JP5363084B2 - 投写用魚眼レンズおよびこれを用いた投写型表示装置 - Google Patents

投写用魚眼レンズおよびこれを用いた投写型表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、投写型表示装置に搭載される広角な魚眼レンズに関し、特に、液晶表示素子やDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)等のライトバルブを介して形成された画像を、ドーム状のスクリーンに拡大投写するのに好適な投写用魚眼レンズおよびこれを用いた投写型表示装置に関する。
魚眼レンズは、一般的なレンズの射影方式(中心射影方式)とは異なる射影方式(立体射影方式、等距離射影方式、等立体角射影方式、正射影方式等)を採用したものであり、かつては、強い歪曲収差が発生したように見える超広画角な円形状の全方位映像を撮影し得る特殊な写真用レンズとして用いられていたが、撮像された画像を再構築する画像処理技術の進歩により、近年では、監視カメラやパノラマカメラ用の撮像レンズとして使用されるなど、その利用範囲が拡大している。
このような撮像用魚眼レンズとしては、例えば下記特許文献1〜5に記載されたものが知られている。
一方、液晶表示素子等のライトバルブを介して形成された画像をドーム状のスクリーンに拡大投写する投写型表示装置が、プラネタリウム施設やアミューズメント施設等に設置されるようになってきており、このような投写型表示装置の中には、単眼式の投写用レンズとして魚眼レンズを搭載したものが知られている。
特開平5−273459号公報 特開平11−52229号公報 特開2005−221955号公報 特開2005−292280号公報 特開2007−164079号公報
上述のような投写型表示装置に搭載される投写用魚眼レンズには、照明系との関係から縮小側がテレセントリック性を有していることが必要とされる。また、色分解や色合成用の光学系の設置スペースをレンズとライトバルブとの間に確保するため、十分なバックフォーカスを有していることも必要とされる。特に、ライトバルブとして反射型液晶表示素子やDMDを用いる場合には、レンズ全系の焦点距離の8倍以上となるような長いバックフォーカスを有することが要望されるようになっている。
さらに、ドーム状のスクリーンの全域に精細なカラー画像を投写するために、160度以上の画角を有し、かつ色収差の少ない高解像度の投写用魚眼レンズであることが要望されている。
しかしながら、これまでの魚眼レンズは、バックフォーカス長や光学性能の点において、上述したような要望に十分に応え得るようなものとはなっていない。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、縮小側が略テレセントリックで長いバックフォーカスを有するとともに、160度以上の画角を確保しながらも、色収差の少ない高解像度の投写用魚眼レンズおよびこれを用いた投写型表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る投写用魚眼レンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群および正の屈折力を有する第4レンズ群を配列してなり、
前記第1レンズ群は、縮小側に凹面を向けた2枚の負レンズと、1枚の両凹レンズと、1枚の正または負のメニスカスレンズとからなり、
前記第2レンズ群は、1枚の負レンズと2枚の正レンズとからなり、
前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間に開口絞りが配設され、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との合成屈折力および前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との合成屈折力が共に正であり、
等距離射影方式で、縮小側が略テレセントリックに構成され、
下記条件式(1)を満足することを特徴とする。
8.0<Bf/f …… (1)
ただし、
Bf:バックフォーカス(空気換算距離)
f:当該投写用魚眼レンズ全系の焦点距離
本発明の投写用魚眼レンズにおいては、下記条件式(2)を満足することが好ましい。
8.0<D2−3/f<40.0 …… (2)
ただし、
2−3:前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の距離
また、前記第3レンズ群は、2枚の負レンズと2枚以上の正レンズとからなり、前記第4レンズ群は、3枚以上の負レンズと5枚以上の正レンズとを含んでなる、とすることが好ましい。
また、前記第1レンズ群乃至前記第3レンズ群の合成屈折力が負であり、下記条件式(3)を満足するように構成することが好ましい。
1.5<|f/(f1−3)|<6.0……(3)
ただし、
:前記第4レンズ群の焦点距離
1−3:前記第1レンズ群乃至前記第3レンズ群の合成焦点距離
また、前記第2レンズ群の全体または一部を光軸方向に移動させてピント調整を行うように構成することができる。
また、下記条件式(5)を満足するように構成することが好ましい。
40<|DALL/f|<130 …… (5)
ただし、
ALL:当該投写用魚眼レンズの全長
また、下記条件式(6)を満足するように構成することが好ましい。
