JP5364268B2 - 内燃機関のバルブタイミング制御装置及び該バルブタイミング制御装置の組付方法 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置及び該バルブタイミング制御装置の組付方法 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関の吸気弁や排気弁の開閉時期を運転状態に応じて可変にするバルブタイミング制御装置及び該バルブタイミング制御装置の組付方法に関する。
従来のバルブタイミング制御装置(VTC)としては、以下の特許文献1に記載されたベーンタイプのものが知られている。
概略を説明すれば、このバルブタイミング制御装置は、排気弁側に適用されたもので、前後開口端がフロントカバーとリアカバーで閉塞されたタイミングスプロケットの筒状ハウジング本体の内部に、排気側カムシャフトの端部に固定されたベーン部材が回転自在に収納されていると共に、前記ハウジング本体の内周面に直径方向から互いに内方へ突出されたほぼ台形状の4つのシューとベーン部材の4つのベーン(羽根部)との間に、進角室と遅角室が画成されている。
また、前記4つのベーンの一側面と該一側面に対向する前記シューの各対向面との間、つまり各進角室に、ベーン部材を進角側、つまり排気側カムシャフトの回転方向に回転付勢させるコイルスプリングが設けられている。
前記コイルスプリングは、塑性変形せずに大きなばね力を得るために、各ベーンに対してそれぞれ一対ずつ設けられており、かかる各一対のコイルスプリングの各両端がそれぞれ一つのホルダー部材によって保持された状態で前記各ベーンの一側面やシューの対向面にそれぞれ形成された各凹部に嵌合保持されている。
そして、機関運転状態に応じて前記進角室と遅角室に作動油圧が選択的に給排されてベーン部材を正逆回転させることによりタイミングプーリとカムシャフトとの相対回動位相を変化させて、排気弁の開閉時期を可変にするようになっている。
また、機関停止時には、前記ベーン部材が各コイルスプリングのばね力によって進角側へ回転付勢されて、前記タイミングスプロケットとカムシャフトとの相対回転位相を進角側に変換させて、機関の良好な始動性を得るようになっている。
WO01/055562
しかしながら、前記従来のバルブタイミング制御装置にあっては、前記それぞれ独立に形成された2つのコイルスプリングの両端部がそれぞれ一つのホルダー部材にまとめて保持されていることから、各コイルスプリングをハウジング本体内に組み付けるには、両コイルスプリングを一緒にまとめてハウジング本体の回転軸方向の一端開口側(一方向側)のみから組み付けなければならない。このため、両コイルスプリングのかかる組み付け時の移動距離が長くなって、途中でコイルスプリングがホルダー部材から脱落してしまうおそれがある。この結果、自動組み付け作業が行うことが困難になり、常に手動で行わなければならないことから、組付コストの高騰が余儀なくされる。
本発明は、前記従来のバルブタイミング制御装置の技術的課題に鑑みて案出されたもので、請求項1に記載の発明は、クランクシャフトによって回転駆動され、内周側から内方へ突出するシューを有する筒状のハウジング本体と、該ハウジング本体の回転軸方向の両端開口を閉塞する一対のプレート部材とによって構成されるハウジングと、カムシャフトに固定されつつ前記ハウジング本体内に相対回転自在に配置され、外周に前記シューとの間に進角室と遅角室とを隔成するベーンを有するベーン部材と、前記進角室と遅角室に作動液を給排する流体給排手段と、前記進角室内または遅角室内に軸方向へ離間して配置され、前記ベーンとシューが互いに離間する方向へ付勢する一対のコイルスプリングと、前記各コイルスプリングの少なくとも一端を保持し、該コイルスプリング毎に別々に設けられたホルダー部材と、を備え、前記各ホルダー部材は、前記各コイルスプリングのコイル軸方向に延出した延出部を有し、各ホルダー部材の各延出部同士が互いに前記ハウジングの回転軸方向から当接可能に形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、クランクシャフトによって回転駆動され、内周側から内方へ突出するシューを有する筒状のハウジング本体と、該ハウジング本体の回転軸方向の両端開口を閉塞する一対のプレート部材とによって構成されるハウジングと、排気弁を作動させるカムシャフトに固定されつつ前記ハウジング本体内に相対回転自在に配置され、外周に前記シューとの間に進角室と遅角室とを隔成するベーンを有するベーン部材と、少なくとも1つの前記進角室内に回転軸方向に並んで配置され、前記ベーンとシューとを互いに離間する方向へ付勢する一対のコイルスプリングと、前記各コイルスプリングの少なくとも一端側に別々に設けられたホルダー部材と、を有し、前記各ホルダー部材は、前記各コイルスプリングのコイル軸方向に延出した延出部を有し、各ホルダー部材の各延出部同士が互いに前記ハウジングの回転軸方向から当接可能