JP5368242B2 - 中継装置 - Google Patents

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Description

本発明は、中継装置に関する。
従来、火災を監視する防災システムにおいて、無線式感知器が用いられている。この無線式感知器は、住宅やビル等における監視対象領域に設置され、当該無線式感知器が備えるセンサの出力値や当該無線式感知器による火災判断結果等を含む無線信号を送信する。この無線信号は、受信用中継器を介して有線の信号に変換され、当該受信用中継器と有線接続されている受信機に受信される。受信機は、当該受信した信号に含まれる情報に基づき、火災判定や火災表示等の所定の処理を実行する。無線式感知器と受信用中継器を使用することにより、感知器と中継器との間を接続するための配線を省略することができるので、配設工事を簡略化することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−274580号公報(段落0002)
しかしながら、無線式感知器から受信用中継器までの距離が長かったり、両者間に遮蔽物が存在したりする場合、無線式感知器から送信された無線信号が受信用中継器に到達する前に大きく減衰してしまうことによりS/N比が悪化して、無線信号の内容の判別が困難になってしまう可能性があった。このため、無線式感知器と受信用中継器との間に電波中継器を設置し、無線式感知器からの信号を中継させ、より受信用中継器に近い場所から減衰する前と同等の強度で送信させることにより、受信用中継器に到達する無線信号の強度を当該無線信号の内容の判別をするために十分なレベルに増加させることが考えられる。
この場合、無線式感知器から送信された無線信号を電波中継器が十分な受信強度で受信でき、且つ、電波中継器によって中継された無線信号を受信用中継器が十分な強度で受信できるような位置に、電波中継器を設置する必要がある。
しかし、建物内における無線信号の到達状況について事前に十分な調査を行うことは困難であった。また、無線式感知器、電波中継器、及び受信用中継器を設置した後に、家具の設置や間取り変更、防火扉の開閉等により無線信号の到達状況に変化が生じる場合があった。このような場合、無線信号の到達状況に応じて電波中継器の設置位置を変更する必要が生じるが、電源線から電力の供給を受ける電波中継器の場合、設置位置の変更に伴って電源線の配線も変更する必要が生じ、作業コストの増大を招いていた。
これに対し、電池式の電波中継器を用いることで容易に設置位置の変更を行うことが可能となるが、例えば放電が進むことによって電池の出力電圧が低下した場合、十分な強度で無線信号の中継を行うことが困難となり、電波中継器としての機能が不全となる可能性がある。従って、電池の出力電圧が過度に低下する前に、早期に電池の交換を促す必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、中継装置の機能が不全となる前に、ユーザに早期に適切な対応を促すことができる、中継装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の中継装置は、火災感知器から出力された無線信号を中継する中継装置であって、無線信号を受信する受信手段と、無線信号を送信する送信手段と、当該中継装置の機能が不全となることを予測する機能不全予測手段と、中継すべき無線信号の送信元を識別する識別情報であって、当該無線信号の中継の要否を判定するための識別情報を格納する識別情報格納手段と、前記機能不全予測手段により当該中継装置の機能が不全となることが予測された場合、前記識別情報格納手段に格納されている前記識別情報を含む無線信号を前記送信手段を介して送信し、他の中継装置から前記識別情報を含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる当該識別情報を前記識別情報格納手段に格納する中継対象管理手段とを備え、前記受信手段にて受信された前記無線信号に、前記識別情報格納手段に格納された前記識別情報が含まれていた場合にのみ、当該無線信号の中継を行う
また、請求項に記載の中継装置は、請求項に記載の中継装置において、前記機能不全予測手段は、当該中継装置の機能が不全となることが予測される状態から不全ではない状態に回復したか否かを判定し、前記中継対象管理手段は、前記機能不全予測手段により当該中継装置の機能が不全となることが予測された場合、当該中継装置が中継すべき無線信号の中継を他の前記中継装置に指示する無線信号であって、前記識別情報格納手段に格納されている前記識別情報と、当該中継装置を識別する第2識別情報とを含む無線信号を前記送信手段を介して送信し、前記機能不全予測手段により当該中継装置の機能が不全ではない状態に回復したと判定された場合、当該中継装置が中継すべき無線信号の中継の停止を他の前記中継装置に指示する無線信号であって、前記第2識別情報を含む無線信号を前記送信手段を介して送信し、前記他の中継装置から、当該他の中継装置が中継すべき無線信号の中継を指示する無線信号であって、前記識別情報と前記第2識別情報とを含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる当該識別情報と当該第2識別情報とを相互に関連付けて前記識別情報格納手段に格納し、前記他の中継装置から、当該他の中継装置が中継すべき無線信号の中継の停止を指示する無線信号であって、前記第2識別情報を含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる当該第2識別情報と関連付けて格納されている前記識別情報を前記識別情報格納手段から削除する。
