JP5370275B2 - コネクタ接続装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第1の部材が有する第1のコネクタと、第1の部材と対向配置される第2の部材が有する第2のコネクタの接続を行うコネクタ接続装置に関するものである。
従来、第1のコネクタ本体と、この第1の部材にコネクタ接続方向と略直交方向に移動可能に取り付けられた移動部材とを有する第1のコネクタと、第1のコネクタ本体と接続される第2のコネクタ本体を有する第2のコネクタを接続するコネクタ装置において、第2のコネクタに、第2のコネクタ本体の外側に配置され、かつ第1のコネクタ本体が当接することによって、第1のコネクタ本体の接続軸線を第2のコネクタの接続軸線の一致させるように第1のコネクタ本体を移動させる調芯ガイドが設けられており、この調芯ガイドにより第1のコネクタ本体と第2のコネクタ本体間の位置ズレを吸収するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−237353号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された装置のような構成では、調芯前に第1のコネクタ本体が調芯ガイドの外側に位置していると、第1のコネクタ本体と第2のコネクタ本体間の位置ズレを吸収するのは困難であり、調芯不可能となってしまう。すなわち、調芯前に第1のコネクタ本体を調芯ガイドの内側に位置させておく必要があるため、調芯可能範囲が非常に狭いといった問題がある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、調芯可能範囲の広域化を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、第1の部材(1)が有する第1のコネクタ(11)と、第1の部材(1)と対向配置される第2の部材(20)が有する第2のコネクタ(22)の接続を行うコネクタ接続装置であって、第2の部材(20)は、第1のコネクタ(11)の取り付け面と直交する第1の軸を回転中心とする回転により当該第1の軸と平行する第2の軸を回転させる回転機構(25)を備え、回転機構(25)による第1の軸を回転中心とする回転に応じた第2の軸の回転により第1の部材(1)の第1のコネクタ(11)の位置と第2の部材(20)の第2のコネクタ(22)の位置を一致させ、第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)を接続することを特徴としている。
このような構成によれば、第2の部材(20)は、第1のコネクタ(11)の取り付け面と直交する第1の軸を回転中心とする回転により当該第1の軸と平行する第2の軸を回転させる回転機構(25)を備え、回転機構(25)による第1の軸を回転中心とする回転に応じた第2の軸の回転により第1の部材(1)の第1のコネクタ(11)の位置と第2の部材(20)の第2のコネクタ(22)の位置を一致させ、第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)が接続される。すなわち、第2のコネクタ(22)の位置が第1の部材(1)の筒状部(10)の内部に位置しなくても第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)の接続が可能であり、調芯可能範囲の広域化を図ることができる。
また、請求項2に記載の発明では、第2の軸を中心として第1の軸が移動するとともに、第1の軸を中心として第2の軸が移動することが可能となっていることを特徴としている。
このように、第2の軸を中心として第1の軸が移動するとともに、第1の軸を中心として第2の軸が移動するように構成することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、第1の部材(1)は、調芯ガイド(10)を有し、第2の軸は、調芯ガイド(10)にガイドされながら回転することができる。
また、上記目的を達成するため、請求項4に記載の発明は、第1の部材(1)が有する第1のコネクタ(11)と、第1の部材(1)と対向配置される第2の部材(20)が有する第2のコネクタ(22)の接続を行うコネクタ接続装置であって、第1の部材(1)には円形の開口部(10a)を有する中空円筒形状の筒状部(10)が形成され、当該筒状部(10)の開口部(10a)の底部(10b)の第1のコネクタ(11)が配置され、筒状部(10)の開口部(10a)の底部(10b)の端部に位置決め用穴部(12)が形成されており、第2の部材(20)は、第2のコネクタ(22)を支持する支持部材(24)を備え、当該支持部材(24)の端部には、第2のコネクタ(22)よりも突出するように、第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)と嵌合する位置決め用突起部(23)が取り付けられており、第2の部材(20)および第1の部材(1)が相対移動して、第1の部材(1)の第1のコネクタ(11)の位置と第2の部材(20)の第2のコネクタ(22)の位置が一致し、かつ、第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)の位置と第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)の位置が一致するように、第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)を第1の部材(1)の筒状部(10)の内周側面に接触移動させる移動制御手段(S108〜S112)と、第1のコネクタ(11)の位置と第2の部材(20)の第2のコネクタ(22)の位置が一致し、かつ、第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)の位置と第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)の位置が一致した状態で、第1の部材(1)の筒状部(10)の開口部(10a)に第2の部材(20)の支持部材(24)を挿入させて第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)を接続する接続制御手段(S114〜S118)と、を備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)を第1の部材(1)の筒状部(10)の内周側面に接触移動させることにより、第2の部材(20)および第1の部材(1)が相対移動して、第1の部材(1)の第1のコネクタ(11)の位置と第2の部材(20)の第2のコネクタ(22)の位置が一致し、かつ、第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)の位置と第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)の位置が一致し、更に、この第1のコネクタ(11)の位置と第2の部材(20)の第2のコネクタ(22)の位置が一致し、かつ、第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)の位置と第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)の位置が一致した状態で、第1の部材(1)の筒状部(10)の開口部(10a)に第2の部材(20)の支持部材(24)を挿入させて第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)が接続される。すなわち、第2のコネクタ(22)の位置が第1の部材(1)の筒状部(10)の内部に位置しなくても第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)の接続が可能であり、調芯可能範囲の広域化を図ることができる。