に形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、内燃機関のバルブタイミング制御装置の各構成部品を組み付ける組付方法であって、内周側に突出する複数のシューを有し、軸方向の両端が開口した筒状のハウジング本体の内部に、外周側に突出するベーンを備えたベーン部材を組み込んで、前記シューとベーンとの間に進角室と遅角室を形成する工程と、前記進角室もしくは遅角室における前記シューとベーンとの間に、前記ハウジング本体の軸方向の両端開口から別々のコイルスプリングを、少なくとも一端にそれぞれホルダー部材を取り付けた状態で組み付ける工程と、前記ハウジング本体の軸方向の両端開口を閉塞する2枚のプレート部材を固定する工程と、を備え、前記各ホルダー部材は、前記各コイルスプリングのコイル軸方向に延出した延出部を有し、各ホルダー部材の各延出部同士が互いに前記ハウジングの回転軸方向から当接可能に形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、前記各コイルスプリングをハウジング本体内に組み付ける際に、前記別々の各ホルダー部材を介してハウジング本体の両端開口側の両方側からそれぞれ組み付けることができるので、かかる組付作業が容易になると共に、自動化を実現できる。この結果、組付コストの大幅な低減化が図れる。
以下、本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置及び該バルブタイミング制御装置の組付方法の実施例を図面に基づいて詳述する。なお、本実施例では排気弁側に適用したものを示している。なお、本発明を吸気弁側に適用することも可能である。
すなわち、前記バルブタイミング制御装置は、図1及び図3に示すように、機関のクランクシャフトによってタイミングチェーンを介して回転駆動される駆動部材であるタイミングスプロケット1と、該タイミングスプロケット1に対して相対回転可能に設けられた排気側のカムシャフト2と、該カムシャフト2の端部に固定されてタイミングスプロケット1内に回転自在に収容されたベーン部材3と、該ベーン部材3を油圧によって正逆回転させる油圧回路4とを備えている。
前記タイミングスプロケット1は、前記ベーン部材3を回転自在に収容したハウジング本体5と、該ハウジング本体5の前端開口を閉塞するプレート部材である円板状のフロントカバー6と、ハウジング本体5の後端開口を閉塞するプレート部材である円板状のリアカバー7とから構成され、これらハウジング本体5及びフロントカバー6,リアカバー7は、4本の小径ボルト8によってカムシャフト軸方向から一体的に共締め固定されており、前記ハウジング本体5と両カバー6,7とによってハウジングが構成されている。
前記ハウジング本体5は、図1に示すように、回転軸方向の前後両端が開口形成された円筒状を呈し、内周面の周方向の約90°位置に4つの隔壁であるシュー10が内方に向かって突設されている。この各シュー10は、横断面ほぼ台形状を呈し、それぞれハウジング本体5の軸方向に沿って設けられて、その軸方向の両端縁がハウジング本体5の両端縁と同一面になっていると共に、ほぼ中央位置に前記各ボルト8の軸部が挿通する4つのボルト挿通孔10aが軸方向へ貫通形成されている。
さらに、各シュー10は、それぞれの内端面が前記ベーン部材3の後述するベーンロータの外形に沿って円弧状に形成されていると共に、各内端面の高位部位置に軸方向に沿って切欠形成された保持溝内に、コ字形のシール部材11と該シール部材11を内方へ押圧する図外の板ばねが嵌合保持されている。
また、この各シュー10の回転方向側の一側面には、後述する各一対のホルダー部材を嵌合支持する嵌合溝12が軸方向に沿ってそれぞれ貫通状態に形成されている(図2参照)。
前記フロントカバー6は、円盤プレート状に形成されて、中央に比較的大径な支持孔6aが穿設されていると共に、外周部に前記ハウジング本体5の各ボルト挿通孔8に対応する位置に図外の4つのボルト孔が穿設されている。
前記リアカバー7は、円盤プレート状に形成され、後端側外周に前記タイミングチェーンが噛合する歯車部7aが一体に設けられていると共に、ほぼ中央に大径な軸受孔7bが軸方向に貫通形成されている。また、リアカバー7の外周部に前記各ボルト8が螺着する図外の4つの雌ねじ孔が形成されている。
前記排気側のカムシャフト2は、機関のシリンダヘッドの上端部に図外のカム軸受を介して回転自在に支持され、外周面所定位置に図外の排気弁を、バルブリフターを介して開作動させるカムが一体に設けられている。
前記ベーン部材3は、焼結合金材で一体に形成され、中央にボルト挿通孔14aを有する円環状のベーンロータ14と、該ベーンロータ14の外周面の周方向のほぼ90°位置に一体に設けられた4つのベーン15とを備えている。
前記ベーンロータ14は、前端側の小径筒部14bが前記フロントカバー6の支持孔6aに回転自在に支持されている一方、後端側の小径な円筒部14cが前記リアカバー7の軸受孔7bに回転自在に支持されている。
