JP2007120370A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置 Download PDF

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孝太郎 渡辺
Hidekazu Yoshida
秀和 吉田
哲平 ▲高▼野
Teppei Takano
Tomoya Tsukada
智哉 塚田
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    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
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    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/3445Details relating to the hydraulic means for changing the angular relationship
    • F01L2001/34483Phaser return springs

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Abstract

【課題】 複数のコイルスプリングを金属線材によって一体に連結することによって部品点数の削減を図り、コストの低減化を図り得るバルブタイミング制御装置を提供する。
【解決手段】 タイミングスプロケットと相対回転可能なベーン部材を、進角側・遅角側油圧室への油圧の選択的に給排させることにより正逆回転させて、前記スプロケットとカムシャフトとの相対回転位相を変換させる。ハウジングに有する各シューと各ベーンとの間に配置されて、ベーン部材を進角側に回転付勢する各一対のコイルスプリング34,35を金属線材によって形成すると共に、各一端部34a、35aを連結部36を介して一体的に連結し、これによって、シューの一側面10bに弾接するほぼC字形状の座面37を形成した。
【選択図】 図4

Description

本発明は、内燃機関の吸気弁や排気弁の開閉時期を運転状態に応じて可変にするバルブタイミング制御装置に関する。
従来のバルブタイミング制御装置(VTC)としては、以下の特許文献1に記載されたベーンタイプのものが知られている。
概略を説明すれば、このバルブタイミング制御装置は、排気弁側に適用されたもので、前後開口端がフロントカバーとリアーカバーで閉塞されたタイミングスプロケットの筒状ハウジングの内部に、排気側カムシャフトの端部に固定されたベーン部材が回転自在に収納されていると共に、ハウジングの内周面に直径方向から互いに内方へ突出されたほぼ台形状の4つのシューとベーン部材の4つのベーン(羽根部)との間に、進角側油圧室と遅角側油圧室が画成されている。
また、前記4つのベーンの一側面と該一側面に対向する前記シューの各対向面との間、つまり各進角側油圧室に、ベーン部材を進角側、つまり排気側カムシャフトの回転方向に回転付勢させるコイルスプリングが設けられている。
前記コイルスプリングは、塑性変形せずに大きなばね力を得るために、各ベーンに対してそれぞれ一対づつ設けられており、かかる各一対のコイルスプリングの各両端がホルダー部材によって保持された状態で前記各ベーンの一側面やシューの対向面にそれぞれ形成された各凹部に嵌合保持されている。
そして、機関運転状態に応じて前記進角側と遅角側の各油圧室に作動油圧が給排されてベーン部材を正逆回転させることによりタイミングプーリとカムシャフトとの相対回動位相を変化させて、排気弁の開閉時期を可変にするようになっている。
また、機関停止時には、前記ベーン部材が各コイルスプリングのばね力によって進角側へ回転付勢されて、前記タイミングスプロケットとカムシャフトとの相対回転位相を進角側に変換させて、機関の良好な始動を得るようになっている。
WO01/055562
しかしながら、前記従来のバルブタイミング制御装置にあっては、前記各一対のコイルスプリングがそれぞれ単独に形成されていると共に、ベーンとシューとの間に保持するために、該各コイルスプリングの両端部側にそれぞれホルダー部材が設けられている。このため、部品点数が増加して、コストの高騰が余儀なくされている。
また、それぞれ独立した各コイルスプリングをハウジング内に組み付けする場合には、該各コイルスプリングの両端部にそれぞれホルダー部材を取り付けた状態で組み付けなければならないので、かかる組み付け作業が煩雑になり該組付作業能率の低下を招いている。
