JP5367410B2 - 作業用装軌車両の走行装置 - Google Patents

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Description

本発明は履帯が突状走行面を乗り越えるときの局部的な衝撃を緩和するとともに、その機首の落下高さを低減した作業用装軌車両の走行装置に関する。
従来、広く使われている作業用装軌車両の走行装置には、走行時の乗り心地を向上するためにボギー式(揺動式)下転輪、特にダブルボギー式下転輪を装着したものがある。図9は、従来の作業用装軌車両であるブルドーザの一例を示している。作業用装軌車両は、車体の左右下部に履帯6を有する走行装置を備えている。走行装置には、車両前後方向に沿って配設されたトラックフレーム1と、前後両端部に配設されたアイドラ2及びスプロケット3と、トラックフレーム1の下部に回転自在に、かつ揺動自在に車体前後方向に支持された複数の下転輪11,12を有するダブルボギー装置10とが設けられている。
例えば、特開2001−225770号公報(特許文献1)に記載された作業用装軌車両における走行装置によれば、図示は省略したが、トラックフレームの前端部にはスプリングを介して外方に向けて所定のテンションが掛けられているヨークが長手方向(車両前後方向)に移動自在に装着されており、ヨークの先端部にはアイドラが回転自在に取着されている。トラックフレームの後端に近接する車両本体にスプロケットが取着され、前記アイドラとスプロケットとの間にボギー式下転輪ユニットを揺動可能に取着している。この特許文献1に記載された走行装置によれば、前記アイドラに近接して配されるボギー装置は1個の下転輪を揺動自在に支持するシングルボギー装置であり、前記スプロケットと前記シングルボギー装置との間のトラックフレームには複数組のダブルボギー装置が配され、前記スプロケットとこれに隣接するダブルボギー装置との間にはシングルボギー装置が配されていない。そして、これらのアイドラ、スプロケット及び複数の下転輪の周囲には、履帯が巻装されている。
また、例えば特開2005−225485号公報(特許文献2)には、図1に示すように、トラックフレーム1の前端部に取着したピン42に先端部アーム49の中央を回動可能に支持させ、その先端部アーム49の前方端部にアイドラ2を回転自在に支持させるとともに、先端部アーム49の後方端部に先端部下転輪43を回転自在に支持させたシングルボギー装置40aを備えた作業用装軌車両の走行装置が開示されている。この特許文献2の作業用装軌車両によれば、トラックフレーム1の後端部に、更に後端部アーム45の基端を揺動可能に取着させるとともに、同後端部アーム45の後方端部に後端部下転輪47を回転自在に取着した、いわゆるシングルボギー装置40bをトラックフレーム1の後端部にも設けており、前後のシングルボギー装置の間のトラックフレーム1の下部に複数組のダブルボギー装置10を配設している。なお、この走行装置とダブルボギー装置の全体構造は、視覚的に後述する本発明の実施形態の走行装置及びダブルボギー装置と大きく変わるところがない。そのため、理解をしやすくするため、従来の走行装置及びダブルボギー装置の対応部分の符号に、後述する本発明の実施形態に用いる符号と同一符号を使って説明している。
この従来のダブルボギー装置10は、図2に仮想線で示すように、トラックフレーム1の下部に第1アーム31の基端部が第1ピン33により揺動自在に支持されており、第1アーム31の先端部には第2アーム32の略中央部が第2ピン35により揺動自在に支持されている。またこの第2アーム32の前後両端部には、それぞれ第1及び第2下転輪11,12が回転自在に取着されている。ここで、第1ピン33は、第2ピン35よりもアイドラ2寄りの位置に設けられている。また第1アーム31の先端上部とトラックフレーム1の下部との当接部には、それぞれ弾性部材34a,34bが固設されている。この弾性部材34a,34bが互いに当接することにより、第1アーム31の上方への回動を制限すると共に、起伏部を乗り上げたり乗り越えるときの第1及び第2下転輪11,12が受ける衝撃を吸収するようになっている。