また、ベーン部材3は、前記ベーンロータ14のボルト挿通孔14aに軸方向から挿通したカムボルト13によってカムシャフト2の前端部に軸方向から固定されている。
前記各ベーン15は、その内の3つが側面からみて比較的細長い長方体形状に形成され、他の1つが比較的大きな台形状に形成されて、前記3つのベーン15はそれぞれの幅長さがほぼ同一に設定されているのに対して1つのベーン15はその幅長さが前記3つのものよりも大きく設定されて、ベーン部材3全体の重量バランスが取られている。
また、各ベーン15は、各シュー10の間に配置されていると共に、各外面の軸方向に細長い保持溝が形成されて、この各保持溝内に前記ハウジング本体5の内周面に摺接するコ字形のシール部材16及び該シール部材16をハウジング本体5の内周面方向に押圧する図外の板ばねが夫々嵌着保持されている。また、各ベーン15の前記カムシャフト2の回転方向と反対側のそれぞれの一側面には、後述する一対のコイルスプリング34,35の各他端部34b、35bをそれぞれ保持する凹部である一対の凹溝15a、15bが形成されている。この凹溝15a、15bは、それぞれほぼ円形状に形成されて、ハウジング本体5の軸方向に一定間隔をおいて並設されている。
また、この各ベーン15の両側と各シュー10の両側面との間に、それぞれ4つの進角室である進角側油圧室17と遅角室である遅角側油圧室18がそれぞれ隔成されている。
前記油圧回路4は、図3に示すように、前記各進角側油圧室17に対して作動油の油圧を給排する第1油圧通路19と、前記各遅角側油圧室18に対して作動油の油圧を給排する第2油圧通路20との2系統の油圧通路を有し、この両油圧通路19,20には、供給通路21とドレン通路22とが夫々通路切替用の電磁切替弁23を介して接続されている。前記供給通路21には、オイルパン24内の油を圧送する一方向のオイルポンプ25が設けられている一方、ドレン通路22の下流端がオイルパン24に連通している。
前記第1、第2油圧通路19,20は、円柱状の通路構成部26の内部に形成され、この通路構成部26は、一端部26aが前記ベーンロータ14の小径筒部14bから内部の支持穴14d内に挿通配置されている一方、他端部が前記電磁切替弁23に接続されている。
また、前記一端部26aの外周面と支持穴14dの内周面との間には、各油圧通路19,20の一端側間を隔成シールする3つの環状シール部材27が嵌着固定されている。
前記第1油圧通路19は、図1、図3に示すように、前記支持穴14dのカムシャフト2側の端部に形成された油室19aと、ベーンロータ14の内部にほぼ放射状に形成されて前記油室19aと各進角側油圧室17とを連通する4本の分岐路19bとを備えている。
一方、第2油圧通路20は、通路構成部26の一端部26a内で止められ、該一端部26aの外周面に形成された環状室20aと、ベーンロータ14の内部にほぼL字形状に折曲形成されて、前記環状室20aと各遅角側油圧室18と連通する第2油路20bとを備えている。
前記電磁切替弁23は、4ポート2位置型であって、内部の弁体が各油圧通路19、20と供給通路21及びドレン通路22とを相対的に切り替え制御するようになっていると共に、コントローラ28からの制御信号によって切り替え作動されるようになっている。
このコントローラ28は、機関回転数を検出する図外のクランク角センサや吸入空気量を検出するエアフローメータ、機関水温センサ、アクセル開度センサ、スロットル開度センサ、車速センサなどからの検出信号によって現在の運転状態を検出すると共に、クランク角及びカム角センサからの信号によってタイミングスプロケット1とカムシャフト2との相対回転位置を検出している。
そして、前記電磁切替弁23の切り替え作動によって、機関始動時に前記進角側油圧室17に作動油を供給し、その後に、遅角側油圧室18に作動油を供給するようになっている。
また、前記ベーン部材3とハウジング本体5との間には、このハウジング本体5に対してベーン部材3の回転を拘束及び拘束を解除する拘束手段であるロック機構が設けられている。
すなわち、このロック機構は、図3に示すように、前記幅長さの大きな1つのベーン15とリアカバー7との間に設けられ、前記ベーン15の内部のカムシャフト2の軸方向に沿って形成された摺動用穴29と、該摺動用穴29の内部に摺動自在に設けられた有蓋円筒状のロックピン30と、前記リアカバー7に形成された固定孔内に固定された横断面カップ状の係合穴構成部31に設けられて、前記ロックピン30のテーパ状先端部30aが係脱する係合穴31aと、前記摺動用穴29の底面側に固定されたスプリングリテーナ32に保持されて、ロックピン30を係合穴31a方向へ付勢するばね部材33とから構成されている。
また、前記係合穴31aには、図外の油孔を介して前記遅角側油圧室18内の油圧が供給されるようになっている。
