JP5364460B2 - 光硬化性エポキシ接着剤 - Google Patents

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Description

本発明は、光硬化性エポキシ接着剤に関する。特に、部品の筺体組立に特に適した接着剤に関する。
部品等を貼り合せるための、室温で硬化する接着剤として、主剤と硬化剤を使用前に混合し硬化させることによって接着特性を発現する2液型がある。これは一般的には作業可能時間を確保するために、硬化時間も長く設定する必要があり、生産性に難点がある。一方で、1液型のものは、湿気硬化の場合は、貼り合せ等の用途では表面から水分が浸透しないため硬化が著しく遅くなる。
そこで従来、工場で大量生産する製品の接着工程において、生産のタクトタイムを短縮する必要がある場合、紫外線等のエネルギー線照射や熱エネルギーを用いて短時間で接着剤を硬化させていた。しかしながら、製品に紫外線照射や加熱を行なうと、製品を構成している部品の劣化や歪を発生させる問題がある。また紫外線照射は表面しか照射できない為、貼り合せ部分の接着には有効でない。
かような問題を解決するために、紫外線接着剤の暗反応現象を利用した技術が開示されている(特許文献1)。具体的には、特許文献1に開示されている接着剤は、光カチオン重合性化合物と光カチオン重合開始剤とを含有し、光照射により硬化反応が開始し、光を遮断した後にも暗反応で硬化反応が進行する。そして、特許文献1においては、紫外線接着剤を塗布し、パネル同士を貼り合せる前に紫外線照射し、2枚のパネルを貼り合せる方法が開示されている。
一方で、吐出しながら紫外線照射を照射した場合、照射した部分ではゲル化や硬化せず、吐出後しばらくしてゲル化しそのまま硬化するという性質を示すエポキシ樹脂組成物も知られている(特許文献2)。そして、特許文献2においては、紫外線接着剤の暗反応性を利用した紫外線遅延硬化接着の方法として、接着剤を塗布しながらその吐出部を紫外線照射する方法が開示されている。
特開2007−254743号公報 特開平7−109333号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術は、パネルの様に平滑面同士を接着する際は有効であるが、樹脂成型された被着体のように隙間のバラツキが大きく、接着剤を厚く塗る必要がある製品に対しては不適である。それは、紫外線照射中に接着剤が塗膜された表面のみが硬化して(つまり、皮張りが発生して)貼り合せ不可能となったり、下層が硬化しなかったりする等の問題が発生するからである。また、従来の材料においては、硬化の為に数千mJ/cm以上の高いエネルギーが必要であるため、照射装置の消費電力が大きい。
また、特許文献2に開示されている技術においては、接着剤を塗布しながらその吐出部を紫外線照射する方法である為、塗布してから貼り合せるまでの時間が制限される。また、被着体上に接着剤を厚く塗った場合に、紫外線照射し被着体同士を貼り合せしても硬化が進み難いという問題がある。
つまり、本発明が解決しようとする課題は、被着体同士を接着するために必要な貼り合せ可能時間(可使時間)を確保するために、紫外線が照射された後に皮張り(増粘)ができることなく、かつ、厚く塗布した場合であっても深部まで硬化する接着剤を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った。その結果、(A)エポキシ樹脂と、(B)光カチオン重合開始剤としてトリフェニルスルホニウム6フッ化アンチモン塩と、(C)硬化遅延剤と、を含む光硬化性エポキシ接着剤であって、(A)エポキシ樹脂100質量部に対して、(C)硬化遅延剤が200〜400質量部含まれ、(A)エポキシ樹脂および(C)硬化遅延剤の総量100質量部に対して、(B)トリフェニルスルホニウム6フッ化アンチモン塩が0.5〜1.2質量部含まれる、光硬化性エポキシ接着剤を提供することで、上記課題が解決できることを見出し、本発明の完成に至った。
