JP5367821B2 - 改良燃料圧力調整システム及びこのシステムで使用するための改良燃料圧力調整器 - Google Patents

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Description

本発明は、高圧ディーゼル燃料噴射ポンプへの入口での燃料の圧力を調整するための改良燃料圧力調整システム及びこのシステムで使用するための改良燃料圧力調整器に関する。改良燃料圧力調整システムは、燃料フィルタの可使時間を延長する。改良燃料圧力調整器は、制御燃料ラインからの清浄な燃料及び燃料流出ラインからの汚染した燃料を、交差汚染なしで、及び汚染した燃料中のデブリによる燃料圧力調整器の損傷又は焼きつきなしで、及びその結果として機能を喪失することなく、取り扱うことができるため、丈夫である。
コモンレール燃料システムを持つ代表的な高馬力ディーゼルエンジンの低圧燃料システムは、燃料を燃料タンクから第1段粗メッシュフィルタを介して持ち上げる移送ポンプを含む。移送ポンプは、燃料の圧力を中間圧力レベルまで上昇し、燃料は、次いで、高圧燃料ポンプの入口に細メッシュフィルタを介して通過する。高圧燃料ポンプの出口での燃料圧力を精密に制御できるようにするため、燃料の圧力を入口のところで制御する必要がある。高圧ポンプへの入口のところでの燃料圧力を所定レベルに、又は所定レベルよりも低い値に維持するため、燃料圧力調整器が燃料を移送ポンプの高圧側から低圧側に流出する燃料圧力調整システムを使用することが既知である 従来技術の構成では、流出ラインは細メッシュフィルタの下流に配置されている。その結果、細メッシュフィルタを通る流量は比較的高い。これは、移送ポンプによって圧送された全ての燃料がこれらの細メッシュフィルタを通過するためである。従って、フィルタ前後の圧力降下が流量の増大に従って増大し、及び従って、高い流量では、更に急速にフィルタの前後の許容可能な最大圧力降下に達するため、フィルタの可使時間が短くなる。
可使時間を長くし、これに伴って費用上の利点を得るのが有利である。従って、改良燃料調整システムが必要とされている。
本発明の第1の態様によれば、燃料供給部を移送ポンプの入口に流体的に連結する燃料供給ラインと、移送ポンプの出口を高圧燃料ポンプの入口に流体的に連結する移送圧力燃料ラインと、移送圧力燃料ラインに位置決めされた燃料フィルタと、燃料圧力調整器を移送圧力燃料ラインに流体的に連結する燃料流出ラインと、燃料圧力調整器を燃料供給ラインに流体的に連結する燃料戻しラインと、燃料圧力調整器を移送圧力燃料ラインに流体的に連結する制御燃料ラインとを含む燃料圧力調整システムにおいて、燃料流出ラインは、移送ポンプの出口と燃料フィルタとの間の位置で移送圧力燃料ラインに流体的に連結されている、ことを特徴とする燃料圧力調整システムが提供される。この構成は、高圧燃料ポンプに供給する必要がある燃料だけが細メッシュフィルタを通過するため、有利である。移送ポンプによって供給された余分の燃料は、移送ポンプの出口から燃料供給ラインに戻される。即ち、燃料供給部、例えば燃料タンクに戻され、又は燃料供給部と移送ポンプへの入口との間の燃料供給ラインに戻される。このようにして、フィルタを通る燃料の流量ができるだけ低く抑えられる。
本発明の好ましい実施例では、制御燃料ラインは、細メッシュ燃料フィルタと高圧燃料ポンプへの入口との間の位置で移送圧力燃料ラインに流体的に連結されている。高圧ポンプへの入口から取り出した燃料供給を使用して燃料圧力調整器を制御するのが好ましい。これは、これにより高圧ポンプからの出力流れを精密に制御できるためである。細メッシュフィルタが詰まると、フィルタ前後の圧力降下が増大し、フィルタの下流の供給ライン内の圧力が低下し、及びかくして制御燃料ライン内の圧力が低下する。これにより、燃料圧力調整器を閉鎖位置に向かって移動し、これによって、供給ラインから燃料圧力調整器を通って流出ラインに沿って流出する燃料が減少する。また、これにより、供給ライン内の燃料圧力が上昇する。このようにして、システムは、フィルタが詰まることによるフィルタの圧力降下の増大が入口計量バルブ(IMV(Inlet Metering Valve))のところの燃料圧力に影響を及ぼさないように、供給ライン内の圧力を上昇することによって、細メッシュフィルタが徐々に詰まること(これらの細メッシュフィルタの可使時間に亘って)を補償する。IMVは、高圧ポンプ内への流れを制御する電気式可変オリフィスである。IMVへの入口での燃料圧力を精密に制御することが重要である。これは、IMVの特性(流量と電流との関係)が重要であり、これが入口燃料圧力の影響を受け易いためである。
本発明の第2の態様によれば、燃料圧力調整器であって、バルブ部材が内部に配置されたボアを含み、バルブ部材は、ボアの第1端が閉鎖した燃料圧力調整器の非調整位置から、ボアの第1端が開放した燃料圧力調整器の調整位置まで移動でき、ボアの第2端に位置決めされた制御燃料ライン連結部を含み、使用時に制御燃料ライン連結部を通ってボアに流入する燃料が、バルブ部材に設けられたスラスト面に作用し、燃料圧力調整器を開放する方向でバルブ部材に作用する力を発生し、バルブ部材とボアの第2端との間の上隙間と、ボアに位置決めされた燃料流出ライン連結部とを含み、使用時に燃料流出ライン連結部を通ってボアに進入する燃料は、ボアの第1端と第2端との間に領域に進入する、燃料圧力調整器において、ボアに、第1端と第2端との間に設けられた下隙間と、下隙間とボアの第2端との間の位置に連結された流出通路と、燃料戻しライン連結部とを含み、通常作動使用時に、燃料圧力調整器が非調整位置にある場合、燃料流出ライン連結部から燃料戻しライン連結部までの燃料流路を開放状態に保持する、ことを特徴とする燃料圧力調整器が提供される。燃料圧力調整器が取り付けられたディーゼルエンジンがアイドリング速度と最大速度との間で作動するとき、燃料圧力調整器は、通常の通りに作動的に使用されると考えられる。
