JP5370219B2 - 車載バッテリ充電支援装置、車載バッテリ充電支援方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

車載バッテリ充電支援装置、車載バッテリ充電支援方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両に電力を供給する車載バッテリの充電を行うに際して、その充電を支援する車載バッテリ充電支援装置、車載バッテリ充電支援方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年においては、エンジンを駆動源とするガソリン車以外にもバッテリから供給される電力に基づいて駆動されるモータを駆動源とする電気自動車や、モータとエンジンを併用して駆動源とするハイブリッド車両等が存在する。
そして、このような電気自動車やハイブリッド車両が備えるバッテリの充電を行う方法としては、自宅や専用の充電施設で充電を行う方法、車両走行中において減速時や降坂路走行中に発生するモータの回生電力で充電を行う方法、エンジンに基づいて駆動される発電機を用いて充電を行う方法がある。ここで、バッテリの充電を行う際には、バッテリ充電後に、より長い距離を走行可能とする為に、バッテリの耐久性を保つ範囲でより多くのエネルギを充電することが望ましい。一般的にはバッテリの容量の80%程度が充電の上限となる。そして、例えば特開2008−278585公報には、プラグインハイブリッド車両の充電処理において、バッテリの残量監視処理を行い、バッテリ残量SOCが80%になると充電を停止する技術について記載されている。
特開2003−9310号公報(第7頁〜第8頁、図2)
しかしながら、電気自動車やハイブリッド車両では、バッテリの充電が終了し、走行を開始した際に新たに電気エネルギが発電され、バッテリに充電が行われる場合がある。例えば、エアコンの電源がONになっている状態で車両が走行を開始する場合において、冷却水の温度が熱交換を行うのに十分な温度にない場合には、エンジンが駆動し、冷却水の温度を上昇させる制御が行われる。その結果、エンジンの駆動に基づいて発電機が稼働し、電気エネルギが発電されることとなる。また、車両の走行開始直後に下り坂がある場合には、モータによって回生電力が発生し、電気エネルギが発電されることとなる。
従って、上記特許文献1のように走行開始前に上限までバッテリを充電することとすると、走行開始直後に新たに電気エネルギが発電された場合であっても、発電された電気エネルギが、バッテリに充電されずに放電される結果となる。従って、発電された電気エネルギが無駄に消費されてしまう問題があった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、次回に車両が走行を開始する時点の車両の状態を予測し、予測された車両の状態に基づいて車両が走行を開始する時点までに車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリへの目標充電エネルギ量を決定するので、車両の走行の開始に基づいて新たに電気エネルギが発電された場合であっても、発電された電気エネルギを無駄に放電することなく車載バッテリへと充電することを可能とした車載バッテリ充電支援装置、車載バッテリ充電支援方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1に係る車載バッテリ充電支援装置(1)は、エンジンの駆動に基づいて電気エネルギを発電させるとともに発電された電気エネルギを、前記車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリ(7)に充電する発電ユニット(20)を備えた車両に搭載され、次回に前記車両が走行を開始する際の、エンジン冷却水の温度上昇及び/又はエンジンの暖機運転の為に始動する前記エンジンの駆動に基づく前記発電ユニットによる充電エネルギ量を予測する車両状態予測手段(33)と、前記車両状態予測手段により予測された前記発電ユニットによる充電エネルギ量に基づいて、前記車両が走行を開始する時点までに前記車載バッテリ(7)へ充電する目標充電エネルギ量を決定する目標充電量決定手段(33)と、を有することを特徴とする
また、請求項2に係る車載バッテリ充電支援装置(1)は、請求項1に記載の車載バッテリ充電支援装置であって、前記発電ユニット(20)により前記車載バッテリ(7)に充電された充電エネルギ量の履歴を記憶する履歴記憶手段(33)を有し、前記車両状態予測手段(33)は、前記履歴記憶手段により記憶された充電エネルギ量の履歴に基づいて、前記エンジンの駆動に基づく前記発電ユニットによる充電エネルギ量を予測することを特徴とする。
また、請求項3に係る車載バッテリ充電支援装置(1)は、請求項2に記載の車載バッテリ充電支援装置であって、前記履歴記憶手段(33)は、前記車両の走行環境毎に前記充電エネルギ量の履歴を記憶し、前記車両状態予測手段(33)は、次回に前記車両が走行を開始する時点の前記走行環境を取得し、前記履歴記憶手段に記憶されている前記充電エネルギ量の履歴の内、前記取得した走行環境に対応する履歴に基づいて、前記エンジンの駆動に基づく前記発電ユニットによる充電エネルギ量を予測することを特徴とする。
また、請求項4に係る車載バッテリ充電支援装置(1)は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車載バッテリ充電支援装置であって、前記車両(2)は、車両に回生制動力を付与するとともに、回生制動力の付与により発生した回生エネルギを前記車載バッテリ(7)に充電する回生ブレーキユニット(19)を備え、地図情報を取得する地図情報取得手段(33)を有し、前記車両状態予測手段(33)は、前記地図情報取得手段により取得された地図情報に基づいて、次回に前記車両が走行を開始した後の前記車両の走行に基づく前記回生ブレーキユニットによる充電エネルギ量を予測し、前記目標充電量決定手段(33)は、前記車両状態予測手段により予測された前記回生ブレーキユニットによる充電エネルギ量に基づいて、前記車載バッテリへ充電する目標充電エネルギ量を決定することを特徴とする。
また、請求項5に係る車載バッテリ充電支援装置(1)は、請求項乃至請求項4のいずれかに記載の車載バッテリ充電支援装置であって、前記車載バッテリ(7)に充電可能な最大エネルギ量を取得する最大エネルギ量取得手段(33)と、前記車載バッテリ(7)の現在の残エネルギ量を取得する残量取得手段と、を有し、前記目標充電量決定手段(33)は、前記最大エネルギ量から前記残エネルギ量と前記車両状態予測手段(33)により予測された前記充電エネルギ量とをそれぞれ減算した値を前記車載バッテリへ充電する目標充電エネルギ量として決定することを特徴とする。
尚、「車載バッテリに充電可能な最大エネルギ量」とは、バッテリ容量の100%の場合のみに限定されず、バッテリの耐久性を保つ範囲で充電可能な最大量(例えば、バッテリ容量の80%程度)も含む。
また、請求項6に係る車載バッテリ充電支援装置(1)は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車載バッテリ充電支援装置であって、前記目標充電量決定手段(33)により決定された前記目標充電エネルギ量を、前記車両に接続された外部電源を利用して前記車両が走行を開始する時点までに前記車載バッテリ(7)に対して充電する充電制御手段(33)を有することを特徴とする。