本発明によれば、被着体同士を接着するために必要な可使時間を確保するために、紫外線が照射された後に皮張りができることなく、かつ、厚く塗布した場合であっても深部まで硬化する接着剤を提供することができる。
図1は、エポキシ樹脂および硬化遅延剤の配合比と、使用可能時間と、接着強度の関係を示すグラフである。
<本発明の第1>
本発明の第1は、(A)エポキシ樹脂と、(B)光カチオン重合開始剤としてトリフェニルスルホニウム6フッ化アンチモン塩と、(C)硬化遅延剤と、を含む光硬化性エポキシ接着剤であって、(A)エポキシ樹脂100質量部に対して、(C)硬化遅延剤が200〜400質量部含まれ、(A)エポキシ樹脂および(C)硬化遅延剤の総量100質量部に対して、(B)トリフェニルスルホニウム6フッ化アンチモン塩が0.5〜1.2質量部含まれる、光硬化性エポキシ接着剤である。
上記の通り、従来の技術においては、照射中に接着剤が、塗布された塗膜の表面のみが硬化(皮張り)して貼り合せ不可能となったり、下層が硬化しなかったりする等の問題があった。そして、塗布してから貼り合せるまでの時間が制限されていた。
本発明の第1の光硬化性エポキシ接着剤は、紫外線が照射された後に皮張りができることなく、被着体同士(例えば、ケース本体とケース蓋)を接着するために必要な可使時間を確保することができる。また、かつ、厚く塗布した場合であっても深部まで硬化する。そして、本発明の接着剤は、暗反応現象が利用されるため、直接素子等の部品が光や熱にさらされず、素子の劣化が無くなる。さらに、本発明の接着剤は、光透過性と反応性が両立し、1mm以上厚く塗布された場合であっても、均一に深部まで硬化する。そのため、被着体が大きな隙間などを有している場合であっても、接着性が低下することなく、強固に被接着体同士を接着することができる。また、本発明の光硬化性エポキシ接着剤は、標準環境(23〜25℃・1atm、RH=50%)で保存できる。さらには、本発明の第1の光硬化性エポキシ接着剤は、紫外線が照射された後に皮張りができない。また、本発明の第1の光硬化性エポキシ接着剤は、硬化に長時間を要しない。また、本発明の第1の光硬化性エポキシ接着剤は、1液型であるが、硬化に長時間を要しない。
以下、各構成要件を詳説する。
[(A)エポキシ樹脂]
本発明に用いられるエポキシ樹脂としては、公知のエポキシ樹脂であればどのようなものでも用いることができ、特に限定されない。例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(例えば、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとを反応させて得られる)、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(例えば、ビスフェノールFとエピクロルヒドリンとを反応させて得られる)、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂(例えば、ビスフェノールADとエピクロルヒドリンとを反応させて得られる)、これらに水添加したエポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、アミン型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、脂肪族ポリグリシジルエーテルエポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、構造中にウレタン結合を有するウレタン変性エポキシ樹脂、NBR変性エポキシ樹脂、臭素を含有する難燃型エポキシ樹脂等を挙げることができる。中でも、本発明において、紫外線照射後に最適な接着可能時間と硬化性、接着性を得るためには、標準環境において液状であるエポキシ樹脂を用いるのが好ましく、特に、標準環境において液状であるビスフェノールA型エポキシ樹脂が好ましい。
本発明に用いられるエポキシ樹脂は、単独で用いてもよく、2種以上混合して用いてもよい。ただし、貯蔵安定性の観点で、好ましくは単独で用いる。