また、請求項5に記載の発明のように、第1のコネクタ(11)は、筒状部(10)の開口部(10a)の底部(10b)の中央に配置することができる。
また、請求項6に記載の発明は、位置決め用突起部(23)から、筒状部(10)の半径距離分だけ離れた位置を回転軸として支持部材(24)を回転させる回転機構(25)を備え、移動制御手段(S108〜S112)は、回転機構(25)に支持部材(24)を回転させることにより位置決め用突起部(23)を第1の部材(1)の筒状部(10)の内周側面に接触移動させることを特徴としている。
このように、位置決め用突起部(23)から、筒状部(10)の半径距離分だけ離れた位置を回転軸として支持部材(24)を回転させ、位置決め用突起部(23)を第1の部材(1)の筒状部(10)の内周側面に接触移動させることにより、第2の部材(20)および第1の部材(1)が相対移動して、第1の部材(1)の第1のコネクタ(11)の位置と第2の部材(20)の第2のコネクタ(22)の位置を一致させ、かつ、第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)の位置と第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)の位置を一致させることができる。
なお、請求項7に記載の発明のように、第2の部材(20)に備えられた水平移動機構(27)により第2の部材(20)および第1の部材(1)が相対移動するように構成することができ、また、請求項6に記載の発明のように、第1の部材(1)の筒状部(10)が当該筒状部(10)の円筒軸と直交する面と並行に移動して、第2の部材(20)および第1の部材(1)が相対移動するように構成することもできる。
また、請求項7に記載の発明は、位置決め用突起部(23)は、ガイド(23d)に沿って移動するピン(23a)を第1の部材(1)の開口部(10a)の底部(10b)へ向けて付勢する付勢手段(23d)を備え、移動制御手段(S108〜S112)は、付勢手段(23d)によりピン(23a)が第1の部材(1)の開口部(10a)の底部(10b)に押圧された状態で位置決め用突起部(23)を第1の部材(1)の開口部(10a)の内周側面に接触移動させ、ピン(23a)と位置決め用穴部(12)の位置が一致すると、ピン(23a)が位置決め用穴部(12)に挿入されるようになっていることを特徴としている。
このような構成によれば、ピン(23a)と位置決め用穴部(12)の位置が一致すると、ピン(23a)が位置決め用穴部(12)に挿入されるので、比較的簡単な構成でピン(23a)と位置決め用穴部(12)の位置が一致したままの状態を維持することができる。
また、請求項10に記載の発明のように、第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)と第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)とが一致したか否かを検出することにより第1のコネクタ(11)の位置と第2の部材(20)の第2のコネクタ(22)の位置が一致し、かつ、第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)の位置と第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)の位置が一致したか否かを検出する一致検出手段(23e、29a)と、筒状部(10)の円筒軸方向に支持部材(24)を移動させる上下移動機構(28)を備え、接続制御手段(S114〜S118)は、一致検出手段(23e、29a)により第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)の位置と第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)の位置が一致したことが検出された場合、上下移動機構(28)に支持部材(24)を移動させて筒状部(10)の開口部(10a)に第2の部材(20)の支持部材(24)を挿入させることができる。
また、請求項11に記載の発明のように、位置決め用突起部(23)は、ガイド(23d)に沿って移動するピン(23a)の位置に応じてオンまたはオフするスイッチ(23e)を備え、一致検出手段(23e)は、付勢手段(23d)によりピン(23a)が第1の部材(1)の開口部(10a)の底部(10b)に押圧された状態からピン(23a)が位置決め用穴部(12)に挿入されることにより生じるスイッチ(23e)の状態変化に基づいて第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)の位置と第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)の位置が一致したか否かを検出することができる。
また、請求項12に記載の発明のように、位置決め用突起部(23)の位置と第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)の位置を含む画像を撮影する撮影手段(29a)を備え、一致検出手段(29a)は、撮影手段(29a)により撮影された画像に基づいて第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)の位置と第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)の位置が一致したか否かを検出することもできる。
また、請求項11に記載の発明のように、位置決め用穴部(12)の深さは、位置決め用突起部(23)の長さよりも深くなっていることを特徴としている。
このように、位置決め用穴部(12)の深さを、位置決め用突起部(23)の長さよりも深くすることで、筒状部(10)の開口部(10a)の底部(10b)と第2の部材(20)の支持部材(24)を十分に密着させることができ、第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)の接続を安定して行うことが可能である。
また、請求項12に記載の発明のように、位置決め用突起部(23)は、第1の部材(1)の筒状部(10)の円筒軸と平行に伸縮可能となるように構成することができる。
