
(式中、X=(CH
Figure 0005372514
Figure 0005372514
Figure 0005372514
Figure 0005372514
以下の非限定的実施例は、本発明の化合物および組成物の調製を例示する。
以下で説明されるプロトン磁気共鳴スペクトル(H NMR)は、参照としてDMSO−dピークを使用して、DMSO−dにおいて200MHzで記録された。
化学的シフトδは、100万当たりの部(ppm)において表示される。観察されたシグナルは次の通りに表示される:s:一重項;bs:広い一重項;d:二重項;dd:二重の二重項;t:三重項;dt:二重の三重項;q:四重項;qui:五重項;m:質量;mt:多重項;sxt:六重項。
(2−ブチル−6−エチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩(化合物44)
a)1−ブロモヘキサン−2−オン
2−ヘキサノン60g(0.599モル)を、周囲温度で、酢酸210mlにおける尿素58.6g(0.976モル)の溶液にゆっくりと添加した。媒体を、氷浴において0℃に冷却し、次いで、臭素33ml(0.640モル)を添加し、周囲温度で18時間撹拌した。それを水(1500ml)の上に注ぎ、塩化メチレンで抽出し、有機相を重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶液を濃縮した。
残留物を減圧下で蒸留した。僅かなその異性体、3−ブロモヘキサノン(6%)を含む、期待した化合物の76gを回収した(沸点:80−90℃/18mmHg)。
b)N−(ヘキサノン−2−イル)−2−メチル−5−エチルピリジニウムブロミド
5−エチル−2−メチルピリジン21.6g(0.178モル)を、1−ブロモ−2−ヘキサノン40g(0.223モル)にゆっくりと添加し、周囲温度で3時間撹拌した。粘稠媒体を得、これを次工程のために使用した。
c)2−ブチル−6−エチル−インドリジン
エタノール370mlにおけるトリエチルアミン65gの溶液を、エタノールの300mlにおける上述の生成物の溶液に滴状添加し、次いで、還流下で18時間加熱した。それを真空濃縮し、酢酸エチルに入れ、水で洗浄し、次いで、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮乾固した。次に、それをシリカでのフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:ヘプタン/塩化メチレン、50/50)で精製した。この方法において、所望の化合物の15gを、黄色油の形態において得た。
収率:34%。
d)(2−ブチル−6−エチルインドリジン−3−イル)[4−(3−クロロプロピル)フェニル]メタノン
先の工程において得た化合物の5g(27ミリモル)および4−(3−クロロプロピル)ベンゾイルクロライド5.9g(27ミリモル)の混合物を、18時間、50℃に加熱した。それを水に入れ、ジクロロメタンで抽出し、有機相を重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮乾固した。次いで、それを、アルミナでのフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:ヘプタン/塩化メチレン、50/50)で精製した。この方法において、所望の化合物の8gを、油の形態において得た。
収率:76%。
e)(2−ブチル−6−エチルインドリジン−3−イル){4−[(3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン
先の工程において得た化合物の4g(10.4ミリモル)を、反応器において、メチルイソブチル−ケトン50mlに溶解し、ジプロピルアミン2.7g(27ミリモル)およびヨウ化ナトリウム0.31g(2ミリモル)をこの反応媒体に添加し、次いで、48時間、110℃で加熱した。それを水中に注ぎ、ジクロロメタンで抽出し、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮乾固した。次いで、それを、アルミナでのフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:塩化メチレン−酢酸エチル、80/20)で精製した。この方法において、所望の化合物の3.9gを得た。
収率:84%。
f)(2−ブチル−6−エチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩
塩酸エーテル溶液(エーテル中2M)の6.5mlを、エーテル(400ml)における上述の生成物(3.9g)の溶液に添加し、30分間撹拌し、沈殿した塩を濾過した。この方法において、所望の化合物の3.7gを得た。
収率:88%、MP=140.7℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.65(t:3H);0.79−1.10(m:8H);1.11−1.44(m:5H);1.66(mt:4H);2.03(mt:2H);2.17(t:2H);2.62(q:2H);2.74(t:2H);2.87−3.16(m:6H);6.45(s:1H);7.15(d:1H);7.29−7.65(m:5H);9.36(s:1H);10.49(bs:1H)
以下の化合物を、実施例1における上述の方法を使用して、適当な出発物質を使用して調製した。
(2−ブチル−6−メチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩
MP=140℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.65(t:3H);0.79−1.10(m:8H);1.32(qui:2H);1.66(m:4H);2.03(mt:2H);2.17(t:2H);2.30(s:3H);2.74(t:2H);2.87−3.16(m:6H);6.45(s:1H);7.09(d:1H);7.31−7.61(m:5H);9.34(s:1H);10.60(bs:1H)
(2−ブチル−6−メチルインドリジン−3−イル)(4−{3−[エチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)メタノン塩酸塩
MP=132℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.64(t:3H);0.79−1.09(m:5H);1.09−1.43(m:5H);1.65(mt:2H);2.01(mt:2H);2.15(t:2H);2.29(s:3H);2.74(t:2H);2.85−3.21(m:6H);6.44(s:1H);7.08(d:1H);7.25−7.65(m:5H);9.33(s:1H);10.57(bs:1H)
(2−ブチル−6−エチルインドリジン−3−イル)(4−{3−[エチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)メタノン塩酸塩
MP=148.7℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.64(t:3H);0.79−1.10(m:5H);1.10−1.44(m:8H);1.65(mt:2H);2.01(mt:2H);2.17(t:2H);2.62(q:2H);2.75(t:2H);2.85−3.23(m:6H);6.45(s:1H);7.15(d:1H);7.29−7.65(m:5H);9.36(s:1H);10.53(bs:1H)