ここで、ビスフェノールA型エポキシ樹脂の構造式(1)を下記に示す。
Figure 0005364460
上記式中、nは、0〜3が好ましく、0〜2がより好ましい。
本明細書中、繰り返し単位の重合度は、当業者に既知の方法で測定でき、例えばESR、NMR、IRなどが考えられるが、これらに制限されるものではない。
本発明に用いられるエポキシ樹脂としては、従来公知の技術を適宜参照して合成してもよいし、市販品を購入して準備することができる。市販品としては、アデカレジンEP−4100(商品名、アデカ社製)が挙げられる。なお、アデカレジンEP−4100は、上記(1)で表され、n=0〜2である。
[(B)光カチオン重合開始剤]
本発明において、光カチオン重合開始剤として、トリフェニルスルホニウム6フッ化アンチモン塩が用いられる。本発明においては、一般的な光カチオン重合開始剤と比較して、光に対して活性な芳香族スルホニウム6フッ化アンチモン塩を用いる点にも特徴を有する。本発明の光硬化性エポキシ接着剤に、かかる光カチオン重合開始剤が所定量含まれることによって、紫外線が照射された後に皮張りができることなく、被着体同士を接着するために必要な可使時間を確保することができ、かつ、厚く塗布した場合であっても深部まで硬化する。
本発明における、光カチオン重合開始剤としてのトリフェニルスルホニウム6フッ化アンチモン塩の構造は以下の通りである。
Figure 0005364460
上記式で表されるトリフェニルスルホニウム6フッ化アンチモン塩は、従来公知の技術を適宜参照して合成してもよいし、市販品を購入して準備することができる。市販品としては、アデカオプトマーSP−172、アデカオプトマーSP−170(商品名、アデカ社製)が挙げられる。特に、アデカオプトマーSP−170が好ましい。
なお、一般的に、光カチオン重合開始剤とは、活性エネルギー線(可視光、紫外線、電子線等)によりカチオン種又はルイス酸を発生する化合物である。例えば、ジフェニルヨードニウム、4−メトキシジフェニルヨードニウム、ビス(4−メチルフェニル)ヨードニウム、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム、ビス(ドデシルフェニル)ヨードニウム、ジフェニル−4−チオフェノキシフェニルスルホニウム、ビス〔4−(ジフェニルスルフォニオ)−フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(ジ(4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル)スルホニオ)−フェニル〕スルフィド、η5−2,4−(シクロペンタジェニル)〔1,2,3,4,5,6−η−(メチルエチル)ベンゼン〕−鉄(1+)等のカチオンと、テトラフルオロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、トリフェニルヘキサフルオロホスフェート、ヘキサフルオロアルセネートなどのアニオンと、の組み合わせからなる化合物が知られている。
しかしながら、本発明において、被着体同士を接着するために必要な可使時間を確保するために、紫外線が照射された後に皮張りができることなく、かつ、厚く塗布した場合であっても深部まで硬化する接着剤を提供するという目的を鑑みると、上記に挙げられたものは好適ではない。その理由は、以下と考えられる。すなわち、上記従来の光カチオン重合開始剤では反応性が劣るため、厚く塗布した接着剤を深部まで硬化させることができない。また、紫外線照射量を増した場合、表面のみ硬化し内部が未硬化となるためである。なお、かかるメカニズムは本発明者らの推測に過ぎず、かかるメカニズムによって本発明の技術的範囲が制限されないのは言うまでもない。
一方で、特許文献1に開示される光硬化性エポキシ接着剤においては、光カチオン重合開始剤の量を多くしたとしても、硬化性は悪い(深部まで固まらない)。特許文献1によると、本願のような厚い厚み(例えば、1.0mm)を想定しておらず、光カチオン重合開始剤の量が増えれば早く固まるということを想定していると考えられる。