ところで、第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)を第1の部材(1)の筒状部(10)の内周側面に接触移動させる際に、第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)が筒状部(10)の内周側面から跳ね返って非接触となってしまうと、第1の部材(1)の第1のコネクタ(11)の位置と第2の部材(20)の第2のコネクタ(22)の位置が一致し、かつ、第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)の位置と第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)の位置が一致した状態とならない。
しかし、請求項15に記載の発明では、第1の部材(1)に形成された筒状部(10)の内周側面には、ヤング率が10ギガパスカル以下の部材が用いられているので、第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)の筒状部(10)の内周側面からの跳ね返りを抑制し、筒状部(10)の円筒軸を中心として筒状部(10)の内周側面に沿うように給電設備(20)の位置決め用突起部(23)が円弧を描く様に接触移動させることが可能である。
また、請求項16に記載の発明のように、第1の部材(1)に形成された筒状部(10)の内周側面と、第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)は、互いに吸着するように構成することで、第2の部材(20)の位置決め用突起部(23)の筒状部(10)の内周側面からの跳ね返りを抑制し、非接触となるのを防止することも可能である。
また、請求項15に記載の発明は、第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)が接続されたか否かを検出する検出手段(S116)を備え、接続制御手段(S114〜S118)は、検出手段(S116)により第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)が接続されたことを判定した場合、第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)の接続を終了することを特徴としている。
このような構成によれば、第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)が接続されたか否かを検出する検出手段により第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)が接続されたことを判定した場合、第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)の接続を終了するので、第1のコネクタ(11)と第2のコネクタ(22)の接続を確実に行うことができる。
また、請求項18に記載の発明は、第1の部材(1)は、モータを走行用の動力源として使用する車両の一部に取り付けられており、第1のコネクタ(11)は、モータへ電力を供給するバッテリを充電するためのコネクタであることを特徴としている。
このように、第1の部材(1)は、モータを走行用の動力源として使用する車両の一部に取り付けられた受電口であり、第1のコネクタ(11)は、モータへ電力を供給するバッテリを充電するためのコネクタとすることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係るコネクタ接続装置の概略構成を示す図である。 (a)は、車両の底部に設けられた受電口の下方に給電設備が位置するように車両を停車させた状態を示す図、(b)は、給電設備内に格納された突出部が上昇して給電設備20のケース上部より露出した状態を示す図である。 (a)は、路面側から車両の底部を見た受電口を示す図であり、(b)は、(a)中のA−A線に沿った断面図である。 (a)は、上部カバーが閉じた状態の給電設備の斜視図、(b)は、上部カバーが開いた状態の給電設備の斜視図、(c)は、側部カバーを取り除いた状態の給電設備の斜視図である。 (a)は、突出部が給電設備のケース上部より露出した状態の斜視図、(b)は、(a)中のB方向から見た側面図、(c)は、側部カバー21a、21bを取り除いた状態の斜視図である。 位置決め用突起部の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るコネクタ接続装置のブロック構成を示す図である。 制御部によるコネクタ自動接続処理のフローチャートである。 第1のコネクタと第2のコネクタの接続について説明するための図である。 第1のコネクタと第2のコネクタの接続について説明するための図(つづき)である。 第1のコネクタと第2のコネクタの接続について説明するための図(つづき)である。 変形例について説明するための図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るコネクタ接続装置の概略構成を図1に示す。本コネクタ接続装置は、電気自動車、プラグインハイブリッド車等、モータを走行用の動力源として使用する車両に設けられたモータへ電力を供給するバッテリを充電するための第1のコネクタ(受電コネクタ)と、路面等に設置された給電設備20に設けられた第2のコネクタ(給電コネクタ)とを自動で接続するものである。
車両の底部には受電口1が設けられており、この受電口1には、中空円筒形状の筒状部10が形成されている。この筒状部10の底部の中央に第1のコネクタ(図1では省略する)が配置されている。また、車両の駐車スペースの路面には給電設備20が設置され、この給電設備20には中央に第2のコネクタを配置した突出部25(いずれも図1では省略する)が格納されている。
図2(a)に示すように、車両の底部に設けられた受電口1の下方に給電設備20が位置するように車両を停車させると、図2(b)に示すように、給電設備20内に格納された突出部25が上昇して給電設備20のケース上部より露出するようになっている。そして、更に、突出部25が上昇し、予め定められた位置決めのための処理に従って受電口1の筒状部10に突出部25が挿入され、受電口1の筒状部10の底部の中央に配置された第1のコネクタ(図2では省略する)と突出部25の中央に配置された第2のコネクタ(図2では省略する)とが自動で接続されるようになっている。このように、受電口1に取り付けられた第1のコネクタと、受電口1と対向配置された給電設備20に取り付けられた第2のコネクタの接続を自動で行うようになっている。なお、位置決めのための処理については後で詳細に説明する。