本発明は、前記従来のバルブタイミング制御装置の技術的課題に鑑みて案出されたもので、請求項1記載の発明は、機関のクランクシャフトによって回転駆動する回転駆動部材と、該回転駆動部材またはカムシャフトの一方側に固定され、内周側に突出するシューによって円周方向に隔成される作動室を内部に有するハウジングと、前記回転駆動部材またはカムシャフトの他方側に固定されると共に、前記作動室内に相対回転自在に収容され、外周方向に突出するベーンを有するベーン部材と、前記作動室を前記ベーンによって隔成されることにより形成される進角室及び遅角室と、前記進角室と遅角室への作動流体の供給及び排出を行う流体給排手段と、前記進角室または遅角室内に配置されていると共に、並設された複数の付勢部材が線材によって形成されて、前記ハウジングに対して前記ベーン部材が進角する方向または遅角する方向へ付勢力を作用させる付勢手段と、を備えたことを特徴としている。
この発明によれば、前記付勢手段の各付勢部材を、単一の線材で一体に連結して構成したことから、各コイルスプリングがそれぞれ単独で形成されている前記従来の技術に比較して部品点数を削減することが可能になる。
請求項2に記載の発明は、基本構成は請求項1に記載の発明と同様であるが、付勢手段をさらに具体的にしたもので、該付勢手段は、前記ハウジングとベーン部材との間に跨って配置されると共に、複数の付勢部材を並列に作用させるように単一の材料によって成形され、前記ハウジングに対して前記ベーン部材が進角する方向または遅角する方向へ付勢力を作用させることを特徴としている。
したがって、この発明も請求項1の発明と同じく、付勢手段が単一の材料による複数の付勢部材を一体に形成したことから、部品点数の削減が図れる。
請求項3に記載の発明は、同じく付勢手段をさらに異なる視点から具体化したもので、とりわけ、前記ハウジングに対して前記ベーン部材を進角する方向または遅角する方向に複数の箇所から付勢力を作用させるように一体に形成された付勢手段と、を備えたことを特徴としている。
この発明も前記各請求項の発明と同様に、1つの付勢手段によって複数箇所から付勢力を作用させることが可能になるため、部品点数を削減することができる。
以下、本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の各実施形態を図面に基づいて詳述し、排気弁側に適用したものを示している。なお、本発明を吸気弁側に適用することも可能である。
すなわち、図1〜図3は本発明の第1の実施形態を示し、機関のクランクシャフトによってタイミングチェーンを介して回転駆動される駆動部材であるタイミングスプロケット1と、該タイミングスプロケット1に対して相対回転可能に設けられた排気側のカムシャフト2と、該カムシャフト2の端部に固定されてタイミングスプロケット1内に回転自在に収容されたベーン部材3と、該ベーン部材3を油圧によって正逆回転させる油圧回路4とを備えている。
前記タイミングスプロケット1は、前記ベーン部材3を回転自在に収容したハウジング5と、該ハウジング5の前端開口を閉塞する円板状のフロントカバー6と、ハウジング5の後端開口を閉塞するほぼ円板状のリアカバー7とから構成され、これらハウジング5及びフロントカバー6,リアカバー7は、4本の小径ボルト8によってカムシャフト軸方向から一体的に共締め固定されている。
前記ハウジング5は、前後両端が開口形成された円筒状を呈し、内周面の周方向の約90°位置に4つの隔壁であるシュー10が内方に向かって突設されている。この各シュー10は、横断面ほぼ台形状を呈し、それぞれハウジング5の軸方向に沿って設けられて、その軸方向の両端縁がハウジング5の両端縁と同一面になっていると共に、ほぼ中央位置に前記各ボルト8の軸部が挿通する4つのボルト挿通孔10aが軸方向へ貫通形成されている。
さらに、各シュー10は、それぞれの内端面が前記ベーン部材3の後述するベーンロータの外形に沿って円弧状に形成されていると共に、各内端面の高位部位置に軸方向に沿って切欠形成された保持溝内に、コ字形のシール部材11と該シール部材11を内方へ押圧する図外の板ばねが嵌合保持されている。
前記フロントカバー6は、円盤プレート状に形成されて、中央に比較的大径な支持孔6aが穿設されていると共に、外周部に前記ハウジング5の各ボルト挿通孔8に対応する位置に図外の4つのボルト孔が穿設されている。
前記リアカバー7は、円盤プレート状に形成され、後端側に前記タイミングチェーンが噛合する歯車部7aが一体に設けられていると共に、ほぼ中央に大径な軸受孔7bが軸方向に貫通形成されている。また、リアカバー7の外周部に前記各ボルト8が螺着する図外の4つの雌ねじ孔が形成されている。
前記排気側のカムシャフト2は、機関のシリンダヘッドSの上端部にカム軸受12を介して回転自在に支持され、外周面所定位置に図外の排気弁をバルブリフターを介して開作動させるカムが一体に設けられている。
前記ベーン部材3は、焼結合金材で一体に形成され、中央にボルト挿通孔14aを有する円環状のベーンロータ14と、該ベーンロータ14の外周面の周方向のほぼ90°位置に一体に設けられた4つのベーン15とを備えている。