2.0<|f/f|<7.0 …… (6)
ただし、
:前記第1レンズ群の焦点距離
また、前記第1レンズ群乃至前記第4レンズ群に含まれるレンズを、全て単体のガラス球面レンズで構成することが好ましい。
また、本発明に係る投写型表示装置は、光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、上述の本発明に係る投写用魚眼レンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記投写用魚眼レンズによりスクリーンに投写することを特徴とする。
なお、上記等距離射影方式とは、光の可逆性から拡大側に物点、縮小側に像点があると仮定した場合に、縮小側における像高yが、拡大側からの光線の入射角をθ、レンズ全系の焦点距離fとしたときに、以下の関係式(7)を満足することを意味する。
y=f・θ …… (7)
また、投写用魚眼レンズの全長DALLとは、該投写用魚眼レンズを構成する全てのレンズのうち、最も拡大側に配されたレンズにおける拡大側のレンズ面の光軸との交点位置と、最も縮小側に配されたレンズにおける縮小側のレンズ面の光軸との交点位置との間の距離を意味する。
本発明に係る投写用魚眼レンズによれば、上述の構成を備えたことにより、ライトバルブとして反射型液晶表示素子やDMDが用いられる場合にも対応し得る十分に長いバックフォーカスと縮小側におけるテレセントリック性とを有し、かつ160度以上の画角を確保しつつ、色収差の少ない高解像度な投写用魚眼レンズとすることができる。
また、本発明に係る投写型表示装置によれば、本発明の投写用魚眼レンズを用いることにより、ライトバルブとして反射型液晶表示素子やDMDを用いた場合でも、ドーム状のスクリーン等に、高画質なカラー画像を投写することが可能となる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下では、レンズ設計上の慣例に従い、撮像用レンズと同様に、あたかも拡大側から縮小側に光線が進行するかのように説明する場合がある。
図1に示す実施形態(実施例1のものを代表させて示している)の投写用魚眼レンズは、拡大側(スクリーン側)から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G、正の屈折力を有する第2レンズ群G、負の屈折力を有する第3レンズ群Gおよび正の屈折力を有する第4レンズ群Gを配列してなり、その後段には、色合成プリズムを主とするガラスブロック(フィルタ部を含む)2および液晶表示パネル等のライトバルブの画像表示面1が配設されている。
また、第1レンズ群Gと第2レンズ群Gとの合成屈折力および第3レンズ群Gと第4レンズ群Gとの合成屈折力が共に正であり、縮小側が略テレセントリックに構成されている。さらに、射影方式として等距離射影方式を採用しており、課題を解決するための手段の欄に記載した条件式(1)(以下に再掲)を満足するように構成されている。
8.0<Bf/f …… (1)
ただし、
Bf:バックフォーカス
f:投写用魚眼レンズ全系の焦点距離
上記条件式(1)は、全系の焦点距離fの8.0倍以上となるバックフォーカスBfを有することを規定したものであり、この条件式(1)を満足することにより、反射型の液晶表示素子やDMDをライトバルブとして用いた場合でも、最も縮小側に配されたレンズとライトバルブとの間に、色分解や色合成用の光学系を設置するのに必要十分な設置スペースを確保することが可能となる。
また、本実施形態の投写用魚眼レンズは、第1レンズ群Gが、拡大側の面に比して曲率の大きい凹面を縮小側に向けた2枚の負レンズ(第1レンズLおよび第2レンズL)と、1枚の両凹レンズ(第3レンズL)と、1枚の正または負のメニスカスレンズ(第4レンズL)とを含んでなり、第2レンズ群Gは、1枚の負レンズ(第5レンズL)と2枚の正レンズ(第6レンズLおよび第7レンズL)とからなり、第3レンズ群Gは、2枚の負レンズ(第8レンズLおよび第10レンズL10)と2枚以上の正レンズ(第9レンズLおよび第11レンズL11)とからなり、第4レンズ群Gは、3枚以上の負レンズ(第13レンズL13、第15レンズL15および第18レンズL18)と5枚以上の正レンズ(第12レンズL12、第14レンズL14、第16レンズL16、第17レンズL17および第19レンズL19)とを含んでなる。
第1レンズ群Gにおいて、拡大側の面に比して曲率の大きい凹面を縮小側に向けた2枚の負レンズ(第1レンズLおよび第2レンズL)と、1枚の両凹レンズ(第3レンズL)とを、拡大側よりこの順に配列することにより、第1レンズ群Gに極めて大きな角度で入射する周辺光束の光軸Zに対する角度を、2枚の負レンズ(第1レンズLおよび第2レンズL)と1枚の両凹レンズ(第3レンズL)とによって、その進行に伴って徐々に小さくすることができるので、第2レンズ群Gから第4レンズ群Gにおいて諸収差の補正を効率良く行うことが可能となる。
また、第1レンズ群Gにおいて、1枚の両凹レンズ(第3レンズL)の縮小側に、1枚の正または負のメニスカスレンズ(第4レンズL)を配することにより、像高が高い周辺部における像面湾曲を良好に補正することが可能となる。
また、第2レンズ群Gを、正の屈折力を有するように構成することにより、第1レンズ群Gに配されるレンズ(第1レンズL、第2レンズL等)の径を小さく設定することが可能となる。