図3に、受電口1の構成を示す。(a)は、路面側から車両の底部に設けられた受電口1を見た図であり、(b)は、図3(a)中のA−A線に沿った断面図である。図3(a)、(b)に示すように、受電口1には、円形の開口部10aを有する中空円筒形状の筒状部10が形成されている。筒状部10の底部10bの中央に第1のコネクタ11が配置され、筒状部10の底部10bの端部に位置決め用穴部12が1つ形成されている。また、筒状部10の内周側面の部材は、ヤング率が10ギガパスカル以下の部材(例えば、ゴム)が用いられている。
図4に、給電設備20の構成を示す。(a)は、上部カバー21cが閉じた状態の斜視図、(b)は、上部カバー21cが開いた状態の斜視図、(c)は、更に、側部カバー21a、21bを取り除いた状態の斜視図である。なお、図4(a)〜(c)は、いずれも突出部25が給電設備20内に格納された状態の図である。
給電設備20は、側部カバー21a、21bおよび上部カバー21cを備えている。本実施形態における上部カバー21cは、作業者により取り付け、取り外しが可能となっている。
給電設備20は、図4(c)に示すように、突出部25、回転用モータ26、水平移動機構27および上下移動機構28を備えている。
突出部25は、第2のコネクタ22、位置決め用突起部23および支持部材24により構成されている。
位置決め用突起部23は、第1コネクタ11と第2のコネクタ22の位置決めを行うために設けられたものであり、受電口1の筒状部10の底部に形成された位置決め用穴部12と嵌合するようになっている。なお、位置決め用突起部23は、第2のコネクタ22の軸から受電口1の筒状部10の半径距離分だけ離れた位置に配置されている。
支持部材24は、第2のコネクタ22および位置決め用突起部23を支持する板状のものである。支持部材24の端部には、第2のコネクタ22よりも突出するように位置決め用突起部23が取り付けられている。なお、第2のコネクタ22と位置決め用突起部23の距離は、第1のコネクタ11と位置決め用穴部12の距離と同一となっている。
回転用モータ26は、回転用モータ26の回転軸(第1の軸に相当する)と第2のコネクタ22の軸とが一致するように、支持部材24の下部に取り付けられている。回転用モータ26は、後述する制御部からの指示に応じて回転用モータ26の回転軸を回転中心として支持部材24を回転させる。すなわち、回転用モータ26の回転軸を回転中心とする回転により、回転用モータ26の回転軸と平行する位置決め用突起部23(第2の軸に相当する)が回転するようになっている。このように、回転用モータ26および突出部25により第1のコネクタ11の取り付け面と直交する第1の軸を回転中心とする回転により当該第1の軸と平行する第2の軸が回転する回転機構が構成されている。
水平移動機構27は、第2のコネクタ22、位置決め用突起部23および支持部材24により構成される突起部25を、受電口1に形成された筒状部10の円筒軸と直交する面と並行に移動させるための機構である。水平移動機構27は、上下移動機構28のステージ28bのX−Y平面に対してX方向に移動するためのレールとY方向に移動するためのレール(いずれも図示せず)を有し、これらのレールに沿うように突出部25および回転用モータ26が移動するようになっている。すなわち、突出部25および回転用モータ26は、上下移動機構28のステージ28bのX−Y平面に沿った任意の位置に移動することが可能となっている。
上下移動機構28は、筒状部10の円筒軸方向に支持部材24を移動させるための機構である。上下移動機構28は、ステージ用モータ28a、ステージ28bおよびリンク機構28cにより構成されている。ステージ用モータ28aは、後述する制御部からの指示に応じて回転する。ステージ用モータ28aの動力はリンク機構28cに伝達され、ステージ28bが上方または下方に移動するようになっている。
図5に、上下移動機構28により給電設備20内に格納されていた突出部25が上昇して給電設備20のケース上部より露出した状態の斜視図を示す。(a)は、上部カバーが開いた状態の斜視図、(b)は、(a)中のB方向から見た側面図、(c)は、側部カバー21a、21bを取り除いた状態の斜視図である。
突出部25が給電設備20内に格納された状態では、図4(b)に示したように、側部カバー21bの大半が側部カバー21aの内側に収納されており、突出部25が上昇すると、図5(a)に示すように、側部カバー21bが側部カバー21aの上方へ移動して側部カバー21bの大半が露出するようになっている。
本実施形態における位置決め用突起部23の構成を図6に示す。図に示すように、位置決め用突起部23は、ピン23aと、このピン23aを鉛直方向に案内するためのガイド23bと、ピン23aの下方向への応力に対抗してピン23aを上方向に付勢するバネ23dと、ピン23aの鉛直方向の移動を検出するピン接触センサ23eを備えている。本実施形態における位置決め用突起部23は、受電口1の筒状部10の円筒軸と平行に伸縮可能となっている。
ピン接触センサ23eは、ピン23aの鉛直方向の移動に応じてオンまたはオフするスイッチにより構成されており、このスイッチのオン状態又はオフ状態を示す信号を出力する。すなわち、ピン23aの下方向への応力により、スイッチがオン状態になると、スイッチがオン状態であることを示す信号が出力される。また、ピン23aの下方向への応力がなくなると、バネ23dの付勢によりピン23aが上方向に押し上げられ、スイッチはオフ状態になり、スイッチがオフ状態であることを示す信号が出力される。
図7に、本実施形態に係るコネクタ接続装置のブロック構成を示す。本コネクタ接続装置は、ステージ用モータ28b、回転用モータ26、カメラ29a、ピン接触センサ23e、導通センサ29bおよび制御部30を備えている。
カメラ29aは、給電設備20に内蔵されており、給電設備20の上方向に停車した車両の底部を撮影し、撮影した画像を制御部30へ送出する。また、カメラ29aの画像には、位置決め用突起部23の位置と受電口1の位置決め用穴部12の位置を含む画像が含まれるようになっている。
導通センサ29bは、第2のコネクタを介して第1のコネクタに流れる電流量を判定することにより第1、第2のコネクタとの間が導通状態になったか否かを検出し、検出結果を制御部30へ通知する。
制御部30は、CPU、ROM、RAM、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUはROMに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。
なお、図示してないが、制御部30には、ステージ用モータ28bの回転に応じて高さ方向に変化するステージ28bの位置を検出するステージ位置検出部よりステージ28bの位置を表す情報が入力されるとともに、回転用モータ26の回転により回転する位置決め用突起部23の位置を検出する突起部位置検出部より位置決め用突起部23の位置を表す情報が入力されるようになっている。
図8に、制御部30によるコネクタ自動接続処理のフローチャートを示す。また、図9−1、図9−2、図9−3に、受電口1の筒状部10に突出部25が挿入され、第1のコネクタと第2のコネクタとが接続される様子を示す。なお、図9−1〜図9−3の上段は、受電口1側の第1のコネクタ11と位置決め用穴部12と、給電設備20側の第2のコネクタ22と位置決め用突起部23の位置関係を平面的に示した図であり、図9−1〜図9−3の下段は、受電口1側の第1のコネクタ11と位置決め用穴部12と、給電設備20側の第2のコネクタ22と位置決め用突起部23の位置関係を側面的に示した図となっている。