(2−エチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジエチルアミノ)プロピル]フェニル}メタノンシュウ酸塩(化合物2)
a)(2−エチルインドリジン−3−イル)[4−(3−クロロプロピル)フェニル]メタノン
2−エチル−インドリジン8g(55ミリモル)および4−(3−クロロプロピル)ベンゾイルクロライド13.1g(60ミリモル)の混合物を、18時間、50℃に加熱した。それを水の中に入れ、ジクロロメタンで抽出し、炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、次いで、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮乾固した。それを、アルミナでのフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:シクロヘキサン/塩化メチレン、50/50)で精製した。この方法において、所望の化合物の17gを油の形態において得た。収率:94%。
b)(2−エチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジエチルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン
先の工程において得られた化合物の4g(12ミリモル)を、反応器において、メチルイソブチルケトン50mlに溶解し、次いで、ジエチルアミン2.3g(31ミリモル)およびヨウ化ナトリウム0.36g(2.4ミリモル)をその媒体に添加し、48時間、110℃で加熱した。それを水中に注ぎ、ジクロロメタンで抽出し、重炭酸ナトリウムの溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮乾固した。次いで、それを、シリカでのフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:メタノール−塩化メチレン、10/90)で精製した。この方法において、所望の化合物の2.9gを得た。
収率:65%。
c)(2−エチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジエチルアミノ)プロピル]フェニル}メタノンシュウ酸塩
上述の生成物の2.9gを、酢酸エチル40mlにおいて溶解し、シュウ酸0.719g(1当量)を添加した。次に、結晶化した塩を濾過した。この方法において、所望の化合物の2.9gを得た。
収率:80%、MP=160℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.98(t:3H);1.15(t:6H);1.96(m:2H);2.20(q:2H);2.74(t:2H);2.90−3.19(m:6H);6.54(s:1H);6.93(t:1H);7.21(t:1H);7.31−7.58(AA’−BB’系:4H);7.64(d:1H);9.47(d:1H);8.39(bs:2H)。
(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩(化合物7)
a)2−メチル−1−(2−オキソ−ヘキシル)−ピリジニウムブロミド
2−ピコリン30.21g(0.32モル)を、1−ブロモ−2−ヘキサノン83g(0.46モル)に添加し、周囲温度で4時間撹拌した。粘稠媒体を得、これを次工程のために使用した。
b)2−ブチルインドリジン
上で得たN−(ヘキサノン−2−イル)メチル−ピリジニウムブロミドを、エタノールの100mlに溶解し、水630mlにおける重炭酸ナトリウムの溶液84gを添加した。反応媒体を、110℃で3時間加熱した。それを真空濃縮し、水に入れ、ジクロロメタンで抽出し、有機相を塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発乾固した。得られた生成物を減圧下でシリカカラム(溶出液:塩化メチレン/ヘプタン、20/80)で精製した。この方法において、2−ブチルインドリジンの33gを得た。
収率:30%。
c)(2−ブチルインドリジン−3−イル)[4−(3−クロロプロピル)フェニル]メタノン
2−ブチル−インドリジン9g(56ミリモル)および4−(3−クロロプロピル)ベンゾイルクロライド12.4g(57ミリモル)の混合物を、18時間、50℃に加熱した。それを水の中に入れ、ジクロロメタンで抽出し、炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮乾固した。次に、それを、シリカでのフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:塩化メチレン−ヘプタン、80/20)で精製した。この方法において、所望の化合物の14gを油の形態において得た。
収率:77%。
d)(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン
先の工程において得られた化合物の6g(17ミリモル)を、反応器において、メチルイソブチルケトン60mlに溶解し、ジプロピルアミン4.4g(44ミリモル)およびヨウ化ナトリウム0.5g(3.4ミリモル)を添加し、次いで、媒体を48時間、110℃に加熱した。それを水中に注ぎ、ジクロロメタンで抽出し、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮乾固した。
次いで、それを、アルミナでのフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:塩化メチレン/メタノール、98/2)で精製した。
この方法において、所望の化合物の6.2gを得た。
収率:88%。
e)(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩
塩酸エーテル溶液(エーテル中2M)11mlを、エーテル(100ml)における上述の生成物(6.2g)の溶液に添加し、30分間撹拌した。それを真空濃縮し、酢酸エチル(60ml)に入れ、結晶化した生成物を濾過した。この方法において、所望の化合物の6.3gを得た。
収率:95%、MP=115℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.64(t:3H);0.78−1.12(m:8H);1.33(qui:2H);1.66(mt:4H);2.02(mt:2H);2.20(t:2H);2.74(t:2H);2.85−3.15(m:6H);6.50(s:1H);6.92(t:1H);7.20(t:1H);7.30−7.57(AA’−BB’系:4H);7.62(d:1H),9.45(d:1H);10.60(bs:1H)
(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩半水和物
水の11mlを、酢酸エチル(796ml)における(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン(500g)の溶液に添加した。塩酸エーテルの溶液(エーテルにおける2M)をこの着色溶液に添加し、10℃まで冷却した。この媒体に種晶を添加し、等温条件下で3時間維持した。得られた生成物を濾過し、メチルイソブチルケトンで洗浄し、乾燥した。