また、請求項に記載の中継装置は、請求項1又は2に記載の中継装置において、当該中継装置の電源となる電池を備え、前記機能不全予測手段は、前記電池の出力電圧が閾値未満となった場合に、当該中継装置の機能が不全となると予測する。
また、請求項に記載の中継装置によれば、中継装置の機能が不全となることが予測された場合、識別情報格納手段に格納されている識別情報を含む無線信号を送信し、他の中継装置から識別情報を含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる識別情報を識別情報格納手段に格納するので、ある中継装置の機能が不全となることが予測された場合、当該中継装置が中継すべき送信元からの無線信号を、当該中継装置が中継すべき無線信号の送信元を識別する識別情報を含む無線信号を受信した他の中継装置によって中継させることができる。これにより、ある中継装置において中継装置の機能が不全となる場合であっても、他の中継装置によって無線信号の中継を継続させることができる。
また、請求項に記載の中継装置によれば、中継装置の機能が不全となることが予測される状態から不全ではない状態に回復したと判定された場合、当該中継装置が中継すべき無線信号の中継の停止を他の中継装置に指示する無線信号であって、第2識別情報を含む無線信号を送信し、他の中継装置から、当該他の中継装置が中継すべき無線信号の中継の停止を指示する無線信号であって、第2識別情報を含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる第2識別情報と関連付けて格納されている識別情報を識別情報格納手段から削除するので、ある中継装置の機能が不全となることが予測される状態から当該機能が不全ではない状態に回復した場合、他の中継装置によって継続させていた無線信号の中継を停止させることができる。
また、請求項に記載の中継装置によれば、機能不全予測手段は、電池の出力電圧が閾値未満となった場合に、当該中継装置の機能が不全となると予測するので、中継装置において電池の出力電圧低下により十分な強度での無線信号の中継が困難となることを早期に予測することができる。
通信システムの構成を示す概略図である。 無線端末が送信する無線信号に含まれる電文の構成を例示した図である。 中継装置の電気的構成を示すブロック図である。 受信装置の電気的構成を示したブロック図である。 中継処理のフローチャートである。 機能不全対応処理のフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る中継装置の実施の形態を詳細に説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔実施の形態〕
まず実施の形態について説明する。
(構成)
図1は通信システムの構成を示す概略図である。図1に示すように、通信システム1は、無線端末10、中継装置20、受信装置30、及び受信機40を備えている。
(構成−無線端末)
無線端末10は、無線信号を送信する電池式の無線端末10であり、例えば温度や煙濃度等を測定するセンサ部、及び当該測定された温度や煙濃度、または、センサ部における測定結果をもとに火災の有無を判断した結果の情報等を無線信号として送信する送信部を備えた公知の感知器を用いることができる(図示省略)。また、無線端末10は当該無線端末10を一意に識別する第1識別情報を無線信号に含めて送信する。
図2は無線端末10が送信する無線信号に含まれる電文の構成を例示した図である。図2に示すように、電文は例えばプリアンブル、スタートコード、通信制御コード、送信元識別コード、データコード、及びエラーチェックコードを含んで構成される。この内、送信元識別コードとして第1識別情報が電文に含まれる。この第1識別情報は、例えば無線端末10が備える公知の記憶手段(図示省略)に予め記憶されており、無線端末10が無線信号を送信する際に当該記憶手段から読み出され、無線信号に付加されて送信される。またセンサ部で測定された温度や火災の有無の判断結果等はデータコードとして電文に付加される。また、通信制御コードにより、データコードに含まれている情報の種類を指定することが出来る(情報の種類が「登録」あるいは「火災」等で異なる場合、これに伴ってデータコードの内容も異なる。通信制御コードを解読することにより、データコードの内容を判別することができる)。
(構成−中継装置)
中継装置20は、無線端末10から無線信号を受信し、当該受信した無線信号を受信装置30に中継する。図3は、中継装置20の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、中継装置20は、操作部21、表示部22、無線通信部23、電池24、制御部25、及び記憶部26を備えている。
操作部21は、中継装置20に対する操作入力を受け付ける。この操作部21は、例えばスイッチやタッチパネル等の公知の操作手段を用いて構成される(後述する受信装置30の操作部31についても同じ)。
表示部22は、中継装置20に関する情報を表示するための表示手段である。この表示部22としては、例えば公知の7セグメントディスプレイや液晶ディスプレイ等を用いることができる(後述する受信装置30の表示部32についても同じ)。