以下、図9−1〜図9−3を参照しながら、図8に従って、位置決めのための処理について説明する。本実施形態では、給電設備20の上部カバー21cが開いた状態で、図2(a)に示したように、車両の底部に設けられた受電口1の下方に給電設備20が位置するように車両が停車しているものとする。
そして、作業者により動作開始指示がなされると本コネクタ接続装置は動作状態となる。制御部30は、カメラ29aより入力される画像信号に画像処理を施して給電設備20の上方向に車両が停車したことを判定すると、図8に示す処理を開始する。
まず、コネクタ位置ずれ量が許容範囲内か否かを判定する(S100)。具体的には、位置決め用突起部23の位置を特定するとともにカメラ29aの撮影画像に基づいて受電口1の筒状部10の開口部10aの位置を特定し、位置決め用突起部23が受電口1の筒状部10の開口部より内側にあるか、あるいは、回転用モータ26の回転により位置決め用突起部23が受電口1の筒状部10の開口部より内側に移動可能であるか否かを判定する。
ここで、コネクタ位置ずれ量が許容範囲内でない場合、S100の判定はNOとなり、図示してないが位置決め用突起部23を受電口1の筒状部10の開口部より内側に移動させるように回転用モータ26を回転させ、再度、位置決め用突起部23が受電口1の筒状部10の開口部より内側にあるか否かを判定する(S100)。
ここで、位置決め用突起部23が受電口1の筒状部10の開口部より内側にない場合、S100の判定はNOとなり、音声または表示等によりコネクタ位置ずれ量が許容範囲内でない旨を作業者に報知し、S100へ戻る。
また、位置決め用突起部23が受電口1の筒状部10の開口部より内側にある場合、S100の判定はYESとなり、次に、ステージ28bを上昇させる(S102)。具体的には、ステージ28bが上昇するようにステージ用モータ28cを回転させる。
図9−1(a)に示すように、位置決め用突起部23が受電口1の筒状部10の開口部より内側に位置した状態で、ステージ用モータ28cが回転を開始すると、ステージ用モータ28cの動力がリンク機構28cに伝達され、図9−1(b)に示すように、ステージ28bが上方へ移動する。
次に、ピン接触センサ23eより入力される信号に基づいてピン23aの先端が筒状部10の底部10bに当接したか否かを判定する(S104)。
ここで、ピン23aの先端が筒状部10の底部10bに当接してなく、ピン接触センサ23eよりスイッチがオフ状態であることを示す信号が入力されている場合、S104の判定はNOとなり、S102へ戻る。従って、ステージ28bは、更に上方へ移動する。
そして、ピン23aの先端が筒状部10の底部10bに当接し、ピン接触センサ23eよりスイッチがオン状態になると、S104の判定はYESとなり、ステージ28bの上昇を停止させる(S106)。具体的には、ステージ用モータ28cの回転を停止させる。
次に、突起部25の回転を開始させる(S108)。具体的には、ピン接触センサ23eよりスイッチがオフ状態となる程度までステージ28bを下降させ、突起部25が予め定められた方向に回転するように回転用モータ26を回転させる。このように、突起部25が回転して位置決め用突起部23が筒状部10の内周側面に接触すると、図9−1(c)に示した状態となる。そして、更に、第2のコネクタ22を回転軸として位置決め用突起部23が、図9−1(c)の上段に示した矢印M1の方向へ移動しようとすると、筒状部10は車両の底部に固定されており移動できないため、水平移動機構27により突出部25がステージ28bに対して水平移動して、第2のコネクタ22は矢印M2の方向へ移動する。このように、受電口1と給電設備20とが相対移動する。
更に、位置決め用突起部23が筒状部10の内周側面を接触移動すると、図9−2(d)に示した状態となる。そして、第2のコネクタ22を回転軸として位置決め用突起部23が、図9−2(d)の上段に示した矢印M3の方向へ移動しようとすると、第2のコネクタ22は矢印M4の方向へ移動する。
更に、位置決め用突起部23が筒状部10の内周側面を接触移動すると、図9−2(e)に示した状態となる。そして、第2のコネクタ22を回転軸として位置決め用突起部23が、図9−2(e)の上段に示した矢印M5の方向へ移動しようとすると、第2のコネクタ22は矢印M6の方向へ移動する。
更に、位置決め用突起部23が筒状部10の内周側面を接触移動すると、図9−2(f)に示した状態となる。このように、突起部25を筒状部10の内周側面に接触移動させて少なくとも1周すると、突起部25を筒状部10の内周側面と位置決め用突起部23の軌跡が一致し、第1のコネクタ11と第2のコネクタ22の中心が一致して重なり合う。
ここで、ピン接触センサ23eよりスイッチがオン状態となる程度までステージ28bを上昇させ、ピン23aの先端を筒状部10の底部10bに当接させた状態で、更に、位置決め用突起部23を筒状部10の内周側面に接触移動させ、第2のコネクタ22を回転軸として位置決め用突起部23が、図9−2(e)の上段に示した矢印M7の方向へ移動すると、図9−3(f)の状態となる。すなわち、第1のコネクタ11と第2のコネクタ22の中心が一致し、かつ、受電口1側の位置決め用穴部12と給電設備20側の位置決め用突起部23とが一致した状態となる。
図8の説明に戻り、次に、ピン接触センサ23eより入力される信号に基づいてピン23aの先端が筒状部10の底部10bに当接したか否かを判定する(S110)。具体的には、ピン接触センサ23eの状態変化に基づいて受電口1の位置決め用穴部12の位置と給電設備20の位置決め用突起部23の位置が一致したか否かを検出する。
ここで、図9−3(g)の状態では、受電口1側の位置決め用穴部12と給電設備20側の位置決め用突起部23とが一致するため、ピン23aの先端が筒状部10の底部10bに当接しなくなり、ピン接触センサ23eよりスイッチがオフ状態であることを示す信号が入力される。したがって、S110の判定はYESとなり、次に、突起部25の回転を停止させる(S112)。具体的には、突起部25が予め定められた方向に回転するように回転用モータ26を回転させる。
次に、ステージ28bを上昇させる(S114)。具体的には、ステージ28bが更に上昇するようにステージ用モータ28cを回転させる。
次に、導通センサ29bより入力される信号に基づいて第1のコネクタ11と第2のコネクタ22との間が導通状態になったか否かを判定する(S116)。
ここで、第1のコネクタ11と第2のコネクタ22の接続が未接続状態の場合、S114の判定はNOとなり、S114へ戻る。したがって、ステージ28bを更に上昇させる。
そして、第1のコネクタ11における2つの電極端子と第2のコネクタ22における2つの電極端子とがそれぞれ嵌合して第1のコネクタ11と第2のコネクタ22が接続されると、S116の判定はYESとなり、ステージ28bの上昇を停止させる(S118)。具体的には、ステージ用モータ28cの回転を停止させる。そして、音声または表示等によりコネクタ接続が正常に終了したことを作業者に報知し、本処理を終了する。
