JP2014117067A - 無人搬送車の搬送システム - Google Patents

無人搬送車の搬送システム Download PDF

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正光 松原
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Abstract

【課題】無人搬送車に搭載する車両側バッテリをできるだけ小さく且つ軽量にすることができて、運用効率を向上させることができる無人搬送車の搬送システム。
【解決手段】無人搬送車の搬送システムにおいて、パレットには、車両側バッテリ14より電池容量が大きいパレット側バッテリ24が搭載されている。無人搬送車10には、パレットから受電した電力を駆動回路15に供給可能な第1電力ラインL1と、受電した電力を充電装置17を介して車両側バッテリ14に供給して充電可能な第2電力ラインL2とが設けられている。そして、パレットを載せているときに車両側バッテリ14から駆動回路15への電力供給状態を遮断し、パレットを載せていないときに車両側バッテリ14から駆動回路15への電力供給状態を確保する切替手段(切替スイッチ51、搭載検出センサ52、制御装置53)が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、貨物を載置するパレットを載せた状態で無人搬送車が走行する無人搬送車の搬送システムであり、特に、無人搬送車に搭載する車両側バッテリをできるだけ小さく且つ軽量にすることができる無人搬送車の搬送システムに関する。
製鉄所等の構内では、貨物を無人で自動的に搬送する無人搬送車が実用化されている。この無人搬送車は、車体にバッテリ(車両側バッテリ)を搭載していて、このバッテリの電力で電動モータを駆動させて走行する。そして、製鉄所の各ステーション等には、鋼板コイル等の円筒状の貨物を載置するパレットが配置されていて、無人搬送車の中にはこのパレットを載せた状態で貨物を搬送するものがある。
このような搬送システムとして、下記特許文献1に記載されたものが提案されている。この搬送システムでは、図6に示すように、物品130を載置する容器120に、容器側バッテリ124が搭載されると共に電極121が設けられ、搬送車110に、電極111と電圧調整回路112と車両側バッテリ114と電動モータ113とが直列的に接続されて設けられている。これにより、搬送車110が容器120を載せているときには、容器側バッテリ124の電力が、電極121と電極111との結合によって搬送車110に供給され、電圧調整回路112で調整(昇圧)された後に車両側バッテリ114に供給される。
こうして、下記特許文献1に記載された搬送システム101において、搬送車110は、容器120を載せている間、車両側バッテリ114を容器側バッテリ124で充電しつつ、車両側バッテリ114の電力で走行できる。一方、容器側バッテリ124は、容器120が搬送車110から降ろされている間に、外部補給手段によって予め充電しておくことができる。この結果、搬送車110は走行中に車両側バッテリ114を充電することができ、車両側バッテリ114を充電させるために搬送車を一時的に停止させることが減り、搬送車の運用効率を向上できるようになっている。
特許第4687684号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された搬送システム101では、以下の問題点がある。即ち、搬送車110は、容器120を載せている間、容器側バッテリ124で車両側バッテリ114を充電するが、車両側バッテリ114を放電しながら走行することになる。ここで、搬送車110を無人搬送車と仮定すると、搬送車110(無人搬送車)は、容器120(パレット)を載せた状態で或るステーションまで走行し、或るステーションで容器を降ろした後に次のステーションまで容器を載せていない状態で走行する状況がある。
この状況において、搬送車は或るステーションまで走行する際、容器を載せていても、上述したように車両側バッテリの電力を放電しながら走行するため、或るステーションに到着した段階で既に車両側バッテリの電力が消費している。このため、搬送車は、或るステーションから次のステーションまで、既に消費された車両側バッテリの電力によって走行しなければならず、電力不足が生じるおそれがある。従って、搬送車には、容器を載せていないときの電力不足に備え、予め電池容量が大きい、即ち比較的大きく且つ重量がある車両側のバッテリを搭載する必要があった。特に、製鉄所等の構内においては多数の無人搬送車が1日中走行し続けるため、多数の無人搬送車に搭載する車両側バッテリが比較的大きく且つ重量があることは、コスト面でのデメリットが大きいと共に、各無人搬送車の走行距離が減ることによって運用効率が低下する原因になる。