本発明の光硬化性エポキシ接着剤において、(B)トリフェニルスルホニウム6フッ化アンチモン塩は、(A)エポキシ樹脂および(C)硬化遅延剤の総量100質量部に対して、0.5〜1.2質量部含まれる。好ましくは0.9〜1.1質量部であり、より好ましくは0.95〜1.05質量部であり、特に好ましくは1質量部である。0.5質量部未満であると、硬化性が低下し、特に、接着剤を厚く塗布した場合は深部まで硬化しない。一方で、1.2質量部を超えると、紫外線が照射された後に皮張りができ、被着体同士を接着するために必要な可使時間を確保することができない。特に後者の場合、後述する、「本発明の光硬化性エポキシ接着剤において、(C)硬化遅延剤は、(A)エポキシ樹脂100質量部に対して、200〜400質量部含まる」という要件を具備しても、使可時間を確保することができない(それは、即座に皮張りが発生してしまうからである)。
[(C)硬化遅延剤]
本発明に用いられる硬化遅延剤としては、骨格中、1分子中に2個以上のエポキシ基を含有し、かつポリエーテル骨格を有するものが使用できる。そして、骨格中、ビスフェノールA骨格、ビスフェノールB骨格、ビスフェノールF骨格を有するものが好ましく、特に好ましくは、せん断強度や耐薬品性の観点から、ビスフェノールA骨格を有する。
1分子中に2個以上のエポキシ基を含有する構造としては、例えば、ジグリシジルエーテル、ジグリシジルエステル、ジグリシジルアミンなどが挙げられる。
また、ポリエーテル骨格としては、複数のエーテル部分構造を含む化合物であれば特に制限されない。例えば、ポリアルキレングリコールが好ましく、アルキレンの炭素の数は、2〜6が好ましく、2〜5がより好ましく、2〜4がさらに好ましい。無論、直鎖状であっても、分岐鎖を有していてもよい。より具体的には、可使時間の確保の観点から、ポリエチレングリコールやポリプロピレングリコールに由来する骨格が好ましい。
本発明に用いられる硬化遅延剤としては、具体的には、例えば、ビスフェノールA骨格にプロピレングリコールやポリエチレングリコールを導入し末端にグリシジルエーテルを導入したものが好ましい。
より具体的には、下記式で表される硬化遅延剤が好ましい。
Figure 0005364460
上記式中、p+qは、好ましくは1〜5であり、より好ましくは2〜4であり、特に好ましくは2または3である。
また、下記式で表される硬化遅延剤も好ましい。
Figure 0005364460
上記式中、n+mは、好ましくは1〜10であり、より好ましくは4〜8であり、特に好ましくは6である。
本発明に用いられる硬化遅延剤は、従来公知の方法で合成して準備してもよいし、市販品を購入して準備してもよい。市販品としては、商品名「アデカレジンEP−4000、アデカ社製 (式(3)中、p+qが2)」、商品名「リカレジンBPO−20E、新日本理化社製 (式(3)中、p+qが2)」、商品名「リカレジンBEO−60E、新日本理化社製(式(4)中、n+mが6)」などが好ましい。
また、本発明の光硬化性エポキシ接着剤において、(C)硬化遅延剤は、(A)エポキシ樹脂100質量部に対して、200〜400質量部含まれる。好ましくは300〜400であり、さらに好ましくは350〜400である。200質量部未満であると、皮張りができ、被着体同士を接着するために必要な可使時間を確保することができない。また、硬化性も悪くなる。一方で、400質量部を超えると、硬化性が低下し、特に、接着剤を厚く塗布した場合は深部まで硬化しない。200〜400質量部であれば、接着剤の表面は即座に固まることなく、ある程度の時間をおけば、塗布される光硬化性エポキシ接着剤の厚みが厚くても深部までしっかりと固まる。