上記した構成によれば、給電設備20は、第1のコネクタ11の取り付け面と直交する第1の軸を回転中心とする回転により当該第1の軸と平行する第2の軸を回転させる回転機構25を備え、回転機構25による第1の軸を回転中心とする回転に応じた第2の軸の回転により受電口1の第1のコネクタ11の位置と給電設備20の第2のコネクタ22の位置を一致させ、第1のコネクタ11と第2のコネクタ22が接続される。すなわち、第2のコネクタ22の位置が受電口1の筒状部10の内部に位置しなくても第1のコネクタ11と第2のコネクタ22の接続が可能であり、調芯可能範囲の広域化を図ることができる。
なお、第2の軸を中心として第1の軸が移動するとともに、第1の軸を中心として第2の軸が移動するように構成することができる。
また、受電口1は、調芯ガイド10を有し、第2の軸は、調芯ガイド10にガイドされながら回転することができる。
また、上記した構成によれば、給電設備20の位置決め用突起部23を受電口1の筒状部10の内周側面に接触移動させることにより、給電設備20および受電口1が相対移動して、受電口1の第1のコネクタ11の位置と給電設備20の第2のコネクタ22の位置が一致し、かつ、受電口1の位置決め用穴部12の位置と給電設備20の位置決め用突起部23の位置が一致するように給電設備20および受電口1が相対移動し、更に、この第1のコネクタ11の位置と給電設備20の第2のコネクタ22の位置が一致し、かつ、受電口1の位置決め用穴部12の位置と給電設備20の位置決め用突起部23の位置が一致した状態で、受電口1の筒状部10の開口部10aに給電設備20の支持部材24を挿入させて第1のコネクタ11と第2のコネクタ22が接続される。すなわち、第2のコネクタ22の位置が受電口1の筒状部10の内部に位置しなくても第1のコネクタ11と第2のコネクタ22の接続が可能であり、調芯可能範囲の広域化を図ることができる。
また、位置決め用突起部23は、ガイド23dに沿って移動するピン23aを受電口1の開口部10aの底部10bへ向けて付勢するバネ23dを備え、バネ23dによりピン23aが受電口1の開口部10aの底部10bに押圧された状態で位置決め用突起部23を受電口1の開口部10aの内周側面に接触移動させ、ピン23aと位置決め用穴部12の位置が一致すると、ピン23aが位置決め用穴部12に挿入されるので、比較的簡単な構成でピン23aと位置決め用穴部12の位置が一致したままの状態を維持することができる。
また、位置決め用穴部12の深さは、位置決め用突起部23の長さよりも深くなっているので、筒状部10の開口部10aの底部10bと給電設備20の支持部材24を十分に密着させることができ、第1のコネクタ11と第2のコネクタ22の接続を安定して行うことが可能である。
ところで、給電設備20の位置決め用突起部23を受電口1の筒状部10の内周側面に接触移動させる際に、給電設備20の位置決め用突起部23が筒状部10の内周側面から跳ね返って非接触となってしまうと、受電口1の第1のコネクタ11の位置と給電設備20の第2のコネクタ22の位置が一致し、かつ、受電口1の位置決め用穴部12の位置と給電設備20の位置決め用突起部23の位置が一致した状態とならない。
しかし、受電口1に形成された筒状部10の内周側面には、ヤング率が10ギガパスカル以下の部材が用いられているので、給電設備20の位置決め用突起部23の筒状部10の内周側面からの跳ね返りを抑制し、筒状部10の円筒軸を中心として筒状部10の内周側面に沿うように給電設備20の位置決め用突起部23が円弧を描く様に接触移動させることが可能である。したがって、安定的に、受電口1の第1のコネクタ11の位置と給電設備20の第2のコネクタ22の位置が一致し、かつ、受電口1の位置決め用穴部12の位置と給電設備20の位置決め用突起部23の位置が一致した状態とすることができる。
また、第1のコネクタ11と第2のコネクタ22が接続されたことを判定した場合、第1のコネクタ11と第2のコネクタ22の接続を終了するので、第1のコネクタ11と第2のコネクタ22の接続を確実に行うことができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、ピン23aの先端を筒状部10の底部10bに当接させながら位置決め用突起部23を筒状部10の内周側面に接触移動させ、ピン23aの先端が位置決め用穴部12に挿入された状態となり、ピン接触センサ23eより入力される信号に基づいてピン23aの先端が筒状部10の底部10bに当接しなくなったと判定した場合に、位置決め用突起部23と受電口1側の位置決め用穴部12が一致したと判定したが、本実施形態では、位置決め用突起部23の位置と受電口1側の位置決め用穴部12の位置を含む画像を撮影するカメラ29aを備えており、このカメラ29aの撮影画像に基づいて位置決め用突起部23と受電口1側の位置決め用穴部12が一致したか否かを判定する。なお、上記第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分を中心に説明する。
本実施形態では、図8のS104の判定およびS116の判定を、カメラ29aの撮影画像に基づいて位置決め用突起部23と受電口1側の位置決め用穴部12が一致したか否かを判定するように変更する。このような構成により、第1実施形態における位置決め用突起部23のガイド23b、バネ23d、ピン接触センサ23eを不要とすることが可能である。
このように、位置決め用突起部23の位置と受電口1の位置決め用穴部12の位置を含む画像を撮影するカメラ29aを備え、このカメラ29aにより撮影された画像に基づいて受電口1の位置決め用穴部12の位置と給電設備20の位置決め用突起部23の位置が一致したか否かを検出することもできる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、水平移動機構27により突出部25がステージ28bに対して水平移動して、受電口1と給電設備20とが相対移動したが、本実施形態では、給電設備20側の突出部25はステージ28に対して水平移動しないようになっており、図10に示すように、受電口1側に水平移動機構13が設けられ、この水平移動機構13により、受電口1が給電設備20に対して相対移動する。このように、受電口1側が水平移動するように構成することもできる。
(その他の実施形態)
上記第1、第2実施形態では、本コネクタ接続装置を、電気自動車、プラグインハイブリッド車等、モータを走行用の動力源として使用する車両に設けられたモータ給電用バッテリを充電するための装置として説明したが、このような利用目的に限定されるものではない。
