JP5364614B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体現像剤を用いてトナー像を形成する現像装置を備えた湿式画像形成装置に関する。
画像形成装置として、液体現像剤を用いてトナー像を形成する湿式のものが知られている。湿式画像形成装置は、トナー像が形成される像担持体、液体現像剤を像担持体に供給する現像装置、像担持体上のトナー像を用紙上に転写する転写部、用紙上のトナー像を該用紙上に定着させる定着部等を含む。
湿式画像形成装置に用いられる現像装置は、例えば特許文献1のものが知られている。特許文献1の現像装置は、液体現像剤を感光体ドラムに供給して感光体ドラム上にトナー像を形成する現像ローラと、現像ローラに液体現像剤を供給する現像剤供給手段と、現像剤供給手段から現像ローラに供給される液体現像剤の量を規制する規制部材と、現像ローラに供給される液体現像剤を貯蔵する貯蔵タンクとを、主要な構成要素として含む。
上記構成の現像装置では、規制部材によって規制されて現像ローラに供給されなかった液体現像剤は、貯蔵タンクに戻される。貯蔵タンクに戻された液体現像剤は、現像剤供給手段によって現像ローラに再度供給される。
ところで、液体現像剤は、トナーである固形分をキャリアである誘電性の液体中に分散させたものであり、トナーとキャリアとの混合比は、所定の固形分濃度となるように調整されている。ところが、規制部材によって規制されて現像ローラに供給されなかった液体現像剤の固形分濃度は、前記所定の固形分濃度よりも高くなることが知られている。そのため、現像動作の進行に伴い、液体現像剤の規制部材による規制および現像ローラへの供給が繰り返されると、貯蔵タンク中の液体現像剤の固形分濃度が前記所定の固形分濃度よりも高くなってしまう。固形分濃度が前記所定の固形分濃度よりも高くなった液体現像剤が現像ローラに供給されてトナー像が形成されると、トナー像の画像濃度が所望の画像濃度よりも高くなる。
そのような不都合を防止するための対策として、規制部材によって規制されて現像ローラに供給されなかった液体現像剤を、再度供給ローラに供給させず、専用の回収路を介して、画像形成装置の装置本体側に配置された回収容器に回収することが考えられる。
特開2001−125383号公報
現像装置は、現像ローラから感光体ドラムに供給されなかった液体現像剤を回収容器に回収するための専用の回収路を別途有している。そのため、回収容器に接続される回収路が2本となる。このような構成では、現像装置の交換やメンテナンスのために現像装置を画像形成装置の装置本体から取り外すとき、回収路が2本ある分だけ、それらの回収路から液体現像剤が漏出する可能性が高くなる。
また、回収路が2本あると、現像装置を装置本体に装着したときに、それらの2本の回
収路を回収容器に対して位置合わせすることが難しくなり、回収路を回収容器に接続するのに時間を要してしまう。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、液体現像剤を例えば回収容器に回収する際に液体現像剤が回収路から漏出することを低減できると共に、回収路を回収容器に接続させることが容易な現像装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、装置本体と、前記装置本体内に配置され、トナー像が形成される像担持体と、前記装置本体内に着脱可能に配置された現像装置と、前記装置本体内に配置された回収容器と、を備え、前記現像装置は、回転駆動され、液体現像剤を担持しつつ、所定の像担持体に前記液体現像剤を供給して該像担持体上にトナー像を形成する現像剤担持体と、回転駆動され、周面に前記液体現像剤を保持し、前記現像剤担持体に前記液体現像剤を供給する供給ローラーと、前記供給ローラーに前記液体現像剤を供給する供給手段と、前記供給手段から供給された前記供給ローラーの周面上の前記液体現像剤の量を規制する規制部材と、前記現像剤担持体の回転における軸方向に延設され、前記規制部材に規制されて前記現像剤担持体に供給されなかった液体現像剤を回収する第1回収路と、前記第1回収路の上方において前記軸方向に延設され、前記現像剤担持体から前記像担持体に供給されなかった液体現像剤を回収する第2回収路と、前記現像剤担持体の軸方向外側において略上下方向に延び、前記第1回収路と前記第2回収路とを連通させ、前記第2回収路に回収された前記液体現像剤を自由落下によって前記第1回収路に合流させる連通路と、前記現像剤担持体、前記供給手段、前記規制部材、前記第1回収路、前記第2回収路および前記連通路が配置されたハウジングと、を備え、前記供給手段は、前記ハウジングに対して着脱可能であり、前記第1回収路は、前記ハウジングから前記軸方向外側に突出され、前記回収容器は、前記現像装置の前記突出された第1回収路に前記軸方向において連通可能であり、前記第1回収路から液体現像剤を回収する。