また、第3レンズ群Gに、2枚の負レンズ(第8レンズLおよび第10レンズL10)と2枚以上の正レンズ(第9レンズLおよび第11レンズL11)とを配列し、第3レンズ群G全体としては負の屈折力を有するように設定することにより、主に、球面収差の補正を良好に行うことが可能となる。
また、第4レンズ群Gに、3枚以上の負レンズ(第13レンズL13、第15レンズL15および第18レンズL18)と5枚以上の正レンズ(第12レンズL12、第14レンズL14、第16レンズL16、第17レンズL17および第19レンズL19)とを配列することにより、球面収差とコマ収差の発生を抑制することができるとともに、色収差を良好に補正することが可能となる。
また、第1レンズ群Gから第3レンズ群Gまでの合成屈折力が負であり、第3レンズ群Gと第4レンズ群Gとの間に開口絞り3が配設されている。本実施形態では、第1レンズ群Gから第4レンズ群Gまでの全群を光軸Z方向に移動させてピント調整を行うように構成されているが、第2レンズ群Gの全体または一部を光軸Z方向に移動させてピント調整を行うように構成してもよい(後述の実施例5〜7参照)。さらに、第1レンズ群Gから第4レンズ群Gに含まれるレンズを、全て単体のガラス球面レンズで構成してもよい(後述の実施例9〜11参照)。
全てのレンズを単体のガラス球面レンズで構成することにより、接合レンズを用いたりプラスチックレンズを用いたりした場合に懸念される高温時における性能劣化の心配が無いので、光量の大きい照明系を用いた投写型表示装置に搭載された場合でも、温度変化に影響されることなく優れた光学性能を十分に発揮することが可能となる。
また、本実施形態の投写用魚眼レンズは、課題を解決するための手段の欄に記載した条件式(2)〜(6)(以下に再掲)を満足するように構成することが好ましい。
8.0<D2−3/f<40.0 …… (2)
1.5<|f/(f1−3)|<6.0 ……(3)
40<|DALL/f|<130 …… (5)
2.0<|f/f|<7.0 …… (6)
ただし、
2−3:第2レンズ群Gと第3レンズ群Gとの間の距離
:第4レンズ群Gの焦点距離
1−3:第1レンズ群G乃至第3レンズ群Gの合成焦点距離
νjG3,G4n:前記第3レンズ群および前記第4レンズ群に配された計J枚の負レンズのうち拡大側からj枚目に位置する負レンズのアッベ数(J,jは任意の自然数)
jG3,G4n:前記第3レンズ群および前記第4レンズ群に配された計J枚の負レンズのうち拡大側からj枚目に位置する負レンズの焦点距離
νkG3,G4p:前記第3レンズ群および前記第4レンズ群に配された計K枚の正レンズのうち拡大側からk枚目に位置する正レンズのアッベ数(K,kは任意の自然数)
kG3,G4p:前記第3レンズ群および前記第4レンズ群に配された計K枚の正レンズのうち拡大側からk枚目に位置する正レンズの焦点距離
ALL:投写用魚眼レンズの全長
:前記第1レンズ群の焦点距離
条件式(2)は、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gとの間の距離の設定範囲を規定したものであり、この下限値を下回ると要望される長いバックフォーカスを確保することが困難となり、上限値を上回ると第1レンズ群Gのレンズ径の増大化を招くこととなる。
また、条件式(3)は、第1レンズ群Gから第3レンズ群Gまでの合成パワーと第4レンズ群Gのパワーとの配分を規定したもので、この下限値を下回ると第1レンズ群Gのレンズ径が増大し、上限値を上回ると要望される長いバックフォーカスを確保することが困難となる。
また、条件式(4)は、第3レンズ群Gおよび第4レンズ群Gに配された負レンズ毎に、色分散を表すアッベ数をパワー(焦点距離の逆数)で割った値を求めてそれらを合計した値と、第3レンズ群Gおよび第4レンズ群Gに配された正レンズ毎に、色分散を表すアッベ数をパワーで割った値を求めてそれらを合計した値との比を規定したものであり、この比の値が条件式(4)を満たすように設定することにより軸上色収差および倍率色収差を良好に補正することができるようにしたものである。
すなわち、第3レンズ群Gと第4レンズ群Gとの間に開口絞り3を配設した場合には、第3レンズ群Gにおいて軸上色収差をオーバー(青色光のバックフォーカスが長くなる方向)に設定すると倍率色収差がアンダー(青色光が光軸に近づく側に結像する)となるが、第4レンズ群Gにおいて軸上色収差をオーバーに設定すると倍率色収差がオーバー(青色光が光軸から遠ざかる側に結像する)となることが確認された。条件式(4)は、このような知見に基づき設定したものであり、条件式(4)の数値範囲を満足することにより、軸上色収差および倍率色収差の補正に対する第3レンズ群Gと第4レンズ群Gの各寄与率のバランスを好適に保つことができ、軸上色収差および倍率色収差を良好に補正することが可能となる。
また、条件式(5)は、レンズ全長を規定するものであり、条件式(5)の数値範囲を満足することにより、全体としてコンパクトな構成としながらも、十分なバックフォーカスの確保と優れた光学性能の獲得とを両立させることが可能となる。この条件式(5)の上限値を上回ると、第1レンズ群Gの最も拡大側に配されるレンズ(第1レンズL)の径の増大化を招き、コンパクトな構成とすることが困難となる。
また、条件式(6)は、第1レンズ群Gのパワー配分を規定するものであり、この下限値を下回るとコマ収差および像面湾曲の補正が困難となり、上限値を上回ると第1レンズ群Gのレンズ径が増大する。