無線通信部23は、無線信号を受信する受信手段であり、無線信号の送信を行う送信手段である。この無線通信部23は、例えば無線信号の受信回路及び送信回路(いずれも図示せず)を備え、受信回路を介して無線端末10から送信された無線信号の受信を行い、送信回路を介して受信装置30への無線信号の送信を行う。
電池24は、中継装置20の電源となるものであり、中継装置20の各部に電力を供給する。この電池24としては、公知の乾電池や充電池を用いることができる(なお、電池24から中継装置20の各部に対する電力供給線の図示は省略する)。
制御部25は、中継装置20の各部を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(後述する受信装置30の制御部36についても同じ)。
この制御部25は、機能概念的に、機能不全予測部25a、機能不全報知部25b、及び中継対象管理部25cを備えている。機能不全予測部25aは、中継装置20の機能が不全となることを予測する機能不全予測手段である。ここで、中継装置20の機能が不全となることを予測する具体的な基準は任意であるが、本実施の形態では、電池24の出力電圧が閾値未満となった場合に、無線信号を十分な強度で中継できなくなる可能性があるとして、中継装置20の機能が不全となると予測する場合を例として説明する。機能不全報知部25bは、中継装置20の機能が不全となることが予測されたこと、例えば電池24の出力電圧が閾値未満となったことを報知するための情報を含む無線信号を、無線通信部23を介して送信する機能不全報知手段である。中継対象管理部25cは、中継すべき無線信号の送信元に関する管理を行う中継対象管理手段である。これらの制御部25の各構成要素によって実行される処理の詳細については後述する。
記憶部26は、中継すべき無線信号の送信元としての無線端末10を一意に識別する第1識別情報を格納する識別情報格納手段である。また、この記憶部26には中継装置20を一意に識別する第2識別情報も記憶されている。この記憶部26は、書き換え可能な記録媒体を用いて構成され、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体を用いることができる(後述する受信装置30の記憶部37についても同じ)。記憶部26に記憶される第1識別情報及び第2識別情報としては、例えば無線端末10及び中継装置20のアドレス番号を用いることができる。
(構成−受信装置)
図1に戻り、受信装置30は伝送線2及び電源線3を介して受信機40に接続されている。この受信装置30は、無線端末10及び/又は中継装置20から送信された無線信号を受信し、当該受信した無線信号を、受信機40が識別できる形の信号に変換して出力し、伝送線2を介して受信機40に出力する。図4は受信装置30の電気的構成を示したブロック図である。図4に示すように、受信装置30は、操作部31、表示部32、無線通信部33、入出力部34、電源回路部35、制御部36、及び記憶部37を備えている。なお、操作部31、表示部32、制御部36、及び記憶部37の構成については上述の中継装置20における操作部21、表示部22、制御部25、及び記憶部26と同様であるので、特記する部分を除き説明を省略する。
無線通信部33は、無線信号の受信及び送信を行う通信手段である。この無線通信部33は、無線信号の受信回路及び送信回路(いずれも図示せず)を備え、受信回路を介して無線端末10及び/又は中継装置20から送信された無線信号の受信を行う。また、送信回路を介して中継装置20への無線信号の送信を行う。
入出力部34は、伝送線2を介して受信機40との間での各種の情報の入出力を行う。また、電源回路部35は、電源線3を介して受信機40から供給された電力を受信装置30の各部に供給する(なお、電源回路部35から受信装置30の各部に対する電力供給線の図示は省略する)。
(構成−受信機)
図1に戻り、受信機40は、受信装置30から伝送線2を介して入力された情報に基づき、警報表示や警報音の出力等の各種処理を実行する。また、電源線3を介して中継装置20への電力供給を行う。この受信機40としては、例えば公知の防災受信機を用いることができる。
(処理−中継処理)
次に、このように構成される通信システム1が実行する処理について説明する。まず、中継装置20が実行する中継処理について説明する。図5は中継処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。この処理は、例えば中継装置20の電源が投入された場合に、所定周期で繰り返し起動される。なお、この中継処理の前提として、無線端末10は自己を一意に識別する第1識別情報を含む無線信号を所定周期で、または、火災等の異常状態の発生時に送信しているものとする。
図5に示すように、中継処理が起動されると、制御部25は無線通信部23が無線端末10から無線信号を受信したか否かを判定する(SA1)。具体的な判定方法は任意で、例えば、無線通信部23の受信回路において一定の強度以上の電波が検出された場合において、無線信号に含まれる電文を解釈することができた場合に、無線信号を受信したと判定する。
その結果、無線通信部23が無線端末10から無線信号を受信していないと判定した場合(SA1、No)、制御部25は中継すべき無線信号がないものとし、中継処理を終了する。