前記ベーンロータ14は、前端側の小径筒部14bが前記フロントカバー6の支持孔6aに回転自在に支持されている一方、後端側の小径な円筒部14cが前記リアカバー7の軸受孔7bに回転自在に支持されている。
また、ベーン部材3は、前記ベーンロータ14のボルト挿通孔14aに軸方向から挿通したカムボルト13によってカムシャフト2の前端部に軸方向から固定されている。
前記各ベーン15は、その内の3つが比較的細長い長方体形状に形成され、他の1つが比較的大きな台形状に形成されて、前記3つのベーン15はそれぞれの幅長さがほぼ同一に設定されているのに対して1つのベーン15はその幅長さが前記3つのものよりも大きく設定されて、ベーン部材3全体の重量バランスが取られている。
また、各ベーン15は、各シュー10間に配置されていると共に、各外面の軸方向に細長い保持溝が形成されて、この各保持溝内に前記ハウジング5の内周面に摺接するコ字形のシール部材16及び該シール部材16をハウジング5の内周面方向に押圧する板ばね16aが夫々嵌着保持されている。また、各ベーン15の前記カムシャフト2の回転方向と反対側のそれぞれの一側面には、図13に示すように、後述する一対のコイルスプリング34,35の各他端部34b、35bをそれぞれ保持する着座面であるほぼ円形状の2つの凹溝15a、15aがそれぞれ形成されている。
また、この各ベーン15の両側と各シュー10の両側面との間に、それぞれ3つの進角室である進角側油圧室17と遅角室である遅角側油圧室18がそれぞれ隔成されている。
前記油圧回路4は、図1に示すように、前記各進角側油圧室17に対して作動油の油圧を給排する第1油圧通路19と、前記各遅角側油圧室18に対して作動油の油圧を給排する第2油圧通路20との2系統の油圧通路を有し、この両油圧通路19,20には、供給通路21とドレン通路22とが夫々通路切替用の電磁切替弁23を介して接続されている。前記供給通路21には、オイルパン24内の油を圧送する一方向のオイルポンプ25が設けられている一方、ドレン通路22の下流端がオイルパン24に連通している。
前記第1、第2油圧通路19,20は、図1に示すように、円柱状の通路構成部26の内部に形成され、この通路構成部26は、一端部26aが前記ベーンロータ14の小径筒部14bから内部の支持穴14d内に挿通配置されている一方、他端部が前記電磁切替弁23に接続されている。
また、前記一端部26aの外周面と支持穴14dの内周面との間には、各油圧通路19,20の一端側間を隔成シールする3つの環状シール部材27が嵌着固定されている。
前記第1油圧通路19は、前記支持穴14dのカムシャフト2側の端部に形成された油室19aと、ベーンロータ14の内部にほぼ放射状に形成されて油室19aと各進角側油圧室17とを連通する4本の分岐路19bとを備えている。
一方、第2油圧通路20は、通路構成部26の一端部26a内で止められ、該一端部26aの外周面に形成された環状室20aと、ベーンロータ14の内部にほぼL字形状に折曲形成されて、前記環状室20aと各遅角側油圧室18と連通する第2油路20bとを備えている。
前記電磁切替弁45は、4ポート2位置型であって、内部の弁体が各油圧通路19、20と供給通路21及びドレン通路22とを相対的に切り替え制御するようになっていると共に、コントローラ28からの制御信号によって切り替え作動されるようになっている。
このコントローラ28は、機関回転数を検出する図外のクランク角センサや吸入空気量を検出するエアフローメータからの信号によって現在の運転状態を検出すると共に、クランク角及びカム角センサからの信号によってタイミングスプロケット1とカムシャフト2との相対回転位置を検出している。
そして、前記電磁切替弁23の切り替え作動によって、機関始動時に前記進角側油圧室17に作動油を供給し、その後に、遅角側油圧室18に作動油を供給するようになっている。
また、前記ベーン部材3とハウジング5との間には、このハウジング5に対してベーン部材3の回転を拘束及び拘束を解除するロック機構が設けられている。
すなわち、このロック機構は、図1に示すように、前記幅長さの大きな1つのベーン15とリアカバー7との間に設けられ、前記ベーン15の内部のカムシャフト2軸方向に沿って形成された摺動用穴29と、該摺動用穴29の内部に摺動自在に設けられた有蓋円筒状のロックピン30と、前記リアカバー7に形成された固定孔内に固定された横断面カップ状の係合穴構成部31に設けられて、前記ロックピン30のテーパ状先端部30aが係脱する係合穴31aと、前記摺動用穴29の底面側に固定されたスプリングリテーナ32に保持されて、ロックピン30を係合穴31a方向へ付勢するばね部材33とから構成されている。
また、前記係合穴31aには、図外の油孔を介して前記遅角側油圧室18内の油圧が供給されるようになっている。