次に、上述した投写用魚眼レンズを搭載した投写型表示装置について説明する。図34は本発明の一実施形態に係る投写型表示装置の概略構成図である。
図34に示すように、この投写型表示装置は、楕円面鏡101aを有する光源101と、照明光学部を構成する、ロッドインテグレータ102、リレーレンズ103、ミラー104、反射プリズム105および色分解合成プリズム106と、ライトバルブしての3枚のDMD107R,107G,107Bと、本発明に係る投写用魚眼レンズ108とを、光軸Zに沿って設けている。
光源101より出射された光束は、ロッドインテグレータ102によって光束の光軸と垂直な断面における光量分布の均一化を図られた後、リレーレンズ103、ミラー104、反射プリズム105を経由して色分解合成プリズム106に入射し、該色分解合成プリズム106によって、3原色(R、G、B)の各色光に色分解される。色分解された各色光は、3枚のDMD107R,107G,107Bにそれぞれ入射し、画像情報に応じて光変調された後、色分解合成プリズム106により互いに合成されて投写用魚眼レンズ108に入射され、該投写用魚眼レンズ108によってドーム状のスクリーン109に投写されるようになっている。
なお、本発明に係る投写型表示装置は、図34に示す態様に限定されるものではなく、種々の態様の変更が可能である。例えば、図示せぬカラーホイールを用いて、光源からの光束を時系列的に3原色(R、G、B)の各色光に選択変換するとともに、図示せぬ単板のDMDを用いて、その各色光の切り替わりに応じた光変調を行うように構成することも可能である。
また、ロッドインテグレータ102に替えて、図示せぬフライアイレンズを用いることも可能であり、この場合には、放物面鏡を備えた光源(図示略)が用いられる。
なお、DMDに替えて他のライトバルブ(例えば、透過型液晶表示素子または反射型液晶表示素子)とすることも可能である。
以下、具体的な実施例を用いて、本発明の投写用魚眼レンズをさらに説明する。
<実施例1>
実施例1に係る投写用魚眼レンズの概略構成を図1に示す。この実施例1に係る投写用魚眼レンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G、正の屈折力を有する第2レンズ群G、負の屈折力を有する第3レンズ群G、開口絞り3、および正の屈折力を有する第4レンズ群Gを配列してなり、その後段には、色合成プリズムを主とするガラスブロック(フィルタ部を含む)2および液晶表示パネル等のライトバルブの画像表示面1が配設されている。
また、第1レンズ群Gと第2レンズ群Gとの合成屈折力および第3レンズ群Gと第4レンズ群Gとの合成屈折力が共に正であり、縮小側が略テレセントリックに構成されている。さらに、射影方式として等距離射影方式を採用している。
第1レンズ群Gは、拡大側の面に比して曲率の大きい凹面を縮小側に向けた負のメニスカスレンズからなる第1レンズLおよび第2レンズLと、両凹レンズからなる第3レンズLと、拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる第4レンズLとからなる。
第2レンズ群Gは、両凹レンズからなる第5レンズLと両凸レンズからなる第6レンズLおよび第7レンズLとからなり、第5レンズLおよび第6レンズLは互いに接合されて接合レンズとして構成されている。
第3レンズ群Gは、両凹レンズからなる第8レンズLと、両凸レンズからなる第9レンズLと、両凹レンズからなる第10レンズL10と、両凸レンズからなる第11レンズL11とからなり、第8レンズLおよび第9レンズLと、第10レンズL10および第11レンズL11とは、それぞれ互いに接合されて接合レンズとして構成されている。
第4レンズ群Gは、両凸レンズからなる第12レンズL12と、両凹レンズからなる第13レンズL13と、両凸レンズからなる第14レンズL14と、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる第15レンズL15と、拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる第16レンズL16と、両凸レンズからなる第17レンズL17と、縮小側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる第18レンズL18と、両凸レンズからなる第19レンズL19とからなり、第12レンズL12、第13レンズL13および第14レンズL14と、第15レンズL15および第16レンズL16と、第17レンズL17および第18レンズL18とは、それぞれ互いに接合されて接合レンズとして構成されている。
この実施例1に係る投写用魚眼レンズは、第1レンズ群Gから第4レンズ群Gに含まれる全てのレンズが球面レンズにより構成され、非球面を用いていない(実施例2〜11において同じ)。また、第1レンズ群Gから第4レンズ群Gの全てを、光軸Z方向に一体的に移動させることにより、ピント調整を行うように構成されている(実施例2〜4、8〜11において同じ)。
この実施例1における全系の焦点距離f(mm)、バックフォーカスBf(mm)、FナンバFno.、画角2ωの各数値を表1の上段に示す。また、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表1の下段に示す。なお、この表1および後述する表2〜11において、各記号R、D、N、νに対応させた数字は拡大側から順次増加するようになっている。
