JP5370723B2 - 静電容量型入力装置、入力機能付き表示装置および電子機器 - Google Patents

静電容量型入力装置、入力機能付き表示装置および電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、電極に結合する静電容量の変化に基づいて押圧位置を検出する静電容量型入力装置、該静電容量型入力装置を備えた入力機能付き表示装置、および該入力機能付き表示装置を備えた電子機器に関するものである。
携帯電話、カーナビゲーション、パーソナルコンピュータ、券売機、銀行の端末などの電子機器では、近年、液晶装置などの表面に、タッチパネルと称せられる入力装置が配置され、液晶装置の画像表示領域に表示された画像を参照しながら、情報の入力が行えるものがある。このような入力装置のうち、静電容量型入力装置は、複数の電極の各々に対して、結合している静電容量を監視する。そして、複数の電極のいずれかに指が近接すると、指が近接した電極では、指との間に生じた静電容量分だけ、静電容量が増大するので、指が近接した電極を特定することができる(例えば、特許文献1)。
特開2003−99185号公報
かかる静電容量型入力装置は、抵抗膜型入力装置と違って、複数の入力個所を検出することができるという利点がある。しかしながら、静電容量型入力装置は、指との間に生じた静電容量を利用するため、特定のペンを用いない限り、抵抗膜型入力装置のようなペン入力ができないという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ペン入力などといった指以外での入力が可能な静電容量型入力装置、入力機能付き表示装置および電子機器を提供することにある。
また、本発明の課題は、静電容量方式での入力位置の検出を行なうことができるとともに、抵抗膜方式での入力位置の検出を行なうこともできる静電容量型入力装置、入力機能付き表示装置および電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る静電容量型入力装置では、第1基板と、第1基板に対して入力操作面側に配置され、所定の隙間を介して該第1基板と対向する第2基板と、第2基板に対向する第1基板の面上に形成された第1電極と、第1基板に対向する第2基板の面上であって、第1電極と平面視で重なる領域に形成された複数の第2電極と、第2基板に対する押圧に伴う第1電極と第2電極との間の静電容量変化に基づいて第2基板に対する押圧位置を検出するとともに、第2基板に対する押圧に伴って第1電極と第2電極とが短絡したとき、その短絡位置を検出して第2基板に対する押圧位置を検出する押圧検出部と、を有する。
本発明では、第1基板に第1電極が形成され、第2基板に複数の第2電極が形成されており、第1電極と第2電極との間に静電容量が生成される。このため、第2基板が押圧されて第2基板が第1基板側に撓むと、第2基板が撓んだ箇所では、第1電極と第2電極との距離が狭まるので、かかる箇所では、第1電極と第2電極との間の静電容量が増大する。それ故、押圧検出部においては、複数の第2電極に結合している静電容量を検出すれば、第2基板に対する押圧位置を検出することができる。よって、静電容量型入力装置であっても、ペンなどといった指以外での入力が可能である。さらに、押圧されると、第1電極と第2電極とが接触し、短絡する。押圧検出部では、短絡位置を検出し、第2基板に対する押圧位置を検出するので、より確実に押圧位置を検出できる。

本発明に係る静電容量型入力装置において、第2電極は、第1方向に延在する第1電極パターンと、第1方向に対して交差する第2方向に延在する第2電極パターンとからなることが好ましい。このように構成すると、第1電極パターンおよび第2電極パターンに結合している静電容量を監視するだけで、第1方向および第2方向での押圧位置を特定することができる。
この場合、第1電極パターンと第2電極パターンとは、同時形成された第1導電膜により形成され、第1電極パターンは、第1方向に連続して延在し、第2電極パターンは、第1電極パターンとの交差部で途切れており、当該交差部には、第1電極パターンおよび第2電極パターンの上層あるいは下層に形成された絶縁膜と、該絶縁膜によって第1電極パターンに対して絶縁分離された状態で第2電極パターンの途切れ部分を電気的に接続させる第2導電膜とを備えていることが好ましい。第1電極パターンと第2電極パターンとを第1導電膜により同時形成すると、その分、生産効率が向上する。この場合、第1電極パターンと第2電極パターンとの交差部が生じるが、かかる交差部で第2電極パターンが途切れた構造を採用すれば、第1電極パターンと第2電極パターンとの短絡を防止することができる。また、絶縁膜によって第1電極パターンに対して絶縁分離された第2導電膜によって、第2電極パターンの途切れ部分を電気的に接続すれば、第2電極パターンを延在方向で電気的に接続することができる。
本発明に係る静電容量型入力装置において、第1電極パターンから延在する配線、および第2電極パターンから延在する配線の少なくとも一部は、第1導電膜と第2導電膜との積層膜を備えていることが好ましい。このように構成すると、新たな導電膜を追加しなくても、第1電極パターンから延在する配線、および第2電極パターンから延在する配線の配線抵抗を低減することができる。