そして、前記ロックピン30は、前記ベーン部材3が最進角側に回転した位置で先端部30aが前記ばね部材33のばね力によって係合穴31aに係合してタイミングスプロケット1とカムシャフト2との相対回転をロックする。また、前記遅角側油圧室18から係合穴31a内に供給された油圧によって、ロックピン30が後退移動して係合穴31aとの係合が解除される。
さらに、前記各ベーン15の一側面と該一側面に対向する各シュー10の対向面(一側面)との間には、ベーン部材3を進角側へ回転付勢する付勢部材である一対のコイルスプリング34、35がそれぞれ配置されている。なお、付勢部材としては、前記コイルスプリング34,35以外に合成樹脂材やゴム材などの弾性部材によって構成することも可能である。
前記それぞれ2つのコイルスプリング34,35は、図1、図2、図4にも示すように、それぞれ金属線材によって単独に形成されていると共に、ハウジング本体5の軸方向に沿って並列に配置されている。また、それぞれの軸方向のコイル長さ(自由長)Lは、前記ベーン15の一側面とシュー10の対向面との間の長さよりも大きく設定されて、両者とも同一の長さに設定されている。
また、この各コイルスプリング34,35は、各シュー10の一側面側の一端部34a、35aにホルダー部材36,37がそれぞれ取り付けられている一方、他端部34b、35bにはホルダー部材は取り付けられていない。したがって、この各他端部34b、35bは、図2にも示すように、その端縁が前記各ベーン15の一側面に形成された前記各凹溝15a、15bの底面に着座しつつ該各凹溝15a、15bに嵌合保持されている。
前記一対のホルダー部材36,37は、図2及び図4に示すように、それぞれ板部材をプレス成形によって形成されて同一の構造になっており、ほぼ矩形板状の基部38、39と、該基部38、39のほぼ中央位置に突設された円筒状の突出部40、41と、前記基部38,39の四隅部に前記突出部40、41と同方向へ立設した爪状のそれぞれ4つの延出部42a,42b、43a,43bとを備えている。
前記基部38,39は、その各辺の長さが前記各コイルスプリング34,35の一端部34a、35aの外径よりも僅かに大きく形成されていると共に、ハウジング本体5の軸方向へ僅かに長いほぼ長方形状に形成されており、短辺の長さWが前記各シュー10の一側面に形成された前記嵌合溝12の溝幅よりも僅かに小さく形成されて、前記嵌合溝12内に嵌合しつつホルダー部材36,37全体が嵌合溝12に沿ってハウジング本体5の軸方向へスライド移動可能になっている。また、基部38,39の上面が、前記コイルスプリング一端部34a、35aの一端縁が着座する着座面になっている。
前記突出部40,41は、プレス成形時に一緒に成形されるもので、その外径が前記各コイルスプリング34,35の一端部34a、35a側の内径より僅かに小さく形成されて、外周面に前記一端部34a、35aの内周縁が係止されて、係止後は不用意に脱落しない程度になっている。また、各突出部40,41の先端側外周面には、前記一端部34a、35aが係入し易くするため、円環状のテーパ面40a、41aが形成されている。
前記延出部42a,42b、43a,43bは、それぞれ基部38,39の各短辺側の外端縁から各ベーン15の一側面方向へ前記プレス成形時に垂直に折曲形成されて、対称位置に配置されていると共に、長辺の延長ラインから幅方向に突出することなく、該延長ラインに沿って形成されている。また、それぞれが断面矩形状に形成されていると共に、所定の突出長さに設定されている。また、図2に示すように、ホルダー部材36,37が前記嵌合溝12内に嵌合配置された状態において対向するそれぞれ一対の延出部42a、43a(当接部位)は、各コイルスプリング34,35のハウジング本体5内への組付時に互いに外面が当接するようになっていると共に、この当接状態において各ホルダー部材36,37全体の長さW1が前記シュー10の幅長さW2とほぼ同じか僅かに小さくなるように設定されている。
また、前記各延出部42a,42b、43a,43bの間には、ほぼコ字形状の開口部が形成されており、それぞれの外側に位置する延出部42b,42b、43b,43bの間に形成された開口部は、各コイルスプリング一端部34a、35aが前記各ホルダー部材36,37に適正に着座しているか否かなどをチェックするチェック用窓42c、43cとして機能するようになっている。
以下、4組の各コイルスプリング34,35を、各ベーン15の一側面と各シュー10の対向面との間、つまり進角側油圧室17内に組み付ける装置及び手順の概略を図5〜図8に基づいて説明する。
まず、前記ハウジング本体5の内部に、前記ベーン部材3を一端開口5a側から軸方向へ挿入して組み込み、これによって各シュー10と各ベーン15との間に4つの進角側油圧室17と遅角側油圧室18とを隔成する。
次に、図5に示すように、2つの円環状の装着用治具50の円周方向に設けられた4つの開口部50aに対して、前記各4つのコイルスプリング34,35を一端部34a、35aに各ホルダー部材36,37を取り付けた状態でかつ全体を僅かに圧縮した状態で収容しておく。なお、前記各コイルスプリング34,35の圧縮変形量は、前記ベーン15の一側面とシュー10の対向一側面間の長さよりも僅かに小さくなっている。