また、本発明に係る画像形成装置によれば、規制部材に規制されて現像剤担持体に供給されなかった液体現像剤は、第1回収路に回収され、また、現像剤担持体から像担持体に供給されなかった液体現像剤は、第2回収路に回収された後、連通路を通って第1回収路に回収される。このように、本発明に係る現像装置では、最終的に1本の回収路(つまり、第1回収路)に液体現像剤を回収しているので、2本の回収路のそれぞれに回収する構成と比較して、液体現像剤が回収路から漏出することを低減できる。
また、この構成によれば、連通路は略上下方向に延びているので、液体現像剤は、自重による自然落下によって第1回収路に回収される。これにより、連通路に搬送スクリュー等の搬送手段を配置する必要がないので、コスト低減を実現できる。
また、この構成によれば、ハウジングに対して着脱可能とされた供給手段を採用しているので、液体現像剤を現像装置に供給するための供給管等を現像装置に配設する構成と比較して、供給手段をハウジングから取り外したときに液体現像剤が漏出することを抑制できる。
また、本発明に係る画像形成装置によれば、1本のみの回収路(つまり、第1回収路)が回収容器に連通されているので、2本の回収路が回収容器に連通されている構成と比較して、現像装置の交換やメンテナンス等のための現像装置を装置本体から取り外すとき、液体現像剤が回収路から漏出することを低減できる。
また、回収容器に連通される回収路は1本のみなので、現像装置を装置本体に装着するとき、回収容器と回収路とを位置合わせすること、ひいては回収路を回収容器に連通させることが容易である。
上記の構成において、前記第1回収路の前記突出した部分に配置され、前記軸方向に向かって開口された排出口と、前記排出口を閉塞可能な閉塞部と、前記閉塞部が前記排出口を閉塞するように、前記閉塞部を付勢する付勢部材と、前記回収装置から前記閉塞部に向かって前記軸方向に突設され、前記現像装置が前記装置本体に装着されることで、前記付勢部材の付勢力に抗して前記閉塞部を押圧し、前記第1回収路と前記回収装置とを連通させる押圧部材と、を更に備えることが望ましい。
本発明の他の好ましい実施形態では、画像形成装置は、さらに、前記回収容器に回収された前記液体現像剤を、前記現像装置に再び供給できるように処理した後、前記供給手段に供給することが可能に構成された液体現像剤循環装置を含む。
この構成によれば、回収容器に回収された液体現像剤を液体現像剤循環装置によって再生し、その再生した液体現像剤を現像装置に再び供給することができるので、廃棄現像剤の削減および印刷コストの低減を実現できる。
本発明に係る画像形成装置によれば、液体現像剤を例えば回収容器に回収する際に液体現像剤が回収路から漏出することを低減できる。
湿式画像形成装置の概略構成図である。 液体現像剤循環装置を除いた湿式画像形成装置の概略断面図である。 現像装置を一側面側から見た斜視図であり、長手方向における現像装置の全体的な構造を示す。 現像装置を他側面側から見た斜視図であり、長手方向における現像装置の全体的な構造を示す。 図4のX−X線に沿って切断した断面図である。 図5のY−Y線に沿って切断した断面図である。 図6の一部拡大図である。 液体現像剤の循環系統を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、湿式画像形成装置の概略構成図であり、図2は、液体現像剤循環装置を除いた湿式画像形成装置の概略断面図である。図1および図2に示す画像形成装置1は、カラープリンタであるが、コピー機、ファクシミリ装置、これらの機能を含む複合機や、用紙上に画像を形成することができる他の装置とすることもできる。
図1に示すように、カラープリンタ1は、画像形成のための様々なユニットや部品が収納される上側本体部1Aと、この上側本体部1Aの下部に配置され、各色用の液体現像剤循環装置LY、LM、LC、LBが収納される下側本体部1Bとから構成されている。ここでは、上側本体部1Aと下側本体部1Bとを結ぶ配管類は図示を省略している。
図2に示すように、上側本体部1A内には、画像データに基づいてトナー像を形成するタンデム式の画像形成部2と、用紙を収容する用紙収納部3と、画像形成部2で形成されたトナー像を用紙上に転写する二次転写部4と、転写されたトナー像を用紙上に定着させる定着部5と、定着の完了した用紙を排紙する排出部6と、用紙収納部3から排出部6まで用紙を搬送する用紙搬送部7とが配置されている。
画像形成部2は、中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21のクリーニング部22と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色にそれぞれ対応した画像形成ユニットFY、FM、FC、及びFBとを含む。
中間転写ベルト21は、導電性を有し、用紙搬送方向に直交する方向における長さが最大の用紙より幅広であって、無端状、すなわちループ状のベルト状部材であり、図1および図2において時計回りに循環駆動される。中間転写ベルト21の循環駆動において外側を向く面を以下、表面と称し、他方の面を裏面と称する。