そこで、本発明は、上記した課題を解決すべく、無人搬送車に搭載する車両側バッテリをできるだけ小さく且つ軽量にすることができて、運用効率を向上させることができる無人搬送車の搬送システムを提供することを目的とする。
本発明に係る無人搬送車の搬送システムは、車体に搭載した車両側バッテリの電力を駆動回路に供給することで電動モータが車輪を回転させる無人搬送車と、貨物を載置した状態又は貨物を載置しない状態で前記無人搬送車が載せて搬送するパレットとを備えたものであって、前記パレットには、前記車両側バッテリより電池容量が大きいパレット側バッテリが搭載されると共に、前記パレット側バッテリの電力を外部に供給可能な給電部が設けられ、前記無人搬送車には、前記パレットを載せているときに前記給電部から電力を受電可能な受電部と、前記受電部が受電した電力を前記駆動回路に供給可能な第1電力ラインと、前記受電部が受電した電力を充電装置を介して前記車両側バッテリに供給して充電可能な第2電力ラインと、前記パレットを載せているときに前記車両側バッテリから前記駆動回路への電力供給状態を遮断し、前記パレットを載せていないときに前記車両側バッテリから前記駆動回路への電力供給状態を確保する切替手段とが設けられていることを特徴とする。
本発明に係る無人搬送車の搬送システムによれば、無人搬送車がパレットを載せた状態で或るステーションまで走行する場合、パレット側バッテリの電力を第1電力ラインを介して駆動回路に供給すると共に、第2電力ラインを介して車両側バッテリに供給する。これにより、無人搬送車は、パレット側バッテリの電力で電動モータを駆動させて走行しつつ、車両側バッテリを充電することができる。そして、このとき、車両側バッテリから駆動回路への電力供給状態が遮断されていて、車両側バッテリの電力が駆動回路に供給されることはない。こうして、無人搬送車がパレットを載せた状態で走行するとき、車両側バッテリを充電に専念させて満充電させることができ、車両側バッテリを放電させることなく、車両側バッテリより電池容量が大きいパレット側バッテリの電力のみを利用して走行することができる。
一方、無人搬送車が或るステーションでパレットを降ろした後、次のステーションまでパレットを載せていない状態で走行する場合、車両側バッテリから駆動回路への電力供給状態が確保されて、車両側バッテリの電力が駆動回路に供給される。こうして、無人搬送車は、或るステーションでパレットを降ろした段階では、上述したように、車両側バッテリが満充電されているため、次のステーションまでパレットを載せていなくても、満充電された車両側バッテリの電力を利用して走行することができる。従って、無人搬送車10は、電池容量が小さい車両側バッテリであっても、電力不足が生じることなく次のステーションまで走行することができる。この結果、無人搬送車に搭載する車両側バッテリをできるだけ小さく且つ軽量にすることができて、運用効率を向上させることができる。
また、本発明に係る無人搬送車の搬送システムにおいて、前記無人搬送車が前記パレットを載せる又は降ろすステーションには、前記無人搬送車の受電部に電力を供給して前記車両側バッテリを充電できると共に、前記パレットの給電部に電力を供給して前記パレット側バッテリを充電できる兼用の充電器が設置されていることが好ましい。
この場合には、ステーションでは、充電器によって、一時的に停止している無人搬送車に対して車両側バッテリを充電できると共に、降ろされて待機しているパレットに対してパレット側バッテリを充電できる。このため、無人搬送車がパレットを載せていない状態で仮に長距離走行する場合、最寄りのステーションで一時的に停止して車両側バッテリを充電することができ、車両側バッテリに万一の電力不足が生じても対応できるようになっている。
本発明の無人搬送車の搬送システムによれば、無人搬送車に搭載する車両側バッテリをできるだけ小さく且つ軽量にすることができて、運用効率を向上させることができる。