また、第1電極および第2電極のうちの一方の電極は抵抗膜であり、第2押圧検出部によって、第1電極および第2電極のうちの他方の電極を検出用電極として第1電極と第2電極との短絡位置を検出する抵抗膜型入力装置としても機能するように構成してもよい。例えば、第1電極は抵抗膜であり、第2押圧検出部は、複数の第2電極を検出用電極として1電極と第2電極との短絡位置を検出するように構成することができる。
本発明に係る静電容量型入力装置において、第1基板と第2基板との間には絶縁材料が充填されていることが好ましい。このように構成すると、第1電極と第2電極との間に介在した空気層が絶縁材料と入れ替わることになる。このため、第1電極と第2電極との間の静電容量を任意値に設定することができる。また、第1基板と第2基板との間に空気層が介在すると、界面で大きな反射が発生するが、空気層を絶縁材料と入れ替えれば、かかる界面での反射を防止することができる。また、第2基板を押圧した際のニュートンリングの発生を防止することもできる。
本発明に係る静電容量型入力装置において、第1基板にはフレキシブル配線基板が接続され、第2基板に形成された第2電極は、第1基板と第2基板との間に介在する基板間導通材を介してフレキシブル配線基板の導電パターンに電気的に接続されていることが好ましい。第2基板には可撓性が要求されるため、第2基板にフレキシブル配線基板を接続すると、不具合が発生しやすい。それ故、第1基板と第2基板との間に基板間導通材を配置すれば、第2基板に形成された電極と第1基板に接続したフレキシブル配線基板の導電パターンとを電気的に接続することができるので、第2基板にフレキシブル配線基板を接続する必要がない。
本発明に係る静電容量型入力装置は、入力機能付き表示装置に用いることができる。この場合、第1基板、第2基板、第1電極および第2電極は、いずれも透光性を備え、第1基板に対して第2基板が位置する側とは反対側に画像生成装置が配置される。
本発明に係る入力機能付き表示装置は、携帯電話、カーナビゲーション、パーソナルコンピュータ、券売機、銀行の端末などの電子機器に用いられる。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺や数を異ならしめてある。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明を適用した入力機能付き表示装置の全体構成を模式的に示す説明図、およびその断面構成を模式的に示す説明図である。なお、図1(b)において、入力装置の各電極、および液晶装置の画素電極や対向電極などについては数などを簡略化して示してある。
図1(a)、(b)において、本形態を適用した入力機能付き表示装置100は、概ね、画像生成装置としての液晶装置5と、この液晶装置5において表示光を出射する側の面に重ねて配置された静電容量型入力装置1とを有している。液晶装置5は、透過型、反射型あるいは半透過反射型のアクティブマトリクス型の液晶パネル5aを備えている。本形態において、液晶パネル5aは、透過型であるため、表示光の出射側とは反対側にバックライト装置(図示せず)が配置される。液晶装置5において、液晶パネル5aに対して表示光の出射側には第1偏光板81が重ねて配置され、その反対側に第2偏光板82が重ねて配置されている。液晶パネル5aは、表示光の出射側に配置された透光性の素子基板50と、この素子基板50に対して対向配置された透光性の対向基板60とを備えている。対向基板60と素子基板50とは、枠状のシール材71により貼り合わされており、対向基板60と素子基板50との間においてシール材71で囲まれた領域内に液晶層55が保持されている。
素子基板50において、対向基板60と対向する面には複数の画素電極58が形成され、対向基板60において、素子基板50と対向する面には共通電極68が形成されている。なお、共通電極68は素子基板50の側に形成されることもある。また、対向基板60が表示光の出射側に配置されることもある。素子基板50において、対向基板60の縁から張り出した張出領域59には駆動用IC75がCOG実装されているとともに、張出領域59にはフレキシブル基板73が接続されている。なお、素子基板50には、素子基板50上のスイッチング素子と同時に駆動回路を形成することもある。
静電容量型入力装置1は、液晶装置5に重ねて配置された入力パネル2を備えており、入力パネル2の中央領域が入力領域2aとして利用される。入力パネル2は、ガラス板やプラスチック板などからなる透光性の第1基板10と、ガラス板、プラスチック板、プラスチックシートなどからなる透光性の第2基板20とを備えており、本形態では、第1基板10および第2基板20のいずれにもガラス板が用いられている。第1基板10と第2基板20とは、第1面10a、20a同士が所定の隙間を介して対向するように、枠状のシール材31によって貼り合わされており、第1基板10と第2基板20との間には空気層90が介在する。なお、第1基板10と第2基板20との間に所定の隙間を確保するとともに、第1基板10と第2基板20との張り付きを防止するために、第1基板10と第2基板20との間にスペーサを介在させることもある。かかるスペーサは、第1基板10あるいは第2基板20に形成された突起により構成することができる。