また、請求項7に係る車載バッテリ充電支援方法は、エンジンの駆動に基づいて電気エネルギを発電させるとともに発電された電気エネルギを前記車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリに充電する発電ユニットを備えた車両を対象として、前記車載バッテリの充電を支援する車載バッテリ充電支援方法であって、次回に前記車両が走行を開始する際の、エンジン冷却水の温度上昇及び/又はエンジンの暖機運転の為に始動する前記エンジンの駆動に基づく前記発電ユニットによる充電エネルギ量を予測する車両状態予測ステップと、前記車両状態予測ステップにより予測された前記発電ユニットによる充電エネルギ量に基づいて、前記車両が走行を開始する時点までに前記車載バッテリ(7)へ充電する目標充電エネルギ量を決定する目標充電量決定ステップと、を有することを特徴とする。
更に、請求項8に係るコンピュータプログラムは、エンジンの駆動に基づいて電気エネルギを発電させるとともに発電された電気エネルギを前記車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリに充電する発電ユニットを備えた車両を対象として、前記車載バッテリの充電を支援するコンピュータプログラムであって、コンピュータに、次回に前記車両が走行を開始する際の、エンジン冷却水の温度上昇及び/又はエンジンの暖機運転の為に始動する前記エンジンの駆動に基づく前記発電ユニットによる充電エネルギ量を予測する車両状態予測機能と、前記車両状態予測機能により予測された前記発電ユニットによる充電エネルギ量に基づいて、前記車両が走行を開始する時点までに前記車載バッテリ(7)へ充電する目標充電エネルギ量を決定する目標充電量決定機能と、を実行させることを特徴とする。
前記構成を有する請求項1に記載の車載バッテリ充電支援装置によれば、次回に車両が走行を開始する際の、エンジン冷却水の温度上昇やエンジンの暖機運転の為に始動するエンジンの駆動に基づく発電ユニットによる充電エネルギ量を予測し、予測された充電エネルギ量に基づいて車両が走行を開始する時点までに車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリへの目標充電エネルギ量を決定するので、車両の走行の開始に基づいて新たに電気エネルギが発電された場合であっても、発電された電気エネルギを無駄に放電することなく車載バッテリへと充電することができる。また、従来技術と比べて充電後の走行可能な距離が同じであっても目標充電エネルギ量が低くなるので、充電時間や充電費用を低く抑えることが可能となる。
また、請求項2に記載の車載バッテリ充電支援装置によれば、充電エネルギ量の履歴に基づいて、次回に車両が走行を開始する際の、エンジン冷却水の温度上昇やエンジンの暖機運転の為に始動するエンジンの駆動に基づく発電ユニットによる充電エネルギ量を予測するので、発電ユニットにより発電されるエネルギ量を正確に予測することが可能となる。
また、請求項3に記載の車載バッテリ充電支援装置によれば、走行環境と充電エネルギ量の履歴に基づいて、次回に車両が走行を開始する際の、エンジン冷却水の温度上昇やエンジンの暖機運転の為に始動するエンジンの駆動に基づく発電ユニットによる充電エネルギ量を予測するので、発電ユニットにより発電されるエネルギ量を正確に予測することが可能となる。
また、請求項4に記載の車載バッテリ充電支援装置によれば、次回に車両が走行を開始した後の車両の走行に基づく回生ブレーキユニットによる充電エネルギ量を考慮して目標充電エネルギ量を決定するので、回生ユニットにより発電された電気エネルギを無駄に放電することなく車載バッテリへと充電することができる。
また、請求項5に記載の車載バッテリ充電支援装置によれば、充電後の走行可能距離が最大となり、且つ車両が走行を開始することに基づいて発電された電気エネルギを無駄に放電することなく車載バッテリへと充電することができる目標充電エネルギ量を決定することが可能となる。
また、請求項6に記載の車載バッテリ充電支援装置によれば、車両に接続された外部電源を利用して車載バッテリの充電を行う場合に、車両が走行を開始することに基づいて発電された電気エネルギを無駄に放電することなく車載バッテリへと充電することができる目標充電エネルギ量を、車載バッテリに対して充電することが可能となる。
また、請求項7に記載の車載バッテリ充電支援方法によれば、次回に車両が走行を開始する際の、エンジン冷却水の温度上昇やエンジンの暖機運転の為に始動するエンジンの駆動に基づく発電ユニットによる充電エネルギ量を予測し、予測された充電エネルギ量に基づいて車両が走行を開始する時点までに車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリへの目標充電エネルギ量を決定するので、車両の走行の開始に基づいて新たに電気エネルギが発電された場合であっても、発電された電気エネルギを無駄に放電することなく車載バッテリへと充電することができる。また、従来技術と比べて充電後の走行可能な距離が同じであっても目標充電エネルギ量が低くなるので、充電時間や充電費用を低く抑えることが可能となる。
更に、請求項8に記載のコンピュータプログラムによれば、次回に車両が走行を開始する際の、エンジン冷却水の温度上昇やエンジンの暖機運転の為に始動するエンジンの駆動に基づく発電ユニットによる充電エネルギ量を予測させ、予測された充電エネルギ量に基づいて車両が走行を開始する時点までに車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリへの目標充電エネルギ量を決定させるので、車両の走行の開始に基づいて新たに電気エネルギが発電された場合であっても、発電された電気エネルギを無駄に放電することなく車載バッテリへと充電させることができる。また、従来技術と比べて充電後の走行可能な距離が同じであっても目標充電エネルギ量が低くなるので、充電時間や充電費用を低く抑えることが可能となる。
本実施形態に係る車両及び車両制御システムの概略構成図である。 本実施形態に係る車両制御システムの制御系を模式的に示すブロック図である。 充電スケジュールの一例を示した図である。 本実施形態に係る発電充電量学習処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係る回生充電量学習処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係る充電制御処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係る目標充電エネルギ量算出処理のサブ処理プログラムのフローチャートである。
以下、本発明に係る車載バッテリ充電支援装置についてナビゲーション装置に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1を車載機として搭載した車両2の車両制御システム3の概略構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は本実施形態に係る車両制御システム3の概略構成図、図2は本実施形態に係る車両制御システム3の制御系を模式的に示すブロック図である。尚、車両2はモータとエンジンを併用して駆動源とするハイブリッド車両である。特に、以下に説明する実施形態では外部電源からバッテリを充電することができるプラグインハイブリッド車両を用いることとする。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る車両制御システム3は、車両2に対して設置されたナビゲーション装置1と、エンジン4と、駆動モータ5と、発電機6と、バッテリ7と、プラネタリギヤユニット8と、車両制御ECU9と、エンジン制御ECU10と、駆動モータ制御ECU11と、発電機制御ECU12と、充電制御ECU13と、エアコンユニット14、冷却水温度検出センサ15とから基本的に構成されている。