本発明の光硬化性エポキシ接着剤は、標準環境において、基材(例えば、被着体)上に厚みが、好ましくは0.08〜2mm、より好ましくは0.1〜1.5mm、さらに好ましくは0.1〜1.0、特に好ましくは1mmになるように塗布され、波長365nmの紫外線が、好ましくは300〜500mJ/cm、より好ましくは400mJ/cm照射された際に、被着体の種類によっても異なるが、1分後(好ましくは1〜10分)に皮張り(増粘)のない状態を呈することが好ましい。つまり、可使時間を確保することができることが好ましい。皮張り(増粘)のない状態が有意に長く継続できれば、可使時間が確保できていることになり、換言すれば、被着体を貼り合せるために都合のよい時間を確保することができる。ここで「皮張り(増粘)」とは、塗布された接着剤の表面が硬化され薄膜が発生する状態を言い、その状態が発生すると被着体との接着力が著しく低下する。
本発明の光硬化性エポキシ接着剤は、標準環境において、基材(例えば、被着体)上に厚みが、好ましくは0.08〜2mm、より好ましくは0.1〜1.5mm、さらに好ましくは0.1〜1.0、特に好ましくは1mmになるように塗布され、波長365nmの紫外線が、好ましくは300〜500mJ/cm、より好ましくは400mJ/cm照射された際に、好ましく30分〜1時間で硬化し、より好ましくは30〜50分で硬化し、さらに好ましくは30〜40分時間で硬化する。ここで、「硬化する」とは、深部までしっかりと固まっていることを意味する。
本発明の光硬化性エポキシ接着剤は、標準環境において、基材(例えば、被着体)上に厚みが、好ましくは0.08〜2mm、より好ましくは0.1〜1.5mm、さらに好ましくは0.1〜1.0mm、特に好ましくは1mmになるように塗布され、波長365nmの紫外線が、好ましくは300〜500mJ/cm、より好ましくは400mJ/cm照射された際に、好ましくはせん断接着強度が2MPa以上、より好ましくは2.2〜2.7MPa、さらに好ましくは2.4〜2.7MPaである。なお、本発明における「せん断接着強度」は、実施例に記載の方法によって測定された値である。
なお、本発明の光硬化性エポキシ接着剤は、実質的に、(A)エポキシ樹脂と、(B)光カチオン重合開始剤としてトリフェニルスルホニウム6フッ化アンチモン塩と、(C)硬化遅延剤と、からなることが好ましい。つまり、本発明の光硬化性エポキシ接着剤は、アルコキシシランや、ジブトキシアントラセン、アルキルモノグリシジルエーテルなどは実質的に含まれない。
<本発明の第2>
本発明の第2は、第1の被着体上に、本発明の第1の光硬化性エポキシ接着剤を塗布する工程(i工程)と、前記光硬化性エポキシ接着剤に対して、紫外線を照射する工程(ii工程)と、第2の被着体を、前記紫外線を照射された光硬化性エポキシ接着剤を介して、第1の被着体と接着する工程(iii工程)と、を含み、それぞれの工程が独立して行われる、接着体の製造方法である。なお、「第1の被着体」と「第2の被着体」との用語は便宜的なものであって、「第1の被着体」と「第2の被着体」とが同一の素材からなるものでもいい。
本発明の接着剤は、紫外線が照射されてから硬化するまでの時間が有意に長い。そのため、接着剤に紫外線を照射した後に、被着体同士を貼り合せるまでの時間を確保することができ、作業性が向上する。すなわち、被着体に接着剤を塗布する工程と、紫外線を照射する工程と、被着体同士を接着する工程と、を独立して行うことができる。そのため、製造ラインで、いわゆるチョコ停が発生しても、本発明の接着剤は、硬化するまでの時間が有意に長いため、確実に、被着体同士を張り合わせる作業を完結することができ、歩留りが向上する。なお、チョコ停とは、被着体に接着剤を塗布する工程の後、自動化設備において、作業対象物に対する搬送、加工、組立、検査計測などの自動・半自動作業を行う際、作業対象物または設備部位などにおいて異常状態が起き、設備の持つ作業機能が一時的に停止する状態を言う。