この方法において、所望の化合物の478.5gを得た。
収率:86.3%。
NMR分析でこの化合物の構造を確認した。
DSC(示差走査熱量計):水の損失に相当する95.2℃での吸熱、次いで、融解に相当する117.1℃での吸熱。
(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン硫酸塩
酢酸エチルにおける硫酸の溶液を、70℃に加熱した酢酸エチル(30ml)における(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン(4.19g)の溶液に添加した。この媒体を20℃まで冷却し、次いで、この温度で一定の等温期間後に、得られた化合物を濾過し、洗浄し、乾燥した。
この方法において、所望の化合物の4.4gを得た。
収率:85%。
NMR分析でこの化合物の構造を確認した。
DSC:融解に相当する92℃での吸熱。
(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノンフマル酸塩
酢酸エチルにおけるフマル酸の溶液を、50℃に加熱した酢酸エチル(39ml)における(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン(9.5g)の溶液に添加した。この媒体を30℃まで冷却し、種晶を添加し、次いで、5℃まで冷却した。この温度で一定の等温期間後に、得られた化合物を濾過し、乾燥した。
この方法において、所望の化合物の9.2gを得た。
収率:75.8%。
NMR分析でこの化合物の構造を確認した。
DSC:83.9℃での融解吸熱。
以下の化合物を、実施例2または3における上述の方法を使用して、適当な出発物質を使用して調製した。
(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジエチルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩
MP=145℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.65(t:3H);0.99(sxt:2H);1.18(t:6H);1.34(qui:2H);1.99(mt:2H);2.20(t:2H);2.75(t:2H);2.93−3.22(m:6H);6.50(s:1H);6.92(t:1H);7.20(t:1H);7.32−7.57(AA’−BB’系:4H);7.62(d:1H);9.45(d:1H);10.10(bs:1H)
{4−[3−(ジエチルアミノ)プロピル]フェニル}(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=152℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.60(t:3H);1.19−(t:6H);1.38(sxt:2H);2.01(mt:2H);2.17(t:2H);2.75(t:2H);2.89−3.21(m:6H);6.51(s:1H);6.92(t:1H);7.20(t:1H);7.32−7.57(AA’−BB’系:4H);7.62(d:1H);9.45(d:1H)−10.52(bs:1H)
(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[4−(ジエチルアミノ)ブチル]フェニル}メタノンシュウ酸塩
MP=102℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.64(t:3H);0.98(sxt:2H);1.17(t:6H);1.33(qui:2H);1.65(t:4H);2.20(t:2H);2.70(t:2H);2.93−3.21(m:6H);6.50(s:1H);6.92(t:1H);7.20(t:1H);7.29−7.56(AA’−BB’系:4H);7.62(d:1H),9.45(d:1H)
{4−[4−(ジエチルアミノ)ブチル]フェニル}(2−エチルインドリジン−3−イル)メタノンシュウ酸塩
MP=143℃。
NMRスペクトルH(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.98(t:3H);1.15(t:6H);1.64 mt:4H);2.20(q:2H);2.72(t:2H);2.89−3.19(m:6H);6.53(s:1H);6.92(t:1H);7.20(t:1H);7.29−7.57(AA’−BB’系:4H);7.63(d:1H);9.45(d:1H)
{4−[4−(ジエチルアミノ)ブチル]フェニル}(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=133℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.60(t:3H);1.20(t:6H);1.37(sxt:2H);1.68(mt:4H);2.17(t:2H);2.71(t:2H);2.90−3.18(m:6H);6.50(s:1H);6.93(t:1H);7.20(t:1H);7.29−7.57(AA’−BB’系:4H);7.62(d:1H);946(d:1H)−10.37(bs:1H)
{4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}(2−エチルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=152℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.89(t:6H);0.98(t:3H);1.65(mt:4H);2.03(mt:2H);2.20(q:2H);2.74(t:2H);2.86−3.14(m:6H);6.54(s:1H);6.93(t:1H);7.21(t:1H);7.32−7.58(AA’−BB’系:4H);7.63(d:1H);9.47(d:1H);10.46(bs:1H)
{4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=122.6℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.60(t:3H);0.89−(t:6H);1.3(sx:2H);1.65(m:4H);1.89−2.26(m:4H);2.75(t:2H);2.85−3.14(m:6H);6.50(s:1H);6.92(t:1H);7.20(t:1H);7.32−7.57(AA−BB系:4H);7.62(d:1H);9.45(d:1H)−10.47(広幅一重線:1H)
(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[4−(ジプロピルアミノ)ブチル]フェニル}メタノン塩酸塩
MP=117℃。
H NMRスペクトル(250MHz,(DMSO),δ(ppm));0.64(t:3H);0.79−1.08(多重線の重なり:8H);1.31(qui:2H);1.48−1.89(多重線の重なり:8H);2.18(mt:2H);2.70(mt:2H);2.78−3.17(多重線の重なり:6H);6.48(s:1H);6.92(t:1H);7.21(t:1H);7.35(d:2H);7.48(d:2H);7.60(d:1H);9.45(d:1H);10.56(広幅シグナル:1H)