ここで、ナビゲーション装置1は、車両2の室内のセンターコンソール又はパネル面に備え付けられ、車両周辺の地図や目的地までの案内経路を表示する液晶ディスプレイ35や、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ36等を備えている。そして、GPS等によって車両2の現在位置を特定するととともに、目的地が設定された場合においては目的地までの経路の探索、並びに設定された案内経路に従った案内を液晶ディスプレイ35やスピーカ36を用いて行う。また、ナビゲーション装置1は、後述するように、バッテリ7への充電を行う際において、次回に車両2が走行を開始する時点の車両2の状態を予測し、予測された車両2の状態に基づいて車両2が走行を開始する時点までにバッテリ7へ充電する目標充電エネルギ量を決定する。また、車両2が走行を開始する時点までに決定された目標充電エネルギ量をバッテリ7に充電する為の充電スケジュールを生成し、生成された充電スケジュールに従ってバッテリ7の充電を制御する。尚、ナビゲーション装置1の詳細な構成については後述する。
また、エンジン4はガソリン、軽油、エタノール等の燃料によって駆動される内燃機関等のエンジンであり、車両2の第1の駆動源として用いられる。そして、エンジン4の駆動力であるエンジントルクはプラネタリギヤユニット8に伝達され、プラネタリギヤユニット8により分配されたエンジントルクの一部により駆動輪17が回転させられ、車両2が駆動される。
また、駆動モータ5はバッテリ7から供給される電力に基づいて回転運動するモータであり、車両2の第2の駆動源として用いられる。駆動モータはバッテリ7から供給された電力により駆動され、駆動モータ5のトルクである駆動モータトルクを発生する。そして、発生した駆動モータトルクにより駆動輪17が回転させられ、車両2が駆動される。
そして、本実施形態に係るプラグインハイブリッド車両では、基本的にバッテリ7の残量が所定値以下(例えば35%)となるまでは駆動モータ5のみを駆動源として走行する。そして、バッテリ7の残量が所定値以下となった後は通常のハイブリッド車両と同様に、状況に応じてエンジン4又は駆動モータ5のいずれか一方又は両方を駆動源として使用して走行する。
また、駆動モータ5及び駆動モータ制御ECU11は、車両2の回生ブレーキユニット19を構成する。ここで、回生ブレーキユニット19は、車両2に回生制動力を付与するとともに、回生制動力の付与により発生した回生エネルギをバッテリ7に充電するユニットである。即ち、回生ブレーキユニット19では、制動力必要時において、駆動モータ5を回生ブレーキとして機能させ、車両慣性エネルギを電気エネルギとして回生することによりバッテリ7を充電する。
特に、降坂時において制動力を要求する場合、発電機として機能する駆動モータ5の回生エネルギを大きくして、充分な制動効果を得ることができる。また、運転者がフットブレーキを踏んで車両2の停止を要求する場合には、駆動モータ5を発電機として機能させて、回生ブレーキとして作動させる。その結果、車両2の慣性エネルギを電気エネルギとして回生するとともに、摩擦ブレーキに基づく熱によるエネルギ放散を減少させる。
車両2は上記回生ブレーキユニット19を備えることにより、上記回生によるバッテリ7の充電に基づきモータ走行を増大することができ、エネルギ効率が向上する。尚、駆動モータ5としては交流モータやDCブラシレスモータ等が用いられる。
また、発電機6はプラネタリギヤユニット8により分配されたエンジントルクの一部により駆動され、電力を発生させる発電装置である。そして、発電機6及び発電機制御ECU12は、車両2の発電ユニット20を構成する。発電ユニット20は図示されない発電機用インバータを介してバッテリ7に接続されており、発生した交流電流を直流電流に変換し、バッテリ7に供給する。具体的には、発電ユニット20は、定常低・中速走行及び降坂路走行等によりエンジン4の出力に余裕がある場合、バッテリ7の残容量に応じて、駆動モータ5を発電機として機能させてバッテリ7を充電する。尚、駆動モータ5と発電機6を一体的に構成しても良い。
また、バッテリ7は充電と放電とを繰り返すことができる蓄電手段としての二次電池であり、鉛蓄電池、キャパシタ、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、ナトリウム硫黄電池等が用いられる。更に、バッテリ7は車両2の側壁に設けられた充電コネクタ18と接続されている。そして、自宅や所定の充電設備を備えた充電施設において、充電コネクタ18をコンセント等の電力供給源に接続することにより、バッテリ7の充電を行うことが可能となる。更に、バッテリ7は上記回生ブレーキユニット19で発生した回生エネルギや発電機6で発電された電力によっても充電される。
また、プラネタリギヤユニット8はサンギヤ、ピニオン、リングギヤ、キャリア等によって構成され、エンジン4の駆動力の一部を発電機6へと分配し、残りの駆動力を駆動輪17へと伝達する。
また、車両制御ECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)9は、車両2の全体の制御を行う電子制御ユニットである。また、車両制御ECU9には、エンジン4の制御を行う為のエンジン制御ECU10、駆動モータ5の制御を行う為の駆動モータ制御ECU11、発電機6の制御を行う為の発電機制御ECU12、バッテリ7の制御を行う為の充電制御ECU13、エアコンユニット14、冷却水温度検出センサ15が接続されるとともに、ナビゲーション装置1が備える後述のナビゲーションECU33に接続されている。また、車両制御ECU9は後述のようにエアコンユニット14の電源がONオンされている状態で、エンジン用冷却水の温度が要求温度の下限を満たしていない場合にはエンジン4を駆動させてエンジン用冷却水の温度を上昇させる。また、車両制御ECU9は、後述のようにナビゲーション装置1から充電スケジュールに基づく充電指示が送信された場合には、ナビゲーション装置1から送信された充電スケジュールに基づいて充電制御ECU13を制御し、充電スケジュールに従ったバッテリ7の充電を行う。
そして、車両制御ECU9は、演算装置及び制御装置としてのCPU21、並びにCPU21が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM22、制御用のプログラム等が記録されたROM23等の内部記憶装置を備えている。
また、エンジン制御ECU10、駆動モータ制御ECU11、発電機制御ECU12及び充電制御ECU13は、図示しないCPU、RAM、ROM等からなり、それぞれエンジン4、駆動モータ5、発電機6、バッテリ7の制御を行う。
ここで、車両2のエンジン冷却系及びモータ冷却系について簡単に説明する。
エンジン冷却系は、エンジン4を冷却する為のシステムであり、エンジン4を冷却するエンジン用冷却水の流路となる循環流路と、エンジン用冷却水が分流して一部がエアコンユニット14に流れるよう循環流路に設けられた分流路と、循環流路にエンジン用冷却水を循環させるウォータポンプと、エンジン用冷却水を外気を用いて冷却するエンジン用ラジエータとから構成される。