本実施形態の搬送システムに適用されている無人搬送車とパレットとを示した図である。 無人搬送車がパレットを載せて走行する状態を示した図である。 無人搬送車がパレットを載せているときに、搬送システムの電気回路を示した図である。 無人搬送車がパレットを載せているときの電力供給状態を示した図である。 無人搬送車がパレットを載せていないときの電力供給状態を示した図である。 従来の搬送システムの電気回路を示した図である。
本発明に係る無人搬送車の搬送システム1の実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、搬送システム1に適用されている無人搬送車10とパレット20とを示した図である。また、図2は、無人搬送車10がパレット20を載せて走行する状態を示した図である。
無人搬送車10は、主に製鉄所や造船所等で重量物を搬送するものであり、図1に示すように、車体11と、この車体11を支持しながら回転する複数の車輪12と、これら複数の車輪12を回転させる電動モータ13(図3参照)とを備えている。この電動モータ13は、車体11に搭載した車両側バッテリ14の電力が駆動回路15(図3参照)に供給されることで、車輪12を回転させている。車両側バッテリ14は、充放電可能な二次電池であって、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、鉛蓄電池等、種類が特に限定されるものではない。
また、無人搬送車10は、車体11の上側に複数のリフト装置16を有していて、図2に示すように、垂直に設けたシリンダ16aを伸縮させることによって昇降台16bを上昇及び下降させることができる。そして、無人搬送車10は、車体11の前方部及び後方部の下側に設けられたガイドセンサ(図示省略)が走行路に敷設された誘導体を検知することで、前後走行、横行、スピンターン、全方向への斜行を行いながら予め設定された所定ルートを自動的に移動するようになっている。
パレット20は、鋼板コイル等の円筒状の貨物30を載置した状態、又は貨物30を載置しない状態で、無人搬送車10によって搬送されるものである。このパレット20は、鋼で骨組みされていて、四隅に脚部21を有し、各脚部21に支持された平面状の載置台22を有している。この載置台22の上には、円筒状の貨物30が転動しないようにV字状の傾斜受台23が設けられている。また、載置台22の下側で且つ各脚部21の間では、無人搬送車10が潜り込むことができるスペースが形成されている。こうして、無人搬送車10は、載置台22の下側に潜り込んだ状態で、昇降台16bを上昇させることでパレット20を載せて走行でき、昇降台16bを下降させることでパレット20を降ろすことができる。
本実施形態において、パレット20は、製鉄所の任意の場所に設けられた各ステーションSTに複数個配置されている。そして、複数の無人搬送車10が、貨物30を載せたパレット20を或るステーションSTから別のステーションSTまで走行し、その後、例えば、パレット20を降ろしてパレット20を載せていない状態で他のステーションSTまで走行したり、パレット20を降ろして新たなパレット20を載せた状態で他のステーションSTまで走行するようになっている。
ところで、本実施形態では、無人搬送車10が走行中に車両側バッテリ14を充電できるように、無人搬送車10が充電装置17を搭載するとともに、パレット20がパレット側バッテリ24を搭載している。そして、パレット20の載置台22の下側には、パレット側バッテリ24の電力を外部に供給可能な給電端子(給電体)25が設けられ、無人搬送車10の車体11の上側には、給電端子25から電力を受電可能な受電端子(受電部)18が設けられている。
これにより、無人搬送車10は、パレット20を載せているときに、図示しないシリンダを伸張することで、受電端子18を給電端子25に結合させる。この結果、パレット側バッテリ24の電力を充電装置17を介して車両側バッテリ14に供給して、車両側バッテリ14を充電できるようになっている。また、無人搬送車10は、図示しないシリンダを収縮することで、受電端子18と給電端子25との結合を解除させる。この結果、パレット側バッテリ24による車両側バッテリ14の充電を解除できるようになっている。なお、パレット側バッテリ24は、充放電可能な二次電池であって、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、鉛蓄電池等、種類は特に限定されるものではない。