その後、かかる両装着用治具50、50を、図6及び図7に示すように、ハウジング本体5の両端開口5a、5b側に取り付け配置する。
次に、この状態で図8に示すように、前記各コイルスプリング34,35の外周縁を2つの押圧治具51,51によって前記各進角側油圧室17内に両側から同時に押し込む(矢印方向)。そうすると、各コイルスプリング34,35は、各一端部34a、35aの各ホルダー部材36,37と他端部34b、35bの端縁が前記各装着用治具50,50のそれぞれ開口部50aの軸方向の対向面上を内方へスライドしながら移動して、図8の一点鎖線で示すように、各他端部34b、35bが各凹溝15a、15b内に弾発力を介して嵌合保持されると同時に、各一端部34a、35aが各ホルダー部材36,37を介して嵌合溝12内に嵌合すると共に、対向する前記延出部42a、42aと43a、43aの各外端面が互いに当接して位置決めされる。
その後、前記各チェック用窓42c、43cから検出センサによって前記各延出部42a、42aと43a、43aが適正に当接しているか否か、及び各コイルスプリング34,35の一端部34a、35aが基部38,39に適正に着座しているか否かを検出する。適正に当接、着座している場合には、最後の工程に進む。
つまり、前記各装着用治具50、50をハウジング本体5から外方へ離間移動させた後に、ハウジング本体5の両端部にフロントカバー6とリアカバー7を位置決め配置しつつ4本のボルト8によって共締め固定する。これによって、各コイルスプリング34,35の取り付け作業が簡単に完了する。
このように、本実施例では、前記各コイルスプリング34,35をハウジング本体5内(進角側油圧室17)に組み付ける際に、前記別々の各ホルダー部材36,37を介してハウジング本体5の両端開口5a、5b側の両方側から同時に組み付けることができるので、各コイルスプリング34,35の移動距離を従来の半分程度に短くすることが可能になる。このため、各コイルスプリング34,35の各ホルダー部材36,37からの不用意な脱落などが防止され、容易かつ安定した組付作業が得られる。この結果、かかる組付作業の自動化を実現することができる。この結果、組付コストの大幅な低減化が図れる。
また、前記対向する延出部42a、42aと43a、43aとの当接によってそれ以上の各コイルスプリング34,35の移動が互いに規制されることから、その移動位置精度が向上して、より高い組付精度が得られる。
さらに、前記各延出部42a〜43bは、いずれもほぼ同一形状に形成されていると共に、前記基部38,39の四隅部にそれぞれ設けたことから、長手方向の中心位置を中心とした左右対称構造になっている。したがって、当接側をどちらの延出部としてもよいことから、誤組付がなくなり、前記装着用治具50,50への組付時における組み付け作業が容易になり、この点でも組付作業能率の向上が図れる。
また、前記各ホルダー部材36、37は、嵌合溝12内をガイドされながらスライド移動するので、その移動の安定化が図れる。
さらに、前記各延出部42a、42aと43a、43aが当接して移動が規制された後は、前記各チェック用窓42c、43cを介して例えば検出センサによって各コイルスプリング一端部34a、35aの基部38,39への着座状態や各突出部40,41への嵌合状態をチェックすることが可能になることから、各コイルスプリング34,35の組付不良を事前にチェックすることが可能になる。
また、前記各延出部42a〜43bは、基部38,39全体を延出して垂直に折り曲げるのではなく、それぞれ爪状に形成して、これを前記基部38,39の両側端から折り曲げるようになっていることから、基部38,39の上面全体を平坦面状にすることが可能になる。つまり、基部38、39を軸方向に延長してこの先端部を折り曲げるとその折り曲げ個所にRが形成されてしまって、全体的な平坦面を形成することが困難になるが、本実施例では、爪状に形成してその根元部から折り曲げるようにしたことから、かかる折り曲げ変形が基部38,39に影響しなくなるので、全体的に平坦面が得られる。
この結果、小さな基部38,39でも基部38,39の上面における各コイルスプリング一端部34a、35aの着座面積を大きく取ることができる。
また、前記ホルダー部材36,37は、プレス成形によって形成するので、その成形加工作業が容易である。
さらに、各コイルスプリング一端部34a、35aは、各突出部40,41に係止状態で確実に保持されていることから、各コイルスプリング34,35の撓み変形時にも各ホルダー部材36,37から不用意に脱落することがない。
また、前記ホルダー部材34a、35を、コイルスプリング34,35の他端部34b、35b側には取り付けないことから、部品点数の削減が図れる。