一方、モータ冷却系は、駆動モータ5を冷却する為のシステムであり、駆動モータ5を冷却するモータ用冷却水の流路となる循環流路と、循環流路にモータ用冷却水を循環させるウォータポンプと、モータ用冷却水を外気を用いて冷却するモータ用ラジエータとから構成される。
また、エアコンユニット14は、上述したエンジン冷却系の分流路に取り付けられ、分流路を流れるエンジン用冷却水と乗員室外又は乗員室内の空気とを熱交換するヒータコアと、ヒータコアに外気を送風するブロワーファンと、ブロワーファンを駆動するブロワーファン用モータと、エアコンユニット14を制御するエアコンECUを備え、ヒータコアでエンジン用冷却水と熱交換して暖められた空気(以下、暖気という)をブロワーファンで乗員室内に送風することにより乗員室内を暖房するユニットである。そして、エアコンECUは、図示しないフロントパネルに配置されたエアコン操作パネルでエアコンの電源がONされた場合にエアコンユニット14を起動し、設定された設定温度となるように乗員室内の温度を検出する車内温度センサから入力された情報に基づいて、ブロワーファン用モータを駆動制御する。
また、冷却水温度検出センサ15は、現在のエンジン用冷却水やモータ用冷却水の温度を検出する為の温度センサである。そして、車両制御ECU9は、冷却水温度検出センサ15の検出結果に基づいて現在のエンジン用冷却水やモータ用冷却水の温度を検出する。
続いて、ナビゲーション装置1の構成について図2を用いて説明する。
図2に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、車両2の現在位置を検出する現在位置検出部31と、各種のデータが記録されたデータ記録部32と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU33と、ユーザからの操作を受け付ける操作部34と、ユーザに対して車両周辺の地図や設定された案内経路を表示する液晶ディスプレイ35と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ36と、プログラムを記憶した記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ37、プローブセンタやVICSセンタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール38と、から構成されている。
以下に、ナビゲーション装置1を構成する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部31は、GPS41、車速センサ42、ステアリングセンサ43、ジャイロセンサ44等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ42は、車両2の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両2の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU33に出力する。そして、ナビゲーションECU33は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記5種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
また、データ記録部32は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB46、充電履歴DB47、充電スケジュール48及び所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。
ここで、地図情報DB46は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、経路を探索するための探索データ、施設に関する施設データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。尚、リンクデータには傾斜区間に関する情報(傾斜角度に関する情報(勾配等)を含む)も含まれる。
また、充電履歴DB47は、車両2の走行開始時及び走行中にバッテリ7へ充電されたエネルギ量の履歴を記憶するDBである。具体的には、回生ブレーキユニット19によりバッテリ7に充電された充電エネルギ量の履歴と、発電ユニット20によりバッテリ7に充電された充電エネルギ量の履歴とがそれぞれ記憶される。また、充電履歴DB47は、回生ブレーキユニット19によりバッテリ7に充電された充電エネルギ量の履歴については、車両の走行した道路勾配で区分して記憶される。また、発電ユニット20によりバッテリ7に充電された充電エネルギ量の履歴については、車両の走行環境(気温、季節、時刻等)で区分して記憶される。そして、ナビゲーションECU33は後述のように充電履歴DB47に記憶された情報に基づいて、車両2が走行を開始する時点までにバッテリ7へ充電する目標充電エネルギ量を決定する。
また、充電スケジュール48は車両2のバッテリ7に対して充電を行う場合にナビゲーションECU33により生成され、車両が走行を開始する時刻までにバッテリ7に対して目標充電エネルギ量の充電を行うためにバッテリ7の充電をどのように制御するのかを決定するスケジュールである。尚、充電スケジュール48の詳細については後述する。
一方、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)33は、目的地が選択された場合に、地図情報DB46に記憶されたリンクデータに基づいて出発地(現在位置や自宅)から目的地までの案内経路を設定する誘導経路設定処理、次回に車両が走行を開始する時点の車両の状態を予測する車両状態予測処理、予測された車両の状態に基づいて、車両2が走行を開始する時点までにバッテリ7へ充電する目標充電エネルギ量を決定する目標充電量決定処理、車両2が走行を開始する時点までにバッテリ7に対して目標充電エネルギ量の充電を行うための充電スケジュール48を生成する処理、生成された充電スケジュールに基づいてバッテリ7の充電を行う充電処理等のナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットである。そして、演算装置及び制御装置としてのCPU51、並びにCPU51が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM52、制御用のプログラムのほか、発電充電量学習処理プログラム(図4)、回生充電量学習処理プログラム(図5)、充電制御処理プログラム(図6、図7)等が記録されたROM53、ROM53から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ54等の内部記憶装置を備えている。
操作部34は、走行開始地点としての出発地及び走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)から構成される。そして、ナビゲーションECU33は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、液晶ディスプレイ35の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。