また、(i)〜(iii)の工程を独立して行える場合の利点は以下の通りである。すなわち、本発明によれば、一方の被着体である「第1の被着体」の上に、本発明の第1の光硬化性エポキシ接着剤を塗布すれば、他方の被着体である「第2の被着体」に本発明の第1の光硬化性エポキシ接着剤を塗布する必要がない(上記の通り「第1の被着体」と「第2の被着体」との用語は便宜的に用いられたものであり、これらは互いに交換することができ、「第2の被着体」に本発明の第1の光硬化性エポキシ接着剤を塗布すれば、「第1の被着体」に本発明の第1の光硬化性エポキシ接着剤を塗布する必要がない)。つまり、従来の光硬化性エポキシ接着剤は、紫外線が照射されてしまうと即座に硬化が始まる(皮張りが発生する)。すると、一方のみの被着体に光硬化性エポキシ接着剤を塗布しただけでは、光硬化性エポキシ接着剤が塗布されていない他方の被着体を接着させることが困難となる。本発明によれば、一方のみの被着体に光硬化性エポキシ接着剤を塗布し、それに紫外線を照射した後も、可使時間が有意に確保されているため、光硬化性エポキシ接着剤が塗布されていない他方の被着体を貼り合わせることができる。別の観点で考えると、使用される接着剤が、本発明の第1の光硬化性エポキシ接着剤であるからこそ、可使時間を確保することができ、(i)〜(iii)の工程を「独立して行う」ことができる。
以下、各構成要件を詳説する。
[i工程]
i工程は、第1の被着体上に、本発明の第1の光硬化性エポキシ接着剤を塗布する工程である。
光硬化性エポキシ接着剤を塗布する方法としては、特に制限されず、従来公知の方法を適宜参照し、あるいは組み合わせて行うことができる。例えば、スプレーガン塗布、コーキングガン塗布、ヘラ塗布、ハケ塗布のように行うことができる。
[ii工程]
ii工程は、前記光硬化性エポキシ接着剤に対して、紫外線を照射する工程である。ここで、照射する紫外線の波長としては特に制限はないが、紫外線吸収効率、安全性の観点で、好ましくは300〜400nm、より好ましくは350〜380nm、さらに好ましくは365nm程度である。
また、紫外線強度は、好ましくは100〜1000mW/cmであり、より好ましくは500〜800mW/cmであり、さらに好ましくは600〜700mW/cmである。紫外線強度が上記範囲であると、可使時間の確保と速硬化の両立という効果がある。
また、紫外線照射量は、好ましくは100〜600mJ/cmであり、より好ましくは300〜500mJ/cmであり、さらに好ましくは350〜450mJ/cmであり、特に好ましくは400mJ/cmである。本発明の光硬化性エポキシ接着剤は、従来の1/10程度の低エネルギー照射で硬化するため、環境に優しく、省エネとなる。なお、本発明の光硬化性エポキシ接着剤は、波長365nmの紫外線を100mW/cm以上の紫外線強度で600mJ/cm以下の低照射量で硬化が可能である。100mW/cm以上の紫外線強度で照射することができれば、深部まで硬化させる効果が得られやすい。つまり、100mW/cm以上であれば、深部までしっかりと硬化できて、可使時間も確保することができる。一方で、従来の光硬化性エポキシ接着剤の場合、100mW/cm以上で照射した場合、即座に硬化してしまい、可使時間を確保することができない虞がある。
[iii工程]
iii工程は、第2の被着体を、前記紫外線を照射された光硬化性エポキシ接着剤を介して、第1の被着体と接着する工程である。
本発明の接着剤は、紫外線が照射されてから硬化するまでの時間が有意に長い。そのため、接着剤に紫外線を照射した後に、被着体同士を貼り合せるまでの時間を確保することができ、作業性が向上する。換言すれば、被着体に接着剤を塗布する工程と、紫外線を照射する工程と、被着体同士を接着する工程と、を同時に行う必要がない。
以下、本発明を実施例に基づいてさらに具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されることはない。
<実施例1>
エポキシ樹脂(光重合性化合物)(商品名「アデカレジンEP−4100、アデカ社製」)100質量部、光カチオン重合開始剤(商品名「アデカオプトマーSP−170、アデカ社製」)5質量部および硬化遅延剤(商品名「アデカレジンEP−4000 アデカ社製」)400質量部を、プラネタリー型撹拌混合機((株)井上製作所社製)を用いて30分間、均一に撹拌混合して、光硬化性エポキシ接着剤を調製した。
