JP5365923B2 - 電気二重層キャパシタ及び二次電池の少なくともどちらかを電源とした自走式搬送システム - Google Patents
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Description
また、ストレージ部における停止時間が比較的短く運転再開時に電池切れが生じない場合であっても、充電量が減少していることから充電ステーションの数を増やす必要が生じたり、ライン全体を停止させたライン非稼働時において全ての自動搬送車を収容できる数の充電ステーションを備える必要が生じる場合もある。
その上、下流工程でトラブルが発生している場合等、ストレージ部における停止が長時間継続している状態を設定時間により監視することができ、設定時間経過後にストレージ部待機電力低減用開閉器により電源と駆動制御装置との接続を切り離すことにより、待機電力の消費を効果的に低減することができる。
図2及び図3に示すように、後行自動搬送車1B(自動搬送車1)には、その前部にストレージ検出センサ7であるリミットスイッチ18及び緩衝材19が取り付けられており、先行自動搬送車1A(自動搬送車1)には、その後部にドグ20が取り付けられている。
したがって、図3(a)から図3(b)のように、停止している先行自動搬送車1Aに後行自動搬送車1Bが衝突した際には、リミットスイッチ18がドグ20により操作されて検出状態になる。
なお、ストレージ検出センサ7は、リミットスイッチ18に限定されるものではなく、光電センサ等であってもよい。
すなわち、図3(b)のように、停止している先行自動搬送車1Aに後行自動搬送車1Bが衝突してリミットスイッチ18が検出状態になると、タイマーリレー21の電磁石のコイル21Aに電圧が印加され、時間計測を開始し、設定した一定時間が経過した際にb接点21Bが非導通状態になる。
よって、ストレージ検出センサ18が検出状態になってから一定時間が経過すると、パワーリレー22の電磁石のコイル22Aに電圧が印加されなくなることからa接点22Bが非導通状態になり、電気二重層キャパシタ11と駆動制御装置13(図2参照。)との接続が切り離されるため、待機電力の消費を低減することができる。
よって、パワーリレー22の電磁石のコイル22Aに電圧が印加されることからa接点22Bが導通状態になり、電気二重層キャパシタ11と駆動制御装置13(図2参照。)とが接続されるため、後行自動搬送車1Bの運転を再開することができる。
なお、図4に示す配線用遮断器17は、過負荷や短絡などの要因で駆動制御装置13の回路に異常な電流が流れたときに電路を開放し、電気二重層キャパシタ11からの電源供給を遮断するものである。
また、タイマーリレー21を設けることにより、下流工程でトラブルが発生している場合等、ストレージ部Sにおける停止が長時間継続している状態をタイマーリレー21の設定時間(例えば数分程度)により監視して、設定時間経過後にパワーリレー22を開(オフ)にすることにより待機電力の消費を効果的に低減するためである。
また、図4に示すように、ライン非稼働時待機電力低減用開閉器10は、パワーリレー23からなる。
すなわち、ライン非稼働時には照度が低いことから太陽電池パネル24が所定電力以上の発電をしないため、充放電コントローラ25からパワーリレー23の電磁石のコイル23Aに動作電圧が印加されない。
よって、パワーリレー23のa接点23Bが非導通状態になることから、パワーリレー22の電磁石のコイル22Aに動作電圧が印加されないためa接点22Bは非導通状態になり、このようにライン非稼働時の照度により光センサ9がオフになった際に電気二重層キャパシタ11と駆動制御装置13(図2参照。)との接続が切り離されるため、待機電力の消費を低減することができる。
よって、パワーリレー23のa接点23Bが導通状態になることから、パワーリレー22の電磁石のコイル22Aに動作電圧が印加されるためa接点22Bは導通状態になり、このようにライン稼働時の照度により光センサ9がオンになった際に電気二重層キャパシタ11と駆動制御装置13(図2参照。)とが接続されるため、自動搬送車1,…の運転を再開することができる。