また、液晶ディスプレイ35には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの走行予定経路、走行予定経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。また、車両2のバッテリ7の充電を行う際には、充電スケジュール48の案内も表示される。
また、スピーカ36は、ナビゲーションECU33からの指示に基づいて走行予定経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。また、車両2のバッテリ7の充電を行う際には、充電スケジュール48の音声案内も出力される。
また、DVDドライブ37は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて地図情報DB46の更新等が行われる。
また、通信モジュール38は、交通情報センタ、例えば、VICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタやプローブセンタ等から送信された渋滞情報、規制情報、交通事故情報等の各情報から成る交通情報を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。
尚、本実施形態に係るナビゲーション装置1は、通常電源モードと低電源モードの2種類のモード内のいずれかのモード状態に設定される。通常モードは、車両が走行可能状態に移行した後に設定される。また、低電源モードは、車両が走行可能状態に移行していない場合に設定される。
そして、通常モードに設定されている状態では、ナビゲーション装置1の備える全ての機能を使用することができる。一方、低電源モードに設定されている時には、バッテリ7の充電を管理する充電管理機能や充電スケジュール48の生成及び管理を行うスケジュール管理機能のみが使用可能となる。
次に、本実施形態に係るナビゲーション装置1において設定される充電スケジュール48について図3を用いて説明する。尚、図3は、充電開始前のバッテリ7のエネルギ残量がE、車両2が走行を開始する時点である走行開始予定時刻がt1、目標充電エネルギ量がEn、バッテリへの充電速度v[J/h]である場合に生成される充電スケジュールの一例である。尚、目標充電エネルギ量Enは、充電によってバッテリ7に新たに追加するエネルギ量の目標値とする。
図3に示す充電スケジュール48が設定された場合には、充電制御ECU13は、時刻がt2となった時点でバッテリ7の充電を開始する。そして、バッテリ7のエネルギ残量が目標値(充電前エネルギ残量E+目標充電エネルギ量En)に到達した時点(時刻t3)で充電を終了する。それにより、走行開始予定時刻t1までに目標充電エネルギ量Enをバッテリ7に充電することが可能となる。
そして、上記充電スケジュール48は後述のようにユーザがバッテリ7の充電を開始させるための所定の操作を行った場合に、ナビゲーションECU33によって生成される。
具体的には、ナビゲーションECU33は、ユーザの入力情報に基づいて車両2が走行を開始する時点である走行開始予定時刻t1を取得し、更に、次回に車両が走行を開始する時点の車両の状態に基づいて目標充電エネルギ量Enを算出する。更に、ナビゲーションECU33は、現在のバッテリ7のエネルギ残量Eを検出し、バッテリへの充電速度v[J/h]に基づいて、走行開始予定時刻t1の前に目標充電エネルギ量Enがバッテリ7に充電されるように、充電開始時刻t2を決定する。尚、特にユーザからの指定が無ければ充電に必要となる費用を低く抑える為に深夜料金時間帯(23:00〜7:00)に充電開始時刻t2〜充電終了時刻t3が含まれるように充電開始時刻t2を決定する。
続いて、前記構成を有するナビゲーション装置1においてナビゲーションECU33が実行する発電充電量学習処理プログラムについて図4に基づき説明する。図4は本実施形態に係る発電充電量学習処理プログラムのフローチャートである。ここで、発電充電量学習処理プログラムは、車両が走行を開始した時点で実行され、発電ユニット20によりバッテリ7に充電された充電エネルギ量の履歴を記憶するとともに、記憶された履歴から車両2が走行を開始することに起因して始動するエンジン4の駆動に基づく発電ユニット20による充電エネルギ量の予測値を算出するプログラムである。尚、以下の図4乃至図7にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM52やROM53に記憶されており、CPU51により実行される。
先ず、発電充電量学習処理プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU51は、エンジン4が駆動されているか否か判定する。尚、プラグインハイブリッド車両においては、(a)アクセルペダルを所定量以上踏み込んだ場合、(b)所定速度(例えば100km/h)以上で走行する場合、(c)バッテリ7の残量が所定量(例えば35%)未満となった場合、(d)エアコンユニット14の電源がONオンされている状態で、エンジン用冷却水の温度が要求温度の下限を満たしていない場合等にエンジン4が駆動される。特に前記S1では車両が走行を開始した時点でエンジン4が駆動されるか否かを判定するので、上記(d)によるエンジン4の駆動がされているかを判定することとなる。
そして、エンジン4が駆動されていると判定された場合(S1:YES)には、S2へと移行する。それに対して、エンジン4が駆動されていないと判定された場合(S1:NO)には、S5へと移行する。
S2においてCPU51は、エンジン4の駆動に基づいて発電ユニット20により発電され、バッテリ7に充電されたエネルギ量を取得する。発電ユニット20は、前述したようにプラネタリギヤユニット8により分配されたエンジントルクの一部により駆動され、電力を発生させる。
次に、S3においてCPU51は、エンジン4が駆動を停止したか否か判定する。そして、エンジン4が駆動を停止したと判定された場合(S3:YES)には、S4へと移行する。それに対して、エンジン4が継続して駆動していると判定された場合(S3:NO)にはS2へと戻り、継続して発電ユニット20により充電されたエネルギ量を取得する。
そして、S4においてCPU51は、前記S2で取得したエネルギ量の総和を算出する。算出された値は、今回、車両が走行を開始したことに起因して始動したエンジン4の駆動に基づく発電ユニット20による充電エネルギ量(以下、エンジン始動充電量Esという)である。その後、S6へと移行する。
一方、前記S1でエンジン4が駆動されていないと判定された場合に実行されるS5では、CPU51は“0kwh”を今回のエンジン始動充電量Esとして算出する。その後、S6へと移行する。
S6においてCPU51は、前記S4又はS5で算出された今回のエンジン始動充電量Esを、車両2の走行環境(気温、季節、時刻等)に対応づけて充電履歴DB47に累積的に記憶する。尚、車両2の走行環境については車両2に設置されたセンサから取得することに加えて、センタ等との通信によっても取得することができる。
尚、エンジン始動充電量Esを車両2の走行環境(気温、季節、時刻等)に対応づけて記憶するのは、気温等によってエアコンユニット14の要求温度等が変わり、車両の走行開始に起因して始動するエンジン4の駆動時間が変化する為である。