本形態では、第2基板20が入力操作側に配置され、第1基板10は液晶装置5の側に配置されている。このため、第2基板20は、第2面20bを入力操作側に向けており、第1基板10は、第2面10bを液晶装置5の側に向けている。このように構成した入力パネル2では、入力を行なう際、第2基板20が撓む必要があるので、第2基板20は、第1基板10より厚さが薄く、可撓性を備えている。第1基板10および第2基板20はいずれも、X方向およびY方向に基板辺が延在する矩形形状を有している。
第1基板10の第1面10aにおいて、第2基板20の縁からY方向に張り出した張出領域10sにはフレキシブル基板33が接続されている。かかるフレキシブル基板33にはIC40が実装されており、IC40には、入力パネル2での入力動作を検出する押圧検出回路41(押圧検出部)などが構成されている。
本形態では、第2基板20にはフレキシブル基板などが接続されていないが、枠状のシール材31に、導電粒子からなる基板間導通材30を配合してあるので、第1基板10と第2基板20との間で電気的な接続を行なうことができる。それ故、第1基板10と第2基板20との間での給電や信号の授受が可能である。
(静電容量型入力装置1の詳細な構成)
図2(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る入力機能付き表示装置100の静電容量型入力装置1において、第1基板側の構成を模式的に示す説明図、および第2基板側の構成を模式的に示す説明図である。以下の説明では、静電容量型入力装置1に用いた第1基板10および第2基板20の基板面で互いに交差する方向(本形態では、直交する方向)を各々X方向およびY方向として説明する。なお、図2(a)、(b)においては、電極の数などを減らして図示してある。
本形態の静電容量型入力装置1に用いた入力パネル2では、図2(a)に示すように、第1基板10の第1面10aの入力領域2a全体にわたってITO膜(Indium Tin Oxide)からなる透光性の第1電極11が形成されている。また、第1基板10の第1面10aには、第1電極11の各辺に相当する位置に帯状の補助電極12a、12b、12c、12dが形成されている。補助電極12a、12b、12c、12dは、第1電極11の端部の上層あるいは下層に積層された金属電極であり、銀や銀合金などからなる。このため、第1電極11のシート抵抗が高い場合でも、第1電極11に確実に電位を印加することができる。
第1基板10の第1面10aには、図1(b)に示すフレキシブル基板33が接続される複数の端子16と、第2基板20との基板間導通を行なうための端子18とが形成されている。複数の端子16のうちの一部は、補助電極12a、12b、12c、12dに対して配線17aを介して電気的に接続され、他の端子16は、配線17bを介して基板間導通用の端子18に電気的に接続されている。
図2(b)に示すように、第2基板20の第1面20aにおいて、第1基板10の側に形成した第1電極11と平面視で重なる領域には、複数の第2電極21が形成されている。ここで、複数の第2電極21は、X方向に延在する帯状電極が複数、Y方向に等間隔で並列している構成になっている。このように構成した第2電極21は、第1基板10の側に形成した第1電極11と同様、ITO膜などの透光膜により形成されている。また、第2基板20の第1面20aには、第2電極21から延在する配線27と、第1基板10の側に形成した端子18との間で基板間導通が行なわれる端子28とが形成されている。
(静電容量型入力装置1の動作)
図3は、本発明を適用した静電容量型入力装置1の動作を示す説明図である。本形態の静電容量型入力装置1において、図1(b)に示すIC40に構成した押圧検出回路41は、複数の第2電極21に結合している静電容量を監視するとともに、第2電極21と第1電極11との短絡を監視する。また、押圧検出回路41は、フレキシブル基板33を介して第1電極11をグランド電位に保持する。
本形態の静電容量型入力装置1においては、静電容量方式を採用しているが、図3(a)に示すように、第1基板10および第2基板20において対向する第1面10a、20aの各々に第1電極11および第2電極21が形成され、第1電極11と第2電極21との間には空気層90が介在する。このため、複数の第2電極21では、第1電極11との間に、容量値C1の静電容量が結合している。
この状態から、利用者がペンによって第2基板20の所定位置を押圧すると、第2基板20が第1基板10側に撓む。このため、第2基板20が撓んだ箇所では、第1電極11と第2電極21との距離が狭まるので、かかる箇所では、第1電極11と第2電極21との間の静電容量が容量値C2まで増大する。それ故、押圧検出回路41は、複数の第2電極21に結合している静電容量の監視結果において、静電容量が増大した第2電極21に相当する箇所が押圧されていることを検出することができる。それ故、静電容量が増大した第2電極21に相当するY方向の所定箇所に対応する情報が入力されたことを検出することができる。
さらに、本形態では、押圧検出回路41が第2電極21と第1電極11との短絡を監視している。従って、本形態では、図3(c)に示すように、利用者がペンによってさらに第2基板20を押圧して、第1電極11と第2電極21とが短絡したことを検出した時点で、入力を確定する操作が行われたものと判定することができる。このように構成した静電容量型入力装置1において、押圧検出回路41については、静電容量や短絡の監視を複数の第2電極21に対して同時に行なう構成、あるいは順次行なう構成のいずれであってもよい。
(抵抗膜型入力装置としての利用)