{4−[4−(ジプロピルアミノ)ブチル]フェニル}(2−エチルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=130℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.89(t:6H);0.98(t:3H);1.67(mt:8H);2.21(q:2H);2.71(t:2H);2.81−3.19(m:6H);6.53(s:1H);6.93(t:1H);7.20(t:1H);7.29−7.57(AA’−BB’系:4H);7.63(d:1H);9.45(d:1H);10.32(bs:1H)
{4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}(2−イソプロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=154℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO−D),δ(ppm));0.89(t:6H);1.03(d:6H);1.64(mt:4H);2.03(mt:2H);2.54(mt:1H);2.75(t:2H);2.84−3.17(m:6H);6.58(s:1H);6.89(t:1H);7.17(t:1H);7.39(d:2H);7.55(d:2H);7.62(d:1H);9.32(d:1H);10.54(s:1H)
{4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}(2−メチルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=146℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO−D),δ(ppm));0.87(t:6H);1.62(mt:4H);1.83(s:3H);2.01(mt:2H);2.17(t:2H);2.84−3.12(m:6H);6.46(s:1H);6.94(t:1H);7.22(t:1H);7.38(d:2H);7.49(d:2H);7.61(d:1H);9.55(d:1H);10.42(s:1H)
{4−[4−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}(2−イソプロピルインドリジン−3−イル)メタノンシュウ酸塩
MP=64℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO−D),δ(ppm));0.86(t:6H);1.00(d:6H);1.40−1.78(m:8H);2.53(mt:1H);2.69(t:2H);2.81−3.15(m:6H);6.58(s:1H);6.87(t:1H);7.16(t:1H);7.34(d:2H);7.54(d:2H);7.60(d:1H);9.30(d:1H)
{4−[4−(ジプロピルアミノ)ブチル]フェニル}(2−メチルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=141.1℃。
NMRスペクトルH(200MHz,(DMSO−D),δ(ppm));0.89(t:6H);1.48−1.79(m:8H);1.85(s:3H);2.71(t:2H);2.82−3.18(m:6H);6.46(s:1H);6.95(t:1H);7.22(t:1H);7.35(d:2H);7.48(d:2H);7.62(d:1H);9.54(d:1H);10.26(s:1H)
(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジブチルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩
MP=83℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.65(t:3H);0.80−1.11(m:8H);1.17−1.73(m:10H);2.01(mt:2H);2.20(t:2H);2.74(t:2H);2.90−3.16(m:6H);6.50(s:1H);6.92(t:1H);7.20(t:1H);7.32−7.57(AA’BB’系:4H);7.62(d:1H);9.45(d:1H);10.25(bs:1H)
{4−[3−(ジブチルアミノ)プロピル]フェニル}(2−エチルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=94.5℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.90(t:6H);0.99(t:3H);1.30(sxt:4H);1.61(mt:4H);2.02(mt:2H);2.21(q:2H);2.75(t:2H);2.87−3.18(m:6H);6.55(s:1H);6.94(t:1H);7.22(t:1H)−7.31−7.59(AA’−BB’系:4H);7.64(d:1H);9.45(d:1H);10.48(bs:1H)
{4−[3−(ジブチルアミノ)プロピル]フェニル}(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=120.6℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.60(t:3H);0.89(t:6H);1.13−1.75(m:10H);1.87−1.25(m:4H);2.74(t:2H);2.88−3.15(m:6H);6.50(s:1H);6.93(t:1H);7.20(t:1H);7.31−7.57(AA’−BB’系:4H);7.62(d:1H);9.45(d:1H);10.44(bs:1H)
(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[4−(ジブチルアミノ)ブチル]フェニル}メタノンシュウ酸塩
MP=101℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.64(t:3H);0.79−1.14(多重線の重なり:8H);1.14−1.45(多重線の多重重なり:6H);1.45−1.85(多重線の多重重なり:8H);2.20(mt:2H);2.70(mt:2H);2.87−3.20(多重線の重なり:6H);6.50(s:1H);6.92(t:1H);7.18(t:1H);7.34(d:2H);7.49(d:2H);7.61(d:1H);9.44(d:1H)
{4−[4−(ジブチルアミノ)ブチル]フェニル}(2−エチルインドリジン−3−イル)メタノンシュウ酸塩
MP=96−101℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.89(t:6H);0.98(t:3H);1.30(sxt:4H);1.43−1.79(m:8H);2.21(q:2H);2.72(t:2H);2.82−3.14(m:6H);6.53(s:1H);6.92(t:1H);7.20(t:1H);7.29−7.57(AA’−BB’系:4H);7.63(d:1H);9.45(d:1H)