一方、無線通信部23が無線端末10から無線信号を受信したと判定した場合(SA1、Yes)、制御部25は当該受信した無線信号に第1識別情報が含まれているか否かを判定する(SA2)。例えば、受信した無線信号に含まれる電文の送信元識別コードとして第1識別情報が含まれているか否かを判定する。
その結果、無線信号に第1識別情報が含まれていないと判定した場合(SA2、No)、制御部25は通信システム1に属する無線端末10からの無線信号ではないものとし、中継処理を終了する。
一方、無線信号に第1識別情報が含まれていると判定した場合(SA2、Yes)、制御部25は、当該第1識別情報が中継装置20の記憶部26に格納されているか否かを判定する(SA3)。
その結果、受信した無線信号に含まれている第1識別情報が記憶部26に格納されていない場合(SA3、No)、制御部25は当該無線信号を中継する必要はないものとし、中継処理を終了する。
一方、受信した無線信号に含まれている第1識別情報が記憶部26に格納されている場合(SA3、Yes)、制御部25は、当該受信した無線信号を中継すべきと判定し、当該無線信号の送信元識別コードを第2識別情報に変更し、受信した無線信号に含まれていた第1識別情報をデータコードに付加した無線信号を無線通信部23の送信回路から送信させることで中継を行う(SA4)。SA4で中継を行った後、制御部25は中継処理を終了する。
上述のように中継処理において中継装置20によって中継された無線信号や、無線端末10から送信された無線信号は、受信装置30によって受信される。受信装置30は、これらの受信した無線信号に含まれる情報(例えば、無線端末10で測定された温度や煙濃度等を特定する情報、第1識別情報、又は第2識別情報等)を、信号の内容に応じて取捨選択して入出力部34から伝送線2を介して受信機40に出力する。
(処理−機能不全対応処理)
次に、中継装置20の機能不全に対応するための機能不全対応処理について説明する。図6は機能不全対応処理のフローチャートである。この処理は、例えば中継装置20の電源が投入された場合に、図5の中継処理と並行して所定周期で繰り返し起動される。
図6に示すように、機能不全対応処理が起動されると、中継装置20の機能不全予測部25aは、中継装置20の機能が不全となることが予測されるか否かを判定する(SB1)。本実施の形態では、電池24の出力電圧が閾値未満となったか否かを判定する。この判定の基準となる閾値としては、例えば電池24の交換を促す必要のある電圧値を用いることができる。
その結果、電池24の出力電圧が閾値未満となった場合(SB1、Yes)、すなわち、中継装置20の機能が不全となることが予測された場合、中継対象管理部25cは記憶部26に格納されている第1識別情報を取得し(SB2)、当該取得した第1識別情報をデータコードに含めた無線信号を無線通信部23の送信回路から送信させる(SB3)。この時、送信する無線信号の送信元識別コードとして第2識別情報を含めると共に、当該無線信号が、SB2で取得した第1識別情報に対応する無線端末10から送信された無線信号の中継を他の中継装置20に指示する無線信号である旨を示す中継指示情報を含める。この中継指示情報は、例えば図2に示した通信制御コード又はデータコードに含めることができる。ただし、このように送信する無線信号は、少なくとも第1識別情報及び第2識別情報を含む信号であって、無線信号の中継を他の中継装置20に指示する信号であることが当該他の中継装置20で認識可能であればよい。例えば、第1識別情報及び第2識別情報のみを含む無線信号を送信することとし、このような無線信号を他の中継装置20が受信した場合に、当該他の中継装置20が、当該受信した無線信号が無線信号の中継を他の中継装置20に指示する信号であると認識するようにしておいてもよい。
さらに、機能不全報知部25bは、中継装置20の機能が不全となることが予測されたこと、すなわち、電池24の出力電圧が閾値未満となったことを報知するための機能不全報知情報をデータコードに含めた無線信号を無線通信部23の送信回路から送信させる(SB4)。なお、第1識別情報と機能不全報知情報との両方を含む無線信号を一度に送信してもよい。
続いて中継対象管理部25cは、中継装置20の機能が不全となることが予測されたか否かを示す機能不全フラグに、機能が不全となることが予測されたことを意味する「1」を代入し(SB5)、機能不全対応処理を終了する。なお、機能不全フラグは例えばRAMに格納される。
上述のように中継装置20から送信された無線信号は、受信装置30によって受信される。受信装置30は、受信した無線信号に含まれる機能不全報知情報を、入出力部34から伝送線2を介して受信機40に出力する。また、機能不全報知情報を表示部32によって出力表示させてもよい。例えば、機能不全報知情報に基づき特定される中継装置20の電池24の出力電圧を示す数値を表示部32によって出力させてもよいし、電池24の出力電圧が閾値未満となったことを示す旨を表示部32によって出力させてもよい。