そして、パレット側バッテリ24は、パレット20が各ステーションSTで無人搬送車10から降ろされた後に、ステーションSTで待機している間、ステーションSTに設置された充電器40によって充電できるようになっている。即ち、ステーションSTでは、充電器40に接続された充電接続装置41を、パレット20の給電端子25に結合させる。これにより、電力を充電器40から充電接続装置41と給電端子25を介してパレット側バッテリ24に供給して、パレット側バッテリ24を充電できるようになっている。
こうして、無人搬送車10は、パレット20を載せている間、車両側バッテリ14をパレット側バッテリ24で充電しつつ、パレット側バッテリ24の電力で走行できる。一方、パレット側バッテリ24は、パレット20が無人搬送車10から降ろされている間に、ステーションSTに設置された充電器40によって予め充電しておくことができる。この結果、従来のように、車両側バッテリ14を充電させるために、無人搬送車10をステーションSTで一時的に停止させることが減り、走行しながら車両側バッテリ14を充電することによって無人搬送車10の運用効率が向上するようになっている。
しかしながら、従来の搬送システムでは、無人搬送車10がパレット20を載せて走行している間、電動モータ13を駆動させるためのメインバッテリはあくまで車両側バッテリ14であり、パレット側バッテリ24は車両側バッテリ14を充電するためのサブバッテリにすぎなかった。即ち、パレット20を載せている間、パレット側バッテリ24で車両側バッテリ14を充電できるが、車両側バッテリ14を放電しながら走行するようになっていた。これにより、例えば、無人搬送車10は、パレット20を載せた状態で或るステーションSTまで走行してパレット20を降ろした場合、或るステーションSTに到着した段階で車両側バッテリ14の電力が満充電の状態から既に消費している。
このため、無人搬送車10が、仮に或るステーションSTから次のステーションSTまでパレット20を載せていない状態で走行する場合、既に消費された車両側バッテリ14の電力によって走行しなければならず、電力不足が生じるおそれがある。従って、無人搬送車10は、パレット20を載せていないときの電力不足に備え、予め電池容量が大きい、即ち比較的大きく且つ重量がある車両側バッテリ14を搭載する必要があった。特に、製鉄所等の構内において多数の無人搬送車10が1日中走行し続けるため、多数の無人搬送車10に搭載する車両側バッテリ14が比較的大きく且つ重量があることは、コスト面でのデメリットが大きいと共に、各無人搬送車10の走行距離が減ることによって運用効率が低下する原因になる。
そこで、本実施形態の搬送システム1は、無人搬送車10に搭載する車両側バッテリ14をできるだけ小さく且つ軽量にすることができるように、図3に示すように、構成されている。図3は、無人搬送車10がパレット20を載せているときに、搬送システム1の電気回路を示した図である。この搬送システム1の電器回路は、上述した構成部材(車両側バッテリ14、パレット側バッテリ24等)の他、主に、切替スイッチ51と搭載検出センサ52と制御装置53とダイオード54とを備えて構成されている。
そして、本実施形態のパレット側バッテリ24は、車両側バッテリ14より電池容量が大きいものであり、受電端子18及び給電端子25を介して、駆動回路15及び充電装置17に導線で並列的に接続されている。パレット側バッテリ24から駆動回路15までの電力ラインL1が、本発明の「第1電力ライン」に相当し、パレット側バッテリ24から充電装置17を介して車両側バッテリ14までの電力ラインL2が、本発明の「第2電力ライン」に相当する。
切替スイッチ51は、車両側バッテリ14から駆動回路15への電力供給状態を遮断又は確保するものである。この切替スイッチ51は、車両側バッテリ14と駆動回路15との間の導線に設けられていて、制御装置53からの制御信号によって、オン状態(図5参照)とオフ状態(図4参照)とを切替えるようになっている。
搭載検出センサ52は、無人搬送車10がパレット20を載せていてパレット側バッテリ24から電力を供給されている状態であるか否かを検出するものである。この搭載検出センサ52は、例えば接触式検出センサであって、受電端子18と給電端子25との結合の有無を検出するようになっている。