上記第1、第2実施形態では、位置決め用突起部23のバネ23dの付勢力により位置決め用突起部23のピン23aが、ガイド23dに沿って移動する構成を示したが、このような構成に限定されるものではなく、モータの動力により位置決め用突起部23のピン23aがガイド23dに沿って伸縮するように構成してもよい。更に、モータの動力によりピン23aを受電口1の開口部10aの底部10bに押圧するようにしてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、筒状部10の内周側面の部材として、ヤング率が10ギガパスカル以下の部材を用いたが、例えば、筒状部10の内周側面と、給電設備20の位置決め用突起部23が、互いに吸着するように構成してもよい。具体的には、筒状部10の内周側面と、給電設備20の位置決め用突起部23を磁化し、磁力により互いに引き合うように構成してもよい。このような構成により、位置決め用突起部23の筒状部10の内周側面からの跳ね返りを抑制し、筒状部10の円筒軸を中心として筒状部10の内周側面に沿うように給電設備20の位置決め用突起部23が円弧を描く様に接触移動させることが可能である。
また、上記実施形態では、受電口1の筒状部10の開口部10aの開口部10aの底部10bの端部に1つの位置決め用穴部12が形成され、給電設備20に設けられた支持部材24の端部に1つの位置決め用突起部23が取り付けられている構成を示したが、位置決め用穴部12および位置決め用突起部23はそれぞれ1つに限定されるものではなく、それぞれ複数備えた構成としてもよい。
また、上記実施形態では、給電設備20の上部カバー21cを開いた状態にした後、図2(a)に示すように、駐車スペースの路面に設置された給電設備20と車両の底部に形成された筒状部10の位置がほぼ一致するように車両を停車させたが、駐車スペースに車両が駐車したことを判定した場合に、給電設備20の上部カバー21cを自動で開いた状態にするようにしてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、受電口1の筒状部10の底部の中央に配置された第1のコネクタ11と突出部25の中央に配置された第2のコネクタ22とを自動で接続する構成を示したが、必ずしも受電口1の筒状部10の底部の中央に第1のコネクタ11を配置する必要はない。すなわち、位置決め用突起部23を受電口1の筒状部10の内周側面に接触移動させたときに、給電設備20および受電口1が相対移動して、受電口1の位置決め用穴部12の位置と給電設備20の位置決め用突起部23の位置が一致し、かつ、受電口1の第1のコネクタ11の位置と給電設備20の第2のコネクタ22の位置が一致するような位置であれば、受電口1の筒状部10の底部の任意の位置に第1のコネクタを配置することができる。なお、第1のコネクタ11と位置決め用穴部12の距離と、第2のコネクタ22と位置決め用突起部23の距離は同一となる。
また、上記第1〜第3実施形態では、位置検出手段としてカメラ29aを用いる構成としたが、このような構成に限定されるものではなく、カメラ29aの代わりに赤外線位置センサなどを用いてもよい。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、回転用モータ26および突出部25が回転機構に相当し、バネ23dが付勢手段に相当し、ピン接触センサ23eおよび接触センサ29aが一致検出手段に相当し、カメラ29aが撮影手段に相当し、S108〜S112移動制御手段に相当し、S114〜S118が接続制御手段に相当し、S116が検出手段に相当する。
1 受電口
10 筒状部
10a 開口部
10b 底部
11 第1のコネクタ
12 位置決め用穴部
20 給電設備
22 第2のコネクタ
23 位置決め用突起部
23a ピン
23b ガイド
23d バネ
23e ピン接触センサ
24 支持部材
25 突出部
26 回転用モータ
27 水平移動機構
28 上下移動機構
28a ステージ用モータ
28b ステージ
28c リンク機構
29b 接触センサ
30 制御部
29a カメラ

Claims (18)

  1. 第1の部材(1)が有する第1のコネクタ(11)と、前記第1の部材(1)と対向配置される第2の部材(20)が有する第2のコネクタ(22)の接続を行うコネクタ接続装置であって、
    前記第2の部材(20)は、前記第1のコネクタ(11)の取り付け面と直交する第1の軸を回転中心とする回転により当該第1の軸と平行する第2の軸を回転させる回転機構(25)を備え、
    前記回転機構(25)による前記第1の軸を回転中心とする回転に応じた前記第2の軸の回転により前記第1の部材(1)の前記第1のコネクタ(11)の位置と前記第2の部材(20)の前記第2のコネクタ(22)の位置を一致させ、前記第1のコネクタ(11)と前記第2のコネクタ(22)を接続することを特徴とするコネクタ接続装置。
  2. 前記第2の軸を中心として前記第1の軸が移動するとともに、前記第1の軸を中心として前記第2の軸が移動することが可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ接続装置。
  3. 前記第1の部材(1)は、調芯ガイド(10)を有し、
    前記第2の軸は、前記調芯ガイド(10)にガイドされながら回転することを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ接続装置。
  4. 第1の部材(1)が有する第1のコネクタ(11)と、前記第1の部材(1)と対向配置される第2の部材(20)が有する第2のコネクタ(22)の接続を行うコネクタ接続装置であって、
    前記第1の部材(1)には円形の開口部(10a)を有する中空円筒形状の筒状部(10)が形成され、当該筒状部(10)の開口部(10a)の底部(10b)に前記第1のコネクタ(11)が配置され、前記筒状部(10)の開口部(10a)の底部(10b)の端部に位置決め用穴部(12)が形成されており、
    前記第2の部材(20)は、前記第2のコネクタ(22)を支持する支持部材(24)を備え、当該支持部材(24)の端部には、前記第2のコネクタ(22)よりも突出するように、前記第1の部材(1)の位置決め用穴部(12)と嵌合する前記位置決め用突起部(23)が取り付けられており、
    前記第2の部材(20)および前記第1の部材(1)が相対移動して、前記第1の部材(1)の前記第1のコネクタ(11)の位置と前記第2の部材(20)の前記第2のコネクタ(22)の位置が一致し、かつ、前記第1の部材(1)の前記位置決め用穴部(12)の位置と前記第2の部材(20)の前記位置決め用突起部(23)の位置が一致するように、前記第2の部材(20)の前記位置決め用突起部(23)を前記第1の部材(1)の前記筒状部(10)の内周側面に接触移動させる移動制御手段(S108〜S112)と、
    前記第1のコネクタ(11)の位置と前記第2の部材(20)の前記第2のコネクタ(22)の位置が一致し、かつ、前記第1の部材(1)の前記位置決め用穴部(12)の位置と前記第2の部材(20)の前記位置決め用突起部(23)の位置が一致した状態で、前記第1の部材(1)の前記筒状部(10)の前記開口部(10a)に前記第2の部材(20)の前記支持部材(24)を挿入させて前記第1のコネクタ(11)と前記第2のコネクタ(22)を接続する接続制御手段(S114〜S118)と、を備えたことを特徴とするコネクタ接続装置。