また、各コイルスプリング34,35は、その巻回方向が同一であるから、前記ハウジング本体5内への組み込み時に同じものを使用することができるので、組み合わせの誤認が発生しない。この点でも、組付作業性が向上する。
以下、前記各コイルスプリング34,35が組み込まれたバルブタイミング制御装置の作用を簡単に説明する。まず、機関停止時には、コントローラ28から電磁切替弁23に対する制御電流の出力が停止されて、弁体が供給通路21やドレン通路22と各油圧通路19,20との連通を遮断する。このため、進角側油圧室17と遅角側油圧室18のいずれにも油圧が供給されない。
このため、ベーン部材3は、前記各コイルスプリング34,35のばね力と、機関停止直後におけるカムシャフト2に発生する正逆の交番トルク変動とになどよって、カムシャフト2の回転方向(矢印方向)である時計方向に回転する。これによって、ベーン部材3が、図1に示すように最大幅のベーン15が各シュー10の遅角側油圧室18側の側面に当接した状態になり、タイミングスプロケット1とカムシャフト2との相対回転位相が進角側に変更される。
また、同時にロックピン30の先端部30aが係合穴31a内に係合して前記タイミングスプロケット1とカムシャフト2との自由な相対回転を規制する。
次に、機関始動時には、コントローラ28から出力された制御信号によって電磁切替弁23が供給通路21と第1油圧通路19を連通させると共に、ドレン通路22と第2油圧通路20とを連通させる。このため、オイルポンプ25から圧送された油圧は第1油圧通路19を通って進角側油圧室17に供給される一方、遅角側油圧室18には、機関停止時と同じく油圧が供給されずドレン通路22から油圧がオイルパン24内に排出されて低圧状態を維持している。
したがって、タイミングスプロケット1とカムシャフト2とは、ベーン部材3を介して最大進角位置を維持する。これにより、排気弁の開時期が早くなって吸気弁とのバルブオーバラップが小さくなることから、燃焼が良好になって機関の始動性が向上する。
また、この時点では、ロックピン30の先端部30aが係合穴31a内に係合ロック状態になっていることから、機関始動時にカムシャフト2に発生した正負の交番トルクに起因したベーン部材3の揺動振動(ばたつき)を防止できる。
その後、車両が走行を開始して例えば所定の低回転域に移行すると、コントローラ26からの制御信号によって電磁切替弁23が作動して、供給通路21と第2油圧通路20を連通させる一方、ドレン通路22と第1油圧通路19を連通させる。
したがって、今度は進角側油圧室17内の油圧が第1油圧通路19を通ってドレン通路22からオイルパン24内に戻され、該進角側油圧室17内が低圧になる一方、遅角側油圧室18内に油圧が供給されて高圧となる。
このため、ロックピン30は、遅角側油圧室18内の作動油圧の速やかな上昇によってばね部材33のばね力に抗して後退移動して係合穴31aとの係合が解除され、ベーン部材3の自由な回転が確保される。
同時に、遅角側油圧室18内の高圧化により、ベーン部材3が、各コイルスプリング34,35のばね力に抗して図1中、反時計方向へ回転し、タイミングスプロケット1とカムシャフト2の相対回転位相を遅角側に変換する。これによって、排気弁の閉じ時期が遅くなって吸気弁とのバルブオーバーラップが僅かに大きくなる。これによって、ポンピング損失が小さくなって、燃焼の安定化が図れ、機関回転の安定化と燃費の向上が図れる。
さらに、機関の低回転域から通常の中回転域、さらに高回転域に移行すると、遅角側油圧室18に供給された高油圧によってベーン部材3が各コイルスプリング34,35のばね力に抗してさらに反時計方向へ最大に回転して、タイミングスプロケット1とカムシャフト2の相対回転位相を最遅角側に変換する。これによって、排気弁の開時期がさらに早くなって吸気弁とのバルブオーバーラップが大きくなり、吸気の吸入効率が向上する。これによって、機関の出力を向上させることが可能になる。
このように、本実施形態では、機関運転状態に応じて排気弁の開閉時期を変化させることによって機関性能を十分に発揮させることができることは勿論のこと、機関停止時には、前記各一対のコイルスプリング34,35のばね力によってベーン部材3を強制的に進角側へ回転させることから、燃焼が改善されて、前述のように、再始動性が良好になる。
本発明は、前記実施例の構成に限定されるものではなく、例えばホルダー部材を金属材以外に、軽量化を図るために硬質の合成樹脂材によって形成することも可能であり、また、各コイルスプリング34,35の両端部に、それぞれホルダー部材を取り付けることも可能である。
さらに、各進角側油圧室17の他に、遅角側油圧室18のみあるいは両方に組み付けることも可能である。
本発明の実施例におけるベーン部材の最進角回転状態を示す図3のA−A線断面図である。 本実施例の要部を断面して示す図1のB矢視図である。 本発明の実施例にかかるバルブタイミング制御装置の縦断面図である。 本実施例に供される一対のコイルスプリングと一対のホルダー部材を示す斜視図である。 本実施例の装着用治具を用いてコイルスプリングを組み付ける状態を示す側面図である。 本実施例におけるコイルスプリングの組付状態を示す図5のC−C線断面図である。 各コイルスプリングの組付手順を示し、装着用治具をハウジング本体に取り付けた状態を示す概略図である。 各コイルスプリングをハウジング本体内に組み付けた状態を示す概略図である。