ダブルボギー装置10の前後1対の第1及び第2下転輪11,12に掛かる荷重の位置は、平坦地の走行時は第1及び第2下転輪11,12が水平位置にあり、両下転輪11,12が履帯6を連結する連結リンク62の踏面に均等に接触しているため、第1及び第2下転輪11,12間の中央支持部である第1アーム31の中央位置となり、この第1アーム中央部にて車体荷重を受けている。一方、履帯6が隆起部へと乗り上げるときは、同履帯6の傾斜によりダブルボギー装置10の前後1対の第1及び第2下転輪11,12も第2アーム32を介して時計方向又は反時計方向に回動し、第2アーム32の回動支点を挟む前後アーム部の各上面に隆起するストッパ部32b,32cが第1アーム31の下面に当接し、この当接面にて車体荷重を受けることになる。このときの衝撃はトラックフレーム1の下面及び第1アーム31の上面の対向部に固設された上記弾性部材34a,34bの弾力により緩和される。
このように、ダブルボギー装置10の前後1対の第1及び第2下転輪11,12に掛かる荷重の位置は、実接地面の形状により変化し、例えば平坦面の走行時は第1及び第2下転輪11,12間の中央支点、起伏部の走行であれば第2アーム32の前後いずれかのストッパ当接面となり、このときのダブルボギー装置10の見掛け上のバネ定数は、図2および図10Aに模式的に示すように、第1アーム31の揺動支点と第1及び第2下転輪11,12間の中央支点との間の距離L1、第1アーム31の揺動支点と第2アーム32の前後いずれかのストッパ部32b,32cの当接面との間の距離L2,L3(L2<L3)に影響され、第1アーム31の揺動支点に最も近い第2アーム32の前部ストッパ部32bの当接面が車体荷重を受けるときが最も大きくなる。因みに、このときの各荷重の位置における見掛け上のバネ定数は、図10Bに示すような分布となる。すなわち、ダブルボギー装置10の見掛け上のバネ定数の分布は、図10Bに示すように、ダブルボギー装置10の第1アーム31の揺動支点側(アイドラ側)における第2アーム32の前部ストッパ当接位置、第2アーム32の揺動支点、第1アーム31の揺動支点から最も遠いスプロケット側における第2アームの後部ストッパ当接位置の順で徐々に小さくなっている。
ここで、特許文献2にあっては、全てのダブルボギー装置の第1アーム31の揺動支点の配置を、例えばアイドラ寄りのように一方向へと揃えているので、走行装置の見掛け上のバネ定数の分布は、タンブラー距離内で相殺されて略均一化されることになり、走行安定性を確保できる。
以下に、従来のダブルボギー装置10の詳細構造を図3〜図5により説明する。なお、これらの図は、本発明の後述する実施形態に則った図面を実線にて示している。図3は図1のIII −III 断面図であり、図4は図1のIV−IV断面図、図5はダブルボギー装置を下前方斜めから見た立体図である。図2において仮想線で示す部分が従来技術に相当する部分である。トラックフレーム1の下部で、かつ車両左右方向の両端部には、下方に延設された1対のプレートが設けられており、この1対のプレート間に第1アーム31の基端部が左右1対の第1ピン33,33により揺動自在に取着されている。第1アーム31の先端部は、左右方向の断面形状が下方に開口したコの字状をなしており、このコの字状の左右端部には下方に延びた左右1対の支持部31a,31aを有している。この左右1対の支持部31a,31aの上端部は上端平板部31bにて連結されており、同上端平板部31bの上面中央部には上記アーム側の弾性部材34aが取付座部31cを介して固設されている。また前記上端平板部31bの下面には、上記第1及び第2下転輪11,12の揺動時に、その各フランジ部11a,12aの侵入を許容する凹欠部31b’が形成されている。
また第2アーム32は、車両幅方向の左右1対のアーム部材32a,32aを有しており、前記左右1対の支持部31a,31a間に左右1対のアーム部材32a,32aが挿入され、左右1対のアーム部材32a,32aの略中央部が第2ピン35,35により揺動自在に支持されている。また、第2アーム32の両先端部で、かつ左右1対のアーム部材32a,32a間に、それぞれ第1及び第2下転輪11,12が回転自在に取着されている。
さらに、前記左右1対の支持部31a,31aの下端部の内側には、それぞれ断面略L形状のブラケット36,36が、前記L形状の一方の部材を上方向きに、かつ他方の部材を外方向きにして取着されている。この左右1対のブラケット36,36の上方向きの部材は、互いに対向する面にテーパ面を有しており、このテーパ面を履帯6の内周側に左右に設けられた連結リンク62の外側面に当接させるようにしている。なお、左右1対のブラケット36,36のテーパ面を連結リンク62に当接させることにより、履帯6が左右方向にずれるのを規制している。
