JP5367289B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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本発明は、液晶分子が垂直配向した液晶セルと、液晶セルを挟んでクロスニコル配置された一対の偏光板とを有する液晶表示装置に関する。
車載用情報表示装置として、重量の軽減が可能で車載電源をそのまま使用することができる液晶表示装置が注目されている。外観上の高級感を高めるために、背景表示部や暗表示部の表示輝度を低くすることが求められている。バックライトの光源に、発光ダイオードを用いて発光をほぼ単一波長化することにより、その波長域においてのみコントラストを飛躍的に高めるノーマリブラック型液晶表示素子が開発されている。
バックライトの発光波長に依存せず、良好なノーマリブラック表示を実現する液晶表示装置として、垂直配向モード(VAモード)の液晶セルを利用した表示装置が注目されている。VAモードの液晶セルにおいては、電圧無印加時またはオフ電圧印加時(まとめてオフ時と呼ぶ)に、液晶分子が基板面に対して垂直配向する。液晶分子が基板法線方向に配列すると、法線方向に正の1軸光学異方性を示す。この液晶セルを、ほぼクロスニコル配置した2枚の偏光板の間に配置して液晶表示素子を構成することにより、ノーマリブラック表示が実現される。
「垂直配向」とは、オフ時の液晶分子のダイレクタの向きが基板面に対して厳密に垂直であることを意味するのではなく、電圧印加時(オン時と呼ぶ)に液晶分子のダイレクタが基板法線方向から傾いている状態と比べて、オフ時のダイレクタが基板面に対して垂直に近い向きに配向することを意味する。
基板法線方向から観察したとき、垂直配向モード液晶セルの光学特性はほぼ等方的であり、液晶表示素子の光学特性は、クロスニコル配置した偏光板の光学特性によって支配される。このため、透過率が非常に低くなり、高いコントラストを比較的容易に実現することが可能になる。ところが、斜め方向から観察すると、黒表示状態において光漏れが生じる。これは、液晶セルの光学的異方性が現れるようになり、また2枚の偏光板の透過軸が直交関係からずれるためである。斜め方向から観察したときのコントラストの低下を抑制するために、下記の種々の方法が提案されている。
特開昭62−210423号に、2枚の偏光板と液晶セルとの間の一方または両方に、厚さ方向に負の一軸光学異方性または厚さ方向に負の二軸光学異方性を有する視角補償板を挿入した液晶表示素子が開示されている。液晶セルの厚さ方向に正の光学異方性が、厚さ方向に負の光学異方性を有する視角補償板により補償されることになる。ここで、「厚さ方向に負の一軸光学異方性または厚さ方向に負の二軸光学異方性を有する視角補償板」とは、基板またはフィルムの面内における遅相軸方位をx軸、進相軸方位をy軸とし、厚さ方向をz軸とし、屈折率のx、y、z成分をそれぞれnx、ny、nzとした時、nx≧ny>nzの関係を有する視角補償板を意味する。特開2000−131693号に、二軸光学異方性を有する視角補償板の面内位相差や面内遅相軸の配置に関して有効な条件が開示されている。
厚さ方向に負の一軸光学異方性を有する視角補償板は、「負のCプレート」と呼ばれる。厚さ方向に負の二軸光学異方性を有する視角補償板を「負の二軸フィルム」と呼ぶこととする。なお、遅相軸が面内方向を向く、面内方向に正の一軸光学異方性を有する視角補償板、すなわちnx>ny=nzの関係を有する光学フィルムは、「正のAプレート」と呼ばれる。正のAプレートは、負の二軸フィルムの屈折率nyとnzとが等しくなった特殊な場合と考えることができる。
特開2000−39610号に、二軸光学異方性を有するほぼ(1/2)波長板と、負のCプレートとを用いる方法が開示されている。この方法では、(1/2)波長板自体が、どの方向から観察してもほぼ(1/2)波長の位相差を生じさせる必要があるため、実際には正の二軸光学異方性を有する(1/2)波長板が必要である。ところが、正の二軸光学異方性を有する(1/2)波長板の実現は困難である。
特開2003−262869号に、負の二軸フィルムと負のCプレートとを組み合わせる方法が開示されている。この方法では、二軸フィルムの面内リタデーションが190nm以下、液晶層のリタデーションが200〜500nmに限定される。
