JP5367768B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶ディスプレイ上で同一の図柄演出が繰り返されることを防止した弾球遊技機に関する。
パチンコ機などの弾球遊技機は、遊技盤に設けた図柄始動口と、複数個の表示図柄を所定時間変動させた後に停止させるといった一連の図柄変動態様を表示する図柄表示部と、開閉板が開閉される大入賞口などを備えて構成されている。そして、図柄始動口に設けられた検出スイッチが遊技球の通過を検出すると、遊技球の入賞状態となり、図柄表示部で表示図柄を所定時間変動させる。そして、その後、図柄が整列して停止すると大当り状態となり、大入賞口が繰返し開放されて遊技者に有利な利益状態を発生させるようにしている。
図柄表示部は、通常、液晶ディスプレイで構成されており、リーチ演出や予告演出などを含んだ各種の図柄演出動作を実行している。リーチ演出とは、あと一歩で大当り状態となる状態を継続させて遊技者を盛り上げる図柄演出であり、予告演出とは、図柄の変動動作の途中に、何らかのキャラクタを突然登場させることで、その後の大当り状態の招来を予告する図柄演出である。
そして、このような図柄演出が同一内容に偏ることがないよう、乱数値を使用した抽選処理によって演出内容を決定している。なお、乱数値として、所定時間毎にソフトウェア的に更新されるカウンタの値を、必要時に取得して使用している。
しかしながら、このような弾球遊技機では、図柄始動口に連続して遊技球が入賞して、図柄表示部が連続的に図柄演出を実行する場合に、図柄演出が偏ることがあった。
すなわち、図柄演出の殆どはハズレ状態で終わる演出であり、しかも演出時間も同一のものも多いので、たまたま連続する同一の演出時間と、カウンタの更新周期とが同期してしまうことがあり、このような場合には同一の図柄演出が繰り返されることになった。そして、同じ演出内容が繰り返されたのでは、遊技者を白けさせてしまうことになり、折角のリーチ演出なども台無しになってしまう。
この発明は、この問題点に鑑みてなされたものであって、同一の図柄演出が繰り返されることを防止した弾球遊技機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、遊技球の動作に関連して所定の入賞状態が発生すると、これに起因する当否抽選によって遊技者に有利な遊技状態を発生させるか否かを決定し、当否抽選結果と、演出総時間とを特定する演出制御コマンドを出力すると共に、自らの制御による変動動作によって、表示内容を所定時間変動させた後に、当否抽選結果を第1表示部に表示する第1コンピュータ回路を具備する主制御部と、主制御部から受けた演出制御コマンドに基づいて演出抽選を行い、第2表示部における第1表示部の変動動作と同期した演出内容を具体的に決定した後、第2表示部での図柄演出動作を、自らの制御による音声演出動作及びランプ演出動作に同期して実現する第2コンピュータ回路を具備するサブ制御部と、を有して構成され、サブ制御部は、遊技盤に配置された検出スイッチがON動作したことに対応して、演出内容をランダム化するための演出値を特定する特定手段と、演出制御コマンドを受ける毎に特定手段が特定した演出値と主制御部から受けた演出制御コマンドとに基づいて、演出総時間が同一で演出内容が相違する複数の図柄演出の何れか一つを決定する演出抽選を行い、第2表示部での図柄演出動作を開始する開始手段と、を備えて構成され、演出値を加味した演出抽選を実行することで、同一の演出制御コマンドが連続して主制御部から出力された場合にも、同一内容の図柄演出が連続する可能性が低減されることを特徴とする
前記主制御部は、好ましくは、前記演出制御コマンドを前記サブ制御部に伝送するのに対応して、自らが直接制御する図柄変動動作を開始させている。また、前記演出制御コマンドでは、前記当否抽選の結果と、演出表示部における演出の総時間とを特定するのが好適であり、当否抽選処理の結果と、演出表示部における演出の総時間のみを特定する構成が簡易的で更に好適である。また、前記入賞発生コマンドでは、その時に保留状態ある前記当否抽選処理の数を特定していると、サブ制御部での制御負担が軽減されて好適である。
本発明によれば、入賞発生コマンドの伝送タイミングが、演出制御コマンドの伝送タイミングとは無関係にランダムに発生する。また、演出表示部における演出内容は、入賞発生コマンドの伝送タイミングに対応して特定された演出乱数値に基づいて決定される。そのため、仮に、同一の演出制御コマンドが連続して伝送されることがあっても、演出表示部における演出内容は、ランダムなものとなり、同一の図柄演出が繰り返されることが防止される。