好ましくは、流出通路がバルブ部材を通って延びている。本発明の変形例では、静的流出通路を形成する導管は、調整器ハウジングを通過してもよいし、この他の任意の適当な通路に沿って設けられていてもよい。
好ましくは、下隙間と上隙間との間に拡大容積部が形成され、流出通路は拡大容積部に流体的に連結されている。拡大容積部の目的は、供給ライン連結部を通って燃料圧力調整器に進入する燃料の圧力よりも燃料の圧力が低い領域を、下隙間と上隙間との間に形成することである。使用では、下隙間を通過する燃料は、圧力が比較的高い上隙間を通るのではなく、低圧領域に流入する。従って、燃料流出ライン連結部を通って燃料圧力調整器に進入する燃料は上隙間に入らず、かくして上隙間が、デブリによって、例えば燃料によって運ばれる粒子状デブリによって塞がれることがないようにする。これは、デブリによるバルブの焼き付き及びかくして圧力調整器のロスが起らないようにするため、有利である。
好ましくは、拡大容積部は、バルブ部材の周囲に亘って延びている。拡大容積部は、バルブ部材の周囲に亘って、及び/又はボアの周囲に亘って延びていてもよい。これは、拡大容積部内の圧力を均等化でき、そのため拡大容積部の周囲の全ての場所に低圧領域があり、この領域に燃料供給ライン及び燃料流出ラインから燃料が流入できるため、有利である。
好ましくは、通常の作動使用時に、下隙間の断面積は十分に大きく、燃料流出ライン連結部を通って燃料圧力調整器に進入する燃料中の汚染物が自由に通過できる。これは、隙間に捕捉されたデブリによって燃料圧力調整器が損傷することを阻止するのを支援するため、有利である。燃料流出ラインを通って燃料圧力調整器に進入する燃料は、ガーゼ又は粗メッシュフィルタしか通過しておらず、従って、代表的には、100μmまでの粒状物を含有する。従って、下隙間の最小断面寸法は、代表的には、約100μmである。この最小断面寸法は、移送ポンプの容積効率及び機械的効率の不必要な低下が起らないようにするため、下隙間、及びかくして静的流出通路を通る燃料の流れを最少に保持するため、粒状物の予想粒径から掛け離れて大きくてはならない。
好ましくは、通常の作動使用時に、上隙間の断面積は、燃料流出ライン連結部を通って燃料圧力調整器に進入する燃料中の汚染物の自由な通過を妨げるのに十分に小さい。上隙間は、バルブ部材がボア内で適切に案内されるような大きさを備えている。これは、燃料圧力調整器の一貫した性能を確保するため、バルブ部材とボアとの間の空間的関係、詳細にはバルブ部材に設けられた弁座とボアに設けられた弁座との間の空間的関係を一定にするためである。更に、上隙間は、この上隙間を通る静的流出を最少にするような大きさを備えている。これは、燃料圧力の不必要な低下が起らないようにするため、及びかくして移送ポンプの容積効率及び機械的効率の低下が起らないようにするためである。
好ましくは、下隙間は、バルブ部材とボアとの間に配置される。
好ましくは、燃料圧力調整器が非調整位置にある場合、下始動隙間及び上始動隙間(これらの上下の始動隙間は、燃料システムのプライムを行う場合にも有利であるため、プライム隙間と呼んでもよい)が、ボア内に第1端と第2端との間に配置され、これらの上下の始動隙間の各々の流れ断面積は下隙間よりも小さい。これらの始動隙間の流れ面積を小さくすることにより、移送ポンプの出口と入口との間で流出できる燃料を減少でき、これによって、高圧ポンプ入口に向かって圧送される燃料の量が増大する。
好ましくは、ボアには、断面積を増大した広幅領域が、第1端と第2端との間に設けられており、バルブ部材は、上領域及び重なり領域を含み、上領域は、使用時に、燃料流出ライン連結部と第2端との間に配置され、重なり領域は、燃料流出ライン連結部と第1端との間に配置され、燃料圧力調整器が非調整位置にある場合、上領域の一部とボアとの間に始動隙間しかなく、燃料圧力調整器が調整位置にある場合、上領域全体が広幅領域と隣接して配置され、バルブ部材と広幅領域との間に下隙間が形成される。
好ましくは、使用時に、バルブ部材が非調整位置から調整位置に向かって移動するとき、燃料圧力調整器が開放し、バルブ部材の移動の第1段階後、バルブ部材と広幅領域との間に上隙間が形成され、バルブ部材とボアとの間に下始動隙間が形成され、バルブ部材の移動の第2段階後、バルブ部材と広幅領域との間に上隙間が形成され、バルブ部材とボアとの間に下隙間が形成される。非調整位置では、始動隙間により、ポンプ出口から調整器を通ってポンプ入口へのバックリーク(backleakage) が減少する。これは、エンジンの始動時及びプライム時、例えばシステムに最初に燃料を装入するとき又は燃料がない状態でシステムが作動している場合に燃料システムをプライムするのが必要である場合の両方で有利である。エンジンの始動中、バックリークが減少するということは、燃料圧力が更に急速に上昇し、エンジンがより少ない回転後に始動するということを意味する。これは、始動についての顧客の仕様に合わせるのを補助する。プライム中、システム内の空気はポンプの周囲で再循環しにくい。これは、燃料圧力調整器が閉鎖位置即ち非調整位置にあり、これにより空気が再循環するのでなく、細メッシュフィルタを通ってIMVまでの燃料供給ラインに沿って強制的に通過するためである。細メッシュフィルタ及びIMVの両方に放出オリフィスが設けられている。これにより空気をシステムから放出できる。その結果、空気がシステムから更に迅速にパージされ、これにより、エンジンを始動するための時間が短くなる。