ところで、上述の従来技術による作業用装軌車両の走行装置において、作業用装軌車両が起伏部に乗り上げたとき、車体荷重を支持する位置は、シングルボギー装置40aまたは40bでは弾性部材44a,44bの設置位置であって、平坦接地面と同様に先端部下転輪43の位置に略一致する。しかし、ダブルボギー装置10では、履帯6の一部が隆起接地面を前後で包み込むように逆反り状態となって、隆起接地面を挟む前後に隣接する二組のダブルボギー装置10,10の各第2アーム32,32が、図11に矢印で示すように、走行方向前側(図左側)が第1アーム支持点を中心に反時計方向に回転し、走行方向後側(図右側)が第1アーム支持点を中心に時計方向に回転する。ここで、この回転角(第2アームの揺動角)αが所定の角度に達すると、走行方向前側の第2アーム32の第2下転輪(同図の右側)12のアーム部分上面に形成された上面隆起面であるストッパ部32bの当接面が第1アーム31の下面に衝接し、それ以上の揺動を規制する。
一方、作業用装軌車両の走行装置における履帯6の構成部材は、同図に示すように、シュープレート61と、シュープレート61の幅方向中央部内面に図示せぬボルトにより固設された連結リンク62とを有している。図示例によれば、シュープレート61の接地面側後端にグローサ部61aが突設され、シュープレート61の前後端にはそれぞれに前後に延びる舌片状の前後ラップ部61b,61cを延在させている。連結リンク62同士は、連結リンク62の前後端部に形成された連結孔に連結ピン63及び履帯ブッシュ64を圧入することにより連結され、履帯6となる。
この連結時には、連結リンク62を介して前後に連結されるシュープレート61の前後ラップ部61b,61cが互いに重ね合わされる。図示例によれば、前ラップ部61bは接地面に向けて下傾斜して延設され、その反接地面側表面は凸状に湾曲する湾曲面とされている。また、後ラップ部61cは反接地面側に上傾斜して延設され、その接地面側表面は凹状に湾曲する湾曲面とされている。このとき、前後に連結されるシュープレート61の前ラップ部61bの前記グローサ部61aの基端との間に形成される隅角部と後ラップ部61cの先端とが互いに摺接しながら相対的に回動し、隆起する接地面を乗り越えるとき、履帯6は接地面を包み込むように逆反り状態となる。この逆反り角度は、前記前後ラップ部61b,61cのラップ角度、すなわち連結リンク62の交差角βにより制限を受けることになる。この交差角βは、通常、設計時に機種単位で決定される。従来の履帯であれば、この最大の交差角βは上記第2アーム32の最大の揺動角αとほぼ等しく設定されている。
特開2001−225770号公報 特開2005−225485号公報
しかして、上記特許文献1及び2に開示された作業用装軌車両の走行装置を含めて、この種の走行装置の全般に共通することであるが、上述のように隣接する連結リンクの交差角βと第2アームの揺動角αとの最大角度はほぼ等しく設計されている。例えば、ある車両の前記交差角βの最大角度は水平線に対して±7°30’であって、揺動角αの水平線に対する最大角度は±8°であり、両者の角度がそれぞれの最大角度に達すると、履帯はそれ以上屈曲せず、また第2アームもそれ以上は回動(揺動)できなくなる。つまり、履帯が進行方向に回動して隆起接地面に乗り上げるとき、特に見掛け上のバネ定数が高いアイドラ寄りの第1下転輪が車両荷重を支持することになり、弾性部材による緩衝効果が少なく硬い感じで進行する。ここで、履帯が最大逆反り状態に達すると、ほぼ同時に第2アームの揺動も最大限に達し、見掛け上のバネ定数が高いアイドラ寄りの第1下転輪を支持する側の第2アーム上の前部ストッパが第1アームの下面に衝接するとき、前述のとおり見掛け上の高バネ定数の下で乗務員に強い衝撃を加えられることになる。しかも、このとき履帯は、トラックフレームによって、全体的に隆起接地面の頂上の逆反り部を挟んで斜め上方に向けた状態で直線状に進むことになり、隆起面を乗り越えて車両の重心が隆起面の前方へと移った途端に、隆起接地面を中心として大きく回動し履帯先端が急激に落下する。この落下時に加わる衝撃と落下高さとが乗務員に不快感を与えかねない。
本発明は、上述した従来技術の課題を解消するためになされたものであり、履帯が起伏接地面を乗り越えようとするときの、大きな衝撃を緩和するとともに、履帯先端部の落下高さに対する恐怖感を拭い去ることができる作業用装軌車両の走行装置を提供することを目的としている。