画像形成ユニットFY、FM、FCおよびFBは、中間転写ベルト21の近傍に4つ並べて中間転写ベルト21のクリーニング部22と二次転写部4との間に配置される。なお、各画像形成ユニットFY、FM、FC、FBの配置の順番はこの限りではないが、各色の混色による完成画像への影響を配慮すると、この配置が好ましい。
画像形成ユニットFY、FM、FCおよびFBのそれぞれは、感光体ドラム10(像担持体)と、帯電器11と、LED露光装置12と、現像装置14と、一次転写ローラ20と、クリーニング装置26と、除電装置13と、キャリア液除去ローラ30とを含む。また、画像形成ユニットFY、FM、FCおよびFBのうち、最も二次転写部4に近い位置に位置する画像形成ユニットFBには、キャリア液除去ローラ30が設けられていないが、その他の構成は同一である。
各画像形成ユニットFY、FM、FC、FBに対応して、それぞれ液体現像剤循環装置LY、LM、LC、LBが設けられ、各色の液体現像剤の供給、並びに回収が行われるようになっている。液体現像剤循環装置LY、LM、LC、LBについては後に詳述する。
感光体ドラム10は、円柱状の部材であって、その表面に帯電したトナーを含むトナー像を担持可能である。感光体ドラム10は、図1および図2において反時計回りに回転可能な部材である。帯電器11は、感光体ドラム10の表面を一様に帯電させることができる機器である。露光装置12は、LED等の光源を有し、外部の機器から入力される画像データに応じて、一様に帯電した感光体ドラム10の表面に光を照射する。これにより、感光体ドラム10の表面には、静電潜像が形成される。
現像装置14は、誘電性液体のキャリア(分散媒)中に固形分であるトナー(分散質)を分散させた液体現像剤を、感光体ドラム10の表面の静電潜像に対向するように保持することで、静電潜像にトナーを付着させる。これにより、静電潜像はトナー像として現像される。液体現像剤は、例えば50〜200mPa・s程度の粘度を有する。現像装置14は後で詳述する。
一次転写ローラ20は、中間転写ベルト21の裏面に、感光体ドラム10と対向して配置されている。一次転写ローラ20には、図示しない電源からトナー像中のトナーとは逆極性の電圧が印加される。つまり、一次転写ローラ20は、中間転写ベルト21と接触している位置で、中間転写ベルト21にトナーと逆極性の電圧を印加する。中間転写ベルト21は導電性を有するので、この印加電圧によって、中間転写ベルト21の表面側及びその周辺にトナーが引き付けられる。中間転写ベルト21は、トナー像を担持して、用紙まで搬送する像担持体として機能する。
クリーニング装置26は、感光体ドラム10から中間転写ベルト21に転写されずに残留した液体現像剤をクリーニングするための装置であって、感光体ドラム10の表面上の残留液体現像剤を掻き取るクリーニングブレード262(図8)と、クリーニングブレード262によって掻き取られた残留液体現像剤をクリーニング装置26の外部に搬送する液体現像剤搬送スクリュー261(図8)とを有する。
クリーニングブレード262は感光体ドラム10の回転軸方向に延びる板状の部材である。クリーニングブレード262は、その端部が感光体ドラム10の表面に摺接しており、感光体ドラム10の回転に伴って感光体ドラム10上に残留した液体現像剤を掻き取る。
除電装置13は、除電用の光源を有し、次の周回による画像形成に備えて、クリーニングブレード262による液体現像剤除去後、感光体ドラム10の表面を光源からの光によって除電する。
キャリア液除去ローラ30は、感光体ドラム10の回転軸と平行な回転軸を中心として感光体ドラム10と同方向に回転可能な略円柱状の部材である。キャリア液除去ローラ30は、感光体ドラム10と中間転写ベルト21とが接触する位置よりも二次転写部4が配置されている側に配置されており、中間転写ベルト21の表面からキャリア液を除去する部材である。
用紙収納部3は、トナー像を定着させる用紙を収納する部分であって、上側本体部1Aの下部に配置されている。また、用紙収納部3は、用紙を収納している給紙カセットを有している。
二次転写部4は、中間転写ベルト21上に形成されたトナー像を用紙に転写する部分であって、中間転写ベルト21を支持する支持ローラ41と、支持ローラ41に対向して配置された二次転写ローラ42とを有する。
定着部5は、用紙にトナー像を定着させる部分であって、二次転写部4の上側に配置されている。また、定着部5は、加熱ローラ43と、加熱ローラ43に対向して配置された加圧ローラ44とを有している。
排出部6は、定着部5でトナー像が定着された用紙が排出される部分であって、カラープリンタ1の上部に配置されている。用紙搬送部7は、複数の搬送ローラ対を含み、用紙収納部3から二次転写部4や定着部5、排出部6に用紙を搬送する。