液晶セルのリターデーションの増加が、液晶表示装置への印加電圧の変化に対する光透過率の変化の急峻性の促進に有効であることが知られている。VAモードの液晶表示素子を、1/4デューティ〜1/240デューティでマルチプレックス駆動するには、液晶層のリタデーションΔndを320nmより大きくすることが好ましく、360nmより大きくすることがより好ましい。液晶層のリタデーションが小さくなると、高デューティ駆動時において、ノーマリブラック型VAモード液晶表示素子の特徴である高コントラスト特性と、オン電圧印加時における透過率を高く維持することとの両立が困難になる。
負の二軸フィルムとして、ノルボルネン系環状オレフィンポリマ(以下「ノルボルネン系COP(cyclic olefin polymer)」と称す)からなる原反フィルムを二軸延伸加工したものや、トリアセチルセルロース(以下、「TAC」と記す。)をベースにしたフィルムを延伸加工したものが市場に流通している。
ノルボルネン系COPを用いた負の二軸フィルムは、一般的に、面内リタデーションReが30nm〜300nm、厚さ方向のリタデーションRthが300nm以下、Nzファクタが1〜12の範囲内である。ここで、面内遅相軸方位の屈折率をnx、面内進相軸方位の屈折率をny、厚さ方向の屈折率をnz、厚さをdとしたとき、Re=(nx−ny)×d、Rth=((nx+ny)/2−nz)×d、Nz=(nx−nz)/(nx−ny)で表される。上記範囲を越えるRe,Rth,Nzを有する二軸フィルムは、リタデーションの面内均一性を確保することが困難になると考えられる。
市場に流通しているTACベースの二軸フィルムのリタデーション及びNzファクタの範囲は、ノルボルネン系COPを用いたものよりもさらに狭い。一般的に、面内リタデーションReが40〜70nm、厚さ方向のリタデーションRthが120〜220nmである。
理想的なCプレートにおいては、面内リタデーションReが0であるが、実際に市場に流通しているCプレートの面内リタデーションReは、厳密には0ではない。一般的なCプレートの面内リタデーションReは、好ましくは7nm以下、より好ましくは5nm以下になるように設定されている。また、市場に多く流通しているCプレートは、厚さ方向のリタデーションRthが50nm程度のTACフィルムであり、それ以外の厚さ方向のリタデーションRthを持つCプレートを入手することは困難である。
一般的に入手可能な負の二軸フィルムや負のCプレートを用いて、従来の視角補償方法により、ノーマリブラック型VAモードの液晶表示素子の視角補償を行う場合、液晶層のリタデーションの範囲が制約される。
本発明の目的は、容易に入手可能な光学異方性フィルムを用いて、視角補償可能な範囲を広くすることができる液晶表示素子を提供することである。
本発明の一観点によれば、
電圧無印加時に垂直配向する液晶セルと、
前記液晶セルを挟んで、クロスニコル配置された第1及び第2の偏光板と、
前記液晶セルと、前記第1の偏光板との間に配置され光学異方性を有する第1の光学フィルムと、
前記第1の光学フィルムと前記液晶セルとの間に配置され光学異方性を有する第2の光学フィルムと、
前記第2の偏光板と前記液晶セルとの間に配置され光学異方性を有する第3の光学フィルムと、
前記第3の光学フィルムと前記第2の偏光板との間に配置され光学異方性を有する第4の光学フィルムと、
を有し、
光学フィルムの面内遅相軸の方位をx軸、それに直交する面内方位をy軸、フィルム面に垂直な方向をz軸とし、屈折率のx軸、y軸、及びz軸成分を、それぞれnx、ny、nzとしたとき、前記第1〜第4の光学フィルムの各々は、nx>ny≧nz、(nx−nz)/(nx−ny)≧1を満たし、前記第1〜第4の光学フィルムは面内位相差が±10nmのばらつきに収まる光学特性を有し、
前記第1の光学フィルムの遅相軸は、前記第1の偏光板の吸収軸と−15°〜+15°の範囲の関係であり、
前記第1の光学フィルムの遅相軸と前記第2の光学フィルムの遅相軸とは75°〜105°の範囲の関係であり
前記第4の光学フィルムの遅相軸は、前記第2の偏光板の吸収軸と−15°〜+15°の範囲の関係であり、
前記第3の光学フィルムの遅相軸と前記第4の光学フィルムの遅相軸とは75°〜105°の範囲の関係である
液晶表示装置
が提供される。
上述の光学異方性を持つ光学フィルムを片側2枚づつ配置することにより、入手容易な光学フィルムを用いて、視角補償可能な範囲を広くすることができる。