実施例に示すパチンコ機の正面図である。 図1のパチンコ機の遊技盤を詳細に図示した正面図である。 図1のパチンコ機の全体構成を示すブロック図である。 主制御部の回路構成を示すブロック図である。 主制御部の制御動作を説明するフローチャートである。 図5の一部を詳細に示すフローチャートである。 図5の別の一部を詳細に示すフローチャートである。 演出制御部の制御動作を説明するフローチャートである。 図1のパチンコ機の動作を説明するタイムチャートである。
以下、実施例に係る弾球遊技機に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施例のパチンコ機1を示す正面図である。図示のパチンコ機1は、島構造体に着脱可能に装着される矩形枠状の木製外枠2と、外枠2に固着されたヒンジ3を介して開閉可能に枢着される前枠4とで構成されている。この前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、その前側には、ガラス扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。
前面板7には発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着され、前枠4の下部には、上皿8から溢れ出し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射ハンドル10とが設けられている。発射ハンドル10は発射モータ2と連動しており、発射ハンドル10の回動角度に応じて動作する打撃槌によって遊技球が発射される。
上皿8のほぼ中央には、ランプを内蔵する楕円形のチャンスボタン11が設けられている。なお、このチャンスボタン11は、遊技者の左手で操作できる位置に設けられており、遊技者は、発射ハンドル10から右手を離すことなくチャンスボタン11を操作できる。このチャンスボタン11は、通常時には機能していないが、ゲーム状態がボタンチャンス状態となると内蔵ランプが点灯されて操作可能となる。なお、ボタンチャンス状態は、必要に応じて設けられるゲーム状態である。
上皿8の右部には、カード式球貸し機に対する球貸し操作用の操作パネル12が設けられ、カード残額を3桁の数字で表示する度数表示部12aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ12bと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ12cとが設けられている。
図2に示すように、遊技盤5には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール13が環状に設けられ、その内側の遊技領域5aの略中央には、液晶カラーディスプレイDISPが配置されている。また、遊技領域5aの適所には、2つの図柄始動口15、大入賞口16、4つの普通入賞口17、左右の通過口であるゲート18が配設されている。これらの入賞口15〜18は、それぞれ内部に検出スイッチを有しており、遊技球の通過を検出できるようになっている。
液晶ディスプレイDISPの下部には、7セグメントLEDやドットマトリクスなどで構成される特別図柄表示部14が設けられている。特別図柄表示部14は、図柄始動口15に遊技球が入賞することを条件に実行される大当り抽選の抽選結果を表示する部分である。動作内容としては、遊技球が図柄始動口15に入賞すると表示内容の変動動作を開始し、その後、大当り状態か否かの抽選結果を表示して停止するようになっている。特別図柄表示部14が7セグメントLEDで構成されている場合、大当り状態であれば特別図柄(例えば「1」〜「9」)の何れかを表示し、ハズレ状態あれば「−」を表示する。
特別図柄表示部14の下部には、4個のLEDランプで構成された変動保留数表示部19が設けられている。この変動保留数表示部19は、特別図柄表示部14の変動動作中に、更に、図柄始動口15に遊技球が入賞したことを示しており、4個を限度に遊技球の入賞が記憶され、その後の大当り抽選が保留状態となる。
本実施例の場合、液晶ディスプレイDISPは、演出図柄表示部20として機能しており、特別図柄表示部14と同期した演出動作を実行している。具体的には、大当り状態に係わる演出図柄(例えば「1」〜「9」)を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示している。
液晶ディスプレイDISPの右上部には、普通図柄表示部21が設けられている。普通図柄表示部21は普通図柄を表示するものであり、ゲート18を通過した遊技球が検出されると、表示される普通図柄が所定時間だけ変動し、遊技球のゲート18の通過時点において抽出された抽選用乱数値により決定される停止図柄を表示して停止するようになっている。なお、普通図柄の変動動作中に、遊技球がゲート18を通過した場合には、4個を上限として変動動作の開始が保留される。