本発明の課題は、本発明の基本構成である、作業用装軌車両の左右に配されたトラックフレームと、各トラックフレームの一端部に回転自在に支持されたアイドラと、各トラックフレームの他端方向に駆動回転可能なスプロケットとを略直線状に配設し、前記トラックフレームの下部に前後一組の第1及び第2下転輪を有するダブルボギー装置を複数組備え、前記アイドラ、各下転輪及びスプロケットの周囲に履帯が巻装された作業用装軌車両の走行装置にあって、前記ダブルボギー装置は、基端部がトラックフレームの支軸に揺動自在に支持された第1アームと、同第1アームの先端部に中央部を揺動自在に取り付け第2アームとを備え、前記第1及び第2下転輪が前記第2アームの両端部に回転自在に支持され、前記第1アームと前記トラックフレームとの対向面には、それぞれ弾性部材を有してなり、前記第2アームの上面に前記第2ア−ムの最大揺動角で前記第1アームの下面に当接する隆起部からなるストッパ部を備え、前記最大揺動角は前記履帯の最大逆反り時における隣接する連結リンク間の最大交差角の4/3〜2.0倍とされ、前記履帯が前記最大交差角に達した時の前記第2アームの見掛け上のバネ定数は前記履帯が平坦接地面にあるときと同一である、ことを特徴とする作業用装軌車両の走行装置により効果的に達成される。
好適な態様によれば、前記トラックフレームの前後端部にシングルボギー装置が配されてなり、前後端部のシングルボギー装置の間に前記複数組のダブルボギー装置が配設される
従来のダブルボギー装置であれば、第2アームの第1アーム基端部寄りの端部に支持される第1下転輪の車体荷重に対する見掛け上のバネ定数が第2アーム上の他の部分の見掛け上のバネ定数と比較して極めて高く設定され、履帯が起伏接地面を乗り越えるとき、弾性部材の存在にも関わらず大きな衝撃を受けるとともに、履帯先端部の落下高さに対する恐怖感を与えられるが、本発明におけるダブルボギー装置が、バネ定数均整化手段を備えていることにより、第2アームの全長にわたって見掛け上のバネ定数が均整に分布されるため、たとえ起伏接地面を乗り越えるときにも、その衝撃が緩和されるとともに、履帯先端部の落下高さを低減でき、その不快感を払拭することができる。
このバネ定数均整化手段の基本的な機構は、履帯の最大逆反り時における連結リンクの最大交差角と比較して、第1アームとの当接時における前記第2アームの最大揺動角を拡大することであり、このことにより履帯の最大逆反り時にも第2アームが第1アームに当接することがなく、常に第1アームの第2アーム支持点にて車体荷重を受けることができる。しかも、第1アームに第2アームが当接しないため、履帯の最大逆反り時における連結リンクの最大交差角は従来と変わらないが、第2アームの揺動角が拡大した分、履帯の最大逆反り時におけトラックフレームの傾斜角度は相対的に大幅に減小し、履帯の先端部の落下高さを低くする。その結果、上述のように起伏接地面を乗り越えるとき、その衝撃が緩和されるとともに、履帯先端部の落下高さを低減でき、その高さに対する恐怖感も払拭することができる。これを実現するため、上述のように第1アーム及び第2アームの少なくとも一方の当接面にあって、第1アームの基端部寄りの当接面を徐肉し、或いは第1アームの基端部寄りに形成される前記第1下転輪の侵入凹欠部の底面を徐肉するという簡単な加工で足りる。更には、トラックフレーム及び第1アームにそれぞれ固設される前記弾性部材の少なくとも一方の取付面を徐肉することよっても、車体高さを低減できる。
上記トラックフレームの前後端部にシングルボギー装置が配し、前後端部のシングルボギー装置の間に前記複数組のダブルボギー装置が配すると、作業用装軌車両の車体荷重を、弾性部材を介してシングルボギー装置のアームとダブルボギー装置の第1アームとに分散させて受けることができる。これにより、平坦接地面の走行時は勿論のこと、たとえば起伏接地面の走行時であっても、各下転輪において第2アームの長さ方向のバネ定数が常に均等となるがため、アームに支持した下転輪と第2アームに支持した下転輪とに加わる作業用装軌車両の車体荷重を、ほぼ均等に分散させることができ、作業用装軌車両の乗り心地を良好に保つことができる。
本発明の好適な実施形態による作業用装軌車両の走行装置を示す全体側面図である。 同走行装置に装着するダブルボギー装置の側面図である。 図1のIII-III 線に沿った矢視断面図である。 図1のIV-IV 線に沿った矢視断面図である。 ダブルボギー装置を後方斜め下方から見た立体図である。 前進時におけるダブルボギーの隆起接地面への乗り上げ状態を示す本発明の実施例と従来例との比較説明図である。 後進時におけるダブルボギーの隆起接地面への乗り上げ状態を示す本発明の実施形態と従来例との比較説明図である。 本実施形態による第1アームの弾性部材の取付部と内面凹欠部の構造の変更例を示す正面図である。 作業用装軌車両の代表的な機種である一般的なブルドーザの側面図である。 走行装置におけるトラックフレームの長さ方向の見掛け上のバネ定数の分布を示す説明図である。 履帯の最大逆反り時におけるダブルボギー装置の第1及び第2下転輪の揺動状態を示す説明図である。