そして、前記ロックピン30は、前記ベーン部材3が最進角側に回転した位置で先端部30aが前記ばね部材33のばね力によって係合穴31aに係合してタイミングスプロケット1とカムシャフト2との相対回転をロックする。また、前記遅角側油圧室18から係合穴31a内に供給された油圧によって、ロックピン30が後退移動して係合穴31aとの係合が解除される。
さらに、前記各ベーン15の一側面と該一側面に対向する各シュー10の対向面10bとの間には、ベーン部材3を進角側へ回転付勢する付勢手段の各付勢部材である一対のコイルスプリング34、35がそれぞれ配置されている。
この2つのコイルスプリング34,35は、図2〜図4に示すように、それぞれ単独ではなく、同一の金属線材によって連結一体に形成されていると共に、互いに並列に形成されて、ベーン15のカムシャフト2の軸方向の幅に沿って並設されている。また、それぞれの軸方向の長さ(コイル長)Lは、前記ベーン15の一側面とシュー10の対向面との間の長さよりも大きく設定されて、両者とも同一の長さに設定されている。
各コイルスプリング34,35は、最大圧縮変形時に互いが接触しない軸間距離をもって並設されていると共に、その巻回方向が互いに逆向きに形成されて、各シュー10の対向面側に配置される一端部34a、35aが巻回方向に沿って延びた連結部36を介して一体に連結されており、この連結部36と一端部34a、35aによってほぼC字形状の座面37が形成されている。
したがって、4組の各コイルスプリング34,35を、各ベーン15の一側面と各シュー10の対向面との間、つまり進角側油圧室17内に組み付けるには、図5に示すように、ベーン部材3をハウジング5内に組み付けるに際し、各コイルスプリング34,35の他端部34b、35b側を各凹溝15a、15a内にそれぞれ嵌合配置すると共に、該両コイルスプリング34,35を所定長さまで圧縮変形させつつ各一端部34a、35a側の座面37をシュー10の対向面10bに当接させながらハウジング5内に押し込む。これによって、各一対のコイルスプリング34、35を進角側油圧室17内に容易に収容配置することが可能になる。
以下、本実施形態の作用を説明する。まず、機関停止時には、コントローラ28から電磁切替弁23に対する制御電流の出力が停止されて、弁体が供給通路21やドレン通路22と各油圧通路19,20との連通を遮断する。このため、進角側油圧室17と遅角側油圧室18のいずれにも油圧が供給されない。
このため、ベーン部材3は、前記各コイルスプリング34,35のばね力と、機関停止直後におけるカムシャフト2に発生する正逆の交番トルク変動とによって、図2に示すように、カムシャフト2の回転方向(矢印方向)である時計方向に回転する。これによって、ベーン部材3が、図2に示すように最大幅のベーン15が各シュー10の遅角側油圧室18側の側面に当接した状態になり、タイミングスプロケット1とカムシャフト2との相対回転位相が進角側に変更される。
また、同時にロックピン30の先端部30aが係合穴31a内に係合して前記タイミングスプロケット1とカムシャフト2との自由な相対回転を規制する。
次に、機関始動時には、コントローラ28から出力された制御信号によって電磁切替弁23が供給通路21と第1油圧通路19を連通させると共に、ドレン通路22と第2油圧通路20とを連通させる。このため、オイルポンプ25から圧送された油圧は第1油圧通路19を通って進角側油圧室17に供給される一方、遅角側油圧室18には、機関停止時と同じく油圧が供給されずドレン通路22から油圧がオイルパン24内に排出されて低圧状態を維持している。
したがって、タイミングスプロケット1とカムシャフト2とは、ベーン部材3を介して最大進角位置を維持する。これにより、排気弁の開時期が早くなって吸気弁とのバルブオーバラップが小さくなることから、燃焼が良好になって機関の始動性が向上する。
また、この時点では、ロックピン30の先端部30aが係合穴31a内に係合ロック状態になっていることから、機関始動時にカムシャフト2に発生した正負の交番トルクに起因したベーン部材3の揺動振動(ばたつき)を防止できる。
その後、車両が走行を開始して例えば所定の低回転域に移行すると、コントローラ26からの制御信号によって電磁切替弁23が作動して、供給通路21と第2油圧通路20を連通させる一方、ドレン通路22と第1油圧通路19を連通させる。
したがって、今度は進角側油圧室17内の油圧が第1油圧通路19を通ってドレン通路22からオイルパン24内に戻され、該進角側油圧室17内が低圧になる一方、遅角側油圧室18内に油圧が供給されて高圧となる。
このため、ロックピン30は、遅角側油圧室18内の作動油圧の速やかな上昇によってばね部材33のばね力に抗して後退移動して係合穴31aとの係合が解除され、ベーン部材3の自由な回転が確保される。