次に、本発明の好ましい実施例を添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の態様による高馬力ディーゼルエンジン用低圧燃料調整システムの概略図である。 図2は、本発明の第2の態様の好ましい実施例による、図1に示す燃料調整システムで使用するための燃料圧力調整器の概略部分断面図であり、燃料圧力調整器は調整位置にある。 図3は、本発明の第2の態様の変形例による、図1に示す燃料調整システムで使用するための燃料圧力調整器の概略部分断面図であり、燃料圧力調整器は非調整位置にある。
本発明の第1の態様は、図1に示す燃料圧力調整システム101である。このシステムは、吸入ライン104で燃料移送ポンプ105の入口109に連結された燃料タンク103を含む。粗メッシュフィルタ107が、吸入ライン104に、タンク103と入口109との間に配置されている。燃料供給ライン110が移送ポンプ105の出口112を高圧燃料ポンプ115の入口114に連結する。細メッシュフィルタ111が、供給ライン110に、出口112と入口114との間に配置されており、入口計量バルブ113が細メッシュフィルタ111と入口114との間に設けられている。
システム101は、更に、3ポート燃料圧力調整器1を含む。燃料流出ライン119が移送ポンプ105の出口112と燃料圧力調整器1の第1ポート116との間に連結されている。燃料戻しライン120が燃料圧力調整器1の第2ポート118と、粗メッシュフィルタ107と入口109との間の燃料吸入ライン104の箇所との間に連結されている。制御燃料ライン121が、細メッシュフィルタ111と入口計量バルブ113との間の燃料供給ライン110の箇所と、燃料圧力調整器1の第3ポート122との間に連結されている。
通常の作動条件では、即ちエンジンがアイドリング速度と最大速度との間で作動している場合には、燃料は、移送ポンプ105の作用で、燃料タンク103から吸入ライン104に沿って矢印F1が示す方向に流れる。燃料は、粗メッシュフィルタ107を通って移送ポンプ105の入口109に流れるとき、第1段階の濾過を受ける。移送ポンプ105は燃料の圧力を上昇し、燃料を矢印F2で示すように細メッシュフィルタ111に圧送する。細メッシュフィルタ111の通過後、燃料は、高圧燃料ポンプ115の入口と隣接した入口計量バルブ113に矢印F3で示すように流れる。燃料は、次いで、入口計量バルブ113を通って高圧燃料ポンプ115の入口114に矢印F6で示すように流れる。高圧燃料ポンプ115では、燃料の圧力を、ディーゼルエンジンに噴射する上で適当なレベルまで更に上昇する。
通常の作動条件では、燃料圧力調整器1は調整位置にあり、入口114での燃料の圧力が常に正しいレベルにあるようにする。調整位置では、移送ポンプ105の出口112を出る燃料の一定の割合が、流出ライン119、燃料圧力調整器1、及び燃料戻しライン120を介して、矢印F4で示すように、移送ポンプ105の入口109に常に戻される。燃料圧力調整器1を通って流出する燃料の量は、入口114のところでの燃料の圧力を所望のレベルに維持するのに必要な圧力低下の程度で決まる。
燃料圧力調整器1は、この燃料圧力調整器1内のバルブ部材(図示せず)に直接的に作用する、制御燃料ライン121内の加圧燃料の作用で開閉される。制御燃料ライン121内の燃料の圧力が大きければ大きい程、燃料圧力調整器1内のバルブ部材は弁座から大きく移動し、従って、燃料圧力調整器1を通って流出する燃料の量が多くなる。
使用に当たっては、入口114のところでの燃料の圧力が正しいレベルにある場合には、燃料圧力調整器1は調整位置にあり、移送ポンプ105を出る燃料の一定の割合が流出し、入口109に戻る。
次に、入口114のところでの燃料の圧力が正しいレベルを越えて上昇した場合には、燃料圧力調整器1を通して大量の燃料を越流できるようにするため、燃料圧力調整器1を更に大きく開放しなければならない。燃料圧力調整器1は、入口114のところでの燃料の圧力とほぼ同じ圧力の制御燃料ライン121内の燃料圧力の作用で更に大きく開放される。ライン121内の燃料圧力の上昇により、燃料圧力調整器1内のバルブ部材に大きな力が及ぼされ、その結果、バルブ部材が弁座から更に大きく移動し、流れ面積を更に大きく開放し、大量の燃料を流出できるようにする。比較的大量の燃料が流出すると、入口114に供給される燃料が減少し、従って燃料圧力が低下する。入口114のところでの燃料の圧力が低下すると、制御燃料ライン121内の燃料圧力が低下し、従ってバルブ部材がその着座位置に向かって戻り始め、入口114のところでの燃料の圧力が正しいレベルになったとき、静止する。