なお、返送ライン等のライン照明がない場合、もしくは一定の照度が得られない場合は、そのような箇所に例えば照明灯を取り付けることによりライン稼働時の照度により光センサ9がオンになるようにすればよい。
このような構成を採用した場合は、作業者がライン起動スイッチを押した際に前記発信機から「稼働状態」を示す無線信号が発信され、この信号を自動搬送車1の前記受信機が受信している間はパワーリレー23のa接点23Bが導通状態になり、作業者が地上側集中制御装置のライン停止スイッチを押した際に前記発信機から「稼働状態」を示す無線信号が発信されなくなるため、自動搬送車1の前記受信機が「稼働状態」を示す無線信号を受信していない間はパワーリレー23のa接点23Bが非導通状態になるようにすればよい。
以上のような発信機及び受信機を用いる構成によっても、「非稼働状態」で電気二重層キャパシタ11と駆動制御装置13(図2参照。)との接続が切り離されるため、待機電力の消費を低減することができる。
以上の説明におけるパワーリレー22,23はコントロールリレー等であってもよい。
すなわち、モータ14の駆動用電源は、電気二重層キャパシタ11及び二次電池の少なくともどちらかであればよい。
また、以上の説明においては、自走式搬送システムの自走式キャリアがガイドテープに沿って移動する自動搬送車1である場合を示したが、自走式キャリアはガイドレールに沿って移動するオーバーヘッドタイプ又はフロアタイプのものであってもよい。
S ストレージ部
1 自動搬送車(自走式キャリア)
1A 先行自動搬送車(先行キャリア)
1B後行自動搬送車(後行キャリア)
2A,2B 充電ステーション
3 充電用電源
4 制御装置
5 シリンダ
6A 充電端子
6B 受電端子
7 ストレージ検出センサ
8 ストレージ部待機電力低減用開閉器
9 光センサ
10 ライン非稼働時待機電力低減用開閉器
11 電気二重層キャパシタ
12 待機電力低減手段
13 駆動制御装置
14 モータ
15 駆動輪
16 従動輪
17 配線用遮断器
18 リミットスイッチ
19 緩衝材
20 ドグ
21 タイマーリレー
21A 電磁石のコイル
21B b接点
22,23 パワーリレー
22A,23A 電磁石のコイル
22B,23B a接点
24 太陽電池パネル
25 充放電コントローラ
Claims (2)
- 所定経路に沿って搬送物を運搬する自走式キャリアに電気二重層キャパシタ及び二次電池の少なくともどちらかからなる電源並びに該電源から電力を供給される駆動制御装置を備えた自走式搬送システムであって、
停止状態の先行キャリアに後行キャリアを衝突させて停止させる前記経路内のストレージ部において、前記衝突状態を検出するストレージ検出センサを前記キャリアの前部に備えるとともに、前記ストレージ検出センサが検出状態になってから一定時間経過後に前記電源と前記駆動制御装置との接続を切り離し、前記ストレージ検出センサが非検出状態になった際に前記電源と前記駆動制御装置とを接続するストレージ部待機電力低減用開閉器を前記キャリアに備えたことを特徴とする電気二重層キャパシタ及び二次電池の少なくともどちらかを電源とした自走式搬送システム。 - 所定経路に沿って搬送物を運搬する自走式キャリアに電気二重層キャパシタ及び二次電池の少なくともどちらかからなる電源並びに該電源から電力を供給される駆動制御装置を備えた自走式搬送システムであって、
ライン稼働時の照度によりオンになり、ライン非稼働時の照度によりオフになるように設定された光センサを前記キャリアに備えるとともに、前記光センサがオフになった際に前記電源と前記駆動制御装置との接続を切り離し、前記光センサがオンになった際に前記電源と前記駆動制御装置とを接続するライン非稼働時待機電力低減用開閉器を前記キャリアに備えたことを特徴とする電気二重層キャパシタ及び二次電池の少なくともどちらかを電源とした自走式搬送システム。
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