本形態の静電容量型入力装置1では、第1電極11の4辺に補助電極12a、12b、12c、12dが形成されている。このため、第1電極11を抵抗膜として構成し、第2電極21を検出用電極として利用すれば、本形態の静電容量型入力装置1を抵抗膜型入力装置として機能させることもできる。すなわち、相対向する位置の補助電極12a、12bによって第1電極11に対して電界を印加し、この状態で、図1(b)に示すIC40に構成した押圧検出回路41によって、第2電極21の電位を監視すれば、第1電極11と第2電極21とが短絡した際のY方向における短絡位置(第2基板20に対する押圧位置)を検出することができる。また、相対向する位置の補助電極12c、12dによって第1電極11に対して電界を印加し、この状態で、図1(b)に示すIC40に構成した押圧検出回路41によって、第2電極21の電位を監視すれば、第1電極11と第2電極21とが短絡した際のX方向における短絡位置(第2基板20に対する押圧位置)を検出することができる。
但し、このような位置検出を行なわない場合、補助電極12a、12b、12c、12dを一体の電極として構成してもよい。また、第1電極11のシート抵抗が十分、低いレベルにあれば、補助電極12a、12b、12c、12dを省略してもよい。
なお、本形態の静電容量型入力装置1では、第2電極21を抵抗膜として構成し、第1電極11を検出用電極として利用した場合も、抵抗膜型入力装置として機能させることもできる。すなわち、第2電極21の長手方向の両端から第2電極21に電界を印加し、この状態で、図1(b)に示すIC40に構成した押圧検出回路41によって、第1電極11の電位を監視すれば、第1電極11と第2電極21とが短絡した際のX方向における短絡位置(第2基板20に対する押圧位置)を検出することができる。また、複数の第2電極21の各々に対して長手方向の両端から第2電極21に電界を印加するタイミングをずらし、この状態で、図1(b)に示すIC40に構成した押圧検出回路41によって、第1電極11の電位を監視すれば、第1電極11と第2電極21とが短絡した際のY方向における短絡位置(第2基板20に対する押圧位置)を検出することができる。
かかる構成によれば、例えば、静電容量方式で押圧位置を監視し、その後、第1電極11と第2電極21とが短絡した際に抵抗膜方式で検出した位置を、押圧位置(指示位置)の確定とすることができる。かかる抵抗膜方式は、静電容量方式に比較して位置検出の精度が高いので、押圧位置(指示位置)の確定を正確に行なえるという利点がある。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の静電容量型入力装置1においては、第1基板10に第1電極11が形成され、第2基板20に複数の第2電極21が形成されており、第2基板20が押圧されて第1基板10側に撓むと、第2基板20が撓んだ箇所では、第1電極11と第2電極21との間の静電容量が増大する。このため、複数の第2電極21の各々に結合している静電容量を監視すれば、第2基板20に対する押圧位置を検出することができる。従って、本形態によれば、静電容量型入力装置1であっても、ペンなどといった指以外での入力が可能である。
また、本形態において、押圧検出回路41は、第2基板20に対する押圧に伴う第1電極11と第2電極21との短絡の有無を検出する。このため、第1電極11と第2電極21との短絡に基づいて、押圧による入力の確定と判定する処理を行なうことができる。また、第1電極11および第2電極21のうちの一方の電極を抵抗膜として構成し、他方の電極を検出用電極として利用すれば、本形態の静電容量型入力装置1を抵抗膜型入力装置として機能させることができる。それ故、入力位置を高い精度で検出することができる。
さらに、第2基板20には可撓性が要求されるため、第2基板20にフレキシブル配線基板を接続すると、不具合が発生しやすい。しかるに本形態では、第1基板10と第2基板20との間の基板間導通を利用して、第2基板20に形成された第2電極21と第1基板10に接続したフレキシブル配線基板33の導電パターンとを電気的に接続している。それ故、第2基板20にフレキシブル配線基板33を接続する必要がないので、第2基板20での割れなどといった不具合を防止することができる。
[実施の形態2]
図4(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2に係る入力機能付き表示装置の静電容量型入力装置1において、第1基板10側の構成を模式的に示す説明図、および第2基板20側の構成を模式的に示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。また、図4(a)では、配線や端子などの図示を省略してある。
図4(a)に示すように、本形態の静電容量型入力装置1でも、実施の形態1と同様、第1基板10の第1面10aの入力領域2a全体にわたってITO膜からなる透光性の第1電極11が形成され、第1電極11の各辺に相当する位置に帯状の補助電極12a、12b、12c、12dが形成されている。