このため、無人搬送車10がパレット20を載せているとき、即ちパレット側バッテリ24から電力を供給されているとき、搭載検出センサ52は制御装置53にオン信号を出力する。一方、無人搬送車10がパレット20を載せていないとき、即ちパレット側バッテリ24から電力を供給されていないとき、搭載検出センサ52は制御装置53にオフ信号を出力するようになっている。なお、搭載検出センサ52は、接触式検出センサに限定されるものではなく、適宜変更可能であり、例えば受電端子18を流れる電圧が所定値以上であるか否かを検出する電圧センサであっても良い。
制御装置53は、切替スイッチ51のオン状態又はオフ状態の切替えを制御するものである。この制御装置53は、搭載検出センサ52からオン信号を入力すると、切替スイッチ51をオフ状態に制御し、搭載検出センサ52からオフ信号を入力すると、切替スイッチ51をオン状態に制御する。この制御装置53と搭載検出センサ52と切替スイッチ51とが、本発明の「切替手段」に相当する。
ダイオード54は、充電装置17から車両側バッテリ14に向けて電流を流し、車両側バッテリ14から充電装置17に向けて電流を流さない整流手段である。このダイオード54は、車両側バッテリ14と充電装置17との間の導線に設けられていて、ダイオード54によって車両側バッテリ14の電力が充電装置17を通って駆動回路15に供給されることはない。
上記のように構成された搬送システム1の作用効果について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、無人搬送車10がパレット20を載せているときの電力供給状態を示した図である。図5は、無人搬送車10がパレット20を載せていないときの電力供給状態を示した図である。
<パレット側バッテリから電力が供給されている状態>
無人搬送車10がパレット20を載せた状態で或るステーションSTまで走行する場合、図4に示すように、給電端子25と受電端子18とが結合して、パレット側バッテリ24の電力を第1電力ラインL1を介して駆動回路15に供給すると共に、第2電力ラインL2を介して車両側バッテリ14に供給する。これにより、無人搬送車10は、パレット側バッテリ24の電力で電動モータ13を駆動させて走行しつつ、車両側バッテリ14を充電することができる。そして、このとき、制御装置53は、搭載検出センサ52からオン信号を入力するため、切替スイッチ51をオフ状態に制御している。従って、車両側バッテリ14の電力が切替スイッチ51を介して駆動回路15に供給されることはない。
こうして、無人搬送車10がパレット20を載せた状態で走行する場合、車両側バッテリ14を充電に専念させて満充電させることができ、車両側バッテリ14を放電させることなく、パレット側バッテリ24の電力のみを利用して走行することができる。ここで、電動モータ13を駆動させるためのメインバッテリはパレット側バッテリ24になるため、パレット側バッテリ24は電池容量が大きい、即ち比較的大きく且つ重量があるバッテリになっているが、これは特に問題にならない。
なぜなら、無人搬送車10は、何十トンもの重量がある貨物30を載置したパレット20を載せている間、パレット側バッテリ24に高負荷が作用しても、電池容量が大きいパレット側バッテリ24によって電力不足を回避できる。更に、パレット20には、パレット側バッテリ24を載置するスペースが十分にあり、パレット20を載せている無人搬送車10にとって、約1トンのパレット側バッテリ24の重量増加は、大きな負担にならないためである。
<パレット側バッテリから電力が供給されていない状態>
無人搬送車10が或るステーションSTでパレット20を降ろした後、次のステーションSTまでパレット20を載せていない状態で走行する場合、図5に示すように、パレット側バッテリ24から電力が供給されることはない。このとき、制御装置53は、搭載検出センサ52からオフ信号を入力するため、切替スイッチ51をオン状態に制御している。従って、車両側バッテリ14の電力が切替スイッチ51を介して駆動回路15に供給される。
こうして、無人搬送車10は、或るステーションSTでパレット20を降ろした段階では、上述したように、車両側バッテリ14が満充電されているため、次のステーションSTまでパレット20を載せていなくても、走行することができる。従って、無人搬送車10は、電池容量が小さい車両側バッテリ14であっても、電力不足が生じることなく次のステーションSTまで走行することができる。特に、無人搬送車10がパレット20を載せていないときには、無人搬送車10自体の重量が軽くなっているため、車両側バッテリ14に高負荷がかかることはない。こうして、無人搬送車10が再びパレット20を載せてパレット側バッテリ24によって充電されるまで走行できるように、車両側バッテリ14は必要最小限の電池容量を有するものであれば良い。この結果、本実施形態の搬送システム1によれば、無人搬送車10に搭載する車両側バッテリ14をできるだけ小さく且つ軽量にすることができて、運用効率を向上させることができる。