本発明に係る作業用装軌車両の走行装置について、好ましい実施の形態を添付図面に従って以下に詳述する。実施形態では、本発明に係る走行装置が適用される作業用装軌車両としてブルドーザを例に挙げて説明する。
図1〜図5を用いて本実施形態に係る走行装置の説明をする。図1において、トラックフレーム1の一端部には図示しないスプリングを介して外方に向けて所定のテンションが掛けられているヨーク1aが長手方向(車両前後方向)に移動自在に装着されており、ヨーク1aの先端部にはアイドラ2が回動自在に取り付けられている。
本実施形態によれば、トラックフレーム1の一端部に装着されたヨーク1aに、先端部アーム49の長手方向中央部がピン42によって上下揺動自在に取り付けられており、同先端部アーム49の一端部にアイドラ2が回動自在に、また他端部に先端部下転輪43が回動自在にそれぞれ取り付けられている。上記先端部アーム49の他端部とトラックフレーム1との当接部には、弾性部材44a,44bが取り付けられている。
これらの先端部アーム49、先端部下転輪43、ピン42及び弾性部材44a,44bによってシングルボギー装置40aを構成しており、このシングルボギー装置40aは先端部アーム49を介してアイドラ2と天秤構造で上下に揺動する。トラックフレーム1の他端部近傍の車体(図示せず)には、スプロケット3が回動自在に取着されている。更に、アイドラ2とスプロケット3との間のトラックフレーム1の下部には、複数の下転輪11,12,43,47等がそれぞれ揺動自在に取り付けられている。そして、これらのアイドラ2、スプロケット3及び複数の下転輪11,12,43,47の周囲には、履帯6が巻装されている。
なお、トラックフレーム1は、前後で、車体に設けられた図示しないイコライザバー及びピボットピンによりそれぞれ支持されている。また、トラックフレーム1は車両の左右に一対配設されており、図1は、一方のトラックフレーム1を図示したものである。他方のトラックフレーム1の構成も、図1に示したと同様の構成を備えている。
トラックフレーム1の下部の最もアイドラ2寄りには、前部シングルボギー装置40aが設けられている。このシングルボギー装置40aの先端部アーム49の基端部は、トラックフレーム1の下部にピン42により上下揺動自在に取り付けられており、同先端部アーム49の先端下部には先端部下転輪43が回動自在に取り付けられている。
前記ピン42は、先端部下転輪43よりもアイドラ2に近く設置されている。また、先端部アーム49の先端上面とトラックフレーム1の下面との当接部にはそれぞれ取付部材44c,44dを介して弾性部材44a,44bが取り付けられており、これらの弾性部材44a,44bが互いに当接することにより先端部アーム49の上方への回動を制限すると共に、弾性部材44a,44bで先端部下転輪43に掛かる荷重を受け、更に先端部下転輪43が受ける衝撃を吸収するようにしている。
また、トラックフレーム1の下部の最もスプロケット3寄りにも、シングルボギー装置40bが設けられている。この後部のシングルボギー装置40bの後端部アーム45の基端部は、ピン46によりトラックフレーム1の下部に上下揺動自在に取り付けられており、同後端部アーム45の先端下部には後端部下転輪47が回動自在に取り付けられている。
前記ピン46は、後端部下転輪47よりもアイドラ2に近い位置に設置されている。また、後端部アーム45の先端上面とトラックフレーム1の下面との当接部にはそれぞれ取付部材48c,48dを介して弾性部材48a,48bが取り付けられており、これらの弾性部材48a,48bが互いに当接することにより後端部アーム45の上方への回動を制限する。しかも、弾性部材48a,48bで後端部下転輪47に掛かる荷重を受け、更に後端部下転輪47が受ける衝撃を吸収する。
更に、前記アイドラ2側の先端部下転輪43とスプロケット3側の後端部下転輪47との間の、トラックフレーム1の下部には、複数組のダブルボギー装置10が設けられている。図1に示す例では、3組のダブルボギー装置10が設けられているが、ダブルボギー装置10の設置数は3組とは限らない。図2には、本実施形態によるダブルボギー装置10の詳細側面図を示している。同図において、実線で示す部分が本実施形態に係る特徴適構造を示し、仮想線で示す部分が従来の一般的な構造を示している。ここで、ダブルボギー装置とは、複数の下転輪をトラックフレームに揺動自在に取付ける装置を意味する。