まず、従来のノーマリブラック型VAモードの液晶表示素子を説明し、黒表示時における視角特性について考察する。
図1に、従来のノーマリブラック型VAモードの液晶表示素子の模式図を示す。クロスニコル配置された裏側偏光板10と表側偏光板30との間に、液晶セル20が配置されている。裏側偏光板10と液晶セル20との間に、負の二軸フィルム15が配置されている。表側偏光板30と液晶セル20との間に、もう1つの負の二軸フィルム25が配置されている。
液晶セル20は、一対の基板21、22、及びその間の間隙内に保持された液晶材料23を含む。基板21及び22の対向面には、それぞれコモン電極及びセグメント電極が形成され、さらに、垂直配向膜が形成されている。垂直配向膜には、ラビング方向が相互に反平行になるように、ラビング処理が施されている。このラビング処理には、例えば特開2005−234254号公報に示された方法を適用することができる。
基板21と22との間隔は、例えば2〜6μmになるように球状スペーサで調整されている。液晶材料23の屈折率異方性Δnは0.08以上0.25以下であり、誘電率異方性Δεは負である。プレチルト角(液晶分子のダイレクタと基板面とのなす角度)は約89.9°である。液晶材料23を基板21と22との間に注入した後、液晶材料23の等方相温度よりも約20℃高い温度で1時間アニールし、その後降温することにより、流動痕を除去し、垂直配向した液晶セル20が得られる。
裏側偏光板10及び表側偏光板30には、例えば、株式会社ポラテクノ製のSHC13Uを用いる。裏側偏光板10は、TACベースフィルム12と、その表面に形成された偏光層11により構成される。表側偏光板30は、TACベースフィルム31と偏光層32とにより構成される。TACベースフィルム12及び31が、偏光層11及び32よりも内側(液晶セル20側)に配置される。TACベースフィルム12及び31の各々の面内リタデーションReは3nmであり、厚さ方向のリタデーションRthは50nmである。偏光層11及び32の外側の表面は、TAC等の保護フィルムで保護される。
負の二軸フィルム15及び25には、例えば、ノルボルネン系COPフィルムを二軸延伸加工したものを用いることができる。両者の光学特性は同一とした。すなわち、二軸フィルム15の面内リタデーションRe1と二軸フィルム25の面内リタデーションRe2とは等しく、二軸フィルム15の厚さ方向のリタデーションRth1と二軸フィルム25の厚さ方向のリタデーションRth2とは等しい。裏側偏光板10の外側にバックライトが配置され、表側偏光板30側から液晶表示素子を視認する。
液晶表示素子を正面から観察する状態で、右方向を0°、左方向を180°、上方向を90°、下方向を270°と、方位角を定義する。裏側偏光板10の吸収軸11a及び面内遅相軸12sの方位を45°、表側偏光板30の吸収軸32a及び面内遅相軸31sの方位を135°とした。
裏側に配置された負の二軸フィルム15の面内遅相軸15sは、それに近接する裏側偏光板10の吸収軸11aと直交する方位、すなわち方位135°とした。表側に配置された負の二軸フィルム25の面内遅相軸25sは、それに近接する表側偏光板30の吸収軸32aと直交する方位、すなわち方位45°とした。
液晶分子はダイレクタの方向の屈折率が高い正の一軸光学異方性を有する。オフ時の液晶セル20内の液晶材料23のプレチルトの方位は89.9°とした。液晶分子が基板表面に対してほぼ垂直に配向するので、基板法線方向から観察した時、液晶層は等方的である。観察方向を基板法線方向から傾けると、液晶層の正の一軸光学異方性が影響するようになる。液晶セル20の厚さ方向のリタデーション(単にリターデーションと呼ぶ)Δndが360nm、600nm、及び900nmの場合について、黒表示状態の液晶表示素子を左右から視角45°で観察したときの透過率と、二軸フィルムの面内リタデーションReとの関係を、シミュレーションにより算出した。
図2に、シミュレーション結果を示す。横軸は、二軸フィルム15及び25のリタデーションRe1及びRe2を単位「nm」で表し、縦軸は透過率を単位%で表す。二軸フィルム15及び25の厚さ方向のリタデーションRth1及びRth2の各々は、液晶セル20のリタデーションΔndが360nm、600nm、及び900nmのときに、それぞれ110nm、220nm、及び300nmとした。