次に、図3〜図5を参照しながら現像装置14について説明する。図3は、現像装置を一側面側から見た斜視図であり、長手方向における現像装置の全体的な構造を示す。図4は、現像装置を他側面側から見た斜視図であり、長手方向における現像装置の全体的な構造を示す。図5は、図4のX−X線に沿って切断した断面図である。現像装置14は、後述する構成要素を収容する現像容器50(ハウジング)を含む。現像容器50は、現像装置14の長手方向、つまり感光体ドラム10の回転軸方向に沿って延びる形状を有する部材であって、本体フレーム51、中間フレーム55、上部フレーム54および一対の側面クレーム52,53を含む。
本体フレーム51は、現像装置14の長手方向に延びる容器状の部材であって、図5に示すように上方に開口している。本体フレーム51は、その壁部によって現像装置14の長手方向に延びる2段の溝部51a,51bを画定している。上側の溝部51aには、後述するニップ形成ローラ33が回転可能に配置されている。下側の溝部51bには、第1搬送スクリュー45が回転可能に配置されている。上側溝部51aおよび下側溝部51bは互いに連通されている。
中間フレーム55は、現像装置14の長手方向に延びる容器状の部材であって、上方に開口していると共に、本体フレーム51の開口の一部を覆うように本体フレーム51に上方から取り付けられている。中間フレーム55の底部には、現像装置14の長手方向に延びる溝部55aが形成されている。溝部55aには、第2搬送スクリュー47が回転可能に配置されている。
上部フレーム54は、現像装置14の長手方向に延びる部材であって、中間フレーム55の開口を覆うように中間フレーム55に上方から取り付けられている。本体フレーム51、中間フレーム55および上部フレーム54は、互いに略同一の長手方向寸法を有している。
一対の側面フレーム52,53は、現像容器50の長手方向両端部において、本体フレーム51の両側面および中間フレーム55の両側面を覆っている。一方の側面フレーム52からは、後述する第1回収路40が現像装置14の長手方向に突出している。
図4に示すように、本体フレーム51の外面には、現像装置14に液体現像剤を供給するための液体現像剤供給装置38(供給手段)が着脱可能に取り付けられている。液体現像剤供給装置38は、現像装置14内に延びる複数の供給管39(図4では、5本)を有している。液体現像剤供給装置38は、液体現像剤リザーブタンク277(図8)と供給チューブ872で接続されており、液体現像剤リザーブタンク277から液体現像剤の供給を受ける。
現像装置14は、図5に示すように、現像容器50内において、現像ローラ31、供給ローラ32、ニップ形成ローラ33、規制ブレード35、現像ローラ帯電器34、クリーニングローラ37およびクリーニングブレード36を含む。
ニップ形成ローラ33は、上述したように本体フレーム51の上側溝部51a内に回転可能に配置されたローラである。供給ローラ32は、ニップ形成ローラ33の斜め上方位置でニップ形成ローラ33の回転軸方向に沿って延びるローラである。ニップ形成ローラ33は供給ローラ32に当接した状態で配置されている。これにより、ニップ形成ローラ33と供給ローラ32との間には、供給ニップ部NPが形成されている。上述した液体現像剤供給装置38の複数の供給管39は、ニップ形成ローラ33の回転軸方向に並んで配置され、その吐出口39aは供給ニップ部NPに向いている。したがって、液体現像剤は液体現像剤供給装置38によって供給ニップ部NPに吐出される。図5では、ニップ形成ローラ33は反時計方向に回転され、供給ローラ32は時計方向に回転される。
吐出口39aから供給ニップ部NPに吐出された液体現像剤は、供給ニップ部NPにおいて一時的に滞留された後、ニップ形成ローラ33および供給ローラ32の回転に伴って供給ニップ部NPを通過し、供給ローラ32の周面上に保持された状態で上方に運ばれる。供給ローラ32の周面には、液体現像剤を保持するための溝が形成されている。
規制ブレード35(規制部材)は、例えばウレタンゴム等の材料から形成され、その先端が供給ローラ32の周面に圧接されている。その圧接状態により、規制ブレード35は、供給ローラ32の周面上の液体現像剤の量が所定量になるように規制する。規制ブレード35によって掻き落とされた余剰の液体現像剤は、自然落下に従って上側溝部51a、次に下側溝部51bで受け取られる。下側溝部51bは、後述するように、第1回収路40の一部を構成しており、規制ブレード35によって規制されて後述する現像ローラ31に供給されなかった液体現像剤は、第1搬送スクリュー45の回転によって液体現像剤回収容器70(図6)に搬送される。
現像ローラ31(現像剤担持体)は、本体フレーム51、中間フレーム55および上部フレーム54間に形成された開口部に、供給ローラ32と接するように配置されている。現像ローラ31は、ニップ形成ローラ33や供給ローラ32に平行に延び、図5では時計方向に回転される。したがって、現像ローラ31と供給ローラ32とが接するニップ部では、現像ローラ31の周面は供給ローラ32の周面と逆方向に移動する。これにより、現像ローラ31の周面に、供給ローラ32の周面に保持されている液体現像剤が受け渡される。供給ローラ32上の液体現像剤の層厚が所定値に規制されているので、現像ローラ31の周面に形成される液体現像剤層の層厚も所定値に保たれる。