入口114のところでの燃料の圧力が正しいレベルよりも低い圧力に低下した場合には、燃料圧力調整器1の開放量を更に小さくしなければならない。これは、燃料圧力調整器1を通って越流する燃料の量を更に少なくするためである。燃料圧力調整器1の開放量は、制御燃料ライン121内の燃料圧力が低下し、バルブ部材に及ぼされる力が減少するため、更に小さくなるのである。その結果、バルブ部材は弁座に向かって戻る方向に移動し、流れ面積を減少し、従って流出できる燃料の量を減少する。流出する燃料の量が少ないため、比較的多くの燃料が入口114に圧送され、これにより入口114での燃料圧力を上昇する。入口114のところでの燃料の圧力が上昇すると、制御燃料ライン121内の燃料圧力が上昇し、従って、バルブが弁座から遠ざかる方向に移動し始める。入口114のところでの燃料の圧力が正しいレベルになったとき、静止状態になる。
システムが使用されていない場合には、燃料圧力調整器1は非調整位置にあり、バルブ部材は弁座に着座している。
本発明の燃料圧力調整システム101では、従来の燃料圧力調整器を使用すると、流出ライン119を通過する比較的汚れた燃料(粗メッシュフィルタ107による濾過しか受けていない燃料)と燃料供給ライン121に沿って通過した比較的清浄な燃料(細メッシュフィルタ111による濾過を受けた燃料)との間で交差汚染が起こってしまうと考えられる。このような交差汚染は、デブリ(細塵)が高圧燃料ポンプ115に入り込み、更に高圧燃料ポンプ115の下流に、例えば燃料インジェクタまで移動する可能性があるため、望ましくない。この場合、燃料噴射システムの構成要素を損傷する何らかのプロセス段階で故障が起こり、及び/又は可使時間が短くなる。更に、燃料圧力調整器自体が、燃料圧力調整器を通過する燃料によって運ばれるデブリにより損傷を受けることがあるということがわかっている。この場合も、調整器の機能が失われ、これにより、エンジンの制御に悪影響が及ぼされ、及び/又は可使時間が短くなる。
複雑な燃料圧力調整器設計を使用してこれらの問題点を解決しようとする試みがなされてきた。しかしながら、このような設計は高価であり、従って、これらの問題点を解決できる比較的簡単な構成が必要とされてきた。この必要は、本発明の第2の態様によって対処される。
本発明の好ましい実施例の第2の態様は、図2に詳細に示す燃料圧力調整器1である。燃料圧力調整器1は、調整器ハウジング7の全体に円形断面の段付きボア5内に摺動自在に配置された全体に円形断面のバルブピン3を含む。調整器ハウジング7は、ポンプハウジング(図示せず)のボア内に配置されている。
全体に参照番号9を付したボア5の高圧端には、濾過済みディーゼル燃料が流れる図1に示す制御燃料ライン121に連結するための制御燃料ライン連結部8が設けられている。制御燃料ライン121は、ディーゼル燃料を燃料圧力調整器1に入口圧力で供給する。即ち、高圧燃料ポンプ115の入口114に供給される圧力の燃料を供給する。燃料は図1に示す移送ポンプ105を通過した後、図1に示す細メッシュフィルタ111を通過した燃料である。制御燃料ライン121を通過する燃料を、以下、濾過済み燃料と呼ぶ。
全体に参照番号11を付した低圧端では、ボア5は、図1に示す燃料タンク103と移送ポンプ105との間の吸入ライン104に連結されている。
ボア5の高圧端9と低圧端11との間には、未濾過燃料流出ライン連結部13が設けられている。未濾過燃料流出ライン連結部13は、使用時に、図1に示す流出ライン119に連結される。未濾過燃料流出ライン119は、ディーゼル燃料を移送ポンプ105から移送圧力で流出する。しかしながら、この燃料は、粗メッシュフィルタ107しか通過していない。燃料流出ライン119を通過する燃料を、以下、未濾過燃料と呼ぶ。
バルブピン3には盲ボア15が設けられている。盲ボア15はバルブピン3と同軸であり、バルブピン3の長さの大部分に沿って、低圧端11から高圧端9に向かって延びている。高圧端9と隣接したバルブピン3のボア15の端部に向かって、バルブピン3には横方向ドリル穴17が設けられている。横方向ドリル穴17は、バルブピン3の直径に亘って延びる。横方向ドリル穴17は、バルブピン3の周囲に亘って設けられた環状溝19に連結する。
バルブピン3には、全体に参照番号4を付したガイド区分が環状凹所19と高圧端9との間に設けられている。ガイド区分4の直径は、段付きボア5との間に小さな隙間6しかないように、段付きボア5の直径とぴったりと適合する。バルブピン3と段付きボア5との間に小さな隙間6があるため、バルブピン3が段付きボア5を通って摺動するとき、バルブピン3を正確に案内できる。更に、燃料がバルブピン3の高圧端9と環状凹所19との間で流出する環状流れ面積を減少する。バルブピン3の高圧端9にはスラスト面12が設けられ、ここに制御燃料ライン121からの加圧燃料が作用する。
バルブピン3の直径は低圧端11に向かって増大し、バルブピン3には、全体に参照番号10を付した截頭円錐形移行区分が設けられている。この移行区分10にはバルブ面21が設けられている。バルブ面21は、段付きボア5に設けられた弁座23と相補的である。バルブピン3の低圧端11には、圧縮コイルばね27が当接するばね座25が設けられている。これは、バルブ面21及び弁座23が流体密に係合した非調整位置にバルブピン3を押圧するためである。
バルブピン3には、環状凹所19とバルブ面21との間に、全体に参照番号28を付した中間区分が設けられている。
中間区分28の上領域29は、バルブピン3と、これと隣接した段付きボア5の壁の区分との間に比較的大きな、代表的には百ミクロンの隙間30を提供する直径の円形断面を備えている。