図2の実線が、方位180°の向きに傾けた視角45°で観察した場合、破線が、方位0°の向きに傾けた視角45°で観察した場合の透過率を示す。いずれの曲線も、二軸フィルムの面内方向リターデーションReの増加と共に、光透過率(漏れ光)が低下し、最小値をとり、その後増加する傾向を示している。適切なReを有する二軸フィルムを用いることにより、漏れ光を抑制できることが判る。なお、方位0°の場合と方位180°の場合とで、透過率が異なるのは、液晶セル20のプレチルト角を89.9°としたためである。プレチルト角が90°、すなわち液晶分子が厳密に垂直配向している場合には、方位0°の透過率と方位180°の透過率とは一致する。透過率が最小になるように、二軸フィルム15及び25の面内リタデーションRe1及びRe2を選択することにより、コントラストを高めることができる。
ところで、液晶セル20のリタデーションΔndを変化させると、透過率が最小になる面内リタデーションRe1及びRe2も変化する。リターデーションの異なる液晶セルには、異なるReの二軸フィルムを用いることになろう。一般に、マルチプレックス駆動の場合、デューティ条件によって液晶セル20の最適なリタデーションΔndは異なり、デューティ条件ごとに液晶セル20のリタデーションΔndが決定される。このため、デューティ条件の異なる液晶表示素子ごとに、光学特性の異なる負の二軸フィルムを用いなければならないことになる。
図1の構成では、VAモード液晶セルの両側に、偏光板の吸収軸と直交する方向に遅相軸を有する負の二軸フィルムを1枚づつ配置した。本発明者は、他の構成を検討した。
図3に、第1の実施例による液晶表示素子の概略模式図を示す。表側偏光板30と液晶セル20との間に、偏光板側から、同一光学特性の負の二軸フィルムである第1の光学フィルム40と第2の光学フィルム41とが配置されている。液晶セル20と裏側偏光板10との間に、液晶セル側から、同一光学特性の負の二軸フィルムである第3の光学フィルム42と第4の光学フィルム43が配置されている。4枚の光学フィルム40〜43の光学特性は同一である。液晶セルの両側にそれぞれ2枚の負の二軸フィルムが配置されている。偏光板の吸収軸32a、11aと、隣接する負の二軸フィルムの遅相軸40s、12sはそれぞれ平行(方位角が同じ)であり、液晶セル側の負の二軸フィルムの遅相軸41s、43sは、偏光板側の負の二軸フィルムの遅相軸と40s、12sとそれぞれ直交する。
液晶セル20のリタデーションΔndは、例えば500nmである。第1〜第4の光学フィルム40〜43は、nx>ny≧nzを満たす光学異方性を有する。第1〜第4の光学フィルム40〜43の各々の面内リタデーションRe5〜Re8は、0nm<Re≦300nm、好ましくは30nm≦Re≦70nm、例えば50nmであり、厚さ方向のリタデーションRth5〜Rth8は、50nm≦Rth≦300nm、好ましくは90nm≦Rth≦300nm、例えば90nmである。4枚の光学フィルムを用いることにより、最大Rth=1200nmを実現可能となる。
負の二軸フィルムの遅相軸の方向と液晶表示装置のオフ時の光学特性についてシミュレーションで検討した。液晶セル20のリタデーションΔndは500nm、4枚の光学フィルム40〜43は、Re=50nm、Rth=90nmの同一光学特性を有するとした。全光学フィルムのRthの和は360nmであり、液晶セルのリターデーション500nmの約7割強となる。裏側偏光板10の吸収軸11aの方位を45°とし、表側偏光板30の吸収軸32aの方位を135°とする。4枚の光学フィルム40〜43の遅相軸の方位によるオフ時の光透過率への影響をシミュレーションで考察した。
図4は、基板法線方向から左右への観察角度と法線のなす角度の変化に対するオフ時の光透過率(漏れ光)の変化をサンプルごとに示すグラフである。図に示すように、クロスニコル配置の偏光板の吸収軸の中間方位、0°、90°に光学フィルムの遅相軸を配置したサンプルをS1とし、4枚の光学フィルムの遅相軸の方位を偏光板の吸収軸と平行または直交する45°、135°から選んだ7種類のサンプルをS2〜S8とした。
サンプルS4が、観察角度を基板法線方向から傾けても広い角度範囲で光透過率が飛び抜けて低い優れた特性を示している。サンプルS4の偏光板側の光学フィルム40,43の遅相軸は、135°、45°であり、隣接する偏光板の吸収軸と平行である。しかし、光学フィルム40,43の遅相軸方位が135°、45°であるサンプルS2,S3の光透過率は、観察角度を傾けると急激に増大してしまい、好ましくない。