次に、S7においてCPU51は、エンジン始動充電量Esについて学習が完了したか否かを判定する。具体的には、所定数(例えば100)以上のエンジン始動充電量Esが充電履歴DB47に記憶され、且つ、記憶された各値のばらつき(標準偏差)が所定値未満の場合に、学習が完了したと判定される。また、車両2の走行環境(気温、季節、時刻等)毎に充電履歴DB47に記憶された値を分類し、走行環境毎に学習が完了したか否かを判定するように構成することが望ましい。
そして、エンジン始動充電量Esについて学習が完了したと判定された場合(S7:YES)には、S8へと移行する。それに対して、エンジン始動充電量Esについて学習が完了していないと判定された場合(S7:NO)には、S9へと移行する。
S8においてCPU51は、充電履歴DB47に記憶されたエンジン始動充電量Esに基づいて特定された学習値(例えば、充電履歴DB47に記憶されたエンジン始動充電量Esの平均値、中央値等)をエンジン始動充電量学習値Estに設定する。また、エンジン始動充電量学習値Estは走行環境(気温、季節、時刻等)毎に設定される。ここで、エンジン始動充電量学習値Estは、次回以降、車両2が走行を開始することに起因して始動するエンジン4の駆動に基づく発電ユニット20による充電エネルギ量の予測値となる。尚、エンジン始動充電量学習値Estは車種や走行環境ごとに設定された固定値としても良い。また、前記S8で設定されたエンジン始動充電量学習値EstはRAM52等に記憶される。
一方、S9においてCPU51は、“0kwh”をエンジン始動充電量学習値Estに設定する。その後、当該発電充電量学習処理プログラムを終了する。
続いて、ナビゲーション装置1においてナビゲーションECU33が実行する回生充電量学習処理プログラムについて図5に基づき説明する。図5は本実施形態に係る回生充電量学習処理プログラムのフローチャートである。ここで、回生充電量学習処理プログラムは、車両が走行を開始した時点で実行され、回生ブレーキユニット19によりバッテリ7に充電された充電エネルギ量の履歴を記憶するとともに、記憶された履歴から車両2が走行を開始した後の車両2の走行に基づく回生ブレーキユニット19による充電エネルギ量の予測値を算出するプログラムである。
先ず、回生充電量学習処理プログラムではS11において、CPU51は、車両2が下り坂を走行しているか否かを判定する。具体的には、地図情報DB46から取得した地図情報と車両2の現在位置に基づいて判定する。
そして、車両2が下り坂を走行していると判定された場合(S11:YES)には、S12へと移行する。それに対して、車両2が下り坂を走行していないと判定された場合(S11:NO)には、S13へと移行する。
S12においてCPU51は、回生ブレーキユニット19により発電され、バッテリ7に充電されたエネルギ量を取得する。回生ブレーキユニット19は、前述したように車両の降坂時において駆動モータ5を発電機として機能させて回生ブレーキとして作動させる。それによって、制動力を得るとともに電力を発生させる。
次に、S13においてCPU51は、車速センサ42の検出結果に基づいて、車両2が走行開始からXm(例えば100m)走行したか否か判定する。そして、車両2が走行開始からXm走行したと判定された場合(S13:YES)には、S14へと移行する。それに対して、車両2が走行開始からXm走行していないと判定された場合(S13:NO)にはS11へと戻り、継続して回生ブレーキユニット19により充電されたエネルギ量を取得する。
そして、S14においてCPU51は、前記S12で取得したエネルギ量の総和を算出する。算出された値は、今回、車両2が走行を開始した後の車両2の走行に基づく回生ブレーキユニット19による充電エネルギ量(以下、回生充電量Evという)である。その後、S15へと移行する。
S15においてCPU51は、前記S14で算出された今回の回生充電量Evを車両2が走行した下り坂の勾配に対応づけて充電履歴DB47に累積的に記憶する。尚、車両2が走行した下り坂の勾配については地図情報DB46から取得する。
次に、S16においてCPU51は、回生充電量Evについて学習が完了したか否かを判定する。具体的には、所定数(例えば100)以上の回生充電量Evが充電履歴DB47に記憶され、且つ、記憶された各値のばらつき(標準偏差)が所定値未満の場合に、学習が完了したと判定されるまた、車両2の走行した下り坂の勾配毎に充電履歴DB47に記憶された値を分類し、勾配毎(例えば0〜3度、3〜6度、・・・)及び勾配の継続する距離毎(例えば0〜100m、100m〜200m、・・・)に学習が完了したか否かを判定するように構成することが望ましい。
そして、回生充電量Evについて学習が完了したと判定された場合(S16:YES)には、S17へと移行する。それに対して、回生充電量Evについて学習が完了していないと判定された場合(S16:NO)には、S18へと移行する。
S17においてCPU51は、充電履歴DB47に記憶された回生充電量Evに基づいて特定された学習値(例えば、充電履歴DB47に記憶された回生充電量Evの平均値、中央値等)を回生充電量学習値Evtに設定する。また、回生充電量学習値Evtは勾配毎(例えば0〜3度、3〜6度、・・・)及び勾配の継続する距離毎(例えば0〜100m、100m〜200m、・・・)に設定される。ここで、回生充電量学習値Evtは、次回以降、車両2が走行を開始した後の車両2の走行に基づく回生ブレーキユニット19による充電エネルギ量の予測値となる。尚、回生充電量学習値Evtは勾配角度毎及び勾配の継続する距離毎に設定された固定値としても良い。また、前記S17で設定された回生充電量学習値EvtはRAM52等に記憶される。
一方、S18においてCPU51は、“0kwh”を回生充電量学習値Evtに設定する。その後、当該回生充電量学習処理プログラムを終了する。
続いて、ナビゲーション装置1においてナビゲーションECU33が実行する充電制御処理プログラムについて図6に基づき説明する。図6は本実施形態に係る充電制御処理プログラムのフローチャートである。ここで、充電制御処理プログラムは、ナビゲーション装置1の電源がONされた後に所定間隔で実行され、車両2が走行を開始する時点である走行開始予定時刻までにバッテリ7へ充電する目標充電エネルギ量を算出するとともに、バッテリ7への充電を行うプログラムである。
先ず、充電制御処理プログラムではS21において、CPU51は、車両2が充電を実施することが可能な状態にあるか否か判定する。尚、車両2が充電を実施することが可能な状態とは、充電施設(自宅を含む)に車両2が位置する場合であって、且つ充電コネクタ18に充電施設の電力供給源の端子が接続されている場合である。
そして、車両2が充電を実施することが可能な状態にあると判定された場合(S21:YES)には、S22へと移行する。それに対して、車両2が充電を実施することが可能な状態にないと判定された場合(S21:NO)には、当該充電制御処理プログラムを終了する。
S22においてCPU51は、後述の目標充電エネルギ量算出処理(図7)を行う。ここで、目標充電エネルギ量算出処理は、前述した発電充電量学習処理プログラム(図4)や回生充電量学習処理プログラム(図5)で学習した学習値を用いて、車両の車両2が走行を開始する時点である走行開始予定時刻までにバッテリ7へ充電する目標充電エネルギ量Enを算出する処理である。
次に、S23においてCPU51は、前記S22で算出された目標充電エネルギ量En、充電開始前のバッテリ7のエネルギ残量E、走行開始予定時刻t1等に基づいて充電スケジュール48を生成する。ここで、充電スケジュール48は、車両2が走行を開始する時刻までにバッテリ7に対して目標充電エネルギ量Enの充電を行うためにバッテリ7の充電をどのように制御するのかを決定するスケジュールである。充電スケジュール48の詳細については、既に図3を用いて説明したので省略する。尚、前記S23で生成された充電スケジュール48は、データ記録部32に記憶される。