中間区分28の下領域31の直径は、バルブピン3の残りの部分よりもかなり小さい。
下領域31、上領域29、及びバルブピン3の下端の截頭円錐形領域の間の移行領域には、夫々、截頭円錐形表面33、35が設けられている。
バルブピン3が下位置にあり、バルブ面21が弁座23から離間されている場合には、燃料圧力調整器1を通る三つの燃料流路が形成される。
第1燃料流路は、制御燃料ライン連結部8から、図1で参照番号104を付した燃料吸入ラインまで、隙間6、横方向ドリル穴17、及びボア15を通る流路である。
第2燃料流路は、燃料流出ライン連結部13から燃料戻しライン120まで、隙間30、横方向ドリル穴17、及びボア15を通る流路である。
第3燃料流路は、燃料流出ライン連結部13から燃料戻しライン120まで、バルブ面21と弁座23との間の開口部を通る流路である。
バルブピン3が上方に移動し、バルブ面21が弁座23と流体密に係合した場合には、第3燃料流路が閉鎖される。
通常の作動条件では、上文中に説明したように、燃料圧力調整器は調整位置にある。高圧ポンプ115に続く入口での燃料圧力が所定の最大値を越えて上昇した場合には、移送ポンプ105によって圧送された燃料の多くを移送ポンプ105の入口109に戻す必要がある。その結果、高圧燃料ポンプ115への入口での圧力を許容可能な最大値のレベルにまで、又はそれ以下に戻すことができる。これは、燃料圧力調整器1を大きく開放することによって行われる。
燃料圧力調整器1は、バルブピン3を下方に移動することによって調整位置に配置され、これによって、バルブ面21が弁座23から離間される。バルブピン3の下方への移動は、加圧燃料を制御燃料ライン121から制御燃料ライン連結部8を介してバルブピン3のスラスト面12に加えることによって行われる。結果的に下方に作用する力は、ばね座25に作用する、ばね27からの上方に作用するばね力よりも大きくなる。
濾過済み燃料制御燃料ライン121は高圧燃料ポンプ115の入口114に連結されており、及び従って、燃料圧力調整器1を所望の通りに開放でき、スラスト面12の面積とばね27が提供するばね力との間の関係は、これに従って選択される。
燃料圧力調整器1が調整位置にあるとき、未濾過燃料流出ライン119からの燃料は吸入ライン104の外に第2燃料流路又は第3燃料流路のいずれかに沿って流出できる。
燃料流出ライン119から流出ライン連結部13を通って燃料圧力調整器1に入り、第2燃料流路に沿って燃料圧力調整器1から流出する未濾過燃料は、環状凹所19に引き込まれ、横方向ドリル穴17及びボア15を通過する。これは、これらの領域内の燃料圧力が、隙間6及び隙間30内の燃料の圧力よりも低く、代表的には大気圧よりも低いためである。
高圧燃料ポンプ115の入口114での燃料圧力が十分に低下したとき、制御燃料ライン121内の燃料圧力もまた低下し、従って、バルブピン3に作用する正味力は上方である。バルブピン3は、ばね27の作用で上方に所定の位置まで移動し、これによって、調整器1を通って流出できる燃料の量が減少する。
特定の条件では、バルブ面21が弁座23と流体密に係合し、これによって、燃料圧力調整器1を閉鎖する。燃料圧力調整器1が閉鎖されているとき、第3燃料流路が閉鎖されているが第2燃料流路は開放したままであり、従って、燃料流出ライン連結部13を通って燃料圧力調整器1に入る燃料は、ドリル穴17及びボア15を介して出ることができるため、小さな隙間6内に入らない。
このようにして、燃料圧力調整器1は、未濾過燃料内のデブリによる損傷から保護され、濾過済み燃料と未濾過燃料との交差汚染が阻止される。
燃料圧力調整器201の別の形態もまた考えられ、これを図3に示す。好ましい実施例の特徴と等価の変形例の任意の特徴には、先頭に2を加えた同じ参照番号が付してある。
燃料圧力調整器201は、全体に円形断面のバルブピン203を含み、このバルブピン203は、調整器ハウジング207の全体に円形断面の段付きボア205内に摺動自在に配置されている。調整器ハウジング207は、ポンプハウジング(図示せず)のボア内に配置されている。
全体に参照番号209を付した高圧端のところで、ボア205は燃料制御ライン連結部208によって濾過済み燃料制御ライン121に連結されている。濾過済み燃料制御ライン208は、ディーゼル燃料を入口圧力で供給する。即ち図1に示す高圧燃料ポンプ115の入口114に供給される圧力で燃料を供給する。燃料は、例えば図1に参照番号105で示すポンプ等の移送ポンプを通過した後、図1に参照番号111で示す細メッシュフィルタを通過する。濾過済み燃料供給ライン208を通過した燃料を、以下、濾過済み燃料と呼ぶ。
全体に参照番号211を付した低圧端のところで、ボア205は、燃料タンク103と移送ポンプ105との間の低圧吸入ライン104に連結する。
ボア205は、高圧端209と低圧端211との間で、流出ライン連結部213を介して未濾過燃料流出ライン119に連結されている。未濾過燃料流出ライン213は、ディーゼル燃料を移送ポンプ105から移送圧力で流出する。しかしながら、この燃料は粗メッシュフィルタ107しか通過していない。燃料流出ライン連結部213を通過した燃料を、以下、未濾過燃料と呼ぶ。