{4−[4−(ジブチルアミノ)ブチル]フェニル}(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノンシュウ酸塩
MP=154.6℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.60(t:3H);0.90(t:6H);1.12−1.82(m:14H);2.17(t:2H);2.71(t:2H)2.84−3.18(m:6H);6.50(s:1H);6.93(t:1H);7.20(t:1H);7.29−7.57(AA’−BB’系:4H);7.62(d:1H)−9.45(d:1H)
(2−ブチルインドリジン−3−イル)(4−{3−[エチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)メタノン塩酸塩
MP=120℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.65(t:3H);0.81−1.10(m:5H);1.11−1.45(m:5H);1.65(mt:2H);2.01(mt:2H);2.20(t:2H);2.74(t:2H);2.86−3.21(m:6H);6.50(s:1H);6.92(t:1H);7.20(t:1H);7.31−7.57(AA’−BB’系:4H);7.62(d:1H),9.45(d:1H);10.53(bs:1H)
(2−エチルインドリジン−3−イル)(4−{3−[エチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)メタノンシュウ酸塩
MP=160℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.89(t:3H);0.98(t:3H);1.15(t:3H);1.56(mt:2H);1.97(mt:2H);2.20(q:2H);2.73(t:2H);2.86−3.19(m:6H);6.54(s:1H);6.93(t:4H);7.21(t:1H);7.30−7.58(AA’−BB’系:4H);7.63(d:1H)9.47(d:1H);5.40−7.31(bs:2H)
(4−{3−[エチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)(2−イソプロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=130℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO−D),δ(ppm));0.87(t:3H);1.00(d:6H);1.16(t:3H);1.62(mt:2H);2.00(mt:2H);2.53(mt:1H);2.73(t:2H);2.84−3.17(m:6H);6.57(s:1H);6.88(t:1H);7.16(t:1H);7.38(d:2H);7.55(d:2H);7.61(d:1H);9.32(d:1H);10.48(s:1H)
(4−{3−[エチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)(2−メチルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=147.9℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.89(t:3H);0.98(t:3H);1.15(t:3H);1.56(m:2H);1.97(m:2H);2.20(q:2H);2.73(t:2H);2.86−3.19(m:6H);6.54(s:1H);6.93(t:4H);7.21(t:1H);7.30−7.58(AA’−BB’系:4H);7.63(d:1H)9.47(d:1H);5.40−7.31(広幅シグナル:2H)
(4−{4−[エチル(プロピル)アミノ]ブチル}フェニル)(2−イソプロピルインドリジン−3−イル)メタノンシュウ酸塩
MP=136℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO−D),δ(ppm));0.89(t:3H);1.03(d:6H);1.17(t:3H);1.47−1.80(m:6H);2.55(mt:1H);2.72(t:2H);2.84−3.19(m:6H);6.58(s:1H);6.88(t:1H);7.17(t:1H);7.35(d:2H);7.54(d:2H);7.62(d:1H);9.31(d:1H);5.50−8.00(bs:2H)
(4−{4−[エチル(プロピル)アミノ]ブチル}フェニル)(2−メチルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=141.1℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO−D),δ(ppm));0.89(t:3H);1.20(t:3H);1.43−1.79(m:6H);1.86(s:3H);2.71(t:2H);2.82−3.22(m:6H);6.46(s:1H);6.95(t:1H);7.22(t:1H);7.35(d:2H);7.48(d:2H);7.62(d:1H);9.55(d:1H);10.30(s:1H)
(4−{3−[エチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=108.7℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.60(t:3H);0.89−(t:3H);1.19(t:3H);1.38(sxt:2H);1.64(mt:2H);1.89−2.26(m:4H);2.75(t:2H);2.85−3.21(m:6H);6.51(s:1H);6.93(t:1H);7.20(t:4H);7.31−7.58(AA’−BB’系:4H);7.62(d:1H)−9.45(d:1H)−10.38(bs:1H)
(2−ブチルインドリジン−3−イル)(4−{4−[エチル(プロピル)アミノ]ブチル}フェニル)メタノン塩酸塩
MP=125℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.63(t:3H);0.77−1.10(m:5H);1.11−1.45(m:5H);1.67(mt:6H);2.19(t:2H);2.70(t:2H);2.82−3.21(m:6H);6.50(s:1H);6.91(t:1H);7.19(t:1H);7.29−7.55(AA’−BB’系:4H);7.61(d:1H);9.45(d:1H)−10.55(bs:1H)
(2−エチルインドリジン−3−イル)(4−{4−[エチル(プロピル)アミノ]ブチル}フェニル)メタノンシュウ酸塩
MP=132℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.72−1.35(m:9H);1.65−(bs:6H);2.20(q:2H);2.70(bs:2H);2.82−3.21(m:6H);6.54(s:1H);6.93(t:1H);7.20(t:1H);7.27−7.57(AA’−BB’系:4H);7.63(d:1H);7.63(d:1H);9.45(d:1H);8.20−10(bs:1H)