また、実施例1における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を表12に示す。
<実施例2>
実施例2に係る投写用魚眼レンズの概略構成を図2に示す。この実施例2に係る投写用魚眼レンズは、上述の実施例1に係る投写用魚眼レンズと略同様の構成であるが、第3レンズ群Gにおいて、第8レンズLが拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる点と、第11レンズL11が拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる点と、第8レンズLから第11レンズL11までの4枚のレンズが互いに接合されて4枚接合レンズとして構成されている点とにおいて、相違している。
この実施例2における全系の焦点距離f(mm)、バックフォーカスBf(mm)、FナンバFno.、画角2ωの各数値を表2の上段に示す。また、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表2の下段に示す。
また、実施例2における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を表12に示す。
<実施例3>
実施例3に係る投写用魚眼レンズの概略構成を図3に示す。この実施例3に係る投写用魚眼レンズは、上述の実施例1に係る投写用魚眼レンズと略同様の構成であるが、第3レンズ群Gを構成する第8レンズLから第11レンズL11がそれぞれ単独のレンズとされている点と、第4レンズ群Gにおいて、第13レンズL13が縮小側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる点と、第14レンズL14が縮小側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる点と、第15レンズL15が両凹レンズからなる点と、第16レンズL16が両凸レンズからなる点とにおいて、相違している。
この実施例3における全系の焦点距離f(mm)、バックフォーカスBf(mm)、FナンバFno.、画角2ωの各数値を表3の上段に示す。また、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表3の下段に示す。
また、実施例3における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を表12に示す。
<実施例4>
実施例4に係る投写用魚眼レンズの概略構成を図4に示す。この実施例4に係る投写用魚眼レンズは、上述の実施例1に係る投写用魚眼レンズと略同様の構成であるが、第3レンズ群Gにおいて、第10レンズL10および第11レンズL11がそれぞれ単独のレンズとされて互いに接合されていない点と、第4レンズ群Gにおいて、第12レンズL12および第14レンズL14が縮小側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる点と、第13レンズL13が縮小側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる点とにおいて、相違している。
この実施例4における全系の焦点距離f(mm)、バックフォーカスBf(mm)、FナンバFno.、画角2ωの各数値を表4の上段に示す。また、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表4の下段に示す。
また、実施例4における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を表12に示す。
<実施例5>
実施例5に係る投写用魚眼レンズの概略構成を図5に示す。この実施例5に係る投写用魚眼レンズは、上述の実施例1に係る投写用魚眼レンズと略同様の構成であるが、第3レンズ群Gを構成する第8レンズLから第11レンズL11がそれぞれ単独のレンズとされている点と、第4レンズ群Gにおいて、第15レンズL15が両凹レンズからなる点と、第16レンズL16が両凸レンズからなる点と、フォーカス時において第1レンズ群G、第3レンズ群Gおよび第4レンズ群Gは固定で、第2レンズ群Gの第5レンズLから第7レンズLまでの全てを光軸Z方向に一体的に移動させることにより、ピント調整を行うように構成されている点とにおいて、相違している。
この実施例5における全系の焦点距離f(mm)、バックフォーカスBf(mm)、FナンバFno.、画角2ωの各数値を表5の上段に示す。また、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表5の中段に示す。なお、表5の中段において*を付したD、D13の数値は無限遠投影時のものであり、6m投影時および3m投影時の数値を表中の下段に示す。
また、実施例5における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を表12に示す。
<実施例6>