図2において、トラックフレーム1の下部に第1アーム31の基端部が第1ピン33により上下揺動自在に取り付けられており、第1アーム31の先端部には第2アーム32の略中央軸受部に挿入される第2ピン35が配され、第2アーム32は第2ピン35を中心として上下に揺動自在に取着される。また、この第2アーム32の両端部には、それぞれ第1および第2下転輪11,12が回動自在に取り付けられている。ここで、第1ピン33は、第2ピン35よりもアイドラ2に近い位置に設けられている。
また、第1アーム31の先端側上面とトラックフレーム1の下面との当接部には、それぞれ取付部材34c,34dを介して弾性部材34a,34bが取着されている。この弾性部材34a,34bが互いに当接することにより、第1アーム31の上方への回動を制限する。しかも、弾性部材34a,34bによって第1及び第2下転輪11,12に掛かる荷重を受けるようにしている。更に、車両が起伏部を乗り上げたり乗り越えたりしたときに、第1及び第2下転輪11,12が受ける衝撃を弾性部材34a,34bによって吸収する。これら弾性部材34a,34b、48a,48bとしては、高硬度の天然ゴム、あるいはウレタンゴム等により構成される。
更に、第2アーム32の上記第2ピン35を挟んだ前後上面には、それぞれ第2アーム32の揺動限にて第1アーム31の下面に当接する隆起部からなるストッパ部32b,32cが突出しており、そのときの揺動限となる第2アーム32の最大揺動角αは、従来であれば水平線に対して±8°に設定されているところ、本実施形態では第2アーム32の最大揺動角αを水平線に対して±10°〜±15°としている。このとき、後述する履帯6の最大逆反り時における連結リンク間の最大交差角βの値は、7°30’となっている。
ここで、ダブルボギー装置10の具体的構成は図3〜図5に示すとおりであり、その大部分については既述しているが、改めて、その詳細を説明する。トラックフレーム1の下部で、かつ車両幅方向の左右両端部には、下方に延設された1対のプレートが設けられている。この1対のプレート間には、第1アーム31の基端部が左右1対の第1ピン33,33により揺動自在に取り付けられている。第1アーム31の先端部は、左右方向の断面形状が下方に開口したコの字状をなしており、このコの字状の上端平板部31bの左右端部には下方に延びる左右1対の支持部31a,31aを有している。前記上端平板部31bの下面には、図4及び図5に示すように、第2アーム32の揺動時に第1及び第2下転輪11,12のフランジ部11a,12aが侵入する複数の凹欠部31b’がアーム長さ方向に平行に形成されている。
また第2アーム32は、同様に左右1対のアーム部材32a,32aを有している。そして、前記左右1対の支持部31a,31aの間の前記上端平板部31bの先端部上面の中央には弾性部材34aの取付座部31cが隆起して形成されている。前記弾性部材34aは座金34a’を介して前記取付座部31cに固設される。前記左右1対の支持部31a,31a間には同左右1対のアーム部材32a,32aが挿入され、同左右1対のアーム部材32a,32aの略中央部が第2ピン35,35により揺動自在に取着されている。また、第2アーム32の両先端部で、かつ左右1対のアーム部材32a,32a間には、それぞれ下転輪11,12が回動自在に取り付けられている。
更に、前記左右1対の支持部31a,31aの下端部の内側には、それぞれ断面略L形状のブラケット36,36が、前記L形状の一方の部材を上方向きに、かつ他方の部材を外方向きにして取着されている。この左右1対のブラケット36,36の上方向きの部材は、互いに対向する面にテーパ面を有しており、このテーパ面を履帯6の内周側に左右に設けられた連結リンク62に当接させるようにしている。左右1対のブラケット36,36のテーパ面を連結リンク62に当接させることにより、履帯6が左右方向にずれるのを規制している。
なお、本実施形態にあっても、履帯6の構造は図11に示し既述した従来の履帯構造と実質的に変わるところがない。従って、ここではその具体的説明は既述した説明に委ねる省略する。
以上の説明では、本発明におけるダブルボギー装置の全体的な構造は、図2に仮想線で示す従来の構造と大きく変わるところはないが、本実施形態によるダブルボギー装置10は、図6A,図6B及び図7A,7Bに示すように、次の3点(I) 〜(III) において従来の構造と異なっている。ここで、図6A及び図6Bは本発明の実施形態によるダブルボギー装置10と従来のダブルボギー装置10との前進時における隆起接地面に対する各乗り上げ姿勢を示し、図7A及び図7Bは本発明の実施形態によるダブルボギー装置10と従来のダブルボギー装置10との後進時における隆起接地面に対する各乗り上げ姿勢を示している。