(4−{4−[エチル(プロピル)アミノ]ブチル}フェニル)(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=133℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.57(t:3H);0.87(t:3H);1.18(t:3H);1.35(sxt:2H);1.65(m:6H);2.14(t:2H);2.69(t:2H);2.80−3.18(m:6H);6.49(s:1H);6.91(t:1H);7.19(t:1H);7.27−7.56(AA’−BB’系:4H);7.61(d:1H);9.45(d:1H);10.28(bs:1H)
(2−ブチルインドリジン−3−イル)(4−{3−[ブチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)メタノンシュウ酸塩
MP=142℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.64(t:3H);0.79−1.13(多重線の重なり:8H);1.14−1.45(多重線の重なり:4H)1.45−1.75(多重線の重なり:4H);1.96(mt:2H);2.20(mt:2H);2.73(mt:2H);2.86−3.17(多重線の重なり:6H);6.51(s:1H);6.92(t:1H);7.20(t:1H);7.38(d:2H);7.52(d:2H);7.62(d:1H);9.46(d:1H)
(4−{3−[ブチル(エチル)アミノ]プロピル}フェニル)(2−ブチルインドリジン−3−イル)メタノンシュウ酸塩
MP=112℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.64(t:3H);0.79−1.08(多重線の重なり:5H);1.15(t:3H);1.23−1.44(多重線の重なり:4H);1.55(mt:2H);1.97(mt:2H);2.20(mt:2H);2.74(t:2H);2.90−3.20(多重線の重なり:6H);6.51(s:1H);6.92(t:1H);7.21(t:1H);7.39(d:2H);7.52(d:2H);7.62(d:1H);9.46(d:1H)
(2−ブチルインドリジン−3−イル)(4−{3−[(シクロプロピルメチル)(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)メタノン塩酸塩
MP=101℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.34(mt:2H);0.50−0.80(多重線の重なり:5H);0.80−1.17(多重線の重なり:6H);1.33(qui:2H);1.63(mt:2H);2.00(mt:2H);2.20(mt:2H);2.73(t:2H);2.86−3.40(多重線の重なり:6H);6.51(s:1H);6.95(t:1H);7.19(t:1H);7.38(d:2H);7.52(d:2H);7.60(d:1H);9.45(d:1H)
{4−[4−(プロピルアミノ)ブチル]フェニル}(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩
MP=135.3℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO−D),δ(ppm));0.59(t:3H);0.90(t:3H);1.37(sxt:2H);1.50−1.80(m:6H);2.16(t:2H);2.57−3.04(m:6H);6.50(s:1H);6.92(t:1H);7.20(t:1H);7.35(d:2H);7.50(d:2H);7.62(d:1H);8.92(s:2H);9.45(d:1H)
(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(プロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩
MP=178.2℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO−D),δ(ppm));0.62(t:3H);0.78−1.07(m:5H);1.31(qui:2H);1.62(sxt:2H);1.96(qui:2H);2.17(t:2H);2.61−2.99(m:6H);6.49(s:1H);6.91(t:1H);7.20(t:1H);7.36(d:2H);7.51(d:2H);7.61(d:1H);8.99(s:2H);9.46(d:1H)
(2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩
MP=133.6℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO−D),δ(ppm));0.64(t:3H);0.99(sxt:2H);1.34(qui:2H);2.02(m:2H);2.20(t:2H);2.59−2.87(m:8H);3.04(m:2H);6.50(s:1H);6.92(t:1H);7.20(t:1H);7.37(d:2H);7.51(d:2H);7.62(d:1H);9.46(d:1H);10.78(s:1H)
(2−ブチルインドリジン−3−イル)(4−{3−[(3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル]プロピル}フェニル)メタノン塩酸塩
MH+=432.3。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.65(t:3H);0.98(mt:2H);1.17−1.48(多重線の重なり:8H);1.93−2.32(多重線の重なり:4H);2.75(t:2H);3.13(mt:4H);3.73(mt:4H);6.51(s:1H);6.92(t:1H);7.21(t:1H);7.39(d:2H);7.53(d:2H);7.63(d:1H);9.45(d:1H);9.96(広幅シグナル:2H);12.06(広幅シグナル:1H)
(2−ブチルインドリジン−3−イル)(4−{3−[(3R,5S)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル]プロピル}フェニル)メタノン塩酸塩
MP=191−201℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.65(t:3H);0.98(mt:2H);1.15−1.58(多重線の重なり:8H);1.93−2.38(多重線の重なり:4H);2.50−2.90(多重線の重なり:5H);2.95−4.50(多重線の重なり:8H);6.55(s:1H);6.92(t:1H);7.21(t:1H);7.39(d:2H);7.53(d:2H);7.63(d:1H);9.45(d:1H);11.95(広幅シグナル:2H)
(4−{3−[ビス(2−メトキシエチル)アミノ]プロピル}フェニル)(2−ブチルインドリジン−3−イル)メタノンシュウ酸塩