<実施例2>
光カチオン重合開始剤を3質量部に変更し、硬化遅延剤を200質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、光硬化性エポキシ接着剤を調製した。
<実施例3>
光カチオン重合開始剤を5質量部に変更し、硬化遅延剤を、商品名「リカレジンBPO−20E 新日本理化社製」に変更した以外は、実施例1と同様に、光硬化性エポキシ接着剤を調製した。
<比較例1>
光カチオン重合開始剤を2質量部に変更し、硬化遅延剤を100質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、光硬化性エポキシ接着剤を調製した。
<比較例2>
光カチオン重合開始剤を10質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、光硬化性エポキシ接着剤を調製した。
<比較例3>
光カチオン重合開始剤を、商品名「アデカオプトマーSP−150、アデカ社製」5質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、光硬化性エポキシ接着剤を調製した。なお、「アデカオプトマーSP−150、アデカ社製」は、式(2)の「Sb」が「P」である構造を有する。
<比較例4>
光カチオン重合開始剤を、商品名「UVACURE−1590、ダイセル・サイテック社製」25質量部に変更した以外は、実施例1と同様に、光硬化性エポキシ接着剤を調製した。なお、「UVACURE−1590、ダイセル・サイテック社製」は、式(2)の「Sb」が「P」である構造を有する。
実施例1〜3および比較例1〜4で調製された光硬化性エポキシ接着剤の特性を、下記の方法にて測定した。
<可使時間>
実施例1〜3および比較例1〜4で調製された光硬化性エポキシ接着剤を、それぞれ、被着体としてアルミ板(厚み0.5mm、幅2.5mm、長さ100mm)上に所定の厚み(それぞれ、0.1mmおよび1.0mm)で塗布した。
その後、光硬化性エポキシ接着剤に対して、波長365nmの紫外線を650mW/cmで0.6秒照射することによって、照射量が400mJ/cmとなるように照射した。
照射終了後(つまり、400mJ/cmの照射量を照射した後)、初期状態を維持しているか否かを、0.5分毎に指触によって調べた。
実施例1〜3における「可使時間」は、各厚みとも、それぞれ、2.0分、1.0分、2.0分であった。一方で、比較例1〜4においては、各厚みとも、それぞれ「可使時間」は、0分、0分、2.0分、0分であった。
なお、「可使時間」が「1.0分」とは、「1分後の時点では初期の状態を維持していたが、次に測定した1.5分の時点では初期の状態を維持していなかった」ということである。また、「可使時間」が「0分」とは、「照射した直後に硬化が開始され、少なくとも0.5分後の時点では初期状態を維持していなかったこと」である。
<硬化性>
実施例1〜3および比較例1〜4で調製された光硬化性エポキシ接着剤を、それぞれ、被着体としてアルミ板(厚み0.5mm、幅2.5mm、長さ100mm)上に所定の厚み(それぞれ、0.1mmおよび1.0mm)で塗布した。
その後、光硬化性エポキシ接着剤に対して、波長365nmの紫外線を650mW/cmで0.6秒照射することによって、照射量が400mJ/cmとなるように照射した。
照射終了後(つまり、400mJ/cmの照射量を照射した後)、1時間経過した後の硬化状態を指触にて調べた。
○ 硬化
× 表面のみ硬化
<せん断接着強度>
実施例1〜3および比較例1〜4で調製された光硬化性エポキシ接着剤を、それぞれ、第1の被着体としてアルミ板(厚み0.5mm、幅2.5mm、長さ100mm)上に所定の厚み(それぞれ、0.1mmおよび1.0mm)で塗布した。なお、光硬化性エポキシ接着剤の厚みの調節は、スペーサーを配置することによって行った。