同時に、遅角側油圧室18内の高圧化により、ベーン部材3が、各コイルスプリング34,35のばね力に抗して図中反時計方向へ回転し、タイミングスプロケット1とカムシャフト2の相対回転位相を遅角側に変換する。これによって、排気弁の閉じ時期が遅くなって吸気弁とのバルブオーバーラップが僅かに大きくなる。これによって、ポンピング損失が小さくなって、燃焼の安定化が図れ、機関回転の安定化と燃費の向上が図れる。
さらに、機関の低回転域から通常の中回転域、さらに高回転域に移行すると、図3に示すように、遅角側油圧室18に供給された高油圧によってベーン部材3が各コイルスプリング34,35のばね力に抗してさらに反時計方向へ最大に回転して、タイミングスプロケット1とカムシャフト2の相対回転位相を最遅角側に変換する。これによって、排気弁の開時期がさらに早くなって吸気弁とのバルブオーバーラップが大きくなり、吸気の吸入効率が向上する。これによって、機関の出力を向上させることが可能になる。
以上のように、本実施形態では、機関運転状態に応じて排気弁の開閉時期を変化させることによって機関性能を十分に発揮させることができることは勿論のこと、前記各一対のコイルスプリング34,35を、単一の金属線材で一体に形成した、つまり各端部34a、35a側で連結部36を介して一体に連結したことから、該各コイルスプリングがそれぞれ独立して形成されている前記従来の技術に比較して部品点数を削減することが可能になる。
この結果、各コイルスプリング34,35の前述した進角側油圧室17への組付作業性の容易化と共に、製造コストの低減化が図れる。また、各コイルスプリング34,35の保守管理も容易になる。
しかも、各コイルスプリング34,35を単に連結するのではなく、前記連結部36を利用した座面37を介して連結したため、座面37を別個に設ける場合に比較して、さらに部品点数の削減が図れ、コストのさらなる低減化が図れる。
また、前記各コイルスプリング34,35の一端部34a、35a側にC字形状の座面37が形成されていることから、前記各一端部34a、35a側を前記座面37を介してシュー10の対向面に安定かつ確実に弾接させることが可能になる。
各コイルスプリング34,35の非連結状態にある他端部34b、35bは、ベーン15の一側面に形成された凹溝15a、15a内に嵌合保持されているため、安定して支持され、ベーン15からの不用意な抜け出しが防止されている。
さらに、前記各コイルスプリング34,35は、互いに逆方向に巻回されていることから、伸縮変形した際に、互いに絡み合って挟み込まれることがなくなる。したがって、各コイルスプリング34,35の常時安定したばね特性が得られる。
図6は第2の実施形態を示し、各コイルスプリング34,35の一端部34a、35aを連結する連結部36が、S字形状に折曲形成されて、座面37をS字形状に形成したものである。なお、各コイルスプリング34,35は、そのコイル巻回方向が同一になっている。
この実施形態によれば、各コイルスプリング34,35の共通の座面37がS字形状になっていることから、該各コイルスプリング34,35のそれぞれの軸線X、Xを端部側で結ぶ線Pを支点とした倒れを両方向からバランス良く受けることができるので、ベーン15の一側面に対して安定して支持することができる。
なお、他の構成は、第1の実施形態と同様であるから、同様の作用効果が得られる。
図7は第3の実施形態を示し、各コイルスプリング34,35の両端部34a、34b、35a、35bに連結部36a、36bを介してそれぞれ座面37a、37bを形成したものであって、前記各座面37a、37bは、各コイルスプリング34,35と同じ線材をS字形状とU字形状に折曲形成して一巻以上に巻回して全体が楕円状に形成されている。また、前記凹溝15aも、2つではなく1つの楕円形状に形成されている。
したがって、この実施形態によれば、各座面37a、37bが、多重巻によってその強度が高くなると共に、各ベーン15の一側面やシュー10の対向面10bに対する当接面積が大きくなって、安定した支持が得られる。特に、座面37a、37bを各コイルスプリング34,35の両端部34a、34b、35a、35bに形成したため、より安定した支持が得られる。
この結果、各コイルスプリング34,35の各軸線X、Xを結んだ線Pを支点とした該両コイルスプリング34,35の倒れをさらに効果的に防止することができる。
また、前記各コイルスプリング34,35の他端部34b、35b側にも座面37bが形成されていることから、該座面37bがベーン15の凹溝15a内に嵌合保持されることから、より安定した支持が得られる。
図8は第4の実施形態を示し、各コイルスプリング34,35の一端部34a、35aに連結部36を介して形成された座面37を、前記各端部34a、35aを合わせた投影面積よりも大きな投影面積に設定したものである。