図柄始動口15は、一対の開閉爪を備えた電動式チューリップで開閉され、普通図柄表示部21の変動後の停止図柄が当り図柄を表示した場合には、開閉爪が所定時間だけ開放されるようになっている。この図柄始動口15に遊技球が入賞すると、特別図柄表示部14と演出図柄表示部20の表示図柄が所定時間だけ変動し、図柄始動口15への遊技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止図柄で停止する。
大入賞口16は、前方に開放可能な開閉板16aで開閉されるが、特別図柄表示部14と演出図柄表示部20の変動停止後の図柄が「7」及び「7・7・7」などの特別図柄のとき、「大当り」と称される特別遊技が開始され、開閉板16aが開放されるようになっている。また、大入賞口16の内部には、入賞した遊技球を検出する所定個数、例えば1個の入賞検出器が設けられている。
大入賞口16の開閉板16aが開放された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば
10個)の遊技球が入賞すると開閉板16aが閉じる。このとき、最大で例えば16回まで特別遊技が継続され、遊技者に有利な状態に制御される。
なお、特別図柄表示部14の変動後の停止図柄が特別図柄のうちの特定図柄であった場合には、特別遊技の終了後のゲームが高確率状態となるという特典が付与される。この特定図柄による大当りを「確変大当り」と言いうこともあるが、この実施例では、例えば「1」〜「9」の特別図柄のうち、奇数値(1,3,5,7,9)を特に特定図柄として、確変大当り用に使用している。
図3は、実施例に係るパチンコ機1の全体構成を示すブロック図である。図示の通り、このパチンコ機1は、遊技動作を中心的に制御する主制御基板30と、主制御基板30からの制御コマンド(PTi,Diなど)を、コマンド中継基板31を経由して受信して演出動作を実行する演出制御基板32と、払出モータM1を制御して遊技球を払出す払出制御基板33と、発射モータM2によって遊技球を発射させる発射制御基板34とを中心に構成されている。
図示の通り、主制御基板30には、普通図柄表示部21と特別図柄表示部14が接続されており、主制御基板30による直接的な制御によって図柄変動動作を実現している。また、主制御基板30には、各入賞口15〜18などの検出スイッチからのスイッチ信号が入力され、また、主制御基板30は、ソレノイドSLNを制御して電動式チューリップ、大入賞口16aを開閉している。
演出制御基板32は、LEDランプ群、液晶ディスプレイDISP、及びスピーカSPに接続されて各部の演出動作を制御している。すなわち、液晶ディスプレイDISPの演出図柄表示部20で図柄演出動作が実行されると、これに合わせて、LEDランプ群によるランプ演出動作や、スピーカSPによる音声演出動作を実現している。なお、LEDランプ群には、変動保留数表示部19が含まれており、保留状態の入賞個数がLEDランプの点灯数によって特定される。また、演出制御基板32には、チャンスボタン11が接続されている。
主制御基板30、演出制御基板32、及び払出制御基板33は、それぞれワンチップマイコンを備えるコンピュータ回路が搭載されており、演出制御基板32及び払出制御基板33は、主制御基板30からの制御コマンドを受けて個別的な制御動作を実現している。そこで、主制御基板30や演出制御基板32に搭載された回路及びその回路によって実現される動作を機能的に総称して、以下、主制御部30、演出制御部32、及び払出制御部33と称することがある。また、払出制御部33や演出制御部32を指してサブ制御部ということがある。
図4は、主制御部30の回路構成を示すブロック図である。図示の通り、主制御部30は、ワンチップマイコンからなるCPU回路30aと、CPU動作クロックCLKの整数倍の周波数であるクロック信号Φ0を発生するシステムクロック発生部30bと、CPUからのアドレス信号に基づき各部のチップセレクト信号を生成するデコード回路30cと、CPUからのデータを出力するための出力ポート回路30dと、外部データをCPUが取り込むための入力ポート回路30eと、各サブ制御部31,32,33に制御コマンドを出力する出力駆動回路30fと、遊技盤各部のスイッチ類のON/OFF状態を入力するスイッチ入力回路30gとを中心に構成されている。なお、CPU回路30aには、Z80CPU(Zilog社)相当品のCPUコアが内蔵されている。
図3の構成からなる主制御部30は、図5に示すタイマ割込み処理を所定時間(2mS)毎に実行することによって、パチンコ機1の動作全体を総括的に制御している。以下、