また、図4(b)に示すように、第2基板20の第1面20aにおいて、第1基板10の側に形成した第1電極11と平面視で重なる領域には、複数の第2電極21が形成されている。ここで、複数の第2電極は、X方向に延在する帯状電極が複数、Y方向に等間隔で並列し、かつ、これらの帯状電極がX方向で2分割された構成になっている。このため、第2電極21は、2つが組みになってX方向で並び、かつ、かかる組がY方向に並んだ構成になっている。また、X方向に延在する帯状電極をX方向に分割するにあたって、本形態では、X方向およびY方向の双方に対して交差する方向に延在するスリット21sによって分割されている。このため、複数の第2電極21は、いずれも直角三角形の平面形状を備え、かつ、X方向で隣接する第2電極21同士は、互いに斜辺を向けて隣接している。
かかる静電容量型入力装置1の動作も、実施の形態1と同様であるが、本形態では、第2電極21がX方向およびY方向に並んでいる。このため、利用者がペンによって第2基板20の所定位置を押圧した際のX方向およびY方向の位置を静電容量方式によって検出することができる。また、第1電極11を抵抗膜として構成し、第2電極21を検出用電極として利用すれば、本形態の静電容量型入力装置1を抵抗膜型入力装置として機能させることができる。
[実施の形態3]
図5(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態3に係る入力機能付き表示装置100の静電容量型入力装置1において、第1基板10側の構成を模式的に示す説明図、および第2基板20側の構成を模式的に示す説明図である。図6は、本発明の実施の形態3に係る静電容量型入力装置1に用いた第2基板20の説明図であり、図6(a)は、第2電極を構成する電極パターンの平面的な構成を示す説明図である。図6(b)、(c)、(d)は各々、第2基板20をA−A′線、B−B′線、およびC−C′線に相当する位置で切断したときの断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。また、図5(a)では、配線や端子などの図示を省略してある。
図5(a)に示すように、本形態の静電容量型入力装置1でも、実施の形態1と同様、第1基板10の第1面10aの入力領域2a全体にわたってITO膜からなる透光性の第1電極11が形成され、第1電極11の各辺に相当する位置に補助電極12a、12b、12c、12dが形成されている。
また、図5(b)および図6(a)、(b)に示すように、第2基板20の第1面20aにおいて、第1基板10の側に形成した第1電極11と平面視で重なる領域には、複数の第2電極21が形成されている。ここで、第2電極21は、第1方向(矢印Yで示す方向)に延在する複数列の第1透光性電極パターン211(第1電極パターン)と、第1方向に交差する第2方向(矢印Xで示す方向)に延在する複数列の第2透光性電極パターン212(第2電極パターン)とが形成されている。かかる第1透光性電極パターン211、および第2透光性電極パターン212は、ITO膜からなる第1導電膜4aにより形成されている。また、第1透光性電極パターン211からは配線27bが延在し、第2透光性電極パターン212からは配線27aが延在している。
本形態において、第1透光性電極パターン211と第2透光性電極パターン212とは第2基板20の同一面上に同一層により形成されている。このため、第1透光性電極パターン211と第2透光性電極パターン212との交差部218が複数、存在する。そこで、本形態では、第1透光性電極パターン211はY方向で繋がって延在している一方、第2透光性電極パターン212は交差部218途切れている構成になっている。また、第1透光性電極パターン211および第2透光性電極パターン212の上層側には、シリコン酸化膜などからなる透光性の層間絶縁膜214が形成され、かかる層間絶縁膜214の上層には、交差部218で途切れている第2透光性電極パターン212同士を電気的に接続する透光性の中継電極215が形成されている。このため、第2透光性電極パターン212はX方向で電気的に接続されている。本形態において、中継電極215は、ITO膜からなる第2導電膜4bにより形成されている。
第1透光性電極パターン211および第2透光性電極パターン212は各々、交差部218で挟まれた領域に菱形形状の大面積のパッド部211a、212a(大面積部分)を備えており、第1透光性電極パターン211において交差部218に位置する連結部分211cは、パッド部211aより幅の狭い細幅形状になっている。また、中継電極215も、パッド部211a、212aより幅の狭い細幅形状で短冊状に形成されている。
また、第2基板20の周辺領域には、第1透光性電極パターン211および第2透光性電極パターン212の各々から延在する配線27a、27bが形成されている。
かかる配線27a、27bを構成するにあたって、本形態では、図6(a)、(c)、(d)に示すように、まず、第1透光性電極パターン211および第2透光性電極パターン212を構成する第1導電膜4aを配線27a、27bの形成領域に沿って延在させてある。また、本形態では、中継電極215を構成する第2導電膜4bを配線27a、27bに積層させてある。このため、配線27a、27bは、第1導電膜4aと第2導電膜4bとの多層構造になっている。なお、配線27a、27bのうち、配線27aは、配線27bより引き回し距離が長い。従って、配線27aでは、図6(d)に点線で示すように、第2導電膜4bの上層にさらに金属配線4cを積層してもよい。かかる金属配線4cについては、例えば、端子を金属膜により形成する場合、かかる金属膜を金属配線4cに利用すればよい。