すなわち、本実施形態によれば、図2に実線で示し、図6及び図7に示すとおり、(I) 第2アーム32の上面部を中央軸受部を除いて切除することにより所要の肉厚分を徐肉することにより、第1アーム31に当接する第2アーム32の水平線に対する最大揺動角αを13°とし、従来の最大揺動角8°よりも5°拡大している点で従来と異なり、図6及び図7に破線で示すように、(II)第1アーム31に形成されている凹欠部31b’の底面を切除して徐肉し、その深さを深くすることにより、凹欠部31b’に対する第1及び第2下転輪11,12の揺動方向の侵入量を増やして、第2アーム32の水平線に対する最大揺動角αを従来よりも5°拡大している点で従来と異なる。更に本実施形態によれば、図8に実線で示すように、(III) 第1アーム31の先端部上面に取付座部31cの座面を切除により徐肉して、第1アーム31の揺動角を従来と比較して増加させている。
次に、以上の構成を備えた本実施形態によるダブルボギー装置10を装着した作業用装軌車両の走行装置の作用及び効果を、図6〜図8を参照して従来のダブルボギー装置と比較しつつ説明する。なお、これらの図6及び図7において、同一図番中の符号Aは本実施形態によるダブルボギー装置の姿勢を示し、符号Bは従来のダブルボギー装置の姿勢を示している。
図2は走行装置が平坦接地面上を走行しているときのダブルボギー装置10の姿勢を示している。この走行時は、第2アーム32の前後一対の第1及び第2下転輪11,12に均一な荷重が掛かるため、第1アーム31の支点である第2ピン35を中心に均衡がとれて第2アーム32は揺動しない。そのため、本実施形態と従来例との間に差はなく、車両の荷重を第1及び第2下転輪が均等に受けて、これを第1アーム31とトラックフレーム1とに固設した弾性部材34a,34bにより弾性的に受け、振動を吸収し安定した走行が維持される。
図6は前進時において隆起接地面に乗り上げるときのダブルボギー装置10の姿勢を示している。図6Aに示す本実施形態によるダブルボギー装置10は、上述のとおり第1アーム31の凹欠部31b’の底面を切除して徐肉し、その深さを深くするとともに、第2アーム32の中央軸受部を除く上面部を所要の肉厚分を徐肉することにより、第1アーム31に当接する第2アーム32の最大揺動角αを水平線に対して±13°として、従来のそれよりも1.7倍拡大させている。その結果、仮に隆起接地面に履帯6が乗り上げて最大逆反り状態となり、連結リンク62の最大交差角βが7°30’に達したのちにも、第2アーム32が第1アーム31に当接せず揺動が続くため、その間は車両荷重を第2アーム31の揺動中心に受け、その衝撃は第1アーム31の先端部とトラックフレーム1の下面とにそれぞれ固設された弾性部材34a,34bの弾性圧縮によって緩衝される。このときの第2アーム32の見掛け上のバネ定数は平坦接地面の走行時と同一であり(図10C)、弾性部材34a,34bの弾力にも柔らかさを感じさせ、乗務員の乗り心地の上で違和感を生じさせない。このことは、図7に示すような逆走時において隆起接地面に乗り上げる場合にも同様である。
更に、前述のように、第2アーム32の最大揺動角αを拡大することにより、第2アーム32の上面が第1アーム31の下面に当接することが遅れるため、その当接するまではトラックフレーム1の姿勢が水平近くに保たれるため、走行装置の機首の高さが上傾斜により高くなることが少なくなって、車両の重心が隆起接地面の頂上を過ぎて隆起接地面を乗り越えたときに生じる機首の落下に対する不快感が和らげられる。なお、この拡大される第2アーム32の最大揺動角αの設定は、履帯6のシュープレート61の前後ラップ部61a,61b(図11参照)の磨耗による交換時期を踏まえて決定すればよい。
一方、図6Bに示す従来のダブルボギー装置10を装備した走行装置にあって、前進走行時において隆起接地面に乗り上げ、履帯6の包み込み限度である最大逆反り状態(交差角7°30’)に達すると、直後に第2アーム32の上面隆起部であるストッパ部32bが第1アーム31の下面に当接し、その当接面において車両荷重を受けることになる。この場合、第1アーム31の揺動支点から第2アーム32の前方の隆起部であるストッパ部32bまでの長さL1は他の支持位置までの長さL2,L3よりも短いため、見掛け上のバネ定数は他の支持位置と比較して大幅に高くなり、特に前進時に隆起接地面を乗り越えようとするときには、弾性部材34a,34bによる緩衝効果が低くなってゴツゴツ感を感じるようになり、また第2アーム32のストッパ部である上面隆起部が第1アーム31の下面に当接する瞬間の衝撃が大きい。