バルブピン203には、同軸の盲ボア215が設けられている。盲ボア215は、バルブピン203の長さの大部分に沿って、低圧端211から高圧端209に向かって延びている。高圧端209と隣接したバルブピン203のボア215の端部に向かって、バルブピン203には、直径を横切って延びる横方向ドリル穴217が設けられている。横方向ドリル穴217は、バルブピン203の周囲に亘って設けられた環状溝219に連結する。
バルブピン203には、環状凹所219と高圧端209との間に、全体に参照番号204を付したガイド区分が設けられている。ガイド区分の直径は、段付きボア205の直径とぴったりと適合し、そのため、これらの二つの構成要素間には小さな隙間206しかない。バルブピン203と段付きボア205との間の小さな隙間206により、バルブピン203が段付きボア205を通って摺動するとき、バルブピン203を正確に案内でき、更に、燃料がバルブピン203の高圧側と環状凹所219との間を通って漏出できる環状流れ面積が減少する。バルブピン203の高圧端209には、濾過済み燃料供給ライン208からの加圧燃料が作用を及ぼすことができるスラスト面212が設けられている。
バルブピン203には、その低圧端211に向かって、全体に参照番号251を付したバルブ面領域が設けられている。バルブ面領域251は、高圧端209から低圧端211に向かって、隣接した、截頭円錐形領域253、円筒形の長い重なり区分255、及び平らな環状バルブ面221を含む。環状バルブ面221は、段付きボア205に設けられた平らな弁座223と相補的である。
燃料圧力調整器201が調整位置にあるとき、即ちバルブピン203のバルブ面221が弁座223から離間されている場合、重なり区分255全体がボア205の外側に配置され、バルブピン203とボア205との間の開放を調整する。截頭円錐形領域253の形状のため、バルブ面221と弁座223との間の距離が大きくなるに従って、開口部の流れ面積が増大する。
燃料圧力調整器201が非調整位置にあるとき、即ちバルブ面221及び弁座223が流体密に係合している場合には、重なり領域255の少なくとも一部がボア205と隣接して配置され、バルブピン203とボア205との間に、代表的には10μmの始動隙間259がある。
バルブピン203の低圧端には、バルブピン203を非調整位置に押圧する圧縮コイルばね227が着座するばね座225が設けられている。
バルブピン203の環状凹所219と弁座221との間には、全体に参照番号228を付した中間区分が設けられている。この中間区分には、円形断面の上領域229が設けられている。
中間区分228は、ボア205の広幅区分257と隣接して配置されている。広幅区分257及び中間区分228は、燃料圧力調整器201が調整位置にある場合、上領域229全体が、広幅区分257に対し、上領域229とボア205の壁との間に比較的大きな、代表的には100μmの調整隙間230があるように配置されるように構成されている。
燃料圧力調整器201が非調整位置にある場合には、上領域229の一部だけが広幅区分257と隣接して配置され、比較的小さな、代表的には10μmの始動隙間即ちプライム隙間261が上領域229の一部とボア205との間に形成される。
バルブピン203及びボア205は、バルブピン203が、バルブピン203とボア205との間に始動隙間261がある位置にある場合にはいつでも、長い重なり領域255とボア205との間に始動隙間即ちプライム隙間259しかないように形成されている。バルブピン203が、上領域229全体とボア205との間に調整隙間230がある位置にくるときにだけ、截頭円錐形領域253とバルブボア205との間が開放する。
上領域229と截頭円錐形領域253との間には、バルブピン203のネック領域231が形成されている。ネック領域231の直径は、バルブピン203の残りの部分よりもかなり小さい。
ネック領域231と上領域229との間の移行領域には、截頭円錐形表面233が形成されている。
燃料圧力調整器201が調整位置にある場合には、燃料圧力調整器201を通る三つの燃料流路が形成される。
第1燃料流路は、濾過済み制御燃料ライン連結部208から、図1に参照番号104で示す燃料吸入ラインまで、隙間206、横方向ドリル穴217、及びボア215を介して延びる。
第2燃料流路は、未濾過燃料流出ライン連結部213から燃料吸入ライン104まで、隙間230、ドリル穴217、及びボア215を介して延びる。
第3燃料流路は、未濾過燃料流出ライン連結部213から、ボア205と截頭円錐形領域253との間の開口部を介して延びる。
燃料圧力調整器201が非調整位置にある場合には、五つの可能な流路が形成される。第1及び第2の流路は、上文中に説明した流路である。即ちバルブピンが最上着座位置にある場合に形成される流路である。上文中に説明した第3燃料流路は閉鎖している。第4流路は、未濾過燃料流出ライン連結部213から燃料吸入ライン104まで、始動隙間261、ドリル穴217、及びボア215を介して延びる。
非調整位置では、バルブ面221及び弁座223が離間するようにバルブピン203が移動するとき、第5燃料流路が開放する。第5燃料流路は、未濾過燃料流出ライン連結部213から、始動隙間259を介して、バルブ面221と弁座223との間のバルブ開口部まで延びる。
作動では、高圧ポンプ115の入口114のところでの圧力が所定の最大値を越えて上昇した場合、高圧ポンプ115への入口114のところでの圧力を所定の最大値よりも低い値に戻すことができるように、移送ポンプ105によって圧送される燃料の大部分を移送ポンプ105の出口から移送ポンプ105の入口に戻す必要がある。これは、燃料圧力調整器201を更に大きく開放することによって行われる。