最も優れた特性を示したサンプルS4の4枚の光学フィルムにおいて、偏光板側の光学フィルムの遅相軸は隣接する偏光板の吸収軸と平行であり、液晶セル側の光学フィルムの遅相軸は偏光板側の光学フィルムの遅相軸と直交している。この遅相軸配置が、基板法線方向から傾いた観察角度において漏れ光を抑制するのに最も効果的であると考えられる。
なお、第1〜第4の光学フィルム40〜43を、負の二軸フィルムに代えて、正のAプレートで構成することも可能であろう。この場合も、遅相軸の好ましい方位は変わらないと考えられる。
ところで、角度配置には誤差が伴う。光学フィルム40−41,42−43は、予め貼り合わせた形で準備しても、偏光板との相対的配置は組み立て時に決まることが多いであろう。この段階で生じる角度誤差の影響を調べた。光学フィルム40,43の遅相軸方向が隣接する偏向板の吸収軸方位からずれる場合の影響をシミュレーションで考察した。光学フィルム41,42の遅相軸方位は、隣接する光学フィルム40,43の遅相軸方位と直交するとした。観察方位は、右方位(0°方位)50°とする。
図5は、直交光学フィルム対40−41を偏光板30の吸収軸方位(135°)に対して回転させ、直交光学フィルム対42−43を偏光板10の吸収軸方位(45°)に対して回転させた時の方位に対する、観察角度50度における電圧無印加時の光透過率の変化を示すグラフである。横軸が光学フィルム40の遅相軸の方位を示し、縦軸が光透過率を示す。光学フィルム40の遅相軸方位が120°〜150°の範囲で、サンプルS12,S13、S14の特性が特に優れている。第1の光学フィルム40の遅相軸方位120°〜150°は、隣接する偏光板30の吸収軸方位(135°)から±15°以内であり、サンプルS12,S13、S14は、第4の光学フィルム43の遅相軸が30°、45°、60°であり、隣接する偏光板10の吸収軸方位(45°)から±15°以内である。これらの結果から、±15°の方位範囲は、略同一方位とみなすことができよう。2つの方位間の角度が、−15°〜+15°の範囲の関係を略平行と呼び、75°〜105°の範囲の関係を略直交と呼ぶこととする。
以上の考察においては、4枚の光学フィルムの面内リターデーションReは50nmとした。Reを30nmと70nmとした時、第1、第4の光学フィルムの遅相軸を回転させた図5の関係がどのように変化するかを調べた。
図6が、Re=30nmの場合、図7がRe=70nmの場合を示す。図6においては、光透過率(漏れ光)は若干増加しているが、図5とほぼ類似の傾向が観察される。偏光板に隣接する光学フィルムの遅相軸方位は、偏光板の吸収軸から±15°以内の範囲が好ましいとの結論は変わらない。
図7においては、サンプルS32,S33,S34の135°近傍の光透過率が上に凸の形状に変化し、120°〜150°の範囲の一部でサンプルS35の光透過率より高くなっている。それでも、120°〜150°の範囲の光透過率は低いので、偏光板に隣接する光学フィルムの遅相軸方位は、偏光板の吸収軸から±15°以内の範囲が好ましいとの結論は維持されると考えることができる。Reは30nm〜70nmが好ましいといえる。図7を外し、図5、図6を採用すれば得られる光学特性はさらに好ましく、Reは30nm〜50nmが更に好ましいといえる。
上述の検討においては、4枚の光学フィルムは全て同一の光学特性を有するとした。実際の光学フィルムにおいては、広い面積で完全に均一の光学特性、特にRe,Rth、を実現することは難しい。そこで、第2の光学フィルム41だけが、他の光学フィルムと異なるReを有する場合をシミュレーションで考察した。
図8は、第2の光学フィルム41のReが50nm(S41),40nm(S42),60nm(S43)である場合の、観察角度に対する光透過率(漏れ光)の変化を示すグラフである。他の光学フィルムのReは全て50nmである。第2の光学フィルムのReが40nm〜60nmの範囲で変化しても、視角特性の著しい変化は現れないことが判る。すなわち、第2の光学フィルムのReが、50nmを中心として±10nmばらついても、視角特性に重大な変化は与えないと考えられる。第1、第3、第4の光学フィルムに対しても同様のシミュレーションを行い、いずれの場合も視角特性に与える影響は小さいことが判った。光学フィルムにおけるReのばらつきは±10nmは許容範囲であると考えられる。リターデーションが±10nmのばらつきに収まる光学特性を略同一の光学特性と呼ぶ。