現像ローラ帯電器34は、トナーの帯電極性と同極性の帯電電位を与えることで、現像ローラ31に担持された液体現像剤層中のトナーを現像ローラ31の周面側に移動させ、現像効率を向上させる作用を果たすものである。現像ローラ帯電器34は、現像ローラ31の回転方向から見て現像ローラ31および供給ローラ32間のニップ部よりも下流側において、かつ、現像ローラ31と感光体ドラム10との間のニップ部よりも上流側において、現像ローラ31の周面に対向するように設けられている。
現像ローラ31は感光体ドラム10に接しており、感光体ドラム10との間でニップ部を形成している。感光体ドラム10の周面上の静電潜像の電位と現像ローラ31に印加される現像バイアスとの電位差により、トナーが感光体ドラム10の周面上に移動して静電潜像が現像される。これにより、トナー像が感光体ドラム10の周面上に形成される。
クリーニングローラ37は、現像ローラ31の回転方向から見て感光体ドラム10の下流側に配置され、その周面が現像ローラ31の周面に接触している。これにより、現像ローラ31の周面上に残留する液体現像剤が掻き落とされる。掻き落とされた液体現像剤は、中間フレーム55に形成された溝部55aに受け取られる。
クリーニングブレード36は、現像ローラ31の回転方向から見てクリーニングローラ37の下流側に配置され、その先端部が現像ローラ31の周面に接触している。これにより、クリーニングローラ37によって掻き落とされなかった現像ローラ31の周面上に残留する液体現像剤がさらに掻き落とされる。掻き落とされた液体現像剤は、クリーニングブレード36の表面に沿って流下し、中間フレーム55に形成された溝部55aに受け取られる。溝部55aは、後述するように、第2回収路46の一部を構成しており、液体現像剤は第2搬送スクリュー47の回転によって合流路48(図6)を通って液体現像剤回収容器70に搬送される。
次に、図6を参照して、第1回収路および第2回収路の詳細について説明する。図6は、図5のY−Y線に沿って切断した断面図である。第1回収路40は、上述したように、規制ブレード35によって規制されて供給ローラ35から現像ローラ31に供給されなかった液体現像剤を受ける流路である。一方、第2回収路46は、現像ローラ31から感光体ドラム10に供給されず、クリーニングローラ37およびクリーニングブレード36によって現像ローラ31の周面から掻き落とされた液体現像剤を受ける流路である。
第1回収路40は、下側溝部51bと第1延設管56とから構成されている。下側溝部51bは、上述したように、本体フレーム51の壁部によって画定され、現像装置14の長手方向に延びるものである。第1延設管56は、下側溝部51bと連通するように本体フレーム51に嵌入されていると共に、側面フレーム52を貫通して現像装置14の長手方向に突出している。なお、下側溝部51aをさらに延長させた構造とすることで、第1延設管56を省略することができる。
第1搬送スクリュー45は、下側溝部51bおよび第1延設管56内で回転可能に配設されていると共に、液体現像剤を下側溝部51bから第1延設管56に搬送するように構成されている。第1搬送スクリュー45は軸部45aと羽根部45bとを有する。羽根部45bは、下側溝部51bの周面51bbおよび第1延設管56の内周面56aに対して若干の隙間をあけて位置している。また、第1搬送スクリュー45の一端部(図6では右端部)には、従動ギヤ58aが取り付けられている。そして、ニップ形成ローラ33の一端部(図6では右端部)には、従動ギヤ58aに噛み合うギヤ58bが取り付けられており、ギヤ58bのギヤ軸58cは図略の駆動源に接続されている。したがって、図略の駆動源によってギヤ58bが回転すると、ニップ形成ローラ33が回転し、それに伴い、第1搬送スクリュー45も回転する。
上記構成の第1回収路40は、第1延設管56を介して液体現像剤回収容器70と連通している。第1延設管56には、ケース管59が外嵌されている。ケース管59は、筒状の部材であって、一方の端部において排出口69を有している。ケース管59が第1延設管56に外嵌されると、ケース管59は、第1延設管56と連通され、第1回収路40の一部を構成する。ケース管59が第1延設管56に装着された状態では、第1搬送スクリュー45の他端部がケース管59内に延在している。なお、第1延設管56をさらに延長させた構造とすることで、ケース管59を省略することができる。
ケース管59内には、閉塞部材60が配置されている。閉塞部材60は、ケース管59の排出口69を閉塞することが可能な形状を有する閉塞部61と、閉塞部61を支持する支持部62とを含む。
閉塞部61は、図7に示すように、現像装置14が上側本体部1Aに装着されていない状態では、つまり、第1回収路40が液体現像剤回収容器70に連通されていない状態では、付勢部材63の付勢力によって排出口69を閉塞するように構成されている。