更に、本実施形態の搬送システム1では、各ステーションSTに設置された充電器40が、無人搬送車10の受電端子18に充電接続装置41を接続して電力を供給し、車両側バッテリ14を充電できるようになっている。即ち、各ステーションSTでは、一時的に停止している無人搬送車10に対して車両側バッテリ14を充電できると共に、降ろされて待機しているパレット20に対してパレット側バッテリ24を充電できる兼用の充電器40が設置されている。このため、無人搬送車10がパレット20を載せていない状態で仮に長距離走行する場合、最寄りのステーションSTで一時的に停止して車両側バッテリ14を充電することができ、車両側バッテリ14に万一の電力不足が生じても対応できる。
以上、本発明に係る無人搬送車の搬送システムの実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施形態では、無人搬送車10の受電端子18とパレット20の給電端子25とが結合することによって、パレット側バッテリ24の電力を無人搬送車10側に供給したが、無人搬送車10の受電部とパレット20の給電部の構成は、受電端子18と給電端子25に限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、無人搬送車10の受電コイル(受電部)とパレット20の給電コイル(給電部)とが、非接触状態で電磁誘導を起こすことによって、パレット側バッテリ24の電力を無人搬送車10側に供給しても良い。
また、本実施形態では、ダイオード54によって、車両側バッテリ14から充電装置17に向けて電流を流さないように構成した。しかしながら、例えば、車両側バッテリ14と充電装置17との間の導線にスイッチを設けて、制御装置53がそのスイッチのオン状態又はオフ状態を制御することによって、車両側バッテリ14から充電装置17に向けて電流を流さないように構成しても良い。
1 搬送システム
10 無人搬送車
11 車体
12 車輪
13 電動モータ
14 車両側バッテリ
15 駆動回路
16 リフト装置
17 充電装置
18 受電端子
20 パレット
21 脚部
22 載置台
23 傾斜受台
24 パレット側バッテリ
30 貨物
40 充電器
41 充電接続装置
51 切替スイッチ
52 搭載検出センサ
53 制御装置
54 ダイオード

Claims (2)

  1. 車体に搭載した車両側バッテリの電力を駆動回路に供給することで電動モータが車輪を回転させる無人搬送車と、
    貨物を載置した状態又は貨物を載置しない状態で前記無人搬送車が載せて搬送するパレットとを備えた無人搬送車の搬送システムにおいて、
    前記パレットには、前記車両側バッテリより電池容量が大きいパレット側バッテリが搭載されると共に、前記パレット側バッテリの電力を外部に供給可能な給電部が設けられ、
    前記無人搬送車には、
    前記パレットを載せているときに前記給電部から電力を受電可能な受電部と、
    前記受電部が受電した電力を前記駆動回路に供給可能な第1電力ラインと、
    前記受電部が受電した電力を充電装置を介して前記車両側バッテリに供給して充電可能な第2電力ラインと、
    前記パレットを載せているときに前記車両側バッテリから前記駆動回路への電力供給状態を遮断し、前記パレットを載せていないときに前記車両側バッテリから前記駆動回路への電力供給状態を確保する切替手段とが設けられていることを特徴とする無人搬送車の搬送システム。
  2. 請求項1に記載された無人搬送車の搬送システムにおいて、
    前記無人搬送車が前記パレットを載せる又は降ろすステーションには、前記無人搬送車の受電部に電力を供給して前記車両側バッテリを充電できると共に、前記パレットの給電部に電力を供給して前記パレット側バッテリを充電できる兼用の充電器が設置されていることを特徴とする無人搬送車の搬送システム。
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