実施例6に係る投写用魚眼レンズの概略構成を図6に示す。この実施例6に係る投写用魚眼レンズは、上述の実施例5に係る投写用魚眼レンズと略同様の構成であるが、第2レンズ群Gの中の第5レンズLおよび第6レンズL(互いに接合されている)のみを光軸Z方向に移動させることにより、ピント調整を行うように構成されている点において、相違している。
この実施例6における全系の焦点距離f(mm)、バックフォーカスBf(mm)、FナンバFno.、画角2ωの各数値を表6の上段に示す。また、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表6の中段に示す。なお、表6の中段において*を付したD、D11の数値は無限遠投影時のものであり、6m投影時および3m投影時の数値を表中の下段に示す。
また、実施例6における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を表12に示す。
<実施例7>
実施例7に係る投写用魚眼レンズの概略構成を図7に示す。この実施例7に係る投写用魚眼レンズは、上述の実施例5に係る投写用魚眼レンズと略同様の構成であるが、第2レンズ群Gの中の第7レンズLのみを光軸Z方向に移動させることにより、ピント調整を行うように構成されている点において、相違している。
この実施例7における全系の焦点距離f(mm)、バックフォーカスBf(mm)、FナンバFno.、画角2ωの各数値を表7の上段に示す。また、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表6の中段に示す。なお、表7の中段において*を付したD11、D13の数値は無限遠投影時のものであり、6m投影時および3m投影時の数値を表中の下段に示す。
また、実施例7における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を表12に示す。
<実施例8>
実施例8に係る投写用魚眼レンズの概略構成を図8に示す。この実施例8に係る投写用魚眼レンズは、上述の実施例1に係る投写用魚眼レンズと略同様の構成であるが、第1レンズ群Gにおいて、第4レンズLが拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる点と、第3レンズ群Gを構成する第8レンズLから第11レンズL11がそれぞれ単独のレンズとされている点と、第4レンズ群Gにおいて、第15レンズL15が両凹レンズからなる点と、第16レンズL16が両凸レンズからなる点とにおいて、相違している。
この実施例8における全系の焦点距離f(mm)、バックフォーカスBf(mm)、FナンバFno.、画角2ωの各数値を表8の上段に示す。また、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表8の下段に示す。
また、実施例8における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を表12に示す。
<実施例9>
実施例9に係る投写用魚眼レンズの概略構成を図9に示す。この実施例9に係る投写用魚眼レンズの全体的な構成は、上述の実施例1に係る投写用魚眼レンズと略同様である。
第1レンズ群Gは、拡大側の面に比して曲率の大きい凹面を縮小側に向けた負のメニスカスレンズからなる第1レンズLおよび第2レンズLと、両凹レンズからなる第3レンズLと、両凸レンズからなる第4レンズLとからなる。
第2レンズ群Gは、両凹レンズからなる第5レンズLと、縮小側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる第6レンズLおよび第7レンズLとからなる。
第3レンズ群Gは、両凹レンズからなる第8レンズLと、両凸レンズからなる第9レンズLと、縮小側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる第10レンズL10と、両凹レンズからなる第11レンズL11と、両凸レンズからなる第12レンズL12とからなる。
第4レンズ群Gは、両凸レンズからなる第13レンズL13と、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる第14レンズL14と、両凸レンズからなる第15レンズL15と、両凹レンズからなる第16レンズL16と、両凸レンズからなる第17レンズL17と、縮小側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる第18レンズL18と、縮小側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる第19レンズL19と、両凸レンズからなる第20レンズL20とからなる。
この実施例9に係る投写用魚眼レンズは、第1レンズ群Gから第4レンズ群Gに含まれる全てのレンズが単独のガラス球面レンズにより構成されおり、接合レンズを用いていない(実施例10、11において同じ)。
この実施例9における全系の焦点距離f(mm)、バックフォーカスBf(mm)、FナンバFno.、画角2ωの各数値を表9の上段に示す。また、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表9の下段に示す。
また、実施例9における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を表12に示す。