一方、SB1において電池24の出力電圧が閾値未満となっていない場合(SB1、No)、すなわち、中継装置20の機能が不全となることが予測されなかった場合、中継対象管理部25cは機能不全フラグが0か否かを判定する(SB6)。その結果、機能不全フラグが0ではなかった場合(機能不全フラグが1であった場合)(SB6、No)、中継装置20の機能が不全となることが予測される状態から不全ではない状態に回復したと判定し、中継対象管理部25cは、当該中継装置20が中継すべき無線信号の中継の停止を他の中継装置20に指示する無線信号である旨を示す中継停止情報を含めた無線信号を無線通信部23の送信回路から送信させる(SB7)。この中継停止情報は、例えば図2に示した通信制御コード又はデータコードに含めることができる。また、この時、送信する無線信号の送信元識別コードとして第2識別情報を含める。ただし、このように送信する無線信号は、少なくとも第2識別情報を含む信号であって、無線信号の中継停止を他の中継装置20に指示する信号であることが当該他の中継装置20で認識可能であればよい。例えば、第2識別情報のみを含む無線信号を送信することとし、このような無線信号を他の中継装置20が受信した場合に、当該他の中継装置20が、当該受信した無線信号が無線信号の中継停止を他の中継装置20に指示する信号であると認識するようにしておいてもよい。
SB6において機能不全フラグが0であった場合(SB6、Yes)、及びSB7の処理を実行した後、中継対象管理部25cは無線通信部23が無線信号を受信したか否かを判定する(SB8)。
その結果、無線通信部23が無線信号を受信していないと判定した場合(SB8、No)、自己又は他の中継装置20の電池24の出力電圧低下に対応する必要がないものとし、中継対象管理部25cは機能不全フラグに中継装置20の機能が不全となることが予測されなかったことを意味する「0」を代入し(SB14)、機能不全対応処理を終了する。
一方、無線通信部23が無線信号を受信したと判定した場合(SB8、Yes)、中継対象管理部25cは当該受信した無線信号にデータコードとして第1識別情報が含まれているか否かを判定する(SB9)。
その結果、無線信号にデータコードとして第1識別情報が含まれていると判定した場合(SB9、Yes)、中継対象管理部25cは当該受信した無線信号に送信元識別コードとして第2識別情報が含まれ、且つ中継指示情報が含まれているか否かを判定する(SB10)。
その結果、無線信号に送信元識別コードとして第2識別情報が含まれ、且つ中継指示情報が含まれていると判定した場合(SB10、Yes)、中継対象管理部25cは、受信した無線信号が、機能不全となることが予測された他の中継装置20から送信された無線信号であるものとし、無線信号にデータコードとして含まれていた第1識別情報と送信元識別コードとして含まれていた第2識別情報とを、相互に関連付けて記憶部26に追加して格納する(SB11)。
続いて中継対象管理部25cは、機能不全フラグに自己の機能が不全となることが予測されなかったことを意味する「0」を代入し(SB14)、機能不全対応処理を終了する。
一方、SB9で無線信号にデータコードとして第1識別情報が含まれていると判定しなかった場合(SB9、No)、及びSB10で無線信号に送信元識別コードとして第2識別情報が含まれ、且つ中継指示情報が含まれていると判定しなかった場合(SB10、No)、中継対象管理部25cは、受信した無線信号に送信元識別コードとして第2識別情報が含まれ、且つ中継停止情報が含まれているか否かを判定する(SB12)。
その結果、無線信号に送信元識別コードとして第2識別情報が含まれ、且つ中継停止情報が含まれていると判定した場合(SB12、Yes)、中継対象管理部25cは、無線信号の送信元の中継装置20が当該中継装置20の機能が不全となることが予測される状態から不全ではない状態に回復したものとし、当該受信した無線信号に含まれる第2識別情報と関連付けて格納されている第1識別情報を記憶部26から削除する(SB13)。続いて中継対象管理部25cは、機能不全フラグに自己の機能が不全となることが予測されなかったことを意味する「0」を代入し(SB14)、機能不全対応処理を終了する。
また、無線信号に送信元識別コードとして第2識別情報が含まれ、且つ中継停止情報が含まれていると判定しなかった場合(SB12、No)、中継対象管理部25は、通信システム1に属する中継装置20からの無線信号ではなく、あるいは自己又は他の中継装置20の電池24の出力電圧低下に対応する必要がないものとし、機能不全フラグに自己の機能が不全となることが予測されなかったことを意味する「0」を代入した後(SB14)、機能不全対応処理を終了する。
SB14の処理を行った後、機能不全対応処理と並行して実行される図5の中継処理のSA3において、受信した無線信号に含まれている第1識別情報が中継装置20の記憶部26に格納されているか否かを判定する場合には、制御部25はSB11又はSB13において第1識別情報の更新が行われた後の記憶部26を参照し、当該判定を行う。これにより、電池24の出力電圧が低下した中継装置20が中継を行っていた無線端末10からの無線信号は、当該中継装置20から第1識別情報を含む無線信号を受信した他の中継装置20によって中継されることとなる。
(効果)
このように実施の形態によれば、電池24の出力電圧が閾値未満となった場合、すなわち、中継装置20の機能が不全となることが予測された場合、当該出力電圧が閾値未満となったことを報知するための機能不全報知情報を含む無線信号を送信するので、電池24の出力電圧が過度に低下し、実際に中継装置20の機能が不全となる前に、電池24の交換等の適切な対応を早期にユーザに促すことができる。