その後、S24においてCPU51は、前記S23で生成された充電スケジュール48を液晶ディスプレイ35やスピーカ36を用いて案内する。具体的には、走行開始予定時刻t1、目標充電エネルギ量En、充電終了時刻t3、充電に必要な費用等を案内する。
続いて、S25においてCPU51は、前記S23で生成された充電スケジュール48に従って充電を実施するか否か判定する。具体的には、液晶ディスプレイ35に対して充電スケジュール48に従って充電を実行するか否かをユーザに確認する選択ボタンを表示し、ユーザの選択操作に基づいて判定する。
そして、充電スケジュール48に従って充電を実施すると判定された場合(S25:YES)には、S26へと移行する。それに対して、充電を実施しないと判定された場合(S25:NO)には、バッテリ7への充電を行うことなく当該充電制御処理プログラムを終了する。
S26においてCPU51は、前記S23で生成された充電スケジュール48に従って、目標充電エネルギ量Enを、車両の車両2が走行を開始する時点である走行開始予定時刻までにバッテリ7に対して充電する充電処理を開始する。そして、バッテリ7の残量が目標値(充電前エネルギ残量E+目標充電エネルギ量En)に到達した時点で充電処理を終了する。具体的には、CPU51は前記S23で生成された充電スケジュール48とともに、充電指示を充電制御ECU13へと送信する。その結果、充電制御ECU13は充電スケジュール48に基づくバッテリ7への充電を実行する。その際に実行されるバッテリ7への充電は、充電スケジュール48に従って実行する充電であり、充電制御ECU13は充電スケジュール48に規定された充電開始時刻t2に充電を開始し、バッテリ残量が目標値(充電前エネルギ残量E+目標充電エネルギ量En)に到達するまで充電を継続して行う。
次に、前記S22で実行される目標充電エネルギ量算出処理のサブ処理プログラムについて図7に基づき説明する。図7は本実施形態に係る目標充電エネルギ量算出処理のサブ処理プログラムのフローチャートである。
先ず、S31においてCPU51は、次回に車両が走行を開始する時点の走行環境を取得する。尚、次回に車両が走行を開始する時点の走行環境については車両2に設置されたセンサから取得したデータに加えて、センタ等の通信によっても取得したデータや過去の履歴に基づいて予測する。
次に、S32においてCPU51は、前記S31で取得した次回に車両が走行を開始する時点の走行環境に対応するエンジン始動充電量学習値Estを、RAM52等から読み出すことによって取得する。取得されたエンジン始動充電量学習値Estは、次回に車両2が走行を開始することに起因して始動するエンジン4の駆動に基づく発電ユニット20による充電エネルギ量の予測値となる。尚、エンジン始動充電量学習値Estは、前述した発電充電量学習処理プログラム(図4)で設定される。
続いて、S33においてCPU51は、地図情報DB46から車両周辺の地図情報を取得する。
次に、S34においてCPU51は、前記S31で取得した地図情報に基づいて車両が走行を開始した後の道路勾配(勾配角度毎及び勾配の継続する距離)に対応する回生充電量学習値Evtを、RAM52等から読み出すことによって取得する。取得された回生充電量学習値Evtは、次回に車両2が走行を開始した後の車両2の走行に基づく回生ブレーキユニット19による充電エネルギ量の予測値となる。尚、回生充電量学習値Evtは、前述した回生充電量学習処理プログラム(図5)で設定される。尚、車両周辺に下り勾配が無い場合には、回生充電量学習値Evtとして“0kwh”を取得する。
続いて、S35においてCPU51は、バッテリ7のSOC値(エネルギ残量E)とバッテリ7に充電可能な最大エネルギ量Eについて充電制御ECU13から取得する。尚、バッテリ7に充電可能な最大エネルギ量Eは、バッテリの耐久性を保つ範囲で充電可能な最大量(例えば、バッテリ容量の80%程度)とする。
次に、S36においてCPU51は、前記S32で取得したエンジン始動充電量学習値Estと、前記S34で取得した回生充電量学習値Evtと、前記S35で取得したバッテリ7のエネルギ残量Eと最大エネルギ量Eとに基づいて目標充電エネルギ量Enを算出する。具体的には、以下の式(1)により算出される。
=E−E−Est−Evt・・・・(1)
その後、CPU51は算出された目標充電エネルギ量Enを用いて前記したように充電スケジュール48を生成する。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1、ナビゲーション装置1による車載バッテリ充電支援方法及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、過去の車両2の発電ユニット20によるバッテリ7の充電履歴に基づいて、次回に車両2が走行を開始することに起因して始動するエンジン4の駆動に基づく発電ユニット20による充電エネルギ量の予測値であるエンジン始動充電量学習値Estを取得するとともに(S32)、過去の車両2の回生ブレーキユニット19によるバッテリ7の充電履歴に基づいて、次回に車両2が走行を開始した後の車両2の走行に基づく回生ブレーキユニット19による充電エネルギ量の予測値である回生充電量学習値Evtを取得し(S34)、取得したエンジン始動充電量学習値Estと回生充電量学習値Evtとに基づいて、目標充電エネルギ量Enを算出する(S36)ので、車両2の走行の開始に基づいて新たに電気エネルギが発電された場合であっても、発電された電気エネルギを無駄に放電することなくバッテリ7へと充電することができる。また、従来技術と比べて充電後の走行可能な距離が同じであっても目標充電エネルギ量が低くなるので、充電時間や充電費用を低く抑えることが可能となる。
また、充電エネルギ量の履歴に基づいて、エンジン始動充電量学習値Estや回生充電量学習値Evtを取得するので、次回に車両が走行を開始することに基づいて発電ユニット20や回生ブレーキユニット19により発電されるエネルギ量を正確に予測することが可能となる。
また、バッテリ7に充電可能な最大エネルギ量Eからバッテリ7のエネルギ残量Eとエンジン始動充電量学習値Estと回生充電量学習値Evtとをそれぞれ減算した値を目標充電エネルギ量として決定するので、充電後の走行可能距離が最大となり、且つ車両が走行を開始することに基づいて発電された電気エネルギを無駄に放電することなくバッテリ7へと充電することができる目標充電エネルギ量を決定することが可能となる。
また、目標充電エネルギ量を、車両の車両2が走行を開始する時点である走行開始予定時刻までにバッテリ7に対して充電する(S26)ので、車両に接続された外部電源を利用して車載バッテリの充電を行う場合に、車両2が走行を開始することに基づいて発電された電気エネルギを無駄に放電することなくバッテリ7へと充電することができる目標充電エネルギ量を、バッテリ7に対して充電することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、本願発明をモータとエンジンを併用して駆動源とするハイブリッド車両が備えるナビゲーション装置に適用した例について説明しているが、モータのみを駆動源とする電気自動車が備えるナビゲーション装置にも適用することが可能である。尚、電気自動車に適用する場合には発電ユニット20による充電エネルギ量は考慮せずに回生ブレーキユニット19による充電エネルギ量のみを考慮する構成とする。