燃料圧力調整器201は、バルブピン203を下方に移動し、バルブ面221が弁座223から離間することによって開放される。バルブピン203の下方への移動は、制御燃料ライン121から濾過済み制御燃料ライン連結部208を通って調整器に進入する加圧燃料を、バルブピン203のスラスト面212に加えることによって行われる。これにより発生した下方に作用する力は、ばね座225に作用するばね227による上方に作用するばね力に打ち勝つ。
濾過済み制御燃料ライン121は、高圧ポンプ115への入口114に連結されており、従って燃料圧力調整器201を所望の通りに開放できるようにするため、スラスト面212の面積とばね227が提供するばね力との間の関係をこれに従って選択する。燃料圧力調整器201が開放したとき、燃料は、第2燃料流路又は第3燃料流路のいずれかに沿って、未濾過燃料流出ライン213から吸入ラインに流出できる。
燃料流出ライン213を通って燃料圧力調整器201に進入し、燃料圧力調整器201から第2燃料流路に沿って流出する未濾過燃料は、横方向ドリル穴217及びボア215を通って引き出される。これは、燃料圧力が、隙間206内の燃料の圧力よりも低いためである。
高圧ポンプ115への入口114のところでの燃料圧力が十分に低下した場合には、バルブピン203に作用する正味力は上方であり、バルブピン203は上方に移動し、これによってバルブ面221は弁座223に向かって移動し、これによって燃料圧力調整器201を通る可能性のある流れを減少する。
燃料圧力調整器201が非調整位置にある場合には、第3燃料流路は閉鎖するが第2燃料流路は開放したままであり、従って燃料流出ライン213から調整器に進入する燃料は、ドリル穴217及びボア215を介して出ることができるため、小さな隙間206に入らない。
このようにして、燃料圧力調整器201は、未濾過燃料中のデブリによる損傷から保護され、濾過済み燃料と未濾過燃料との交差汚染を阻止する。
低圧燃料システムが、例えば空の状態で作動していたため、低圧燃料システムのプライムを行う必要がある場合には、燃料を移送ポンプ105で燃料圧力調整器201に圧送する。始動隙間即ちプライム隙間261が小さいため、少量の燃料しかこの隙間261を通過できず、従って、この隙間を通って燃料圧力調整器201を出て燃料戻しライン120に入る燃料は少量である。残りの燃料は燃料供給ライン110に流入して高圧ポンプ115に行き、燃料供給ライン110内の空気を押し出す。燃料圧力調整器201に作用する燃料制御ライン121内の圧力が上昇し、バルブピン203が下方に移動し、バルブ面221を持ち上げて弁座223から離す。バルブピン203の所定の変位の後、調整隙間230が開放し、大量の燃料を燃料戻しライン120に通すことができる。この時点で、重なり領域255は未だボア205内にあり、そのため始動隙間即ちプライム隙間259は 未だに保持されている。
バルブ面221が弁座223から遠ざかる方向に更に移動すると、截頭円錐形領域253とボア205との間に開口部が形成される。この時点で、燃料圧力調整器201は調整位置に移動している。
1 3ポート燃料圧力調整器
101 燃料圧力調整システム
103 燃料タンク
104 吸入ライン
105 燃料移送ポンプ
107 粗メッシュフィルタ
109 入口
110 燃料供給ライン
111 細メッシュフィルタ
112 出口
113 入口計量バルブ
114 入口
115 高圧燃料ポンプ
116 第1ポート
118 第2ポート
119 燃料流出ライン
120 燃料戻しライン
121 制御燃料ライン
122 第3ポート

Claims (11)

  1. 燃料圧力調整器(1、201)であって、
    バルブ部材(3、203)が内部に配置されたボア(5、205)を含み、前記バルブ部材(3、203)は、前記ボア(5、205)の第1端(11、211)が閉鎖した、前記燃料圧力調整器(1、201)の非調整位置から、前記ボア(5、205)の第1端(11、211)が開放した前記燃料圧力調整器(1、201)の調整位置まで移動でき、
    前記ボア(5、205)の第2端(9、209)に位置決めされた制御燃料ライン連結部(8、208)を含み、使用時に前記制御燃料ライン連結部(8、208)を通って前記ボア(5、205)に流入する燃料が、前記バルブ部材(3、203)に設けられたスラスト面(12、212)に作用し、前記燃料圧力調整器(1、201)を開放する方向で前記バルブ部材(3、203)に作用する力を発生し、
    前記バルブ部材(3、203)と前記ボア(5、205)の前記第2端(9、209)との間の上隙間(6、206)と、
    前記ボア(5、205)に位置決めされた燃料流出ライン連結部(13、213)とを含み、使用時に前記燃料流出ライン連結部(13、213)を通って前記ボア(5、205)に進入する燃料は、前記ボア(5、205)の前記第1端(11、211)と前記第2端(9、209)との間に領域に進入する、燃料圧力調整器(1、201)において、