また、電池24の出力電圧が閾値未満となった場合、すなわち、中継装置20の機能が不全となることが予測された場合、記憶部26に格納されている第1識別情報を含む無線信号を送信し、他の中継装置20から第1識別情報を含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる第1識別情報を記憶部26に格納するので、ある中継装置20の電池24の出力電圧が低下して閾値未満となった場合、当該中継装置20が中継すべき無線端末10からの無線信号を、当該中継装置20が中継すべき無線端末10を識別する第1識別情報を含む無線信号を受信した他の中継装置20によって中継させることができる。これにより、ある中継装置20において電池24の出力電圧低下により十分な強度での無線信号の中継が困難となった場合や、出力電圧が低下した電池24を交換するために一時的に当該中継装置20の電源を切断する場合等、中継装置20の機能が不全となる場合であっても、他の中継装置20によって無線信号の中継を継続させることができる。
また、中継装置20の機能が不全となることが予測される状態から不全ではない状態に回復したと判定された場合、第2識別情報及び中継停止情報を含む無線信号を送信し、他の中継装置20から第2識別情報及び中継停止情報を含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる第2識別情報と関連付けて格納されている第1識別情報を記憶部26から削除するので、例えば出力電圧が低下した電池24を交換することにより中継装置20の機能が不全ではない状態に回復した場合、他の中継装置20によって継続させていた無線信号の中継を停止させることができる。
特に、機能不全予測部25aは、電池24の出力電圧が閾値未満となった場合に、当該中継装置20の機能が不全となると予測するので、中継装置20において電池24の出力電圧低下により十分な強度での無線信号の中継が困難となることを早期に予測することができる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散又は統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散又は統合して構成できる。
(中継装置について)
上述した実施の形態では、中継装置20は無線端末10から無線信号を受信し、当該受信した無線信号を受信装置30に中継すると説明したが、他の中継装置20から無線信号を受信し、当該受信した無線信号を中継するようにしてもよい。この場合、中継装置20の記憶部26には、他の中継装置20を一意に識別する第2識別情報も記憶される。また、図5に示した中継処理においては、制御部25は受信した無線信号に第1識別情報又は第2識別情報が含まれている場合(SA2、Yes)、当該第1識別情報又は第2識別情報が中継装置20の記憶部26に格納されているか否かを判定する(SA3)。その結果、受信した無線信号に含まれている第1識別情報又は第2識別情報が記憶部26に格納されている場合(SA3、Yes)、制御部25は、当該受信した無線信号を中継すべきと判定し、当該無線信号の送信元識別コードを自身の第2識別情報に変更し、データコードに第1識別情報又は第2識別情報を付加した無線信号を無線通信部23の送信回路から送信させることで中継を行う(SA4)。これにより、無線端末10から送信された無線信号を、複数の中継装置20を介して受信装置30に多段的に中継することができる。
この場合、図6に示した機能不全対応処理においては、中継対象管理部25cは記憶部26に格納されている第1識別情報及び第2識別情報を取得し(SB2)、当該取得した第1識別情報及び第2識別情報をデータコードに含めた無線信号を送信する(SB3)。また、SB9では、中継対象管理部25cは受信した無線信号にデータコードとして第1識別情報及び/又は第2識別情報が含まれているか否かを判定する(SB9)。その結果、無線信号にデータコードとして第1識別情報及び/又は第2識別情報が含まれていると判定した場合であって(SB9、Yes)、当該無線信号に送信元識別コードとして第2識別情報が含まれ、且つ中継指示情報が含まれていると判定した場合(SB10、Yes)、中継対象管理部25cは、受信した無線信号にデータコードとして含まれていた第1識別情報及び/又は第2識別情報と、送信元識別コードとして含まれていた第2識別情報とを、相互に関連付けて記憶部26に追加して格納する(SB11)。これにより、無線端末10から送信された無線信号を受信装置30に多段的に中継している複数の中継装置20の何れかにおいて電池24の出力電圧が低下した場合であっても、当該中継装置20から第1識別情報及び/又は第2識別情報を含む無線信号を受信した他の中継装置20によって中継が継続されることとなる。
(機能不全予測部について)
上述した実施の形態では、機能不全予測部25aは、電池24の出力電圧が閾値未満となった場合に中継装置20の機能が不全となると予測すると説明したが、他の基準により中継装置20の機能が不全となると予測するようにしてもよい。例えば、無線通信部23の受信回路において閾値以上の強度の電波を検出することができなくなった場合、何らかの原因により無線信号の通信環境が悪化しており、無線信号を十分な強度で受信し、あるいは中継することができなくなる可能性があるとして、中継装置20の機能が不全となると予測してもよい。このように、「予測」とは、機能不全が全く生じていない状態を基準として、当該状態から機能不全が生じる状態に変化することを予測する場合の他、ある程度の機能不全が生じている状態を基準として、当該状態から機能不全がさらに増大する状態に変化することを予測する場合を含む。