<実施例10>
実施例10に係る投写用魚眼レンズの概略構成を図10に示す。この実施例10に係る投写用魚眼レンズは、上述の実施例9に係る投写用魚眼レンズと略同様の構成であるが、第2レンズ群Gにおいて、第7レンズLが両凸レンズからなる点と、第4レンズ群Gにおいて、第18レンズL18が両凸レンズからなる点とにおいて、相違している。
この実施例10における全系の焦点距離f(mm)、バックフォーカスBf(mm)、FナンバFno.、画角2ωの各数値を表10の上段に示す。また、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表10の下段に示す。
また、実施例10における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を表12に示す。
<実施例11>
実施例11に係る投写用魚眼レンズの概略構成を図11に示す。この実施例11に係る投写用魚眼レンズは、上述の実施例9に係る投写用魚眼レンズと略同様の構成であるが、第1レンズ群Gにおいて、第4レンズLが拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる点と、第2レンズ群Gにおいて、第6レンズLおよび第7レンズLが両凸レンズからなる点と、第3レンズ群Gにおいて、第10レンズL10が両凸レンズからなる点と、第12レンズL12が拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる点と、第4レンズ群Gにおいて、第17レンズL17が縮小側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる点とにおいて、相違している。
この実施例11における全系の焦点距離f(mm)、バックフォーカスBf(mm)、FナンバFno.、画角2ωの各数値を表11の上段に示す。また、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表11の下段に示す。
また、実施例11における上記各条件式(1)〜(6)に対応する数値を表12に示す。
図12〜33は、実施例1〜11に係る投写用魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収差およびコマ収差)を示す収差図である。なお、これらの収差図は、6m投影時のものであり、各収差図において、F/はFナンバ、ωは半画角を示し、球面収差図にはe線に対する収差が示されており、非点収差図にはサジタル像面およびタンジェンシャル像面についての収差が示されており、各倍率色収差図にはe線に対する波長460nmおよび620nmの光についての収差が示されている。
これら図12〜33から明らかなように、実施例1〜11に係る投写用魚眼レンズによれば、画角166.0〜180.0度、Fナンバ2.50〜3.00と広画角で明るく、各収差が良好に補正されている。
また、表12に示すように実施例1〜11に係る投写用魚眼レンズによれば、条件式(1)〜(3)、(5)(6)が満足されており、十分なバックフォーカスが確保されている。
本発明の実施例1に係る投写用魚眼レンズの構成を表す図 本発明の実施例2に係る投写用魚眼レンズの構成を表す図 本発明の実施例3に係る投写用魚眼レンズの構成を表す図 本発明の実施例4に係る投写用魚眼レンズの構成を表す図 本発明の実施例5に係る投写用魚眼レンズの構成を表す図 本発明の実施例6に係る投写用魚眼レンズの構成を表す図 本発明の実施例7に係る投写用魚眼レンズの構成を表す図 本発明の実施例8に係る投写用魚眼レンズの構成を表す図 本発明の実施例9に係る投写用魚眼レンズの構成を表す図 本発明の実施例10に係る投写用魚眼レンズの構成を表す図 本発明の実施例11に係る投写用魚眼レンズの構成を表す図 実施例1に係る投写用魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す諸収差図 実施例1に係る投写用魚眼レンズのコマ収差を示す収差図 実施例2に係る投写用魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび率色収差)を示す諸収差図 実施例2に係る投写用魚眼レンズのコマ収差を示す収差図 実施例3に係る投写用魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す諸収差図 実施例3に係る投写用魚眼レンズのコマ収差を示す収差図 実施例4に係る投写用魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す諸収差図 実施例4に係る投写用魚眼レンズのコマ収差を示す収差図 実施例5に係る投写用魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す諸収差図 実施例5に係る投写用魚眼レンズのコマ収差を示す収差図 実施例6に係る投写用魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す諸収差図 実施例6に係る投写用魚眼レンズのコマ収差を示す収差図 実施例7に係る投写用魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す諸収差図 実施例7に係る投写用魚眼レンズのコマ収差を示す収差図 