液晶セルのリターデーションΔndを略500nmとし、各光学フィルムをノルボルネン系COPで形成し、Re=50nm、Rth=90nmとした液晶表示装置を実際に作成し、外観観察を行った。光学フィルム40,41,42,43の遅相軸方位は135°、45°、135°、45°として貼り合わせた。外観観察の結果、上記シミュレーションと同様に、良好な背景視角特性が得られることを確認した。
液晶セルのリターデーションΔndを最適と考えられる1500nmに設定し、光学フィルムの厚さ方向リターデーションRthを300nmとした場合をシミュレーションで考察した。Reは図3の場合と同様50nmである。
4枚の光学フィルムの遅相軸方位は偏光板の吸収軸に対して平行又は直交とした。具体的には、光学フィルム40〜43の遅相軸方位を、45°、45°、135°、135°としたサンプルをS51、45°、135°、45°、135°としたサンプルをS52、135°、45°、135°、45°としたサンプルをS53とした。
図9は、Δnd=1500nm、Rth=300nmの場合の、観察角度に対する光透過率のシミュレーション結果を示すグラフである。横軸が、観察角度の基板法線方向から左右への傾き角度−80°〜+80°を示し、縦軸が光透過率を%で示す。135°、45°、135°、45°の条件で、光透過率が最も低くなっている。図4のサンプルS4の特性と比べると、光透過率の低い角度範囲が狭くなっていることがわかる。液晶層のリターデーションΔndが増加するに従って、深い観察角度における光透過率が上昇することは明らかであるので、良好な視角特性が得られる最大Δndは略1500nmと推察できる。
シミュレーションで最適であった遅相軸方位を有する光学フィルムを備えた液晶表示装置を実際に作成し、外観観察を行った。シミュレーション結果と同様、ある程度は深い観察角度における光抜けを抑制している。Δnd=500nmの場合と較べると、光り抜けの度合いはかなり大きいことが判った。
二軸フィルムで光学フィルムを形成する場合を説明したが、Nz=1である正の一軸光学異方性を有するフィルム、いわゆるAプレートを用いても、良好な視角特性を実現できる。
全光学フィルムの厚さ方向リターデーションRthの総和は、液晶セルのリターデーションΔndに対して1・Δnd>Rthの総和>0.5・Δndであることが好ましい。
上記の実施例においては、低コスト化を考慮してCプレートは用いなかった。Cプレートを併用することはできる。図3において、破線で示すように、第2の光学フィルム41と液晶セル20の間にCプレート45を挿入したり、液晶セル20と第3の光学フィルム42との間にCプレート46を挿入したり、両者を併用してもよい。
図10に、上記実施例による液晶表示素子を用いた表示装置のブロック図を示す。液晶表示素子80が、相互に平行配置された複数のコモン電極81と、それに直交配置された複数のセグメント電極82とを含む。コモン電極81とセグメント電極82との交点が画素を構成する。
駆動回路90が、セグメント出力回路92とコモン出力回路91とを含む。コモン出力回路91はコモンバス93を介してコモン電極81にコモン電圧を供給する。セグメント出力回路92は、セグメントバス94を介してセグメント電極82にセグメント電圧を供給する。駆動回路90は、液晶表示素子80をマルチプレックス駆動する。ある画素のコモン電極81とセグメント電極82とに印加される電位差がオフ電圧以下であれば、その画素が黒表示状態になり、オン電圧以上であれば、その画素が白表示状態になる。
液表表示素子80を、上記実施例による構成とすることにより、黒表示状態の視角特性を改善することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、種々の変更、置換、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