図5に基づいて説明すると、タイマ割込みが生じると、各レジスタの内容がスタック領域に退避された後(ST10)、乱数作成処理が行なわれる(ST11)。乱数作成処理には、普通図柄処理ST19や特別図柄処理ST24における抽選処理で使用される当り用カウンタRGや大当り用カウンタCTの更新処理を含んでいる。
当り用カウンタRGや大当り用カウンタCTは、ステップST11において、それぞれ所定数値範囲内でインクリメント(+1)処理によって更新され、更新後のカウンタの値は、それぞれ、当り判定用乱数値や大当り判定用乱数値として当否抽選処理で活用される。具体的には、当り用カウンタRGの値は、遊技球がゲート18を通過した場合に、普通図柄処理(ST19)における当り抽選処理で使用され、大当り用カウンタCTの値は、遊技球が図柄始動口15を通過した場合に、特別図柄処理(ST24)における大当り抽選処理に使用される。なお、乱数作成処理(ST11)においては、普通図柄表示部21や特別図柄表示部14における停止図柄を決定するための、当り図柄用乱数作成処理や、大当り図柄用乱数作成処理も含んでいる。
以上のような乱数作成処理(ST11)が終わると、各遊技動作の時間を管理しているタイマについてタイマ減算処理が行なわれる(ST12)。減算されるタイマは、電動チューリップや大入賞口16の開放時間や、その他の遊技演出時間を管理するものである。したがって、ステップST12の処理には、特別図柄表示部14における図柄変動動作を管理する図柄変動タイマTMの減算処理を含んでいる(図6(a)参照)。
タイマ減算処理(ST12)が終わると、図柄始動口15やゲート18の検出スイッチを含む各種スイッチ類のスイッチ信号が入力されて記憶される(ST13)。図6(b)は、スイッチ入力管理処理の一部である、図柄始動口チェック処理を図示したものである。図6(b)に示すように、先ず、図柄始動口15がチェックされ(ST30)、図柄始動口15の検出スイッチがON状態であれば、この段階における図柄変動保留数Dが判定される(ST31)。
そして、変動保留数Dが4未満であれば、変動保留数Dがインクリメントされた後(ST32)、大当り抽選処理における判定用乱数値RNDが取得されて記憶される(ST33)。具体的には、ステップST11で更新された大当り用カウンタCTの値が、ステップST33のタイミングで取得されて判定用乱数値RNDとなる。また、大当り図柄用の乱数値ZUについても同様に取得されて記憶される(ST34)。そして、保留数コマンドバッファに変動保留数Dが格納されて処理を終える(ST35)。
その後の処理について、図5に戻って説明を続けると、ステップST14では、この段階で生成されているコマンドをサブ制御部32,33に伝送する(ST14)。したがって、ステップST35の処理で用意された変動保留コマンドDiは、ステップST14のタイミングで、演出制御部32に伝送されることになる。
その後、エラー管理処理が行われるが(ST15)、エラー管理処理とは、遊技球の補給が停止したり、遊技球が詰まっていないかなど、機器内部に異常が生じていないかの判定を意味する。次に、払出制御部33向けの制御コマンドを作成した後(ST16)、この段階で生成されている制御コマンドを該当するサブ制御部に伝送する(ST17)。
続いて、現在が当り中の動作モードでないことを条件に、普通図柄処理を行う(ST19)。普通図柄処理とは、電動チューリップなど、普通電動役物を作動させるか否かの判定を意味する。具体的には、ステップST13のスイッチ入力結果によって遊技球がゲートを通過していると判定された場合に、乱数生成処理(ST11)で更新された当り用カウンタRGを、当り当選値と対比して行われる。そして、対比結果が当選状態であれば当
り中の動作モードに変更する。また、当り中となれば、電動チューリップなど、普通電動役物の作動に向けた処理を行う(ST21)。
次に、必要な制御コマンドを該当するサブ制御部に伝送し(ST22)、現在が大当り中の動作モードでないことを条件に、特別図柄処理を行う(ST24)。特別図柄処理とは、大入賞口16など第1種特別電動役物を作動させるか否かの判定であり、大当り抽選処理を含んだ処理である。概略動作は、図7(a)に示す通りであり、動作ステイタスの値に応じて、特別図柄の変動動作を開始させる開始処理(ST42)→特別図柄の変動確定処理(ST43)→特別図柄の変動を終了させる終了処理(ST44)の順に動作内容が推移するようになっている。