実施例8に係る投写用魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す諸収差図 実施例8に係る投写用魚眼レンズのコマ収差を示す収差図 実施例9に係る投写用魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す諸収差図 実施例9に係る投写用魚眼レンズのコマ収差を示す収差図 実施例10に係る投写用魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す諸収差図 実施例10に係る投写用魚眼レンズのコマ収差を示す収差図 実施例11に係る投写用魚眼レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す諸収差図 実施例11に係る投写用魚眼レンズのコマ収差を示す収差図 本発明の投写型表示装置の概略構成を表す図
符号の説明
1 画像表示面
2 ガラスブロック(カバーガラス)
3 開口絞り(マスク)
101 光源
101a 楕円面鏡
102 ロッドインテグレータ
103 リレーレンズ
104 ミラー
105 反射プリズム
106 色分解合成プリズム
107R,107G,107B DMD
108 投写用魚眼レンズ
109 スクリーン
〜G レンズ群
〜L20 レンズ
〜R44 レンズ面等の曲率半径
〜D24 レンズ面間隔(レンズ厚)
Z 光軸

Claims (9)

  1. 拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群および正の屈折力を有する第4レンズ群を配列してなり、
    前記第1レンズ群は、縮小側に凹面を向けた2枚の負レンズと、1枚の両凹レンズと、1枚の正または負のメニスカスレンズとからなり、
    前記第2レンズ群は、1枚の負レンズと2枚の正レンズとからなり、
    前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間に開口絞りが配設され、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との合成屈折力および前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との合成屈折力が共に正であり、
    等距離射影方式で、縮小側が略テレセントリックに構成され、
    下記条件式(1)を満足することを特徴とする投写用魚眼レンズ。
    8.0<Bf/f …… (1)
    ただし、
    Bf:バックフォーカス(空気換算距離)
    f:当該投写用魚眼レンズ全系の焦点距離
  2. 下記条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1記載の投写用魚眼レンズ。
    8.0<D2−3/f<40.0 …… (2)
    ただし、
    2−3:前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間の距離
  3. 記第3レンズ群は、2枚の負レンズと2枚以上の正レンズとからなり、
    前記第4レンズ群は、3枚以上の負レンズと5枚以上の正レンズとを含んでなる、ことを特徴とする請求項1または2記載の投写用魚眼レンズ。
  4. 前記第1レンズ群乃至前記第3レンズ群の合成屈折力が負であり
    記条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1〜3までのいずれか1項記載の投写用魚眼レンズ。
    1.5<|f/(f1−3)|<6.0 ……(3)
    ただし、
    :前記第4レンズ群の焦点距離
    1−3:前記第1レンズ群乃至前記第3レンズ群の合成焦点距離
  5. 前記第2レンズ群の全体または一部を光軸方向に移動させてピント調整を行うことを特徴とする請求項1〜までのいずれか1項記載の投写用魚眼レンズ。
  6. 下記条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1〜までのいずれか1項記載の投写用魚眼レンズ。
    40<|DALL/f|<130 …… (5)
    ただし、
    ALL:当該投写用魚眼レンズの全長
  7. 下記条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1〜までのいずれか1項記載の投写用魚眼レンズ。
    2.0<|f/f|<7.0 …… (6)
    ただし、
    :前記第1レンズ群の焦点距離
  8. 前記第1レンズ群乃至前記第4レンズ群に含まれるレンズは、全て単体のガラス球面レンズからなることを特徴とする請求項1〜までのいずれか1項記載の投写用魚眼レンズ。
  9. 光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、請求項1〜のうちいずれか1項記載の投写用魚眼レンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記投写用魚眼レンズによりスクリーンに投写することを特徴とする投写型表示装置。
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