すなわち、前記連結部36は、各端部34a、35aの内側からほほ横方向に延出されてここから各端部34a、35aの外側へ大きな円弧状に折曲されて二重に巻回されており、これによって座面37の投影面積が各端部34a、35a間の投影面積よりも十分に大きく形成されている。なお、各コイルスプリング34,35の巻回方向が互いに逆になっている。
したがって、この実施形態では、大きな投影面積によって、シュー10の対向面10bに対する座面37のさらに安定した着座性が得られ、これによって、各コイルスプリング34,35をさらに安定に支持することができる。また、連結部36が二重に巻回されていることから、強度も高くなっている。
図9は第5の実施形態を示し、各コイルスプリング34,35を同軸心の内外二重に直列に形成したものである。
前記外側のコイルスプリング34は、その外径が比較的大きく設定されて、一端部34aから内方へ円弧状に折曲された連結部36を介して他方のコイルスプリング35の一端部35aに連結されており、この各一端部34a、35aと連結部36によって座面37が形成されている。
この実施形態によれば、コイルスプリング34,35の径方向の大きさが小さくなってコンパクト化が図れる
図10は第6の実施形態を示し、付勢部材としてのコイルスプリングを三重に形成したもので、該各コイルスプリング34,35,38は、並設に配置されている。図中下側のコイルスプリング35と中間のコイルスプリング34は、一端部34a、35a側でほぼC字形状に折曲形成された連結部36によって連結されて、C字形状の座面37が形成されている一方、前記中間のコイルスプリング34と上側のコイルスプリング38は、他端部34b、38b側でほぼC字形状に折曲形成された第2の連結部39によって連結されて、C字形状の第2の座面40が形成されている。また、隣接する各コイルスプリング34,35,38は、圧縮変形時に互いに絡み合わないように巻回方向が互いに逆方向になっている。
したがって、前記各コイルスプリング34,35,38は、それぞれ連結部36,39によって一体的に連結されていると共に、互いに反対側に位置する第1座面37及び上側コイルスプリング38の一端部が前記シュー10の対向面10bに当接配置され、第2の座面40下側のコイルスプリング35の他端部35bがベーン15の凹溝15a内に嵌合状態に当接支持されている。
よって、この実施形態によれば、前記各実施形態の同じ作用効果の他に、各コイルスプリング34,35,38によるより大きなばね力が得られる。
図11は第6の実施形態を示し、コイルスプリング34,35は、前記第1の実施形態のものを用い、ベーン15の一側面には、図13に示すような各他端部34b、35bが嵌合保持される2つの凹溝15a、15aが形成されていることは前記第1の実施形態などの場合と同様であるが、この実施形態では、図12に示すように、さらにシュー10の対向面10aに、前記座面37が嵌合状態に保持されるほぼ長方形状の着座溝41(着座穴)が形成されている。
したがって、この実施形態によれば、各コイルスプリング34,35の各一端部34a、35a側の座面37が、前記着座溝41に嵌合しつつ端縁が底面に当接して固定状態に保持され、一方、他端部34b、35bが各凹溝15a、15a内に嵌合して固定状態に保持されているため、各コイルスプリング34,35のさらに安定した支持が得られると共に、カムシャフト2軸方向への自由な移動を確実に規制することが可能になる。
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、ベーン部材3が、ベーンロータ14と各ベーン15が別体に形成されているものでもよく、また、前記各コイルスプリング34,35の配置箇所としては、各実施形態にようにベーン15とシュー10との間以外に、ベーン15を進角側へ付勢できればいずれの配置個所であってもよい。
また、各コイルスプリング34,35は、金属線材以外に、例えば合成樹脂の線材によって構成することも可能である。
さらに、コイルスプリングのばねセット荷重は、遅角側油圧室18に供給される油圧などの大きさに応じてによって任意に設定することが可能である。
前記実施形態から把握される前記請求項に記載した発明以外の技術的思想について以下に説明する。
請求項(1)前記付勢手段は、複数のコイルスプリングが伸縮方向の端部側で連結されてなることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
請求項(2)前記付勢手段は、2つのコイルスプリングが伸縮方向の端部側で連結されてなることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
請求項(3)前記付勢手段における隣接するコイルスプリングを、それぞれ巻線方向が逆方向になるように形成したことを特徴とする請求項(1)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