その後、光硬化性エポキシ接着剤に対して、波長365nmの紫外線を650mW/cmで0.6秒照射することによって、照射量が400mJ/cmとなるように照射した。
照射終了後(つまり、400mJ/cmの照射量を照射した後)、1分以内に、第2の被着体としてアルミ板(厚み0.5mm、幅2.5mm、長さ100mm)を、前記紫外線を照射された光硬化性エポキシ接着剤を介して、貼り合わせ目玉クリップで固定した。そして、23℃50%RHの雰囲気で1時間養生した後、23℃50%RHの雰囲気下でオートグラフ試験機(島津製作所社製 IS−5000型番)を用いて20mm/分の引張り速度でせん断接着強度を測定した。
上記の試験の結果を、表1に示す。また、エポキシ樹脂および硬化遅延剤の配合比と、可使時間(接着剤厚み1.0mmの際)と、せん断接着強度(接着剤厚み1.0mmの際)の関係を図1に示す。図1をより詳しく説明する。エポキシ樹脂および硬化遅延剤の配合比「100/400」は、実施例1を示し、「100/200」は、実施例2を示し、「100/100」は、比較例1を示す。
Figure 0005364460
Figure 0005364460
表1に示すように、実施例1〜3で調製された光硬化性エポキシ接着剤は、可使時間、硬化性、せん断接着強度のすべての観点で優れていることが分かる。一方で、比較例1〜4で調製された光硬化性エポキシ接着剤は、すぐに皮張りができて接着性が著しく低下した。また、接着剤の厚みが厚い(1.0mm)場合、表面のみ硬化し、深部まで硬化することはなかった。また、せん断接着強度はいずれの厚みとも測定不可能であった。
本発明は、輸送用機器や家電、家具、家屋等の構造物や部品、パッケージ等のケースの接着剤に適用できるものである。

Claims (7)

  1. (A)エポキシ樹脂と、(B)光カチオン重合開始剤としてトリフェニルスルホニウム6フッ化アンチモン塩と、(C)硬化遅延剤と、を含む光硬化性エポキシ接着剤であって、(A)エポキシ樹脂100質量部に対して、(C)硬化遅延剤が200〜400質量部含まれ、(A)エポキシ樹脂および(C)硬化遅延剤の総量100質量部に対して、(B)トリフェニルスルホニウム6フッ化アンチモン塩が0.5〜1.2質量部含まれる、光硬化性エポキシ接着剤。
  2. (A)エポキシ樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂である、請求項1記載の光硬化性エポキシ接着剤。
  3. (C)硬化遅延剤が、プロピレングリコール付加ビスフェノールA型エポキシ樹脂である、請求項1または2記載の光硬化性エポキシ接着剤。
  4. 基材上に厚みが1mmになるように塗布され、波長365nmの紫外線が400mJ/cm照射された際に、1分後に皮張りのない状態を呈する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光硬化性エポキシ接着剤。
  5. 基材上に厚みが1mmになるように塗布され、波長365nmの紫外線が400mJ/cm照射された際に、30分〜1時間で硬化し、かつ、せん断接着強度が2MPa以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光硬化性エポキシ接着剤。
  6. 第1の被着体上に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光硬化性エポキシ接着剤を塗布する工程と、
    前記光硬化性エポキシ接着剤に対して、紫外線を照射する工程と、
    第2の被着体を、前記紫外線を照射された光硬化性エポキシ接着剤を介して、第1の被着体と接着する工程と、
    を含み、それぞれの工程が独立して行われる、接着体の製造方法。
  7. 前記紫外線を照射する工程において、波長365nmの紫外線を、紫外線強度100mW/cm以上で照射する、請求項6に記載の接着体の製造方法。
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