符号の説明
1…タイミングスプロケット
2…カムシャフト
3…ベーン部材
4…油圧回路
5…ハウジング本体
5a・5b…両端開口
6…フロントカバー
7…リアカバー
10…シュー
12…嵌合溝
14…ベーンロータ
15…ベーン
15a・15b…凹溝
17…進角側油圧室(進角室)
18…遅角側油圧室(遅角室)
34・35…コイルスプリング(付勢部材)
34a、35a…一端部
34b、35b…他端部
36・37…ホルダー部材
38・39…基部
40・41…突出部
42a・42b…延出部
43a・43b…延出部
42c・43c…チェック用窓

Claims (15)

  1. クランクシャフトによって回転駆動され、内周側から内方へ突出するシューを有する筒状のハウジング本体と、該ハウジング本体の回転軸方向の両端開口を閉塞する一対のプレート部材とによって構成されるハウジングと、
    カムシャフトに固定されつつ前記ハウジング本体内に相対回転自在に配置され、外周に前記シューとの間に進角室と遅角室とを隔成するベーンを有するベーン部材と、
    前記進角室と遅角室に作動液を給排する流体給排手段と、
    前記進角室内または遅角室内に軸方向へ離間して配置され、前記ベーンとシューが互いに離間する方向へ付勢する一対のコイルスプリングと、
    前記各コイルスプリングの少なくとも一端を保持し、該コイルスプリング毎に別々に設けられたホルダー部材と、
    を備え
    前記各ホルダー部材は、前記各コイルスプリングのコイル軸方向に延出した延出部を有し、各ホルダー部材の各延出部同士が互いに前記ハウジングの回転軸方向から当接可能に形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記各ホルダー部材は、ほぼ中央位置に前記各コイルスプリングの端部内周縁を保持する突出部を有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. 請求項に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記ホルダー部材は、基部と、該基部の前記ベーンの内周側と外周側の隅部に離間して設けられた前記延出部と、該両延出部の間に形成されて前記各コイルスプリング一端部の前記基部に対する着座状態をチェックするチェック用窓と、を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  4. 請求項に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記延出部は、前記ハウジングの回転軸方向の両側に設けられていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  5. 請求項に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記ホルダー部材を板材によって一体に形成し、前記基部をほぼ矩形板状に形成すると共に、前記延出部を折り曲げによって形成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  6. 請求項に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記ホルダー部材の基部に、前記各コイルスプリングの端部内周側を保持する突出部を設けると共に、該突出部をプレス成形によって形成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  7. 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
    前記コイルスプリングの一端部を、前記ホルダー部材を介してシューの一側面に保持すると共に、他端部を、前記ベーンに形成された凹部に保持したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  8. クランクシャフトによって回転駆動され、内周側から内方へ突出するシューを有する筒状のハウジング本体と、該ハウジング本体の回転軸方向の両端開口を閉塞する一対のプレート部材とによって構成されるハウジングと、
    排気弁を作動させるカムシャフトに固定されつつ前記ハウジング本体内に相対回転自在に配置され、外周に前記シューとの間に進角室と遅角室とを隔成するベーンを有するベーン部材と、
    少なくとも1つの前記進角室内に回転軸方向に並んで配置され、前記ベーンとシューとを互いに離間する方向へ付勢する一対のコイルスプリングと、