図7(b)は、変動開始処理(ST42)の内容を更に詳細に図示したものである。先ず、現在が大当り中の動作モードでないことを条件に(ST50)、変動保留数Dの値がチェックされる(ST51)。図6(b)において説明したように、図柄始動口15に遊技球が入賞すると、変動保留数Dはインクリメント処理されてゼロ以外の値になっている(ST32)。したがって、この段階でD≠0である場合は、図柄始動口15への入賞が発生したことを意味するので、ステップST33及びST34の処理で記憶されている大当り用乱数値RND及び大当り図柄用乱数値ZUを、記憶エリアから読み出す(ST53,ST54)。
そして、読み出した乱数値RNDに基づいて大当り抽選処理を行い、大当り状態か否かの当否を判定する(ST55)。また、変動動作後の停止図柄についても抽選処理によって決定する(ST56)。なお、大当り抽選に当選している場合には、乱数値ZUに基づいて当選状態の特別図柄を決定する。
次に、大当り抽選の結果に応じた変動パターンコマンドPTiを決定してバッファ領域に記憶し(ST57)、動作ステイタスを00Hから01Hに変更して処理を終える(ST58)。なお、変動パターンコマンドPTiは、大当り抽選の当否結果だけでなく、リーチ演出を含む図柄変動動作の総時間などを規定したものである。そして、この図柄変動の総時間が図柄変動タイマTM(図6(a)参照)にセットされ、決定された変動パターンコマンドは、その後のステップST27のタイミングで演出制御部32に伝送される。
このようにして特別図柄の変動開始処理(ST42)が実行されると、次回のタイマ割込み時には、動作ステイタスの値(=01H)に応じて、特別図柄の変動確定処理(ST43)が実行される。変動確定処理(ST43)では、特別図柄表示部14の図柄変動動作が開始されるが、この図柄変動動作は、図柄変動タイマTMが0になるまで継続される。
図6(a)に示す通り、図柄変動タイマTMは、タイマ割込み毎にデクリメントされるが、図柄変動タイマTMがTM=0となると、動作ステイタスを01Hから02Hに変化させて変動確定処理を終える。したがって、それ以降のタイマ割込み時には、変動終了処理(ST44)が実行されることになる。変動終了処理(ST44)では、特別図柄表示部14の図柄変動動作を終了させると共に、演出制御部32に変動停止コマンドを送信する。
特別図柄処理(ST24)は、概略、図7に示す通りであり、大当り抽選処理(ST55)によって当選状態となれば、変動終了処理(ST44)において、大当り中の動作モードに変わる。また、大当り中となれば、大入賞口など第1種特別電動役物の作動に向けた処理を行う(ST26)。
次に、ステップST57の処理で生成された変動パターンコマンドPTiなどがサブ制御部に伝送された後(図5のST27)、ステップST10の処理で退避しておいたレジスタを復帰させてタイマ割込み処理を終える(ST28)。その結果、メインルーチンの処理に戻ることになるが、所定時間(2mS)経過すると、再度ステップST10の処理が開始されるので、ステップST10〜28の処理は、2mS毎に繰り返されることになる。
以上説明した図5のフローチャートについて、制御コマンドの伝送処理について確認すると、図柄始動口15に遊技球が入賞した場合、ステップST14のタイミングで保留数コマンドDiが演出制御部32に伝送される。また、大当り抽選処理の結果に応じて決定される変動パターンコマンドPTiは、ステップST27のタイミングで演出制御部32に伝送される。
図8は、演出制御部32における制御コマンドの受信処理を例示したフローチャートである。制御コマンドを受信すると、先ず、それが保留数コマンドDiであるか否かが判定される(ST60)。そして、保留数コマンドDiである場合には、変動保留数が記憶されると共に(ST61)、その段階における演出用カウンタENのカウンタ値ENiが取得され、書込みポインタWRが示すリングバッファの記憶エリアに記憶される(ST62)。そして、書込みポインタWRの値がインクリメントされる(ST63)。なお、ステップST62の処理で取得される演出用カウンタENの値は、演出制御部32におけるタイマ割込みによって定期的に更新されている。但し、このタイマ割込みの割込みタイミングと、保留数コマンドDiの受信タイミングとは同期しないので、演出用カウンタENから取得されたカウンタ値である演出乱数ENiは、完全にランダムなものとなる。
ステップST63の処理に続いて、受信した制御コマンドが変動パターンコマンドPTiか否かが判定され(ST64)、変動パターンコマンドPTiであれば、これが所定の記憶エリアに記憶される(ST65)。そして、読出しポインタRDが示すリングバッファの記憶エリアから演出乱数ENiが読み出され、変動パターンコマンドPTiと演出乱数ENiとに基づいて演出図柄表示部20における演出内容が決定される。その後、読出しポインタRDの値がインクリメントされて処理を終える(ST67)。