また、操作部21を介した操作入力に基づき、中継装置20の機能が不全となると予測するようにしてもよい。例えば、保守点検や電池交換の前に、中継装置20の操作部21を介して所定のスイッチ操作(例えば「保守」と「監視」との間でモードを切り替えるためのトグルスイッチを「保守」側に設定する操作)を行うことで、強制的に機能の不全を予測した状態に移行することができるようにしてもよい。これにより、保守点検や電池交換により、一時的に中継装置20の機能が果たせなくなっている場合でも、他の中継装置20に中継動作を行わせることで、システム全体としての動作を維持できる。この場合、保守点検や電池交換の完了後、所定のスイッチ操作(例えば上述のトグルスイッチを「監視」側に戻す操作)を行うことで、中継装置20の機能の不全が予測されていない状態に復帰させ、当該中継装置20による中継動作を再開させることができる。
(機能不全対応処理について)
上述した実施の形態では、中継装置20は、電池24の出力電圧が閾値未満となった場合に機能不全報知情報を含む無線信号を送信すると説明したが、電池24の出力電圧を定期的にチェックし、当該出力電圧を示す情報及び第2識別情報を含む無線信号を、任意のタイミングで送信してもよい。これにより、電池24の出力電圧の状態を早期に受信装置30の表示部32によって出力させることが出来る。また、中継処理において無線端末10からの無線信号の中継を行う際に、中継装置20の電池24の出力電圧を示す情報を無線信号に付加して中継を行ってもよい。
また、上述した実施の形態では、電池24の出力電圧が閾値未満となった場合、中継対象管理部25cが記憶部26に格納されている第1識別情報を含む無線信号を送信すると共に、機能不全報知部25bが機能不全報知情報を含む無線信号を送信すると説明したが、第1識別情報を含む無線信号、又は、機能不全報知情報を含む無線信号の何れか一方のみを送信するようにしてもよい。また、機能不全報知情報を含む無線信号のみを送信する場合には、図6のSB6からSB14の処理を行わないようにしてもよい。
また、電池24の出力電圧が閾値未満となっていない場合にSB6からSB14の処理を実行すると説明したが、電池24の出力電圧が閾値未満か否かに関わらず、SB6からSB14の処理を実行するようにしてもよい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、付記1に記載の中継装置は、無線信号を中継する中継装置であって、無線信号を受信する受信手段と、無線信号を送信する送信手段と、当該中継装置の機能が不全となることを予測する機能不全予測手段と、前記機能不全予測手段により当該中継装置の機能が不全となることが予測された場合、当該機能が不全となることが予測されたことを報知するための情報を含む無線信号を前記送信手段を介して送信する機能不全報知手段と、を備える。
また、付記2に記載の中継装置は、無線信号を中継する中継装置であって、無線信号を受信する受信手段と、無線信号を送信する送信手段と、当該中継装置の機能が不全となることを予測する機能不全予測手段と、中継すべき無線信号の送信元を識別する識別情報を格納する識別情報格納手段と、前記機能不全予測手段により当該中継装置の機能が不全となることが予測された場合、前記識別情報格納手段に格納されている前記識別情報を含む無線信号を前記送信手段を介して送信し、他の中継装置から前記識別情報を含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる当該識別情報を前記識別情報格納手段に格納する中継対象管理手段と、を備える。
また、付記3に記載の中継装置は、付記2に記載の中継装置において、前記機能不全予測手段は、当該中継装置の機能が不全となることが予測される状態から不全ではない状態に回復したか否かを判定し、前記中継対象管理手段は、前記機能不全予測手段により当該中継装置の機能が不全となることが予測された場合、当該中継装置が中継すべき無線信号の中継を他の前記中継装置に指示する無線信号であって、前記識別情報格納手段に格納されている前記識別情報と、当該中継装置を識別する第2識別情報とを含む無線信号を前記送信手段を介して送信し、前記機能不全予測手段により当該中継装置の機能が不全ではない状態に回復したと判定された場合、当該中継装置が中継すべき無線信号の中継の停止を他の前記中継装置に指示する無線信号であって、前記第2識別情報を含む無線信号を前記送信手段を介して送信し、前記他の中継装置から、当該他の中継装置が中継すべき無線信号の中継を指示する無線信号であって、前記識別情報と前記第2識別情報とを含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる当該識別情報と当該第2識別情報とを相互に関連付けて前記識別情報格納手段に格納し、前記他の中継装置から、当該他の中継装置が中継すべき無線信号の中継の停止を指示する無線信号であって、前記第2識別情報を含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる当該第2識別情報と関連付けて格納されている前記識別情報を前記識別情報格納手段から削除する。
また、付記4に記載の中継装置は、付記1から3のいずれか一項に記載の中継装置において、当該中継装置の電源となる電池を備え、前記機能不全予測手段は、前記電池の出力電圧が閾値未満となった場合に、当該中継装置の機能が不全となると予測する。