更に、この従来のダブルボギー装置10によれば、第2アーム32の上面隆起部であるストッパ部32bが第1アーム31の下面に当接したのちも、第2アーム32は揺動を続けようとして第1アーム31の下面を押し続け、引いてはトラックフレーム1を上方へと持ち上げるため、トラックフレーム1の進行方向における上傾斜角も大きくなり、隆起接地面の頂上部を乗り越えた瞬間に落下する機首高さも高くなり、その落下に対する恐怖感も、落下時に生じる衝撃も大きくなる。
ここで、本実施形態にあっては、図8に示すように、上記改良に加えて、第1アーム31の先端部上面の取付座部31cの座面を切除により徐肉して、第1アーム31の揺動角を従来と比較して増加させている。これにより、走行装置を接地した瞬間から、トラックフレーム1の高さ、すなわち車両高さが第1アーム31の揺動角の拡大分だけ低くなり、隆起接地面を乗り越えるときの恐怖感を大きく和らげることができる。因みに、本実施形態では20mmの肉厚をもつ取付座部31cの前記徐肉部分の徐肉深さを9mmとしている。
以上述べたとおり、本発明によれば、ダブルボギー装置の第2アームの全長にわたってバネ定数が均整化されるため、例えば隆起接地面を乗り越えるときにも、弾性部材による緩衝効果が大幅に向上すると同時に、機首の落下高さに対する不快感も軽減できる。
なお、本発明のダブルボギー装置10は、上記実施形態による作業用装軌車両に限らず、例えば上記特許文献1などに紹介されたブルドーザ以外にも、様々な装軌式作業車両に装着することが可能である。
1 トラックフレーム
1a ヨーク
2 アイドラ
3 スプロケット
6 履帯
10 ダブルボギー装置
11、12 第1及び第2下転輪
11a,12a フランジ部
31 第1アーム
31a 支持部
31b 平板部
31b’ 凹欠部
31c 取付座部
32 第2アーム
32a アーム部材
32b,32c ストッパ部(上面隆起部)
33 第1ピン
34a,34b 弾性部材
34c,34d 取付部材
34a’ 座金
35 第2ピン
36 ブラケット
40a,40b シングルボギー装置
42 ピン
43 先端部下転輪
44a,44b 弾性部材
44c,44d 取付部材
45 後端部アーム
46 ピン
47 後端部下転輪
48a,48b 弾性部材
48c,48d 取付部材
49 先端部アーム
6 履帯
61 シュープレート
61a グローサ部
61b,61c 前後ラップ部
62 連結リンク
63 連結ピン
64 履帯ブッシュ
α 第2アームの(最大)揺動角
β 連結リンクの交差角

Claims (2)

  1. 作業用装軌車両の左右に配されたトラックフレームと、各トラックフレームの一端部に回転自在に支持されたアイドラと、各トラックフレームの他端方向に駆動回転可能なスプロケットとを略直線状に配設し、
    前記トラックフレームの下部に前後一組の第1及び第2下転輪を有するダブルボギー装置を複数組備え、
    前記アイドラ、各下転輪及びスプロケットの周囲に履帯が巻装された作業用装軌車両の走行装置にあって、
    前記ダブルボギー装置は、
    基端部がトラックフレームの支軸に揺動自在に支持された第1アームと、同第1アームの先端部に中央部を揺動自在に取り付け第2アームとを備え、
    前記第1及び第2下転輪が前記第2アームの両端部に回転自在に支持され、
    前記第1アームと前記トラックフレームとの対向面には、それぞれ弾性部材を有してなり、
    前記第2アームの上面に前記第2ア−ムの最大揺動角で前記第1アームの下面に当接する隆起部からなるストッパ部を備え、
    前記最大揺動角は前記履帯の最大逆反り時における隣接する連結リンク間の最大交差角の4/3〜2.0倍とされ、
    前記履帯が前記最大交差角に達した時の前記第2アームの見掛け上のバネ定数は前記履帯が平坦接地面にあるときと同一である、
    ことを特徴とする作業用装軌車両の走行装置。
  2. 前記トラックフレームの前後端部にシングルボギー装置が配されてなり、前後端部のシングルボギー装置の間に前記複数組のダブルボギー装置が配設されてなる請求項1記載の作業用装軌車両の走行装置。
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