ステップST66の演出抽選を補足説明すると、例えば、変動パターンコマンドPTiを受けた場合には、演出総時間が同一で演出内容のみ異なるE1,E2,E3の何れかが、演出乱数ENiの値に基づく演出抽選によって決定される。但し、E1,E2,E3の何れが選択されても、演出動作に要する総時間は、変動パターンコマンドPT1に規定されて同一であるので、主制御部30の制御によって実行される特別図柄表示部14の動作終了タイミングと正しく同期させることができる。
図9は、変動パターンコマンドPTi及び保留数コマンドDiに関して、主制御基板30と演出制御基板32の動作内容を示すタイムチャートである。遊技球は、A1〜A8のタイミングで図柄始動口15に入賞する。そして、遊技球入賞の各タイミングでは、保留数コマンドDi(D1〜D8)が演出制御部32に伝送される。一方、演出制御部32では、保留数コマンドDiを受信する毎に、演出抽選を行い演出乱数ENiを取得する。
図示例の場合、図柄始動口15への入賞時A1,A2は、変動保留状態ではないので、主制御部30は、保留数コマンドDiを演出制御部32に伝送すると共に、変動保留数を1から0に戻し、特別図柄表示部14における図柄変動動作を開始する。一方、演出制御部32も、演出抽選で決定された演出動作を開始する。先に説明した通り、この演出動作は、変動パターンコマンドPTiと、保留数コマンドDiに基づく演出乱数ENiとで抽選決定されるものである。
その後は、図柄始動口15に連続して遊技球が入賞するので(A3〜A8)、保留数コマンドDiの伝送タイミングと、変動パターンコマンドPTiの伝送タイミングとが一致しない。つまり、保留数コマンドD3〜D8は、各入賞時に伝送されるが、変動パターンコマンドP3〜P5・・・は、保留数コマンドD3〜D8の伝送より遅れ、特別図柄表示部14で変動動作が開始される時に伝送される。そのため、たまたま同一の変動パターンコマンドが連続して伝送されて、同一の演出時間の図柄演出が連続したとしても、演出乱数がランダムとなるので、演出内容が同一になることがない。
以上、本発明の実施例について具体的に説明したが、具体的な記載内容は特に本発明を限定するものではない。すなわち、演出図柄表示部において、規則性のない図柄演出を実現するための具体的な構成は、実施例のものに拘わらず、本発明の趣旨を逸脱することなく適宜に変更可能である。特に、フローチャートで例示する具体的な制御方法は何ら本発明を限定するものではない。
なお、実施例では、演出制御基板32で受信した保留数コマンドを使用して、演出抽選のための演出乱数値にランダム性を持たせたが、必ずしも、制御コマンドを使用する必要はない。すなわち、図柄始動口スイッチのスイッチ信号を、主制御基板30と演出制御基板32に供給するようにしても良い。また、遊技盤面上に演出専用ゲートなどを設け、そのゲート出力を、演出制御基板32に供給するようにしても良い。この場合には、演出制御基板において、直接、演出乱数値を取得できる。
30 主制御部
32 サブ制御部
PTi 演出制御コマンド(変動パターンコマンド)
Di 入賞発生コマンド(保留数コマンド)
ST11 第1手段
ST65 第2手段
ST66 第3手段
ST66 第4手段

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  1. 遊技球の動作に関連して所定の入賞状態が発生すると、これに起因する当否抽選によって遊技者に有利な遊技状態を発生させるか否かを決定し、当否抽選結果と、演出総時間とを特定する演出制御コマンドを出力すると共に、自らの制御による変動動作によって、表示内容を所定時間変動させた後に、当否抽選結果を第1表示部に表示する第1コンピュータ回路を具備する主制御部と、
    主制御部から受けた演出制御コマンドに基づいて演出抽選を行い、第2表示部における第1表示部の変動動作と同期した演出内容を具体的に決定した後、第2表示部での図柄演出動作を、自らの制御による音声演出動作及びランプ演出動作に同期して実現する第2コンピュータ回路を具備するサブ制御部と、を有して構成され、
    サブ制御部は、
    遊技盤に配置された検出スイッチがON動作したことに対応して、演出内容をランダム化するための演出値を特定する特定手段と、
    演出制御コマンドを受ける毎に特定手段が特定した演出値と主制御部から受けた演出制御コマンドとに基づいて、演出総時間が同一で演出内容が相違する複数の図柄演出の何れか一つを決定する演出抽選を行い、第2表示部での図柄演出動作を開始する開始手段と、を備えて構成され、
    演出値を加味した演出抽選を実行することで、同一の演出制御コマンドが連続して主制御部から出力された場合にも、同一内容の図柄演出が連続する可能性が低減されることを特徴とする弾球遊技機。
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