一方、図6に示すように、現像装置14が上側本体部1Aに装着された状態では、つまり、第1回収路40の第1延設管59が液体現像剤回収容器70の受入部73(図7)に受け入れられた状態では、閉塞部61は、液体現像剤回収容器70に設けられた押圧部材74による押圧力によって排出口69から後退するように構成されている。閉塞部61が排出口69から後退することで、第1回収路40と液体現像剤回収容器70とが連通される。支持部62には、図略の溝部が形成されており、第1回収路40内の液体現像剤は、第1搬送スクリュー45の回転によって前記溝部、次に排出口69を通って液体現像剤回収容器70に搬送される。
一方、第2回収路46は、溝部55aと第2延設管65とから構成されている。溝部55aは、上述したように、中間フレーム55に形成され、現像装置14の長手方向に延びるものである。一方、第2延設管65は、溝部55aと連通するように中間フレーム55に嵌入されていると共に、側面フレーム52を貫通して現像装置14の長手方向に突出している。
第2搬送スクリュー47は溝部55aおよび第2延設管65内で回転可能に配設されていると共に、液体現像剤を溝部55aから第2延設管65に搬送するように構成されている。第2搬送スクリュー47は軸部47aと羽根部47bとを有する。羽根部47bは、溝部55aの周面55aaおよび第2延設管65の内周面65aに対して若干の隙間をあけて位置している。第2搬送スクリュー47の一端部には、カップリング63が固設されており、カップリング63は図略の駆動源に接続されている。また、第2搬送スクリュー47の他端部は、軸受け64によって支持されている。
第2延設管65には、下方に延びる下方管部66が一体に形成されており、下方管部66は第1回収路40の第1延設管56に受入部67を介して接続されている。下方管部66の内周面66aは合流路48(連通路)を画定しており、合流路48により、第1延設管56と第2延設管65、つまり第1回収路40と第2回収路46とを連通させている。合流路48は第2延設管65から第1延設管56にかけて略上下方向に延びる流路であるため、第2搬送スクリュー47によって第2回収路46内を搬送される液体現像剤は、合流路48を自然落下によって通過し、第1回収路40の第1延設管56内に移動する。なお、第2搬送スクリュー47は、合流路48の近傍において羽根部47cを有している。羽根部47bは、液体現像剤を図6では左方に搬送するように構成されているのに対し、羽根部47cは、液体現像剤を右方に搬送するように構成されている。
上述した現像装置14では、規制ブレード35によって規制されて現像ローラ31に供給されなかった液体現像剤は、供給ローラ32の周面から落下して上側溝部51a、次に下側溝部51bに受け入れられる。そして、下側溝部51b内の液体現像剤は、第1搬送スクリュー45により、下側溝部51b、第1延設管56の順に搬送され、排出口69から液体現像剤回収容器70に排出される。
一方、現像ローラ31から感光体ドラム10に供給されなかった液体現像剤は、クリーニングローラ37およびクリーニングブレード36によって現像ローラ31の周面から掻き落とされて溝部55aに受け入れられる。そして、液体現像剤は第2搬送スクリュー47によって溝部55a、第2延設管65の順に搬送され、合流路48を自然落下によって通過して第1延設管56に導かれる。その後、液体現像剤は、第1搬送スクリュー45によって排出口69から液体現像剤回収容器70に排出される。
このように、本実施形態では、1本のみの回収路(つまり、第1回収路40)が液体現像剤回収容器70に連通されているので、第1回収路40および第2回収路46のそれぞれが液体現像剤回収容器70に連通されている構成と比較して、現像装置14の交換やメンテナンス等のための現像装置14を上側本体部1Aから取り外すとき、液体現像剤が回収路から漏出することを低減できる。
また、液体現像剤回収容器70に連通される回収路(第1回収路40)は1本のみなので、現像装置14を上側本体部1Aに装着するとき、液体現像剤回収容器70と第1回収路40とを位置合わせすること、ひいては第1回収路40を液体現像剤回収容器70に連通させることが容易である。
さらに、合流路48は略上下方向に延びているので、液体現像剤は、自重による自然落下によって第1回収路40の第1延設管56に回収される。これにより、合流路48に搬送スクリュー等の搬送手段を配置する必要がないので、コスト低減を実現できる。
さらに、本実施形態では、現像容器50の本体フレーム51に着脱可能とされた液体現像剤供給装置38(供給手段)を採用しているので、現像装置14が上側本体部1Aから取り外されるとき、液体現像剤供給装置38は本体フレーム51から取り外されて上側本体部1A内に残ることになる。このように、現像装置14と上側本体部1Aとは、液体現像剤を現像装置14に供給するための供給管等を採用していないので、現像装置14が上側本体部1Aから取り外されるときに、液体現像剤の漏出を抑制することができる。