参考例による液晶表示素子の概略構成を示す模式図である。 参考例において、光学フィルムの面内リタデーションと、透過率との関係をシミュレーションで求めた結果を示すグラフである。 実施例による液晶表示素子の概略構成を示す模式図である。 実施例において、基板法線方向から左右への観察方向の変化に対するオフ時の光透過率(漏れ光)の変化を光学フィルムの遅相軸の方位を変えたサンプルごとに、シミュレーションで求めた結果を示すグラフである。 偏光板側光学フィルムの遅相軸方位を変化させた時のオフ時の光透過率の変化をシミュレーションで求めた結果を示すグラフである。 Reを30nmとした時の図5同様の光透過率の変化をシミュレーションで求めた結果を示すグラフである。 Reを70nmとした時の図5同様の光透過率の変化をシミュレーションで求めた結果を示すグラフである。 第2の光学フィルムのReを変化させた時の、観察角度に対する光透過率(漏れ光)の変化をシミュレーションで求めた結果を示すグラフである。 Δnd=1500nm、Rth=300nmの場合の、観察角度に対する光透過率の変化をシミュレーションで求めた結果を示すグラフである。 実施例による液晶表示素子を用いた表示装置のブロック図である。
符号の説明
10 裏側偏光板
11 偏光層
11a 吸収軸
12 TACベースフィルム
12s 面内遅相軸
15 負の二軸フィルム
15s 面内遅相軸
20 液晶セル
21、22 基板
23 液晶材料
25 負の二軸フィルム
25s 面内遅相軸
26 Cプレート
27 負の二軸フィルム
27s 面内遅相軸
30 表側偏光板
31 TACベースフィルム
31s 面内遅相軸
32 偏光層
32a 吸収軸
40 第1の光学フィルム
40s 面内遅相軸
41 第2の光学フィルム
41s 面内遅相軸
42 第3の光学フィルム
42s 面内遅相軸
43 第4の光学フィルム
43s 面内遅相軸
45 Cプレート
46 Cプレート
80 液晶表示素子
81 コモン電極
82 セグメント電極
90 駆動回路
91 コモン出力回路
92 セグメント出力回路
93 コモンバス
94 セグメントバス

Claims (5)

  1. 電圧無印加時に垂直配向する液晶セルと、
    前記液晶セルを挟んで、クロスニコル配置された第1及び第2の偏光板と、
    前記液晶セルと、前記第1の偏光板との間に配置され、光学異方性を有する第1の光学フィルムと、
    前記第1の光学フィルムと前記液晶セルとの間に配置され、光学異方性を有する第2の光学フィルムと、
    前記第2の偏光板と前記液晶セルとの間に配置され、光学異方性を有する第3の光学フィルムと、
    前記第3の光学フィルムと前記第2の偏光板との間に配置され、光学異方性を有する第4の光学フィルムと、
    を有し、
    光学フィルムの面内遅相軸の方位をx軸、それに直交する面内方位をy軸、フィルム面に垂直な方向をz軸とし、屈折率のx軸、y軸、及びz軸成分を、それぞれnx、ny、nzとしたとき、前記第1〜第4の光学フィルムの各々は、nx>ny≧nz、(nx−nz)/(nx−ny)≧1を満たし、前記第1〜第4の光学フィルムは略同一の面内位相差が±10nmのばらつきに収まる光学特性を有し、
    前記第1の光学フィルムの遅相軸は、前記第1の偏光板の吸収軸に略平行と−15°〜+15°の範囲の関係であり、
    前記第1の光学フィルムの遅相軸と前記第2の光学フィルムの遅相軸とは略直交しており75°〜105°の範囲の関係であり
    前記第4の光学フィルムの遅相軸は、前記第2の偏光板の吸収軸に略平行と−15°〜+15°の範囲の関係であり、
    前記第3の光学フィルムの遅相軸と前記第4の光学フィルムの遅相軸とは略直交している75°〜105°の範囲の関係である
    液晶表示装置。
  2. 前記第1〜第4の光学フィルムの各々は、面内リタデーションReが30nm≦Re≦70nmであり、厚さ方向のリタデーションRthが90nm≦Rth≦300nmであり、前記液晶セルのリタデーションが500nm〜1500nmである請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第1〜第4の光学フィルムの各々の厚さ方向のリタデーションの合計が、前記液晶セルのリタデーションの0.5倍〜1倍である請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記液晶セルをマルティプレックス駆動する駆動回路を更に有する請求項1〜3のいずれか1項記載の液晶表示装置。
  5. 前記第2の光学フィルムと前記液晶セルとの間、または前記第3の光学フィルムと前記液晶セルとの間に配置されたCプレートを更に有する請求項1に記載の液晶表示装置。
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