かかる静電容量型入力装置1の動作も、実施の形態1と同様であるが、本形態では、第2電極21が第1方向に延在する複数列の第1透光性電極パターン211と、複数列の第1透光性電極パターン211に交差する方向に延在する複数列の第2透光性電極パターン212とから構成されている。このため、利用者がペンによって第2基板20の所定位置を押圧した際のX方向およびY方向の位置をより高い精度で静電容量方式により検出することができる。
また、第1電極11を抵抗膜として構成し、第2電極21を検出用電極として利用すれば、本形態の静電容量型入力装置1を抵抗膜型入力装置として機能させることができる。
また、本形態では、配線27a、27bに導電膜の多層構造を採用している。このため、第1透光性電極パターン211および第2透光性電極パターン212を薄いITO膜で形成した場合でも、配線抵抗を低減することができる。しかも、配線27a、27bを第1導電膜4aと第2導電膜4bとの多層構造にすれば、新たな導電膜を追加しなくても、配線抵抗を低減することができる。
なお、本形態では、層間絶縁膜214を第1透光性電極パターン211および第2透光性電極パターン212の上層側に形成したが、第1透光性電極パターン211および第2透光性電極パターン212の下層側に層間絶縁膜214を形成してもよい。この場合、中継電極215(第2導電膜4b)は層間絶縁膜214の下層側に形成されることになる。
[実施の形態4〜6]
図7(a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態4〜6に係る静電容量型入力装置の断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1、2、3と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
以下に説明する形態のうち、図7(b)、(c)を参照して説明する形態は、図3(a)、(b)を参照して説明した動作(押圧位置の検出)を行なうが、図3(c)を参照して説明した確定動作を行なわないタイプの静電容量型入力装置である。
実施の形態1、2、3では、第1基板10と第2基板20との間が空気層90であったが、図7(a)に示す実施の形態4のように、第1基板10と第2基板20との間に透光性の絶縁材料91、例えば、オイルや弾性を有する樹脂材料を充填してもよい。かかる構成によれば、第1基板10と第2基板20との間に空気層90が介在する場合と比較して、第1電極11表面での反射などを防止することができる。また、第1電極11と第2電極21との間に生成される静電容量の値を任意のレベルに設定することができる。さらに、第2基板を押圧した際のニュートンリングの発生を防止することもできる。かかる構成を採用した場合でも、絶縁材料91が流動性を有している場合、第2基板20を押圧した際、第1電極11と第2電極21とを短絡させることは可能である。但し、第2基板20を押圧した際、第1電極11と第2電極21とを確実に短絡させるという観点からすれば、第1電極11と第2電極21との間に絶縁材料91が介在しないことが好ましい。
実施の形態1、2、3では、第1電極11および第2電極21の表面に保護膜を形成しない構成であったが、図7(b)に示す実施の形態5のように、第1電極11および第2電極21の表面にシリコン酸化膜などの保護膜216を形成してもよい。
実施の形態1、2、3では、第1基板10において第2基板20と対向する第1面10aに第1電極11を形成した構成であったが、図7(c)に示す実施の形態6のように、第1基板10において第2基板20と対向する第1面10aとは反対側の第2面10bに第1電極11を形成してもよい。かかる構成によれば、図3(a)に示すように、第2基板20が押圧されていない待機状態における第1電極11と第2電極21との間の静電容量を小さくすることができる。従って、第2基板20に対する押圧に伴う第1電極11と第2電極21との間の静電容量変化を感度よく検出することができる。
図7(c)に示す構成の場合、第1基板10の第1面10aにはフレキシブル基板33を接続する必要がないので、第2基板20の第1面20a、および第1基板10の第2面10bにフレキシブル基板33a、33bを接続することになる。
なお、実施の形態1、2、3において、第1電極11をベタに形成した場合、第1電極11と第2電極21との間の静電容量が大きすぎる場合、第1電極11に対して複数の開口部を設けてもよい。
[実施の形態7]
図8は、本発明の実施の形態7に係る静電容量型入力装置の断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1、2、3と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態1〜6では、第1基板10に対してベタの第1電極11を形成し、第2基板20に対して複数の第2電極21を形成したが、図8に示す実施の形態7のように、第2基板20に対してベタの第1電極11を形成し、第1基板10に対して、図2(a)、図4(a)、図5(a)に示す複数の第2電極21を形成してもよい。
[実施の形態8]