この発明によれば、各コイルスプリングは、互いに逆方向に巻回されていることから、伸縮変形した際に、互いに当接して絡み合って挟みこまれることがなくなる。これによって各コイルスプリングの安定したばね特性が得られる。
請求項(4)前記付勢手段は、各コイルスプリングの伸縮方向の端部をほぼS字形状に折曲形成された座面によって連結したことを特徴とする請求項(1)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
各コイルスプリングの共通の座面がほぼS字形状になっていることから、該各コイルスプリングのそれぞれの軸心を結んだ線を支点とした倒れを両方向からバランス良く受けることができ、安定した着座面を得ることができる。
請求項(5)前記付勢手段における両コイルスプリングの伸縮方向の少なくとも一端側に、該両者の各一端部の投影面積よりもさらに外側に突出するような共通の座面を有することを特徴とする請求項(2)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
各コイルスプリングの共通の座面の投影面積を大きく設定したことから、該座面の倒れを極力防止することが可能になる。
請求項(6)前記各コイルスプリングを、前記カムシャフトの軸方向へ並列するように前記ベーンとシューとの間に配置すると共に、前記座面を、前記ベーンまたはシューの回転軸方向の幅とほぼ同一の幅に形成したことを特徴とする請求項(5)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
共通の座面が例えばベーンの回転軸方向の幅とほぼ同一に設定されていることから、該座面によって各コイルスプリングがカムシャフトの回転軸方向への自由な移動が規制される。これによって各コイルスプリングを確実に支持することが可能になる。
請求項(7)前記各コイルスプリングの端部に形成された前記座面を、各コイルスプリングと同じ線材で巻回することにより連続して形成し、該巻き数を一巻以上に形成したことを特徴とする請求項(5)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
この発明によれば、座面が一巻以上に形成されていることから、該座面が該座面が着座する着座面に対して安定した支持が得られ、両コイルスプリングの各軸線を結んだ線を支点とした該両コイルスプリングの倒れを十分の防止できる。
請求項(8)前記各コイルスプリングの伸縮方向の一端側にのみ座面を設け、該座面を、前記シューに形成された回転軸方向に伸びる着座溝内に収容すると共に、前記各コイルスプリングの伸縮方向の他端側を前記ベーンに形成した着座面にそれぞれ固定したことを特徴とする請求項(6)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
この発明では、各コイルスプリングの両端部が着座面と着座溝にそれぞれ固定状態に支持されているため、該コイルスプリングのさらに安定した支持が得られ、カムシャフトの軸方向への自由な移動を確実に防止することが可能になる。
特に、各コイルスプリングの他端部がベーン部材の座部に固定状態になっていることから、不用意に移動することがなく、各コイルスプリングを確実に支持できることは勿論のこと、摺動によりベーン部材が摩耗することがない。
請求項(9)前記座部を、前記ベーンに形成した着座穴によって形成したことを特徴とする請求項(8)に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
請求項(10)前記線材を、横断面ほぼ円形状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
かかる線材がハウジングの所定部位と摺動することがあっても、線材自体の曲面で線接触状態で当接することから、面圧が小さくなってハウジングの摩耗の発生を十分に防止することが可能になる。
請求項(11)機関のクランクシャフトによって回転駆動する回転駆動部材と、
該回転駆動部材またはカムシャフトの一方側に固定され、内周側に突出するシューによって円周方向に隔成される作動室を内部に有するハウジングと、
前記回転駆動部材またはカムシャフトの他方側に固定されると共に、前記作動室内に相対回転自在に収容され、外周方向に突出するベーンを有するベーン部材と、
前記作動室を前記ベーンによって隔成されることにより形成される進角室及び遅角室と、
前記進角室と遅角室への作動流体の供給及び排出を行う流体給排手段と、
2つのコイルスプリングが伸縮方向の端部側で連結されるように構成され、前記進角室または遅角室の前記シューとベーンとの間に配置された付勢手段と、
前記ベーンに設けられ、前記2つのコイルスプリングの端部がそれぞれ固定可能な座部と、
を有する内燃機関のバルブタイミング制御装置の組立方法であって、