また、ハイブリッド車両としてはプラグインハイブリッド車両以外にも通常のハイブリッド車両にも適用することが可能となる。尚、通常のハイブリッド車両に対して本願発明を適用する場合には、S23〜S26の処理は実行せず、走行終了時においてS22で算出された目標充電エネルギ量となるように走行中の車両を制御するように構成する。
また、通常のハイブリッド車両では、エンジンは上述の(a)〜(d)の場合に加えて、車両が走行を開始した際にはエンジンを温める為に所定時間必ず駆動する。従って、前記S1の処理は不要となる。尚、走行環境やエアコンユニットの電源状態に基づいてエンジンの駆動する時間は変化する。
また、本実施形態では、エンジン始動充電量学習値Estは走行環境(気温、季節、時刻等)毎に設定され(S8)、回生充電量学習値Evtは勾配毎(例えば0〜3度、3〜6度、・・・)や勾配の継続する距離毎(例えば0〜100m、100m〜200m、・・・)に設定される(S17)が、走行環境や勾配、勾配距離に関係なくそれぞれ一の値のみを設定する構成としても良い。
また、本実施形態ではS22で算出された目標充電エネルギ量に基づいて充電スケジュール48を生成し、バッテリ7の充電を行う構成としているが、充電スケジュール48は生成せずに算出された目標充電エネルギ量のみを案内する構成としても良い。
また、本実施形態では前記S22において充電によって車載バッテリに新たに追加するエネルギ量の目標値を目標充電エネルギ量として算出しているが、目標とする充電後のバッテリ残量を目標充電エネルギ量として算出しても良い。
その場合には上記式(1)は次のよう変更される。
=E−Est−Evt・・・・(1)´
1 ナビゲーション装置
2 車両
3 車両制御システム
4 エンジン
5 駆動モータ
7 バッテリ
19 回生ブレーキユニット
20 発電ユニット
33 ナビゲーションECU
51 CPU
52 RAM
53 ROM

Claims (8)

  1. エンジンの駆動に基づいて電気エネルギを発電させるとともに発電された電気エネルギを、前記車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリに充電する発電ユニットを備えた車両に搭載され、
    次回に前記車両が走行を開始する際の、エンジン冷却水の温度上昇及び/又はエンジンの暖機運転の為に始動する前記エンジンの駆動に基づく前記発電ユニットによる充電エネルギ量を予測する車両状態予測手段と、
    前記車両状態予測手段により予測された前記発電ユニットによる充電エネルギ量に基づいて、前記車両が走行を開始する時点までに前記車載バッテリへ充電する目標充電エネルギ量を決定する目標充電量決定手段と、を有することを特徴とする車載バッテリ充電支援装置。
  2. 前記発電ユニットにより前記車載バッテリに充電された充電エネルギ量の履歴を記憶する履歴記憶手段を有し、
    前記車両状態予測手段は、前記履歴記憶手段により記憶された充電エネルギ量の履歴に基づいて、前記エンジンの駆動に基づく前記発電ユニットによる充電エネルギ量を予測することを特徴とする請求項に記載の車載バッテリ充電支援装置。
  3. 前記履歴記憶手段は、前記車両の走行環境毎に前記充電エネルギ量の履歴を記憶し、
    前記車両状態予測手段は、
    次回に前記車両が走行を開始する時点の前記走行環境を取得し、
    前記履歴記憶手段に記憶されている前記充電エネルギ量の履歴の内、前記取得した走行環境に対応する履歴に基づいて、前記エンジンの駆動に基づく前記発電ユニットによる充電エネルギ量を予測することを特徴とする請求項2に記載の車載バッテリ充電支援装置。
  4. 前記車両は、車両に回生制動力を付与するとともに、回生制動力の付与により発生した回生エネルギを前記車載バッテリに充電する回生ブレーキユニットを備え、
    地図情報を取得する地図情報取得手段を有し、
    前記車両状態予測手段は、前記地図情報取得手段により取得された地図情報に基づいて、次回に前記車両が走行を開始した後の前記車両の走行に基づく前記回生ブレーキユニットによる充電エネルギ量を予測し、
    前記目標充電量決定手段は、前記車両状態予測手段により予測された前記回生ブレーキユニットによる充電エネルギ量に基づいて、前記車載バッテリへ充電する目標充電エネルギ量を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車載バッテリ充電支援装置。
  5. 前記車載バッテリに充電可能な最大エネルギ量を取得する最大エネルギ量取得手段と、
    前記車載バッテリの現在の残エネルギ量を取得する残量取得手段と、を有し、
    前記目標充電量決定手段は、前記最大エネルギ量から前記残エネルギ量と前記車両状態予測手段により予測された前記充電エネルギ量とをそれぞれ減算した値を前記車載バッテリへ充電する目標充電エネルギ量として決定することを特徴とする請求項乃至請求項4のいずれかに記載の車載バッテリ充電支援装置。
  6. 前記目標充電量決定手段により決定された前記目標充電エネルギ量を、前記車両に接続された外部電源を利用して前記車両が走行を開始する時点までに前記車載バッテリに対して充電する充電制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車載バッテリ充電支援装置。
  7. エンジンの駆動に基づいて電気エネルギを発電させるとともに発電された電気エネルギを前記車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリに充電する発電ユニットを備えた車両を対象として、前記車載バッテリの充電を支援する車載バッテリ充電支援方法であって、
    次回に前記車両が走行を開始する際の、エンジン冷却水の温度上昇及び/又はエンジンの暖機運転の為に始動する前記エンジンの駆動に基づく前記発電ユニットによる充電エネルギ量を予測する車両状態予測ステップと、
    前記車両状態予測ステップにより予測された前記発電ユニットによる充電エネルギ量に基づいて、前記車両が走行を開始する時点までに前記車載バッテリへ充電する目標充電エネルギ量を決定する目標充電量決定ステップと、を有することを特徴とする車載バッテリ充電支援方法。
  8. エンジンの駆動に基づいて電気エネルギを発電させるとともに発電された電気エネルギを前記車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリに充電する発電ユニットを備えた車両を対象として、前記車載バッテリの充電を支援するコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、
    次回に前記車両が走行を開始する際の、エンジン冷却水の温度上昇及び/又はエンジンの暖機運転の為に始動する前記エンジンの駆動に基づく前記発電ユニットによる充電エネルギ量を予測する車両状態予測機能と、
    前記車両状態予測機能により予測された前記発電ユニットによる充電エネルギ量に基づいて、前記車両が走行を開始する時点までに前記車載バッテリへ充電する目標充電エネルギ量を決定する目標充電量決定機能と、
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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