MP=137−139℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.65(t:3H);0.98(mt:2H);1.33(mt:2H);1.90(mt:2H);2.19(mt:2H);2.69(mt:2H);2.95(mt:2H);3.12(mt:4H);3.26(s:6H);3.55(mt:4H);6.51(s:1H);6.92(t:1H);7.20(t:1H);7.34(d:2H);7.51(d:2H);7.63(d:1H);9.46(d:1H)。
(2−ブチルインドリジン−3−イル)[4−(3−ピペラジン−1−イルプロピル)フェニル]メタノンシュウ酸塩
MP=191−192℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.65(t:3H);0.98(mt:2H);1.33(mt:2H);1.53(mt:2H);1.71(多重線の重なり:4H);2.00(mt:2H);2.20(mt:2H);2.70(t:2H);2.88−3.30(多重線の重なり:6H);6.52(s:1H);6.92(t:1H);7.28(t:1H);7.37(d:2H);7.52(d:2H);7.63(d:1H);9.45(d:1H)。
{4−[4−(ジプロピルアミノ)ブチル]フェニル}(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩(化合物16)
a)(2−プロピルインドリジン−3−イル)[4−(4−クロロブチル)フェニル]メタノン
2−プロピルインドリジン11g(69ミリモル)および4−(4−クロロブチル)ベンゾイルクロライド15.9g(69ミリモル)の混合物を、18時間、50℃に加熱した。それを水の中に入れ、ジクロロメタンで抽出し、炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮乾固した。それを、アルミナでのフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:ヘプタン/塩化メチレン、50/50)で精製した。
この方法において、所望の化合物の23gを油の形態において得た。
収率:94.2%。
b)(2−プロピルインドリジン−3−イル){4−[4−(ジプロピルアミノ)ブチル]フェニル}メタノン
先の工程において得られた化合物の4g(11.3ミリモル)を、反応器において、メチルイソブチルケトン50mlに溶解し、ジプロピルアミン2.9g(29.3ミリモル)およびヨウ化ナトリウム0.33g(2.26ミリモル)をこの反応媒体に添加し、72時間、110℃で加熱した。
それを水中に注ぎ、ジクロロメタンで抽出し、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、濃縮乾固した。次いで、それを、シリカでのフラッシュクロマトグラフィー(溶出液:塩化メチレン/メタノール、95/5)で精製した。
この方法において、所望の化合物の3.9gを得た。
収率:82.9%。
c)(2−プロピルインドリジン−3−イル){4−[4−(ジプロピルアミノ)ブチル]フェニル}メタノン塩酸塩
塩酸エーテルの溶液(エーテル中2M)の7mlを、エーテル(50ml)における上述の生成物、3.9gの溶液に添加し、30分間撹拌し、結晶化した塩を濾過した。
この方法において、所望の化合物の3.1gを得た。
収率:73%。
MP=93℃。
H NMRスペクトル(200MHz,(DMSO),δ(ppm));0.60(t:3H);0.90(t:6H);1.38(sxt:2H);1.52−1.85(m:8H);2.17(t:2H)2.71(t:2H);2.84−3.18(m:6H);6.50(s:1H);6.93(t:1H);7.20(t:1H);7.29−7.57(AA’−BB’系:4H);7.62(d:1H);9.45(d:1H)−10.23(bs:1H)
溶解度テストを、pH=4で次の通り行った:
リン酸塩緩衝液、pH6、0.1Mを、0.1M NaHPOの6.15mlから0.1M NaHPOの43.85mlを添加して調製した。この溶液を、Millipore system(商標)を使用して、濾過水で100mlまでにした。
対照(一定濃度におけるテスト生成物で、この濃度において可溶であり、内部対照としての役割を果す)
約0.2mg(ボートにおいて)を正確に計量し、HO/CHCN:(50:50)の1mlにおいて希釈し、すなわち、0.2mg/ml、次いで、サンプルを超音波に5分間掛けた。
テスト生成物サンプル:
約4mg(ボートにおいて)を正確に計量し、pH6のリン酸塩緩衝液(0.1M)の400μlにおいて希釈し(すなわち、10mg/ml)、次いで、サンプルを超音波に5分間掛けた。
pHを記録し、pHが4より下になったら、1N NaOHの1μlを、pHが4を超えるまで添加し(1μlにおける1μlから)、次いで、再びpHを記録した。溶液(0.45μm)を濾過し、次いで、必要に応じてpH6のリン酸塩緩衝液で希釈した。希釈後に生成物が再沈殿した場合は、希釈サンプルを無視して母液を使用し、溶解度を、シグナルの飽和を避けるためにλmax以外の波長で決定した。
次いで、化合物の溶解度を、以下の条件下で、HPLCで決定した。
(実験条件)
装置:Agilent 1100 クロマトグラフ
ソフトウエア:Chemstation
カラム:XTERRA C18(150x4.6mm;3.5μm)
溶出液A:HO/CHCN/CHSOH:1000/25/1
溶出液B:HO/CHCN/CHSOH:25/1000/1
勾配:
Figure 0005372514
カラム温度:30℃
流量:0.8ml/分
検出:λ=230nm
注入容量:5μl

Claims (8)

  1. 一般式(I)を有するインドリジン誘導体
    Figure 0005372514
    [式中、
    Xは、−(CH−基(nは1から6の整数である。)を表し、Rは、直鎖または枝状−Cアルキル基を表し、Amは、NR基(RおよびRは、同じかまたは異なり、互いに独立に
    直鎖または枝状−Cアルキル基を表し
    は、水素原子を表す。]
    または薬剤として許容されるその塩。
  2. Xが、(CH−基(nは3から4の整数である。)を表すことを特徴とする、請求項1に記載のインドリジン誘導体。
  3. が、C−Cアルキル基を表すことを特徴とする、請求項1または2に記載のインドリジン誘導体。
  4. およびRが、互いに独立に、直鎖C−Cアルキル基を表すことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のインドリジン誘導体。
  5. 薬剤として許容される塩が、シュウ酸塩および塩酸塩から選択されることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載のインドリジン誘導体。
  6. 次の名称を有する請求項1に記載の式(I)を有するインドリジン誘導体:
    (2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジエチルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩;
    (2−エチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジエチルアミノ)プロピル]フェニル}メタノンオキサレート;