    前記ボア(5、205)内に、前記第1端(11、211)と前記第2端(9、209)との間に設けられた下隙間(30、230)と、前記下隙間(30、230)と前記ボア(5、205)の前記第2端(9、209)との間の位置に連結された流出通路と、燃料戻しライン連結部(14、214)とを含み、通常作動使用時に、前記燃料圧力調整器(1、201)が非調整位置にあるとき、前記燃料流出ライン連結部(13、213)から前記燃料戻しライン連結部(14、214)までの燃料流路を開放状態に保持し、
    通常の作動使用時に、前記下隙間(30、230)の断面積は、前記燃料流出ライン連結部(13、213)を通って前記燃料圧力調整器(1、201)に進入する燃料中の汚染物が自由に通過できるのに十分に大きい、ことを特徴とする燃料圧力調整器。
  2. 請求項に記載の燃料圧力調整器において、
    前記流出通路は、前記バルブ部材(3、203)を通って延びている、燃料圧力調整器。
  3. 請求項又はに記載の燃料圧力調整器において、
    前記下隙間(30、230)と前記上隙間(6、206)との間に拡大容積部(19、219)が形成され、前記流出通路は前記拡大容積部(19、219)に流体的に連結されている、燃料圧力調整器。
  4. 請求項に記載の燃料圧力調整器において、
    前記拡大容積部(19、219)は、前記バルブ部材(3、203)の周囲に沿って延びている、燃料圧力調整器。
  5. 請求項乃至のうちのいずれか一項に記載の燃料圧力調整器において、
    通常の作動使用時に、前記上隙間(6、206)の断面積は、前記燃料流出ライン連結部(13、213)を通って前記燃料圧力調整器(1、201)に進入する燃料中の汚染物の自由な通過を妨げるのに十分に小さい、燃料圧力調整器。
  6. 請求項乃至のうちのいずれか一項に記載の燃料圧力調整器において、
    前記下隙間(30、230)は、前記バルブ部材(3、203)と前記ボア(5、205)との間に配置される、燃料圧力調整器。
  7. 請求項乃至のうちのいずれか一項に記載の燃料圧力調整器において、更に、
    前記燃料圧力調整器(201)が非調整位置にある場合、下始動隙間(259)及び上始動隙間(261)が、前記ボア(205)内に前記第1端(211)と前記第2端(209)との間に配置され、前記始動隙間(259、261)は、流れ断面積が前記下隙間(230)よりも小さい、燃料圧力調整器。
  8. 請求項乃至のうちのいずれか一項に記載の燃料圧力調整器において、
    前記ボア(205)には、断面積を増大した広幅領域(257)が、前記第1端(211)と前記第2端(209)との間に設けられ、前記バルブ部材(203)は、上領域(229)及び重なり領域(255)を含み、使用時に、前記上領域(229)は、前記燃料流出ライン連結部(213)と前記第2端(209)との間に配置され、前記重なり領域(255)は、前記燃料流出ライン連結部(213)と前記第1端(211)との間に配置され、前記燃料圧力調整器(201)が非調整位置にある場合、前記上領域(229)の一部と前記ボア(205)との間に始動隙間(261)しかなく、前記燃料圧力調整器(201)が開放位置にある場合、前記上領域(229)全体が前記広幅領域(257)と隣接して配置され、前記バルブ部材(203)と前記広幅領域(257)との間に下隙間(230)が形成される、燃料圧力調整器。
  9. 請求項に記載の燃料圧力調整器において、
    使用時に、前記バルブ部材(203)が前記非調整位置から前記調整位置に向かって移動するとき、前記燃料圧力調整器(201)が開放し、前記バルブ部材(203)の移動の第1段階後、前記バルブ部材(203)と前記広幅領域(257)との間に前記上隙間(230)が形成され、前記バルブ部材(203)と前記ボア(205)との間に下始動隙間(259)が形成され、前記バルブ部材(203)の移動の第2段階後、前記バルブ部材(203)と前記広幅領域(257)との間に前記上隙間(230)が形成され、前記バルブ部材(203)と前記ボア(205)との間に下隙間(240)が形成される、燃料圧力調整器。
  10. 燃料供給部(103)を移送ポンプ(105)の入口(109)に流体的に連結する燃料供給ライン(104)と、前記移送ポンプ(105)の出口(112)を高圧燃料ポンプ(115)の入口(113)に流体的に連結する移送圧力燃料ライン(110)と、前記移送圧力燃料ライン(110)に位置決めされた燃料フィルタ(111)と、請求項1乃至9のうちのいずれか一項に記載の燃料圧力調整器(1)を前記移送圧力燃料ライン(110)に流体的に連結する燃料流出ライン(119)と、前記燃料圧力調整器(1)を前記燃料供給ライン(104)に流体的に連結する燃料戻しライン(120)と、前記燃料圧力調整器(1)を前記移送圧力燃料ライン(110)に流体的に連結する制御燃料ライン(121)とを含む燃料圧力調整システム(101)において、
    前記燃料流出ライン(119)は、前記移送ポンプ(105)の前記出口(112)と前記燃料フィルタ(111)との間の位置で前記移送圧力燃料ライン(110)に流体的に連結されている、ことを特徴とする燃料圧力調整システム。
  11. 請求項10に記載の燃料圧力調整システムにおいて、
    前記制御燃料ライン(121)は、前記燃料フィルタ(111)と前記高圧燃料ポンプ(115)の前記入口(113)との間の位置で前記移送圧力燃料ライン(110)に流体的に連結されている、燃料圧力調整システム。
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