  5. 前記第1のコネクタ(11)は、前記筒状部(10)の開口部(10a)の底部(10b)の中央に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のコネクタ接続装置。
  6. 前記位置決め用突起部(23)から、前記筒状部(10)の半径距離分だけ離れた位置を回転軸として前記支持部材(24)を回転させる回転機構(25)を備え、
    前記移動制御手段(S108〜S112)は、前記回転機構(25)に前記支持部材(24)を回転させることにより前記位置決め用突起部(23)を前記第1の部材(1)の前記筒状部(10)の内周側面に接触移動させることを特徴とする請求項4または5に記載のコネクタ接続装置。
  7. 前記第2の部材(20)は、前記第2のコネクタ(22)、前記位置決め用突起部(23)および前記支持部材(24)により構成される突起部(25)を、前記第1の部材(1)に形成された前記筒状部(10)の円筒軸と直交する面と並行に移動させる水平移動機構(27)を備え、
    前記移動制御手段(S108〜S112)により前記位置決め用突起部(23)が前記第1の部材(1)の前記筒状部(10)の内周側面に接触移動すると、前記水平移動機構(27)により前記第2の部材(20)および前記第1の部材(1)が相対移動することを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1つに記載のコネクタ接続装置。
  8. 前記第1の部材(1)に形成された前記筒状部(10)は、当該筒状部(10)の円筒軸と直交する面と並行に移動可能となっており、
    前記移動制御手段(S108〜S112)により前記位置決め用突起部(23)が前記第1の部材(1)の前記筒状部(10)の内周側面に接触移動すると、前記筒状部(10)が当該筒状部(10)の円筒軸と直交する面と並行に移動して、前記第2の部材(20)および前記第1の部材(1)が相対移動することを特徴とする請求項4ないし7のいずれか1つに記載のコネクタ接続装置。
  9. 前記位置決め用突起部(23)は、ガイド(23d)に沿って移動するピン(23a)を前記第1の部材(1)の前記開口部(10a)の底部(10b)へ向けて付勢する付勢手段(23d)を備え、
    前記移動制御手段(S108〜S112)は、前記付勢手段(23d)により前記ピン(23a)が前記第1の部材(1)の前記開口部(10a)の底部(10b)に押圧された状態で前記位置決め用突起部(23)を前記第1の部材(1)の前記開口部(10a)の内周側面に接触移動させ、
    前記ピン(23a)と前記位置決め用穴部(12)の位置が一致すると、前記ピン(23a)が前記位置決め用穴部(12)に挿入されるようになっていることを特徴とする請求項4ないし8のいずれか1つに記載のコネクタ接続装置。
  10. 前記第1の部材(1)の前記位置決め用穴部(12)と前記第2の部材(20)の前記位置決め用突起部(23)とが一致したか否かを検出することにより前記第1のコネクタ(11)の位置と前記第2の部材(20)の前記第2のコネクタ(22)の位置が一致し、かつ、前記第1の部材(1)の前記位置決め用穴部(12)の位置と前記第2の部材(20)の前記位置決め用突起部(23)の位置が一致したか否かを検出する一致検出手段(23e、29a)と、
    前記筒状部(10)の円筒軸方向に前記支持部材(24)を移動させる上下移動機構(28)を備え、
    前記接続制御手段(S114〜S118)は、前記一致検出手段(23e、29a)により前記第1の部材(1)の前記位置決め用穴部(12)の位置と前記第2の部材(20)の前記位置決め用突起部(23)の位置が一致したことが検出された場合、前記上下移動機構(28)に前記支持部材(24)を移動させて前記筒状部(10)の前記開口部(10a)に前記第2の部材(20)の前記支持部材(24)を挿入させることを特徴とする請求項4ないし9のいずれか1つに記載のコネクタ接続装置。
  11. 前記位置決め用突起部(23)は、前記ガイド(23d)に沿って移動するピン(23a)の位置に応じてオンまたはオフするスイッチ(23e)を備え、
    前記一致検出手段(23e)は、前記付勢手段(23d)により前記ピン(23a)が前記第1の部材(1)の前記開口部(10a)の底部(10b)に押圧された状態から前記ピン(23a)が前記位置決め用穴部(12)に挿入されることにより生じる前記スイッチ(23e)の状態変化に基づいて前記第1の部材(1)の前記位置決め用穴部(12)の位置と前記第2の部材(20)の前記位置決め用突起部(23)の位置が一致したか否かを検出することを特徴とする請求項10に記載のコネクタ接続装置。
  12. 前記位置決め用突起部(23)の位置と前記第1の部材(1)の前記位置決め用穴部(12)の位置を含む画像を撮影する撮影手段(29a)を備え、
    前記一致検出手段(29a)は、前記撮影手段(29a)により撮影された前記画像に基づいて前記第1の部材(1)の前記位置決め用穴部(12)の位置と前記第2の部材(20)の前記位置決め用突起部(23)の位置が一致したか否かを検出することを特徴とする請求項10に記載のコネクタ接続装置。
  13. 前記位置決め用穴部(12)の深さは、前記位置決め用突起部(23)の長さよりも深くなっていることを特徴とする請求項4ないし12のいずれか1つに記載のコネクタ接続装置。
  14. 前記位置決め用突起部(23)は、前記第1の部材(1)の前記筒状部(10)の円筒軸と平行に伸縮可能となっていることを特徴とする請求項4ないし13のいずれか1つに記載のコネクタ接続装置。
  15. 前記第1の部材(1)に形成された前記筒状部(10)の内周側面には、ヤング率が10ギガパスカル以下の部材が用いられていることを特徴と請求項4ないし14のいずれか1つに記載のコネクタ接続装置。
  16. 前記第1の部材(1)に形成された前記筒状部(10)の内周側面と、前記第2の部材(20)の前記位置決め用突起部(23)は、互いに吸着するように構成されていることを特徴とする請求項4ないし15のいずれか1つに記載のコネクタ接続装置。
  17. 前記第1のコネクタ(11)と前記第2のコネクタ(22)が接続されたか否かを検出する検出手段(S116)を備え、
    前記接続制御手段(S114〜S118)は、前記検出手段(S116)により前記第1のコネクタ(11)と前記第2のコネクタ(22)が接続されたことを判定した場合、前記第1のコネクタ(11)と前記第2のコネクタ(22)の接続を終了することを特徴とする請求項4ないし16のいずれか1つに記載のコネクタ接続装置。
  18. 前記第1の部材(1)は、モータを走行用の動力源として使用する車両の一部に取り付けられた受電口であり、
    前記第1のコネクタ(11)は、前記モータへ電力を供給するバッテリを充電するためのコネクタであることを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1つに記載のコネクタ接続装置。
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