図9(a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態8に係る静電容量型入力装置の断面図、その第1基板10側の構成を模式的に示す説明図、および第2基板20側の構成を模式的に示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態1〜6では、第1基板10に対してベタの第1電極11を形成し、第2基板20に対して複数の第2電極21を形成したが、図9(a)に示すように、第1基板10に形成した第1電極11についても、第2基板20に形成した第2電極21と同様、複数形成してもよい。
例えば、図9(b)に示すように、第1基板10の第1面10aには、複数の第1電極11が形成されている。ここで、第1電極11は、X方向(第2方向)に延在する複数列の透光性電極パターン115(電極パターン)からなる。また、図9(c)に示すように、第2基板20の第1面20aには、複数の第2電極21が形成されている。ここで、第2電極21は、Y方向(第1方向)に延在する複数列の透光性電極パターン215(電極パターン)からなる。第1電極11および第2電極21はいずれもITO膜からなる。
ここで、第1電極11は、菱形形状の大面積のパッド部115aを複数備え、パッド部115a同士は、幅の狭い連結部分115bで繋がっている。また、第2電極21も、第1電極11と同様、菱形形状の大面積のパッド部215aを複数備え、パッド部215a同士は、幅の狭い連結部分215bで繋がっている。
かかる構成の第1基板10と第2基板20とは、パッド部115aとパッド部215aとが完全に重なるように配置される。あるいは、パッド部115aの端部とパッド部215aの端部が重なるように配置される。
このように構成した場合、図1(b)に示すIC40に構成した押圧検出回路41は、複数の第2電極21に結合している静電容量を監視するとともに、複数の第1電極11に結合している静電容量も監視する。従って、利用者がペンによって第2基板20の所定位置を押圧した際のX方向およびY方向の位置をより高い精度で検出することができる。また、図1(b)に示すIC40に構成した押圧検出回路41は、第2電極21と第1電極11との短絡を監視する。従って、第2基板20を押圧することにより、入力の確定動作を行なうこともできる。
また、第1電極11と第2電極21が少なくとも一部が平面視で重なった構成になっているので、例えば、第1電極11の両端に電圧を印加するとともに、複数の第2電極21の電位を監視する処理と、第2電極21の両端に電圧を印加するとともに、複数の第1電極11の電位を監視する処理を行なえば、抵抗膜型入力装置して機能させることもできる。
かかる構成においても、第1電極11および第2電極21に結合する静電容量の検出、第1電極11および第2電極21に対する電圧の印加、第1電極11および第2電極21の電圧の検出について、複数の電極に対して同時に行なう構成と、順次行なう構成のいずれを採用してもよい。
[その他の構成]
上記の実施の形態では、画像生成装置としての液晶装置5を用いたが、有機エレクトロルミネッセンス装置やプラズマ表示装置を画像生成装置として用いてもよい。
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る入力機能付き表示装置100を適用した電子機器について説明する。図10(a)に、入力機能付き表示装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての入力機能付き表示装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。図10(b)に、入力機能付き表示装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての入力機能付き表示装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、入力機能付き表示装置100に表示される画面がスクロールされる。図10(c)に、入力機能付き表示装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての入力機能付き表示装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が入力機能付き表示装置100に表示される。
なお、入力機能付き表示装置100が適用される電子機器としては、図10に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、銀行端末などの電子機器などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した入力機能付き表示装置100が適用可能である。
(a)、(b)は各々、本発明を適用した入力機能付き表示装置の全体構成を模式的に示す説明図、およびその断面構成を模式的に示す説明図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る入力機能付き表示装置の静電容量型入力装置において、第1基板側の構成を模式的に示す説明図、および第2基板側の構成を模式的に示す説明図である。 本発明を適用した静電容量型入力装置の動作を示す説明図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2に係る入力機能付き表示装置の静電容量型入力装置において、第1基板側の構成を模式的に示す説明図、および第2基板側の構成を模式的に示す説明図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態3に係る入力機能付き表示装置の静電容量型入力装置において、第1基板側の構成を模式的に示す説明図、および第2基板側の構成を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る静電容量型入力装置に用いた第2基板の説明図である。 (a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態4〜6に係る静電容量型入力装置の断面図である。 本発明の実施の形態7に係る静電容量型入力装置の断面図である。 (a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態8に係る静電容量型入力装置の断面図、その第1基板側の構成を模式的に示す説明図、および第2基板側の構成を模式的に示す説明図である。 本発明に係る入力機能付き表示装置を用いた電子機器の説明図である。
符号の説明
1・・静電容量型入力装置、2・・入力パネル、2a・・入力領域、5・・液晶装置(画像生成装置)、10・・第1基板、11・・第1電極、20・・第2基板、21・・第2電極、41・・押圧検出回路(押圧検出部)、100・・入力機能付き表示装置

Claims (10)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板に対して入力操作面側に配置され、所定の隙間を介して該第1基板と対向する第2基板と、
    前記第2基板に対向する前記第1基板の面上に形成された第1電極と、
    前記第1基板に対向する前記第2基板の面上であって、前記第1電極と平面視で重なる領域に形成された複数の第2電極と、
    前記第2基板に対する押圧に伴う前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量変化に基づいて前記第2基板に対する押圧位置を検出するとともに、前記第2基板に対する押圧に伴って前記第1電極と前記第2電極とが短絡したとき、その短絡位置を検出して前記第2基板に対する押圧位置を検出する押圧検出部と、
    を有する、静電容量型入力装置。
  2. 前記第2電極は、
    第1方向に延在する第1電極パターンと、
    前記第1方向に対して交差する第2方向に延在する第2電極パターンと
    を備えている請求項1に記載の静電容量型入力装置。
  3. 前記第1電極パターンと前記第2電極パターンとは、同時形成された第1導電膜により形成され、
    前記第1電極パターンは、前記第1方向に連続して延在し、
    前記第2電極パターンは、前記第1電極パターンとの交差部で途切れており、
    当該交差部には、前記第1電極パターンおよび前記第2電極パターンの上層あるいは下層に形成された絶縁膜と、該絶縁膜によって前記第1電極パターンに対して絶縁分離された状態で前記第2電極パターンの途切れ部分を電気的に接続させる第2導電膜と、
    を備えている請求項2に記載の静電容量型入力装置。
  4. 前記第1電極パターンから延在する配線、および前記第2電極パターンから延在する配線の少なくとも一部は、前記第1導電膜と前記第2導電膜との積層膜を備えている請求項3に記載の静電容量型入力装置。
  5. 前記第1電極および前記第2電極のうちの一方の電極は抵抗膜であり、
    記押圧検出部によって、前記第1電極および前記第2電極のうちの他方の電極を検出用電極として前記第1電極と前記第2電極との短絡位置を検出する抵抗膜型入力装置としても機能する、請求項1に記載の静電容量型入力装置。
  6. 前記第1基板と前記第2基板との間には絶縁材料が充填されている、請求項1乃至5の何れか一項に記載の静電容量型入力装置。
  7. 前記第1基板にはフレキシブル配線基板が接続され、
    前記第2基板に形成された前記第2電極は、前記第1基板と前記第2基板との間に介在する基板間導通材を介して前記フレキシブル配線基板の導電パターンに電気的に接続されている、請求項1乃至6の何れか一項に記載の静電容量型入力装置。
  8. 第1基板と、
    前記第1基板に対して入力操作面側に配置され、所定の隙間を介して該第1基板と対向する第2基板と、
    前記第1基板に対向する前記第2基板の面上に形成された第1電極と、
    前記第2基板に対向する前記第1基板の面上であって、前記第1電極と平面視で重なる領域に形成された複数の第2電極と、
    前記第2基板に対する押圧に伴う前記第1電極と前記第2電極との間の静電容量変化に基づいて前記第2基板に対する押圧位置を検出するとともに、前記第2基板に対する押圧に伴って前記第1電極と前記第2電極とが短絡したとき、その短絡位置を検出して前記第2基板に対する押圧位置を検出する押圧検出部と、
    を有する、静電容量型入力装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の静電容量型入力装置を備えた入力機能付き表示装置であって、
    前記第1基板、前記第2基板、前記第1電極および前記第2電極は、いずれも透光性を備え、
    前記第1基板に対して前記第2基板が位置する側とは反対側に画像生成装置が配置されている、入力機能付き表示装置。
  10. 請求項9に記載の入力機能付き表示装置を備えている、電子機器。
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