前記両コイルスプリングの一方の端部を前記ベーンの座部に固定した状態で、前記両コイルスプリングをハウジング内に組み付けることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
この発明によれば、各コイルスプリングをハウジング内に組み付けるに際して、前記ベーン部材と各コイルスプリングの一方の端部を、座部を利用してサブアッシーした状態で他方の端部をシューに当接しつつハウジング内に収容することができる。このため、該各コイルスプリングの組み付け作業が容易になる。
本発明の第1の実施形態を示すバルブタイミング制御装置の縦断面図である。 本実施形態におけるベーン部材の最進角回転状態を示す図1のA−A線断面図である。 本実施形態におけるベーン部材の最遅角回転状態を示す図1のA−A線断面図である。 本実施形態に供されるコイルスプリングの斜視図である。 同コイルスプリングをハウジング内に組み付ける状態を示す斜視図である。 第2の実施形態に供されるコイルスプリングの斜視図である。 第3の実施形態に供されるコイルスプリングの斜視図である。 第4の実施形態に供されるコイルスプリングの斜視図である。 第5の実施形態に供されるコイルスプリングの斜視図である。 第6の実施形態に供されるコイルスプリングの斜視図である。 第7の実施形態のバルブタイミング制御装置を示す図1のA−A線断面図である。 図11のB−B線断面図である。 図11のC−C線断面図である。
符号の説明
1…タイミングスプロケット(回転駆動部材)
2…カムシャフト
3…ベーン部材
4…油圧回路
5…ハウジング
10…シュー
10b…対向面
14…ベーンロータ
15…ベーン
15a…凹溝(着座面)
17…進角側油圧室(進角室)
18…遅角側油圧室(遅角室)
34・35…コイルスプリング(付勢部材)
34a、35a…一端部
34b、35b…他端部
36…連結部
37…座面

Claims (3)

  1. 機関のクランクシャフトによって回転駆動する回転駆動部材と、
    該回転駆動部材またはカムシャフトの一方側に固定され、内周側に突出するシューによって円周方向に隔成される作動室を内部に有するハウジングと、
    前記回転駆動部材またはカムシャフトの他方側に固定されると共に、前記作動室内に相対回転自在に収容され、外周方向に突出するベーンを有するベーン部材と、
    前記作動室を前記ベーンによって隔成されることにより形成される進角室及び遅角室と、
    前記進角室と遅角室への作動流体の供給及び排出を行う流体給排手段と、
    前記進角室または遅角室内に配置されていると共に、並設された複数の付勢部材が線材によって形成されて、前記ハウジングに対して前記ベーン部材が進角する方向または遅角する方向に付勢力を作用させる付勢手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. 機関のクランクシャフトによって回転駆動する回転駆動部材と、
    該回転駆動部材またはカムシャフトの一方側に固定され、内周側に突出するシューによって円周方向に隔成される作動室を内部に有するハウジングと、
    前記回転駆動部材またはカムシャフトの他方側に固定されると共に、前記作動室内に相対回転自在に収容され、外周方向に突出するベーンを有するベーン部材と、
    前記作動室を前記ベーンによって隔成されることにより形成される進角室及び遅角室と、
    前記進角室と遅角室への作動流体の供給及び排出を行う流体給排手段と、
    前記ハウジングとベーン部材との間に跨って配置されると共に、複数の付勢部材を並列に作用させるように単一の材料によって成形され、前記ハウジングに対して前記ベーン部材が進角する方向または遅角する方向へ付勢力を作用させる付勢手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. 機関のクランクシャフトによって回転駆動する回転駆動部材と、
    該回転駆動部材またはカムシャフトの一方側に固定され、内周側に突出するシューによって円周方向に隔成される作動室を内部に有するハウジングと、
    前記回転駆動部材またはカムシャフトの他方側に固定されると共に、前記作動室内に相対回転自在に収容され、外周方向に突出するベーンを有するベーン部材と、
    前記作動室を前記ベーンによって隔成されることにより形成される進角室及び遅角室と、
    前記進角室と遅角室への作動流体の供給及び排出を行う流体給排手段と、
    前記ハウジングに対して前記ベーン部材を進角する方向または遅角する方向へ複数の箇所から付勢力を作用させるように一体に形成された付勢手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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