液体現像剤回収容器70に回収された液体現像剤RD(図6)は、液体現像剤循環装置によって再利用される。液体現像剤循環装置は、排出された液体現像剤RDの固形分濃度を所定の固形分濃度に調整した後、調整した液体現像剤を現像装置14の前記供給部に再び供給することが可能に構成されたものである。図8は、一つの液体現像剤循環装置LCの概略構成図であり、液体現像剤の循環系統を模式的に示す。他の液体現像剤循環装置LY、LM、LBも同じ構成である。
液体現像剤循環装置LCは、液体現像剤回収容器70、現像剤調整容器272、キャリアタンク274、トナータンク275、現像剤リザーブタンク277、液体現像剤分離装置28および複数のポンプP1〜P10を含む。
液体現像剤回収容器70は、第1パイプ83を介して現像剤調整容器272に接続されている。第1パイプ83には、第1ポンプP1が配設されており、液体現像剤回収容器70に回収された液体現像剤RDは、第1ポンプP1の駆動によって現像剤調整容器272に送られる。
現像剤調整容器272は、回収された液体現像剤に、現像装置14で用いられる現像剤よりもトナー濃度が高い現像剤、あるいはキャリア液を加えることで、固形分濃度(トナー濃度)を所定の固形分濃度範囲に調整するものである。
固形分濃度検出装置273は、現像剤調整容器272内の液体現像剤の固形分(トナー)の濃度を検出するための装置である。現像剤調整容器272に接続されている環状の第2パイプ84に、固形分濃度検出装置273が接続されている。第2パイプ84には、第3ポンプP3が取り付けられている。現像剤調整容器272内の液体現像剤は、第3ポンプP3の駆動により第2パイプ84の入口端から固形分濃度検出装置273へ導かれ、その後、第2パイプ84の出口端から現像剤調整容器272に戻される。
キャリアタンク274は、キャリア液を収納するタンクである。固形分濃度検出装置273により、現像剤調整容器272内のトナーの濃度が適正範囲よりも高いと判定された場合に、キャリアタンク274から現像剤調整容器272内にキャリア液が供給され、現像剤調整容器272内の液体現像剤の固形分濃度が下げられる。キャリアタンク274と現像剤調整容器272とは第3パイプ85で接続されており、第3パイプ85には、第2ポンプP2が配設されている。第2ポンプP2の駆動によってキャリアタンク274から現像剤調整容器272にキャリア液が供給される。
トナータンク275は、現像装置14で用いられる現像剤よりも固形分濃度が高い液体現像剤を収納するタンクである。固形分濃度検出装置273により、現像剤調整容器272内の固形分の濃度が適正範囲よりも低いと判定された場合に、トナータンク275から現像剤調整容器272内に固形分濃度が高い液体現像剤が供給され、容器272内の液体現像剤の固形分濃度が上げられる。トナータンク275と現像剤調整容器272とは第4パイプ86で接続されており、第4パイプ86には、第5ポンプP5が配設されている。第5ポンプP5の駆動によってトナータンク275から現像剤調整容器272に液体現像剤が供給される。
現像剤調整容器272内には、液体現像剤を攪拌するための攪拌装置276が配設されている。攪拌装置276による攪拌の目的は、濃度調整のために現像剤調整容器272内へ導入されたトナー又はキャリア液が、現像剤調整容器272内の既存の液体現像剤と均一に混ざるようにするため、また、現像剤調整容器272内に収容されている液体現像剤において凝集することがあるトナーを再分散させることである。攪拌装置276は、回転軸と、この回転軸の先端に取り付けられた攪拌羽根とを含む。
現像剤リザーブタンク277は、現像装置14に補給する液体現像剤を収納するタンクである。現像剤リザーブタンク277は、現像剤調整容器272と第5パイプ871で接続されており、第5パイプ871には、第4ポンプP4が配設されている。第4ポンプP4の駆動によって、現像剤調整容器272から現像剤リザーブタンク277に液体現像剤が供給される。
さらに、現像剤リザーブタンク277は、キャリアタンク274と第1直結管路910で、また、トナータンク275と第2直結管路920でそれぞれ接続されている。第1、第2直結管路910、920には第7ポンプP7、第6ポンプP6がそれぞれ配置され、各タンク274,275からキャリア及びトナーを直接的に現像剤リザーブタンク277へ供給可能とされている。第1、第2直結管路910、920からのキャリア及びトナー供給系統は、未だ回収液体現像剤が発生していないカラープリンタ1の使用開始時等に、既知の配合比に従って速やかに液体現像剤を生成する場合に活用される。
さらに、現像剤リザーブタンク277は、液体現像剤供給装置38(図5)と供給チューブ872によって接続されている。供給チューブ872には、第8ポンプP8が配設されており、第8ポンプP8の駆動によって液体現像剤が現像剤リザーブタンク277から液体現像剤供給装置38に供給される。そして、液体現像剤が分岐供給管39の吐出口39aから供給ニップ部NPに吐出される。