    {4−[3−(ジエチルアミノ)プロピル]フェニル}(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    (2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[4−(ジエチルアミノ)ブチル]フェニル}メタノンオキサレート;
    {4−[4−(ジエチルアミノ)ブチル]フェニル}(2−エチルインドリジン−3−イル)メタノンオキサレート;
    {4−[4−(ジエチルアミノ)ブチル]フェニル}(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    (2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩;
    (2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩半水和物;
    (2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン硫酸塩;
    (2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}メタノンフマル酸塩;
    {4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}(2−エチルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    {4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    (2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[4−(ジプロピルアミノ)ブチル]フェニル}メタノン塩酸塩;
    {4−[4−(ジプロピルアミノ)ブチル]フェニル}(2−エチルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}(2−イソプロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    {4−[3−(ジプロピルアミノ)プロピル]フェニル}(2−メチルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    {4−[4−(ジプロピルアミノ)ブチル]フェニル}(2−イソプロピルインドリジン−3−イル)メタノンオキサレート;
    {4−[4−(ジプロピルアミノ)ブチル]フェニル}(2−メチルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    {4−[4−(ジプロピルアミノ)ブチル]フェニル}(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    (2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジブチルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩;
    塩酸塩{4−[3−(ジブチルアミノ)プロピル]フェニル}(2−エチルインドリジン−3−イル)メタノン;
    {4−[3−(ジブチルアミノ)プロピル]フェニル}(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    (2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[4−(ジブチルアミノ)ブチル]フェニル}メタノンオキサレート;
    {4−[4−(ジブチルアミノ)ブチル]フェニル}(2−エチルインドリジン−3−イル)メタノンオキサレート;
    {4−[4−(ジブチルアミノ)ブチル]フェニル}(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノンオキサレート;
    (2−ブチルインドリジン−3−イル)(4−{3−[エチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)メタノン塩酸塩;
    (2−エチルインドリジン−3−イル)(4−{3−[エチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)メタノンオキサレート;
    (4−{3−[エチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)(2−イソプロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    (4−{3−[エチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)(2−メチルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    (4−{4−[エチル(プロピル)アミノ]ブチル}フェニル)(2−イソプロピルインドリジン−3−イル)メタノンオキサレート;
    (4−{4−[エチル(プロピル)アミノ]ブチル}フェニル)(2−メチルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    (4−{3−[エチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    (2−ブチルインドリジン−3−イル)(4−{4−[エチル(プロピル)アミノ]ブチル}フェニル)メタノン塩酸塩;
    (2−エチルインドリジン−3−イル)(4−{4−[エチル(プロピル)アミノ]ブチル}フェニル)メタノンオキサレート;
    (4−{4−[エチル(プロピル)アミノ]ブチル}フェニル)(2−プロピルインドリジン−3−イル)メタノン塩酸塩;
    (2−ブチルインドリジン−3−イル)(4−{3−[ブチル(プロピル)アミノ]プロピル}フェニル)メタノンオキサレート;
    (4−{3−[ブチル(エチル)アミノ]プロピル}フェニル)(2−ブチルインドリジン−3−イル)メタノンオキサレート
    2−ブチルインドリジン−3−イル){4−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]フェニル}メタノン塩酸塩。
  7. アミンH−Amと、式(II)で表される化合物との反応を含む、請求項1から4のいずれか一項に定義される式(I)を有する誘導体の調製方法
    Figure 0005372514
    (式中、Yはハロゲン原子を表し、その他の置換基は請求項1から4のいずれか一項で定義されている通りである。)。
  8. 式(II)
    Figure 0005372514
    (式中、X、Y、R及びRは、請求項で定義されている通りである。)を有する化合物の調製方法であって、式(III)
    Figure 0005372514
    (式中、X及びYは、請求項で定義されている通りであり、zは、塩素原子を表す。)で表される化合物と、式(IV)
    Figure 0005372514
    (式中、R及びRは、請求項で定義されている通りである。)で表される化合物との反応を含む製造方法。
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