付記1に記載の中継装置によれば、中継装置の機能が不全となることが予測された場合、当該機能が不全となることが予測されたことを報知するための機能不全報知情報を含む無線信号を送信するので、中継装置の機能が不全となる前に、適切な対応を早期にユーザに促すことができる。
また、付記2に記載の中継装置によれば、中継装置の機能が不全となることが予測された場合、識別情報格納手段に格納されている識別情報を含む無線信号を送信し、他の中継装置から識別情報を含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる識別情報を識別情報格納手段に格納するので、ある中継装置の機能が不全となることが予測された場合、当該中継装置が中継すべき送信元からの無線信号を、当該中継装置が中継すべき無線信号の送信元を識別する識別情報を含む無線信号を受信した他の中継装置によって中継させることができる。これにより、ある中継装置において中継装置の機能が不全となる場合であっても、他の中継装置によって無線信号の中継を継続させることができる。
また、付記3に記載の中継装置によれば、中継装置の機能が不全となることが予測される状態から不全ではない状態に回復したと判定された場合、当該中継装置が中継すべき無線信号の中継の停止を他の中継装置に指示する無線信号であって、第2識別情報を含む無線信号を送信し、他の中継装置から、当該他の中継装置が中継すべき無線信号の中継の停止を指示する無線信号であって、第2識別情報を含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる第2識別情報と関連付けて格納されている識別情報を識別情報格納手段から削除するので、ある中継装置の機能が不全となることが予測される状態から当該機能が不全ではない状態に回復した場合、他の中継装置によって継続させていた無線信号の中継を停止させることができる。
また、付記4に記載の中継装置によれば、機能不全予測手段は、電池の出力電圧が閾値未満となった場合に、当該中継装置の機能が不全となると予測するので、中継装置において電池の出力電圧低下により十分な強度での無線信号の中継が困難となることを早期に予測することができる。
1 通信システム
2 伝送線
3 電源線
10 無線端末
20 中継装置
21、31 操作部
22、32 表示部
23、33 無線通信部
24 電池
25、36 制御部
25a 機能不全予測部
25b 機能不全報知部
25c 中継対象管理部
26、37 記憶部
30 受信装置
34 入出力部
35 電源回路部
40 受信機

Claims (3)

  1. 火災感知器から出力された無線信号を中継する中継装置であって、
    無線信号を受信する受信手段と、
    無線信号を送信する送信手段と、
    当該中継装置の機能が不全となることを予測する機能不全予測手段と、
    中継すべき無線信号の送信元を識別する識別情報であって、当該無線信号の中継の要否を判定するための識別情報を格納する識別情報格納手段と、
    前記機能不全予測手段により当該中継装置の機能が不全となることが予測された場合、前記識別情報格納手段に格納されている前記識別情報を含む無線信号を前記送信手段を介して送信し、他の中継装置から前記識別情報を含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる当該識別情報を前記識別情報格納手段に格納する中継対象管理手段とを備え、
    前記受信手段にて受信された前記無線信号に、前記識別情報格納手段に格納された前記識別情報が含まれていた場合にのみ、当該無線信号の中継を行う、
    継装置。
  2. 前記機能不全予測手段は、
    当該中継装置の機能が不全となることが予測される状態から不全ではない状態に回復したか否かを判定し、
    前記中継対象管理手段は、
    前記機能不全予測手段により当該中継装置の機能が不全となることが予測された場合、当該中継装置が中継すべき無線信号の中継を他の前記中継装置に指示する無線信号であって、前記識別情報格納手段に格納されている前記識別情報と、当該中継装置を識別する第2識別情報とを含む無線信号を前記送信手段を介して送信し、
    前記機能不全予測手段により当該中継装置の機能が不全ではない状態に回復したと判定された場合、当該中継装置が中継すべき無線信号の中継の停止を他の前記中継装置に指示する無線信号であって、前記第2識別情報を含む無線信号を前記送信手段を介して送信し、
    前記他の中継装置から、当該他の中継装置が中継すべき無線信号の中継を指示する無線信号であって、前記識別情報と前記第2識別情報とを含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる当該識別情報と当該第2識別情報とを相互に関連付けて前記識別情報格納手段に格納し、
    前記他の中継装置から、当該他の中継装置が中継すべき無線信号の中継の停止を指示する無線信号であって、前記第2識別情報を含む無線信号を受信した場合、当該受信した無線信号に含まれる当該第2識別情報と関連付けて格納されている前記識別情報を前記識別情報格納手段から削除する、
    請求項1に記載の中継装置。
  3. 当該中継装置の電源となる電池を備え、
    前記機能不全予測手段は、
    前記電池の出力電圧が閾値未満となった場合に、当該中継装置の機能が不全となると予測する、
    請求項1又は2に記載の中継装置。
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