なお、図示は省略しているが、液体現像剤回収容器70、キャリアタンク274、トナータンク275および現像剤リザーブタンク277の適所には、これらタンク内の液面高さを検知するための液面検出装置が設けられている。
また、液体現像剤分離装置28は、クリーニング装置26によって感光体ドラム10から回収された残留液体現像剤を、トナーとキャリア液とに分離し、トナーとキャリア液とを別々に抽出する装置である。クリーニング装置26と液体現像剤分離装置28との間は、第9ポンプP9が取り付けられた第6パイプ881で接続されている。第9ポンプP9の駆動により、クリーニング装置26内の液体現像剤は液体現像剤分離装置28に送られる。
さらに、液体現像剤分離装置28とキャリアタンク274との間には、第10ポンプP10が取り付けられた第7パイプ882が設けられている。液体現像剤分離装置28で抽出されたキャリア液は、第10ポンプP10の駆動によってキャリアタンク274へ送られる。なお、分離されたトナーは外部に排出される。
また、キャリアタンク274には、ブラック、マゼンタおよびイエローの各色用の現像剤調整容器が接続されていると共に、ブラック、マゼンタおよびイエローの各色用の現像剤リザーブタンクが接続されている。また、液体現像剤分離装置28には、ブラック、マゼンタおよびイエローの各色用の感光体ドラム10がクリーニング装置を介して接続されている。
以上の説明から明らかなように、液体現像剤循環装置LY、LM、LC、LBを備えた画像形成装置1は、排出された液体現像剤RDを液体現像剤循環装置LY、LM、LC、LBによって再生し、その再生した液体現像剤を現像装置14に再び供給することができるので、廃棄現像剤の削減および印刷コストの低減を実現できる。
1 画像形成装置
10 感光体ドラム(像担持体)
14 現像装置
31 現像ローラ(現像剤担持体)
32 供給ローラ
33 ニップ形成ローラ
38 液体現像剤供給装置(供給手段)
40 第1回収路
46 第2回収路
48 合流路(連通路)
51b 下側溝部
55a 溝部
56 第1延設管
65 第2延設管
70 液体現像剤回収容器
NP 供給ニップ部

Claims (3)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体内に配置され、トナー像が形成される像担持体と、
    前記装置本体内に着脱可能に配置された現像装置と、
    前記装置本体内に配置された回収容器と、
    を備え、
    前記現像装置は、
    回転駆動され、液体現像剤を担持しつつ、所定の像担持体に前記液体現像剤を供給して該像担持体上にトナー像を形成する現像剤担持体と、
    回転駆動され、周面に前記液体現像剤を保持し、前記現像剤担持体に前記液体現像剤を供給する供給ローラーと、
    前記供給ローラーに前記液体現像剤を供給する供給手段と、
    前記供給手段から供給された前記供給ローラーの周面上の前記液体現像剤の量を規制する規制部材と、
    前記現像剤担持体の回転における軸方向に延設され、前記規制部材に規制されて前記現像剤担持体に供給されなかった液体現像剤を回収する第1回収路と、
    前記第1回収路の上方において前記軸方向に延設され、前記現像剤担持体から前記像担持体に供給されなかった液体現像剤を回収する第2回収路と、
    前記現像剤担持体の軸方向外側において略上下方向に延び、前記第1回収路と前記第2回収路とを連通させ、前記第2回収路に回収された前記液体現像剤を自由落下によって前記第1回収路に合流させる連通路と、
    前記現像剤担持体、前記供給手段、前記規制部材、前記第1回収路、前記第2回収路および前記連通路が配置されたハウジングと、
    を備え、
    前記供給手段は、前記ハウジングに対して着脱可能であり、
    前記第1回収路は、前記ハウジングから前記軸方向外側に突出され、
    前記回収容器は、前記現像装置の前記突出された第1回収路に前記軸方向において連通可能であり、前記第1回収路から液体現像剤を回収する画像形成装置。
  2. 前記第1回収路の前記突出した部分に配置され、前記軸方向に向かって開口された排出口と、
    前記排出口を閉塞可能な閉塞部と、
    前記閉塞部が前記排出口を閉塞するように、前記閉塞部を付勢する付勢部材と、
    前記回収装置から前記閉塞部に向かって前記軸方向に突設され、前記現像装置が前記装置本体に装着されることで、前記付勢部材の付勢力に抗して前記閉塞部を押圧し、前記第1回収路と前記回収装置とを連通させる押圧部材と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、さらに、前記回収容器に回収された前記液体現像剤を、前記現像装置に再び供給できるように処理した後、前記供給手段に供給することが可能に構成された液体現像剤循環装置を備えた画像形成装置。
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