    前記各コイルスプリングの少なくとも一端側に別々に設けられたホルダー部材と、を有し、
    前記各ホルダー部材は、前記各コイルスプリングのコイル軸方向に延出した延出部を有し、各ホルダー部材の各延出部同士が互いに前記ハウジングの回転軸方向から当接可能に形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  9. 内燃機関のバルブタイミング制御装置の各構成部品を組み付ける組付方法であって、
    内周側に突出する複数のシューを有し、軸方向の両端が開口した筒状のハウジング本体の内部に、外周側に突出するベーンを備えたベーン部材を組み込んで、前記シューとベーンとの間に進角室と遅角室を形成する工程と、
    前記進角室もしくは遅角室における前記シューとベーンとの間に、前記ハウジング本体の軸方向の両端開口から別々のコイルスプリングを、少なくとも一端にそれぞれホルダー部材を取り付けた状態で組み付ける工程と、
    前記ハウジング本体の軸方向の両端開口を閉塞する2枚のプレート部材を固定する工程と、
    を備え
    前記各ホルダー部材は、前記各コイルスプリングのコイル軸方向に延出した延出部を有し、各ホルダー部材の各延出部同士が互いに前記ハウジングの回転軸方向から当接可能に形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の組付方法。
  10. 請求項に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の組付方法であって、
    前記それぞれのコイルスプリングは、ハウジング本体の軸方向の両端開口から同時に組み付けられることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の組付方法。
  11. 請求項に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の組付方法であって、
    前記ハウジング本体内で前記各ホルダー部材同士が当接したことを確認した後に、前記プレート部材をハウジング本体の両端部に固定したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の組付方法。
  12. 請求項11に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の組付方法であって、
    前記ベーンの一側面に前記各コイルスプリングのそれぞれの他端が嵌入保持される凹部が設けられ、
    前記各コイルスプリングは、前記各ホルダー部材とともに前記ハウジング本体の内部に収容され、前記各コイルスプリングの各他端が前記凹部に挿入されたことを確認した後に、前記各プレート部材をハウジング本体に固定することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の組付方法の組付方法。
  13. 請求項11に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の組付方法であって、
    前記各ホルダー部材は、隣り合うホルダー部材同士が当接するそれぞれ一対の延出部と、非当接位置にあるチェック用窓とを有し、該チェック用窓から前記各コイルスプリングの一端側が各ホルダー部材への適正な着座状態をチェックすることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の組付方法。
  14. 請求項12に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の組付方法であって、
    前記ホルダー部材同士の当接及び凹部への前記各コイルスプリングの他端側の嵌入状態をセンサで検出し、前記当接及び嵌入状態が確認された後に、前記各プレート部材をハウジング本体の両端側に固定したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の組付方法。
  15. 請求項に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の組付方法であって、
    前記ハウジング本体の両端側に、各コイルスプリングを軸方向から圧縮させた状態で保持した装着用治具をそれぞれ配置し、
    続いて、前記各コイルスプリングの外側縁を押圧して該各コイルスプリングを前記装着用治具から離間させつつ前記シューとベーンとの間に移動させて、該シューとベーンとの間に弾持させ、
    その後、前記装着用治具を、前記シューとベーンとの間から離脱させたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の組付方法。
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